JP2020175567A - 加飾シートおよびモジュール - Google Patents
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Abstract
Description
図1(a)および図1(b)は、本開示における加飾シートを例示する概略断面図および概略平面図である。また、図2(a)は単位画素部群の一部の拡大平面図であり、図1(b)のZ部分の拡大図に相当する。図2(b)は図2(a)のX−X線断面図であり、単位画素部の概略断面図である。
本開示における凹凸層は、基材の一方の面側に位置し、複数の単位画素部が配置された単位画素部群を表面に有する層である。また、凹凸層は、点光源からの光を視認可能な程度の透明性を有する。
単位画素部群は、複数の単位画素部が配置されて構成される。
単位画素部は、ライン状の凸部および凹部が交互に配置された凹凸パターンを有する。凸部および凹部の平面視形状は、通常、ライン状(直線状)である。凸部および凹部の断面形状としては、例えば、正方形、長方形等の矩形、台形、三角形、半円形、放物線状、釣鐘形、双曲線状が挙げられる。凸部および凹部は、断面形状が同一であってもよく、異なってもよい。図3(a)〜(e)は、凹凸パターンの、長手方向と直交する方向における断面形状の例を示す模式図である。
単位画素部群は、複数の単位画素部が配置されて構成される。さらに、単位画素部群は、単位画素部として、第1の軸に沿って延びる凹凸パターンを有する第1の単位画素部と、第2の軸に沿って延びる凹凸パターンを有する第2の単位画素部と、を少なくとも備える。
凹凸層の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂、硬化樹脂等の樹脂が挙げられる。硬化樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂を加熱して硬化した樹脂(熱硬化樹脂)、電離放射線樹脂を電離放射線の照射により硬化した樹脂(電離放射線硬化樹脂)が挙げられる。ここで、「電離放射線」とは、電磁波または荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有する放射線をいい、例えば、紫外線や電子線の他、X線、γ線等の電磁波、α線、イオン線等の荷電粒子線が挙げられる。電離放射線硬化樹脂としては、例えば、紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂が挙げられる。
基材は、凹凸層を支持する層であり、点光源からの光を視認可能な程度の透明性を有する。
本開示における加飾シートは、点光源からの光を視認可能な程度の透明性を有する。加飾シートの全光線透過率は、例えば10%以上であり、50%以上であってもよく、90%以上であってもよい。全光線透過率は、JIS K 7361−1(プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法)に基づいて測定される。測定には、例えば、紫外・可視・近赤外分光光度計(島津製作所UV−3600)および積分球付属装置(ISR−3100)を用いることができる。また、標準板として、例えば、米国ラブスフェア社製スペクトラロン(テフロン(登録商標)製)を用いることができる。本開示においては、基材および凹凸層が、それぞれ、上述した全光線透過率を有することが好ましい。
図11は、本開示におけるモジュールを例示する概略断面図である。図11に示すモジュール100は、加飾シート10と、加飾シート10との間に空間を設けて配置された光源20とを有する。加飾シート10は、透明性を有する支持部材30の点光源20側の面に形成され、点光源20は固定部材40に固定されている。
本開示における加飾シートについては、上記「A.加飾シート」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。
本開示における点光源は、加飾シートとの間に空間を設けて配置される。点光源の典型例としては、発光ダイオード(LED)光源が挙げられる。LED光源は、単色のLED素子を有していてもよく、複数色のLED素子を有していてもよい。LED素子としては、例えば、赤色LED素子、緑色LED素子および青色LED素子が挙げられる。LED素子のサイズは、マイクロサイズであることが好ましく、例えば、10μm角以上100μm角以下であり、50μm角以上100μm角以下であってもよい。
本開示におけるモジュールは、加飾シートおよび点光源を少なくとも有する。モジュールは、例えば図11に示すように、加飾シートを支持する支持部材を有していてもよい。支持部材は、通常、透明性を有する。支持部材としては、例えば、樹脂、ガラスが挙げられる。支持部材の形状は特に限定されず、平板状であってもよく、曲面状であってもよい。
(転写原版の準備)
銅めっきをした鉄製のシリンダー上に、全自動レーザーグラビア製版システム(シンク・ラボラトリー製NEWFX3)を用いて、ライン状の凹凸パターンを有する区画領域を形成し、転写原版を得た。区画領域は、加飾シートの単位画素部を形成する部位に該当する。転写原版には、50mm角のパターン領域を3個連続して形成した。1個目のパターン領域を、図5(a)に示すパターン領域(0°、90°)とし、2個目のパターン領域を、図5(b)に示すパターン領域(0°、±60°)とし、3個目のパターン領域を、図5(c)に示すパターン領域(0°、±45°、90°)とした。
基材(PETフィルム、東洋紡績製コスモシャイン)の一方の面に、下記の組成を有する紫外線硬化樹脂を塗布して樹脂層を形成し、その樹脂層に、上記シリンダーを押圧し、基材側から紫外線照射(波長365nm、照射エネルギー170mJ/cm2)を行い、紫外線硬化樹脂を硬化させ、凹凸層を形成した。その後、シリンダーから凹凸層を剥離し、加飾シートを得た。
・ウレタンアクリレート … 35質量%
・1,6−ヘキサンジオールジアクリレート … 35質量%
・ペンタエリスリトールトリアクリレート … 10質量%
・ビニルピロリドン … 15質量%
・1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン … 2質量%
