JP2020177445A - 物流管理方法および物流管理システム - Google Patents

物流管理方法および物流管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020177445A
JP2020177445A JP2019079202A JP2019079202A JP2020177445A JP 2020177445 A JP2020177445 A JP 2020177445A JP 2019079202 A JP2019079202 A JP 2019079202A JP 2019079202 A JP2019079202 A JP 2019079202A JP 2020177445 A JP2020177445 A JP 2020177445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
shipping
related information
feature point
label
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019079202A
Other languages
English (en)
Inventor
高志 嶋村
Takashi Shimamura
高志 嶋村
梓 ▲高▼田
梓 ▲高▼田
Azusa Takada
浩二 松井
Koji Matsui
浩二 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2019079202A priority Critical patent/JP2020177445A/ja
Publication of JP2020177445A publication Critical patent/JP2020177445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ラベルの画像情報を読み取ることにより真贋判定が可能であり、且つ、ラベルの画像情報と、出荷関連情報と、が真正に紐付けられていることを証明可能な物流管理技術を提供する。【解決手段】機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法であって、ラベル上の情報担体と出荷関連情報を撮像するステップと、取得した画像情報から、特徴点データと、出荷関連情報データを抽出するステップと、抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存するステップと、専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つ出荷関連情報データを確認可能とするステップと、を備えていることを特徴とする物流管理方法。【選択図】図1

Description

本発明は、物流管理に使用されるラベルなどの情報記録媒体を使用した物流管理方法と、それを使用した物流管理システムに関する。
海外市場においては、従来から模倣品や横流し品などの不正品が流通している。その対策として、一点一点異なるシリアルナンバーが付加されたQRコード(登録商標)(デンソーウェーブ社の登録商標)やランダム番号をラベル上に可変印刷し、出荷関連情報のデータベースと紐付けすることで、トレーサビリティを確保することが検討されている。ここで、可変印刷とは、バルアブル印刷とも言い、印刷物の1点1点に異なる内容が含まれるような印刷を可能とする印刷物または印刷方法を指す。また、トレーサビリティとは、物品の流通経路を、生産段階から最終消費段階または廃棄段階まで追跡できる状態を指す。
物流過程において、ラベルへの前記QRコード(登録商標)やランダム番号などは、出荷先が決定した後で印刷または印字される。そのため、物品の梱包・出荷ラインにおいて、ラベルプリンタなどのバリアブル印刷装置を使用してラベルへの印字が行われている。
この様にして物品に貼付されたラベルに印字された前記QRコード(登録商標)やランダム番号などを撮像することにより取得した画像情報や、画像情報から抽出した特徴点データをクラウドサーバに登録し、出荷関連情報などと紐付けしておくことによって、真贋判定やトレーサビリティの確保を可能とする物流管理システムが使用されている。
しかしながら、従来の物流管理システムにおいては、前記QRコード(登録商標)やランダム番号などは物理的に複製することが容易であるという問題がある。それは、物流過程でラベルに印字する場合、前記QRコード(登録商標)やランダム番号などを盗み見されない様にスクラッチ印刷などで隠蔽することが困難であるためである。そのため、不正に複製されるリスクがある。
その様な複製リスクへの対策として、画像認識を用いることで前記QRコード(登録商標)などのコードやラベル自体の複製を判別することは可能であるが、トレーサビリティに関しては、コードやラベルの画像情報と、出荷関連情報と、が真正に紐付けられていることを証明することは困難である、という問題がある。
この様な問題点を解決する技術に類似した先行技術としては、特許文献1に、ラベルプリンタで印字した二次元コードをカメラで撮像することによる真贋判定に関する技術が開示されている。しかしながらこの技術は、プリンタの設定や印字条件などの固有情報を微細なドットとして二次元コードに埋め込むことを主眼とした技術である。そのため、二次元コードなどを撮像することによって取得した画像情報から抽出した特徴点情報と出荷関連情報とを紐付けることや、複製を不可能にすることに関しては何ら記載されていない。
特開2001−39068号公報
上記の事情に鑑み、本発明は、ラベルの画像情報を読み取ることにより真贋判定が可能
