JP2020160926A - 労働時間表示方法、労働時間表示プログラムおよび労働時間表示装置 - Google Patents

労働時間表示方法、労働時間表示プログラムおよび労働時間表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】労働時間だけでは把握できない、労働者の労働負荷を直観的に把握可能に表示する。【解決手段】コンピュータに、労働者が実際に労働した第1の労働時間と、当該第1の労働時間に実行された労働の内容とを取得させる。コンピュータに、労働者が労働によって受ける負荷を示す負荷率を、第1の労働時間に乗算して、修正された労働時間を算出させる。コンピュータに、第1の労働時間を、修正された労働時間に応じた長さまたは幅を有するバーで表示させる。【選択図】図9

Description

本発明は、労働時間表示方法、労働時間表示プログラムおよび労働時間表示装置に関する。
近年、長時間労働による過労死や健康被害に鑑みて、労働環境改善のために様々な取り組みがなされている。
たとえば、作業負荷の計測と統計解析と結果の作成とを人手によらず自動的に迅速に実行可能とする作業負荷解析装置が提案されている(特許文献1)。また、設計業務の負荷管理や進捗度を定量的かつ逐次自動的に行う作業進度管理方法が提案されている(特許文献2)。また、会議関係者の抱えるアクションアイテムに関する重要度等を確認でき、負荷状況を把握できるようにした情報処理装置が提案されている(特許文献3)。また、作業員の安全衛生を管理する作業員管理装置が提案されている(特許文献4)。
特開平07−219994号公報 特開平09−073489号公報 特開2012−053628号公報 特許第6192885号公報
一つの側面では、労働時間だけでは把握できない、労働者の労働負荷を直観的に把握可能に表示することができる労働時間表示方法、労働時間表示プログラムおよび労働時間表示装置を提供することを目的とする。
第1の案では、コンピュータに、労働者が実際に労働した第1の労働時間と、当該第1の労働時間に実行された労働の内容とを取得させる。コンピュータに、労働者が労働によって受ける負荷を示す負荷率を、第1の労働時間に乗算して、修正された労働時間を算出させる。コンピュータに、第1の労働時間を、修正された労働時間に応じた長さまたは幅を有するバーで表示させる。
本発明の1実施形態によれば、労働時間だけでは把握できない、労働者の労働負荷を直観的に把握可能に表示することができる。
図1は、第1の実施形態にかかる労働時間表示システムの構成の一例を示す概略図である。 図2は、記憶部に記憶される労働者情報の構成の一例を示す図である。 図3は、記憶部に記憶されるスケジュールの構成の一例を示す図である。 図4は、記憶部に記憶される実績の構成の一例を示す図である。 図5は、記憶部に記憶される打刻情報の構成の一例を示す図である。 図6は、記憶部に記憶される第1負荷情報の構成の一例を示す図である。 図7は、記憶部に記憶される第2負荷情報の構成の一例を示す図である。 図8は、記憶部に記憶される習熟度情報の構成の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態にかかる労働時間表示システムにおいて表示される第1画面の一例を説明するための図である。 図10は、第1の実施形態にかかる労働時間表示システムにおいて表示される第2画面の一例を説明するための図である。 図11は、第1の実施形態にかかる画面生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図12は、第1の実施形態にかかる第1の強調処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、第1の実施形態にかかる第2の強調処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14は、実施形態にかかる労働時間表示プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示する労働時間表示方法、労働時間表示プログラムおよび労働時間表示装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる労働時間表示システム1は、たとえば、病院等で働く労働者(医師、看護師、薬剤師等)の労働時間を見える化する。ただし、労働時間表示システム1は、病院等に限らず多様な労働現場で使用することができる。以下においては、労働時間表示システム1が病院で働く労働者の労働時間を表示する場合を例として説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる労働時間表示システム1の構成の一例を示す概略図である。図1に示す労働時間表示システム1は、サーバ10と、情報処理端末20A〜20nと、データベース30と、タイムレコーダ40と、を備える。サーバ10と、情報処理端末20A〜20nと、データベース30と、タイムレコーダ40と、はネットワーク50を介して相互に通信可能に接続されている。
サーバ10は、情報処理端末20A〜20nを使用して労働する労働者の労働時間を表示する労働時間表示処理を実行する情報処理装置である。サーバ10は、労働時間表示装置の一例である。サーバ10の種類は特に限定されず、仮想サーバであっても物理サーバであってもよい。サーバ10の構成の詳細は後述する。
