JP2020170585A - 天空知覚装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で自然な屋外の光環境を演出することができると共に、屋外の開放感を感じることができる天空知覚装置を提供する。【解決手段】一実施形態に係る天空知覚装置10は、光L1が照射された天井面11と、天井面11よりも観察者側に位置する枠状の領域画定部材30と、を備え、領域画定部材30は、目の焦点を天井面11から観察者側にずらす焦点誘導部材である。【選択図】図2

Description

本発明は、天空を知覚させる天空知覚装置に関する。
建物の室内には照明が設けられる。しかしながら、建物の窓際は明るいものの、建物の奥まった閉鎖空間では光が十分に届かずに開放感がないということがある。特開平4−292801号公報には、建物内及び地下空間を含む閉鎖空間に設けられる屋内照明装置が記載されている。屋内照明装置は、床面、壁面及び天井に囲まれた閉鎖空間の上部に配置された照明装置である。
屋内照明装置は、天井から下方に延びる複数の乳白パネル支持材によって支持された乳白パネルと、乳白パネルの上部に取り付けられると共に拡散光を放射する複数の光源と、乳白パネルから下方に露出すると共に下方に指向性の強い光を放射する光源と、を備える。この屋内照明装置において、指向性の強い光は太陽直射光に相当し、拡散光は青空光に相当する。そして、指向性の強い光の相関色温度と拡散光の相関色温度とを適宜変更することによって屋外の光環境の演出を図っている。
特開平4−292801号公報
前述した屋内照明装置は、複数の乳白パネル支持材によって天井の下方に乳白パネルを支持した上で、拡散光を放射する複数の光源を乳白パネルの上部に配置し、更に乳白パネルに指向性の強い光源を配置するため、構成が複雑である。また、前述した屋内照明装置では、拡散光は乳白パネルを介して室内に照射され、指向性の強い光は乳白パネルから下方に露出する光源から室内に直接照射される。
従って、室内にいる人は、上を見たときに、乳白パネルと指向性の強い光を照射する光源を見ることになる。このとき、人の目の焦点が乳白パネル又は光源に合うため、屋外の光環境としてはリアリティに欠けており、不自然さが残るという問題がある。すなわち、室内の人は、乳白パネルの表面色を直視するため、表面色を持たない天空を見ている感覚を得られない。従って、室内の人は、屋外にいる感覚を感じることができず、開放感を得られないという問題がある。なお、表面色とは、物体の表面に見られるような色を示しており、物体との距離感がはっきりしている実在感のある色の見え方を示している。
また、乳白パネルの端部には壁面があるため、室内にいる人は上方を見たときに当該壁面と乳白パネルとの境目部分を見る場合もある。このように、上方を見たときに閉鎖空間の境目部分が視界に入ることがあるので、室内にいる人は演出の人工感を感じてしまい、開放感を得られないという問題がある。
本発明は、簡易な構成で自然な屋外の光環境を演出することができると共に、屋外の開放感を感じることができる天空知覚装置を提供することを目的とする。
本発明に係る天空知覚装置は、光が照射された室内面と、室内面よりも観察者側に位置する枠状の領域画定部材と、を備え、領域画定部材は、目の焦点を室内面から観察者側にずらす焦点誘導部材である。
この天空知覚装置では、光が照射された室内面の観察者側に枠状の領域画定部材が設けられるので、天空知覚装置の構成を簡易にすることができる。また、領域画定部材は、室内面の観察者側に位置すると共に枠状とされており、室内にいる観察者の目の焦点を室内面から観察者側にずらす焦点誘導部材である。よって、室内にいる観察者が室内面を見たときの視点は領域画定部材に誘導される。従って、室内にいる観察者から見て領域画定部材よりも遠くに位置する室内面に目の焦点が合わないので、光が照射された室内面までの距離を観察者が把握することができない。すなわち、観察者の目の焦点を室内面から観察者側にずらすことによって室内面との距離感を感じさせないようにすることができるので、室内面を見た観察者に天空を見ている感覚を与えることができる。従って、観察者の目の焦点が室内面に合わないことにより、屋外の光環境のリアリティを高めることができ、屋外の自然な光環境を演出することができると共に、屋外の開放感を得ることができる。このように、自然な屋外の光環境を演出することができ、屋外の開放感を感じることができるので、室内にいる観察者にリラックス効果をもたらすことができる。
