JP2020165674A - 検出装置及び検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光電センサを用いることなく、検出領域に存在する物体までの距離及び当該物体の幅を検出可能とする。【解決手段】光を検出領域に投光する投光部102と、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズ1032と、複数の受光素子を有し、レンズ1032により集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサ1033と、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF方式により、検出領域に存在する物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部104と、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の幅を算出する物体幅演算部とを備えた。【選択図】図1

Description

この発明は、検出領域に存在する物体までの距離及び当該物体の幅を検出する検出装置及び検出システムに関する。
従来から、検出領域における物体の有無を検出する透過型の光電スイッチが知られている(例えば特許文献1参照)。
一方、検出領域に存在する物体までの距離及び当該物体の幅を検出する場合、図11に示すように、光電スイッチ50が複数取付けられた装置が用いられている。図11では、上記装置として、物体を搬送する搬送路に設置されたゲート51を示している。また、光電スイッチ50は、検出対象として想定される物体の大きさ等に応じて、取付け位置及び取付け方向が適宜設定されている。これにより、監視者は、例えば、ゲート51を通過した物体に荷崩れが生じていないか等を確認可能となる。
特開2015−115188号公報
しかしながら、光電スイッチが複数取付けられた装置では、光電スイッチ間で相互干渉が生じる可能性がある。この場合、例えば、相互干渉を回避するためのスリット等の部材を別途用意するといった対策が必要となる。また、光電スイッチが複数取付けられた装置では、光軸合わせ等の現場での調整が煩雑となる。
また、光電スイッチを用いた装置では、検出対象として想定される物体の大きさ等が変更されると、現場での光電スイッチの取付け位置及び取付け方向の変更或いは光電スイッチの追加等が必要となる場合がある。
すなわち、光電スイッチを複数使用する場合、各光電スイッチのオンオフの2値を組合わせて物体検知を行っている。例えば、60cmと90cmの高さに光電スイッチを設置した場合、物体の高さが60cm以上90cm未満であることは判定できるが、70cmと80cmの違いは判定できない。そして、70cmと80cmの違いを判定する必要がある場合には、例えば、75cmの位置に光電スイッチを追加したり、90cmの位置に設置した光電スイッチを80cmの位置に移動したりする必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の光電センサを用いることなく、検出領域に存在する物体までの距離及び当該物体の幅を検出可能な検出装置を提供することを目的としている。
この発明に係る検出装置は、光を検出領域に投光する投光部と、投光部により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズと、複数の受光素子を有し、レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサと、イメージセンサによる受光結果に基づいて、TOF方式により、検出領域に存在する物体までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部と、距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体の幅を算出する物体幅演算部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、複数の光電センサを用いることなく、検出領域に存在する物体までの距離及び当該物体の幅を検出可能となる。
実施の形態1に係る検出装置の構成例(ゲートに取付けられた状態)を示す図である。 実施の形態1に係る検出装置の構成例を示す図である。 図3A、図3Bは、実施の形態1におけるセンサヘッドの構成例を示す図であり、図3Aはセンサヘッドの内部構造の一例を示す図であり、図3Bはセンサヘッドの外観の一例を示す図である。 実施の形態1に係る検出装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1における投光部及び受光部の動作例を示すタイミングチャートである。 図6A、図6Bは、実施の形態1における距離演算部及び位置演算部の動作例を説明するための図であり、図6Aは受光位置と受光時刻との関係の一例を示す図であり、図6Bは受光位置と距離との関係の一例を示す図である。 図7A、図7B、図7Cは、実施の形態1に係る検出装置の動作の具体例を示す図である。 実施の形態2に係る検出システムの構成例(ゲートに取付けられた状態)を示す図である。 実施の形態3に係る検出システムの構成例(ゲートに取付けられた状態)を示す図である。 図10A、図10Bは、実施の形態4に係る検出装置による幅算出を説明するための図であり、図10Aは物体と受光部との位置関係の一例を示す図であり、図10Bは受光位置と距離との関係の一例を示す図である。 従来の光電スイッチが複数取付けられた装置の構成例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1,2は実施の形態1に係る検出装置1の構成例を示す図である。
