JP2020175501A - ウォータージェット加工システム - Google Patents

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Abstract

【課題】補正角度を計算することができるウォータージェット加工システムを提供する。【解決手段】本発明に係るウォータージェット加工システムは、支持アームと、カッターヘッドと、モーター23と、慣性計測ユニット25と、を具えているウォータージェットカッター装置と、カッターヘッドを所定角度θ1に移動することを制御することができるコントローラと、所定角度θ1に基づく補正角度εと、回転角度θ2と、傾斜角度θ3と、を計算して、補正角度εをコントローラに送信することができる補正モジュールと、を含んでおり、また、コントローラは、カッターヘッドに対して角度伝達誤差補正を実行して、カッターヘッドを補正角度εに基づいて移動させることができる。【選択図】図3

Description

本発明はウォータージェット加工システムに関し、具体的には、補正角度を計算することができるウォータージェット加工システムに関する。
ウォータージェットカッター装置(water jet cutter)を用いて高圧水流を被加工物へ噴射して切断、剥離、洗浄などを行なう加工は、ウォータージェット加工として知られている。また、該被加工物が軟質の材料(例えば、プリント基板、プラスチック、ゴム、紙など)である場合に、水のみを加圧且つ加速して高圧水流としてウォータージェット加工を実行することができる一方、該被加工物が硬質の材料(例えば、金属板、鉄筋コンクリート、ガラス、鉄鋼、石など)である場合に、水に研磨材料を添加して研磨材料を有する水を加圧且つ加速して高圧水流としてウォータージェット加工を実行することができる。
現在、ウォータージェットカッター装置は、より精密な加工を実行するよう、5軸制御によって被加工物に対して加工を行なうウォータージェット加工システムが広く採用されている。なお、5軸とは、3次元空間の互いに直交する方向の移動を規定する直線軸(X、Y、Z)の3軸と、回転軸(A、C)の2軸と、を指すものである。
該ウォータージェットカッター装置は、5軸に移動することができるアームと、アームの下端部に設けられていると共に、研磨材料を含む水を噴射することができるカッターヘッドと、アームを駆動することができるモーターと、モーターに電気的に接続していると共に、モーターを介してアームの運動及びカッターヘッドのオン/オフを制御することができるコントローラと、を備えている。
また、操作員がプロセスパラメータをコントローラに入力すると、該コントローラがモーターを作動してアームを駆動させることによって、カッターヘッドを5軸に移動又は回転させ、且つ、被加工物へ研磨材料を有する高圧水流を噴射してウォータージェット加工を実行する。
なお、特許文献1には、ウォータージェットカッター装置のようなビーム切削工具に最適化された工具経路とマシンコマンドとを生成する方法を開示している。具体的には、該方法は、同じカッティング経路に適用される多種のパラメータを比較して最適化を実行して、最適化されたパラメータを決定して加工精度を改善する。
また、特許文献2には、流体噴射切断システム、及び該システムを制御する方法を開示している。該流体噴射切断システムは、制御ユニットによって所定の傾斜角度(predetermined inclination angle、略称:PIA)に基づいて流体噴射ヘッドの運動を操作することができ、更に、該所定の傾斜角度に従って流体噴射ヘッドに対して被加工物に対する移動を自動的に調整して、切断面のテーパ角度(taper angle)を制御すると共に、流体噴射により生じた角変位(angular displacement)を自動的に補正することができる。
また、特許文献3には、適応ベクトル制御システム(Adaptive Vector Control System、略称:AVCS)を用いて偏差補正角度を決定し、且つ、カッターヘッドの所望の動きを示す運動の指示を生成するための流体噴射装置の制御システムを開示している。該適応ベクトル制御システムは、受信したジオメトリ指定(geometry specifications)を使用してオフセットジオメトリを計算し、そしてオフセットジオメトリを複数の部分ジオメトリベクトル(part geometry vectors、略称:PGVs)にセグメント化することができる。
米国公開第2018/0364679A1号明細書 米国公開第2018/0059638A1号明細書 米国特許第9597772B2号明細書
上記の特許文献において、流体噴射装置の加工精度を改善することができる方法を開示しているが、本発明は、上記の特許文献に鑑みてなされたもので、他の加工精度を改善することができるウォータージェット加工システムを提供する。
上記目的を達成すべく、本発明は以下のウォータージェット加工システムを提供する。
即ち、支持アームと、前記支持アームに設けられているカッターヘッドと、前記支持アームに連結されていて、前記支持アームを駆動して前記カッターヘッドを前記支持アームと共に移動させることができるモーターと、ツールセンタポイントに対するカッターヘッドの傾斜角度を感知するよう、前記カッターヘッドに設けられている慣性計測ユニットと、を具えているウォータージェットカッター装置と、
