JP2020171607A - 靴カバー - Google Patents
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Abstract
Description
また、靴の外部の側面である靴の外側面部は、泥はねなどで汚れることが多いが、靴の外側面部は、泥はねなどで汚れても靴の見栄えが悪くなる。
特許文献1に示す靴カバーの本体1の底部は、平面積も厚みも小さいので、特許文献1に示す靴カバーの本体1の底部に足を載せて、特許文献1に示す靴カバーの本体1の底部の上に足の踵を載せても、特許文献1に示す靴カバーの本体1の底部を靴に固定することはできないという不具合がある。
特許文献1に示す靴カバーは、靴の内部は被覆するが、靴の外部はほとんど被覆していないので、靴の外側面部が泥はねなどで汚れることを防止することはできないという不具合がある。
また、特許文献1に示す靴踵カバーを靴から取り外すと、特許文献1に示す靴踵カバーの底部に貼り付けられた両面テープや接着剥離テープなどの表面に塗られた接着剤が靴内部踵部に残って、靴内部踵部を汚すこともあるという不具合がある。
外部部材、および内部部材は、1つの素材にプレス加工などの加工を行うことによって、外部部材の外部係着部、および内部部材の内部第2係着部が係着している1つの部材として形成されている。
ただし、外部部材の外部係着部は、縫い合わされることによって、内部部材の内部第2係着部と係着していてもよい。
また、外部部材の外部係着部は、粘着テープ、あるいは接着剤よって、内部部材の内部
第2係着部と係着していてもよい。
内部部材の内部第1係着部は、縫い合わされることによって、底部部材の底面係着部と係着している。
ただし、内部部材の内部第1係着部は、粘着テープ、あるいは接着剤よって、底部部材の底面係着部と係着していてもよい。
また、内部部材、および底部部材は、1つの素材にプレス加工などの加工を行うことによって、内部部材の内部第1係着部、および底部部材の底面係着部が係着している1つの部材として形成されていてもよい。
足は、中部に膝が形成されており、下部の上部に足首が形成され、足首の下部に足首と連設するように、足の後部が形成され、足の後部の横に、足の後部と連設するように足側面部が形成され、足側面部の横に、足側面部と連設するように、中足部が形成され、中足部の横に中足部と連設するように前足部が形成され、前足部の横に前足部と連設するように足先が形成され、足の底面に足底面が形成され、足底面の後部に踵が形成され、足底面の踵の横に、踵と連設するように中足底部が形成され、足底面の中足底部の横に、中足底部と連設するように前足底部が形成され、足底面の前足底部の横に、前足底部と連設するように足先底部が形成されている。
靴は、上部に、平面形状が略円形状である、足を入れるための靴開口部が形成されており、靴開口部の周縁部である靴開口部周縁部から靴の内部に足を載せるために設けられている中敷きの周縁部である中敷き周縁部に向けて靴内側面部が形成されており、靴内側面部と連設するように、靴内側面部の側面から靴の内端部に向けて、略筒状である、靴筒状部が形成されており、中敷きの後部には、靴開口部から靴の内部に向けて足を挿入したときには、踵の下に位置する踵部が形成されており、靴開口部周縁部から靴の下部を補強するためのミッドソールの上周縁であるミッドソール上周縁部に向けて靴外側面部が形成されており、ミッドソールの底面に靴底部が形成されている。
また、この発明にかかる靴カバーの底面部材は、使用者が靴を履いたときには、使用者の体の足の踵から伝わる体重を受け止めることによって靴の踵部に略固定されるので、この発明にかかる靴カバーは、両面テープや接着剥離テープを靴の踵部に貼らなくても、簡単に靴に取り付けることができる。
さらに、この発明にかかる靴カバーは、踵から伝わる体重によって靴の踵部に略固定しているだけなので、靴から足を抜去すれば、底面部材には、踵から体重は伝わらなくなる。
このため、この発明にかかる靴カバーは、靴から足を抜去すれば、靴から簡単に取り外すことができる。
このため、外部部材は、靴外側面部の広い範囲で、靴外側面部が汚れることや、損傷することを防止して、靴外側面部が汚れているときや、損傷しているときには、靴外側面部の広い範囲で、靴外側面部の汚れや損傷を隠すことができる。
