JP2020171993A - 基台付きブレード - Google Patents

基台付きブレード Download PDF

Info

Publication number
JP2020171993A
JP2020171993A JP2019075446A JP2019075446A JP2020171993A JP 2020171993 A JP2020171993 A JP 2020171993A JP 2019075446 A JP2019075446 A JP 2019075446A JP 2019075446 A JP2019075446 A JP 2019075446A JP 2020171993 A JP2020171993 A JP 2020171993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
base
fixing nut
convex portion
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019075446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7383333B2 (ja
Inventor
田口 良二
Ryoji Taguchi
良二 田口
隆 深澤
Takashi Fukazawa
隆 深澤
孝行 椛澤
Takayuki Kabasawa
孝行 椛澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2019075446A priority Critical patent/JP7383333B2/ja
Publication of JP2020171993A publication Critical patent/JP2020171993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7383333B2 publication Critical patent/JP7383333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】基台とブレードとの位置合わせを簡易に行うことが可能な基台付きブレードを提供する。【解決手段】回転軸に装着される基台付きブレードであって、環状の基台と、基台の第1面側に固定され中央に開口部が形成された環状のブレードと、を有し、基台は、基台の第1面から突出し外周縁の形状がブレードの開口部の形状に対応する凸部を有し、凸部は、凸部の外周縁に沿って形成されたねじ部を有し、凸部がブレードの開口部に挿入されることで基台とブレードとの位置合わせが行われるとともに、ねじ部にブレードを固定するための固定ナットが締め付けられることで基台とブレードとが固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸に装着される基台付きブレードに関する。
IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等の複数のデバイスを備える半導体ウェーハを分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。また、基板上に実装された複数のデバイスチップを樹脂でなる封止材(モールド樹脂)によって被覆して形成されるパッケージ基板を分割することにより、モールド樹脂で覆われたデバイスチップをそれぞれ備える複数のパッケージデバイスが製造される。
上記の半導体ウェーハやパッケージ基板に代表される被加工物の分割には、例えば、被加工物を切削するブレードが装着される回転軸(スピンドル)を備えた切削装置が用いられる。回転軸に装着されたブレードを回転させて被加工物に切り込ませることにより、被加工物が切削される。
被加工物の切削に用いられるブレードとしては、ダイヤモンド等でなる砥粒がニッケル等のめっきで固定された切刃を備える電鋳ハブブレードや、砥粒が金属、セラミックス、樹脂等でなるボンド材によって固定された切刃からなる環状のブレード等が知られている。被加工物を切削する際には、被加工物の材質等に応じて適切なブレードが適宜選択される。
電鋳ハブブレードは、アルミニウム等でなる円盤状の基台と、基台の外周縁に沿って形成された環状の切刃とが一体となって構成されており、切削装置が備える回転軸の先端部に固定されたブレードマウントに装着される。一方、環状のブレードは、ブレードマウントが備えるフランジ部(固定フランジ)と、脱着フランジとによって挟み込まれるように、回転軸の先端部に装着される。
上記のように、電鋳ハブブレードと環状のブレードとでは回転軸への装着方法が異なり、回転軸に固定されるブレードマウントの形状、寸法等もブレードの種類に応じて異なる。そのため、例えば電鋳ハブブレードを環状のブレードに交換する際には、ブレードマウントの交換も行う必要があり、ブレードの交換作業の効率が悪い。
