JP2020171141A - モータ保護回路およびモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】入手が容易な部品を用いた簡単な構成でモータの拘束時におけるモータの非可逆的な保護が可能なモータ保護回路を得ること。【解決手段】モータ保護回路101は、電源から供給された電力を巻線で構成されたコイルを備えた直流モータに供給するモータ駆動回路200に設けられて、直流モータへの電源供給を遮断するモータ保護回路101である。モータ保護回路101は、巻線の温度を検出する温度検出素子と、モータ駆動回路200において直流モータへの電源供給を遮断可能な回路位置に配置された電流ヒューズ7と、直流モータの拘束時における巻線の温度上昇に伴って温度検出素子の電気的特性が変化した場合に電流が流れて電流ヒューズ7が溶断されて直流モータへの電源供給を遮断するバイパス回路と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ保護回路およびモータ保護回路を備えたモータに関する。
従来、直流(Direct Current:DC)モータでは、ロータが拘束された拘束状態になったことを検出し、モータ駆動を停止させることでモータを破損から保護するモータ保護回路が用いられている。モータ保護回路として、マイクロコンピュータ等を用いた制御回路においてソフトウェアで検知して保護する保護回路がある。しかしながら、このような保護回路は、制御回路に信号を入力し、ソフトウェアで拘束状態を判断しているため、制御回路が正常な動作ができない場合は保護することができない。
このような問題を解決するための技術として、たとえば特許文献1には、DCモータが異常となるときは巻線の温度が上昇することを利用し、DCモータのY結線に接続される3相巻線の2相に、発熱を受ける感熱応答性の保護装置として温度ヒューズおよびサーマルプロテクタ等の機構部品を使用した保護回路が開示されている。
特開2005−177148号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術によれば、温度ヒューズを用いる場合には、温度ヒューズが動作する温度、温度ヒューズに通電する電圧および温度ヒューズに通電する電流などの条件に対して適切な温度ヒューズを選定することが難しい、といった問題があった。また、所望のモータの仕様に適合した温度ヒューズが一般に流通していない場合は、専用の温度ヒューズを作らなければならず、温度ヒューズの入手性に問題がある。
また、サーマルプロテクタを使用する場合には、モータの保護状態を解除できるものであると、保護状態を解除して再通電されるおそれがある。モータの保護動作とモータの保護状態の解除による再通電と、の繰り返しによって最終的にモータが破損する可能性がある。制御回路を用いてモータの保護動作を行う場合には、モータの保護状態を制御回路に記憶することでモータへの再通電を防止することが可能である。しかしながら、制御回路を用いずにモータの保護を行う場合は、制御によってモータへの再通電を防止することができないため、モータへの再通電が防止された非可逆的な構成とされることが好ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入手が容易な部品を用いた簡単な構成でモータの拘束時におけるモータの非可逆的な保護が可能なモータ保護回路を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるモータ保護回路は、電源から供給された電力を巻線で構成されたコイルを備えた直流モータに供給するモータ駆動回路に設けられて、直流モータへの電源供給を遮断するモータ保護回路である。モータ保護回路は、巻線の温度を検出する温度検出素子と、モータ駆動回路において直流モータへの電源供給を遮断可能な回路位置に配置された電流ヒューズと、直流モータの拘束時における巻線の温度上昇に伴って温度検出素子の電気的特性が変化した場合に電流が流れて電流ヒューズが溶断されて直流モータへの電源供給を遮断するバイパス回路と、を備える。
本発明によれば、入手が容易な部品を用いた簡単な構成でモータの拘束時におけるモータの非可逆的な保護が可能である、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるモータ保護回路の回路構成を示す図 本発明の実施の形態1にかかるモータ本体の一例を示す断面図 本発明の実施の形態2にかかるモータ保護回路の回路構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかるモータ保護回路を、直流電源を入力用電源としたモータ駆動回路に適用した場合の回路構成を示す図 本発明の実施の形態3にかかるモータ保護回路の回路構成を示す図 本発明の実施の形態3にかかるモータ保護回路を、直流電源を入力用電源としたモータ駆動回路に適用した場合の回路構成を示す図 本発明の実施の形態4にかかるモータ保護回路の回路構成を示す図 本発明の実施の形態4にかかるモータ保護回路を、直流電源を入力用電源としたモータ駆動回路に適用した場合の回路構成を示す図 本発明の実施の形態5にかかるモータ保護回路の回路構成を示す図 本発明の実施の形態6にかかるモータ保護回路の回路構成を示す図 モータ駆動回路およびモータ保護回路と、モータ本体とが筐体内に内蔵されたモータを示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるモータ保護回路およびモータを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるモータ保護回路101の回路構成を示す図である。本実施の形態1にかかるモータ保護回路101は、モータ本体40の外部に設けられたモータ駆動回路200に設けられている。図1には、交流電源30およびモータ本体40も示されている。図2は、本発明の実施の形態1にかかるモータ本体40の一例を示す断面図である。
