JP2020174433A - 非絶縁型双方向dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ターンオン損失やターンオフ損失が小さく、かつノイズの少ない非絶縁型双方向DC−DCコンバータを提供する。【解決手段】非絶縁型双方向DC−DCコンバータは、主変換器および補助変換器を備えている。主変換器は、直列接続された第1および第2の主スイッチと、第1の主スイッチに並列接続された第1のスナバコンデンサと、第2の主スイッチに並列接続された第2のスナバコンデンサとを有している。補助変換器は、直列接続された第1、第2、第3および第4の補助スイッチと、一端が第1および第2の補助スイッチに直列接続されるとともに第3および第4の補助スイッチに直列接続され、他端が第1の主スイッチと第2の主スイッチとの接続点に接続された共振用インダクタとを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、非絶縁型双方向DC−DCコンバータに関する。
近年、非絶縁型双方向DC−DCコンバータの開発が進んでいる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2001/084699号
ところで、非絶縁型双方向DC−DCコンバータにおいては、ターンオン損失やターンオフ損失が大きいという問題があった。
ターンオン損失やターンオフ損失が小さく、かつノイズの少ない非絶縁型双方向DC−DCコンバータを提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態としての非絶縁型双方向DC−DCコンバータは、第1入出力端子と、第2入出力端子と、主変換器と、補助変換器と、主変換器および補助変換器を制御する制御回路とを備えている。主変換器は、第1入出力端子に直列接続された第1および第2の主スイッチと、第1の主スイッチに対して並列接続された第1のスナバコンデンサと、前記第2の主スイッチに対して並列接続された第2のスナバコンデンサとを有している。補助変換器は、第1入出力端子に直列接続された第1、第2、第3および第4の補助スイッチと、一端が第1および第2の補助スイッチに直列接続されるとともに第3および第4の補助スイッチに直列接続され、他端が第1の主スイッチと第2の主スイッチとの接続点を介して第2入出力端子に接続された共振用インダクタとを有している。制御回路は、当該非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させたり、降圧チョッパとして動作させたりする際に、主変換器に流れる電流を補助変換器に導いたり、補助変換器に流れる電流を主変換器に導いたりするように、主変換器および補助変換器におけるスイッチング動作を制御する。
本発明の一実施の形態としての非絶縁型双方向DC−DCコンバータによれば、ターンオン損失やターンオフ損失を小さくすることができ、かつノイズを少なくすることができる。
本発明の一実施の形態に係るDC−DCコンバータの回路構成例を表す図である。 図1のDC−DCコンバータの昇圧チョッパとしての動作の一例を表す図である。 図2に続く動作の一例を表す図である。 図3に続く動作の一例を表す図である。 図4に続く動作の一例を表す図である。 図5に続く動作の一例を表す図である。 図6に続く動作の一例を表す図である。 図7に続く動作の一例を表す図である。 図8に続く動作の一例を表す図である。 図9に続く動作の一例を表す図である。 図10に続く動作の一例を表す図である。 図11に続く動作の一例を表す図である。 図12に続く動作の一例を表す図である。 図13に続く動作の一例を表す図である。 図14に続く動作の一例を表す図である。 図1のDC−DCコンバータを昇圧チョッパとしての動作させたときの、各スイッチの電圧、ならびにスナバコンデンサの電圧およびインダクタを流れる電流の波形の一例を表す図である。 図1のDC−DCコンバータの、昇圧チョッパにおける損失についてまとめた図である。 図1のDC−DCコンバータの降圧チョッパとしての動作の一例を表す図である。 図18に続く動作の一例を表す図である。 図19に続く動作の一例を表す図である。 図20に続く動作の一例を表す図である。 図21に続く動作の一例を表す図である。 図22に続く動作の一例を表す図である。 図23に続く動作の一例を表す図である。 図24に続く動作の一例を表す図である。 図25に続く動作の一例を表す図である。 図26に続く動作の一例を表す図である。 図27に続く動作の一例を表す図である。 図28に続く動作の一例を表す図である。 図29に続く動作の一例を表す図である。 図30に続く動作の一例を表す図である。 図1のDC−DCコンバータを降圧チョッパとしての動作させたときの、各スイッチの電圧、ならびにスナバコンデンサの電圧およびインダクタを流れる電流の波形の一例を表す図である。 図1のDC−DCコンバータの、降圧チョッパにおける損失についてまとめた図である。 図1のDC−DCコンバータの回路構成の一変形例を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。
<1.実施の形態>
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係るDC−DCコンバータ1の回路図を表したものである。DC−DCコンバータ1は、非絶縁型双方向DC−DCコンバータであり、例えば、主変換器10および補助変換器20を備えている。
主変換器10は、互いに直列接続された主スイッチQ1、Q2を有しており、主スイッチQ1は一次側の入出力端子IO1に、主スイッチQ2はグラウンド端子GNDに、それぞれ接続されている。主スイッチQ1は、例えば、FETで構成されており、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように並列接続されたボディダイオードD1を含んで構成されている。主スイッチQ2は、例えば、FETで構成されており、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように並列接続されたボディダイオードD2を含んで構成されている。主変換器10は、さらに、スナバコンデンサC1,C2を有している。主スイッチQ1にはスナバコンデンサC1が、主スイッチQ2にはスナバコンデンサC2が、それぞれ並列に接続されている。
補助変換器20は、互いに直列接続された補助スイッチQ3,Q4を有しており、補助スイッチQ3が入出力端子IO1に接続され、補助スイッチQ4が共振用インダクタLrを介して主スイッチQ1、Q2の接続点に接続されている。主スイッチQ1、Q2の接続点には、二次側の入出力端子IO2が接続されている。補助スイッチQ3は、例えば、FETで構成されており、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように並列接続されたボディダイオードD3を含んで構成されている。補助スイッチQ4は、例えば、FETで構成されており、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように並列接続されたボディダイオードD4を含んで構成されている。
補助変換器20は、さらに、互いに直列接続された補助スイッチQ5,Q6を有しており、補助スイッチQ6がグラウンド端子GNDに接続され、補助スイッチQ5が共振用インダクタLrを介して主スイッチQ1、Q2の接続点に接続されている。補助スイッチQ5は、例えば、FETで構成されており、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように並列接続されたボディダイオードD5を含んで構成されている。補助スイッチQ6は、例えば、FETで構成されており、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように並列接続されたボディダイオードD6を含んで構成されている。