検出装置1は、検出領域に存在する物体(被検出対象)10までの距離及び当該物体10の幅を検出する。実施の形態1では、検出装置1は、物体10までの距離から当該物体10の高さを検出し、物体10の幅から当該物体10の横幅(ゲート11間方向の幅)を検出する。また、実施の形態1では、検出装置1は、検出領域に存在する物体10の上方(光軸方向)から見た際の形状も検出する。この検出装置1は、産業用(工業用)のセンサとして用いられる。以下では、図1に示すように、検出装置1が、ゲート11の天面における中央に1つ取付けられた場合を示す。ゲート11は、物体10を搬送する搬送路12に設置されている。物体10は、同一形状の箱1001が3段×3列(合計9個)で並んだ状態で構成されている。また実施の形態1では、物体10の検出対象となる面は、後述するイメージセンサ1033の受光面に対して平行(略平行の意味を含む)であるとする。また図1において、斜線領域が検出装置1による検出領域であり、グレー領域が影となり検出不可能な領域である。
この検出装置1は、図2に示すように、計測制御部101、投光部102、受光部103、距離演算部104、位置演算部105、MPU(Micro Processing Unit)106、入出力部107、通信部108、表示部109及び操作部110を備えている。また、検出装置1は、投光部102が投光して検出領域で反射された光を受光部103が受光する反射型に構成されている。
なお、投光部102及び受光部103は、計測部111を構成する。また図3では、計測制御部101、投光部102、受光部103、距離演算部104、位置演算部105及びMPU106が、センサヘッド112に搭載されている。図3に示すセンサヘッド112の前面には、フィルタ1121が設けられている。なお図3では、計測制御部101、距離演算部104及び位置演算部105の図示を省略している。
また、入出力部107、通信部108、表示部109及び操作部110は、インタフェース部113を構成する。
計測制御部101は、MPU106を介して入力された制御情報に基づいて、制御信号を生成する。制御信号は、イメージセンサ1033での光の受光動作に応じて、投光部102での光の投光タイミングを制御する信号である。この計測制御部101により生成された制御信号は、投光部102に出力される。
投光部102は、計測制御部101からの制御信号に従い、パルス状の光を検出領域に投光する。なお、投光部102が投光する光のビーム形状は、予め設定されている。図3では、投光部102は、回路基板である投光基板(不図示)1021と、光を発光する発光素子1022と、発光素子1022の前面に配置された絞りであるアパーチャー1023と、発光素子1022により発光されてアパーチャー1023を通過した光を拡散するディヒューザー1024とから構成されている。また、投光部102により投光される光の幅及び投光周期は、想定される物体10までの距離又は移動速度(搬送速度)等により決まる。また、投光部102は、投光する光を変調してもよい。
受光部103は、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を受光する。図3では、受光部103は、回路基板である受光基板(不図示)1031と、レンズ1032と、イメージセンサ1033とから構成されている。
レンズ1032は、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を集光する。このレンズ1032は、非テレセントリックレンズである。
イメージセンサ1033は、複数の受光素子を有し、レンズ1032により集光された光を当該受光素子毎に受光する。以下では、イメージセンサ1033はリニアタイプであり、複数の受光素子が一次元方向に配列されているものとする。リニアタイプのイメージセンサ1033は、産業用のセンサに求められる高速応答に対応可能である。このイメージセンサ1033による受光結果を示す情報は、距離演算部104に出力される。
なお、イメージセンサ1033は、上記受光結果を示す情報として、例えば、投光部102により光が投光された時刻(投光時刻)を基準として、各受光素子で光を受光した時刻(受光時刻)である遅れ時間を示す情報を出力してもよい。また、投光部102が光を変調している場合には、イメージセンサ1033は、上記受光結果を示す情報として、例えば、投光部102により投光された光と各受光素子で受光された光との位相差を示す情報を出力してもよい。