情報処理端末20A〜20nは、労働者が労働のために使用する情報処理端末である。以下、特に区別する必要がない場合は、情報処理端末20A〜20nをまとめて情報処理端末20とも呼ぶ。情報処理端末20の種類は特に限定されない。情報処理端末20はたとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、ポータブルコンピュータ、タブレットコンピュータ等であってよい。情報処理端末20は、労働者一人一人に割り当てられ業務に使用される端末(以下、個人端末20Xとも呼ぶ。)と、複数の労働者が共有して業務に使用する端末(以下、共有端末20Yとも呼ぶ。)と、を含む。
労働者一人一人に割り当てられる個人端末20Xには予め、当該個人端末20X上の操作ログをサーバ10に送信するための常駐エージェントがインストールされている。常駐エージェントは、個人端末20Xに労働者がログインする際、当該労働者のログインIDやパスワードにより労働者を一意に識別する。また、常駐エージェントは、当該労働者が個人端末20X上で実行する操作のログを記憶する。常駐エージェントは識別した労働者の情報(たとえば後述する労働者ID)と、記憶した操作のログと、を定期的にサーバ10に送信する。
複数の労働者が共有して業務に使用する共有端末20Yは、たとえば、電子カルテへの入力を可能にするために病院等で使用されるタブレットコンピュータである。労働者は、共有端末20Yから他の労働者と共有する情報を入力する。たとえば、医師である労働者は、共有端末20Yへ薬剤を処方するための指示(オーダとも呼ぶ。)を入力する。また、薬剤師は、共有端末20Yから処方箋を確認して薬剤を準備する。複数の労働者が共有して業務に使用する共有端末20Yのログは複数の労働者の労働実績を示す。
データベース30は、業務に関する情報を総合的に記憶する記憶装置である。データベース30はたとえば、電子カルテを記憶する。データベース30は、ネットワーク50を介して、情報処理端末20から入力される情報を収集して記憶する。電子カルテへの入力は個人端末20Xおよび共有端末20Yのいずれでも実行できる。また、電子カルテに記載された情報は、個人端末20Xおよび共有端末20Yのいずれでも閲覧できる。データベース30は、個人端末20Xおよび共有端末20Yからの電子カルテへの入力をほぼリアルタイムで反映し記憶する。
タイムレコーダ40は労働現場に設置され、労働者が携帯するICカード等により労働者の出退勤を記録する。ここでは、タイムレコーダ40は労働現場の入口および出口に設置されるものとする。労働者は労働現場に入るときはタイムレコーダ40にICカードをかざして入る。また、労働者は労働現場から出るときには、タイムレコーダ40にICカードをかざして出る。
ネットワーク50はたとえば、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワークまたはそれらの組み合わせであってよい。また、ネットワーク50は、有線ネットワーク、無線ネットワークまたはその組み合わせであってよい。
(サーバ10の構成の一例)
次に、サーバ10の構成について説明する。サーバ10は、記憶部110と、制御部120と、出力部130と、入力部140と、通信部150と、を備える。
記憶部110は、サーバ10における処理に使用される情報および処理の結果生成される情報を記憶する。記憶部110はたとえば、半導体メモリ素子や記憶装置である。半導体メモリ素子としては、VRAM(Video Random Access Memory)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ(flash memory)などが挙げられる。また、記憶装置としては、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置が挙げられる。
制御部120は、サーバ10の動作および機能を制御する。制御部120としてたとえば、各種の集積回路や電子回路を採用できる。また、制御部120に含まれる機能部の一部を別の集積回路や電子回路とすることもできる。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。制御部120の構成および機能については後述する。
出力部130は、サーバ10から情報を出力する機能部である。出力部130はたとえば、スクリーン、スピーカ、プリンタおよびそれらの周辺回路等を含む。本実施形態では、出力部130は、情報を表示するモニタ(表示部)を含む。
入力部140は、サーバ10への外部からの情報の入力を実現する機能部である。入力部140はたとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォンおよびそれらの周辺回路等を含む。
通信部150は、ネットワーク50を介したサーバ10と他の装置等との通信を実現する機能部である。通信部150はたとえば、ルータ、スイッチ、モデム、ポート等を含む。
(記憶部に記憶される情報)
記憶部110は、労働者記憶部111と、スケジュール記憶部112と、実績記憶部113と、打刻記憶部114と、負荷記憶部115と、習熟度記憶部116と、を含む。
労働者記憶部111は、労働者情報を記憶する。
図2は、記憶部110に記憶される労働者情報の構成の一例を示す図である。図2に示す労働者情報は、予めサーバ10の管理者等により記憶部110に入力され記憶される。図2に示す労働者情報は、「労働者ID」と、「氏名」と、「身分区分1」と、「その他」と、を含む。まず、「労働者ID」は、各労働者を一意に識別するための識別子(Identifier)である。「氏名」は、当該労働者の氏名である。「身分区分1」は、当該労働者の身分である。「身分区分1」はたとえば、当該労働者の連続勤務年数や、役職、職責を示す。また、「身分区分1」は、労働者の当該労働における習熟度の指標となる情報である。「その他」は、「氏名」および「身分区分1」以外の当該労働者に関する情報である。