そこで、近年では、環状のブレードが円盤状の基台に接着された基台付きブレードが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この基台付きブレードを用いると、電鋳ハブブレード用のブレードマウントに環状のブレードを装着することが可能となり、ブレードマウントの交換が不要となる。
特開2012−135833号公報
上記の基台付きブレードは、基台とブレードとを接着剤を介して貼り合わせることによって製造されるが、このとき、基台とブレードとの位置合わせを行う必要がある。そこで、基台とブレードとの貼り合わせには、ブレードを基台の所定の位置に接触させるための治具が用いられる。
しかしながら、基台とブレードとの位置合わせに治具を用いる場合、基台付きブレードの寸法に合わせて治具を設計する作業や、治具に基台及びブレードを装着する作業が必要となる。これにより、基台とブレードとの貼り合わせが煩雑になり、基台付きブレードの生産効率が低下する。
また、貼り合わせを行う際、接着剤が基台とブレードとに挟まれて広がり、基台とブレードとの結合領域からはみ出すことがある。この場合、接着剤がブレードの外周部に付着して加工に悪影響を与えたり、ブレードの見た目が悪化したりするなど、基台付きブレードの品質が低下する恐れがある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、基台とブレードとの位置合わせを簡易に行うことが可能な基台付きブレードの提供を目的とする。
本発明の一態様によれば、回転軸に装着される基台付きブレードであって、環状の基台と、該基台の第1面側に固定され中央に開口部が形成された環状のブレードと、を有し、該基台は、該第1面から突出し外周縁の形状が該開口部の形状に対応する凸部を有し、該凸部は、該外周縁に沿って形成されたねじ部を有し、該凸部が該開口部に挿入されることで該基台と該ブレードとの位置合わせが行われるとともに、該ねじ部に該ブレードを固定するための固定ナットが締め付けられることで該基台と該ブレードとが固定される基台付きブレードが提供される。
なお、好ましくは、該ねじ部は、該固定ナットを該ねじ部に締め付けるときの該固定ナットの回転方向が、該回転軸の回転方向と逆方向になるように形成されている。また、好ましくは、該回転軸の先端部には、外周部に環状の凸部が設けられた円盤状のフランジ部と、該フランジ部の中央から突出する支持軸と、を備えるブレードマウントが固定され、該固定ナットの直径は、該フランジ部の凸部の内径よりも大きく、該支持軸が該開口部に挿入されると、該固定ナットが該フランジ部の凸部の先端面と接触する。
本発明の一態様に係る基台付きブレードは、環状の基台と、基台の第1面側に固定され中央に開口部が形成された環状のブレードと、を有し、基台は、基台の第1面から突出し外周縁の形状がブレードの開口部の形状に対応する凸部を有する。また、凸部は外周縁に沿って形成されたねじ部を有する。
上記の基台付きブレードでは、基台の凸部がブレードの開口部に挿入されることで基台とブレードとの位置合わせが行われるため、位置合わせを行うための治具が不要となる。これにより、基台とブレードとの位置合わせを簡易に行うことが可能となる。また、上記の基台付きブレード2では、基台の凸部のねじ部に固定ナットが締め付けられることで基台とブレードとが固定されるため、基台とブレードとの固定に接着剤を用いる必要がない。これにより、接着剤に起因する基台付きブレードの品質低下が防止される。
基台付きブレードを示す分解断面図である。 基台とブレードとが固定された基台付きブレードを示す断面図である。 切削装置を示す斜視図である。 切削ユニットを示す斜視図である。 変形例に係る基台付きブレードを示す分解断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。まず、本実施形態に係る基台付きブレードの構成例について説明する。図1は、基台付きブレード2を示す分解断面図である。
基台付きブレード2は、環状の基台4と、環状のブレード6とを備える。基台4は、例えばアルミニウム等でなり、互いに平行な第1面4a及び第2面4bと、外周縁4cとを備える。また、基台4の中央には、基台4を第1面4aから第2面4bまで貫通する円形の開口部4dが形成されている。
開口部4dの周囲には、第1面4aからブレード6側に突出する環状の凸部4eが、開口部4dを囲むように設けられている。凸部4eは、開口部4dの輪郭に沿って形成されており、環状の外周縁4fを備える。また、凸部4eは、その先端側に外周縁4fに沿って形成されたねじ部4gを備える。
