JP2020162349A - 電動機システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電動機システムの効率を広い運転領域で高める。【解決手段】電動機システム(2)は、軸心回りに回転可能な駆動軸(30)と、それぞれが駆動軸(30)を回転駆動する第1電動機(60)および第2電動機(70)とを備える。第1電動機(60)における固定子(64)と回転子(61)との間のエアギャップ(AG1,AG2)の大きさと、第2電動機(70)における固定子(74)と回転子(71)との間のエアギャップ(AG1,AG2)の大きさとは、互いに異なる。【選択図】図2
Description
本開示は、電動機システムに関するものである。
従来より、駆動軸と、駆動軸を回転駆動する複数の電動機とを備えた電動機システムが知られている(例えば、特許文献1)。この電動機システムでは、所定の電動機の発生力の最大値が、他の所定の電動機の発生力の最大値よりも大きい。
ところで、複数の電動機に異なる特性を備えさせるための構成として、特許文献1には複数の構成が開示されている。これに対し、本願発明者は、特許文献1に開示されていない構成によって複数の電動機に異なる特性を備えさせ、それにより電動機システムの効率を高められないか研究を重ねている。
本開示の目的は、電動機システムの効率を広い運転領域で高めることにある。
本開示の第1の態様は、電動機システム(2)を対象とする。電動機システム(2)は、軸心回りに回転可能な駆動軸(30)と、それぞれが上記駆動軸(30)を回転駆動する第1電動機(60)および第2電動機(70)とを備え、上記第1電動機(60)における固定子(64)と回転子(61)との間のエアギャップ(AG1,AG2)の大きさと、上記第2電動機(70)における固定子(74)と回転子(71)との間のエアギャップ(AG1,AG2)の大きさとは、互いに異なる。
第1の態様では、第1電動機(60)および第2電動機(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方は高速回転領域で、エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方は低速回転領域でそれぞれ他方よりも効率が高い。そのような第1電動機(60)と第2電動機(70)を組み合わせることにより、広い運転領域で効率の高い電動機システム(2)を提供することができる。
なお、本明細書において、エアギャップ(AG1,AG2)の「大きさ」とは、各電動機(60,70)が備える固定子(64,74)および回転子(61,71)の互いに対する対向方向(換言すると、各電動機(60,70)の径方向)におけるエアギャップ(AG1,AG2)の長さを意味する。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記第1電動機(60)および上記第2電動機(70)は、上記エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方が上記固定子(64,74)に集中巻方式でコイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)が巻回され、上記エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方が上記固定子(64,74)に分布巻方式でコイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)が巻回されていることを特徴とする。
第2の態様では、第1電動機(60)および第2電動機(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方において、コイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)を集中巻方式で巻回することでコイルエンド長および巻線加工コストを低減できる。第1電動機(60)および第2電動機(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が小さい方において、コイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)を分布巻方式で巻回することで発生トルクを増大しかつ空間高調波を低減できる。
本開示の第3の態様は、上記第1または第2の態様において、上記第1電動機(60)および上記第2電動機(70)は、上記エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方が、上記エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方よりも固定子コア(65,75)および回転子コア(62,72)の軸方向長さが長いことを特徴とする。
第3の態様では、第1電動機(60)および第2電動機(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方の発生トルクを増大することができる。
本開示の第4の態様は、上記第1〜第3の態様のいずれか1つにおいて、上記第1電動機(60)および上記第2電動機(70)は、ベアリングレスモータで構成されていることを特徴とする。