この発明にかかる靴カバーでは、靴内側面部を被覆する内部部材は、平面形状が略扇形状なので、内部部材で靴内側面部を被覆すると、内部部材は靴内側面部を広い範囲で被覆することができる。
このため、内部部材は、靴内側面部の広い範囲で、靴内側面部が汚れることや、損傷することを防止して、靴内側面部が汚れているときや、損傷しているときには、靴内側面部の広い範囲で、靴内側面部の汚れや損傷を隠すことができる。
この発明にかかる靴カバーでは、靴の踵部を被覆する底面部材は、平面形状が略半楕円形状なので、底面部材で靴の踵部を被覆すると、底面部材で靴の踵部の広い範囲で被覆することができる。
このため、底面部材は、靴の踵部の広い範囲で、靴の踵部が汚れることや、損傷することを防止し、また、靴の踵部が汚れているときや、損傷したときには、靴の踵部の広い範囲で、靴の踵部の汚れや損傷を隠すことができる。
また、この発明にかかる靴カバーの靴の踵部を被覆する底面部材は、平面形状が略半楕円形状なので、使用者の足の踵から伝わる体重を十分に受け止めて、靴の踵部に略固定される。
このため、この発明にかかる靴カバーは、両面テープや接着剥離テープを貼らなくても、簡単に靴に取り付けて、靴から足を抜去すれば、底面部材には、使用者の足の踵から伝わる体重が伝わらなくなるので、靴から取り外すことができる。
このため、この発明にかかる靴カバーは、底面部材が使用者の足の踵から伝わる体重を受け止めるだけではなく、延出底面部が使用者の足の足先底部、前足底部、および中足底部から伝わる体重を受け止めるので、この発明にかかる靴カバーは、使用者の足の全体から伝わる体重を受け止めることによって靴の中敷きに略固定される。
このため、この発明にかかる靴カバーは、両面テープや接着剥離テープを靴の踵部に貼らなくても、簡単に靴に取り付けて、靴に略固定することができる。
さらに、この発明にかかる靴カバーは、使用者の足の全体から伝わる体重によって靴の踵部に略固定しているだけなので、靴から足を抜去すれば、底面部材には、踵から体重は伝わらなくなる。
このため、この発明にかかる靴カバーは、靴から足を抜去すれば、靴から簡単に取り外すことができる。
このため、この発明にかかる靴カバーの外部部材は、地面や床面には接触することによって汚れることや、擦れることを防止することができる。
このため、この発明にかかる靴カバーでは、外部部材は、より容易に、靴開口部周縁部を折り返し線にして、靴外側面部の方向に折り返して、靴外側面部を被覆することができる。
係着部材には、糸や粘着テープなどがある。
また、この発明にかかる靴カバーの底面部材は、ウェットスーツ生地を材料に形成されているので、この発明にかかる靴カバーで被覆した靴を履いて歩いたときに、靴から踵、あるいは膝に伝わる衝撃を緩和することができる。
底面部材の平面積は、外部部材、および内部部材の平面積を合計した平面積の0.10倍ないし0.20倍であれば、底面部材は、踵のほぼ全体を載せるぐらいの平面積になるので、この発明にかかる靴カバーは、足から体重を十分に受け止めて、踵部に略固定される。
このため、この発明にかかる靴カバーは、靴に取り付けて、足を靴に挿入すると、底面部材と踵部との間に両面テープや接着剥離テープを貼らなくても、靴に略固定される。
また、この発明にかかる靴カバーは、足から体重を十分に受け止めて、踵部に略固定されているだけなので、足を靴から抜去すると、この発明にかかる靴カバーは、靴から取り外すことができる。
このため、この発明にかかる靴カバーは、靴に取り付けて、足を靴に挿入すると、底面部材と踵部との間に両面テープや接着剥離テープを貼らなくても、靴に略固定される。
また、この発明にかかる靴カバーは、足から体重を十分に受け止めて、踵部に略固定されているだけなので、足を靴から抜去すると、この発明にかかる靴カバーは、靴から取り外すことができる。
この発明の靴カバーによれば、靴の損傷を防止するという効果がある。
この発明の靴カバーによれば、靴の損傷した部分を隠すという効果がある。
この発明の靴カバーによれば、両面テープや接着剥離テープを貼らなくても、簡単に靴に取り付けたり、靴から取り外すことができるという効果がある。
なお、本発明の説明においては、靴カバーを靴に装着したときにおいて、靴底部が地面に接する側を下ないしは下方といい、垂直方向における靴底部の反対側ないしはそれより更に上を、上ないしは上の方向という。
図1は、この発明にかかる靴カバーの実施形態を示す斜視図であり、図2は、足の側面図であり、図3は、靴の透視斜視図であり、図4は、靴カバーの実施形態を示す断面面図である。
