JP2020163289A - 凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄鋼排水の処理において、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持し、良好な処理水を得ることができる凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を提供する。【解決手段】スラッジブランケット部3と、スラッジブランケット部3下に設けられた濃縮部4と、スラッジブランケット部3及び濃縮部4を区画するための仕切り板と、を備えた凝集沈殿処理装置において、鉄鋼排水を10m/h以上でスラッジブランケット部3に供給することにより、処理対象である鉄鋼排水が所定の表面積負荷を満たし、スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンを適切に維持し、良好な処理水を得ることが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法に関するものである。
一般に、排水処理の手段の一つとして、排水中の固形物などの不純物を除去する固液分離処理が行われている。
このような固液分離処理としては、排水に対して凝集剤を添加することで不純物である有機物や懸濁物質等(以下、「SS」ともいう。)を凝集沈殿させて分離する凝集沈殿を行う凝集沈殿処理装置を用いた処理が挙げられる。例えば、凝集剤を添加した被処理水が上昇するに伴ってフロックが成長するブランケット状のフロック成長ゾーンを形成するスラッジブランケット型(「フロックゾーン型」や「フロックブランケット型」と呼ばれることもある)の凝集沈殿槽を備える凝集沈殿処理装置が知られている。
例えば、特許文献1には、沈殿槽内にフロック成長ゾーンが形成されるスラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置が記載されている。また、特許文献1には、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置として、レーキ(集泥部材)とディストリビュータ(原水供給部材)とを一体化させたものが記載されている。
特開平10−202009号公報
特許文献1に記載された凝集沈殿処理装置では、レーキとディストリビュータを一体にして凝集沈殿槽の底部に設けることでディストリビュータの設置位置を低くし、原水の濾過作用に必要なフロック成長ゾーン(汚泥ゾーン)を低く形成することができることが記載されている。また、その結果、凝集沈殿槽自体の高さを低くすることができ、装置の小型化を図ることができることも記載されている。なお、特許文献1には、処理対象である原水については特に記載がなされていない。
一方、鉄鋼業では原料から製品に至る製造工程において、加熱と冷却を繰り返すための冷却水や、集塵装置の洗浄水(集塵水)など大量の水を使用することが知られている。このような鉄鋼業における製造工程で発生する排水(以下、「鉄鋼排水」という。)については所定の処理を行い、この処理水を循環利用することが行われている。
鉄鋼排水の処理については、砂濾過などの濾材を用いた濾過処理によるものが知られている。鉄鋼排水は、SSとして金属粒子や石炭粉体などを含む排水が大量に発生するという特徴がある。そのため、砂濾過など濾材を用いた濾過処理では、濾過速度を高くすることが困難であるため、大量の排水処理に適していないという問題があるとともに、排水中に含まれるSSの粒径が大きいと、逆洗時に濾材の流出が起こる可能性が高いという問題もある。したがって、鉄鋼排水の処理については、濾材を用いた濾過によらない他の処理についての検討が行われている。
このような鉄鋼排水の処理として、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置を用いた処理を行うことが考えられる。この場合、鉄鋼排水中のSSとして金属粒子が含まれるため、SSの比重が重く、SSの沈降速度が比較的速いものを効果的に処理する必要がある。しかし、例えば、特許文献1のように、フロック成長ゾーンを低く形成すると、鉄鋼排水に対する濾過作用が十分に働かずに処理効率が低下し、良好な処理水を得ることができないという問題が生じる。
本発明の課題は、鉄鋼排水の処理において、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置を用いる際に、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持し、良好な処理水を得ることができる凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を提供することである。
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、フロック成長ゾーンを備えるスラッジブランケット部と濃縮部を仕切り板により区画し、鉄鋼排水が所定の表面積負荷で通過するようにすることで、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持し、良好な処理水が得られることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法である。