であり、且つ、ラベルの画像情報と、出荷関連情報と、が真正に紐付けられていることを証明可能な物流管理技術を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法であって、
ラベル上に、情報担体と出荷関連情報を印字するステップと、
ラベル上に印字された情報担体と出荷関連情報を撮像することにより、それらの画像情報を取得するステップと、
取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出し、出荷関連情報の画像から出荷関連情報データを抽出するステップと、
抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存するステップと、
専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報データを確認可能とするステップと、を備えていることを特徴とする物流管理方法である。
また、請求項2に記載の発明は、機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法であって、
ラベル上に、情報担体と出荷関連情報を印字するステップと、
ラベル上に印字された情報担体を撮像することにより、その画像情報を取得するステップと、
取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出し、且つ情報担体の画像情報をデコードすることにより出荷関連情報データを抽出するステップと、
抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存するステップと、
専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報データを確認可能とするステップと、を備えていることを特徴とする物流管理方法である。
また、請求項3に記載の発明は、前記機械読取り可能な情報担体が、一次元コード、二次元コード、ランダム番号、ランダムパターン、用紙や基材が備えた独特の構造の中から選ばれたいずれか1、またはいずれか2以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項1または2に記載の物流管理方法である。
また、請求項4に記載の発明は、機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶装置に記憶された情報に基づき、物品に貼付されたラベルに印字する印字手段と、
ラベルに印字された機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報の画像情報を読み取る手段と、
前記情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する手段と、
前記出荷関連情報の画像から出荷関連情報データを抽出する手段と、
前記出荷関連情報の画像情報から出荷関連情報データを抽出する手段と、
前記出荷関連情報データを、前記特徴点データをファイルネームとして紐付けて保管するクラウドサーバと、
ラベル上の前記情報担体を撮像することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報を確認可能なプログラムを備えた情報端末と、を備えていること
を特徴とする物流管理システムである。
また、請求項5に記載の発明は、機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶装置に記憶された情報に基づき、物品に貼付されたラベルに印字する印字手段と、
ラベルに印字された機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報の画像情報を読み取る手段と、
前記情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する手段と、
前記情報担体の画像情報をデコードすることにより、出荷関連情報データを抽出する手段と、
前記出荷関連情報データを、前記特徴点データをファイルネームとして紐付けて保管するクラウドサーバと、
ラベル上の前記情報担体を撮像することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報を確認可能なプログラムを備えた情報端末と、を備えていることを特徴とする物流管理システムである。
また、請求項6に記載の発明は、前記情報担体が、一次元コード、二次元コード、ランダム番号、ランダムパターン、用紙や基材が備えた独特の構造の中から選ばれたいずれか1、またはいずれか2以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項4または5に記載の物流管理システムである。
本発明の物流管理方法によれば、物品に貼付されているラベルに印字された、一次元コードや二次元コードなどの情報担体と出荷関連情報の画像を撮像することにより取得したそれらの画像情報から、それぞれ、唯一の特徴点データと、出荷関連情報と、をまず抽出する。次に、出荷関連情報を、それらの特徴点データをファイルネームとして紐付けして、クラウドサーバに保管する。その様なラベルを物品に貼付して出荷することにより、流通過程の如何なるところでも、物品に貼付されたラベルを情報端末で読み取ることにより、特徴点情報により真贋判定が可能となる。更に、クラウドサーバに保管されているその特徴点情報に紐付けられた出荷関連情報にアクセス可能である。特徴点情報は複製ができない唯一のデータであり、出荷関連情報はこの情報と紐付けられているため、真正性を確保することができる。
また、本発明の物流管理システムによれば、本発明の物流管理方法を実施可能とすることができる。