たとえば、図2の例では、労働者ID「U0045」に対応付けて、「氏名、山田太郎」、「身分区分1、レジデント1年目」が記憶されている。これは、労働者ID「U0045」で特定される労働者は、山田太郎という氏名であることを示す。また、山田太郎は、現在レジデント1年目の医師であることを示す。
スケジュール記憶部112は、各労働者のスケジュールを記憶する。スケジュールは、各労働者について予定されている勤務内容、勤務時間である。なお、スケジュールは、労働者の役職や契約、事前申請等に応じて予め定められている。図3は、記憶部110に記憶されるスケジュールの構成の一例を示す図である。図3のスケジュールは、各労働者について予定されている各日の労働内容と労働時間を含む。なお、スケジュールは、労働者があらかじめ申請した残業、休日出勤、休暇等の情報を含んでもよい。また、スケジュールは労働者またはその管理者により適宜修正可能に構成されてもよい。
図3の例では、スケジュールは、「労働者ID」、「年月日」、「予定業務」、「時間」を含む。「労働者ID」は図2に示す「労働者ID」と同じである。「年月日」は当該労働者が労働する日付けである。「予定業務」は当該労働者について、対応する「年月日」の日に予定されている労働内容である。「時間」は対応する「予定業務」を当該労働者が実行する予定の時間である。
たとえば、図3の例では、労働者ID「U0045」で特定される労働者について、「年月日、20181217」、「予定業務、勤務(外科)」、「時間、8:00−17:00」が記憶されている。また、「予定業務、当直」、「時間、19:00−24:00」が記憶されている。これは、労働者ID「U0045」で特定される労働者は、2018年12月17日に、8時から17時まで外科で勤務する予定であることを示す。また、労働者ID「U0045」の労働者は、2018年12月17日に当直すなわち病院に泊まり込む予定であることを示す。また、当直は19時から24時までであることを示す。
実績記憶部113は、各労働者の実績を記憶する。実績は、各労働者が実際に労働した内容と労働時間とを含む。たとえば、医師や看護師である労働者は急患や事故により、予定していたスケジュールとは異なる内容の業務を実行する場合がある。また、医師や看護師である労働者は困難な手術が予定よりも長時間かかるなど、予定していたスケジュールと異なる時間に労働する場合がある。実績は、このような実際の労働内容と労働時間を含む。
図4は、記憶部110に記憶される実績の構成の一例を示す図である。図4の例では、実績は、「労働者ID」、「年月日」、「実働内容」、「時間」を含む。「労働者ID」は図2,3に示す「労働者ID」と同様である。「年月日」は、当該労働者が労働した日付けである。「実働内容」は、当該労働者が対応する年月日の日に実際に行った労働の内容を示す。「時間」は、当該労働者が対応する実働内容の労働を実行した時間を示す。
図4の例では、労働者ID「U0045」に対応付けて、「年月日、20181217」、「実働内容、外来」、「時間、8:00−12:00」が記憶されている。これは労働者ID「U0045」で特定される労働者は2018年12月17日の8時から12時まで外来病棟で労働していたことを示す。なお、実績記憶部113に記憶される実績は、情報処理端末20、データベース30およびタイムレコーダ40に記憶される情報に基づき抽出されるものとする。ただし、実績は他の手法で収集されて実績記憶部113に記憶されてもよい。また、実績は、情報処理端末20、データベース30、タイムレコーダ40のいずれか一つから取得される情報に基づき抽出されてもよい。実績の抽出手法は特に限定されない。
打刻記憶部114は、打刻情報を記憶する。打刻情報は、労働者がタイムレコーダ40を通過する際に、タイムレコーダ40が読み取った労働者のICカードの情報と、読み取りが実行された日時および通過方向の情報である。たとえば、労働者がタイムレコーダ40を通過する際には入るときと出るときとで異なるタイムレコーダ40がICカード読み取りを行うものとする。このため、タイムレコーダ40は、労働者の通過方向の情報を取得できる。
図5は、記憶部110に記憶される打刻情報の構成の一例を示す図である。図5の例では、打刻情報は、「労働者ID」、「年月日」、「IN」、「OUT」を含む。「労働者ID」はICカードから読み取られる労働者IDであり、図2〜図5に示す労働者IDと同じである。「年月日」は、タイムレコーダ40がICカードから情報を読み取ったときの年月日である。「IN」は、労働者が始業、出社したことを示す。また、「OUT」は、労働者が終業、退社したことを示す。なお、「IN」か「OUT」かは、タイムレコーダ40において識別されるものとする。
たとえば、図5の例では、「労働者ID、U0045」に対応付けて、「年月日、20181217」、「IN、7:30」、「OUT、NA」が記憶されている。これは、労働者ID「U0045」で特定される労働者は、2018年12月17日には、7時30分に出社したことを示す。また、当該労働者は、2018年12月17日には退社の記録がないことを示す。
負荷記憶部115は、負荷を記憶する。負荷とは、労働者が労働において受ける負荷を示す情報である。たとえば、医師が手術を行うときには、手術の難易度に応じて医師にかかる負荷は異なる。また、医師が連続して労働するとき、連続労働時間が長くなるにつれて負荷は大きくなる。また、医師が当直明けに緊急事態が発生してそのまま労働すると、休養をとってから労働する場合と比較して負荷は大きくなる。負荷記憶部115は、このように労働の内容や労働の状況に応じて労働者にかかる負荷の情報を記憶する。第1の実施形態では、負荷記憶部115は、負荷を第1負荷情報と第2負荷情報とに分けて記憶する。
図6は、記憶部110に記憶される第1負荷情報の構成の一例を示す図である。第1負荷情報は、労働の内容に応じて労働者にかかる負荷の情報である。負荷の定義づけは第1負荷率によって行う。
