JP2020169586A - エンジンの動弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブスプリングの伸縮に伴ってバルブを回転し易くしてバルブステム部の全周に亘ってバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質をバルブガイドによって除去することができるエンジンの動弁装置を提供する。【解決手段】エンジンの動弁装置は、バルブ50と、バルブガイド80と、バルブ50を閉方向に付勢するバルブスプリングと、バルブスプリングの付勢力に抗してバルブ50を開方向に押圧するカムシャフトを備える。バルブ50は、バルブガイド80に挿通されるバルブステム部51と、バルブステム部51の下端部に設けられるバルブ傘部52とを有し、バルブステム部51は、バルブガイド80の端部81,82に対向する部分にバルブ50の軸方向に沿ってバルブ50の径方向外側に膨出する曲面53a,53bを有する膨出部53を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、エンジンの動弁装置に関する。
自動車等のエンジンには、吸気バルブや排気バルブを開閉駆動する動弁装置が備えられている。エンジンの動弁装置は一般に、バルブガイドに挿通された吸気バルブなどのバルブをバルブスプリングによって閉方向に付勢すると共に、クランクシャフトによって回転駆動されるカムシャフトのカムによってバルブスプリングの付勢力に抗してバルブを開方向に押圧し、シリンダヘッドに形成されたポートを開閉するように構成されている。
このように構成される動弁装置を備えたディーゼルエンジンを搭載した車両では、エンジンから排出される排気ガス中に煤などの粒子状物質(PM)が含有されることから、動弁装置のバルブに煤などの粒子状物質が付着するおそれがある。
これに対し、例えば特許文献1には、カムがバルブリフタを介して直接バルブを開閉駆動する動弁装置について、カム中心線とバルブリフタ中心線とをオフセットさせてバルブを回転可能に構成し、バルブが所定温度以上時のみカムベース円とバルブリフタとの間のクリアランスを零にさせることで、バルブが所定温度以上になるとバルブが回転してバルブシートとバルブフェースとの摺動によってバルブフェースに堆積する堆積物を除去させるものが開示されている。
ディーゼルエンジンを搭載した車両では、動弁装置のバルブに煤などの粒子状物質がバルブフェースだけでなくバルブステム部にも付着するおそれがある。バルブステム部に粒子状物質が付着してバルブステム部とバルブガイドとの間に粒子状物質が詰まると、バルブステム部を移動させることができずポートを閉じることができなくなるおそれがある。特に排気ガスの一部を排気通路から吸気通路に還流させるEGRシステムが用いられる場合、粒子状物質が吸気バルブに堆積しやすく、このような問題がより顕著になり得る。
ところで、エンジンの動弁装置では、バルブスプリングとしてコイルスプリングが用いられることから、バルブの開閉時にバルブスプリングの伸長及び収縮に伴ってバルブスプリングに固着されたバルブがバルブの周方向一方側及び周方向他方側に回転し、エンジン回転数が高くなるにつれて周方向一方側の回転量と周方向他方側の回転量が異なってバルブが周方向一方側に回転することが知られている。
エンジンの動弁装置ではまた、カムシャフトがクランク軸の軸方向に延びるように配置され、円柱状に形成されるバルブステム部と円筒状に形成されるバルブガイドとの間に所定のクリアランスが設けられることから、バルブステム部は、上端部がカムシャフトの回転に伴ってカムを介してクランク軸の軸方向と直交する方向の力を受けてバルブガイドに傾斜した状態で支持されることとなる。
したがって、バルブの開閉時にバルブステム部がバルブガイド内を軸方向に移動するときにバルブステム部が接触するバルブガイドの端部によってバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質を除去すると共に、バルブスプリングの伸縮に伴ってバルブが回転してバルブステム部に付着した粒子状物質をバルブステム部の周方向全体に亘って除去することができると考えられる。
