JP7066304B2 - 照明装置及び照明ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及び照明ユニットに関する。
映像を表示する表示手段(例えば、液晶パネル)を透過した光で被照射面を照明する照明装置が提案されている。例えば、特許文献1を参照。この照明装置を用いれば、表示手段に表示されている映像の投影によって多様な照明環境を提供することができる。
特開2013-092616号公報(例えば、請求項1、段落0017、図1)
しかしながら、上記従来の照明装置は、映像を表示する表示手段を透過した光で照明を行うので、装置の構成が複雑である。また、簡易な構成の照明装置によって、窓からの太陽光の差し込みを模擬した照明環境を提供することが望まれている。
本発明は、簡易な構成で太陽光の差し込みを模擬した光を照射することができる照明装置及び照明ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る照明装置は、太陽光の差し込みを模擬した第1の照明光を照射する装置であり、光を発する光源部と、第1の遮光部と第1の光通過部とを有し、前記光源部で発せられた前記光のうち前記第1の光通過部を通過した光を出射する第1のアパーチャ部と、第2の遮光部と第2の光通過部とを有し、前記第1の光通過部を通過した光のうちの前記第2の光通過部を通過した光を出射する第2のアパーチャ部と、前記光源部及び前記第1のアパーチャ部のうちの少なくとも1つを移動させる駆動部とを備え、
前記第1のアパーチャ部および前記第2のアパーチャ部は、それぞれ入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の形状を形成し、前記第1のアパーチャ部は、入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の一部の形状を形成し、前記第2のアパーチャ部は、入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の他の一部の形状を形成することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る照明ユニットは、上記照明装置である第1の照明装置と、第2の照明光を発する第2の照明装置とを備え、前記第2の照明装置は、前記第2の照明装置から発せられる前記光の色の変化が、前記第1の照明装置から出射される前記第1の照明光の色の変化と同期するように、前記第2の照明装置から発せられる前記第2の照明光の色を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で太陽光の差し込みを模擬した光を照射することができる。
本発明の実施の形態1に係る照明装置の構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1に係る照明装置の構成を概略的に示す縦断面図である。 図1及び図2に示されるアパーチャ部を概略的に示す正面図である。 図1及び図2に示される他のアパーチャ部を概略的に示す正面図である。 実施の形態1に係る照明装置の制御系の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 (A)及び(B)は、図2に示されるレンズの構成を概略的に示す側面図である。 実施の形態1に係る照明装置を部屋の天井内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。 (A)から(D)は、実施の形態1に係る照明装置から出射された照射光によって形成された光照射領域の形状の時間変化を示す図である。 実施の形態1に係る照明装置から出射された照射光の形状及び明るさ分布の変化を示す図である。 実施の形態1に係る照明装置から出射された照射光の形状及び明るさ分布の変化を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る照明ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態2に係る照明ユニットの制御系の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る照明ユニットを部屋の天井内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る照明装置の構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態3に係る照明装置の構成を概略的に示す縦断面図である。 実施の形態3に係る照明装置を部屋の天井内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。 実施の形態3に係る照明装置から出射された照射光によって形成された光照射領域の形状の変化を示す図である。 実施の形態3に係る照明装置から出射された照射光によって形成された光照射領域の形状の変化を示す図である。 実施の形態3に係る照明装置の構成と照明装置から出射された照射光の形状との関係を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る照明装置の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る照明装置の構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態5に係る照明装置の制御系の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る照明ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態6に係る照明ユニットを部屋の天井内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。
以下に、実施の形態1、3、4及び5に係る照明装置並びに実施の形態2及び6に係る照明ユニットを、図面を参照しながら説明する。図において、同一又は同様の構成には、同じ符号が付されている。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
図には、XYZ直交座標系の座標軸が示されている。X軸及びZ軸は、水平方向の座標軸である。Y軸は、垂直方向(すなわち、高さ方向)の座標軸である。また、照明装置の構成部品の説明を理解しやすくするために、X直交座標系の座標軸が示されている。X直交座標系は、XYZ直交座標系をX軸を中心にして回転させることによって得られる。
実施の形態に係る照明装置は、太陽光の差し込みを模擬した光を照射することができる装置である。実施の形態に係る照明装置は、時間の経過に伴って照射光の照射位置、形状、色、明るさ、などのうちのいずれか1つ以上を変化させる。つまり、照射光の照射位置、形状、色、明るさ、などは、実際の太陽光の照射位置、形状、色、明るさ、などの時間変化に対応して変化する。照射光は、例えば、窓を通した太陽光の差し込みを模擬した光である。実施の形態に係る照明装置は、窓のない部屋又は窓のない通路などの中にいる人に、屋外の雰囲気又は時間の経過を感じさせることができる。また、実施の形態に係る照明装置は、窓のない部屋又は窓のない通路などの中にいる人に、開放感を感じさせることができる。窓のない部屋は、例えば、地下室を含む。窓のない通路は、例えば、地下道及び地下街を含む。