図6の例では、第1負荷情報は、「種別」、「難易度」、「対象」、「第1負荷率」を含む。「種別」は、労働の内容、ここでは、手術の種類を示す識別子である。「難易度」は、対応する手術の難易度を示す。「対象」は、対応する「種別」に含まれる具体的な手術名を示す。「第1負荷率」は、労働の内容に応じた係数である。「第1負荷率」はたとえば、対応する「種別」の手術を医師が実行した場合に、当該医師にかかる負荷を示す係数である。第1負荷率は、難易度に応じて設定される。たとえば、「種別、OPE1」に対応付けて、「難易度、A」、「対象、静脈血栓摘除術、〜」、「第1負荷率、1」が負荷記憶部115に記憶されている。これは、種別「OPE1」に区分される手術は、難易度がAであることを示す。図6の例では、「A」が最も難易度が低く、アルファベット順に「Z」に向けて徐々に難易度が高くなる。つまり、種別「OPE1」の手術は最も簡単な手術であることを示す。また、種別「OPE1」に分類される手術には、「静脈血栓摘除術」等が含まれることを示す。また、種別「OPE1」に分類される手術は、第1負荷率が「1」であることを示す。なお、図6には、手術についての第1負荷率のみを示すが、手術以外の労働内容についても第1負荷率を設定できる。第1負荷率は、労働者にかかる負荷が大きくなるほど大きくなる。
図7は、記憶部110に記憶される第2負荷情報の構成の一例を示す図である。第2負荷情報は、労働の状況に応じて労働者にかかる負荷の情報である。図7の例では、第2負荷情報は、所定の内容の労働を実行する前の労働者の状況に応じて、後続する労働により労働者にかかる負荷を定義する。たとえば、医師が手術を行う前に当直勤務をしていた場合や、連続して8時間以上勤務をしていた場合、労働者にかかる負荷が高くなると定義する。負荷の定義づけは第2負荷率によって行う。
図7の例では、第2負荷情報は、「種別」、「労働状況」、「対象」、「第2負荷率」を含む。「種別」は、第2負荷情報を一つ一つ識別するための識別子である。「労働状況」は、対応する種別に該当する労働者の労働状況である。「対象」は、対応する「労働状況」の後に実行された場合に、対応する「第2負荷率」が適用される労働内容、たとえば手術の種類である。「第2負荷率」は、対応する「労働状況」において対応する「対象」の労働を実行した場合に労働者にかかる負荷を示す係数である。たとえば、「種別、S01」に対応付けて、「労働状況、当直明け」、「対象、OPE」、「第2負荷率、1.2」が記憶されている。これは、種別「S01」に対応付けて、「当直明け」という労働状況が記憶されることを示す。また、労働者が当直明けにそのまま手術を行った場合、第2負荷率は「1.2」であることを示す。第2負荷率も、第1負荷率と同様、労働者にかかる負荷が大きくなるほど大きくなる。
習熟度記憶部116は、習熟度を記憶する。図8は、記憶部110に記憶される習熟度情報の構成の一例を示す図である。習熟度とは、労働者の労働における習熟度を示す。たとえば、同じ医師であっても経験に応じて習熟度が異なる。たとえば、アメリカの医師は、インターン、レジデント、シニアレジデント、アテンディング等、技術や知識に応じて異なる名称で呼ばれ、夫々習熟度が異なる。図8の例では、医師の実務年数に応じて、研修医、レジデント、チーフレジデント、専門医、指導医の順に習熟度が上がるものとしている。ここでは、医師になってから1〜2年目を研修医、3〜5年目をレジデント、6〜8年目をチーフレジデント、9年目以降を専門医および指導医と呼ぶ。なお、経験年数以外の指標に基づいて習熟度を設定してもよい。
図8の例では、習熟度は、「修練期間」、「身分区分2」、「技術度」、「身分区分1」、「第3負荷率」を含む。「修練期間」は、労働者が当該労働に従事してきた期間を示す。「身分区分2」は、労働者の概括的な身分すなわち肩書きを示す。身分区分2は、身分区分1よりも概括的、すなわち、上位概念的な分類である。「技術度」は、対応する「身分区分2」の労働者が有していると考えられる技術のレベルを示す。「身分区分1」は、各労働者の具体的な身分、たとえば、研修医、レジデント、チーフレジデント等の身分を示す。「身分区分1」は、図2に示す労働者情報に含まれる「身分区分1」と同様である。「第3負荷率」は対応する技術度の労働者が労働において受ける負荷を示す係数である。たとえば、図8の例では、「修練期間、1年目」に対応付けて、「身分区分2、初期臨床研修医」、「技術度、A」、「身分区分1、研修医1年目」、「第3負荷率、1.25」が記憶されている。これは、医師としての労働経験が「1年目」の労働者は、初期臨床研修医に区分されることを示す。また、初期臨床研修医の技術度、すなわち、習熟度は、「A」レベルであることを示す。なお、技術度は、A、B、C、D、Eの順に上がっていくものとする。また、技術度「A」に該当する身分区分1には、1年目の研修医が含まれることを示す。また、1年目の研修医が労働から受ける負荷の第3負荷率は、「1.25」であることを示す。第3負荷率は、技術度が上がるに伴って数値が低く設定される。
(第1画面例)
次に、第1の実施形態にかかる労働時間表示システム1により表示される画面例について説明する。図9は、第1の実施形態にかかる労働時間表示システム1において表示される第1画面の一例を説明するための図である。図9に示すように、第1画面は、縦軸方向に上から下に向けて古い日付けから新しい日付けに向けて、各日の労働時間が並列的に表示されている。また、各日について「予定」を示す第1バーB1と、「実績」を示す第2バーB2と、が表示されている。なお、図9の例では、第1バーB1は二つの部分からなり、第2バーB2は4つの部分(「外来」「準備」「OPE2」「当直勤務」)からなる。また、横軸方向に1日の時間が表示されている。なお、図9の例では、各日付けは、早朝4時から深夜24時を経過して翌日の朝4時までがひとつのバーとして示されている。ただし、一日の区切り方は図示するものに限定されず、労働の内容や種類に応じて任意の時刻をバーの端部とすることができる。