しかしながら、バルブステム部が円柱状に形成されると共にバルブガイドが円筒状に形成される場合、バルブステム部とバルブガイドの端部との接触部分において接触面圧が高く摩擦力が大きいことから、バルブステム部やバルブガイドに粒子状物質が付着するとバルブスプリングの伸縮に伴って回転されるバルブの回転が阻害され、バルブステム部の全周に亘ってバルブステム部に付着した粒子状物質をバルブガイドによって除去することができなくなるおそれがある。このことは、バルブステム部の軸方向の移動停止を引き起こし、ポートを閉じることができなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、バルブスプリングの伸縮に伴ってバルブを回転し易くしてバルブステム部の全周に亘ってバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質をバルブガイドによって除去することができるエンジンの動弁装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、シリンダヘッドと、前記シリンダヘッドに形成されたポートを開閉するバルブと、前記バルブが挿通されて筒状に形成されるバルブガイドと、前記バルブを閉方向に付勢するバルブスプリングと、前記バルブスプリングの付勢力に抗して前記バルブを開方向に押圧するカムを有するカムシャフトとを備えたエンジンの動弁装置であって、前記バルブは、前記バルブガイドに挿通されて軸状に延びるバルブステム部と、前記バルブステム部の下端部に設けられて前記ポートを開閉するバルブ傘部とを有し、前記バルブステム部は、前記バルブガイドの端部に対向する部分に前記バルブの軸方向に沿って前記バルブの径方向外側に膨出する曲面を有する膨出部を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記膨出部は、前記バルブガイドの端部に対向する部分に前記バルブの軸方向に沿って前記バルブの軸方向端部側から前記バルブの軸方向中央側に向かうにつれて前記バルブの径方向外側に凸状に膨出する曲面を有していることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記バルブステム部は、前記バルブガイドの下端部に対向する部分に前記バルブの軸方向に沿って前記バルブの径方向外側に膨出する曲面を有する膨出部を備え、前記バルブガイドは、下端部の内周側に上側に窪む凹部を有し、前記バルブガイドの内周面と前記凹部との間に角部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記角部は、直角又は鋭角に形成されていることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、バルブと、バルブが挿通されるバルブガイドと、バルブを閉方向に付勢するバルブスプリングと、バルブスプリングの付勢力に抗してバルブを開方向に押圧するカムを有するカムシャフトとを備えたエンジンの動弁装置において、バルブは、バルブガイドに挿通されるバルブステム部と、バルブステム部の下端部に設けられるバルブ傘部とを有し、バルブステム部は、バルブガイドの端部に対向する部分にバルブの軸方向に沿ってバルブの径方向外側に膨出する曲面を有する膨出部を備える。
これにより、バルブステム部に設けられる膨出部によって、バルブステム部に膨出部が設けられない場合に比して、バルブステム部がバルブガイドに傾斜した状態で支持されるときにバルブステム部とバルブガイドの端部との接触面圧を低下させることができるので、バルブステム部とバルブガイドの端部との間の摩擦力を低減させてバルブスプリングの伸縮に伴って回転されるバルブの回転が阻害されることを抑制してバルブを回転し易くすることができる。
バルブステム部は、上端部がカムシャフトの回転に伴ってカムを介してクランク軸の軸方向と直交する方向の力を受けてバルブガイドに傾斜した状態で支持され、バルブの開閉時にバルブガイド内を軸方向に移動されるときにバルブステム部が接触するバルブガイドの端部によってバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質を除去することができる。
バルブスプリングの伸縮に伴ってバルブを回転し易くすることができることから、バルブステム部が接触するバルブガイドの端部によってバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質を除去することをバルブステム部の全周に亘って行うことができる。
したがって、バルブスプリングの伸縮に伴ってバルブを回転し易くしてバルブステム部の全周に亘ってバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質をバルブガイドによって除去することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、膨出部は、バルブガイドの端部に対向する部分にバルブの軸方向に沿ってバルブの軸方向端部側から軸方向中央側に向かうにつれてバルブの径方向外側に凸状に膨出する曲面を有することにより、膨出部の凸状の曲面によってバルブステム部とバルブガイドの端部との接触部分の接触面圧を低下させることができるので、バルブスプリングの伸縮に伴って回転されるバルブの回転が阻害されることを抑制することができ、前記効果を有効に得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、バルブガイドは、下端部の内周側に上側に窪む凹部を有し、バルブガイドの内周面と凹部との間に角部が形成されることにより、バルブガイドの下端部の内周側に凹部が形成されない場合に比して、バルブステム部が接触するバルブガイドの下端部の接触部分を上側に移動させて燃焼室から離間させることができるので、バルブステム部が接触するバルブガイドの下端部の接触部分への燃焼室からの熱影響を低減して摩耗を抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、バルブガイドの内周面と凹部との間に形成される角部は、直角又は鋭角に形成されることにより、バルブが軸方向に移動されるときに、角部が鈍角に形成される場合に比して、バルブステム部に堆積した煤などの粒子状物質をより有効に除去することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る動弁装置を備えたエンジンのシステム構成を示す図である。図1に示すエンジン1は、複数の気筒が列状に配置された多気筒のディーゼルエンジンであり、これに限定されるものではないが、4つの気筒が列状に配置された直列4気筒のディーゼルエンジンである。
エンジン1のエンジン本体は、シリンダヘッド2、シリンダブロック3及びオイルパン4によって外形が形成されている。シリンダブロック3に設けられた気筒5内には、ピストン6が上下動自在に挿通され、ピストン6の頂面とシリンダヘッド2の下面との間に燃焼室7が形成されている。
シリンダヘッド2には、燃焼室7に燃料を直接噴射する燃料噴射弁8と、エンジン1の冷間始動時に吸気を暖めるためのグロープラグ9とが設けられると共に、燃料噴射弁8の噴口を取り囲むように燃焼室7に開口する1つ又は複数の吸気ポート11及び排気ポート12が設けられている。吸気ポート11及び排気ポート12にはそれぞれ、吸気バルブ50及び排気バルブ60が配設されている。
吸気バルブ50は、クランクシャフト13にチェーンを介して駆動連結されて回転駆動される吸気カムシャフト16によってクランクシャフト13の回転と同期して所定のタイミングで開閉されるようになっている。排気バルブ60は、クランクシャフト13にチェーンを介して駆動連結されて回転駆動される排気カムシャフト17によってクランクシャフト13の回転と同期して所定のタイミングで開閉されるようになっている。
吸気ポート11には、吸気通路21が接続されている。吸気通路21には、上流側から下流側に向かって、吸気を濾過するエアクリーナ22、燃焼室7に吸気を過給するターボ過給機41のコンプレッサ41a、コンプレッサ41aにより圧縮された吸気を冷却するインタークーラ23、及び各気筒5の燃焼室7への吸気量を調節するスロットル弁24が配設されている。
スロットル弁24は、アクセル開度に基づいて通常運転時には全開状態に制御され、アイドル運転時には全閉状態に制御される。なお、スロットル弁24近傍には、図示されていないが、スロットル弁24の全閉状態においてもスロットル弁24をバイパスして吸気が流れるバイパス通路が設けられている。
一方、排気ポート12には、排気通路31が接続されている。排気通路31には、上流側から下流側に向かって、ターボ過給機41のタービン41b、排気ガス中に含まれるHC、COを酸化して浄化するための酸化触媒32、排気ガス中に含まれる煤などの粒子状物質を捕集するためのパティキュレータフィルタ33、及び排気音を低減するサイレンサ34が配設されている。
エンジン1にはまた、排気ガス中に含まれるNOxを低減することを主な目的として、排気通路31のタービン41b上流側から比較的高圧の排気ガスの一部を吸気通路21に還流させる高圧EGR装置42と、排気通路31のタービン41b下流側、具体的にはパティキュレータフィルタ33下流側から比較的低圧の排気ガスの一部を吸気通路21に還流させる低圧EGR装置45とが設けられている。
高圧EGR装置42は、排気ガスの流れ方向においてタービン41bより上流側の排気通路31から分岐して、スロットル弁24より下流側の吸気通路21に繋がる高圧還流通路43を備えている。高圧還流通路43には、排気ガスを排気通路31から吸気通路21へ還流させる還流量を調整するための高圧排気ガス還流弁44が配設されている。
低圧EGR装置45は、排気ガスの流れ方向においてパティキュレータフィルタ33より下流側の排気通路31から分岐して、エアクリーナ22より下流側且つコンプレッサ41aより上流側の吸気通路21に繋がる低圧還流通路46を備えている。低圧還流通路46には、排気ガスを排気通路31から吸気通路21へ還流させる還流量を調整するための低圧排気ガス還流弁47及び排気ガスを冷却するための低圧EGRクーラ48が配設されている。
