JP2020168088A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

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陽子 豊田
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享介 中村
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Abstract

【課題】使用中の携帯ユニットを定置ユニットに装着したときに酸素濃縮気体の排出が途切れることを抑制しつつ、携帯ユニット側の吸着筒内を減圧する。【解決手段】酸素濃縮装置1は、携帯ユニット3と、定置ユニット5と、制御部7とを備える。制御部7は、携帯ユニット3が第1動作を行っている状態において携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された場合に、吸着筒55の第1動作を止めた上で、減圧動作状態に切り替え、減圧動作状態を維持している期間に、定置ユニット5に第2動作を開始させる。【選択図】図2

Description

本発明は酸素濃縮装置に関するものである。
従来、空気中の酸素を濃縮して酸素濃縮気体を生成する酸素濃縮装置が知られている。この酸素濃縮装置の一種として、特許文献1には、携帯ユニットとこの携帯ユニットが装着及び離脱される定置ユニットとを備えた酸素濃縮装置が開示されている。
携帯ユニットは、酸素よりも窒素を優先的に吸着する吸着剤が充填された吸着筒を備えており、吸着筒によって酸素濃縮気体を生成し、供給経路を介して排出し得る。定置ユニットは、携帯ユニットが装着された状態において、空気中の酸素を濃縮して酸素濃縮気体を生成し得るとともに、酸素濃縮気体を携帯ユニットに供給し得る。携帯ユニットにおいて、吸着筒と供給経路との間には、三方弁が設けられている。この三方弁は、携帯ユニットが定置ユニットから離脱された状態では携帯ユニットで生成された酸素濃縮気体を排出する携帯ルートを形成し、携帯ユニットが定置ユニットに装着された状態では定置ユニットから携帯ユニットに供給された酸素濃縮気体を排出する定置ルートを形成する。
特開2007−117650号公報
特許文献1が開示する酸素濃縮装置では、使用中の携帯ユニットが定置ユニットに装着された場合、携帯ルートから定置ルートに切り替えられ、定置ユニット側で生成した酸素濃縮気体が携帯ユニット側から排出されるようになる。このとき、この酸素濃縮装置は、酸素濃縮気体が連続的に排出されるように、ルートを切り替える直前までは携帯ユニットで生成した酸素濃縮気体を排出させ、ルートを切り替えた直後に定置ユニットで生成した酸素濃縮気体を排出させることが好ましい。
他方、吸着筒に充填された吸着剤は、窒素だけでなく、水分も吸着する性質を有しているため、吸着筒内を圧縮した状態のまま放置しておくと、吸着剤が吸着した水分によって吸着剤の性能が劣化するおそれがある。このため、この酸素濃縮装置では、酸素濃縮気体の生成を停止した後に吸着筒内を減圧して、吸着筒内の水分を放出させることが好ましい。この酸素濃縮装置では、吸着筒内の減圧方法として、上述した供給経路を介して圧縮空気を排出させることが考えられる。しかし、この酸素濃縮装置では、ルートを切り替える直前まで携帯ユニットで酸素濃縮気体を生成していると、ルートが切り替えられることによって、携帯ユニットの吸着筒内の圧縮空気を供給経路から排出させることができなくなるという事情がある。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、使用中の携帯ユニットを定置ユニットに装着したときに酸素濃縮気体の排出が途切れることを抑制しつつ、携帯ユニット側の吸着筒内を減圧し得る技術を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の酸素濃縮装置は、
第1取込口から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して出口から排出する第1動作を行う携帯ユニットと、
前記携帯ユニットが装着及び離脱されるとともに、前記携帯ユニットが装着された状態において、第2取込口から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して供給口から前記携帯ユニットに供給する第2動作を行う定置ユニットと、
前記携帯ユニットに前記第1動作を行わせ、前記定置ユニットに前記第2動作を行わせる制御部と、
を備える酸素濃縮装置であって、
前記携帯ユニットは、
前記第1取込口から取り込まれた空気を圧縮して送り出すコンプレッサと、
前記コンプレッサから送り込まれた圧縮空気が導入されるとともに酸素よりも窒素を優先的に吸着する吸着剤が筒内に配置された吸着筒を備え、酸素を濃縮して酸素濃縮気体を排出する酸素濃縮部と、
前記酸素濃縮部から前記出口へと前記酸素濃縮気体を流す流路である第1流路と、
前記第1流路から分岐した流路である分岐流路と、