モータ駆動回路200は、DCモータであるモータ本体40の制御を行う。モータ駆動回路200は、交流入力端子1と、整流回路2と、平滑コンデンサ3と、インバータ回路4と、制御電源回路5と、制御回路6と、を備える。
交流入力端子1は、交流電源30が接続される端子であり、一方の交流入力端子1である第1交流入力端子1aと他方の交流入力端子1である第2交流入力端子1bとを有する。
整流回路2は、交流入力端子1を介して交流電源30から供給された交流電力を全波整流して直流電力に変換する。
平滑コンデンサ3は、整流回路2から出力された直流電力を平滑化する。
インバータ回路4は、平滑コンデンサ3で平滑化された直流電力をモータ本体40を駆動させる交流電力に変換してモータ本体40に供給することで、モータ本体40を駆動する。
制御電源回路5は、モータ駆動回路200における制御系の回路の電源を生成して制御系の回路に供給する。
制御回路6は、モータ本体40において所望の出力が得られるようにモータ駆動回路200の外部からの信号に基づいてインバータ回路4に駆動指令を出力する。
モータ本体40は、コイルを構成する不図示の巻線を備え、インバータ回路4から供給される交流の電力により駆動される。
また、モータ駆動回路200は、モータ保護回路101を備える。モータ保護回路101は、電流ヒューズ7と、サーミスタ8と、分圧用抵抗9と、トランジスタ10と、限流用抵抗11と、リレー12と、を備える。
電流ヒューズ7は、モータ保護回路101に電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れると発熱および溶断されるヒューズであり、第1交流入力端子1aと整流回路2とを接続する経路に配置されている。
サーミスタ8は、温度によって抵抗値が変化するため、モータ本体40の拘束時の巻線の発熱により抵抗値が変化する。サーミスタ8は、巻線の発熱を検知可能な範囲でモータ本体40から離間した位置に配置され、一端は制御電源回路5に接続される。サーミスタ8は、サーミスタ8が配置された場所の雰囲気温度を検出する。
分圧用抵抗9は、トランジスタ10のベース端子10aの電位を制御するために設けられ、一端がサーミスタ8とトランジスタ10のベース端子10aとに接続され、他端が基準電位に接続されている。
トランジスタ10は、リレー12の駆動コイル12aへの通電を制御する。トランジスタ10は、コレクタ端子がリレー12に接続され、エミッタ端子が基準電位に接続されている。
限流用抵抗11は、後述するリレー12が閉じたときにリレー12に通電される電流を制限する。
リレー12は、制御側の駆動コイル12aと、可動側の接点12bとを有するa接点リレーである。駆動コイル12aの一端は、制御電源回路5に接続されている。駆動コイル12aの他端は、トランジスタ10のコレクタ端子に接続されている。接点12bの一端は、限流用抵抗11と電流ヒューズ7を介して第1交流入力端子1aに接続されている。接点12bの他端は、第2交流入力端子1bに接続されている。
モータ本体40は、図2に示すように、全体としてキャップ状に形成された金属製の筐体41と、インシュレータ42aが装着され巻線42bが巻装された鉄心42cからなり筐体41の筒状胴部41a内に嵌合されたステータ42と、シャフト43aが嵌入され前軸受43b及び後軸受43cが装着され前軸受43bを筐体41の前軸受保持部41bに保持させてステータ42内に配置されるロータ43と、を備えている。
つぎに、モータ保護回路101の動作について説明する。サーミスタ8は、常温では分圧用抵抗9に対して相対的に高い抵抗値を示す。このため、分圧用抵抗9は、常温ではサーミスタ8に対して相対的に低い抵抗値となる。そして、モータ本体40が拘束されていない場合、サーミスタ8は常温となる。常温ではサーミスタ8と分圧用抵抗9との接続点の電位は、トランジスタ10の閾値電圧よりも低い状態となる。これにより、トランジスタ10は、常温ではオフ状態となり、リレー12の駆動コイル12aは通電されず、リレー12の接点12bは解放状態となる。
モータ本体40の拘束時、すなわちモータ本体40のロータが拘束された状態になったときは、モータ本体40の巻線はモータ本体40の通常の駆動時よりも著しく発熱し、モータ本体40の周囲の雰囲気温度が上昇する。サーミスタ8は、モータ本体40の周囲の雰囲気温度の上昇によって抵抗値が低下する。そして、分圧用抵抗9の抵抗値が、サーミスタ8の抵抗値に対して相対的に高い状態となり、トランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い抵抗値となる。これにより、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の電位、すなわちサーミスタ8と分圧用抵抗9とを接続する接続部分の電位は、トランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い電位に上昇する。
サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の接続部分にはトランジスタ10のベース端子10aが接続されている。このため、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の接続部分の電位がトランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い電位に上昇すると、トランジスタ10がオン、すなわち導通する。トランジスタ10がオンすることによってリレー12が閉成状態となり、第1交流入力端子1a、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、リレー12によるバイパス回路が形成されて導通状態となり電流が流れる。バイパス回路を流れる電流によって電流ヒューズ7が溶断されることにより、交流電源30から整流回路2に交流電力が供給されなくなるため、モータ本体40への電源供給が遮断される。
トランジスタ10がオンするときのモータ本体40の周囲の温度は、サーミスタ8と分圧用抵抗9との組み合わせによって任意に設定することができ、容易に入手可能な部品で構成することができる。すなわち、サーミスタ8の常温での抵抗値と、サーミスタ8の温度上昇時の抵抗値と、分圧用抵抗9の抵抗値とを調整することで、トランジスタ10がオンするときのモータ本体40の周囲の温度を調整することができる。
また、リレー12の接点12bが閉成することで形成されるバイパス回路に流れる電流は、限流用抵抗11の抵抗値を調整することで調整可能である。そして、電流ヒューズ7は、モータ本体40の正常な動作時には溶断せず、モータ本体40の拘束時には確実に溶断できるように、モータ本体40の容量に合わせて適宜選択することができる。したがって、限流用抵抗11の抵抗値と電流ヒューズ7とを選択することにより、モータ本体40の仕様に合わせて、モータ本体40の拘束時には電流ヒューズ7が確実に溶断されるバイパス回路を構成することができる。
上述したように、モータ保護回路101は、電流ヒューズ7が、交流電源30の一端側と整流回路2とを接続する経路に配置されている。また、モータ本体40の拘束時に巻線の温度上昇に伴うサーミスタ8の電気的特性の変化に伴って駆動するリレー12が、電流ヒューズ7と交流電源30の他端側とを接続する経路に設けられている。サーミスタ8の電気的特性の変化は、サーミスタ8の抵抗値の変化である。
すなわち、リレー12は、モータ本体40の拘束時に、予め決められた温度以上の温度への巻線の温度上昇に伴ってサーミスタ8の抵抗値が予め決められた条件を満たした場合に駆動する。予め決められた温度は、モータ本体40の拘束時に巻線が上昇する温度である。予め決められた条件は、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の接続部分の電位をトランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い電位に上昇させるための、サーミスタ8の抵抗値である。そして、モータ本体40の拘束時にリレー12が閉成状態となることにより、電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れて電流ヒューズ7を溶断させるバイパス回路が形成されて導通状態となる。
このように、モータ保護回路101は、電流ヒューズ7およびサーミスタ8といった、選択肢が多く、モータ本体40の仕様に合わせて種々選択可能な部品を用いている。すなわち、モータ保護回路101は、特別な部品を用いることなく、一般に流通している入手性の良い安価な部品を用いた簡単な構成で実現することが可能である。
さらに、モータ保護回路101は、電流ヒューズ7が溶断されることでモータ本体40への電力の供給を遮断する構成であるため、電流ヒューズ7を交換しない限りはモータ本体40の保護状態を解除することができない非可逆的なモータ保護回路が構成されている。このため、単にモータ本体40の電源を入れ直す等の行為によってモータ本体40の保護状態が解除されて再びモータ本体40が駆動される、といったことがない。
単にモータ本体40の電源を入れ直すことでモータ本体40の保護状態を解除してモータ本体40への再通電が可能である場合には、モータ本体40の保護動作と、モータ本体40の保護状態の解除によるモータ本体40への再通電と、の繰り返しによって最終的にモータ本体40が破損する可能性がある。
これに対して、モータ保護回路101では、電流ヒューズ7を交換しない限りはモータ本体40の保護状態を解除することができない非可逆的なモータ保護回路とされているため、単にモータ本体40の電源を入れ直してもモータ本体40への再通電ができない。したがって、モータ保護回路101では、モータ本体40の保護動作と、モータ本体40の電源を入れ直すことによるモータ本体40の保護状態の解除によるモータ本体40への再通電と、の繰り返しによってモータ本体40が破損することが防止されている。
上述したように、本実施の形態1にかかるモータ保護回路101は、モータ本体40の巻線の周囲にサーミスタ8を配置し、モータ本体40の拘束による巻線の異常過熱をサーミスタ8により検知し、モータ保護回路101に配置された電流ヒューズ7を溶断させるための電流を流すバイパス回路を形成することで非可逆的なモータ保護回路を実現している。
そして、本実施の形態1にかかるモータ保護回路101は、マイクロコンピュータ等を用いた制御回路によらず、特別な部品を用いることなく、入手が容易な部品を用いた簡単な構成で、モータ本体40の拘束時におけるモータ本体40の非可逆的な保護が可能なモータ保護回路を構成することが可能である。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかるモータ保護回路102の回路構成を示す図である。本実施の形態2にかかるモータ保護回路102が上述した実施の形態1にかかるモータ保護回路101と異なる点は、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、およびリレー12が、平滑コンデンサ3の後段の直流電力が流れる回路部分に配置されたことである。すなわち、モータ保護回路102は、電流ヒューズ7と、サーミスタ8と、分圧用抵抗9と、トランジスタ10と、限流用抵抗11と、リレー12と、を備える。