例えば、実施の形態に係る複数の照明装置を通路の天井に設置する場合には、複数の照明装置は互いに間隔をあけて配列される。複数の照明装置から出射される複数の照射光は、被照射物に照射され、その結果、被照射物に光照射領域が形成される。被照射物は、例えば、通路の壁、床、などである。複数の照明装置から出射される複数の照射光が照射される複数の光照射領域は、時間の経過に伴って移動する。例えば、照射光によって形成される光照射領域は、時間の経過に伴って、予め決められた経路に沿って移動する。通路の壁に照射された照射光の形状(すなわち、光照射領域の形状)は、光照射領域の移動に伴って変化する。光照射領域の移動及び形状の変化によって、窓のない通路にいる人は、あたかも複数の窓があり、複数の窓から太陽光が差し込んでいるかのような感覚を得ることができる。また、窓のない通路にいる人は、閉ざされた狭い空間にいることを不快に思う感覚である閉塞感を解消することができる。
実施の形態に係る照明装置は、人から直接見え難い位置に設置されることが望ましい。例えば、実施の形態に係る照明装置は、天井に埋め込まれて取り付けられる。この場合には、照明装置が設置されている部屋にいる人は、照射光によって模擬された差し込み光が、どこから部屋内に入射しているのかを容易に把握できない。これによって、実施の形態に係る照明装置が設置されている部屋にいる人は、あたかも窓から太陽光が差し込んでいるかのような感覚を得ることができる。
《1》実施の形態1
《1-1》構成
〈照明装置1〉
図1は、実施の形態1に係る照明装置1の構成を概略的に示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明装置の構成を概略的に示す縦断面図である。図1及び図2に示されるように、照明装置1は、光源部10と、第1のアパーチャ部としてのアパーチャ部20と、駆動部40とを備えている。光源部10は、光L1を発する。アパーチャ部20は、光を通過させない部分である第1の遮光部としての遮光部21と、光を通過させる部分である第1の光通過部としての光通過部22とを有している。アパーチャ部20は、光源部10で発せられた光L1のうちの光通過部22を通過した光L2を出射する。駆動部40は、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つを移動させる機構を有している。この機構は、例えば、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つを移動可能に支持する支持部材、支持部材を案内するガイド部材、支持部材に力を付与する歯車などの駆動力伝達機構、駆動力伝達機構に駆動力を与えるモータなどの駆動力発生機構を含む。光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つを移動させる機構は、特に限定されない。
図1及び図2に示されるように、照明装置1は、第2のアパーチャ部としてのアパーチャ部30を備えている。アパーチャ部30は、光を通過させない部分である第2の遮光部としての遮光部31と、光を通過させる部分である第2の光通過部としての光通過部32とを有している。アパーチャ部30は、アパーチャ部20の光通過部22を通過した光L2のうちの光通過部32を通過した光L3を出射する。アパーチャ部30の光通過部32を通過した光L3は、例えば、被照射物としての壁82に照射されて、壁82上に光照射領域91を形成する。なお、照明装置1は、アパーチャ部30を備えないことも可能である。この場合には、アパーチャ部20の光通過部22を通過した光L2が壁82に照射されて、壁82上に光照射領域91を形成する。また、駆動部40は、アパーチャ部30を移動させる機構を有してもよい。つまり、駆動部40は、光源部10、アパーチャ部20、及びアパーチャ部30のうちの1つ以上を移動させる機構を有してもよい。
実施の形態1では、駆動部40が、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つを、例えば、X軸方向に移動させることによって、光照射領域91を移動させ、光照射領域91の形状を変化させる例を説明する。
図2に示されるように、光通過部22を通過する光L1の中心光線の方向を第1の方向(すなわち、Y軸方向)とし、Y軸方向に直交し且つ光通過部22の一辺に平行な方向を第2の方向(すなわち、X軸方向)とし、Y軸方向及びX軸方向の両方に直交する方向を第3の方向(すなわち、Z軸方向)としている。駆動部40は、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つの絶対位置、光源部10及びアパーチャ部20の間の相対位置、及び前記絶対位置と前記相対位置の両方を、第2の方向(すなわち、X軸方向)の成分を含む方向に移動させる。
加えて、駆動部40は、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つの絶対位置、光源部10及びアパーチャ部20の間の相対位置、及び前記絶対位置と前記相対位置の両方を、第1の方向(すなわち、Y軸方向)の成分を含む方向に移動させてもよい。このような機能は、後述の実施の形態3から6において詳細に説明される。
また、図2に示されるように、照明装置1は、光源部10とアパーチャ部20との間に光学部としてのレンズ50を備えてもよい。レンズ50は、例えば、集光レンズである。ただし、照明装置1は、レンズ50を備えないことも可能である。また、駆動部40は、光源部10、アパーチャ部20及びレンズ50のうちの少なくとも1つの絶対位置、光源部10とアパーチャ部20とレンズ50の間の相対位置、及び前記絶対位置と前記相対位置の両方を、第2の方向(すなわち、X軸方向)の成分を含む方向に移動させる機構を備えてもよい。加えて、駆動部40は、光源部10、アパーチャ部20及びレンズ50のうちの少なくとも1つの絶対位置、光源部10とアパーチャ部20とレンズ50の間の相対位置、及び前記絶対位置と前記相対位置の両方を、第1の方向(すなわち、Y軸方向)の成分を含む方向に移動させる機構を備えてもよい。
〈光源部10〉
光源部10は、光L1を発する。光L1は、アパーチャ部20の光通過部22及びアパーチャ部30の光通過部32を通して、光L3として被照射物に照射される。被照射物は、例えば、室内の壁82及び83、床84、などである。また、光L3が照射される被照射物の表面は、被照射面とも呼ばれる。光源部10は、発光色を変更することができる機能を備えてもよい。例えば、光源部10は、互いに異なる色の光を発する複数の光源を有してもよい。また、光源部10は、発光強度を変更することができる機能を備えてもよい。