本発明の物流管理システムの構成例を示した説明図。 本発明の物流管理システムで使用するラベルを示した説明図であって、(a)はバーコードに出荷関連情報が含まれない場合、(b)はバーコードに出荷関連情報が含まれる場合、を例示している。
≪物流管理方法≫
<第一の実施形態>
本発明の物流管理方法の第一の実施形態について説明する。
本発明の物流管理方法は、機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法である。
本発明の物流管理方法は、ラベル上の情報担体と出荷関連情報を撮像することにより、それらの画像情報を取得するステップ1と、取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出し、出荷関連情報の画像から出荷関連情報データを抽出するステップ2と、抽出した特徴点データをファイルネームとして、出荷関連情報データと紐付けてクラウド上のサーバに保管するステップ3と、専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像することにより、特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保管されている特徴点データと照合することにより、真贋判定を行い、且つその情報担体の特徴点データに紐付けられた出荷関連情報を確認可能とするステップ4と、を備えていることが特徴である。
(ステップ1)
ステップ1は、ラベル上の情報担体と出荷関連情報を撮像することにより、それらの画像情報を取得する。情報担体は、一次元コード、二次元コード、ランダム番号、ランダムパターン、用紙や基材が備えた独特の構造の中から選ばれたいずれか1、またはいずれか2以上の組み合わせからなるものであれば良い。
(ステップ2)
ステップ2は、取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出し、出荷関連情報の画像から出荷関連情報データを抽出する。
例えば、情報担体が一次元コードである場合は、ラベルプリンタなどを使用して、紙基材上に太さの異なる棒状パターンを平行に複数本並べた形態で印字または印刷したものである。細かく見ると、紙基材はセルロース繊維からなる不織布の様な構造であるため、棒状パターンは、例えば細長い長方形であるが、長方形の各辺は直線ではなく、不規則な形状となっている。そのため、ある一定の領域内の形態を捉えると、その形態は2つとして存在しない唯一の形状を成している。その形状の特徴点を、画像処理技術を用いて抽出する。また、ラベルプリンタが印刷する棒状パターンは、そもそも完全な直線からなる形状とはならない。そのため、ある一定の領域内の形状を捉えると、その形態は2つとして存在しない唯一の形態を成している。そのため、情報担体の図形としての固有の特徴点を抽出することが可能である。
また、出荷関連情報の画像から、例えばOCR(Optical Character
Reader、光学式文字読み取り装置)などの文字認識技術を使用して出荷関連情報データを抽出することができる。
(ステップ3)
ステップ3は、抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウド上のサーバに保管する。
(ステップ4)
ステップ4は、専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報を確認する。
例えば、物流の関係者が専用アプリをインストールしたスマートフォンを使用して、ラベル上の情報担体を撮像することにより、取得した画像情報から情報担体の特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保管されている特徴点データと照合することで真贋判定を行い、且つその特徴点データに紐付けられた出荷関連情報を確認可能とすることができる。なお、真贋判定は、情報端末が抽出した特徴点データが、クラウドサーバに保管されている場合を「真」とし、保管されていない場合を「贋」として判定する。
<第二の実施形態>
次に、本発明の物流管理方法の第二の実施形態について説明する。
本発明の物流管理方法は、機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法である。
本発明の物流管理方法は、ラベル上の情報担体と出荷関連情報を撮像することにより、それらの画像情報を取得するステップ1´と、取得した情報担体の画像情報をデコードすることにより出荷関連情報データを抽出するステップ2´と、取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出するステップ3´と、抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存するステップ4´と、専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つその特徴点データに紐付けられた出荷関連情報データを確認可能とするステップ5´と、を備えていることが特徴である。
(ステップ1´)
ステップ1´は、ラベル上の情報担体と出荷関連情報を撮像することにより、それらの画像情報を取得する。
(ステップ2´)
ステップ2´は、取得した情報担体をデコードすることにより、情報担体に含まれている出荷関連情報データを抽出する。
(ステップ3´)
ステップ3´は、取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する。
(ステップ4´)
ステップ4´は、第一の実施形態におけるステップ3と同様に、抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存する。
