JP2020163533A - 電動作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動制御部で電気的ノイズが発生しても、状態判定部での判定精度の低下を抑制できる電動作業機を提供する。【解決手段】本開示の一局面の電動作業機は、駆動制御部と、状態判定部と、駆動制御用電源と、状態判定用電源と、電力供給経路と、を備える。この電動作業機は、駆動制御部に電力供給する駆動制御用電源と、状態判定部に電力供給する状態判定用電源と、を別々に備えている。駆動制御用電源および状態判定用電源は、それぞれ、電力供給経路のうち異なる分岐経路に備えられている。この電動作業機では、駆動制御部で生じた電気的ノイズを駆動制御用電源で低減できるため、駆動制御部で生じた電気的ノイズが駆動制御用電源および分岐経路を介して状態判定用電源および状態判定部に到達するのを抑制できる。【選択図】 図2
Description
本開示は、電動作業機に関する。
電動作業機としては、バッテリ(電源)からの電力供給により駆動するものがある。
電動作業機は、バッテリからの電源電力を用いて駆動するモータ(駆動部)を制御する駆動回路(駆動制御部)と、モータの状態を検出する回転位置検出センサ(検出部)からの検出信号に基づいてモータの状態(ロータ位置)を判定するロータ位置検出回路(状態判定部)と、を備える。
電動作業機は、バッテリからの電源電力を用いて駆動するモータ(駆動部)を制御する駆動回路(駆動制御部)と、モータの状態を検出する回転位置検出センサ(検出部)からの検出信号に基づいてモータの状態(ロータ位置)を判定するロータ位置検出回路(状態判定部)と、を備える。
また、電動作業機は、バッテリの電力を変換して駆動回路およびロータ位置検出回路のそれぞれに電力供給するレギュレータ(制御部用電源)を備える。レギュレータが駆動回路およびロータ位置検出回路のそれぞれに電力供給することで、駆動回路およびロータ位置検出回路が動作可能になり、モータの状態を検出できるとともに、モータの駆動制御が可能となる。
なお、電動作業機は、モータの状態としてトルクや回転数などを検出して、モータの駆動制御を行うものもある。
しかし、上記の電動作業機では、駆動部の制御に伴い駆動制御部で電気的ノイズが生じる場合があり、その電気的ノイズの影響により状態判定部での判定精度が低下する可能性がある。
例えば、モータの制御(通電状態のスイッチング制御)に伴い駆動回路で電気的ノイズが生じた場合、その電気的ノイズの影響によりロータ位置検出回路がロータ位置を正常に検出できず、モータを正常に制御できなくなる可能性がある。
そこで、本開示の一局面においては、駆動制御部で電気的ノイズが発生しても、状態判定部での判定精度の低下を抑制できる電動作業機を提供できることが望ましい。
本開示の一局面は、電源からの電源電力を用いて駆動する駆動部と、駆動部の状態に応じた検出信号を出力する検出部と、を備える電動作業機であって、駆動制御部と、状態判定部と、駆動制御用電源と、状態判定用電源と、電力供給経路と、を備える。
駆動制御部は、駆動部を制御するように構成されている。状態判定部は、検出部からの検出信号に基づいて駆動部の状態を判定するように構成されている。駆動制御用電源は、電源からの電源電力を電圧変換して、駆動制御部に駆動制御用電力を供給するように構成されている。状態判定用電源は、電源からの電源電力を電圧変換して、状態判定部に状態判定用電力を供給するように構成されている。電力供給経路は、電源から駆動制御用電源および状態判定用電源に対して電源電力を供給する電力経路である。
電力供給経路は、電源から駆動制御用電源および状態判定用電源に至る途中の分岐点で分岐した第1分岐経路と第2分岐経路とを備えている。状態判定用電源は、第1分岐経路に備えられる。駆動制御用電源は、第2分岐経路に備えられる。
この電動作業機は、駆動制御用電源および状態判定用電源を備えており、駆動制御部に電力供給する電源と、状態判定部に電力供給する電源と、を別々に備えている。また、駆動制御用電源および状態判定用電源は、それぞれ、電力供給経路のうち異なる分岐経路に備えられている。