また、光が照射された室内面の色彩は、グラデーションを有してもよい。なお、室内面の色彩は、輝度と色度からなる。この場合、室内にいる観察者が目の位置を動かすと、領域画定部材の背後の色彩が変化し、視界に奥行きを感じさせることができる。従って、室内面の色彩のグラデーションを見たときにおける屋外の空のリアリティを一層高めることができる。すなわち、視界に屋外の空の奥行きを与えることにより、天空を眺めている認識をより高めることができる。従って、人工感が無く、より自然に近い天空を演出することができるので、室内にいる観察者の開放感を高めると共にリラックス効果をより高めることができる。
また、領域画定部材は、側面と下面とを有し、側面の色彩の輝度は下面の色彩の輝度よりも高くてもよい。この場合、室内にいる観察者に領域画定部材の下面よりも側面の方が明るいと認識させることができる。また、室内にいる観察者に、領域画定部材の側面には空からの光が到達しており下面には空からの光が到達していないと認識させることができるので、領域画定部材の上方から下方へ向かう天空光の向きを室内にいる観察者に感じさせることができる。従って、天空の明るい空を演出することによって、より自然に近い光環境を提供することができる。
また、前述した天空知覚装置は、領域画定部材から下方に延びると共に領域画定部材よりも外部への視界を遮る遮蔽部材を備えてもよい。この場合、領域画定部材より外部への視線の移動を抑制することができるので、室内にいる観察者が領域画定部材の外部にある不自然なものを見る可能性を低減させることができる。従って、不自然さをより確実に解消することができるので、自然な屋外の光環境をより効果的に演出することができる。
また、前述した天空知覚装置は、領域画定部材の室内面からの距離を調整する距離調整部を備えてもよい。この場合、室内面の高さ等、室内の状態に応じて、観察者の目の焦点を誘導する焦点誘導部材の位置を調整することができる。従って、室内の状態に合わせて室内面を見た観察者の目の焦点の位置を調整することができるので、自然な屋外の光環境を更に効果的に演出することができる。
また、光が照射された室内面は、均一な色彩を有してもよい。この場合、室内面が均一な色彩を有することにより、自然に近い天空をより効果的に演出することができる。
本発明によれば、簡易な構成で自然な屋外の光環境を演出することができる。
第1実施形態に係る天空知覚装置が設けられた室内空間の例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る天空知覚装置を示す縦断面図である。 図2の天空知覚装置の領域画定部材、照明装置及び室内面を拡大した縦断面図である。 図3の領域画定部材及び室内面を下方から見た斜視図である。 (a)は、色彩のコントラストの例を示す図である。(b)は、(a)のコントラストの輝度変化の例を示すグラフである。 (a)は、色彩のグラデーションの例を示す図である。(b)は、(a)のグラデーションの輝度変化の例を示すグラフである。 図4の焦点誘導部材及び室内面を見た観察者の目の焦点を説明する縦断面図である。 第2実施形態に係る天空知覚装置を示す縦断面図である。 図8の領域画定部材、照明装置及び室内面を拡大した縦断面図である。 第3実施形態に係る天空知覚装置を示す縦断面図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る天空知覚装置の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本明細書において、「室内面」とは、全部又は一部が囲まれた空間を画定する面を示しており、天井面又は壁面等の建物の内部に形成された面、及び部分的又は時間的に囲まれる空間を画定する面を含んでいる。部分的又は時間的に囲まれる空間を画定する面とは、一部が開放された空間、及び一時的に開放される空間の両方を含んでいる。部分的又は時間的に囲まれる面は、例えば、時間的に開閉される玄関及びエントランスを形成する面を含むと共に、軒下、アプローチテラス、ピロティ及び地下街を形成する面等を含んでおり、後述する焦点誘導部材の枠内において天空と物理的に遮断されていればよい。また、本明細書において、「観察者」とは、室内面を視認しうる人を示しており、積極的に室内面を観察する人だけでなく、単に室内面を見る人を含んでいる。
(第1実施形態)
例えば、建物の内部におけるオフィスの打ち合わせスペース等、オープンオフィスの中の打ち合わせコーナーが知られている。図1に示されるように、例えば打ち合わせコーナー等の室内空間1では、建物の内部ではあるものの屋外の自然を感じることができるように様々な工夫がなされる。一例として、室内空間1には、複数のテープル2、及び複数の椅子3の他、テープル2の上に植物が置かれたり、テープル2又は椅子3の隣接位置に植木が置かれたりして室内緑化が施されることがある。
一般的に、建物の室内空間において、窓際は明るいが、奥まったところでは光が十分に届いていないことにより開放感を得られないことがある。特に屋内の窓から離れた場所では、屋外からの自然光を十分に感じることができず閉塞感を感じさせてしまうという実情がある。