光源部10は、発光効率の高い半導体光源を有することが望ましい。半導体光源は、例えば、発光ダイオード(LED)又はレーザーダイオード(LD)である。光源部10は、白熱電球、ハロゲンランプ又は蛍光ランプなどのランプ光源を有してもよい。また、光源部10は、固体光源を有してもよい。固体光源は、例えば、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)又は蛍光体に励起光を照射して蛍光体を発光させる光源などを含む。半導体光源は、固体光源の一種である。以下の説明では、光源部10が1つ以上のLED光源を有する場合を説明する。
〈アパーチャ部20〉
図3は、図1及び図2に示されるアパーチャ部20を概略的に示す正面図である。一般に、「アパーチャ」は、画像を扱う光学機器において、画面の大きさを制限する枠の開口を意味する。アパーチャ部20は、アパーチャを備えた部材である。つまり、アパーチャ部20は、光通過部22を備えた部材である。図3に示される例では、アパーチャ部20は、板状の遮光部材である遮光部21と、遮光部21に形成された台形状の開口である光通過部22とを有している。光通過部22の底辺のうちの長い辺である下底22aを被照射物である壁82に近い側に、短い辺である上底22bを壁82から遠い側になるように、光通過部22が形成されている。アパーチャ部20は、光源部10から出射された光L1の一部を遮光し、他の一部を通過させる。アパーチャ部20の光通過部22である開口は、通過させる光の大きさ(すなわち、サイズ)を調整する形状を有する。つまり、アパーチャ部20は、光源部10から出射された光L1の一部を通過させ、光L1の他の一部を遮光することにより、出射する光L2の配光を形成する配光形成部材である。アパーチャ部20は、光源部10から出射された光L1の一部を遮光することによって、X軸方向に長く、Z軸方向に短い断面形状を有する光L2を出射する。
なお、アパーチャ部20の光通過部22は、開口であるが、開口に限定されない。例えば、光通過部22は、光透過性部材によって形成されてもよい。その場合、アパーチャ部20は、光透過性部材からなる基材と、遮光部21となる領域に備えられたマスクなどの光遮蔽部材とから構成される。照明装置1は、アパーチャ部20によって、窓の形状に対応する光照射領域91を壁82に形成する。或いは、照明装置1は、アパーチャ部20と後述されるアパーチャ部30とによって形成された窓の形状の光照射領域91を被照射物としての壁82に形成する。また、アパーチャ部20の光通過部22の形状は、台形状の形状に限定されない。
実施の形態1において、X軸方向は、光源部10に対するアパーチャ部20の移動方向である。実施の形態1において、X軸方向は、例えば、窓形状の光照射領域91の水平方向である。なお、光源部10に対するアパーチャ部20の移動方向(すなわち、アパーチャ部20の位置変化方向)は、X軸方向の成分を含んでいれば、X軸方向に一致しなくてもよい。例えば、アパーチャ部20は、光源部10を中心とする円周を描く軌道上で揺動してもよい。
例えば、照明装置1が配置される天井81に対して垂直に立つ壁82に向けて、中心光線に直交する方向の断面形状が矩形状である光が照射される場合、矩形状の光照射領域91において上下方向に延びる辺に対応する光の断面形状の辺は、例えば、アパーチャ部20及び30の位置において、水平方向(すなわち、ZX平面に平行な方向)に延びている。また、光照射領域91の位置(すなわち、窓形状の光の位置)は、時間の経過に伴って水平方向(図2におけるX軸方向)に移動する。この場合、アパーチャ部20は、窓形状の光照射領域91において水平方向となるX軸方向に広がる光を部分的に遮光する。これにより、アパーチャ部20は、矩形状の窓形状において垂直方向の辺に相当する照明光の水平方向のエッジ形状を形成する。
また、光照射領域91の位置を時間の経過に伴って水平方向に移動させる場合、駆動部40は、アパーチャ部20を、光照射領域91の水平方向に対応するX軸方向に移動させる。これにより、矩形状の窓形状において垂直方向の辺(例えば、図3における辺22a、22b)に相当する照射光の水平方向のエッジ形状もX軸方向に移動するため、光照射領域91の位置が移動する。
このとき、アパーチャ部20と光源部10とを一体に保持しながら(すなわち、アパーチャ部20に対する光源部10の向き及び距離を固定した上で)、光源部10の発光面の中心を回転軸として、光源部10とアパーチャ部20とをX軸方向に回転させてもよい。これにより、後述の図8(A)から(D)の順に、光照射領域91の位置と形状が変化する。
〈アパーチャ部30〉
図4は、図1及び図2に示されるアパーチャ部30を概略的に示す正面図である。アパーチャ部30は、アパーチャを備えた部材である。つまり、アパーチャ部30は、光通過部32を備えた部材である。図4に示される例では、アパーチャ部30は、板状の遮光部材である遮光部31と、遮光部31に形成された長方形状の開口である光通過部32とを有している。アパーチャ部30は、光源部10から出射され光通過部22を通過した光L2の一部を遮光し、他の一部を通過させる。アパーチャ部30の光通過部32である開口は、通過させる光の大きさ(すなわち、サイズ)を調整する形状を有する。アパーチャ部30は、X軸方向に直交するZ軸方向に広がる光を部分的に遮光する。アパーチャ部30は、アパーチャ部20から出射された光L2の一部を遮光して光L3を出射する。
例えば、天井81に配置された照明装置1から壁82に対して、窓からの光を模した断面が矩形状の光を照射すると、壁82に照射された光の形状は、長方形ではなく、台形となる。アパーチャ部30の光通過部32(例えば、開口)の形状は、長方形状をしている。断面が長方形状の光における水平方向の辺を形成するエッジは、光軸中心に対してZ軸方向に所定の照射範囲を有する光、すなわち少なくともZ軸方向に広がりを有する光によって形成される。また、窓形状の光照射領域91の位置は、時間の経過に伴って水平方向に移動する。この場合には、アパーチャ部30は、X軸方向と直交するZ軸方向に広がる光を部分的に遮光する。これにより、アパーチャ部30は、矩形状の窓形状において水平方向の辺に相当する照明光の垂直方向のエッジ形状を形成する。
アパーチャ部20と光源部10との揺動によって、アパーチャ部30が形成する壁82上の照射光の形状は変化しない。そのため、アパーチャ部30の光通過部32の形状は、例えば、平行な辺を有する長方形状である。
また、図4に示されるように、アパーチャ部30は、例えば、X軸方向に広がる光を遮光しない。X軸方向に広がる光の部分的な遮光は、アパーチャ部20によって行われる。
〈駆動部40〉
図5は、照明装置1の制御系の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図5に示されるように、照明装置1は、光源部10と、光源部10を駆動する光源駆動部71と、光源部10及びアパーチャ部20の少なくとも一方を移動させる歯車などの駆動力伝達機構に駆動力を与える駆動力発生部としてのモータ41と、モータ駆動回路などのモータ駆動部42と、制御部72とを有している。駆動部40は、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つの絶対位置、光源部10とアパーチャ部20との相対位置、又はこれらの絶対位置と相対位置の両方を変化させる。ここで、光源部10とアパーチャ部20との相対位置の変化は、アパーチャ部20に対する光源部10の姿勢の変化を含む。すなわち、光源部10からの光がアパーチャ部20に入射するときの角度及び位置のいずれかが異なれば、光源部10とアパーチャ部20との相対位置が変化したとみなす。以下、このような絶対位置又は相対位置の変化を総称して、光源部10又はアパーチャ部20の「移動」という。駆動部40は、例えば、アパーチャ部20又は光源部10の移動をX軸方向において行う。駆動部40は、アパーチャ部20又は光源部10の移動を実行するための駆動回路、モータ又は歯車などを含んでいる。
