JP2020177273A - 情報処理装置、通知方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】空港施設内の混雑を緩和することに寄与することが可能な情報処理装置、通知方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】情報処理装置1は、利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得する取得部2と、予約情報に基づいて、位置から航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出する算出部3と、移動手段及び移動経路に応じた移動時間を利用者に通知する通知部4と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、通知方法及びプログラムに関する。
空港施設内の混雑を緩和してサービスを向上させるために、例えば、保安検査場の混雑度情報が提供されている。保安検査場の混雑度情報は、保安検査場において手続を行う人数を平準化することにより保安検査場における混雑を緩和することを目的として提供される。
保安検査場等の空港施設内の混雑を緩和するためには、航空機に搭乗予定の利用者が早めに空港に到着している必要があり、利用者が空港施設内の混雑状況に応じて流動的に行動する必要がある。しかし、一般的に、空港を利用する利用者は、必要以上に早めに空港に到着することを好まないため、空港施設内の混雑を緩和することは難しい。
ここで、ユーザが希望する目的地到着時刻までに余裕をもって目的地に到着できる出発時刻を推定する技術が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、出発地と目的地との間の区間ごとにばらつき時間を考慮して出発時刻を推定する技術が開示されている。
特開2013−156135号公報
利用者が空港に移動する際に利用可能な移動経路及び移動手段として、複数の移動経路及び移動手段が考えられる。特許文献1に開示された技術は、自動車以外の移動手段が考慮されていない。そのため、利用者が自動車以外の移動手段を利用した場合に、余裕をもって空港に到着することができない可能性がある。したがって、利用者が自動車以外の移動手段を利用した場合、空港施設内の混雑状況に応じて流動的な行動ができなくなってしまう。すなわち、特許文献1を用いたとしても、空港施設内の混雑を緩和することにつながらない可能性がある。
本開示の目的の1つは、上述の問題を解決するためになされたものであり、空港施設内の混雑を緩和することに寄与することが可能な情報処理装置、通知方法及びプログラムを提供することにある。
本開示にかかる情報処理装置は、
利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得する取得部と、
前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出する算出部と、
前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知する通知部と、を備える。
本開示にかかる通知方法は、
利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得することと、
前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出することと、
前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知することと、を含む。
本開示にかかるプログラムは、
利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得することと、
前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出することと、
前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知することと、をコンピュータに実行させるプログラムである。
本開示によれば、空港施設内の混雑を緩和することに寄与することが可能な情報処理装置、通知方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる情報処理装置の図である。 実施の形態2にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 移動経路情報テーブルの一例を示す図である。 余裕時間を算出する算出処理を説明するための図である。 移動時間テーブルの一例を示す図である。 実施の形態2にかかる情報処理装置の動作例を示す図である。 実施の形態3にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 行動履歴テーブルの一例を示す図である。 実施の形態3にかかる情報処理装置の動作例を示す図である。 実施の形態4にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 実施の形態4にかかる情報処理装置の動作例の概要を説明するための図である。 実施の形態4にかかる情報処理装置の動作例を示す図である。 本開示の各実施の形態にかかる情報処理装置等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施の形態1)
図1を用いて、実施の形態1にかかる情報処理装置1について説明する。図1は、実施の形態1にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。情報処理装置1は、取得部2と、算出部3と、通知部4とを備える。
取得部2は、利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得する。
算出部3は、予約情報に基づいて、取得部2が取得した位置から利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定場所までの移動経路及び移動手段に応じた余裕時間を含む移動時間を算出する。
移動時間は、取得部2が取得した位置から搭乗予定場所までに必要な移動時間を示す必要移動時間と、余裕時間とを含む。必要移動時間は、搭乗予定場所に到着するまでに必要な手続に要する手続時間を含んでもよい。搭乗予定場所は、空港の搭乗エリアの所定位置であってもよいし、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗口であってもよい。
余裕時間は、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間であり、利用する移動経路を、利用する移動手段で移動した場合に遅延が無く搭乗予定場所に着いた場合の到着時刻と、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定時刻との間の時間である。
通知部4は、算出部3が算出した、移動経路及び移動手段に応じた移動時間を利用者に通知する。
情報処理装置1は、上記構成を有するので、利用者が利用可能な移動経路及び移動手段に応じた余裕時間を考慮した移動時間を算出することが可能となる。そのため、利用者は、どの移動経路及び移動手段を利用した場合であっても、余裕をもって空港に到着することができ、空港施設内の混雑状況に応じて流動的な行動を取ることができる。したがって、実施の形態1にかかる情報処理装置1によれば、利用者は空港施設内の混雑状況に応じて流動的な行動を取ることができる、空港施設内の混雑を緩和することに寄与することができる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1を具体的にした実施の形態である。
<情報処理装置の構成例>
図2を用いて、実施の形態2にかかる情報処理装置10の構成例について説明する。図2は、実施の形態2にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。情報処理装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の通信端末であってもよいし、パーソナルコンピュータ装置、サーバ装置等であってもよい。情報処理装置10は、取得部11と、算出部12と、通知部13と、記憶部14とを備える。
取得部11は、利用者の位置を取得する。例えば、情報処理装置10が通信端末である場合、取得部11は、GPS(Global Positioning System)受信機を含み、GPS受信機により利用者の位置を取得してもよい。もしくは、取得部11は、入力部として機能し、利用者が入力した位置を入力して利用者の位置としてもよい。
例えば、情報処理装置10がパーソナルコンピュータ装置又はサーバ装置等である場合、取得部11は、利用者が有する通信端末において利用者が入力した位置を当該通信端末から取得して、利用者の位置としてもよい。
取得部11は、利用者が搭乗予定の航空機の予約情報を取得する。予約情報は、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗便番号と、搭乗予定時刻と、搭乗予定場所とを含む。例えば、情報処理装置10が通信端末である場合、取得部11は、入力部として機能し、利用者が入力した予約情報を入力することにより取得してもよい。もしくは、取得部11は、利用者が予め登録した予約情報を記憶し、記憶した予約情報を取得してもよい。もしくは、取得部11は、利用者に関する情報を管理するサーバ装置等から予約情報を取得してもよい。
