JP2020201809A - 物品管理システム、物品管理サーバ、物品管理方法、物品 - Google Patents

物品管理システム、物品管理サーバ、物品管理方法、物品 Download PDF

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Takashi Shimamura
高志 嶋村
梓 ▲高▼田
梓 ▲高▼田
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浩二 松井
Koji Matsui
浩二 松井
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Abstract

【課題】バーコードなどの識別情報を設けた物品の管理において、コードの破損や貼替等がされても管理が可能なシステムおよび方法を提供すること。【解決手段】可変コードと固定コードを有する物品の真贋判定システムであって、可変コードに固有の特徴点データと固定コードに固有の特徴点データを記憶する記憶手段と、物品に設けられた可変コード及び固定コードを含む画像を撮影する撮影手段と、コード読取手段と、可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する特徴点データ抽出手段と、可変コードから抽出した特徴点データ及び/又は固定コードから抽出した特徴点データと記憶手段に記憶されている可変コードに固有の特徴点データと固定コードに固有の特徴点データを比較する比較手段とを備え、比較手段により一致した場合、可変コード及び/又は固定コードが真正と判断する判断手段を備えることを特徴とする物品管理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、バーコードやQRコード(登録商標)((株)デンソーウェーブの登録商標)やランダム番号などの識別情報を設けた物品の管理システムに関する。
近年、海外市場においては模倣品や横流し品が問題となっている。その対策として、ユニークQR(凸版印刷(株)の登録商標)やランダム番号をラベル上に可変印字し、出荷情報データベースと紐付けることで、トレーサビリティを確保するシステムを使用している。
この様なシステムにおいては、トレーサビリティを可能とするため、商品の出荷先が決定した後、ユニークQRやランダム番号からなる出荷情報等を印字する必要がある。その為、商品の梱包出荷ラインで、ラベルプリンタなどの可変印字手段を用いて商品を梱包した段ボール箱などのパッケージに、例えば可変情報であるユニークQRと、固定情報である文字情報を含む出荷情報等を印字している。
しかしながら、可変情報であるユニークQRやランダム番号は不正に複製することが容易であるという問題がある。特に、物流管理ラベルの様に、梱包出荷ラインでラベルに印字する場合、ユニークQRなどが盗み見されない様にスクラッチ印刷などで隠蔽することが困難であるため、不正な複製リスクが大きい。
また、トレーサビリティの確保の為に使用する場合、ユニークQRやランダム番号を使用して不正流通を追跡していることが分かってしまった場合には、ラベルを剥がされたり、コードを消されたりして、トレーサビリティを確保できなくなる事態が発生している。
この様な事態を回避する技術に類似した先行技術としては、例えば特許文献1に、光学的に読み取ったコード格納情報を基に、別コードに埋め込むことで、各コードの関連性を証明することに主眼を置いた技術が開示されている。この技術により、コードの真贋判定を確実に行うことができる。しかしながら、この技術には、ユニークQRやランダム番号の不正な複製リスクを回避することや、コードを消されることにより、トレーサビリティを確保できなくなるリスクを回避することが記載されていない。
その為、出荷情報等の不正な複製リスクを回避可能で、且つトレーサビリティを確保可能な情報記録体を使用した真贋判定およびトレーサビリティを確保可能な物流管理システムと、物流管理方法が待望されていた。
特許第4669458号公報
上記の事情に鑑み、本発明は、バーコードなどの識別情報を設けた物品の管理において、コードの破損や貼替等がされても管理が可能なシステムおよび方法を提供することを課題とする。
管理サーバ、撮像装置、携帯端末を用いた、特徴点を有する可変コードと特徴点を有する固定コードが付された物品を管理する物品管理システムであって、該撮像装置は、少なくとも物品に設けられた可変コード及び固定コードを含む画像を撮影する撮影手段及び管理サーバと通信を行う通信手段を備え、該携帯端末は、少なくとも物品に設けられた可変コード及び固定コードを含む画像を撮影する撮影手段及び管理サーバと通信を行う通信手段を備え、該管理サーバは、少なくとも撮像装置、携帯端末と通信を行う通信手段と、撮像装置が撮影した可変コード及び固定コードから抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを記憶する記憶手段を備え、撮像装置、携帯端末、管理サーバのいずれかに、撮像装置が撮影した画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第1のコード読取手段と、携帯端末が撮影した画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第2のコード読取手段と、該第1のコード読取手段により読み取った可変コード及び固定コードから可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出する第1の特徴点データ抽出手段と、該第2のコード読取手段により可変コード及び/又は固定コードが読み取れた場合、読み取った可変コード及び/又は固定コードから可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する第2の特徴点データ抽出手段と、を備え、さらに、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを比較する比較手段と、該比較手段により比較した結果、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データが一致した場合、一致した可変コードの特徴点データに対応する可変コード及び/又は固定コードの特徴点データに対応する固定コードが真正と判断するコード判断手段、を備えることを特徴とする物品管理システム。
