JP2020170324A - 電子商取引プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 売主及び買主間で電子商取引を行う場合に、買主に対してより高い利便性を提供することができる電子商取引システムのプログラムを提供すること。【解決手段】 仲介システム4の再販売判定部403は、再販売受付部402に入力された取引成立商品の識別情報に基づいて取引成立商品記憶部401から対応する買主購入済数を取得し(S12)、その再販売受付部402に入力された取引成立商品の買主引当数又は再販売可能数が、取引成立商品記憶部401から取得したその取引成立商品の買主購入済数未満である場合に(S13:Yes)、その取引成立商品を再販売許可と判定し(S14)、再販売演算登録部404へ処理移行し(S15,S21)、又、そうでない場合に(S13:No)、その取引成立商品を再販売不許可と判定し(S16)、その旨を買主システム2へ通知する(S17,S18)ものである。【選択図】 図2

Description

本発明は、通信ネットワークを介して買主システム及び売主システムと相互通信可能に接続される仲介システムを備えている電子商取引システムが備えるコンピュータを電子商取引処理を行うための各部として機能させる電子商取引システムのプログラムに関するものである。
切花や生花や樹木などの花卉の取引は、通常、生産者が生産した花卉が、その生産者から卸売市場などの元卸業者(売主)に出荷され、その元卸業者から仲卸業者を介して小売業者(買主)に卸売され、その小売業者から最終消費者に販売されるという流通過程を辿るものである。また、花卉に関わらず、鮮魚、青果、その他の多くの生鮮商品は、生産者から、元卸業者と、仲卸業者とを経て、小売業者へと商品が取引されている。
また、近年では、花卉、鮮魚、青果などの各種商品の取引においても、電子商取引システムが導入されている。この電子商取引システムは、利用者のコンピュータをインターネット網などの通信ネットワークで相互接続し、各利用者が使用するコンピュータ間で商品の電子的情報の送受信によって商品に関する取引、契約、分配を行うものである。例えば、花卉取引に関する電子商取引システムには、花卉の元卸業者が管理するコンピュータを通じて商品のリストを、その顧客となる仲卸業者や小売業者のコンピュータに提供し、その商品リストの中から仲卸業者や小売業者がコンピュータを用いて購入を希望する商品を選択し、その選択した商品の発注を元卸業者のコンピュータに対して行うというものがある。
特開2011-197976号公報
しかしながら、花卉、鮮魚、青果などの鮮度低下の進行の速い商品は、卸売市場などの元卸業者が販売する場合、その商品1種類当りの最小取引単位数(1ロットの商品入数)が数十から数百本(個)あるため、その数量が中小規模の小売業者にとってはかなり多いため、小売業者が卸売市場からかかる商品を直接購入すると、その全てを最終消費者に商品の鮮度の良好な短い期間内に販売することが難しく、売れ残った商品を大量に廃棄しなければならず、事実上、中小規模の小売業者が元卸業者から直接商品を仕入れることは困難であるという問題点があった。
一方、小売業者は、元卸業者が販売する商品を仲卸業者を介して購入する場合、この仲卸業者が元卸業者から大量購入した商品を小分けにしたものを購入することができ、自らの必要数に合った商品を入手して、それを最終消費者に販売することができ、不要な在庫を抱えるリスクも少なく、不要在庫の廃棄処分の手間も不必要となる。しかしながら、小売業者が仲卸業者から商品を購入する場合、繁忙な仲卸業者が商品の輸送や商品の仕分けなどを請け負うため、この仲卸業者と中々連絡が取れないことも頻繁に発生し、小売業者が自己の都合で商品の購入数の調整を自由に行うことが難しいという問題点があった。
また、商品が元卸業者や仲卸業者から小売業者へ有料輸送されてくる場合、その商品の輸送運賃が小売業者の商品購入価格に加算されるところ、多くの場合、商品の運賃は商品の購入数量に比例して増加するため、小売業者が商品を大量購入したような場合は運賃が高額となって商品の購入費用を圧迫する結果、小売業者が希望する商品を思うように購入できない場合があるという問題点がある。これに対し、元卸業者や仲卸業者が商品を小売業者に届けるための運賃を全額負担するような場合もある。例えば、商品鮮度が短期間で低下するおそれがなく、長期間在庫保有可能な商品であれば、在庫の大量仕入れなどの経費削減により運賃全額負担に伴う損失補填も可能ではある。しかしながら、商品鮮度が短期間で低下する花卉などの商品にあっては、無闇に大量仕入れを行うと在庫を捌ききれず、残った在庫を廃棄するリスクもあるため、卸売業者や仲卸業者が商品の運賃を全額負担することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、通信ネットワークを介して買主システム及び売主システムと相互通信可能に接続される仲介システムを有している電子商取引システムが備えるコンピュータを電子商取引処理を行うための各部として機能させる電子商取引システムのプログラムに関し、売主及び買主間で電子商取引を行う場合に、買主に対してより高い利便性を提供することができる電子商取引システムのプログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために第1発明のプログラムは、請求項1記載の発明であって、複数の買主システムと、売主システムと、仲介システムと、その仲介システムを売主システム及び買主システムと相互通信可能に接続する通信ネットワークとを備え、前記仲介システムを介して前記買主システム及び売主システム間での通常販売商品の電子商取引を行うための電子商取引システムにおける、前記仲介システムが備えるコンピュータを、通常販売商品の中で取引成立したものを取引成立商品として、その取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報を記憶する取引成立商品記憶部と、その取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品に関する再販売条件が前記買主システムから入力される再販売受付部と、その再販売受付部に入力された取引成立商品の再販売条件に基づいて、その取引成立商品を再販売許可とするか又は再販売不許可とするかを判定する再販売判定部と、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、前記再販売判定部によって再販売許可された取引成立商品の情報を前記取引成立商品記憶部から取得し、その取得した取引成立商品の情報を通常販売商品の情報とともに、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力する取引可能商品出力制御部として、機能させる。
この第1発明のプログラムによれば、電子商取引システムの仲介システムは、買主システムから買主が保有する取引成立商品について、その再販売条件が入力されると、その再販売条件に基づいてその取引成立商品の再販売の許否を判定するとともに、その判定結果により再販売許可となった場合に、買主システムから入力された取引成立商品の再販売条件に基づいて、その買主が保有する取引成立商品を他の買主に対して再販売する環境を提供することができる。
また、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合、売主が販売する通常販売商品の情報とともに、買主保有の再販売許可された取引成立商品の情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムに出力することができる。この出力によって、買主システムでは、売主が販売する通常販売商品の情報とともに、買主保有の再販売許可された取引成立商品の情報を、表示装置に表示するなどすることができ、この電子商取引システムを利用して商品を購入しようとする買主は、通常販売商品及び再販売許可された取引成立商品の中から自らの必要に応じた商品を幅広く選択でき、それら幅広い商品の中から商品を購入することができる。
以下に、第1発明のプログラムの第1から第6変形例について説明する。
第1発明のプログラムの第1変形例は、請求項2記載の発明であって、前記仲介システムコンピュータが備えるコンピュータを、通常販売商品毎に、その通常販売商品の情報を記憶する通常販売商品記憶部と、その通常販売商品記憶部に情報が記憶される通常販売商品の中で取引成立したものを取引成立商品として、その取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報を記憶する前記取引成立商品記憶部と、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、前記再販売判定部によって再販売許可された取引成立商品の情報を前記取引成立商品記憶部から取得し、その取得した取引成立商品の情報を、前記通常販売商品記憶部から取得した通常販売商品の情報とともに、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力する前記取引可能商品出力制御部として、機能させる。
この第1発明のプログラムの第1変形例によれば、仲介システムのコンピュータを、通常販売商品の情報を記憶する通常販売商品記憶部として機能させるので、買主システムから取引可能商品情報提示要求がある度に、売主システムにアクセスして通常販売商品の情報を取得して更に買主システムに出力する必要がなく、当該仲介システムの通常販売商品記憶部に記憶されている通常販売商品を、その取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムに直接出力することもできる。この結果、仲介システムの通信処理を低減でき、その処理速度の低下を防止できる。しかも、売主システムの稼働が停止しているような状況にあっても、買主は、仲介システムにアクセスすることで通常販売商品の情報を取得することができる。
第1発明のプログラムの第2変形例は、前記取引成立商品毎にその取引成立商品の情報として買主購入済数を含めて記憶する前記取引成立商品記憶部と、前記再販売受付部は、再販売条件として、前記買主システムから取引成立商品の識別情報に対応づけてその取引成立商品の買主引当数若しくは再販売可能数が入力され、又は、前記買主システムから取引成立商品の識別情報に対応づけてその取引成立商品の再販売最小単位数及び再販売ロット数が入力されるものであり、前記再販売判定部は、前記再販売受付部に再販売条件が入力された場合に、前記再販売受付部に入力された取引成立商品の識別情報に基づいて取引成立商品記憶部から対応する買主購入済数を取得し、前記再販売受付部に入力された再販売条件に含まれる取引成立商品の買主引当数若しくは再販売可能数が、若しくは、前記再販売受付部に入力された再販売条件に含まれる再販売最小単位数及び再販売ロット数に基づいて定まる再販売可能数が、前記取引成立商品記憶部から取得したその取引成立商品の買主購入済数未満であるときに、その取引成立商品を再販売許可と判定し、又、そうでないときに、その取引成立商品を再販売不許可と判定するものであっても良い。
この第1発明のプログラムの第2変形例によれば、仲介システムは、再販売受付部及び再販売判定部によって、買主が保有する取引成立商品について、その買主引当数又は再販売可能数(再販売最小単位数及び再販売ロット数を乗算して得られる再販売可能数を含む。この段落において同じ。)の値に基づいてその取引成立商品の再販売の許否を判定するとともに、その判定結果により再販売許可となった場合に、その取引成立商品の買主引当数又は再販売可能数の値に基づいて、その取引成立商品を保有する買主が、その取引成立商品の買主購入済数の一部を、他の買主に対して再販売する環境を提供することができる。
第1発明のプログラムの第3変形例は、第1発明のプログラムの第2変形例において、前記再販売判定部は、取引成立商品の再販売可能数が前記取引成立商品記憶部から取得したその取引成立商品の買主購入済数「以下」である場合に、その取引成立商品を再販売許可と判定するものであっても良い。さすれば、その取引成立商品を保有する買主は、その取引成立商品の買主購入済数の全てを他の買主に対して再販売することもできるようになる。
第1発明のプログラムの第4変形例は、前記仲介システムが備えるコンピュータを、取引成立商品毎にその取引成立商品の情報として買主購入済数、買主引当数、再販売可能数、再販売最小単位数及び再販売ロット数を含めて記憶する前記取引成立商品記憶部と、前記再販売受付部に再販売条件として再販売最小単位数及び再販売ロット数が入力された場合に、前記再販売判定部によって再販売許可となった取引成立商品について、その取引成立商品の再販売最小単位数及び再販売ロット数として、前記再販売受付部に入力された再販売最小単位数及び再販売ロット数を、前記取引成立商品記憶部に書込保存し、その取引成立商品の再販売可能数として、前記再販売受付部に入力された再販売最小単位数及び再販売ロット数を乗算して得た値を、前記取引成立商品記憶部に書込保存する再販売演算登録部と、前記再販売受付部に再販売最小単位数及び再販売ロット数が入力された場合に、前記再販売判定部によって再販売許可となった取引成立商品について、その取引成立商品の買主引当数として、前記取引成立商品記憶部に記憶される買主購入済数から再販売可能数を減算して得た値を、前記取引成立商品記憶部に書込保存する買主引当演算登録部として、機能させるものであっても良い。
この第1発明のプログラムの第4変形例によれば、仲介システムの再販売演算登録部は、買主が保有する取引成立商品について、再販売受付部に取引成立商品の再販売条件として再販売最小単位数及び再販売ロット数が入力されると、その入力された再販売最小単位数及び再販売ロット数並びにこれに基づいて定まる再販売可能数を取引成立商品記憶部に書込保存できる。よって、買主は、自らが保有する取引成立商品の再販売最小単位数及び再販売ロット数を再販売受付部に対して買主システムから入力することで、その取引成立商品を再販売するか否かの意思表示をすることができる。例えば、買主は、再販売最小単位数又は再販売ロット数のいずれかをゼロにすることで、取引成立商品を再販売しないという選択をすることができる一方、再販売最小単位数又は再販売ロット数の双方を1以上とすることで、自己保有の取引成立商品の再販売を選択することができる。
この第1発明のプログラムの第4変形例によれば、仲介システムの買主引当演算登録部は、買主が保有する取引成立商品について、再販売受付部に取引成立商品の再販売条件として再販売最小単位数及び再販売ロット数が入力されると、その入力された再販売最小単位数及び再販売ロット数に基づいて定まる再販売可能数を取引成立商品の買主購入済数から減算した値を、買主引当数として取引成立商品記憶部に書込保存できる。よって、例えば、買主は、再販売最小単位数又は再販売ロット数のいずれかをゼロにすることで、取引成立商品の全てを自己に引当するという選択をすることができる一方、再販売最小単位数又は再販売ロット数の双方を1以上とすることで、取引成立商品の一部を自己に引当せずに再販売することを選択することができる。
また、例えば、再販売許可された取引成立商品に関し、その再販売条件としての再販売最小単位数を、この取引成立商品の識別情報に対応する通常販売商品(即ち、この取引成立商品と同じ内容の通常販売商品)の通常販売最小単位数に比べて小さくすることで、この再販売許可された取引成立商品を購入しようとする他の買主は、これと同じ内容の通常販売商品を売主から購入する場合に比べて少量で購入することができ、不要な在庫を抱えずに済む。このため、かかる再販売許可された取引成立商品を購入しようとする他の買主は、例えば、元卸業者などの売主から希望する商品を無駄に大量購入しなければならなかったり、そうでなければ中々連絡がとれない仲卸業者から必要数の商品を購入したりする必要がなく、自己の希望する商品を必要な数又はそれに近い数だけ購入することができる。
第1発明のプログラムの第5変形例は、前記仲介システムが備えるコンピュータを、更に、取引成立商品毎にその取引成立商品の情報として再販売可能数を含めて記憶する前記取引成立商品記憶部と、前記再販売受付部に再販売条件として買主引当数が入力された場合に、前記再販売判定部によって再販売許可となった取引成立商品について、その取引成立商品の再販売可能数として、前記取引成立商品記憶部に記憶されるその取引成立商品の買主購入済数から前記再販売受付部に入力された買主引当数を減算した値を、前記取引成立商品記憶部に書込保存し、又は、前記再販売受付部に再販売条件として再販売可能数が入力された場合に、前記再販売判定部によって再販売許可となった取引成立商品について、その取引成立商品の再販売可能数として、前記再販売受付部に入力された再販売可能数を、前記取引成立商品記憶部に書込保存する再販売演算登録部として、機能させるものであっても良い。
この第1発明のプログラムの第5変形例によれば、仲介システムの再販売演算登録部は、買主が保有する取引成立商品について、再販売受付部に再販売条件として買主引当数又は再販売可能数の一方が入力されると、その入力された買主引当数を買主購入済数から減算した値を又はその入力された再販売可能数を、再販売可能数として取引成立商品記憶部に書込保存する。よって、買主は、自らが保有する取引成立商品の買主引当数又は再販売可能数のどちらかを再販売受付部に対して買主システムから入力することで、その取引成立商品を再販売するか否かの意思表示をすることができる。例えば、買主は、買主引当数を買主購入済数と同じ値にするか又は再販売可能数をゼロにすることで、取引成立商品を再販売しないという選択をすることができる一方、買主引当数を買主購入済数未満とするか又は再販売可能数を1以上とすることで、自己保有の取引成立商品の再販売を選択することができる。
第1発明のプログラムの第6変形例は、前記仲介システムが備えるコンピュータを、更に、取引成立商品毎にその取引成立商品の情報として買主引当数を含めて記憶する前記取引成立商品記憶部と、前記再販売受付部に再販売条件として買主引当数が入力された場合に、前記再販売判定部によって再販売許可となった取引成立商品について、その取引成立商品の買主引当数として、前記再販売受付部に入力された買主引当数を、前記取引成立商品記憶部に書込保存し、又は、前記再販売受付部に再販売条件として再販売可能数が入力された場合に、前記再販売判定部によって再販売許可となった取引成立商品について、その取引成立商品の買主引当数として、その取引成立商品記憶部に記憶されるその取引成立商品の買主購入済数から前記再販売受付部に入力された再販売可能数を減算した値を、前記取引成立商品記憶部に書込保存する買主引当演算登録部として、機能させるものであっても良い。
この第1発明のプログラムの第6変形例によれば、仲介システムの買主引当演算登録部は、買主が保有する取引成立商品について、再販売受付部に再販売条件として買主引当数又は再販売可能数の一方が入力されると、その入力された買主引当数を又はその入力された再販売可能数を取引成立商品の買主購入済数から減算した値を、買主引当数として取引成立商品記憶部に書込保存する。よって、買主は、自らが保有する取引成立商品の買主引当数又は再販売可能数のどちらかを再販売受付部に対して買主システムから入力することで、その取引成立商品を自己に引当する数量を指定することができる。例えば、買主は、買主引当数を買主購入済数と同じ値にするか又は再販売可能数をゼロにすることで、取引成立商品の全てを自己に引当するという選択をすることができる一方、買主引当数を買主購入済数未満とするか又は再販売可能数を1以上とすることで、取引成立商品の一部を自己に引当せずに再販売することを選択することができる。
第2発明のプログラムは、第1発明のプログラムにおいて、前記取引成立商品記憶部は、取引成立商品の情報としてその取引成立商品の再販売最小単位数を含めて記憶するものであり、前記取引可能商品出力制御部は、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、通常販売商品の情報とともに、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品のうち再販売許可されたものの情報としてその再販売許可された取引成立商品の再販売最小単位数を含めた情報を、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するものである。
この第2発明のプログラムによれば、第1発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、取引成立商品記憶部に記憶される再販売許可された取引成立商品の情報にその取引成立商品の再販売最小単位数を加えて、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムに出力することができる。よって、例えば、買主システムのコンピュータの表示装置によって、再販売される取引成立商品の情報として、その再販売最小単位数を買主に提示したうえで、その購入を希望する買主を募ることができる。この結果、再販売許可した取引成立商品が再販売最小単位数未満の過少な数量で取引されることを防止できる。
第3発明のプログラムは、請求項3記載の発明であって、第1又は第2発明のプログラムにおいて、前記取引成立商品記憶部は、再販売許可された取引成立商品の情報としてその取引成立商品の再販売最小単位数を含めて記憶するものであって、その取引成立商品の再販売最小単位数としてその取引成立商品の再販売可能数以下の値であって、かつ、その取引成立商品の識別情報に対応する識別情報を有する通常販売商品の通常販売最小単位数以下又はその通常販売最小単位数を超える値を記憶するものであり、前記取引可能商品出力制御部は、取引可能商品情報提示要求があった前記買主システムに対して前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品のうち再販売許可されたものの情報を出力する場合に、その再販売許可された取引成立商品の情報にその取引成立商品の再販売最小単位数を含めた情報を、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するものである。
この第3発明のプログラムによれば、第1又は第2発明のプログラムと同様の作用又は効果を奏するうえ、仲介システムの取引成立商品記憶部は、再販売許可された取引成立商品の最小取引単位数(再販売最小単位数)として、その取引成立商品の再販売可能数以下の値であって、かつ、その取引成立商品の識別情報に対応する識別情報を有する通常販売商品の通常販売最小単位数以下又はその通常販売最小単位数を超える値を記憶でき、取引可能商品出力制御部は、その取引成立商品の最小販売単位数を、取引可能商品情報要求をしてきた買主システムに出力することができる。例えば、通常販売商品の通常販売最小単位数に比べて少ない再販売最小単位数で再販売されている同じ仕様の取引成立商品の情報を、買主システムに提供することができるので、この情報を見た買主は、この再販売されている取引成立商品を再販売最小単位数で購入することで、同じ仕様(識別情報の内容)の通常販売商品を売主から通常販売最小単位数で無駄に大量購入する必要がなく、また繁忙で連絡が取りづらい仲卸業者から苦労して必要数の商品を購入したりする必要がなく、自己の希望する商品を必要な数又はそれに近い数だけ購入できるという効果がある。特に、仕様が同じである通常販売商品と再販売許可された取引成立商品とが同時に各買主に対して売りに出された場合は、これを購入しようとする他の買主にとってより有利な商品を購入する機会を提供できる。