(ステップ5´)
ステップ5´は、専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報データを確認する。なお、真贋判定は、情報端末が抽出した特徴点データが、クラウドサーバに保管されている場合を「真」とし、保管されていない場合を「贋」として判定する。
≪物流管理システム≫
<第一の実施形態>
次に、本発明の物流管理システムの第一の実施形態について説明する。
本発明の物流管理システムの第一の実施形態は、機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段と、前記記憶装置に記憶された情報に基づき、物品に貼付されたラベルに印字する印字手段と、ラベルに印字された機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報の画像を読み取る手段と、前記情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する手段と、前記出荷関連情報の画像情報から出荷関連情報データを抽出する手段と、前記出荷関連情報データを、前記特徴点データをファイルネームとして紐付けて保管するクラウドサーバと、ラベル上の前記情報担体を撮像することにより取得した画像情報から情報担体の特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保管されている特徴点データと照合することで真贋判定を行い、且つその特徴点データに紐付けられた出荷関連情報を確認可能なプログラムを備えた情報端末と、を備えていることが特徴である。
<第二の実施形態>
次に、本発明の流通管理システムの第二の実施形態について説明する。
本発明の流通管理システムは、機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段と、前記記憶装置に記憶された情報に基づき、物品に貼付されたラベルに印字する印字手段と、ラベルに印字された機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報の画像情報を読み取る手段と、前記情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する手段と、前記情報担体の画像情報をデコードすることにより、出荷関連情報データを抽出する手段と、前記出荷関連情報データを、前記特徴点データをファイルネームとして紐付けて保管するクラウドサーバと、ラベル上の前記情報担体を撮像することにより取得した画像情報から情報担体の特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保管されている特徴点データと照合することで真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報を確認可能なプログラムを備えた情報端末と、を備えていることが特徴である。
以下に、本発明の物流管理システムの第一および第二の実施形態における構成要素について説明する。
(記憶手段)
機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段としては、特に限定されないが、従来から使用されているコンピュータシステムにおいて使用されてきた記憶装置を好適に使用することができる。例えば、ハードディスクや半導体記憶装置などを挙げることができる。
(印字手段)
印字手段としては、特に限定されないが、紙基材や樹脂フィルム基材またはそれらの基材上に受像層を形成した基材をラベル基材とした時に、そのラベル基材上に印字または印刷可能な手段であれば良い。例えば、感熱方式や熱転写方式のラベルプリンタを好適に使用することができる。また、各種のバリアブル印刷方式の印字手段であっても良い。例えば、インクジェット印刷装置やレーザープリンタなどを挙げることができる。
(画像情報を読み取る手段)
画像情報を読み取る手段としては、撮像可能な手段であれば特に限定されない。例えば、スチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置、カメラ機能を備えたスマートフォン、携帯電話などを好適に使用することができる。画像情報を読み取る手段は、印字手段の直後に設置されている事が好ましい。印字手段により、商品や製品、またはそれらが収納された段ボール箱に貼付されたラベルに、一次元コード、二次元コード、ランダム番号などの情報担体および出荷関連情報が印字された直後に、それら情報担体および出荷関連情報を、画像情報を読み取る手段が読取り、クラウドサーバに記憶する事が好ましい。そうすることにより、情報担体および出荷関連情報が盗み見されるリスクを低減することができる。なお、画像情報を読み取る手段がクラウドサーバに送信し、記憶する情報は、画像情報であっても良いし、画像情報から抽出した特徴点データや文字情報であっても良い。画像情報をクラウドサーバに送信する場合は、クラウドサーバが画像情報を受信した後、その画像情報を使用して、特徴点データや文字情報を抽出すれば良い。通信負荷を考慮すると、画像情報を送信するのは好ましいとは言えない。
(画像情報から特徴点データを抽出する手段)
画像情報を読み取る手段(撮像手段)が取得した画像情報を、画像処理することにより、取得した画像情報が備えている特有の情報(特徴点データ)を抽出する手段である。具体的には、特徴点データを抽出することができるコンピュータプログラムであれば良く、特に限定する必要はない。例えば、画像情報を読み取る手段がスマートフォンである場合は、スマートフォン用のアプリ(アプリケーションソフトウェア)であっても良い。
(出荷関連情報データを抽出する手段)