上記課題を解決するための本発明の凝集沈殿処理装置は、鉄鋼排水に含まれる懸濁物質を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置であって、スラッジがブランケット状に形成され、鉄鋼排水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部下に設けられ、スラッジが濃縮される濃縮部と、スラッジブランケット部及び濃縮部を区画するための仕切り板と、を備え、鉄鋼排水を10m/h以上でスラッジブランケット部に供給することを特徴とするものである。
本発明の凝集沈殿処理装置によれば、鉄鋼排水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部から流出したスラッジを濃縮する濃縮部とを仕切り板で分離することで、スラッジブランケット部における処理を安定させることが可能となる。また、処理対象である鉄鋼排水を所定の表面積負荷を満たすように供給することで、スラッジブランケット部内で鉄鋼排水中のSSが沈降し、フロック成長ゾーンが低くなることを抑制することが可能となる。これにより、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持することができる。また、これにより、フロック成長ゾーンにおける鉄鋼排水中のSS捕捉が十分に進行し、良好な処理水を得ることが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、鉄鋼排水に凝集剤を添加する凝集剤添加部を設けるという特徴を有する。
この特徴によれば、鉄鋼排水中に凝集剤を添加することで、鉄鋼排水中のSSを安定してフロック化し、特に粒径が小さいことで沈降し難く、処理水側へ流出しやすいものについても、粒径を一定程度大きくすることで、スラッジブランケット部内で凝集フロックの流動層を形成することが可能となる。これにより、スラッジブランケット部における鉄鋼排水中のSSの捕捉効率が向上し、より良好な処理水を得ることが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、凝集剤添加部は有機凝結剤を供給するという特徴を有する。
この特徴によれば、鉄鋼排水中のSSとして含まれる無機物質(金属系SSなど)に対して有機凝結剤を用いることで、被処理水のpHが変動することがなく、かつ薬品の使用量を低減させることが可能となる。これにより、凝集沈殿処理に係るコストを削減することが可能となる。
上記課題を解決するための本発明の凝集沈殿処理装置の運転方法は、鉄鋼排水に含まれる懸濁物質を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置の運転方法であって、凝集沈殿処理装置は、スラッジがブランケット状に形成され、鉄鋼排水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部下に設けられ、スラッジが濃縮される濃縮部と、スラッジブランケット部及び濃縮部を区画するための仕切り板と、を備えており、鉄鋼排水を10m/h以上でスラッジブランケット部に供給するという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケット部と濃縮部を備える凝集沈殿処理装置に対して、処理対象である鉄鋼排水を所定の表面積負荷を満たすように供給することで、スラッジブランケット部内で鉄鋼排水中のSSが沈降し、フロック成長ゾーンが低くなることを抑制することが可能となる。これにより、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持することができる。また、これにより、フロック成長ゾーンにおける鉄鋼排水中のSS捕捉が十分に進行し、良好な処理水を得ることが可能となる。
本発明によれば、鉄鋼排水の処理において、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置を用いる際に、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持し、良好な処理水を得ることができる凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を提供することができる。
本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置における凝集沈殿槽の構造を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施態様の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。 本発明の第3の実施態様の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。
本発明の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、鉄鋼排水の処理に利用されるものである。
