JP2020170547A - 辞書構築装置、情報処理装置、コメント出力装置、評価語辞書の生産方法、情報処理方法、コメント出力方法およびプログラム - Google Patents

辞書構築装置、情報処理装置、コメント出力装置、評価語辞書の生産方法、情報処理方法、コメント出力方法およびプログラム Download PDF

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素直 岩崎
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Shinsuke Nakajima
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真由美 上田
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Abstract

【課題】従来、口コミ等のコメントに対して、適切な情報処理が行えなかった。【解決手段】評価対象に対して、1以上のユーザが入力したコメントであり、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得するコメント取得部と、1以上の各コメントから、共起する2以上の用語であり、評価に関係する用語である2以上の評価語からなる評価語群を取得し、評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、評価語群に対応するスコアを決定し、スコアと評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する評価情報取得部と、1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する蓄積部とを具備する辞書構築装置により、口コミ等のコメントに対して、適切な情報処理が行える。【選択図】図2

Description

本発明は、口コミ等のコメントを分析等する情報処理装置等に関するものである。
従来、ブログで話題の人・モノ・コトの評判を解析する技術があった(例えば、非特許文献1参照)。本技術は、大規模な意味辞書に基づいてテキストを解析して、評価するポイントにしたがって評判情報を抽出し、評価する技術である。
"goo評判分析"、[online]、NTTレゾナント、[平成25年7月28日検索]、インターネット[URL:http://blog-hyoban.goo.ne.jp/]
しかしながら、従来技術においては、口コミ等のコメントに対して、適切な情報処理が行えなかった。
本第一の発明の辞書構築装置は、評価対象に対して、1以上のユーザが入力したコメントであり、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得するコメント取得部と、1以上の各コメントから、共起する2以上の用語であり、評価に関係する用語である2以上の評価語からなる評価語群を取得し、評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、評価語群に対応するスコアを決定し、スコアと評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する評価情報取得部と、1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する蓄積部とを具備する辞書構築装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して適切な評価値を取得するための辞書を自動構築できる。
また、本第二の発明の辞書構築装置は、第一の発明に対して、評価語群は、評価対象に対する評価に関するキーワード、キーワードに関する特徴を示す特徴語、および評価の程度を示す程度語を有する辞書構築装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して適切な評価値を取得するための辞書を自動構築できる。
また、本第三の発明の情報処理装置は、評価対象に対する評価に関係する評価語であり、異なる意義を有する2以上の評価語である評価語群を有する2以上の評価情報を有する評価語辞書が格納される辞書格納部と、1以上のユーザが入力した1以上のコメントを、記録媒体から取得するコメント取得部と、1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、評価語群を、評価語辞書に適用し、評価対象の評価値を取得する評価値取得部と、評価値取得部が取得した評価対象の評価値を出力する出力部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本第四の発明の情報処理装置は、第三の発明に対して、評価語群は、評価対象に対する評価に関するキーワード、キーワードに関する特徴を示す特徴語、および評価の程度を示す程度語を有する情報処理装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本第五の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、評価情報は、評価語群と、評価の値であるスコアとを有し、評価値取得部は、1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語を取得し、2以上の評価語に対応するスコアを用いて、評価対象の評価値を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本第六の発明の情報処理装置は、第三から第五いずれか1つの発明に対して、辞書格納部は、2以上の各評価対象ごとに、評価語辞書を格納しておりコメント取得部が取得した1以上の各コメントの評価対象を決定する評価対象決定部をさらに具備し、評価値取得部は、1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、評価語群を、評価対象決定部が決定した評価対象に対応する評価語辞書に適用し、評価対象の評価値を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本第七の発明の情報処理装置は、第三から第六いずれか1つの発明に対して、辞書格納部は、2以上の各評価項目ごとに、評価語辞書を格納しており評価値取得部は、1以上の各コメントから、2以上の評価語群を取得し、2以上の各評価語群に対応する評価項目を決定し、決定した評価項目ごとに、評価項目に対応する評価語辞書に適用し、評価値を取得し、出力部は、評価値取得部が取得した評価値を評価項目ごとに出力する情報処理装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本第八の発明の情報処理装置は、第三から第七の発明に対して、辞書格納部は、上述の辞書構築装置が蓄積した1以上の評価情報を有する評価語辞書を格納している情報処理装置である。
かかる構成により、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本第九の発明のコメント出力装置は、コメントの出力指示を受信する受信部と、出力指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応するコメントであり、スコアが対応付いたコメントである、1以上の自コメントを取得する自コメント取得部と、ユーザとは異なる他ユーザのユーザ識別子に対応するコメントであり、スコアが対応付いたコメントである、1以上の他コメントを取得する他コメント取得部と、1以上の自ユーザの情報であり、1以上の自コメントと各自コメントに対応付いたスコアを有する情報である自情報と、1以上の他ユーザの情報であり、各他ユーザの1以上の他コメントと各他コメントに対応付いたスコアを有する情報である1以上の各他情報とを用いて、他ユーザごとに、予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定する類似ユーザ決定部と、類似ユーザ決定部が決定した1以上の他情報に対応する1以上の他コメントを出力する出力部とを具備するコメント出力装置である。
かかる構成により、自分と似た他人の口コミ等のコメントを適切に見ることができる。
また、本第十の発明のコメント出力装置は、第九の発明に対して、類似ユーザ決定部は、1以上の自ユーザの情報であり、他ユーザごとに、1以上の自コメントと1以上の他コメントとの類似度を算出し、類似度と各コメントに対応付いたスコアとを用いて、他ユーザごとに、予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定するコメント出力装置である。
かかる構成により、自分と似た他人の口コミ等のコメントを適切に見ることができる。
また、本第十一の発明のコメント出力装置は、第十の発明に対して、類似ユーザ決定部は、1以上の自コメントと各自コメントに対応付いたスコアと予め決められた条件を満たすほど近似するスコアに対応付いている1以上の他コメントを取得し、1以上の他コメントと1以上の自コメントとの類似度を算出し、類似度が予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定するコメント出力装置である。
かかる構成により、自分と似た他人の口コミ等のコメントを適切に見ることができる。
本発明による情報処理装置によれば、口コミ等のコメントに対して、適切な情報処理が行える。
実施の形態1における情報システム1の概念図を示す図 同情報システム1のブロック図 同次に、情報処理装置12の動作について説明するフローチャート 同コメントの評価値を取得する処理について説明するフローチャート 同分割処理について説明するフローチャート 同評価語辞書取得処理について説明するフローチャート 同評価語辞書を示す図 同評価語辞書を示す図 同固有名称情報管理表を示す図 同コメントの例を示す図 同コメント別の評価項目別評価値表を示す図 同評価値別のレビュー数を示す図 同レビューデータに付与された効果タグの数を評価値別に集計した図 同実験結果を示す図 実施の形態2における辞書構築装置2のブロック図 同辞書構築装置2の動作について説明するフローチャート 実施の形態3における情報システム3のブロック図 同コメント出力装置31の動作について説明するフローチャート 同類似ユーザ判断処理について説明するフローチャート 同スコア付きコメントの類似度算出処理の例を説明するフローチャート 同スコア付きコメントの類似度算出処理の例を説明するフローチャート 同出力例を示す図 上記実施の形態における同コンピュータシステムのブロック図
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上の用語(評価語と言っても良い)の共起に基づく評価語辞書を用いたコメント(レビュー、口コミと言っても良い)の自動評価を行い、口コミごとにスコアを取得する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。なお、ここでは、用語とは、通常、単語であるが、句等でも良く、広く解する。
また、本実施の形態において、共起する2以上の用語が、評価語、程度語、特徴語の3種類を含む情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、評価語辞書が、コメントに対応するスコアも有する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、2以上の評価対象が存在し、評価対象に応じて、使用する評価語辞書が異なる情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、一の評価対象に対して、複数の評価項目が存在し、評価項目に応じて、使用する評価語辞書が異なる情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。情報システム1は、1または2以上の外部装置11、情報処理装置12、および1または2以上の端末装置13を備える。外部装置11は、口コミ等のコメントを格納しているサーバ装置である。コメントは、ユーザが入力した口コミ、ブログ、掲示板、SNS、いわゆるツィッター等へ投函された情報であり、いわゆるCGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)を含む、と考えて良い。また、情報処理装置12は、1以上のコメントを解析し、評価対象の評価を取得する装置である。さらに、端末装置13は、情報処理装置12にアクセスし、評価対象の評価を出力するユーザ端末である。
図2は、本実施の形態における情報システム1のブロック図である。
情報システム1は、外部装置11、情報処理装置12、端末装置13を備える。
外部装置11は、コメント格納部111、指示受信部112、コメント送信部113を備える。
情報処理装置12は、辞書格納部121、コメント取得部122、評価対象決定部123、評価値取得部124、対象評価値取得部125、出力部126を備える。
端末装置13は、端末受付部131、端末送信部132、端末受信部133、端末出力部134を備える。