ブレード6は、例えば、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素(cBN)等でなる砥粒を、金属、セラミックス、樹脂等でなるボンド材によって固定して形成される。ただし、ブレード6に含まれる砥粒やボンド材に制限はなく、基台付きブレード2の仕様等に合わせて適宜選択される。
ブレード6は、互いに平行な第1面6a及び第2面6bと、外周縁6cとを備える。また、ブレード6の中央には、ブレード6を第1面6aから第2面6bまで貫通する円形の開口部6dが形成されている。
基台4とブレード6とを固定することにより、基台4とブレード6とが一体化した基台付きブレード2が得られる。図2は、基台4とブレード6とが固定された基台付きブレード2を示す断面図である。
基台4の凸部4eは、外周縁4fの形状がブレード6の開口部6dに対応するように形成されている。例えば凸部4eは、外周縁4fの直径と開口部6dの直径とが等しく、外周縁4fの形状と開口部6dの輪郭の形状とが一致するように形成される。そして、基台4とブレード6とを固定する際は、凸部4eが開口部6dに挿入されるように、基台4とブレード6とを接触させる。
凸部4eが開口部6dに挿入されると、凸部4eの外周縁4fが開口部6dの内部でブレード6と接触し、基台4とブレード6とが互いに所定の位置関係で配置される。これにより、基台4とブレード6との位置合わせが行われる。
上記のように、本実施形態に係る基台付きブレード2では、基台4の凸部4eをブレード6の開口部6dに挿入することにより、基台4とブレード6との位置合わせが行われる。そのため、位置合わせを行うための治具が不要となり、基台4とブレード6との位置合わせを簡易に行うことが可能となる。
なお、ブレード6の外周縁6cの直径は、基台4の外周縁4cの直径よりも大きい。そのため、基台4とブレード6とを結合すると、ブレード6の外周縁6cは基台4の外周縁4cよりも基台4の半径方向外側に配置され、外周縁4cから突出する。
基台付きブレード2を用いて被加工物の加工を行う際には、ブレード6をドレッサーボードに切り込ませて摩耗させ、ブレード6の形状を回転軸と同心状に整える作業(真円出し)が行われる。そのため、基台4とブレード6とが固定された段階では、必ずしも基台4の中心とブレード6の中心とが完全に一致していなくてもよい。
次に、凸部4eのねじ部4gに固定ナット8を締め付けることにより、基台4とブレード6とを固定する。固定ナット8は、環状に形成されており、固定ナット8の中央部には凸部4eの外周縁4fに対応する円形の開口部8aが形成されている。また、開口部8aには、基台4の凸部4eに形成されたねじ部4gに対応するねじ溝が設けられている。
ここで、基台4の凸部4eは、その高さ(図2で左右方向の長さ)がブレード6の開口部6dの幅(図2で左右方向の長さ)よりも大きくなるように形成されている。そのため、凸部4eを開口部6dに挿入すると、凸部4eの先端がブレード6の第2面6b側から突出する。そして、この突出した凸部4eの先端部には、外周縁4fに沿ってねじ部4gが形成されている。
ブレード6の開口部6dに基台4の凸部4eを挿入した状態で、固定ナット8を凸部4eの先端に位置付けて回転させると、固定ナット8がブレード6に向かってねじ部4gに締め付けられる。これにより、ブレード6が基台4と固定ナット8とによって挟み込まれ、基台4とブレード6とが固定される。
従来のように、基台4とブレード6とを接着剤を介して貼り合わせる場合、貼り合わせ時に接着剤が基台4とブレード6とに挟まれて広がり、基台4とブレード6との結合領域からはみ出すことがある。この場合、接着剤がブレード6の外周部に付着して加工に悪影響を与えたり、ブレード6の見た目が悪化したりするなど、基台付きブレードの品質が低下する恐れがある。
一方、本実施形態に係る基台付きブレード2では、基台4の凸部4eに形成されたねじ部4gに固定ナット8を締め付けることによって基台4とブレード6とを固定するため、基台4とブレード6との固定に接着剤を用いる必要がない。これにより、接着剤に起因する基台付きブレード2の品質低下を防止できる。
なお、ねじ部4gは、固定ナット8をねじ部4gに締め付けるときの固定ナット8の回転方向が、基台付きブレード2が装着される回転軸40(図4参照)の回転方向と逆方向になるように形成されることが好ましい。これにより、基台付きブレード2を基台付きブレード2によって加工する際、回転軸40の回転によって固定ナット8の締結が緩むことを防止できる。
次に、基台付きブレード2を用いて被加工物を切削する切削装置の構成例について説明する。図3は、被加工物11を切削する切削装置20を示す斜視図である。