本発明における被処理水Wである鉄鋼排水としては、鉄鋼業の製造工程で排出される排水であって、石炭系SS(コークス、石炭、石炭鉱石など)及び/又は金属系SS(鉄、酸化鉄など)が含まれるものであればよい。このような鉄鋼排水の具体的な例としては、例えば、コークス湿式集塵排水などの集塵水や、二次精錬循環水、製鋼直接系循環水、圧延直接系など鉄鋼製品に直接接触する冷却水(循環水)のほか、原料ヤード雨水などが挙げられる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法の実施態様を詳細に説明する。なお、本発明の凝集沈殿処理装置の運転方法については、以下の凝集沈殿処理装置の構造及び作動の説明に置き換えるものとする。また、実施態様に記載する凝集沈殿処理装置の構造については、本発明に係る凝集沈殿処理装置を説明するために例示したにすぎず、これに限定されるものではない。
[第1の実施態様]
(凝集沈殿処理装置)
まず、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Aの構造について説明する。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Aは、いわゆるスラッジブランケット型と呼ばれる凝集沈殿槽を有している。一般に、スラッジブランケット型凝集沈殿槽は、槽内に上昇水流によるスラッジ(凝集フロック)の流動層を形成し、その流動層内に新たに生成したフロックを通過させるものである。このとき、小さなフロックは流動層における大きなフロックに捕捉されて大きくなり、沈降速度が速まる。これにより、スラッジブランケット型凝集沈殿槽へ導入された被処理水Wは、処理水W1と濃縮されたフロック(汚泥)に分離され、それぞれ槽外に排出される。
図1は、本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構造を示す概略説明図である。なお、図1における凝集沈殿槽1内については、後述する図2において詳細に説明するものとする。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Aは、図1に示すように、凝集沈殿槽1内に被処理水Wを導入する被処理水導入部2、被処理水Wの供給量を制御する被処理水供給量制御手段20、被処理水W中の懸濁物質を捕捉するためのスラッジがブランケット状に浮遊した状態で形成されたスラッジブランケット部3、スラッジブランケット部3を通過することにより凝集したフロックがスラッジブランケット部3下に沈殿し濃縮される濃縮部4、被処理水Wに凝集剤を添加する凝集剤添加部5を備えている。スラッジブランケット部3の上方には上澄みである清澄層Cが形成され、清澄された処理水W1は、凝集沈殿槽1の上部側に位置する処理水排出部6により排出される。また、濃縮部4に沈殿し濃縮されたフロックは、凝集沈殿槽1の底部中央から汚泥排出部7を介して排出される。なお、汚泥排出部7には、排出されたフロックを処理するための汚泥処理設備を別途設けるものとしてもよい。
図2は、本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにおける凝集沈殿槽1の概略説明図である。
凝集沈殿槽1は、有底円筒状の外壁部11と、この外壁部11より小径でかつ高さも小さい円筒状の内壁部12とを備える。図2に示すように、内壁部12は、外壁部11の内側に、外壁部11と同心になるように立設されている。また、内壁部12の底部側に、開口部13aを有する仕切り板13が設けられている。これにより、内壁部12の内側には、後述するスラッジブランケット部3が形成される。また、仕切り板13は外壁部11の底部から上方に所定長離隔しており、スラッジブランケット部3と濃縮部4を区画している。また、外壁部11及び内壁部12の軸線L上には、モーターMにより回転駆動するセンターシャフト14が配置されている。センターシャフト14は、ロータリージョイント15により仕切り板13と接続されている。なお、外壁部11、内壁部12は円筒状に限定されず、角筒状であってもよい。また、内壁部12を有底円筒状とし、内壁部12底部を仕切り板13とするものであってもよい。
被処理水導入部2は、被処理水Wを凝集沈殿槽1内に導入するための導入管21と、導入管21から導入された被処理水Wを内壁部12内に供給するフィードパイプ22を備えている。
図2に示すように、導入管21は、外壁部11の側壁を挿通して、槽外部に突き出しており、被処理水Wの供給源と接続されている。また、図1に示すように、導入管21は、被処理水Wの供給量(通水量)を制御するための被処理水供給量制御手段20を有することが好ましい。被処理水供給量制御手段20としては、凝集沈殿槽1内に導入される被処理水Wの供給量を制御できるものであればよく、特に限定されない。例えば、導入管21に被処理水Wを送液するためのポンプや、導入管21内の流量を制御するためのバルブなどの流量制御機構を設け、さらに流量制御機構の駆動を制御する制御部を設けることなどが挙げられる。
また、図2に示すように、フィードパイプ22は、導入管21と通水可能に連結しており、センターシャフト14の外側にセンターシャフト14を囲むように設けられている。本実施態様における固液分離装置は、外壁部11、内壁部12、センターシャフト14、フィードパイプ22の軸線は全て共通の軸線Lになっている。
