JP2020166761A - 撮像装置、およびその制御方法 - Google Patents

撮像装置、およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020166761A
JP2020166761A JP2019068928A JP2019068928A JP2020166761A JP 2020166761 A JP2020166761 A JP 2020166761A JP 2019068928 A JP2019068928 A JP 2019068928A JP 2019068928 A JP2019068928 A JP 2019068928A JP 2020166761 A JP2020166761 A JP 2020166761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
value
unit
average value
captured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019068928A
Other languages
English (en)
Inventor
信夫 山崎
Nobuo Yamazaki
信夫 山崎
大輔 本田
Daisuke Honda
大輔 本田
貴司 中野
Takashi Nakano
貴司 中野
幸夫 玉井
Yukio Tamai
幸夫 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2019068928A priority Critical patent/JP2020166761A/ja
Publication of JP2020166761A publication Critical patent/JP2020166761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)

Abstract

【課題】画像のSN比の低下を抑制する。【解決手段】携帯情報端末(1)は、補間すべき位置の輝度値を、偏光角毎に対応する輝度値の組として規定する補間処理部(22)と、輝度値の組を用いて、撮像画像に含まれる正反射光成分の少なくとも一部を除去した映り込み除去画像を生成する映り込み除去画像生成部(23a)と、輝度値の組の平均値を画素の輝度値とした平均値画像を生成する平均値画像生成部(23b)と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、撮像装置等に関する。
近年、撮像画像に基づく生体認証を行う技術が開発されている。そのような技術の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の撮像装置は、画素グループの画素毎に偏光方向が異なるように設けられた偏光板を通して撮像対象を撮像する画像センサと、画素グループ毎に最小輝度の画素を選択する画像選択部と、選択した画素から生成した撮像画像を出力する画像出力部を備える。これにより、正反射光の影響を抑制できるため、精度の良い静脈パターンの抽出を行うことが可能となる。
国際公開2017/149608号
しかしながら、上記撮像装置においては、環境光の強度に依らず、画素グループ毎に最小輝度の画素を選択しているため、生成される画像のSN比はショットノイズの影響を受けやすい。環境光の強度が比較的低い環境においては特に、ショットノイズの影響を受けてSN比の低下が顕著になると考えられる。
本開示の一態様は、互いに異なる複数の偏光角(偏光方向)を有する偏光ユニットを用いた場合であっても、画像のSN比の低下を抑制する撮像装置等を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る撮像装置は、複数の画素を含む撮像素子と、偏光角が互いに異なる複数の偏光素子を備える偏光ユニットを複数備え、当該偏光ユニットが、前記複数の画素に対応付けられて配列されている偏光フィルタと、前記撮像素子が撮像した撮像画像について、補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を、当該位置の周辺に位置する周辺画素の輝度値を用いて偏光角毎に補間し、当該位置の輝度値を、偏光角毎に対応する輝度値の組として規定する補間処理部と、前記輝度値の組を用いて、前記撮像画像に含まれる正反射光成分の少なくとも一部を除去した除去後画像を生成する除去後画像生成部と、前記複数の画素のそれぞれにおける前記輝度値の組の平均値を、当該画素の輝度値とした平均値画像を生成する平均値画像生成部と、前記除去後画像および前記平均値画像の少なくとも一方を、前記撮像画像に含まれる被写体の認証を行う認証装置に出力する画像出力部と、を備える。
また、上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る撮像装置の制御方法は、複数の画素を含む撮像素子と、偏光角が互いに異なる複数の偏光素子を備える偏光ユニットを複数備え、当該偏光ユニットが、前記複数の画素に対応付けられて配列されている偏光フィルタと、を備える撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子が撮像した撮像画像について、補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を、当該位置の周辺に位置する周辺画素の輝度値を用いて偏光角毎に補間し、当該位置の輝度値を、偏光角毎に対応する輝度値の組として規定する補間処理ステップと、前記輝度値の組を用いて、前記撮像画像に含まれる正反射光成分の少なくとも一部を除去した除去後画像を生成する除去後画像生成ステップと、前記複数の画素のそれぞれにおける前記輝度値の組の平均値を、当該画素の輝度値とした平均値画像を生成する平均値画像生成ステップと、前記除去後画像および前記平均値画像の少なくとも一方を、前記撮像画像に含まれる被写体の認証を行う認証装置に出力する画像出力ステップと、を含む。
本開示の一態様によれば、互いに異なる複数の偏光角を有する偏光ユニットを用いた場合であっても、画像のSN比の低下を抑制する撮像装置等を実現できる。
実施形態1に係る携帯情報端末の要部の構成を示すブロック図である。 (a)は、偏光フィルタの一例を示す図であり、(b)は、偏光ユニットの一例を示す図である。 (a)は、最近傍画素補間について説明するための図であり、(b)は、線形補間について説明するための図であり、(c)は、3次曲線補間について説明するための図である。 周辺画素平均値補間について説明するための図であって、(a)は、撮像素子に入射する入射する光の、画素ごとの偏光角の例を示す図であり、(b)は、(a)における1つの画素と、その周囲の8つの画素における輝度値の例を示す図である。 (a)は、撮像部が撮像した撮像画像の概略を示す図であり、(b)は、(a)に示した画像から補間処理部が抽出した偏光角ごとの画像を示す図であり、(c)は、(b)に示した画像を補間処理部が処理した画像を示す図である。 (a)は、撮像部が撮像した撮像画像の概略を示す図であり、(b)は、(a)に示した画像から補間処理部が抽出した偏光角ごとの画像を示す図であり、(c)は、(b)に示した画像を補間処理部が処理した画像を示す図である。 (a)は、被写体に映り込みが生じている場合の、ある画素における輝度値の一例を示すグラフであり、(b)は、被写体に映り込みが生じていない場合の、ある画素における輝度値の一例を示すグラフである。 実施形態1に係る携帯情報端末における処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る携帯情報端末の要部の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る携帯情報端末における処理を示すフローチャートである。 (a)は、実施形態1に係る携帯情報端末における認証を示す図であり、(b)は、実施形態2に係る携帯情報端末における認証を示す図である。 実施形態3に係る携帯情報端末の要部の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る携帯情報端末における処理を示すフローチャートである。 実施形態3に係る携帯情報端末における処理について、具体的に示す図である。 実施形態4に係る携帯情報端末の要部の構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。本明細書では、携帯情報端末1が虹彩認証を行うものとして説明するが、これに限られない、その他の生体認証(例:静脈認証、顔認証)においても適用可能である。