また、前記携帯端末の撮影手段が、物品に設けられた可変コード及び固定コードを1枚の画像として撮影することを特徴とし、さらに、前記第2のコード読取手段が、携帯端末で撮影した可変コード及び固定コードを含む1枚の画像から可変コードと固定コードを抽出することを特徴とする。
また、前記記憶手段は、第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを紐づけて記憶してなり、前記第2のコード読取手段により、可変コード及び固定コードを読み取れた場合、前記第2の特徴点データ抽出手段により、可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出し、前記比較手段により、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データとが一致し、
前記コード判断手段により可変コード及び固定コードが真正と判断された場合、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データの組合せと、記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データの組合せが一致するか判断をする組合せ判断手段を有することを特徴とする。
さらに、特徴点を有する可変コードと特徴点を有する固定コードが付された物品を管理する物品管理サーバであって、撮像装置から可変コード及び固定コードを含む画像を取得する第1の画像取得手段と、第1の画像取得手段で取得した可変コード及び固定コードを含む画像から可変コード及び固定コードを読み取る第1のコード読取手段と、第1のコード読取手段で読み取った可変コード及び固定コードから可変コードの特徴点データ及び固
定コードの特徴点データを抽出する第1の特徴点データ抽出手段と、第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを記憶する記憶手段と、携帯端末から可変コード及び/又は固定コードを含む画像を取得する第2の画像取得手段と、第2の画像取得手段で取得した可変コード及び/又は固定コードを含む画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第2のコード読取手段と、第2のコード読取手段により可変コード及び/又は固定コードが読み取れた場合、読み取った可変コード及び/又は固定コードから可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する第2の特徴点データ抽出手段と、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを比較する比較手段と、該比較手段により比較した結果、第2の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データが一致した場合、一致した可変コードの特徴点データに対応する可変コード及び/又は固定コードの特徴点データに対応する固定コードが真正と判断するコード判断手段と、を備えることを特徴とする物品管理サーバである。
また、前記記憶手段が第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードに固有の特徴点データと固定コードに固有の特徴点データを紐づけて記憶してなり、前記第2のコード読取手段で可変コード及び固定コードを読み取れた場合、可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出し、第2の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データとが一致した場合、第2の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せが一致するか判断をする組合せ判断手段を有することを特徴とする。
さらに、少なくとも撮影手段、記憶手段、コード読取手段、特徴点データ抽出手段、比較手段、コード判断手段を用いて可変コードと固定コードを有する物品の真贋判定方法であって、撮影手段により可変コード及び固定コードを含む画像を撮影し取得する第1の撮影ステップと、コード読取手段により第1の撮影ステップで取得した可変コード及び固定コードを含む画像から可変コード及び固定コードを読み取る第1のコード読取ステップと、
特徴点データ抽出手段により第1のコード読取ステップで読み取った可変コード及び固定コードから可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出する第1の特徴点データ抽出ステップと、第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを記憶する記憶ステップと、撮影手段により可変コード及び/又は固定コードを含む画像を撮影し取得する第2の撮影ステップと、コード読取手段により第2の撮影ステップで取得した可変コード及び/又は固定コードを含む画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第2のコード読取ステップと、
特徴点データ抽出手段により第2のコード読取手段により可変コード及び/又は固定コードが読み取れた場合、読み取った可変コード及び/又は固定コードから可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する第2の特徴点データ抽出ステップと、比較手段により第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを比較する比較ステップと、該比較ステップにより比較した結果、第2の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データが一致した場合、コード判断手段により一致した可変コードの特徴点データに対応する可変コード及び/又は固定コードの特徴点データに対応する固定コードが真正と判断するコード判断ステップと、
を備えることを特徴とする物品管理方法である。