例えば、情報処理装置10がパーソナルコンピュータ装置又はサーバ装置等である場合、取得部11は、利用者が有する通信端末において利用者が入力した予約情報を当該通信端末から取得してもよい。もしくは、取得部11は、利用者が通信端末において予約した航空機の予約情報を予め記憶し、記憶した予約情報を取得してもよい。もしくは、取得部11は、利用者に関する情報を管理するサーバ装置等から予約情報を取得してもよい。
取得部11は、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗便番号を利用者が入力することにより搭乗便番号を取得する。取得部11は、当該搭乗便番号に対応付けられた搭乗予定時刻と、搭乗予定場所とを、利用者が搭乗予定の航空機を運営する航空会社が管理するサーバ装置から取得してもよい。もしくは、取得部11は、搭乗便番号に対応付けられた搭乗予定時刻と、搭乗予定場所とを、搭乗予定場所を含む空港が管理するサーバ装置から受信してもよい。搭乗予定場所は、搭乗予定場所を含む空港の搭乗エリアの所定位置であってもよいし、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗口であってもよい。
算出部12は、取得部11が取得した予約情報に基づいて、取得部11が取得した利用者の位置から、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定場所までの移動経路及び移動手段に応じた余裕時間を含む移動時間を算出する。
移動時間は、必要移動時間と、余裕時間とを含む。必要移動時間は、取得部11が取得した位置から搭乗予定場所までを移動するのに必要な移動時間と、当該空港の到着場所から搭乗予定場所までに必要な手続に要する手続時間とを含む。
余裕時間は、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定時刻に対する時間であり、利用者が選択した移動経路及び移動手段を利用した場合に遅延無く搭乗予定場所に着いた場合の到着時刻と、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定時刻との間の時間である。余裕時間は、発生し得る遅延による遅延時間を考慮した時間であり、遅延が発生したとしても搭乗予定時刻に間に合うと予測される時間である。
算出部12は、取得部11が取得した位置から搭乗予定場所までの移動に利用可能な移動経路及び移動手段を取得する。算出部12は、例えば、経路探索情報を提供するサーバ装置から、取得部11が取得した位置から搭乗予定場所までを移動するために利用可能な移動経路及び移動手段を取得してもよい。なお、取得部11が移動経路及び移動手段を取得してもよい。
算出部12は、取得した移動経路及び移動手段に基づいて、必要移動時間を算出する。算出部12は、取得した移動経路に基づき決定される距離と、取得した移動手段に基づき決定される当該移動手段の速度とに基づいて、必要移動時間を算出してもよい。例えば、取得した移動手段が自動車である場合、算出部12は、移動経路に基づき決定される距離と、自動車の平均時速とに基づいて、必要移動時間を算出してもよい。もしくは、算出部12は、取得した移動手段の時刻予定表に基づき必要移動時間を算出してもよい。例えば、取得した移動手段が電車又はバスである場合、算出部12は、電車又はバスの時刻予定表に基づき必要移動時間を算出してもよい。もしくは、算出部12は、過去の履歴情報に基づいて、必要移動時間を算出してもよい。
手続時間は、搭乗予定場所を含む空港の検査エリアにおける手続に要する時間であってもよい。検査エリアは、上記空港の保安検査場のエリア及び出国審査場のエリアをあわせたエリアであり、保安検査場の入口から出国審査場の出口までのエリアである。なお、検査エリアは、保安検査場のエリアのみであってもよく、保安検査場の入口から出口までのエリアであってもよい。
算出部12は、検査エリアにおける手続に要する時間の平均時間を手続時間としてもよいし、検査エリアにおける手続に要する時間の最大時間を手続時間としてもよい。もしくは、算出部12は、搭乗予定場所を含む空港が提供する保安検査場の混雑度情報等に基づいて手続時間を算出してもよい。
算出部12は、移動経路及び移動手段に応じた余裕時間を算出する。本実施の形態では、余裕時間を算出するために、安全係数、及び2つの信頼度(信頼度1及び信頼度2)を導入する。算出部12は、安全係数、信頼度1(第1の信頼度)、及び信頼度2(第2の信頼度)を用いて余裕時間を算出する。
安全係数は、余裕時間を算出するために用いる移動手段及び移動経路に応じた係数であり、移動手段及び移動経路の組み合わせに対して遅延が発生した場合の移動時間の予測誤差を決定するための係数である。信頼度1(第1の信頼度)は、遅延が発生する可能性を示す潜在的リスクに基づく信頼度である。信頼度2(第2の信頼度)は、遅延発生時の影響度に基づく信頼度である。
算出部12は、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の迂回経路に関する迂回経路情報と、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の過去に発生した遅延に関する第1の遅延情報とに基づいて、信頼度1及び信頼度2を算出する。算出部12は、信頼度1及び信頼度2を用いて、安全係数を算出する。算出部12は、移動経路及び移動手段に応じた安全係数に基づいて、移動経路及び移動手段に応じた余裕時間を算出する。
算出部12は、移動手段及び移動経路を取得すると、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の迂回経路に関する迂回経路情報と、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の過去に発生した遅延に関する遅延情報とを取得する。算出部12は、取得した情報を移動経路情報テーブルT1に設定する。移動経路情報テーブルT1は、後述する記憶部14が記憶する。なお、取得部11が、迂回経路情報と、遅延情報とを取得してもよい。
算出部12は、第1の信頼度、第2の信頼度、安全係数、余裕時間、必要移動時間、移動時間を算出すると、移動時間テーブルT2に算出した各種情報を設定する。移動時間テーブルT2は、後述する記憶部14が記憶する。
ここで、図3〜図5を用いて、移動経路情報テーブルT1及び移動時間テーブルT2の一例について説明するとともに、算出部12が移動経路情報を用いて余裕時間を算出する算出処理について説明する。図3は、移動経路情報テーブルの一例を示す図である。図4は、余裕時間を算出する算出処理を説明するための図である。図5は、移動時間テーブルの一例を示す図である。
図3を用いて、移動経路情報テーブルT1の一例について説明する。移動経路情報テーブルT1は、取得した移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の迂回経路についての情報及び遅延情報が設定されるテーブルである。移動経路情報テーブルT1には、左から順に、移動手段/移動経路、迂回経路、経路、遅延情報が設定される。
移動手段/移動経路には、取得部11が取得した位置から利用者が搭乗予定の搭乗予定場所までの移動に利用可能な移動手段及び移動経路が設定される。移動手段/移動経路には、算出部12が取得した移動手段と、算出部12が取得した移動経路の番号との組み合わせが設定される。
算出部12が、例えば、取得した位置から搭乗予定場所までの移動に利用可能な移動手段として、電車、車及びバスを取得したとする。また、算出部12が、例えば、電車について、移動経路として3つの移動経路を取得したとする。この場合、移動手段と、移動経路の番号との組み合わせを表す「電車1」、「電車2」、及び「電車3」が移動手段/移動経路に設定される。例えば、車及びバスについて、移動経路が1つのみであり、算出部12が1つの移動経路を取得した場合、移動手段と、移動経路の番号との組み合わせを表す「車1」、「バス1」が移動手段/移動経路に設定される。
迂回経路には、迂回経路情報が設定される。具体的には、迂回経路には、取得部11が取得した利用者の位置から利用者が搭乗予定の搭乗予定場所までの移動経路に迂回経路が存在するか否かを示す迂回経路有無が設定される。さらに、迂回経路には、迂回経路がある場合、どの経路が迂回経路となっているのかを示す、迂回経路を構成する経路についての情報が設定される。
例えば、「電車2」及び「電車3」について、取得部11が取得した位置から搭乗予定場所までの移動経路に迂回経路が存在しているとする。この場合、図3に示すように、「電車2」及び「電車3」の迂回経路に「有」が設定される。「電車3」の移動経路に含まれる経路4〜経路6のうち、迂回経路を構成する経路が経路4及び経路5である場合、図3に示すように、「経路4/経路5」が設定される。つまり、経路4及び経路5が迂回経路を構成し、経路6は迂回経路が存在しないことを示す。
経路は、移動経路に含まれる経路が設定される。経路に設定される情報は、移動経路における区間とも称されてもよい。
遅延情報は、移動手段/移動経路に設定された移動経路の各経路において、過去に発生した遅延に関する遅延情報が設定される。遅延情報は、発生頻度、及び遅延時間のばらつきを含む。
発生頻度には、各経路において過去に発生した遅延の発生頻度が設定され、単位期間(単位時間)当たりに発生した遅延の回数が設定される。発生頻度には、例えば、1年間に発生した遅延発生回数が設定される。算出部12は、例えば、電車、バス等の運営会社が管理する管理サーバ、及び道路の混雑状況が収集された管理サーバから情報を取得して、取得した情報を発生頻度に設定する。
なお、発生頻度には、所定時間毎の遅延発生頻度が設定されてもよいし、曜日毎の遅延発生頻度が設定されてもよいし、季節毎の遅延発生頻度が設定されてもよい。発生頻度に設定される情報が、所定時間毎の遅延発生頻度である場合、混雑する通勤時間帯の遅延状況を反映することができる。発生頻度に設定される情報が、曜日毎の遅延発生頻度である場合、例えば、金曜日に遅延が多い等の曜日毎の遅延発生の特性を反映することができる。発生頻度に設定される情報が、季節毎の遅延発生頻度である場合、例えば、混雑する長期休暇に遅延が多い等の季節毎の遅延発生の特性を反映することができる。また、上記した異なる単位毎の遅延発生頻度を組み合わせて発生頻度を決定し、決定された発生頻度が、移動経路情報テーブルT1の発生頻度に設定されてもよい。
