JP2020165428A - 電動ポンプ - Google Patents

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楠 呉
Nan Wu
楠 呉
友三 永井
Yuzo Nagai
友三 永井
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Abstract

【課題】流体加圧部材で加圧された流体が流路を流れる時の抵抗を減らし、ポンプ効率を向上させる電動ポンプを提供する。【解決手段】本発明は、流体入口と、上流側が前記流体入口と連通する上流流路と、すくなくとも上流流路側につながるように設けられる流体加圧部材12と、流体出口と、下流側が流体出口)に連通する下流流路P2と、を有するポンプカバー部10と、上流側が上流流路の下流側に連通し且つ下流側が下流流路P2の上流側に連通する中流流路P3と、を有し、且つ流体加圧部材12の動作を駆動するモータを設けたポンプ本体部20と、を含み、モータと、ポンプカバー部10とは、モータの軸方向に沿って配置される電動ポンプであって、中流流路P3においてポンプカバー部10に面する下流側の第1流路面P31は径方向外側に向かうほどポンプカバー部10に近づくように傾斜して設置されるように構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、電動オイルポンプに関する。
従来は、ポンプカバー部、流体入口と、上流側が前記流体入口と連通する上流流路と、前記上流流路に設けられる流体加圧部材と、流体出口と、下流側が前記流体出口と連通する下流流路と、有するポンプカバー部と、上流側が前記上流流路の下流側と連通し且つ下流側が前記下流流路の上流側と連通する中間流路を有し、且つ前記流体加圧部材の動作を駆動するモータを設けたポンプ本体部と、を含み、前記モータと前記ポンプカバー部は、前記モータの軸方向上に配列される電動ポンプがあった。
上記の電動ポンプの動作時、流体(例えば作動油)は、ポンプカバー部の流体入口からポンプカバー部の内部に流れ込み、流体加圧部材で加圧され、それから、流体はポンプカバー部側からポンプ本体部に向かって排出され、その後、ポンプカバー部側に戻り、ポンプカバー部の流体出口から排出される。
上記の電動ポンプでは、上記のように、流体加圧部材で加圧された流体は、ポンプカバー部からポンプ本体部に流れた後、ポンプカバー部に戻って流体出口から排出される必要があり、即ち、流体加圧部材で加圧されてから、流体出口に排出されるまで、流体は、流れの方向を複数回変更する必要があるため、流体加圧部材で加圧された流体が流路を流れる時の抵抗は通常比較的大きくなり、ポンプ効率が比較的悪くなる。
特許第6526371号公報
本発明は、上記の問題を解決するために完成されたものであり、流体加圧部材で加圧された流体が流路を流れる時の抵抗を減らすことを補助し、ポンプ効率を高める電動ポンプを提供する。
上記目的を実現するために、本発明は、流体入口と、上流側が前記流体入口と連通する上流流路と、すくなくとも上流流路側につながるように設けられる流体加圧部材と、流体出口と、下流側が流体出口)に連通する下流流路と、を有するポンプカバー部と、上流側が上流流路の下流側に連通し且つ下流側が下流流路の上流側に連通する中流流路と、を有し、且つ流体加圧部材の動作を駆動するモータを設けたポンプ本体部と、を含み、モータと、ポンプカバー部とは、モータの軸方向に沿って配置される電動ポンプであって、中流流路においてポンプカバー部に面する下流側の第1流路面は径方向外側に向かうほどポンプカバー部に近づくように傾斜して設置されるように構成される電動ポンプを提供する。
本発明によれば、ポンプ本体部において、中流流路の下流側のポンプカバー部に面する第1流路面は、径方向外側に向かうほどポンプカバー部に近づくように傾斜して設置されるように構成されるため、第1流路面がモータの軸方向と垂直である場合と比較し、流体加圧部材で加圧された流体がポンプ本体部からポンプカバー部に戻る時に生じる抵抗を減らすことを補助し、それによってポンプ効率を高める。