外部装置11を構成するコメント格納部111は、1以上のコメントを格納している。コメントは、上述したように、1以上のユーザが入力した口コミ等の情報であり、いわゆるCGMである。また、コメントは、通常、テキストであるが、そのデータタイプやデータ構造等は問わない。
指示受信部112は、情報処理装置12からコメント送信の指示を受信する。
コメント送信部113は、コメント送信の指示に応じて、1以上のコメントをコメント格納部111から取得し、情報処理装置12に送信する。
なお、外部装置11は、指示を受信しなくとも、コメントを情報処理装置12に送信しても良い。
情報処理装置12を構成する辞書格納部121には、1または2以上の評価語辞書が格納される。評価語辞書は、2以上の評価情報を有する。評価情報は、評価語群を有する。評価情報は、評価語群とスコアとを有しても良い。評価語群は、2以上の評価語である。評価語は、評価対象に対する評価に関係する用語である。評価語群は、通常、異なる意義を有する2以上の評価語である。なお、異なる意義とは、異なる属性と言っても良い。また、評価語は、例えば、評価対象に対する評価に関するキーワード、キーワードに関する特徴を示す特徴語、および評価の程度を示す程度語である。なお、キーワードに関する特徴とは、キーワードに与える特徴と言っても良い。そして、評価語群は、キーワード、特徴語、および程度語を有する。評価語群は、例えば、キーワード、および程度語を有する。また、キーワードは、例えば、化粧水等の評価対象の評価に直接、関係する用語であり、例えば、「潤う」「しっとり」等である。特徴語は、例えば、時間に関する用語であり、例えば、「続く」「短時間で」等である。程度語は、例えば、「少し」「かなり」「凄く」等である。スコアとは、評価の値である。スコアは、例えば、数値(1、2、・・・、10等)、アルファベット(A、B、・・・)等である。2以上の各評価語辞書は、例えば、評価対象に対応付けられている。評価語辞書は、例えば、評価対象を示す評価対象語またはID等に対応付けられている。なお、評価対象とは、評価の対象の商品やサービス(以下、適宜、「商品等」という。)である。評価対象語は、通常、評価対象の商品等の固有名称である。ここで、評価対象は、商品等の種類(例えば、化粧品、スキンケア、化粧水、洗顔、乳液、ベースメイク、ファンデーションなど)でも良い。また、2以上の各評価語辞書は、例えば、評価項目に対応付けられている。評価語辞書は、例えば、評価項目を示す評価項目語またはID等に対応付けられている。評価項目語は、評価項目を示す用語である。評価項目は、一の商品等の評価の項目である。商品「化粧水」に対する評価項目は、例えば、”うるおい効果”、”美白効果”、”毛穴・角質ケア効果”、”低刺激”、”エイジングケア効果”等である。
また、辞書格納部121の評価語辞書は、実施の形態2で説明する辞書構築装置2が蓄積した評価語辞書であることは好適である。ただし、評価語辞書は、人手で作成した情報でも良い。
また、辞書格納部121は、階層化されている3以上の評価対象の階層関係を示す情報である階層情報をも格納していることは好適である。階層情報とは、評価対象語の階層関係を示す情報であり、例えば、評価対象語のIDと、その親の評価対象語のIDを有する。階層情報とは、評価対象語の階層関係を示す情報であり、例えば、評価対象語のIDと、その親の評価対象語のID、およびその子の1以上の評価対象語のIDを有しても良い。つまり、かかる場合、評価対象が階層化されており、評価語辞書は階層化されている評価対象ごとに存在する。
さらに、評価対象が階層化されており、評価対象を評価する場合、一の評価対象に対応する評価語は、当該一の評価対象に対応する評価語だけではなく、当該一の評価対象の上位の評価対象に対応する評価語をも用いて、評価対象を評価することは好適である。
さらに、辞書格納部121は、1以上の固有名称情報を格納していても良い。固有名称情報は、固有名称と評価対象語とを対応付ける情報であり、例えば、固有名称と評価対象語とを有する情報である。なお、固有名称とは、評価対象の商品名、人名、地名等である。かかる場合、評価対象語は、固有名称の分類を示す情報である、とも言える。なお、固有名称も評価対象語として捕らえても良い。
コメント取得部122は、1以上のコメントを、記録媒体から取得する。ここでの記録媒体は、例えば、外部装置11の記録媒体である。かかる場合、コメント取得部122は、1以上のコメントを外部装置11から受信する。さらに詳細には、コメント取得部122は、例えば、コメントの送信指示を外部装置11に送信し、当該指示の送信に応じて、1以上のコメントを外部装置11から受信しても良い。コメントの送信指示は、ユーザを識別するユーザ識別子を有していても良い。ただし、コメントが格納されている記録媒体は、例えば、ローカルの図示しない記録媒体でも良い。コメントは、1以上のユーザが入力した情報である。コメントは、評価対象の商品等に対するコメントである。コメントは、口コミ、レビューと言っても良い。
評価対象決定部123は、コメント取得部122が取得した1以上の各コメントの評価対象を決定する。ここで、評価対象の決定とは、通常、評価対象語の取得である。評価対象決定部123は、コメント取得部122が取得した1以上の各コメントと辞書格納部121に格納されている1以上の評価対象語とを用いて、評価対象語を取得することは好適である。但し、コメント取得部122が取得したコメントに評価対象語が付加されており、評価対象決定部123は、コメントに付加されている評価対象語を取得しても良い。
評価対象決定部123は、評価語をも用いて、各コメントの評価対象を決定することは好適である。つまり、評価対象決定部123は、例えば、各コメントに出現する1以上の各評価語の頻度等を用いて、各評価語に対応する評価対象語を取得しても良い。さらに具体的には、評価対象決定部123は、例えば、各コメントの出現頻度が予め決められた条件を満たすほど多い1以上の評価語を取得し、当該1以上の評価語のうち、最も多くの評価語に対応する一の評価対象語を取得する。
また、さらに具体的には、評価対象語が階層化されている場合、評価対象決定部123は、例えば、各コメントから、出現頻度が予め決められた条件を満たすほど多い1以上の評価語を取得し、当該評価語に対応する評価対象語のうちで、最も下位の評価対象語を取得する。例えば、「スキンケア」が上位語、「化粧水」がその下位語である場合、予め決められた条件を満たすほど多い出現頻度の評価語に対応する評価対象語が「スキンケア」「化粧水」である場合、評価対象決定部123は、例えば、最下位の評価対象語「化粧水」を取得する。
また、評価対象語が階層化されており、評価対象決定部123が複数の評価対象語を取得した場合、例えば、評価対象決定部123は、階層化されている最下位の一の評価対象語を取得することは好適である。
評価対象決定部123は、コメント取得部122が取得した1以上の各コメントと辞書格納部121の1以上の固有名称とを用いて、各コメントの評価対象に対応する固有名称を決定することは好適である。つまり、例えば、評価対象決定部123は、コメントに出現する固有名称を、評価対象語として取得する。
評価対象決定部123は、一のコメントに中から、2以上の評価対象、および2以上の部分コメントを、対応付けて取得することは好適である。部分コメントとは、一のコメントの一部であり、2以上の各評価対象に対応するコメントの部分である。評価対象決定部123は、改行、改行+スペースなどの手がかり句を用いて、コメントを部分コメントに分割する。また、評価対象決定部123は、文単位で評価対象を決定し、評価対象が変化するまでを部分コメントとして取得する等しても良い。
評価対象決定部123は、コメント取得部122が取得した1以上の各コメントまたは1以上の各部分コメントと、辞書格納部121に格納されている1以上の評価対象語、または1以上の評価語、または1以上の評価対象語と1以上の評価語を用いて、各コメントまたは各部分コメントに対応する評価対象を決定することは好適である。
評価値取得部124は、1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、評価語辞書に適用し、評価対象の評価値を取得する。評価値取得部124は、辞書格納部121の評価語辞書に含まれる評価語に一致する評価語をコメントから取得しても良い。評価値取得部124は、通常、コメントを形態素解析し、評価値を取得する。なお、コメントから評価語を取得する処理は、公知技術により可能であるので、詳細な説明を省略する。また、共起する2以上の評価語は、通常、一文の中に共起する評価語である。ただし、共起する2以上の評価語は、一段落等の部分コメントの中に共起する評価語でも良い。
評価値取得部124は、1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる1または2以上の評価語群を取得し、当該1または2以上の評価語群に対応する1または2以上のスコアを用いて、評価対象の評価値を取得する。評価値取得部124は、2以上の評価語群に対応する2以上のスコアを取得した場合、例えば、当該2以上のスコアをパラメータとする増加関数により、評価対象の評価値を算出する。評価値取得部124は、2以上の評価語群に対応する2以上のスコアを取得した場合、例えば、当該2以上のスコアの平均値または中央値等を評価対象の評価値とする。
評価値取得部124は、1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる1または2以上の評価語群を取得し、当該1または2以上の評価語群を、評価対象決定部123が決定した評価対象に対応する評価語辞書に適用し、評価対象の評価値を取得する。評価値取得部124は、評価対象決定部123が決定した評価対象の上位にある評価対象に対応する評価語辞書をも用いて、各コメントの評価値を取得しても良い。なお、評価対象の上位にある評価対象は、階層情報を用いて取得され得る。
評価値取得部124は、1以上の各コメントから、2以上の評価語群を取得し、2以上の各評価語群を評価語辞書に適用し、評価項目ごとに、評価項目に対応する評価値を取得しても良い。さらに詳細には、評価値取得部124は、1以上の各コメントから、2以上の評価語群を取得し、2以上の各評価語群に対応する評価項目を決定し、決定した評価項目ごとに、評価項目に対応する評価語辞書に適用し、評価値を取得しても良い。なお、かかる評価語辞書も、評価対象決定部123が決定した評価対象に対応する評価語辞書でも良い。評価値取得部124は、例えば、以下のように動作する。まず、評価値取得部124は、1以上の各コメントから、2以上の評価語群を取得する。次に、評価値取得部124は、2以上の各評価語群が含まれる評価語辞書を検索する。次に、評価値取得部124は、評価語群ごとに、評価語辞書に対応する評価項目(評価項目を示す情報)を取得する。次に、評価値取得部124は、評価項目ごとに、1以上の評価語群に対応する1以上のスコアを評価語辞書から取得する。次に、評価値取得部124は、評価項目ごとに、取得した1以上のスコアを用いて、評価値を取得する。なお、評価値取得部124は、評価項目ごとに、取得した1以上のスコアをパラメータとする増加関数により、当該評価項目の評価値を算出する。
対象評価値取得部125は、評価対象ごとに、評価対象に対応する1以上の評価値を用いて、評価対象の評価値を取得する。また、対象評価値取得部125は、通常、評価対象の1以上の評価値を統計処理して、評価対象の総合的な評価値を算出する。統計処理は、例えば、平均値や中央値の算出等である。なお、この評価対象の1以上の評価値は、評価値取得部124が取得した評価値である。
また、対象評価値取得部125は、評価対象ごと、および評価項目ごとに、評価対象および評価項目に対応する1以上の評価値を用いて、評価値を取得し、出力しても良い。なお、かかる評価値は、評価値取得部124が取得した評価値であることは言うまでもない。
出力部126は、評価値取得部124が取得した評価対象の評価値を出力する。出力部126は、評価値取得部124が取得した評価値を評価項目ごとに出力することは好適である。また、出力部126は、評価対象ごとに、対象評価値取得部125が取得した評価対象の評価値を出力する。ここで、出力部126は、例えば、評価対象語と評価値とを対応付けて出力することは好適である。また、出力とは、端末装置13等の外部の装置への送信、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
端末装置13の端末受付部131は、ユーザからの指示や情報を受け付ける。指示とは、例えば、評価対象の評価を取得する評価取得指示である。また、情報とは、例えば、評価対象に対する評価に関するコメントである。なお、指示や情報の受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報等の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報等の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報等の受け付けなどを含む概念である。
端末送信部132は、端末受付部131が受け付けた指示や情報を、情報処理装置12や外部装置11等に送信する。
端末受信部133は、評価取得指示の送信に対応して、評価値を情報処理装置12から受信する。端末受信部133は、情報処理装置12や外部装置11等から、評価値以外の情報を受信しても良い。