遅延時間のばらつきには、過去に発生した遅延の遅延時間のばらつきを示す指標値が設定される。遅延時間のばらつきには、遅延時間の分散が設定される。なお、遅延時間のばらつきは、遅延時間の標準偏差であってもよいし、変動係数であってもよい。算出部12は、例えば、電車、バス等の運営会社が管理する管理サーバ、及び道路の混雑状況が収集された管理サーバから情報を取得して、取得した情報を遅延時間のばらつきに設定する。
次に、図3及び図4を用いて、信頼度1の算出処理について説明する。上述したように、信頼度1は、遅延が発生する可能性を示す潜在的リスクに基づく信頼度である。信頼度1は、移動経路情報テーブルT1に設定された迂回経路情報及び遅延情報に含まれる発生頻度に基づいて算出される。
算出部12は、移動経路情報テーブルT1の発生頻度を用いて、移動経路情報テーブルT1の経路毎に信頼度1を算出する。算出部12は、移動経路情報テーブルT1の経路毎に遅延発生率を算出し、1から算出された遅延発生率を減算した値を当該経路の信頼度1として算出する。
具体的には、算出部12は、移動経路情報テーブルT1の発生頻度と、移動経路情報テーブルT1の経路が過去に選択された選択回数とを用いて、移動経路情報テーブルT1の経路毎の遅延発生率を算出する。
例えば、経路1において、1年に10回の遅延が発生したとし、経路1が選択された選択回数が1年に100回であるとする。この場合、経路1の遅延発生率は、遅延発生回数を選択回数で除算することにより算出され、10/100=0.1となる。そして、経路1の信頼度1は、1−0.1=0.9となる。経路2〜8に対する信頼度1についても、経路1と同様の計算を行うことにより算出することができる。
算出部12は、上記により算出した経路毎の信頼度1と、移動経路情報テーブルT1の迂回経路情報とに基づいて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1を算出する。
ここで、迂回経路情報を用いて移動経路を分類すると、迂回経路が無い迂回なしパターン(パターン1)、迂回経路がある迂回ありパターン(パターン2)、並びに一部迂回経路がある迂回あり及び迂回なしの複合パターン(パターン3)に分類することができる。この分類を、図3の移動手段/移動経路に適用して分類すると、「電車1」、「車1」及び「バス1」は、パターン1に分類される。「電車2」は、パターン2に分類される。「電車3」は、パターン3に分類される。
図4を用いて、各パターンに対する、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1の求め方について説明する。図4の(a)は、パターン1に対する、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1の求め方を図示している。例えば、移動経路として、経路Aが含まれており、経路Aの信頼度1がR=0.9であるとする。この場合、迂回経路がないため、経路Aの信頼度1(R)がパターン1に対する、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1(R)となり、R=0.9となる。
図3の移動経路情報テーブルT1の内容を用いて例示すると、「電車1」は迂回経路が無いためパターン1の移動経路である。「電車1」は、移動経路として経路1を含み、経路1の信頼度1がRT1であるとする。この場合、「電車1」の移動手段/移動経路の信頼度1(R1)はR1=RT1となる。
図4の(b)は、パターン2に対する、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1の求め方について図示している。例えば、移動経路として、経路B及び経路Cが含まれており、経路Bの信頼度1がR=0.5、経路Cの信頼度1がR=0.5であるとする。この場合、図4の(b)に示すように、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1(R1)は、R1=1−(1−R)・(1−R)=0.75となる。
図3の移動経路情報テーブルT1の内容を用いて例示すると、「電車2」は迂回経路があるためパターン2の移動経路となる。「電車2」は、移動経路として経路2及び経路3が含まれ、経路2の信頼度1がRT2、経路3の信頼度1がRT3あるとする。この場合、「電車2」の移動手段/移動経路の信頼度1(R2)はR2=1−(1−RT2)・(1−RT3)により算出される。
図4の(c)は、パターン3に対する、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1の求め方について図示している。移動経路として、経路A〜経路Cが含まれ、経路Aの信頼度1がR=0.9、経路Bの信頼度1がR=0.5、経路Cの信頼度1がR=0.5であるとする。この場合、図4の(c)に示すように、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1(R)は、R={1−(1−R)・(1−R)}・R=0.65となる。
図3の移動経路情報テーブルT1の内容を用いて例示すると、「電車3」は一部迂回経路があるためパターン3の移動経路となる。移動経路情報テーブルT1には、迂回経路を構成する経路が経路4/経路5であることが設定されている。そのため、算出部12は、「電車3」がパターン3に該当することを認識することができる。「電車3」は、移動経路として経路4〜経路5が含まれ、経路4の信頼度がRT4、経路5の信頼度1がRT5、経路6の信頼度1がRT6あるとする。この場合、「電車3」の移動手段/移動経路の信頼度1(R3)はR3={1−(1−RT4)・(1−RT5)}・RT6により算出される。
次に、図3及び図4を用いて、信頼度2について説明する。上述したように、信頼度2は、遅延発生時の影響度に基づく信頼度である。信頼度2は、移動経路情報テーブルT1に設定された迂回経路(迂回経路情報)及び遅延情報に含まれる遅延時間のばらつきに基づいて算出される。
算出部12は、移動経路情報テーブルT1の遅延時間のばらつきを用いて、移動経路情報テーブルT1の経路毎に信頼度2を算出する。算出部12は、移動経路情報テーブルT1の遅延時間のばらつきの逆数を、経路毎の信頼度2として算出する。
算出部12は、上記により算出した経路毎の信頼度2と、移動経路情報テーブルT1の迂回経路情報とに基づいて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度2を算出する。算出部12は、信頼度1と同様に、経路毎の信頼度2を算出すると、迂回経路情報に基づいて、移動手段及び移動経路の組み合わせが、図4のどのパターンに該当するかを判断する。そして、算出部12は、経路毎の信頼度2を用いて、図4に示した信頼度1の求め方と同様にして、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度2を算出する。
図3の移動経路情報テーブルT1の内容を用いて例示すると、「電車1」はパターン1の移動経路となる。「電車1」は、移動経路として経路1を含み、経路1の遅延時間のばらつきを示す指標値がy1であるとする。この場合、「電車1」の移動手段/移動経路の信頼度2(Y1)はY1=1/y1となる。算出部12は、移動経路情報テーブルT1の「電車2」、「電車3」、「車1」及び「バス1」についても、図4に示した信頼度1の求め方と同様にして、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度2を算出する。
次に、安全係数Sについて説明する。安全係数Sは、信頼度1(R)と、信頼度2(Y)とに基づいて算出される。すなわち、安全係数Sは、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の迂回経路情報と、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の遅延情報とに基づいて、決定される。安全係数Sは、1から信頼度1と信頼度2との積を減算して算出される。安全係数Sを式で表すと、以下の式(1)のように表すことができ、算出部12は、以下の式(1)を用いて安全係数Sを算出する。
S=1−Y・R ・・・(1)
次に、移動時間と、必要移動時間と、余裕時間とについて説明する。移動時間をTとし、必要移動時間をtとし、安全係数をSとすると、余裕時間は、必要移動時間に安全係数を乗算することにより算出される。つまり、余裕時間は、t・Sにより算出される。なお、余裕時間を算出する際に用いる必要移動時間には、空港施設内の検査エリアにおける手続に要する手続時間を含めてもよいし、除外してもよい。
移動時間と、必要移動時間と、余裕時間とは、以下の式(2)により表すことができ、算出部12は、以下の式(2)を用いて、余裕時間を含む移動時間を算出する。
T=t+t・S ・・・(2)
次に、図5を用いて、移動時間テーブルT2の一例について説明する。算出部12は、各種情報を上記のように算出すると、算出した情報を移動時間テーブルT2に設定する。移動時間テーブルT2には、左から、移動手段/移動経路、信頼度1、信頼度2、安全係数、余裕時間、必要移動時間、及び移動時間が設定される。
が設定される。
移動手段/移動経路には、移動経路情報テーブルT1に設定された移動手段/移動経路が設定される。
信頼度1には、算出部12が算出した、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1が設定される。