外部内周縁部116側の外部側面部112には、外部係着部122が形成されている。
外部内周縁部116の略中央には、外部第1中央部124が形成されている。
外部外周縁部120の略中央には、外部第2中央部126が形成されている。
内部内周縁部136側の内部側面部132に内部第1係着部142が形成されている。
内部外周縁部140側の内部側面部132に内部第2係着部144が形成されている。
内部内周縁部136の略中央には、内部第1中央部146が形成されている。
内部外周縁部140の略中央には、内部第2中央部148が形成されている。
底面第1周縁部156の略半楕円の頂点には、底面頂点部162が形成されている。
底面第2周縁部158の略半楕円の頂点には、底面中央部164が形成されている。
内部部材14の内部第1係着部142は、図5に示すように、底面部材16の底面係着部160と係着している。
外部部材12、および内部部材14は、1つの素材にプレス加工などの加工を行うことによって、外部部材12の外部係着部122、および内部部材14の内部第2係着部144が係着している1つの部材として形成されている。
ただし、外部部材12の外部係着部122は、縫い合わされることによって、内部部材14の内部第2係着部144と係着していてもよい。
また、外部部材12の外部係着部122は、粘着テープ、あるいは接着剤よって、内部部材14の内部第2係着部144と係着していてもよい。
内部部材14の内部第1係着部142は、縫い合わされることによって、底部部材16の底面係着部160と係着している。
ただし、内部部材14の内部第1係着部142は、粘着テープ、あるいは接着剤よって、底部部材16の底面係着部160と係着していてもよい。
また、内部部材14、および底部部材16は、1つの素材にプレス加工などの加工を行うことによって、内部部材14の内部第1係着部142、および底部部材16の底面係着部160が係着している1つの部材として形成されていてもよい。
内部部材14は、図1に示すように、靴内側面部220を被覆するための部材である。
底面部材16は、図1に示すように、踵部210を被覆するとともに、使用者が靴200を履いたときには、使用者の足300の踵302から伝わる体重を受け止めることによって靴200の踵部210に略固定するための部材である。
外部第1表面部110、図1に示すように、および外部第2表面部114は、少なくとも靴外側面部230の略全体を被覆できるぐらいの面積がある。
内部第1表面部130、および内部第2表面部134は、図1に示すように、少なくとも靴内側面部220の略全体を被覆できるぐらいの面積がある。
底面第1表面部150、および底面第2表面部154は、図1に示すように、少なくとも踵部210の略全体を被覆できるぐらいの面積がある。
外部部材12が靴外側面部230の略全体を被覆するために、図5に示すように、外部外周縁部120の長さは、外部内周縁部116の長さより長くなっている。
内部部材14が靴内側面部220の略全体を被覆するために、図5に示すように、内部外周縁部140の長さは、内部内周縁部136の長さより長くなっている。
底面部材16は、踵部210を被覆するとともに、使用者が靴200を履いたときには、使用者の足300の踵302から伝わる体重を受け止めることによって靴200の踵部210に略固定するためには、底面部材16は、踵302の略全体を載せることができる平面積を有していなければならない。
足300の平面積も様々であるが、底面部材16は、成人男性の平均的な踵302の略全体を載せることができる平面積を有していれば、成人男性、成人女性、子供も実施例1の靴カバー10を使うことができると考えられる。
足300は、図2に示すように、中部に膝316が形成されており、下部の上部に足首314が形成され、足首314の下部に足首314と連設するように、足の後部304が形成され、足の後部304の横に、足の後部304と連設するように足側面部318が形成され、足側面部318の横に、足側面部318と連設するように、中足部312が形成され、中足部312の横に中足部312と連設するように前足部310が形成され、前足部310の横に前足部310と連設するように足先308が形成され、足300の底面に足底面306が形成され、足底面306の後部に踵302が形成され、足底面306の踵302の横に中足部312の下部である中足底部324が形成され、足底面306の中足底部324の横に前足部310の下部である前足底部322が形成され、足底面306の前足底部322の横に足先308の底部である足先底部320が形成されている。