前記分岐流路に通じる導入口を備える第1接続部と、
前記筒内の気体を排出して前記筒内を減圧する減圧動作状態と、前記筒内への前記圧縮空気を導入させる導入動作状態とを切り替える減圧動作部と、
を有し、
前記第1動作は、前記減圧動作部による前記減圧動作状態と前記導入動作状態を交互に実行する動作を含んでおり、
前記定置ユニットは、前記供給口を備えるとともに前記携帯ユニットが前記定置ユニットに装着されているときに前記第1接続部に接続される第2接続部を有し、
前記制御部は、前記携帯ユニットが前記第1動作を行っている状態において前記携帯ユニットが前記定置ユニットに装着された場合に、前記吸着筒の前記第1動作を止めた上で、前記減圧動作状態に切り替え、前記減圧動作状態を維持している期間に、前記定置ユニットに前記第2動作を開始させる。
この構成によれば、ユーザが携帯ユニットから酸素を吸入している状態で、携帯ユニットが定置ユニットに装着された場合に、吸着筒の第1動作を止めた上で、吸着筒の筒内を減圧することができる。よって、この減圧に伴い、吸着筒内の水分を抜くことができ、水分の残留に起因する吸着剤の劣化を抑制し得る。しかも、吸着筒の筒内を減圧している期間に定置ユニットからの酸素供給を行うことができるため、使用者に対する酸素濃縮気体の供給を途切れにくくすることができる。
本発明によれば、使用中の携帯ユニットを定置ユニットに装着したときに酸素濃縮気体の排出が途切れることを抑制しつつ、携帯ユニット側の吸着筒内を減圧することができる。
図1は、携帯ユニットが定置ユニットから離脱された状態における酸素濃縮装置を概念的に例示した外観斜視図である。 図2は、第1実施形態における酸素濃縮装置の内部構成を概念的に例示した説明図である。 図3は、第1実施形態における装着時処理の流れを例示したフローチャートである。
1.第1実施形態
1−1.酸素濃縮装置1の構成
第1実施形態の酸素濃縮装置1は、外部から取り込んだ空気から酸素を濃縮して酸素濃縮気体を排出する装置である。酸素濃縮装置1から排出された酸素濃縮気体は、例えば図示しないカニューラを介してユーザに供給される。なお、以下では、図1の紙面上下方向を酸素濃縮装置1の上下方向として説明する。
酸素濃縮装置1は、図1及び図2に示すように、携帯ユニット3と、定置ユニット5と、制御部7とを備える。
携帯ユニット3は、携帯型の酸素濃縮器であり、定置ユニット5よりも小さい箱状をなしている。携帯ユニット3は、例えば自身の内部に設けられた電池を駆動源として駆動する。携帯ユニット3は、第1取込口40から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して酸素濃縮気体を出口42から排出する第1動作を行い得る(図2参照)。携帯ユニット3は、定置ユニット5に対し装着及び離脱し得る構成となっている。
定置ユニット5は、定置型の酸素濃縮器であり、携帯ユニット3よりも大きい箱状をなしている。定置ユニット5は、例えば商用電源を駆動源として駆動する。定置ユニット5は、第2取込口140から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して、供給口115から携帯ユニット3に対して酸素濃縮気体を供給する第2動作を行い得る(図2参照)。携帯ユニット3は、定置ユニット5から供給された酸素濃縮気体を出口42から排出し得る。なお、定置ユニット5は、携帯ユニット3よりも酸素供給能力が大きくなるように構成されている。
携帯ユニット3は、第1接続部10と、第3接続部12とを備える。第1接続部10は、後述する定置ユニット5の第2接続部110に接続される部分であり、例えば管状の継手として構成されている。第1接続部10は、切替弁18(図2参照)を有しており、第2接続部110と接続されていない状態では、自身の内側に形成された導入口15が閉塞された状態で維持され、第2接続部110と接続された状態では、導入口15が開放された状態で維持される。第1接続部10の導入口15は、第1接続部10と第2接続部110が接続された状態では、第2接続部110の内側に形成された供給口115と連通した状態となる。このため、携帯ユニット3は、第1接続部10を介して、定置ユニット5から供給された酸素濃縮気体を取り込むことができる。第3接続部12は、後述する定置ユニット5の第4接続部112に電気的に接続される部分である。第3接続部12は、例えばコネクタとして構成されている。
定置ユニット5は、第2接続部110と、第4接続部112とを備える。第2接続部110は、携帯ユニット3の第1接続部10と接続される部分であり、例えば管状の継手として構成されている。第2接続部110は、供給口115を備える。供給口115は、第1接続部10が第2接続部110と接続された場合に導入口15と連通した状態となる。定置ユニット5は、第2接続部110を介して、自身が生成した酸素濃縮気体を携帯ユニット3に供給することができる。第4接続部112は、携帯ユニット3の第3接続部12と電気的に接続される部分である。第4接続部112は、例えばコネクタとして構成されている。