このような構成の電動作業機では、駆動制御部で電気的ノイズが生じたとしても、その電気的ノイズを駆動制御用電源で低減できるため、電気的ノイズが駆動制御用電源を超えて第2分岐経路に伝播することを抑制できる。これにより、この電動作業機は、駆動制御部で生じた電気的ノイズが第1分岐経路および第2分岐経路を介して状態判定用電源および状態判定部に到達するのを抑制できる。
よって、この電動作業機によれば、駆動制御部で電気的ノイズが生じても、状態判定用電源による電力供給が不安定になることを抑制できるとともに、状態判定部での判定精度が低下するのを抑制できる。
次に、上述の電動作業機は、共通変換電源を備えてもよい。共通変換電源は、電力供給経路のうち分岐点と電源との間に備えられて、電源からの電源電力を電圧変換して変換後電源電力とするように構成されてもよい。共通変換電源は、変換後電源電力を駆動制御用電源および状態判定用電源に供給するように構成されてもよい。
これにより、電力供給経路のうち電源と共通変換電源との間の経路で、外部ノイズの影響によって電源電力の電圧・電流が変動したとしても、共通変換電源は、その変動の影響を低減しつつ変換後電源電力を出力できる。
よって、この電動作業機によれば、外部ノイズの影響によって電源電力の電圧・電流が変動したとしても、駆動制御用電源および状態判定用電源への電力供給が不安定になることを抑制できる。
次に、上述の電動作業機は、電源からの電源電力を駆動部へ供給する駆動部電力経路を備えてもよい。駆動部電力経路は、第1端部が電力供給経路のうち電源と共通変換電源との間の経路に接続され、第2端部が駆動部に接続されてもよい。
この電動作業機においては、駆動部の駆動によって電気的ノイズ(駆動ノイズ)が発生して、駆動ノイズが駆動部電力経路から電力供給経路に伝播しても、共通変換電源によって駆動ノイズの伝播を抑制できる。これにより、この電動作業機は、駆動ノイズが駆動部電力経路および電力供給経路を介して、駆動制御用電源および状態判定用電源に伝播するのを抑制できる。
よって、この電動作業機によれば、駆動部で電気的ノイズ(駆動ノイズ)が生じても、駆動制御用電源および状態判定用電源による電力供給が不安定になることを抑制できるとともに、状態判定部での判定精度が低下するのを抑制できる。
次に、上述の電動作業機においては、駆動部はモータであってもよい。モータの制御として通電状態のスイッチング制御を行う場合に、通電状態の切り替え時に電気的ノイズ(駆動ノイズ)が発生しても、この電動作業機によれば、状態判定部での判定精度が低下するのを抑制できる。
次に、上述の電動作業機においては、検出部は、駆動部で発生するトルクを検出するトルクセンサであってもよい。この電動作業機によれば、駆動制御部で電気的ノイズが生じても、トルク検出の検出精度が低下するのを抑制できる。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
尚、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
尚、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
本実施形態の電動スクリュードライバ2は、建築工事等に用いられるものであり、ネジ締め作業等が可能に構成されている。
[1−1.全体構成]
本実施形態の電動スクリュードライバ2は、建築工事等に用いられるものであり、ネジ締め作業等が可能に構成されている。
図1に示すように、電動スクリュードライバ2は、長尺状の本体4と、本体4の長手方向の第1端に着脱可能に取り付けられるアングルヘッド6と、本体4の長手方向の第2端に着脱可能に取り付けられるバッテリパック8と、を備える。
本体4は、第1端の内部に、アングルヘッド6を回転駆動するためのモータ12(図2参照)を備える。アングルヘッド6は、アングルヘッド6の内部に設けられたギヤ機構を介してモータ12の回転を伝達する。アングルヘッド6は、モータ12の回転を、モータ12の回転軸とは異なる軸方向に変換して先端工具(図示省略)に伝達する。バッテリパック8は、充放電可能な二次電池を備えて構成されている。バッテリパック8は、二次電池に蓄電した電力を用いて、本体4に電力供給できるように構成されている。