そこで、窓から離れた場所であっても、屋外の自然を感じることが可能な措置として室内空間1には植物が配置されることがあり、屋外の開放感を感じることができるように本実施形態に係る天空知覚装置10が設けられる。天空知覚装置10は、室内空間1を照らして室内空間1に屋外に近いしつらいをすることによって開放感を演出する。
図2は、天空知覚装置10を示す縦断面図である。図1及び図2に示されるように、天空知覚装置10は、例えば、天井面11(室内面)に下から光L1を照射する照明装置20と、天井面11の下方に位置する枠状の領域画定部材30と、領域画定部材30から下方に延びる遮蔽部材40と、領域画定部材30を支持する支持部材50とを備える。一例として、天井面11は、穴が開けられたり、大がかりな装置が取り付けられたりすることがない室内面であり、工事が不要とされた既存の室内面である。
本明細書において「枠状の領域画定部材」は、室内面の領域を画定する部材を示しており、矩形の枠状部材だけでなく、一部が欠けた矩形の枠状部材、及びレール状に延びる2つの線状部材によって領域を画定する部材等を含んでおり、必ずしも厳密な枠に限定されない。「枠状の領域画定部材」は、矩形ではなく、平行四辺形若しくは台形等の他の四角形、三角形、五角形若しくは六角形等の多角形、円、又は楕円等の長円等によって領域を画定する部材も含んでいる。
本実施形態において、領域画定部材30は、上方を見た観察者の目E(図7参照)の焦点を天井面11(室内面)から観察者側にずらす焦点誘導部材である。本実施形態において、天井面11は、室内空間1を形成する室内面である。「焦点誘導部材」とは、焦点を他の箇所から当該部材に誘導する部材を示しており、例えば、他の箇所よりも目立つ形状、模様又は色彩とされることによって焦点を自身に誘導する部材を含んでいる。
領域画定部材30は支持部材50によって支持されている。領域画定部材30は、一例として、木製である。領域画定部材30及び支持部材50は、例えば、パーゴラ状とされていてもよい。この場合、支持部材50は室内空間1の床から天井面11に向かって延びる複数の柱状部材51を備えており、複数の柱状部材51の上端部の間において領域画定部材30が掛け渡されている。
領域画定部材30は、例えば、天井面11の下方において天井面11に沿う方向である第1方向D1に延びる複数の第1棒状部材31と、天井面11の下方において天井面11に沿うと共に第1方向D1に交差する第2方向D2に延びる複数の第2棒状部材32とを備える。例えば、複数の第1棒状部材31及び複数の第2棒状部材32は格子状に配置されており、第1方向D1及び第2方向D2は互いに直交している。
例えば、第2方向D2に沿って延びる複数の第2棒状部材32のうち、第1方向D1の端部に位置する第2棒状部材32からは遮蔽部材40が下方に延びている。なお、第2方向D2の端部に位置する第1棒状部材31から遮蔽部材40が下方に延びていてもよい。遮蔽部材40は、領域画定部材30よりも外部への視界を遮るために設けられる。
遮蔽部材40は、例えば、第2棒状部材32に取り付けられており、第2棒状部材32から垂れる簾状とされている。遮蔽部材40は、暖簾状の布、又は複数の紐状部材であってもよく、遮蔽部材40の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は適宜変更可能である。例えば、遮蔽部材40は半透明とされていてもよく、遮蔽部材40の色彩及び透明度についても適宜変更可能である。
また、本実施形態に係る天空知覚装置10は、領域画定部材30及び支持部材50の外方から遮蔽部材40に光L2を照射する照明装置60を更に備える。光L2は、例えば、直接光である。照明装置60は、例えば、遮蔽部材40への直射光を模擬する直射光模擬照明である。この場合、遮蔽部材40は、照明装置60からの直射光模擬照明の投影面である。一例として、光L2の色彩は白色又は黄色である。ここで、直射光とは、太陽から直接届く光を示しており、例えば、眩しくて直視することは難しいが、遮蔽部材40を介して直射光を見ることにより、木漏れ日又はその陰によって晴れた日の印象を感じ取ることが可能である。
遮蔽部材40は半透明のカーテンであってもよい。遮蔽部材40が半透明のカーテンである場合、遮蔽部材40及び照明装置60によって木漏れ日を映し出すことが可能である。一例として、照明装置60は、第1方向D1に沿って延びる棒状の支持部材61と、支持部材61の領域画定部材30側の端部に支持された照明部62とを備えており、照明部62から遮蔽部材40に向かって斜め下方に光L2が照射される。