図1は、本実施形態に係る携帯情報端末1(撮像装置)の要部の構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯情報端末1は、撮像部10、画像処理部20、認証部30(認証装置)およびデータ格納部40を備える。
撮像部10は、携帯情報端末1のユーザの操作に基づいて被写体の赤外光画像を撮像する。本実施形態では、被写体は、ユーザの眼球である。撮像部10は、撮像素子11、偏光フィルタ12、および赤外光源14を備える。
撮像素子11は、複数の画素から構成されるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどである。それぞれの画素は、入射する光信号を電気信号に変換する受光素子を含む。受光素子は、例えばフォトダイオードである。
偏光フィルタ12は、偏光角が互いに異なる複数の偏光素子を備える偏光ユニット13(図2の(a)および(b)参照)を複数備えるマルチ偏光フィルタである。偏光ユニット13は、撮像素子11に含まれる複数の画素に対応付けられて配列されている。本実施形態では、偏光ユニット13に含まれるそれぞれの偏光素子に対して、画素が1個ずつ対応付けられている。
図2の(a)は、偏光フィルタ12の一例を示す図である。図2の(b)は、偏光ユニット13の一例を示す図である。図2の(a)および(b)に示す例では、偏光フィルタ12は、互いに偏光角が異なる偏光素子12a、12b、12cおよび12dを含む偏光ユニット13を複数備える。
図2の(b)に示すように、偏光素子12aの偏光角を0°とした場合、偏光素子12b〜12dの偏光角は、それぞれ45°、90°および135°である。なお、偏光ユニット13における偏光素子12a〜12dの位置関係は、図2の(b)に示した例に限定されない。
赤外光源14は、被写体に対して赤外光を照射する光源である。被写体により反射された赤外光を、撮像素子11に含まれる複数の画素が受光することで、撮像部10は被写体の赤外光画像を撮像画像として撮像する。
画像処理部20は、撮像部10が撮像した撮像画像について、画像処理を行う。画像処理部20は、画像取得部21、補間処理部22、画像生成部23および画像出力部24を備える。
画像取得部21は、撮像素子11が撮像した撮像画像を撮像部10から取得する。
補間処理部22は、補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を、当該位置の周辺に位置する周辺画素の輝度値を用いて偏光角毎に補間し、当該位置の輝度値を、偏光角毎に対応する輝度値の組として規定する。
「補間すべき位置」とは、携帯情報端末1の設計者により設定された、輝度を補間する対象となる位置である。例えば、「補間すべき位置」が各画素の位置と重なっていてもよいし、複数の画素の間の位置であってもよい。
補間処理部22による補間処理の具体的な方法については特に限定されず、最近傍画素(nearest neighbor)、線形補間(bilinear)、三次曲線補間(bicubic)などの公知技術から、携帯情報端末1の製造者が適宜選択すればよい。
図3の(a)は、最近傍画素補間について説明するための図である。座標が(x+dx1,y+dy1)である点の輝度値I(x+dx1,y+dy1)を補間する場合について、以下に説明する。以下の説明では、座標が(x+dx1,y+dy1)である点の周囲の4点の座標を(x,y)、(x,y+1)、(x+1,y)および(x+1,y+1)とする。また、それらの点における輝度値をI(x,y)、I(x,y+1)、I(x+1,y)およびI(x+1,y+1)とする。
このとき、輝度値I(x+dx1,y+dy1)は、以下の式により算出される。
I(x+dx1,y+dy1)=W(dx1,dy1)×I(x,y)+W(dx2,dy1)×I(x+1,y)
+W(dx1,dy2)×I(x,y+1)+W(dx2,dy2)×I(x+1,y+1)
ここで、dx2=dx1-1(<0)、dy2=dy1-1(<0)である。
W(dxi,dyk)(i=1,2、k=1,2)は重みづけ係数であり、以下のとおり決定される。
W(dxi,dyk)=1 (dxiおよびdykがいずれも-0.5より大きく、かつ0.5以下)
W(dxi,dyk)=0 (dxiおよびdykの少なくとも一方が-0.5以下、または0.5よりも大きい)
例えば、dx1=0.4,dy1=0.8の場合、dx2=-0.6,dy2=-0.2となり、右辺第3項のW(dx1,dy2)のみ1となる。このため、I(x+dx1,y+dy1)の値として、I(x,y+1)が採用される。また、4つの点のちょうど中間点となる、dx1=dy1=0.5の場合は、第1項のみ1となる。このため、I(x+dx1,y+dy1)の値として、I(x,y)が採用される。
図3の(b)は、線形補間について説明するための図である。座標が(x+px1,y+py1)である点の輝度値I(x+px1,y+py1)を補間する場合について、以下に説明する。以下の説明では、座標が(x+px1,y+py1)である点の周囲の4点の座標を、最近傍画素補間の説明と同様に(x,y)、(x,y+1)、(x+1,y)および(x+1,y+1)とする。また、それらの点における輝度値をI(x,y)、I(x,y+1)、I(x+1,y)およびI(x+1,y+1)とする。
このとき、輝度値I(x+dx1,y+dy1)は、以下の式により算出される。
I(x+px1,y+py1)=W(px1,py1)×I(x,y)+W(px2,py1)×I(x+1,y)
+W(px1,py2)×I(x,y+1)+W(px2,py2)×I(x+1,y+1)
ここで、px1,px2,py1,py2≧0、px1+px2=1,py1+py2=1である。
W(pxi,dyk)(i=1,2、k=1,2)は重みづけ係数であり、以下の式により算出される。
W(pxi,pyk)=(1-pxi)×(1-pyk) (pxiおよびpykがいずれも1未満)
W(pxi,pyk)=0 (pxiおよびpykの少なくとも一方が1以上)
例えば、px1=0.4,py1=0.8の場合、px2=0.6,py2=0.2となる。この場合、輝度値は0.12×I(x,y)+0.08×I(x+1,y)+0.48×I(x,y+1)+0.32×I(x+1,y+1)となり、4つの点からの距離に応じた加重平均を求めていることになる。また、4つの点の中間点(dx1=dy1=0.5)における輝度値は、0.25×{I(x,y)+I(x+1,y)+I(x,y+1)+I(x+1,y+1)}となる。すなわち、中間点における輝度は、周囲の4点における輝度値の平均値となる。
