JP2020166594A - 配送員が保安業務を行うことによる年間作業の平準化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LPガスの配送業務では、繁忙期と閑散期とがあるが、繁忙期だけ配送員を多く確保することは困難である。また、冷夏や暖冬の年もあり、配送員の確保を臨機応変に調整することは実質的に不可能である。そのため、閑散期には配送員に遊びが出てしまう場合があり、LPガス業務の生産性の観点から考えると好ましくない。一方、保安業務は満期日までに保安調査を行えばよく、満期日から一定期間前に前倒しで作業を行うことができる。【解決手段】配送業務の繁閑判定を行い、閑散期である場合は保安業務を行う配送員を決定し、保安業務を保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させる。【選択図】図3

Description

本発明は、配送員が保安業務を行うことによる年間作業の平準化方法に関する。
液化石油(LP)ガスは、産ガス国からの輸入と、石油製品の生産過程で副生される国内生産とに分けられる。産ガス国からタンカーで運ばれてきたLPガスを保管する輸入基地、および石油精製基地をそれぞれ一次基地と呼び、LPガスは、一次基地から内航船やタンクローリー車に積み込まれて、沿岸または内陸にあるLPガス輸送時の中継基地である、二次基地へと出荷される。次に、二次基地に運ばれてきたLPガスは、各地にあるLPガス充填所(配送拠点)に輸送されて、配送拠点においてガスボンベに充填される。各配送拠点において充填されたガスボンベは、配送員によって、一般家庭、集合住宅、事業所などの需要家(顧客)に配送される。これがガスボンベによる供給方法である。また別の供給方法として、ガスバルクによる供給方法がある。これは、需要家先に設置されているガスバルクに、タンクローリー車により直接ガスを補充する方法である。なお、ガスボンベおよびガスバルクをまとめて「ガス容器」という場合がある。
一方、LPガスは、ガス漏れや爆発が発生するなど公害につながる可能性がある。そのため、我が国では、公害の安全確保、公害防止、およびガスの取引の適正を主な目的とした法律(液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(以下、「液石法」という)、ガス事業法(以下、「ガス事法」という)、高圧ガス保安法)を定めている。これらの法律により、ガス事業者に対し、LPガスの供給設備および消費設備の定期的な調査(例えば、4年に1回以上)を義務付けている。なお、当該調査では、ガス警報器やガスメーター、調整器、ガスホースなどといった部品の定期交換も実施しており、併せて管理および作業を行っている。なお、本明細書では、供給設備および消費設備をまとめて単に「設備」と呼ぶ。
保安業務において「調査」は需要家宅内の消費設備も含めて調べることをいう。「点検」は供給設備のみを調べることをいう。「検査」は「点検」の延長であり供給設備をより詳細に調べることをいう。また、「調査」、「点検」、「検査」をまとめて「調査」という場合もある。さらに、調査作業と部品交換作業をまとめて保安調査という。保安員による保安調査において不備が確認された場合、不備内容により、設備の修理や、設備の一部または全部の交換など適切な措置がとられる。
このように、LPガスを取り扱うガス事業者の業務には配送業務と保安業務とがあり、配送業務では、寒い冬場が繁忙期となり、逆に夏場は閑散期となる傾向にある。一方、保安業務は法律で定められた期日(満期日)を基準に作業を行うため、繁閑差は少ない傾向にある。
しかしながら、配送員は特定の資格が必要である専門職であるため、繁忙期である冬場だけ配送員を多く確保するなどといったことは困難である。また、冷夏や暖冬の年もあり、配送員の確保を臨機応変に調整することは実質的に不可能である。そのため、閑散期である夏場には配送員に遊びが出てしまう場合があり、LPガス業務の生産性の観点から考えると好ましくない。一方で、保安業務も特定の資格が必要であるが、配送員に必要な資格と重複する部分があり、配送員の中には保安業務を行うことができる者もいる。なお、本明細書では、保安員および配送員をまとめて「作業員」と呼ぶ。
また、保安業務は満期日までに保安調査を行えばよく、満期日から一定期間前に前倒しで作業を行うことができる。そのため、閑散期である夏場に、冬場に行う予定の保安業務を前倒しで配送員に担当させることにより、LPガス業務の生産性向上を図ることができると考えられている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、配送業務の繁閑判定を行い、閑散期である場合は保安業務を行う配送員を決定し、保安業務を保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させることである。
本発明の一態様は、LPガスの作業員リストから保安調査を行う保安員を決定するステップと、
現在が前記LPガスの配送業務の閑散期か否かを判定するステップと、