モータ保護回路102は、電流ヒューズ7が、平滑コンデンサ3の一端側とインバータ回路4とを接続する経路に配置されている。また、モータ本体40の拘束時における巻線の温度上昇に伴うサーミスタ8の電気的特性の変化に伴って駆動するリレー12が、電流ヒューズ7と平滑コンデンサ3の他端側とを接続する経路に設けられている。
モータ保護回路102においてモータ本体40の拘束時に電流ヒューズ7が溶断するに至る過程は、上述したモータ保護回路101と同じである。すなわち、リレー12は、モータ本体40の拘束時に、予め決められた温度以上の温度への巻線の温度上昇に伴ってサーミスタ8の抵抗値が予め決められた条件を満たした場合に駆動する。そして、モータ本体40の拘束時にリレー12が閉成状態となることにより、電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れて電流ヒューズ7を溶断させるバイパス回路が形成されて導通状態となる。
モータ本体40の拘束時に、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の接続部分の電位がトランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い電位に上昇すると、トランジスタ10がオン、すなわち導通する。トランジスタ10がオンすることによってリレー12が閉成状態となり、平滑コンデンサ3の一端側から、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、リレー12によるバイパス回路が導通状態とされて、バイパス回路に電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れる。バイパス回路を流れる電流によって電流ヒューズ7が溶断されることにより、平滑コンデンサ3からインバータ回路4に直流電力が供給されなくなるため、モータ本体40への電源供給が遮断される。
本実施の形態2にかかるモータ保護回路102は、上述した実施の形態1にかかるモータ保護回路101と同様の効果を有する。
また、本実施の形態2にかかるモータ保護回路102は、平滑コンデンサ3に充電された電荷も電流ヒューズ7を溶断するエネルギーに充てることができ、より確実な遮断が実現可能である。
図4は、本発明の実施の形態2にかかるモータ保護回路102を、直流電源31を入力用電源としたモータ駆動回路に適用した場合の回路構成を示す図である。本実施の形態2にかかるモータ保護回路102は、図4に示すような直流電源31を入力用電源としたモータ駆動回路およびモータ本体40に対しても適用可能であることは自明である。図4に示すモータ駆動回路は、図3に示すモータ駆動回路200における交流電源30と整流回路2との代わりに直流電源31を備える。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかるモータ保護回路103の回路構成を示す図である。本実施の形態3にかかるモータ保護回路103が上述した実施の形態2にかかるモータ保護回路102と異なる点は、モータ本体40の拘束による巻線の異常過熱をサーミスタ8により検知した際に、電流ヒューズ7、限流用抵抗11およびトランジスタ10のコレクタ−エミッタ間に電流が流れて、電流ヒューズ7を溶断するためのバイパス回路が導通状態となる点である。すなわち、モータ保護回路103は、電流ヒューズ7と、サーミスタ8と、分圧用抵抗9と、トランジスタ10と、限流用抵抗11と、を備える。
モータ保護回路103では、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、およびトランジスタ10が、平滑コンデンサ3の後段の直流電力が流れる回路部分に配置されている。モータ保護回路103は、電流ヒューズ7が、平滑コンデンサ3の一端側とインバータ回路4とを接続する経路に配置されている。また、モータ本体40の拘束時における巻線の温度上昇に伴うサーミスタ8の電気的特性の変化に伴って駆動するトランジスタ10が、電流ヒューズ7の後段に設けられている。
トランジスタ10は、モータ本体40の拘束時に、予め決められた温度以上の温度への巻線の温度上昇に伴ってサーミスタ8の抵抗値が予め決められた条件を満たした場合に導通する。これにより、電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れて電流ヒューズ7を溶断させるバイパス回路が形成されて導通状態となる。
モータ本体40の拘束時に、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の接続部分の電位がトランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い電位に上昇すると、トランジスタ10がオン、すなわち導通する。トランジスタ10がオンすることによって平滑コンデンサ3の一端側から、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、トランジスタ10によるバイパス回路が導通状態となり、バイパス回路に電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れる。バイパス回路を流れる電流によって電流ヒューズ7が溶断されることにより、平滑コンデンサ3からインバータ回路4に直流電力が供給されなくなるため、モータ本体40への電源供給が遮断される。
