JP2020172971A - ドラムブレーキ - Google Patents
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Abstract
Description
上記のドラムブレーキは、車輪とともに回転するドラム本体としてのブレーキドラムと、ブレーキドラムの内部において互いに対称的な位置に配置される一対のシューウェブ、及び一対のシューウェブにおけるブレーキドラムの内周面と対向する部分に設けられているライニングを有する一対のブレーキシューとを備えている。また、ドラムブレーキは、一対のシューウェブをブレーキドラムの内周面に向けて押し出し、一対のブレーキシューのライニングをブレーキドラムの内周面に接触させる拡張機構としてのホイールシリンダを備えている。
例えば、分割シュー距離調整機構により第1分割シューウェブ及び第2分割シューウェブが近接及び離間させた状態に維持されている状態で、ドラムブレーキに外力が作用すると、第1分割シューウェブ及び第2分割シューウェブが近接及び離間させた状態を維持できないおそれがある。
図1に示すように、ドラムブレーキ10は、車両の制動力(ブレーキ力)を発生させる装置である。ドラムブレーキ10は、円筒状のドラム本体20と、一対のブレーキシュー30と、拡張機構40とを備えている。ドラム本体20は、車軸に固定されることで車輪とともに回転する。一対のブレーキシュー30は、ドラム本体20の内部において互いに対称的な位置に配置される板状の一対のシューウェブ31、及び一対のシューウェブ31におけるドラム本体20の内周面20aと対向する位置に設けられている円弧状のライニング32とを有している。拡張機構40は、一対のシューウェブ31をドラム本体20の内周面20aに向けて押し出すことにより一対のブレーキシュー30のライニング32をドラム本体20の内周面20aに接触させるホイールシリンダである。ホイールシリンダは、油圧機構41と、一対のシューウェブ31のそれぞれに接続される一対のロッド部42とを有している。ホイールシリンダは、車両のブレーキペダルが踏まれたとき、ホイールシリンダの油圧機構41に送り込まれた作動油により一対のロッド部42がドラム本体20の内周面20aに向けて延出するように構成されている。なお、車両に制動力を発生させない状況では、一対のブレーキシュー30のライニング32とドラム本体20の内周面20aとの間には隙間が形成されている。当該隙間を形成するために図示しないリターンスプリングが一対のブレーキシュー30をドラム本体20の内周面20aから離間するように常に復元力を発生させている。
(1)本実施形態では、分割シュー距離調整機構50により1つのブレーキシュー30が有する第1分割シューウェブ31a及び第2分割シューウェブ31bを近接及び離間させた状態に維持させることができる。そのため、例えばライニング32とドラム本体20との間の摩擦力、ひいては制動力が強くなる場合、分割シュー距離調整機構50により第1分割シューウェブ31aと第2分割シューウェブ31bとを近接させることで、ライニング32がドラム本体20の内周面20aに対して押し付けられる力が弱くなる。よって、ブレーキシュー30とドラム本体20との間の面圧を小さくすることができる。また、例えばライニング32とドラム本体20との間の摩擦力、ひいては制動力が弱くなる場合、分割シュー距離調整機構50により第1分割シューウェブ31aと第2分割シューウェブ31bとを離間させることで、ライニング32がドラム本体20の内周面20aに対して押し付けられる力が強くなる。よって、ブレーキシュー30とドラム本体20との間の面圧を大きくすることができる。したがって、ドラム本体20に作用する面圧を調整することができる。
〇 支持部材45は、弾性部材であったが、例えば第1分割シューウェブ31aと第2分割シューウェブ31bとをピン等で接続するようにしてもよい。この場合、ピンは第1分割シューウェブ31aと第2分割シューウェブ31bとが互いに近接及び離間できるように第1分割シューウェブ31a及び第2分割シューウェブ31bを支持する。
図5に示すように、分割シュー距離調整機構50は、円筒状の第1調整部材61と、第1調整部材61の内部に嵌合される円筒状の第2調整部材62と、第1調整部材61と第2調整部材62との位置関係を保持する位置決めピン63とを備えるように変更してもよい。第2調整部材62は、第1調整部材61に対して挿抜自在に設けられている。第1調整部材61の先端部には、第1調整部材61の内部と外部とを連通する第1挿通孔61aが設けられている。第2調整部材62には、第2調整部材62の内部と外部とを連通する複数の第2挿通孔62aが設けられている。複数の第2挿通孔62aは、第2調整部材62を第1調整部材61の内部を挿抜させたときに第1挿通孔61aに連通するように配置されている。図示しない第1調整部材61及び第2調整部材62の端部は、第1分割シューウェブ31a及び第2分割シューウェブ31bのいずれかに固定されている。このように構成された分割シュー距離調整機構50では、第2調整部材62を第1調整部材61の内部に挿抜することで第1分割シューウェブ31a及び第2分割シューウェブ31bを近接及び離間させる。そして、複数の第2挿通孔62aのうち所定の第2挿通孔62aが第1挿通孔61aに重なったときに位置決めピン63を第1挿通孔61aと所定の第2挿通孔62aとに挿通することで第1調整部材61と第2調整部材62との位置を維持する。そのため、第1分割シューウェブ31a及び第2分割シューウェブ31bを近接及び離間させた状態に維持することができる。このように変更しても本実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〇 本実施形態のドラムブレーキ10は、あらゆるドラムブレーキに変更することができる。例えば、リーディングトレーディング式のドラムブレーキ、デュオサーボ式のドラムブレーキ、デュアルツーリーディング式のドラムブレーキ等である。