前記カッターヘッドを所定角度に移動することを制御することができるように、前記モーターに電気的に接続されているコントローラと、
前記カッターヘッドの前記傾斜角度、及び、前記モーターが前記コントローラの制御に応じて回転されて前記カッターヘッドを移動しようとする回転角度を受信してから、前記所定角度に基づく補正角度と、前記回転角度と、前記傾斜角度と、を計算して、前記補正角度を前記コントローラに送信することができるように、前記コントローラ及び前記ウォータージェットカッター装置に電気的に接続されている補正モジュールと、を含んでおり、
また、前記コントローラは、前記モーターを制御することによって、前記カッターヘッドに対して角度伝達誤差補正を実行して、前記カッターヘッドを前記補正角度に基づいて移動させることができるように構成されているウォータージェット加工システムを提供する。
上記手段によれば、本発明に係るウォータージェット加工システムにおいて、コントローラは、モーターを制御してカッターヘッドに対して角度伝達誤差補正を実行して、カッターヘッドを補正角度に基づいて移動させることができる。
更に、ウォータージェットカッター装置において、慣性計測ユニットをカッターヘッドに設けられていることによって、ツールセンタポイントに対するカッターヘッドの傾斜角度を即時及び正確に測定することができる。
それによって、ウォータージェット加工の精度を向上させることができる。
本発明に係るウォータージェット加工システムの実施形態を説明するブロック図である。 本発明に係るウォータージェット加工システムを実施するためのウォータージェットカッター装置が示される一部断面図である。 該実施形態に係る角度伝達誤差補正のフローを説明する図である。 該実施形態に係る角度伝達誤差補正を説明する模式図である。
以下、本発明に係るウォータージェット加工システム1について図面を参照して説明する。
図1及び図2を参照して本発明に係るウォータージェット加工システム1を説明する。ここで、図1は本発明に係るウォータージェット加工システム1の実施形態を説明するブロック図であり、また、図2は本発明に係るウォータージェット加工システム1を実施するためのウォータージェットカッター装置2が示される一部断面図である。
図1に示されるように、本発明に係るウォータージェット加工システム1は、ウォータージェットカッター装置2と、コントローラ31と、補正モジュール32と、コンピュータ装置30と、を含んでいる。
ウォータージェットカッター装置2は、図1及び図2に示されるように、5軸の自由度を有する支持アーム21と、支持アーム21に設けられていて被加工物へ高圧水流を噴射することができるカッターヘッド22と、支持アーム21に連結されていて支持アーム21を駆動してカッターヘッド22を支持アーム21と共に移動させることができるモーター23と、モーター23に設けられているエンコーダ(encoder)24と、ツールセンタポイント(tool center point、略称:TCP)Aに対する姿勢を感知するよう、カッターヘッド22に設けられている慣性計測ユニット(inertial measurement unit、略称:IMU)25と、当該ウォータージェットカッター装置2のピッチ誤差(pitch error)を感知するためのレーザー干渉計26と、カッターヘッド22に研磨材料を供するようカッターヘッド22に接続されている研磨材料供給ユニット27と、カッターヘッド22に高圧水流を供するようカッターヘッド22に接続されている給水ユニット28と、を具えている。
なお、本実施形態では、カッターヘッド22は、アブレーシブウォータージェット(Abrasive water jet、略称:AWJ)(即ち、研磨材料を含む高圧水流の噴射)を実行することができる2.5Dタイプのヘッドを採用している。勿論、ここでそれに限定されず、他のタイプのヘッドを採用してもよい。
更に、本実施形態では、モーター23は、中空式で配管を通すことができる波動歯車装置(strain wave gearing device)であることができるが、それに限定されない。
より具体的には、ウォータージェットカッター装置2は、モーター23を用いて支持アーム21を3次元空間の互いに直交するX軸、Y軸、Z軸と、2軸の回転軸と、からなる5軸に移動することによって、カッターヘッド22で異なる角度から被加工物に対してウォータージェットを噴射することができる。
なお、本実施形態において、図2に示されるように、モーター23の数量は2つである。即ち、1つのモーター23がカッターヘッド22を互いに直交する方向の移動を規定する直線軸(X、Y、Z)の3軸に移動することを制御する一方、他の1つのモーター23がカッターヘッド22を回転軸(A、C)の2軸に傾斜又は回転することを制御する。勿論、ここでモーター23の数量は2つに限定されずに、カッターヘッド22の5軸制御を実行することができればよい。