また、エンジン1に関係する構成として、図示されていないが、吸入空気量を検出するエアフローセンサ、吸気圧力を検出する吸気圧力センサ、排気ガスの圧力を検出する排気ガス圧力センサ、排気ガスの温度を検出する排気ガス温度センサ、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセル開度センサ、車速を検出する車速センサ、変速機の変速段を検出する変速機検出センサなどの構成が設けられている。
更に、図示されていないが、エンジン1及びそれに関係する構成を制御する制御装置が設けられている。前記制御装置は、エンジン1の総合的な制御装置であり、各種センサなどの情報に基づいて、燃料噴射弁8、グロープラグ9、スロットル弁24、高圧EGR装置42の高圧排気ガス還流弁44、及び低圧EGR装置45の低圧排気ガス還流弁47などの各種制御を行うようになっている。
前記制御装置は、所定の運転状態において、排気ガスの一部を排気通路31から吸気通路21に還流させるように高圧EGR装置42の高圧排気ガス還流弁44、低圧EGR装置45の低圧排気ガス還流弁47及び低圧EGRクーラ48の作動を制御する。
このようにして構成されるエンジン1には、吸気ポート11及び排気ポート12をそれぞれ開閉する吸気バルブ50及び排気バルブ60と、吸気バルブ50及び排気バルブ60をそれぞれ開閉駆動する吸気カムシャフト16及び排気カムシャフト17とが備えられ、DOHC型エンジンの動弁装置70が備えられている。
図2は、動弁装置を備えたエンジンのシリンダヘッドを示す断面図である。図2に示すように、動弁装置70は、吸気ポート11を開閉する吸気バルブ50と、シリンダヘッド2に圧入結合されて吸気バルブ50が挿通されるバルブガイド80と、吸気バルブ50を閉方向に付勢するバルブスプリング55と、バルブスプリング55の付勢力に抗して吸気バルブ50を開方向に押圧するカム16aを有するカムシャフト16とを備えている。
図3は、図2に示すシリンダヘッドの要部拡大図であり、吸気バルブ周辺の構成を示している。図3に示すように、吸気バルブ50は、略円筒状に形成されたバルブガイド80に挿通されて軸状に延びる略円柱状のバルブステム部51と、バルブステム部51の下端部に設けられて吸気ポート11を開閉する略円盤状のバルブ傘部52とを有している。吸気バルブ50は、バルブステム部51がバルブガイド80の上端部及び下端部からそれぞれ上方及び下方に突出するようにバルブガイド80に挿通されている。バルブガイド80の上側部分には吸気バルブ50との間を閉塞するオイルシール56が取り付けられている。
吸気バルブ50の上側部分には、コッタ57を介して略円盤状のアッパスプリングシート58が固着されている。アッパスプリングシート58とシリンダヘッド2の上面に固着された略円盤状のロアスプリングシート59との間にコイルスプリングからなるバルブスプリング55が装着され、バルブスプリング55によって吸気バルブ50が閉方向である上側に付勢されている。吸気バルブ50が閉方向に移動されると、バルブ傘部52がシリンダヘッド2の下面に固着されたバルブシート11aに密着し、吸気ポート11が閉じられるようになっている。
吸気バルブ50の上端部には、図2に示すように、スイングアーム71を介してカムシャフト16のカム16aによる押圧力が吸気バルブ50の開方向である下側に作用するようになっている。スイングアーム71は、一端部が油圧アジャスタ72に支持される共に他端部が吸気バルブ50、具体的にはバルブステム部51の上端部に当接するようになっている。
スイングアーム71は、略中央部に回転自在に設けられたカムフォロア71aがカムシャフト16のカム16aによって押圧されると、一端部を支点として揺動して他端部がバルブスプリング55の付勢力に抗して吸気バルブ50を押し下げて開方向である下側に移動させるようになっている。油圧アジャスタ72は、バルブフェース52aとバルブシート11aとが密着するように吸気バルブ50の上端部とスイングアーム71との間のクリアランスをゼロに自動的に調整する。
カムシャフト16は、クランク軸の軸方向に平行に配置され、シリンダヘッド2とシリンダヘッド2に結合されたカムキャップ10との間に回転自在に支持されている。カムシャフト16は、クランクシャフト13にチェーンを介して駆動連結されて回転駆動され、カム16aの外周面がスイングアーム71のカムフォロア71aに当接して吸気バルブ50を開閉駆動するようになっている。
吸気バルブ50は、吸気バルブ50の開閉時にバルブスプリング55の伸長及び収縮に伴って吸気バルブ50の周方向一方側及び周方向他方側に回転し、エンジン回転数が高くなるにつれて周方向一方側の回転量と周方向他方側の回転量が異なって吸気バルブ50が周方向一方側に回転するようなっている。