定置ユニット5には、携帯ユニット3が収容される凹部5Aが形成されている。凹部5Aは、上方に開口した形態をなしている。上述した第2接続部110及び第4接続部112の各々は、凹部5Aの底面部に設けられており、接続される部分が凹部5Aの底面部から上方に突出した状態で配置されている。上述した第1接続部10及び第3接続部12の各々は、携帯ユニット3の下面部に設けられており、携帯ユニット3の下方側の空間を臨む状態で配置されている。
携帯ユニット3は、凹部5A内に収容されることで定置ユニット5に装着され、凹部5Aから取り出されることで定置ユニット5から離脱される。携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された状態では、第1接続部10が第2接続部110に接続された状態となり、且つ第3接続部12が第4接続部112に接続された状態となる。逆に、携帯ユニット3が定置ユニット5から離脱された場合には、第1接続部10が第2接続部110から外れるとともに、第3接続部12が第4接続部112から外れる。
1−2.酸素濃縮装置1の内部構成
次に、図2を用いて、酸素濃縮装置1の内部構成について説明する。
(携帯ユニット3)
携帯ユニット3には、空気を取り込む第1取込口40と、酸素濃縮気体を排出する出口42と、空気から分離された窒素を排出する排気口44と、定置ユニット5から排出された酸素濃縮気体を取り込む導入口15とが形成されている。携帯ユニット3は、取込口側流路90と、第1流路92と、排気流路94と、バイパス流路96と、分岐流路98とを備える。携帯ユニット3は、吸気フィルタ50と、コンプレッサ52と、酸素濃縮部54と、少なくとも1つ(本実施例では2つ)の逆止弁56と、製品タンク58と、同調弁60と、流量センサ62と、酸素センサ64と、バクテリアフィルタ66と、少なくとも1つの三方弁68(本実施例では2つ)と、排気バッファ70と、パージ弁72と、流量調整部74とを備える。
取込口側流路90は、第1取込口40から取り込んだ空気を酸素濃縮部54に供給する流路である。取込口側流路90は、途中で分岐しており、酸素濃縮部54が備える吸着筒55の各々に対して個別に接続されている。取込口側流路90における分岐前の流路には、第1取込口40側から順に吸気フィルタ50、コンプレッサ52が設けられている。
コンプレッサ52は、第1取込口40と酸素濃縮部54との間に介在しており、第1取込口40から取り込んだ空気を圧縮して酸素濃縮部54側に排出し得る。
酸素濃縮部54は、第1取込口40から取り込んだ空気から酸素を濃縮して酸素濃縮気体を排出する機能を有する。酸素濃縮部54は、少なくとも1つ(本実施例では2つ)の吸着筒55を備える。吸着筒55の各々は、コンプレッサ52から送り込まれた圧縮空気が導入されるとともに、酸素よりも窒素を優先的に吸着する吸着剤が筒内に配置された構成をなしている。吸着剤は、例えば加圧されると空気中の窒素を酸素に優先して吸着し、減圧されると吸着した窒素を放出して吸着剤の再生を行うゼオライト系の窒素吸着剤である。酸素濃縮部54は、吸着筒55によって酸素濃縮気体を生成し、生成した酸素濃縮気体を第1流路92に排出する。また、吸着剤は、筒内に圧縮空気が導入された場合に、空気中の窒素だけでなく水分も吸着し、筒内が減圧された場合に、窒素とともに吸着した水分も放出する性質を有する。
第1流路92は、酸素濃縮部54から出口42へと酸素濃縮気体を流す流路である。第1流路92は、吸着筒55の各々に対して個別に接続されており、出口42に向かう途中で合流して1本の流路となっている。
第1流路92における合流前の流路には、吸着筒55の各々に対応して逆止弁56が設けられている。逆止弁56は、酸素濃縮部54側から出口42側への気体の流入を許容する一方、出口42側から酸素濃縮部54側への気体の流入を遮断する機能を有する。
第1流路92における合流後の流路には、酸素濃縮部54側から順に、製品タンク58、同調弁60、流量センサ62、酸素センサ64、バクテリアフィルタ66が設けられている。製品タンク58は、酸素濃縮部54が排出した酸素濃縮気体を蓄える容器である。同調弁60は、ユーザの呼吸に同調して、第1流路92を開放する状態と閉塞する状態とに切り替わる弁である。同調弁60は、制御部7に電気的に接続されており、制御部7から与えられる制御信号に応じて第1流路92を開閉する。より具体的には、同調弁60は、駆動電力が与えられていない状態では第1流路92を閉塞した状態となり、駆動電力が与えられている状態では第1流路92を開放した状態となる。酸素センサ64は、第1流路92を流れる気体の酸素濃度を検知するセンサであり、検知した酸素濃度を示す情報を制御部7に出力する。バクテリアフィルタ66は、バクテリアの通過を阻止するフィルタである。