なお、取引成立商品の識別情報に対応する識別情報を有する通常販売商品とは、買主が購入して保有する取引成立商品がその購入以前に属していた通常販売商品をいう。取引成立商品は、もともとこの通常販売商品として通常販売最小単位数で取引されていたところ、再販売許可された取引成立商品となることで、再販売最小単位数で再販売取引が可能となる。また、取引成立商品の識別情報が通常販売商品の識別情報に対応する場合とは、取引成立商品と通常取引商品の両商品について、取引成立商品の識別情報のうち後述する商品特定情報又商品IDが共通する場合をいい、これら両商品の商品特定情報又は商品IDを比較することで、これら両商品が対応するか否かを判定することができる。
第4発明のプログラムは、請求項4記載の発明であって、第1から第3発明のいずれかのプログラムにおいて、前記取引可能商品出力制御部は、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、再販売許可された全ての取引成立商品の情報を前記取引成立商品記憶部から取得し、その取得した全ての取引成立商品の情報に含まれる買主情報を、その買主情報に該当する買主を仲介する仲介人を特定する仲介人情報に変更し、その変更した取引成立商品の情報を、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するものである。
この第4発明のプログラムによれば、第1から第3発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムでは、そのコンピュータの表示装置によって、再販売許可された取引成立商品の情報を提示する場合、その取引成立商品を再販売する主体を仲介人として、商品を購入しようとする買主に提示できる。この結果、例えば、商品の購入を希望する買主は、買主システムのコンピュータの表示装置によって、再販売される取引成立商品の情報を見る場合に、この再販売許可なされた取引成立商品の本当の再販売主体が誰であるかを知ることができない。よって、例えば、互いに競争関係にある買主間であっても再販売取引が成立する可能性があり、再販売許可された取引成立商品の取引活性化を促し、その再販売の売手側となる買主の円滑な在庫処分を喚起することができる。
また、仲介人を形式的な売主として、再販売許可された取引成立商品の購入を希望する買主に対して提示できるので、再販売許可された取引成立商品の購入希望者である買主にとっては、再販売主が不明の商品を購入するという不安を軽減できる。しかも、売主が誰であるかを一切提示しない場合に対し、形式的にでも仲介人が売主であることを提示することによって、その購入希望者である買主には、商品の出所に対する安心感を与え、その商品の出所を保証することにもなり、結果、かかる再販売許可された取引成立商品の再販売取引の成立を促進することができる。
なお、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、再販売許可された全ての取引成立商品の情報を取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムに出力する場合、その再販売許可された全ての取引成立商品の情報の中から、その取引成立商品に関する再販売可能数がゼロのもの又は再販売最小単位数未満のものを、再販売不能な取引成立商品の情報として除外するものであっても良い。この結果、実質的に再販売取引をすることができない取引成立商品を、各買主に対して提示することを防止できる。
第5発明のプログラムは、第1から第4発明のいずれかのプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、通常販売商品の情報とともに、再販売許可された取引成立商品の情報として、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品の情報のうちその再販売可能数がゼロでないものの情報を、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するものである。結果、その再販売可能数がゼロであるものの情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力することを禁止できる。
この第5発明のプログラムによれば、第1から第4発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合、再販売許可された取引成立商品の情報として、その再販売可能数がゼロでないもの又は再販売最小単位数以上であるものの情報のみを、取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力することができる。ここで、取引成立商品の再販売可能数がゼロでない場合は、再販売許可された取引成立商品の再販売可能な在庫が存在していることを意味している。
なお、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、再販売許可された取引成立商品の情報を取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムに出力する場合、その再販売許可された取引成立商品の情報の中から、その取引成立商品に関する再販売可能数が再販売最小単位数未満のものを、再販売不能な取引成立商品の情報として除外するものであっても良い。この結果、実質的に再販売取引をすることができない取引成立商品を、各買主に対して提示することを防止できる。
つまり、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、再販売可能な在庫がある取引成立商品の情報のみを、取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するので、例えば、商品を購入しようとする買主は、その者が用いる買主システムのコンピュータの表示装置を介して、その再販売可能な在庫がある取引成立商品の情報のみを見ることができ、逆に、その再販売可能な在庫がない取引成立商品の情報を見ずに済む。よって、例えば、再販売許可された取引成立商品の買手側となる買主が商品選択の際に、在庫が不足する商品を間違って検討対象に入れたりするなど買主の混乱を招く事態を回避できる。
また、再販売された結果、取引成立商品の再販売可能数がゼロになり又は再販売最小単位数未満になった場合、仲介システムの取引可能商品出力制御部は、その再販売可能数がゼロ又は再販売最小単位数未満になった再販売許可された取引成立商品の情報を、買主システムに出力することを停止して、その取引成立商品の再販売の取引を停止させることができる。よって、再販売可能な在庫がなくなった取引成立商品については、随時、その再販売取引を停止させることができる。
第6発明のプログラムは、第1から第5発明のいずれかのプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、再販売許可された取引成立商品の発注情報が前記買主システムから入力された場合に、その取引成立商品の発注情報に含まれるその取引成立商品の識別情報に対応する取引成立商品の再販売可能数を前記取引成立商品記憶部から取得し、その発注情報に含まれる発注数がその取得した取引成立商品の再販売可能数以下の場合に、その発注数の取引成立商品をその購入発注者である買主に引当するため、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品の再販売可能数を、その取引成立商品の再販売可能数から前記発注数を減算した値に変更する取引成立商品更新部として、機能させる。
この第6発明のプログラムによれば、第1から第5発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、買主システムから再販売許可された取引成立商品の発注があった場合、その再販売された取引成立商品をその購入発注者である他の買主にその発注数分引当することで売手側の買主の取引成立商品の再販売可能数が減少することから、取引成立商品更新部によって、取引成立商品記憶部に記憶されるその取引成立商品の再販売可能数を、その取引成立商品の再販売可能数からその取引成立商品の発注情報に含まれる発注数を減算した値に変更することができる。
第7発明のプログラムは、第1から第6発明のいずれかのプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、時間を計測する計時部と、再販売の取引終了時間を記憶する再販売終了時間記憶部と、その再販売終了時間記憶部により記憶された再販売の取引終了時間と前記計時部により計時した時間とを比較して再販売の取引終了時間が到来した場合に、再販売許可された取引成立商品の情報について、前記取引可能商品出力制御部による前記買主システムへの出力を停止する取引終了処理部として、機能させる。
この第7発明のプログラムによれば、第1から第6発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、取引終了処理部は、再販売終了時間記憶部により記憶された再販売の取引終了時間と計時部により計時した時間とを比較して再販売の取引終了時間が到来した場合に、再販売許可された取引成立商品の情報について、取引可能商品出力制御部による買主システムへの出力を停止することで、再販売許可された取引成立商品の再販売取引を終了させることができる。よって、所定の再販売の取引終了時間が到来した場合には、再販売許可された取引成立商品の再販売可能在庫がまだ残っていても、強制的にその再販売の取引を終了させることができる。よって、例えば、この取引終了処理部によって、取引成立商品の再販売取引を、再販売終了時間記憶部に記憶した任意の時間に終了させられるので、通常販売商品の取引終了時間との関係も踏まえて、より取引上適切な時間に終了させることができる。
第8発明のプログラムは、第7発明のプログラムにおいて、前記取引終了処理部は、前記再販売終了時間記憶部により記憶された再販売の取引終了時間と前記計時部により計時した時間とを比較して再販売の取引終了時間が到来した場合に、前記再販売受付部に再販売条件が再販売の取引時間の計時開始から終了まで未入力であった取引成立商品について、前記取引成立商品記憶部に記憶されるその取引成立商品の買主購入済数を買主引当数として前記取引成立商品記憶部に書込保存し、かつ、その取引成立商品の再販売可能数としてゼロを前記取引成立商品記憶部に書込保存するものである。
この第8発明のプログラムによれば、第7発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、再販売の取引終了時間が到来した場合、仲介システムの取引終了処理部は、再販売受付部に再販売条件が再販売の取引時間の計時開始から終了まで未入力であった取引成立商品について、その取引成立商品を保有する買主がその取引可能商品の買主購入済数全てを自己に引当することを希望するものとして、その取引成立商品の買主購入済数をその買主引当数として書込保存するとともに、その買主がその取引成立商品の再販売を希望しなかったものとして、その取引成立商品の再販売可能数をゼロとして書込保存することで、当該買主への引当数(買主引当数)を確定することができる。
第9発明のプログラムは、第7又は第8発明のいずれかのプログラムにおいて、前記通常販売商品が販売される場合に、前記仲介システムが備えるコンピュータを、時間を計測する前記計時部と、通常販売商品の取引終了時間を記憶する通常販売終了時間記憶部と、その通常販売終了時間記憶部により記憶された通常販売商品の取引終了時間と前記計時部により計時した時間とを比較して通常販売商品の取引終了時間が到来した場合に、通常販売商品の情報について前記取引可能商品出力制御部による前記買主システムへの出力を停止する前記取引終了処理部として、機能させる。
この第9発明のプログラムによれば、第7又は第8発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、仲介システムの取引終了処理部は、通常販売終了時間記憶部により記憶された通常販売商品の取引終了時間と計時部により計時した時間とを比較して通常販売商品の取引終了時間が到来した場合に、通常販売商品の情報について、取引可能商品出力制御部による買主システムへの出力を停止することで、通常販売商品の取引を終了させることができる。よって、通常販売商品の所定の取引終了時間が到来した場合には、通常販売商品の販売可能在庫がまだ残っていても、強制的にその通常販売商品の取引を終了させることができる。よって、例えば、この取引終了処理部によって、通常販売商品の取引を、通常販売終了時間記憶部に記憶した任意の時間に終了させられるので、取引成立商品の再販売の取引時間との関係を踏まえて、より取引上適切な時間に終了させることができる。
第10発明のプログラムは、第7又は第8発明に従属する第9発明のプログラムにおいて、前記再販売終了時間記憶部により記憶した再販売の取引終了時間、及び前記通常販売終了時間記憶部により記憶した通常販売商品の取引終了時間は互いに同じ時刻である。
この第10発明のプログラムによれば、第7又は第8発明に従属する第9発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、再販売許可された取引成立商品の取引と、通常販売商品の取引とを、同じ時刻に終了することができ、その後の決済処理を通常販売商品及び再販売許可された取引成立商品の双方について合わせて一括処理することができる。
第11発明のプログラムは、請求項5記載の発明であって、第1から第10発明のいずれかのプログラムにおいて、前記買主システムが備えるコンピュータを、その買主システムを用いて入力された取引成立商品の再販売条件を、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、前記仲介システムの前記再販売受付部に出力する再販売条件出力制御部として、機能させる。
この第11発明のプログラムによれば、第1から第10発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、買主システムは、再販売条件出力制御部によって、買主自らが保有する取引成立商品について再販売条件を、仲介システムの再販売受付部に対して出力できる。つまり、この再販売条件出力制御部によって、買主は、自己が必要とする適当な数(買主引当数)の取引成立商品を引当在庫を確保でき、又は、自らが不要とする適当な数(再販売可能数)の取引成立商品を再販売できる。
第12発明のプログラムは、請求項6記載の発明であって、第1から第11発明のいずれかのプログラムにおいて、前記買主システムが備えるコンピュータを、その買主システムを用いて入力された取引成立商品の再販売条件として再販売最小単位数を、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、前記仲介システムの前記再販売受付部に出力する前記再販売条件出力制御部として、機能させるとともに、前記仲介システムが備えるコンピュータを、取引成立商品の再販売条件として再販売最小単位数が、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、その取引成立商品の識別情報に含まれる買主情報に対応する前記買主システムの前記再販売条件出力制御部から入力される前記再販売受付部と、その再販売受付部に入力された取引成立商品の再販売最小単位数を、その取引成立商品の識別情報に対応する取引成立商品の再販売最小単位数として前記取引成立商品記憶部に書込保存する再販売最小単位数設定部として、機能させる。
ここで、取引成立商品の識別情報(その取引成立商品の現在の保有者である買主の買主情報を含んでいる。)は、第13発明に係る買主システムの取引成立商品情報要求部により取引成立商品情報確認要求が仲介システムに出力されることで、仲介システムの取引成立商品情報提供部にによって取引成立商品記憶部から取得されて、買主システムに出力される。
なお、通常販売商品の情報、取引成立商品の情報、通常販売商品の識別情報、取引成立商品の識別情報、再販売条件の情報、買主購入済数、買主引当数、再販売可能数、買主情報、取引可能商品情報提示要求、再販売最小単位数、再販売ロット数、取引成立商品情報確認要求、発注情報、発注数、販売可能在庫数、通常販売最小単位数、通常販売ロット数、有料輸送識別情報、運賃提示要求、総輸送量、輸送機関利用料金、標準梱包単位1個(1ロット)当りの取引成立商品の運賃、上限運賃などの各種情報及び各種要求は、買主システム、売主システム、又は仲介システムの中の一のシステムから出力されてその中の他のシステムに入力された場合に、当該他のシステムのコンピュータに備わる一時記憶メモリなどの記憶装置に一時的に記憶保存されて、その記憶装置から読み出されて当該システムにおける他の各部において処理に用いられる。
この第12発明のプログラムによれば、第1から第11発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、買主システムは、再販売条件出力制御部によって、買主自らが保有する取引成立商品について再販売条件として再販売最小単位数を仲介システムに対して出力できる。これによって、取引成立商品を保有する買主は、自己が適当とする再販売最小単位数を用いて取引成立商品の再販売を行える。
第13発明のプログラムは、第11又は第12発明のプログラムにおいて、前記買主システムが備えるコンピュータを、取引成立商品の情報の確認要求である取引成立商品情報確認要求を、前記仲介システムに出力する取引成立商品情報要求部として、機能させるとともに、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記買主システムから取引成立商品情報確認要求があった場合に、その取引成立商品情報確認要求に含まれる買主情報に基づいて、前記取引成立商品記憶部から該当する取引成立商品の情報を取得し、その取得した取引成立商品の情報を前記取引成立商品情報確認要求をしてきた前記買主システムに出力する取引成立商品情報提供部として、機能させるとともに、前記買主システムが備えるコンピュータを、前記取引成立商品情報提供部から取引成立商品の情報が入力された場合に、その取引成立商品の情報の一覧を生成するとともに、その一覧の中から再販売を希望する取引成立商品を選択するために買主により操作され、その選択された取引成立商品の情報うち前記再販売条件出力制御部によって前記仲介システムの前記再販売受付部に出力される再販売条件を入力するために買主により操作される再販売条件指定部として、機能させる。
この第13発明のプログラムによれば、第11又は第12発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、買主は、買主システムを介して取引成立商品情報確認要求を仲介システムに対して出力することで、自己が保有する取引成立商品の情報を取得でき、この自己保有の取引成立商品の一覧の中から、自らが再販売することを希望するものを選択して仲介システムに出力でき、かつ、その再販売を希望する取引成立商品について、その再販売条件を、自らの判断に基づいて適宜指定することができる。
第14発明のプログラムは、第1から第13発明のいずれかのプログラムにおいて、前記売主システムが備えるコンピュータを、売主から買主に対して販売される通常販売商品の情報(その通常販売商品の識別情報、販売可能在庫数、及び通常販売最小単位数を少なくとも含む。)を、通常販売商品毎に記憶する売主提供商品記憶部として、機能させるとともに、前記仲介システムが備えるコンピュータを、売主から買主に販売される通常販売商品の情報(その通常販売商品の識別情報、販売可能在庫数、及び通常販売最小単位数を少なくとも含む。)を、通常販売商品毎に記憶する通常販売商品記憶部と、前記売主提供商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報を逐次取得して前記通常販売商品記憶部に通常販売商品の情報として書込保存する通常販売商品登録部と、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、通常販売商品の情報として前記通常販売商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報を、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力する前記取引可能商品出力制御部として、機能させる。
この第14発明のプログラムによれば、第1から第13発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、仲介システムは、その通常販売商品登録部によって、売主システムの売主提供商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報を逐次取得し、その取得した通常販売商品の情報を仲介システムの通常販売商品記憶部に書込保存することで、売主提供商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報と同じ内容を通常販売商品記憶部に記憶でき、通常販売商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報を、売主提供商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報と同期させることができる。よって、仲介システムは、買主システムから取引可能商品情報提示要求がある度に、売主システムにアクセスして通常販売商品の情報を取得して更に買主システムに転送する必要がなく、当該仲介システムの通常販売商品記憶部に記憶されている通常販売商品を、その取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムに直接出力することができる。この結果、仲介システムの通信処理を低減でき、その処理速度の低下を防止できる。しかも、売主システムの稼働が停止しているような状況にあっても、買主は、仲介システムにアクセスすることで通常販売商品の情報を取得することができる。
例えば、売主システムが複数ある場合には、その複数の売主システムの売主提供商品記憶部に記憶される通常販売商品の情報をまとめて、仲介システムの通常販売商品記憶部に記憶しておくことができ、より多くの通常販売商品を買主に対して提供することができ、電子商取引システム全体としての取引高がより一層高められることを期待できる。なお、複数の売主システムがある場合は、各売主の売主情報に基づいて、売主システム及びそれを用いる売主を特定することができる。