出荷関連情報とは、商品や製品を倉庫から出庫し、流通経路に載せて、送り先に向けて発送することに関する物流に関する情報であり、トレーサビリティを確保する情報を指す。例えば、商品や製品を特定する商品番号、倉庫を特定する情報、出庫日時、納品場所、納品予定日時、などの保管、輸送、荷役、包装、流通加工などに関する情報管理を行うことにより、物流の管理が可能となっている。この様な出荷関連情報が商品や製品に貼付されたラベルに印字または印刷されている。それらのラベル上の出荷関連情報を撮像することにより取得した画像情報から、OCR(光学式文字読み取り装置)などを使用して読み取ることで、出荷関連情報をデジタルデータである出荷関連情報データを抽出する。
(クラウドサーバ)
クラウドサーバは、インターネット回線を介して、出荷時に撮像装置によって取得した情報担体の画像情報から抽出した特徴点データをファイルネームとして、出荷関連情報データと紐付けて記憶する。また、流通過程において、スマートフォンなどの携帯情報端末が、現場で取得した特徴点データを、クラウドサーバにアクセスし、クラウドサーバに記憶されている当該商品の特徴点データと照合することが可能な記憶装置である。この様な記憶装置としては、従来から使用されているサーバ装置を好適に使用することができる。
(情報端末)
情報端末としては、少なくとも、ラベル上の情報担体と出荷関連情報の画像を取得する機能と、取得した情報担体の画像から特徴点データを抽出する機能と、抽出した特徴点データを、インターネット回線を介してクラウドサーバに照会し、照合することでクラウドサーバに一致する特徴点データがあるかどうかを判定する機能と、一致する特徴点データがあると判定された場合は、その特徴点データと紐付けされた出荷関連情報をクラウドサーバから読み出して、確認可能とする機能と、を備えている事が好ましい。
しかしながら、情報端末としては、画像を取得する撮像機能と、取得した画像をクラウドサーバに送信する機能と、特徴点データと紐付けされた出荷関連情報データをクラウドサーバから読み出して、確認可能とする機能と、を備えた情報端末であっても構わない。この場合は、取得した情報担体の画像から特徴点データを抽出する機能と、抽出した特徴点データとクラウドサーバ内に一致する特徴点データがあるかどうかを判定する機能と、をクラウドサーバが備えていれば良い。
以上、本発明の物流管理方法と物流管理システムについて説明した。本発明の物流管理方法においては、ラベルの一次元コードなどの情報担体の画像情報から固有の情報である特徴点データを抽出し、その特徴点データをファイルネームとして、出荷関連情報データと紐付けてクラウドサーバに保管する。そのため、流通過程において、関係者がラベルの画像情報を読み取ることにより真贋判定が可能である。また、特徴点データと出荷関連情報は、紐付けてクラウドサーバに保管されるシステム構成であることから、それらが真正に紐付けられていることを証明することができる。また、本発明の物流管理システムは、本発明の物流管理方法を実施することが可能となる手段を備えた構成となっている。
次に、本発明の実施例について説明する。
<実施例1>
実施例1は、バーコードに出荷関連情報が含まれない場合である。
本実施例で使用した物流管理システムの構成を図1に示した。
印字前のラベルが図示していない搬送手段の上に、搬送手段の送り方向に平行に配置さ
れている。搬送手段がラベルを送り方向に送ると、印字手段であるラベルプリンタがラベルに印字して印字部を形成する機構になっている。
ラベルプリンタが印字する内容は、出荷情報データベースに記憶されており、その出荷情報に基づいて、ラベルプリンタが、情報担体であるバーコードと、出荷関連情報と、を印字することができる。印字済のラベルは、送り方向に順次送られる。
次に印字済のラベルは、印字手段の下流側に配置された撮像手段である1200dpiの解像度のカメラによって撮像され、ラベルに印字されたバーコードの画像と出荷関連情報の画像情報を取得することができる。
カメラが取得した画像情報(情報担体の画像と出荷関連情報)は、図示していない画像処理手段を用いて抽出された、それぞれ、情報担体(バーコード)の特徴点データと出荷関連情報データに変換され、インターネットを介して、クラウドサーバに送信し、記憶させることができる。この時、出荷関連情報データは、特徴点データをファイルネームとして紐付けされてクラウドサーバに保管可能である。
上記のシステムを使用して、図2(a)に示した印字済のラベルを作成した。このラベルは、出荷関連情報とバーコードが印字されているが、バーコードには出荷関連情報は含まれていない。ラベルの印字の直後に、バーコードの特徴点データをファイルネームとして出荷関連情報データと紐付けし、クラウドサーバに記憶した。
この印字済のラベルを、物品に貼付した。
次に、この印字済のラベルを、情報端末として、スマートフォンを用いて撮像し、バーコードの画像から特徴点データaを抽出した。この特徴点データaを、クラウドサーバにインターネット回線を使用して送信した。その特徴点データaを受信したクラウドサーバは、記憶している特徴点データと照合し、特徴点データaと一致する特徴点データを見出し、スマートフォンに、その印字済ラベルは、真正であると返信した。また、同時にスマートフォンからクラウドサーバに記憶されている出荷関連情報にアクセスすることができた。
<実施例2>
実施例2では、ラベルに印字されたバーコードに、出荷関連情報も含まれる場合である。
使用する物流管理システムは、実施例1で説明したのと同様であるが、実施例2では、印字後のラベルを物品に貼付した後、スマートフォンを用いて撮像し、バーコードの画像から特徴点データaを抽出するのと併せて、バーコードの画像情報をデコードすることにより、出荷関連情報データを抽出した。
この様にして、バーコードの特徴点データと、出荷関連情報データと、を得たこと以外は、実施例1と同様であった。