本発明の実施形態の電動ポンプの全体構造を説明する斜視図である。 本発明の実施形態の電動ポンプを説明する全体断面図である。 本発明の実施形態の電動ポンプのポンプカバー部、セパレータ及びポンプ本体部の流路構造を説明する部分断面図である。 本発明の実施形態の電動ポンプのポンプカバー部の構造を説明する斜視図である。 本発明の実施形態の電動ポンプのポンプ本体部の部分構造を説明する斜視図である。 本発明の実施形態の電動ポンプのセパレータの構造を説明する斜視図である。
以下、図1〜図6を合わせて参照し、本発明の実施形態の電動ポンプについて説明し、そのうち、図1は、本発明の実施形態の電動ポンプの全体構造を説明する斜視図であり、図2は、本発明の実施形態の電動ポンプを説明する全体断面図であり、図3は、本発明の実施形態の電動ポンプのポンプカバー部、セパレータ及びポンプ本体部の流路構造を説明する部分断面図であり、図4は、本発明の実施形態の電動ポンプのポンプカバー部の構造を説明する斜視図であり、図5は、本発明の実施形態の電動ポンプのポンプ本体部の部分構造を説明する斜視図であり、図6は、本発明の実施形態の電動ポンプのセパレータの構造を説明する斜視図である。
ここでは、説明の便宜上、電動ポンプに含まれるモータの軸方向をLとし、且つモータ軸方向の一方側をL1とし、モータの軸方向の他方側をL2とする。
(電動ポンプの全体構造)
図1と図2に示すように、電動ポンプ1は、ポンプカバー部10とポンプ本体部20を含み、そのうち、ポンプカバー部10は、流体入口11と、上流側が流体入口11と連通する上流流路P1と、上流流路P1に設けられる流体加圧部材12と、流体出口13と、下流側が流体出口13と連通する下流流路P2と、を有し、ポンプ本体部20は、上流側が上流流路P1の下流側と連通し且つ下流側が下流流路P2の上流側と連通する中流流路P3と、を有し、且つ流体加圧部材12の動作を駆動するモータ24を設け、該モータとポンプカバー部10は、モータ24の軸方向L上に配列される。
モータ24が動作して流体加圧部材12の動作を駆動する時、流体(例えば作動油)が流体入口11からポンプカバー部10の上流流路P1に吸い込まれ、流体加圧部材12で加圧され、それから、流体は、ポンプ本体部20の中流流路P3に向かって放出され、その後、ポンプカバー部10の下流流路P2に向かって排出され、最後に流体出口13から外部に排出される。
(ポンプカバー部の構造)
上記のように、ポンプカバー部10は、流体入口11と、上流側が流体入口11と連通する上流流路P1と、上流流路P1に設けられる流体加圧部材12と、流体出口13と、下流側が流体出口13と連通する下流流路P2と、を有する。
また、図2に示すように、上流流路P1の上流側は、ポンプカバー部10の外面に開口し、流体入口11を構成する。
また、上流流路P1の下流側は、ポンプカバー部10のポンプ本体部20に面するポンプカバー部軸方向端面に開口する。
また、図4に示すように、ポンプカバー部10は、流体加圧部材12を配置させる加圧部材収容部S1を有し、加圧部材収容部S1は、ポンプカバー部10のポンプ本体部20に面するポンプカバー部軸方向端面に開口し、上流流路P1の下流開口を構成する。
また、図4に示すように、下流流路P2の上流側は、ポンプカバー部10のポンプ本体部20に面するポンプカバー部軸方向端面に開口し、下流流路P2の上流開口を構成する。
また、下流流路P2の上流側の部分は、モータの軸方向Lに沿って延伸する。
また、図2に示すように、下流流路P2の下流側は、ポンプカバー部10の外面に開口し、流体出口13を構成する。
また、図4に示すように、ポンプカバー部10のポンプ本体部20に面するポンプカバー部軸方向端面には、位置決めピンDX1が設けられる。
また、ポンプカバー部10のポンプ本体部20に面するポンプカバー部軸方向端面の外周付近には、L2方向側に向かって突出する2つの位置決めピンDX1が設けられる。
また、図4に示すように、ポンプカバー部10のポンプ本体部20に面するポンプカバー部軸方向端面には、下述の第1シールリング40を配置させる環状溝HC1が更に設けられる。
また、環状溝HC1は、2つの位置決めピンDX1よりも内側にあるが、加圧部材収容部S1及び下流流路P2の上流開口よりも外側にあり、即ち、モータ24の軸方向Lから見る時、環状溝HC1は、加圧部材収容部S1及び下流流路P2の上流開口を包囲する。
(ポンプ本体部構造)