端末出力部134は、端末受信部133が受信した情報(例えば、評価値)を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
コメント格納部111、辞書格納部121は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
コメント格納部111等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報がコメント格納部111等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報がコメント格納部111等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報がコメント格納部111等で記憶されるようになってもよい。
指示受信部112、コメント取得部122、端末受信部133は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
コメント送信部113、出力部126、端末送信部132は、通常、無線または有線の通信手段で実現され得るが、放送手段で実現されても良い。
評価対象決定部123、評価値取得部124は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コメント取得部122等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部126、端末出力部134は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部126は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システム1の動作について説明する。まず、外部装置11の動作について説明する。外部装置11の指示受信部112は、情報処理装置12からコメントの送信指示を受信する。そして、コメント送信部113は、コメントの送信指示に応じて、1以上のコメントをコメント格納部111から取得し、情報処理装置12に送信する。
次に、情報処理装置12の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)コメント取得部122は、1以上のコメントを取得する。なお、コメント取得部122は、図示しない記録媒体から1以上のコメントを読み出しても良いし、1以上の外部装置11から1以上のコメントを受信しても良い。
(ステップS302)評価対象決定部123は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS303)評価対象決定部123は、ステップS301で取得した1以上のコメントの中に、i番目のコメントが存在するか否かを判断する。i番目のコメントが存在すればステップS304に行き、i番目のコメントが存在しなければステップS306に行く。
(ステップS304)評価値取得部124等は、コメントの評価値を取得する。コメントの評価値を取得する処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS305)評価対象決定部123は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS303に戻る。
(ステップS306)対象評価値取得部125は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS307)対象評価値取得部125は、バッファに一時蓄積された評価対象語の中で、j番目の評価対象語が存在するか否かを判断する。j番目の評価対象語が存在すればステップS308に行き、存在しなければ処理を終了する。
(ステップS308)対象評価値取得部125は、j番目の評価対象語に対応する1以上の評価値をバッファから取得する。なお、この評価値はコメントの評価値である。
(ステップS309)対象評価値取得部125は、ステップS308で取得した1以上の評価値を用いて、j番目の評価対象語(j番目の評価対象)に対する評価値を算出する。通常、対象評価値取得部125は、ステップS308で取得した1以上の評価値を統計処理し、j番目の評価対象の評価値を算出する。
(ステップS310)対象評価値取得部125は、j番目の評価対象語と、ステップS309で取得した評価値(通常、統計処理結果)とを対応付けて出力する。
(ステップS311)対象評価値取得部125は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS307に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、コメントごとにコメントの評価値を算出したが、複数の各コメントの評価対象語をすべて取得した後、複数の各コメントの評価値を算出する等、上記のフローチャートとは異なる手順で、最終的に評価対象に対応する評価値を取得すれば良いことは言うまでもない。
また、図3のフローチャートにおいて、対象評価値取得部125は、評価対象ごと、および評価項目ごとに、評価値を取得し、出力することは好適である。
また、図3のフローチャートにおいて、コメントごとに算出したコメントの評価値をコメントに対応付けて蓄積したり、外部の装置に送信したり、表示したりしても良い。
さらに、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS304のコメント評価値を取得する処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)評価対象決定部123は、処理対象のコメントを分割する処理を行なう。ここで分割処理は、評価対象ごとに、コメントを分割する処理である。分割によって、2以上の部分コメントを取得し得る。なお、ここで、分割できない場合もあり、かかる場合、コメントの評価対象は一つである。また、かかる分割処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、評価対象決定部123は、処理対象のコメントを、単に、文に分割する処理を行っても良い。
(ステップS402)評価値取得部124は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS403)評価値取得部124は、i番目の部分コメントが存在するか否かを判断する。i番目の部分コメントが存在すればステップS404に行き、存在しなければステップS410に行く。なお、1番目の部分コメントは、コメントである場合もある。
(ステップS404)評価値取得部124は、i番目の部分コメントに対応する評価語辞書を取得する。かかる評価語辞書取得処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、本ステップで、i番目の部分コメントに対応する評価対象語も取得する。また、評価語辞書の取得とは、使用する評価語辞書の決定でも良い。
(ステップS405)評価値取得部124は、ステップS404で取得した評価語辞書を用いて、i番目の部分コメントに出現する1または2以上の評価語を取得する。ここで、評価値取得部124は、i番目の部分コメントから2以上の評価語である評価語群を取得することは好適である。なお、評価値取得部124は、例えば、ステップS404で取得した評価語辞書に含まれる1以上の評価語を用いて、i番目の部分コメントを検索し、i番目の部分コメントに出現する1または2以上の評価語を取得する。
(ステップS406)評価値取得部124は、ステップS405で取得した1または2以上の評価語を用いて、スコアを取得する。例えば、評価値取得部124は、ステップS405で2以上の評価語を取得した場合、当該2以上の評価語を有する評価語群と対になるスコアを、評価語辞書から取得する。例えば、評価値取得部124は、ステップS405で1以上の評価語を取得した場合、当該評価語に対応する得点(例えば、1)を加算し、スコアを算出する。また、例えば、評価値取得部124は、ステップS405で1以上の評価語を取得した場合、当該評価語が肯定的な語であるとして登録されている場合には+1、否定的な語であるとして登録されている場合には−1をし、最終的なスコアを算出する。
(ステップS407)評価値取得部124は、i番目の部分コメントに対応する評価項目を取得する。例えば、評価値取得部124は、ステップS405で取得した評価語群を含む評価語辞書に対応付いた評価項目を取得する。例えば、評価値取得部124は、i番目の部分コメントに含まれる評価項目を示す用語である評価項目語を取得する。なお、評価項目語を、単に、評価項目と言う場合がある。
(ステップS408)評価値取得部124は、i番目の部分コメントに対応する評価対象語と、評価項目語と、スコアとを対応付けて、バッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価対象語または/および評価項目が存在しない場合がある。
(ステップS409)評価値取得部124は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS403に戻る。
(ステップS410)評価値取得部124は、評価対象ごと、および評価項目ごとに、1以上のスコアを用いて、当該コメントの評価値を取得する。上位処理にリターンする。評価値取得部124は、例えば、評価対象ごと、および評価項目ごとに、バッファから1以上のスコアを取得し、当該1以上のスコアをパラメータとする増加関数(例えば、平均値を算出する関数、中央値を取得する関数など)により、評価値を算出する。また、例えば、評価対象が決まっている場合、評価値取得部124は、例えば、評価項目ごとに、1以上のスコアを用いて、当該コメントの評価値を取得する。
次に、ステップS401の分割処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)評価対象決定部123は、初期化を行なう。初期化とは、カウンタiに1を代入し、部分コメントバッファにNULLを代入し、評価対象バッファにNULLを代入することである。なお、部分コメントバッファとは、部分コメントが格納されるバッファであり、評価対象バッファとは評価対象語が格納されるバッファである。
(ステップS502)評価対象決定部123は、コメントの中に、i番目の処理単位が存在するか否かを判断する。i番目の処理単位が存在すればステップS503に行き、存在しなければステップS506に行く。そして、ステップS506の処理の後、上位処理にリターンする。なお、処理単位とは、カレントの部分コメントの中の情報であるか、次の新しい部分コメントの中の情報であるかを判断するための単位となる情報であり、通常、文である。ただし、処理単位は、主語が存在する文または句または段落等でも良い。
(ステップS503)評価対象決定部123は、コメントから、i番目の処理単位を取得する。
(ステップS504)評価対象決定部123は、i番目の処理単位から評価対象語または固有名称を取得する。なお、ここで評価対象語または固有名称を取得できない場合もあり得る。評価対象語等が取得できない場合、(i−1)番目の処理単位における評価対象語等から変化がない、と判断される。また、評価対象決定部123は、例えば、i番目の処理単位を形態素解析し、固有名称を取得しても良いし、i番目の処理単位を形態素解析し、主語である評価対象語を取得しても良いし、辞書格納部121の評価対象語を用いて、i番目の処理単位に出現している評価対象語を取得しても良い。また、評価対象決定部123は、複数のアルゴリズムを組み合わせて、評価対象語または固有名称を取得しても良い。なお、固有名称等を取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS505)評価対象決定部123は、ステップS504で評価対象語または固有名称を取得でき、かつ取得した評価対象語または固有名称が、評価対象バッファに格納されている評価対象語または固有名称と同一であるか否かを判断する。かかる条件を満たす場合はステップS506に行き、かかる条件を満たさない場合はステップS509に行く。なお、かかる条件を満たす場合は話題(評価対象)の変更があった場合であり、かかる条件を満たさない場合は話題の変更がなかった場合である。
(ステップS506)評価対象決定部123は、部分コメントバッファの情報と、評価対象バッファの情報とを、図示しない記録媒体に一時蓄積する。この一時蓄積された情報が、評価値を算出する対象のコメントまたは部分コメントである。なお、部分コメントバッファの情報がNULLの場合は、本ステップの動作は行なわれない、とする。
(ステップS507)評価対象決定部123は、部分コメントバッファにi番目の処理単位を上書きし、評価対象バッファにステップS504で取得した評価対象語または固有名称を上書きする。
(ステップS508)評価対象決定部123は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
(ステップS509)評価対象決定部123は、i番目の処理単位を部分コメントバッファに追記する。ステップS508に行く。