また、前記第2の撮影ステップで物品に設けられた可変コード及び固定コードを1枚の画像として撮影し、撮影した可変コード及び固定コードを含む1枚の画像から可変コードと固定コードを抽出することを特徴とする。
また、前記記憶ステップにおいて、第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードに固有の特徴点データと固定コードに固有の特徴点データを紐づけて記憶してなり、
前記第2のコード読取ステップで可変コード及び固定コードを読み取れた場合、可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出し、第2の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データとが一致した場合、第2の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せが一致するか判断をする組合せ判断ステップを有することを特徴とする。
さらに、固有の特徴点データを有する可変コードと固有の特徴点データを有する固定コードが付された物品であって、該物品は少なくとも平坦な面を有し、同一面上に該可変コードと固定コードが形成されており、可変コードは可変コードを印字したシールとして物品に貼付されており、前記固定コードは物品に印刷されてなり、可変コードと固定コードの距離が一番近い部分において5cm以内であることを特徴とする物品である。
本発明によれば、バーコードなどの識別情報を設けた物品の管理において、コードの破損や貼替等がされても管理が可能なシステムおよび方法を提供することが可能となる。
本発明の物品管理システムの構成例を示す説明図である。 本発明の物品に用いるコードを示す説明図である。 本発明の物品管理方法の一例を説明するフロー図である。 本発明の物品管理方法の一例を説明するフロー図である。
<システム>
以下、本発明の物品管理システムについて、図1を用いて説明する。
図1において、本発明の物品管理システムの一例を示す。
物品管理システム10は、複数の物品1を管理するシステムであって、出荷ラインに設置された撮像装置4と、流通経路で使用される携帯端末7と、管理サーバ6と、を備え、撮像装置4、管理サーバ6、携帯端末7はインターネットで接続されている。
(物品)
物品1としては、商品そのものや商品を収納した箱体などがあげられる。物品1には後述する可変コード2及び固定コード3が付与される。箱体としては個々の商品を個別に収納したものや、個々の商品が収納された箱を複数収納した段ボールなどの箱体があげられ
る。
可変コードと固定コードは流通経路において、携帯端末を用いて撮影(読取)される。そのため、1度に可変コードと固定コードを撮影(読取)することができるよう、近接配置されることが好ましい。1度に撮影(読取)できるようにすることで、固定コードを使って真贋判定している、または固定コードを使って真贋判定が可能であることを、第三者に知られる可能性を低くすることが可能である。そのため、故意に固定コードを消されたり、切り取られたりするリスクを低減することができる。
具体的には可変コードと固定コードは立方体形状などの平面を有する物品の同一平面上に設けられる。また、携帯読み取り端末の焦点距離などを考慮すると可変コードの端部と固定コードの端部の一番近い部分において、その距離が5cm以内であることが好ましい。
(可変コード)
可変コード2としては、文字数字をコード化したもので一次元コード(バーコード)や、QRコード(登録商標)((株)デンソーウェーブの登録商標)、ユニークQR(凸版印刷(株)の登録商標)、DataMatrixコード(米国・アイディマトリックス社)などの2次元コード、ユニークコードなどを挙げることができる。
可変コードは、複数の物品の各々に設けるが、各々の物品ごとに異なるコード情報、即ち異なる文字数字情報を有し、物品のトレーサビリティなど、物品一つ一つ毎の個別管理を可能にすることができる。
また、本発明では、可変コードには各々の可変コード毎に固有な可変コード特徴点データ(特徴点1)を有している。
可変コード特徴点データ(特徴点1)は、可変コード毎に固有な特徴点のデータであり、印刷により生じる可変コードの微細な欠けやバリを各々の可変コードに固有な特徴点として用いる。可変コード自体各々固有のコード情報を有するが、可変コード特徴点データ(特徴点1)でも固有の情報を有し、可変コード特徴点データ(特徴点1)を用いてコードの特定、判断をすることが可能となる。また、コードを不正に複製してコード情報はオリジナルと同じものであるが、可変コード特徴点データ(特徴点1)により不正にコピーしたものと貼りかえたことなどを検知することが可能である。
可変コードは、例えば、インクジェット印刷、レーザーマーキングなどの可変印字手段により印刷、印字またはパターン形成することができる。
また、可変コードはシール又は転写箔に形成し、物品に貼り付けることが可能である。可変コードは物品ごとに異なるコード情報であるため、物品そのものに印刷するよりシール、転写箔として設ける方が効率的であるため好ましい。
(固定コード)
固定コードとしては、文字数字をコード化したもので一次元コード(バーコード)などを挙げることができる。
固定コードは、複数の物品の各々に設けるが、全て同じコード情報、即ち同じ文字数字情報を有し、複数の物品の一元管理を可能にすることができる。
固定コードの形成方法は特に限定されず、可変コードの形成方法と同様の方法を使用することが可能である。なお、経済的な側面から、各種のオフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷を好適に使用することができる。また、固定コードは商品や箱体に直接印刷して設けてもよいし、シールや転写箔などに設けた後貼り付けてもよい。なお、固定コードは複数の物品に対し共通のコード情報を有するため、印刷で形成することが好ましい。
また、本発明では、固定コードには各々の固定データ毎に固有な固定コード特徴点データ(特徴点2)を有している。
固定コード特徴点データ(特徴点2)は、固定データ毎に固有な特徴点のデータである。図2に示すように、各々の固定コードが有する文字数字情報は同じであるが、印刷により生じる各々の固定コードの微細な欠けやバリは各々の固定コードに固有な特徴点として用いることができ、各々の固定コード毎の管理が可能となる。
