JP2020165678A - 検出装置 - Google Patents

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【課題】単体であおりを調整可能とする。【解決手段】光を検出領域に投光する投光部102と、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズ1032と、複数の受光素子を有し、レンズ1032により集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサ1033と、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF方式により、検出領域に存在する物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部104と、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の位置を算出する物体位置演算部と、光軸に対して垂直且つ投光部102により投光される光の面に沿った軸周りに回動可能であり、投光部102、レンズ1032及びイメージセンサ1033をモジュール化したモジュール部1122とを備えた。【選択図】図1

Description

この発明は、検出領域に存在する物体の位置を検出する検出装置に関する。
従来から、検出領域に存在する物体の位置を検出するエリアセンサ(測域センサ)が知られている(例えば特許文献1参照)。このエリアセンサでは、あおりの調整機能は存在していない。
一方、AGV(Automated Guided Vehicle)等に取付けられたエリアセンサでは、検出領域を適切な範囲に調整するため、あおりの調整を行っている。エリアセンサの検出領域を調整する場合、作業者はエリアセンサの取付け冶具自体の角度を調整している。
特許5598831号
上述したように、従来のエリアセンサで検出領域を調整する場合、作業者は、エリアセンサの取付け冶具自体の角度を調整している。そのため、取付け冶具に対して角度の調整機能を持たせる必要がある。また、エリアセンサが取付けられた装置が組み上がった後では、角度の調整は困難である。
なお、従来のエリアセンサは、レーザ光を反射するミラーを回転させるメカニカルな回転機構を有している。そのため、エリアセンサにあおりの調整機構を持たせることは非常に困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、単体であおりを調整可能とする検出装置を提供することを目的としている。
この発明に係る検出装置は、光を検出領域に投光する投光部と、投光部により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズと、複数の受光素子を有し、レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサと、イメージセンサによる受光結果に基づいて、TOF方式により、検出領域に存在する物体までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部と、距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体の位置を算出する物体位置演算部と、光軸に対して垂直且つ投光部により投光される光の面に沿った軸周りに回動可能であり、投光部、レンズ及びイメージセンサをモジュール化したモジュール部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、単体であおりを調整可能となる。
この発明の実施の形態1に係る検出装置の構成例を示す図である。 図2A、図2Bは、この発明の実施の形態1におけるセンサヘッドの構成例を示す図であり、図2Aはセンサヘッドの内部構造の一例を示す図であり、図2Bはセンサヘッドの外観の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるモジュール部の回動(あおりの調整)を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る検出装置がAGV等の装置に搭載された状態の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る検出装置の動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における投光部及び受光部の動作例を示すタイミングチャートである。 図7A、図7Bは、この発明の実施の形態1における距離演算部及び位置演算部の動作例を説明するための図であり、図7Aは受光位置と受光時刻との関係の一例を示す図であり、図7Bは受光位置と距離との関係の一例を示す図である。 図8A、図8Bは、この発明の実施の形態1における距離演算部及び位置演算部の動作例を説明するための図であり、図8Aは受光位置と受光時刻との関係の一例を示す図であり、図8Bは受光位置と距離との関係の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る検出装置の動作の具体例を示す図である。 この発明の実施の形態1における受光部による受光結果及び距離演算部による演算結果の一例を示す図である。 図11A、図11Bは、この発明の実施の形態2に係る検出装置による幅算出を説明するための図であり、図11Aは物体と受光部との位置関係の一例を示す図であり、図11Bは受光位置と距離との関係の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