補助変換器20は、さらに、共振用インダクタLrおよびスナバコンデンサC3を備えている。DC−DCコンバータ1は、さらに、インダクタLoおよびコンデンサC0,C4を備えている。コンデンサC0は、端子IO2およびグラウンド端子GNDの間に接続されている。コンデンサC4は、入出力端子IO1およびグラウンド端子GNDの間に接続されている。スナバコンデンサC3は、補助スイッチQ3と補助スイッチQ6との間に接続されている。共振用インダクタLrは、2つの補助スイッチQ3,Q4に直列に接続されており、さらに、2つの補助スイッチQ5,Q6に直列に接続されている。共振用インダクタLrは、補助スイッチQ4と、補助スイッチQ5との接続点と、主スイッチQ1と主スイッチQ2との接続点との間に接続されている。
DC−DCコンバータ1は、さらに、主変換器10および補助変換器20を制御する制御回路30を備えている。制御回路30は、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させたり、降圧チョッパとして動作させたりする際に、主変換器10に流れる電流を補助変換器20に導いたり、補助変換器20に流れる電流を主変換器10に導いたりするように、主変換器10および補助変換器20におけるスイッチング動作を制御する。
制御回路30は、各スイッチのスイッチング動作を制御するためのスイッチング信号を生成する。制御回路30は、例えば、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6の電流もしくは両端電圧を入力信号として受けて、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6のスイッチングタイミングを演算し、スイッチング信号を生成する。各スイッチには、例えば、その両端電圧を検出する電圧検出器が設けられ、制御回路30は、例えば、これら電圧検出器からの電圧信号を入力として受ける。そして、制御回路30は、例えば、各スイッチのスイッチング動作を制御するためのスイッチング信号を出力する。
[動作]
(昇圧チョッパとしての動作)
次に、DC−DCコンバータ1の昇圧チョッパとしての動作について説明する。DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとしての動作させる場合、DC−DCコンバータ1は、端子IO2およびグラウンド端子GNDの電圧Vinを昇圧した電圧Voutを、入出力端子IO1およびグラウンド端子GNDに出力する。
図2から図9が、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させたときの、主スイッチQ2がオフ状態からオン状態に遷移する過程を示したものである。制御回路30は、この過程で、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、補助スイッチQ5,Q6をオンして、主スイッチQ1に流れる電流(具体的には、ボディダイオードD1に流れる電流)を共振用インダクタLrに移動させ、ボディダイオードD1に流れる電流がゼロになる前に主スイッチQ1をオフする。制御回路30は、さらに、主スイッチQ1をオフした後に、共振用インダクタLrおよびスナバコンデンサC1,C2による共振を生じさせ、ボディダイオードD2がオンした後に、主スイッチQ2をオンする。
図10から図15が、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させたときの、主スイッチQ2がオン状態からオフ状態に遷移する過程を示したものである。制御回路30は、この過程で、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ2をオンした後、補助スイッチQ4をオンして、スナバコンデンサC3および共振用インダクタLrによる共振を生じさせることにより、スナバコンデンサC3に蓄積されたエネルギーを共振用インダクタLrに移動させ、スナバコンデンサC3の電圧をゼロにする。制御回路30は、その後に、主スイッチQ2をオフする。制御回路30は、さらに、主スイッチQ2をオフすると、共振用インダクタLrおよびインダクタLoを流れる電流が、スナバコンデンサC1,C2に流れ込むことによって、それにより、主スイッチQ1の電圧は徐々に小さくなり、ボディダイオードD1および主スイッチQ1のうち少なくともボディダイオードD1をオンする。
図16は、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとしての動作させたときの、各スイッチの電圧と、スナバコンデンサC3の電圧と、インダクタLoを流れる電流(I_Lo)とを示したものである。図16には、インダクタLoを流れる電流(I_Lo)が補助変換器20に流れたときの、補助変換器20内を流れる電流の経路中にある素子が例示されている。
図2は、主スイッチQ1がオン状態からオフ状態になる前の状態(図16のステップ1の状態)を示している。図2には、負荷電流がインダクタLoから、主スイッチQ1を通って流れている様子が示されている。このとき、スナバコンデンサC3の初期電圧(V_C3)は、ほぼゼロボルトとなっており、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)および補助スイッチQ6の電圧(VDS_Q6)が、入出力端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Voutとほぼ等しくなっている。また、このとき、補助スイッチQ4がオンしており、補助スイッチQ5,Q6がオフしている。補助スイッチQ3は、オンしていても、オフしていてもよい。
DC−DCコンバータ1は、図2の状態(補助スイッチQ4がオンした状態)において、補助スイッチQ5,Q6をオンする(図16のステップ2)。すると、インダクタLoを流れる電流の一部が、共振用インダクタLrおよび補助スイッチQ5,Q6に流れ始め、インダクタLoに流れる電流と、共振用インダクタLrに流れる電流とがほぼ等しくなり、主スイッチQ1に流れる電流がゼロになる。このとき、DC−DCコンバータ1は、図3に示したように、主スイッチQ1をオフする。なお、DC−DCコンバータ1は、制御を簡単にするために、図2の状態において、補助スイッチQ5,Q6をオンすると同時に、主スイッチQ1をオフしてもよい。すると、主スイッチQ1を流れていた電流は、ボディダイオードD1に流れ始める。このように、主スイッチQ1に流れる電流が完全にゼロになる前に主スイッチQ1をオフすることにより、主スイッチQ1をオフしたタイミングで電流が逆に流れることを防ぐ。
主スイッチQ1をオフした後、図4に示したように、共振用インダクタLrと、スナバコンデンサC1,C2とで共振が始まり、主スイッチQ1の電圧(VDS_Q1)が徐々に大きくなるとともに、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)が徐々に小さくなる(図16のステップ3)。その結果、図5に示したように、ボディダイオードD2がオンし、主スイッチQ1の電圧(VDS_Q1)が一定値となるとともに、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)がほぼゼロボルトになる(図16のステップ4)。すると、図6に示したように、循環電流がボディダイオードD2、共振用インダクタLrおよび補助スイッチQ5,Q6を流れ始める。DC−DCコンバータ1は、図6に示したように、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)がゼロボルトとなっている間に、主スイッチQ2をオンする(図16のステップ5)。これにより、主スイッチQ2でのZVS(ゼロボルトスイッチング)が達成される。すると、インダクタLoに流れていた電流が主スイッチQ2に流れ始める。