動弁装置70はまた、排気ポート12を開閉する排気バルブ60と、シリンダヘッド2に圧入結合されて排気バルブ60が挿通されるバルブガイド90と、排気バルブ60を閉方向に付勢するバルブスプリング65と、バルブスプリング65の付勢力に抗して排気バルブ60を開方向に押圧するカム17aを有するカムシャフト17とを備えている。
排気バルブ60は、吸気バルブ50と同様に、略円筒状に形成されたバルブガイド90に挿通されて軸状に延びる略円柱状のバルブステム部61と、バルブステム部61の下端部に設けられて排気ポート12を開閉する略円盤状のバルブ傘部62とを有している。排気バルブ60は、バルブステム部61がバルブガイド90の上端部及び下端部からそれぞれ上方及び下方に突出するようにバルブガイド90に挿通されている。バルブガイド90の上側部分には排気バルブ60との間を閉塞するオイルシール66が取り付けられている。
排気バルブ60の上側部分には、コッタ67を介して略円盤状のアッパスプリングシート68が固着されている。アッパスプリングシート68とシリンダヘッド2の上面に固着された略円盤状のロアスプリングシート69との間にコイルスプリングからなるバルブスプリング65が装着され、バルブスプリング65によって排気バルブ60が閉方向である上側に付勢されている。排気バルブ60が閉方向に移動されると、バルブ傘部62がシリンダヘッド2の下面に固着されたバルブシート12aに密着し、排気ポート12が閉じられるようになっている。
排気バルブ60の上端部には、スイングアーム73を介してカムシャフト17のカム17aによる押圧力が排気バルブ60の開方向である下側に作用するようになっている。スイングアーム73は、一端部が油圧アジャスタ74に支持される共に他端部が排気バルブ60、具体的にはバルブステム部61の上端部に当接するようになっている。
スイングアーム73は、略中央部に回転自在に設けられたカムフォロア73aがカムシャフト17のカム17aによって押圧されると、一端部を支点として揺動して他端部がバルブスプリング65の付勢力に抗して排気バルブ60を押し下げて開方向である下側に移動させるようになっている。油圧アジャスタ74は、バルブフェース62aとバルブシート12aとが密着するように排気バルブ60の上端部とスイングアーム73との間のクリアランスをゼロに自動的に調整する。
カムシャフト17は、クランク軸の軸方向に平行に配置され、シリンダヘッド2とシリンダヘッド2に結合されたカムキャップ10との間に回転自在に支持されている。カムシャフト17は、クランクシャフト13にチェーンを介して駆動連結されて回転駆動され、カム17aの外周面がスイングアーム73のカムフォロア73aに当接して排気バルブ60を開閉駆動するようになっている。
排気バルブ60についても、排気バルブ60の開閉時にバルブスプリング65の伸長及び収縮に伴って排気バルブ60の周方向一方側及び周方向他方側に回転し、エンジン回転数が高くなるにつれて周方向一方側の回転量と周方向他方側の回転量が異なって排気バルブ60が周方向一方側に回転するようなっている。
図4は、バルブの膨出部を説明するための説明図である。図4(a)及び図4(b)はそれぞれ、閉状態及び開状態にある吸気バルブ及びバルブガイドを模式的に示している。図4(a)及び図4(b)に示すように、吸気バルブ50は、所定のクリアランスを有してバルブガイド80に挿通され、略円柱状のバルブステム部51と略円盤状のバルブ傘部52とを有している。
本実施形態では、吸気バルブ50のバルブステム部51は、バルブ50の軸方向と直交する断面が円形状に形成されて略円柱状に形成され、バルブガイド80の端部に対向する部分にバルブ50の軸方向、具体的には軸線Cに沿ってバルブ50の径方向外側に膨出する曲面を有する膨出部53を備えている。膨出部53は、バルブガイド80の端部に対向する部分にバルブ50の軸方向に沿ってバルブ50の軸方向端部側からバルブ50の軸方向中央側に向かうにつれてバルブ50の径方向外側に凸状に膨出する円弧回転体の曲面53a,53bを有している。
バルブステム部51の膨出部53は、吸気バルブ50の閉状態及び開状態においても、バルブステム部51の径方向外側に膨出する曲面53a,53bがバルブガイド80の端部に対向するように設けられている。膨出部53は、上側の曲面53aがバルブガイド80の上端部81に対向するように設けられ、下側の曲面53bがバルブガイド80の下端部82に対向するように設けられている。
膨出部53は、上側の曲面53aと下側の曲面53bとの間に、二点鎖線で示す上側の曲面53a及び下側の曲面53bと同じ曲率半径Rを有する曲面より径方向内側においてバルブ50の軸方向に平行に設けられる側面53cを有している。