検出装置1は、検出領域に存在する物体(被検出対象)10の位置を検出する。この検出装置1は、産業用(工業用)のセンサとして用いられる。また実施の形態1では、物体10の検出対象となる面は、後述するイメージセンサ1033の受光面に対して平行(略平行の意味を含む)であるとする。この検出装置1は、図1に示すように、計測制御部101、投光部102、受光部103、距離演算部104、位置演算部105、MPU(Micro Processing Unit)106、入出力部107、通信部108、表示部109及び操作部110を備えている。また、検出装置1は、投光部102が投光して検出領域で反射された光を受光部103が受光する反射型に構成されている。
なお、投光部102及び受光部103は、計測部111を構成する。また図2では、計測制御部101、投光部102、受光部103、距離演算部104、位置演算部105及びMPU106が、センサヘッド112に搭載されている。図2に示すセンサヘッド112の前面には、フィルタ1121が設けられている。なお図2では、計測制御部101、距離演算部104及び位置演算部105の図示を省略している。
また、入出力部107、通信部108、表示部109及び操作部110は、インタフェース部113を構成する。
計測制御部101は、MPU106を介して入力された制御情報に基づいて、制御信号を生成する。制御信号は、イメージセンサ1033での光の受光動作に応じて、投光部102での光の投光タイミングを制御する信号である。この計測制御部101により生成された制御信号は、投光部102に出力される。
投光部102は、計測制御部101からの制御信号に従い、パルス状の光を検出領域に投光する。なお、投光部102が投光する光のビーム形状は、予め設定されている。図2では、投光部102は、回路基板である投光基板(不図示)1021と、光を発光する発光素子1022と、発光素子1022の前面に配置された絞りであるアパーチャー1023と、発光素子1022により発光されてアパーチャー1023を通過した光を拡散するディヒューザー1024とから構成されている。また、投光部102により投光される光の幅及び投光周期は、想定される物体10までの距離又は移動速度等により決まる。また、投光部102は、投光する光を変調してもよい。
受光部103は、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を受光する。図2では、受光部103は、回路基板である受光基板(不図示)1031と、レンズ1032と、イメージセンサ1033とから構成されている。
レンズ1032は、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を集光する。このレンズ1032は、非テレセントリックレンズである。
イメージセンサ1033は、複数の受光素子を有し、レンズ1032により集光された光を当該受光素子毎に受光する。以下では、イメージセンサ1033はリニアタイプであり、複数の受光素子が一次元方向に配列されているものとする。リニアタイプのイメージセンサ1033は、産業用のセンサに求められる高速応答に対応可能である。このイメージセンサ1033による受光結果を示す情報は、距離演算部104に出力される。
なお、イメージセンサ1033は、上記受光結果を示す情報として、例えば、投光部102により光が投光された時刻(投光時刻)を基準として、各受光素子で光を受光した時刻(受光時刻)である遅れ時間を示す情報を出力してもよい。また、投光部102が光を変調している場合には、イメージセンサ1033は、上記受光結果を示す情報として、例えば、投光部102により投光された光と各受光素子で受光された光との位相差を示す情報を出力してもよい。
また、投光部102及び受光部103は、モジュール部1122によりモジュール化されている。モジュール部1122は、図3に示すように、光軸に対して垂直且つ投光部102により投光される光の面に沿った軸周りに回動可能に構成されている。そして、作業者は、このモジュールを回動させることで、検出装置1に対するあおりの調整を実施可能となる。図3では、フィルタ1121及びMPU106の図示を省略している。
なお、MPU106についても、モジュール部1122によりモジュール化されていてもよい。