第15発明のプログラムは、第14発明のプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記買主システムから通常販売商品の発注情報が入力された場合に、その通常販売商品の発注情報を前記売主システムに転送する発注情報転送部として、機能させるとともに、前記売主システムが備えるコンピュータを、前記仲介システムから通常販売商品の発注情報が入力された場合に、その発注情報に基づいて前記売主提供商品記憶部から対応する通常販売商品の販売可能在庫数を取得し、その発注情報に含まれる発注数がその取得した販売可能在庫数以下であるときに、その通常販売商品を販売許可と判定し、又、そうでないときに、その通常販売商品を販売不許可と判定する通常販売商品購入判定部302と、その通常販売商品購入判定部302によって通常販売商品を販売許可と判定した場合に、その通常販売商品の発注数をその通常販売商品の販売可能在庫数から減算した値を、その通常販売商品の新たな販売可能在庫数として前記売主提供商品記憶部に書込保存する売主提供商品情報更新部と、前記通常販売商品購入判定部302によって通常販売商品を販売許可と判定した場合に、その通常販売商品の取引成立情報を、その通常販売商品の発注情報を転送してきた前記仲介システムに出力する通常取引成立情報出力制御部として、機能させるとともに、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記売主システムから通常販売商品の取引成立情報が入力された場合に、その取引成立情報に基づいて前記通常販売商品記憶部から対応する通常販売商品の販売可能在庫数を取得し、その取引成立情報に含まれる発注数をその通常販売商品の販売可能在庫数から減算した値を、その通常販売商品の新たな販売可能在庫数として前記通常販売商品記憶部に書込保存する通常販売商品情報更新部と、前記売主システムから通常販売商品の取引成立情報が入力された場合に、その取引成立情報に対応する通常販売商品について、前記通常販売商品記憶部に記憶されるその通常販売商品の情報を、前記取引成立商品記憶部に新たな取引成立商品の情報として書込保存し、その取引成立情報に含まれる発注数をその取引成立商品の買主購入済数として前記取引成立商品記憶部に書込保存する取引成立商品情報生成部として、機能させる。
この第15発明のプログラムによれば、第14発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、通常販売商品の取引の成立に伴って、この取引成立済みの通常販売商品を取引成立商品として取り扱い管理するため、その通常販売商品の情報を新たな取引成立商品の情報として、取引成立商品記憶部に書込保存することができる。これによって、売主から買主へ販売された通常販売商品は、その買主から他の買主へ再販可能な取引成立商品として管理することができるようになる。
第16発明のプログラムは、第15発明のプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記売主システムから通常販売商品の取引成立情報が入力された場合に、その取引成立情報に含まれる買主情報に基づいて特定される前記買主システムに対して、その通常販売商品の取引成立情報を転送する通常取引成立情報通知部として、機能させる。
この第16発明のプログラムによれば、第15発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、仲介システムは、売主システムから通常販売商品の取引成立情報が入力された場合、通常取引成立情報通知部によって、その取引成立情報に含まれる買主情報に基づいて特定される買主システムに対して、その通常販売商品の取引成立情報を転送する。この転送によって、買主システムは、そのコンピュータの表示装置を介してその通常販売商品の取引成立情報を買主に対して提示できる。よって、この買主は、自己が購入を希望した通常取引成立商品の取引が成立したことを知ることができる。
第17発明のプログラムは、第1から第16発明のいずれかのプログラムにおいて、前記買主システムが備えるコンピュータを、前記仲介システムの前記取引可能商品出力制御部から取引可能な商品の情報が前記買主システムに入力された場合に、その取引可能な商品の中から購入を希望する商品の発注情報を、前記仲介システムに出力することによって、その買主システムから商品の発注をする商品注文部として、機能させる。
この第17発明のプログラムによれば、第1から第16発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、買主は、買主システムの商品注文部によって、自らが購入を希望する通常販売商品又は再販売許可された取引成立商品について、その発注情報を仲介システムに出力することでその商品の発注処理を行うことができる。
第18発明のプログラムは、第7から第9発明のいずれかのプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記取引終了処理部によって前記取引可能商品出力制御部による買主システムに対する商品の情報の出力が停止された場合に、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品毎に、その取引成立商品の再販売可能数とその買主引当数とを合計した値を、その取引成立商品の買主引当数の最終値として前記取引成立商品記憶部に書込保存し、その書込保存した買主引当数をその取引成立商品の元々の購入発注者である買主が当該取引成立商品について最終的に購入した数量として、その買主の決済処理を実行する取引成立商品決済部として、機能させる。
この第18発明のプログラムによれば、第7から第9発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、再販売許可された取引成立商品の再販売が終了した場合、取引成立商品決済部によって、取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品毎に、その取引成立商品の元々の購入発注者(保有者)である買主についての決済処理が行われる。かかる場合、取引成立商品のうち再販売されずに残った数である再販売可能数をその買主引当数に加算した値が、その取引成立商品に関する元々の買主の最終的な購入数量(最終的な買主引当数)となり、この最終的な購入数量でこの買主に対する決済処理を行うことができる。
第19発明のプログラムは、第1から第18発明のいずれかのプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、再販売許可された取引成立商品の発注情報が前記買主システムから入力された場合に、その発注情報に基づいて前記取引成立商品記憶部から対応する取引成立商品の再販売可能数を取得し、その発注情報に含まれる発注数がその取得した再販売可能数以下であるときに、その取引成立商品を購入許可と判定し、又、そうでないときに、その取引成立商品を購入不許可と判定する再販売商品購入判定部と、その再販売商品購入判定部によって取引成立商品の購入が許可された場合に、その購入許可された取引成立商品の発注情報に含まれる発注数をその取引成立商品の再販売可能数から減算した値を、その取引成立商品の新たな再販売可能数として前記取引成立商品記憶部に書込保存する取引成立商品更新部と、前記再販売商品購入判定部によって取引成立商品を購入許可と判定した場合に、その取引成立商品の再販売に関する取引成立情報を、その取引成立商品の発注情報の出力元である前記買主システムに出力する再販売取引成立情報通知部427と、前記再販売商品購入判定部によって取引成立商品が購入許可と判定された場合に、その購入許可のされた取引成立商品について、その発注情報に含まれる発注数の分の数量を、その発注情報に含まれる買主情報で特定される買主に引当して決済処理を実行する再販売品購入者決済部428として、機能させる。
この第19発明のプログラムによれば、第1から第18発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、再販売許可された取引成立商品について、他の買主から購入を希望する発注があると、その取引成立商品の発注数が再販売可能数以下であるか否かに基づいて、その発注に基づく購入の許否を判定し、その判定の結果、発注数が再販売可能数以下であるときに再販売許可された取引成立商品の購入許可をし、その発注数をその取引成立商品の再販売可能数から減算した値を、新たな再販売可能数として取引成立商品記憶部に書込保存し、その購入許可された取引成立商品の取引成立情報を該当する買主システムに出力して表示することでその購入者である買主に知らせるとともに、その購入許可された取引成立商品の発注数分についてそれを再販売により購入した買主に対して決済処理を実行することができる。
第20発明のプログラムは、請求項7記載の発明であって、第1から第19発明のいずれかのプログラムにおいて、複数の買主システムと、売主システムと、仲介システムと、その仲介システムを売主システム及び買主システムと相互通信可能に接続する通信ネットワークとを備え、前記仲介システムを介して前記買主システム及び売主システム間での通常販売商品の電子商取引を行うための電子商取引システムにおける、前記仲介システムが備えるコンピュータを、その仲介システムを介して前記売主システム及び買主システム間で取引される通常販売商品のうち取引成立となった取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報(その取引成立商品の識別情報、買主購入済数及び有料輸送識別情報を少なくとも含む。)を記憶する取引成立商品記憶部と、輸送機関利用料金を記憶する輸送機関利用料金記憶部と、前記買主システムから運賃提示要求があった場合に、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品の情報のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数の合計値を取引成立商品の総輸送量として算出し、その算出した取引成立商品の総輸送量と前記輸送機関利用料金記憶部に記憶される輸送機関利用料金とに基づいて算出した、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、前記運賃提示要求をしてきた前記買主システムに出力する運賃出力制御部として、機能させる。
なお、前記運賃出力制御部に代えて、前記買主システムから運賃提示要求があった場合に、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品の情報のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数の合計値を取引成立商品の総輸送量として算出し、その算出した取引成立商品の総輸送量を標準梱包単位で除算した標準梱包総数を算出し、その算出した取引成立商品の標準梱包総数で前記輸送機関利用料金記憶部に記憶される輸送機関利用料金を除算した値を、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃として、運賃提示要求をしてきた前記買主システムに出力する運賃出力制御部、であっても良い。
この第20発明のプログラムによれば、第1から第19発明のいずれかのプログラムと同様な作用及び効果を奏するうえ、買主が購入する商品の数量が多くなるほど、商品の有料輸送に伴う標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃は安くなり、各買主が負担する商品の運賃を負担を減少させることができる。しかも、このように商品の購入数に応じて商品の運賃が変動する訳ではあるが、仲介システムの運賃出力制御部は、買主システムから運賃提示要求があった場合、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、運賃提示要求をしてきた買主システムに出力して、この買主システムの用いる買主に対して提示することができる。この結果、運賃提示要求をした買主は、自らが取引成立商品を注文しようとする場合又は注文した場合に、必要となる運賃を知ることができ、この運賃の金額を、商品の購入の際の検討材料として用いることができる。
例えば、仲介人が買主の資格で買主システムを用いて通常販売商品を購入する場合、この仲介人が買主として大量購入した取引成立商品の買主購入済数も、取引成立商品の総輸送量に含まれることとなるので、その結果、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を更に低額にすることができ、当該仲介人ではない買主の運賃負担額をより一層低額にすることができる。
第21発明のプログラムは、請求項8記載の発明であって、第20発明のプログラムにおいて、前記仲介システムが備えるコンピュータを、前記標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の上限額となる上限運賃を記憶する上限運賃記憶部と、前記買主システムから運賃提示要求があった場合に、前記標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が前記上限運賃記憶部に記憶される上限運賃以上のときにその上限運賃を、又は、前記標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が前記上限運賃記憶部に記憶される上限運賃未満のときにその標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、前記運賃提示要求をしてきた前記買主システムに出力する前記運賃出力制御部として、機能させる。
この第21発明のプログラムによれば、第20発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、運賃出力制御部は、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃以上のときにその上限運賃を、又は、その運賃が上限運賃未満のときにその標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、運賃提示要求をしてきた買主システムに出力して、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃として、買主システムに提示することができる。ここで、上限運賃は、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の上限金額(最高金額)であり、有料輸送される取引成立商品の標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃は、この上限運賃以下となることから、買主は、取引成立商品を有料輸送してもらうに際して、取引成立商品の標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃を上回っていても、この上限運賃を超える分の運賃差額を支払う必要がなく、最高でも上限運賃を支払えば、自己が購入した商品の有料輸送を受けることができる。
第22発明のプログラムは、第20又は第21発明のプログラムにおいて、前記買主購入済数は、通常販売商品の通常販売最小単位数を一纏めにしたロットの数であり、前記標準梱包単位は、取引成立商品の1ロット分であり、前記運賃出力制御部は、前記取引成立商品記憶部に情報が記憶される取引成立商品のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数を合計した総ロット数を算出し、その総ロット数を取引成立商品の総輸送量とし、その取引成立商品の総輸送量で前記輸送機関利用料金記憶部に記憶される輸送機関利用料金を除算した金額を、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃として、前記運賃提示要求をしてきた前記買主システムに出力する。
この第22発明のプログラムによれば、第20又は第21発明のプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、仲介システムの運賃出力制御部は、買主システムから運賃提示要求があった場合、有料輸送対象となる取引成立商品の総輸送量を取引成立商品のロット数を用いて表すことができ、その総輸送量から求められる標準梱包総数もロット数を用いて表すことができる。しかも、この取引成立商品の標準梱包単位は1ロット分に相当するので、有料輸送対象となる取引成立商品の買主購入済数の合計値をそのまま標準梱包総数として用いられるので、標準梱包総数の演算に伴う処理工程を簡素化できる。
第23発明のプログラムは、第20から第22発明のいずれかのプログラムにおいて、前記運賃出力制御部は、前記取引成立商品の総輸送量又は標準梱包総数を、前記標準梱包単位1個当たりの取引成立商品の運賃とともに、運賃提示要求をしてきた前記買主システムに対して出力する。
この第23発明のプログラムによれば、第20から第22発明のいずれかのプログラムと同様の作用及び効果を奏するうえ、買主システムを用いる買主は、現時点での次回有料輸送される取引成立商品の総輸送量又は標準梱包総数と、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の金額とを参照して、自己が購入しようとする商品の買主購入済数が加わって総輸送量又は標準梱包総数が増加した場合に、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の金額がどの程度になるかを推測でき、この推測を参照して自らの商品購入数を検討することができる。
以下に、上記した主要な用語についてその意味を説明する。買主とは、商品を既に購入した者、商品の購入を希望する者その他の当該電子商取引システムを用いて商品を購入するために参加する者をいう。売主とは、買主との間で商品取引を既に成立させた者、買主との間で商品取引を希望する者その他の当該電子商取引システムを用いて商品を販売するために参加する者をいいう。仲介人とは、買主と売主との間に入ってその両者間の商品取引の仲介を行う者、例えば、仲卸業者その他の本発明に係る電子商取引システムのシステム管理者をいう。なお、仲介人は、買主システムを用いて買主となることもある。
商品とは、有体物のみならず、その他にも無体物、サービスその他の売主及び買主間で、売主及び仲介人間で、仲介人及び買主間で取引可能な全ての対象をいう。売主とは、買主や仲介者に対して商品を提供する者をいい、例えば、卸売市場、卸売業者などをいう。仲介人とは、売主と買主との取引を何らかのかたちで仲介する者をいい、例えば、仲買人、仲卸業者などをいう。買主とは、売主から商品の提供を受ける者をいい、例えば、小売業者などをいう。ただし、仲介人は、自らも買主システムを用いて売主から商品購入することができ、この場合、買主となった仲介人は、自己の買主システムを介して売主システムとの間で商品の電子商取引を行うことができる。
商品の販売とは、上記商品の提供をいう。商品の購入とは、上記商品の提供を受けることをいう。提供とは、商品の移転を伴うものの他、商品の機能を提供する行為も含むものをいう。電子商取引における商品の保有とは、その商品の現実に保有することではなく、その商品に保有者となる権利を有することをいう。電子商取引における商品の保有者とは、その商品の現物を所持する者ではなく、その商品に保有者となる権利を有する者をいう。
商品(通常販売商品、取引成立商品を含む。本願出願書面において同じ。)の情報とは、例えば、その商品の識別情報、販売可能在庫数、発注数、買主購入済数、買主引当数、再販売可能数、通常販売最小単位数、通常販売ロット数、再販売最小単位数、再販売ロット数、有料輸送識別情報その他の商品に関する情報のうち少なくとも1以上を含む情報をいう。
ここで、商品の識別情報、販売可能在庫数、発注数、買主購入済数、買主引当数、再販売可能数、通常販売最小単位数、通常販売ロット数、再販売最小単位数、再販売ロット数、有料輸送識別情報その他の商品の情報とは、これらの情報を直接的に示す文字、記号、数値その他の情報に代えて、これらに各情報を直接的に示す訳ではないがこれら各情報に間接的に対応させられた文字、記号、数値その他の情報であっても良い。
商品の識別情報とは、例えば、商品の品種(品名)、生産者、産地、等級、階級、規格、色などの商品を特定する情報(本願出願書面で「商品特定情報」ともいう。図20の注文画面520の情報a3〜a7参照。)又はこれらの商品特定情報と対応づけられる各商品固有のIDコード(本願出願書面で「商品ID」ともいう。図21の情報a1参照。)、及び、必要に応じて当該商品の売主情報又は買主情報のうちの少なくとも1以上を含む情報をいう。ここで、売主情報とは、売主システムを用いて商品を販売し又は販売を希望する者を特定する情報をいう。買主情報とは、買主システムを用いて商品を購入し若しくは購入を希望する者を特定する情報をいう。また、売主情報又は買主情報は、その売主又は買主が使用する売主システム又は買主システムを識別して特定する情報でもある。また、買主情報は、その買主及び売主間の取引を仲介する仲介人及びその仲介人が使用する仲介システムを特定する情報(仲介人情報)を含んでおり、この買主情報を解読することで、その買主の仲介人及びその仲介システムを特定できる。
通常販売商品とは、売主及び買主間で取引される商品であって、特に、仲介システムを介して売主システム及び買主システム間で取引される商品をいう。通常販売商品の情報(図20の注文画面520の商品521〜526の情報a1〜a14参照。)とは、上記商品の情報のうち、その通常販売商品の識別情報(図20の注文画面520の商品521〜526の情報a1,a3〜a7)及びその販売可能在庫数、又は通常販売最小単位数のうち少なくとも1以上を含む情報をいう。ここで、販売可能在庫数とは、売主が販売可能な商品の数(在庫数)をいう(例えば、図20の注文画面520の商品521〜526の情報a8の値と情報a12の値との積である。)。通常販売最小単位数とは、通常販売商品の情報であって、その通常販売商品を通常販売する際の最小取引単位数をいう(図20の注文画面520の商品521〜526の情報a8参照。)。
取引成立商品とは、通常販売商品のうち、売主及び買主間で取引成立となったものをいう。ここで、取引成立商品の買主の中には仲介人も含まれる場合があり、この場合、仲介人は買主の資格で買主システムを用いて仲介人システムを介して売主システムとの間で通常販売商品に関する取引を行うこととなる。このため、複数の買主に関する買主情報の中には、買主としての仲介人を特定する情報が、買主情報として含まれることがある。
取引成立商品の情報とは、上記商品の情報のうち、その取引成立商品の識別情報及びその買主購入済数、買主引当数、再販売可能数、再販売最小単位数、再販売ロット数、又は、有料輸送識別情報のうち少なくとも1以上を含む情報をいい、特に、取引成立商品の識別情報に買主情報を含む情報をいう。
ここで、買主購入済数とは、取引成立商品の情報であって、その取引成立商品をその買主が売主から購入した数(在庫数)をいう。買主引当数とは、取引成立商品の情報であって、その取引成立商品のうちその買主自らのために確保(引当)するその取引成立商品の数(在庫数)をいう。再販売可能数とは、取引成立商品の情報であって、その取引成立商品の買主購入済数の中から再販売に割り当てられるその取引成立商品の数(在庫数)をいう。再販売最小単位数とは、取引成立商品の情報であって、その取引成立商品を再販売する際の最小取引単位数であり、その取引成立商品の再販売可能数以下の数をいう。