図3の(c)は、3次曲線補間について説明するための図である。座標が(x1+px1,y1+py1)である点の輝度値I(x1+px1,y1+py1)を補間する場合について、以下に説明する。以下の説明では、座標が(x1+px1,y1+py1)である点の周囲の16点の座標を(x1,y1), …, (x1,y4), (x2,y1), …, (x4,y4)とする。また、それらの点における輝度値をI(x1,y1), …, I(x1,y4), I(x2,y1), …, I(x4,y4)とする。
また、x2≦x1+px1≦x3かつy2≦y1+py1≦y3である。さらに、x1〜x4とx1+px1との差の絶対値をそれぞれpx1,px2,px3およびpx4とし、y1〜y4とy1+py1との差の絶対値をそれぞれpy1,py2,py3およびpy4とする。すなわち、座標(x1+px1,y1+py1)は、(x2+px2,y2+py2)、(x3-px3,y3-py3)、または(x4-px4,y4-py4)とも表すことができる。
このとき、輝度値I(x1+px1,y1+py1)は、以下の式により算出される。
Figure 2020166761
ここで、W(pxi,pyk)(i=1〜4、k=1〜4)は重みづけ係数であり、以下の式により算出される。以下の式において、「^2」および「^3」はそれぞれ2乗および3乗を示す。
W(pxi,pyk)=wx×wy
wx=1-(s+3)×pxi^2+(s+2)×pxi^3 (pxi≦1)
wx=-s×(4-8×pxi+5×pxi^2-pxi^3) (1<pxi≦2)
wx=0 (pxi>2)
wy=1-(s+3)×pyk^2+(s+2)×pyk^3 (pyk≦1)
wy=-s×(4-8×pyk+5×pyk^2-pyk^3) (1<pyk≦2)
wy=0 (pyk>2)
ここで、"s"は鮮鋭度と呼ばれる定数である。"s"の値は、通常は-0.5から-1.0の範囲に設定される。
図4は、周辺画素平均値補間について説明するための図であって、(a)は、撮像素子11に入射する光の、画素ごとの偏光角の例を示す図であり、(b)は、(a)における1つの画素と、その周囲の8つの画素における輝度値の例を示す図である。
偏光フィルタ12において、図2の(a)および(b)に示すように偏光素子12a〜12dが配置されている場合、図4の(a)および(b)に示すように、偏光角が0°である光が入射する画素の周囲には、(i)偏光角が45°である光が入射する画素、および(ii)偏光角が135°である光が入射する画素がそれぞれ、上下または左右に2つずつ隣接する。また、偏光角が90°である光が入射する画素が斜め4方向に隣接する。
偏光角が45°である光が入射する画素の輝度値をそれぞれI(45,1),I(45,2)とする。偏光角が90°である光が入射する画素の輝度値をそれぞれI(90,1),I(90,2),I(90,3),I(90,4)とする。偏光角が135°である光が入射する画素の輝度値をそれぞれI(135,1),I(135,2)とする。この場合、周辺画素平均値補間では、偏光角が0°である光が入射する画素における、偏光角が45°、90°および135°である光の輝度値I45,I90,I135は、それぞれ以下のとおり算出される。
I45=(I(90,1)+I(90,2))/2
I90=(I(90,1)+I(90,2)+I(90,3)+I(90,4))/4
I135=(I(135,1)+I(135,2))/2
これにより、偏光角が0°である光が入射する画素における、偏光角が45°、90°および135°である光の輝度値が算出される。偏光角が45°、90°または135°である光が入射する画素についても、同様の計算により、入射する光の偏光角以外の偏光角の光の輝度値が算出される。
補間処理部22による具体的な処理の例、特に最近傍画素補間、線形補間および3次曲線補間について、以下に説明する。
図5の(a)は、撮像部10が撮像した撮像画像の概略を示す図である。図5の(b)は、図5の(a)に示した画像から補間処理部22が抽出した偏光角ごとの画像を示す図である。図5の(c)は、図5の(b)に示した画像を補間処理部22が処理した画像を示す図である。
図5の(a)に示すように、撮像部10が撮像した撮像画像には、偏光角が0°、45°、90°および135°の4種類のうち、いずれかの光の輝度値が画素ごとに規則的に含まれている。補間処理部22は、この撮像画像から、輝度値を偏光角ごとに抽出することで、図5の(b)に示すように、偏光角ごとの4枚の画像を抽出する。さらに補間処理部22は、抽出した4枚の画像のそれぞれについて、上述した補間方法のいずれかを用いて、縦横の画素数を元の撮像画像と同じ大きさになるように拡大する。図5の(b)に示す例では、補間処理部22は、偏光角ごとの4枚の画像について、縦横の画素数をそれぞれ2倍に拡大する。これにより、図5の(a)に示した撮像画像における各画素について、図5の(c)に示すように偏光角ごとの輝度値が規定される。
補間処理部22による具体的な処理の別の例について、以下に説明する。
図6の(a)は、撮像部10とは別の撮像部が撮像した撮像画像の概略を示す図である。図6の(b)は、図6の(a)に示した画像から補間処理部22が抽出した偏光角ごとの画像を示す図である。図6の(c)は、図6の(b)に示した画像を補間処理部22が処理した画像を示す図である。
図6の(a)に示す撮像画像を撮像した撮像部の偏光フィルタは、0°、20°、40°、60°、80°、100°、120°、140°、および160°の、9種類の偏光角の偏光素子を備える。このため、図6の(a)に示す撮像画像には、9種類のうちいずれかの偏光角の光の輝度値が画素ごとに規則的に含まれている。補間処理部22は、この撮像画像から、輝度値を偏光角ごとに抽出することで、図6の(b)に示すように、偏光角ごとの9枚の画像を抽出する。さらに補間処理部22は、9枚の画像のそれぞれについて、上述した補間方法のいずれかを用いて、縦横の画素数を元の撮像画像と同じ大きさになるように拡大する。図6の(b)に示す例では、補間処理部22は、9枚の画像について、縦横の画素数をそれぞれ3倍に拡大する。これにより、図6の(a)に示した撮像画像における各画素について、図6の(c)に示すように偏光角ごとの輝度値が規定される。
画像生成部23は、認証部30による認証に用いる認証用画像またはデータ格納部40に格納される登録画像を生成する。画像生成部23は、映り込み除去画像生成部23a(除去後画像生成部)および平均値画像生成部23bを備える。
映り込み除去画像生成部23aは、補間処理部22が規定した輝度値の組を用いて、撮像画像に含まれる正反射光成分の少なくとも一部を除去した映り込み除去画像(除去後画像)を生成する。正反射光成分は、撮像画像に映り込んだ被写体以外の像(映り込み像)として検出されるものである。
図7の(a)は、被写体に映り込みが生じている場合の、ある画素における輝度値の一例を示すグラフである。図7の(a)において、横軸は偏光角、縦軸は輝度値である。映り込みが生じている場合、ある画素における輝度値は、図7の(a)に示すように、偏光角を変数とする三角関数として近似できる。映り込み除去画像生成部23aは、三角関数曲線における最小値を、その画素における輝度値として、映り込み除去画像を生成する。
ただし、映り込み除去画像生成部23aは、それぞれの画素における輝度値を、必ずしも偏光角を変数とする三角関数として近似する必要はない。例えば映り込み除去画像生成部23aは、輝度値の組のうち最小の輝度値を、前記画素の輝度値として選択してもよい。この場合、輝度値を三角関数として近似する場合よりも映り込み除去画像生成部23aにおける処理を高速化できる。
平均値画像生成部23bは、撮像素子11が備える複数の画素のそれぞれにおける、補間処理部22が規定した輝度値の組の平均値を、当該画素の輝度値とした平均値画像を生成する。