また、制御部72は、光源部10の発光色又は発光強度などを変更することができる。制御部72は、光源部10を駆動するための回路を含むことができる。また、光源部10は、プログラムを実行するプロセッサを有してもよい。
〈レンズ50〉
図2に示されるように、レンズ50は、光源部10から出射された光L1を集光する。「集光」とは、光を一ヶ所又は一方向に集めることである。レンズ50は、光源部10から出射された光L1の発散角を小さくする。レンズ50は、光源部10から出射された光L1を平行光に近い光線に変更する。
アパーチャ部20及び30を通過した光が出射される光の発散角は、光源部10から出射された光L1の発散角よりも小さくなる。光L2と光L3との発散角は、光源部10からアパーチャ部20及び30までの距離とアパーチャ部20及び30の光通過部22及び32の大きさとによって変更することができる。そして、光源部10からアパーチャ部20及び30までの距離を短くすると、照明装置1を小型化することができる。
レンズ50を用いることで、光源部10からアパーチャ部20及び30までの距離を短くすることができる。また、レンズ50を用いることで、光源部10から出射される光L1の光利用効率を上げることができる。
図6(A)及び(B)は、図2に示される光学部としてのレンズ50の構成を概略的に示す側面図である。図6(A)及び(B)に示されるように、レンズ50は、例えば、コリメーターレンズである。レンズ50の光出射面側には、レンズアレイが備えられている。レンズアレイの各レンズ面を構成する曲面は、X軸方向とZ軸方向で曲率半径が異なってもよい。例えば、レンズアレイは、トロイダルレンズ面又はシリンドリカルレンズ面を採用してもよい。光源部10から発せられた光L1をアパーチャ部20の光通過部22のサイズに近づけることで光利用効率を上げる効果がある。なお、被照射物が光軸に対して垂直な場合には、レンズ50がアパーチャ部20と同一の効果を持つため、アパーチャ部20を省略することも可能である。
《1-2》動作
実施の形態1において、駆動部40は、光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つの絶対位置、又は光源部10とアパーチャ部20との間の相対位置、又は前記絶対位置及び前記相対位置の両方を変化させる。具体的には、駆動部40は、光源部10に対するアパーチャ部20の位置を変化させる。例えば、駆動部40は、光源部10を中心とする円周上でアパーチャ部20の位置を変化させる。すなわち、駆動部40は、光源部10を中心としてアパーチャ部20をX軸方向に揺動させる。「揺動」とは、揺れ動くことである。
また、光源部10は、アパーチャ部20に沿ってX軸方向に移動してもよい。つまり、光源部10は、アパーチャ部20との間隔を一定に保ってX軸方向に移動してもよい。
また、アパーチャ部20は、光源部10との間隔を一定に保ってX軸方向に移動してもよい。また、光源部10は、アパーチャ部20との間隔を一定に保ってX軸方向に姿勢(すなわち、光源部10の発光面の向き)を変更してもよい。
図7に示されるように、例えば、天井81に設置された照明装置1のアパーチャ部30の光通過部32から光L3が照射される。光L3は、照射光である。光L3は、被照射物としての壁82に照射される。壁82は、例えば、室内の壁である。光照射領域91は、壁82に光L3が照射されている領域である。光照射領域91は、例えば、矩形状である。
図8(A)から(D)は、照明装置1によって天井81の光通過部32から照射された光L3の壁82上での光照射領域91の形状の変化を示す図である。図8(A)から(D)の上側が天井81側で、下方が床84側である。例えば、図8(A)から(D)に示される壁82に向かった場合には、背中側に窓があり、右側が東側であり、左側が西側である。
X軸方向において光源部10又はアパーチャ部20が移動すると、例えば、光照射領域91の形状は、図8(A)から図8(B)へと変化し、図8(B)から図8(C)へと変化し、図8(C)から図8(D)へと変化する。例えば、図8(B)が太陽の南中時刻に相当する。
例えば、太陽が東から西へと移動すると、壁82上に映し出される窓の形状(すなわち、光照射領域91の形状)は変化する。アパーチャ部20のX軸方向側の辺と、光源部10との位置関係が変化することで、図8(A)から(D)に示されるように、光L3の光照射領域91の左右の辺の傾きが変化する。つまり、照射された光L3の光照射領域91の形状は、図8(A)に示される平行四辺形から図8(B)に示される長方形へと変化し、その後、図8(C)に示される長方形から図8(D)に示される平行四辺形へと変化する。
X軸方向において光源部10又はアパーチャ部20の移動によって、壁82上に映し出される窓の形状(すなわち、光照射領域91の形状)の変化を模擬することができる。照射された光L3の形状は、例えば、窓などの開口から差し込んだ太陽の差し込み光と同様の形状である。
そして、光L3の形状は、例えば、実際の太陽光の時間変化と連動している。例えば、アパーチャ部20と光源部10との位置関係は、実際の太陽光の時間変化と連動して変化する。また、光源部10の光の色又は光の強さは、例えば、実際の太陽光の時間変化と連動して変化する。例えば、太陽の南中時刻には、光源部10は、強い白色の光L1を出射する。そして、太陽が西に傾く時刻には、光源部10は、弱い赤色の光L1を出射する。そのため、観察者は、光L3は太陽光の差し込み光であると感じさせることができる。
図9及び図10は、光源部10の発光面の中心を回転中心として、光源部10とアパーチャ部20とを一体として、光照射領域91における水平方向に対応するX軸方向に回転移動させたときの、光照射領域の明るさの分布をシミュレーションにより求めた結果を表す図である。
〈光源部10、アパーチャ部20、アパーチャ部30、及び被照射物の関係〉
光源部10からアパーチャ部20までの距離を距離A1とする。アパーチャ部20からアパーチャ部30までの距離を距離A2とする。光源部10から被照射物までの距離を距離A3とする。ここで、光L3は、被照射物に垂直に照射されると仮定する。
距離A1及び距離A2は、光源部10及びアパーチャ部20が駆動されている間でも下記の3つの条件を満たすように設定される。
第1に、アパーチャ部20の光通過部22のX軸方向の大きさがアパーチャ部20の位置での光L1の光束の大きさより小さい。つまり、アパーチャ部20の光通過部22のX軸方向側の辺は光L1の一部を遮る。
第2に、アパーチャ部30の光通過部32のX軸方向に直交するZ軸方向の大きさが、アパーチャ部30の位置での光L2の光束の大きさより小さい。つまり、アパーチャ部30の光通過部32のX軸方向に直交するZ軸方向側の辺は、光L2の一部を遮る。