前記配送業務の閑散期であると判定した場合、前記作業員リストから前記保安調査を行う配送員を決定するステップと、
前記決定した保安員の人数および/または前記決定した配送員の人数に少なくとも基づいて、前記保安調査の実施件数を決定するステップと、
前記決定した実施件数、ならびに需要家の満期日および/または再調査満期日に少なくとも基づいて、需要家リストから前記保安調査の調査対象となる前記需要家を決定するステップと、
前記決定した保安員および/または前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップと、
前記決定した需要家、前記満期日および/または前記再調査満期日、ならびに前記割り当てられた保安員および/または前記割り当てられた配送員に少なくとも基づいて、前記保安調査のスケジュールを作成するステップと
を備えたことを特徴とする方法である。
また、前記方法において、前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記決定した需要家の設備に対して規定される法律の種類に対応した資格を有する、前記決定した保安員および/または前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップを含むことを特徴とする。
さらに、前記方法において、前記調査対象となる前記需要家を決定するステップは、閉栓状態である前記需要家を除外して決定されることを特徴とする。
また、前記方法において、前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記決定した配送員より、前記決定した保安員に優先して割り当てることを特徴とする。
そして、前記方法において、前記割り当てられた配送員には、前記閑散期の前記配送業務が割り当てられないことを特徴とする。
本発明によれば、配送業務の繁閑判定を行い、閑散期である場合は保安業務を行う配送員を決定し、保安業務を保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る管理者端末101の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る保安スケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る作業員リスト400を示す図である。 本発明の一実施形態に係る需要家リスト500を示す図である。 本発明の一実施形態に係る保安スケジュール600を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る全体構成を示す図である。図1において、管理者端末101、保安員端末102、および配送員端末103は、ネットワーク100(例えば、インターネット)を介して通信を行うように構成される。また、保安業務サーバ104をネットワーク100に接続し、各端末と通信を行うように構成させることもできる。
管理者端末101は、ガス事業者の管理者が使用するコンピュータ端末である。管理者端末101は、CPU、メモリ、入出力装置、および表示装置を備えている。管理者端末101は、ガス事業者の営業拠点に設置される据え置き型のコンピュータ端末であっても、ノートPCなどのモバイル端末であってもよい。
保安員端末102および配送員端末103は、それぞれ、ガス事業者の保安員および配送員が使用する端末である。これらの端末は、管理者端末101と同様に、CPUなどを有し、スマートフォンなどのモバイル端末であっても、据え置き型のコンピュータ端末であってもよい。
保安業務サーバ104は、ガス事業者によって管理されるサーバコンピュータである。保安業務サーバ104は、クラウドコンピューティングサービスを提供する事業者によって管理されるクラウドコンピュータであってもよい。
次に、図1における管理者端末101の構成を詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る管理者端末101の構成を示す図である。図2において、管理者端末101は、システムバス115を介して相互に接続された、CPU110、RAM111、入力装置112、出力装置113、通信制御装置114、および記憶装置116を備えている。記憶装置116は不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成され、本発明の処理などを実行するためのソフトウェアプログラムを格納したプログラム格納領域120と、当該ソフトウェアプログラムなどで取り扱うデータを格納したデータ格納領域121とを備えている。プログラム格納領域120に格納されたソフトウェアプログラムは、プログラムの実行時にCPU110によって記憶装置116から呼び出されRAM111のワークエリアに展開されることで、データベースなどに適宜アクセスしながら各機能を実現する。なお、保安員端末102および配送員端末103も、図2に示すような管理者端末101の構成と同様の構成を有してよい。