切削装置20によって切削される被加工物11の例としては、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスを備える半導体ウェーハや、CSP(Chip Size Package)基板、QFN(Quad Flat Non-leaded Package)基板等のパッケージ基板が挙げられる。ただし、被加工物11の種類、材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、被加工物11はセラミック、樹脂、金属等の材料でなる基板等であってもよい。
切削装置20は、各構成要素を支持する基台22を備え、基台22の上方には基台22の上面側を覆うカバー24が設けられている。カバー24の内部には被加工物11の加工が行われる空間が形成されており、この空間に基台付きブレード2が装着される切削ユニット26が配置されている。切削ユニット26は移動機構(不図示)に接続されており、この移動機構は切削ユニット26を前後方向(Y軸方向、割り出し送り方向)及び鉛直方向(Z軸方向)に沿って移動させる。
また、切削ユニット26の下方には、被加工物11を保持するチャックテーブル28が設けられている。チャックテーブル28の上面は被加工物11を保持する保持面を構成しており、この保持面には吸引路(不図示)を介して吸引源(不図示)が接続されている。被加工物11をチャックテーブル28上に配置した状態で、保持面に吸引源の負圧を作用させることにより、被加工物11がチャックテーブル28によって吸引保持される。
チャックテーブル28は移動機構(不図示)に接続されており、この移動機構はチャックテーブル28を左右方向(X軸方向、加工送り方向)に沿って移動させる。また、チャックテーブル28は回転機構(不図示)に接続されており、この回転機構はチャックテーブル28を鉛直方向(Z軸方向)と概ね平行な回転軸の周りに回転させる。
また、基台22の前方の角部には、カセットエレベータ30が設置されている。カセットエレベータ30の上面には、複数の被加工物11を収容可能なカセット32が載置される。カセットエレベータ30は昇降可能に構成されており、被加工物11が適切に搬出及び搬入されるようにカセット32の高さ(鉛直方向の位置)を調整する。
カバー24の前面24a側には、ユーザインタフェースとなるタッチパネル式のモニタ34が設けられている。このモニタ34は、切削ユニット26、切削ユニット26に接続された移動機構、チャックテーブル28、チャックテーブル28に接続された移動機構及び回転機構、カセットエレベータ30等とともに、切削装置20の各構成要素の動作を制御する制御ユニット(不図示)に接続されている。
図4は、切削ユニット26を示す斜視図である。切削ユニット26は、Y軸方向に沿って配置された回転軸(スピンドル)40を備える。
回転軸40は、筒状のスピンドルハウジング42に収容されている。回転軸40の先端部(一端部)は、スピンドルハウジング42の外部に露出しており、この回転軸40の先端部にはブレードマウント44が固定されている。また、回転軸40の他端側(基端側)には、回転軸40を回転させるモータ(不図示)が連結されている。
ブレードマウント44は、円盤状のフランジ部(固定フランジ)46と、フランジ部46の表面46aの中央部から突出する支持軸48とを備える。フランジ部46の外周部の表面46a側には、表面46aから突出する環状の凸部46bが設けられている。凸部46bは、その先端に先端面46cを備えており、先端面46cは表面46aに対して概ね平行に形成されている。
支持軸48は円筒状に形成されており、その先端部の外周面にはねじ部48aが設けられている。基台4の開口部4dに支持軸48を挿入すると、基台付きブレード2がブレードマウント44に装着される。
また、支持軸48の先端部には環状の固定ナット50が締結される。固定ナット50の中央には、支持軸48の径に対応する円形の開口部50aが形成されている。開口部50aには、支持軸48に形成されたねじ部48aに対応するねじ溝が設けられている。
支持軸48が基台4の開口部4d、ブレード6の開口部6d、及び固定ナット8の開口部8aに挿入された状態で、支持軸48のねじ部48aに固定ナット50を締結すると、基台4の第1面4a(図1等参照)とフランジ部46の凸部46bとによって基台付きブレード2が挟持される。これにより、ブレード6が回転軸40の先端部に固定される。
なお、図2に示すように、基台4の凸部4eの先端部はブレード6の第2面6bから突出しており、この突出した部分に固定ナット8が締結されている。ここで、フランジ部46の凸部46bの高さは、凸部4eの突出量及び固定ナット8の幅(厚さ)よりも大きく設定される。そのため、基台付きブレード2をブレードマウント44に装着する際、凸部4e又は固定ナット8がフランジ部46の表面46aと接触して基台付きブレード2の装着が阻害されることはない。
切削ユニット26に基台付きブレード2が装着された状態で、回転軸40を回転させると、基台付きブレード2が回転軸40の軸心を中心に回転する。そして、チャックテーブル28(図3参照)によって保持された被加工物11に回転するブレード6を切り込ませることにより、被加工物11が切削される。