第4の態様では、それぞれがベアリングレスモータである第1電動機(60)および第2電動機(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が小さい方において、エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方よりも大きな支持力を発生させることができる。例えば、第1電動機(60)および第2電動機(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が小さい方を、要求支持力が相対的に大きい箇所に配置するといったことが可能となる。
実施形態について説明する。本実施形態の電動機システム(2)は、冷媒回路(図示せず)に設けられて冷媒を圧縮するターボ圧縮機(1)に搭載されるが、その他の用途にも適用できる。
〈ターボ圧縮機の構成〉
図1に示すように、ターボ圧縮機(1)は、ケーシング(10)と、インペラ(20)と、電動機システム(2)とを備える。電動機システム(2)は、駆動軸(30)と、タッチダウン軸受(40,41)と、スラスト磁気軸受(50)と、制御部(90)と、電源部(91)と、第1ベアリングレスモータ(60)と、第2ベアリングレスモータ(70)とを有する。第1ベアリングレスモータ(60)と第2ベアリングレスモータ(70)とは、駆動軸(30)の軸方向に並んで配置される。第1ベアリングレスモータ(60)は、第1電動機を構成している。第2ベアリングレスモータ(70)は、第2電動機を構成している。
図1に示すように、ターボ圧縮機(1)は、ケーシング(10)と、インペラ(20)と、電動機システム(2)とを備える。電動機システム(2)は、駆動軸(30)と、タッチダウン軸受(40,41)と、スラスト磁気軸受(50)と、制御部(90)と、電源部(91)と、第1ベアリングレスモータ(60)と、第2ベアリングレスモータ(70)とを有する。第1ベアリングレスモータ(60)と第2ベアリングレスモータ(70)とは、駆動軸(30)の軸方向に並んで配置される。第1ベアリングレスモータ(60)は、第1電動機を構成している。第2ベアリングレスモータ(70)は、第2電動機を構成している。
なお、本明細書の説明において、「軸方向」とは、回転軸方向のことであって、駆動軸(30)の軸心の方向のことであり、「径方向」とは、軸方向と直交する方向のことである。また、「外周側」とは、駆動軸(30)の軸心からより遠い側のことであり、「内周側」とは、駆動軸(30)の軸心により近い側のことである。
−ケーシング−
ケーシング(10)は、両端が閉塞された円筒状に形成され、円筒軸線が水平向きとなるように配置される。ケーシング(10)内の空間は、壁部(11)によって区画される。壁部(11)よりも右側の空間は、インペラ(20)を収容するインペラ室(12)を構成する。壁部(11)よりも左側の空間は、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)を収容する電動機室(14)を構成する。ケーシング(10)内を軸方向に延びる駆動軸(30)が、インペラ(20)と第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)とを連結している。
ケーシング(10)は、両端が閉塞された円筒状に形成され、円筒軸線が水平向きとなるように配置される。ケーシング(10)内の空間は、壁部(11)によって区画される。壁部(11)よりも右側の空間は、インペラ(20)を収容するインペラ室(12)を構成する。壁部(11)よりも左側の空間は、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)を収容する電動機室(14)を構成する。ケーシング(10)内を軸方向に延びる駆動軸(30)が、インペラ(20)と第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)とを連結している。
−インペラ−
インペラ(20)は、複数の羽根によって外形が略円錐形状となるように形成される。インペラ(20)は、駆動軸(30)の一端に固定された状態でインペラ室(12)に収容される。インペラ室(12)には、吸入管(15)および吐出管(16)が接続される。インペラ室(12)の外周部には、圧縮空間(13)が形成される。吸入管(15)は、冷媒を外部からインペラ室(12)内に導くために設けられている。吐出管(16)は、インペラ室(12)内で圧縮された高圧の冷媒を外部へ戻すために設けられている。
インペラ(20)は、複数の羽根によって外形が略円錐形状となるように形成される。インペラ(20)は、駆動軸(30)の一端に固定された状態でインペラ室(12)に収容される。インペラ室(12)には、吸入管(15)および吐出管(16)が接続される。インペラ室(12)の外周部には、圧縮空間(13)が形成される。吸入管(15)は、冷媒を外部からインペラ室(12)内に導くために設けられている。吐出管(16)は、インペラ室(12)内で圧縮された高圧の冷媒を外部へ戻すために設けられている。
−タッチダウン軸受−