次に、本発明の一実施形態に係る配送業務の繁閑を考慮した保安スケジューリング処理例について、図3のフローチャートを参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る保安スケジューリング処理を示すフローチャートである。保安スケジューリングは、例えば、管理者端末101を使用する管理者の管理の下、定期的に(例えば、10日に1回)実施される。または、保安業務サーバ104によるバッチ処理として実行してもよい。
まず、ステップ300において、図4に示されるようなLPガスの作業員リスト400から保安調査を行う保安員を決定する。図4は、本発明の一実施形態に係る作業員リスト400を示す図である。作業員リスト400は、ガス事業者の作業員(保安員、配送員など)に関するデータを格納する。
本発明の一実施形態に係る作業員リスト400は、作業員を一意に示す「作業員ID」d401、作業員の氏名を示す「名前」d402、作業員が保安業務および配送業務を担当するか否かをそれぞれ示す「保安担当」d403および「配送担当」d404、ならびに設備の調査を行うための資格を有するか否かを示す「有資格液石」d405、「有資格ガス事」d406、および「有資格高圧」d407などを含むことができる。
「保安担当」d403および「配送担当」d404には、作業員が各業務を担当しない場合は“0”、担当する場合は“1”を設定することができる。すなわち、「保安担当」d403および「配送担当」d404のどちらも“1”が設定されている作業員は、保安調査を担当する配送員を示している。一方、「保安担当」d403に“0”、「配送担当」d404に“1”が設定されている作業員は、保安調査を担当しない通常の配送員である。保安調査を担当する配送員と通常の配送員とを区別するため、本明細書では前者を「有資格配送員」、後者を「通常配送員」と呼ぶ。
「有資格液石」d405、「有資格ガス事」d406、および「有資格高圧」d407には、各法律(液石法、ガス事法、および高圧ガス保安法)で規定される設備の調査を行うための資格を作業員が有していない場合は“0”、有している場合は“1”を設定することができる。
ステップ300では、例えば、作業員リスト400において、「保安担当」d403に“1”、「配送担当」d404に“0”が設定されている作業員を、保安調査を行う保安員として決定する。
次に、ステップ301において、現在が配送業務の閑散期か否かの判定を行う。具体的には、例えば、現在の月が予め指定された閑散期(例えば、6〜9月)であるか否かの判定を行う。閑散期であると判定した場合は、ステップ301のYesルートに進み、作業員リスト400から保安調査を行う配送員(有資格配送員)を決定する(ステップ302)。これは、例えば、作業員リスト400において、「保安担当」d403に“1”、「配送担当」d404に“1”が設定されている作業員を有資格配送員として決定する。一方、閑散期でないと判定した場合(ステップ301のNoルートの場合)は、ステップ302は実行せずステップ303に進む。なお、別の実施形態では、配送業務の閑散期か否かの判定は、配送員の人数に対する配送予定件数に基づいて行われてもよい。
次に、ステップ303において、保安調査の実施件数を決定する。具体的には、例えば、本処理を通して1か月分の保安スケジュールを作成する場合、ステップ300および/またはステップ302で取得した作業員の人数と、1人当たりの1月に実施可能な件数(例えば、200件)との積を実施件数とする。別の実施形態では、作業員の能力に応じて実施可能な件数を増減させ、実施件数を決定することもできる。
次に、ステップ304において、図5に示されるような需要家リスト500から保安調査対象の需要家を決定する。図5は、本発明の一実施形態に係る需要家リスト500を示す図である。需要家リスト500は、LPガスを使用する需要家(顧客)に関するデータを格納する。
本発明の一実施形態に係る需要家リスト500は、需要家を一意に示す「需要家ID」d501、需要家の設備の満期日および再調査満期日をそれぞれ示す「満期日」d502および「再調査満期日」d503、需要家の設備に対して規定される法律の種類を示す「需要家種別」d504、ガスの開栓および閉栓状態を示す「開栓状態」d505、ならびに需要家の郵便番号、住所、および氏名をそれぞれ示す「郵便番号」d506、「住所」d507、および「氏名」d508などを含むことができる。
「再調査満期日」d503は、「満期日」d502までに保安調査した結果、再調査が必要になった場合の法定期限である。「需要家種別」d504には、例えば、設備に対して規定される法律が液石法である場合は“0”、ガス事法である場合は“1”、高圧ガス保安法である場合は“2”を設定することができる。「開栓状態」d505には、例えば、閉栓状態である場合は“0”、開栓状態である場合は“1”を設定することができる。なお、閉栓状態の場合は保安調査を行う必要はなく、開栓時に調査が実施されることになる。