信頼度2には、算出部12が算出した、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度2が設定される。
安全係数には、信頼度1、信頼度2及び式(1)を用いて、算出部12が算出した移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の安全係数が設定される。
余裕時間には、算出部12が算出した移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の余裕時間が設定される。
必要移動時間には、利用者の位置から搭乗予定場所までを移動するために必要な時間であって、算出部12が算出した必要移動時間が設定される。必要移動時間は、取得部11が取得した位置から予約情報に含まれる搭乗予定場所を含む空港までの移動時間と、当該空港の到着場所から搭乗予定場所までに必要な手続に要する手続時間とを含んでもよい。
移動時間には、利用者の位置から搭乗予定場所までの移動に要する移動時間が設定される。移動時間は、必要移動時間と、余裕時間とを含む時間が設定され、算出部12が式(2)を用いて算出した移動時間が設定される。
図2に戻り、通知部13について説明する。通知部13は、算出部12が算出した、移動経路及び移動手段に応じた移動時間を利用者に通知する。例えば、情報処理装置10が通信端末である場合、通知部13は、ディスプレイ等の表示部を備えており、移動手段に応じた移動時間を表示部に表示して利用者に移動時間を通知してもよい。例えば、情報処理装置10がパーソナルコンピュータ装置又はサーバ装置等である場合、通知部13は、利用者が有する通信端末に、移動手段に応じた移動時間を通知し、利用者の通信端末が有する表示部に当該移動時間を表示するようにしてもよい。
記憶部14は、移動経路情報テーブルT1及び移動時間テーブルT2を記憶する。
<情報処理装置の動作例>
図6を用いて、実施の形態2にかかる情報処理装置10の動作例について説明する。図6は、実施の形態2にかかる情報処理装置の動作例を示す図である。
まず、取得部11は、利用者の位置及び当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報を取得し(ステップS1)、算出部12は、利用者の位置から搭乗予定場所まで移動に利用可能な移動手段及び移動経路を取得する(ステップS2)。
算出部12は、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に必要移動時間を算出し(ステップS3)、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に信頼度1、信頼度2及び安全係数を算出する(ステップS4)。
算出部12は、移動経路情報テーブルT1の発生頻度を用いて、移動経路情報テーブルT1の経路毎に信頼度1を算出する。算出部12は、移動経路情報テーブルT1の経路毎に遅延発生率を算出し、1から算出された遅延発生率を減算した値を当該経路の信頼度1として算出する。算出部12は、経路毎の信頼度1と、移動経路情報テーブルT1の迂回経路情報とに基づいて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度1を算出する。
算出部12は、移動経路情報テーブルT1の遅延時間のばらつきを用いて、移動経路情報テーブルT1の経路毎に信頼度2を算出する。算出部12は、移動経路情報テーブルT1の遅延時間のばらつきの逆数を、経路毎の信頼度2として算出する。算出部12は、算出した経路毎の信頼度2と、移動経路情報テーブルT1の迂回経路情報とに基づいて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の信頼度2を算出する。
算出部12は、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に算出した、信頼度1及び信頼度2と、式(1)とを用いて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に安全係数を算出する。なお、ステップS3及びS4の順序は、図6の順序であってもよいし、ステップS4が実行され、その後にステップS3が実行されてもよい。
算出部12は、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に余裕時間及び移動時間を算出する(ステップS5)。算出部12は、ステップS4及びS5において算出した必要移動時間と、安全係数とを乗算して移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に余裕時間を算出する。算出部12は、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に、余裕時間と必要移動時間とを合計して、移動手段及び移動経路に応じた移動時間を算出する。
通知部13は、ステップS5において算出された移動手段及び移動経路に応じた移動時間を利用者に通知する(ステップS6)。
以上説明したように、取得部11は、利用者の位置及び利用者が搭乗予定の航空機の予約情報を取得し、算出部12は、利用者が利用可能な移動手段及び移動経路に応じた余裕時間を考慮した移動時間を算出する。通知部13は、余裕時間を含む移動時間を利用者に通知する。そのため、実施の形態2にかかる情報処理装置10を用いることにより、利用者は、どの移動手段を用いた場合であっても、余裕をもって空港に到着できるので、空港施設内の混雑状況に応じて流動的な行動を取ることができる。したがって、実施の形態2にかかる情報処理装置10によれば、空港施設内の混雑を緩和することに寄与することができる。
また、算出部12は、利用者の位置から搭乗予定場所までを移動するための移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に信頼度1、信頼度2及び安全係数を算出して、余裕時間を算出する。算出部12は、移動手段及び移動経路の組み合わせに対して、過去に発生した遅延情報に基づいて信頼度1及び信頼度2を算出する。そのため、算出部12は、過去の遅延情報から想定される遅延を考慮した余裕時間を算出することができる。したがって、利用者は、情報処理装置10から通知された移動時間に基づいて空港に移動することにより、想定外に早く空港についてしまったり、想定外に遅く空港についてしまったりすることを抑制することができる。すなわち、実施の形態2にかかる情報処理装置10によれば、適切な移動時間を利用者に提案(通知)することが可能となり、さらに、ユーザ利便性を向上させることが可能となる。
ここで、一般的に移動手段が異なれば遅延時間の分布(特性)は異なることが想定される。例えば、移動手段が車である場合、渋滞の原因により遅延時間が大きく変わってくるため、遅延時間の分布の分散が大きくなることが想定される。一方、移動手段が電車である場合、電車は時刻表にしたがって運行されることから、遅延時間の分布の分散は小さくなることが想定される。上記のように、算出部12は、過去の遅延情報を用いて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に余裕時間を算出しており、算出された余裕時間は、移動手段に応じた遅延時間の分布を考慮した余裕時間となっている。したがって、実施の形態2にかかる情報処理装置10によれば、移動手段に応じて適切な移動時間を算出することが可能となる。
(変形例)
上述した実施の形態2において、以下の変形を施してもよい。
<1>移動経路情報テーブルT1に含まれる遅延情報は、遅延時間をさらに含むようにしてもよい。この場合、算出部12は、遅延時間に基づいて重み係数を決定する。算出部12は、経路毎の信頼度1を算出する際に、遅延時間に基づく重み係数による重み付けを行い、遅延時間により重み付けがされた経路毎の信頼度1を算出する。算出部12は、重み付けがされた経路毎の信頼度1と、迂回経路情報とに基づいて、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の安全係数を算出し、算出された安全係数を用いて余裕時間を算出する。
このようにすれば、上述した実施の形態2と同様の効果を有し、さらに適切な信頼度1を算出することが可能となる。具体的には、遅延が発生した頻度は少ないが遅延が発生した場合の遅延時間が大きい場合、遅延が発生した頻度は多いが遅延が発生した場合の遅延時間が小さい場合等、遅延が発生した場合の遅延時間によるリスクを考慮した信頼度1とすることが可能となる。
<2>取得部11は、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎に搭乗予定時刻までに発生すると予測される予測遅延情報を取得し、算出部12は、取得した予測遅延情報に基づいて、算出した移動時間を補正してもよい。
例えば、予測遅延情報が、移動手段及び移動経路の組み合わせ毎の予測遅延時間を含み、算出部12が予測遅延時間に基づいて重み係数を決定する。算出部12は、決定した重み係数により、安全係数に重み付けを行うようにしてもよい。もしくは、算出部12は、決定した重み係数により、移動時間に重み付けを行うようにしてもよい。このようにしても、上述した実施の形態2と同様の効果を有し、さらに適切な移動時間を算出することが可能となる。
<3>算出部12は、移動時間に含まれる余裕時間の増加又は減少傾向を監視し、算出した余裕時間の増加又は減少傾向に基づいて、算出した余裕時間を補正するようにしてもよい。具体的には、算出部12は、算出した余裕時間が増加傾向にある場合には余裕時間を前回算出時よりも増加させないように補正を行ってもよい。もしくは、算出部12は、算出した余裕時間が減少傾向にある場合には余裕時間を前回算出時よりも減少させないように補正を行ってもよい。このようにしても、上述した実施の形態2と同様の効果を有することが可能となる。