ターボ圧縮機(1)には2つのタッチダウン軸受(40,41)が設けられている。一方のタッチダウン軸受(40)は、駆動軸(30)の一端部(図1の右側端部)近傍に設けられている。他方のタッチダウン軸受(41)は、駆動軸(30)の他端部近傍に設けられている。これらのタッチダウン軸受(40,41)は、第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)が非通電であるとき(換言すると、駆動軸(30)が浮上していないとき)に駆動軸(30)を支持するように構成されている。
ターボ圧縮機(1)には2つのタッチダウン軸受(40,41)が設けられている。一方のタッチダウン軸受(40)は、駆動軸(30)の一端部(図1の右側端部)近傍に設けられている。他方のタッチダウン軸受(41)は、駆動軸(30)の他端部近傍に設けられている。これらのタッチダウン軸受(40,41)は、第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)が非通電であるとき(換言すると、駆動軸(30)が浮上していないとき)に駆動軸(30)を支持するように構成されている。
−スラスト磁気軸受−
図1に示すように、スラスト磁気軸受(50)は、第1電磁石(51)および第2電磁石(52)を有する。スラスト磁気軸受(50)は、駆動軸(30)の他端部(換言すると、インペラ(20)が固定された一端部とは反対側の端部)に設けられた円板状の部分(以下、円板部(31))を電磁力によって支持するように構成されている。スラスト磁気軸受(50)は、第1電磁石(51)および第2電磁石(52)に流れる電流を制御することにより、第1電磁石(51)および第2電磁石(52)の対向方向(換言すると、軸方向または図1の左右方向)における駆動軸(30)の被支持部(円板部(31))の位置を制御することができる。
図1に示すように、スラスト磁気軸受(50)は、第1電磁石(51)および第2電磁石(52)を有する。スラスト磁気軸受(50)は、駆動軸(30)の他端部(換言すると、インペラ(20)が固定された一端部とは反対側の端部)に設けられた円板状の部分(以下、円板部(31))を電磁力によって支持するように構成されている。スラスト磁気軸受(50)は、第1電磁石(51)および第2電磁石(52)に流れる電流を制御することにより、第1電磁石(51)および第2電磁石(52)の対向方向(換言すると、軸方向または図1の左右方向)における駆動軸(30)の被支持部(円板部(31))の位置を制御することができる。
−制御部−
制御部(90)は、駆動軸(30)の位置が所望の位置となるように、円板部(31)とスラスト磁気軸受(50)との間のギャップを検出可能なギャップセンサ(図示せず)の検出値に基づいて、スラスト磁気軸受(50)に供給する電圧を制御するための電圧指令値(スラスト電圧指令値)を出力する。制御部(90)は、第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)における固定子(64,74)と回転子(61,71)との間のギャップを検出可能なギャップセンサ(図示せず)の検出値と、回転子(61,71)の固定子(64,74)に対する相対的な回転角度を検出可能な回転角度センサ(図示せず)の検出値と、インペラ(20)および駆動軸(30)の目標回転速度の情報とに基づいて、第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)に供給する電圧を制御するための電圧指令値(モータ電圧指令値および支持電圧指令値)を出力する。例えば、制御部(90)は、1つまたは複数のマイクロコンピュータ(図示せず)と、マイクロコンピュータを動作させるプログラムとによって構成することが可能である。
制御部(90)は、駆動軸(30)の位置が所望の位置となるように、円板部(31)とスラスト磁気軸受(50)との間のギャップを検出可能なギャップセンサ(図示せず)の検出値に基づいて、スラスト磁気軸受(50)に供給する電圧を制御するための電圧指令値(スラスト電圧指令値)を出力する。制御部(90)は、第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)における固定子(64,74)と回転子(61,71)との間のギャップを検出可能なギャップセンサ(図示せず)の検出値と、回転子(61,71)の固定子(64,74)に対する相対的な回転角度を検出可能な回転角度センサ(図示せず)の検出値と、インペラ(20)および駆動軸(30)の目標回転速度の情報とに基づいて、第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)に供給する電圧を制御するための電圧指令値(モータ電圧指令値および支持電圧指令値)を出力する。例えば、制御部(90)は、1つまたは複数のマイクロコンピュータ(図示せず)と、マイクロコンピュータを動作させるプログラムとによって構成することが可能である。
なお、固定子(64,74)と回転子(61,71)との間のギャップの検出には、必ずしもギャップセンサを用いなくてもよい。例えば、駆動用コイル(66a〜66c,76a〜76c)や支持用コイル(67a〜67c,77a〜77c)のインダクタンスに基づいてギャップを検出してもよい。また、回転子(61,71)の固定子(64,74)に対する相対的な回転角度の検出には、必ずしも回転角度センサを用いなくてもよい。例えば、駆動用コイル(66a〜66c,76a〜76c)の電流および電圧に基づいて回転角度を推定してもよいし、既知のセンサレス制御を採用して回転角度センサを用いずに電圧指令値を出力してもよい。