商品の最小取引単位数とは、その商品を取引可能な最小単位の数をいう。例えば、最小取引単位数が100個の場合は、100個未満の取引不能であり、100の倍数ずつ、例えば、100個、200個、300個、・・・で取引可能となる。なお、最小取引単位数は、商品の種類毎に異なる値となることもあり、花卉であれば花卉の種類や産地や生産者などの違いによって、例えば20個であったり、100個であったりもする。
ところで、本発明及び実施形態で用いられる通常販売商品や取引成立商品などの商品の数は、その商品の最小取引単位数とその商品のロット数とを乗算することで算出される値である。このことから、本発明及び実施形態において買主システム、売主システム又は仲介システムで再販売可能数や買主購入済数などの商品の数を処理に用いる場合は、この商品の数に代えて、その商品の最小取引単位数及びその商品のロット数を用いても良い。かかる場合は、これら買主システム、売主システム又は仲介システムが備えるコンピュータを、これら各システムの各処理で「商品の数」を用いる際に、その前処理として、その商品の数をその商品の最小取引単位数とその商品のロット数とを乗算して算出する商品数演算部として機能させるようにしても良い。また、本発明及び実施形態において買主システム、売主システム又は仲介システムで再販売可能数や買主購入済数などの商品の数を処理に用いる処理部のうち、その商品の数に変えて商品のロット数を用いて処理可能な処理部については、この商品の数に代えて、かかる商品のロット数を用いて処理するようにしても良い。
ここで、商品の数とは、例えば、商品の買主購入済数、再販売可能数、買主引当数、発注数をいい、商品の最小取引単位数とは、例えば、通常販売最小単位数、再販売最小単位数をいい、ロットとは、商品を最小取引単位数で一纏めにしたものをいい、ロット数とは、商品のロットの数をいい、通常販売ロット数とは、通常販売商品を通常販売最小単位数で一纏めにしたロットの数をいい、再販売ロット数とは、取引成立商品を再販売最小単位数で一纏めにしたロットの数をいう。買主購入済数は、取引成立商品となった通常販売商品の通常販売最小単位数と通常販売ロット数とを乗算して得た値である。再販売可能数は、取引成立商品の再販売最小単位数と再販売ロット数とを乗算して得た値である。買主引当数は、取引成立商品の買主購入済数(又は通常販売最小単位数と通常販売ロット数とを乗算して得た値)から再販売可能数(又は再販売最小単位数と再販売ロット数とを乗算して得た値)を減算して得た値である。
再販売条件とは、再販売を希望する取引成立商品に関し、その取引成立商品の保有者である買主の買主情報と、その取引成立商品の識別情報と、その取引成立商品の再販売最小単位数とを少なくとも含む情報をいい、更に、これらの情報に加えて、その取引成立商品の再販売可能数を特定するために必要となる情報、具体的には、再販売可能数そのもの、再販売ロット数、又は、買主引当数のうち少なくとも1つ以上を含むものをいう。なお、以下に説明する各実施形態において、再販売条件は、上記した買主情報、取引成立商品の識別情報、再販売最小単位数、及び、再販売ロット数を含むものとなっている。
取引可能商品情報提示要求とは、買主が取引可能な全ての商品についてそれらの商品の情報の提示を要求する場合に、その買主が用いる買主システムから仲介システムに対して出力される指令をいい、この取引可能商品情報提示要求を出力する買主システムを特定する買主情報が情報として含まれている。このため、この取引可能商品情報提示要求が入力された仲介システムでは、この取引可能商品情報提示要求に含まれる買主情報に基づいて、この取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システムを特定することができ、この買主システムに対して通常販売商品や再販売許可された取引成立商品の情報を出力することができるのである。
発注情報とは、商品の識別情報及び購入を希望するその商品の発注数、その購入を希望する買主情報を含む情報をいう。ここで、商品の発注数とは、買主が商品を注文する又は注文した数をいい、発注情報に含まれる商品の識別情報には、その商品の売主に関する売主情報が含まれている。このため、この発注情報が入力された売主システムでは、通常取引成立情報出力制御部によってこの発注情報に含まれる買主情報を取引成立情報の情報の一部として含ませることができ、かつ、この買主情報には仲介システムを特定する仲介人情報が含まれるので、その発注情報を転送してきた仲介システムを経由させて、その買主情報により特定される買主システムに出力することができる。なお、発注情報に含まれる発注数は、商品の発注数そのものであってもよいが、この発注数そのものに代えて、当該発注数の因数となる数量の組合せ、例えば、通常販売商品の場合はその発注数の因数である通常販売最小単位数及び通常販売ロット数の組合せを、又は、再販売許可された取引成立商品の場合は再販売最小単位数及び再販売ロット数の組合せを、発注情報に含めさせても良い。
取引成立商品情報確認要求とは、買主が自己保有する取引成立商品についてその取引成立商品の情報の確認を要求する場合に、その買主が用いる買主システムから仲介システムに対して出力される指令をいい、この取引成立商品情報確認要求を出力する買主システムを特定する買主情報が情報として含まれている。このため、この取引成立商品情報確認要求が入力された仲介システムでは、この取引成立商品情報確認要求に含まれる買主情報に基づいて、この取引成立商品情報確認要求をしてきた買主システムを特定することができ、この買主システムに対して取引成立商品の情報を出力することができるのである。
取引成立情報とは、上記商品の識別情報、その取引成立した商品の発注数、その取引成立した商品の買主情報を含む情報をいう。
取引成立商品の有料輸送識別情報とは、その取引成立商品を売手側から仲介人側又は買主側に輸送する際に輸送機関利用料金が有料か又は無料かを示す情報であって、輸送機関利用料金が有料であるか否かを識別するために参照されるものをいう。この取引成立商品の有料輸送識別情報は、輸送機関利用料金が有料の場合にオン状態となり、輸送機関利用料が無料の場合にオフ状態となるようなフラグであり、例えば、ある売手側から商品を受け取る際に有料輸送が必要となる場合、この売主の売主情報を有料輸送識別情報として併用することもできる。
輸送機関利用料金とは、自動車、貨車、飛行機、船舶などの輸送機関を用いて取引成立商品の総輸送量を輸送する際に必要となるその輸送機関の利用料金をいう。
運賃提示要求とは、買主が商品の有料輸送に伴う運賃の提示を要求する場合に、その買主が用いる買主システムから仲介システムに対して出力される指令をいい、この運賃提示要求を出力する買主システムを特定する買主情報が情報として含まれている。このため、この運賃提示要求が入力された仲介システムでは、この運賃提示要求に含まれる買主情報に基づいて、この運賃提示要求をしてきた買主システムを特定することができ、この買主システムに対して標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を出力することができるのである。
取引成立商品の総輸送量とは、自動車、貨車、飛行機、船舶などの輸送機関を用いて売主の貨物基地から仲介人又は買主が荷受け可能な貨物基地まで取引成立商品を輸送する場合に、その1回の輸送での輸送可能な取引成立商品の総量をいう。
標準梱包単位とは、標準的サイズの梱包ケース(以下「標準梱包ケース」という。)に収容可能な商品数をいい、例えば、花卉であれば標準梱包ケースに収容される商品数をいう。また、梱包ケースとは、例えば、その商品を梱包する際に用いられる段ボール箱、専用トレーその他の容器をいう。なお、標準梱包単位は商品の種類毎に異なる場合がある。
ここで、以下に説明する各実施形態において、標準梱包単位は、通常販売商品の最小取引単位数である通常販売最小単位数であり、標準梱包単位1個当たりの取引成立商品の運賃は、取引成立商品を通常販売最小単位数を用いて一纏めにした場合の1ロット分の運賃となる。
標準梱包総数とは、取引成立商品の総輸送量を標準梱包単位で除算した数であって、取引成立商品の総輸送量を標準梱包単位の個数に換算した数をいう。例えば、総輸送量が1000個で標準梱包単位が100個である商品の場合、標準梱包総数は10個となる。なお、以下に説明する各実施形態において、標準梱包総数は、商品のロット数の総数(ロット総数)となる。
上限運賃とは、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の上限金額(最高金額)をいい、有料輸送される取引成立商品の標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃は、この上限運賃以下となる。
本発明のプログラムによれば、これが実行されるコンピュータを備えた電子商取引システムを介して、取引成立商品を保有する買主は、自己の取引成立商品を他の買主に対して再販売することができる。よって、買主は、仲介人を介して売主から購入できる商品の数量が自己の購入希望数を超過する場合や、仲介人を介して売主から誤って商品を大量購入したような場合でも、その買主にとって余剰分在庫となる不要な取引成立商品を無駄に廃棄処分することなく、それを必要とする他の買主に対して売却でき、その売却利益を得ることができるという効果がある。結果、再販売を行った買主は、取引成立商品の在庫調整を行うことができ、無駄な在庫を抱えるリスクを低減できるという効果がある。
本発明の一実施形態である電子商取引プログラムがコンピュータにより実行されることで実現される電子商取引システムの電気的構成図である。 第1から第5実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、並びに、仲介システムの再販売受付部及び再販売判定部のフローチャートである。 第1から第5実施形態の説明図であって、仲介システムの再販売演算登録部及び買主引当演算登録部のフローチャートである。 第1から第5実施形態の説明図であって、買主システム及び仲介システムの電気的構成図、買主システムのログイン画面操作部及びメイン画面操作部のフローチャート、並びに、仲介システムのログイン画面要求受付部及びログイン要求処理部のフローチャートである。 第1から第5実施形態の説明図であって、仲介システムの取引可能商品出力制御部のフローチャートである。 第7実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、及び、仲介システムの再販売取引終了判定部のフローチャートである。 第8実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、及び、仲介システムの再販売取引終了処理部のフローチャートである。 第9及び第10実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、及び、仲介システムの通常販売取引終了判定部のフローチャートである。 第11及び第12実施形態の説明図であって、買主システム及び仲介システムの電気的構成図、買主システムの再販売条件出力制御部のフローチャート、並びに、仲介システムの再販売受付部及び再販売最小単位数設定部のフローチャートである。 第13実施形態の説明図であって、買主システム及び仲介システムの電気的構成図、買主システムの取引成立商品情報要求部及び再販売条件指定部のフローチャート、並びに、仲介システムの取引成立商品情報提供部のフローチャートである。 第14実施形態の説明図であって、売主システム及び仲介システムの電気的構成図、並びに、仲介システムの通常販売商品登録部及び取引可能商品出力制御部のフローチャートである。 第15実施形態の説明図であって、売主システム及び仲介システムの電気的構成図、仲介システムの発注情報転送部のフローチャート、並びに、売主システムの通常販売商品購入判定部302、売主提供商品情報更新部及び通常取引成立情報出力制御部のフローチャートである。 第15実施形態の説明図であって、仲介システムの通常販売商品情報更新部、通常販売商品情報更新部の変形例、及び、取引成立商品情報生成部のフローチャートである。 第16及び第17実施形態の説明図であって、買主システム及び仲介システムの電気的構成図、仲介システムの通常取引成立情報通知部のフローチャート、並びに、買主システムの商品注文部のフローチャートである。 第18実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、及び、仲介システムの取引成立商品決済部のフローチャートである。 第19実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、並びに、仲介システムの再販売商品購入判定部、取引成立商品更新部及び再販売取引成立情報通知部427及び再販売品購入者決済部428のフローチャートである。 第20、第22及び第23実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、並びに、仲介システムの運賃出力制御部及びその変形例のフローチャートである。 第21実施形態の説明図であって、仲介システムの電気的構成図、及び、仲介システムの運賃出力制御部のフローチャートである。 ログイン画面をコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図と、メイン画面をコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図である。 商品が花卉である場合における、注文画面をコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図である。 商品が花卉である場合における、取引成立商品確認画面をコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図である。 商品が花卉である場合における、再販売条件指定画面をコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図であり、再販売条件指定画面であって一旦再販売実施状態となった取引成立商品について再販売条件を変更する場合に表示されるものをコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図である。 商品が花卉である場合における、運賃提示画面であって標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃以上の場合に表示されるものをコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図と、運賃提示画面であって標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃未満の場合に表示されるものをコンピュータの表示装置に表示した状態を例示した図とである。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である電子商取引プログラムがコンピュータCにより実行されることで実現される電子商取引システム1の電気的構成図である。図1に示すように、電子商取引システム1は、複数の買主システム2,2,・・・、売主システム3、及び、仲介システム4を備えており、これら仲介システム4が複数の買主システム2及び売主システム3と通信ネットワーク5を介して相互通信可能に接続されている。この電子商取引システム1は、上記した電子商取引プログラムが各システム2,3,4が備えるコンピュータCで実行されることで、これらコンピュータCを電子商取引システム1として機能させるコンピュータプログラムである。
なお、本実施形態に係る電子商取引システムは、売主(売主システム3)と買主(買主システム2)とが商品取引を行う場合に、その商品取引をシステム管理者である仲介人(仲介システム(管理システム)4)が仲介(中継)することを前提としたシステムであるが、売主から仲介人が購入した商品を、この仲介人から買主が購入するという従来の商品取引形態のものではなく、売主が提供する商品を買主が自らの判断で購入できる環境を提供することができる電子商取引システムである。
買主システム2は、買主が用いるコンピュータCを備えるシステムであり、売主システム3は、売主が用いるコンピュータCを備えたシステムであり、仲介システム4は、売主から買主に商品を販売する際にその仲介を行う仲介人(管理者)が用いるコンピュータCを備えたシステムである。なお、本実施形態では、説明の便宜上、電子商取引システム1は、1の仲介システム4と1の売主システム3とを備えた構成であるが、売主システム3及び仲介システム4は必ずしも各々1つに限定されるものではなく、2以上の仲介人がいるような場合は2以上の仲介システム4を用いても良く、また、2以上の売主がいるような場合は2以上の売主システム3を用いても良い。
買主システム2及び売主システム3がそれぞれ備えるコンピュータCは、インターネット網などの通信ネットワーク5を介して、仲介システム4が備えるコンピュータCと相互通信可能に接続されている。各システム2,3,4のコンピュータCは、演算装置C1、記憶装置C2、入力装置C3、表示装置C4、通信装置C5、及び、時計回路C6を備えている。演算装置C1は、CPUなどの中央演算処理装置であり、本実施形態のプログラムを実行することによって、コンピュータCを、買主システム2、売主システム3、又は、仲介システム4として機能させる。記憶装置C2は、演算装置C1で実行される各種プログラムを記憶するメモリ、HDD(Hard-Disk-Drive)、SSD(Solid-State-Drive)、データベースなどの記憶媒体であり、本発明に係る実施形態である電子商取引プログラムも記憶している。また、この記憶装置C2は、本発明に係る実施形態の各記憶部として機能するものでもある。
入力装置C3は、キーボードやマウスなどの入力デバイスであって、各システムを用いる買主、売主又は仲介人によって操作されて各種の情報の入力操作に用いられる。表示装置C4は、入力装置C3を用いて入力された情報や、演算装置C1による演算結果などの各種情報を表示するディスプレイなどの表示デバイスである。通信装置C5は、通信ネットワーク5を介して他のコンピュータCとの間で各種情報を相互に送受する通信回路を備えている。買主システム2、売主システム3及び仲介システム4は、各種情報をその通信装置C5を介して出力する。買主システム2、売主システム3、及び仲介システム4には、それらの通信装置C5を通じて各種情報が外部から入力される。時計回路C6は、後述する計時部409の現在時間の計時に用いられる現在時間(現在日時(時刻))を計測する回路である。
電子商取引プログラムは、仲介システム4が備えるコンピュータCの記憶装置C2に記憶されており、この電子商取引プログラムが起動されて仲介システム4のコンピュータCの演算装置C1により実行されることで、各システム2,3,4のコンピュータCに実装されているOS(オペレーションシステム)や他のアプリケーションプログラムと協働して、買主システム2、売主システム3及び仲介システム4が備える各コンピュータCを電子商取引システム1の各処理部(機能部)として機能させることができる。
<第1実施形態>
図2は、第1から第5実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の再販売受付部及び再販売判定部のフローチャートである。図2に示すように、第1実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品記憶部401と、再販売受付部402と、再販売判定部403と、再販売演算登録部404と、買主引当演算登録部405と、取引可能商品出力制御部406として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引成立商品記憶部401は、取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報を記憶するものである。取引成立商品の情報は、その取引成立商品の識別情報、買主購入済数、買主引当数、再販売可能数、再販売最小単位数、及び再販売ロット数を少なくとも含んでいる。取引成立商品は、通常販売商品のうち売主及び買主間で取引成立となった商品であり、通常販売商品は、仲介システム4を介して売主システム3及び買主システム2間で取引される商品である。
なお、取引成立商品記憶部401は、買主と買主との間で取引成立した取引成立商品についてもその情報を記憶することができる。つまり、その買主から他の買主に再販売されてしまった取引成立商品でも、これを改めて新たな取引成立商品として記憶することができる。この結果、取引可能商品出力制御部406によって買主システム2に出力される再販売許可済みの取引成立商品の情報の中には、再販売済みの取引成立商品の情報も含まれることとなる。結果、一旦再販売されて他の買主が購入してしまった取引成立商品も、これを再販売で購入した買手側の買主が改めて更に他の買主に転売(再々販売)することができる。
仲介システム4の再販売受付部402は、取引成立商品の再販売条件が、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、その取引成立商品の識別情報に含まれる買主情報に対応する買主システム2から入力されるものである(S1:オフ,S2:Yes)。この買主システム2から再販売条件の入力は、取引成立商品の保有者である買主が、買主システム2を用いて自己の取引成立商品について、再販売する際の各種条件を指定する入力である。この買主システム2から再販売受付部402に入力された再販売条件は、仲介システム4の各部の処理に用いられる、これらの入力があると(S2:Yes)、再販売判定部403へ処理移行する(S3,図2のS11)。なお、再販売の取引終了時間が到来したために再販売終了フラグがオンとなった場合は(S1:オン)、及び、買主システム2から再販売条件の入力がない場合は(S2:No)、この再販売受付部402の処理を終了する。
仲介システム4の再販売判定部403は、再販売受付部402に入力された再販売条件に含まれる取引成立商品の識別情報に基づいて取引成立商品記憶部401からその識別情報に対応する取引成立商品の買主購入済数を取得し(S12)、その再販売受付部402に入力された再販売条件に基づいて定まる再販売可能数が取引成立商品記憶部401から取得したその取引成立商品の買主購入済数未満である場合に(S13:Yes)、その取引成立商品を再販売許可と判定し(S14)、再販売演算登録部404へ処理移行し(S15,図3のS21)、又、そうでない場合に(S13:No)、その取引成立商品を再販売不許可と判定し(S16)、その旨を買主システム2へ通知する(S17,S18)ものである。
ここで、再販売条件に基づいて定まる再販売可能数とは、再販売条件に含まれる再販売可能数、又は、再販売条件に含まれる情報を用いて算出される再販売可能数をいう。例えば、再販売条件に再販売最小単位数及び再販売ロット数が含まれる場合(図3及び図22参照。)、この再販売条件に含まれる再販売最小単位数及び再販売ロット数を乗算した値が再販売可能数として定まる。また、再販売条件に再販売可能数が含まれる場合は、この再販売条件に含まれる再販売可能数で再販売可能数が定まる。
以下、本実施形態を含めた各実施形態(変形例を含む。)において、再販売条件は、取引成立商品の再販売最小単位数及び再販売ロット数を含む情報として説明する。