次に、ステップS404の評価語辞書取得処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)評価値取得部124は、処理対象の部分コメント(コメントの場合もある)に対応する固有名称、または評価対象語を取得する。なお、固有名称または評価対象語の取得方法は、ステップS504における取得方法と同じで良く、説明を省略する。
(ステップS602)評価値取得部124は、ステップS601で取得した情報が固有名称であるか否かを判断する。固有名称である場合はステップS603に行き、固有名称でない場合はステップS604に行く。
(ステップS603)評価値取得部124は、ステップS601で取得した固有名称と対になる評価対象語を、辞書格納部121から取得する。
(ステップS604)評価値取得部124は、ステップS601で取得した評価対象語またはステップS603で取得した評価対象語に対応する評価語辞書を辞書格納部121から取得する。なお、本ステップで利用した評価対象語をカレントの評価対象語とする。
(ステップS605)評価値取得部124は、階層情報を利用して、評価語辞書を取得するか否かを判断する。階層情報を利用する場合はステップS606に行き、階層情報を利用しない場合は上位処理にリターンする。なお、階層情報を利用するか否かは、予め決められている、とする。
(ステップS606)評価値取得部124は、カレントの評価対象語の親が存在するか否かを、階層情報を用いて判断する。親が存在すればステップS607に行き、親が存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS607)評価値取得部124は、カレントの評価対象語の親の評価対象語に対応する評価語辞書を辞書格納部121から取得する。
(ステップS608)評価値取得部124は、カレントの評価対象語を、親の評価対象語とする。ステップS606に戻る。
なお、図6のフローチャートにおいて、評価値取得部124は、処理対象の部分コメント(コメントの場合もある)に含まれる1以上の評価語から評価項目を決定し、当該評価項目に対応する評価語辞書を取得しても良い。なお、かかる場合、例えば、図示しない格納部に、1以上の評価語と評価項目との対応情報が格納されている。
次に、端末装置13の動作について説明する。端末装置13の端末受付部131は、ユーザから評価取得指示を受け付ける。なお、評価取得指示は評価を取得する指示である。次に、端末送信部132は、端末受付部131が受け付けた評価取得指示を、情報処理装置12に送信する。そして、端末受信部133は、評価取得指示の送信に対応して、評価値を情報処理装置12から受信する。評価値は、評価項目別の評価値であることは好適である。また、評価値は、評価対象別および評価項目別の評価値であることは好適である。端末出力部134は、端末受信部133が受信した評価値を出力する。なお、評価取得指示は、通常、評価対象語を含む。また、端末受信部133は、例えば、評価取得指示に含まれる評価対象語に対応する評価値を情報処理装置12から受信する。また、端末受信部133は、コメントごとの評価値を受信しても良い。かかる場合、端末出力部134は、コメントごとの評価値を出力する。
以下、本実施の形態における情報システム1の具体的な動作について説明する。情報システム1の概念図は図1である。
今、辞書格納部121は、図7、および図8に示す評価語辞書を格納している。評価語辞書は、1以上の評価情報を有する。評価情報は、ここでは「スコア」「評価語群」を有する。つまり、評価語辞書は、評価語群ごとのスコアを有する1または2以上の評価情報を格納している。また、「評価語群」は、「程度語」「特徴語」「キーワード」のうち1種類以上の情報を有する。また、ここでの「特徴語」は、主に、「キーワード」の状態が継続する時間的な長さを示す情報である。また、図7の評価語辞書は、評価項目語「うるおい」に対応付いている。また、図8の評価語辞書は、評価項目語「毛穴・角質」に対応付いている。
また、辞書格納部121は、図9に示す固有名称情報管理表を格納している。固有名称情報管理表は、「ID」「固有名称」「評価対象語」を有するレコードを1以上格納している。本レコードは、固有名称情報である。固有名称に対応する評価対象語は、固有名称の分類を示す、と言える。
さらに、外部装置11のコメント格納部111は、図10に示すコメントを格納している。図10のコメントは、評価対象「化粧水A」に対するコメントである。なお、図10に示す複数のコメントは、一の外部装置11に格納されているものであっても良いし、2以上の外部装置11に格納されているものを集めたものであっても良い。
かかる状況において、例えば、情報システム1は、以下のように動作する。ここでは、情報処理装置12が、各コメントの評価項目ごとの評価値、および評価対象語または固有名称の評価値を出力する処理について説明する。
まず、情報処理装置12のコメント取得部122は、1または2以上の外部装置11にコメントの送信指示を送信する。
そして、1または2以上の外部装置11の指示受信部112は、送信指示を受信する。そして、1または2以上の外部装置11のコメント送信部113は、1以上のコメントをコメント格納部111から読み取り、情報処理装置12に送信する。
次に、情報処理装置12のコメント取得部122は、1または2以上の外部装置11から、1または2以上のコメントを受信する。コメント取得部122が受信したコメントの集合が、図10である。
次に、評価対象決定部123等は、以下のように、図10の各コメントを順に処理する。
まず、評価対象決定部123は、1番目のコメントの処理を行なう。つまり、評価対象決定部1231は、部分コメントバッファにNULLを代入し、評価対象バッファにNULLを代入する。そして、評価対象決定部1231は、1番目のコメントの第1文「この化粧水Aを使うと、お肌がかなりしっとしとし、かなり潤いが続きます。」を、例えば、形態素解析し、主語を構成する句「化粧水A」を取得する。なお、ここでは、文の主語「化粧水A」と対になる評価対象語「化粧品」を、図9の固有名称情報管理表から取得する。
次に、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」に対応する評価語辞書(ここでは、図7、図8とする。)を取得する。
次に、評価値取得部124は、1番目のコメントの第1文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得する。そして、評価値取得部124は、1番目のコメントの第1文から「かなり」「しっとり」「かなり」「潤う」「続く」を取得する。
次に、評価値取得部124は、取得した5つの評価語を用いて、スコアを取得する。つまり、評価値取得部124は、取得した5つの評価語のうち、「かなり」「しっとり」と対になるスコア「7」を図7の評価語辞書から取得する。また、評価値取得部124は、取得した5つの評価語のうち、「かなり」「潤う」「続く」と対になるスコア「8」を図7の評価語辞書から取得する。
次に、評価値取得部124は、図7の評価語辞書に対応する評価項目「うるおい」を取得する。そして、評価値取得部124は、評価項目「うるおい」とスコア「7」、および評価項目「うるおい」とスコア「8」とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」をも、評価項目とスコアとに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
次に、評価値取得部124は、1番目のコメントの第2文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得する。そして、評価値取得部124は、1番目のコメントの第2文から「短時間」「除去」を取得する。
次に、評価値取得部124は、取得した2つの評価語を用いて、スコアを取得する。つまり、評価値取得部124は、取得した2つの評価語「短時間」「除去」と対になるスコア「8」を図8の評価語辞書から取得する。
次に、評価値取得部124は、図8の評価語辞書に対応する評価項目「毛穴・角質」を取得する。そして、評価値取得部124は、評価項目「毛穴・角質」とスコア「8」とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」をも、評価項目とスコアとに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
次に、評価値取得部124は、1番目のコメントの第3文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得する。そして、評価値取得部124は、1番目のコメントの第3文から「長期にわたって」「全く」「目立たない」を取得する。
次に、評価値取得部124は、取得した3つの評価語を用いて、スコアを取得する。つまり、評価値取得部124は、取得した3つの評価語「長期にわたって」「全く」「目立たない」と対になるスコア「9」を図8の評価語辞書から取得する。
次に、評価値取得部124は、図8の評価語辞書に対応する評価項目「毛穴・角質」を取得する。そして、評価値取得部124は、評価項目「毛穴・角質」とスコア「9」とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」をも、評価項目とスコアとに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
次に、評価値取得部124は、バッファ内の情報を用いて、評価項目ごとに、1以上のスコアを用いて、当該コメントの評価値を取得する。つまり、評価値取得部124は、評価項目「うるおい」とスコア「7」、および評価項目「うるおい」とスコア「8」から、1番目のコメントの、評価項目「うるおい」に対するスコアは「7.5」と算出する。そして、評価値取得部124は、図示しないバッファに、評価項目「うるおい」とスコア「7.5」とを対応付けて蓄積する。なお、スコア「7.5」は、2つスコア「7」「8」の平均値である。また、評価値取得部124は、評価項目「毛穴・角質」とスコア「8」、および評価項目「毛穴・角質」とスコア「9」から、1番目のコメントの、評価項目「毛穴・角質」に対するスコアは「8.5」と算出する。そして、評価値取得部124は、図示しないバッファに、評価項目「毛穴・角質」とスコア「8.5」とを対応付けて蓄積する。なお、スコア「8.5」は、2つスコア「8」「9」の平均値である。
次に、評価対象決定部123は、2番目のコメントの処理を行なう。まず、評価対象決定部123は、1番目のコメントの処理と同様に、評価対象語「化粧品」を取得する。
次に、評価値取得部124は、2番目のコメントの第1文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得する。そして、評価値取得部124は、2番目のコメントの第1文から「一瞬」「潤う」を取得する。
次に、評価値取得部124は、取得した2つの評価語「一瞬」「潤う」と対になるスコア「3」を図7の評価語辞書から取得する。
次に、評価値取得部124は、図7の評価語辞書に対応する評価項目「うるおい」を取得する。そして、評価値取得部124は、評価項目「うるおい」とスコア「3」とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」をも、評価項目とスコアとに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
次に、評価値取得部124は、2番目のコメントの第2文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得する。そして、評価値取得部124は、2番目のコメントの第2文から「かなり」「ふさぐ」を取得する。
次に、評価値取得部124は、取得した2つの評価語を用いて、スコアを取得する。つまり、評価値取得部124は、取得した2つの評価語「かなり」「ふさぐ」と対になるスコア「7」を図8の評価語辞書から取得する。
次に、評価値取得部124は、図8の評価語辞書に対応する評価項目「毛穴・角質」を取得する。そして、評価値取得部124は、評価項目「毛穴・角質」とスコア「7」とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」をも、評価項目とスコアとに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
次に、評価対象決定部123は、3番目のコメントの処理を行なう。まず、評価対象決定部123は、評価対象語「化粧品」を取得する。なお、3番目のコメントは、評価対象語「化粧品」に対応付いている、とする。
次に、評価値取得部124は、3番目のコメントの第1文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得する。そして、評価値取得部124は、2番目のコメントの第1文から「潤う」「かなり」「続く」を取得する。
次に、評価値取得部124は、取得した3つの評価語「潤う」「かなり」「続く」と対になるスコア「8」を図7の評価語辞書から取得する。
次に、評価値取得部124は、図7の評価語辞書に対応する評価項目「うるおい」を取得する。そして、評価値取得部124は、評価項目「うるおい」とスコア「8」とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、評価値取得部124は、評価対象語「化粧品」をも、評価項目とスコアとに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