靴200は、図3に示すように、上部に、略円形状である、足を入れるための靴開口部202が形成されており、靴開口部202の周縁部である靴開口部周縁部204から靴200の内部に足300を載せるために設けられている中敷き206の周縁部である中敷き周縁部208に向けて靴内側面部220が形成されており、靴内側面部220と連設するように、靴内側面部220の側面から靴200の内端部に向けて、略筒状である、靴筒状部212が形成されており、中敷き206の後部には、靴開口部202から靴200の内部に向けて足300を挿入したときには、踵302の下に位置する踵部210が形成されており、靴開口部周縁部204から靴200の下部を補強するためのミッドソール214の上周縁であるミッドソール上周縁部216に向けて靴外側面部230が形成されており、ミッドソール214の底面に靴底部218が形成されている。
踵部210には、周縁に、平面形状が略半楕円形状である踵部第1周縁部242が形成されており、踵部第1周縁部242の端部と連設するように、平面形状が略直線形状である踵部第2周縁部240が形成されている。
内部部材14、および底面部材16を靴開口部202から靴200の内部に挿入する。
底面部材16を靴開口部202から靴200の内部に挿入すると、図1、および図4に示すように、底面部材16は、底面第1表面部150と踵部210とが向かい合うように、踵部210を被覆する。
内部部材14を靴開口部202から靴200の内部に挿入すると、内部部材14は、外部第1表面部110と靴内側面部220が向かい合うように、靴内側面部220を被覆し、外部部材12は、靴開口部202から靴200の外部に突出する。
外部部材12は、靴開口部周縁部204を折り返し線にして、靴外側面部230の側に折り返すと、外部部材12は、外部第1表面部110と靴外側面部230が向かい合うように、靴外側面部230を被覆する。
外部部材12が靴外側面部230を被覆すると、外部第2表面部114は、靴外側面部230の外部に現われる。
このため、底面部材16で踵部210を被覆した後に、底面部材16の上に足300を載せると、図4に示すように、底面部材16は、踵302から伝わる体重によって、踵部210に押し付けられるので、底面部材16は踵部210に略固定される。
底面部材16が踵部210に略固定されると、実施例1の靴カバー10は、靴200に略固定される。
このため、実施例1の靴カバー10は、特許文献1に示す靴カバーのように、踵部210に、両面テープや接着剥離テープを貼らなくても、靴200に略固定することができる。
底面部材16が、踵部210に押し付けられなくなれば、実施例1の靴カバー10は、靴200に略固定されなくなる。
このため、この発明にかかる靴カバー10は、靴200から足300を抜去すれば、靴200から簡単に取り外すことができる。
図1に示すように、底面部材16が、踵部210を被覆すると、図4に示すように、踵302は踵部210と直接擦れることはなくなるので、踵302に靴擦れが生じにくくすることができるとともに、踵部210を損傷しにくくすることができる。
底面部材16が、踵部210を被覆すると、底面部材16は、踵302と踵部210との間に挟まれる緩衝材の役割を果たすので、使用者が靴200を履いて歩くときに、靴200から踵302、あるいは膝316に伝わる衝撃を緩和することができる。
底面部材16は、踵部210が損傷しているときに踵部210を被覆すると、損傷した踵部210を隠すことができる。
内部部材14は、靴内側面部220が損傷しているときに靴内側面部220を被覆すると、損傷した靴内側面部220を隠すことができる。
外部第2表面部114が靴外側面部230の外側に現われると、外部第2表面部114には、アートデザインを描いたり、企業のロゴマーク、商品名、あるいは、サービス名を書く、または表示することによって、外部第2表面部114を広告宣伝に使うことができる。
また、外部第2表面部114が靴外側面部230の外側に現われると、外部第2表面部114には、反射テープやLEDなどを取り付けて、実施例1の靴カバー10を靴200に取り付けて、靴200を履く人の安全性を高めることができる。