また、モジュール部1122は、調整用インタフェース(不図示)により回動可能に構成されていてもよい。調整用インタフェースは、ネジ又はボタン等であり、センサヘッド(筐体)112の外部から作業者により操作可能に構成され、その操作に応じてモジュール部1122を回動させる。
なお、例えば図4に示すように、検出装置1が搭載されるAGV等の装置2では、検出装置1の投受光面(センサヘッド112の前面)側が開口部201となっている。この開口部201にはガラス等の透明部材202が取付けられている。そのため、調整用インタフェースは、センサヘッド112の前面(投受光面側)に設けられていることが好ましい。すなわち、作業者は、AGV等の装置2に搭載された検出装置1においてモジュール部1122を回動させる際に、透明部材202を開口部201から取外すことで、容易に調整用インタフェースを操作可能となる。
距離演算部104は、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF(Time Of Flight)方式により、イメージセンサ1033から物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する。この距離演算部104により算出された受光位置毎の距離を示す情報(距離情報)は、位置演算部105及びMPU106に出力される。
位置演算部105は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の位置を算出する。この位置演算部105により算出された物体10の像の位置を示す情報(位置情報)は、MPU106に出力される。
MPU106は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離及び位置演算部105により算出された物体10の像の位置に基づいて、物体10の位置を算出する。この際、MPU106は、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の位置、イメージセンサ1033から物体10までの距離、及び、レンズ1032の焦点距離に基づいて、物体10の位置を算出する。このMPU106により算出された物体10の位置を示す情報は、インタフェース部113に出力される。
また、MPU106は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離及び位置演算部105により算出された物体10の像の位置に基づいて、物体10の幅を算出する。この際、MPU106は、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の幅、イメージセンサ1033から物体10までの距離、及び、レンズ1032の焦点距離に基づいて、物体10の幅を算出する。このMPU106により算出された物体10の幅を示す情報は、インタフェース部113に出力される。なお、MPU106による物体10の幅の算出については必須の処理ではなく実施しなくてもよい。
なお、位置演算部105及びMPU106は、「距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の位置を算出する物体位置演算部」及び「距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の幅を算出する物体幅演算部」を構成する。
また、計測制御部101、距離演算部104及び位置演算部105は、システムLSI(Large Scale Integration)等の処理回路、又はメモリ等に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等により実現される。
入出力部107は、検出装置1に対する各種設定の入力を行い、制御情報を生成してMPU106に出力する。この制御情報には、例えば、投光部102による光の投光を指示するトリガ信号、又は、投光部102でレーザ光を用いる場合にはレーザ光の停止を指示する停止信号等が含まれる。
また、入出力部107は、MPU106から入力された情報の出力を行う。この際、入出力部107は、例えば、アナログ出力を行ってもよいし、閾値判定を行って閾値を超えた場合にオン出力を行ってもよい。
通信部108は、イーサネット(登録商標)等のネットワークを介して外部装置と通信を行い、例えばMPU106から入力された情報を外部装置に送信する。
表示部109は、各種の動作表示を行う。また、表示部109は、MPU106から入力された情報を表示する。例えば、表示部109は、物体10の位置を表示する場合に、受光部103の光軸上を零点とし、物体10が光軸からどのくらい離れた場所に位置しているかを数値で表示する。
操作部110は、作業者の操作を受付け、例えば、表示部109の表示切替え又は検出装置1に対する各種設定等を行う。
次に、実施の形態1に係る検出装置1の動作例について、図5を参照しながら説明する。なお以下では、MPU106が物体10の位置及び幅を算出する場合を示す。