<4>取得部11は、利用者の位置と、利用者が実際に利用した移動手段及び移動経路とを随時取得するようにしてもよい。そして、算出部12は、取得部11が利用者の位置を取得する毎に余裕時間を含む移動時間を補正し、通知部13が補正された移動時間を随時利用者に通知してもよい。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、実施の形態2の改良例である。
<情報処理装置の構成例>
図7を用いて、実施の形態3にかかる情報処理装置20の構成例について説明する。図7は、実施の形態3にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。
実施の形態3にかかる情報処理装置20は、実施の形態2にかかる情報処理装置10に行動推定部21が追加された構成である。また、実施の形態3にかかる情報処理装置20は、実施の形態2にかかる取得部11が取得部22に置き換わっており、算出部12が算出部23に置き換わっており、記憶部14が記憶部24に置き換わっている。なお、取得部11及び通知部13は、実施の形態2と同様であるため、重複する説明については適宜割愛しながら説明を行う。
取得部22は、実施の形態2の取得部11が備える構成を有しており、以下の構成をさらに備える。取得部22は、利用者が過去に空港に移動した際に利用した移動手段を特定する。取得部22は、例えば、利用者の位置を取得した場合、利用者の位置を定期的に取得し、利用者の位置の推移から移動手段を特定する。取得部22は、特定した移動手段を後述する行動履歴テーブルT3に設定する。
取得部22は、例えば、利用者の位置から利用者が駅にいたことが判断できた場合、又は利用者が線路上を移動していたことが判断できた場合、移動手段を電車として特定してもよい。取得部22は、例えば、利用者の位置から利用者が道路上を移動していたことが判断できた場合、移動手段を車又はバスとして特定してもよい。取得部22は、連続する利用者の位置から移動速度が算出することができるため、移動速度から移動手段を特定してもよい。
取得部22は、利用者が過去に空港に移動したときの実績移動時間を取得する。取得部22は、例えば、利用者の位置を取得した場合、移動時間の計測を開始し、利用者が空港に到着した搭乗予定場所に到着した場合に計測を終了して実績時間を取得する。取得部22は、実績移動時間を行動履歴テーブルT3に設定する。
取得部22は、利用者が過去に空港に移動したときに発生した遅延時間を取得する。取得部22は、例えば、電車、バス等の運営会社が管理する管理サーバ、及び道路の混雑状況が収集された管理サーバから遅延時間を取得する。取得部22は、遅延時間を行動履歴テーブルT3に設定する。
取得部22は、利用者が過去に空港に移動したときに、例えば、観光地、観光スポット、商業施設等、移動経路に含まれない場所に滞在した滞在時間を取得する。取得部22は、例えば、利用者の位置を取得した場合、利用者の位置を定期的に取得する。取得部22は、算出部23が取得した移動経路に含まれない場所に移動した場合に、当該場所に滞在した滞在時間を計測して取得する。取得部22は、取得した滞在時間を行動履歴テーブルT3に設定する。
記憶部24は、移動経路情報テーブルT1及び移動時間テーブルT2に加えて、行動履歴テーブルT3をさらに備える。
図8を用いて、行動履歴テーブルT3の一例について説明する。図8は、行動履歴テーブルの一例を示す図である。行動履歴テーブルT3は、利用者の行動履歴が管理されたテーブルであり、利用者が過去に空港に移動したときの履歴情報が管理されているテーブルである。行動履歴テーブルT3には、左から順に移動手段、算出移動時間、算出必要移動時間、算出余裕時間、実績時間、発生遅延時間、及び滞在時間が設定される。
移動手段には、利用者が過去に空港に移動した際に利用した移動手段が設定され、取得部22が特定した移動手段が設定される。
算出移動時間には、利用者が過去に空港に移動した際に、算出部23が算出した移動時間が設定される。
算出必要移動時間には、利用者が過去に空港に移動した際に、算出部23が算出した必要移動時間が設定される。
算出余裕時間には、利用者が過去に空港に移動した際に、算出部23が算出した余裕時間が設定される。
実績移動時間には、利用者が過去に空港に移動したときの実績移動時間が設定され、取得部22が取得した実績移動時間が設定される。
発生遅延時間には、利用者が過去に空港に移動した際に発生した遅延時間が設定され、取得部22が取得した遅延時間が設定される。
滞在時間には、利用者が過去に空港に移動した際に、移動経路に含まれない場所に滞在した場合の滞在時間が設定され、取得部22が取得した滞在時間が設定される。
図7に戻り、行動推定部21について説明する。行動推定部21は、行動履歴テーブルT3に管理された利用者の行動履歴に基づいて、利用者の行動特性を推定する。行動推定部21は、推定した行動特性に基づいて、余裕時間を補正するための補正時間を決定(算出)する。
行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の行動履歴に基づいて、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であるかを推定する。なお、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の行動履歴に基づいて、移動手段毎に、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であるかを推定してもよい。
行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の行動履歴に基づいて、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であるかを推定する。なお、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の行動履歴に基づいて、移動手段毎に、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であるかを推定してもよい。
具体的には、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の滞在時間が0(ゼロ)ではない行動履歴が全体の行動履歴の所定割合以上含まれる場合、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であると推定する。
行動推定部21は、例えば、滞在時間が0(ゼロ)ではない行動履歴に含まれる滞在時間の平均時間を算出し、算出された平均時間を補正時間として決定する。行動推定部21は、決定した補正時間を算出部23に送信する。なお、行動推定部21は、滞在時間の最大時間を補正時間としてもよいし、滞在時間の最小時間を補正時間としてもよい。
行動推定部21は、移動手段毎に、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であるかを推定する場合、移動手段毎の行動履歴を用いて、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であると推定すればよい。この場合、行動推定部21は、移動手段毎の行動履歴のうち、滞在時間が0(ゼロ)ではない行動履歴が、移動手段毎の全体の行動履歴の所定割合以上含まれる場合、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であると推定すればよい。
また、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の実績移動時間から、算出必要移動時間及び発生遅延時間を減算した時間が所定時間以上となる行動履歴を特定する。実績移動時間から、算出必要移動時間及び発生遅延時間を減算した時間は、遅延以外の要因により余裕時間を消費した時間(消費時間)であると言える。行動推定部21は、消費時間が所定直に上となる行動履歴が、全体の行動履歴の所定割合以上含まれる場合、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であると推定する。なお、行動推定部21は、滞在時間が0(ゼロ)ではない行動履歴については、滞在時間をさらに減算して消費時間を算出してもよい。
行動推定部21は、消費時間が所定時間以上である行動履歴の消費時間の平均時間を算出し、算出された平均時間を補正時間として決定する。行動推定部21は、決定した補正時間を算出部23に送信する。なお、行動推定部21は、消費時間の最大時間を補正時間としてもよいし、消費時間の最小時間を補正時間としてもよい。
行動推定部21は、移動手段毎に、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であるかを推定する場合、移動手段毎の行動履歴を用いて、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であるかを推定すればよい。この場合、行動推定部21は、移動手段毎の行動履歴のうち、消費時間が所定時間以上となる行動履歴が、移動手段毎の全体の行動履歴の所定割合以上含まれる場合、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であると推定すればよい。
算出部23は、実施の形態2の算出部12が備える構成を有しており、実施の形態2において説明したように、移動手段及び移動経路に応じた余裕時間を含む移動時間を算出する。算出部23は、行動推定部21から補正時間が通知された場合、算出した余裕時間に補正時間を加算して、余裕時間を補正し、補正された余裕時間を含む移動時間を算出する。算出部23は、行動推定部21が、移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であり、遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であると推定する場合、通知された2つの補正時間を合計した時間を補正時間とする。