図3は、図2の照明装置20、領域画定部材30及び照明装置60を拡大した縦断面図である。図2及び図3に示されるように、照明装置20は、例えば、領域画定部材30の上部に配置されており、天井面11に光L1を照射する。光L1は、例えば、拡散光である。光L1が照射された天井面11の1平方メートルあたりの光度(輝度)は、例えば、200cd/m以上であってもよいし、光L1が照射されていない天井の輝度(一例として30cd/m)の5倍以上且つ6倍以下(150cd/m以上且つ180cd/m以下)であってもよい。このように、天井面11に光L1を照射して一定以上の輝度とすることにより、明るい晴天の空を演出することが可能となる。なお、天井面11の輝度は、天空の輝度の最大強度を超えない程度であることが好ましく、例えば、8000cd/m以下であることが好ましい。
照明装置20は、天井面11に照射する拡散光である光L1の輝度を時間の経過に応じて変化してもよい。また、照明装置60は、遮蔽部材40に照射する直接光である光L2の輝度を時間の経過に応じて変化してもよい。更に、照明装置20及び照明装置60の少なくともいずれかは、光L1,L2の色度又は輝度を時間の経過に応じて変化してもよい。このように、光L1,L2の色彩を時間の変化に応じて変化することにより、色彩が変化する天空をより効果的に演出することが可能となる。
照明装置20は、例えば、天井面11に天空光を模擬する光L1を照射する天空光模擬照明であり、一例として、光L1の色彩は青系色又は白色である。光L1の色彩は空色であってもよい。なお、天空光とは、拡散したやわらかい光を示しており、例えば、観察者が直視可能な光である。観察者が天空光を模擬する光L1を見ることによって、屋外の青空の心地よさを感じさせることが可能となる。
照明装置20は、例えば、領域画定部材30の上面に貼り付けられたテープLEDである。一例として、照明装置20は、領域画定部材30の上面に位置する複数のLEDハウジング21と、LEDハウジング21に保持された複数のLED光源22とを有し、各LED光源22から上方の天井面11に向かって発散光が照射される。照明装置20は、例えば、青系色と白色とのグラデーションを有する光L1を天井面11に照射する。これにより、屋外の明るい空を演出することが可能である。
図4は、領域画定部材30及び天井面11を下方から見た斜視図である。図3及び図4に示されるように、例えば、領域画定部材30は複数の枠部35を含んでおり、複数の枠部35の間から上方の天井面11が視認される。領域画定部材30は、観察者の目Eの焦点を天井面11から下方に誘導する焦点誘導部材であり、目Eの焦点を天井面11に合わせない状態とする。
領域画定部材30は、例えば、側面30bと下面30cとを有する。側面30bの色彩の輝度は下面30cの色彩の輝度よりも高い。すなわち、側面30bの色彩は下面30cの色彩よりも明るい。これにより、下面30cよりも側面30bの方が明るく見えるので、下から領域画定部材30を見たときに、領域画定部材30から上方に明るく照らされた天空を模擬することができる。
前述したように、領域画定部材30は、観察者の目Eの焦点を天井面11から下方(領域画定部材30)に誘導する焦点誘導部材である。側面30bの色彩と下面30cの色彩とは互いに異なっており、領域画定部材30の色彩はコントラストを有する。従って、観察者の目Eは、天井面11ではなくコントラストを有する領域画定部材30に誘導される。この領域画定部材30によって観察者の目Eの焦点が天井面11から領域画定部材30に誘導されるので、天井面11までの距離を知覚することが困難になる。
前述したように、例えば、天井面11にはグラデーションを有する光L1が照射され領域画定部材30の色彩はコントラストを有する。図5(a)は色彩のコントラストの例を示し、図5(b)は図5(a)の色彩の変位と輝度の関係を模式的に示すグラフである。図6(a)は色彩のグラデーションの例を示し、図6(b)は図6(a)の色彩の変位と輝度の関係を模式的に示すグラフである。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、「コントラスト」は、色彩の輝度の差(例えば明暗の差)が生じている状態を示しており、輝度が急激に変化する部分を含んでいる。「コントラスト」は、一例として、縦軸を輝度、横軸を変位とした関数において微分係数が算出できない箇所(例えば図5(b)のグラフの角部)が存在することを含んでいる。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、「グラデーション」は、色彩の輝度が連続的に(なだらかに又は緩やかに)変化している状態を示している。一例として、「グラデーション」は、縦軸を輝度、横軸を変位とした関数において微分係数が算出できない箇所が存在しないことを含んでいる。