慣性計測ユニット25は、図2に示されるように、角度や角速度や角加速度を検出するためのジャイロスコープ251と、重力及び加速度を計測するための加速度計252と、磁界の方向を計測するための磁力計253と、を具えている。それによって、ウォータージェットカッター装置2は、慣性計測ユニット25を用いてカッターヘッド22の方位角を計算してカッターヘッド22のツールセンタポイントAに対する姿勢を検知することができる。
レーザー干渉計26は、直線変位や直線速度や直線加速度を検出することができ、よってウォータージェットカッター装置2は、レーザー干渉計26を用いてカッターヘッド22の位置(即ち、X軸、Y軸、Z軸)を検知することができる。
研磨材料供給ユニット27は、例えば、金属板、鉄筋コンクリート、ガラス、鉄鋼、石といった硬質の被加工物に対して加工する際に使用されるものである。
給水ユニット28は、カッターヘッド22に給水し、これによって、カッターヘッド22が被加工物に対してウォータージェットを噴射することができる。
より詳しく言うと、研磨材料供給ユニット27が例えば柘榴石(garnet)などの研磨材料を提供すると共に、給水ユニット28が高圧水流を提供して、そして該研磨材料と該高圧水流とがベンチュリ効果(Venturi effect)により混ざって研磨材料を有する高圧水流になる。よって、ウォータージェットカッター装置2は、研磨材料を含む高圧水流をカッターヘッド22を通して噴射することができる。
コントローラ31は、図1に示されるように、モーター23及びコンピュータ装置30に電気的に接続されていると共に、モーター23によるカッターヘッド22の移動を制御することができると共に、高圧水流を噴射するか否かを制御することもできる。
なお、本実施形態では、コントローラ31は、モーター23を駆動することを制御するコンピュータ数値制御(Computer Numerical Control、略称:CNC)であることができる。
補正モジュール32は、図1に示されるように、コントローラ31に電気的に接続され、且つ、ウォータージェットカッター装置2に電気的に接続されていると共に、理想モデルを構築していて、加工条件に従って該理想モデルを利用して補正値を算出することができる。
コンピュータ装置30は、図1に示されるように、ユーザがウォータージェット加工に関するパラメーターを入力することができるユーザインタフェース33を有している。
なお、該パラメーターは、例えば、カッターヘッド22のツールセンタポイントAに対する角度、研磨材料の流量、研磨材料のサイズ、研磨材料の密度、研磨材料の形状、ヘッドの種類(Tタイプ、或いは、Yタイプ)、研磨材料を供する配管の長さ、当該配管の口径、水流の圧力、ノズルの直径、被加工物の材質、被加工物の厚み、アタック角(attack angle)、切断速度、加工時間などを指すことができる。
以下、本発明に係るウォータージェット加工システム1を利用してウォータージェット加工を実行している際に、カッターヘッド22に対する角度伝達誤差補正方法について説明する。
図3及び図4を参照して、カッターヘッド22に対して角度伝達誤差補正を実行することを説明する。ここで、図3は該実施形態に係る角度伝達誤差補正のフローを説明する図であり、また、図4は該実施形態に係る角度伝達誤差補正を説明する模式図である。
本実施形態では、カッターヘッド22の被加工物に対する姿勢角度の希望値を6°に設定することを例として説明するが、他の実施形態において他の角度に設定しても良い。
第1に、図3及び図4に示されるように、コンピュータ装置30のユーザインタフェース33によって姿勢角度θ11と調整値θ12とをコントローラ31に入力して、そして補正モジュール32が該姿勢角度θ11(6°)及び該調整値θ12(0.01°)を加算することによって所定角度θ1(6°+0.01°=6.01°)を取得する。
第2に、図3及び図4に示されるように、コントローラ31が該所定角度θ1をモーター23に伝達し、モーターをこれに基づいて動作させる。そして、モーター23に設けられているエンコーダ24は、モーター23が出力した回転角度θ2(例えば、6°)を測定且つ出力する。そして、図3に示されるように、慣性計測ユニット25は、ツールセンタポイントAに対するカッターヘッド22の傾斜角度θ3(例えば、6.05°)を感知且つ出力する。
なお、理想的には、回転角度θ2は、ツールセンタポイントAに対するカッターヘッド22の姿勢角度の希望値であるが、機械加工精度や加工位置精度による影響で誤差が発生するため、本発明に係るウォータージェット加工システム1は、慣性計測ユニット25を用いて傾斜角度θ3を感知する。
第3に、補正モジュール32は、カッターヘッド22の傾斜角度θ3、及び、モーター23がコントローラ31の制御に応じて回転されてカッターヘッド22を移動しようとする回転角度θ2を受信してから、モーター23の回転角度θ2(6°)、及び、慣性計測ユニット25によって感知された傾斜角度θ3(6.05°)の差とする偏差角度θ4(6.05°−6°=0.05°)を計算する。
そして、該偏差角度θ4(0.05°)を所定角度θ1(6.01°)に加算してフィードバック角度θ5(6.01°+0.05°=6.06°)を取得する。なお、該フィードバック角度θ5は、該ウォータージェット加工システム1においてモーター23により出力された実際の角度である。