−電源部−
電源部(91)は、制御部(90)からのスラスト電圧指令値、モータ電圧指令値、および支持電圧指令値に基づいて、スラスト磁気軸受(50)ならびに第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)に電圧をそれぞれ供給する。例えば、電源部(91)は、PWM(Pulse Width Modulation)アンプによって構成することが可能である。
電源部(91)は、制御部(90)からのスラスト電圧指令値、モータ電圧指令値、および支持電圧指令値に基づいて、スラスト磁気軸受(50)ならびに第1および第2ベアリングレスモータ(60,70)に電圧をそれぞれ供給する。例えば、電源部(91)は、PWM(Pulse Width Modulation)アンプによって構成することが可能である。
−第1ベアリングレスモータ−
第1ベアリングレスモータ(60)は、電動機室(14)のうちインペラ(20)に近い側に配置される。第1ベアリングレスモータ(60)は、電磁力によって駆動軸(30)を回転駆動しかつ駆動軸(30)のラジアル荷重を非接触で支持するように構成されている。第1ベアリングレスモータ(60)は、一対の回転子(61)と固定子(64)を有する。回転子(61)は、駆動軸(30)に固定されている。固定子(64)は、ケーシング(10)の内周壁に固定されている。
第1ベアリングレスモータ(60)は、電動機室(14)のうちインペラ(20)に近い側に配置される。第1ベアリングレスモータ(60)は、電磁力によって駆動軸(30)を回転駆動しかつ駆動軸(30)のラジアル荷重を非接触で支持するように構成されている。第1ベアリングレスモータ(60)は、一対の回転子(61)と固定子(64)を有する。回転子(61)は、駆動軸(30)に固定されている。固定子(64)は、ケーシング(10)の内周壁に固定されている。
図2に示すように、第1ベアリングレスモータ(60)は、表面磁石型のベアリングレスモータである。第1ベアリングレスモータ(60)の固定子(64)は、バックヨーク部(65a)および図示を省略する複数のティース部を含む固定子コア(65)と、ティース部に巻回された駆動用コイル(66a〜66c)および支持用コイル(67a〜67c)とを有する。第1ベアリングレスモータ(60)の回転子(61)は、回転子コア(62)と、回転子コア(62)の外周面に設けられた複数(この例では、4つ)の永久磁石(63)と、複数の永久磁石(63)の外周を囲う保護部材(68)とを有する。
固定子(64)の固定子コア(65)は、磁性材料(例えば、積層鋼板)で構成される。固定子(64)のバックヨーク部(65a)は、円筒状に形成されている。駆動用コイル(66a〜66c)および支持用コイル(67a〜67c)は、各ティース部に分布巻方式で巻回されている。なお、駆動用コイル(66a〜66c)および支持用コイル(67a〜67c)は、各ティース部に集中巻方式で巻回されていてもよい。
駆動用コイル(66a〜66c)は、ティース部のうち内周側に巻回されたコイルである。駆動用コイル(66a〜66c)は、図2において太実線で囲んで示すU相駆動用コイル(66a)と、太破線で囲んで示すV相駆動用コイル(66b)と、細実線で囲んで示すW相駆動用コイル(66c)とから構成される。なお、駆動用コイル(66a〜66c)は、ティース部のうち外周側に巻回されていてもよい。
支持用コイル(67a〜67c)は、ティース部のうち外周側に巻回されたコイルである。支持用コイル(67a〜67c)は、図2において太実線で囲んで示すU相支持用コイル(67a)と、太破線で囲んで示すV相支持用コイル(67b)と、細実線で囲んで示すW相支持用コイル(67c)とから構成される。なお、支持用コイル(67a〜67c)は、ティース部のうち内周側に巻回されていてもよい。
回転子(61)の回転子コア(62)は、円筒状に形成されている。回転子コア(62)の中央部には駆動軸(30)を挿通するためのシャフト孔が形成されている。回転子コア(62)は、磁性材料(例えば、積層鋼板)で構成される。回転子コア(62)の外周面には、この外周面に沿った形状を有する4つの永久磁石(63)が、回転子(61)の周方向において90°の角度ピッチで設けられている。これら4つの永久磁石(63)は、互いに同形状である。各永久磁石(63)の外周面側は、回転子(61)の周方向においてN極とS極とが交互に現れるようになっている。回転子(61)の保護部材(68)は、円筒状に形成されていて、4つの永久磁石(63)の外周に設けられている。なお、図2の回転子(61)の極数は4であるが、4でなくてもよい。複数の永久磁石によって回転子(61)の各極が構成されていてもよい。
固定子(64)のティース部と、回転子(61)との間には、大きさがLg1の第1エアギャップ(AG1)が形成されている。ここで、第1エアギャップ(AG1)の大きさは、固定子(64)のティース部と回転子(61)の磁性材料部との間の径方向距離である。回転子(61)の保護部材(68)が非磁性材料で構成される場合、第1エアギャップ(AG1)の大きさは、固定子(64)のティース部と回転子(61)の回転子コア(62)との間の径方向距離である。回転子(61)の保護部材(68)が磁性材料で構成される場合、図2に示すように、第1エアギャップ(AG1)の大きさは、固定子(64)のティース部と回転子(61)の保護部材(68)との間の径方向距離である。第1エアギャップ(AG1)の大きさは、全周にわたって実質的にLg1で一定である。なお、第1エアギャップ(AG1)の大きさは、周方向において変動していてもよく、その場合、全周にわたる第1エアギャップ(AG1)の大きさの平均値をLg1とする。
