JP2020176692A - 配管吊下支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井面や梁部材から吊下状態で支持固定でき、しかも作業性・作業コスト・抱持支持力・製造コストが良好な配管吊下支持具を提供する。【解決手段】取付部に吊下状態で取り付けられ、配管を抱持固定する配管吊下支持具において、可撓性を有する一枚の金属板から成り、配管軸に直交する方向の一方の端部から他方の端部に向けて該板状材の途中位置まで平行の4本の切込み部により5枚の櫛歯状部を有する櫛状に形成され、第1櫛歯状部・第3櫛歯状部・第5櫛歯状部の各々が切り起こされて配管抱持部と成り、第1櫛歯状部と第3櫛歯状部と第5櫛歯状部の各々の配管抱持部が同一位置に同一形状で形成され、配管抱持部と、第2櫛歯状部・第4櫛歯状部と、の間に配管が挿通されて配管が挟着された状態で抱持支持され、櫛歯元部と、第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の先端部分と、のいずれか一方を取付部に固定することにより吊下状態とする構成である。【選択図】図1

Description

本発明は配管吊下支持具に関し、詳しくは天井面・梁部材の如き取付部から吊下状態で1本又は2本以上の配管を抱持支持する配管吊下支持具に関する。
建物等の設備工事において、1本又は2本以上のガス管・給水管・給湯管・回線保護管等の配管類を、天井面・壁面・床面等の取付面に沿って固定する配管支持具としては、配管を抱持する配管抱持部と、取付面に取付固定される取付ベース部と、から成る配管支持具が種々提案されている(例えば、特許文献1及び2等参照。)。
特許文献1に示す技術は、取付面に取付固定される長板状の取付ベース部の上面に、樹脂製の逆Ω字状のサドルバンドを複数取り付け、このサドルバンドに配管を抱持させることによって配管を支持する構成(図1及び図2)、又は、前記取付ベース部の上面に複数本の配管を並列状態で配列させた後に長尺帯状のベルト体をこの複数本の配管の上面を架け渡して該ベルト体の端部と配管間の途中部分を前記取付けベース部に固定することによって配管を支持する構成(図3及び図4)である。
特許文献2に示す技術では、取付面に取付固定される長板状の取付ベース部の上面に複数本の配管を並列状態で配列させた状態で金属製の抱持板を前記配管の外周面に当接させた状態で巻き回して前記取付ベース部に固着することによって配管を支持する構成である。
特開2005−256945号 実用新案登録第2516707号
本発明者は、上記したような1本又は2本以上のガス管・給水管・給湯管・回線保護管等の配管類の抱持支持技術について更に研究を続けたところ、天井面・壁面・床面等の取付面に沿った状態で支持する支持具だけではなく、天井面や梁部材から吊下げた状態で支持する配管吊下支持具についても種々設備工事において有用であるという知見を得た。
そこで本発明の課題は、ガス管・給水管・給湯管・回線保護管等の配管類を天井面・梁部材の如き取付部から吊下状態で支持固定でき、しかも作業性・作業コスト・抱持支持力・製造コストが良好な配管吊下支持具を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.天井面・梁部材の如き取付部に吊下状態で取り付けられ、1本又は2本以上の配管を抱持固定する配管吊下支持具において、
配管吊下支持具を構成する板状材が可撓性を有する一枚の金属板から成り、配管軸に直交する方向の一方の端部から他方の端部に向けて該板状材の途中位置まで平行の4本の切込み部により5枚の櫛歯状部を有する櫛状に形成され、この5枚の櫛歯状部が、配管軸方向の一方から他方に向けて順に、第1櫛歯状部、第2櫛歯状部、第3櫛歯状部、第4櫛歯状部、第5櫛歯状部と成り、
前記第1櫛歯状部・第3櫛歯状部・第5櫛歯状部の各々が、円弧状、半円状、Ω状又はアーチ状のいずれかに切り起こされて1つ又は2つ以上の配管抱持部と成り、
第1櫛歯状部の1つ又は2つ以上の配管抱持部と、第3櫛歯状部の1つ又は2つ以上の配管抱持部と、第5櫛歯状部の1つ又は2つ以上の配管抱持部と、が配管軸方向から見て同一位置に同一形状で形成されており、
配管軸方向から見て、前記配管抱持部と第2櫛歯状部・第4櫛歯状部との間に配管が挿通されて該配管抱持部と第2櫛歯状部・第4櫛歯状部との間に配管が挟着された状態で、抱持支持される構成であり、
前記板状材の他方の端部側の切込み部の無い部分である櫛歯元部と、前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分と、のいずれか一方を前記取付部に固定することにより吊下状態とする構成であること、
を特徴とする配管吊下支持具。
2.前記櫛歯元部に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されて前記櫛歯元部を前記取付部の側面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
3.前記櫛歯元部の端部が折り曲げられており、この折り曲げられた部分に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されてこの折り曲げられた部分を前記取付部の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