その後、DC−DCコンバータ1は、補助スイッチQ4,Q5をオフする(図16のステップ6)。すると、循環電流が、図7に示したように、ボディダイオードD4を介してスナバコンデンサC3に流れ始めるので、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)が、ゆるやかに上昇し、それに伴い、補助スイッチQ3の電圧(VDC_Q3)は、ゆるやかに低下する(図16のステップ6)。その結果、補助スイッチQ5の電圧(VDC_Q5)はターンオフ時に急激に上昇せず、ゆるやかに上昇する。このように、補助スイッチQ5に流れていた電流がスナバコンデンサC3へ分流するようになり、かつ、補助スイッチQ5の電圧がゆるやかに上昇することで、補助スイッチQ5における電圧と電流の交差が小さくなった結果、補助スイッチQ5のターンオフ損失が小さくなる。
補助スイッチQ5がオフした後も、スナバコンデンサC3が充電されていくと、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)が、入出力端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Voutと等しくなり(図16のステップ7)、図8に示したように、補助スイッチQ3に並列接続されたボディダイオードD3がオンする。その結果、共振用インダクタLrに蓄積されたエネルギーが、主スイッチQ2、共振用インダクタLr、ボディダイオードD4、ボディダイオードD3および端子IO1のルートで、端子IO1へ回生される。回生が完了すると、図9に示したように、インダクタLoへのエネルギー蓄積がなされ、次のエネルギー伝送のための備えが行われる(図16のステップ8)。
次に、DC−DCコンバータ1は、昇圧チョッパとしての初期状態(図2の状態)に戻す。このとき、DC−DCコンバータ1は、補助変換器20を用いて、図10に示した状態から、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)をゼロボルトに戻す。
DC−DCコンバータ1は、まず、図16のステップ8の状態が所定の期間経過した後(図16のステップ9)、図11に示したように、補助スイッチQ4をオンする(図16のステップ10)。すると、図11に示したような、スナバコンデンサC3および共振用インダクタLrを含む循環路が形成され、スナバコンデンサC3および共振用インダクタLrによる共振が発生する。これにより、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)が徐々に小さくなりながら(図16のステップ10)、共振用インダクタLrに流れる電流が徐々に大きくなる。
スナバコンデンサC3に蓄積されたエネルギーが全て共振用インダクタLrに移行すると、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)がゼロボルトになり、それに伴って、補助スイッチQ5の電圧(VDS_C5)もゼロボルトになる(図16のステップ11)。その結果、図12に示したような、ボディダイオードD5,D6および共振用インダクタLrを含む循環路が形成される。このとき、DC−DCコンバータ1は、図13に示したように、主スイッチQ2および補助スイッチQ6をオフする(図16のステップ12)。すると、図13に示したように、共振用インダクタLrによる循環電流と、インダクタLoに蓄えられている電流との合計が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに流れ始めるので、主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)が、ゆるやかに上昇し、それに伴い、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)は、ゆるやかに低下する(図16のステップ12)。その結果、主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)はターンオフ時に急激に上昇せず、ゆるやかに上昇する。このように、主スイッチQ2がオフした後にスナバコンデンサC1,C2によって主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)をゆるやかに上昇させるとともに、主スイッチQ2に流れている電流を、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに分流することで、主スイッチQ2に流れる電流と主スイッチQ2の電圧との交差を、ハードスイッチングに比べて低減している。従って、主スイッチQ2のターンオフ損失が小さくなる。
その後、図14に示したように、ボディダイオードD1がオンすると、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)がほぼゼロボルトとなり、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q2)の上昇が停止する(図16のステップ13)。すると、共振用インダクタLrに蓄えられていたエネルギーは、ボディダイオードD6、ボディダイオードD5、共振用インダクタLrおよびボディダイオードD1のルートで端子IO1側へ回生されると同時に、インダクタLoに蓄えられていたエネルギーは、ボディダイオードD1を通じて端子IO1へ伝送される。このように、ボディダイオードD1がオンすることで、共振用インダクタLrおよびインダクタLoに蓄えられていたエネルギーが端子IO1へ伝送される。その結果、DC−DCコンバータ1は、図2に示した状態に戻る。なお、DC−DCコンバータ1は、ボディダイオードD1がオンした後に、主スイッチQ1をオンしてもよい。これにより、主スイッチQ1に電流が流れるので、ボディダイオードD1に電流を流す場合よりも、導通損失を減らすことができる。
なお、本動作における損失について、図17にまとめた。以下に、図17について説明する。
(主スイッチQ1)
主スイッチをオフし、主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)がゆるやかに上昇するに伴って、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)が徐々に小さくなり、ボディダイオードD1がオンすることで、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)がゼロボルトとなったときに、主スイッチQ1をオンして、主スイッチQ1に電流を流してもよい。このようにした場合には、主スイッチQ1をオンせずにボディダイオードD1に電流を流す場合よりも、導通損失を減らすことができる。また、主スイッチQ1を、ZVS(ゼロボルトスイッチング)させることができるので、ターンオン損失がない。また、主スイッチQ1に並列接続されたボディダイオードD1に流れる電流を共振用インダクタLrに移動させ、ボディダイオードD1に流れる電流を小さくした後、ボディダイオードD1をオフする。主スイッチQ1は、ボディダイオードD1がオンしている時にオフするので、ZVS(ゼロボルトスイッチング)とり、ターンオフ損失が発生しない。なお、補助変換器20が設けられていない場合には、主スイッチQ2をオンする時に、ダイオードのリカバリー電流によってリカバリー損失が発生する。
(主スイッチQ2)