次に、評価値取得部124は、3番目のコメントの第2文を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、各自立語の原形を取得する。そして、評価値取得部124は、取得した各自立語の原形の中で、図7、図8の評価語辞書の中の1以上の評価語を取得できなかったので、3番目のコメントの処理を終了する。
そして、評価値取得部124は、4番目以降のコメントに対しても同様の処理を行い、図11に示すコメント別の評価項目別評価値表を取得した、とする。コメント別の評価項目別評価値表は、各コメントの評価項目別の評価値を管理する表である。
以上、本具体例では、評価値取得部124は、一のコメントに対して、2以上の評価項目の評価値を取得できた。また、同一の評価対象(ここでは、化粧水A)のコメントでも、自動的に評価値が付与される評価項目は、コメントにより異なった。
さらに、本具体例において、対象評価値取得部125は、2以上のコメントに対応する評価値から、評価対象(ここでは、化粧水A)の評価項目別の評価値を算出しても良い。ここでは、対象評価値取得部125は、例えば、2以上のコメントに対応する評価項目「うるおい」の評価値の平均をとり、化粧水Aの評価項目「うるおい」の評価値としても良い。なお、2以上のコメントに対応する評価項目「うるおい」の評価値の算出方法は、平均に限らないことは言うまでもない。対象評価値取得部125は、2以上のコメントに対応する評価項目「うるおい」の2以上の評価値をパラメータとする増加関数により、化粧水Aの評価項目「うるおい」の評価値を算出する。また、対象評価値取得部125は、2以上のコメントに対応する評価項目「毛穴・角質」の2以上の評価値をパラメータとする増加関数により、化粧水Aの評価項目「毛穴・角質」の評価値を算出する。
また、本具体例において、対象評価値取得部125は、2以上のコメントに対応する評価値から、評価対象(ここでは、化粧水A)の全体の評価値を算出しても良い。
(実験)
キーワード(用語と言っても良い)の共起に基づく評価表現辞書を用いたスコアリング手法(情報処理装置1の手法であり、提案手法と言う。)の妥当性を検証するため,実データを用いてスコアリング実験を行った。まず、対象とするデータを確認するため、化粧品販売サイトに投稿された「化粧水」に関するレビューデータ(コメント)からランダムに5000件を抽出し、分析を行った。抽出した5000件のレビューデータにおける評価値別のレビュー数を図12に示す。また、各レビューデータに付与された効果タグの数を、評価値別に集計したものを図13に示す。図13から、高い評価値を付与した投稿者が、効果に関するタグを多くつける傾向があることが分かった。
以下、実験方法について述べる。ここで、レビュー実データに対するスコアリング実験の方法を示す。上述の「化粧水」に関するレビューデータ5000件からランダムに抽出した10件のレビューデータを用いた。本実験は、以下に示す2つの手法を比較することで行う。第一は、辞書を使用しない人手によるスコアリング手法(正解データ)であり、第二は、キーワードの共起に基づく評価表現辞書を用いたスコアリング手法(提案手法)である。
人手によるスコアリングでは、辞書を用いずに被験者が実際にレビューテキストを読み,事前に設定された10件の評価軸毎に0〜7の範囲でスコア(星)を付けた。個人差を考慮して、20代から30代までの女性(大学生および社会人)14名に被験者としてスコアリングを行ってもらった。提案手法である、評価表現辞書を用いたスコアリングでは、事前に作成したキーワードの共起に基づく評価表現辞書(評価語辞書)を用いてスコアリングを行った。人手によるスコアリングと同様に事前に設定された10件の評価軸毎に0〜7の範囲でスコアリングを行った。なお、本実験で設定された「化粧水」の10の評価軸(評価項目)は、以下の通りである。
・コストパフォーマンス
・うるおい/浸透
・美白/ UV
・毛穴・角質ケア/高クレンジング
・爽快感/顔のテカリ防止
・サラサラ⇔トロトロ
・低刺激
・肌荒れ対策
・エイジングケア
・香り
以上の実験の結果を以下に示す。レビュー10件に対する人手によるスコアリング結果と、作成したキーワードの共起に基づく辞書によるスコアリング結果を図14に示す。図14によれば、人手によるスコアリングの全ての項目の平均値(星の数)が4.92であり、提案手法(辞書に基づくスコアリング)の全ての項目の平均値が4.73であった。また、平均絶対誤差(MAE)は0.72であった。全体的な傾向として、人手によるスコアリングの方が、提案手法(辞書に基づくスコアリング)に比べて、少し高い評価値となっているという傾向があるが、0〜7という評価値の範囲に対して平均絶対誤差が0.72であり、正解データに近いスコアリングを行えているといえる。また、スコアリングを行えた評価軸の総数では、人手によりスコアリングが48件であるのに対し、辞書によるスコアリングでは39件であり、正解データの約81%の評価表現をスコアリングすることができた。フレーズ辞書による予備実験では、約5%であったことを考えると、キーワードの共起に基づく評価表現辞書の有効性を示す結果となった。
以上、本実施の形態によれば、口コミ等のコメントに対して、適切な評価値を取得できる。
また、本実施の形態によれば、口コミ等のコメントに対して、評価項目別に、自動的に評価値を取得できる。
また、本実施の形態によれば、口コミ等のコメントに対して、評価対象別および評価項目別に、自動的に評価値を取得できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、評価対象に対する評価に関係する評価語であり、異なる意義を有する2以上の評価語である評価語群を有する2以上の評価情報を有する評価語辞書が格納される辞書格納部を具備し、コンピュータを、1以上のユーザが入力した1以上のコメントを、記録媒体から取得するコメント取得部と、前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、前記評価語辞書に適用し、前記評価対象の評価値を取得する評価値取得部と、前記評価値取得部が取得した評価対象の評価値を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記評価語群は、評価対象に対する評価に関するキーワード、当該キーワードに関する特徴を示す特徴語、および評価の程度を示す程度語を有することは好適である。
上記プログラムにおいて、前記評価情報は、評価語群と、評価の値であるスコアとを有し、前記評価値取得部は、前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語を取得し、当該2以上の評価語に対応するスコアを用いて、前記評価対象の評価値を取得する
ものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記辞書格納部は、2以上の各評価対象ごとに、評価語辞書を格納しており前記コメント取得部が取得した1以上の各コメントの評価対象を決定する評価対象決定部をさらに具備し、前記評価値取得部は、前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、前記評価対象決定部が決定した評価対象に対応する評価語辞書に適用し、前記評価対象の評価値を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記辞書格納部は、2以上の各評価項目ごとに、評価語辞書を格納しており、前記評価値取得部は、前記1以上の各コメントから、2以上の評価語群を取得し、当該2以上の各評価語群に対応する評価項目を決定し、当該決定した評価項目ごとに、当該評価項目に対応する評価語辞書に適用し、評価値を取得し、前記出力部は、前記評価値取得部が取得した評価値を評価項目ごとに出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記辞書格納部は、辞書構築装置2が蓄積した1以上の評価情報を有する評価語辞書を格納しているものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、2以上の用語の共起に基づく評価語辞書(実施の形態1の辞書格納部121の評価語辞書)を自動生成する辞書構築装置
について説明する。
なお、本実施の形態において、2以上の用語の共起とは、例えば、キーワード、程度語、特徴語の3種類を含む。
図15は、本実施の形態における辞書構築装置2のブロック図である。
辞書構築装置2は、辞書格納部121、受付部21、コメント取得部22、評価情報取得部23、蓄積部24を備える。
辞書格納部121には、1または2以上の評価語辞書が格納され得る。また、辞書格納部121には、1以上の評価語が格納されていても良い。また、辞書格納部121には、1以上の評価語群が格納されていても良い。
受付部21は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、辞書構築指示である。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部21は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
コメント取得部22は、評価対象に対して、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得する。コメントは、通常、ユーザが入力したコメントである。なお、コメント取得部22は、コメント取得部122と同様の処理を行えば良い。
評価情報取得部23は、コメント取得部22が取得した1以上の各コメントから、1または2以上の評価語群を取得し、評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応するスコアを決定し、スコアと評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する。なお、評価語は、評価に関係する用語である。評価語群は、2以上の共起する評価語である。評価語群は、例えば、評価対象に対する評価に関するキーワード、キーワードに関する特徴を示す特徴語、および評価の程度を示す程度語を有する。
評価情報取得部23は、例えば、以下の第一から第三の動作のいずれかを行う。第一は、辞書格納部121に1以上の評価語群が格納されている状況において、スコアが対応付いた1以上のコメントを用いて、当該1以上の各評価語群に対応するスコアを算出し、評価語群とスコアとを有する1以上の評価情報を構成する処理である。第二は、辞書格納部121に1以上の評価語が格納されている状況において、スコアが対応付いた1以上のコメントを用いて、コメント内に共起する2以上の評価語であり、辞書格納部121に格納されている2以上の評価語からなる評価語群と当該評価語群に対応するスコアとを取得し、取得した評価語群とスコアとを有する1以上の評価情報を構成する処理である。第三は、スコアが対応付いた1以上のコメントを用いて、コメント内に共起する2以上の各用語を評価語として取得し、当該2以上の評価語からなる評価語群と当該評価語群に対応するスコアとを取得し、取得した評価語群とスコアとを有する1以上の評価情報を構成する処理である。
まず、評価情報取得部23の第一の動作の例について説明する。まず、評価情報取得部23は、コメントまたは部分コメント(例えば、コメント内の一文)を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、1以上の各自立語を原形にする。そして、評価情報取得部23は、原形にした1以上の自立語の集合(自立語の組み合わせ)と一致する評価語群を辞書格納部121から検索する。そして、評価情報取得部23は、検索した評価語群と当該評価語群を有するコメントに対応付いているスコアとを図示しないバッファに一時蓄積する。そして、評価情報取得部23が以上の処理を全コメントに対して行い、2以上の評価語群とスコアとの組が図示しないバッファに一時蓄積される。そして、評価情報取得部23は、評価語群に対応する1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応する最終的なスコアを算出する。そして、評価情報取得部23は、評価語群と一つのスコアとの組の情報(評価情報)を得る。なお、評価情報取得部23は、通常、評価語群に対応する1以上のスコアをパラメータとする増加関数により、最終的なスコアを算出する。
次に、評価情報取得部23の第二の動作の例について説明する。まず、評価情報取得部23は、コメントまたは部分コメント(例えば、コメント内の一文)を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、1以上の各自立語を原形にする。そして、評価情報取得部23は、原形にした1以上の各自立語と一致する評価語を辞書格納部121から検索する。次に、評価情報取得部23は、検索により取得した1以上の評価語の集合である評価語群(評価語が一つの場合もある)と、当該1以上の評価語を有するコメントに対応付いているスコアとを図示しないバッファに一時蓄積する。そして、評価情報取得部23が以上の処理を全コメントに対して行い、2以上の評価語群とスコアとの組が図示しないバッファに一時蓄積される。そして、評価情報取得部23は、評価語群に対応する1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応する最終的なスコアを算出する。そして、評価情報取得部23は、評価語群と一つのスコアとの組の情報(評価情報)を得る。なお、評価情報取得部23は、通常、評価語群に対応する1以上のスコアをパラメータとする増加関数により、最終的なスコアを算出する。