外部部材12は、靴外側面部230を被覆させないで、靴開口部202から靴200の外部に突出したまま、靴200をブーツのように使うときには、足首314と外部第1表面部110は互いに向かい合って位置し、外部第2表面部114が足首314の外側に現われる。
外部部材12は、靴外側面部230を被覆させないで、靴開口部202から靴200の外部に突出したまま、靴200をブーツのように使うときに、ズボン290の裾292を外部部材12と足首314の間に入れれば、裾292からズボン290の中に空気が入りにくいので、寒さ対策になる、
外部部材12は、靴外側面部230を被覆させないで、靴開口部202から靴200の外部に突出したまま、靴200をブーツのように使うときに、外部第2表面部114に面ファスナー246などを係着させれば、外部部材12をズボン290の外周によりしっかりと略固定することができる。
外部部材12、内部部材14、および底面部材16が、被覆弾性素材260を材料にして形成されていれば、被覆弾性素材260は、使用者の足300と靴200の内部との間の緩衝材になるので、使用者が靴200を履いて歩くときでも、使用者の足300は靴200の内部と擦れにくいので、使用者の足300は靴擦れができにくく、また、靴200の内部は損傷しにくくすることができる。
ウェットスーツ生地250とは、ゴムの一種であるクロロプレンゴム252の両方の表面部をポリエチレン254などの布で被覆した生地である。
クロロプレンゴム252は、高い弾力性を有している。
ポリエチレン254は、高い防湿性、耐水性を有している。
ウェットスーツ生地250は、防湿性、耐水性があるので、靴200を履いているときに、靴200の中が蒸れにくくなる。
ウェットスーツ生地250の厚さは3mmが最適であるが、2mmないし5mmの範囲にあればよい。
踵302と踵部210との間にウェットスーツ生地250を介在させると、ウェットスーツ生地250に内包されるクロロプレンゴム252が、踵302と踵部210との間に生じる摩擦を低下させるので、踵302と踵部210が擦れることによる靴擦れを生じにくくすることができる。
また、踵302と踵部210との間にウェットスーツ生地250を介在させると、ウェットスーツ生地250に内包されるクロロプレンゴム252が、靴200を履いて歩いているときに、踵部210から踵302、あるいは踵302に伝わる衝撃を緩和するので、靴200を履いて歩いているときに、踵302、あるいは膝316に伝わる衝撃を抑制することができる。
天然ゴム、合成ゴム、ウレタン、およびEVAは、クロロプレンゴム252と同じように、高い弾力性を有している。
ポリエステルは、ポリエチレン254と同じように、高い防湿性、耐水性を有している。
シルク、あるいは綿の防湿性、耐水性は、ポリエチレン254、あるいはポリエステルの防湿性、耐水性と比べると、劣るところがある。
弾性体256は、クロロプレンゴム252であり、布258は、ポリエチレン254であれば、被覆弾性素材260は、ウェットスーツ生地250になる。
しかし、弾性体256は、クロロプレンゴム252であり、布258は、ポリエチレン254ある組み合わせ以外で、弾性体256は、クロロプレンゴム252、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン、EVAのうちのいずれか1つであり、布258は、ポリエチレン254、ポリエステル、シルク、あるいは綿のうちのいずれか1つにして被覆弾性素材260を形成しても、被覆弾性素材260は、ウェットスーツ生地250とほぼ同じ効果が生じる。
踵302と踵部210との間にウェットスーツ生地250の被覆弾性素材260を介在させると、ウェットスーツ生地250以外の被覆弾性素材260に内包される弾性体256が、踵302と踵部210との間に生じる摩擦を低下させるので、踵302と踵部210が擦れることによる靴擦れを生じにくくすることができる。
また、踵302と踵部210との間にウェットスーツ生地250以外の被覆弾性素材260を介在させると、ウェットスーツ生地250以外の被覆弾性素材260に内包される弾性体256が、靴200を履いて歩いているときに、踵部210から踵302、あるいは踵302に伝わる衝撃を緩和するので、靴200を履いて歩いているときに、踵302、あるいは膝316に伝わる衝撃を抑制することができる。
実施例1の靴カバー10を動物に履かせる靴200を被覆するために使うためには、底面部材16は、それぞれの動物の踵302の略全体を載せることができる平面積を有していなければならない。