第3に、アパーチャ部20の遮光部21による光L1の一部の遮光と、アパーチャ部30の遮光部31による光L2の一部の遮光とによって、光L3の光束の形状が決定される。アパーチャ部20の部分的な遮光とアパーチャ部30の部分的な遮光とによって形成される光L3の断面形状は、光L1の光束の断面形状の内部に形成される。つまり、アパーチャ部20によって部分的に遮光されたX軸方向の光束の辺とアパーチャ部30によって部分的に遮光されたX軸方向に直交するZ軸方向の光束の辺とは、被照射物上で交わっている。
次に、シミュレーションによって、アパーチャ部20から出射される光L3の発散角について説明する。アパーチャ部20で部分的に遮光された光L3の発散角に対して、アパーチャ部20で部分的に遮光された部分の被照射物上での照射光の形状を評価する。そのため、アパーチャ部30は、配置していない。シミュレーションの条件は、次の通りである。
光源部10の配光は、ランバーシアン配光である。ランバーシアン配光は、発光面の輝度が見る方向によらず一定となる配光である。光源部10は、例えば、光源としてLEDを含む。距離A1は、10mmである。距離A3は、200mmである。アパーチャ部20のX軸方向の幅は、228mmである。
この条件では、X軸方向の光L2の発散角は、170度となる。つまり、アパーチャ部20は、光源部10から出射された発散角170度以上の光L2を部分的に遮る。アパーチャ部20から出射される発散角が170度以下の場合には、アパーチャ部20の遮光部21の形状は、被照射物の上に投影される。しかし、アパーチャ部20から出射される発散角が170度よりも大きくなると、投影されたアパーチャ部20の形状の再現性は、低下する。そして、アパーチャ部20で部分的に遮光された部分の被照射物上での照射光の形状は、丸みをおびた形状となる。また、より最適には、アパーチャ部20から出射される発散角が90度以下の場合には、アパーチャ部20の遮光部分の形状は、より明瞭に被照射物の上に投影される。
《1-3》効果
以上に説明したように、実施の形態1に係る照明装置1によれば、簡易な構成で太陽光の差し込みを模擬した光を照射することができる。
《2》実施の形態2
図11は、実施の形態2に係る照明ユニット2の構成を概略的に示す斜視図である。図11において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付される。図12は、実施の形態2に係る照明ユニット2の制御系の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図12において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付される。図13は、照明ユニット2を部屋の天井81内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。図13において、図7に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図7に示される符号と同じ符号が付される。
図11及び図12に示されるように、照明ユニット2は、実施の形態1に係る照明装置1(「第1の照明装置」ともいう。)と、他の照明装置1a(「第2の照明装置」ともいう。)とを備えている。照明装置1aは、例えば、青空を模擬することができる装置である。照明装置1aは、青色の光を出射する。つまり、照明装置1aの発光面は青色である。青色の光は、例えば、レイリー散乱を利用して生成される。照明装置1aは、例えば、矩形状の発光面を有する。照明装置1aは、例えば、窓の外の情景を表示する装置である。照明装置1aの下にいる観察者は、照明装置1aの発光面を見ることで、天窓を通して青空を見ているような感覚を得ることができる。
照明装置1は、照明装置1aと壁82との間に配置されている。壁82は、照明装置1が光を照射する被照射物である。例えば、壁82に照射される光L3の光照射領域91の形状は、天窓を模擬する照明装置1aの形状に基づいて決められる。壁82に照射される光L3の光照射領域91の大きさは、照明装置1aの大きさに基づいて決められる。想定された太陽の位置と照明装置1aの位置と被照射物である壁82の位置との関係から、壁82に照射される光L3によって形成される光照射領域91の位置と寸法が決定される。つまり、アパーチャ部20の光通過部22の形状及び寸法、並びにアパーチャ部30の光通過部32の形状及び寸法が決定する。
照明装置1aは、照明装置1aから発せられる光の色の変化が、照明装置1から出射される光の色の変化と同期するように、照明装置1aから発せられる光の色を変化させる。つまり、照明装置1aから発せられる光の色の変化と、照明装置1aから発せられる光の色の変化とが同期している。照明装置1aから発せられる光の色と、照明装置1から出射される光の色とは、同じである必要はない。照明装置1aに表示される色又は情景が時間の経過に伴って変化する場合には、照明装置1から出射される光L3の色又は形状も時間の経過に伴って変化する。光L3の色の変化は、例えば、時間の経過に伴って変化する太陽光の色と連動する。照明装置1aは、例えば、照明装置1の照射光の変形に伴って、発光強度又は発光光の色を変化させる。例えば、夕方の時刻には、照明装置1aの発する光は、青色から橙色に変化する。制御部72は、例えば、照明装置1aを制御する。
図13に示されるように、例えば、天井81に設置された照明装置1のアパーチャ部30から光L3が照射される。壁82に照射された光L3の光照射領域91は、例えば、照明装置1aの形状を変形した形状である。
照明装置1から出射される光L3が照明装置1aから出射される照明光と連動することで、観察者は、光L3は、照明装置1aから差し込んだ光であると感じる。観察者は、照明装置1の光通過部32から出射された光L3が照明装置1aから出射されたように感じる。そして、観察者は、照明装置1aを見て青空を感じ、照明装置1が照射する光L3を見て太陽光を感じる。
観察者は、例えば、地下室などの閉ざされた空間にいるときでも、開放感を感じることができる。また、太陽光を取り込むことができない場所においても、観察者は、屋外の雰囲気又は時間の経過を感じることができる。そして、観察者は、サーカディアンリズムを維持することが期待できる。サーカディアンリズムは、昼間は覚醒し、夜は睡眠をとるように、1日のリズムを調整する24時間周期のメカニズムのことである。
《3》実施の形態3
上記実施の形態1に係る照明装置1は、太陽光によって照射されている領域と太陽光が照射されていない領域との間の境界における「にじみ」すなわち「ぼやけ」の程度を設定する機能を備えていない。実施の形態3に係る照明装置3は、簡易な構成で、太陽光によって照射されている領域と太陽光が照射されていない領域との間の境界における「にじみ」すなわち「ぼやけ」の程度を調整できる。
図14は、実施の形態3に係る照明装置3の構成を概略的に示す斜視図である。図14において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付される。図15は、実施の形態3に係る照明装置3の構成を概略的に示す縦断面図である。図15において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号が付される。