フィードパイプ22は、上下方向で上部22aと下部22bとに分けられており、上部と下部との間はラビリンス構造等のロータリージョイント23により接続されている。フィードパイプ22の上部22a側面に導入管21が接続されており、フィードパイプ22の下部22bにはディストリビュータ24が設けられている。ディストリビュータ24は内壁部12の下部に配置されるとともに、複数の被処理水吐出口24aが形成されている。センターシャフト14の回転とともにフィードパイプ22の下部が回転し、このとき、ディストリビュータ24は被処理水吐出口24aを内壁部12の底部側に向けた状態で回転する。なお、フィードパイプ22の上端部は閉じられていてもよく、上方に向かって開放されていてもよい。
スラッジブランケット部3は、被処理水導入部2から供給される被処理水W中のSSを、ブランケット状に浮遊するスラッジによって捕捉して凝集し、凝集フロックと処理水W1に分離するものである。
スラッジブランケット部3は、図2に示すように、凝集沈殿槽1内の円筒状の内壁部12と仕切り板13により形成される内側領域を指すものである。また、スラッジブランケット部3は、フロック成長ゾーンZ1を有している。フロック成長ゾーンZ1は、被処理水導入部2により内壁部12の内側に流入する被処理水Wの上昇水流によって凝集フロックの流動層を形成している。
被処理水Wは、被処理水導入部2のディストリビュータ24から内壁部12内の下部方向(仕切り板13の方向)に一様に噴出される。このとき、凝集剤添加部5により被処理水Wに凝集剤が添加されている場合、この噴出する水流の撹拌力、剪断力等により混合されてフロックを形成していく。スラッジブランケット部3内に形成されたフロックはスラッジブランケット部3の底部に堆積しようとするが、さらに供給される被処理水Wによりフロック成長ゾーンZ1内に流動層が形成されていく。被処理水Wに含まれる小さなフロックは、流動層を上昇する過程で先に生成されたフロックに接触して捕捉されることで、フロックの粒子径が大きく成長する。このように、被処理水Wはフロック成長ゾーンZ1を上昇しながらフロックを成長させる。
そして、被処理水Wがスラッジブランケット部3内を上昇する過程において、被処理水W中のフロックは成長してより大きく、かつ重くなるため、一定程度まで成長すると、上昇しなくなる。よって、図2に示すように、スラッジブランケット部3の上部には、より大きく、かつ重くなったフロックが集まり、被処理水Wの上昇流による上昇力とフロックの沈降性(自重)が平衡状態となることで、フロックと処理水W1の境界層Kが形成される。境界層Kに集まったフロックの一部は、被処理水Wによる流動層により内壁部12の上端縁部から外壁部11側に越流する。
また、図2に示すように、スラッジブランケット部3を通過した処理水は、被処理水Wの上昇流によって上昇し、スラッジブランケット部3の上方に、処理水W1からなる清澄層Cが形成される。清澄層Cの処理水W1は、凝集沈殿槽1上部に設けられた処理水排出部6を介して槽外に排出される。
濃縮部4は、スラッジブランケット部3から流出したフロックFを濃縮するためのものである。また、濃縮部4は、前述した仕切り板13によって区画されて、スラッジブランケット部3の下に位置しており、スラッジブランケット部3を上昇流で通過することによって凝集したフロックが内壁部12と外壁部11との間を通って沈降して濃縮されるフロック濃縮ゾーンZ2を形成している。
図2に示すように、スラッジブランケット部3から流出し、内壁部12と外壁部11の間に流入したフロックFは、比重が水より大きいため、自然に濃縮部4に向けて沈降する。これにより、フロック成長ゾーンZ1から流出したフロックFは、スラッジブランケット部3側に逆流することがないため、スラッジブランケット部3内で形成されたフロック成長ゾーンZ1における処理が安定する。
濃縮部4に沈降して堆積した濃縮フロック(汚泥)は、凝集沈殿槽1の底部に設けられた汚泥排出部7から排出される。
また、仕切り板13を貫通して濃縮部4内に延在したセンターシャフト14の下端部に、濃縮汚泥掻寄機41を取り付けるものとしてもよい。この濃縮汚泥掻寄機41は、濃縮部4に沈降した濃縮フロックを凝集沈殿槽1内の底面中央に掻き寄せて、汚泥排出部7から回収するために設けられるものである。
なお、センターシャフト14の下端部に取り付ける濃縮汚泥掻寄機41としては、センターシャフト14の回転に伴って回転し、凝集沈殿槽1の底面中央部に濃縮フロックを掻き寄せることができる構造であれば、特に限定されない。例えば、図2に示すように、センターシャフト14に対して垂直に掻き取り部材を設けるもの以外に、センターシャフト14に対して垂直に交差した支持体に複数の掻き取り部材(レーキ)を設けるものとしてもよく、曲面を有する掻き取り部材を槽上方から見た際にS字を形成するようにセンターシャフト14に設けるものとしてもよい。
凝集剤添加部5は、被処理水Wに凝集剤を添加し、被処理水W中のSSのフロック形成を促進するためのものである。