バーコードや2次元コードを印刷すると、印刷されたインキパターンは、紙などの被印刷体上に印刷版からインキが転写する。インキが版から紙に転移する際に、例えば、インキパターンのエッジ部の形状は、2つとして同じものが無い形状となる。
また偶発的に発生したインキの欠けた部分や異物が混入した印刷欠陥も、2つとして同じものが無い形状となる。
この様に、例えば、同じ文字数字情報(デジタル情報)を持つ固定コードでも、その固定コードを画像として捉えた場合は、2つとして同じものが存在しない固有の情報を抽出することが可能である。
このような固定コードとして、例えば、一次元コードの一種である、ユニ・セキュア(米国・Syntech社)、JAN(Japanese Article Number、商品識別用のバーコード)コード、ウェブサイト誘導を行うQRコード(登録商標)(デンソーウェーブ社の登録商標)を挙げることができる。
(撮像装置)
撮像装置4は、出荷段階において物品に付されたコードを撮影するものであり、物品1に撮像可能に備えられた可変コード2と固定コード3の画像データを取得する撮像手段を備える。
また、撮像装置4は、撮像手段が取得した可変コード2と固定コード3の画像データを管理サーバ6に送信する手段と、を備えている。
なお、可変コード2と固定コード3は、一度に撮像可能に物品1に備えられている事が望ましい。
撮像装置としては、特に限定するものではないが、600dpi(dots per inch)以上の解像度を備えた撮像カメラであることが好ましい。また、撮像カメラとしては可視光用のカメラを好適に使用することができるが、赤外線領域または紫外線領域の光に対応したカメラを使用しても構わない。また、撮像装置は、1台であっても良いし(図1参照)、2台以上を使用しても構わない。例えば、可変コードを撮像する撮像装置と固定コードを撮像する撮像装置が1台ずつ備えられていても良い。撮像装置は事業者、管理業者の保持するスマートフォンなどの携帯端末でもよく、また後述の携帯端末7を用いてもよい。
また、1台の撮像装置で可変コードと固定コードを一度に撮像することでも良い。この場合は、1つの画像データから可変コードと固定コードの画像データを切り分けて取得する機能を備えて置けばよい。
なお、撮像装置4は、コード読取手段を備え、撮影したコードの画像からコード情報を抽出してコード情報(数値データ化した情報)を管理サーバ6に送信してもよいし、撮影したコードの画像そのものを管理サーバ6に送信してもよい。
撮像装置4は制御装置5を備えており、制御装置5は、撮像装置の撮像を制御する機能、撮像装置4が取得した画像データ(コードを含む画像)を管理サーバ6に送信する機能を備えていればよい。インターネット回線を介して管理サーバ6に送信可能な手段であれば特に限定する必要が無い。図1では、撮像装置4と制御装置5は独立した例を示しているが、これらが一体であっても構わない。
(携帯端末)
携帯端末7は、主に流通段階においてコードを撮影するものであり、撮影手段及び通信手段を備えている。また、撮影手段により物品1に付された可変コード2と固定コード3を撮影して取得した可変コード2と固定コード3の画像データを取得する手段を備え、さらに取得した画像データを管理サーバ6に送信する手段と、を備えている。
なお、携帯端末7は、コード読取手段を備えてもよく、撮影したコードの画像からコー
ド情報を抽出してコード情報(数値データ化した情報)を管理サーバ6に送信してもよいし、撮影した画像そのものを管理サーバ6に送信してもよい。
携帯端末7としては、特に限定されないが、例えば、スマートフォンを好適に使用することができる。具体的には管理業者、流通業者、店舗従業員などが保持するスマートフォンなどを用いることができる。携帯端末7は、物流管理に関わる関係者が、流通経路において物品1の固定コードや可変コードを撮像し、インターネット回線を介して管理サーバ6と送信する際に使用する。その為、携帯性に優れ、高解像度の撮像カメラが求められる。その様なことに加え、汎用機として広く世の中で使用されているスマートフォンは比較的に低価格であることから、スマートフォンを好適に使用することができる。
(管理サーバ)
管理サーバ6は、記憶部、演算部、通信部を備える。管理サーバ6としては、公知のサーバ装置を好適に使用可能である。
通信部は、ネットワーク回線などを通じ撮像装置4や携帯端末7と通信を可能にする。
記憶部には、撮像装置4から受信した可変コード2と固定コード3を紐づけて保存することができる。可変コード、固定コードは画像として保存してもよいし、後述の演算部のコード読取手段でコードを読み取りコード情報(数値データ化した情報)に変換して保存してもよい。なお、撮像装置4にコード読取手段を備える場合はから受信したコードが画像である場合は、撮像装置4で変換されたコード情報(数値データ化した情報)を受信して保存できる。
可変コード2、固定コード3には、それぞれ個々の可変データ毎に固有な特徴点1、個々の固定データ毎に固有な特徴点2を有しており、記憶部は、この特徴点1、特徴点2を抽出して可変コード2と固定コード3を紐づけて記憶部に保存することができる。
また、記憶部は携帯端末7から受信した可変コード2と固定コード3や抽出した特徴点1、特徴点2を記憶することもできる。また、携帯端末7から受信した可変コード2と固定コード3や抽出した特徴点1、特徴点2は後述する演算部のコード判断手段(第1の判断手段)、組合判断手段(第2の判断手段)により判断するまで一時的に記憶しておき、判断が終了したら削除してもよい。また、コード読取手段によるコードの読取結果や、コード判断手段(第1の判断手段)、組合判断手段(第2の判断手段)による判断結果を記憶部に記憶することもできる。
図1に出荷時に記憶部に保存した可変コード及び特徴点1、固定コード及び特徴点2の一例を示す。
可変コード2、固定コード3、特徴点1、特徴点2の保存は出荷段階からコードを受信した段階や携帯端末7からコードを受信した段階、特徴点を抽出(後述)した段階に行うことができる。
なお、以下の説明では、 撮像装置から受信した可変コードを用いて抽出した可変データ特徴点データを特徴点1’、撮像装置から受信した固定コードを用いて抽出した固定データ特徴点データを特徴点2’、携帯端末から受信した可変コードを用いて抽出した可変データ特徴点データを特徴点1’’、携帯端末から受信した固定コードを用いて抽出した固定データ特徴点データを特徴点2’’として説明する。