底面部材16の平面積は、外部部材12、および内部部材14の平面積を合計した平面積の0.10倍ないし0.20倍であれば、底面部材16は、踵302のほぼ全体を載せるぐらいの平面積になるので、実施例1の靴カバー10は、足300から体重を十分に受け止めて、踵部210に略固定される。
このため、実施例1の靴カバー10は、靴200に取り付けて、足300を靴200に挿入すると、底面部材16と踵部210との間に両面テープや接着剥離テープを貼らなくても、靴200に略固定される。
また、実施例1の靴カバー10は、足300から体重を十分に受け止めて、踵部210に略固定されているだけなので、足300を靴200から抜去すると、実施例1の靴カバー10は、靴200から取り外すことができる。
また、実施例1の靴カバー10は、足300から体重を十分に受け止めて、踵部210に略固定されているだけなので、足300を靴200から抜去すると、実施例1の靴カバー10は、靴200から取り外すことができる。
図11に示す実施例2の靴カバー10は、実施例1の靴カバー10の変形例である。
このため、実施例2の靴カバー10は、実施例1の靴カバー10よりも、よりしっかりと靴200に略固定することができる。
図12に示す実施例3の靴カバー10は、実施例2の靴カバー10の変形例である。
外部切込み部170の先端には、外部先端部172が形成されている。
外部先端部172は、外部第2中央部126と外部第1中央部124を結ぶ直線上、
または外部第2中央部126と外部第1中央部124を結ぶ直線の近傍の上に位置している。
また、外部部材12に外部切込み部170が形成されていれば、外部部材12を外部先端部172から外部側周縁部118に向けて側面形状が略円弧形状である外部折り返し線176を形成して、外部部材12を外部折り返し線176で外部第2表面部114から外部方向に折り返せば、外部部材12を地面や床面には接触しないようにすることができるので、実施例3の靴カバー10が地面や床面に接触することによって汚れたり、擦れるのを防止することができる。
図13に示す実施例4の靴カバー10は、実施例3の靴カバー10の変形例である。
実施例4の靴カバー10の外部部材12を強固に靴外側面部230に略固定すると、実施例4の靴カバー10の外部部材12は、靴外側面部230から上下左右方向にほとんどずれることなく、靴外側面部230を被覆した状態を維持することができる。
実施例4の靴カバー10の内部部材14を強固に靴内側面部220に略固定すると、実施例4の靴カバー10の内部部材14は、靴内側面部220から上下左右方向にほとんどずれることなく、靴内側面部220を被覆した状態を維持することができる。
図14に示す実施例5の靴カバー10は、実施例3の靴カバー10の変形例である。
実施例5の靴カバー10の底面部材16の大部分が2つに分かれるので、底面部材16で靴200の踵部210を被覆する範囲や、外部部材12で靴外側面部230を被覆する範囲を変更することができる。
図15に示す実施例6の靴カバー10は、実施例1の靴カバー10の変形例である。
このため、この発明にかかる靴カバーでは、外部部材12は、より容易に、靴開口部周縁部204を折り返し線にして、靴外側面部230の方向に折り返して、靴外側面部230を被覆することができる。
係着部材18には、糸24、あるいは粘着テープ26などがある。
図16に示す変形例1の靴カバー10は、実施例1の靴カバー10の変形例である。
筒外表面部270の上面には、平面形状は略楕円形状である、筒第1開口部274が形成されている。
筒第1開口部274の周縁には、筒開口部周縁部280が形成されている。
筒第1開口部274から筒部材20の内部に向けて、筒孔部278が形成されている。
筒部材20は、内側面に、略半円筒形状である、筒内表面部282が形成されており、内底面に、筒内表面部282と連設するように、平面形状が略半楕円形状である、筒内底面部284が形成されている。
筒内表面部282の側面方向の周縁と筒内底面部284の側面方向の周縁は、側面形状が略半楕円形状である、筒第2開口部276が形成されている。
内部部材14、および筒部材20を靴開口部202から靴200の内部に挿入する。