図4に示されるように、本実施形態において、天井面11の色彩は、グラデーションを有するが、コントラストを有しない。人の目は、右目と左目とで見える物の方向が異なる両眼視差、目の位置の移動によって物の方向が異なる移動視差、及び右目と左目の視線によって形成される輻輳角、から物体までの距離を知覚する。コントラストを有しない天井面11は焦点を合わせる対象がないため、距離を知覚する手がかりがなく、天井面11までの距離を認識することが難しい。
例えば、下方から領域画定部材30を見たときに、コントラストが見えない天井面11とされている。「コントラスト」は、例えば、天井の端部、角部、折れ目、エッジ、鋭利な突起等の凹凸、模様、影若しくは段差等の線状部分、又は火災報知器等の機器を含む付着物が存在することによって生じる。人は、コントラストが存在する部分に物が存在すると知覚する性質を有し、天井面11にコントラストが存在すると天井面11に投影面があると知覚する。このように、天井面11にコントラストが存在すると、観察者は天井面11に投影面があると知覚するので、天空のように見せようとしても投影面の表面色として認識されるため、天空を見ている感覚を得られず不自然さ又は閉塞感が生じうる。
従って、本実施形態では、天井面11には線状部分及び付着物が無く、天井面11にコントラストが設けられないようにしている。すなわち、本実施形態では、天井面11を下から見たときの視野を領域画定部材30で区切り、領域画定部材30によって区切られた範囲内の視野においてコントラストが見えないようにしている。このように、観察者の視野を領域画定部材30で画定した上で画定した視野の範囲内でコントラストが見えないようにすることにより、天井面11までの距離を認識することが難しくなり、天井面11に投影面があると観察者が知覚しないようにすることができる。その結果、天井面11を表面色として認識されることを防ぐことができる。
枠状の領域画定部材30を通してコントラストを有しない天井面11を見ることによって、天井面11の色彩は面色として認識される。ここで、面色とは、物体に定位して見える表面色とは異なり、澄みきった空のように純粋な色の感じで実体感が伴わず、柔らかさと厚みが感じられ、距離の印象が不確かである色彩を示している。このように、コントラストを有しない天井面11の色彩が空と同様の面色として認識されることにより、天井面11を、物体を伴わず天まで抜けた状態である天空として認識させることができる。
図7に示されるように、本実施形態では、天井面11の色彩にコントラストがなく且つ領域画定部材30の色彩にコントラストがあることにより、天井面11から領域画定部材30に観察者の目Eの焦点を誘導する。すなわち、天井面11から領域画定部材30に視線を誘導して天井面11との距離感を曖昧にすることによって天井面11を面色、すなわち天空と認識させる。
続いて、本実施形態に係る天空知覚装置10から得られる作用効果について詳細に説明する。天空知覚装置10では、光L1が照射された天井面11の下方に枠状の領域画定部材30が設けられる。従って、既存の天井面11に光L1を照射することができるので、天空知覚装置10の構成を簡易にすることができる。
また、領域画定部材30は、天井面11の下方に位置すると共に枠状とされており、室内にいる観察者の目Eの焦点を天井面11から下方にずらす焦点誘導部材である。よって、室内にいる観察者が上を見たときの視点は領域画定部材30に誘導される。従って、室内にいる観察者から見て領域画定部材30よりも遠くに位置する天井面11に目Eの焦点が合わないので、光L1が照射された天井面11の色彩は表面色として認識されにくくなる。
すなわち、観察者の目Eの焦点を天井面11から下方にずらすことによって天井面11との距離感を認識しにくい状態を生じさせることができるので、上方を見た観察者に天空を見ている感覚を与えることができる。従って、観察者の目Eの焦点が天井面11に合わないことにより、屋外の光環境のリアリティを高めることができ、屋外の自然な光環境を演出することができると共に、屋外の開放感を感じることができるので、室内にいる観察者にリラックス効果をもたらすことができる。
図4に示されるように、光L1が照射された天井面11の色彩は、グラデーションを有してもよい。この場合、物体の背後のグラデーションを見るときに両眼視差や移動視差によって奥行きを感じさせることができる。天井面11の色彩がグラデーションを有し、且つコントラストを有しない場合、観察者は、天井面11の位置に物体を認識しないが、視界に奥行きを感じることができるため、天井面11を天空であると認識する。従って、上方の色彩のグラデーションを見たときにおける屋外の空のリアリティーを一層高めることができる。すなわち、上方の視界に屋外の空の奥行き感を与えることにより、天空を眺めている認識をより高めることができる。従って、人工感が無く、より自然に近い天空を演出することができるので、室内にいる観察者の開放感を高めると共にリラックス効果をより高めることができる。