以上のように、本実施形態に係る基台付きブレード2は、環状の基台4と、基台4の第1面4a側に固定され中央に開口部6dが形成された環状のブレード6と、を有し、基台4は、第1面4aから突出し外周縁の形状が開口部6dの形状に対応する凸部4eを有する。また、凸部4eは外周縁に沿って形成されたねじ部4gを有する。
上記の基台付きブレード2では、基台4の凸部4eがブレード6の開口部6dに挿入されることで基台4とブレード6との位置合わせが行われるため、位置合わせを行うための治具が不要となる。これにより、基台4とブレード6との位置合わせを簡易に行うことが可能となる。
また、上記の基台付きブレード2では、基台4の凸部4eのねじ部4gに固定ナット8が締め付けられることで基台4とブレード6とが固定されるため、基台4とブレード6との固定に接着剤を用いる必要がない。これにより、接着剤に起因する基台付きブレード2の品質低下が防止される。
なお、図1及び図2では、固定ナット8の直径(外径)が基台4の直径(外周縁4cの直径)よりも小さい例を示しているが、固定ナット8の直径は適宜変更できる。図5は、変形例に係る基台付きブレード2を示す分解断面図である。図5に示す基台付きブレード2では、基台4とブレード6との固定に、その直径が基台4の直径と同等(例えば同一)である固定ナット8が用いられる。
固定ナット8の直径が基台4の直径と同等であると、固定ナット8を締め付けて基台4とブレード6とを固定した際、固定ナット8とブレード6の第2面6bとの接触領域が大きくなる。これにより、ブレード6が基台4と固定ナット8とによって強固に挟持され、ブレード6によって被加工物11を切削する際のブレード6のブレ(振動)の抑制等を図ることができる。
また、固定ナット8の直径は、ブレードマウント44(図4参照)のフランジ部46に形成された凸部46bの内径より大きくてもよい。この場合、基台付きブレード2をブレードマウント44に装着すると、固定ナット8が凸部46bの先端面46cに接触し、ブレード6は凸部46bの先端面46cに接触しない状態となる。これにより、ブレード6に含まれる砥粒が凸部46bの先端面46cに接触して先端面46cの形状が変動することを防止できる。
なお、固定ナット8の外周部が基台4の外周縁4cよりも基台4の半径方向外側に突出すると、ブレード6の外周部で被加工物11を切削する際に、固定ナット8が被加工物11と接触しやすくなり、加工不良が発生する恐れがある。
そのため、固定ナット8の直径は、基台4の直径以下であることが好ましい。又は、固定ナット8が基台4の外周縁4cから基台4の半径方向外側に向かって突出する量(固定ナットの突出量)は、ブレード6が基台4の外周縁4cから基台4の半径方向外側に向かって突出する量(ブレードの突出量)の1/2以下であることが好ましい。これにより、切削加工時に固定ナット8が被加工物11と接触しにくくなり、加工不良の発生を抑制することができる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 基台付きブレード
4 基台
4a 第1面
4b 第2面
4c 外周縁
4d 開口部
4e 凸部
4f 外周縁
4g ねじ部
6 ブレード
6a 第1面
6b 第2面
6c 外周縁
6d 開口部
8 固定ナット
8a 開口部
20 切削装置
22 基台
24 カバー
24a 前面
26 切削ユニット
28 チャックテーブル
30 カセットエレベータ
32 カセット
34 モニタ
40 回転軸(スピンドル)
42 スピンドルハウジング
44 ブレードマウント
46 フランジ部(固定フランジ)
46a 表面
46b 凸部
46c 先端面
48 支持軸
48a ねじ部
50 固定ナット
50a 開口部
11 被加工物

Claims (3)

  1. 回転軸に装着される基台付きブレードであって、
    環状の基台と、該基台の第1面側に固定され中央に開口部が形成された環状のブレードと、を有し、
    該基台は、該第1面から突出し外周縁の形状が該開口部の形状に対応する凸部を有し、
    該凸部は、該外周縁に沿って形成されたねじ部を有し、
    該凸部が該開口部に挿入されることで該基台と該ブレードとの位置合わせが行われるとともに、該ねじ部に該ブレードを固定するための固定ナットが締め付けられることで該基台と該ブレードとが固定されることを特徴とする基台付きブレード。
  2. 該ねじ部は、該固定ナットを該ねじ部に締め付けるときの該固定ナットの回転方向が、該回転軸の回転方向と逆方向になるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の基台付きブレード。