凝集剤添加部5は、被処理水Wに凝集剤を添加することができるものであれば特に限定されない。例えば、図1には、導入管21に直接凝集剤を供給する凝集剤供給ライン51を設けるものを例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、凝集沈殿槽1の上流側に混合槽を設け、被処理水Wの供給源からの原水と凝集剤をあらかじめ混合することで得られた被処理水Wを導入管21に供給するものとしてもよい。
被処理水Wに混合される凝集剤としては、特に限定されない。例えば、無機凝集剤及び高分子凝集剤が挙げられる。凝集剤は、無機凝集剤あるいは高分子凝集剤のみを用いるものであってもよく、無機凝集剤と高分子凝集剤を併用するものであってもよい。なお、無機凝集剤及び高分子凝集剤を併用する場合、無機凝集剤、高分子凝集剤の順に被処理水Wに添加することが好ましい。これにより、安定したフロック形成が可能となる。
本実施態様においては、鉄鋼排水に添加する凝集剤として、有機凝結剤と呼ばれる比較的分子量の小さいカチオン性高分子凝集剤を用いることが好ましい。鉄鋼排水中のSSは主に鉄を多く含む無機成分からなる。このため、無機凝集剤の添加によりpHの低下が起き、中和剤の添加が必要になる上に、塩濃度の上昇により腐食性が上がるという問題が生じることがある。一方、有機凝結剤を用いることで、pHの低下が抑制され、中和剤の添加が不要となるため、薬品使用量を削減し、凝集沈殿処理に係るコスト低減が可能となる。また、塩濃度の上昇もないため腐食性の増大を抑制することも可能となる。
有機凝結剤の具体例としては、水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリジアニルジメチルアンモニウムクロライド、キトサン、及びヘキサメチレンジアミン・エピクロロヒドリン重縮合物等の中重合度(分子量:数千〜数万)のもの、並びにポリビニルイミダゾリン、ポリアルキルアミノアクリレート、ポリメタクリル酸又はポリアクリル酸のエステル系、及びポリアクリルアミドのマンニッヒ変性物等の高重合度(分子量:数十万〜数千万)のものが挙げられる。特に、コストの点から、ポリアルキルアミノアクリレート、ポリメタクリル酸又はポリアクリル酸のエステル系が好ましい。
凝集剤として、有機凝結剤を用いる場合、単独で用いるものとしてもよく、アニオン系高分子凝集剤と併用するものとしてもよい。このときのアニオン系高分子凝集剤としては、アクリルアミド、アクリル酸ソーダ共重合物、ポリアクリルアミドの部分加水分解物等が挙げられる。
(凝集沈殿処理装置による鉄鋼排水の処理)
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aを用いた鉄鋼排水の処理について説明する。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにより被処理水Wである鉄鋼排水を処理する場合、スラッジブランケット部3における濾過効果を十分に得るためには、スラッジブランケット部3内における表面積負荷に下限値を設けて制御することが必要となる。
ここで、表面積負荷(単位:m/h)は、被処理水Wの供給量(単位:m/h)を凝集沈殿槽1の断面積(m)で除したものであり、スラッジブランケット部3内を上昇する被処理水Wの速度に相当する。したがって、この表面積負荷と鉄鋼排水中のSSの沈降速度のバランスを制御することで、スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンZ1を十分に維持し、鉄鋼排水中のSSの除去効率を高めることが可能となる。
本実施態様における表面積負荷としては、10m/h以上とすることが好ましい。これにより、スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンZ1が適切に維持され、良好な処理水を得ることが可能となる。
本実施態様の被処理水Wである鉄鋼排水は、被処理水Wの供給源の種類により含まれるSSの成分が異なるものである。例えば、コークス湿式集塵排水のような集塵水には、石炭系SS(コークス、石炭、石炭鉱石など)が主に含まれている。一方、鉄鋼製品に直接接触する冷却水(循環水)には、鉄系SS(鉄、酸化鉄など)が主に含まれている。
石炭系SSと鉄系SSは構成成分の違いにより真比重が異なるため、それぞれの沈降速度も異なるものである。すなわち、鉄鋼排水の種類によって、表面積負荷と鉄鋼排水中のSSの沈降速度のバランスは異なる。したがって、鉄鋼排水の真比重をパラメータとして、表面積負荷を制御することが好ましい。なお、鉄鋼排水の真比重については、公知の比重測定装置を用いて直接測定するものとしてもよく、鉄鋼排水に含まれる成分の種類から推計するものとしてもよい。
鉄鋼排水の真比重としては、真比重値が3以下の場合、表面積負荷を10m/h以上とすることで、スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンZ1が適切に維持され、良好な処理水を得ることが可能となる。このような鉄鋼排水としては、例えば、石炭系SSを主とするものが挙げられる。
また、真比重値が3より大きい場合、表面積負荷を20m/hとすることで、スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンZ1が適切に維持され、良好な処理水を得ることが可能となる。このような鉄鋼排水としては、例えば、鉄系SSを主とするものが挙げられる。