本実施の形態3にかかるモータ保護回路103は、上述した実施の形態2にかかるモータ保護回路102と同様の効果を有する。
また、本実施の形態3にかかるモータ保護回路103は、バイパス回路が平滑コンデンサ3の後段の直流電力が流れる回路部分、すなわち直流回路側に配置されることにより、リレーを用いずともトランジスタ10を導通状態にすることによって電流ヒューズ7を溶断する回路を形成することが可能である。
したがって、本実施の形態3にかかるモータ保護回路103によれば、より安価にモータ保護回路を構成することが可能である。
図6は、本発明の実施の形態3にかかるモータ保護回路103を、直流電源31を入力用電源としたモータ駆動回路に適用した場合の回路構成を示す図である。本実施の形態3にかかるモータ保護回路103は、図6に示すような直流電源31を入力用電源としたモータ駆動回路およびモータ本体40に対しても適用可能であることは自明である。図6に示すモータ駆動回路は、図5に示すモータ駆動回路200における交流電源30と整流回路2との代わりに直流電源31を備える。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4にかかるモータ保護回路104の回路構成を示す図である。本実施の形態4にかかるモータ保護回路104は、制御電源回路5から制御回路6に供給される制御電源を遮断することによって、モータ本体40への電源供給を遮断する。本実施の形態4にかかるモータ保護回路104は、電流ヒューズ7、限流用抵抗11およびトランジスタ10が、制御電源回路5の制御電源出力端の後段に配置されていることが、上述した実施の形態1にかかるモータ保護回路101と異なる。すなわち、モータ保護回路104は、電流ヒューズ7と、サーミスタ8と、分圧用抵抗9と、トランジスタ10と、限流用抵抗11と、を備える。
モータ保護回路104は、電流ヒューズ7が、制御電源回路5から制御回路6への制御電源の供給経路に配置されている。また、モータ本体40の拘束時における巻線の温度上昇に伴うサーミスタ8の電気的特性の変化に伴って駆動するトランジスタ10が電流ヒューズ7の後段に設けられている。
トランジスタ10は、モータ本体40の拘束時に、予め決められた温度以上の温度への巻線の温度上昇に伴ってサーミスタ8の抵抗値が予め決められた条件を満たした場合に導通する。これにより、電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れて電流ヒューズ7を溶断させるバイパス回路が形成されて導通状態となる。
モータ本体40の拘束時に、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の接続部分の電位がトランジスタ10のベース端子10aの閾値電圧よりも高い電位に上昇すると、トランジスタ10がオン、すなわち導通する。トランジスタ10がオンすることによって制御回路6への制御電源回路5の出力端から、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、トランジスタ10によるバイパス回路が導通状態とされて、バイパス回路に電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れる。バイパス回路を流れる電流によって電流ヒューズ7が溶断されることにより、制御電源回路5から制御回路6への直流電力の供給が遮断される。
そして、制御電源回路5から制御回路6への制御電源の供給が遮断されることによって、制御回路6は停止状態となる。したがって、インバータ回路4は停止状態となり、モータ本体40への電源供給が遮断される。また、電流ヒューズ7が溶断されるので、非可逆的な保護回路であることは自明である。
制御電源は一般的にDC5VまたはDC12Vといった低電圧である。したがって、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、トランジスタ10は、耐圧および容量が小さいものを選定することが可能になる。
本実施の形態4にかかるモータ保護回路104は、制御電源回路5から制御回路6に供給される制御電源を遮断することによってモータ本体40への電源供給を遮断する点が、上述した実施の形態1から3と異なるが、実施の形態1から3と同様効果を有する。すなわち、本実施の形態4にかかるモータ保護回路104は、マイクロコンピュータ等を用いた制御回路によらず、特別な部品を用いることなく、入手が容易な部品を用いた簡単な構成で、モータ本体40の拘束時におけるモータ本体40の非可逆的な保護が可能なモータ保護回路を構成することが可能である。
したがって、本実施の形態4にかかるモータ保護回路104によれば、より安価にモータ保護回路を構成することが可能である。
なお、本実施の形態4にかかるモータ保護回路104では、制御電源回路5の制御電源の出力を遮断する構成であるが、制御電源回路5の入力を遮断する構成としてもモータ本体40の拘束時におけるモータ本体40の保護は達成できる。この場合、遮断する箇所の電圧は高いが、遮断する箇所の通電電流は制御電源回路5に入力する分だけであるため、電流容量の小さな電流ヒューズ7を用いることができる。