距離演算部104は、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF(Time Of Flight)方式により、イメージセンサ1033から物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する。この距離演算部104により算出された受光位置毎の距離を示す情報(距離情報)は、位置演算部105及びMPU106に出力される。
位置演算部105は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の位置を算出する。この位置演算部105により算出された物体10の像の位置を示す情報(位置情報)は、MPU106に出力される。
MPU106は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の高さを算出する。このMPU106により算出された物体10の高さを示す情報は、インタフェース部113に出力される。
また、MPU106は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離及び位置演算部105により算出された物体10の像の位置に基づいて、物体10の幅を算出する。この際、MPU106は、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の幅、イメージセンサ1033から物体10までの距離、及び、レンズ1032の焦点距離に基づいて、物体10の幅を算出する。MPU106により算出された物体10の幅は、物体10の横幅に相当する。このMPU106により算出された物体10の幅を示す情報は、インタフェース部113に出力される。
また、MPU106は、物体10の移動速度、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離及び位置演算部105により算出された物体10の像の位置に基づいて、物体10の上方から見た際の形状を算出する。この際、MPU106は、物体10の移動速度、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の幅、イメージセンサ1033から物体10までの距離、及び、レンズ1032の焦点距離に基づいて、物体10の上方から見た際の形状を算出する。このMPU106により算出された物体10の形状を示す情報は、インタフェース部113に出力される。
なお、MPU106は、「距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の幅を算出する物体幅演算部」及び「物体10の移動速度及び距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、光軸方向から見た物体10の形状を算出する物体形状演算部」を構成する。
また、計測制御部101、距離演算部104及び位置演算部105は、システムLSI(Large Scale Integration)等の処理回路、又はメモリ等に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等により実現される。
入出力部107は、検出装置1に対する各種設定の入力を行い、制御情報を生成してMPU106に出力する。この制御情報には、例えば、投光部102による光の投光を指示するトリガ信号、又は、投光部102でレーザ光を用いる場合にはレーザ光の停止を指示する停止信号等が含まれる。
また、入出力部107は、MPU106から入力された情報の出力を行う。この際、入出力部107は、例えば、アナログ出力を行ってもよいし、閾値判定を行って閾値を超えた場合にオン出力を行ってもよい。
通信部108は、イーサネット(登録商標)等のネットワークを介して外部装置と通信を行い、例えばMPU106から入力された情報を外部装置に送信する。
表示部109は、各種の動作表示を行う。また、表示部109は、MPU106から入力された情報を表示する。例えば、表示部109は、物体10の位置を表示する場合に、受光部103の光軸上を零点とし、物体10が光軸からどのくらい離れた場所に位置しているかを数値で表示する。
操作部110は、ユーザ操作を受付け、例えば、表示部109の表示切替え又は検出装置1に対する各種設定等を行う。
次に、実施の形態1に係る検出装置1の動作例について、図4を参照しながら説明する。なお以下では、MPU106が物体10の高さ、幅(横幅)及び上方から見た際の形状を算出する場合を示す。
検出装置1の動作例では、図4に示すように、まず、投光部102は、計測制御部101からの制御信号に従い、パルス状の光を検出領域に投光する(ステップST1)。この投光部102により投光された光は、検出領域に存在する物体10により反射され、レンズ1032を介してイメージセンサ1033に入射される。なお、投光部102により投光された光は搬送路12でも反射され、レンズ1032を介してイメージセンサ1033に入射される。