次に、評価情報取得部23の第三の動作の例について説明する。まず、評価情報取得部23は、コメントまたは部分コメント(例えば、コメント内の一文)を形態素解析し、1以上の自立語を取得し、1以上の各自立語を原形にする。そして、評価情報取得部23は、1以上の自立語から評価に関連する評価語を取得する。なお、評価情報取得部23は、例えば、1以上の自立語から固有名詞を除いても良い。また、評価情報取得部23は、例えば、閾値より多いまたは閾値以上の回数、出現する自立語を評価語として取得しても良い。また、評価情報取得部23は、例えば、すべての自立語を評価語としても良い。さらに、評価情報取得部23は、他の方法により、1以上の自立語から評価語を選択しても良い。次に、評価情報取得部23は、1以上の評価語の集合である評価語群(評価語が一つの場合もある)と、当該1以上の評価語を有するコメントに対応付いているスコアとを図示しないバッファに一時蓄積する。そして、評価情報取得部23が以上の処理を全コメントに対して行い、2以上の評価語群とスコアとの組が図示しないバッファに一時蓄積される。そして、評価情報取得部23は、評価語群に対応する1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応する最終的なスコアを算出する。そして、評価情報取得部23は、評価語群と一つのスコアとの組の情報(評価情報)を得る。なお、評価情報取得部23は、通常、評価語群に対応する1以上のスコアをパラメータとする増加関数により、最終的なスコアを算出する。
蓄積部24は、評価情報取得部23が取得した1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する。
コメント取得部22、評価情報取得部23、蓄積部24は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コメント取得部22等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、辞書構築装置2の動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1601)コメント取得部22は、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得する。
(ステップS1602)評価情報取得部23は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1603)評価情報取得部23は、ステップS1601で取得されたコメントの中に、i番目のコメントが存在するか否かを判断する。i番目のコメントが存在する場合はステップS1604に行き、i番目のコメントが存在しない場合はステップS1615に行く。
(ステップS1604)評価情報取得部23は、i番目のコメントに対応するスコアを取得する。
(ステップS1605)評価情報取得部23は、コメントを分割する処理を行う。なお、分割の処理は、図5におけるフローチャートの処理でも良いし、コメントを文に分割する処理でも良い。つまり、部分コメントは文でも良い。
(ステップS1606)評価情報取得部23は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1607)評価情報取得部23は、i番目のコメントの中に、j番目の部分コメントが存在するか否かを判断する。j番目の部分コメントが存在する場合はステップS1608に行き、j番目の部分コメントが存在しない場合はステップS1614に行く。
(ステップS1608)評価情報取得部23は、j番目の部分コメントから1以上の評価語群を取得する。なお、文などの部分コメントから評価語群を取得する方法は、例えば、上述の第一から第三の動作において説明したので、ここでの説明は省略する。
(ステップS1609)評価情報取得部23は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS1610)評価情報取得部23は、ステップS1608で取得した1以上の評価語群の中に、k番目の評価語群が存在するか否かを判断する。k番目の評価語群が存在する場合はステップS1611に行き、k番目の評価語群が存在しない場合はステップS1613に行く。
(ステップS1611)評価情報取得部23は、k番目の評価語群に対応付けて、ステップS1604で取得したスコアを蓄積する。なお、評価情報取得部23は、k番目の評価語群とスコアとを対にして蓄積しても良いし、蓄積されているk番目の評価語群にスコアを対応付けて蓄積しても良い。
(ステップS1612)評価情報取得部23は、カウンタkを1インクリメントする。ステップS1610に戻る。
(ステップS1613)評価情報取得部23は、カウンタjを1インクリメントする。ステップS1607に戻る。
(ステップS1614)評価情報取得部23は、カウンタiを1インクリメントする。ステップS1603に戻る。
(ステップS1615)評価情報取得部23は、カウンタlに1を代入する。
(ステップS1616)評価情報取得部23は、ステップS1611で蓄積した評価語群の中で、スコアが対応付いているl番目の評価語群が存在するか否かを判断する。l番目の評価語群が存在する場合はステップS1617に行き、l番目の評価語群が存在しない場合は処理を終了する。なお、スコアが対応付いているl番目の評価語群とは、スコアが対応付いているl種類番目の評価語群である。 (ステップS1617)評価情報取得部23は、l番目の評価語群に対応付いている1または2以上のスコアを用いて、一つの最終的なスコアを取得する。
(ステップS1618)評価情報取得部23は、l番目の評価語群と最終的なスコアとを有する評価情報を構成する。蓄積部24は、当該評価情報を辞書格納部121に蓄積する。
(ステップS1619)評価情報取得部23は、カウンタlを1インクリメントする。ステップS1616に戻る。
なお、辞書構築装置2の動作により、例えば、図1のスコア付きのコメントの集合から、図7または図8に示すような評価語辞書が自動的に構築される。なお、コメントに対応付いているスコアが一つでも良いし、評価項目別の、2つ以上でも良い。コメントに、評価項目別に2つ以上のスコアが対応付いている場合、辞書構築装置2は、評価項目別の2以上の評価語辞書を構築できる。
以上、本実施の形態によれば、口コミ等のコメントに対して適切な評価値を取得するための辞書を自動構築できる。なお、辞書構築装置2が構築した辞書は、実施の形態1における情報処理装置12で利用され得る。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、評価対象に対して、1以上のユーザが入力したコメントであり、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得するコメント取得部と、前記1以上の各コメントから、共起する2以上の用語であり、評価に関係する用語である2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応するスコアを決定し、当該スコアと当該評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する評価情報取得部と、前記1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、前記評価語群は、評価対象に対する評価に関するキーワード、当該キーワードに関する特徴を示す特徴語、および評価の程度を示す程度語を有することは好適である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、自分と似たユーザをスコア付きのコメントから判断し、当該ユーザのコメントを出力するコメント出力装置を具備する情報システムについて説明する。
本実施の形態において、スコアとコメントの内容の両方を検査し、自分と似たユーザを判断するコメント出力装置を具備する情報システムについて説明する。
図17は、本実施の形態における情報システム3のブロック図である。情報システム3は、外部装置11、コメント出力装置31、端末装置13を備える。
コメント出力装置31は、受信部311、自コメント取得部312、他コメント取得部313、類似ユーザ決定部314、出力部315を備える。
コメント出力装置31を構成する受信部311は、コメントの出力指示を端末装置13から受信する。
自コメント取得部312は、1以上の自コメントを取得する。自コメントとは、出力指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応するコメントである。また、コメントは、スコアが対応付いている。また、コメントは、評価項目ごとに、スコアが対応付いていても良い。なお、コメントは、当該コメントを投函したユーザのユーザ識別子に対応付いている、とする。ユーザ識別子は、ID、メールアドレス、電話番号等、ユーザを識別できる情報であれば、何でも良い。自コメント取得部312は、図示しない記録媒体から1以上の自コメントを取得しても良いし、外部装置11から1以上の自コメントを受信しても良い。また、自コメント取得部312が取得する1以上の自コメントは、自コメント中の一部のコメントでも全部のコメントでも良い。例えば、出力指示に対応する評価対象に対するコメントでも良いし、出力指示に対応する評価対象のカテゴリーに含まれる評価対象に対するコメントでも良い。
他コメント取得部313は、1以上の他コメントを取得する。他コメントとは、ユーザとは異なる他ユーザのユーザ識別子に対応するコメントである。1以上の他コメントは、他コメント中の一部のコメントでも全部のコメントでも良い。1以上の他コメントは、例えば、出力指示に対応する評価対象に対するコメントでも良いし、出力指示に対応する評価対象のカテゴリーに含まれる評価対象に対するコメントでも良い。
類似ユーザ決定部314は、1以上の自コメントと、1以上の各他ユーザの1以上の他コメントとを用いて、スコアおよびコメントの内容から、自分に似た他ユーザを決定する。
類似ユーザ決定部314は、例えば、1以上の自ユーザの情報であり、1以上の自コメントと各自コメントに対応付いたスコアを有する情報である自情報と、1以上の他ユーザの情報であり、各他ユーザの1以上の他コメントと各他コメントに対応付いたスコアを有する情報である1以上の各他情報とを用いて、他ユーザごとに、予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定する。
類似ユーザ決定部314は、例えば、1以上の自ユーザの情報であり、他ユーザごとに、1以上の自コメントと1以上の他コメントとの類似度を算出し、類似度と各コメントに対応付いたスコアとを用いて、他ユーザごとに、予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定する。
類似ユーザ決定部314は、例えば、1以上の自コメントと各自コメントに対応付いたスコアと予め決められた条件を満たすほど近似するスコアに対応付いている1以上の他コメントを取得し、1以上の他コメントと1以上の自コメントとの類似度を算出し、類似度が予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定する。なお、ここでのスコアは、評価項目別の2以上のスコアでも良い。類似ユーザ決定部314は、自コメントに対応付いたスコアと他コメントに対応付いたスコアとを比較や演算(例えば、差を算出)する場合、同一の評価項目に対応するスコアを用いることは言うまでもない。
出力部315は、類似ユーザ決定部314が決定した1以上の他情報に対応する1以上の他コメントを出力する。出力部315は、類似ユーザ決定部314が決定した1以上の他情報に含まれる1以上のスコアを出力しても良い。また、出力部315は、類似ユーザ決定部314が決定した1以上の他情報に含まれる1以上のスコアを用いて算出されたスコア(例えば、自分に似た他ユーザのスコアの平均値または中央値など)を出力しても良い。ここで、出力とは、通常、端末装置13等の外部の装置への送信である。但し、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
受信部311は、通常、無線または有線の通信手段で実現され得るが、放送を受信する手段で実現されても良い。
自コメント取得部312、他コメント取得部313、類似ユーザ決定部314は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。自コメント取得部312等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部315は、通常、無線または有線の通信手段で実現され得るが、放送手段で実現されても良い。