  3. 該回転軸の先端部には、外周部に環状の凸部が設けられた円盤状のフランジ部と、該フランジ部の中央から突出する支持軸と、を備えるブレードマウントが固定され、
    該固定ナットの直径は、該フランジ部の凸部の内径よりも大きく、
    該支持軸が該開口部に挿入されると、該固定ナットが該フランジ部の凸部の先端面と接触することを特徴とする請求項1又は2記載の基台付きブレード。
JP2019075446A 2019-04-11 2019-04-11 基台付きブレード Active JP7383333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019075446A JP7383333B2 (ja) 2019-04-11 2019-04-11 基台付きブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019075446A JP7383333B2 (ja) 2019-04-11 2019-04-11 基台付きブレード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020171993A true JP2020171993A (ja) 2020-10-22
JP7383333B2 JP7383333B2 (ja) 2023-11-20

Family

ID=72829763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019075446A Active JP7383333B2 (ja) 2019-04-11 2019-04-11 基台付きブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7383333B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047790A1 (fr) * 2006-10-17 2008-04-24 Kazumasa Ohnishi Outil de coupe en forme de disque et dispositif de coupe
JP2015023139A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社ディスコ 切削装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047790A1 (fr) * 2006-10-17 2008-04-24 Kazumasa Ohnishi Outil de coupe en forme de disque et dispositif de coupe
JP2015023139A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社ディスコ 切削装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7383333B2 (ja) 2023-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102439403B1 (ko) 베이스를 갖는 블레이드
CN110497270B (zh) 切削装置
KR20170000770A (ko) 절삭 블레이드 및 절삭 블레이드의 장착 구조
JP7383333B2 (ja) 基台付きブレード
TWI827831B (zh) 附基台刀片
JP2020171990A (ja) 基台付きブレード
JP2020171994A (ja) 基台付きブレード
JP2020171991A (ja) 基台付きブレード
JP7184460B2 (ja) 基台付きブレード
JP7430447B2 (ja) 基台付きブレード
JP2021065980A (ja) 基台付きブレード及び切削装置
TW202232589A (zh) 刀片固定具及刀片安裝座
JP2022168721A (ja) 被加工物の研削方法
JP2022000318A (ja) 切削ブレード及び切削ブレードのドレッシング方法
JP2022041697A (ja) 切削装置及び被加工物の切削方法
JP2022112635A (ja) 端面修正治具
JP2024035879A (ja) 被加工物の切削方法
JP2022115617A (ja) ホイールマウント
JP2021024031A (ja) 目立てボード及び切削ブレードの目立て方法
JP2020175452A (ja) 面取り加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7383333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150