第4に、補正モジュール32は、回転角度θ2(6°)をフィードバック角度θ5(6.06°)から減算して、補正角度ε(6.06°−6°=0.06°)とする差を取得する。なお、該補正角度εは、モーター23がカッターヘッド22に対して補正するための角度である。
このように、補正モジュール32は、所定角度θ1に基づく補正角度εと、回転角度θ2と、傾斜角度θ3と、を計算して、該補正角度εをコントローラ31に送信する。そして、コントローラ31は、モーター23を制御することによって、カッターヘッド22を補正角度εに基づいて移動させることができることで、カッターヘッド22を所定角度θ1に移動することを制御することができ、カッターヘッド22に対して角度伝達誤差補正を実行することができる。
より詳しく言うと、本発明に係るウォータージェット加工システム1は、モーター23が所定角度θ1に従って回転を初回に実行して、エンコーダ24が回転角度θ2を測定して、そして補正モジュール32が該回転角度θ2及び慣性計測ユニット25が感知された傾斜角度θ3に基づいて補正角度εを取得して、該補正角度εをコントローラ31に送信することによって、モーター23に対して角度伝達誤差補正を実行する。
更に、本発明に係るウォータージェット加工システム1は、カッターヘッド22に対して角度伝達誤差補正を実行することができるだけではなく、変位補正をも実行することができる。
まず、レーザー干渉計26によってウォータージェットカッター装置2のピッチ誤差を感知する。
次に、補正モジュール32は、ピッチ誤差(pitch error)、及び、バックラッシュ(Backlash)に基づいて変位補正値を計算する。
なお、ピッチ誤差は、ウォータージェットカッター装置2の支持アーム21がモーター23によって駆動されている際に、例えば、モーター23における複数のギアの間に生じる実際のピッチと所定のピッチとの差を指すものである。一方、バックラッシュは、例えば、ウォータージェットカッター装置2に用いられる複数のギアなどの互いに嵌り合って運動方向に意図して設けられている隙間を指すものである。勿論、ここでピッチ誤差及びバックラッシュが発生する原因は、モーター23における複数のギアの間に生じることに限定されずに、他の2つの部品の間に発生する可能性もある。
そして、コントローラ31は、カッターヘッド22に対してモーター23によって変位補正値に従って変位補正を実行してカッターヘッド22をX軸、Y軸、Z軸に沿って移動することができる。
それによって、モーター23は、支持アーム21を5軸に移動している際に、該5軸における互いに直交する方向の移動を規定するX軸、Y軸、Z軸に従う変位誤差に対して補正を行なうことがでる。
上記実施形態のウォータージェット加工システム1は、以下の利点を有する。
第1に、本発明に係るウォータージェット加工システム1においては、コントローラ31が補正角度εと、回転角度θ2と、傾斜角度θ3と、を計算して、該補正角度εをコントローラ31に送信してモーター23を制御して、カッターヘッド22に対して角度伝達誤差補正を実行することができ、且つ、ウォータージェットカッター装置2において慣性計測ユニット25がカッターヘッド22に設けられていることによって、ツールセンタポイントAに対するカッターヘッド22の傾斜角度θ3を即時及び正確に測定することができる。
なお、本発明に係るウォータージェット加工システム1において、コントローラ31による情報の出力として、産業用機器間通信のプロトコルであるOPC UA(OPC Unified Architecture)に従って、且つ、該情報に関するデータフォーマットは、ドイツの工作機械に対応するVDW形式に設定すれば、共通性及び適合性を高めることができる。
更に、コントローラ31は、監視データ、アラームメッセージ、加工位置、プログラム名称、完成品の数量といった情報を出力するようにしてもよい。この場合、出力されたデータは、コンピュータにあるデータベースに送信されることができるだけではなく、モノのインターネット(Internet of Things、略称:IoT)を介してネットワークアタッチトストレージ(Network Attached Storage、略称:NAS)やクラウドにもアップロードされることができる。
このようにすれば、管理者にとっては、複数のウォータージェット加工システム1の加工状態を即時に把握し易くなる。また、出力されたデータは、加工経験として機器によって学習を実行され、プロセスの改善やパラメータの調整などを自動的に行なうことができる。それによって、ウォータージェット加工が自動化、知能化を達成することができる。
第2に、レーザー干渉計26により、ウォータージェットカッター装置2のピッチ誤差、及び、バックラッシュから発生されたカッターヘッド22の変位誤差(即ち、X軸、Y軸、Z軸)を補正することができることで、コントローラ31は、前述した角度伝達誤差補正を実行するのみならず、変位誤差に対する補正をも実行することができる。そのため、ウォータージェット加工の精度を一層向上させることができる。
上記においては、本発明の全体的な理解を促すべく、多くの具体的な詳細が示された。しかしながら、当業者であれば、一またはそれ以上の他の実施形態が具体的な詳細を示さなくとも実施され得ることが明らかである。