枠状の領域画定部材30を通して光L1が照射された天井面11を見ることによって、天井面11の色彩は面色として認識される。このように、光L1が照射された天井面11の色彩が空と同様の面色として認識されることにより、天井面11を、物体を伴わず天まで抜けた状態である天空として認識させることができる。
また、天空知覚装置10において、天井面11の色彩がグラデーションを有しており、領域画定部材30は複数の枠部35を含んでおり、複数の枠部35の間から天井面11が視認される。従って、複数の枠部35の間にグラデーションを有する天井面11が見えることになり、両眼視差や運動視差によって奥行きを感じることができるため、複数の枠部35の間における色彩の緩やかな変化を天空として認識させることができる。その結果、天空を認識させる効果を更に高めることができる。
また、領域画定部材30は、側面30bと下面30cとを有し、側面30bの色彩の輝度は下面30cの色彩の輝度よりも高くてもよい。この場合、室内にいる観察者に領域画定部材30の下面30cよりも側面30bの方が明るいと認識させることができる。また、室内にいる観察者に、上から光が来ている、すなわち、領域画定部材30の側面30bには空からの光が到達しており下面30cには空からの光が到達していないと認識させることができるので、領域画定部材30の奥にある天空の明るい空を室内にいる観察者に感じさせることができる。従って、天空の明るい空を演出することによって、より自然に近い光環境を提供することができる。
図2に示されるように、天空知覚装置10は、領域画定部材30から下方に延びると共に領域画定部材30よりも外部への視界の移動を遮る遮蔽部材40を備えてもよい。この場合、領域画定部材30より外部への視界の移動を抑制することができるので、室内にいる観察者が領域画定部材30の外部にある不自然なものを見る可能性を低減させることができる。従って、不自然さをより確実に解消することができるので、自然な屋外の光環境をより効果的に演出することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る天空知覚装置70について図8及び図9を参照しながら説明する。天空知覚装置70は、複数の柱状部材51を有する支持部材50に代えて、領域画定部材30を吊る吊り具81を有する支持部材80を備える。以下では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略する。一例として、吊り具81は、天井面11から領域画定部材30に向かって延びるワイヤ82を備える。
天空知覚装置70は、領域画定部材30の天井面11からの距離を調整する距離調整部71を備える。距離調整部71は、例えば、ワイヤ82の長さ(ワイヤ82の天井面11から領域画定部材30に延びる部分の長さ)を調整する長さ調整部であり、ワイヤ82の長さが調整されることによって領域画定部材30の高さ位置が調整される。一例として、ワイヤ82はステンレスワイヤである。
第2実施形態に係る天空知覚装置70では、照明装置20から光L1が天井面11に照射され、天井面11の下方に吊り具81によって吊り下げられた領域画定部材30が設けられる。また、領域画定部材30は、天井面11の下方に位置すると共に枠状とされており、室内にいる観察者の目Eを天井面11から下方にずらす焦点誘導部材である。従って、室内にいる観察者から見て領域画定部材30よりも遠くに位置する天井面11に目Eの焦点が合わないので、光L1が照射された天井面11を実際の距離よりも遠くにあると認識させることができる。その結果、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、第2実施形態に係る天空知覚装置70は、領域画定部材30の天井面11からの距離を調整する距離調整部71を備える。よって、天井面11の高さ等、室内空間1の状態に応じて、観察者の目Eの焦点を誘導する焦点誘導位置の位置を調整することができる。従って、室内空間1の状態に合わせて天井面11を見た観察者の目Eの焦点の位置を調整することができるので、自然な屋外の光環境を更に効果的に演出することができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る天空知覚装置90について図10を参照しながら説明する。天空知覚装置90は、照明装置20,60からの光L1に代えて太陽光を用いている点、天井面11に代えて太陽光を透過する太陽光透過部材91を備える点、及び太陽光透過部材91の室内面である下面91bではなく上面91cに太陽光が照射される点、が前述した各実施形態とは異なっている。太陽光透過部材91は、例えば、板状とされている。太陽光透過部材91の材料は、一例として、ガラス、又はアクリル等の樹脂である。