4.前記櫛歯元部の端部が切込分割線を介して互い違いに折り曲げられており、この互い違いに折り曲げられた部分の両方に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されてこの互い違いに折り曲げられた部分を前記取付部の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
5.前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されて前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分を前記取付部の側面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
6.前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分が折り曲げられており、この折り曲げられた部分に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されてこの折り曲げられた部分を前記取付部の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
7.1つの配管抱持部に2本以上の配管を抱持する構成であることを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の配管吊下支持具。
8.前記配管抱持部による配管の抱持範囲が、抱持する配管の半径を超える範囲であることを特徴とする上記1〜7のいずれかに記載の配管吊下支持具。
9.前記第1櫛歯状部と第3櫛歯状部と第5櫛歯状部の先端部分が、前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部から離れる方向に湾曲又は折曲によって反った状態の構成であることを特徴とする上記1〜8のいずれかに記載の配管吊下支持具。
10.前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の少なくとも一部に隆起部が形成され、該隆起部が配管抱持部に抱持する配管の外周面であって且つ前記一方の端部側の少なくとも一部に当接可能な構成であることを特徴とする上記1〜9のいずれかに記載の配管吊下支持具。
11.前記配管抱持部には、該配管抱持部を配管軸直交方向に横断する補強リブが設けられた構成であることを特徴とする上記1〜10のいずれかに記載の配管吊下支持具。
12.前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分が折り曲げられており、この折り曲げられた部分の更に先端部分が前記配管抱持部側に折り曲げられることにより小径配管・配線を収納支持する小径配管・配線収納支持部が設けられた構成であることを特徴とする上記1〜11のいずれかに記載の配管吊下支持具。
請求項1に示す発明によれば、ガス管・給水管・給湯管・回線保護管等の配管類を天井面・梁部材の如き取付部から吊下状態で支持固定でき、しかも作業性・作業コスト・抱持支持力・製造コストが良好な配管吊下支持具を提供することができる。
特に、一枚の金属板を切起し加工と折曲加工して形成された構成のため低コストにより製造することができ、しかも可撓性を有する金属板を用いているため、配管抱持部の撓み性によって該配管抱持部と第2櫛歯状部との間に抱持した配管が挟着された状態になるので、挿通された配管を安定した状態で確実に且つ防振効果・制振効果を有した状態で抱持支持することができ、更に、簡易な構成によって現場での作業性も良好である。
請求項2に示す発明によれば、金属板の他方の端部の櫛歯元部を取付部である梁部材の側面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。
請求項3に示す発明によれば、金属板の他方の端部である櫛歯元部を折り曲げた部分を取付部の底面である天井面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。
請求項4に示す発明によれば、金属板の他方の端部である櫛歯元部を互い違いに折り曲げた部分を取付部の底面である天井面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。しかも折り曲げた部分が互い違いの方向であるため振動(震動)や揺れに対しての防振性(防震性)が高い。
請求項5に示す発明によれば、金属板の一方の端部の第2櫛歯状部・第4櫛歯状部を取付部である梁部材の側面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。
請求項6に示す発明によれば、金属板の一方の端部である第2櫛歯状部・第4櫛歯状部を折り曲げた部分を取付部の底面である天井面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。
請求項7に示す発明によれば、2本以上の配管を並列状態で抱持支持することができる。
請求項8に示す発明によれば、配管抱持部が配管を抱え込んだ状態で抱持するので、より安定した抱持支持となる。