・ベンゾフェノン … 2質量%
・ポリエーテル変性シリコーンオイル … 1質量%
銅製の板上に、超精密加工機(ファナック製ROBONANO)を用いた切削により、凹凸パターンを形成し、転写原版を得た。転写原版には、50mm角のパターン領域を3個連続して形成した。1個目のパターン領域を、図12(a)に示すパターン領域(0°、90°)とし、2個目のパターン領域を、図12(b)に示すパターン領域(0°、±60°)とし、3個目のパターン領域を、図12(c)に示すパターン領域(0°、±45°、90°)とした。得られた転写原版を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、加飾シートを得た。なお、比較例1における凹凸段差とは、三角錐の底辺から頂点までの高さをいう。また、比較例1における凹凸周期とは、隣り合う切削溝の間隔をいう。
実施例1〜5および比較例1で得られた加飾シートについて、以下の評価を行った。
実施例1〜5およびで比較例1得られた加飾シートを、100mm角に切り出し、サンプルを得た。得られたサンプルを、点光源(白色LED)から50cm離して配置し、点光源の装飾形状を特定した。
実施例1〜5および比較例1で得られた加飾シートを、100mm角に切り出し、サンプルを得た。得られたサンプルに対して、目視により確認できる欠陥数のカウントを行った。評価基準は、以下の通りである。
○:目視できる欠陥なし
×:目視できる欠陥あり
実施例1〜5および比較例1で得られた加飾シートを、100mm角に切り出し、サンプルを得た。得られたサンプルを、点光源(白色LED)から50cm離して配置し、その50cm上方位置から単位画素部群の観察を行った。試験環境は、照度400ルクス(明るいオフィス相当)とした。評価基準は、以下の通りである。被験者10名(20代から60代まで)とし、装飾形状の変化部(継ぎ目)を視認できる人数をカウントし、下記判定とした。
〇:3名以下
×:4名以上
2 … 凹凸層
10 … 加飾シート
11 … 単位画素部
111 … 凹凸パターン
Claims (15)
- 透明性を有する加飾シートであって、
基材と、
前記基材の一方の面側に位置し、複数の単位画素部が配置された単位画素部群を表面に有する凹凸層と、
を備え、
前記単位画素部は、ライン状の凸部および凹部が交互に配置された凹凸パターンを有し、
前記単位画素部群は、前記単位画素部として、
第1の軸に沿って延びる前記凹凸パターンを有する第1の単位画素部と、
第2の軸に沿って延びる前記凹凸パターンを有する第2の単位画素部と、
を少なくとも備え、
前記第1の軸および前記第2の軸が交差関係にある、加飾シート。 - 前記第1の軸および前記第2の軸が交差する角度θ12が、0°より大きく90°以下である、請求項1に記載の加飾シート。
- 前記角度θ12が90°である、請求項2に記載の加飾シート。
- 前記単位画素部群は、前記単位画素部として、第3の軸に沿って延びる前記凹凸パターンを有する第3の単位画素部を備え、
前記第1の軸、前記第2の軸および前記第3の軸が、それぞれ交差関係にある、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。 - 前記第1の軸および前記第2の軸が交差する角度θ12、および、前記第1の軸および前記第3の軸が交差する角度θ13が、それぞれ、0°より大きく90°以下である、請求項4に記載の加飾シート。
- 前記角度θ12および前記角度θ13が60°である、請求項5に記載の加飾シート。
- 前記単位画素部群は、前記単位画素部として、第4の軸に沿って延びる前記凹凸パターンを有する第4の単位画素部を備え、
前記第1の軸、前記第2の軸、前記第3の軸および前記第4の軸が、それぞれ交差関係にある、請求項4から請求項6までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。 - 前記第1の軸および前記第2の軸が交差する角度θ12、前記第1の軸および前記第3の軸が交差する角度θ13、および、前記第1の軸および前記第4の軸が交差する角度θ14が、それぞれ、0°より大きく90°以下である、請求項7に記載の加飾シート。
- 前記角度θ12が90°であり、前記角度θ13および前記角度θ14が45°である、請求項8に記載の加飾シート。
- 点光源の装飾形状として、2種類以上の形状が得られる、請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。
- 前記単位画素部の平面視形状が矩形である、請求項1から請求項10までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。
- 前記単位画素部の一辺の長さが0.9μm以上1mm以下である、請求項1から請求項11までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。
- 前記単位画素部における前記凹凸パターンのライン本数が3本以上である、請求項1から請求項12までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。
- 前記単位画素部における前記凹凸パターンのピッチが0.3μm以上100μm以下である、請求項1から請求項13までのいずれかの請求項に記載の加飾シート。
- 請求項1から請求項14までのいずれかの請求項に記載の加飾シートと、
前記加飾シートとの間に空間を設けて配置された点光源と、
を有するモジュール。
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JP6079946B1 (ja) * | 2015-03-25 | 2017-02-15 | 大日本印刷株式会社 | 離型シートおよび樹脂皮革 |
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2019
- 2019-04-17 JP JP2019078755A patent/JP7243408B2/ja active Active
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