図8は、本発明の実施の形態4にかかるモータ保護回路104を、直流電源31を入力用電源としたモータ駆動回路に適用した場合の回路構成を示す図である。本実施の形態4にかかるモータ保護回路104は、図8に示すような直流電源31を入力用電源としたモータ駆動回路およびモータ本体40に対しても適用可能であることは自明である。図8に示すモータ駆動回路は、図7に示すモータ駆動回路200における交流電源30と整流回路2との代わりに直流電源31を備える。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5にかかるモータ保護回路105の回路構成を示す図である。本実施の形態5にかかるモータ保護回路105は、上述した実施の形態3にかかるモータ保護回路103の構成に対して、サーミスタ8と分圧用抵抗9との接続点を比較器13の非反転入力端子13aに接続し、比較器13の反転入力端子13bに基準電源14を接続し、比較器13の出力にベース抵抗15とトランジスタ10のベース端子10aとを接続したことに特徴がある。すなわち、モータ保護回路105は、電流ヒューズ7と、サーミスタ8と、分圧用抵抗9と、トランジスタ10と、限流用抵抗11と、比較器13と、基準電源14と、ベース抵抗15と、を備える。
モータ保護回路105では、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、およびトランジスタ10が、平滑コンデンサ3の後段の直流電力が流れる回路部分に配置されている。すなわち、モータ保護回路105は、電流ヒューズ7が、平滑コンデンサ3の一端側とインバータ回路4とを接続する経路に配置されている。
また、比較器13は、非反転入力端子13aにサーミスタ8の電気的特性の変化に伴った電圧が入力されるとともに、反転入力端子13bが予め決められた基準電圧である基準電源14の電圧で固定されている。また、比較器13の出力端子13cと、トランジスタ10のベース端子10aとを接続する経路の途中に、制御電源が供給されるベース抵抗15が接続されている。
つぎに、モータ保護回路105の動作について説明する。モータ本体40が拘束されていない状態では、サーミスタ8と分圧用抵抗9との間の電位は、基準電源14の電圧よりも低い。このとき、比較器13の出力は、基準電位相当のLowレベル電位信号である。そして、ベース抵抗15からの電流を比較器13の出力端子13cが吸い込む動作状態となる。トランジスタ10のベース端子10aは、トランジスタ10の閾値電圧よりも低電位に維持される。したがって、トランジスタ10はオフ状態となり、電流ヒューズ7を溶断するためのパイバス回路は形成されない。
モータ本体40の拘束時には、巻線が発熱してサーミスタ8の抵抗値が下がると、比較器13の非反転入力端子13aの電位は、基準電源14の電圧よりも高くなる。このとき、比較器13の出力は、ハイインピーダンス状態となり、ベース抵抗15を介して制御電源に接続されていることから、比較器13の出力の電位はHighレベル電位信号となる。そして、ベース抵抗15を介してトランジスタ10のベース端子10aに電流が流れることでトランジスタ10がオンして、電流ヒューズ7を溶断するためのバイパス回路が形成される。
すなわち、トランジスタ10がオンすることによって平滑コンデンサ3の一端側から、電流ヒューズ7、限流用抵抗11、トランジスタ10によるバイパス回路が形成されて、バイパス回路に電流ヒューズ7の定格電流値を超える電流が流れる。バイパス回路を流れる電流によって電流ヒューズ7が溶断されることにより、平滑コンデンサ3からインバータ回路4に直流電力が供給されなくなるため、モータ本体40への電源供給が遮断される。すなわち、モータ保護回路105では、比較器13の出力に基づいてトランジスタ10が導通してバイパス回路が形成される。
トランジスタ10がオンしてヒューズを溶断できるような十分な電流をトランジスタのコレクタに流すためには、トランジスタ10の閾値電圧よりも高く、相応のベース電流が必要となる。モータ保護回路105では、モータ本体40の拘束時にベース抵抗15を介してベース電流をトランジスタ10のベース端子10aに供給する。そして、サーミスタ8と分圧用抵抗9とは巻線の温度変化を検知する温度検知の機能のみに特化させるように機能を分割化する。これにより、モータ保護回路105では、サーミスタ8および分圧用抵抗9の選択肢を更に広くすることが可能となる。
これにより、モータ保護回路105では、安定した保護回路動作と、コスト低減を図ることが可能となる。なお、制御電源回路5からの制御電源の出力を抵抗分圧することで基準電源14を生成できることは自明である。また、比較器13の出力を反転させることで、非反転入力端子13aと反転入力端子13bとに印加する電圧を入れ替えることが可能であることは自明である。
また、モータ保護回路105は、上述した実施の形態3にかかるモータ保護回路103と同様に電流ヒューズ7、限流用抵抗11、およびトランジスタ10が、平滑コンデンサ3の後段の直流電力が流れる回路部分に配置された構成とされ、リレーを用いずにトランジスタ10をオンにすることで電流ヒューズ7を溶断する回路構成とされている。一方、実施の形態1にかかるモータ保護回路101、実施の形態2にかかるモータ保護回路102、および実施の形態4にかかるモータ保護回路104においても、上記のように比較器13と、基準電源14と、ベース抵抗15とを用いた構成とすることが可能である。この場合においても、上述したように安定した保護回路動作と、コスト低減を図ることが可能であることは自明である。
実施の形態1にかかるモータ保護回路101および実施の形態2にかかるモータ保護回路102に、比較器13と、基準電源14と、ベース抵抗15とを適用した場合には、比較器13の出力に基づいてトランジスタ10が導通してリレー12が閉成することで、バイパス回路が形成される。