上述した取込口側流路90における分岐後の各々の流路には、吸着筒55の各々に対応して三方弁68が設けられている。三方弁68の各々は、排気流路94に接続されており、排気流路94を介して排気口44に接続されている。排気流路94には、排気バッファ70が設けられている。三方弁68の各々は、コンプレッサ52と自身に対応する吸着筒55との間の流路を開放し、且つ自身に対応する吸着筒55と排気口44との間の流路を閉塞する第1状態となり得る。また、三方弁68の各々は、コンプレッサ52と自身に対応する吸着筒55との間の流路を閉塞し、且つ自身に対応する吸着筒55と排気口44との間の流路を開放する第2状態となり得る。三方弁68は、制御部7と電気的に接続されており、制御部7から制御信号が与えられることで、第1状態と第2状態とに切り替わる。より具体的には、三方弁68は、駆動電力が与えられていない状態では第1状態となり、駆動電力が与えられている状態では第2状態となる。
バイパス流路96は、吸着筒55の各々の出口42側同士を接続する流路である。バイパス流路96には、パージ弁72と、一対の流量調整部74,74が設けられている。パージ弁72は、バイパス流路96を開放する状態と閉塞する状態とに切り替わる弁である。パージ弁72は、制御部7と電気的に接続されており、制御部7から制御信号が与えられることで、バイパス流路96を開放する状態と閉塞する状態とに切り替わる。より具体的には、パージ弁72は、駆動電力が与えられていない状態ではバイパス流路96を閉塞した状態となり、駆動電力が与えられている状態ではバイパス流路96を開放した状態となる。一対の流量調整部74,74は、パージ弁72を挟んだ位置関係で配置されている。流量調整部74は、バイパス流路96を狭くする部分であり、例えばオリフィスとして構成されている。
分岐流路98は、第1流路92から分岐した流路である。分岐流路98は、第1流路92における製品タンク58と同調弁60との間から分岐している。分岐流路98は、第1接続部10の導入口15に通じている。
(定置ユニット5)
定置ユニット5には、空気を取り込む第2取込口140と、空気から分離された窒素を排出する排気口144と、酸素濃縮気体を排出する供給口115とが形成されている。定置ユニット5は、取込口側流路190と、第2流路192と、排気流路194と、バイパス流路196とを備える。定置ユニット5は、吸気フィルタ150と、第2コンプレッサ152と、第2酸素濃縮部154と、少なくとも1つ(本実施例では2つ)の逆止弁156と、製品タンク158と、レギュレーター160と、比例弁162と、圧力センサ164と、少なくとも1つの三方弁168(本実施例では2つ)と、排気バッファ170と、流量調整部174とを備える。第2酸素濃縮部154は、少なくとも1つ(本実施例では2つ)の吸着筒155を備える。
取込口側流路190、排気流路194、吸気フィルタ150、第2コンプレッサ152、第2酸素濃縮部154、逆止弁156、製品タンク158、三方弁168、及び排気バッファ170の各々は、携帯ユニット3における取込口側流路90、排気流路94、吸気フィルタ50、コンプレッサ52、酸素濃縮部54、逆止弁56、製品タンク58、三方弁68、及び排気バッファ70の各々と同様の構成であるため、説明を省略する。
第2流路192は、第2酸素濃縮部154から供給口115へと酸素濃縮気体を流す流路である。第2流路192は、第2吸着筒155の各々に対して個別に接続されており、供給口115に向かう途中で1つの流路に合流して、供給口115に通じている。第2酸素濃縮部154から排出された酸素濃縮気体は、第2流路192を介して供給口115から携帯ユニット3側に排出される。供給口115を介して携帯ユニット3側に供給された酸素濃縮気体は、分岐流路98及び第1流路92を介して出口42から排出される。
第2流路192における合流前の流路には、第2吸着筒155の各々に対応して逆止弁156が設けられている。第2流路192における合流後の流路には、第2酸素濃縮部154側から順に、製品タンク158、レギュレーター160と、比例弁162と、圧力センサ164とが設けられている。
レギュレーター160は、製品タンク158に蓄えられた酸素濃縮気体を減圧して供給口115側に排出する装置である。レギュレーター160は、機械的に所定の圧力に減圧するように動作する。
比例弁162は、開放の度合いを調整することで排出する気体の流量を調整する機能を有する。比例弁162は、制御部7と電気的に接続されており、制御部7から制御信号が与えられることで所定の流量を排出するように動作する。より具体的には、比例弁162は、駆動電力が与えられていない状態では第2流路192を閉塞した状態となり、駆動電力が与えられている状態では第2流路192を開放した状態となる。
圧力センサ164は、導入口15に通じる流路内の空間の圧力を検知するセンサであり、検知した圧力を示す情報を制御部7に出力する。圧力センサ164は、第2流路192における比例弁162と第2接続部110との間の流路内の圧力を検知し得る。
バイパス流路196は、第2吸着筒155の各々の供給口115側同士を接続する流路である。バイパス流路196には、流量調整部174が設けられている。流量調整部174は、バイパス流路196を狭くする部分であり、例えばオリフィスとして構成されている。
(制御部7)