演算部では、撮像装置または携帯端末から取得した撮影したコードの画像からコード情報を抽出してコード情報(数値データ化した情報)を抽出するコード読取手段を備える。なお、撮像装置から取得した撮影したコードの画像からコード情報を抽出する手段を第1のコード読取手段、携帯端末から取得した撮影したコードの画像からコード情報を抽出する手段を第2のコード読取手段とする。
コード読取手段は既存のバーコードや2次元バーコードの読取エンジンを用いることができる。例えばバーコードであれば、画像2値化し、黒色部の幅、間隔がコードの体系と合致するかを判定し、合致すればバーコードとして読み取ることができる。2次元バーコ
ードであれば2値化した画像から位置検出用パターンを検出できた場合2次元バーコードとして読取が可能となる。また、画像内に複数のコードが存在する場合、上記の方法などによりそれぞれのコードを読み取り、抽出することができる。
また、演算部は、可変コード2、固定コード3からそれぞれ可変データ毎に固有な特徴点1、固定データ毎に固有な特徴点2を抽出する特徴点データ抽出手段を有する。なお、第1のコード読取手段により読取ったコードから特徴点を抽出する手段を第1の特徴点データ抽出手段、第2のコード読取手段により読取ったコードから特徴点を抽出する手段を第2の特徴点データ抽出手段とする。
特徴点データ抽出手段は読取ることができた可変コード2及び/又は固定コード3の画像から印刷・印字されたコードの欠け、ズレ部分を特徴点として抽出する。抽出方法は特に限定するものではないが、欠けやズレのない標準コードと読取ることができた可変コード2及び/又は固定コード3の画像の差分をデータ化する方法などがあげられる。
また、演算部には、記憶部に保存されている撮像装置から受信した可変コード2、固定コード3を用いて抽出した特徴点1’、特徴点2’と、携帯端末7から受信した可変コード2、固定コード3を用いて抽出した特徴点1’’、特徴点2’’を比較する比較手段を備える。
比較手段ではデータ化した特徴点を比較する。
比較手段により比較した結果、特徴点1’と特徴点1’’が一致したら可変コードを真正なコードと判断し、特徴点2’と特徴点2’’が一致したら固定コードを真正なコードと判断するコード判断手段(第1の判断手段)を備える。
そのため、可変コード、固定コードのうち、どちらかが破損するなどして読み取れない場合においても、読み取れた一方のコードが真正と判断できれば、物品も真正であると推定可能である。特に可変コードはシールで形成され剥がれたりすることがあるが、その場合においても固定コードを確認し、真正と判断することで物品の真贋判定を行うことができる。
さらに演算部には、コード判断手段により可変コード及び固定コードが真正と判断された場合、特徴点1’’と特徴点2’’の組合せが、予め記憶部に保存されている特徴点1’と特徴点2’の組合せと一致するか判断する組合判断手段(第2の判断手段)を備える。
コードの組合せが一致していない場合、可変コードか固定コードが不正に貼りかえられたと判断する。
特に可変コードはシールで形成され不正な貼替がなされることがあるが、その場合においてシールで簡単に貼替が可能な可変コードが不正に貼替されたと推定できる。
本発明では、
図1の例では、携帯端末が撮影手段を備え、管理サーバが可変コード、固定コード、特徴点データを紐づけて記憶する記憶手段と、コード読取手段、特徴点データ抽出手段、比較手段、コード判断手段(第1の判断手段)、組合判断手段(第2の判断手段)を備える例で説明したが、撮影手段、記憶手段、コード読取手段、特徴点データ抽出手段、比較手段、コード判断手段(第1の判断手段)、組合判断手段(第2の判断手段)は撮像手段、携帯端末、管理サーバのいずれに備えていてもよい。
例えば、管理サーバは可変コード、固定コード、特徴点データを記憶する記憶手段のみを備え、(第2の)コード読取手段、(第2の)特徴点データ抽出手段、比較手段、コード判断手段(第1の判断手段)、組合判断手段(第2の判断手段)は携帯端末が有していてもよい。この場合、携帯端末にも可変コード、固定コード、特徴点データを記憶する記憶手段を備え、携帯端末は、通信できる環境下にて管理サーバから出荷段階で読み取ったコードと抽出した特徴点データを受信しておき、オフラインでの判断をしてもよい。
<物品管理方法>
次に、本発明の物品管理方法について説明する。
本発明では、特徴点を備えた可変コードと特徴点を備えた固定コードを用いることにより、一方のコードが読み取れない場合でも他方のコードで読取を可能とすることができると共に、特徴点を用いて不正な貼替などを判定することが可能となる。
基本的には各々のコードの特徴点のうち、少なくとも一方のコードが偽造されたと判断された場合、物品も偽物と推定することができる。また、一方のコードが読取できず、他方のコードが読取できた場合、コード判断手段により読取ができた他方のコードの特徴点を比較判断した結果に従い、特徴点が一致した場合、コードは真正で物品も真正と推定でき、コードが一致しない場合はコードが偽造されたとして物品も偽物であると推定できる。
以下の表にコード読取と特徴点比較の結果に基づく物品の判断結果の一例を示す。
Figure 2020201809
図3に出荷段階の物品管理フローの一例を、図4に流通段階の物品管理フローの一例を示す。
(出荷段階)
物品に付された可変コード、固定コードを管理システムに登録する。具体的には撮像装置により物品に付された可変コード、固定コードを撮像し、管理サーバに送信する(S01、S02)。
次に管理サーバで受信した可変コード、固定コードをコード読取手段によりコード情報(数値データ化した情報)化し、紐づけて記憶部に記憶する(S03)。
次に受信した可変コード、固定コードはそれぞれ演算部の特徴点抽出手段により特徴点を抽出し、可変コード特徴点データ(特徴点1’)、固定コード特徴点データ(特徴点2’)として、可変コード、特徴点1’固定コード、特徴点2’を紐づけて記憶する(図1参照)。
(流通段階)
流通段階では、物品に付されたコードの真贋を判定することで、流通経路での不正の有無の推定などを行う。
まず、携帯端末を用いて物品に付された可変コード、固定コードを撮像し、管理サーバに送信する(S11、S12)。