実施の形態4にかかるモータ保護回路104に、比較器13と、基準電源14と、ベース抵抗15とを適用した場合には、モータ保護回路105と同様に、比較器13の出力に基づいてトランジスタ10が導通することでバイパス回路が形成される。
本実施の形態5にかかるモータ保護回路105は、上述した実施の形態1から3と構成が異なるが、実施の形態1から3と同様の効果を有する。
また、本実施の形態5にかかるモータ保護回路105は、サーミスタ8および分圧用抵抗9の選択肢を更に広くすることが可能となり、安定した保護回路動作と、コスト低減を図ることが可能である。
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6にかかるモータ保護回路106の回路構成を示す図である。本実施の形態6にかかるモータ保護回路106は、上述した実施の形態5にかかるモータ保護回路105の構成に対して、比較器13の非反転入力端子13aと比較器13の出力端子13cとの間に帰還用抵抗16を配置して、比較器13の出力にヒステリシス特性を持たせたことを特徴とする。
つぎに、モータ保護回路106の動作について説明する。帰還用抵抗16を配置したことにより、比較器13の出力がLowレベル電位信号からHighレベル電位信号に変わるときと、比較器13の出力がHighレベル電位信号からLowレベル電位信号に変わるときと、における非反転入力端子13aの電位を変えることが可能になる。より具体的に説明すると、比較器13の出力がLowレベル電位信号からHighレベル電位信号に変わるとき、非反転入力端子13aの電位は、サーミスタ8、分圧用抵抗9、帰還用抵抗16によって決定される。
一方、比較器13の出力がHighレベル電位信号からLowレベル電位信号に変わるとき、非反転入力端子13aの電位は、サーミスタ8、分圧用抵抗9、ベース抵抗15、帰還用抵抗16によって決定される。このときの非反転入力端子13aの電位は、比較器13の出力がLowレベル電位信号からHighレベル電位信号に変わるときよりも低くなる。反転入力端子13bの電位は、基準電源14の電位に固定されており一定であるため、相対的に比較器13の出力にヒステリシス特性を持たせることが可能となる。
これにより、非反転入力端子13aの電位が比較器13の出力が切り替わる閾値レベル付近となったときに、比較器13の出力がチャタリングを起こすことを防止でき、より安定な保護動作を行うことが可能となる。なお、比較器13の出力を反転させることで、非反転入力と反転入力に印加する電圧を入れ替えることが可能であることは自明である。
また、モータ保護回路106は、上述した実施の形態3にかかるモータ保護回路103と同様に電流ヒューズ7、限流用抵抗11、およびトランジスタ10が、平滑コンデンサ3の後段の直流電力が流れる回路部分に配置された構成とされ、リレーを用いずにトランジスタ10をオンにすることで電流ヒューズ7を溶断する回路構成とされている。一方、実施の形態1にかかるモータ保護回路101、実施の形態2にかかるモータ保護回路102、および実施の形態4にかかるモータ保護回路104においても、上記のようにヒステリシス特性を有する比較器13を用いた構成とすることが可能である。この場合においても、上述したようにより安定な保護動作を行うことが可能であることは自明である。
本実施の形態6にかかるモータ保護回路106は、上述した実施の形態5と同様の効果を有する。
また、本実施の形態6にかかるモータ保護回路106は、非反転入力端子13aの電位が比較器13の出力が切り替わる閾値レベル付近となったときに、比較器13の出力がチャタリングを起こすことを防止でき、より安定なモータの保護動作を行うことが可能となる。
図11は、モータ駆動回路200およびモータ保護回路と、モータ本体40とが筐体51内に内蔵されたモータ50を示す図である。上述した実施の形態1から実施の形態6では、モータ本体40の筐体41の外部にモータ保護回路が配置される場合について示したが、モータ保護回路をモータ本体40の筐体41の中に配置して、モータ保護回路も含めて1つのモータ50として構成することも可能であることは明らかである。すなわち、上述したモータ駆動回路200およびモータ保護回路と、モータ本体40とが筐体51内に内蔵されたモータ50を構成することが可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、実施の形態の技術同士を組み合わせることも可能であるし、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流入力端子、1a 第1交流入力端子、1b 第2交流入力端子、2 整流回路、3 平滑コンデンサ、4 インバータ回路、5 制御電源回路、6 制御回路、7 電流ヒューズ、8 サーミスタ、9 分圧用抵抗、10 トランジスタ、10a ベース端子、11 限流用抵抗、12 リレー、12a 駆動コイル、12b 接点、13 比較器、13a 非反転入力端子、13b 反転入力端子、13c 出力端子、14 基準電源、15 ベース抵抗、16 帰還用抵抗、30 交流電源、31 直流電源、40 モータ本体、41,51 筐体、41a 筒状胴部、41b 前軸受保持部、42 ステータ、42a インシュレータ、42b 巻線、42c 鉄心、43 ロータ、43a シャフト、43b 前軸受、43c 後軸受、50 モータ、101,102,103,104,105,106 モータ保護回路、200 モータ駆動回路。

Claims (9)

  1. 電源から供給された電力を巻線で構成されたコイルを備えた直流モータに供給するモータ駆動回路に設けられて、前記直流モータへの電源供給を遮断するモータ保護回路であって、
    前記巻線の温度を検出する温度検出素子と、