バルブガイド80は、所定の内径を有する内周面80aと所定の外径を有する外周面80bとを備えて略円筒状に形成されている。バルブガイド80は、上端面81aを有する上端部81と下端面82aを有する下端部82とを備えると共に、下端部82の内周側に上側に円柱状に窪む凹部83が形成されている。
バルブガイド80の下端部82に形成された凹部83とバルブガイド80の内周面80aとの間には角部84が形成され、角部84は、直角に形成されている。バルブガイド80の凹部83は、バルブガイド80の軸方向に直交する方向に延びる上面部83aと、上面部83aの外周側から下側に円筒状に延びる側面部83bとを備え、凹部83の上面部83aとバルブガイド80の内周面80aとのなす角度が90度に形成されている。バルブガイド80の上端面81aと内周面80aとの間に形成される角部85についても、直角に形成されている。
図5は、バルブステム部とバルブガイドの端部との接触状態を説明するための説明図である。図5に示すように、吸気バルブ50は、バルブステム部51の上端部がカムシャフト16の回転に伴ってカム16a及びスイングアーム71を介してクランク軸の軸方向と直交する方向の力を受けてバルブステム部51はバルブガイド80に傾斜した状態で支持され、バルブステム部51は、バルブガイド80の端部81,82、具体的には上端部81及び下端部82に接触してバルブガイド80に支持される。
バルブステム部51に、バルブガイド80の端部81,82に対向する部分にバルブ50の軸方向に沿ってバルブ50の軸方向外側から軸方向中央側に向かうにつれてバルブ50の径方向外側に凸状に膨出する円弧回転体の曲面53a,53bを有する膨出部53が設けられ、バルブステム部51は、吸気バルブ50が軸方向に移動されるときに膨出部53においてバルブガイド80の端部81,82に接触して移動されることとなる。これにより、吸気バルブ50の開閉時にバルブガイド80内を軸方向に移動されるときにバルブステム部51が接触するバルブガイド80の端部81,82によってバルブステム部51に付着した煤などの粒子状物質を除去することができる。
また、バルブステム部51に設けられる膨出部53によって、バルブステム部51がバルブガイド80に傾斜した状態で支持されるときにバルブステム部51とバルブガイド80の端部81,82との接触面圧を低下させることができるので、バルブステム部51とバルブガイド80の端部81,82との間の摩擦力を低減させてバルブスプリング55の伸縮に伴って回転される吸気バルブ50の回転が阻害されることを抑制して吸気バルブ50を回転し易くすることができ、バルブステム部51に付着した煤などの粒子状物質を有効に除去することができる。
排気バルブ60についても、吸気バルブ50と同様に構成され、排気バルブ60のバルブステム部61に、バルブガイド90の端部に対向する部分に、バルブ60の軸方向に沿ってバルブ60の軸方向端部側からバルブ60の軸方向中央側に向かうにつれてバルブ60の径方向外側に凸状に膨出する円弧回転体の曲面を有する膨出部が備えられている。
排気バルブ60が挿通されるバルブガイド90についても、吸気バルブ50が挿通されるバルブガイド80と同様に構成され、上端面を有する上端部と下端面を有する下端部とを備えて略円筒状に形成され、下端部の内周側に上側に円柱状に窪む凹部が形成されている。バルブガイド90の下端部に形成された凹部とバルブガイド90の内周面との間には角部が形成され、角部は、直角に形成されている。バルブガイド90の上端面と内周面との間に形成される角部についても、直角に形成されている。
排気バルブ60についても、吸気バルブ50と同様に、排気バルブ60の開閉時にバルブガイド90内を軸方向に移動されるときにバルブステム部61が接触するバルブガイド90の端部によってバルブステム部91に付着した煤などの粒子状物質を除去することができる。
また、バルブステム部61に設けられる膨出部によって、バルブステム部61とバルブガイド90の端部との間の摩擦力を低減させてバルブスプリング65の伸縮に伴って回転される排気バルブ60の回転が阻害されることを抑制して排気バルブ60を回転し易くすることができ、バルブステム部61に付着した煤などの粒子状物質を有効に除去することができる。
本実施形態では、バルブステム部51,61に設けられる膨出部53は、上側の曲面53aと下側の曲面53bとの間に上側の曲面53a及び下側の曲面53bと同じ曲率半径Rを有する曲面より径方向内側においてバルブ50,60の軸方向に平行に設けられる側面53cを有しているが、側面53cを上側の曲面53a及び下側の曲面53bと同じ曲率半径Rを有する円弧回転体によって形成することも可能である。