電動スクリュードライバ2は、中空筒状で電波を透過可能な合成樹脂製のハウジング10を備える。ハウジング10は、モータ12、制御部14(図2参照)を収容する。操作部18は、使用者がモータ12の駆動指令を電動スクリュードライバ2に入力するために、使用者により操作可能に構成されている。
ハウジング10は、その長手方向中心軸に沿って、第1分割部材10aと第2分割部材10bとに2分割されるように構成されている。本体4は、第1分割部材10aに本体4の構成部品を組み付けた後、第1分割部材10aに第2分割部材10bを被せて両者をねじ止めすることで、組み立てられる。本体4の構成部品は、上述したモータ12、制御部14、検出部17、操作部18などである。
ハウジング10は、使用者が把持するための把持部50を備える。把持部50は、使用者が電動スクリュードライバ2を片手で把持して使用できるように構成されている。把持部50は、使用者が掴み易く、しかも、掴んだ状態で操作部18を操作できるように、中心軸周りの外周がハウジング10の他の部分よりも細い楕円形状に形成されている。
[1−2.電気的構成]
図2に示すように、電動スクリュードライバ2は、モータ12、制御部14、検出部17、操作部18を備える。
図2に示すように、電動スクリュードライバ2は、モータ12、制御部14、検出部17、操作部18を備える。
モータ12は、ブラシレスモータである。制御部14は、バッテリパック8から電力供給を受けて各種制御を実行するように構成されている。制御部14は、操作部18からの指令に従いモータ12を駆動制御する。検出部17は、モータ12の状態を検出する。検出部17は、例えば、モータ12のトルクを検出するトルクセンサ、モータ12への通電電流を検出する電流センサなどである。検出部17は、検出した状態量(トルク、通電電流など)に応じて変化する検出信号を出力する。
制御部14は、処理実行部21、状態判定部23、駆動制御部25、モータ駆動部27、共通レギュレータ40、状態判定用レギュレータ42、駆動制御用レギュレータ44を備える。
モータ駆動部27は、バッテリパック8からの電力を用いてモータ12への通電を行う。モータ駆動部27は、モータ12への通電状態を切り替えるための6個のスイッチング素子27aを備えている。スイッチング素子27aは、例えば、FETなどを用いて構成してもよい。駆動制御部25は、6個のスイッチング素子27aにおけるそれぞれの状態(ON状態・OFF状態)を切り替え制御(スイッチング制御)することで、モータ12への通電状態を制御する。状態判定部23は、検出部17からの検出信号に基づいてモータ12の状態を判定する。
処理実行部21は、状態判定部23で判定されたモータ12の状態に基づいて、モータ12の駆動状態(回転状態)を制御する駆動制御処理を実行する。駆動制御処理は、モータ12が操作部18からの指令に応じた駆動状態(回転状態)となるように、モータ駆動部27を介してモータ12への通電電流を制御する処理である。
処理実行部21,状態判定部23,駆動制御部25は、例えば、マイクロコンピュータを備えて構成されている。マイクロコンピュータは、CPU、RAM.ROM、信号入出力部などを備えており、各種制御処理を実行する。
[1−3.電力供給経路]
電動スクリュードライバ2は、バッテリパック8から供給される電力の電力供給経路として、バッテリ電圧経路L1と、定電圧経路L2と、第1分岐経路L2aと、第2分岐経路L2bと、モータ電力経路LMと、状態判定電圧経路Lsと、駆動制御電圧経路Ldと、を備える。
電動スクリュードライバ2は、バッテリパック8から供給される電力の電力供給経路として、バッテリ電圧経路L1と、定電圧経路L2と、第1分岐経路L2aと、第2分岐経路L2bと、モータ電力経路LMと、状態判定電圧経路Lsと、駆動制御電圧経路Ldと、を備える。