上記のように、ポンプ本体部20は、上流側が上流流路P1の下流側と連通し且つ下流側が下流流路P2の上流側と連通する中流流路P3と、を有し、且つ流体加圧部材12の動作を駆動するモータ24を設ける。
また、中流流路P3は、上流側から下流側までの全体でポンプ本体部20のポンプカバー部10に面する軸方向端面に開口する。
また、図5に示すように、ポンプ本体部20では、中流流路P3の下流側のポンプカバー部10に面する第1流路面P31が径方向(モータ24の回転軸を基準中心とする)外側に向かうほどポンプカバー部10に近づくように傾斜して設置されるように構成される。
また、第1流路面P31は、径方向外側に向かうほどポンプカバー部10に近づくようにモータ24の軸方向Lに対して傾斜する傾斜面である。
また、図5に示すように、中流流路P3の上流側のポンプカバー部10に面する第2流路面P32がモータ24の軸方向Lと垂直な方向に延伸するように構成される。
また、図5に示すように、モータ24の軸方向Lから見た時、第2流路面P32は湾曲形状を呈する。
また、モータ24の軸方向Lから見た時、第2流路面P32は、略「く」の字形を呈する。
また、第2流路面P32は、好ましくは、径方向内側に向かうほどポンプカバー部10に近づくように傾斜して設置される。
また、図5に示すように、ポンプ本体部20は、流体加圧部材12と合わせて流体を加圧する加圧工程流路S2を有する。
また、モータ24の軸方向Lから見た時、加圧工程流路S2は円弧形状を呈し、対称的に2つ設けられる。
また、図5に示すように、ポンプ本体部20のポンプカバー部10に面するポンプ本体部軸方向端面に位置決めピンDX1を挿入させる位置決め孔DK1が設けられる。
また、ポンプ本体部20のポンプカバー部10に面するポンプ本体部軸方向端面の外周付近には、軸方向Lに沿って延伸する2つの位置決め孔DK1が設けられる。
また、図5に示すように、ポンプ本体部20のポンプカバー部10に面するポンプ本体部軸方向端面には、下述の第2シールリング50を配置させる環状溝HC2が更に設けられる。
また、環状溝HC2は、2つの位置決め孔DK1よりも内側にあるが、加圧工程流路S2と中流流路P3よりも外側にあり、即ち、モータ24の軸方向Lに沿って見る時、環状溝HC2は、加圧工程流路S2と中流流路P3を包囲する。
ここで、図2に示すように、ポンプ本体部20全体は、軸方向Lに沿って延伸する中空の柱形状を呈し、且つ第1ケース21、第2ケース22及び第3ケース23を有し、ここで、第2ケース22は、軸方向Lに沿って延伸する両端が開口した筒状を呈し、第1ケース21は、第2ケース22のL1方向側の開口を塞ぎ、且つネジ等によりポンプカバー部10と接続され、第3ケース23は、第2ケース22のL2方向側の開口を塞ぎ、モータ24は、第1ケース、第2ケース22及び第3ケース23で囲われる空間内に収納される。更に、中流流路P3、加圧工程流路S2、位置決め孔DK1、環状溝HC2は、何れも第1ケース21に設置される。
また、図2及び図3に示すように、ポンプ本体部10とポンプカバー部20との間にセパレータ30が挟み設けられる。
また、図6に示すように、セパレータ30は、上流連通口31と下流連通口32を有し、そのうち、上流連通口31は、上流流路P1の下流側を中流流路P3の上流側と連通させ、下流連通口32は、下流流路P2の上流側を中流流路P3の下流側と連通させる。モータ24が動作して流体加圧部材12の動作を駆動する時、流体加圧部材12で加圧された流体は、上流流路P1の下流開口から上流連通口31を介して中流流路P3に流れ込み、それから、下流連通口32を介して下流流路P2に流れ込む。更に、上流連通口31は、更に、加圧部材収容部S1を加圧工程流路S2と連通させる。
また、図6に示すように、セパレータ30は、位置決めピンDX1を挿入させる2つの貫通孔TK1を有する。
また、図2及び図3に示すように、セパレータ30とポンプカバー部10との間には、第1シールリング40が設置され、モータ24の軸方向Lに沿って見る時、第1シールリング40は、上流連通口31、下流連通口32、上流流路P1の下流開口及び下流流路P2の上流開口を包囲する。更に、図2及び図3に示すように、セパレータ30とポンプ本体部20との間には、第2シールリング50が設置され、モータ24の軸方向Lから見る時、第2シールリング50は、上流連通口31、下流連通口32及び中流流路P3を包囲する。