図3は、第1から第5実施形態の説明図であって、仲介システム4の再販売演算登録部404及び買主引当演算登録部405のフローチャートである。図3に示すように、仲介システム4の再販売演算登録部404は、再販売判定部403から処理移行があった場合(S21)、再販売判定部403によって再販売許可となった取引成立商品について、再販売受付部402に入力された再販売条件に含まれる取引成立商品の識別情報に対応づけて、その再販売条件に基づいて定まる再販売可能数を、取引成立商品記憶部401に書込保存し(S22)、再販売条件に含まれる取引可能商品の識別情報に対応づけて、再販売条件に含まれる再販売最小単位数を、取引成立商品記憶部401に書込保存し(S23)、再販売条件に含まれる取引可能商品の識別情報に対応づけて、再販売条件に含まれる再販売ロット数を、取引成立商品記憶部401に書込保存する(S24)ものである。この書込によって、再販売許可された取引成立商品について、その保有者である買主が取引成立商品を再販売できる再販売可能数が記憶される。処理S21〜S23の後は、買主引当演算登録部405へ処理を移行する(S25)。
仲介システム4の買主引当演算登録部405は、再販売演算登録部404から処理移行があった場合(S31)、再販売判定部403によって再販売許可となった取引成立商品について、再販売受付部402に入力された再販売条件に含まれる取引成立商品の識別情報に基づいて、その取引成立商品の識別情報に対応する買主購入済数を、取引成立商品記憶部401から取得し(S32)、その取得した買主購入済数から再販売条件に基づいて定まる再販売可能数を減算した値を算出し(S33)、その算出した値を再販売条件に含まれる取引成立商品の識別情報に対応する買主引当数として、取引成立商品記憶部401に書込保存する(S34)ものである。この書込によって、再販売許可された取引成立商品について、その保有者である買主自身に引当られる買主引当数が記憶される。
図4は、第1から第5実施形態の説明図であって、買主システム2及び仲介システム4の電気的構成図、買主システム2のログイン画面操作部及びメイン画面操作部のフローチャート、並びに、仲介システム4のログイン画面要求受付部及びログイン要求処理部のフローチャートである。図4に示すように、第1実施形態の電子商取引プログラムによれば、更に、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、ログイン画面要求受付部407と、ログイン要求処理部408として、以下のように機能させるとともに、電子商取引システム1の買主システム2のコンピュータCを、ログイン画面操作部201と、メイン画面操作部202として、以下のように機能させる。
仲介システム4のログイン画面要求受付部407は、買主システム2からログイン画面要求があった場合(S41:Yes)、そのログイン画面要求に含まれる買主情報を取得して、その買主情報に基づいて買主システム2のアドレスを特定し(S42)、その特定した買主システム2のアドレスにログイン画面500(図19参照。以下同じ。)を出力する(S43)ものである。また、買主システム2からログイン画面要求がない場合(S41:No)、このログイン画面要求受付部407の処理を終了する。
買主システム2のログイン画面操作部201は、仲介システム4からログイン画面500(図19参照。)が入力された場合(S51:Yes)、ログイン画面500を買主システム2の表示装置C4に表示し(S52)、そのログイン画面500に対して買主情報が入力されて、ログインボタン503がクリックされるなどしてログイン要求の入力操作があると(S53:Yes)、この買主システム2の買主情報を含めたログイン要求を仲介システム4に出力(S54)するものである。また、仲介システム4からログイン画面500の入力がない場合(S51:No)及びログイン画面500に対するログイン要求の入力操作(ログインボタン503のクリック)がない場合は(S53:No)、このログイン画面操作部201の処理を終了する。なお、ログイン画面500の入力とは、そのログイン画面500の生成データが入力されることをいう。
仲介システム4のログイン要求処理部408は、買主システム2からログイン要求の入力があった場合(S61:Yes)、そのログイン要求に含まれる買主情報を取得し、その買主情報に基づいて買主システムのアドレスを特定し(S62)、その特定した買主システムのアドレスにメイン画面510(図19参照。以下同じ。)を出力する(S63)ものである。また、買主システム2からログイン要求がない場合(S61:No)、このログイン要求処理部408の処理を終了する。なお、メイン画面510の出力とは、そのログイン画面500の生成データを出力することをいう。
買主システム2のメイン画面操作部202は、仲介システム4からメイン画面510の入力があった場合(S71:Yes)、その入力されたメイン画面510を表示装置C4に表示し(S72)、そのメイン画面510に対して取引可能商品情報提示要求ボタン(511)の入力操作(クリック)があると(S73:Yes)、取引可能商品情報提示要求を仲介システム4に対して出力する(S74)ものである。この取引可能商品提示要求が仲介システム4に入力されると、図5に示す仲介システム4の取引可能商品出力制御部406が実行されるのである。また、仲介システム4からメイン画面510の生成データの入力がない場合(S11:No)及び買主システム2からメイン画面510に対して取引成立商品情報提示要求の操作がない場合、即ち、メイン画面510のボタン511のクリックがない(S73:No)は、このメイン画面操作部202の処理を終了する。なお、メイン画面510の入力とは、そのメイン画面510の生成データが入力されることをいう。
図5は、第1から第5実施形態の説明図であって、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406のフローチャートである。図5に示すように、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、買主システム2から取引可能商品情報提示要求があった場合(S81:Yes)、通常販売商品の情報(図20の注文画面520の商品521〜526の情報a1〜a14参照。)とともに、取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品のうち再販売許可されたものの情報(図20の注文画面520の商品527の情報a1〜a14,a16参照。)を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力(S82〜S84,S86:オフ,S87:オフ,S88)して表示させるものである。この出力によって、買主は、自らが用いる買主システム2のコンピュータCの表示装置C4を用いて、注文画面520(図20参照。)に表示される通常販売商品の情報及び再販売許可された取引成立商品の情報を閲覧することができ、それら通常販売商品の情報及び再販売許可された取引成立商品の情報の中から自ら購入を希望する商品を選定することができる。なお、買主システム2から取引可能商品情報提示要求がない場合は(S81:No)、この再販売受付部402の処理を終了する。
ここで、取引可能商品出力制御部406は、再販売終了フラグ及び通常販売終了フラグがともにオフの場合(S86:オフ,S87:オフ)、つまり、再販売の取引終了時間及び通常販売商品の取引終了時間がともに未到来の場合に、再販売許可された取引成立商品の情報及び通常販売商品の情報を、買主システム2に対して出力する(S88)ものであるが、そうでない場合、例えば、再販売終了フラグがオンで通常販売終了フラグがオフの場合(S86:オン,S87:オフ)、つまり、再販売の取引終了時間が到来済みで通常販売商品の取引終了時間が未到来の場合には、通常販売商品記憶部418から取得した全ての通常販売商品の情報を(S83)、取引可能商品情報提示要求に含まれる買主情報で特定される買主システム2に対して出力し(S82,S862)、また、再販売終了フラグがオフで通常販売終了フラグがオンの場合(S86:オフ,S87:オン)、つまり、再販売の取引終了時間が未到来で通常販売商品の取引終了時間が到来済みの場合には、取引成立商品記憶部401から取得した再販売許可されかつ再販売可能数がゼロでない全ての取引成立商品商品の情報を(S84)、取引可能商品情報提示要求に含まれる買主情報で特定される買主システム2に対して出力する(S82,S871)。
なお、取引可能商品出力制御部406における処理S88,S862,S871は、通常販売商品又は再販売許可された取引成立商品の一方又はそれらの双方に関する注文画面520の生成データを、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に対して出力する処理であり、この生成データに基づいて買主システム2の表示装置C4に表示される注文画面520の中には、通常販売商品又は再販売許可された取引成立商品の一方又はそれらの双方に関する商品の情報の一覧が表示される。
<第2実施形態>
第2実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品記憶部401と、取引可能商品出力制御部406として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引成立商品記憶部401は、取引成立商品の情報として、その取引成立商品の再販売最小単位数を含めて記憶するものである。
仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、買主システム2から取引可能商品情報提示要求があった場合に(S81:Yes)、通常販売商品の情報とともに、取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品のうち再販売許可されたものの情報としてその再販売許可された取引成立商品の再販売最小単位数(図20の注文画面520の商品527の情報a8参照。)を含めた情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力(S82〜S85,S86:オフ,S87:オフ,S88)して表示させるものである。よって、買主は、その買主が用いる買主システム2のコンピュータCの表示装置C4を介して、通常販売商品及び再販売許可済みの取引成立商品の情報を見ることができ、商品を購入しようとする買主は、再販売許可された取引成立商品の情報として、その取引成立商品の再販売最小単位数を知ることができ、この再販売最小単位数を加味して、商品の購入を検討することができ、自らの必要数に合った商品を購入する機会を得ることができる。
<第3実施形態>
第3実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品記憶部401と、取引可能商品出力制御部406として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引成立商品記憶部401は、再販売許可された取引成立商品の情報としてその取引成立商品の再販売最小単位数を含めて記憶するものであり、その取引成立商品の再販売最小単位数としてその取引成立商品の再販売可能数以下の値であって、かつ、その取引成立商品の識別情報に対応する識別情報を有する通常販売商品の通常販売最小単位数以下の値を記憶するものである。つまり、この取引成立商品記憶部401には、取引成立商品の再販売最小単位数が、その取引成立商品の情報の一部として記憶されるとともに、その再販売最小単位数として、その取引成立商品の再販売可能数及びその取引成立商品と同じ内容(仕様)の通常販売商品の通常販売最小単位数より小さい値も記憶することができる。
仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に対して取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品のうち再販売許可されたものの情報を出力する場合(S81:Yes,S88(S86:オフ,S87:オフの場合),S871(S86:オン,S87:オンの場合))、その再販売許可された取引成立商品の情報(図20の注文画面520の商品527の情報a1〜a14,a16参照。)に、上記取引成立商品記憶部401に記憶されるその取引成立商品の再販売最小単位数(図20の注文画面520の商品527の情報a8参照。)(但し、再販売最小単位数≦再販売可能数、かつ、再販売最小単位数≦通常販売最小単位数の条件を満たすものをいう。)を含めた情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力して表示させるものである。よって、例えば、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2では、そのコンピュータCの表示装置C4を用いて通常販売商品の通常販売最小単位数(図20の注文画面520の商品525の情報a8参照。)よりも少ない値となる再販売最小単位数(図20の注文画面520の商品527の情報a8参照。)となる取引成立商品含めて、この買主システム2を用いている買主であって商品を購入しようとする者に提示することができる。このため、買主は、再販売許可された取引成立商品を再販売最小単位数で購入することで、その取引成立商品と同じ内容の通常販売商品を売主から購入する場合に比べて、より少量ずつ商品を購入することができる環境を得られる。
<第4実施形態>
第4実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引可能商品出力制御部406として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、買主システム2から取引可能商品情報提示要求があった場合(S81:Yes)、再販売可能な全ての取引成立商品について、その全ての取引成立商品の情報を取引成立商品記憶部401から取得し、その取得した全ての取引成立商品の情報に含まれる当該取引商品の保有者に関する買主情報を、その買主情報に該当する買主を仲介する仲介人を特定する仲介人情報に変更し(S85)、その変更した取引成立商品の情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力(S88(S86:オフ,S87:オフの場合),S871(S86:オン,S87:オンの場合))して表示させるものである。この結果、再販売許可された取引成立商品の購入を検討する買主に対しては、その取引成立商品の本当の保有者である買主の買主情報が提示されず、その見かけ上の売手として、仲介人が提示されることとなる。なお、図20に示す商品527の情報a2「仲1」の表示は、再販売許可された取引成立商品の販売者として、その取引成立商品の本当の保有者である買主の買主情報の表示に代えて、仲介人情報として「仲1」を表示したものである。
<第5実施形態>
第5実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引可能商品出力制御部406として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、買主システム2から取引可能商品情報提示要求があった場合に、通常販売商品の情報とともに、再販売許可された取引成立商品の情報として、取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品の情報のうちその再販売可能数がゼロでないものの情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力(S84,S88(S86:オフ,S87:オフの場合),S871(S86:オン,S87:オンの場合))して表示させる。
この結果、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、その再販売可能数がゼロであるものの情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力することを禁止している。つまり、買主システム2では、そのコンピュータCの表示装置C4によって再販売可能な在庫のある取引成立商品について、買主に提示することができ、逆に、再販売可能な在庫が存在しないような取引成立商品については、その再販売を実質的に禁止することができる。
また、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、再販売に伴って再販売可能数が減少して最終的にゼロになった取引成立商品についても、その再販売できる在庫数はゼロであることから、取引成立商品の情報の買主システム2への出力を停止(禁止)することとなる。この結果、買主システム2では、在庫数(再販売可能数)がゼロとなった取引成立商品について、買主に提示できなくなり、その再販売を実質的に停止することができる。
<第6実施形態>
図16は、第6及び第19実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の再販売商品購入判定部425、取引成立商品更新部426、再販売取引成立情報通知部427、及び再販売品購入者決済部428のフローチャートである。図16に示すように、第6実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品更新部426として、以下のように機能させる。
第6実施例の仲介システム4の取引成立商品更新部426は、再販売許可された取引成立商品の発注情報が買主システム2から入力された場合(S301:オフ,S302:Yes,S307)、その取引成立商品の発注情報に含まれるその取引成立商品の識別情報に対応する取引成立商品の再販売可能数を取引成立商品記憶部401から取得し(S303)、その発注情報に含まれる発注数がその取得した取引成立商品の再販売可能数以下のときに(S304,S305:Yes)、その発注数の取引成立商品をその購入発注者である買主に引当するため、取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品の再販売可能数を、その取引成立商品の再販売可能数から前記発注数を減算した値に変更する(S311〜S314)ものである。つまり、この変更によって、再販売許可された取引成立商品の発注情報に含まれる発注数の分が、その購入発注者である買主に引当られるので、その発注数と同じ分、取引成立商品の再販売可能数が減らされて取引成立商品記憶部401に書込保存されるのである。
<第7実施形態>
図6は、第7実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、及び、仲介システム4の再販売取引終了判定部411のフローチャートである。図6に示すように、第7実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、計時部409と、再販売終了時間記憶部410と、再販売取引終了判定部411として、以下のように機能させる。
仲介システム4の計時部409は、時間を計測するものである。また、仲介システム4の再販売終了時間記憶部410は、再販売の取引終了時間を記憶するものである。
仲介システム4の再販売取引終了判定部411は、再販売終了時間記憶部410に記憶された再販売の取引終了時間と計時部409により計時した時間とを比較して(S91〜S93)、その比較の結果、再販売の取引終了時間が到来したものと判断した場合(S94:Yes)、再販売の取引を終了させるため、再販売終了フラグをオンする(S95:オン)ものであって、その結果、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406(図5参照。)の処理S88及びS871をスキップ(図5のS86:オン)させて、 再販売許可された取引成立商品の情報を、買主システム2へ出力することを停止するものである。この出力停止によって、取引成立商品の再販売を終了させることができる。なお、再販売の取引終了時間が未到来の場合は(S94:No)、取引成立商品の再販売を継続するため、再販売終了フラグをオフして(S96)、この再販売取引終了判定部411の処理を終了する。
<第8実施形態>
図7は、第8実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、及び、仲介システム4の再販売取引終了処理部412のフローチャートである。図7に示すように、第8実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、再販売取引終了処理部412として、以下のように機能させる。
仲介システム4の再販売取引終了処理部412は、再販売終了時間記憶部410により記憶された再販売の取引終了時間と計時部409による計時した時間とを比較して(図6のS91〜S93)、その比較の結果、再販売の取引終了時間が到来したものと判断した場合(図6のS94:Yes,図6のS95,S101:オン)、再販売受付部402に買主引当数及び再販売可能数が再販売の取引時間の計時開始から終了まで未入力であった取引成立商品、即ち、取引成立商品記憶部401の買主引当数及び再販売可能数がいずれも初期値(例えばゼロ)のままであった全ての取引成立商品について、取引成立商品記憶部401に記憶されるその取引成立商品の買主購入済数を買主引当数として取引成立商品記憶部401に書込保存し(S102,S103:Yes,S104,S106:No)、かつ、その取引成立商品の再販売可能数としてゼロを取引成立商品記憶部401に書込保存する(S102,S103:Yes,S105,S106:No)ものである。
つまり、取引成立商品の再販売が終了した場合、その再販売開始から終了までに買主引当数及び再販売可能数のどちらも入力されなかった取引成立商品について、その再販売の要求はなかったことから、その取引成立商品の買主購入済数の全てをその元々の購入者である買主に引当するため、その買主引当数にその買主購入済数を書込保存し、再販売済みとなった取引成立商品も一切ないことからその再販売可能数にゼロを書込保存するのである。
なお、再販売の取引終了時間が到来したために再販売終了フラグがオンとなった場合は(S101:オン)、この再販売受付部402の処理を終了し、取引成立商品記憶部401の買主引当数及び再販売可能数がいずれも初期値(例えばゼロ)のままではない取引成立商品の場合は(S103:No)、処理S104,S105をスキップして、処理をS106へ移行する。
<第9実施形態>
図8は、第9及び第10実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、及び、仲介システム4の通常販売取引終了判定部414のフローチャートである。図8に示すように、第9実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、計時部409と、通常販売終了時間記憶部413と、通常販売取引終了判定部414として、以下のように機能させる。なお、売主から買主に対して通常販売商品を販売する場合、その販売取引の仲介を仲介人が行う場合において、この仲介は、仲介システム4を用いて、売主システム3と買主システム2との間で行われる。
仲介システム4の計時部409は、前記したように時間を計測するものである。また、仲介システム4の通常販売終了時間記憶部413は 通常販売商品の取引終了時間を記憶するものである。