なお、携帯端末で可変コード、固定コードを撮像する際、1度の撮影で可変コードと固定コードを撮影することが好ましい。このようにすることで、前述のように、固定コードを使って真贋判定している、または固定コードを使って真贋判定が可能であることを、第三者に知られる可能性を低くすることが可能である。1度に撮影した可変コードと固定コードは、携帯端末で画像処理により可変コード、固定コードに分けて管理サーバに送信してもよいし、1度に撮影した可変コードと固定コードをそのまま管理サーバに送信し、管理サーバで切り分けてもよい。また、切り分けて取得できない画像データである場合は、再撮影を行うことが好ましい。
次に管理サーバで受信した可変コード、固定コードを紐づけて記憶部に記憶する(S13)。そしてコード読取手段により受信した可変コードが読み取れるかチェックする(S14)。読み取れた場合はS15に進み、可変コードが存在しない、欠けや擦れなどにより読取できない場合は固定コードチェックに進む。
可変コードが読み取れない場合、コード読取手段により固定コードチェックで受信した
固定コードが読み取れるかチェックする(S16)。
可変コードチェックで可変コードが読み取れた場合はS17に進み、可変コードが存在しない場合や、欠けや擦れなどが原因で読取できない場合、可変コード、固定コードのいずれも読み取れないとしてエラーとする(S18)。
固定コードチェックで固定コードが読み取れた場合、特徴点データ抽出手段により固定コードの特徴点2’’を抽出し、比較手段により予め記憶部に記憶されている特徴点2’と比較する(S17、S19)。
コード判断手段により、特徴点2’と特徴点2’’が一致した場合、固定コードが正規と判断し、特徴点2’と特徴点2’’が一致しなかった場合、固定コードが偽造されたと判断する(S19、S20、S21)。
固定コードが正規と判断された場合、可変コードは読取れなかったものの、物品が正規と推定できる。なお、可変コードが自然な擦れなどにより読み取れない場合は前述のように推定してもよいが、不自然な欠けや擦れなどがあり読取ができない場合は、不正があったとして物品を偽物と推定してもよい。
固定コードが偽造されたと判断された場合、物品が偽物、すなわち正規ではないと推定できる。
S14において可変コードが読み取れた場合、特徴点データ抽出手段により演算部により可変コードの特徴点1’’を抽出し、比較手段により予め記憶部に記憶されている特徴点1’と比較する(S15、S22)。
コード判断手段により、特徴点1’と特徴点1’’が一致した場合、可変コードが正規と判断し、特徴点1’と特徴点1’’が一致しなかった場合、可変コードが偽造されたと判断する(S22、S23、S24)。
可変コードが正規と判断された場合、S25に進む。可変コードが偽造されたと判断された場合、固定コードの読取、チェックは不明であるものの、物品として偽造された可能性があると判断することができる。なお、可変コードが正規と判断された場合でも、固定コードが読み取れるかチェックしてもよい(S33)。
可変コードが正規と判断された場合、コード読取手段により固定コードチェックでは受信した固定コードが読み取れるかチェックする(S25)。
固定コードチェックで固定コードが読み取れた場合はS26に進み、固定コードが存在しない場合、欠けや擦れなどにより読取できない場合は、固定コードは読み取れないもののS22、S23により可変コードは正規であると判断されているため、物品は正規であると推定してもよい(S27)。
固定コードが読み取れた場合、特徴点データ抽出手段により固定コードの特徴点2’’を抽出し、比較手段により予め記憶部に記憶されている特徴点2’と比較する(S26、S28)。
コード判断手段により、特徴点2’と特徴点2’’が一致した場合、固定コードが正規と判断し、特徴点2’と特徴点2’’が一致しなかった場合、固定コードが偽造されたと判断する(S28、S29、S30)。
固定コードが正規と判断された場合、S31に進む。
固定コードが偽造されたと判断された場合、S23で可変コードは正規と判断されているものの、物品は偽物である、と推定することができる。例えば可変コードをラベルとして設け固定コードを箱に直接印字してある場合、ラベルは本物だが偽造箱に貼られている、と推定できる。
次に組合判断手段により特徴点1’と特徴点2’の組合せと特徴点1’’と特徴点2’’の組合せが一致するかチェックする。具体的には予め記憶部に記憶されている撮像装置から受信した可変コード2、固定コード3を用いて抽出した特徴点1’、特徴点2’の組合せと、携帯端末7から受信した可変コード2、固定コード3を用いて抽出した特徴点1’’、特徴点2’’の組合せが一致するか確認する(S31)。
確認した結果、コードの組合せが一致した場合、可変コード2、固定コード3共に正規のコードであり、また組み合わせも正しいため、物品は正規品と判断できる。コードの組合せが一致しなかった場合、可変コード2、固定コード3共に正規のコードではあるが、組み合わせが正しくないため、どちらかのコードが不正に貼替されたと判断できる。なお、一方のコードは不正な貼替はないと推定できるが、他方のコードが不正に貼りかえられてはいるため、何らかの不正があったと推定できる。
なおS24で可変コードが偽造されたと判断された場合でも固定コードのチェックをしてもよい(S34)。
S34の固定コードチェックで固定コードが読み取れた場合はS35に進み、固定コードが存在しない場合、欠けや擦れなどにより読取できない場合は、固定コードは読み取れずS22、S24により可変コードは偽造されたと判断されているため、物品は偽物であると推定してもよい(S36)。なお、固定コードが自然な擦れなどにより読み取れない場合は前述のように推定してもよいが、不自然な欠けや擦れなどがあり読取ができない場合は、不正があったとして物品を偽物と推定してもよい。
固定コードが読み取れた場合、演算部により固定コードの特徴点2’’を抽出し、予め記憶部に記憶されている特徴点2’と比較する(S35、S37)。
コード判断手段により、特徴点2’と特徴点2’’が一致した場合、固定コードが正規と判断し、特徴点2’と特徴点2’’が一致しなかった場合、固定コードが偽造されたと判断する(S37、S38、S39)。
固定コードが正規と判断された場合、S24で可変コードが偽造されたと判断されているものの固定コードは正規と判断されているものの、可変コードに不正があったと推定され、物品は偽物と推定できる。例えば可変コードをラベルとして設け固定コードを箱に直接印字してある場合、箱は本物だが偽造ラベルが貼られている、と推定できる。