共振用インダクタLrの電流によって、ボディダイオードD1がオフした後に、共振用インダクタLrおよびスナバコンデンサC1,C2による共振によってボディダイオードD2がオンすることで、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)がゼロボルトとなったときに、主スイッチQ2をオンする。これにより、主スイッチQ2を、ZVS(ゼロボルトスイッチング)させることができるので、ターンオン損失がない。なお、補助変換器20が設けられていない場合には、主スイッチQ2をオンしたときに、主スイッチQ2には容量短絡損失と、ダイオードのリカバリー電流によるリカバリー損失が発生する。また、主スイッチQ2がオフした後に、共振用インダクタLrによる循環電流と、インダクタLoに蓄えられている電流との合計が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに流れ始めるので、スナバコンデンサC1,C2によって主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)の電圧がゆるやかに上昇するとともに、主スイッチQ2に流れていた電流が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに分流する。これにより、主スイッチQ2では、ターンオフ損失が少ない。
(補助スイッチQ4)
ステップ10(図11)にて、スナバコンデンサC3および共振用インダクタLrによる共振を発生させるために、補助スイッチQ4をオンしている。補助スイッチQ4をオンするときに、補助スイッチQ4には、電圧Vout(端子IO1−グラウンド端子GND間の電圧)と同じ電圧が発生しているので、補助スイッチQ4には容量短絡損失が発生する。しかし、主スイッチQ1,Q2に比べるとCoss容量が十分に小さいので、主スイッチQ1,Q2で発生する容量短絡損失に比べるととても小さい。また、ダイオードD4のリカバリー電流による損失も発生しない。
ステップ6(図7)にて、補助スイッチQ5をターンオフすることで、共振用インダクタLrに蓄えられたエネルギーを端子IO1−グラウンド端子GND間へ回生する。共振用インダクタLr、ボディダイオードD4、スナバコンデンサC3、補助スイッチQ6および主スイッチQ2のルートで電流が流れることで、補助スイッチQ4に並列に接続されているボディダイオードD4がオンする。しかし、補助スイッチQ4がオフする前に補助スイッチQ5がオンしており、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)がゼロボルトとなっている。そのため、補助スイッチQ4の両端はほぼゼロボルトなので、補助スイッチQ4には、ターンオフ損失は発生しない。
(補助スイッチQ5)
ステップ2(図3)にて、補助スイッチQ5がオンする。このとき、補助スイッチQ4がオンしており、スナバコンデンサC3の電圧がゼロボルトとなっている。そのため、補助スイッチQ5は、補助スイッチQ5の電圧がゼロボルトになっている状態でオンする。従って、補助スイッチQ5には、ターンオン損失は発生しない。
ステップ6(図7)にて、補助スイッチQ5はオフする。このとき、補助スイッチQ5がオフした瞬間に、ボディダイオードD4およびスナバコンデンサC3のルートで電流が流れることで、補助スイッチQ5の電圧はなだらかに上昇する。このとき、さらに、補助スイッチQ5に流れていた電流がスナバコンデンサC3へ分流することで、補助スイッチQ5のターンオフ時に電流と電圧の交差によって発生するターンオフ損失が十分に小さくなる。
(補助スイッチQ6)
ステップ2(図3)にて、共振用インダクタLrに電流を流すために補助スイッチQ6をオンする。補助スイッチQ6をオンしたときに、補助スイッチQ6には、端子IO1−グラウンド端子GND間の電圧Voutと同じ電圧が発生しているので、補助スイッチQ6には容量短絡損失が発生する。しかし、主スイッチQ1,Q2に比べるとCoss容量が十分に小さいので、主スイッチQ1,Q2で発生する容量短絡損失に比べると、補助スイッチQ6における容量短絡損失は非常に小さい。また、ダイオードのリカバリー電流による損失は発生しない。
ステップ12(図13)にて、補助スイッチQ6はオフする。このとき、ボディダイオードD6がオンする方向に共振電流が流れている。そのため、ステップ12のタイミングで補助スイッチQ6をオフしても、電流は補助スイッチQ6からボディダイオードD6へ移動するので、補助スイッチQ6においてターンオフ損失は発生しない。なお、ステップ7からステップ12の期間のどのタイミングで補助スイッチQ6がオフしても動作上問題はなく、ZVS(ゼロボルトスイッチング)が達成されるので、補助スイッチQ6においてターンオフ損失は発生しない。
(降圧チョッパとしての動作)
次に、DC−DCコンバータ1の降圧チョッパとしての動作について説明する。DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとしての動作させる場合、DC−DCコンバータ1は、入出力端子IO1およびグラウンド端子GNDの電圧Vinを降圧した電圧を、端子IO2およびグラウンド端子GNDに出力する。
図18から図23が、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとしての動作させたときの、主スイッチQ1がオン状態からオフ状態に遷移する過程を示したものである。制御回路30は、この過程で、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、補助スイッチQ6をオンしてスナバコンデンサC3および共振用インダクタLrを共振させることにより、スナバコンデンサC3を充電した後、主スイッチQ1をオフする。制御回路30は、さらに、主スイッチQ1をオフして、主スイッチQ1の電圧がゆるやかに上昇するに伴って、主スイッチQ2の電圧が徐々に小さくなり、ボディダイオードD2がオンした後、主スイッチQ2をオンする。
図24から図31が、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとしての動作させたときの、主スイッチQ1がオフ状態からオン状態に遷移する過程を示したものである。制御回路30は、この過程で、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ2をオンした後、補助スイッチQ3,Q4をオンして、共振用インダクタLrの電流が増加するとともに、主スイッチQ2に流れる電流を共振用インダクタLrに移動させる。制御回路30は、主スイッチQ2の電流がゼロになる前に主スイッチQ2をオフすることによって、電流はボディダイオードD2へ転流する。その後、主スイッチQ2の電流が全て共振用インダクタLrに移ることで、ボディダイオードD2をオフした後、共振用インダクタLrならびにスナバコンデンサC1,C2による共振が始まり、主スイッチQ1の電圧(VDS_Q1)が減少し始めた後、ボディダイオードD1がオンし、補助スイッチQ3,Q4、共振用インダクタLr、および主スイッチQ1のボディダイオードD1に循環電流が流れているときに、主スイッチQ1をオンする。
図32は、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとしての動作させたときの、各スイッチの電圧と、スナバコンデンサC3の電圧と、インダクタLoを流れる電流(I_Lo)とを示したものである。図32には、インダクタLoを流れる電流(I_Lo)が補助変換器20に流れたときの、補助変換器20内を流れる電流の経路中にある素子が例示されている。