仲介システム4の通常販売取引終了判定部414は、通常販売終了時間記憶部413により記憶された通常販売商品の取引終了時間と計時部409による計時した時間とを比較して(S111〜S113)、その比較の結果、通常販売商品の取引終了時間が到来したものと判断した場合(S114:Yes)、通常販売終了フラグをオンする(S115)ものであって、その結果、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406(図5参照。)の処理S88及びS862をスキップ(図5のS87:オン又はS861:オン)させて、 通常販売商品の情報を買主システム2へ出力することを停止するものである。この通常販売商品の情報の出力停止によって、通常販売商品の取引を終了させることができる。なお、通常販売商品の取引終了時間が到来していない場合は(S114:No)、通常販売商品の取引を継続するため、通常販売終了フラグをオフして(S116)、この通常販売取引終了部414の処理を終了する。
<第10実施形態>
第10実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、再販売終了時間記憶部410と、通常販売終了時間記憶部413として、以下のように機能させる。
仲介システム4の再販売終了時間記憶部410に記憶した再販売の取引終了時間、仲介システム4の通常販売終了時間記憶部413に記憶した通常販売商品の取引終了時間は、互いに同じ時刻が記憶されている。よって、再販売商品の取引と、通常販売商品の取引とを、同じ時刻に終了することができ、その後の決済処理を通常販売商品及び再販売許可された取引成立商品の双方について合わせ一括処理することができる。なお、かかる場合は、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406(図5参照。)において、S861,S862,S871の処理は不要なものとなる。
<第11実施形態>
図9は、第11及び第12実施形態の説明図であって、買主システム2及び仲介システム4の電気的構成図、買主システム2の再販売条件出力制御部203のフローチャートである。図9に示すように、第11実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の買主システム2のコンピュータCを、再販売条件出力制御部203として、以下のように機能させる。
買主システム2の再販売条件出力制御部203は、この買主システム2の入力装置C3により入力された再販売条件(図10のS176:Yes,図10のS177,S121)を、その再販売条件により再販売許可を求める取引成立商品の識別情報に対応づけて、仲介システム4の再販売受付部402に出力する(S122)ものである。つまり、買主は、買主システム2を用いて、仲介システム4に対して、自己保有の取引成立商品について再販売条件を、自らの希望に沿って適宜設定することができる(S121)。例えば、自己保有の取引成立商品の買主購入済数は既知であるので、再販売条件として再販売最小単位数及び再販売ロット数を指定することで、自己保有の取引成立商品のうち自己に引当する商品数(買主引当数)と、他の買主に再販売を希望する商品数(再販売可能数)とを、自らの希望に沿って適宜設定することができるのである。
このように買主システム2の再販売条件出力制御部203から再販売条件が出力されてくることで、仲介システム4では、その再販売条件に含まれる取引成立商品の識別情報に基づいて、取引成立商品記憶部401から該当する取引成立商品の情報を検索したり、再販売判定部403による再販売の許否の判定をしたり、再販売演算登録部404及び買主引当演算登録部405により当該取引成立商品の買主引当数、再販売可能数、再販売最小単位数及び再販売ロット数を取引成立商品記憶部401に記憶したりすることができる。
<第12実施形態>
第12実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の買主システム2のコンピュータCを、再販売条件出力制御部203として、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、再販売受付部402と、再販売最小単位数設定部416として、それぞれ以下のように機能させる。
買主システム2の再販売条件出力制御部203は、この買主システム2の入力装置C3により入力された再販売条件に取引成立商品の再販売最小単位数を含めて、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、仲介システム4の再販売受付部402に出力する(S122)ものである。つまり、取引成立商品を保有する買主は、買主システム2を用いて、その取引成立商品を再販売する際に再販売最小単位数を、仲介システム4に対して出力することができる。
仲介システム4の再販売受付部402は、取引成立商品の再販売最小単位数を含んだ再販売条件が、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、その取引成立商品の識別情報に含まれる買主情報に対応する買主システム2の再販売条件出力制御部203から入力される(図1のS2:Yes)ものである。結果、仲介システム4は、買主が希望する取引成立商品の最小取引単位数である再販売最小単位数を受け付けることができる。
仲介システム4の再販売最小単位数設定部416は、仲介システム4の再販売受付部402に入力された再販売条件に含まれる取引成立商品の再販売最小単位数を、その取引成立商品の識別情報に対応づけて取引成立商品記憶部401に書込保存する(図3のS23)ものである。この結果、取引成立商品を保有する買主は、その取引成立商品を他の買主に再販売する際の再販売最小単位数を取引成立商品記憶部401に書込保存して、後で再販売の際にこの再販売最小単位数を用いて再販売の取引を行うことができる。
<第13実施形態>
図10は、第13実施形態の説明図であって、買主システム2及び仲介システム4の電気的構成図、買主システム2の取引成立商品情報要求部204及び再販売条件指定部205のフローチャート、並びに、仲介システム4の取引成立商品情報提供部417のフローチャートである。図10に示すように、第13実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の買主システム2のコンピュータCを、取引成立商品情報要求部204として、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品情報提供部417として、電子商取引システム1の買主システム2のコンピュータCを、再販売条件指定部205として、それぞれ以下のように機能させる。
買主システム2の取引成立商品情報要求部204は、メイン画面510のボタン511がクリックされると取引成立商品情報確認要求を、仲介システム4に出力する(S151:Yes,S152)ものである。よって、買主は、自己が保有する取引成立商品の情報を、仲介システム4に出力するよう要求することができる。なお、取引成立商品情報確認要求の操作(メイン画面501のボタン511のクリック)がない場合は(S151:No)、この取引成立商品情報要求部204の処理を終了する。
仲介システム4の取引成立商品情報提供部417は、買主システム2から取引成立商品情報確認要求があった場合(S161:Yes)、その取引成立商品情報確認要求に含まれる買主情報に基づいて(S162)、取引成立商品記憶部401から該当する取引成立商品の情報を取得し(S163)、その取得した取引成立商品の情報の一覧画面の生成データを生成し、その一覧画面の生成データを取引成立商品情報確認要求をしてきた買主システム2に出力(S164,S165)して表示させるものである。よって、この買主システム2を用いる買主は、その買主システム2を介して仲介システム4から出力されてくる自己の取引成立商品の情報を取得することができる。なお、買主システム2から取引成立商品情報確認要求(メイン画面510のボタン511のクリック)がない場合は(S161:No)、この取引成立商品情報提供部417の処理を終了する。
買主システム2の再販売条件指定部205は、仲介システム4の取引成立商品情報提供部417から取引成立商品の情報の一覧画面の生成データが入力された場合(S171:Yes)、その取引成立商品の情報の一覧画面の生成データに基づいて取引成立商品確認画面530(図21参照。)を買主システム2の表示装置C4に表示し(S172)、この取引成立商品確認画面530を介して取引成立商品531〜537の情報b1,b3〜b13の一覧を買主システム2の表示装置C4に表示し、そこに一覧される取引成立商品531〜537に対応する再販売ボタンb2,b2,・・・のいずれかが操作(クリック)された場合に(S174:Yes)、そのクリック(選択)された再販売ボタンb2に対応する取引成立商品について、その再販売が希望されたものとして、その選択された取引成立商品に関する再販売条件指定画面540(図22参照。)を表示装置C4に表示し、この再販売条件指定画面540(図22参照。)を介して、再販売を希望する取引成立商品の情報のうち、再販売条件出力制御部203によって仲介システム4の再販売受付部402に出力される情報、即ち、再販売を希望する取引成立商品の再販売最小単位数及び再販売ロット数を再販売条件として入力する(S175,S176:Yes)ために買主により操作されるものである。よって、買主は、自己が用いる買主システム2を用いて、自己が保有する取引成立商品について、その再販売許可を得るために必要となる再販売条件、具体的には、再販売最小単位数及び再販売ロット数を指定することができる。
なお、取引成立商品確認画面530(取引成立商品の一覧画面)の生成データの入力がない場合(S171:No)、取引成立商品確認画面530中の取引成立商品の一覧表示の中にある取引成立商品の再販売の選択操作(取引成立商品531〜537に対応するいずれかの再販売ボタンb2のクリック)がない場合(S174:No)、及び、買主システム2の入力装置c3により取引成立商品の再販売条件の入力(再販売条件指定画面540のへの再販売最小単位数及び再販売ロット数の入力)がない場合(S176:No)は、この再販売条件指定部205の処理を終了する。
<第14実施形態>
図11は、第14実施形態の説明図であって、売主システム3及び仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の通常販売商品登録部419及び取引可能商品出力制御部406のフローチャート(図5のフローチャートと同じもの)である。図11に示すように、第14実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の売主システム3のコンピュータCを、売主提供商品記憶部301として、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、通常販売商品記憶部418と、通常販売商品登録部419と、取引可能商品出力制御部406として、それぞれ以下のように機能させる。
売主システム3の売主提供商品記憶部301は、売主から買主に対して販売される通常販売商品毎に、その通常販売商品の情報を記憶するものである。ここで通常販売商品の情報には、その通常販売商品の識別情報、販売可能在庫数、及び通常販売最小単位数が少なくとも含まれている。このように通常販売商品の情報は、通常販売商品の売主が用いる売主システム3の売主提供商品記憶部301に本来的には記憶される。
仲介システム4の通常販売商品記憶部418は、売主から買主に販売される通常販売商品毎に、その通常販売商品の情報を記憶するものである。ここで、通常販売商品の情報には、売主提供商品記憶部418と同様に、通常販売商品の識別情報、販売可能在庫数、及び通常販売最小単位数が少なくとも含まれている。この通常販売商品記憶部418は、基本的には、売主提供商品記憶部301に記憶される通常販売商品の情報と同じ情報を、仲介システム4にて管理するための記憶部である。
仲介システム4の通常販売商品登録部419は、売主提供商品記憶部301と通常販売商品記憶部418との同期タイミングが到来する毎に(S181:Yes,S182)、売主提供商品記憶部301に記憶される通常販売商品の情報を逐次取得し、その取得した通常販売商品の情報を通常販売商品記憶部418に通常販売商品の情報として書込保存する(S183)ものである。この結果、売主提供商品記憶部301に記憶される通常販売商品の情報と、通常販売商品記憶部418に記憶される通常販売商品の情報とを同じ記憶内容になるように同期させることができる。また、売主提供商品記憶部301と通常販売商品記憶部418との同期タイミングが到来していない場合(S181:No)、この通常販売商品登録部418の処理を終了する。
なお、仲介システム4に通信ネットワーク5を介して接続される売主システム3が複数あるような場合であれば、通常販売商品登録部419は、各売主システム3の売主提供商品記憶部301に記憶される通常販売商品の情報を逐次取得して、仲介システム4の通常販売商品記憶部418に書込保存するので、仲介システム4の通常販売商品記憶部418には、複数の売主システム3が提供する通常販売商品の情報が蓄積されることとなる。
仲介システム4の取引可能商品出力制御部406は、買主システム2から取引可能商品情報提示要求があった場合(S81:Yes)、通常販売商品の情報として通常販売商品記憶部418に記憶される通常販売商品の情報を全て取得して(S83)、その取得した全ての通常販売商品の情報を、その取引可能商品情報提示要求をしてきた買主システム2に出力(S88,S862)して表示させるものである。すると、買主システム2では、そのコンピュータCの表示装置C4を介して、取引可能な商品の情報として、通常販売商品記憶部418に記憶される通常販売商品の情報を、買主に提示できる。このように仲介システム4の通常販売商品記憶部418に記憶した通常販売商品を買主に提示することによって、実際は、売主から供給される通常販売商品の情報を買主に対して提示することとなる。
<第15実施形態>
図12は、第15実施形態の説明図であって、売主システム3及び仲介システム4の電気的構成図、仲介システム4の発注情報転送部420のフローチャート、並びに、売主システム3の通常販売商品購入判定部302、売主提供商品情報更新部303及び通常取引成立情報出力制御部304のフローチャートである。図12に示すように、第15実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、発注情報転送部420と、通常販売商品情報更新部421と、取引成立商品情報生成部422として、電子商取引システム1の売主システム3のコンピュータCを、通常販売商品購入判定部302と、売主提供商品情報更新部303と、通常取引成立情報出力制御部304として、それぞれ以下のように機能させる。
仲介システム4の発注情報転送部420は、通常販売商品の取引終了時間が未到来、即ち、通常販売終了フラグがオフであると(S201:オフ)、買主システム2から通常販売商品の発注情報が入力された場合(S202:Yes)、その通常販売商品の発注情報を売主システム3に転送する(S203)ものである。通常販売商品の発注情報は、買主システム2を用いて通常販売商品の購入を希望する買主が入力したものであって通常販売商品の識別情報及びその発注数の情報を含むので、発注情報転送部420による売主システム3への転送によって、買主が求める通常販売商品の内容及びその必要数を売主に対して発注できる。なお、発注情報に含まれる通常販売商品の識別情報には、その通常販売商品の売主に関する売主情報が含まれており、仲介システム4の発注情報転送部420は、この売主情報に基づいて発注情報を転送するべき売主システム3を特定して、その売主システム3に対して発注情報を転送する。
なお、この発注情報転送部420は、通常販売商品の取引終了時間が到来した場合、即ち、通常販売終了フラグがオンの場合に(S201:オン)に、その処理を終了する。
売主システム3の通常販売商品購入判定部302は、仲介システム4から通常販売商品の発注情報が入力された場合(S211:Yes)、その発注情報に含まれる通常販売商品の識別情報に基づいて、その識別情報に対応する通常販売商品の販売可能在庫数を売主提供商品記憶部301から取得し(S212)、その発注情報に基づいて定まる発注数がその取得した販売可能在庫数以下であるときに(S213:Yes)、その発注情報(に識別情報が)にある通常販売商品を販売許可と判定し(S214,S215)、又、そうでないときに(S213:No)、その通常販売商品を販売不許可と判定する(S216)ものである。
つまり、売主システム3では、仲介システム4からの通常販売商品の発注情報が入力されると、通常販売商品購入判定部302によって、その通常販売商品について、その発注情報に基づいて定まる発注数と販売可能在庫数とを比べて、その発注数が販売可能在庫数以下であると、買主にその通常販売商品の購入の許可を与え、又、発注数が販売可能在庫数を超えると、買主にその通常販売商品の購入の許可を与えないようにする。なお、仲介システム4から通常販売商品の発注情報が未入力の場合は(S211:No)、売主システム3は、通常販売商品購入判定部302の処理を終了する。
ここで、発注情報に基づいて定まる発注数とは、発注情報に含まれる発注数、又は、発注情報に含まれる情報を用いて算出される発注数をいう。ここで、発注情報に含まれる情報を用いて算出される発注数とは、発注情報に当該発注数の因数となる数量の組合せ(例えば、通常販売商品の場合はその発注数の因数である通常販売最小単位数及び通常販売ロット数の組合せ、又は、再販売許可された取引成立商品の場合は再販売最小単位数及び再販売ロット数の組合せをいう。)が発注情報に含まれる場合、この発注情報に含まれる発注数の因数を乗算した値をいう。
売主システム3の売主提供商品情報更新部303は、この売主システム3の通常販売商品購入判定部302によって通常販売商品を販売許可と判定した場合(S213:Yes,S214,S215,S221)、発注情報に含まれる通常販売商品の識別情報に対応する通常販売商品の販売可能在庫数を売主提供商品記憶部301から取得し(S222)、その取得した通常販売商品の販売可能在庫数から発注情報に基づいて定まる通常販売商品の発注数を減算した値を算出し(S223)、その算出値を通常販売商品の新たな販売可能在庫数として売主提供商品記憶部301に書込保存する(S224)ものである。つまり、売主システム3では、通常販売商品購入判定部302によって通常販売商品の販売を許可すると、その通常販売商品を買主に発注数の分、買主に提供することとなるため、その発注数だけ販売可能在庫数から減算した値を、通常販売商品の新たな販売可能在庫数として更新するのである。この結果、取引成立した通常販売商品の情報が新規なものに更新される。
売主システム3の通常取引成立情報出力制御部304は、この売主システム3の通常販売商品購入判定部302によって通常販売商品を販売許可と判定した場合(S213:Yes,S214,S225,S231)、その通常販売商品の取引成立情報を生成し(S232)、発注情報から買主情報に含まれる仲介人情報を取得して仲介システムのアドレスを特定して(S233)、その通常販売商品の発注情報を転送してきた仲介システム4に対し、その通常販売商品の取引成立情報を出力する(S234)ものである。つまり、通常販売商品について売主と買主との間に取引成立となったことを、その買主の買主システム2に送り届けるため、まずは、その通常取引商品の発注情報を転送してきた仲介システム4に対して通常販売商品の取引成立情報を出力するのである。
ここで、発注情報には買主情報が、この買主情報には仲介人情報が、それぞれ含まれるので、これらの仲介人情報及び買主情報によって、この通常販売商品の取引を仲介した仲介システム4及び、この通常販売商品の買主の買主システム2をそれぞれ特定することができ、その特定された仲介システム4を経由して、その特定された買主システム2まで、買主システム2の通常取引成立情報出力制御部304が出力した取引成立情報を送信することができるのである。
図13は、第15実施形態の説明図であって、仲介システム4の通常販売商品情報更新部421、通常販売商品情報更新部421の変形例、及び、取引成立商品情報生成部422のフローチャートである。第15実施形態の仲介システム4の通常販売商品情報更新部421は、売主システム3から通常販売商品の取引成立情報が入力された場合(S241:Yes)、その取引成立情報に含まれる通常販売商品の識別情報に対応する販売可能在庫数を通常販売商品記憶部418から対応する取得し(S242)、その取引成立情報に基づいて定まる発注数をその通常販売商品の販売可能在庫数から減算した値を算出し(S243)、その算出質を通常販売商品の更新後の新たな販売可能在庫数として通常販売商品記憶部418に書込保存する(S244)ものである。
つまり、通常販売商品の取引成立によって、その取引成立した発注数分の通常販売商品が販売可能在庫数から減少することとなるので、この発注数分だけ該当する通常販売商品の販売可能在庫数を減らして、通常販売商品記憶部418に書込保存するのである。これによって、売主システム3の売主提供商品記憶部301及び仲介システム4の通常販売商品記憶部418の双方において、取引成立した通常販売商品について同一の情報を共有することができる。なお、売主システム3から通常販売商品の取引成立情報が未入力の場合(S241:No)、この通常販売商品情報更新部421の処理を終了する。
ここで、取引成立情報には、取引成立した通常販売商品の識別情報が含まれるので、この識別情報に基づいて通常販売商品記憶部418に記憶される通常販売商品の情報の中から対応する通常販売商品の販売可能在庫数を取得できるのである。
ここで、図15に示す仲介システム4の通常販売商品情報更新部421の変形例のフローチャートに示すように、この通常販売商品情報更新部421は、前記売主システム3から通常販売商品の取引成立情報が入力された場合に(S251:Yes)、その取引成立情報に含まれる通常販売商品の識別情報に対応する通常販売商品の情報を、売主システム3の売主提供商品記憶部301から取得して(S252)、その取得したその通常販売商品の情報を、更新後の新たな通常販売商品の情報として通常販売商品記憶部418に書込保存(上書保存又は書換保存)する(S253)ものであっても良い。
つまり、仲介システム4に通常販売商品の取引成立情報が入力された段階で、売主システム3の売主提供商品記憶部301に記憶されるその通常販売商品の情報は既に更新されているので、この既に更新済みの通常販売商品の情報を売主システム3の売主提供商品記憶部301からまるごと取得して、このまるごと取得した通常販売商品の情報を、更新後の新たな通常販売商品の情報として通常販売商品記憶部418に書込保存するのである。このようにすることによっても、売主システム3の売主提供商品記憶部301及び仲介システム4の通常販売商品記憶部418の双方において、取引成立した通常販売商品について同一の情報を共有することができる。なお、売主システム3から通常販売商品の取引成立情報が未入力の場合(S251:No)、この通常販売商品情報更新部421の変形例の処理を終了する。