<情報処理装置の動作例>
次に、図9を用いて、実施の形態3にかかる情報処理装置20の動作例について説明する。図9は、実施の形態3にかかる情報処理装置の動作例を示す図である。図9は、図6の動作例にステップS11〜S13が追加されている。ステップS1〜S6において実行される動作については、実施の形態2と同様であるため説明を割愛する。
ステップS11において、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3に基づいて、利用者の行動特性を推定する(ステップS11)。行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の行動履歴に基づいて、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であるかを推定する。また、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の行動履歴に基づいて、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であるかを推定する。
行動推定部21は、推定した行動特性に基づいて、補正時間を算出する(ステップS12)。行動推定部21が、利用者が移動経路に含まれない場所に滞在する行動特性であると推定すると、滞在時間に基づいて補正時間を算出する。また、行動推定部21が、利用者が遅延以外の要因により余裕時間を消費する行動特性であると推定すると、実績移動時間と、算出必要時間と、発生遅延時間とに基づいて補正時間を算出する。行動推定部21は、算出した補正時間を算出部23に送信する。
算出部23は、ステップS5において算出された余裕時間を、ステップS12において受信した補正時間を用いて補正する(ステップS13)。算出部23は、ステップS5において算出された余裕時間に、ステップS12において受信した補正時間を加算して、余裕時間を補正する。算出部23は、補正された余裕時間を含む移動時間を算出する。
以上説明したように、実施の形態3にかかる情報処理装置20は、行動推定部21を有しており、行動推定部21は、利用者の行動履歴に基づいて、利用者の行動特性を推定する。具体的には、行動推定部21は、推定した行動特性に基づいて、余裕時間を補正するための補正時間を算出する。算出部23は、補正時間に基づいて、算出した余裕時間を補正し、補正された余裕時間を含む移動時間を算出する。
このように、実施の形態3にかかる情報処理装置20は、利用者の行動特性を考慮した余裕時間を算出するので、実施の形態2と比較して、利用者は、さらに余裕をもって空港に到着することが可能となる。したがって、利用者は、空港施設内の混雑状況に応じて流動的な行動を取ることができるため、実施の形態3にかかる情報処理装置20によれば、空港施設内の混雑を緩和することに寄与することができる。
(変形例)
実施の形態3において、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3に含まれる履歴情報から利用者が選択すると予測される移動手段を推定するように変形してもよい。この場合、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3の移動手段から最も選択された移動手段を、利用者が選択すると予測される移動手段として推定してもよい。もしくは、行動推定部21は、行動履歴テーブルT3に含まれる履歴情報のうち、新しい方から順に所定数の履歴情報に基づいて、利用者が選択した移動手段の傾向を分析し、分析結果に基づいて、利用者が選択すると予測される移動手段を推定してもよい。
算出部23は、推知された移動手段に対して、利用可能な移動経路を特定して、推定された移動手段に応じた余裕時間を含む移動時間を算出する。
通知部13は、行動推定部21が推定した移動手段と、算出部23が算出した当該移動手段に応じた余裕時間を含む移動時間を利用者に通知する。
このようにすれば、利用者が移動手段を選択する手間を省くことができるので、ユーザ利便性を向上させることが可能となる。
(実施の形態4)
続いて、実施の形態4について説明する。実施の形態4は、実施の形態2及び3の改良例である。以降の説明では、実施の形態4について、実施の形態2を用いて説明する。
<情報処理装置の構成例>
図10を用いて、実施の形態4にかかる情報処理装置30の構成例について説明する。図10は、実施の形態4にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。
実施の形態4にかかる情報処理装置30は、実施の形態2にかかる情報処理装置10に時間推定部31が追加された構成である。また、実施の形態4にかかる情報処理装置30は、実施の形態2にかかる情報処理装置10が備える取得部11が取得部32に置き換わっており、通知部13が通知部33に置き換わっている。なお、算出部12及び記憶部14は、実施の形態2と同様であるため、重複する説明については適宜割愛しながら説明を行う。
取得部32は、実施の形態2の取得部11が備える構成を有している。また、取得部32は、利用者が搭乗予定場所を含む空港に到着した到着時刻をさらに取得する。取得部32は、例えば、利用者の位置を定期的に取得し、利用者の位置が搭乗予定場所を含む空港内に位置した時刻を到着時刻として取得してもよい。もしくは、取得部32は、例えば、利用者が空港内に設置されたチェックイン端末にチェックインした時刻、及び利用者が手荷物を預け入れた時刻のうち、最も早い時刻を、到着時刻として取得してもよい。取得部32は、取得した到着時刻を通知部33に送信する。
時間推定部31は、空港の検査エリアにおける手続に要する手続時間を推定する。手続時間は、検査エリアを通過するための通過時間と称されてもよい。空港の検査エリアには、撮像装置及びセンサが配置されており、時間推定部31は、撮像装置が検査エリアを撮像した画像データを取得する。また、時間推定部31は、センサが取得したセンシングデータを取得する。
時間推定部31は、画像データに基づいて、検査エリアにおいて手続ゲートにおける手続を待っている待ち人数を算出し、センシングデータに基づいて、単位時間当たりの手続ゲートを通過する通過人数を示すスループットを算出する。スループットは、例えば、1分当たりに手続ゲートを通過する人数であってもよい。時間推定部31は、待ち人数とスループットとを用いて、検査エリアにおける手続に要する手続時間を推定する。時間推定部31は、推定した手続時間を通知部33に送信する。
検査エリアにおいて、手続ゲートが複数ある場合は、センシングデータに基づいて、各手続ゲートのスループットを算出する。時間推定部31は、各手続ゲートのスループットの総和から検査エリアにおける全体スループットを算出し、全体スループットと、待ち人数とを用いて、手続時間を推定する。
通知部33は、通知部13が備える構成を有している。通知部33は、時間推定部31から受信した手続時間と、到着時刻及び搭乗予定時刻とに基づいて、利用者に通知する情報を決定し、決定した情報を利用者に通知する。通知部33は、到着時刻と搭乗予定時刻とに基づいて、空港に滞在可能な時間を示す空港滞在可能時間を算出する。通知部33は、検査エリアから搭乗予定場所までの移動時間を算出する。通知部33は、搭乗予定時刻から到着時刻及び上記移動時間を減算した時間を空港滞在可能時間として算出する。
通知部33は、時間推定部31が推定した手続時間が空港滞在可能時間以上である場合、利用者が搭乗予定時刻に間に合わない可能性があるため、利用者が検査エリアに移動することを促す通知を行う。
通知部33は、例えば、「搭乗予定時刻が近づいています。保安検査場に移動してください。」というメッセージを利用者に通知する。情報処理装置30が通信端末である場合、通知部33は、通信端末に上記メッセージを表示する。また、情報処理装置30がパーソナルコンピュータ装置又はサーバ装置等である場合、通知部33は、利用者が有する通信端末に上記メッセージを表示することを通知する。
通知部33は、利用者が検査エリアに移動することを促す通知に加えて、検査エリアを通過した後の搭乗エリアに配置された店舗の特典情報(クーポン)を利用者に配信するようにしてもよい。
通知部33は、時間推定部31が推定した手続時間が空港滞在可能時間未満である場合、検査エリアを通過する前のエリアに配置された店舗の特典情報(クーポン)を利用者に配信する。通知部33は、例えば、空港の検査エリアを通過する前のチェックインエリアに配置された店舗のクーポンを配信してもよいし、空港の近隣施設に配置された店舗のクーポンであってもよい。
通知部33は、時間推定部31が推定した手続時間が空港滞在可能時間未満である場合、手続時間と、空港滞在可能時間との差分時間を算出する。通知部33は、算出した差分時間に基づいて、利用者に配信するクーポンを決定し、当該決定されたクーポンを配信する。通知部33は、例えば、差分時間に応じて、配信するクーポンの金額を決定してもよいし、差分時間に応じて、配信するクーポンの数を決定してもよい。
通知部33は、予め取得して記憶したクーポンから配信するクーポンを決定して、決定したクーポンを利用者に配信してもよい。もしくは、通知部33は、空港内の店舗において利用可能なクーポンが記憶されたサーバ装置から配信するクーポンを取得して、取得したクーポンを配信してもよい。
<情報処理装置の動作例>
次に、図11及び図12を用いて、実施の形態4にかかる情報処理装置30の動作例について説明する。図11は、実施の形態4にかかる情報処理装置の動作例の概要を説明するための図である。図12は、実施の形態4にかかる情報処理装置の動作例を示す図である。