また、第1シールリング40は、ポンプカバー部10の環状溝C1に収納され、第2シールリング50は、ポンプ本体部10の環状溝HC2に収納される。また、第1シールリング40と第2シールリング50は、それぞれリング形状を呈する。更に、第1シールリング40の直径は、第2シールリング50の直径よりも大きく、モータ24の軸方向Lから見る時、第1シールリング40は。第2シールリング50の外側にある。
(本実施形態の主要技術効果)
本実施形態の電動ポンプ1によれば、ポンプ本体部20において、中流流路P3の下流側のポンプカバー部10に面する第1流路面P31が径方向外側に向かうほどポンプカバー部10に近づくように傾斜して設置されるように構成されるため、第1流路面がモータ24の軸方向Lと垂直である場合と比較し、流体加圧部材12で加圧された流体がポンプ本体部20からポンプカバー部10に戻る時に生じる抵抗を減らすことを補助し、ポンプ効率を高める。
本実施形態の1つの態樣によれば、ポンプ本体部において、中流流路の下流側のポンプカバー部に面する第1流路面は、径方向外側に向かうほどポンプカバー部に近づくように傾斜して設置されるように構成される。
この構成によれば、第1流路面がモータの軸方向と垂直である場合と比較し、流体加圧部材で加圧された流体がポンプ本体部からポンプカバー部に戻る時に発生する抵抗を減らすことを補助し、それによってポンプ効率を高める。
また、本発明の電動ポンプでは、以下の構造を採用することもできる。中流流路の上流側のポンプカバー部に面する第2流路面が前記モータの軸方向と垂直な方向に延伸する。
また、本発明の電動ポンプでは、以下の構造を採用することができる。前記モータの軸方向から見る時、前記第2流路面は、湾曲形状を呈する。
上記構造の電動ポンプによれば、第2流路面がモータの軸方向から見る時に直線を呈する場合に比較し、第2流路面の長さが長くなるため、第2流路面を流れた流体の圧力分布が均一になり易い。
また、本発明の電動ポンプでは、以下の構造を採用することができる。前記第2流路面は、径方向内側に向かうほど前記ポンプカバー部に近づくように傾斜して設置される。
本発明の電動ポンプによれば、第2流路面がモータの軸方向と垂直である場合と比較し、流体加圧部材によって加圧された流体がポンプ本体部に流れる時に生じる抵抗を減らすことを補助し、それによってポンプ効率を高める。
また、本発明の電動ポンプでは、好ましくは、前記第1流路面は、傾斜面又は円弧面である。
本発明の電動ポンプによれば、第1流路面の構造が簡単であり、電動ポンプの製造コストを低減することが容易である。
また、本発明の電動ポンプでは、以下の構造を採用することができる。前記下流流路の上流側の前記中流流路と連通する部分は、前記モータの軸方向に沿って延伸する。
また、本発明の電動ポンプでは、好ましくは、前記ポンプ本体部と前記ポンプカバー部との間にセパレータが挟み設けられ、前記セパレータは、上流連通口と下流連通口を有し、前記上流連通口は、前記上流流路の下流側を前記中流流路の上流側と連通させ、前記下流連通口は、前記下流流路の上流側を前記中流流路の下流側と連通させる。
本発明の電動ポンプによれば、セパレータを利用して流体がポンプカバー部とポンプ本体部との間を流れる時に生じる漏れを低減し、ポンプ効率を高めることが容易である。
また、本発明の電動ポンプでは、以下の構造を採用することができる。前記ポンプカバー部は前記流体加圧部材を配置させる加圧部材収容部を有し、前記ポンプ本体部は、前記流体加圧部材と合わせて流体を加圧する加圧工程流路を有し、前記上流連通口は、前記加圧部材収容部を前記加圧工程流路と連通させ、前記セパレータと前記ポンプカバー部との間には、第1シールリングが設置され、且つ/又は、前記セパレータと前記ポンプ本体部の間には、第2シールリングが設置され、前記モータの軸方向に沿って見る時、前記第1シールリングは、前記上流連通口、前記下流連通口、前記上流流路の下流開口及び前記下流流路の上流開口を包囲し、前記第2シールリングは、前記上流連通口、前記下流連通口及び前記中流流路の上流開口部と下流開口を包囲する。
本発明の電動ポンプによれば、第1シールリング及び/又は第2シールリングを利用して流体がポンプカバー部とポンプ本体部との間から外部に漏れるのを回避することが容易である。