図18は、主スイッチQ2がオフ状態を維持している状況において、次に主スイッチQ1がオン状態からオフ状態になる前の状態(図32のステップ1の状態)を示している。図18には、負荷電流が主スイッチQ1を通ってインダクタLoに流れている様子が示されている。このとき、スナバコンデンサC3の初期電圧(V_C3)は、ほぼゼロボルトとなっており、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)および補助スイッチQ6の電圧(VDS_Q6)が、入出力端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Vinとほぼ等しくなっている。また、このとき、補助スイッチQ4がオンしており、補助スイッチQ3,Q6がオフしている。補助スイッチQ5は、オンしていても、オフしていてもよい。
DC−DCコンバータ1は、図18の状態において、補助スイッチQ6をオンする(図32のステップ2)。すると、図19に示したように、共振用インダクタLr、ボディダイオードD4、スナバコンデンサC3および補助スイッチQ6のルートで共振電流が流れる。このとき、スナバコンデンサC3と共振用インダクタLrの共振によってスナバコンデンサC3の電圧が上昇する。その結果、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)と、入出力端子IO1およびグラウンド端子GNDの電圧Vinが互いに等しくなり、スナバコンデンサC3が充電されると、図20に示したように、ボディダイオードD3に電流が流れ始めるとともに、スナバコンデンサC3および補助スイッチQ6を流れる電流がゼロ(オフ)となる。
その後、DC−DCコンバータ1は、図21に示したように、主スイッチQ1および補助スイッチQ4をオフする(図32のステップ3)。主スイッチQ1をオフする直前、主スイッチQ1には、インダクタLoおよび共振用インダクタLrの合計の電流が流れている。主スイッチQ1をオフすると、主スイッチQ1の電圧が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサによってゆるやかに上昇する(図32のステップ4)。このとき、さらに、主スイッチQ1に流れている電流が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに分流することで、主スイッチQ1に流れる電流と主スイッチQ1の電圧との交差で発生するターンオフ損失を小さくすることができる。
主スイッチQ1の電圧がゆるやかに上昇するに伴って、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)が徐々に小さくなる(図32のステップ4)。その結果、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)がゼロボルトとなると(図32のステップ5)、図22に示したように、ボディダイオードD2がオンする。すると、共振用インダクタLrに蓄えられていたエネルギーが、ボディダイオードD3、ボディダイオードD4およびボディダイオードD2を通して、端子IO1およびグラウンド端子GND間に回生される。DC−DCコンバータ1は、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)がゼロボルトとなっている間に、主スイッチQ2をオンする(図32のステップ5)。その後、図23に示したように、共振用インダクタLrに流れる電流がゼロとなる(図32のステップ6)。
次に、DC−DCコンバータ1は、降圧チョッパとしての初期状態(図18の状態)に戻す。このとき、DC−DCコンバータ1は、補助変換器20を用いて、図24に示した状態から、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)をゼロボルトに戻す。
DC−DCコンバータ1は、まず、図32のステップ6の状態が所定の期間経過した後(図32のステップ7)、図25に示したように、主スイッチQ2をオフすることで電流はボディダイオードD2へ転流する。その後、補助スイッチQ3,Q4をオンする(図32のステップ8)。すると、補助スイッチQ3,Q4、共振用インダクタLrおよびインダクタLoを含む電流経路が形成される。さらに、図26に示したように、共振用インダクタLrの電流が増えて、共振用インダクタLrの電流とインダクタLoの電流とが同じになると、ボディダイオードD2に流れていた電流はゼロ電流となり、共振用インダクタLrと、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサとの共振が始まる(図32のステップ9)。このようにして、ボディダイオードD2に流れていた電流が共振用インダクタLrへ移動して流れることで、ボディダイオードD2には、リカバリー電流損失が発生しない。その後、共振が進むと、ボディダイオードD1がオンし、図27に示したように、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)がほぼゼロボルトとなり、主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)の上昇が停止する(図32のステップ10)。
DC−DCコンバータ1は、主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)がゼロボルトとなり、図28に示したように、共振用インダクタLrと、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサとの共振によって、補助スイッチQ3、補助スイッチQ4、共振用インダクタLrおよびボディダイオードD1のルートで循環電流が流れているとき、すなわちボディダイオードD1がオンしたときに、主スイッチQ1をオンすることで、ZVS(ゼロボルトスイッチング)が達成される(図32のステップ11)。主スイッチQ1がオンすると、インダクタLoへのエネルギー充電が開始される。
その後、補助スイッチQ3をオフすることで、補助スイッチQ3の電圧(VDC_Q3)が上昇し始め、補助スイッチQ5の電圧(VDC_Q3)が低下し始める(図32のステップ12)。それに伴って、スナバコンデンサC3の電圧(V_C3)が低下し始める。補助スイッチQ3がオフすると、図29に示したように、ボディダイオードD6、スナバコンデンサC3、補助スイッチQ4および共振用インダクタLrのルートで電流が流れ、共振が始まる。スナバコンデンサC3の電圧がゼロになると(図32のステップ13)、図30に示したように、ボディダイオードD6、ボディダイオードD5および共振用インダクタLrのルートで共振用インダクタLrのエネルギーが、端子IO1およびグラウンド端子GND間、もしくは端子IO2およびグラウンド端子GND間へ回生される。最終的に、共振用インダクタLrの電流がゼロとなり、共振用インダクタLrのエネルギーは全て回生され、図31のようになる(図32のステップ14)。その結果、DC−DCコンバータ1は、図18に示した状態に戻る。
なお、本動作における損失について、図33にまとめた。以下に、図33について説明する。
(主スイッチQ1)
補助変換器20に電流を流すことでボディダイオードD2がオフした後に、共振用インダクタLrおよびスナバコンデンサC1,C2による共振によってボディダイオードD1がオンすることで、主スイッチQ1の電圧(VDS_Q1)がゼロボルトとなったときに、主スイッチQ1をオンする。これにより、主スイッチQ1を、ZVS(ゼロボルトスイッチング)させることができるので、ターンオン損失がない。なお、補助変換器20が設けられていない場合には、主スイッチQ1をオンしたときに、主スイッチQ1には容量短絡損失と、ダイオードのリカバリー電流によるリカバリー損失が発生する。また、主スイッチQ1がオフした後に、共振用インダクタLrによる循環電流と、インダクタLoに蓄えられている電流との合計が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに流れ始めるので、スナバコンデンサC1,C2によって主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)の電圧がゆるやかに上昇するとともに、主スイッチQ1に流れていた電流が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに分流する。これにより、主スイッチQ2では、ターンオフ損失が少ない。