たとえば、図9の一番上の欄には12月17日の「予定」と「実績」が表示されている。「予定」は、労働者の勤務予定を示し、スケジュール記憶部112に記憶されるスケジュールに対応する。図9の例では、労働者は8時から17時まで勤務予定である。また、労働者は、19時から4時まで夜勤すなわち当直予定となっている。なお、図9の例では、第1バーB1のうち、「勤務予定」に対応する部分と、「当直予定」に対応する部分とは異なる色で表示している。スケジュール記憶部112に記憶させる「予定業務」の内容に応じて予め任意の色を設定しておくことでかかる表示態様を実現できる。
また、図9の一番上の欄に示す「実績」は、「外来」、「準備」、「OPE2」、「当直勤務」を含んでいる。また、第2バーB2のうち、「外来」、「準備」、「当直」に対応する部分よりも「OPE2」に対応する部分の幅が太くなっている。これは、負荷記憶部115に「OPE2」に対応付けて「第1負荷率、1.3」が記憶されているため、第2バーB2の表示態様が修正されているためである。
また、図9中、上から2番目の欄(12月18日)の「実績」中、第2バーB2のうち「OPE3」に対応する部分は、「12月17日」の「OPE2」よりも幅が太くなっている。これは、負荷記憶部115に記憶される「OPE3」の第1負荷率は、1.5であり、「OPE2」よりも高いためである。また、「12月17日」の「OPE3」は当直勤務明けに行われているため、第2負荷率(図7)が設定されている労働に該当する。このため、第2負荷率により第2バーB2の表示態様はさらに修正されている。また、第2負荷率が設定されているため、強調部125(後述)により強調表示の指示がされ、「OPE3」に対応する部分は、「OPE2」に対応する部分とは異なる色で表示されている。
また、図9中、「12月19日」に対応する欄の「実績」中、第2バーB2が上下2段に表示されている箇所は、労働者が二つの手術を掛け持ちして手術室を行き来しながら担当したケースを示している。
このように、第1の実施形態に係る労働時間表示システム1は、負荷率を用いて労働者の負荷を見える化する。このため、労働時間表示システム1は、単なる労働時間の長さでは測りきれない、各労働者の負荷を容易に認識可能に表示できる。
(第2画面例)
図10は、第1の実施形態にかかる労働時間表示システム1において表示される第2画面の一例を説明するための図である。図10に示す第2画面は、概ね図9の第1画面と同様である。ただし、第2画面は、「実績」とは別に「負荷」を示す第3バーB3を含む。また、「実績」を示す第2バーB2は、第1負荷率〜第3負荷率によって修正されていない。
第2画面では、実績に対応する労働時間に対応する第2バーB2の長さに第1負荷率〜第3負荷率を乗算して、修正した長さで第3バーB3を表示する。また、第2バーB2は修正されていない長さおよび幅で表示される。たとえば、図9に示す第1画面では、「12月17日」の「実績」中、「OPE2」は太い幅で表示されている。これに対して、図10の第2画面では、「OPE2」に対応する第3バーB3の部分は他の部分と同じ幅で表示されている。しかし、第3バーB3は「OPE2」に設定された第1負荷率〜第3負荷率が乗算されているため、図9の第2バーB2よりも長く表示されている。また、第3バーB3のうち、「予定」されていた労働時間を超える部分は他の部分とは異なる表示態様、たとえば異なる色で表示されている。このように、第2画面は、労働者の負荷を第1画面とは異なる態様で視覚化している。
(制御部120の構成および機能)
図1に戻り、制御部120について説明する。制御部120は、画面生成部121と、第1修正部122と、第2修正部123と、第3修正部124と、強調部125と、を含む。
画面生成部121は、画面生成処理を実行する。図11は、第1の実施形態にかかる画面生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。画面生成部121は、労働者のスケジュールと実績とを対応づける第1画面を生成する。まず、画面生成部121は、労働者と期間とを特定する(ステップS101)。労働者および期間はユーザ入力によって指定されてもよく、予め設定されていてもよい。画面生成部121は、スケジュール記憶部112を参照し、特定した労働者および期間に対応する、予定された労働内容および労働時間(スケジュール)を特定する(ステップS102)。さらに、画面生成部121は、実績記憶部113を参照し、実際に労働者が実行した労働内容および労働時間(実績)を特定する(ステップS102)。画面生成部121が特定した情報は記憶部110に記憶される。
第1修正部122は、第1負荷率に基づき第2バーB2の表示態様を修正する。第1修正部122は、画面生成部121が特定した情報に第1負荷率が設定されているか判定する(ステップS103)。第1修正部122は、まず、負荷記憶部115を参照し、画面生成部121が抽出した実績の労働内容に対して第1負荷率が設定されている(図6、第1負荷情報)か否かを判定する。そして、第1負荷率が設定されている場合(ステップS104、Yes)、設定されている第1負荷率を労働内容、労働時間に対応付けて記憶する(ステップS104)。第1負荷率が設定されていない場合(ステップS104、No)、第1修正部122は処理を第2修正部123に渡す。