請求項9に示す発明によれば、配管抱持部の開放側から該配管抱持部を押し開くようにして配管を圧入する際に、この圧入の導入口部分が拡開した状態となっているので速やか且つ容易に圧入することができる。
請求項10に示す発明によれば、抱持した配管の配管軸に直交する方向への位置ズレが生じ難くなる。
請求項11に示す発明によれば、配管抱持部の強度を向上させることができるので抱持支持力がより高めることができる。
請求項12に示す発明によれば、配管と同位置に配設される小径配管や配線類を同時に吊下支持することができる。
本発明に係る配管吊下支持具の一実施例を示す5面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図) 図1に示す配管吊下支持具の使用状態の一例を示す概略正面図(配管軸方向から見た図) 図2の概略平面図(配管軸に直交し、取付部に正対する方向から見た図) 本発明に係る配管吊下支持具の他の実施例の使用状態を示す概略正面図(配管軸方向から見た図) 本発明に係る配管吊下支持具の更に他の実施例の使用状態を示す概略正面図(配管軸方向から見た図) 図5の配管吊下支持具の櫛歯元部の折り曲げ構成を説明する要部斜視図 本発明に係る配管吊下支持具の他の実施例を示す正面図 本発明に係る配管吊下支持具の他の実施例を示す正面図 本発明に係る配管吊下支持具の他の実施例を示す正面図 本発明に係る配管吊下支持具の他の実施例を示す2面図(正面図、平面図) 本発明に係る配管吊下支持具の他の実施例を示す正面図
次に、添付の図面に従って本発明を詳細に説明する。
本発明に係る配管吊下支持具は、1本又は2本以上のガス管・給水管・給湯管・回線保護管等の配管類を天井面・壁面等の取付部から吊下支持するものである。
固定支持する種々の配管としては、従来一般的であった鋼管に代わって近年多く用いられるようになった合成樹脂管(ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、ポリブデン管、塩化ビニル管、プロピレン管、ABS管等)の固定支持に本発明は特に有効である。尚、本発明は合成樹脂管の固定支持に特に有効であるが、従来の鋼管の固定支持も可能であり、固定支持する配管として鋼管を排除するものではない。
本発明の配管吊下支持具1の具体的構成例としては、図1〜図3に示すように、
天井面・梁部材の如き取付部5(本実施例では梁部材の場合を示す。)に吊下状態で取り付けられ、1本又は2本以上(本実施例では2本)の配管P・Pを抱持固定する構成において、
配管吊下支持具1を構成する板状材が可撓性を有する一枚の金属板から成り、配管軸に直交する方向の一方の端部から他方の端部に向けて該板状材の途中位置まで平行の4本の切込み部により5枚の櫛歯状部11・12・13・14・15を有する櫛状に形成され、この5枚の櫛歯状部11・12・13・14・15が、配管軸方向の一方から他方に向けて順に、第1櫛歯状部11、第2櫛歯状部12、第3櫛歯状部13、第4櫛歯状部14、第5櫛歯状部15と成り、
前記第1櫛歯状部11・第3櫛歯状部13・第5櫛歯状部15の各々が、円弧状、半円状、Ω状又はアーチ状のいずれか(本実施例では2連の円弧状)に切り起こされて1つ又は2つ以上(本実施例では2つ)の配管抱持部21A・21Bと配管抱持部23A・23Bと配管抱持部25A・25Bと成り、
第1櫛歯状部11の1つ又は2つ以上(本実施例では2つ)の配管抱持部21A・21Bと、第3櫛歯状部13の1つ又は2つ以上(本実施例では2つ)の配管抱持部23A・23Bと、第5櫛歯状部15の1つ又は2つ以上(本実施例では2つ)の配管抱持部25A・25Bと、が配管軸方向から見て同一位置に同一形状で形成されており、
配管軸方向から見て、前記配管抱持部21A・23A・25A・21B・23B・25Bと第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14との間に配管P・Pが挿通されて該配管抱持部21A・23A・25A・21B・23B・25Bと第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14との間に配管P・Pが挟着された状態で、抱持支持される構成であり、
前記板状材の他方の端部側の切込み部の無い部分である櫛歯元部10と、前記第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の先端部分12D・14Dと、のいずれか一方を前記取付部5に固定することにより吊下状態とする構成であること、
を主構成とするものである。
以下、本発明の構成について更に詳説する。
本発明の配管吊下支持具1は、この種の配管吊下支持具に用いられる可撓性を有する金属板として公知公用のものを特別の制限なく用いることができ、好ましくはステンレスやその他の金属製である。
可撓性を有する一枚の金属板に対して切込み部を形成すると共に切り起こすに際して、第1櫛歯状部11・第3櫛歯状部13・第5櫛歯状部15を切起して配管抱持部21A・23A・25A・21B・23B・25Bを形成するための切起し部は、本実施例では線状を有する切起し線となっているが、第1櫛歯状部11と第2櫛歯状部12との間、第2櫛歯状部12と第3櫛歯状部13との間、第3櫛歯状部13と第4櫛歯状部14との間、第4櫛歯状部14と第5櫛歯状部15との間、の各々が線状ではなく溝状に間隔を設けて切り起こされる構成であってもよい。なお、該溝は同一巾である必要はない。