制御部7は、携帯ユニット3に第1動作を行わせる機能を有するとともに、定置ユニット5に第2動作を行わせる機能を有する。制御部7は、携帯ユニット3に備えられた制御装置76及び定置ユニット5に備えられた中継基板176を有する。
制御装置76は、例えばマイクロコンピュータを備えて構成されており、CPU等のプロセッサ、ROMやRAM等のメモリなどを有する。制御装置76は、酸素センサ64と電気的に接続されており、酸素センサ64が検知した酸素濃度を示す情報を取得し得る。制御装置76は、コンプレッサ52、同調弁60、三方弁68、及びパージ弁72と電気的に接続されており、これらの機器の動作を制御し得る。
制御装置76は、第3接続部12に電気的に接続されている。制御装置76は、第3接続部12と第4接続部112が互いに接続された状態において、中継基板176と電気的に接続される。
中継基板176は、制御装置76から定置ユニット5の各機器に対して出力される制御信号を中継するとともに、定置ユニット5の機器が制御装置76に向けて出力する信号を中継する機能を有する。中継基板176は、第4接続部112と電気的に接続されており、第3接続部12と第4接続部112とが電気的に接続された状態において、制御装置76と電気的に接続される。
制御装置76は、第3接続部12と第4接続部112が互いに接続された状態において、中継基板176を介して、定置ユニット5側のセンサが検知した情報を取得し得るとともに、定置ユニット5側の機器(例えば、第2コンプレッサ152、三方弁168など)の動作を制御し得る。
したがって、制御部7は、酸素センサ64と電気的に接続されており、酸素センサ64が検知した酸素濃度を示す情報を取得し得る。また、制御部7は、コンプレッサ52、同調弁60、三方弁68、パージ弁72、第2コンプレッサ152、及び三方弁168と電気的に接続されており、これらの機器の動作を制御し得る。
制御部7は、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された状態であるか否かを検知可能となっている。携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された状態であるか否かを判定する方法としては、第1接続部10と第2接続部110とが接続された状態であるか否かを判定するようにしてもよいし、第3接続部12と第4接続部112とが接続された状態であるか否かを判定するようにしてもよい。制御部7は、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された状態であるか否かに応じて、異なる制御を行い得る。
1−3.酸素濃縮装置1の動作
(第1動作)
携帯ユニット3は、電源がオフの状態では、上述した第1動作を行わない。携帯ユニット3が第1動作を行っていない状態では、同調弁60、三方弁68、及びパージ弁72に駆動電力が供給されない。即ち、同調弁60が第1流路92を閉塞した状態とされ、全ての三方弁68が第1状態とされ、パージ弁72がバイパス流路96を閉塞した状態とされる。
携帯ユニット3は、定置ユニット5に装着されていない状態において、電源がオンの状態に切り替えられた場合、第1動作を開始する。携帯ユニット3は、第1動作において、第1取込口40から取り込んだ空気をコンプレッサ52によって圧縮させて酸素濃縮部54側に排出させる。更に、携帯ユニット3は、複数(本実施例では2つ)の三方弁68のうち一部の三方弁68が第1状態となり、その他の三方弁68が第2状態となるように、所定時間の間隔で三方弁68の状態を交互に切り替える。これにより、コンプレッサ52で圧縮された空気は、常に何れかの吸着筒55によって酸素濃縮気体とされる。即ち、酸素濃縮部54は、酸素濃縮気体を連続的に生成して出口42側に排出する。
酸素濃縮部54(より具体的には吸着筒55)から排出された酸素濃縮気体は、製品タンク58に蓄えられる。上述したように、導入口15は、切替弁18によって閉塞されている。また、同調弁60は、ユーザの呼吸に応じて第1流路92を開閉する。このため、製品タンク58に蓄えられた酸素濃縮気体は、ユーザの呼吸に応じて第1流路92を介し出口42から排出される。
また、吸着筒55は、この吸着筒55に対応する三方弁68が第2状態となった場合に、排気口44と連通した状態となる。これにより、吸着筒55は減圧され、吸着筒55に吸着した窒素及び水分が放出される。更に、この吸着筒55には、別の吸着筒55から出口42側に排出された酸素濃縮気体の一部がバイパス流路96を介して出口42側から流入し、放出された窒素及び水分を排気口44側に送り出す。これにより、窒素及び水分の排出が効率的に行われる。なお、バイパス流路96を通過する気体の流量は、一対の流量調整部74,74によって制限されるようになっている。また、バイパス流路96では、パージ弁72が開放されたときだけ気体が通過可能となっている。
即ち、三方弁68は、第1状態となることで、自身に対応する吸着筒55を、筒内への圧縮空気を導入させる導入動作状態とする。また、三方弁68は、第2状態となることで、自身に対応する吸着筒55を、筒内の気体を排出して筒内を減圧する減圧動作状態とする。したがって、三方弁68は、減圧動作状態と、導入動作状態とを切り替える減圧動作部として機能する。