−第2ベアリングレスモータ−
第2ベアリングレスモータ(70)は、電動機室(14)のうちインペラ(20)から遠い側に配置される。第2ベアリングレスモータ(70)は、電磁力によって駆動軸(30)を回転駆動しかつ駆動軸(30)のラジアル荷重を非接触で支持するように構成されている。第2ベアリングレスモータ(70)は、一対の回転子(71)と固定子(74)を有する。回転子(71)は、駆動軸(30)に固定されている。固定子(74)は、ケーシング(10)の内周壁に固定されている。
第2ベアリングレスモータ(70)は、電動機室(14)のうちインペラ(20)から遠い側に配置される。第2ベアリングレスモータ(70)は、電磁力によって駆動軸(30)を回転駆動しかつ駆動軸(30)のラジアル荷重を非接触で支持するように構成されている。第2ベアリングレスモータ(70)は、一対の回転子(71)と固定子(74)を有する。回転子(71)は、駆動軸(30)に固定されている。固定子(74)は、ケーシング(10)の内周壁に固定されている。
図3に示すように、第2ベアリングレスモータ(70)は、表面磁石型のベアリングレスモータである。第2ベアリングレスモータ(70)の固定子(74)は、バックヨーク部(75a)および図示を省略する複数のティース部を含む固定子コア(75)と、ティース部に巻回された駆動用コイル(76a〜76c)および支持用コイル(77a〜77c)とを有する。第2ベアリングレスモータ(70)の回転子(71)は、回転子コア(72)と、回転子コア(72)の外周面に設けられた複数(この例では、4つ)の永久磁石(73)と、複数の永久磁石(73)の外周を囲う保護部材(78)とを有する。
固定子(74)の固定子コア(75)は、磁性材料(例えば、積層鋼板)で構成される。固定子(74)のバックヨーク部(75a)は、円筒状に形成されている。駆動用コイル(76a〜76c)および支持用コイル(77a〜77c)は、各ティース部に集中巻方式で巻回されている。なお、駆動用コイル(76a〜76c)および支持用コイル(77a〜77c)は、各ティース部に分布巻方式で巻回されていてもよい。なお、第2ベアリングレスモータ(70)の固定子コア(75)の形状(例えば、外径、内径、スロット数など)は、第1ベアリングレスモータ(60)の固定子コア(65)の形状と異なっていてもよい。第2ベアリングレスモータ(70)の固定子コア(75)を構成する材料は、第1ベアリングレスモータ(60)の固定子コア(65)を構成する材料と異なっていてもよい。
駆動用コイル(76a〜76c)は、ティース部のうち内周側に巻回されたコイルである。駆動用コイル(76a〜76c)は、図3において太実線で囲んで示すU相駆動用コイル(76a)と、太破線で囲んで示すV相駆動用コイル(76b)と、細実線で囲んで示すW相駆動用コイル(76c)とから構成される。なお、駆動用コイル(76a〜76c)は、ティース部のうち外周側に巻回されていてもよい。第2ベアリングレスモータ(70)の駆動用コイル(76a〜76c)の巻数は、第1ベアリングレスモータ(60)の駆動用コイル(66a〜66c)の巻数と異なっていてもよい。
支持用コイル(77a〜77c)は、ティース部のうち外周側に巻回されたコイルである。支持用コイル(77a〜77c)は、図3において太実線で囲んで示すU相支持用コイル(77a)と、太破線で囲んで示すV相支持用コイル(77b)と、細実線で囲んで示すW相支持用コイル(77c)とから構成される。なお、支持用コイル(77a〜77c)は、ティース部のうち内周側に巻回されていてもよい。第2ベアリングレスモータ(70)の支持用コイル(77a〜77c)の巻数は、第1ベアリングレスモータ(60)の支持用コイル(67a〜67c)の巻数と異なっていてもよい。
回転子(71)の回転子コア(72)は、円筒状に形成されている。回転子コア(72)の中央部には駆動軸(30)を挿通するためのシャフト孔が形成されている。回転子コア(72)は、磁性材料(例えば、積層鋼板)で構成される。回転子コア(72)の外周面には、この外周面に沿った形状を有する4つの永久磁石(73)が、回転子(71)の周方向において90°の角度ピッチで設けられている。これら4つの永久磁石(73)は、互いに同形状である。各永久磁石(73)の外周面側は、回転子(71)の周方向においてN極とS極とが交互に現れるようになっている。回転子(71)の保護部材(78)は、円筒状に形成されていて、4つの永久磁石(73)の外周に設けられている。回転子(71)の極数は4であるが、4でなくてもよい。第2ベアリングレスモータ(70)の回転子(71)の極数は、第1ベアリングレスモータ(60)の回転子(61)の極数と異なっていてもよい。複数の永久磁石(73)によって回転子(71)の各極が構成されていてもよい。第2ベアリングレスモータ(70)の回転子(71)の各極を構成する永久磁石(73)の数は、第1ベアリングレスモータ(60)の回転子(61)の各極を構成する永久磁石(63)の数と異なっていてもよい。