(主スイッチQ2)
主スイッチQ1をオフし、主スイッチQ1の電圧がゆるやかに上昇するに伴って、主スイッチQ2の電圧(VDS_Q2)が徐々に小さくなりボディダイオードD2がオンすることで主スイッチQ1の電圧(VDC_Q1)がゼロボルトとなったときに、主スイッチQ1をオンして、主スイッチQ1に電流を流してもよい。このようにした場合には、主スイッチQ1をオンせずにボディダイオードD1に電流を流す場合よりも、導通損失を減らすことができる。また、主スイッチQ1を、ZVS(ゼロボルトスイッチング)させることができるので、ターンオン損失がない。また、主スイッチQ2に並列接続されたボディダイオードD2に流れる電流を共振用インダクタLrに移動させ、ボディダイオードD2に流れる電流を小さくした後、ボディダイオードD2をオフする。主スイッチQ2は、ボディダイオードD2がオンしている時にオフするので、ZVS(ゼロボルトスイッチング)となり、ターンオフ損失が発生しない。なお、補助変換器20が設けられていない場合には、主スイッチQ1をオンする時に、ダイオードのリカバリー電流によってリカバリー損失が発生する。
(補助スイッチQ3)
ステップ8(図25)にて、共振用インダクタLrの電流を増加させるために補助スイッチQ3をオンする。このとき、補助スイッチQ3のオン時に、スナバコンデンサC3には、端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Vinと同等の電圧が発生しているので、補助スイッチQ3の両端の電圧はゼロボルトである。よって、補助スイッチQ3はZVS(ゼロボルトスイッチング)が達成されるので、ターンオン損失は発生しない。このとき、ダイオードのリカバリー電流による損失も発生しない。
ステップ12(図29)にて、補助スイッチQ3をオフすることで、共振用インダクタLrに蓄えられたエネルギーにより、ボディダイオードD6、スナバコンデンサC3、補助スイッチQ4および共振用インダクタLrのルートで電流が流れる。しかし、スナバコンデンサC3により、補助スイッチQ3の電圧はゆるやかに上昇するとともに、補助スイッチQ3の電流はスナバコンデンサC3へ分流することで電流と電圧の交差によって発生する補助スイッチQ3のターンオフ損失を小さくすることができる。
(補助スイッチQ4)
ステップ8(図25)にて、共振用インダクタLrに電流を流すために補助スイッチQ4をオンする。このとき、補助スイッチQ4のオン時に、補助スイッチQ4には、端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Vinと同じ電圧が発生しているので、補助スイッチQ4には容量短絡損失が発生する。しかし、主スイッチQ1,Q2に比べるとCoss容量が十分に小さいので、主スイッチQ1,Q2で発生する容量短絡損失に比べると非常に小さい。また、ダイオードのリカバリー電流による損失は発生しない。
ステップ4(図21)にて、補助スイッチQ4はオフしている。このとき、補助スイッチQ4の電流はボディダイオードD4がオンする方向に流れているので、補助スイッチQ4がオフしても、補助スイッチQ4に流れる電流がボディダイオードD4へ移動するだけである。従って、補助スイッチQ4にはターンオフ損失は発生しない。
(補助スイッチQ6)
ステップ2(図19)にて、共振用インダクタLrとスナバコンデンサC3に共振電流を流すために補助スイッチQ6をオンする。このとき、補助スイッチQ6のオン時に、補助スイッチQ6には、端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Vinと同じ電圧が発生しているので、補助スイッチQ6には容量短絡損失が発生する。しかし、主スイッチQ1,Q2に比べるとCoss容量が十分に小さいので、主スイッチQ1,Q2で発生する容量短絡損失に比べると非常に小さい。また、ダイオードのリカバリー電流による損失は発生しない。
ステップ12(図29)にて、補助スイッチQ6はオフしている。このとき、共振用インダクタLrの電流はボディダイオードD6がオンする方向に流れているので、補助スイッチQ6のオンオフに依存せずにボディダイオードD6に電流が流れる。よって、ステップ12のタイミングで補助スイッチQ6をオフしても、電流は補助スイッチQ6からボディダイオードD6へ移動するだけなので、補助スイッチQ6にターンオフ損失は発生しない。なお、ステップ7からステップ12の期間のどのタイミングで補助スイッチQ6がオフしても動作上問題はなく、ZVS(ゼロボルトスイッチング)が達成されるので補助スイッチQ6においてターンオフ損失は発生しない。
[効果]
次に、本実施の形態に係るDC−DCコンバータ1の効果について説明する。
本実施の形態では、入出力端子IO1,IO2と、主変換器10と、補助変換器20と、制御回路30とが設けられている。主変換器10には、入出力端子IO1に直列接続された主スイッチQ1,Q2と、主スイッチQ1,Q2に並列接続されたスナバコンデンサC1,C2とが設けられている。補助変換器20には、入出力端子IO1に直列接続された補助スイッチQ3,Q4,Q5,Q6と、一端が補助スイッチQ3,Q4に直列接続されるとともに補助スイッチQ5,Q6に直列接続され、他端が主スイッチQ1と主スイッチQ2との接続点を介して入出力端子IO2に接続された共振用インダクタLrとが設けられている。制御回路30では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させたり、降圧チョッパとして動作させたりする際に、主変換器10に流れる電流を補助変換器20に導いたり、補助変換器20に流れる電流を主変換器10に導いたりするように、主変換器10および補助変換器20におけるスイッチング動作が制御される。
このように、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させたり、降圧チョッパとして動作させたりする際に、主変換器10に流れる電流を補助変換器20に導いたり、補助変換器20に流れる電流を主変換器10に導いたりするように、主変換器10および補助変換器20におけるスイッチング動作が制御される。これにより、ターンオン損失やターンオフ損失を小さくすることができ、かつノイズを少なくすることができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ1をオフした後にボディダイオードD1に電流が移った後に、補助スイッチQ5,Q6をオンして、ボディダイオードD1に流れる電流を共振用インダクタLrに移動させた後、ボディダイオードD1をオフする。主スイッチQ1がオフするとボディダイオードD1へ電流が転流するだけなので、主スイッチQ1はZVS(ゼロボルトスイッチング)となり、ターンオフ損失をなくすことができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、ボディダイオードD1がオフして、共振用インダクタLrおよびスナバコンデンサC1,C2による共振を生じさせた後、ボディダイオードD2がオンした後、主スイッチQ2をオンする。これにより、主スイッチQ2の電圧がゼロボルトとなったときに、主スイッチQ2をオンすることができる。