この三方弁68(減圧動作部)は、減圧動作状態のときに吸着筒55の筒内と外部空間とを所定流路(例えば排気流路94)を介して連通させて吸着筒55の筒内から外部空間への気体の排出を可能とし、導入動作状態のときに上記所定流路(例えば排気流路94)を介した吸着筒55の筒内から外部空間への気体の流出を遮断する構成をなしている。そして、この三方弁68(減圧動作部)は、携帯ユニット3の電源がオフ状態のとき(例えば制御装置76に電力が供給されていないとき)に自動的に導入動作状態で維持され、上記所定流路(例えば排気流路94)を介した吸着筒55の筒内から外部空間への気体の流出を遮断する。
このように複数の吸着筒55は、一部の吸着筒55が酸素濃縮気体を生成しているときにその他の吸着筒55が窒素及び水分を放出する状態となり、且つ、吸着筒55の各々が、酸素濃縮気体を生成する状態と、吸着した窒素及び水分を放出する状態とに交互に切り替わるように構成されている。即ち、酸素濃縮部54は、連続的に酸素濃縮気体を生成し得るとともに、酸素生成能力の低下を抑制し得る構成となっている。
(第2動作)
定置ユニット5は、電源がオフの状態では、上述した第2動作を行わない。定置ユニット5が第2動作を行っていない状態では、三方弁168及び比例弁162に駆動電力が供給されない。即ち、全ての三方弁168が第1状態とされ、比例弁162が第2流路192を閉塞した状態とされる。
定置ユニット5は、携帯ユニット3が装着された状態で且つ電源がオンの状態では、第2動作を行う。なお、定置ユニット5に携帯ユニット3が装着された状態では、携帯ユニット3は第1動作を行わない。即ち、同調弁60が第1流路92を閉塞した状態となり、全ての三方弁68が第1状態となり、パージ弁72がバイパス流路96を閉塞した状態となる。
定置ユニット5は、第2動作において、酸素濃縮気体を生成する動作を行う。定置ユニット5は、第2動作において、第2コンプレッサ152、第2酸素濃縮部154及び三方弁168を用いて酸素濃縮気体を生成する。なお、第2コンプレッサ152、第2酸素濃縮部154及び三方弁168を用いて酸素濃縮気体を生成する構成は、コンプレッサ52、酸素濃縮部54及び三方弁68を用いて酸素濃縮気体を生成する構成と同じであるため説明を省略する。
第2酸素濃縮部154から排出された酸素濃縮気体は、製品タンク158で蓄えられ、レギュレーター160で減圧され、比例弁162で流量が調整されて、供給口115から排出される。
更に、定置ユニット5は、第2動作において、三方弁168を用いて第2吸着筒155の筒内を減圧する。なお、三方弁168を用いて第2吸着筒155の筒内を減圧する構成は、三方弁68を用いて吸着筒55の筒内を減圧する構成と同じであるため説明を省略する。
更に、減圧された第2吸着筒155には、別の第2吸着筒155から供給口115側に排出された酸素濃縮気体の一部がバイパス流路196を介して供給口115側から流入し、放出された窒素を排気口144側に送り出す。これにより、窒素の排出が効率的に行われる。なお、バイパス流路196を通過する気体の流量は、流量調整部174によって制限されるようになっている。
上述したように、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された状態では、第1接続部10と第2接続部110が接続され、分岐流路98を介して第1流路92と第2流路192が連通した状態となる。また、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された状態では、携帯ユニット3は第1動作を行わないので、携帯ユニット3の同調弁60が第1流路92を開放した状態となっている。このため、定置ユニット5の供給口115から排出された酸素濃縮気体は、分岐流路98及び第1流路92を介して出口42から排出される。
また、第1流路92において、分岐流路98との接続部分よりも出口42から離間した側には、第1流路92を閉塞した状態の同調弁60が設けられている。このため、定置ユニット5側から携帯ユニット3側に供給された酸素濃縮気体は効率的に出口42側へ排出される。
また、比例弁162は、電源がオンの状態では常に第2流路192を開放した状態となっている。このため、酸素濃縮装置1は、定置ユニット5を動作させて酸素濃縮気体を排出させる場合、常に酸素濃縮気体を排出させる構成となる。
1−4.装着時の動作
ところで、酸素濃縮装置1は、第1動作を行っている携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された場合、携帯ユニット3の第1動作を停止させて、定置ユニット5に第2動作を行わせる。このとき、酸素濃縮装置1は、酸素濃縮気体の排出が途切れないように、携帯ユニット3の第1動作を停止させた後、なるべく早く定置ユニット5の第2動作を開始させることが好ましい。他方、筒内が圧縮された吸着筒55には水分が吸着しており、この水分を放出させるために減圧することが好ましい。筒内を減圧する方法として、出口42から空気を排出させることが考えられる。しかし、定置ユニット5の第2動作が開始されると、分岐流路98を介して第1流路92に圧縮された酸素濃縮気体が流れ込み、出口42へ排出される。このため、吸着筒55よりも出口42側の圧力が高くなり、出口42から排出することが難しくなるという事情がある。そこで、この酸素濃縮装置1は、以下のように構成されている。