ステップ304では、例えば、需要家リスト500において、「満期日」d502(「再調査満期日」d503にデータが入っている場合は「再調査満期日」d503)の早い順に、ステップ303で決定した実施件数分の需要家を調査対象として決定する。または、満期日を迎える1月当たりの件数を予測できる場合は取得期間を決定してもよい(例えば、取得期間を4か月とし、向こう4か月に満期日を迎える需要家を調査対象として決定することもできる)。また、調査対象を決定する際、「開栓状態」d505に“0”が設定され閉栓状態である需要家を調査対象から除外する。さらに、「需要家種別」d504と、ステップ300および/またはステップ302で取得した作業員の有資格(「有資格液石」d405、「有資格ガス事」d406、「有資格高圧」d407)とに基づいて調査対象を決定することもできる。例えば、液石法で規定される設備は、液石法の資格を有した作業員しか調査できないため、作業員が有している資格の種類の割合と、調査対象となる設備を規定する法律の種類の割合がより近いことが望ましい。そのため、ステップ300および/またはステップ302で取得した作業員が有している資格の種類の割合に応じて調査対象を調整することもできる。
次に、ステップ305において、ステップ300および/またはステップ302で取得した作業員に、ステップ304で決定した調査対象の需要家を割り当てる。具体的には、ステップ304と同様に、「満期日」d502(「再調査満期日」d503にデータが入っている場合は「再調査満期日」d503)の早い順に作業員に割り当てる。なお、割り当ての際には、「需要家種別」d504と、ステップ300および/またはステップ302で取得した作業員の有資格(「有資格液石」d405、「有資格ガス事」d406、「有資格高圧」d407)とに基づいて、対応した資格を有する作業員に割り当てられるようにする。例えば、「需要家種別」d504に“1”(ガス事法)が設定されている場合は、「有資格ガス事」d406に“1”(ガス事法の資格を有する)が設定されている作業員に割り当てられる。また、割り当てられる作業員は、例えば、保安員(「保安担当」d403に“1”、「配送担当」d404に“0”が設定されている作業員)に優先して割り当てることができる。
次に、ステップ306において、図6に示されるような保安スケジュール600を作成する。図6は、本発明の一実施形態に係る保安スケジュール600を示す図である。保安スケジュール600は、保安調査のスケジュールに関するデータを格納する。
本発明の一実施形態に係る保安スケジュール600は、調査対象の需要家を一意に示す「需要家ID」d601、調査を実施する予定日および時間帯をそれぞれ示す「調査予定日」d602および「調査時間帯」d603、ならびに調査を担当する作業員を一意に示す「担当作業員ID」d604などを含むことができる。
「需要家ID」d601は、需要家リスト500の「需要家ID」d501と紐づく。「調査時間帯」d603には、例えば、調査予定の時間帯が午前9時から12時の間であれば“1”、午後1時から4時の間であれば“2”、午後4時から7時の間であれば“3”を設定することができる。「担当作業員ID」d604は、作業員リスト400の「作業員ID」d401と紐づく。「調査予定日」d602および「調査時間帯」d603は、「満期日」d502または「再調査満期日」d503に基づいて決定されてもよいし(少なくとも満期日前に調査予定日を決定する)、さらに需要家から訪問可または不可として指定された日時や、過去の訪問履歴の在宅状況に基づいて調整されてもよい。
次に、ステップ307において、ステップ306で作成した保安スケジュール600を、保安員端末102または配送員端末103を使用する各作業員に通知する。これは、保安スケジュール600の「担当作業員ID」d604によって示される作業員ごとに、その作業員が担当するスケジュールのみを通知してもよい。ステップ307の後、本処理は終了する。
また、保安業務サーバ104によって、作業員リスト400、需要家リスト500、および保安スケジュール600を管理することもできる。これにより、例えば、保安スケジュール600の「調査予定日」d602の一定期間前に、調査対象の需要家を示す「需要家ID」d601と紐づく需要家リスト500の「住所」d507宛てに、訪問をお知らせする葉書を発送することができる。または、葉書発送サービスを提供する会社のコンピュータに対して、保安業務サーバ104がデータ連携し、発送依頼を行ってもよい。
図3のフローチャートで示される保安スケジューリング処理によって作成される保安スケジュールとは別に、配送業務のための配送スケジュールも作成される。配送スケジュールも保安スケジュールと同様に、例えば、配送予定日の早い順に配送業務を配送員に割り当てる。この際、割り当てられる配送員は通常配送員であり、有資格配送員には割り当てない。保安調査は配送業務と異なり、需要家不在の場合に作業ができずに再訪問が必要となるため、保安スケジュールに対するリスケジュールが発生しやすい。さらに当該リスケジュールは需要家の予定に依存するため、有資格配送員に対し配送業務が既に割り当てられていると、再訪問に対応できなくなる可能性が高い。このような経緯から、有資格配送員には配送業務を割り当てない。
以上により、本発明によれば、配送業務の繁閑判定を行い、閑散期である場合は保安業務を行う配送員を決定し、保安業務を保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させることである。