図7の(b)は、被写体に映り込みが生じていない場合の、ある画素における輝度値の一例を示すグラフである。図7の(b)において、横軸は偏光角、縦軸は輝度値である。映り込みが生じていない場合、4つの輝度値は、原理的にはすべて同一の値となる。しかし、実際の輝度値は、ショットノイズなどの影響により、図7の(b)に示すように一定の誤差範囲内でランダムなばらつきが生じる。特に暗い環境下においては、このばらつきの影響が顕著に大きくなるため、輝度値におけるSN(Signal-Noise)比が小さくなる。
平均値画像を用いる場合、輝度値のSN比SN1は以下の式で表される。以下の式において、In(n=0、45、90、135)は、偏光角がn°である光の輝度値である。
SN1=√(I0+I45+I90+I135)
一方、各画素における輝度値を、当該画素における偏光角ごとの輝度値の最小値とした画像である最小値画像を用いる場合、輝度値のSN比SN2は以下の式で表される。以下の式において、Isは、Inの最小値である。
SN2=√Is
一般に、被写体に映り込みが生じていない場合には、Inの値は偏光角によらずほぼ同等な値を示すことから、SN1はSN2の2倍程度になる。このため、比較的暗い環境下など、映り込みが生じにくい環境においては、平均値画像を用いて認証を行うことでばらつきの影響を低減し、精度の高い認証を行うことができる。
画像出力部24は、画像生成部23が生成した映り込み除去画像および平均値画像を、データ格納部40または認証部30へ出力する。具体的には、認証を行う場合には、画像出力部24は、映り込み除去画像および平均値画像を認証部30へ出力する。ただし、画像出力部24は、必ずしも映り込み除去画像および平均値画像の両方を出力する必要はなく、後述する実施形態のように、映り込み除去画像および平均値画像のいずれか一方を出力してもよい。すなわち、画像出力部24は、映り込み除去画像および平均値画像の少なくとも一方を認証部30に出力すればよい。なお、画像出力部24は、映り込み除去画像および平均値画像の代わりに、認証用にコード化した映り込み除去画像および平均値画像のデータを出力してもよい。
また、登録画像を登録する場合には、画像出力部24は、映り込み除去画像および平均値画像をデータ格納部40へ格納する。この場合も、画像出力部24は必ずしも映り込み除去画像および平均値画像の両方をデータ格納部40へ格納する必要はなく、後述する実施形態のように、映り込み除去画像および平均値画像の一方のみをデータ格納部40に格納してもよい。
認証部30は、映り込み除去画像および平均値画像に基づいて、ユーザの認証を行う。携帯情報端末1において、認証部30は、画像出力部24が出力した映り込み除去画像および平均値画像のそれぞれを認証用画像として、予めデータ格納部40に格納された登録画像に含まれる映り込み除去画像および平均値画像と順に照合して一致度を算出する。一致度は、例えばコード化されたデータにおけるハミング距離から導出される値である。
一致度が予め設定された閾値以上となる照合結果が得られた場合、認証部30は認証を終了し、ユーザが本人であるとする認証結果を出力する。一方、予め設定された回数または時間での照合で、一致度が予め設定された閾値以上となる照合結果が得られなかった場合には、認証部30はユーザが本人でないとして認証エラー(拒絶)を出力する。
データ格納部40は、認証部30における処理に必要な情報を記憶する記憶装置である。データ格納部40は、例えば認証部30による認証のための登録画像およびプログラムなどを記憶する。なお、認証部30は、認証用画像をコード化して認証を行う。このため、データ格納部40は、登録画像ではなく、登録画像をコード化したデータを格納していてもよい。また、携帯情報端末1は必ずしもデータ格納部40を備える必要はなく、データ格納部40として機能する記憶装置と通信可能に接続されていてもよい。
図8は、携帯情報端末1における処理(制御方法)を示すフローチャートである。携帯情報端末1においては、まず、画像取得部21は、撮像部10が撮像した撮像画像(ユーザの眼球を含む画像)を取得する(SA1)。次に、画像取得部21が取得した撮像画像について、補間処理部22が補間処理を実行する(SA2、補間処理ステップ)。補間処理後のデータに基づいて、映り込み除去画像生成部23aが映り込み除去画像を生成する(SA3、除去後画像生成ステップ)。また、平均値画像生成部23bが平均値画像を生成する(SA4、平均値画像生成ステップ)。画像出力部24は、映り込み除去画像および平均値画像を認証部30またはデータ格納部40へ出力する(SA5、画像出力ステップ)。その後、映り込み除去画像および平均値画像の登録を行う場合にはそれらの画像が登録画像としてデータ格納部40に格納され、認証を行う場合には認証部30が映り込み除去画像および平均値画像を認証用画像として認証を行う(SA6)。
なお、図8に示したフローチャートでは、映り込み除去画像生成部23aが映り込み除去画像を生成(SA3の処理)した後に、平均値画像生成部23bが平均値画像を生成(SA4の処理)している。しかし、映り込み除去画像および平均値画像の生成の順番は、逆であってもよく、また並行して行われてもよい。
以上のとおり、携帯情報端末1によれば、撮像部10により撮像した撮像画像について、補間処理部22が、補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を、当該位置の周辺に位置する周辺画素の輝度値を用いて補間し、偏光角ごとの輝度値の組を規定する。当該輝度値の組を用いて、映り込み除去画像生成部23aが映り込み除去画像を生成し、平均値画像生成部23bが平均値画像を生成する。さらに、画像出力部24は、映り込み除去画像および平均値画像を認証部30またはデータ格納部40へ出力する。したがって、互いに異なる複数の偏光角を有する偏光素子を含む偏光ユニットを用いた場合であっても、登録画像または認証用画像のSN比の低下を抑制して認証を行うことができる。
例えば、映り込みが生じやすい環境下(例:比較的明るい環境下)において画像を取得した場合には、映り込み除去によるSN比の低下は生じにくいため、登録画像または認証用画像として映り込み除去画像を採用する。これにより、精度良く認証を行うことができる。一方、映り込みが生じにくい環境下(例:比較的暗い環境下)において画像を取得した場合に、映り込み除去画像を採用すると、登録画像または認証用画像のSN比の低下が生じやすい。この場合には、登録画像または認証用画像として平均値画像を採用する。これにより、環境光の強度が低い場合において生じやすい、登録画像または認証用画像のSN比の低下を抑制して認証を行うことができる。このように、携帯情報端末1によれば、環境光の強度に依らず、精度良く認証を行うことができる。
特に、生体を用いた認証の一つである虹彩認証では、虹彩自体の輝度値が低いため、例えば同様に生体を用いた認証である静脈認証などと比較して、SN比の低下は著しいものになると考えられる。このため、携帯情報端末1によりSN比の低下を抑制することは、虹彩認証において特に有用である。
なお、本開示の一態様に係る撮像装置は、携帯情報端末に限定されず、異なる種類の装置であってもよい。
〔実施形態2〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図9は、本実施形態に係る携帯情報端末2(撮像装置)の要部の構成を示すブロック図である。図9に示すように、携帯情報端末2は、赤外光強度センサ50(光強度センサ)と通信可能に接続される。赤外光強度センサ50は、携帯情報端末1が備えていても構わないし、携帯情報端末1と通信可能に接続された外部装置が備えていても構わない。また、携帯情報端末2は、画像処理部20の代わりに画像処理部60を備える点で携帯情報端末1と相違する。画像処理部60は、画像処理部20の構成に加えて、生成画像決定部25を備える。