第2修正部123は、第2負荷率に基づき第2バーB2の表示態様を修正する。第2修正部123は、画面生成部121が抽出した実績の労働内容を参照し、第2負荷情報(図7の「労働状況」、「対象」)に該当する労働内容の組み合わせがあるか否かを判定する。すなわち、第2修正部123は、画面生成部121が抽出した実績の労働内容に第2負荷率の設定があるか否かを判定する(ステップS105)。そして、第2修正部123は、第2負荷率の設定ありと判定した場合(ステップS105、Yes)、当該第2負荷率を記憶する(ステップS106)。第2負荷率が設定されていない場合(ステップS105、No)、第2修正部123は、処理を第3修正部124に渡す。
第3修正部124は、第3負荷率に基づき第2バーB2の表示態様を修正する。第3修正部124は、労働者記憶部111と習熟度記憶部116とを参照し、画面生成部121が抽出した労働者に対応する第3負荷率を抽出し記憶する(ステップS107)。そして、第3修正部124は、処理を画面生成部121に渡す。
画面生成部121は、ユーザ入力において第1画面と第2画面のいずれが指定されているかを判定する(ステップS108)。第1画面が指定されていると判定した場合(ステップS107、第1画面)、画面生成部121は、第1修正部122、第2修正部123、第3修正部124により抽出された第1〜第3負荷率を乗算し、乗算結果で第2バーB2の各部の幅を修正する(ステップS109)。そして、画面生成部121は第1バーB1と、修正後の幅で表示される第2バーB2と、を含む第1画面を表示する(ステップS110)。
他方、第2画面が指定されていると判定した場合(ステップS107、第2画面)、画面生成部121は、第1修正部122、第2修正部123、第3修正部124により抽出された第1〜第3負荷率を乗算し、乗算結果で第2バーB2の各部の長さを修正した長さを算出する(ステップS111)。そして、画面生成部121は第1バーB1と、修正してない第2バーB2と、第3バーB3と、を含む第2画面を表示する(ステップS112)。これで画面生成処理は終了する。なお、上記画面生成処理は、負荷率を労働時間に応じて決定されるバーの長さまたは幅に乗算するものとして説明した。ただし、実際の処理においては、労働時間の数値に負荷率を乗算して、乗算結果に応じた長さ、幅、または面積でバーの各部分を表示すればよい。
(強調処理)
図12は、第1の実施形態に係る第1の強調処理の流れの一例を示すフローチャートである。強調部125は、上記画面生成処理によって生成される第1画面および第2画面に強調表示を追加する。たとえば、強調部125は、第2修正部123による修正対象となった労働内容に対応する第2バーB2の部分を強調表示させる。第2修正部123は、修正対象となる労働内容の組み合わせがあると判定した場合、強調部125に通知する。強調部125は、通知があったか否かを判定する(ステップS1101)。そして、通知があったと判定した場合(ステップS1101、Yes)、強調部125は、修正対象となる労働内容の組み合わせに対応する第2バーB2の部分を他の部分とは異なる態様で表示するよう画面生成部121に通知する(ステップS1102)。他方、通知がなかったと判定した場合(ステップS1101、No)、強調部125はステップS1101を繰り返す。
第1の強調処理はたとえば、労働者が図7の種別「S03」に該当する労働内容である、10時間を超える勤務後の手術(OPE3)を実行している場合に実行される。この場合、強調部125は、第2バーB2中、「OPE3」を実行した時間帯に対応する部分を強調表示するよう通知する。たとえば、「OPE3」のデフォルトの色が「薄桃色」であれば、「ショッキングピンク」に変更して表示する等である。なお、第1の強調処理は、第2負荷率が適用される場合だけでなく、第1負荷率が適用される場合、第3負荷率が適用される場合、または2以上の負荷率が適用される場合に実行するようにしてもよい。
図13は、第1の実施形態に係る第2の強調処理の流れの一例を示すフローチャートである。強調部125は、第1の強調処理に加えて、または、第1の強調処理に代えて第2の強調処理を実行することができる。第2の強調処理においては、第3バーB3のうち、第2バーB2よりも長くなった部分を強調表示する。まず、強調部125は、第2バーB2のいずれかの部分について第1〜第3負荷率の乗算結果が1を上回っているか否かを判定する(ステップS1201)。1以上と判定した場合(ステップS1201、Yes)、強調部125は、当該部分の1を超える部分について強調表示するよう画面生成部121に指示する(ステップS1202)。他方、1以上ではないと判定した場合(ステップS1201、No)、強調部125は処理を終了する。なお、図13の処理に代えて、予定労働時間と負荷率乗算後の労働時間とを比較して、負荷率乗算後の労働時間が長い場合に、予定労働時間を超える部分を強調表示してもよい。
[変形例]
上記第1の実施形態では、サーバ10は、第1負荷率、第2負荷率および第3負荷率をすべて使用して、第2バーB2の表示態様を修正した。これに限らず、第1負荷率、第2負荷率、第3負荷率のいずれか1つまたは2つを使用して負荷を算出し表示してもよい。算出した負荷は、図9、図10のグラフ以外の態様で表示してもよい。また、表示態様をユーザ入力に応じて適宜切り替えることができるようにサーバ10を構成してもよい。たとえば、第1画面と第2画面とをユーザ入力に応じて切り替えて表示してもよい。また、長さや幅を修正せずに第2バーB2を表示した後、第1画面や第2画面に切り替えたり、各画面を並列表示させることができるように構成してもよい。
なお、上記実施形態において、打刻情報から得られる労働者の始業時間および終業時間を第1画面および第2画面において第1バーB1、第2バーB2、第3バーB3に並べて表示してもよい。このように労働時間表示装置を構成すれば、労働者が退社しようとして打刻した後に、さらに労働した場合や、打刻せずに早朝勤務した場合なども画面上に表現することができる。