実施の形態3に係る照明装置3は、駆動部60が光源部10及びアパーチャ部20のうちの少なくとも1つの絶対位置、又は光源部10とアパーチャ部20との間の相対位置、又は前記絶対位置と前記相対位置との両方をY軸方向に変化させる点において、図1及び図2に示される照明装置1と相違する。また、実施の形態3に係る照明装置3は、アパーチャ部30を備えていない点において、図1及び図2に示される照明装置1と相違する。
図16は、照明装置3を部屋の天井81内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。図16において、図7に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図7に示される符号と同じ符号が付される。また、図17及び図18は、照明装置3から出射された照射光によって形成された光照射領域の形状の変化を示す図である。また、図19は、照明装置3の構成と照射光の形状との関係を示す図である。
〈駆動部60〉
駆動部60は、光源部10とアパーチャ部20との間の距離、すなわち、光源部10及びアパーチャ部20の光軸方向(すなわち、Y軸方向)の位置を変化させる。例えば、駆動部60は、アパーチャ部20と光源部10との相対位置をY軸方向において変更してもよい。駆動部60は、アパーチャ部20と光源部10の相対位置を変更するための駆動回路、モータ又は歯車などを含んでいる。
また、駆動部60は、光源部10の発光色又は発光強度などを変更することができる。駆動部60は、光源部10を駆動するための回路を含むことができる。
〈照射光の形状の変化〉
図17及び図18は、例えば、照明装置1によって天井81から照射された光L2の壁82上での光照射領域の形状の変化を示す図である。図17及び図18の上側が天井81側で、下方が床84又は地面側である。図中の点線は、壁82面が天井81と交差する高さを示している。例えば、図17及び図18に示された壁82に向かった場合には、背中側に窓がある場合に相当する。
軸方向において光源部10とアパーチャ部20との相対位置が変化すると、例えば、光照射領域の形状は、図17から図18へと変化する。図17に示されるように、アパーチャ部20を移動させる前は、光L2の形状は、窓の形状を投影した形状となっている。図17は、太陽に雲がかかっていない状態に相当する。例えば、距離cを短くすると、図18に示されるように、アパーチャ部20で部分的に遮光される光の発散角が大きくなり光L2は、拡散光が照射された形状となる。図18は、太陽が雲に隠れた場合に相当する。
そして、光源部10の光の色又は光の強さは、例えば、晴曇の移り変わりにより変化する。例えば、太陽に雲がかかっていないときには、光源部10は、強い色温度の低い光L1を出射する。そして、太陽が雲に隠れたときには、光源部10は、弱い白色の光L1を出射する。そのため、観察者に、光L2は、太陽光の差し込み光であると感じさせることができる。
〈光源部10、アパーチャ部20の距離と光L2の形状の関係〉
アパーチャ部20の光通過部22を通過した光は、被照射物としての壁82上に光照射領域92を形成する。光照射領域92の大きさ及びぼやけ方は、光源部10の大きさ、アパーチャ部20の光通過部22の位置、及び被照射物としての壁82の関係によって決まる。ここで、アパーチャ部20の光通過部22を通過した光L2は、被照射物としての壁82に垂直に照射されると仮定する。例えば、光照射領域92の垂直方向の辺のX軸方向での大きさとその方向におけるぼやけ量とは、以下のように光源部10の大きさとアパーチャ部20の位置と被照射物としての壁82との関係によって決まる。
以下、光照射領域92のY軸方向の中央と光源部10の中心を通るX軸方向に延びる平面(以下「光軸平面」という)について考える。図19に示されるように、光軸平面における光源部10の発光面の幅をa、光源部10の発光面の端部とアパーチャ部20の光通過部22の端のZ軸方向の距離をb、光源部10の発光面とアパーチャ部20の光通過部22とのY軸方向の距離をc、アパーチャ部20の光通過部22と被照射物としての壁82とのY軸方向の距離をd、光源部10の大きさによる像のぼやけ幅をB、光照射領域92のX軸方向中央でのZ軸方向幅をBとしたとき、ぼやけ幅B、光照射領域92の幅Bは、以下の式(1)及び(2)で表すことができる。なお、光照射領域92の幅Bは、図19に示されるように、光源部10の発光面の端部から発した光がその端部側方向におけるアパーチャ部20の光通過部22端を通って領域Cに照射される位置を光照射領域92の端部とする領域をいう。
=a・d/c (1)
={2b・(c+d)/c}+a (2)
室内にいる人に、光照射領域92をあたかも太陽の差し込み光であると感じさせるためには、光照射領域92の幅Bとぼやけ幅Bの関係は、B/B<0.5であることが好ましく、B/B<0.1であることがさらに好ましい。例えば、距離cが短くなるように光源部10とアパーチャ部20の相対位置を変化させる場合、ぼやけ幅Bと光照射領域92の幅Bは、距離cが増加するほど広がる。ぼやけ幅Bが十分に大きい場合、光照射領域92のX軸方向の幅は広がり、光照射領域92が拡散光によるものであると感じられる。このため、人は、光照射領域92をみて、あたかも太陽が雲に隠れたときの太陽光が差し込んでいるかのように感じる。
なお、光照射領域92の垂直方向の辺のX軸方向のぼやけ幅Bの大きさを示したが、光照射領域92の水平方向の辺のY軸方向でのぼやけ幅の大きさもぼやけ幅Bと同様である。なお、上記の関係は、X軸方向及びY軸方向に限定されず、例えば、窓形状が矩形以外の場合など、アパーチャ部20が光を部分的に遮ることによって形成される光照射領域の境界のすべてにおいて、光の広がる方向での大きさと、その方向におけるぼやけ量に適用できる。
なお、駆動部60は、時間の経過に伴ってぼやけ幅Bを変化させてもよい。例えば、駆動部60は、d又はc又はこれらの両方を変化させることにより、ぼやけ幅Bを変化させることができる。例えば、駆動部60は、上述した移動制御に加えて、光源部10の高さ位置、アパーチャ部20の高さ位置又はアパーチャ部30の高さ位置もしくはそれらすべてを制御できる機構を有していてもよい。例えば、駆動部60は、光源部10に対するアパーチャ部20の位置に加えて、光源部10に対するアパーチャ部30の位置を変化させられる機構を有していてもよい。
ぼやけを用いることによって、照明装置3の下にいる人(すなわち、観察者)に、光L2は、太陽光の差し込み光であると感じさせることができる。
なお、実施の形態3に係る照明装置3は、実施の形態1に係る照明装置1と同様に、光源部10、アパーチャ部20、レンズ50のいずれか1つ以上をZX平面に平行な方向(例えば、X軸方向)に移動させる機能を有してもよい。
《4》実施の形態4
図20は、実施の形態4に係る照明装置4の構成を概略的に示す斜視図である。図20において、図14に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図14に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態4に係る照明装置4は、アパーチャ部20と被照射物としての壁82の間に第2のアパーチャ部としてのアパーチャ部30をさらに備えている点において、図14に示される照明装置3と相違する。アパーチャ部30は、実施の形態1で説明されたものと同じである。この点以外に関し、実施の形態4は、実施の形態3と同じである。