なお、電動スクリュードライバ2は、上述のように、共通レギュレータ40、状態判定用レギュレータ42、駆動制御用レギュレータ44を備える。共通レギュレータ40、状態判定用レギュレータ42、駆動制御用レギュレータ44は、バッテリパック8の出力電圧(以下、バッテリ電圧VBともいう)を所定の電圧に変圧して、電動スクリュードライバ2の各部に供給可能に構成されている。
バッテリ電圧経路L1は、第1端がバッテリパック8の正極に接続されて、第2端が共通レギュレータ40に接続されている。バッテリ電圧経路L1は、バッテリ電圧VBを供給するための電圧経路である。
共通レギュレータ40は、入力端がバッテリ電圧経路L1に接続されており、出力端が定電圧経路L2に接続されている。共通レギュレータ40は、バッテリ電圧VB(例えば、VB=18V)を定電圧Vcc(例えば、Vcc=7V)に電圧変換し、定電圧Vccを定電圧経路L2に供給する。
モータ電力経路LMは、第1端がバッテリ電圧経路L1の第1分岐点P1に接続されると共に、第2端がモータ駆動部27に接続される。第1分岐点P1は、電動スクリュードライバ2の電力供給経路のうちバッテリパック8と共通レギュレータ40との間の経路(換言すれば、バッテリ電圧経路L1のうちいずれかの部位)に設けられている。モータ電力経路LMは、バッテリ電圧VBをモータ駆動部27に供給するための電力経路である。
モータ電力経路LMは、操作部18によって通電状態または遮断状態に切替えられる。操作部18は、モータ電力経路LMを通電状態または遮断状態に切替可能に構成された切替スイッチ(図示省略)を備える。操作部18は、使用者の操作に応じて、制御部14に対して指令信号を出力すると共に、モータ電力経路LMを通電状態または遮断状態に切替可能に構成されている。
定電圧経路L2は、第2分岐点P2で、第1分岐経路L2aおよび第2分岐経路L2bのそれぞれに接続されている。つまり、共通レギュレータ40から出力された定電圧Vccは、定電圧経路L2に供給されると共に、第2分岐点P2を介して第1分岐経路L2aおよび第2分岐経路L2bのそれぞれに供給される。
状態判定用レギュレータ42は、入力端が第1分岐経路L2aに接続されており、出力端が状態判定電圧経路Lsに接続されている。状態判定用レギュレータ42は、定電圧Vccを状態判定用電圧Vc1(例えば、Vc1=5V)に電圧変換し、状態判定用電圧Vc1を状態判定電圧経路Lsに供給する。
駆動制御用レギュレータ44は、入力端が第2分岐経路L2bに接続されており、出力端が駆動制御電圧経路Ldに接続されている。駆動制御用レギュレータ44は、定電圧Vccを駆動制御用電圧Vc2(例えば、Vc2=5V)に電圧変換し、駆動制御用電圧Vc2を駆動制御電圧経路Ldに供給する。
制御部14に備えられる機器は、電力供給元の電源(レギュレータ)の違いに基づいて、状態判定機器群15、駆動制御機器群16などに分類できる。状態判定機器群15は、状態判定用レギュレータ42から状態判定用電圧Vc1が供給される機器を含むグループである。処理実行部21,状態判定部23は、状態判定機器群15に含まれる。駆動制御機器群16は、駆動制御用レギュレータ44から駆動制御用電圧Vc2が供給される機器を含むグループである。駆動制御部25およびモータ駆動部27は、駆動制御機器群16に含まれる。
このように、電動スクリュードライバ2は、制御部14の各部に電力供給する電源(レギュレータ)として、状態判定機器群15に電力供給する状態判定用レギュレータ42と、駆動制御機器群16に電力供給する駆動制御用レギュレータ44と、を別々に備えている。
[1−4.効果]
以上説明したように、本実施形態の電動スクリュードライバ2は、制御部14の各部に電力供給する電源(レギュレータ)として、共通レギュレータ40と、状態判定用レギュレータ42と、駆動制御用レギュレータ44と、を備えている。
以上説明したように、本実施形態の電動スクリュードライバ2は、制御部14の各部に電力供給する電源(レギュレータ)として、共通レギュレータ40と、状態判定用レギュレータ42と、駆動制御用レギュレータ44と、を備えている。