    前記モータ駆動回路において前記直流モータへの電源供給を遮断可能な回路位置に配置された電流ヒューズと、
    前記直流モータの拘束時における前記巻線の温度上昇に伴って前記温度検出素子の電気的特性が変化した場合に電流が流れて前記電流ヒューズが溶断されて前記直流モータへの電源供給を遮断するバイパス回路と、
    を備えることを特徴とするモータ保護回路。
  2. 前記モータ駆動回路は、
    前記電源である交流電源から供給された交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの出力を交流電力に変換して前記直流モータに供給するインバータ回路と、
    を備え、
    前記モータ保護回路は、
    前記電流ヒューズが、前記交流電源の一端側と前記整流回路とを接続する経路に設けられ、
    予め決められた温度以上の温度への前記巻線の温度上昇に伴って前記温度検出素子の電気的特性が予め決められた条件を満たした場合に駆動するリレーが、前記電流ヒューズと前記交流電源の他端側とを接続する経路に設けられ、
    前記リレーが閉成状態となることにより、前記電流ヒューズの定格電流値を超える電流が前記電流ヒューズに流れて前記電流ヒューズが溶断されること、
    を特徴とする請求項1に記載のモータ保護回路。
  3. 前記モータ駆動回路は、
    前記電源である交流電源から供給された交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの出力を交流電力に変換して前記直流モータに供給するインバータ回路と、
    を備え、
    前記モータ保護回路は、
    前記電流ヒューズが、前記平滑コンデンサの一端側と前記インバータ回路とを接続する経路に配置され、
    予め決められた温度以上の温度への前記巻線の温度上昇に伴って前記温度検出素子の電気的特性が予め決められた条件を満たした場合に駆動するリレーが、前記電流ヒューズと前記平滑コンデンサの他端側とを接続する経路に設けられ、
    前記リレーが閉成状態となることにより、前記電流ヒューズの定格電流値を超える電流が前記電流ヒューズに流れて前記電流ヒューズが溶断されること、
    を特徴とする請求項1に記載のモータ保護回路。
  4. 前記モータ駆動回路は、
    前記電源である交流電源から供給された交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの出力を交流電力に変換して前記直流モータに供給するインバータ回路と、
    を備え、
    前記モータ保護回路は、
    前記電流ヒューズが、前記平滑コンデンサの一端側と前記インバータ回路とを接続する経路に配置され、
    予め決められた温度以上の温度への前記巻線の温度上昇に伴って前記温度検出素子の電気的特性が予め決められた条件を満たした場合に導通するトランジスタが前記電流ヒューズの後段に設けられ、
    前記トランジスタが導通することにより、前記電流ヒューズの定格電流値を超える電流が前記電流ヒューズに流れて前記電流ヒューズが溶断されること、
    を特徴とする請求項1に記載のモータ保護回路。
  5. 前記モータ駆動回路は、
    前記電源である交流電源から供給された交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの出力を交流電力に変換して前記直流モータに供給するインバータ回路と、
    前記インバータ回路に駆動指令を出力する制御回路と、
    前記平滑コンデンサの出力から前記制御回路を駆動するための制御電源を生成して前記制御回路に供給する制御電源回路と、
    を備え、
    前記モータ保護回路は、
    前記電流ヒューズが、前記制御電源回路から前記制御回路への前記制御電源の供給経路に配置され、
    予め決められた温度以上の温度への前記巻線の温度上昇に伴って前記温度検出素子の電気的特性が予め決められた条件を満たした場合に駆動するトランジスタが前記電流ヒューズの後段に設けられ、
    前記トランジスタが導通することにより、前記電流ヒューズの定格電流値を超える電流が前記電流ヒューズに流れて前記電流ヒューズが溶断されること、
    を特徴とする請求項1に記載のモータ保護回路。
  6. 非反転入力端子に前記温度検出素子の電気的特性の変化に伴った電圧が入力されるとともに、反転入力端子が予め決められた基準電圧で固定された比較器を備え、
    前記比較器の出力に基づいて前記リレーが閉成すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載のモータ保護回路。
  7. 非反転入力端子に前記温度検出素子の電気的特性の変化に伴った電圧が入力されるとともに、反転入力端子が基準電圧で固定された比較器を備え、
    前記比較器の出力に基づいて前記トランジスタが導通すること、
    を特徴とする請求項4または5に記載のモータ保護回路。
  8. 前記比較器がヒステリシス特性を有すること、
    を特徴とする請求項6または7に記載のモータ保護回路。
  9. 交流電源から供給された交流電力を巻線で構成されたコイルを備えた直流モータに供給するモータ駆動回路と、
    請求項1から8の何れか1つに記載のモータ保護回路と、
    モータ本体と、
    前記モータ駆動回路と、前記モータ保護回路と、前記モータ本体と、を内蔵する筐体と、
    を備えることを特徴とするモータ。
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