実施の形態4に係る照明装置4によれば、光照射領域93に到達する光L3は、アパーチャ部20の光通過部22とアパーチャ部30の光通過部32とによって、壁82における窓形状の光照射領域93の形状が決まる。また、例えば、駆動部60は、光源部10とアパーチャ部20の少なくとも一方を光軸方向に移動させることによって、光照射領域93の端部にぼやけを生じさせることができる。
上記以外に関し、実施の形態4は、実施の形態3と同じである。
《5》実施の形態5
図21は、実施の形態5に係る照明装置5の構成を概略的に示す斜視図である。図21において、図20に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図20に示される符号と同じ符号が付される。図22は、照明装置5の制御系の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図22において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態5に係る照明装置5は、アパーチャ部20とアパーチャ部30との間に光を拡散させる光拡散体25及びこれを駆動する回路である光拡散体駆動部26をさらに備えた点において、図20に示される照明装置3と相違する。
光拡散体25は、例えば、液晶パネル又はエレクトロクロミックの特性を持つ板状部材などである。「エレクトロクロミック」とは、ある種の物質に電流を流し又は電圧をかけると色が可逆的に変化する性質を持つことである。光拡散体25は、照明装置5における光路上に配置されている。例えば、光拡散体25は、アパーチャ部20の光通過部22である開口内、光源部10とアパーチャ部20との間、アパーチャ部20とアパーチャ部30との間、アパーチャ部30の光通過部32である開口内、アパーチャ部30と被照射物である壁82との間、のいずれか1つ以上の位置に配置される。光拡散体25は、例えば、電圧を印加することで光拡散性、光透過性、及び色のうちの少なくとも1つが変化する材料で形成されている。
光拡散体25が透明で光拡散性を持たない場合は、光L3によって形成される光照射領域94は矩形であり、人に太陽が雲に隠れていない状態を感じさせることができる。光拡散体25が光拡散性を持つ場合は、光拡散体25が光出射面となり、光L3によって形成される光照射領域94は矩形ではなくなり、矩形よりも広がった形状になる。これによって、人に太陽が雲に隠れた、すなわち、太陽に陰りが生じたと感じさせることができる。
光拡散体25は、例えば、電圧を印加することで光拡散性、光透過性、及び色のうちの少なくとも1つが変化する材料で形成された拡散板若しくは拡散シート、わた、紙、又はこれらの組み合わせなどによって構成されてもよい。光拡散体25が照明装置5の光路上にある場合、光拡散体25に照射された光は、拡散され、光拡散体25は、光出射面の一部となる。これにより照射光は、その一部又は全部が拡散され、観察者に、太陽が雲に隠れたと感じさせること、又は、窓の外に木があると感じさせることができる。
上記以外に関し、実施の形態5は、実施の形態3又は4と同じである。
《6》実施の形態6
図23は、実施の形態6に係る照明ユニット6の構成を概略的に示す斜視図である。図23において、図20に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図20に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態6に係る照明ユニット6は、実施の形態5に係る照明装置5に他の照明装置1aを加えたものである。照明装置1aは、図11に示される実施の形態2に係る照明装置1aと同じである。
図24は、照明ユニット6を部屋の天井81内に設置したときの部屋内の状態を概略的に示す斜視図である。図24において、図13に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図13に示される符号と同じ符号が付される。
図23及び図24に示されるように、照明ユニット6は、実施の形態4に係る照明装置4と、他の照明装置1aとを備えている。照明装置1aは、例えば、青空を模擬することができる装置である、実施の形態2で説明したものと同じである。
実施の形態6に係る照明ユニット6によれば、光照射領域94に到達する光L3は、アパーチャ部20の光通過部22とアパーチャ部30の光通過部32とによって、壁82における窓形状の光照射領域93の形状が決まる。また、例えば、駆動部60は、光源部10とアパーチャ部20の少なくとも一方を光軸方向に移動させることによって、光照射領域93の端部にぼやけを生じさせることができる。
上記以外に関し、実施の形態6は、実施の形態3から5と同じである。
《7》変形例
上記実施の形態1から6における照明装置及び照明ユニットの構成部品を適宜組み合わせることができる。
上記実施の形態1から6において、部品間の位置関係又は部品の形状を示す用語は、製造上の公差及び組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含む意味で用いられている。
1、3~5 照明装置、 1a 照明装置、 2、6 照明ユニット、 10 光源部、 20 アパーチャ部、 21 遮光部、 22 光通過部、 25 光拡散体、 30 アパーチャ部、 31 遮光部、 32 光通過部、 40、60 駆動部、 50 レンズ、 81 天井、 82、83 壁、 84 床、 91~94 光照射領域。

Claims (19)

  1. 太陽光の差し込みを模擬した第1の照明光を照射する照明装置であり、
    光を発する光源部と、
    第1の遮光部と第1の光通過部とを有し、前記光源部で発せられた前記光のうち前記第1の光通過部を通過した光を出射する第1のアパーチャ部と、
    第2の遮光部と第2の光通過部とを有し、前記第1の光通過部を通過した光のうちの前記第2の光通過部を通過した光を出射する第2のアパーチャ部と、
    前記光源部及び前記第1のアパーチャ部のうちの少なくとも1つを移動させる駆動部と
    を備え、
    前記第1のアパーチャ部および前記第2のアパーチャ部は、それぞれ入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の形状を形成し、
    前記第1のアパーチャ部は、入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の一部の形状を形成し、
    前記第2のアパーチャ部は、入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の他の一部の形状を形成する
    照明装置。
  2. 前記第1の光通過部を通過する光の中心光線の方向を第1の方向としたとき、
    前記第1のアパーチャ部は、入射した光のうち前記第1の方向に直交する第2の方向に広がる光を遮光することによって、前記第1の照明光の前記第2の方向のエッジ形状を形成し、