次に、情報システム3を構成するコメント出力装置31の動作について図18のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1801)受信部311は、端末装置13から、コメントの出力指示を受信したか否かを判断する。コメントの出力指示を受信した場合はステップS1802に行き、コメントの出力指示を受信しない場合はステップS1801に戻る。
(ステップS1802)自コメント取得部312は、出力指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応する1以上の自コメントを取得する。なお、自コメントには、スコアが対応付いている。また、自コメント取得部312は、例えば、図示しない記録媒体に蓄積されている1以上の自コメントを取得する。
(ステップS1803)類似ユーザ決定部314は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1804)類似ユーザ決定部314は、i番目の他ユーザが存在するか否かを判断する。i番目の他ユーザが存在する場合はステップS1805に行き、i番目の他ユーザが存在しない場合はステップS1810に行く。
(ステップS1805)他コメント取得部313は、i番目の他ユーザの1以上の他コメントを取得する。なお、他コメントには、スコアが対応付いている。また、他コメント取得部313は、例えば、図示しない記録媒体に蓄積されている1以上の他コメントを取得する。
(ステップS1806)類似ユーザ決定部314は、コメントの出力指示を送信してきたユーザとi番目の他ユーザとが類似するか否かを判断し、判断結果を図示しないバッファに蓄積する。なお、かかる類似ユーザ判断処理について、図19のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1807)出力部315は、ステップS1806における判断結果が、コメントの出力指示を送信してきたユーザとi番目の他ユーザとが類似するとの判断の場合はステップS1808に進め、類似しないとの判断の場合はステップS1809に進める。
(ステップS1808)出力部315は、i番目の他ユーザのユーザ識別子と対になる他コメントを図示しないバッファに一時蓄積する。なお、コメントは、ユーザ識別子に対応付いている、とする。また、バッファに一時蓄積された他コメントは、送信されるコメントである。
(ステップS1809)類似ユーザ決定部314は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1804に戻る。
(ステップS1810)出力部315は、図示しないバッファ内の1以上の他コメントを、コメントの出力指示を送信してきた端末装置13に送信する。ステップS1801に戻る。
なお、図18のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS1806の類似ユーザ判断処理について、図19のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1901)類似ユーザ決定部314は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1902)類似ユーザ決定部314は、j番目の評価対象が存在するか否かを判断する。j番目の評価対象が存在する場合はステップS1903に行き、j番目の評価対象が存在しない場合はステップS1909に行く。
(ステップS1903)類似ユーザ決定部314は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS1904)類似ユーザ決定部314は、j番目の評価対象について、k番目の評価項目が存在するか否かを判断する。k番目の評価項目が存在する場合はステップS1905に行き、k番目の評価項目が存在しない場合はステップS1910に行く。
(ステップS1905)類似ユーザ決定部314は、取得されている1以上の自コメントからj番目の評価対象のk番目の評価項目の自コメントを取得しようとし、取得されている1以上の他コメントからj番目の評価対象のk番目の評価項目の他コメントを取得しようとする。なお、ここでは、自コメントも他コメントも、評価対象および評価項目に対応付いている、とする。評価対象および評価項目に対応付いていることは、評価対象を識別する情報(例えば、評価対象語)および評価項目を識別する情報(例えば、評価項目語)に対応付いていることである。また、自コメントも他コメントも、スコアが対応付いている、とする。なお、コメントは評価対象には多雨王付いており、評価項目には対応付いていなくても良い。
(ステップS1906)類似ユーザ決定部314は、ステップS1905において、自コメントと他コメントの両方を取得できたか否かを判断する。自コメントと他コメントの両方を取得できた場合はステップS1907に行き、自コメントと他コメントの両方を取得できなかった場合はステップS1908に行く。
(ステップS1907)類似ユーザ決定部314は、j番目の評価対象のk番目の評価項目のスコア付き自コメントと、j番目の評価対象のk番目の評価項目のスコア付き他コメントとの類似度を算出し、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、かかるスコア付きコメントの類似度算出処理について、図20、図21のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1908)類似ユーザ決定部314は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS1904に戻る。
(ステップS1909)類似ユーザ決定部314は、ステップS1907で算出された1以上の類似度を用いて、出力指示を送信したユーザと、i番目の他ユーザとが類似するか否かを判断し、判断結果を図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS1910)類似ユーザ決定部314は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1902に戻る。
なお、図19のフローチャートにおいて、評価対象ごと、および評価項目ごとに類似度を算出した(ステップS1907)。しかし、評価対象ごとに、評価項目が一つでも良い。また、評価対象は、一つであり、予め決まっていても良い。なお、評価対象および評価項目が一つの場合、類似ユーザ判断処理は、通常、一つのスコア付き自コメントと一つのスコア付き他コメントとから、自ユーザと他ユーザとが類似するか否かを判断する。
次に、ステップS1907のスコア付きコメントの類似度算出処理の第一の例について、図20のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2001)類似ユーザ決定部314は、自コメントに対応付いているスコアと他コメントに対応付いているスコアとの差を算出する。
(ステップS2002)類似ユーザ決定部314は、「ステップS2001で算出した差<=閾値」または「ステップS2001で算出した差<閾値」を満たすか否かを判断する。上記の条件を満たす場合はステップS2003に行き、上記の条件を満たさない場合ステップS2007に行く。
(ステップS2003)類似ユーザ決定部314は、自コメントと他コメントのそれぞれから、1以上の評価語を取得する。なお、1以上の評価語の候補は、コメント出力装置31の図示しない格納部に存在していても良い。また、類似ユーザ決定部314は、自コメントと他コメントを形態素解析し、1以上の自立語を評価語として取得しても良い。また、類似ユーザ決定部314は、自コメントと他コメントを形態素解析し、1以上の自立語のうち、予め決められた条件を満たす(例えば、固有名詞ではない等)自立語を評価語として取得しても良い。
(ステップS2004)類似ユーザ決定部314は、自コメントと他コメントとの類似の度合いを取得する。なお、類似ユーザ決定部314は、ステップS2003で取得した自コメントの1以上の評価語と、他コメントの1以上の評価語との一致する数等より、自コメントと他コメントとの類似の度合いを取得しても良い。
なお、類似ユーザ決定部314は、1以上の文の集合である自コメントと1以上の文の集合である他コメントとの類似の度合いをいかに取得しても良い。文の集合の間の類似度を取得する方法は種々あり得、その方法は問わない。また、文の集合の間の類似度を取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS2005)類似ユーザ決定部314は、「ステップS2004で取得した類似の度合い<=閾値」または「ステップS2004で取得した類似の度合い<閾値」を満たすか否かを判断する。上記の条件を満たす場合はステップS2006に行き、上記の条件を満たさない場合ステップS2007に行く。
(ステップS2006)類似ユーザ決定部314は、類似度に1を代入する。
(ステップS2007)類似ユーザ決定部314は、類似度に0を代入する。
次に、ステップS1907のスコア付きコメントの類似度算出処理の第二の例について、図21のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2101)類似ユーザ決定部314は、自コメントに対応付いているスコアと他コメントに対応付いているスコアとの差を算出する。
(ステップS2102)類似ユーザ決定部314は、文の集合である自コメントと文の集合である他コメントとの類似度を算出する。かかる文の集合の間の類似度を取得する方法は種々あり得、その方法は問わない。また、文の集合の間の類似度を取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS2103)類似ユーザ決定部314は、ステップS2101で算出した差とステップS2102で算出した類似度とを用いて、スコア付き自コメントとスコア付き他コメントとの類似度を算出する。上位処理にリターンする。なお、類似ユーザ決定部314は、ステップS2101で算出した差が小さいほど類似度が大きくなり、ステップS2102で算出した類似度が大きいほど類似度が大きくなるように、スコア付き自コメントとスコア付き他コメントとの類似度を算出する。つまり、類似ユーザ決定部314は、通常、ステップS2101で算出した差をパラメータとする減少関数であり、ステップS2102で算出した類似度をパラメータとする増加関数により、スコア付き自コメントとスコア付き他コメントとの類似度を算出する。
なお、コメント出力装置31は、図示しない評価値取得部を有しても良い。そして、評価値取得部は、類似ユーザ決定部314が類似すると判断した他ユーザの他コメントに対応付いた1以上のスコアのみを用いて、類似ユーザ決定部314が類似しないと決定した他ユーザの他コメントに対応付いたスコアは用いずに、評価対象のスコアを算出しても良い。かかる場合、評価値取得部は、例えば、類似ユーザ決定部314が類似すると判断した他ユーザの他コメントに対応付いた1以上のスコアをパラメータとする増加関数により、評価対象のスコアを算出する。なお、評価値取得部は、評価対象ごとおよび/または評価項目ごとに、類似ユーザ決定部314が類似すると判断した他ユーザの他コメントに対応付いた1以上のスコアのみを用いて、スコアを算出しても良い。
そして、かかる場合、出力部315は、類似ユーザ決定部314が類似すると判断した他ユーザの他コメントに対応付いた1以上のスコアのみを用いて算出されたスコアを出力しても良い。
以下、本実施の形態における情報システム3の具体的な動作について説明する。情報システム3の概念図は図1と同様である。
今、端末装置13のユーザである「京産花子」から、コメント出力装置31の受信部311は、コメントの出力指示を受信した、とする。なお、かかる出力指示は京産花子のユーザ識別子「001」を含む、とする。
そして、自コメント取得部312は、ユーザ識別子「001」と対になるスコア付き自コメントを、外部装置11から取得した、とする。かかるスコア付き自コメントは、例えば、図11である、とする。なお、図11において、ここでは、「ID」は評価対象(ここでは、化粧品など)の識別子である、とする。
次に、他コメント取得部313は、他ユーザごとに、1以上のスコア付き他コメントを外部装置11から取得する。
そして、類似ユーザ決定部314は、同一の評価対象ごと、および同一の評価項目ごとに、自ユーザのスコアと他ユーザのスコアとの差を算出する。そして、類似ユーザ決定部314は、同一の評価対象ごと、および同一の評価項目ごとに、自コメントと他コメントとの類似度を算出する。
次に、類似ユーザ決定部314は、同一の評価対象ごと、および同一の評価項目ごとに取得した、自ユーザのスコアと他ユーザのスコアとの差、およびコメント間の類似度を用いて、上述したアルゴリズム等により、自ユーザと他ユーザが類似しているか否かを判断する。かかる処理をすべての他ユーザに対して行う。
次に、類似ユーザ決定部314は、自ユーザと類似する他ユーザの1以上の他コメントを取得する。
次に、出力部315は、取得された1以上の他コメントを、「京産花子」の端末装置13に送信する。
また、図示しない評価値取得部は、類似ユーザ決定部314が類似すると判断した他ユーザの他コメントに対応付いた1以上のスコアのみを用いて、評価対象のスコアを評価項目ごとに算出する。