制御部7は、携帯ユニット3が第1動作を行っている状態において携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された場合に、吸着筒55の第1動作を止めた上で、減圧動作状態に切り替え、減圧動作状態を維持している期間に、定置ユニット5に第2動作を開始させ得る。例えば、制御部7は、図3のフローチャートに例示する装着時処理を行う。
酸素濃縮装置1は、所定の開始条件が成立した場合に装着時処理を開始する。所定の開始条件は、例えば、携帯ユニット3による第1動作の開始条件が成立したことである。より具体的には、携帯ユニット3が、定置ユニット5から離脱された状態において、電源がオン状態とされたことである。あるいは、電源がオンの状態で携帯ユニット3が定置ユニット5から離脱されたことである。
酸素濃縮装置1は、装着時処理において、まず携帯ユニット3が定置ユニット5に装着されたか否かを判定する(ステップS11)。酸素濃縮装置1は、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着されていないと判定した場合には(ステップS11:NO)、再度ステップS11の処理を行う。即ち、酸素濃縮装置1は、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着されたと判定するまでステップS11の処理を繰り返す。
酸素濃縮装置1は、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着されたと判定した場合に(ステップS11:YES)、携帯ユニット3による第1動作を停止させる(ステップS12)。これにより、同調弁60が第1流路92を閉塞した状態となり、全ての三方弁68が第1状態となり、パージ弁72がバイパス流路96を閉塞した状態となる。
酸素濃縮装置1は、ステップS12の後、複数の吸着筒55のうち導入動作状態とされている吸着筒55を減圧動作状態に切り替える(ステップS13)。即ち、酸素濃縮装置1は、導入動作状態とされている吸着筒55に対応する三方弁68に駆動電力を与えることで、この三方弁68を第2状態に切り替える。これにより、導入動作状態とされていた吸着筒55の筒内の空間は、排気口144と通じるので、筒内が減圧される。その結果、吸着筒55は、窒素とともに水分を放出する。これにより、吸着筒55内の吸着剤の劣化が抑制される。なお、酸素濃縮装置1は、ステップS12において携帯ユニット3による第1動作を停止させるときに、既に減圧動作状態となっている吸着筒55については、そのまま減圧動作状態で維持させる。
酸素濃縮装置1は、ステップS13の後、減圧動作状態を維持している期間に、第2動作を開始する(ステップS14)。ここで、「減圧動作状態を維持している期間」とは、「少なくとも導入動作状態から減圧動作状態に切り替えた吸着筒55を減圧動作状態で維持している期間」であり、本構成では「全ての吸着筒55を減圧動作状態で維持している期間」である。また、「吸着筒55が減圧動作状態を維持している期間」は、「三方弁68が第2状態となっている期間」と捉えることもでき、「三方弁68に駆動電力が与えられている期間」と捉えることもできる。即ち、酸素濃縮装置1は、第2動作を開始させた後に、全ての三方弁68への駆動電力の供給を停止することで、全ての三方弁68を第1状態とし、全ての吸着筒55を導入動作状態に切り替える(即ち、全ての吸着筒55の減圧動作状態を終了させる)。酸素濃縮装置1は、ステップS14の後、装着時処理を終了する。
1−5.酸素濃縮装置1の効果
実施形態1の酸素濃縮装置1は、携帯ユニット3と定置ユニット5と制御部7とを備える。携帯ユニット3は、第1取込口40から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して出口42から排出する第1動作を行う。定置ユニット5は、携帯ユニット3が装着及び離脱されるとともに、携帯ユニット3が装着された状態において、第2取込口140から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して供給口115から携帯ユニット3に供給する第2動作を行う。制御部7は、携帯ユニット3に第1動作を行わせ、定置ユニット5に第2動作を行わせる。