    前記第2のアパーチャ部は、入射した光のうち前記第1の方向および前記第2の方向の両方に直交する第3の方向に広がる光を遮光することによって、前記第1の照明光の前記第3の方向のエッジ形状を形成する
    請求項に記載の照明装置。
  3. 前記第1の照明光の形状は、予め定められた被照射物に照射された際に矩形状の窓からの差し込み光を模す形状であり、
    前記第1のアパーチャ部は、被照射物において水平方向とされる前記第2の方向に広がる光を遮光することにより、前記矩形状の窓において垂直方向に伸びる辺に相当する、前記第1の照明光の前記第2の方向のエッジ形状を形成し、
    前記第2のアパーチャ部は、被照射物において垂直方向とされる前記第3の方向に広がる光を遮光することにより、前記矩形状の窓において水平方向に伸びる辺に相当する、前記第1の照明光の前記第3の方向のエッジ形状を形成する
    請求項に記載の照明装置。
  4. 太陽光の差し込みを模擬した第1の照明光を照射する照明装置であり、
    光を発する光源部と、
    第1の遮光部と第1の光通過部とを有し、前記光源部で発せられた前記光のうち前記第1の光通過部を通過した光を出射する第1のアパーチャ部と、
    第2の遮光部と第2の光通過部とを有し、前記第1の光通過部を通過した光のうちの前記第2の光通過部を通過した光を出射する第2のアパーチャ部と、
    前記光源部及び前記第1のアパーチャ部のうちの少なくとも1つを移動させる駆動部と
    を備え、
    前記第1のアパーチャ部および前記第2のアパーチャ部は、それぞれ入射した光の一部を遮光することによって前記第1の照明光の形状を形成し、
    前記駆動部は、時間の経過に伴って、前記光源部及び前記第1のアパーチャ部のうちの少なくとも1つの絶対位置、又は前記光源部と前記第1のアパーチャ部との間の相対位置、又は前記絶対位置と前記相対位置との両方を変化させることにより、前記第1の照明光の照射位置および形状のうちのいずれか1つ以上を変化させる
    明装置。
  5. 前記第1の光通過部を通過する光の中心光線の方向を第1の方向とし、前記第1の方向に直交し且つ前記第1の光通過部の一辺に平行な方向を第2の方向とし、前記第1の方向及び前記第2の方向の両方に直交する方向を第3の方向としたときに、
    前記駆動部は、前記絶対位置、前記相対位置、又は前記絶対位置と前記相対位置との両方を、前記第2の方向の成分を含む方向に移動させる
    請求項に記載の照明装置。
  6. 前記駆動部は、前記光源部を中心とする円周上で前記第1のアパーチャ部を移動させる
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記第1の光通過部を通過する光の中心光線の方向を第1の方向とし、前記第1の方向に直交し且つ前記第1の光通過部の一辺に平行な方向を第2の方向とし、前記第1の方向及び前記第2の方向の両方に直交する方向を第3の方向としたときに、
    前記駆動部は、前記絶対位置、前記相対位置、又は前記絶対位置と前記相対位置との両方を、前記第1の方向の成分を含む方向に移動させる
    請求項又はに記載の照明装置。
  8. 前記第1の光通過部は、前記第2の方向の辺が前記第3の方向の辺より長い
    請求項2、3、5及び7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記光源部から発せられた前記光の発散角を小さくして、前記第1のアパーチャ部に向けて出射する光学部をさらに備えた
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記第1のアパーチャ部の前記第1の光通過部は、台形状である
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 前記第2のアパーチャ部の前記第2の光通過部は、長方形状である
    請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置。
  12. 前記第1の光通過部を通過する光の中心光線の方向を第1の方向としたとき、
    前記第1のアパーチャ部は、入射した光のうち前記第1の方向に直交する第2の方向に広がる光を遮光することによって、前記第1の照明光の前記第2の方向のエッジ形状を形成し、
    前記第2のアパーチャ部は、入射した光のうち前記第1の方向および前記第2の方向の両方に直交する第3の方向に広がる光を遮光することによって、前記第1の照明光の前記第3の方向のエッジ形状を形成し、
    前記駆動部は、前記第2のアパーチャ部を動かさずに、時間の経過に伴って、前記光源部及び前記第1のアパーチャ部のうちの少なくとも1つの絶対位置、又は前記光源部と前記第1のアパーチャ部との間の相対位置、又は前記絶対位置と前記相対位置との両方を変化させることにより、少なくとも前記第1の照明光の前記第2の方向のエッジ形状が形成される位置を変化させる
    請求項1から11のいずれか1項に記載の照明装置。
  13. 時間の経過に伴い、前記第1の照明光の位置が前記第2の方向と平行な方向に変化する
    請求項2、3、5、7、8、及び12のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 前記光源部から発せられた光の光路上に、前記光を拡散させる光拡散体をさらに備えた
    請求項1から13のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 前記光拡散体は、前記光源部と前記第1のアパーチャ部との間の前記光の光路上、前記第1のアパーチャ部の前記第1の光通過部内、前記第1のアパーチャ部の前記第1の光通過部の下流側の光路上のうちの少なくとも1つに配置される
    請求項14に記載の照明装置。
  16. 前記光拡散体は、電圧の印加により拡散透過率が変化する部材で形成されている
    請求項14又は15に記載の照明装置。
  17. 前記光源部は、前記光源部から発せられる光の色を変化させる調色機能と前記光源部から発せられる光の強度を変化させる調光機能の少なくとも一方を有する
    請求項1から16のいずれか1項に記載の照明装置。
  18. 前記光源部を駆動する光源駆動部と、
    前記駆動部及び前記光源駆動部を制御する制御部と
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記光源部及び前記第1のアパーチャ部の少なくとも一方の位置の変化に伴って前記光源部から発せられる前記光の色及び強度の少なくとも一方を変化させる
    請求項17に記載の照明装置。
  19. 請求項1から18のいずれか1項に記載の照明装置である第1の照明装置と、
    第2の照明光を発する第2の照明装置と
    を備え、
    前記第2の照明装置は、前記第2の照明装置から発せられる前記光の色の変化が、前記第1の照明装置から出射される前記第1の照明光の色の変化と同期するように、前記第2の照明装置から発せられる前記第2の照明光の色を変化させる
    照明ユニット。
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