本実施態様においては、表面積負荷の上限値については特に限定されない。表面積負荷が大きくなり過ぎると、スラッジブランケット部3から濃縮部4に流出するフロック量が増大し、スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンZ1が安定しなくなるため、表面積負荷の下限値の3倍、より好ましくは2倍を表面積負荷の上限値とすることが挙げられる。
なお、表面積負荷の制御手段としては、特に限定されない。例えば、被処理水供給量制御手段20によって被処理水Wの供給量を制御することで、表面積負荷を制御することなどが挙げられる。
以上のように、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aは、鉄鋼排水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部から流出したスラッジを濃縮する濃縮部とを仕切り板で分離することで、スラッジブランケット部における処理を安定させることが可能となる。また、処理対象である鉄鋼排水を所定の表面積負荷を満たすように供給することで、スラッジブランケット部内で鉄鋼排水中のSSが沈降し、フロック成長ゾーンが低くなることを抑制することが可能となる。これにより、スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンを適切に維持することができる。また、これにより、フロック成長ゾーンにおける鉄鋼排水中のSS捕捉が十分に進行し、良好な処理水を得ることが可能となる。
[第2の実施態様]
図3は、本発明の第2の実施態様の凝集沈殿処理装置100Bの概略説明図である。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Bは、図3に示すように、第1の実施態様における凝集沈殿槽1の上部に、スラッジブランケット部3内のフロック界面の高さ、すなわち境界層Kの高さに係る情報を得るための界面計8を設けるものである。
なお、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Bの構成のうち、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
界面計8は、スラッジブランケット部3の境界層Kの高さを計測することができるものであれば特に限定されず、公知のものを用いることができる。
界面計8を設けることで、スラッジブランケット部3のフロック成長ゾーンZ1が適切に維持されているかどうかを判断することが可能となる。したがって、界面計8の計測結果をもとに、表面積負荷の値を制御することで、鉄鋼排水の処理効率を高く維持することが可能となる。
図3に示すように、界面計8と被処理水供給量制御手段20を入力可能に接続し、界面計8の計測結果に応じて被処理水Wの供給量を自動制御することが好ましい。例えば、界面計8により、スラッジブランケット部3の境界層Kの高さが低下しているという結果が得られた場合、被処理水供給量制御手段20により被処理水Wの供給量を多くするように制御することなどが挙げられる。これにより、スラッジブランケット部3のフロック成長ゾーンZ1を適切に維持し、良好な処理水を得ることが可能となる。
[第3の実施態様]
図4は、本発明の第3の実施態様の凝集沈殿処理装置100Cの概略説明図である。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Cは、図4に示すように、第1の実施態様における被処理水導入部2の導入管21と被処理水Wの供給源の間に、被処理水W中のSSの粒度分布を測定する粒度分布測定部9を設けるものである。
なお、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Cの構成のうち、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
粒度分布測定部9は、被処理水W中のSSの粒度分布が測定できるものであれば特に限定されない。例えば、レーザーを用いた粒度分布測定装置を利用するものなどが挙げられる。
粒度分布測定部9は、導入管21上に設け、その場測定を行うものとしてもよく、導入管21から被処理水Wの一部をサンプリングしたものに対して測定するものとしてもよい。
被処理水W中のSSの沈降速度は、粒度分布にも依存するため、被処理水導入部2(導入管21)において被処理水W中のSSの粒度分布を測定することにより、スラッジブランケット部3に供給される被処理水W中のSSの粒度分布を推計することが可能となり、スラッジブランケット部3のフロック成長ゾーンZ1を安定に維持するための表面積負荷を求めることが可能となる。したがって、粒度分布測定部9の測定結果をもとに、表面積負荷の値を制御することで、鉄鋼排水の処理効率を高く維持することが可能となる。