次いで、イメージセンサ1033は、入射された光を受光素子毎に受光する(ステップST2)。図5に示すように、イメージセンサ1033の各受光素子(Pixel No.0〜No.n)での光(受光パルス)の受光タイミングは、投光部102による光(投光パルス)の投光タイミングに対し、物体10との間の距離に応じて遅れる。なお以下では、イメージセンサ1033は、上記受光結果を示す情報として、各受光素子での受光時刻(遅れ時間)を示す情報を出力するものとする。このイメージセンサ1033により例えば図6Aに示すような受光位置と受光時刻との関係が得られる。
次いで、距離演算部104は、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF方式により、物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する(ステップST3)。
この際、距離演算部104は、まず、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、下式(1)より、受光位置毎に、受光素子で受光した光が反射された位置(反射点)までの距離を算出する。式(1)において、dはi番目の受光素子で受光した光の反射点までの距離を示し、cは光の速度を示し、tdiはi番目の受光素子での受光時刻を示している。
=c×tdi/2 (1)
ここで、式(1)により得られる受光位置から反射点までの距離は、受光部103の光軸に対してθだけ傾いた方向の距離である。なお、θは、レンズ1032上の光軸位置とi番目の受光位置とを結ぶ線分と、光軸との成す角度であり、既知である。そこで、距離演算部104は、受光位置毎に、θを用いて、算出した反射点までの距離を、受光部103の光軸に平行(略平行の意味を含む)な距離に変換する。
そして、距離演算部104は、受光位置毎に、上記変換により得られた反射点までの距離から、物体10までの距離を得る。ここで、距離演算部104は、上記変換により得られた反射点までの距離のうち、イメージセンサ1033から搬送路12までの距離に相当するものは除外する。この距離演算部104により例えば図6Bに示すような距離情報が得られる。
次いで、位置演算部105は、距離演算部104により得られた距離情報に基づいて、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の位置を算出する(ステップST4)。この際、位置演算部105は、像の両エッジの位置を算出する。
次いで、MPU106は、距離演算部104により得られた距離情報に基づいて、物体10の高さを算出する(ステップST5)。すなわち、実施の形態1では、MPU106は、イメージセンサ1033から搬送路12までの距離から、物体10までの距離を差し引くことで、物体10の高さを算出する。
次いで、MPU106は、距離演算部104により得られた距離情報及び位置演算部105により得られた位置情報に基づいて、物体10の幅を算出する(ステップST6)。
この際、MPU106は、下式(2)より、物体10の幅を算出する。式(2)において、wは物体10の幅を示し、wは物体10の像の幅を示している。物体10の像の幅は、位置演算部105により算出された像の両エッジの位置から求まる。また、dは物体10とイメージセンサ1033との間の距離を示し、fはレンズ1032とイメージセンサ1033との間の距離(焦点距離)を示している。なお、式(2)における{(d−f)/f}は光学系の倍率である。
={(d−f)/f}×w(2)
また、MPU106は、物体10の移動速度、距離演算部104により得られた距離情報及び位置演算部105により得られた位置情報に基づいて、物体10の上方から見た際の形状を算出する(ステップST7)。
この際、MPU106は、物体10の移動速度に応じて、上記と同様に物体10の幅を時系列に算出していくことで、物体10の上方から見た際の形状を算出する。なお、搬送路12の場合、通常、搬送速度は一定の速度であり、事前に把握可能である。
ここで、実施の形態1に係る検出装置1は、単体で、物体10までの距離(物体10の高さ)及び物体10の幅(横幅)を検出可能である。そのため、実施の形態1に係る検出装置1は、従来構成に対し、相互干渉の発生を回避可能である。
また、実施の形態1に係る検出装置1は、センサ(投光部102及び受光部103)と検出領域とが対向配置された反射型に構成されている。これにより、実施の形態1に係る検出装置1は、検出領域の片側にのみセンサを設置すればよく、また、投光部102と受光部103との間での光軸合わせが不要となり、透過型を用いた場合に対して設置条件が緩くなる。
また、実施の形態1に係る検出装置1は、物体10までの距離及び当該物体10の幅を検出しているため、検出対象として想定される物体10の大きさ等が変更された場合でも、対応を簡易化可能である。
次に、実施の形態1に係る検出装置1の動作の具体例について、図7を参照しながら説明する。以下では、監視者が、ゲート11を通過した物体10が、同一寸法の箱1001が3段×3列(合計9個)で並べられた状態であるかを確認する場合を示す。図7において、斜線領域が検出装置1による検出領域であり、グレー領域が影となり検出不可能な領域である。