電動スクリュードライバ2は、状態判定機器群15に電力供給する状態判定用レギュレータ42と、駆動制御機器群16に電力供給する駆動制御用レギュレータ44と、を別々に備えている。そして、状態判定用レギュレータ42および駆動制御用レギュレータ44は、それぞれ第1分岐経路L2aおよび第2分岐経路L2bに接続されており、電動スクリュードライバ2の電力供給経路のうち異なる分岐経路に備えられている。
このような構成の電動スクリュードライバ2では、駆動制御部25で電気的ノイズが生じたとしても、その電気的ノイズを駆動制御用レギュレータ44で低減できる。このため、電気的ノイズが駆動制御用レギュレータ44を介して第2分岐経路L2bに伝播することを抑制できるとともに、さらに電気的ノイズが第1分岐経路L2aに伝播することを抑制できる。これにより、電動スクリュードライバ2は、駆動制御部25で生じた電気的ノイズが、第2分岐経路L2bおよび第1分岐経路L2aを介して、状態判定用レギュレータ42、処理実行部21、状態判定部23に到達するのを抑制できる。
よって、電動スクリュードライバ2によれば、駆動制御部25で電気的ノイズが生じても、状態判定用レギュレータ42による電力供給が不安定になることを抑制できるとともに、処理実行部21の制御処理の処理精度および/または状態判定部23での判定精度が低下するのを抑制できる。
例えば、検出部17がモータ12のトルクを検出するトルクセンサである場合には、駆動制御部25でのスイッチング制御に伴い電気的ノイズが生じても、モータ12におけるトルク検出の検出精度が低下するのを抑制できる。
次に、電動スクリュードライバ2おいては、共通レギュレータ40は、電力供給経路のうち第2分岐点P2とバッテリパック8との間に備えられて、バッテリパック8からバッテリ電圧VBを電圧変換して定電圧Vccとするように構成されている。共通レギュレータ40は、定電圧Vccを状態判定用レギュレータ42および駆動制御用レギュレータ44に供給する。
これにより、電力供給経路のうちバッテリパック8と共通レギュレータ40との間の経路(例えば、バッテリ電圧経路L1)で、外部ノイズの影響によってバッテリ電圧VBが変動したとしても、共通レギュレータ40は、その変動の影響を低減しつつ定電圧Vccを出力できる。
よって、電動スクリュードライバ2によれば、外部ノイズの影響によってバッテリ電圧VBが変動したとしても、駆動制御用レギュレータ44および状態判定用レギュレータ42への電力供給が不安定になることを抑制できる。
次に、モータ電力経路LMは、第1端がバッテリ電圧経路L1の第1分岐点P1に接続されると共に、第2端がモータ駆動部27に接続される。このため、電動スクリュードライバ2においては、モータ12の駆動によって電気的ノイズ(駆動ノイズ)が発生して、駆動ノイズがモータ電力経路LMからバッテリ電圧経路L1に伝播しても、共通レギュレータ40によって定電圧経路L2への駆動ノイズの伝播を抑制できる。これにより、電動スクリュードライバ2は、駆動ノイズがモータ電力経路LM,バッテリ電圧経路L1、定電圧経路L2などを介して、駆動制御用レギュレータ44および状態判定用レギュレータ42に伝播するのを抑制できる。
よって、電動スクリュードライバ2によれば、モータ12で電気的ノイズ(駆動ノイズ)が生じても、駆動制御用レギュレータ44および状態判定用レギュレータ42による電力供給が不安定になることを抑制できるとともに、状態判定部23での判定精度が低下するのを抑制できる。
[1−5.文言の対応関係]
ここで、文言の対応関係について説明する。
電動スクリュードライバ2が電動作業機の一例に相当し、モータ12が駆動部の一例に相当し、検出部17が検出部の一例に相当し、駆動制御部25が駆動制御部の一例に相当し、処理実行部21および状態判定部23が状態判定部の一例に相当する。駆動制御用レギュレータ44が駆動制御用電源の一例に相当し、状態判定用レギュレータ42が状態判定用電源の一例に相当し、バッテリパック8が電源の一例に相当する。
ここで、文言の対応関係について説明する。