第2ベアリングレスモータ(70)の固定子コア(75)および回転子コア(72)の軸方向長さL2(図1を参照)は、第1ベアリングレスモータ(60)の固定子コア(65)および回転子コア(62)の軸方向長さL1(図1を参照)よりも長い(L2>L1)。なお、第2ベアリングレスモータ(70)の固定子コア(75)および回転子コア(72)の軸方向長さL2は、第1ベアリングレスモータ(60)の固定子コア(65)および回転子コア(62)の軸方向長さL1以下であってもよい(L2≦L1)。
固定子(74)のティース部と、回転子(71)との間には、大きさがLg2の第2エアギャップ(AG2)が形成されている。ここで、第2エアギャップ(AG2)の大きさは、固定子(74)のティース部と回転子(71)の磁性材料部との間の径方向距離である。回転子(71)の保護部材(78)が非磁性材料で構成される場合、第2エアギャップ(AG2)の大きさは、固定子(74)のティース部と回転子(71)の回転子コア(72)との間の径方向距離である。回転子(71)の保護部材(78)が磁性材料で構成される場合、図3に示すように、第2エアギャップ(AG2)の大きさは、固定子(74)のティース部と回転子(71)の保護部材(78)との間の径方向距離である。第2エアギャップ(AG2)の大きさは、全周にわたって実質的にLg2で一定である。なお、第2エアギャップ(AG2)の大きさは、周方向において変動していてもよく、その場合、全周にわたる第2エアギャップ(AG2)の大きさの平均値をLg2とする。
図2および図3に示すように、第1ベアリングレスモータ(60)の第1エアギャップ(AG1)の大きさLg1と、第2ベアリングレスモータ(70)の第2エアギャップ(AG2)の大きさLg2とは、互いに異なる。具体的に、第1エアギャップ(AG1)は、第2エアギャップ(AG2)よりも小さい。第1エアギャップ(AG1)の大きさLg1と、第2エアギャップ(AG2)の大きさLg2との比率(Lg1:Lg2)は、1:2〜1:4であることが好ましい。
−部分運転時における電動機システムの制御方法−
部分運転時における電動機システム(2)の制御方法について説明する。ここで、部分運転とは、電動機システム(2)の定格トルク出力未満のトルク出力を電動機システム(2)により出力する運転を意味する。以下では、部分運転の典型的な2つの例として、相対的に回転速度が高くて相対的にトルク負荷が小さい高速部分運転と、相対的に回転速度が低くて相対的にトルク負荷が大きい低速部分運転とにそれぞれ対応する電動機システム(2)の制御方法について説明する。
部分運転時における電動機システム(2)の制御方法について説明する。ここで、部分運転とは、電動機システム(2)の定格トルク出力未満のトルク出力を電動機システム(2)により出力する運転を意味する。以下では、部分運転の典型的な2つの例として、相対的に回転速度が高くて相対的にトルク負荷が小さい高速部分運転と、相対的に回転速度が低くて相対的にトルク負荷が大きい低速部分運転とにそれぞれ対応する電動機システム(2)の制御方法について説明する。
高速部分運転時には、制御部(90)は、低速部分運転時よりも、第1ベアリングレスモータ(60)の出力トルクに対する第2ベアリングレスモータ(70)の出力トルクの比率を高める。例えば、制御部(90)は、高速部分運転において、第2ベアリングレスモータ(70)の出力トルクを、第1ベアリングレスモータ(60)の出力トルクよりも大きくする。このような制御により、第1ベアリングレスモータ(60)よりも高速運転時の効率が高い第2ベアリングレスモータ(70)を有効に活用して電動機システム(2)全体としての運転効率を高めることができる。なお、高速部分運転では、制御部(90)は、第1ベアリングレスモータ(60)の出力トルクを実質的にゼロにしてもよい。
低速部分運転時には、制御部(90)は、高速部分運転時よりも、第2ベアリングレスモータ(70)の出力トルクに対する第1ベアリングレスモータ(60)の出力トルクの比率を高める。例えば、制御部(90)は、低速部分運転において、第1ベアリングレスモータ(60)の出力トルクを、第2ベアリングレスモータ(70)の出力トルクよりも大きくする。このような制御により、第2ベアリングレスモータ(70)よりも低速運転時の効率が高い第1ベアリングレスモータ(60)を有効に活用して電動機システム(2)全体としての運転効率を高めることができる。なお、低速部分運転では、制御部(90)は、第2ベアリングレスモータ(70)の出力トルクを実質的にゼロにしてもよい。
−実施形態1の効果−
本実施形態の電動機システム(2)は、軸心回りに回転可能な駆動軸(30)と、それぞれが上記駆動軸(30)を回転駆動する第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)とを備え、上記第1ベアリングレスモータ(60)における固定子(64)と回転子(61)との間のエアギャップ(AG1)の大きさと、上記第2ベアリングレスモータ(70)における固定子(74)と回転子(71)との間のエアギャップ(AG2)の大きさとが、互いに異なる。ここで、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方は高速回転領域で、エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方は低速回転領域でそれぞれ他方よりも効率が高い。そのような第1ベアリングレスモータ(60)と第2ベアリングレスモータ(70)を組み合わせることにより、広い運転領域で効率の高い電動機システム(2)を提供することができる。