従って、主スイッチQ2において、ZVS(ゼロボルトスイッチング)によりターンオン損失をなくすことができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ2をオンした後、補助スイッチQ4をオンして、スナバコンデンサC3および共振用インダクタLrによる共振を生じさせることにより、スナバコンデンサC3に蓄積されたエネルギーを共振用インダクタLrに移動させ、ボディダイオードD5がオンすることでスナバコンデンサC3の電圧がゼロボルトになった後に、主スイッチQ2をオフする。ここで、主スイッチQ2のオフにより、共振用インダクタLrによる循環電流と、インダクタLoに蓄えられている電流との合計が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに流れ始める。これにより、スナバコンデンサC1,C2によって主スイッチQ2の電圧(VDC_Q2)の電圧がゆるやかに上昇するとともに、主スイッチQ2に流れていた電流が、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサに分流する。従って、主スイッチQ2において、ターンオン損失を少なくすることができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ2をオフして、共振用インダクタLrを流れる電流と、インダクタLoを流れる電流との合計の電流を、スナバコンデンサC1,C2に流すことにより、主スイッチQ1の電圧を低下させた後、主スイッチQ1をオンする。これにより、主スイッチQ1の電圧がゼロボルトとなったときに、主スイッチQ1をオンすることができる。従って、主スイッチQ1において、ZVS(ゼロボルトスイッチング)によりターンオン損失をなくすことができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、補助スイッチQ6をオンしてスナバコンデンサC3および共振用インダクタLrを共振させることにより、スナバコンデンサC3を充電した後、主スイッチQ1をオフする。これにより、スナバコンデンサC1,C2を合成したスナバコンデンサによって、主スイッチQ1に流れる電流が分流し、主スイッチQ1がオフしてから、主スイッチQ1の電圧がゆるやかに上昇することによって、主スイッチQ1に流れる電流と主スイッチQ1の電圧との交差を、ハードスイッチングに比べて低減することができる。従って、主スイッチQ1において、ターンオフ損失を低減することができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ1をオフして、主スイッチQ1の電圧がゆるやかに上昇するに伴って、主スイッチQ2の電圧が徐々に小さくなり、ボディダイオードD2がオンした後、主スイッチQ2をオンする。これにより、主スイッチQ2の電圧がゼロボルトになったときに、主スイッチQ2をオンすることができる。従って、主スイッチQ2において、ZVS(ゼロボルトスイッチング)によりターンオン損失をなくすことができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、主スイッチQ2をオンした後、主スイッチQ2をオフすることでボディダイオードD2に電流が転流する。ボディダイオードD2がオンの時に、補助スイッチQ3,Q4をオンすることで、補助スイッチQ3,Q4、共振用インダクタLrおよびインダクタLoを含む電流経路が形成され、ボディダイオードD2に流れていた電流が共振用インダクタLrへ移動して流れることで、ボディダイオードD2に流れていた電流はゼロ電流となる。従って、主スイッチQ2がオフする時、電流がボディダイオードD2へ転流するだけなので、ZVS(ゼロボルトスイッチング)となり、ターンオフ損失は発生しない。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、補助回路20に電流を流すことによって、ボディダイオードD2をオフした後、共振用インダクタLrならびにスナバコンデンサC1,C2による共振により、ボディダイオードD1がオンし、補助スイッチQ3,Q4、共振用インダクタLr、および主スイッチQ1のボディダイオードD1に循環電流が流れているときに、主スイッチQ1をオンする。これにより、主スイッチQ1の電圧がゼロボルトになったときに、主スイッチQ1をオンすることができる。従って、主スイッチQ1において、ZVS(ゼロボルトスイッチング)によりターンオン損失をなくすことができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を昇圧チョッパとして動作させる際に、補助スイッチQ4をオンした状態で、補助スイッチQ5をオンする。このとき、補助スイッチQ4がオンしていることから、スナバコンデンサC3の電圧がゼロボルトとなっている。そのため、補助スイッチQ5は、補助スイッチQ5の電圧がゼロボルトになっている状態でオンする。従って、補助スイッチQ5において、ターンオン損失をなくすことができる。
また、本実施の形態では、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、補助スイッチQ6をオンした状態で、補助スイッチQ3をオンする。このとき、補助スイッチQ3のオン時に、スナバコンデンサC3には、端子IO1およびグラウンド端子GND間の電圧Vinと同等の電圧が発生しているので、補助スイッチQ3の両端の電圧はゼロボルトである。よって、補助スイッチQ3はZVS(ゼロボルトスイッチング)が達成されるので、補助スイッチQ3において、ターンオン損失をなくすことができる。このとき、ダイオードのリカバリー電流による損失もなくすことができる。
<2.変形例>
上記実施の形態では、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6がFETで構成され、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6にはボディダイオードD1〜D6が含まれていた。しかし、上記実施の形態において、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6がIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)で構成されていてもよい。この場合、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6には、FETに含まれるようなボディダイオードが含まれていないので、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6には、それぞれ、例えば、図34に示したように、外付けのダイオードD11〜D16が並列に接続されている必要がある。このとき、外付けのダイオードは、入出力端子IO1に対して逆バイアスとなるように、主スイッチQ1,Q2および補助スイッチQ3〜Q6に対して並列接続されている。このような構成とした場合であっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
本変形例では、DC−DCコンバータ1を降圧チョッパとして動作させる際に、補助スイッチQ3,Q4をオンすることで、共振用インダクタLrならびにスナバコンデンサC1,C2による共振により、主スイッチQ1に並列接続されたダイオードD11がオンすることで、補助スイッチQ3,Q4、共振用インダクタLr、およびダイオードD11に循環電流が流れているときに、主スイッチQ1をオンする。これにより、主スイッチQ1の電圧がゼロボルトになったときに、主スイッチQ1をオンすることができる。従って、主スイッチQ1において、ZVS(ゼロボルトスイッチング)によりターンオン損失をなくすことができる。