[第1の実施形態の効果]
上記第1の実施形態にかかる労働時間表示方法は、コンピュータに、労働者が実際に労働した第1の労働時間と、当該第1の労働時間に実行された労働の内容とを取得させる。コンピュータに、労働者が労働によって受ける負荷を示す負荷率を、第1の労働時間に乗算して、修正された労働時間を算出させる。コンピュータに、第1の労働時間を、修正された労働時間に応じた長さまたは幅を有するバーで表示させる。このため、労働時間表示方法は、実際の労働時間に対して、労働から受ける負荷が各労働者によって異なる場合に、各労働者の負荷を容易に認識可能な態様で表示できる。このため、労働時間表示方法は、労働時間だけでは把握できない、労働者の労働負荷を直観的に把握可能に表示することができる。
また、第1の実施形態に係る労働時間表示方法は、コンピュータに、労働の内容に応じた第1負荷率、第1の労働時間の前の労働者の状態に応じた第2負荷率、および労働者の習熟度に応じた第3負荷率のいずれか1以上を、第1の労働時間に乗算させる。そして、労働時間表示方法は、コンピュータに、修正された労働時間を算出させる。このため、労働時間表示方法は、労働の内容、労働前後の労働者の状態、および労働者の労働における習熟度等、労働者によって負荷が変動する要因となる条件を加味して、労働者の労働負荷を表示できる。
また、第1の実施形態に係る労働時間表示方法は、コンピュータに、第1の労働時間に対応する労働者の予定労働時間に応じた長さを有するバーと、修正された労働時間に応じた長さを有するバーと、を時間軸に沿って並べて表示させる。このため、労働時間表示方法は、予定していた労働時間と対応付けて、実際の労働による労働者の負荷を表示できる。
また、第1の実施形態に係る労働時間表示方法は、コンピュータに、修正された労働時間から予定労働時間を減算して得られる時間の長さに対応する、修正された労働時間に応じた長さを有するバーの一部を他の部分と異なる態様で表示させる。このため、労働時間表示方法は、容易に認識可能な態様で、予定より増加した労働負荷を表示できる。
また、第1の実施形態に係る労働時間表示方法は、コンピュータに、労働者の始業時刻および終業時刻を示す打刻情報を取得させる。そして、労働時間表示方法は、コンピュータに、労働者の打刻情報が示す始業時刻から終業時刻までの時間に応じた長さおよび幅を有するバーを、時間軸に沿ってさらに並べて表示させる。このため、労働時間表示方法は、実際の打刻の状況と比較しつつ、予定労働時間や、実際の労働負荷を表示できる。
また、第1の実施形態に係る労働時間表示方法は、コンピュータに、第1負荷率、第2負荷率および第3負荷率のうち、1を超える値の負荷率が乗算された場合に、第1の労働時間に対応するバーを強調表示させる。このため、労働時間表示方法は、負荷が高くなった労働時間や労働内容を容易に認識可能な態様で表示できる。
[第2の実施形態]
これまで開示の装置に関する実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施形態を説明する。
[クラウドコンピューティングによる実装]
開示の労働時間表示プログラムは、クラウドシステムを構成するサーバに実装し、クラウドシステムを介して、様々な場所に存在するユーザについて管理者が容易に当該ユーザの労働状況すなわち情報処理装置の操作状態を管理するために使用することができる。このようにすれば、広範な地域に散らばる会社施設での勤務者の勤務状態を一括して管理することができ、効率的な労働管理を実現することができる。
[分散および統合]
図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。たとえば、上記実施形態において、サーバ10(労働時間表示装置)の機能として説明した機能の一部または全部を情報処理端末20において実行してもよい。また、サーバ10において画面作成処理および強調処理により生成した画面を、たとえば仮想デスクトップ等により情報処理端末20に表示させてもよい。
[労働時間表示プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをサーバ等のコンピュータからタブレット端末やノート型コンピュータ等のコンピュータに配布し、サーバとコンピュータとが処理を協働して実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図14を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する労働時間表示プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図14は、実施形態にかかる労働時間表示プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図14に示すように、コンピュータ1000は、操作部1100と、ディスプレイ1200と、通信部1300とを有する。さらに、このコンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1400と、ROM(Read Only Memory)1500と、RAM(Random Access Memory)1600と、HDD(Hard Disk Drive)1700とを有する。これら1100〜1700の各部はバス1800を介して接続される。
HDD1700には、図14に示すように、上記の実施形態で示した各部と同様の機能を発揮するモジュールを実装することができる労働時間表示プログラム1700aが予め記憶される。この労働時間表示プログラム1700aについては、図1に示した各々の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。すなわち、HDD1700に記憶される各データは、常に全てのデータがHDD1700に記憶される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD1700に記憶されればよい。