携帯ユニット3は、コンプレッサ52と、酸素濃縮部54と、第1流路92と、分岐流路98と、第1接続部10と、減圧動作部(三方弁68)と、を有する。コンプレッサ52は、第1取込口40から取り込まれた空気を圧縮して送り出す。酸素濃縮部54は、コンプレッサ52から送り込まれた圧縮空気が導入されるとともに酸素よりも窒素を優先的に吸着する吸着剤が筒内に配置された吸着筒55を備え、酸素を濃縮して酸素濃縮気体を排出する。第1流路92は、酸素濃縮部54から出口42へと酸素濃縮気体を流す流路である。分岐流路98は、第1流路92から分岐した流路である。第1接続部10は、分岐流路98に通じる導入口15を備える。減圧動作部(三方弁68)は、筒内の気体を排出して筒内を減圧する減圧動作状態と、筒内への圧縮空気を導入させる導入動作状態とを切り替える。第1動作は、減圧動作部(三方弁68)による減圧動作状態と導入動作状態を交互に実行する動作を含んでいる。定置ユニット5は、供給口115を備えるとともに携帯ユニット3が定置ユニット5に装着されているときに第1接続部10に接続される第2接続部110を有する。制御部7は、携帯ユニット3が第1動作を行っている状態において携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された場合に、吸着筒55の第1動作を止めた上で、減圧動作状態に切り替え、減圧動作状態を維持している期間に、定置ユニット5に第2動作を開始させる。
この構成によれば、ユーザが携帯ユニット3から酸素を吸入している状態で、携帯ユニット3が定置ユニット5に装着された場合に、吸着筒55の第1動作を止めた上で、吸着筒55の筒内を減圧することができる。よって、この減圧に伴い、吸着筒55内の水分を抜くことができ、水分の残留に起因する吸着剤の劣化を抑制し得る。しかも、吸着筒55の筒内を減圧している期間に定置ユニット5からの酸素供給を行うことができるため、使用者に対する酸素濃縮気体の供給を途切れにくくすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態や後述する実施形態の様々な特徴は、矛盾しない組み合わせであればどのように組み合わせてもよい。
上記実施形態1では、携帯ユニット3にのみ制御装置を設ける構成としたが、携帯ユニット3及び定置ユニット5の各々に制御装置を設ける構成としてもよい。この場合、携帯ユニット3の動作を携帯ユニット3の制御装置によって制御し、定置ユニット5の動作を定置ユニット5の制御装置によって制御することができる。
上記実施形態1では、減圧動作部を三方弁68としたが、別の構成としてもよい。例えば、酸素濃縮装置1が、三方弁68に代えて、コンプレッサ52と吸着筒55の各々との間に介在する空気供給弁と、吸着筒55の各々と排気口44との間に介在する排気弁とを備える構成において、空気供給弁及び排気弁を減圧動作部としてもよい。
1…酸素濃縮装置
3…携帯ユニット
5…定置ユニット
7…制御部
10…第1接続部
15…導入口
40…第1取込口
42…出口
52…コンプレッサ
54…酸素濃縮部
55…吸着筒
68…三方弁(減圧動作部)
92…第1流路
98…分岐流路
110…第2接続部
115…供給口
140…第2取込口
192…第2流路

Claims (1)

  1. 第1取込口から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して出口から排出する第1動作を行う携帯ユニットと、
    前記携帯ユニットが装着及び離脱されるとともに、前記携帯ユニットが装着された状態において、第2取込口から取り込んだ空気中の酸素を濃縮して供給口から前記携帯ユニットに供給する第2動作を行う定置ユニットと、
    前記携帯ユニットに前記第1動作を行わせ、前記定置ユニットに前記第2動作を行わせる制御部と、
    を備える酸素濃縮装置であって、
    前記携帯ユニットは、
    前記第1取込口から取り込まれた空気を圧縮して送り出すコンプレッサと、
    前記コンプレッサから送り込まれた圧縮空気が導入されるとともに酸素よりも窒素を優先的に吸着する吸着剤が筒内に配置された吸着筒を備え、酸素を濃縮して酸素濃縮気体を排出する酸素濃縮部と、
    前記酸素濃縮部から前記出口へと前記酸素濃縮気体を流す流路である第1流路と、
    前記第1流路から分岐した流路である分岐流路と、
    前記分岐流路に通じる導入口を備える第1接続部と、
    前記筒内の気体を排出して前記筒内を減圧する減圧動作状態と、前記筒内への前記圧縮空気を導入させる導入動作状態とを切り替える減圧動作部と、
    を有し、
    前記第1動作は、前記減圧動作部による前記減圧動作状態と前記導入動作状態を交互に実行する動作を含んでおり、
    前記定置ユニットは、前記供給口を備えるとともに前記携帯ユニットが前記定置ユニットに装着されているときに前記第1接続部に接続される第2接続部を有し、
    前記制御部は、前記携帯ユニットが前記第1動作を行っている状態において前記携帯ユニットが前記定置ユニットに装着された場合に、前記吸着筒の前記第1動作を止めた上で、前記減圧動作状態に切り替え、前記減圧動作状態を維持している期間に、前記定置ユニットに前記第2動作を開始させる
    酸素濃縮装置。
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