第3実施形態では、太陽光が太陽光透過部材91の上面91cに照射され、太陽光透過部材91の下面91bの下方に領域画定部材30が設けられる。領域画定部材30は、太陽光透過部材91の下方に位置すると共に枠状とされており、下方にいる観察者の目Eを太陽光透過部材91の下面91bから下方にずらす焦点誘導部材である。従って、前述と同様、観察者から見て領域画定部材30よりも遠くに位置する太陽光透過部材91の下面91bに目Eの焦点が合わないので、太陽光透過部材91の下面91bを実際の距離よりも遠くにあると認識させることができる。その結果、前述した各実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明に係る天空知覚装置の実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述の各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、各請求項の要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能であり、例えば、天空知覚装置、及び室内空間の各部の構成は適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、柱状部材51を備えた支持部材50、及び吊り具81を備えた支持部材80、について説明した。しかしながら、領域画定部材を支持する手段は、柱状部材51又は吊り具81とは更に異なっていてもよく、天井面の下方で領域画定部材を支持可能な部材であれば適宜変更可能である。また、前述の実施形態では、領域画定部材30の高さ位置を調整する距離調整部71がワイヤ82の長さを調整する長さ調整部である例について説明した。しかしながら、距離調整部の構成は適宜変更可能である。例えば、支持部材50の各柱状部材51の高さが調整可能とされていてもよい。更に、天井面、照明装置、領域画定部材、については以下のように変形することも可能である。
例えば、天井面11に照射される光L1は、電球からの光であってもよく、照明装置20の光源の種類は適宜変更可能である。また、照明装置20は、プロジェクタ等の映像投影装置であってもよいし、LED又は電球等の光源と当該映像投影装置とが組み合わされた装置であってもよい。更に、照明装置20は、天井面11に静止画又は動画を映し出してもよい。
遮蔽部材40に照射される光L2は、電球からの光であってもよいし、LEDからの光であってもよく、照明装置60の光源の種類も適宜変更可能である。更に、照明装置60は、プロジェクタ等の映像投影装置であってもよいし、LED又は電球等の光源と当該映像投影装置とが組み合わされたものであってもよいし、遮蔽部材40に静止画又は動画を映し出してもよい。
例えば、天井面11の色彩は、青系色であってもよいし、青系色以外の色であってもよく適宜変更可能である。更に、天井面11の色彩そのものがグラデーションを有していてもよい。天井面11の色彩が青系色である場合、例えば白色の光L1を天井面11に照射して晴天を模擬することが可能である。
また、前述したように光L1の色彩も適宜変更可能であり、一例として、夕刻になったら青系色からオレンジ系色の光L1に変更して夕焼けの空を模擬してもよい。前述したように、天井面11に照射される光L1、及び遮蔽部材40に照射される光L2は、調色又は調光されてもよく、例えば、明度が互いに異なる複数種類の色彩が組み合わされた光であってもよい。
また、前述の実施形態では、光L1が照射された天井面11の色彩がグラデーションを有する例について説明した。しかしながら、光L1が照射された天井面11の色彩はグラデーションを有しなくてもよい。例えば、光L1が照射された天井面11の色彩は、空色等、単色であってもよい。また、光L1が照射された天井面11は、均一な色彩を有していてもよい。ここで「均一な色彩」とは、輝度又は色度等の値が均一である場合だけでなく、輝度等が多少変化しても人の視覚において均一と認識されうる色彩も含んでいる。例えば、天井面11に輝度のばらつきがあるものの、輝度のばらつきの空間周波数が0.1cpd未満又は30cpdを超える場合、天井面11のコントラストを人は知覚できないため、輝度が均一と認識されうる。
また、輝度のばらつきの空間周波数が0.1cpd以上且つ30cpd以下であっても、例えば、
・輝度のばらつきの空間周波数が0.1cpd以上且つ1cpd未満(0.5cpd前後)で最高輝度と最低輝度の比が1.10倍よりも小さいとき、
・輝度のばらつきの空間周波数が1cpd以上且つ3cpd未満(2cpd前後)で最高輝度と最低輝度の比が1.04倍よりも小さいとき、
・輝度のばらつきの空間周波数が3cpd以上且つ8cpd以下(6cpd前後)で最高輝度と最低輝度の比が1.02倍よりも小さいとき、