赤外光強度センサ50は、ユーザの眼球の周囲における環境光(外光)としての赤外光(環境光に含まれる赤外光)の強度を測定する光強度センサである。赤外光強度センサ50は、測定した赤外光強度を生成画像決定部25に出力する。
生成画像決定部25は、赤外光強度センサ50により測定された赤外光強度が所定強度以上であるか否かを判定し、判定結果に応じて、映り込み除去画像および平均値画像のいずれを生成するかについて決定する。
ここで、赤外光強度センサ50が測定する赤外光強度が大きいほど、ユーザの眼球には強い映り込みが発生すると考えられる。そのため、生成画像決定部25は、赤外光強度が所定強度以上であると判定した場合に、映り込み除去画像生成部23aに映り込み除去画像を生成させる。画像出力部24は、受け取った映り込み除去画像を、認証部30またはデータ格納部40に出力する。
一方、赤外光強度センサ50が測定する赤外光強度が比較的小さければ、上記映り込みの発生が無いか、認証結果に影響を与えない程度の映り込みしか発生していないと考えられる。そのため、生成画像決定部25は、赤外光強度が所定強度未満である場合には、平均値画像生成部23bに平均値画像を生成させる。そして、画像出力部24は、受け取った平均値画像を、認証部30またはデータ格納部40に出力する。
すなわち、携帯情報端末2における画像出力部24は、環境光の強度が所定強度以上である場合には、映り込み除去画像を出力し、環境光の強度が所定強度未満である場合には、平均値画像を出力する。
上記所定強度は、例えば以下の観点から設定される。
赤外光源14が照射する赤外光の、目元における強度は、一概には決定できないが、概ね10W/m〜30W/m程度である。ユーザの眼球の周囲において、環境光に起因した赤外光の強度が、赤外光源14が照射する赤外光の強度の50%以上になると、映り込みの影響により認証に不具合が生じる可能性がある。この点を考慮して、映り込みの影響により認証に不具合が生じない程度の赤外光強度を、上記所定強度として設定しても構わない。
また、環境光の届きにくい屋内では、環境光に含まれる赤外光の強度はほぼ0W/mである。一方、屋外では日陰であっても、環境光に含まれる赤外光の強度は数W/m以上である。一般に、屋外では映り込みが発生しやすいため、ユーザが屋外にいることを想定した赤外光強度(例えば2W/m)を上記所定強度として決定しても構わない。
図10は、携帯情報端末2における処理(制御方法)を示すフローチャートである。携帯情報端末2においては、まず、画像取得部21は、撮像部10が撮像した撮像画像を取得する(SB1)。次に、生成画像決定部25は、赤外光強度センサ50が測定した赤外光強度が所定強度以上であるか否かを判定する(SB2)。
生成画像決定部25は、赤外光強度が所定強度以上であると判定した場合(SB2でYES)、映り込み除去画像生成部23aにより映り込み除去画像を生成させることを決定する。そのため、SB2でYESの場合、補間処理部22が、画像取得部21が取得した撮像画像に対する補間処理(SB3、補間処理ステップ)を実行した後、映り込み除去画像生成部23aは、補間処理後のデータに基づいて、映り込み除去画像を生成する(SB4、除去後画像生成ステップ)。その後、画像出力部24は、生成された映り込み除去画像を、認証時であれば認証部30に出力し、登録時であればデータ格納部40に出力する(SB5、画像出力ステップ)。
一方、生成画像決定部25は、赤外光強度が所定強度未満であると判定した場合(SB2でNO)、平均値画像生成部23bにより平均値画像を生成させることを決定する。そのため、SB2でNOの場合、補間処理部22が、画像取得部21が取得した撮像画像に対する補間処理(SB5、補間処理ステップ)を実行した後、平均値画像生成部23bは、補間処理後のデータに基づいて平均値画像を生成する(SB6、平均値画像生成ステップ)。その後、画像出力部24は、生成された平均値画像を、認証時であれば認証部30に出力し、登録時であればデータ格納部40に出力する(SB7、画像出力ステップ)。
認証時においては、認証部30は、画像出力部24から受け取った映り込み除去画像または平均値画像を認証用画像として、データ格納部40に格納された登録画像と照合することで認証を行う(SB8)。一方、登録時においては、画像出力部24から出力された映り込み除去画像または平均値画像が、登録画像としてデータ格納部40に登録される(SB8)。
なお、図10のフローチャートでは、赤外光強度センサ50が測定した赤外光強度と所定強度との比較処理(SB2の処理)後に補間処理(SB3またはSB5の処理)が実行されている。これに限らず、比較処理と補間処理とは並行して実行されても構わないし、補間処理後に比較処理が行われても構わない。
図11の(a)は、実施形態1に係る携帯情報端末1における認証を示す図である。携帯情報端末1においては、画像生成部23は、登録画像および認証用画像のそれぞれについて、映り込み除去画像および平均値画像のそれぞれを生成する。このため、携帯情報端末1においては、認証部30は、図11の(a)に示すように、登録画像と認証用画像とで、最大4通りの組み合わせについて認証を行う。
図11の(b)は、携帯情報端末2における認証を示す図である。携帯情報端末2においては、画像生成部23は、登録画像および認証用画像のそれぞれについて、撮像時に赤外光強度センサ50により測定した赤外光強度に基づいて、映り込み除去画像および平均値画像のいずれか一方のみを生成する。
例えば、登録画像の撮像時に、赤外光強度センサ50により測定された赤外光強度が所定強度以上であった場合には、画像生成部23は映り込み除去画像のみを生成する。その後、認証用画像の撮像時に、赤外光強度センサ50により測定された赤外光強度が所定強度未満であった場合には、画像生成部23は平均値画像のみを生成する。
つまりこの場合、登録画像としては、映り込み除去画像がデータ格納部40に格納され、認証用画像としては、平均値画像が用いられる。そのため、認証部30は、図11の(b)に示すように、1通りの組み合わせについてのみ認証を行えばよい。したがって、携帯情報端末2が認証に要する最大の時間は、携帯情報端末1と比較して1/4になる。すなわち、携帯情報端末2によれば、携帯情報端末1と比較して、認証に要する最大の時間を短縮できる。
また、上述したとおり、携帯情報端末2においては、画像生成部23は、登録画像として、映り込み除去画像および平均値画像のいずれか一方のみを生成する。このため、携帯情報端末2においては、データ格納部40に登録画像を格納するためのデータ領域を半減できる。
なお、本実施形態では携帯情報端末2に赤外光強度センサ50を接続している。しかし、携帯情報端末2においては、赤外光強度センサ50を接続せず、撮像素子11を被写体の周囲における環境光の強度を測定する光強度センサとして利用しても良い。撮像素子11は入射光強度に応じた電気信号を出力するため、これを用いて環境光の強度を推定することは可能である。
〔実施形態3〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。
図12は、本実施形態に係る携帯情報端末3(撮像装置)の要部の構成を示すブロック図である。図12に示すように、携帯情報端末3は、画像処理部20の代わりに画像処理部70を備える点で携帯情報端末1と相違する。画像処理部70は、画像処理部20の構成に加えて、類似度算出部26および画像選択部27を備える。
携帯情報端末3において、撮像素子11は、撮像画像を連続的に複数枚撮像することが可能である。画像取得部21は、複数枚の撮像画像を取得する。補間処理部22は、複数枚の撮像画像のそれぞれについて、上述した補間処理を行う。映り込み除去画像生成部23aは、複数枚の撮像画像のそれぞれについて、対応する映り込み除去画像を生成する。平均値画像生成部23bは、複数枚の撮像画像のそれぞれについて、対応する平均値画像を生成する。