図7Aの場合、検出装置1は、物体10の高さとして3段分の箱1001の高さを検出し、物体10の横幅として3列分の箱1001の横幅を検出する。よって、監視者は、検出装置1による検出結果から、ゲート11を通過した物体10は正常であると確認できる。
一方、図7Bの場合、検出装置1は、物体10の高さとして、右側は3段分の箱1001の高さを検出するが、左側は2段分の箱1001の高さを検出する。また、検出装置1は、物体10の横幅として4列分の箱1001の横幅を検出する。よって、監視者は、検出装置1による検出結果から、ゲート11を通過した物体10において荷崩れが生じていることを確認できる。
一方、図7Cの場合、検出装置1は、物体10の高さとして2段分の箱1001の高さを検出し、物体10の横幅として2列分の箱1001の横幅を検出する。よって、監視者は、検出装置1による検出結果から、ゲート11を通過した物体10において箱1001の個数が足りていないことを確認できる。
以上のように、この実施の形態1によれば、検出装置1は、光を検出領域に投光する投光部102と、投光部102により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズ1032と、複数の受光素子を有し、レンズ1032により集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサ1033と、イメージセンサ1033による受光結果に基づいて、TOF方式により、検出領域に存在する物体10までの距離を、受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部104と、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づいて、物体10の幅を算出する物体幅演算部とを備えた。これにより、実施の形態1に係る検出装置1は、複数の光電センサを用いることなく、検出領域に存在する物体10までの距離及び当該物体10の幅を検出可能となる。
また、従来のエリアセンサ(測域センサ)は、レーザ光を反射するミラーを回転させるメカニカルな回転機構を有している。これに対し、実施の形態1に係る検出装置1は、上記のような回転機構は用いていない。そのため、実施の形態1に係る検出装置1は、小型化が可能であり、また、振動及び衝撃に対する耐性が高くなる。また、実施の形態1に係る検出装置1は、イメージセンサ1033と物体10との間の距離が算出できるため、非テレセントリックレンズを用いても物体10の位置及び幅を算出でき、従来のエリアセンサに対して低コスト化が実現できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、検出装置1がゲート11の天面における中央に1つ取付けられた場合を示した。しかしながら、この場合、検出不可能な領域が広くなる可能性がある。そこで、この検出不可能な領域を減らすように、ゲート11の天面に複数の検出装置1を取付けてもよい。図8は実施の形態2に係る検出システムの構成例を示す図である。
検出システムは、複数の検出装置1、及び演算装置2を備えている。
検出装置1は、実施の形態1で示した検出装置1と同様である。図8では、検出装置1は、ゲート11の天面における両端に1つずつ取付けられている。
演算装置2は、複数の検出装置1による検出結果に基づいて、検出領域に存在する物体10の高さ及び横幅のうちの少なくとも一方を検出する。また、演算装置2は、複数の検出装置1による検出結果に基づいて、検出領域に存在する物体10の上方(光軸方向)から見た際の形状も検出してもよい。演算装置2は、図8に示すように、同期部201aを備えている。
同期部201aは、検出装置1を同期させ、検出装置1における投光タイミングを互いに異なるタイミングとさせる。これにより、検出装置1間での相互干渉の発生を回避する。
なお図8では、演算装置2は、同期部201aを備えた場合を示した。しかしながら、これに限らず、演算装置2は、同期部201aを備えていなくてもよい。すなわち、複数の検出装置1は、非同期であっても異周波等により検出装置1間での相互干渉の発生を回避するように構成されていればよい。
また、演算装置2は、複数の検出装置1の外部に設けられた場合を示した。しかしながら、これに限らず、演算装置2は、複数の検出装置1のうちの1つ以上の内部に設けられていてもよい。
例えば、複数の検出装置1のうちの1台をマスタとし、残りをスレーブとし、マスタである検出装置1にのみ演算装置2が設けられていてもよい。
また、複数の検出装置1にそれぞれ演算装置2が設けられていてもよい。その後、当該複数の検出装置1のうちの1台をマスタに設定し、残りをスレーブに設定して、マスタである検出装置1に設けられた演算装置2のみを使用してもよい。この場合、スレーブである検出装置1に設けられた演算装置2は使用しない。
また、複数の検出装置1にそれぞれ演算装置2が設けられていてもよい。そして、当該複数の検出装置1に設けられた演算装置2を分散的に用いてもよい。例えば、各検出装置1でプリ演算を行ってもよい。
また、複数の検出装置1にそれぞれ演算装置2が設けられていてもよい。そして、当該複数の検出装置1に設けられた演算装置2をそれぞれ使用してもよい。すなわち、この場合にはシステムの冗長設計となる。
実施の形態3.