Claims (6)

  1. 機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法であって、
    ラベル上に、情報担体と出荷関連情報を印字するステップと、
    ラベル上に印字された情報担体と出荷関連情報を撮像することにより、それらの画像情報を取得するステップと、
    取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出し、出荷関連情報の画像から出荷関連情報データを抽出するステップと、
    抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存するステップと、
    専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報データを確認可能とするステップと、を備えていることを特徴とする物流管理方法。
  2. 機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報が印字されたラベルを使用した物流管理方法であって、
    ラベル上に、情報担体と出荷関連情報を印字するステップと、
    ラベル上に印字された情報担体を撮像することにより、その画像情報を取得するステップと、
    取得した情報担体の画像情報から特徴点データを抽出し、且つ情報担体の画像情報をデコードすることにより出荷関連情報データを抽出するステップと、
    抽出した出荷関連情報データを、特徴点データをファイルネームとして紐付けてクラウドサーバに保存するステップと、
    専用アプリを備えた情報端末を用いて前記ラベル上の情報担体を撮像し、取得した画像情報から特徴点データを抽出し、クラウドサーバに保存されている特徴点データと照合することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報データを確認可能とするステップと、を備えていることを特徴とする物流管理方法。
  3. 前記機械読取り可能な情報担体が、一次元コード、二次元コード、ランダム番号、ランダムパターン、用紙や基材が備えた独特の構造の中から選ばれたいずれか1、またはいずれか2以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項1または2に記載の物流管理方法。
  4. 機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶装置に記憶された情報に基づき、物品に貼付されたラベルに印字する印字手段と、
    ラベルに印字された機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報の画像情報を読み取る手段と、
    前記情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する手段と、
    前記出荷関連情報の画像から出荷関連情報データを抽出する手段と、
    前記出荷関連情報の画像情報から出荷関連情報データを抽出する手段と、
    前記出荷関連情報データを、前記特徴点データをファイルネームとして紐付けて保管するクラウドサーバと、
    ラベル上の前記情報担体を撮像することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報を確認可能なプログラムを備えた情報端末と、を備えていることを特徴とする物流管理システム。
  5. 機械読取り可能な情報担体に関する情報と出荷関連情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶装置に記憶された情報に基づき、物品に貼付されたラベルに印字する印字手段と、
    ラベルに印字された機械読取り可能な情報担体と出荷関連情報の画像情報を読み取る手段と、
    前記情報担体の画像情報から特徴点データを抽出する手段と、
    前記情報担体の画像情報をデコードすることにより、出荷関連情報データを抽出する手段と、
    前記出荷関連情報データを、前記特徴点データをファイルネームとして紐付けて保管するクラウドサーバと、
    ラベル上の前記情報担体を撮像することにより真贋判定を行い、且つその情報担体に紐付けられた出荷関連情報を確認可能なプログラムを備えた情報端末と、を備えていることを特徴とする物流管理システム。
  6. 前記情報担体が、一次元コード、二次元コード、ランダム番号、ランダムパターン、用紙や基材が備えた独特の構造の中から選ばれたいずれか1、またはいずれか2以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項4または5に記載の物流管理システム。
JP2019079202A 2019-04-18 2019-04-18 物流管理方法および物流管理システム Pending JP2020177445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019079202A JP2020177445A (ja) 2019-04-18 2019-04-18 物流管理方法および物流管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019079202A JP2020177445A (ja) 2019-04-18 2019-04-18 物流管理方法および物流管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020177445A true JP2020177445A (ja) 2020-10-29