以上、本発明の好ましい実施形態及び変化例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、最も広い解釈の精神および範囲内に含まれる様々な構成として、全ての修飾および均等な構成を包含するものとする。
上記の本発明に係るウォータージェット加工システムは、補正モジュール、及び、慣性計測ユニットを用いてカッターヘッドに対して角度伝達誤差補正を実行して、ウォータージェット加工の精度を向上させることができるため、産業上の利用可能性がある。
1 ウォータージェット加工システム
2 ウォータージェットカッター装置
21 支持アーム
22 カッターヘッド
23 モーター
24 エンコーダ
25 慣性計測ユニット
251 ジャイロスコープ
252 加速度計
253 磁力計
26 レーザー干渉計
27 研磨材料供給ユニット
28 給水ユニット
30 コンピュータ装置
31 コントローラ
32 補正モジュール
33 ユーザインタフェース
θ1 所定角度
θ11 姿勢角度
θ12 調整値
θ2 回転角度
θ3 傾斜角度
θ4 偏差角度
θ5 フィードバック角度
ε 補正角度
A ツールセンタポイント

Claims (8)

  1. 支持アームと、前記支持アームに設けられているカッターヘッドと、前記支持アームに連結されていて、前記支持アームを駆動して前記カッターヘッドを前記支持アームと共に移動させることができるモーターと、ツールセンタポイントに対するカッターヘッドの傾斜角度を感知するよう、前記カッターヘッドに設けられている慣性計測ユニットと、を具えているウォータージェットカッター装置と、
    前記カッターヘッドを所定角度に移動することを制御することができるように、前記モーターに電気的に接続されているコントローラと、
    前記カッターヘッドの前記傾斜角度、及び、前記モーターが前記コントローラの制御に応じて回転されて前記カッターヘッドを移動しようとする回転角度を受信してから、前記所定角度に基づく補正角度と、前記回転角度と、前記傾斜角度と、を計算して、前記補正角度を前記コントローラに送信することができるように、前記コントローラ及び前記ウォータージェットカッター装置に電気的に接続されている補正モジュールと、を含んでおり、
    また、前記コントローラは、前記モーターを制御することによって、前記カッターヘッドに対して角度伝達誤差補正を実行して、前記カッターヘッドを前記補正角度に基づいて移動させることができるように構成されている、
    ことを特徴とするウォータージェット加工システム。
  2. 前記補正モジュールは、
    前記モーターの前記回転角度、及び、前記慣性計測ユニットによって感知された前記傾斜角度の差である偏差角度を計算することと、前記偏差角度を前記所定角度に加算してフィードバック角度を取得することと、前記フィードバック角度から前記回転角度を減算して前記補正角度とする差を取得することと、によって、前記補正角度を計算することができるように更に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット加工システム。
  3. 前記補正モジュールは、
    前記カッターヘッドの被加工物に対する姿勢角度の希望値に調整値を加算することによって前記所定角度を取得することができるように更に構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のウォータージェット加工システム。
  4. 前記ウォータージェットカッター装置は、
    前記回転角度を出力することができるように、前記モーターに設けられているエンコーダを更に具えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット加工システム。
  5. 前記慣性計測ユニットは、ジャイロスコープと、加速度計と、磁力計と、を具えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット加工システム。
  6. 前記ウォータージェットカッター装置は、
    当該ウォータージェットカッター装置のピッチ誤差を感知するためのレーザー干渉計を更に具えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット加工システム。
  7. 前記補正モジュールは、前記ピッチ誤差に基づいて変位補正値を計算することができるように更に構成されており、
    前記コントローラは、前記カッターヘッドに対して前記モーターによって前記変位補正値に従って変位補正を実行して前記カッターヘッドを移動することができるように更に構成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のウォータージェット加工システム。
  8. ユーザが前記所定角度を入力することができるユーザインタフェースを有するコンピュータ装置を更に含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット加工システム。
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