まず、図11について説明する。図11は、利用者が搭乗予定の航空機の搭乗予定場所を含む空港を模式した図である。図11に示すように、空港施設内は、大きく分けると3つのエリアを含む。
1つ目のエリアは、検査エリアであり、検査エリアは、保安検査場及び出国審査場を含むエリアであり、保安検査場の入口から出国審査場の出口までのエリアである。検査エリアには、撮像装置であるカメラ201と、センサ202とが配置されている。カメラ201は、検査エリアに配置された手続ゲートを撮像して画像データを生成する。センサ202は、手続ゲートをセンシングしたセンシングデータを生成する。なお、検査エリアは、保安検査場のエリアであってもよく、保安検査場の入口から出口までのエリアであってもよい。
2つ目のエリアは、検査エリアを通過する前のエリアであり、チェックインエリアである。チェックインエリアには、店舗203が配置されている。なお、2つ目のエリアとして、図11に示した空港の近隣施設のエリアを含んでもよい。3つ目のエリアは、検査エリアを通過した後のエリアであり、搭乗エリアである。搭乗エリアには、店舗204が配置されている。
まず、利用者U1が空港に到着すると、取得部32は到着時刻を取得する。また、時間推定部31は、カメラ201から画像データを取得する。時間推定部31は、センサ202からセンシングデータを取得する。時間推定部31は、画像データに基づいて、待ち人数を算出するとともに、センシングデータに基づいて、手続ゲートのスループットを算出する。時間推定部31は、待ち人数と、スループットとを用いて、検査エリアにおける手続に要する手続時間を推定する。
通知部33は、到着時刻と搭乗予定時刻とに基づいて、空港に滞在可能な時間を示す空港滞在可能時間を算出する。通知部33は、検査エリアから搭乗予定場所までの移動時間を算出する。通知部33は、搭乗予定時刻から到着時刻及び上記移動時間を減算した時間を空港滞在可能時間として算出する。
通知部33は、時間推定部31が推定した手続時間が空港滞在可能時間以上である場合、利用者が検査エリアに移動することを促す通知を行う。また、通知部33は、店舗204のクーポンを利用者に配布してもよい。
通知部33は、時間推定部31が推定した手続時間が空港滞在可能時間未満である場合、店舗203クーポンを利用者に配信する。通知部33は、手続時間と、空港滞在可能時間との差分時間を算出する。通知部33は、算出した差分時間に基づいて、利用者に配信するクーポンを決定し、当該決定されたクーポンを配信する。
次に、図12について説明する。図12は、実施の形態4にかかる情報処理装置30の動作を示すフローチャートである。図12は、図6に示した動作を実行し、利用者が空港に到着した際に動作する動作例である。
取得部32は、利用者が空港に到着すると、到着時刻を取得する(ステップS21)。取得部32は、取得した到着時刻を通知部33に通知する。
時間推定部31は、空港の検査エリアにおける手続に要する手続時間を推定する(ステップS22)。時間推定部31は、撮像装置が検査エリアを撮像した画像データを取得する。また、時間推定部31は、センサが取得したセンシングデータを取得する。時間推定部31は、画像データに基づいて、待ち人数を算出し、センシングデータに基づいて、単位時間当たりの手続ゲートを通過する通過人数を示すスループットを算出する。
時間推定部31は、待ち人数とスループットとを用いて、検査エリアにおける手続に要する手続時間を推定する。時間推定部31は、推定した手続時間を通知部33に送信する。なお、ステップS22は、ステップS21の後に実行されてもよく、ステップS21の前から周期的に又は非周期的に実行されてもよい。
通知部33は、到着時刻と搭乗予定時刻とに基づいて、空港に滞在可能な時間を示す空港滞在可能時間を算出する(ステップS23)。通知部33は、検査エリアから搭乗予定場所までの移動時間を算出する。通知部33は、搭乗予定時刻から到着時刻及び上記移動時間を減算した時間を空港滞在可能時間として算出する。
通知部33は、手続時間が空港滞在可能時間以上であるかを判定する(ステップS24)。
手続時間が空港滞在可能時間以上である場合(ステップS24のYES)、通知部33は、所定の通知を利用者に送信する(ステップS25)。所定の通知は、利用者が検査エリアに移動することを促す通知であり、例えば、「搭乗予定時刻が近づいています。保安検査場に移動してください。」というメッセージを利用者に通知する。
通知部33は、搭乗エリアの店舗のクーポンを利用者に配信する(ステップS26)。通知部33は、利用者が検査エリアに移動させることを目的として、搭乗エリアに配置された店舗において利用可能なクーポンを利用者に配信する。なお、ステップS26は、実行されなくてもよい。
一方、手続時間が空港滞在可能時間未満である場合(ステップS24のNO)、通知部33は、チェックインエリアの店舗のクーポンを配信する(ステップS27)。通知部33は、手続時間と、空港滞在可能時間との差分時間を算出する。通知部33は、算出した差分時間に基づいて、利用者に配信するクーポンを決定し、当該決定されたクーポンを配信する。
以上説明したように、取得部32は、空港に利用者が到着した到着時刻を取得する。時間推定部31は、検査エリアにおける手続に要する手続時間を推定する。通知部33は、到着時刻と、搭乗予定時刻とに基づいて空港滞在可能時間を算出し、手続時間と、空港滞在可能時間とに基づいて、利用者が検査エリアに移動する必要があるか否かを判定する。通知部33は、利用者が検査エリアに移動する必要がある場合、利用者が検査エリアに移動することを促す通知を利用者に行う。また、通知部33は、利用者が検査エリアに移動する必要がある場合、検査エリアを通過した後の搭乗エリアの店舗のクーポンを配信して、利用者が検査エリアに移動することを促す。
一方、通知部33は、利用者が検査エリアに移動する必要がない場合、検査エリアを通過する前のチェックインエリアの店舗のクーポンを利用者に配信する。このように、情報処理装置30は、空港に到着した利用者のうち、検査エリアにおける手続が即時に必要な利用者を検査エリアに誘導し、検査エリアにおける手続が即時に必要でない利用者にはクーポンを利用したショッピングを行うように促す。すなわち、実施の形態4にかかる情報処理装置30は、検査エリアにおける手続が即時に必要ではない利用者が検査エリアに移動することを抑制する。したがって、実施の形態4にかかる情報処理装置30によれば、空港施設内の混雑を緩和することに寄与することができる。
また、上記のように、通知部33は、即時に検査エリアにおける手続が必要ではない利用者にはクーポンを利用したショッピングを行うように促す。したがって、実施の形態4にかかる情報処理装置30によれば、空港施設内の店舗における売上に貢献し、空港施設内の経済効果を向上させることに貢献することができる。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態において説明した情報処理装置1、10、20及び30(以下、情報処理装置1等と称する)は、次のようなハードウェア構成を有していてもよい。図13は、本開示の各実施の形態にかかる情報処理装置等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図13を参照すると、情報処理装置1等は、ネットワーク・インターフェース1201、プロセッサ1202及びメモリ1203を含む。ネットワーク・インターフェース1201は、通信機能を有する他の通信装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1201は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.11 series、IEEE 802.3 series等を含む通信方式に準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明された情報処理装置1等の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図13の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された情報処理装置1等の処理を行うことができる。
図13を用いて説明したように、情報処理装置1等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1または複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得する取得部と、
前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出する算出部と、
前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知する通知部と、を備える情報処理装置。
(付記2)
前記算出部は、前記移動手段及び前記移動経路の組み合わせ毎の迂回経路に関する迂回経路情報と、前記移動手段及び前記移動経路の組み合わせ毎の過去に発生した遅延に関する第1の遅延情報とに基づいて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた安全係数を算出し、当該安全係数に基づいて前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記余裕時間を算出する、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記算出部は、前記迂回経路情報及び前記第1の遅延情報に基づいて、前記移動手段及び移動経路に応じた潜在的リスクに基づく第1の信頼度と、前記移動手段及び移動経路に応じた遅延発生時の影響度に基づく第2の信頼度とを算出し、前記第1の信頼度及び前記第2の信頼度を用いて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記安全係数を算出する、付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記第1の遅延情報は、遅延の発生頻度と、遅延時間のばらつきを示す指標値とを含み、