本実施形態の電動機システム(2)は、軸心回りに回転可能な駆動軸(30)と、それぞれが上記駆動軸(30)を回転駆動する第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)とを備え、上記第1ベアリングレスモータ(60)における固定子(64)と回転子(61)との間のエアギャップ(AG1)の大きさと、上記第2ベアリングレスモータ(70)における固定子(74)と回転子(71)との間のエアギャップ(AG2)の大きさとが、互いに異なる。ここで、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方は高速回転領域で、エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方は低速回転領域でそれぞれ他方よりも効率が高い。そのような第1ベアリングレスモータ(60)と第2ベアリングレスモータ(70)を組み合わせることにより、広い運転領域で効率の高い電動機システム(2)を提供することができる。
また、本実施形態の電動機システム(2)は、上記第1ベアリングレスモータ(60)および上記第2ベアリングレスモータ(70)は、上記エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方が上記固定子(64,74)に集中巻方式でコイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)が巻回され、上記エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方が上記固定子(64,74)に分布巻方式でコイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)が巻回されている。したがって、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方において、コイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)を集中巻方式で巻回することでコイルエンド長および巻線加工コストを低減できる。第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が小さい方において、コイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)を分布巻方式で巻回することで発生トルクを増大しかつ空間高調波を低減できる。
また、本実施形態の電動機システム(2)は、上記第1ベアリングレスモータ(60)および上記第2ベアリングレスモータ(70)が、上記エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方が、上記エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方よりも固定子コア(65,75)および回転子コア(62,72)の軸方向長さが長い。したがって、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が大きい方の発生トルクを増大することができる。
また、本実施形態の電動機システム(2)は、上記第1ベアリングレスモータ(60)および上記第2ベアリングレスモータ(70)を備える。したがって、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が小さい方において、エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方よりも大きな支持力を発生させることができる。例えば、第1ベアリングレスモータ(60)および第2ベアリングレスモータ(70)のうちエアギャップ(AG1,AG2)が小さい方を、要求支持力が相対的に大きい箇所(例えば、ターボ圧縮機(1)の駆動軸(30)においてインペラ(20)により近い箇所)に配置するといったことが可能となる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
例えば、第1電動機および第2電動機は、ベアリングレスモータ以外の任意のタイプの電動機によって構成されていてもよい。例えば、第1電動機および第2電動機は、表面磁石型同期モータ、埋込磁石同期モータ、巻線界磁同期モータ、同期リラクタンスモータ、スイッチトリラクタンスモータ、および誘導モータのいずれかのタイプの電動機によって構成されていてもよい。第1電動機および第2電動機は、同じタイプの電動機によって構成されていてもよいし、異なるタイプの電動機によって構成されていてもよい。第1電動機および第2電動機は、互いに同じ特性のものであってもよいし、互いに異なる特性のものであってもよい。
また、例えば、各ベアリングレスモータ(60,70)は、表面磁石型のベアリングレスモータ以外の任意のタイプのベアリングレスモータであってもよい。例えば、各ベアリングレスモータ(60,70)は、コンシクエントポール型、回転子の内部に永久磁石を埋め込んだ埋込磁石内蔵型(IPM:Interior Permanent Magnet)、インセット型、BPM(Buried Permanent Magnet)型、順突極型、同期リラクタンス型、スイッチトリラクタンス型、および誘導型のいずれかのタイプのベアリングレスモータであってもよい。