検出装置1の動作例では、図5に示すように、まず、投光部102は、計測制御部101からの制御信号に従い、パルス状の光を検出領域に投光する(ステップST1)。この投光部102により投光された光は、検出領域に存在する物体10により反射され、レンズ1032を介してイメージセンサ1033に入射される。なお、検出領域に壁等の背景が存在する場合には、投光部102により投光された光は当該背景でも反射され、レンズ1032を介してイメージセンサ1033に入射される。
次いで、イメージセンサ1033は、入射された光を受光素子毎に受光する(ステップST2)。図6に示すように、イメージセンサ1033の各受光素子(Pixel No.0〜No.n)での光(受光パルス)の受光タイミングは、投光部102による光(投光パルス)の投光タイミングに対し、物体10との間の距離に応じて遅れる。なお以下では、イメージセンサ1033は、上記受光結果を示す情報として、各受光素子での受光時刻(遅れ時間)を示す情報を出力するものとする。このイメージセンサ1033により例えば図7A及び図8Aに示すような受光位置と受光時刻との関係が得られる。
次いで、距離演算部104は、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF方式により、物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する(ステップST3)。
この際、距離演算部104は、まず、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、下式(1)より、受光位置毎に、受光素子で受光した光が反射された位置(反射点)までの距離を算出する。式(1)において、dはi番目の受光素子で受光した光の反射点までの距離を示し、cは光の速度を示し、tdiはi番目の受光素子での受光時刻を示している。
=c×tdi/2 (1)
ここで、式(1)により得られる受光位置から反射点までの距離は、受光部103の光軸に対してθだけ傾いた方向の距離である。なお、θは、レンズ1032上の光軸位置とi番目の受光位置とを結ぶ線分と、光軸との成す角度であり、既知である。そこで、距離演算部104は、受光位置毎に、θを用いて、算出した反射点までの距離を、受光部103の光軸に平行(略平行の意味を含む)な距離に変換する。
そして、距離演算部104は、受光位置毎に、上記変換により得られた反射点までの距離から、物体10までの距離を得る。ここで、距離演算部104は、上記変換により得られた反射点までの距離のうち、イメージセンサ1033から背景までの距離に相当するものは除外する。また、実施の形態1では、物体10の検出対象となる面はイメージセンサ1033の受光面に対して平行であるため、物体10までの距離は受光位置毎にそれぞれ同じ値となる。この距離演算部104により例えば図7B及び図8Bに示すような距離情報が得られる。
次いで、位置演算部105は、距離演算部104により得られた距離情報に基づいて、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の位置を算出する(ステップST4)。例えば図7B及び図8Bでは位置演算部105が像のエッジの位置を検出した場合での位置情報を示している。
次いで、MPU106は、距離演算部104により得られた距離情報及び位置演算部105により得られた位置情報に基づいて、物体10の位置を算出する(ステップST5)。
この際、MPU106は、下式(2)より、物体10の位置を算出する。式(2)において、xは物体10の位置を示し、xは物体10の像の位置(受光位置)を示している。また、dは物体10とイメージセンサ1033との間の距離を示し、fはレンズ1032とイメージセンサ1033との間の距離(焦点距離)を示している。なお、式(2)における{(d−f)/f}は光学系の倍率である。
={(d−f)/f}×x(2)
また、MPU106は、距離演算部104により得られた距離情報及び位置演算部105により得られた位置情報に基づいて、物体10の幅を算出する(ステップST6)。
この際、MPU106は、下式(3)より、物体10の幅を算出する。式(3)において、wは物体10の幅を示し、wは物体10の像の幅を示している。なお、MPU106は、位置演算部105により像の両端の位置が検出されない場合には、幅算出処理は行わない。
={(d−f)/f}×w(3)
ここで、実施の形態1に係る検出装置1は、センサ(投光部102及び受光部103)と検出領域とが対向配置された反射型に構成されている。これにより、実施の形態1に係る検出装置1は、検出領域の片側にのみセンサを設置すればよく、また、投光部102と受光部103との間での光軸合わせが不要となり、透過型を用いた場合に対して設置条件が緩くなる。また、実施の形態1に係る検出装置1は、検出範囲が広くなる。また、実施の形態1に係る検出装置1は、イメージセンサ1033と物体10との間の距離が算出できるため、非テレセントリックレンズを用いても物体10の位置及び幅を算出でき、従来構成に対して低コスト化が実現できる。