前記算出部は、前記迂回経路情報及び前記発生頻度に基づいて、前記第1の信頼度を算出し、前記迂回経路情報及び前記指標値に基づいて、前記第2の信頼度を算出する、付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記取得部は、前記移動手段及び前記移動経路の組み合わせ毎の前記搭乗予定時刻までに予測される遅延についての第2の遅延情報を取得し、
前記算出部は、前記第2の遅延情報に基づいて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を補正する、付記2〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記利用者の行動履歴に基づいて、前記利用者の行動特性を推定する行動推定部をさらに備え、
前記算出部は、前記行動特性に基づいて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記余裕時間を補正する、付記1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記行動推定部は、前記行動履歴に基づいて、前記利用者が選択すると予測される移動手段を推定し、
前記算出部は、前記推定された移動手段に応じた前記移動時間を算出し、
前記通知部は、前記推定された移動手段と、当該移動手段に応じた前記移動時間とを前記利用者に通知する、付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記取得部は、前記利用者が前記搭乗予定場所を含む空港に到着した到着時刻を取得し、
前記空港の第1のエリアにおける手続に要する手続時間を推定する時間推定部をさらに備え、
前記通知部は、前記到着時刻と前記搭乗予定時刻とに基づいて、前記空港に滞在することが可能な時間を示す滞在可能時間を算出し、前記手続時間が前記滞在可能時間以上である場合、前記利用者が前記第1のエリアに移動することを促す通知を行う、付記1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記通知部は、前記手続時間が前記滞在可能時間以上である場合、前記第1のエリアを通過した後の第2のエリアに配置された店舗の第1の特典情報を前記利用者に配信する、付記8に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記通知部は、前記手続時間が前記滞在可能時間未満である場合、前記第1のエリアを通過する前の第3のエリアに配置された店舗の第2の特典情報を前記利用者に配信する、付記8又は9に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記通知部は、前記手続時間が前記滞在可能時間未満である場合、前記手続時間と、前記滞在可能時間との差分時間を算出し、当該差分時間に応じた前記第2の特典情報を配信する、付記10に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記時間推定部は、前記第1のエリアが撮像された画像データに基づいて待ち人数を算出し、前記第1のエリアに配置されたセンサにより取得されたセンシングデータに基づいて単位時間当たりの手続ゲートを通過する通過人数を示すスループットを算出し、前記待ち人数及び前記スループットを用いて前記手続時間を推定する、付記8〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記第1のエリアは、保安検査場及び出国審査場のうちの少なくとも1つを含むエリアである、付記8〜12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記14)
利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得することと、
前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出することと、
前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知することと、を含む通知方法。
(付記15)
利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得することと、
前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出することと、
前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知することと、をコンピュータに実行させるプログラム。
1、10、20、30 情報処理装置
2、11、22、32 取得部
3、12、23 算出部
4、13、33 通知部
14、24 記憶部
21 行動推定部
31 時間推定部
201 カメラ
202 センサ
203、204 店舗
1201 ネットワーク・インターフェース
1202 プロセッサ
1203 メモリ

Claims (10)

  1. 利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得する取得部と、
    前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出する算出部と、
    前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知する通知部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記算出部は、前記移動手段及び前記移動経路の組み合わせ毎の迂回経路に関する迂回経路情報と、前記移動手段及び前記移動経路の組み合わせ毎の過去に発生した遅延に関する遅延情報とに基づいて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた安全係数を算出し、当該安全係数に基づいて前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記余裕時間を算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出部は、前記迂回経路情報及び前記遅延情報に基づいて、前記移動手段及び移動経路に応じた潜在的リスクに基づく第1の信頼度と、前記移動手段及び移動経路に応じた遅延発生時の影響度に基づく第2の信頼度とを算出し、前記第1の信頼度及び前記第2の信頼度を用いて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記安全係数を算出する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記遅延情報は、遅延の発生頻度と、遅延時間のばらつきを示す指標値とを含み、
    前記算出部は、前記迂回経路情報及び前記発生頻度に基づいて、前記第1の信頼度を算出し、前記迂回経路情報及び前記指標値に基づいて、前記第2の信頼度を算出する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記利用者の行動履歴に基づいて、前記利用者の行動特性を推定する行動推定部をさらに備え、
    前記算出部は、前記行動特性に基づいて、前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記余裕時間を補正する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、前記利用者が前記搭乗予定場所を含む空港に到着した到着時刻を取得し、
    前記空港の第1のエリアにおける手続に要する手続時間を推定する時間推定部をさらに備え、
    前記通知部は、前記到着時刻と前記搭乗予定時刻とに基づいて、前記空港に滞在することが可能な時間を示す滞在可能時間を算出し、前記手続時間が前記滞在可能時間以上である場合、前記利用者が前記第1のエリアに移動することを促す通知を行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記通知部は、前記手続時間が前記滞在可能時間未満である場合、前記第1のエリアを通過する前の第2のエリアに配置された店舗の特典情報を前記利用者に配信する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記通知部は、前記手続時間が前記滞在可能時間未満である場合、前記手続時間と、前記滞在可能時間との差分時間を算出し、当該差分時間に応じた前記特典情報を配信する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得することと、
    前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出することと、
    前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知することと、を含む通知方法。
  10. 利用者の位置と、当該利用者が搭乗予定の航空機の予約情報とを取得することと、
    前記予約情報に基づいて、前記位置から前記航空機の搭乗予定場所までの移動手段及び移動経路に応じた、前記航空機の搭乗予定時刻に対する余裕時間を含む移動時間を算出することと、
    前記移動手段及び前記移動経路に応じた前記移動時間を前記利用者に通知することと、をコンピュータに実行させるプログラム。
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