第1櫛歯状部11、第2櫛歯状部12、第3櫛歯状部13、第4櫛歯状部14、第5櫛歯状部15の幅は、本実施例では5枚全てを等しい幅に形成しているが、第1櫛歯状部11と第3櫛歯状部13と第5櫛歯状部15とを同じ幅に形成し、この3枚の各々よりも狭い幅で、又は広い幅で、第2櫛歯状部12と第4櫛歯状部14とを同じ幅に形成してもよい。更には、この5枚の幅を全て異なる幅に形成してもよい。
また抱持する配管Pの本数は、本実施例では2本であるが、1本又は3本以上であってもよく、抱持する配管Pの本数に応じて、更には抱持する配管Pの直径に応じて配管抱持部の形状は、円弧状、半円状、Ω状、アーチ状のいずれかの形状に形成される。更に、円弧状や半円状の場合であって2本以上の配管を抱持する場合、本実施例のように2本の配管P・Pを抱持する配管抱持部21・23・25が連設された状態、即ち、21Aと21B、23Aと23B、25Aと25Bのように連設した状態とすることによって同時に2本を抱持する構成であることが配管支持作業の効率化や製造コスト等の点で好ましい。
更に、配管抱持部21A・21B・23A・23B・25A・25Bによる配管P・Pの抱持範囲が、抱持する配管Pの半径を超える範囲であること、即ち、第1櫛歯状部11の先端側の配管抱持部21Bの先端部分11Aと、第3櫛歯状部13の先端側の配管抱持部23Bの先端部分13Aと、第5櫛歯状部15の先端側の配管抱持部25Bの先端部分15Aの各々が、配管Pの半径を超えて取付部5に近接乃至は当接する部分まで延びている構成が好ましい。かかる構成によれば、配管抱持部21B・23B・25Bが配管Pを抱え込んだ状態で抱持するので、より安定した抱持支持となる(図示せず。)。
梁部材である取付部5の側面への吊下固定構成としては、図2及び図3に示すように、櫛歯元部10に形成されている透孔10A・10Aに、取付部5に配設されている固定部材であるボルト3が挿通されるように取付部5に配管吊下支持具1を吊下状態で取付けた後、ナット4を螺合緊締することにより行われる。尚、透孔10Aの位置や数は取付部5の形状や設計条件等に応じて適宜変更することができる。尚、本実施例では、ボルト3・ナット4により取付固定したが、本発明はかかる構成に限定されず、例えば、取付部5に雌ネジ穴が形成され、該雌ネジ穴に前記透孔10Aに挿通したボルトを螺合緊締したり、アンカーボルトにより固定する等、公知公用の他の取付固定手段を採ることができる。
以上、本発明に係る配管吊下支持具の実施例について説明したが、本発明は上記構成に限定されず、本発明の範囲内において種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では取付部5として梁部材の側面に櫛歯元部10を取付けて吊下げる構成であったが、取付部5として天井面から吊下げる構成とすることもできる。即ち、図4に示すように、櫛歯元部10の端部が折り曲げられており、この折り曲げられた部分に透孔10Aが形成されており、該透孔10Aにボルト3の如き固定部材が挿通されてこの折り曲げられた部分を前記取付部5の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成である。尚、櫛歯元部10を折り曲げる部位としては、図1に仮想線で示す折曲線10Bの位置を挙げることができる。
かかる構成によれば、金属板の他方の端部である櫛歯元部10を折り曲げた部分を取付部5の底面である天井面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。
更に、取付部5として天井面から吊下げる構成の場合、図5及び図6に示すように、櫛歯元部10の端部が切込分割線を介して互い違いに折り曲げられており、この互い違いに折り曲げられた部分の両方に透孔10Aが形成されており、該透孔10Aにボルト3の如き固定部材が挿通されてこの互い違いに折り曲げられた部分を前記取付部5の底面である天井面に取り付けることにより吊下状態とする構成とすることもできる。
かかる構成によれば、金属板の他方の端部である櫛歯元部10を互い違いに折り曲げた部分を取付部5の底面である天井面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。しかも折り曲げた部分が互い違いの方向であるため振動(震動)や揺れに対しての防振性(防震性)が高い。
取付部5からの吊下構成は、上記したように金属板の他方の端部である櫛歯元部10を取付部5に取り付けて吊下げる構成に限らず、金属板の一方の端部である第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の先端部分12D・14Dを取付部5に取付ける構成としてもよい。
吊下げた状態の図は省略するが、第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の先端部分12D・14Dに図1に仮想線で示す透孔12A・14Aが形成されており、該透孔12A・14Aにボルト3の如き固定部材が挿通されて前記第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の先端部分12A・14Aを前記取付部5である梁部材の側面に取り付けることにより吊下状態とすることができる。かかる構成によれば、金属板の一方の端部の第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14を取付部5である梁部材の側面に固定することにより吊下支持できるので作業性が高い。