また、バルブステム部51,61に設けられる膨出部53は、バルブガイド80の端部に対向する部分にバルブ50,60の軸方向に沿ってバルブ50の軸方向端部側から軸方向中央側に向かうにつれてバルブ50の径方向外側に凸状に膨出する円弧回転体の曲面53a,53bを有しているが、バルブ50の軸方向端部側からバルブ50の軸方向中央側に向かうにつれてバルブ50の径方向外側に凸状に膨出する楕円弧回転体などの曲面を有するようにしてもよい。
本実施形態では、吸気バルブ50及び排気バルブ60についてそれぞれ、バルブステム部51,61がバルブガイド80,90の端部81,82に対向する部分にバルブ50,60の軸方向に沿ってバルブ50,60の径方向外側に膨出する曲面53a,53bを有する膨出部53を備えているが、吸気バルブ50のみに膨出部53を設けることも可能である。また、吸気バルブ50及び排気バルブ60はそれぞれ、上下方向にエンジン1のシリンダ軸と平行に延びるように設けられているが、上下方向にエンジン1のシリンダ軸に対して傾斜して延びるように設けることも可能である。
また、バルブガイド80,90の内周面80aと凹部83との間に形成される角部84は、鈍角又は鋭角に形成することも可能であるが、好ましくは直角又は鋭角に形成される。バルブガイド80,90の上端面と内周面との間に形成される角部についても、鈍角又は鋭角に形成することも可能であるが、好ましくは直角又は鋭角に形成される。
このように、本実施形態に係るエンジン1の動弁装置70によれば、バルブ50,60と、バルブ50,60が挿通されるバルブガイド80,90と、バルブ50,60を閉方向に付勢するバルブスプリング55,65と、バルブスプリング55,65の付勢力に抗してバルブ50,60を開方向に押圧するカム16a,17aを有するカムシャフト16,17とを備え、バルブ50,60は、バルブガイド80,90に挿通されるバルブステム部51,61と、バルブステム部51,61の下端部に設けられるバルブ傘部52,62とを有し、バルブステム部51,61は、バルブガイド80,90の端部に対向する部分にバルブ50,60の軸方向に沿ってバルブ50,60の径方向外側に膨出する曲面53a,53bを有する膨出部53を備える。
これにより、バルブステム部51,61に設けられる膨出部53によって、バルブステム部51,61に膨出部53が設けられない場合に比して、バルブステム部51,61がバルブガイド80,90に傾斜した状態で支持されるときにバルブステム部51,61とバルブガイド80,90の端部との接触面圧を低下させることができるので、バルブステム部51,61とバルブガイド80,90の端部との間の摩擦力を低減させてバルブスプリング55,65の伸縮に伴って回転されるバルブ50,60の回転が阻害されることを抑制してバルブ50,60を回転し易くすることができる。
バルブステム部51,61は、上端部がカムシャフト16,17の回転に伴ってカム16a,17aを介してクランク軸の軸方向と直交する方向の力を受けてバルブガイド80,90に傾斜した状態で支持され、バルブ50,60の開閉時にバルブガイド80,90内を軸方向に移動されるときにバルブステム部51,61が接触するバルブガイド80,90の端部によってバルブステム部51,61に付着した煤などの粒子状物質を除去することができる。
バルブスプリング55,65の伸縮に伴ってバルブ50,60を回転し易くすることができることから、バルブステム部51,61が接触するバルブガイド80,90の端部によってバルブステム部51,61に付着した煤などの粒子状物質を除去することをバルブステム部51,61の全周に亘って行うことができる。
したがって、バルブスプリング55,65の伸縮に伴ってバルブ50,60を回転し易くしてバルブステム部51,61の全周に亘ってバルブステム部51,61に付着した煤などの粒子状物質をバルブガイド80,90によって除去することができる。
また、膨出部53は、バルブガイド80,90の端部に対向する部分にバルブ50,60の軸方向に沿ってバルブ50,60の軸方向端部側から軸方向中央側に向かうにつれてバルブ50,60の径方向外側に凸状に膨出する曲面53a,53bを有する。これにより、膨出部53の凸状の曲面53a,53bによってバルブステム部51,61とバルブガイド80,90の端部との接触部分の接触面圧を低下させることができるので、バルブスプリング55,65の伸縮に伴って回転されるバルブ50,60の回転が阻害されることを抑制することができる。
また、バルブガイド80,90は、下端部81の内周側に上側に窪む凹部83を有し、バルブガイド80,90の内周面80aと凹部83との間に角部84が形成される。これにより、バルブガイド80,90の下端部82の内周側に凹部が形成されない場合に比して、バルブステム部51,61が接触するバルブガイド80,90の下端部82の接触部分を上側に移動させて燃焼室7から離間させることができるので、バルブステム部51,61が接触するバルブガイド80,90の下端部82の接触部分への燃焼室7からの熱影響を低減して摩耗を抑制することができる。