また、例えば、第1ベアリングレスモータ(60)の第1エアギャップ(AG1)の方が、第2ベアリングレスモータ(70)の第2エアギャップ(AG2)よりも大きくてもよい。
また、例えば、電動機システム(2)が備える電動機の数は、3つ以上であってもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、電動機システムについて有用である。
2 電動機システム
30 駆動軸
60 第1ベアリングレスモータ(第1電動機)
61 回転子
62 回転子コア
64 固定子
65 固定子コア
66a〜66c 駆動用コイル(コイル)
67a〜67c 支持用コイル(コイル)
70 第2ベアリングレスモータ(第2電動機)
71 回転子
72 回転子コア
74 固定子
75 固定子コア
76a〜76c 駆動用コイル(コイル)
77a〜77c 支持用コイル(コイル)
AG1 (第1ベアリングレスモータの)エアギャップ
AG2 (第2ベアリングレスモータの)エアギャップ
30 駆動軸
60 第1ベアリングレスモータ(第1電動機)
61 回転子
62 回転子コア
64 固定子
65 固定子コア
66a〜66c 駆動用コイル(コイル)
67a〜67c 支持用コイル(コイル)
70 第2ベアリングレスモータ(第2電動機)
71 回転子
72 回転子コア
74 固定子
75 固定子コア
76a〜76c 駆動用コイル(コイル)
77a〜77c 支持用コイル(コイル)
AG1 (第1ベアリングレスモータの)エアギャップ
AG2 (第2ベアリングレスモータの)エアギャップ
Claims (4)
- 軸心回りに回転可能な駆動軸(30)と、
それぞれが上記駆動軸(30)を回転駆動する第1電動機(60)および第2電動機(70)とを備え、
上記第1電動機(60)における固定子(64)と回転子(61)との間のエアギャップ(AG1,AG2)の大きさと、上記第2電動機(70)における固定子(74)と回転子(71)との間のエアギャップ(AG1,AG2)の大きさとは、互いに異なる
ことを特徴とする電動機システム。 - 請求項1において、
上記第1電動機(60)および上記第2電動機(70)は、上記エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方が上記固定子(64,74)に集中巻方式でコイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)が巻回され、上記エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方が上記固定子(64,74)に分布巻方式でコイル(66a〜66c,67a〜67c,76a〜76c,77a〜77c)が巻回されている
ことを特徴とする電動機システム。 - 請求項1または2において、
上記第1電動機(60)および上記第2電動機(70)は、上記エアギャップ(AG1,AG2)が大きい方が、上記エアギャップ(AG1,AG2)が小さい方よりも固定子コア(65,75)および回転子コア(62,72)の軸方向長さが長い
ことを特徴とする電動機システム。 - 請求項1〜3のいずれか1項において、
上記第1電動機(60)および上記第2電動機(70)は、ベアリングレスモータで構成されている
ことを特徴とする電動機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019060833A JP2020162349A (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | 電動機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019060833A JP2020162349A (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | 電動機システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020162349A true JP2020162349A (ja) | 2020-10-01 |
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ID=72643732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019060833A Pending JP2020162349A (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | 電動機システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020162349A (ja) |
-
2019
- 2019-03-27 JP JP2019060833A patent/JP2020162349A/ja active Pending
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