本発明の一態様は、コンピュータが、LPガスの作業員リストから保安調査を行う保安員を決定するステップであって、前記作業員リストは、各作業員について保安業務を担当するか否かを識別するデータおよび配送業務を担当するか否かの識別するデータを格納しており、前記配送業務を担当しないと識別された作業員を前記保安員として決定するステップと、
前記コンピュータが、現在が前記LPガスの配送業務の閑散期か否かを判定するステップと、
前記配送業務の閑散期であると判定した場合、前記コンピュータが、前記作業員リストから前記保安調査を行う配送員を決定するステップであって、前記配送業務を担当すると識別され且つ前記保安業務を担当すると識別された作業員を、前記保安調査を行う配送員として決定するステップと、
前記コンピュータが、前記決定した保安員の人数および前記決定した配送員の人数に少なくとも基づいて保安調査を行う作業員の人数を決定し前記決定した保安調査を行う作業員の人数と当該作業員が実施可能な保安調査の件数とに基づいて前記保安調査の実施件数を決定するステップと、
前記コンピュータが、前記決定した実施件数、ならびに需要家の満期日および/または再調査満期日に少なくとも基づいて、需要家リストから前記保安調査の調査対象となる前記需要家を決定するステップと、
前記コンピュータが、前記決定した保安員および前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップと、
前記コンピュータが、前記決定した需要家、前記満期日および/または前記再調査満期日、ならびに前記割り当てられた保安員および前記割り当てられた配送員に少なくとも基づいて、前記保安調査のスケジュールを作成するステップと
を備えたことを特徴とする方法である。
また、前記方法において、前記コンピュータが前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記コンピュータが、前記決定した需要家の設備に対して規定される法律の種類に対応した資格を有する、前記決定した保安員および/または前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップを含むことを特徴とする。
さらに、前記方法において、前記コンピュータが前記調査対象となる前記需要家を決定するステップは、閉栓状態である前記需要家を除外して決定されることを特徴とする。
また、前記方法において、前記コンピュータが前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記決定した配送員より、前記決定した保安員に優先して割り当てることを特徴とする。
そして、前記方法において、前記コンピュータは、前記割り当てられた配送員には、前記閑散期の前記配送業務が割り当てないことを特徴とする。

Claims (5)

  1. LPガスの作業員リストから保安調査を行う保安員を決定するステップと、
    現在が前記LPガスの配送業務の閑散期か否かを判定するステップと、
    前記配送業務の閑散期であると判定した場合、前記作業員リストから前記保安調査を行う配送員を決定するステップと、
    前記決定した保安員の人数および/または前記決定した配送員の人数に少なくとも基づいて、前記保安調査の実施件数を決定するステップと、
    前記決定した実施件数、ならびに需要家の満期日および/または再調査満期日に少なくとも基づいて、需要家リストから前記保安調査の調査対象となる前記需要家を決定するステップと、
    前記決定した保安員および/または前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップと、
    前記決定した需要家、前記満期日および/または前記再調査満期日、ならびに前記割り当てられた保安員および/または前記割り当てられた配送員に少なくとも基づいて、前記保安調査のスケジュールを作成するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記決定した需要家の設備に対して規定される法律の種類に対応した資格を有する、前記決定した保安員および/または前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記調査対象となる前記需要家を決定するステップは、閉栓状態である前記需要家を除外して決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記決定した配送員より、前記決定した保安員に優先して割り当てることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記割り当てられた配送員には、前記閑散期の前記配送業務が割り当てられないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
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