また、仲介システム4の取引成立商品情報生成部422は、売主システム3から通常販売商品の取引成立情報が入力された場合(S241:Yes,S245,S261又はS251:Yes,S254,S261)、その取引成立情報に含まれる通常販売商品の識別情報に対応する通常販売商品の情報を、仲介システム4の通常販売商品記憶部418から取得し(S262)、その取得した通常販売商品の情報を、新たな取引成立商品の情報として取引成立商品記憶部401に書込保存する(S263)とともに、その取引成立情報に基づいて定まる発注数をその新たな取引成立商品の買主購入済数として取引成立商品記憶部401に書込保存する(S264)ものである。
つまり、上記したように、取引成立情報には取引成立した通常販売商品の識別情報が含まれている。ここで、取引成立情報に含まれる通常販売商品の識別情報とは、取引成立となった通常販売商品、即ち、取引成立商品に関する識別情報である。そこで、この通常販売商品の識別情報に基づいて該当する識別情報を有する通常販売商品の情報を通常販売商品記憶部418の中から特定し、この通常販売商品記憶部418に記憶されるその通常販売商品の情報を取得して、この取得した通常販売商品の情報を、新たな取引成立商品の情報として取引成立商品記憶部401に書込保存することで、新規の取引成立商品の情報が新たに生成されるのである。
<第16実施形態>
図14は、第16及び第17実施形態の説明図であって、買主システム2及び仲介システム4の電気的構成図、仲介システム4の通常取引成立情報通知部423のフローチャート、並びに、買主システム2の商品注文部206のフローチャートである。図14に示すように、第16実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、通常取引成立情報通知部423として、以下のように機能させる。
仲介システム4の通常取引成立情報通知部423は、売主システム3から通常販売商品の取引成立情報が入力された場合(S241:Yes,S245,S261,S265,S271又はS251:Yes,S254,S261,S265,S271)、その取引成立情報に含まれる買主情報に基づいて買主システム2のアドレスを特定し(S272)、その特定した買主システム2に対して、売主システム3から入力された通常販売商品の取引成立情報を転送する(S273)ものである。この取引成立情報の転送によって、この転送を受けた買主システム2では、そのコンピュータCの表示装置C4を介して、この通常販売商品の取引成立情報を、この通常販売商品について購入発注した買主に提示できる。つまり、仲介システム4は、通常販売商品を購入した買主が用いる買主システム2に対して、その買主が発注した通常販売商品の取引が成立したことを、その通常販売商品の取引成立情報を用いて通知することができる。
<第17実施形態>
第17実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の買主システム2のコンピュータCを、商品注文部206として、以下のように機能させる。
買主システム2の商品注文部206は、仲介システム4の取引可能商品出力制御部406から取引可能な商品の情報が買主システム2に入力された場合(S281:Yes)、その取引可能な商品を一覧した注文画面520(図20参照。)を買主システム2の表示装置C4に表示し(S282)、その注文画面520にある取引可能な商品の一覧の中から購入を希望する商品の発注情報が入力されると(S282:Yes)、その発注情報に含まれる買主情報に基づいて仲介システム4のアドレスを特定し(S284)、その入力された発注情報をその特定した仲介システム4に出力する(S285)ことによって、その買主システム2から商品の発注をするものである。
つまり、取引可能な商品、即ち、通常販売商品及び再販売許可された取引成立商品がある場合はこの取引成立商品の中から購入を希望する商品について、買主が仲介人に対して発注することができるのである。なお、取引可能な商品の情報(注文画面520)が仲介システム4から未入力の場合(S281:No)、及び、注文画面520に発注情報が未入力の場合(S283:No)は、この商品注文部206の処理を終了する。
<第18実施形態>
図15は、第18実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、及び、仲介システム4の取引成立商品決済部424のフローチャートである。図15に示すように、第18実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品決済部424として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引成立商品決済部424は、この仲介システム4の再販売取引終了処理部412によってこの仲介システム4の取引可能商品出力制御部406による買主システム2に対する商品の情報の出力が停止された場合(S291:オン)、取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品毎に、その取引成立商品の再販売可能数とその買主引当数とを合計(S292,S294:No,S297)した値を、その取引成立商品の買主引当数の最終値として取引成立商品記憶部401に書込保存(S293)するとともに、その書込保存した買主引当数をその取引成立商品の元々の購入発注者である買主が当該取引成立商品について最終的に購入した数量として、その買主の決済処理を実行する(S294:Yes,S295)ものである。また、この決済処理(S295)の実行後は、次の取引の準備処理を行うために決済処理済みの全ての取引成立商品の情報を取引成立商品記憶部401から全消去する(S296)。なお、この取引成立商品の情報を全消去した場合(S296)、及び、再販売の取引終了時間が未到来であって再販売終了フラグがオフの場合(S291:オフ)、この取引成立商品決済部424の処理を終了する。
つまり、この取引成立商品決済部424によれば、再販売許可された取引成立商品の再販売の取引が終了した場合、その取引成立商品の再販売可能数は再販売で売れ残ったものとなるので、この再販売可能数を、この取引成立商品の元々の保有者である再販売の売手側である買主に引当するため、この取引成立商品の買主引当数にその再販売可能数を加算して、この買主の最終的な買主引当数を確定して、この買主引当数をこの取引成立商品の情報として取引成立商品記憶部401に書込保存するのである。そして、この取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品の最終的な買主引当数に基づいて、この取引成立商品の決済処理をその買主に対して行うのである。
<第19実施形態>
図16は、第6及び第19実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の再販売商品購入判定部425、取引成立商品更新部426及び再販売取引成立情報通知部427及び再販売品購入者決済部428のフローチャートである。図16に示すように、第19実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、再販売商品購入判定部425と、取引成立商品更新部426と、再販売取引成立情報通知部427と、再販売済商品決済部428として、以下のように機能させる。
仲介システム4の再販売商品購入判定部425は、再販売の取引終了時間が未到来で再販売終了フラグがオフの場合(S301:オフ)であって、再販売許可された取引成立商品の発注情報が買主システム2から入力された場合(S302:Yes)、その発注情報に含まれる取引成立商品の識別情報に対応する取引成立商品の再販売可能数を取引成立商品記憶部401から取得し(S303)、その発注情報に含まれる発注数がその取得した再販売可能数以下であるときに(S304,S305:Yes)、その取引成立商品を購入許可と判定し(S306)、取引成立商品更新部426へ処理移行し(S307)、又、そうでないときに(S305:No)、その取引成立商品を購入不許可と判定する(S308)ものである。
この判定の結果、取引成立商品の再販売にあたり、その再販売される取引成立商品の購入を希望する買手側の買主からの発注情報があると、その発注情報に含まれる発注数が取引成立商品の再販売可能数(再販売可能な商品の在庫数)以下である場合に、その取引成立商品の購入を許可することができる一方、そうでない場合に、その取引成立商品の購入を不許可とすることができる。なお、再販売の取引終了時間が到来して再販売終了フラグがオンとなった場合(S301:オン)及び再販売許可された取引成立商品の発注情報が買主システム2から未入力の場合(S302:No)、この仲介システム4の再販売商品購入判定部425の処理を終了する。
仲介システム4の取引成立商品更新部426は、この仲介システム4の再販売商品購入判定部425によって取引成立商品の購入が許可された場合(S305:Yes,S306,S307,S311)、発注情報に含まれる取引成立商品の識別情報に対応する取引成立商品の再販売可能数を取引成立商品記憶部401から取得し(S312)、その取得した取引成立商品の再販売可能数から取引成立商品の発注情報に基づいて定まる発注数を減算した値を算出し(S313)、その算出値を取引成立商品の更新後の新たな再販売可能数として取引成立商品記憶部401に書込保存する(S314)ものである。この結果、仲介システム4の取引成立商品記憶部401に記憶される取引成立商品の再販売可能数(在庫数)を、その再販売可能数からその取引成立商品の発注数を減算した値に逐次更新することができる。よって、取引可能商品出力制御部406は、再販売許可された取引成立商品の情報を取引成立商品記憶部401から読み出して買主システム2に出力する場合、その取引成立商品に関する最新の再販売可能数を出力することができる。
仲介システム4の再販売取引成立情報通知部427は、この仲介システム4の再販売商品購入判定部425によって取引成立商品を購入許可と判定した場合(S305:Yes,S306,S307,S311,S315,S321)、その取引成立商品の再販売に関する取引成立情報を生成し(S322)、その取引成立商品の発注情報の出力元である買主システム2アドレスを再販売商品購入判定部425に入力された発注情報に含まれる買主情報から特定し(S323)、その特定した買主システム2に上記生成した再販売の取引成立情報を出力(S324)して表示させるものである。
この結果、再販売許可された取引成立商品について購入許可された発注者である買主は、その者が用いる買主システム2のコンピュータCの表示装置C4を介して、自らの発注に伴う購入取引が成立したことを知ることができる。ここで、取引成立情報は取引成立となった通常販売商品の買主情報を含んでおり、この買主情報はこの取引成立となった通常販売商品、即ち、取引成立商品の買主を特定する情報であるので、再販売取引成立情報通知部427は、この取引成立情報の出力先である買主システム2、つまり、この取引成立商品の発注情報の出力元である買主システム2を、取引成立情報に含まれる買主情報を基づいて特定し、この特定された買主システム2にこの取引成立情報を出力するのである。
仲介システム4の再販売済商品決済部428は、この仲介システム4の再販売商品購入判定部425によって取引成立商品が購入許可と判定された場合(S305:Yes,S306,S307,S311,S315,S321,S325,S331)、その購入許可のされた取引成立商品について、その発注情報にもとづいて定まる発注数の分の数量を、その発注情報に含まれる買主情報で特定される買主に引当して決済処理を実行する(S332)ものである。よって、再販売許可された取引成立商品について購入許可された発注者である買主は、その自らの発注数分について引当を受けて決済処理を受けることができる。
<第20実施形態>
図17は、第20、第22及び第23実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の運賃出力制御部430及びその変形例のフローチャートである。図17に示すように、第20実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、取引成立商品記憶部401と、輸送機関利用料金記憶部429と、運賃出力制御部430として、以下のように機能させる。
仲介システム4の取引成立商品記憶部401には、取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報を記憶するものである。仲介システム4の輸送機関利用料金記憶部429は、輸送機関利用料金を記憶するものである。この輸送機関利用料金は、仲介システム4の入力装置C3を介して入力されて、輸送機関利用料記憶部429に記憶される。例えば、輸送機関が貨物トラックの場合は、取引成立商品の総輸送量がその貨物トラック1台に積載可能な量であるとき、その貨物トラック1台を貸し切って取引成立商品を輸送する際に必要となる料金額をいい、仮に大阪−金沢間の貨物トラック1台のチャーター料金が10万円とするならば、輸送機関利用料はこの10万円となる。
仲介システム4の運賃出力制御部430は、買主システム2から運賃提示要求の入力があった場合(S341:Yes)、取引成立商品記憶部401に記憶される全ての取引成立商品の情報のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数の合計値を取引成立商品の総輸送量として算出する(S342,S343)とともに、その算出した取引成立商品の総輸送量と輸送機関利用料金記憶部429に記憶される輸送機関利用料金とに基づいて算出した標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を(S344)、運賃提示要求をしてきた買主システム2に出力(S347,S348)して表示させるものである。なお、買主システム2から運賃提示要求が未入力の場合(S341:No)、この運賃出力制御部430の処理を終了する。
ここで、図17に示す仲介システム4の運賃出力制御部430の変形例のフローチャートのように、この運賃出力制御部430は、取引成立商品の総輸送量と輸送機関利用料金記憶部429に記憶される輸送機関利用料金とに基づいて標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を算出する場合において、その取引成立商品の総輸送量を標準梱包単位で除算した標準梱包総数を算出し(S342,S353,S354)、その算出した取引成立商品の標準梱包総数で輸送機関利用料金記憶部429に記憶される輸送機関利用料金を除算した値を(S355)、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃とする(S356)ものとしても良い。なお、買主システム2から運賃提示要求が未入力の場合(S341:No)、この運賃出力制御部430の変形例の処理を終了する。
この運賃出力制御部430によれば、取引成立商品の有料輸送識別情報の状態をチェックすることで、その取引成立商品の輸送機関利用料が有料であるか否かを判断することができる。ここで、取引成立商品の買主購入済数は、この取引成立商品の再販売の有無に関係なく、この取引成立商品を売主から購入された数量であることに変わりがない。そこで、取引成立商品のうち、その有料輸送識別情報が有料を示すものについて、その買主購入済数を合計すれば、売主から有料輸送されてくる取引成立商品の総輸送量を導き出すことができる。そして、この取引成立商品の総輸送量を標準梱包単位で除算すれば、かかる総輸送量を標準梱包単位で換算した値になり、この換算値が標準梱包総数となるので、この標準梱包総数を輸送するために必要となる輸送機関利用料をこの標準梱包総数で除算すれば、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が求められるのである。
運賃提示要求は、買主システム2の入力装置C3によりメイン画面510(図19参照。)の運賃提示要求ボタン512が入力操作(クリック)されることで、買主システム2の通信装置C5により送信され、仲介システム4の通信装置C5により受信される。上記したように、この運賃提示要求には、この運賃提示要求を出力する買主システム2を特定する買主情報が情報として含まれているため、この運賃提示要求が入力された仲介システム4では、この運賃提示要求に含まれる買主情報に基づいて、この運賃提示要求をしてきた買主システム2を特定することができ、この買主システム2に対して標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を出力することができる。
<第21実施形態>
図18は、第21実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、及び、仲介システム4の運賃出力制御部430のフローチャートである。図18に示すように、第21実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、上限運賃記憶部431と、前記運賃出力制御部430として、以下のように機能させる。
仲介システム4の上限運賃記憶部431は、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の上限額となる上限運賃を記憶するものである。
仲介システム4の運賃出力制御部430は、買主システム2から運賃提示要求があった場合(S341:Yes,S345,S371)、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃記憶部431に記憶される上限運賃以上のとき(S372:Yes)にその上限運賃をその標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃に代入し(S373)、又は、その標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃記憶部431に記憶される上限運賃未満のときにS373の代入処理をスキップして(S372:No)、その標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を(S344又はS356)、運賃提示要求をしてきた買主システム2に出力(S374,S346〜S348)して表示させるものである。
<第22実施形態>
図17は、第20、第22及び第23実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の運賃出力制御部430及びその変形例のフローチャートである。図17に示すように、第22実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、運賃出力制御部430として、以下のように機能させる。
仲介システム4の運賃出力制御部430は、この仲介システム4の取引成立商品記憶部401に情報が記憶される取引成立商品のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数を合計した総ロット数を算出し、その総ロット数を取引成立商品の総輸送量とし、その取引成立商品の総輸送量で前記輸送機関利用料金記憶部429に記憶される輸送機関利用料金を除算した金額を、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃として、運賃提示要求をしてきた買主システム2に出力するものである。
ここで、取引成立商品の買主購入済数が、通常販売商品の通常販売最小単位数を一纏めにしたロットの数で表されるものであり、また、取引成立商品の標準梱包単位が取引成立商品の1ロット分に相当するので、取引成立商品のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数を合計すると、その合計値が取引成立商品の総ロット数となり、この総ロット数が総輸送量であって標準梱包総数でもあるので、この総ロット数で輸送機関利用料金を除算することで標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が求められる。
<第23実施形態>
図17は、第20、第22及び第23実施形態の説明図であって、仲介システム4の電気的構成図、並びに、仲介システム4の運賃出力制御部430及びその変形例のフローチャートである。図17に示すように、第23実施形態の電子商取引プログラムによれば、電子商取引システム1の仲介システム4のコンピュータCを、前記運賃出力制御部430として、以下のように機能させる。
仲介システム4の運賃出力制御部430は、取引成立商品の総輸送量又は標準梱包総数を、標準梱包単位1個当たりの取引成立商品の運賃とともに、その運賃提示要求をしてきた買主システム2に対して出力(S348)して表示させるものである。よって、この買主システム2を用いる買主は、今回輸送される取引成立商品の総輸送量又は標準梱包総数と、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の金額とを参照して、自己が購入しようとする商品の買主購入済数が加わって総輸送量又は標準梱包総数が増加した場合に、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の金額がどの程度になるかを推測することもできる。
図19は、ログイン画面500をコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図であり、メイン画面510をコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図である。
図19に示すように、ログイン画面500は、電子商取引システム1へログインするための買主情報を入力するための入力部(入力欄など)501,502が設けられる操作画面であり、買主システム2の表示装置C4に表示されて、買主システム2の入力装置C3により各種情報に入力操作が行われる。なお、ログイン画面500には、その入力部501,502に、買主情報としてログインIDやログインパスワードなどが入力される。ログイン画面500には、その入力部501,502に入力された買主情報を仲介システム4へ出力するための実行ボタンであるログインボタン503が設けられており、このログインボタン503が入力装置C3によりクリックされると、買主システム2から仲介システム4へログイン要求が出力される。
図19に示すように、メイン画面510は、電子商取引システム1を操作するために、各種要求を出力するための各種ボタン511〜514が設けられた操作画面であり、買主システム2の表示装置C4に表示されて、買主システム2の入力装置C3により入力操作が行われる。例えば、このメイン画面510には、取引可能商品情報提示要求、取引成立商品情報確認要求、運賃提示要求を仲介システム4に出力するための各種ボタン511〜514が設けられており、これらのボタン511〜514がクリックされることで、これら各種要求が仲介システム4に出力される。
図20は、商品が花卉である場合における、注文画面520をコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図であり、図21は、商品が花卉である場合における、取引成立商品確認画面530をコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図である。