電動スクリュードライバ2が電動作業機の一例に相当し、モータ12が駆動部の一例に相当し、検出部17が検出部の一例に相当し、駆動制御部25が駆動制御部の一例に相当し、処理実行部21および状態判定部23が状態判定部の一例に相当する。駆動制御用レギュレータ44が駆動制御用電源の一例に相当し、状態判定用レギュレータ42が状態判定用電源の一例に相当し、バッテリパック8が電源の一例に相当する。
バッテリ電圧経路L1,定電圧経路L2,第1分岐経路L2a,第2分岐経路L2bが電力供給経路の一例に相当し、第1分岐経路L2aが第1分岐経路の一例に相当し、第2分岐経路L2bが第2分岐経路の一例に相当し、共通レギュレータ40が共通変換電源の一例に相当し、モータ電力経路LMが駆動部電力経路の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
(3a)上記実施形態では、共通レギュレータ40(共通変換電源)を備える電動スクリュードライバ2(電動作業機)について説明したが、共通レギュレータ40を備えない構成であってもよい。共通レギュレータ40を備えない電動スクリュードライバ2においては、バッテリ電圧経路L1での外部ノイズの影響によってバッテリ電圧VBが変動したとしても、状態判定用レギュレータ42および駆動制御用レギュレータ44によって、その変動の影響を低減できる。これにより、外部ノイズの影響によってバッテリ電圧VBが変動したとしても、状態判定用レギュレータ42および駆動制御用レギュレータ44が外部ノイズの伝播を低減できるため、外部ノイズの影響が処理実行部21、状態判定部23、駆動制御部25に及ぶのを抑制できる。
(3b)上記実施形態では、定電圧Vcc=7V、状態判定用電圧Vc1=5V、駆動制御用電圧Vc2=5Vである構成について説明したが、これらの各電圧はこれらの数値に限られることはなく、電動作業機の用途などに応じて適切な他の値であってもよい。また、駆動制御用電源、状態判定用電源、共通変換電源は、それぞれの出力電圧が異なる電圧値であってもよい。
(3c)上記実施形態では、駆動制御用電源、状態判定用電源、共通変換電源として、一定電圧を出力する電源(レギュレータ)を備える電動作業機について説明したが、本開示の電動作業機は、このような構成に限られるものではない。例えば、駆動制御用電源、状態判定用電源、共通変換電源は、一定電流を出力する電源であってもよい。
(3d)上記実施形態では、モータ電力経路LMのうち第1分岐点P1とモータ駆動部27との間に設けられた操作部18の切替スイッチが、モータ電力経路LMを通電状態または遮断状態に切替可能な構成について説明したが、本開示の電動作業機は、このような構成に限られることはない。例えば、操作部18は、モータ電力経路LMの状態を切替える切替スイッチを備えず、使用者の操作に応じて制御部14に対して指令信号を出力する構成であってもよい。このような電動作業機は、操作部18からの指令信号に応じて制御部14がモータ駆動部27を制御することで、モータ電力経路LMを介したバッテリパック8からモータ12への電力供給状態を制御できる。
(3e)本開示を適用できる電動作業機は、電動スクリュードライバに限られることはなく、例えば、電動ハンマ、電動ハンマドリル、電動ドリル、電動ドライバ、電動レンチ、電動レシプロソー、電動ジグソー、電動カッター、電動チェンソー、電動カンナ、電動鋲打ち機、電動釘打ち機、電動ヘッジトリマ、電動芝刈り機、電動芝生バリカン、電動刈払機、電動クリーナ、電動ブロア、電動グラインダ、電動インパクトドライバ、電動マルノコ、電動ハンマドライバ、等であってもよい。
(3f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
2…電動スクリュードライバ、8…バッテリパック、12…モータ、14…制御部、15…状態判定機器群、16…駆動制御機器群、17…検出部、18…操作部、21…処理実行部、23…状態判定部、25…駆動制御部、27…モータ駆動部、40…共通レギュレータ、42…状態判定用レギュレータ、44…駆動制御用レギュレータ、L1…バッテリ電圧経路、L2…定電圧経路、L2a…第1分岐経路、L2b…第2分岐経路、Ld…駆動制御電圧経路、LM…モータ電力経路、Ls…状態判定電圧経路。