次に、実施の形態1に係る検出装置1の動作の具体例について、図9,10を参照しながら説明する。以下では、図9に示すように、検出装置1が、イメージセンサ1033から物体10までの距離と、物体10のエッジの位置(光軸から物体10のエッジまでの距離であるP)とを算出するものとする。また、イメージセンサ1033の画素ピッチ(受光素子間の距離)は20[μm]とし、画素数(受光素子数)は256画素とし、レンズ1032の焦点距離は20[mm]とする。また、イメージセンサ1033から検出領域に存在する背景までの距離(図9に示すd)が3[m]であるとする。
これらの条件において、投光部102がパルス状の光を背景に向けて投光すると、例えば図10に示すように、イメージセンサ1033により受光素子毎に受光時刻(遅れ時間)が得られ、距離演算部104により受光位置毎の反射点までの距離が得られる。そして、イメージセンサ1033から背景までの距離は3[m]であるため、距離演算部104は、図10から、イメージセンサ1033から物体10までの距離として、1.995[m]を出力する。
また、位置演算部105は、距離演算部104による演算結果から、イメージセンサ1033に結像された物体10の像のエッジの位置を算出する。図9,10の場合では、光軸位置に対応する画素はPixel No.128であり、物体10のエッジの位置に対応する画素の1つ手前の画素はPixel No.200である。よって、位置演算部105は、Pixel No.128からPixel No.200までの距離から、物体10の像のエッジの位置(光軸から物体10の像のエッジまでの距離)として、0.00147[m]を出力する。
次いで、MPU106は、距離演算部104及び位置演算部105による演算結果から、物体10のエッジの位置を算出する。図10の場合では、光学系の倍率は98.75である。そして、MPU106は、物体10の像のエッジの位置に光学系の倍率を乗算することで、物体10のエッジの位置(光軸から物体10のエッジまでの距離であるP)として、0.145[m]を出力する。
なお上記では、複数の受光素子が一次元方向に配列されたリニアタイプのイメージセンサ1033を用いた場合を示した。しかしながら、これに限らず、複数の受光素子が二次元方向に配列されたイメージセンサ1033を用いてもよい。これにより、検出装置1は、検出領域に存在する物体10の幅だけではなく、高さも算出可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、検出装置1は、光を検出領域に投光する投光部102と、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズ1032と、複数の受光素子を有し、レンズ1032により集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサ1033と、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF方式により、検出領域に存在する物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部104と、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の位置を算出する物体位置演算部と、光軸に対して垂直且つ投光部102により投光される光の面に沿った軸周りに回動可能であり、投光部102、レンズ1032及びイメージセンサ1033をモジュール化したモジュール部1122とを備えた。これにより、実施の形態1に係る検出装置1は、単体であおりを調整可能となる。
このように、実施の形態1に係る検出装置1では、投光部102及び受光部103をモジュール化し、検出装置1にあおりの調整機能を持たせている。これにより、実施の形態1に係る検出装置1では、AGV等の装置2への取付け後であっても、作業者は、容易にあおりの調整を行うことが可能となる。なお、実施の形態1に係る検出装置1では、スキャン方式が非メカニカルな構成であるため、投光部102及び受光部103を容易にモジュール化可能である。また、モジュール化された投光部102及び受光部103は、あおりの調整によって光学的特性を損なうことはない。
また、実施の形態1に係る検出装置1では、検出装置1自体を傾ける必要はないため、検出装置1の設置スペースを削減できる。
また、実施の形態1に係る検出装置1に対し、センサヘッド112の前面に、光軸変更部材を外付けしてもよい。光軸変更部材としては、例えばプリズムが挙げられる。これにより、光軸を更に曲げることが可能となり、あおりの調整を補助可能となる。
また、実施の形態1に係る検出装置1に対し、投光部102が有するレンズ(ディヒューザー1024)を交換可能としてもよく、あおりの調整を補助可能となる。
また、従来のエリアセンサは、レーザ光を反射するミラーを回転させるメカニカルな回転機構を有している。これに対し、実施の形態1に係る検出装置1は、上記のような回転機構は用いていない。そのため、実施の形態1に係る検出装置1は、小型化が可能であり、また、振動及び衝撃に対する耐性が高くなる。
実施の形態2.