Family

ID=72937526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019079202A Pending JP2020177445A (ja) 2019-04-18 2019-04-18 物流管理方法および物流管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020177445A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004345753A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Leading Information Technology Institute 出荷明細作成システム
JP2010052428A (ja) * 2001-12-07 2010-03-11 Fracture Code Corp Aps 物品に印をつけるための方法および装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052428A (ja) * 2001-12-07 2010-03-11 Fracture Code Corp Aps 物品に印をつけるための方法および装置
JP2004345753A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Leading Information Technology Institute 出荷明細作成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11636191B2 (en) Authenticated production
US8045753B2 (en) Method of and system for authenticating an item
US7347378B2 (en) Method, device systems and computer programs for producing and tracing printed documents with a determinate identifier
US7798403B2 (en) Item carrying at least two data storage elements
US9613235B2 (en) System, method and apparatus for encoding of RFID inlays
US11748768B2 (en) Commodity anti-counterfeit verification system based on natural biological information
KR20120017082A (ko) 비대칭 암호화 방법을 사용한 rfid 태그의 인증
US20060020803A1 (en) Systems and methods for authentication of items or documents
WO2017153971A1 (en) A system for product authentication and method thereof
US20090314836A1 (en) Automatic print job tracking
JP2022115864A (ja) ウェブキャンペーンの実施方法
US9852317B2 (en) Printable, writeable article for tracking counterfeit and diverted products
US20070091377A1 (en) Real-time auditing of covert data marks
JP2020177445A (ja) 物流管理方法および物流管理システム
US20220334783A1 (en) Printing method and system for serialized information
JP2003281418A5 (ja)
Stein Supply chain with blockchain—showcase RFID
JP7400208B2 (ja) ウェブキャンペーンの方法
KR20190119464A (ko) 재사용 가능한 rfid 태그를 이용한 물류 처리 방법 및 장치
JP2020201809A (ja) 物品管理システム、物品管理サーバ、物品管理方法、物品
JP5838785B2 (ja) カード箱詰め装置
CN110992064A (zh) 区块链二维或图形三维编码与rfid追溯防伪方法及系统
WO2024033960A1 (ja) 物品識別用タグ、物品識別システムおよび物品識別方法
WO2020044373A1 (en) System and method for preventing counterfeiting of a product
US9646310B2 (en) Printable, writeable article for tracking counterfeit and diverted products

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230322

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230516

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20230516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230919