内部部材14、および筒部材20を靴開口部202から靴200の内部に挿入すると筒外表面部270は、筒外表面部270と靴筒状部212が向かい合うように、靴筒状部212を被覆し、筒外底面部272は、筒外底面部272と中敷き206が向かい合うように、中敷き206の踵部210から足300の前足部310が載る部分までを被覆する。
靴開口部202から靴200の外部に突出した外部部材12を、靴開口部周縁部204を折り返し線にして、靴外側面部230の方向に折り返すと、外部第1表面部110が靴外側面部230と向かい合うように、靴外側面部230を被覆し、外部第2表面部114は、靴外側面部230の外側に現われる。
変形例1の靴カバー10を靴200に取り付けた後に、足300を筒第1開口部274から変形例1の靴カバー10の内部に挿入すると、足先308は、筒第2開口部276から突出し、前足部310、中足部312、および足底面306は筒内表面部282と接触し、足の後部304は筒内表面部282と接触し、前足底部322、中足底部324、および踵302は筒内底面部284と接触し、足首314は筒孔部278と接触する。
このため、変形例1の靴カバー10は、実施例1の靴カバー10よりも、中敷き206に広い範囲で略固定することができるので、実施例1の靴カバー10よりも、靴200に、より強固に略固定することができる。
12 外部部材
14 内部部材
16 底面部材
18 係着部材
20 筒部材
22 延出底面部
24 糸
26 粘着テープ
(12 外部部材)
110 外部第1表面部
112 外部側面部
114 外部第2表面部
116 外部内周縁部
118 外部側周縁部
120 外部外周縁部
122 外部係着部
124 外部第1中央部
126 外部第2中央部
(14 内部部材)
130 内部第1表面部
132 内部側面部
134 内部第2表面部
136 内部内周縁部
138 内部側周縁部
140 内部外周縁部
142 内部第1係着部
144 内部第2係着部
146 内部第1中央部
148 内部第2中央部
(16 底面部材)
150 底面第1表面部
152 底面側面部
154 底面第2表面部
156 底面第1周縁部
158 底面第2周縁部
160 底面係着部
162 底面頂点部
164 底面中央部
(12 外部部材)
170 外部切込み部
172 外部先端部
174 ファスナー
176 外部折り返し線
(16 底面部材)
180 底面切込み部
182 底面先端部
184 底面長軸
186 底面短軸
200 靴
202 靴開口部
204 靴開口部周縁部
206 中敷き
208 中敷き周縁部
210 踵部
212 靴筒状部
214 ミッドソール
216 ミッドソール上周縁部
218 靴底部
220 靴内側面部
230 靴外側面部
240 踵部第2周縁部
242 踵部第1周縁部
250 ウェットスーツ生地
252 プロロプレンゴム
254 ポリエチレン
256 弾性体
258 布
260 被覆弾性素材
(20 筒部材)
270 筒外表面部
272 筒外底面部
274 筒第1開口部
276 筒第2開口部
278 筒孔部
280 筒開口部周縁部
282 筒内表面部
284 筒内底面部
290 ズボン
292 裾
300 足
302 踵
304 足の後部
306 足底面
308 足先
310 前足部
312 中足部
314 足首
316 膝
318 足側面部
320 足先底部
322 前足底部
324 中足底部
Claims (9)
- 靴の後部、および踵部を覆うための靴カバーであって、
前記靴の後部側の外部を被覆し、一方面に、外部第1表面部が形成され、前記外部第1表面部の周縁の一部に外部内周縁部が形成され、前記外部第1表面部の周縁から立ち上がる側面に、外部側面部が形成され、前記外部内周縁部側の前記外部側面部に外部係着部が形成された外部部材と、
前記靴の後部側の内側面部を被覆し、一方面に、内部第1表面部が形成され、前記内部第1表面部の周縁の一部に内部内周縁部が形成され、前記内部内周縁部に対向するように前記内部第1表面部の周縁に内部外周縁部が形成され、前記内部第1表面部の周縁から立ち上がる側面に、内部側面部が形成され、前記内部内周縁部側の前記内部側面部に内部第1係着部が形成され、前記内部外周縁部側の前記内部側面部に内部第2係着部が形成された内部部材と、
前記靴の使用者が前記靴を履いたときには、前記使用者の足の踵の下方に位置する靴の踵部を被覆するとともに、前記使用者の足の踵から伝わる体重を受け止めることによって前記靴の踵部に略固定され、側面に、底面側面部が形成され、前記底面側面部の一部に、底面係着部が形成された底面部材と、