固定コードが偽造されたと判断された場合、S24で可変コードも偽造されたと判断されているため、物品は偽物と判断することができる。
上記の例では最初に可変コードの読取から行った例で説明をしたが、最初に固定コードを読み取ってもよい。
以上により、一方のコード、特にシールで設けられることが想定される可変コードが剥がされるなどにより存在しない場合であっても、他方のコード、この場合は固定コードから真贋判定が可能となる。
また、双方のコードが読み取れた場合においても可変コード特徴点データ(特徴点1)と固定コード特徴点データ(特徴点2)の組合せを確認することにより、一方のコード、特にシールで設けられることが想定される可変コードが不正に貼り替えられたことを検知することが可能となる。
1・・・物品
2・・・可変コード
3・・・固定コード
4・・・撮像装置
5・・・制御装置
6・・・管理サーバ
7・・・携帯端末
10・・・物品管理システム

Claims (9)

  1. 管理サーバ、撮像装置、携帯端末を用いた、特徴点を有する可変コードと特徴点を有する固定コードが付された物品を管理する物品管理システムであって、
    該撮像装置は、少なくとも物品に設けられた可変コード及び固定コードを含む画像を撮影する撮影手段及び管理サーバと通信を行う通信手段を備え、
    該携帯端末は、少なくとも物品に設けられた可変コード及び固定コードを含む画像を撮影する撮影手段及び管理サーバと通信を行う通信手段を備え、
    該管理サーバは、少なくとも撮像装置、携帯端末と通信を行う通信手段と、撮像装置が撮影した可変コード及び固定コードから抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを記憶する記憶手段を備え、
    撮像装置、携帯端末、管理サーバのいずれかに、撮像装置が撮影した画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第1のコード読取手段と、
    携帯端末が撮影した画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第2のコード読取手段と、
    該第1のコード読取手段により読み取った可変コード及び固定コードから可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出する第1の特徴点データ抽出手段と、
    該第2のコード読取手段により可変コード及び/又は固定コードが読み取れた場合、読み取った可変コード及び/又は固定コードから可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する第2の特徴点データ抽出手段と、
    を備え、
    さらに、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを比較する比較手段と、
    該比較手段により比較した結果、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データが一致した場合、一致した可変コードの特徴点データに対応する可変コード及び/又は固定コードの特徴点データに対応する固定コードが真正と判断するコード判断手段、
    を備えることを特徴とする物品管理システム。
  2. 前記携帯端末の撮影手段が、物品に設けられた可変コード及び固定コードを1枚の画像として撮影することを特徴とし、
    さらに、前記第2のコード読取手段が、携帯端末で撮影した可変コード及び固定コードを含む1枚の画像から可変コードと固定コードを抽出することを特徴とする請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 前記記憶手段は、第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを紐づけて記憶してなり、
    前記第2のコード読取手段により、可変コード及び固定コードを読み取れた場合、
    前記第2の特徴点データ抽出手段により、可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出し、
    前記比較手段により、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データとが一致し、
    前記コード判断手段により可変コード及び固定コードが真正と判断された場合、第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点
    データの組合せと、記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データの組合せが一致するか判断をする組合せ判断手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の物品管理システム。
  4. 特徴点を有する可変コードと特徴点を有する固定コードが付された物品を管理する物品管理サーバであって、
    撮像装置から可変コード及び固定コードを含む画像を取得する第1の画像取得手段と、
    第1の画像取得手段で取得した可変コード及び固定コードを含む画像から可変コード及び固定コードを読み取る第1のコード読取手段と、
    第1のコード読取手段で読み取った可変コード及び固定コードから可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出する第1の特徴点データ抽出手段と、
    第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを記憶する記憶手段と、
    携帯端末から可変コード及び/又は固定コードを含む画像を取得する第2の画像取得手段と、
    第2の画像取得手段で取得した可変コード及び/又は固定コードを含む画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第2のコード読取手段と、