そして、かかる場合、出力部315は、類似ユーザ決定部314が類似すると判断した他ユーザの他コメントに対応付いた1以上のスコアのみを用いて算出された評価項目ごとのスコア等も、「京産花子」の端末装置13に送信する。
次に、「京産花子」の端末装置13の端末受信部133は、コメント出力装置31から1以上の他コメントや評価対象の評価項目ごとのスコア等を受信する。
次に、端末出力部134は、端末受信部133が受信した1以上の他コメントや評価対象の評価項目ごとのスコア等を出力する。かかる出力例が図22である。図22の2201は、類似する他ユーザのコメントを出力するためのタブである。今、このタブが選択され、類似する他ユーザの他コメントが出力されている。また、図22の2202は、類似する1以上の他ユーザの1以上のスコアのみを用いた評価項目ごとの評価値である。さらに、図22の2203は、各他コメントに対応する評価項目ごとの評価値である。
以上、本実施の形態によれば、自分と似た他人の口コミ等のコメントを適切に見ることができる。なお、自分と似た他人は、通常、同一の評価対象に対して、評価のスコア、およびコメントが似ている人である、と言える。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、コメントの出力指示を受信する受信部と、前記出力指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応するコメントであり、スコアが対応付いたコメントである、1以上の自コメントを取得する自コメント取得部と、前記ユーザとは異なる他ユーザのユーザ識別子に対応するコメントであり、スコアが対応付いたコメントである、1以上の他コメントを取得する他コメント取得部と、前記1以上の自ユーザの情報であり、前記1以上の自コメントと各自コメントに対応付いたスコアを有する情報である自情報と、1以上の他ユーザの情報であり、各他ユーザの1以上の他コメントと各他コメントに対応付いたスコアを有する情報である1以上の各他情報とを用いて、他ユーザごとに、予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定する類似ユーザ決定部と、前記類似ユーザ決定部が決定した1以上の他情報に対応する1以上の他コメントを出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記類似ユーザ決定部は、前記1以上の自ユーザの情報であり、他ユーザごとに、前記1以上の自コメントと前記1以上の他コメントとの類似度を算出し、当該類似度と各コメントに対応付いたスコアとを用いて、他ユーザごとに、予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記類似ユーザ決定部は、前記1以上の自コメントと各自コメントに対応付いたスコアと予め決められた条件を満たすほど近似するスコアに対応付いている1以上の他コメントを取得し、当該1以上の他コメントと前記1以上の自コメントとの類似度を算出し、当該類似度が予め決められた条件を満たすほど、自情報に類似する他情報を決定するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置等を実現するコンピュータの外観は、図1の11、12、13等である。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図1の11、12、13等は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図23は、システム300のブロック図である。
図1の11、12、13等において、コンピュータシステムは、例えば、CD−ROMドライブを含むコンピュータと、キーボードと、マウスと、モニタとを含む。
図23において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、口コミ等のコメントに対して、適切な情報処理が行えるという効果を有し、ウェブサイトのサーバ装置等として有用である。
1、3 情報システム
2 辞書構築装置
11 外部装置
12 情報処理装置
13 端末装置
21 受付部
22、122 コメント取得部
23 評価情報取得部
24 蓄積部
31 コメント出力装置
111 コメント格納部
112 指示受信部
113 コメント送信部
121 辞書格納部
123 評価対象決定部
124 評価値取得部
125 対象評価値取得部
126、315 出力部
131 端末受付部
132 端末送信部
133 端末受信部
134 端末出力部
311 受信部
312 自コメント取得部
313 他コメント取得部
314 類似ユーザ決定部

Claims (12)

  1. 化粧品またはスキンケアの商品または当該商品を用いたサービスである評価対象に対して、1以上のユーザが入力したコメントであり、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得するコメント取得部と、
    前記1以上の各コメントから、共起する2以上の用語であり、評価に関係する用語である2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応するスコアを決定し、当該スコアと当該評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する蓄積部とを具備し、
    前記評価語群は、
    前記評価対象の効果に関するユーザの使用感を示す用語であるキーワードと、当該キーワードに関する特徴を示す特徴語とを有する辞書構築装置。
  2. 前記評価語群は、
    さらに評価の程度を示す程度語を有する請求項1記載の辞書構築装置。
  3. 化粧品またはスキンケアの商品または当該商品を用いたサービスである評価対象に対する評価に関係する評価語であり、異なる意義を有する2以上の評価語である評価語群を有する2以上の評価情報を有する評価語辞書が格納される辞書格納部と、
    1以上のユーザが入力した1以上のコメントを、記録媒体から取得するコメント取得部と、
    前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、前記評価語辞書に適用し、前記評価対象の評価値を取得する評価値取得部と、
    前記評価値取得部が取得した評価対象の評価値を出力する出力部とを具備し、
    前記評価語群は、
    前記評価対象を使用したユーザの状態を示す用語であるキーワードと、当該状態が継続する時間的な長さを示す特徴語とを有する情報処理装置。
  4. 前記評価語群は、
    さらに評価の程度を示す程度語を有する請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記評価情報は、
    評価語群と、評価の値であるスコアとを有し、
    前記評価値取得部は、
    前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語を取得し、当該2以上の評価語に対応するスコアを用いて、前記評価対象の評価値を取得する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  6. 前記辞書格納部は、
    2以上の各評価対象ごとに、評価語辞書を格納しており
    前記コメント取得部が取得した1以上の各コメントの評価対象を決定する評価対象決定部をさらに具備し、
    前記評価値取得部は、
    前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、前記評価対象決定部が決定した評価対象に対応する評価語辞書に適用し、前記評価対象の評価値を取得する請求項3から請求項5いずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記辞書格納部は、
    2以上の各評価項目ごとに、評価語辞書を格納しており
    前記評価値取得部は、
    前記1以上の各コメントから、2以上の評価語群を取得し、当該2以上の各評価語群に対応する評価項目を決定し、当該決定した評価項目ごとに、当該評価項目に対応する評価語辞書に適用し、評価値を取得し、
    前記出力部は、
    前記評価値取得部が取得した評価値を評価項目ごとに出力する請求項3から請求項6いずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記辞書格納部は、
    請求項1または請求項2記載の辞書構築装置が蓄積した1以上の評価情報を有する評価語辞書を格納している請求項3から請求項7いずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. コメント取得部、評価情報取得部、および蓄積部により実現される評価語辞書の生産方法であって、
    前記コメント取得部が、化粧品またはスキンケアの商品または当該商品を用いたサービスである評価対象に対して、1以上のユーザが入力したコメントであり、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得するコメント取得ステップと、
    前記評価情報取得部が、前記1以上の各コメントから、共起する2以上の用語であり、評価に関係する用語である2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応するスコアを決定し、当該スコアと当該評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
    前記蓄積部が、前記1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する蓄積ステップとを具備し、前記評価語群は、
    前記評価対象を使用したユーザの状態を示す用語であるキーワードと、当該状態が継続する時間的な長さを示す特徴語とを有する評価語辞書の生産方法。
  10. 化粧品またはスキンケアの商品または当該商品を用いたサービスである評価対象に対する評価に関係する評価語であり、異なる意義を有する2以上の評価語である評価語群を有する2以上の評価情報を有する評価語辞書が格納される辞書格納部、コメント取得部、評価値取得部、および出力部により実現される情報処理方法であって、
    前記コメント取得部が、1以上のユーザが入力した1以上のコメントを、記録媒体から取得するコメント取得ステップと、
    前記評価値取得部が、前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、前記評価語辞書に適用し、前記評価対象の評価値を取得する評価値取得ステップと、
    前記出力部が取得した評価対象の評価値を出力する出力ステップとを具備し、前記評価語群は、
    前記評価対象を使用したユーザの状態を示す用語であるキーワードと、当該状態が継続する時間的な長さを示す特徴語とを有する情報処理方法。
  11. コンピュータを、
    化粧品またはスキンケアの商品または当該商品を用いたサービスである評価対象に対して、1以上のユーザが入力したコメントであり、スコアが対応付いた1以上のコメントを記録媒体から取得するコメント取得部と、
    前記1以上の各コメントから、共起する2以上の用語であり、評価に関係する用語である2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を含むコメントに対応付いた1以上のスコアを用いて、当該評価語群に対応するスコアを決定し、当該スコアと当該評価語群とを有する1以上の評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記1以上の評価情報を記録媒体に蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムであって、
    前記評価語群は、
    前記評価対象を使用したユーザの状態を示す用語であるキーワードと、当該状態が継続する時間的な長さを示す特徴語とを有する、プログラム。
  12. 化粧品またはスキンケアの商品または当該商品を用いたサービスである評価対象に対する評価に関係する評価語であり、異なる意義を有する2以上の評価語である評価語群を有する2以上の評価情報を有する評価語辞書が格納される辞書格納部にアクセス可能なコンピュータを、
    1以上のユーザが入力した1以上のコメントを、記録媒体から取得するコメント取得部と、
    前記1以上の各コメントから、共起する2以上の評価語からなる評価語群を取得し、当該評価語群を、前記評価語辞書に適用し、前記評価対象の評価値を取得する評価値取得部と、
    前記評価値取得部が取得した評価対象の評価値を出力する出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記評価語群は、
    前記評価対象を使用したユーザの状態を示す用語であるキーワードと、当該状態が継続する時間的な長さを示す特徴語とを有する、プログラム。
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