そして、CPU1400が、労働時間表示プログラム1700aの各モジュールをHDD1700から読み出してRAM1600に展開する。これによって、図14に示すように、労働時間表示プログラム1700aは、労働時間表示プロセス1600aとして機能する。この労働時間表示プロセス1600aは、HDD1700から読み出した各種データを適宜RAM1600上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、労働時間表示プロセス1600aは、図1に示した各処理部にて実行される処理を含む。また、CPU1400上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU1400上で動作する必要はなく、必要な処理部のみが仮想的に実現されればよい。
なお、上記の労働時間表示プログラム1700aについては、必ずしも最初からHDD1700やROM1500に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。または、DVD(Digital Versatile Disc)ディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ1000がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN(Wide Area Network)などを介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておいてもよい。そして、コンピュータ1000がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 労働時間表示システム
10 サーバ(労働時間表示装置)
110 記憶部
111 労働者記憶部
112 スケジュール記憶部
113 実績記憶部
114 打刻記憶部
115 負荷記憶部
116 習熟度記憶部
120 制御部
121 画面生成部
122 第1修正部
123 第2修正部
124 第3修正部
125 強調部
130 出力部(表示部)
140 入力部
150 通信部
20A〜20n 情報処理端末
30 データベース(電子カルテ)
40 タイムレコーダ
50 ネットワーク
B1 第1バー
B2 第2バー
B3 第3バー

Claims (8)

  1. コンピュータに、
    労働者が実際に労働した第1の労働時間と、当該第1の労働時間に実行された労働の内容とを取得させ、
    前記労働者が前記労働によって受ける負荷を示す負荷率を、前記第1の労働時間に乗算して、修正された労働時間を算出させ、
    前記第1の労働時間を、前記修正された労働時間に応じた長さまたは幅を有するバーで表示させる、
    労働時間表示方法。
  2. 前記コンピュータに、
    前記労働の内容に応じた第1負荷率、前記第1の労働時間の前の前記労働者の状態に応じた第2負荷率、および前記労働者の習熟度に応じた第3負荷率のいずれか1以上を、前記第1の労働時間に乗算させて、前記修正された労働時間を算出させる、
    請求項1に記載の労働時間表示方法。
  3. 前記コンピュータに、
    前記第1の労働時間に対応する前記労働者の予定労働時間に応じた長さを有するバーと、前記修正された労働時間に応じた長さを有するバーと、を時間軸に沿って並べて表示させる、
    請求項2に記載の労働時間表示方法。
  4. 前記コンピュータに、
    前記修正された労働時間から前記予定労働時間を減算して得られる時間の長さに対応する、前記修正された労働時間に応じた長さを有するバーの一部を他の部分と異なる態様で表示させる、
    請求項3に記載の労働時間表示方法。
  5. 前記コンピュータに、
    前記労働者の始業時刻および終業時刻を示す打刻情報を取得させ、
    前記労働者の打刻情報が示す始業時刻から終業時刻までの時間に応じた長さを有するバーを、前記時間軸に沿ってさらに並べて表示させる、
    請求項3または4に記載の労働時間表示方法。
  6. 前記コンピュータに、
    前記第1負荷率、前記第2負荷率および前記第3負荷率のうち、1を超える値の負荷率が乗算された場合に、前記第1の労働時間に対応するバーを強調表示させる、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の労働時間表示方法。
  7. 労働者が実際に労働した第1の労働時間と、当該第1の労働時間に実行された労働の内容とを取得させ、
    前記労働者が前記労働によって受ける負荷を示す負荷率を、前記第1の労働時間に乗算して、修正された労働時間を算出させ、
    前記第1の労働時間を、前記修正された労働時間に応じた長さまたは幅を有するバーで表示させる、
    手順を含む処理を、コンピュータに実行させる労働時間表示プログラム。
  8. 労働者が実際に労働した第1の労働時間と、当該第1の労働時間に実行された労働の内容とを取得し、
    前記労働者が前記労働によって受ける負荷を示す負荷率を、前記第1の労働時間に乗算して、修正された労働時間を算出し、
    前記第1の労働時間を、前記修正された労働時間に応じた長さまたは幅を有するバーで表示する、
    各処理を実行する制御部を備える労働時間表示装置。
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