また、第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の先端部分12D・14Dが図1に仮想線として示す折曲線12F・14Fで折り曲げられており、この折り曲げられた部分に仮想線で示す透孔12A・14Aが形成されており、該透孔12A・14Aにボルト3の如き固定部材が挿通されてこの折り曲げられた部分を前記取付部5の底面である天井面に取り付けることにより吊下状態とすることができる。かかる構成によれば、金属板の一方の端部である第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の折り曲げた部分を取付部5の底面である天井面に固定するだけで吊下支持できるので作業性が高い。
また、図7に示す実施例のように、第1櫛歯状部11と第3櫛歯状部13と第5櫛歯状部15の先端部分11A・13A・15Aが、第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14から離れる方向に湾曲又は折曲によって反った状態の構成としてもよい。かかる構成によれば、配管抱持部21B・23Bの開放側から該配管抱持部21B・23Bを押し開くようにして配管Pを圧入する際に、この圧入の導入口部分が拡開した状態となっているので速やか且つ容易に圧入することができる。
また、前述したように抱持する配管Pの本数は2本に限定されず、1本又は3本以上であってもよい。例えば、図8に示す実施例は3本の配管P・P・Pをアーチ状の配管抱持部21(23・25)によって抱持する構成であり、図9に示す実施例は1本の配管PをΩ状の配管抱持部21(23・25)によって抱持する構成である。なお、2本以上の配管Pを吊下支持するに際し、配管径を異にする場合、配管径を配管抱持部21の径に合わせるため、配管Pに厚み調整部材(テープやリング等)を取付ければよい。
また、図10に示す実施例のように、第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の少なくとも一部に隆起部12B・14B・12C・14Cを形成し、隆起部12B・14Bが配管抱持部21A・23Aに抱持する配管Pの外周面であって且つ前記一方の端部側の少なくとも一部に当接し、隆起部12C・14Cが配管抱持部21B・23B・25Bに抱持する配管Pの外周面であって且つ前記一方の端部側の少なくとも一部に当接する構成としてもよい。かかる構成によれば、配管軸に直交する方向(図10において特に右方向)への配管P・Pの位置ズレをより防ぐことができる。
更に、図10に示す実施例のように、配管抱持部21・23・25の各々に該配管抱持部21・23・25を配管軸直交方向に横断する補強リブ11B・13B・15Bを設けた構成としてもよい。かかる構成によれば、配管抱持部21・23・25の強度を向上させることができるので抱持支持力がより高めることができる。
更にまた、図11に示す実施例のように、第2櫛歯状部12・第4櫛歯状部14の各々の先端部分12D・14Dが折り曲げられており、この折り曲げられた部分の更に先端部分12E・14Eが前記配管抱持部21・23・25側に折り曲げられることにより小径配管・配線Plを収納支持する小径配管・配線収納支持部22・24を設けた構成としてもよい。かかる構成によれば、配管Pと同位置に配設される小径配管や配線類を同時に吊下支持することができる。
1 配管吊下支持具
10 櫛歯元部
10A 透孔
10B 折曲線
11 第1櫛歯状部
11A 先端部分
11B 補強リブ
12 第2櫛歯状部
12A 透孔
12B 隆起部
12C 隆起部
12D 先端部分
12E 更に先端部分
12F 折曲線
13 第3櫛歯状部
13A 先端部分
13B 補強リブ
14 第4櫛歯状部
14A 透孔
14B 隆起部
14C 隆起部
14D 先端部分
14E 更に先端部分
14F 折曲線
15 第5櫛歯状部
15A 先端部分
15B 補強リブ
21 配管抱持部
21A 配管抱持部
21B 配管抱持部
22 小径配管・配線収納支持部
23 配管抱持部
23A 配管抱持部
23B 配管抱持部
24 小径配管・配線収納支持部
25 配管抱持部
25A 配管抱持部
25B 配管抱持部
3 ボルト
4 ナット
5 取付部
P 配管
Pl 小径配管・配線

Claims (12)

  1. 天井面・梁部材の如き取付部に吊下状態で取り付けられ、1本又は2本以上の配管を抱持固定する配管吊下支持具において、
    配管吊下支持具を構成する板状材が可撓性を有する一枚の金属板から成り、配管軸に直交する方向の一方の端部から他方の端部に向けて該板状材の途中位置まで平行の4本の切込み部により5枚の櫛歯状部を有する櫛状に形成され、この5枚の櫛歯状部が、配管軸方向の一方から他方に向けて順に、第1櫛歯状部、第2櫛歯状部、第3櫛歯状部、第4櫛歯状部、第5櫛歯状部と成り、