Claims (5)
- 電源からの電源電力を用いて駆動する駆動部と、前記駆動部の状態に応じた検出信号を出力する検出部と、を備える電動作業機であって、
前記駆動部を制御する駆動制御部と、
前記検出部からの前記検出信号に基づいて前記駆動部の状態を判定する状態判定部と、
前記電源からの前記電源電力を電圧変換して、前記駆動制御部に駆動制御用電力を供給する駆動制御用電源と、
前記電源からの前記電源電力を電圧変換して、前記状態判定部に状態判定用電力を供給する状態判定用電源と、
前記電源から前記駆動制御用電源および前記状態判定用電源に対して前記電源電力を供給する電力供給経路と、
を備えて、
前記電力供給経路は、前記電源から前記駆動制御用電源および前記状態判定用電源に至る途中の分岐点で分岐した第1分岐経路と第2分岐経路とを備えており、
前記状態判定用電源は、前記第1分岐経路に備えられ、
前記駆動制御用電源は、前記第2分岐経路に備えられる、
電動作業機。 - 請求項1に記載の電動作業機であって、
前記電力供給経路のうち前記分岐点と前記電源との間に備えられて、前記電源からの前記電源電力を電圧変換して変換後電源電力とし、前記変換後電源電力を前記駆動制御用電源および前記状態判定用電源に供給する共通変換電源を備える、
電動作業機。 - 請求項2の記載の電動作業機であって、
前記電源からの前記電源電力を前記駆動部へ供給する駆動部電力経路を備え、
前記駆動部電力経路は、第1端部が前記電力供給経路のうち前記電源と前記共通変換電源との間の経路に接続され、第2端部が前記駆動部に接続される、
電動作業機。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の電動作業機であって、
前記駆動部は、モータである、
電動作業機。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の電動作業機であって、
前記検出部は、前記駆動部で発生するトルクを検出するトルクセンサである、
電動作業機。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2019067690A JP2020163533A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 電動作業機 |
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DE (1) | DE202020101520U1 (ja) |
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JP2018199180A (ja) | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 株式会社マキタ | 電動作業機 |
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2019
- 2019-03-29 JP JP2019067690A patent/JP2020163533A/ja active Pending
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2020
- 2020-03-20 DE DE202020101520.6U patent/DE202020101520U1/de active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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DE202020101520U1 (de) | 2020-05-07 |
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