また、バルブガイド80,90の内周面80aと凹部83との間に形成される角部84は、直角又は鋭角に形成される。これにより、バルブ50,60が軸方向に移動されるときに、角部84が鈍角に形成される場合に比して、バルブステム部51,61に堆積した煤などの粒子状物質をより有効に除去することができる。
本実施形態では、バルブガイド80,90の下端部82の内周側に上側に窪む凹部83が設けられているが、凹部83を形成しないことも可能である。また、本実施形態では、ディーゼルエンジンであるエンジン1について説明されているが、ガソリンエンジンについても同様に適用することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、バルブスプリングの伸縮に伴ってバルブを回転し易くしてバルブステム部に付着した煤などの粒子状物質をバルブの開閉時にバルブガイドによって除去することが可能となるから、動弁装置を備えたディーゼルエンジンなどのエンジンないし車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1 エンジン
2 シリンダヘッド
11 吸気ポート
12 排気ポート
16,17 カムシャフト
16a,17a カム
50 吸気バルブ
51,61 バルブステム部
52,62 バルブ傘部
53 膨出部
55,65 バルブスプリング
60 排気バルブ
70 動弁装置
80,90 バルブガイド
83 凹部
84,85 角部
2 シリンダヘッド
11 吸気ポート
12 排気ポート
16,17 カムシャフト
16a,17a カム
50 吸気バルブ
51,61 バルブステム部
52,62 バルブ傘部
53 膨出部
55,65 バルブスプリング
60 排気バルブ
70 動弁装置
80,90 バルブガイド
83 凹部
84,85 角部
Claims (4)
- シリンダヘッドと、前記シリンダヘッドに形成されたポートを開閉するバルブと、前記バルブが挿通されて筒状に形成されるバルブガイドと、前記バルブを閉方向に付勢するバルブスプリングと、前記バルブスプリングの付勢力に抗して前記バルブを開方向に押圧するカムを有するカムシャフトとを備えたエンジンの動弁装置であって、
前記バルブは、前記バルブガイドに挿通されて軸状に延びるバルブステム部と、前記バルブステム部の下端部に設けられて前記ポートを開閉するバルブ傘部とを有し、
前記バルブステム部は、前記バルブガイドの端部に対向する部分に前記バルブの軸方向に沿って前記バルブの径方向外側に膨出する曲面を有する膨出部を備えている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 前記膨出部は、前記バルブガイドの端部に対向する部分に前記バルブの軸方向に沿って前記バルブの軸方向端部側から前記バルブの軸方向中央側に向かうにつれて前記バルブの径方向外側に凸状に膨出する曲面を有している、
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの動弁装置。 - 前記バルブステム部は、前記バルブガイドの下端部に対向する部分に前記バルブの軸方向に沿って前記バルブの径方向外側に膨出する曲面を有する膨出部を備え、
前記バルブガイドは、下端部の内周側に上側に窪む凹部を有し、
前記バルブガイドの内周面と前記凹部との間に角部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの動弁装置。 - 前記角部は、直角又は鋭角に形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019070467A JP2020169586A (ja) | 2019-04-02 | 2019-04-02 | エンジンの動弁装置 |
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JP2019070467A JP2020169586A (ja) | 2019-04-02 | 2019-04-02 | エンジンの動弁装置 |
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JP2020169586A true JP2020169586A (ja) | 2020-10-15 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2019
- 2019-04-02 JP JP2019070467A patent/JP2020169586A/ja active Pending
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