また、本発明の電動ポンプでは、好ましくは、前記ポンプカバー部の前記ポンプ本体部に面するポンプカバー部軸方向端面及び前記ポンプ本体部の前記ポンプカバー部に面するポンプ本体部軸方向端面のうちの一方には、位置決めピンが設けられ、前記ポンプカバー部軸方向端面と前記ポンプ本体部軸方向端面の他方には、前記位置決めピンを挿入させる位置決め孔が設けられる。
本発明の電動ポンプによれば、ポンプカバー部とポンプ本体部を組み立て時に位置合わせさせ、それによって組み立て効率を高めることが容易である。
また、本発明の電動ポンプでは、前記ポンプ本体部と前記ポンプカバー部との間にはセパレータが挟み設けられ、前記セパレータは、前記位置決めピンを挿入させる貫通孔を有する。
本発明の電動ポンプによれば、セパレータを利用して流体がポンプカバー部とポンプ本体部との間を流れる時に生じる漏れを低減し、ポンプ効率を高めることが容易であり、ポンプカバー部、セパレータ及びポンプ本体部を組み立て時に位置合わせ簡単に位置合わせさせ、組み立て効率を高めることが容易である。
本実施形態の1つの態樣によれば、図5に示すように、加圧工程流路S2と中流流路P3とがつながっている。中流流路P3が、加圧工程流路S2につながっているため、加圧工程流路S2で加圧された流体は、中流流路P3へ流れることが可能である。
また、中流流路P3は加圧工程流路S2の端部からつながって、径方向外側に延伸する。中流流路P3が加圧工程流路S2の端部につながっているため、加圧工程流路S2から中流流路P3へ流体が流れる際、加圧工程流路S2において、流体の流れる方向が1つの方向となり、効率よく流れることが可能である。
加圧工程流路S2の端部につながる箇所の中流流路P3は、湾曲形状である。中流流路P3が加圧工程流路S2に湾曲形状につながり、径方向外側へ延伸することで、径方向外側へ延伸しつつ、電動ポンプ全体における流路の領域を小さくしている。
また、中流流路P3と加圧工程流路S2とのつながる箇所を湾曲形状にしていることで、
中流流路P3と加圧工程流路S2とのつながる箇所の角隅部は丸みを有する(Rを取っている)様態である。中流流路P3と加圧工程流路S2とのつながる箇所の角隅部に丸みがなく、角を有する状態に比べ、流路における流体の剥離や渦の発生を抑えられ、流体を加圧工程流路S2から中流流路P3へ効率よく流すことが可能となる。流路における流体の流れを効率よくすることで、流体加圧部材12の大きさや、モータ24の出力を抑えることに寄与し、結果として電動ポンプ全体の小型化が可能となる。
加圧工程流路S2は流体加圧部材12の回転に合わせて円弧状であってもよい。中流流路P3の第2流路面P32が、加圧工程流路S2につながっている。本実施形態では、第2流路面P32は、軸方向に対して垂直な面に延伸し、加圧工程流路S2につながった構成としているが、第2流路面P32の延伸は、軸方向に対して垂直な面に限定されない。
第2流路面P32を有する中流流路P3と、加圧工程流路S2とは、第1ケース21の端面から窪んだ形状で(第1ケース21の肉厚を盗んだ形状で)形成する。第2流路面P32と加圧工程流路S2とのつながる箇所は、軸方向に段になっている。
また、第2流路面P32は、加圧工程流路S2よりも、第1ケース21の端面から深く窪んでいる。かかる構成によって、加圧工程流路S2と、中流流路P3とのつながる箇所における流路の断面積は、第2流路面P32を有する中流流路P3の方が、加圧工程流路S2よりも、大きくなる。よって、加圧工程流路S2よりも中流流路P3の方が、お互いがつながる箇所において流体の流路を流れる抵抗を抑えることができ、加圧工程流路S2から中流流路P3へ効率よく流体を流すことが可能となる。
第2流路面P32は、加圧工程流路S2とのつながる箇所において、軸方向に段となった状態で、加圧工程流路S2の円弧状の内側にまで位置し、円弧の途中まで延伸している。
また、第2流路面P32は円弧の径方向外側で延伸し、第2流路面P32が延伸する円弧の内側は、段になって加圧工程流路S2のままである。
さらに、第2流路面P32と、加圧工程流路S2とのつながる箇所の段の角隅部は丸みを有する(Rを取っている)様態である。