Claims (3)
- 車輪とともに回転する円筒状のドラム本体と、
前記ドラム本体の内部において互いに対称的な位置に配置される円弧状の一対のシューウェブ、及び前記一対のシューウェブにおける前記ドラム本体の内周面と対向する部分に設けられているライニングを有する一対のブレーキシューと、
前記一対のシューウェブを前記ドラム本体の内周面に向けて押し出すことにより前記一対のブレーキシューの前記ライニングを前記ドラム本体の内周面に接触させる拡張機構と、を備え、
前記一対のシューウェブのそれぞれの両端が対向している部分のうち一方を第1対向部とし、前記一対のシューウェブのそれぞれの両端が対向している部分のうち他方を第2対向部とすると、前記一対のシューウェブの少なくとも一方は、前記第1対向部寄りに設けられている第1分割シューウェブと、前記第2対向部寄りに設けられている第2分割シューウェブとに分割されており、
1つの前記ブレーキシューが有する前記第1分割シューウェブ及び前記第2分割シューウェブは、前記第1分割シューウェブと前記第2分割シューウェブとの境界部分を中心として前記第1分割シューウェブと前記第2分割シューウェブとを近接及び離間できるように前記境界部分に設けられる支持部材により接続され、
1つの前記ブレーキシューが有する前記第1分割シューウェブ及び前記第2分割シューウェブには、前記支持部材を中心として前記第1分割シューウェブと前記第2分割シューウェブとを近接及び離間させた状態で維持させる分割シュー距離調整機構が設けられていることを特徴とするドラムブレーキ。 - 前記分割シュー距離調整機構は、
1つの前記ブレーキシューが有する前記第1分割シューウェブ及び前記第2分割シューウェブのそれぞれに接続され、先端部に雄ねじが設けられる棒状の接続部材と、
前記第1分割シューウェブ及び前記第2分割シューウェブのそれぞれに接続されている前記接続部材を連結する連結部材と、を備え、
前記第1分割シューウェブ及び前記第2分割シューウェブのそれぞれに接続される前記接続部材と、前記連結部材とは、同軸上に設けられ、
前記連結部材には、前記接続部材の前記先端部が挿通される挿通孔が設けられ、
前記挿通孔の内周面には、前記雄ねじが螺合される雌ねじが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ。 - 前記支持部材は、弾性力を有する弾性部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドラムブレーキ。
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JP2019074834A JP7196743B2 (ja) | 2019-04-10 | 2019-04-10 | ドラムブレーキ |
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ID=72831190
Family Applications (1)
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JP2019074834A Active JP7196743B2 (ja) | 2019-04-10 | 2019-04-10 | ドラムブレーキ |
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP2005042782A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Press Kogyo Co Ltd | ドラムブレーキ構造 |
JP2007024194A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
JP2013015193A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
JP2014109312A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
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2019
- 2019-04-10 JP JP2019074834A patent/JP7196743B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP2014109312A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
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JP7196743B2 (ja) | 2022-12-27 |
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