を備え、
前記外部部材の前記外部係着部は、前記内部部材の前記内部第2係着部と係着しており、
前記内部部材の前記内部第1係着部は、前記底部部材の前記底面係着部と係着している、靴カバー。 - 前記外部部材は、平面形状が略扇形状であり、前記外部第1表面部は、平面形状が略扇形状であり、前記外部内周縁部は、平面形状が略円弧形状であり、前記外部側面部は、側面形状が略長方形状であり、前記外部係着部は、側面形状が略長方形状であり、さらに、他方面に、平面形状が略扇形状である外部第2表面部が形成されており、前記外部内周縁部の2つの端部のそれぞれから連設するように、平面形状が略直線形状である外部側周縁部が形成されており、
前記内部部材は、平面形状が略扇形状であり、前記内部第1表面部は、平面形状が略扇形状であり、前記内部内周縁部は、平面形状が略円弧形状であり、前記内部側面部は、側面形状が略長方形状であり、前記内部第1係着部は、側面形状が略長方形状であり、前記内部第2係着部は、側面形状が略長方形状であり、さらに、他方面に、平面形状が略扇形状である内部第2表面部が形成されており、前記外部内周縁部の2つの端部のそれぞれから連設するように、平面形状が略直線形状である内部側周縁部が形成されており、
前記底面部材は、平面形状が略半楕円形状であり、前記底面側面部の平面形状は略長方形状であり、さらに、一方面に、平面形状が略半楕円形状である底面第1表面部が形成され、
前記底面第1表面部の平面形状が略半楕円形状である周縁に、底面第1周縁部が形成され、前記底面第1周縁部の2つの端部と連設するように、平面形状が略直線形状である底面第2周縁部が形成されており、前記底面側面部は、前記底面第1周縁部、および前記底面第2周縁部から立ち上がる側面に形成されており、他方面に、平面形状が略半楕円形状である底面第2表面部が形成され、前記底面第1周縁部側の前記底面側面部に、前記底面係着部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の靴カバー。 - 前記外部内周縁部の略中央部には、外部第1中央部が形成されており、
前記外部外周縁部の略中央部には、外部第2中央部が形成されており、
前記外部第2中央部から前記外部第1中央部に向かって外部切込み部が形成されており、
前記外部切込み部の先端には、外部先端部が形成されており、
前記外部先端部は、前記外部第2中央部と前記外部第1中央部を結ぶ直線上、または前記外部第2中央部と前記外部第1中央部を結ぶ直線の近傍の上に位置していることを特徴とする、請求項1、または請求項2のうちのいずれか1つに記載の靴カバー。 - 前記外部切込み部には、ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、請求項3に記載の靴カバー。
- さらに、係着部材と、を備え、
前記外部部材と前記内部部材は、前記外部内周縁部の近傍の前記外部部材と前記内部外周縁部の近傍の前記内部部材が、前記係着部材で、係着されることによって、係合していることを特徴とする、請求項1に記載の靴カバー。 - 前記外部部材、前記内部部材、および、前記底面部材は、弾性体の両方の表面を布で被覆した被覆弾性素材により形成されていることを特徴とする、請求項2ないし請求項5のうちの1つに記載の靴カバー。
- 前記被覆弾性素材は、前記弾性体はクロロプレンゴムであり、前記布はポリエチレンであるウェットスーツ生地であることを特徴とする、請求項6に記載の靴カバー。
- 前記弾性体は、クロロプレンゴム、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン、あるいはEVAのうちのいずれか1つであり、
前記布は、ポリエチレン、ポリエステル、シルク、あるいは綿のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項6に記載の靴カバー。 - 靴外側面部の外側に現われた前記外部第2表面部には、反射テープ、LEDもしくは発信機のうちの少なくとも1つが取り付けられている、または宣伝広告のための企業のロゴマーク、商品名、もしくはサービス名のうちのいずれか少なくとも1つが表示されていることを特徴とする、請求項2ないし請求項8のうちの1つに記載の靴カバー。
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