図4に示すように、粒度分布測定部9と被処理水供給量制御手段20を入力可能に接続し、粒度分布測定部9の計測結果に応じて被処理水Wの供給量を自動制御するものとしてもよい。例えば、粒度分布測定部9により、被処理水W中のSSの粒度分布が所定値を超えていた場合、SSの沈降速度が速くなるものとみなし、被処理水供給量制御手段20により被処理水Wの供給量を多くして、表面積負荷を高めるように制御することなどが挙げられる。なお、粒度分布測定部9により測定する粒度分布の所定値の設定は、演算によって求めるものとしてもよく、過去の運転条件に係る情報から推計するものとしてもよい。これにより、スラッジブランケット部3のフロック成長ゾーンZ1を適切に維持し、良好な処理水を得ることが可能となる。
なお、上述した実施態様は凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法の一例を示すものである。本発明に係る凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、上述した実施態様に限られるものではなく、要旨を変更しない範囲で、上述した実施態様に係る凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を変形してもよい。
例えば、本実施態様の凝集沈殿処理装置は、外壁部及び内壁部による二重構造式の凝集沈殿槽を用いているが、スラッジブランケット部と濃縮部を独立した構成として備えるものであれば特に限定されない。例えば、凝集沈殿槽内に水平に配置された底板と、底板の外周の端部の一部から上方に向かって突出して延び、凝集沈殿槽周壁に連結された側壁とによって、底板の上方及び側壁の内周側に画成された区画内にフロックの流動層(スラッジブランケット部)を形成させ、一方で、底板の下方及び側壁の外周側に画成された区画を濃縮部とするものとしてもよい。
また、例えば、本実施態様の凝集沈殿処理装置は、スラッジブランケット部3にフロックを引き抜く引き抜きラインを設け、引き抜いたフロックを導入管21側に返送するものとしてもよい。これにより、スラッジブランケット部3内の表面積負荷を一定に維持したまま、引き抜いたフロックを種晶として良好なスラッジ(凝集フロック)を形成させることが可能となり、良好な処理水を得ることが可能となる。
また、本実施態様の凝集沈殿処理装置としては、被処理水に含まれる固形物の粒度分布を事前に測定して必要な表面積負荷を求め、求めた表面積負荷の値を基に凝集沈殿槽等の設計を行うものとしてもよい。鉄鋼業における製造工程に変更がなければ、鉄鋼排水中に含まれるSSの性質(成分、粒度分布等)はほぼ変動しないものと考えられる。したがって、事前に測定した被処理水中の固形物の粒度分布に基づき、凝集沈殿槽等の設計を行うことで、常に最適条件下で凝集沈殿処理を行うことが可能となる。
本発明の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、鉄鋼排水の処理に好適に用いられる。
100A,100B,100C 凝集沈殿処理装置、1 凝集沈殿槽、11 外壁部、12 内壁部、13 仕切り板、13a 開口部、14 センターシャフト、15 ロータリージョイント、2 被処理水導入部、20 被処理水供給量制御手段、21 導入管、22 フィードパイプ、22a 上部、22b 下部、23 ロータリージョイント、24 ディストリビュータ、24a 被処理水吐出口、3 スラッジブランケット部、4 濃縮部、41 濃縮汚泥掻寄機、5 凝集剤添加部、6 処理水排出部、7 汚泥排出部、8 界面計、9 粒径分布測定部、C 清澄層、F フロック、K 境界層、L 軸線、M モーター、W 被処理水、W1 処理水、Z1 フロック成長ゾーン、Z2 フロック濃縮ゾーン

Claims (4)

  1. 鉄鋼排水に含まれる懸濁物質を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置であって、
    スラッジがブランケット状に形成され、被処理水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、
    前記スラッジブランケット部下に設けられ、前記スラッジが濃縮される濃縮部と、
    前記スラッジブランケット部及び前記濃縮部を区画するための仕切り板と、を備え、
    前記鉄鋼排水を10m/h以上で前記スラッジブランケット部に供給することを特徴とする、凝集沈殿処理装置。
  2. 前記鉄鋼排水に凝集剤を添加する凝集剤添加部を設けることを特徴とする、請求項1に記載の凝集沈殿処理装置。
  3. 前記凝集剤添加部は有機凝結剤を供給することを特徴とする、請求項2に記載の凝集沈殿処理装置。
  4. 鉄鋼排水に含まれる懸濁物質を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置の運転方法であって、
    前記凝集沈殿処理装置は、スラッジがブランケット状に形成され、被処理水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、
    前記スラッジブランケット部下に設けられ、前記スラッジが濃縮される濃縮部と、
    前記スラッジブランケット部及び前記濃縮部を区画するための仕切り板と、を備えており、
    前記鉄鋼排水を10m/h以上で前記スラッジブランケット部に供給することを特徴とする、凝集沈殿処理装置の運転方法。



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