類似度算出部26は、複数の映り込み除去画像相互間の第1類似度を算出する。また、類似度算出部26は、複数の平均値画像相互間の第2類似度を算出する。第1類似度および第2類似度は、例えば認証部30における登録画像と認証用画像との一致度と同様、ハミング距離から導出される値である。類似度算出部26は、第1類似度および第2類似度を、画像取得部21が取得した複数の画像に対応する映り込み除去画像および平均値画像から2枚を選択した組み合わせごとに算出する。例えば画像取得部21が取得した撮像画像の数が2であれば、撮像画像に対応する映り込み除去画像および平均値画像はそれぞれ2枚である。このため類似度算出部26が算出する第1類似度および第2類似度の数はそれぞれ1となる。また、例えば画像取得部21が取得した撮像画像の数が3であれば、撮像画像に対応する映り込み除去画像および平均値画像はそれぞれ3枚である。このため類似度算出部26が算出する第1類似度および第2類似度の数はそれぞれ3となる。
さらに、類似度算出部26は、第1類似度に基づく第1値と、第2類似度に基づく第2値とを算出する。類似度算出部26は、所定の設定により選択された第1類似度および第2類似度(例えばそれぞれの最大値または最小値)を、それぞれ第1値および第2値としてよい。また、類似度算出部26は、第1類似度および第2類似度のそれぞれに対して所定の統計処理を施すことで得られる値(例えば平均値)を第1値および第2値としてもよい。
画像選択部27は、画像出力部24が出力する1画像を、第1値と第2値との比較により、類似度が高い画像群の中から選択する。すなわち、画像出力部24は、第1値と第2値との比較により、類似度が高い画像群の中から選択された少なくとも1画像を出力する。画像選択部27は、例えば、第1値と第2値とのうち、大きい方に対応する種類の画像群(第1値の方が第2値よりも高ければ映り込み除去画像、第2値の方が第1値よりも高ければ平均値画像)のうち、最も類似度が高い2枚の画像のいずれかを、またはその両方を、画像出力部24が出力する出力画像として選択してよい。すなわち、画像選択部27は、第1値の方が第2値よりも高い場合には、第1類似度が最も高い2枚の映り込み除去画像のいずれかを、またはその両方を、出力画像として選択する。また、画像選択部27は、第2値の方が第1値よりも高い場合には、第2類似度が最も高い2枚の平均値画像のいずれかを、またはその両方を、出力画像として選択する。あるいはさらに、画像選択部27は、2番目以降の類似度が高い組み合わせからの画像を選択しても良い。
図13は、携帯情報端末3における処理(制御方法)のフローチャートである。携帯情報端末3においては、まず、画像取得部21が、被写体の撮像画像を複数枚取得する(SC1)。次に、補間処理部22が、複数枚の撮像画像のそれぞれについて補間処理を行う(SC2、補間処理ステップ)。さらに、映り込み除去画像生成部23aが複数の映り込み除去画像を生成し(SC3、除去後画像生成ステップ)、平均値画像生成部23bが平均値画像を生成する(SC4、平均値画像生成ステップ)。
次に、類似度算出部26が、第1類似度および第2類似度を算出し、さらに第1値および第2値を算出する(SC5)。画像選択部27は、第1値および第2値、ならびに第1類似度または第2類似度に基づき、画像出力部24が出力する画像を選択する(SC6)。その後、画像選択部27が選択した画像を、画像出力部24が出力する(SC7、画像出力ステップ)。登録時には当該画像はデータ格納部40に格納され、認証時には当該画像に基づいて認証部30が認証を行う(SC8)。
なお、図13に示したフローチャートでは、映り込み除去画像生成部23aが複数の映り込み除去画像を生成(SC3の処理)した後に、平均値画像生成部23bが複数の平均値画像を生成(SC4の処理)した。しかし、複数の映り込み除去画像および複数の平均値画像の生成の順番は逆であってもよく、また並行して行われてもよい。
図14は、携帯情報端末3における処理について、より具体的に示す図である。図14に示す例では、最初に画像取得部21が、撮像部10から複数の撮像画像を取得する。取得した撮像画像に対し、補間処理部22が補間処理を行う。補間処理後の画像に基づき、映り込み除去画像生成部23aが複数の映り込み除去画像を生成し、平均値画像生成部23bが複数の平均値画像を生成する。
類似度算出部26は、複数の映り込み除去画像のうち、2枚ずつの組み合わせそれぞれについて第1類似度を算出する。同様に、類似度算出部26は、複数の平均値画像のうち、2枚ずつの組み合わせそれぞれについて第2類似度を算出する。さらに類似度算出部26は、第1類似度および第2類似度に基づいて第1値C1および第2値C2を算出する。
映り込みが弱い場合には、画像のSN比が類似度に強く影響する。上述したとおり、平均値画像のSN比は、映り込み除去画像のSN比の約2倍になる。このため映り込みが弱い場合にはC1<C2となる。
一方、映り込みが強い場合には、複数の画像間で映り込んでいる物体または認証者が移動することで、映り込み像の位置がずれることがある。この場合、映り込み除去画像では正反射光成分の少なくとも一部を除去しているので、平均値画像と比較して、各映り込み除去画像における映り込み像の位置ずれの影響を受けにくい。そのため、映り込み除去画像では平均値画像と比較して類似度が低下しにくい。このため映り込みが強い場合にはC1>C2となる。
ただし、場合によってはC1とC2とに差が生じないことも考えられる。C1=C2である場合には、画像選択部27は、映り込み除去画像および平均値画像のどちらを出力画像に選択してもよい。例えば、画像選択部27は、C1<C2が真であるか否かを判定し、真であれば平均値画像、偽であれば映り込み除去画像を出力画像として選択してもよい。この場合、C1=C2であれば画像選択部27は映り込み除去画像を出力画像として選択することとなる。
このように、携帯情報端末3においては、類似度算出部26が算出した第1値および第2値、並びに、第1類似度または第2類似度に基づいて、画像出力部24が出力する画像を画像選択部27が選択する。このため、携帯情報端末3においても、携帯情報端末2と同様、認証に要する最大の時間、および登録画像のデータ量を削減できる。さらに、携帯情報端末3は、携帯情報端末2とは異なり、赤外光強度についての判定を必要としないため、赤外光強度センサと接続される必要がない。したがって、携帯情報端末3によれば、携帯情報端末2と比較して部品点数を削減できる。
〔実施形態4〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。
図15は、本実施形態に係る携帯情報端末4(撮像装置)の要部の構成を示すブロック図である。図15に示すように、携帯情報端末4は、画像処理部20の代わりに画像処理部80を備える点で携帯情報端末1と相違する。画像処理部80は、画像処理部20の構成に加えて、決定値判定部28を備える。
携帯情報端末4において、映り込み除去画像生成部23aは、補間処理部22により生成された輝度値の組について画素ごとに三角関数で近似するとともに、当該画素における近似の確からしさを表わす数値である決定係数を画素ごとに算出する。決定係数は例えばR2乗値である。さらに、映り込み除去画像生成部23aは、算出した決定係数に基づく、映り込み除去画像の決定値を算出する。決定値は、虹彩領域全体(画像において認証対象となる領域全体)における近似の確からしさを示す値である。映り込み除去画像生成部23aは、例えば所定の設定により選択された決定係数(例えば最大値または最小値)を決定値としてよい。また、映り込み除去画像生成部23aは、決定係数に対して所定の統計処理を施すことで得られる値(例えば平均値)を決定値としてもよい。