実施の形態1では、検出装置1がゲート11の天面に取付けられた場合を示した。しかしながら、これに限らず、例えば図9に示すように、検出装置1をゲート11の側面に取付けてもよい。図9は実施の形態3に係る検出システムの構成例を示す図である。
検出システムは、複数の検出装置1、及び演算装置2を備えている。
検出装置1は、実施の形態1で示した検出装置1と同様である。但し、実施の形態3に係る検出装置1は、距離演算部104により算出された受光位置毎の距離に基づく物体10の高さの算出処理は行わない。一方で、実施の形態3に係る検出装置1では、MPU106により算出された物体10の幅が、物体10の高さに相当する。図9では、検出装置1は、ゲート11の両側面に1つずつ取付けられている。
演算装置2は、複数の検出装置1による検出結果に基づいて、検出領域に存在する物体10の高さ及び横幅のうちの少なくとも一方を検出する。また、演算装置2は、複数の検出装置1による検出結果に基づいて、検出領域に存在する物体10の横(光軸方向)から見た際の形状も検出してもよい。演算装置2は、図9に示すように、同期部201b及び横幅演算部202bを備えている。
同期部201bは、検出装置1を同期させ、検出装置1における投光タイミングを互いに異なるタイミングとさせる。これにより、検出装置1間での相互干渉の発生を回避する。
横幅演算部202bは、検出装置1により検出された物体10までの距離に基づいて、物体10の横幅を算出する。この際、横幅演算部202bは、各検出装置1が取付けられたゲート11間の幅から、各検出装置1により検出された物体10までの距離の総和を差し引くことで、物体10の横幅を算出する。
なお図9では、演算装置2は、同期部201bを備えた場合を示した。しかしながら、これに限らず、演算装置2は、同期部201bを備えていなくてもよい。すなわち、複数の検出装置1は、非同期であっても異周波等により検出装置1間での相互干渉の発生を回避するように構成されていればよい。
また、演算装置2は、複数の検出装置1の外部に設けられた場合を示した。しかしながら、これに限らず、演算装置2は、複数の検出装置1のうちの1つの内部に設けられていてもよい。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、物体10の検出対象となる面がイメージセンサ1033の受光面に対して平行である場合を示した。それに対し、実施の形態4では、物体10の検出対象となる面がイメージセンサ1033の受光面に対して斜めであっても、物体10の幅を算出可能とする構成を示す。
なお、実施の形態4に係る検出装置1の構成例は、図2に示す実施の形態1に係る検出装置1の構成例と同様である。
なお、距離演算部104は、θを用いた光軸に平行な距離への変換処理は実施しない。
また、MPU106は、イメージセンサ1033に結像された物体10の像の一端から光軸位置までの幅及び当該像の他端から光軸位置までの幅、当該一端から物体10の一端である反射点までの距離及び当該他端から物体10の他端である反射点までの距離、及び、当該一端からレンズ1032上の光軸位置までの距離及び当該他端からレンズ1032上の光軸位置までの距離に基づいて、物体10の幅を算出する。
また、レンズ1032は広角レンズであることが望ましい。
実施の形態4におけるMPU106は、下式(3)〜(5)より、物体10の幅を算出する。図10に示すように、式(3)〜(5)において、wは物体10の幅を示す。また、Lは、イメージセンサ1033に結合された物体10の像の一端(第1の受光位置に相当)から光軸位置までの幅を示し、Lは、当該像の他端(第2の受光位置に相当)から光軸位置までの幅を示している。また、d1mは、第1の受光位置から物体10の一端である反射点(第1のエッジ)までの距離を示し、d2mは、第2の受光位置から物体10の他端である反射点(第2のエッジ)までの距離を示している。また、dは、第1のエッジとレンズ1032上の光軸位置との間の距離を示し、dは、第2のエッジとレンズ1032上の光軸位置との間の距離を示している。また、d1fは、レンズ1032上の光軸位置と第1の受光位置との間の距離を示し、d2fは、レンズ1032上の光軸位置と第2の受光位置との間の距離を示している。なお、d1f及びd2fは既知である。これにより、MPU106は、物体10が、イメージセンサ1033の受光面に対して斜めであっても、物体10の幅を算出可能である。

Figure 2020165674