    第2のコード読取手段により可変コード及び/又は固定コードが読み取れた場合、読み取った可変コード及び/又は固定コードから可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する第2の特徴点データ抽出手段と、
    第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを比較する比較手段と、
    該比較手段により比較した結果、第2の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データが一致した場合、一致した可変コードの特徴点データに対応する可変コード及び/又は固定コードの特徴点データに対応する固定コードが真正と判断するコード判断手段と、
    を備えることを特徴とする物品管理サーバ。
  5. 前記記憶手段が第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードに固有の特徴点データと固定コードに固有の特徴点データを紐づけて記憶してなり、
    前記第2のコード読取手段で可変コード及び固定コードを読み取れた場合、
    可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出し、
    第2の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データとが一致した場合、
    第2の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段で抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せが一致するか判断をする組合せ判断手段を有することを特徴とする請求項4に記載の物品管理サーバ。
  6. 少なくとも撮影手段、記憶手段、コード読取手段、特徴点データ抽出手段、比較手段、コード判断手段を用いて可変コードと固定コードを有する物品の真贋判定方法であって、
    撮影手段により可変コード及び固定コードを含む画像を撮影し取得する第1の撮影ステップと、
    コード読取手段により第1の撮影ステップで取得した可変コード及び固定コードを含む
    画像から可変コード及び固定コードを読み取る第1のコード読取ステップと、
    特徴点データ抽出手段により第1のコード読取ステップで読み取った可変コード及び固定コードから可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出する第1の特徴点データ抽出ステップと、
    第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを記憶する記憶ステップと、
    撮影手段により可変コード及び/又は固定コードを含む画像を撮影し取得する第2の撮影ステップと、
    コード読取手段により第2の撮影ステップで取得した可変コード及び/又は固定コードを含む画像から可変コード及び/又は固定コードを読み取る第2のコード読取ステップと、
    特徴点データ抽出手段により第2のコード読取手段により可変コード及び/又は固定コードが読み取れた場合、読み取った可変コード及び/又は固定コードから可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを抽出する第2の特徴点データ抽出ステップと、
    比較手段により第2の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出手段により抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データを比較する比較ステップと、
    該比較ステップにより比較した結果、第2の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データと、管理サーバの記憶部に記憶されている第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び/又は固定コードの特徴点データが一致した場合、コード判断手段により一致した可変コードの特徴点データに対応する可変コード及び/又は固定コードの特徴点データに対応する固定コードが真正と判断するコード判断ステップと、
    を備えることを特徴とする物品管理方法。
  7. 前記第2の撮影ステップで物品に設けられた可変コード及び固定コードを1枚の画像として撮影し、
    撮影した可変コード及び固定コードを含む1枚の画像から可変コードと固定コードを抽出することを特徴とする請求項6に記載の物品管理方法。
  8. 前記記憶ステップにおいて、第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードに固有の特徴点データと固定コードに固有の特徴点データを紐づけて記憶してなり、
    前記第2のコード読取ステップで可変コード及び固定コードを読み取れた場合、
    可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データを抽出し、
    第2の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データ及び固定コードの特徴点データとが一致した場合、
    第2の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せと、記憶手段に記憶されている第1の特徴点データ抽出ステップで抽出した可変コードの特徴点データと固定コードの特徴点データの組合せが一致するか判断をする組合せ判断ステップを有することを特徴とする請求項6または7に記載の物品管理方法。
  9. 固有の特徴点データを有する可変コードと固有の特徴点データを有する固定コードが付された物品であって、
    該物品は少なくとも平坦な面を有し、
    同一面上に該可変コードと固定コードが形成されており、
    可変コードは可変コードを印字したシールとして物品に貼付されており、前記固定コー
    ドは物品に印刷されてなり、
    可変コードと固定コードの距離が一番近い部分において5cm以内であることを特徴とする物品。
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