図20に示すように、注文画面520には、通常販売商品521〜526の各種情報a1〜a14の表示部と、再販売許可された取引成立商品527の各種情報a1〜a14,a16の表示部と、各商品521〜527毎にその商品を購入する場合に入力装置C3により入力操作(クリック)される注文ボタンa15,a15,・・・とが設けられている。情報a1は、通常販売商品の商品ID又は再販売許可された取引成立商品の商品IDである。情報a2は、売主の識別コードなどの売主情報である。情報a3は、商品の品種である。情報a4は、商品の産地及び生産者(荷主)である。情報a5は、商品の等級及び階級である。情報a6は、商品の規格である。情報a7は、商品の色である。そして、情報a1,a3〜a7は、主に、商品特定情報に該当するものである。
情報a8は、商品の最小取引単位数であって、商品521〜526の情報a8は通常販売最小単位数で、商品527の情報a8は再販売最小単位数である。情報a9は、商品1本あたりの価格(本単価)である。情報a10は、商品の1ロット(1口)あたりの価格(口単価)である。情報a11は、商品の取引開始当初の販売可能在庫数をロット数で表したものであり、例えば、商品527に関する情報a11の値と情報a8の値との積が取引開始当初の再販売可能在庫数を表すこととなる。情報a12は、現時点における商品の販売可能在庫数をロット数で表したものであり、例えば、商品527に関する情報a12の値と情報a8の値との積が現時点の再販売可能在庫数を表すこととなる。
情報a13は、入力欄に入力される商品の発注するロット数(以下「発注ロット数」ともいう。)であって、このロット数(例えば、通常販売商品521〜526の場合は通常販売ロット数に相当し、再販売許可された取引成立商品527の場合は再販売ロット数に相当する。)は、この情報a13と同じ行に並んだ注文ボタンa15が入力装置C3によりクリックされることで、仲介システム4へ出力される。情報a14は、情報a13の入力欄に入力された発注ロット数の商品を購入した場合の購入金額であり、再販売許可された取引成立商品527の情報a14には当該商品527を5ロット購入した場合の金額が表示されている。
商品521〜527に対応する注文ボタンa15,a15,・・・は、各商品521〜527の中からその購入を希望するものの発注情報を仲介システム4に出力するために選択操作(クリック)されるボタンであり、商品の発注情報の出力を指令する処理部として機能するものである。この注文ボタンa15,a15,・・・のいずれかがクリックされることで、その注文ボタンa15に対応した(この注文ボタンa15と図中で同じ行に並んでいる情報で特定される)商品の発注情報が仲介システム4に出力される。例えば、商品521の注文ボタンa15がクリックされると、その商品521の発注情報が仲介システム4の発注情報転送部420へ出力される。また、商品527の注文ボタンa15がクリックされると、その発注情報は仲介システム4の再販売商品購入判定部425へ出力される。
なお、注文画面520の注文ボタンa15によれば、複数ある情報a13の入力欄のうち2つ以上の入力欄に発注ロット数の値として1以上の値が同時入力されている場合に、その注文画面520にある全ての発注ボタンa15のうち任意のどれか1つがクリックされたとき、情報a13の入力欄に発注ロット数として1以上の値が入力されている全ての商品について、その発注情報を仲介システム4に出力するようにしても良い。さすれば、複数の商品の発注情報の出力操作を、任意の注文ボタンa15を1回クリックすることで同時に実行することができる。
情報a16は、再販売許可された取引成立商品が通常販売商品であったときの最小取引単位数(通常販売最小単位数)であり、例えば、再販売許可されて再販売実施状態である取引成立商品527については、再販売最小単位数が10本であるのに対し、それが通常販売商品であったときは再販売最小単位数より多い通常販売最小単位数120本であったことが表示されている。
図21に示すように、取引成立商品確認画面530には、取引成立商品531〜527の各種情報b1,b3〜b13の表示部と、各取引成立商品531〜537毎に再販売条件指定画面540(図22参照。)をコンピュータCの表示装置C4に表示させるために入力操作(クリック)される再販売ボタンb2,b2,・・・とが設けられている。情報b1は、取引成立商品の商品IDである。情報b3は、取引成立商品の品種である。情報b4は、取引成立商品の等級及び階級である。情報b5は、取引成立商品の規格である。情報b6は、取引成立商品の色である。情報b12は、取引成立商品の産地及び生産者(荷主)である。そして、情報b1,b3〜b7,b13は、主に、再販売許可された取引成立商品の商品特定情報に相当するものである。
情報b7は、商品の最小取引単位数であって、取引成立商品となる以前の通常販売商品であったときの通常販売最小単位数である。情報b8は、取引成立商品の買主購入済数をロット数で表したものであり、この情報b8の値と情報b7の値との積が買主購入済数となる。情報b9は、取引成立商品を購入した際の1本あたりの価格(本単価)である。情報b10は、取引成立商品を購入した際の1ロット(1口)あたりの価格(口単価)である。情報b11は、取引成立商品を購入した際の1商品当りの合計金額であり、情報b8の値と情報b10の値との積である。情報b13は、売主の識別コードなどの売主情報である。
取引成立商品531〜537に対応する再販売ボタンb2,b2,・・・は、各取引成立商品531〜537の中から再販売を希望するものの再販売条件指定画面540(図22参照。)の提示要求を仲介システム4に出力するために選択操作(クリック)されるボタンである。この再販売ボタンb2,b2,・・・のいずれかがクリックされる(図10のS174:Yes)ことで、その再販売ボタンb2に対応した(この再販売ボタンb2と図中で同じ行に並んでいる情報で特定される)取引成立商品の再販売条件指定画面540の提示要求が仲介システム4に出力される。例えば、取引成立商品533の再販売ボタンb2がクリックされると、その取引成立商品533の識別情報に対応づけて再販売条件指定画面540の提示要求が、仲介システム4へ出力される。すると、仲介システム4は、再販売条件指定画面540の提示要求が入力されると、それに対応づけて入力された取引成立商品533の識別情報及びそれに含まれる買主情報に基づいて、この取引成立商品533の再販売条件指定画面540の生成データを、その提示要求を出力してきた買主システム2に対して出力する。すると、買主システム2は、仲介システム4から入力された取引成立商品533の再販売条件指定画面540の生成データに基づいて、取引成立商品533の再販売条件指定画面540をコンピュータCの表示装置C4に表示する(S175)。
取引成立商品確認画面530の再販売ボタンb2,b2,・・・は、再販売未許可の取引成立商品(図21の商品531,532、534〜536のボタンb2参照。)に対応するものについては「再販売」の表示がなされる一方で、再販売許可された取引成立商品(図21の商品533のボタンb2参照。)に対応するものについては、再販売中(再販売許可済み)であることを示す「再販中」の表示に変更される。これによって、買主は、取引成立商品確認画面530に一覧される自己保有の取引成立商品のうち、どの商品が再販売実施状態であり、どの商品が再販売未実施状態であるかを確認できる。また、再販売中であった取引成立商品についてその再販売を取り消すこともでき、かかる場合は、再販売ボタンb2の表示は「再販中」から再販売未実施状態を示す「再販売」の表示に再変更して、当該取引成立商品が再販売未実施状態になったことを表示可能となっている。
また、取引成立商品確認画面530の再販売ボタンb2,b2,・・・は、再販売許可された取引成立商品(図21の商品533のボタンb2参照。)の取引成立商品記憶部401に記憶される再販売可能数がゼロとなった場合に、この取引成立商品について再販売取引が終了したことを示す「再販済」の表示に変更される(図21の取引成立商品537の再販売ボタンb2参照。)。これによって、買主は、取引成立商品確認画面530に一覧される自己保有の取引成立商品のうち、どの商品が再販売済みとなったかを確認できる。
図22は、商品が花卉である場合における、再販売条件指定画面540,550をコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図である。
図22に示すように、再販売条件指定画面540は、再販売未実施状態に買主システム2の表示装置C4に表示される画面であって、買主システム2の再販売条件指定部205の一部として機能する入力操作画面である。この再販売条件指定画面540は、取引成立商品確認画面530の再販売ボタンb2のうち「再販売」の表示があるものがクリックされた場合に表示される画面であり(図10のS174:Yes,S175)、そこに表示される取引成立商品に関し、その見出し情報541と、通常販売商品として購入された際の購入条件情報542と、それを再販売する際の再販売条件入力表示部543とを備えている。見出し情報541は、取引成立商品の生産者、産地、品種、通常販売商品として販売された際の通常販売最小単位数を表示している。購入条件情報542は、取引成立商品が通常販売商品として最初に購入した際の、通常販売最小単位数(入数)と、その買主購入済数をロット数で換算した買主購入済ロット数(口数)と、その1本あたりの価格(本単価)と、その1ロット(1口)あたりの価格(口単価)とを表示している。
再販売条件入力表示部543は、買主システム2の再販売条件指定部205の処理S176のインターフェイスとして機能する入力操作部である。この再販売条件入力表示部543は、再販売許可を希望する取引成立商品に関し、その再販売最小単位数(再販売入数)の入力欄543aと、その再販売ロット数の入力欄543bと、その入力欄543a,543bに入力された再販売最小単位数及び再販売ロット数の積を買主システム2の演算装置C1で計算した値である再販売可能数を表示する表示部543cと、入力欄543a,543bへの入力を確定するためにクリックされる「再販売する」の表示を有した再販売申込ボタン543dとを備えている。
図22に示すように、再販売条件指定画面550は、再販売実施状態に買主システム2の表示装置C4に表示される画面であって、買主システム2の再販売条件指定部205の一部として機能する入力操作画面である。この再販売条件指定画面540は、取引成立商品確認画面530の再販売ボタンb2のうち「再販中」の表示があるものがクリックされた場合に表示される画面であり(図10のS174:Yes,S175)、そこに表示される取引成立商品に関し、その見出し情報541と、通常販売商品として購入された際の購入条件情報542と、それを再販売する際の再販売条件入力表示部553とを備えている。なお、見出し情報541、購入条件情報542、再販売条件入力表示部553の入力欄543a,543b及びその表示部543cは、上記した再販売条件設定画面540のものと同様であるので、同じ符号を付して、その説明を省略する。
再販売条件入力表示部553は、買主システム2の再販売条件指定部205の処理S176のインターフェイスとして機能する入力操作部である。この再販売条件入力表示部553は、再販売許可された取引成立商品に関し、その再販売最小単位数(再販入数)や再販売ロット数(再販口数)を変更する際に用いられる。入力欄543a,543bに変更したい数値を入力し、その入力欄543a,543bへの入力を確定するためにクリックされる「更販売する」の表示を有した再販売申込ボタン553dとを備えている。取消ボタン544は、一旦再販売許可された取引成立商品の再販売を取り消す場合にクリックされるボタンであり、このボタン544がクリックされると、取引成立商品確認画面530の再販売ボタンb2の表示は「再販中」から再販売未実施状態を示す「再販売」に表示変更される。
図23は、商品が花卉である場合における、運賃提示画面560であって標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃以上の場合に表示されるものをコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図であり、運賃提示画面570であって標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃未満の場合に表示されるものをコンピュータCの表示装置C4に表示した状態を例示した図である。
図23に示すように、運賃提示画面560,570は、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、買主システム2に表示するための画面である。運賃表示画面560は、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃以上の場合に(S372:Yes)、その上限運賃を標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃として表示した画面であり、運賃表示画面570は、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が上限運賃未満の場合に(S372:No)、その標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を表示する画面である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
1 電子商取引システム
2 買主システム
201 ログイン画面操作部
202 メイン画面操作部
203 再販売条件出力制御部
204 取引成立商品情報要求部
205 再販売条件指定部
206 商品注文部
3 売主システム
301 売主提供商品記憶部
302 通常販売商品購入判定部
303 売主提供商品情報更新部
304 通常取引成立情報出力制御部
4 仲介システム
401 取引成立商品記憶部
402 再販売受付部
403 再販売判定部
404 再販売演算登録部
405 買主引当演算登録部
406 取引可能商品出力制御部
407 ログイン画面要求受付部
408 ログイン要求処理部
409 計時部
410 再販売終了時間記憶部
411 再販売取引終了判定部
412 再販売取引終了処理部
413 通常販売終了時間記憶部
414 通常販売取引終了判定部
416 再販売最小単位数設定部
417 取引成立商品情報提供部
418 通常販売商品記憶部
419 通常販売商品登録部
420 発注情報転送部
421 通常販売商品情報更新部
422 取引成立商品情報生成部
423 通常取引成立情報通知部
424 取引成立商品決済部
425 再販売商品購入判定部
426 取引成立商品更新部
427 再販売取引成立情報通知部427
428 再販売品購入者決済部428
429 輸送機関利用料金記憶部
430 運賃出力制御部
431 上限運賃記憶部
5 通信ネットワーク
C コンピュータ
C1 演算装置
C2 記憶装置
C3 入力装置
C4 表示装置
C5 通信装置

Claims (8)

  1. 複数の買主システムと、売主システムと、仲介システムと、その仲介システムを売主システム及び買主システムと相互通信可能に接続する通信ネットワークとを備え、前記仲介システムを介して前記買主システム及び売主システム間での通常販売商品の電子商取引を行うための電子商取引システムにおける、
    前記仲介システムが備えるコンピュータを、
    通常販売商品の中で取引成立したものを取引成立商品として、その取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報を記憶する取引成立商品記憶部と、
    その取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品に関する再販売条件が前記買主システムから入力される再販売受付部と、
    その再販売受付部に入力された取引成立商品の再販売条件に基づいて、その取引成立商品を再販売許可とするか又は再販売不許可とするかを判定する再販売判定部と、
    前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、前記再販売判定部によって再販売許可された取引成立商品の情報を前記取引成立商品記憶部から取得し、その取得した取引成立商品の情報を通常販売商品の情報とともに、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力する取引可能商品出力制御部として、
    機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記仲介システムコンピュータが備えるコンピュータを、
    通常販売商品毎に、その通常販売商品の情報を記憶する通常販売商品記憶部と、
    その通常販売商品記憶部に情報が記憶される通常販売商品の中で取引成立したものを取引成立商品として、その取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報を記憶する前記取引成立商品記憶部と、
    前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、前記再販売判定部によって再販売許可された取引成立商品の情報を前記取引成立商品記憶部から取得し、その取得した取引成立商品の情報を、前記通常販売商品記憶部から取得した通常販売商品の情報とともに、前記取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力する前記取引可能商品出力制御部として、
    機能させることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記取引成立商品記憶部は、再販売許可された取引成立商品の情報としてその取引成立商品の再販売最小単位数を含めて記憶するものであり、その取引成立商品の再販売最小単位数としてその取引成立商品の再販売可能数以下の値であって、かつ、その取引成立商品の識別情報に対応する識別情報を有する通常販売商品の通常販売最小単位数以下の値を記憶するものであり、
    前記取引可能商品出力制御部は、取引可能商品情報提示要求があった前記買主システムに対して前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品のうち再販売許可されたものの情報を出力する場合に、その再販売許可された取引成立商品の情報にその取引成立商品の再販売最小単位数を含めた情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記取引可能商品出力制御部は、前記買主システムから取引可能商品情報提示要求があった場合に、その取引可能商品情報提示要求があった再販売可能な全ての取引成立商品について、その全ての取引成立商品の情報を前記取引成立商品記憶部から取得し、その取得した全ての取引成立商品の情報に含まれる買主情報を、その買主情報に該当する買主を仲介する仲介人を特定する仲介人情報に変更し、その変更した取引成立商品の情報を、取引可能商品情報提示要求をしてきた前記買主システムに出力するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記買主システムが備えるコンピュータを、
    その買主システムを用いて入力された取引成立商品の再販売条件を、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、前記仲介システムの前記再販売受付部に出力する再販売条件出力制御部として、
    機能させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記買主システムが備えるコンピュータを、
    その買主システムを用いて入力された取引成立商品の再販売最小単位数を、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、前記仲介システムの前記再販売受付部に出力する前記再販売条件出力制御部として、機能させるとともに、
    前記仲介システムが備えるコンピュータを、
    取引成立商品の再販売最小単位数が、その取引成立商品の識別情報に対応づけて、その取引成立商品の識別情報に含まれる買主情報に対応する前記買主システムの前記再販売条件出力制御部から入力される前記再販売受付部と、
    その再販売受付部に入力された取引成立商品の再販売最小単位数を、その取引成立商品の識別情報に対応する取引成立商品の再販売最小単位数として前記取引成立商品記憶部に書込保存する再販売最小単位数設定部として、
    機能させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 複数の買主システムと、売主システムと、仲介システムと、その仲介システムを売主システム及び買主システムと相互通信可能に接続する通信ネットワークとを備え、前記仲介システムを介して前記買主システム及び売主システム間での通常販売商品の電子商取引を行うための電子商取引システムにおける、
    前記仲介システムが備えるコンピュータを、
    その仲介システムを介して前記売主システム及び買主システム間で取引される通常販売商品のうち取引成立となった取引成立商品毎に、その取引成立商品の情報(その取引成立商品の識別情報、買主購入済数及び有料輸送識別情報を少なくとも含む。)を記憶する取引成立商品記憶部と、
    輸送機関利用料金を記憶する輸送機関利用料金記憶部と、
    前記買主システムから運賃提示要求があった場合に、前記取引成立商品記憶部に記憶される取引成立商品の情報のうち、その取引成立商品の情報に含まれる有料輸送識別情報が有料を示すもの全てについて、その取引成立商品の情報に含まれる買主購入済数の合計値を取引成立商品の総輸送量として算出し、その算出した取引成立商品の総輸送量と前記輸送機関利用料金記憶部に記憶される輸送機関利用料金とに基づいて算出した、標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、前記運賃提示要求をしてきた前記買主システムに出力する運賃出力制御部として、
    機能させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 前記仲介システムが備えるコンピュータを、
    前記標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃の上限額となる上限運賃を記憶する上限運賃記憶部と、
    前記買主システムから運賃提示要求があった場合に、前記標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が前記上限運賃記憶部に記憶される上限運賃以上のときにその上限運賃を、又は、前記標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃が前記上限運賃記憶部に記憶される上限運賃未満のときにその標準梱包単位1個当りの取引成立商品の運賃を、前記運賃提示要求をしてきた前記買主システムに出力する前記運賃出力制御部として、
    機能させることを特徴とする請求項7記載のプログラム。
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