決定値判定部28は、決定値が所定値以上であるか否か判定し、所定値以上であれば映り込み除去画像、所定値未満であれば平均値画像を、画像出力部24が出力する出力画像として決定する。すなわち、携帯情報端末4において、画像出力部24は、決定値が所定値以上である場合には、映り込み除去画像を出力し、決定値が所定値未満である場合には、平均値画像を出力する。
このように、携帯情報端末4においては、映り込み除去画像生成部23aが算出した決定値に基づいて、画像出力部24が出力する出力画像を決定値判定部28が決定する。このため、携帯情報端末4によっても、携帯情報端末2または3と同様、認証に要する最大の時間、および登録画像のデータ量を削減できる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯情報端末1、2、3および4の制御ブロック(特に補間処理部22、画像生成部23、画像出力部24、および類似度算出部26)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯情報端末1〜4は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本開示の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本開示の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔本開示の形態の別表現〕
(構成1)本開示の一形態に係る撮像装置は、撮像対象を撮像する撮像部と、前記撮像対象に照明光を照射する光源と、画像処理を行う画像処理部と、登録画像が格納されるデータ格納部と、認証を行う認証部とを備え、前記撮像部は、偏光角が互いに異なる複数の画素から構成される偏光ユニットを含み、前記画像処理部は、取得された画像に対して補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を周辺の画素を用いて算出する補間処理部と、前記補間処理部で算出された各画素の各輝度値から、映り込み除去画像を生成する映り込み除去画像生成部、および平均値画像を生成する平均値画像生成部と、を含む。
(構成2)本開示の一形態に係る撮像装置は、構成1において、前記撮像対象の周囲の環境光の強度を測定する光強度センサを備え、前記光強度センサが測定した前記環境光の強度が所定値以上の場合は、前記画像生成部は映り込み除去画像生成部で生成された画像を出力し、前記環境光の強度が所定値よりも小さい場合は、前記画像生成部は平均値画像生成部で生成された画像を出力しても構わない。
(構成3)本開示の一形態に係る撮像装置では、構成1において、前記撮像部は複数枚の画像を連続的に撮像でき、前記連続撮像されたそれぞれの画像に対し前記補間処理部にて補間処理を行い、さらに、前記映り込み除去画像生成部により映り込み除去画像を生成、および前記平均値画像生成部により平均値画像をそれぞれ生成し、前記複数の映り込み除去画像間および前記複数の平均値画像間での一致度を算出する一致度算出部をさらに備え、前記一致度算出部にて算出された一致度の高い画像群の中から登録用または認証用の画像を選択しても構わない。
(構成4)本開示の一形態に係る撮像装置では、構成1から3の何れかにおいて、前記偏光ユニットは、任意の基準に対し、0度、45度、90度、および135度の4つの偏光角を有していても構わない。
(構成5)本開示の一形態に係る撮像装置では、構成1から4の何れかにおいて、前記映り込み除去画像生成部は各画素の各輝度値から最小値を選択しても構わない。
(構成6)本開示の一形態に係る撮像装置では、構成1において、前記映り込み除去画像生成部は前記各画素の各輝度値から三角関数近似を行い、前記近似の際に得られる決定係数から映り込み除去画像または平均値画像のどちらかを選択しても構わない。
〔付記事項〕
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、2、3、4 携帯情報端末(撮像装置)
11 撮像素子
12 偏光フィルタ
12a、12b、12c、12d 偏光素子
13 偏光ユニット
22 補間処理部
23a 映り込み除去画像生成部(除去後画像生成部)
23b 平均値画像生成部
24 画像出力部
26 類似度算出部
30 認証部(認証装置)
50 赤外光強度センサ(光強度センサ)

Claims (7)

  1. 複数の画素を含む撮像素子と、
    偏光角が互いに異なる複数の偏光素子を備える偏光ユニットを複数備え、当該偏光ユニットが、前記複数の画素に対応付けられて配列されている偏光フィルタと、
    前記撮像素子が撮像した撮像画像について、補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を、当該位置の周辺に位置する周辺画素の輝度値を用いて偏光角毎に補間し、当該位置の輝度値を、偏光角毎に対応する輝度値の組として規定する補間処理部と、
    前記輝度値の組を用いて、前記撮像画像に含まれる正反射光成分の少なくとも一部を除去した除去後画像を生成する除去後画像生成部と、
    前記複数の画素のそれぞれにおける前記輝度値の組の平均値を、当該画素の輝度値とした平均値画像を生成する平均値画像生成部と、
    前記除去後画像および前記平均値画像の少なくとも一方を、前記撮像画像に含まれる被写体の認証を行う認証装置に出力する画像出力部と、を備える、撮像装置。
  2. 前記被写体の周囲における環境光の強度を測定する光強度センサと通信可能に接続され、
    前記画像出力部は、
    前記環境光の強度が所定強度以上である場合には、前記除去後画像を出力し、
    前記環境光の強度が所定強度未満である場合には、前記平均値画像を出力する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子を前記光強度センサとして利用する、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子は、前記撮像画像を、連続的に複数枚撮像することが可能であり、
    前記除去後画像生成部は、複数枚の前記撮像画像のそれぞれについて、前記除去後画像を生成し、
    前記平均値画像生成部は、複数枚の前記撮像画像のそれぞれについて、前記平均値画像を生成するものであり、
    前記除去後画像生成部が生成した複数枚の前記除去後画像相互間の第1類似度と、前記平均値画像生成部が生成した複数枚の前記平均値画像相互間の第2類似度とを算出する類似度算出部をさらに備え、
    前記画像出力部は、前記第1類似度に基づく第1値と、前記第2類似度に基づく第2値との比較により、類似度が高い画像群の中から選択された少なくとも1画像を出力する、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記除去後画像生成部は、前記輝度値の組について三角関数で近似することにより決定係数に基づく決定値を算出するものであり、
    前記画像出力部は、
    前記決定値が所定値以上である場合には、前記除去後画像を出力し、
    前記決定値が所定値未満である場合には、前記平均値画像を出力する、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記除去後画像生成部は、前記輝度値の組のうち最小の輝度値を、前記画素の輝度値として選択する、請求項1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 複数の画素を含む撮像素子と、