実施の形態1では、物体10の検出対象となる面がイメージセンサ1033の受光面に対して平行である場合を示した。それに対し、実施の形態2では、物体10の検出対象となる面がイメージセンサ1033の受光面に対して斜めであっても、物体10の幅を算出可能とする構成を示す。
なお、実施の形態2に係る検出装置1の構成例は、図1に示す実施の形態1に係る検出装置1の構成例と同様である。
なお、距離演算部104は、θを用いた光軸に平行な距離への変換処理は実施しない。
また、MPU106は、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の一端から光軸位置までの幅及び当該像の他端から光軸位置までの幅、当該一端から物体10の一端である反射点までの距離及び当該他端から物体10の他端である反射点までの距離、及び、当該一端からレンズ1032上の光軸位置までの距離及び当該他端からレンズ1032上の光軸位置までの距離に基づいて、物体10の幅を算出する。
また、レンズ1032は広角レンズであることが望ましい。
実施の形態2におけるMPU106は、下式(4)〜(6)より、物体10の幅を算出する。図11に示すように、式(4)〜(6)において、wは物体10の幅を示す。また、Lは、イメージセンサ1033に結合された物体10の像の一端(第1の受光位置に相当)から光軸位置までの幅を示し、Lは、当該像の他端(第2の受光位置に相当)から光軸位置までの幅を示している。また、d1mは、第1の受光位置から物体10の一端である反射点(第1のエッジ)までの距離を示し、d2mは、第2の受光位置から物体10の他端である反射点(第2のエッジ)までの距離を示している。また、dは、第1のエッジとレンズ1032上の光軸位置との間の距離を示し、dは、第2のエッジとレンズ1032上の光軸位置との間の距離を示している。また、d1fは、レンズ1032上の光軸位置と第1の受光位置との間の距離を示し、d2fは、レンズ1032上の光軸位置と第2の受光位置との間の距離を示している。なお、d1f及びd2fは既知である。これにより、MPU106は、物体10が、イメージセンサ1033の受光面に対して斜めであっても、物体10の幅を算出可能である。

Figure 2020165678
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 検出装置
2 装置
10 物体
101 計測制御部
102 投光部
103 受光部
104 距離演算部
105 位置演算部
106 MPU
107 入出力部
108 通信部
109 表示部
110 操作部
111 計測部
112 センサヘッド
113 インタフェース部
201 開口部
202 透明部材
1021 投光基板
1022 発光素子
1023 アパーチャー
1024 ディヒューザー
1031 受光基板
1032 レンズ
1033 イメージセンサ
1121 フィルタ
1122 モジュール部

Claims (9)

  1. 光を検出領域に投光する投光部と、
    前記投光部により投光されて前記検出領域で反射された光を集光するレンズと、
    複数の受光素子を有し、前記レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサと、
    前記イメージセンサによる受光結果に基づいて、TOF方式により、前記検出領域に存在する物体までの距離を、前記受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部と、
    前記距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、前記物体の位置を算出する物体位置演算部と、
    光軸に対して垂直且つ前記投光部により投光される光の面に沿った軸周りに回動可能であり、前記投光部、前記レンズ及び前記イメージセンサをモジュール化したモジュール部と
    を備えた検出装置。
  2. 前記物体位置演算部は、前記イメージセンサに結像された前記物体の像の位置、当該イメージセンサから当該物体までの距離、及び、前記レンズの焦点距離に基づいて、当該物体の位置を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の検出装置。
  3. 前記距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、前記物体の幅を算出する物体幅演算部を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の検出装置。
  4. 前記物体幅演算部は、前記イメージセンサに結像された前記物体の像の幅、当該イメージセンサから当該物体までの距離、及び、前記レンズの焦点距離に基づいて、当該物体の幅を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載の検出装置。
  5. 前記物体幅演算部は、前記イメージセンサに結像された前記物体の像の一端から光軸位置までの幅及び当該像の他端から光軸位置までの幅、当該一端から当該物体の一端である反射点までの距離及び当該他端から当該物体の他端である反射点までの距離、及び、当該一端から前記レンズ上の光軸位置までの距離及び当該他端から当該レンズ上の光軸位置までの距離に基づいて、当該物体の幅を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載の検出装置。
  6. 前記受光素子は、一次元方向に配列された
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの何れか1項記載の検出装置。
  7. 前記レンズは、非テレセントリックレンズである
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちの何れか1項記載の検出装置。
  8. 筐体外部から操作可能であり、操作に応じて前記モジュール部を回動させる調整用インタフェースを備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちの何れか1項記載の検出装置。
  9. 前記調整用インタフェースは、筐体外部における投受光面に設けられた
    ことを特徴とする請求項8記載の検出装置。
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