第2流路面P32が、加圧工程流路S2の端部だけでなく、加圧工程流路S2の円弧状の領域にも延伸することで、加圧工程流路S2から中流流路P3へ流体を流す際に、流体が加圧工程流路S2の端部にだけ集中し、流れの効率悪化にならず、中流流路P3へスムーズに流れ出すことが可能となる。
また、第2流路面P32が、加圧工程流路S2の端部だけでなく、加圧工程流路S2の円弧の途中まで延伸することで、流体の圧力が、円弧状の加圧工程流路S2の一方の端部で上がった場合でも、他方の端部で上がった場合でも、どちらでも中流流路P3へ流体を流すことが可能となる。
さらに、円弧状の加圧工程流路S2の一方の端部と他方の端部との同時に流体の圧力が上がった場合でも中流流路P3へ流体を流すことが可能となる。
そして、第2流路面P32は、加圧工程流路S2の円弧の径方向外側に延伸する第2流路面延伸部P321を有する。第2流路面延伸部P321が延伸する円弧の内側は、段になって加圧工程流路S2のままである。かかる構成によって、径方向外側に延伸する中流流路P3へ効率よく流体を流すことが可能である。
以上、図面を合わせて本発明を例示的に説明したが、本発明の具体的な実現が上記の実施形態に制限されないことは明らかである。
例えば、上記実施形態において、第1流路面P31は、径方向外側に向かうほどポンプカバー部10に近づくようにモータ24の軸方向Lに対して傾斜した傾斜面であるが、これに限定するものではなく、第1流路面P31は、円弧面であることもできる。
また、上記実施形態において、第2流路面P32は、モータ24の軸方向Lに垂直な方向に延伸し、モータ24の軸方向から見た時、第2流路面P32は、湾曲形状を呈するが、これに限定するものではなく、第2流路面P32は、他の形状に形成されることもできる。
また、上記実施形態では、下流流路P2の上流側の部分がモータの軸方向Lに沿って延伸するが、これに限定するものではなく、下流流路P2の上流側の部分は、他の方向に延伸することもできる。
また、上記実施形態では、ポンプ本体部10とポンプカバー部20との間にセパレータ30が挟み設けられるが、これに限定するものではなく、状況に応じて、セパレータ30を省略することもできる。
また、上記実施形態では、セパレータ30とポンプカバー部10との間に第1シールリング40が設置され、セパレータ30とポンプ本体部20との間に第2シールリング50が設置されているが、これに限定するものではなく、状況に応じて、第1シールリング40と第2シールリング50の一方又は両方を省略することもできる。
また、上記実施形態では、流体が中流流路P3からポンプカバー部10の下流流路P2に向かって排出され、最後に流体出口13から外部に排出されるとしているが、中流流路P3はこれに限定するものではない。例えば、中流流路P3につながる加圧工程流路S2が流体出口13へ流体を排出する、吐出側の流路とし、中流流路P3は、吐出側の加圧工程流路S2で流体の吐出量や吐出圧が超過した際に、流体を迂回させるための流路としてもよい。
本発明は、その範囲内で、各実施形態を自由に組み合わせるか、又は各実施形態を適当に変形、省略することができると理解されるべきである。
1 電動ポンプ
10 ポンプカバー部
11 流体入口
12 流体加圧部材
13 流体出口
20 ポンプ本体部
21 第1ケース
22 第2ケース
23 第3ケース
24 モータ
30 セパレータ
31 上流連通口
32 下流連通口
40 第1シールリング
50 第2シールリング
P1 上流流路
P2 下流流路
P3 中流流路
P31 第1流路面
P32 第2流路面
S1 加圧部材収容部
S2 加圧工程流路
DX1 位置決めピン
DK1 位置決め孔
TK1 貫通孔
HC1 環状溝
HC2 環状溝
L 軸方向

Claims (14)

  1. 流体入口と、上流側が前記流体入口と連通する上流流路と、
    すくなくとも前記上流流路側につながるように設けられる流体加圧部材と、
    流体出口と、
    下流側が前記流体出口に連通する下流流路と、を有するポンプカバー部と、
    上流側が前記上流流路の下流側に連通し且つ下流側が前記下流流路の上流側に連通する中流流路と、
    上流側が前記上流流路の下流側に位置する加圧工程流路に連通し且つ下流側が前記下流流路の上流側に連通する中流流路と、
    を有し、
    且つ前記流体加圧部材の動作を駆動するモータを設けたポンプ本体部と、