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 検出装置
2 演算装置
10 物体
11 ゲート
12 搬送路
101 計測制御部
102 投光部
103 受光部
104 距離演算部
105 位置演算部
106 MPU
107 入出力部
108 通信部
109 表示部
110 操作部
111 計測部
112 センサヘッド
113 インタフェース部
201a,201b 同期部
202b 横幅演算部
1001 箱
1021 投光基板
1022 発光素子
1023 アパーチャー
1024 ディヒューザー
1031 受光基板
1032 レンズ
1033 イメージセンサ
1121 フィルタ

Claims (8)

  1. 光を検出領域に投光する投光部と、
    前記投光部により投光されて前記検出領域で反射された光を集光するレンズと、
    複数の受光素子を有し、前記レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサと、
    前記イメージセンサによる受光結果に基づいて、TOF方式により、前記検出領域に存在する物体までの距離を、前記受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部と、
    前記距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、前記物体の幅を算出する物体幅演算部と
    を備えた検出装置。
  2. 前記物体幅演算部は、前記イメージセンサに結像された前記物体の像の幅、当該イメージセンサから当該物体までの距離、及び、前記レンズの焦点距離に基づいて、当該物体の幅を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の検出装置。
  3. 前記物体幅演算部は、前記イメージセンサに結像された前記物体の像の一端から光軸位置までの幅及び当該像の他端から光軸位置までの幅、当該一端から当該物体の一端である反射点までの距離及び当該他端から当該物体の他端である反射点までの距離、及び、当該一端から前記レンズ上の光軸位置までの距離及び当該他端から当該レンズ上の光軸位置までの距離に基づいて、当該物体の幅を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の検出装置。
  4. 前記物体の移動速度及び前記距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、光軸方向から見た当該物体の形状を算出する物体形状演算部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか1項記載の検出装置。
  5. 前記物体形状演算部は、前記物体の移動速度、前記イメージセンサに結像された前記物体の像の幅、当該イメージセンサから当該物体までの距離、及び、前記レンズの焦点距離に基づいて、光軸方向から見た当該物体の形状を算出する
    ことを特徴とする請求項4記載の検出装置。
  6. 前記受光素子は、一次元方向に配列された
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの何れか1項記載の検出装置。
  7. 前記レンズは、非テレセントリックレンズである
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちの何れか1項記載の検出装置。
  8. 複数の検出装置と、
    前記検出装置による検出結果に基づいて物体の高さ及び横幅のうちの少なくとも一方を検出する演算装置とを備え、
    前記検出装置は、
    光を検出領域に投光する投光部と、
    前記投光部により投光されて前記検出領域で反射された光を集光するレンズと、
    複数の受光素子を有し、前記レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光するイメージセンサと、
    前記イメージセンサによる受光結果に基づいて、TOF方式により、前記検出領域に存在する前記物体までの距離を、前記受光素子が位置する受光位置毎に算出する距離演算部と、
    前記距離演算部により算出された受光位置毎の距離に基づいて、前記物体の幅を算出する物体幅演算部とを備えた
    ことを特徴とする検出システム。
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