・輝度のばらつきの空間周波数が8cpdよりも大きく且つ16cpd以下(12cpd前後)で最高輝度と最低輝度の比が1.04倍よりも小さいとき、又は、
・輝度のばらつきの空間周波数が16cpdよりも大きく且つ30cpd以下(20cpd前後)で最高輝度と最低輝度の比が1.10倍よりも小さいとき、
は天井面11のコントラストを人が知覚できないため、輝度が均一と認識されうる。更に、色度に関しては、例えば、+a方向を赤方向、−a方向を緑方向、+b方向を黄方向、−b方向を青方向とするL色空間の座標において色度の差が20以下であるとき、天井面11のコントラストを人は知覚できないため、色度が均一と認識されうる。
このように色彩が均一と認識されうる場合も、領域画定部材30への焦点の誘導によって天井面11が実際の距離よりも遠くにあるように認識させることができるので、天空を感じさせることができる。更に、天井面11の色彩は、グラデーションを有する領域、及び均一とされた領域の双方を備えていてもよい。
また、前述の実施形態では、光L1が照射された天井面11と、天井面11よりも下方に位置する領域画定部材30とを備える天空知覚装置10について説明した。しかしながら、天井面11よりも下方に位置する領域画定部材30に代えて、例えば、壁面よりも観察者側に位置する領域画定部材を備えていてもよい。すなわち、室内面、領域画定部材及び観察者は、必ずしも上下に並んでいなくてもよく、例えば、室内面よりも斜め下方に位置する領域画定部材を備えていてもよい。このように、観察者を基準とした領域画定部材及び室内面が設けられる方向は適宜変更可能である。更に、前述の実施形態では、天井面11に下方から光を照射する照明装置20を備える例、及び太陽光透過部材91の上面91cに上方から太陽光が照射する例について説明した。このように、室内面に対する光の照射方向は適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、遮蔽部材40及び照明装置60を備える天空知覚装置10について説明した。しかしながら、遮蔽部材40及び照明装置60の少なくともいずれかが省略された天空知覚装置であってもよい。更に、前述の実施形態では、領域画定部材30の側面30bの色彩の輝度が下面30cの色彩の輝度よりも高い例について説明した。しかしながら、領域画定部材30の各部の色彩、形状、大きさ、材料、数及び配置態様は適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、テープル2及び椅子3を有する打ち合わせコーナー等の室内空間1に設けられる天空知覚装置10,70について説明した。しかしながら、天空知覚装置は、打ち合わせコーナー以外の室内空間にも適用可能であり、オフィス以外の建物にも適用可能であり、種々の空間に適用させることが可能である。
1…室内空間、2…テープル、3…椅子、10,70,90…天空知覚装置、11…天井面、20…照明装置、21…LEDハウジング、22…LED光源、30…領域画定部材、30b…側面、30c…下面、31…第1棒状部材、32…第2棒状部材、35…枠部、40…遮蔽部材、50,80…支持部材、51…柱状部材、60…照明装置、61…支持部材、62…照明部、71…距離調整部、81…吊り具、82…ワイヤ、91…太陽光透過部材、91b…下面(室内面)、91c…上面、D1…第1方向、D2…第2方向、E…目、L1,L2…光。

Claims (6)

  1. 光が照射された室内面と、
    前記室内面よりも観察者側に位置する枠状の領域画定部材と、
    を備え、
    前記領域画定部材は、目の焦点を前記室内面から前記観察者側にずらす焦点誘導部材である、
    天空知覚装置。
  2. 前記光が照射された室内面の色彩は、グラデーションを有する、
    請求項1に記載の天空知覚装置。
  3. 前記領域画定部材は、側面と下面とを有し、
    前記側面の色彩の輝度は前記下面の色彩の輝度よりも高い、
    請求項1又は2に記載の天空知覚装置。
  4. 前記領域画定部材から下方に延びると共に前記領域画定部材よりも外部への視界を遮る遮蔽部材を備える、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の天空知覚装置。
  5. 前記領域画定部材の前記室内面からの距離を調整する距離調整部を備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の天空知覚装置。
  6. 前記光が照射された室内面は、均一な色彩を有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の天空知覚装置。
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