    偏光角が互いに異なる複数の偏光素子を備える偏光ユニットを複数備え、当該偏光ユニットが、前記複数の画素に対応付けられて配列されている偏光フィルタと、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子が撮像した撮像画像について、補間すべき位置における各偏光角に対応する輝度値を、当該位置の周辺に位置する周辺画素の輝度値を用いて偏光角毎に補間し、当該位置の輝度値を、偏光角毎に対応する輝度値の組として規定する補間処理ステップと、
    前記輝度値の組を用いて、前記撮像画像に含まれる正反射光成分の少なくとも一部を除去した除去後画像を生成する除去後画像生成ステップと、
    前記複数の画素のそれぞれにおける前記輝度値の組の平均値を、当該画素の輝度値とした平均値画像を生成する平均値画像生成ステップと、
    前記除去後画像および前記平均値画像の少なくとも一方を、前記撮像画像に含まれる被写体の認証を行う認証装置に出力する画像出力ステップと、を含む、撮像装置の制御方法。
JP2019068928A 2019-03-29 2019-03-29 撮像装置、およびその制御方法 Pending JP2020166761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019068928A JP2020166761A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 撮像装置、およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019068928A JP2020166761A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 撮像装置、およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020166761A true JP2020166761A (ja) 2020-10-08

Family

ID=72714915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019068928A Pending JP2020166761A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 撮像装置、およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020166761A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114993295A (zh) * 2022-08-08 2022-09-02 中国人民解放军国防科技大学 一种基于偏振定向误差补偿的自主导航方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017014137A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 ソニー株式会社 眼球観察装置、アイウェア端末、視線検出方法及びプログラム
WO2017149608A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 富士通フロンテック株式会社 撮像装置及び撮像方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017014137A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 ソニー株式会社 眼球観察装置、アイウェア端末、視線検出方法及びプログラム
WO2017149608A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 富士通フロンテック株式会社 撮像装置及び撮像方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114993295A (zh) * 2022-08-08 2022-09-02 中国人民解放军国防科技大学 一种基于偏振定向误差补偿的自主导航方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Thavalengal et al. Iris authentication in handheld devices-considerations for constraint-free acquisition
US10296791B2 (en) Mobile identity platform
CN107563304B (zh) 终端设备解锁方法及装置、终端设备
US8224069B2 (en) Image processing apparatus, image matching method, and computer-readable recording medium
US10460167B2 (en) Extended depth-of-field biometric system
CN105654040B (zh) 基于虹膜的测距方法和移动终端
CN105917358B (zh) 三维形状测定装置及方法
JP5505410B2 (ja) データ処理装置、画像照合方法、プログラムおよび画像照合システム
US9858490B2 (en) Vein authentication method, image processing method, and vein authentication device
US9600871B2 (en) Image correcting apparatus, image correcting method and computer readable recording medium recording program thereon
JP6337614B2 (ja) 制御装置、ロボット、及び制御方法
KR20140050603A (ko) 이동 식별 플랫폼
JP6885474B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP2020166761A (ja) 撮像装置、およびその制御方法
KR20180108592A (ko) 촬상 장치 및 화상 처리 장치
KR102011195B1 (ko) 화상 처리 방법 및 화상 처리 장치
KR101635602B1 (ko) 홍채 인식 방법 및 장치
KR102364044B1 (ko) 광각 이미지를 촬영하고 보정하는 장치 및 방법
JP4151624B2 (ja) 瞳孔検出装置、虹彩認証装置及び瞳孔検出方法
JP2022184134A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2005032067A (ja) 生体画像取得装置、生体認証システム及び生体画像取得方法
JP2021002236A (ja) 撮像装置、生体認証装置および携帯情報端末
US20220114359A1 (en) Passive image depth sensing for object verification based on chromatic differentiation
JP2016011874A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP6955147B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230322