    を含み、
    前記モータと、ポンプカバー部とは、
    前記モータの軸方向に沿って配置される電動ポンプであって、
    前記中流流路において前記ポンプカバー部に面する下流側の第1流路面は径方向外側に向かうほど前記ポンプカバー部に近づくように傾斜して設置されることを特徴とする電動ポンプ。
  2. 前記中流流路の上流側の前記ポンプカバー部に対面する第2流路面が、
    前記モータの軸方向に垂直な方向へ沿って延伸するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記モータの軸方向に沿って見た時、
    前記第2流路面は、湾曲形状であることを特徴とする、請求項2に記載の電動ポンプ。
  4. 前記第2流路面は、
    径方向内側に向かうほど前記ポンプカバー部に近くなるように傾斜して設置されることを特徴とする、請求項2に記載の電動ポンプ。
  5. 前記第1流路面は、
    傾斜面又は円弧面であることを特徴とする請求項1に記載の電動ポンプ。
  6. 前記下流流路と、
    前記中流流路とが連通する箇所の少なくとも一部は、
    前記モータの軸方向に沿っていることを特徴とする、請求項1に記載の電動ポンプ。
  7. 前記ポンプ本体部と、前記ポンプカバー部との間には、
    セパレータが挟み設けられ、
    前記セパレータは、
    上流連通口と、下流連通口とを有し、
    前記上流連通口は、
    前記上流流路の下流側と、前記中流流路の上流側とを連通させ、
    前記下流連通口は、
    前記下流流路の上流側と、前記中流流路の下流側とを連通させることを特徴とする、請求項1に記載の電動ポンプ。
  8. 前記ポンプカバー部は、
    前記流体加圧部材を配置させる加圧部材収容部を有し、
    前記ポンプ本体部は、
    前記流体加圧部材と合わせて流体を加圧する加圧工程流路を有し、
    前記上流連通口は、
    前記加圧部材収容部を前記加圧工程流路へ連通させ、
    前記セパレータと、前記ポンプカバー部との間には、第1シールリングが設置され、且つ、前記セパレータと前記ポンプ本体部の間には、第2シールリングが設置され、
    前記モータの軸方向に沿って見る時、
    前記第1シールリングは、
    前記上流連通口、前記下流連通口、前記上流流路の下流開口及び前記下流流路の上流開口を包囲し、
    前記第2シールリングは、
    前記上流連通口、前記下流連通口及び前記中流流路の上流開口と下流開口を包囲することを特徴とする、請求項7に記載の電動ポンプ。
  9. 前記ポンプカバー部の前記ポンプ本体部に面するポンプカバー部軸方向端面と、
    前記ポンプ本体部の前記ポンプカバー部に面するポンプ本体部軸方向端面との一方には、
    位置決めピンが設けられ、
    前記ポンプカバー部軸方向端面と、
    前記ポンプ本体部軸方向端面の他方には、
    前記位置決めピンを挿入させる位置決め孔が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電動ポンプ。
  10. 前記ポンプ本体部と、前記ポンプカバー部との間に、
    前記セパレータが挟み設けられ、
    前記セパレータは、
    前記位置決めピンを挿入させる貫通孔を有する、請求項9に記載の電動ポンプ。
  11. 前記中流流路は、
    前記加圧工程流路につながって配置されていることを特徴とする、
    請求項8に記載の電動ポンプ
  12. 前記中流流路は、
    径方向外側に延伸し、前記加圧工程流路の端部であって、径方向内側は、軸方向から平面視して、湾曲形状をなしている、請求項11に記載の電動ポンプ。
  13. 前記加圧工程流路は軸方向から平面視して円弧状の流路であり、
    前記中流流路の前記第1流路面からみて前記第2流路面側は、前記加圧工程流路につながるとともに、軸方向に段形状になっている、請求項12に記載の電動ポンプ。
  14. 前記第2流路面は、軸方向から平面視して、加圧工程流路の径方向外側に延伸する、請求項13に記載の電動ポンプ。
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