1…DC−DCコンバータ、10…主変換器、20…補助変換器、30…制御回路、Q1、Q2…主スイッチ、Q3,Q4,Q5,Q6…補助スイッチ、D1,D2,D3,D4,D5,D6…ダイオード、IO1,IO2…端子、GND…グラウンド端子、Lo…インダクタ、Lr…共振用インダクタ。

Claims (12)

  1. 第1入出力端子と、第2入出力端子と、主変換器と、補助変換器と、前記主変換器および前記補助変換器を制御する制御回路とを備えた非絶縁型双方向DC−DCコンバータであって、
    前記主変換器は、
    前記第1入出力端子に直列接続された第1および第2の主スイッチと、
    前記第1の主スイッチに対して並列接続された第1のスナバコンデンサと、
    前記第2の主スイッチに対して並列接続された第2のスナバコンデンサと
    を有し、
    前記補助変換器は、
    前記第1入出力端子に直列接続された第1、第2、第3および第4の補助スイッチと、
    一端が前記第1および第2の補助スイッチに直列接続されるとともに前記第3および第4の補助スイッチに直列接続され、他端が前記第1の主スイッチと前記第2の主スイッチとの接続点を介して前記第2入出力端子に接続された共振用インダクタと
    を有し、
    前記制御回路は、当該非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させたり、降圧チョッパとして動作させたりする際に、前記主変換器に流れる電流を前記補助変換器に引き込んだり、前記補助変換器に流れる電流を前記主変換器に吐き出したりするように、前記主変換器および前記補助変換器におけるスイッチング動作を制御する
    非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  2. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させる際に、前記第3および第4の補助スイッチをオンして、前記第1の主スイッチに流れる電流を前記共振用インダクタに移動させた後、前記第1の主スイッチをオフする
    請求項1に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  3. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させる際に、前記共振用インダクタおよび前記第1および第2のスナバコンデンサによる共振を生じさせた後、前記第2の主スイッチをオンする
    請求項2に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  4. 前記補助変換器は、前記第1の補助スイッチと前記第4の補助スイッチとの間に接続された第3のスナバコンデンサを更に有し、
    前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させる際に、前記第2の主スイッチをオンした後、前記第2の補助スイッチをオンして、前記第3のスナバコンデンサおよび前記共振用インダクタによる共振を生じさせることにより、前記第3のスナバコンデンサに蓄積されたエネルギーを前記共振用インダクタに移動させ、その後に、前記第2の主スイッチをオフする
    請求項3に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  5. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させる際に、前記第2の主スイッチをオフして、前記共振用インダクタを流れる電流を、前記第1および第2のスナバコンデンサに流すことにより、前記第1の主スイッチの電圧を低下させた後、前記第1の主スイッチをオンする
    請求項4に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  6. 前記補助変換器は、前記第1の補助スイッチと前記第4の補助スイッチとの間に接続された第3のスナバコンデンサを更に有し、
    前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを降圧チョッパとして動作させる際に、前記第4の補助スイッチをオンして前記第3のスナバコンデンサおよび前記共振用インダクタを共振させることにより、前記第3のスナバコンデンサを充電した後、前記第1の主スイッチをオフする
    請求項1に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  7. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを降圧チョッパとして動作させる際に、前記第1の主スイッチをオフして、前記第1の主スイッチの電圧がゆるやかに上昇するに伴って、前記第2の主スイッチの電圧が徐々に小さくなった後、前記第2の主スイッチをオンする
    請求項6に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  8. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを降圧チョッパとして動作させる際に、前記第2の主スイッチをオンした後、前記第2の主スイッチをオフするとともに、前記第1および第2の補助スイッチをオンして、前記共振用インダクタに電流を流すことにより、前記第2の主スイッチに流れる電流を前記共振用インダクタに移動させる
    請求項7に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  9. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを降圧チョッパとして動作させる際に、前記共振用インダクタならびに前記第1および前記2のスナバコンデンサによる共振により、前記第1および第2の補助スイッチ、前記共振用インダクタ、および前記第1の主スイッチのボディダイオードに循環電流が流れているときに、前記第1の主スイッチをオンする
    請求項8に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  10. 前記主変換器は、前記第1入出力端子に対して逆バイアスになるように、前記第1の主スイッチに並列接続されたダイオードを更に有し、
    前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを降圧チョッパとして動作させる際に、前記第2の主スイッチをオフした後、前記共振用インダクタならびに前記第1および前記2のスナバコンデンサによる共振により、前記第1および第2の補助スイッチ、前記共振用インダクタ、および前記ダイオードに循環電流が流れているときに、前記第1の主スイッチをオンする
    請求項8に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  11. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを昇圧チョッパとして動作させる際に、前記第2の補助スイッチをオンした状態で、前記第3の補助スイッチをオンする
    請求項2に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
  12. 前記制御回路は、前記非絶縁型双方向DC−DCコンバータを降圧チョッパとして動作させる際に、前記第4の補助スイッチをオンした状態で、前記第1の補助スイッチをオンする
    請求項8に記載の非絶縁型双方向DC−DCコンバータ。
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