    前記第1櫛歯状部・第3櫛歯状部・第5櫛歯状部の各々が、円弧状、半円状、Ω状又はアーチ状のいずれかに切り起こされて1つ又は2つ以上の配管抱持部と成り、
    第1櫛歯状部の1つ又は2つ以上の配管抱持部と、第3櫛歯状部の1つ又は2つ以上の配管抱持部と、第5櫛歯状部の1つ又は2つ以上の配管抱持部と、が配管軸方向から見て同一位置に同一形状で形成されており、
    配管軸方向から見て、前記配管抱持部と第2櫛歯状部・第4櫛歯状部との間に配管が挿通されて該配管抱持部と第2櫛歯状部・第4櫛歯状部との間に配管が挟着された状態で、抱持支持される構成であり、
    前記板状材の他方の端部側の切込み部の無い部分である櫛歯元部と、前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分と、のいずれか一方を前記取付部に固定することにより吊下状態とする構成であること、
    を特徴とする配管吊下支持具。
  2. 前記櫛歯元部に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されて前記櫛歯元部を前記取付部の側面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  3. 前記櫛歯元部の端部が折り曲げられており、この折り曲げられた部分に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されてこの折り曲げられた部分を前記取付部の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  4. 前記櫛歯元部の端部が切込分割線を介して互い違いに折り曲げられており、この互い違いに折り曲げられた部分の両方に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されてこの互い違いに折り曲げられた部分を前記取付部の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  5. 前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されて前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分を前記取付部の側面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  6. 前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分が折り曲げられており、この折り曲げられた部分に透孔が形成されており、該透孔にボルトの如き固定部材が挿通されてこの折り曲げられた部分を前記取付部の底面に取り付けることにより吊下状態とする構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  7. 1つの配管抱持部に2本以上の配管を抱持する構成であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の配管吊下支持具。
  8. 前記配管抱持部による配管の抱持範囲が、抱持する配管の半径を超える範囲であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の配管吊下支持具。
  9. 前記第1櫛歯状部と第3櫛歯状部と第5櫛歯状部の先端部分が、前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部から離れる方向に湾曲又は折曲によって反った状態の構成であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の配管吊下支持具。
  10. 前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の少なくとも一部に隆起部が形成され、該隆起部が配管抱持部に抱持する配管の外周面であって且つ前記一方の端部側の少なくとも一部に当接可能な構成であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の配管吊下支持具。
  11. 前記配管抱持部には、該配管抱持部を配管軸直交方向に横断する補強リブが設けられた構成であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の配管吊下支持具。
  12. 前記第2櫛歯状部・第4櫛歯状部の各々の先端部分が折り曲げられており、この折り曲げられた部分の更に先端部分が前記配管抱持部側に折り曲げられることにより小径配管・配線を収納支持する小径配管・配線収納支持部が設けられた構成であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の配管吊下支持具。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114838205A (zh) * 2021-02-02 2022-08-02 中国石油化工股份有限公司 一种悬挂式支撑管板

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