JP2020160762A - 情報処理装置、コンテンツ制御装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、コンテンツ制御装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 人物に応じたコンテンツの予測に用いられる所望のデータを取得する情報処理装置、情報処理方法、プログラム等を提供することを主要な目的とする。【解決手段】 出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する視聴データ生成手段と、前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定する判定手段と、前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更するスケジュール変更手段と、を備える。【選択図】 図3

Description

本開示は、コンテンツを出力するスケジュールを制御する装置、方法、及びプログラムに関する。
店舗や公共施設等において、デジタルサイネージと呼ばれる電子機器を用いて情報発信を行うシステムが用いられている。
デジタルサイネージでは、静的に決定されたスケジュールに基づいて、出力するコンテンツの切り替えが行われている。近年では、コンテンツによる宣伝効果を向上させるため、撮像装置を用いて一定の範囲を撮像し、当該一定の範囲に位置する人物の情報に基づいて、動的にスケジュールを決定し、コンテンツを切り替える方法が知られている。例えば、撮像された人物の属性を抽出し、抽出された人物の属性に基づいて、宣伝効果が高いと予測されるコンテンツを出力する方法がある。
特許文献1には、視聴者のグループに応じた適切なコンテンツを表示することのできるデジタルサイネージ端末が開示されている。特許文献1に開示される技術では、予め、グループとコンテンツとを関連付けたデータを記憶する。そして、撮像装置を用いて撮像した複数の人物の属性(性別や年齢等)を抽出し、抽出した属性に基づいて、当該複数の人物をグループに分類し、分類したグループに関連付けられたコンテンツを出力する。
特開2013−140196号公報
ところで、人物の属性に基づいて、適切なコンテンツを選択するために、コンテンツの視聴に関する視聴データを取得する場合がある。
視聴データに基づいて、適切なコンテンツを選択するためには、偏りのない豊富な視聴データを取得することが望ましい。しかしながら、視聴データの取得環境によっては、計画通りに集められない場合がある。
特許文献1には、視聴データの取得について開示されていない。
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、適切なコンテンツの選択に用いられる所望のデータを取得する情報処理装置等を提供することを主要な目的とする。
本発明の一態様にかかる情報処理装置は、出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する視聴データ生成手段と、前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定する判定手段と、前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更するスケジュール変更手段と、を備える。
本発明の一態様にかかる情報処理方法は、出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成し、前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更する。
本発明の一態様にかかるプログラムは、出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する処理と、前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定する処理と、前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更する処理と、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、適切なコンテンツの選択に用いられる所望のデータを収集することが可能になる、という効果が得られる。
各実施形態における情報処理装置及びコンテンツ制御装置を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかるコンテンツ制御システムの構成の一例を模式的に示す図である。 第1の実施形態にかかるコンテンツ制御システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかる予測モデルの設定情報の一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる取得パターンの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる出力スケジュールの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる視聴データ生成部の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかる判定部の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかるスケジュール生成部の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態にかかるコンテンツ選択部の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態にかかる視聴データ生成部の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態にかかる測定データの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる視聴データの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる判定部及びスケジュール変更部の動作の一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる変更後の出力スケジュールの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる変更後の出力スケジュールの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる予測モデル生成部の動作の一例を示す図である。 第2の実施形態にかかる判定部の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態にかかる予測モデルの設定情報の一例を示す図である。 第2の実施形態にかかる判定部及びスケジュール変更部の動作の一例を示す図である。 第3の実施形態にかかる情報処理装置の最小構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態にかかる情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
各実施形態のハードウェアの構成例
各実施形態にかかる情報処理装置及びコンテンツ制御装置を構成するハードウェアの一例について説明する。図1は、各実施形態における情報処理装置及びコンテンツ制御装置を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1が示す各ブロックは、各実施形態における情報処理装置、情報処理方法及びコンテンツ制御装置のそれぞれを実現するコンピュータ装置10と、ソフトウェアとの任意の組み合わせにより実現できる。
図1に示すように、コンピュータ装置10は、1または複数のプロセッサ11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、記憶装置14、入出力インタフェース15およびバス16を備える。
記憶装置14は、プログラム18を格納する。プロセッサ11は、RAM12を用いて本情報処理装置及び本コンテンツ制御装置にかかるプログラム18を実行する。具体的には、例えば、プログラム18は、図9、図10、図11、図14及び図17に示す処理、または図20及び図22に示す処理をコンピュータに実行させるプログラムを含む。プロセッサ11が、プログラム18を実行することにより、本情報処理装置の各構成要素(後述する、視聴データ生成部510、判定部520及びスケジュール変更部530)及び本コンテンツ制御装置のうち、情報処理装置を除く各構成要素(後述する、スケジュール生成部110、取得部120、コンテンツ選択部130及び分析部140)の機能が実現される。プログラム18は、ROM13に記憶されていてもよい。また、プログラム18は、記録媒体20に記録され、ドライブ装置17によって読み出されてもよいし、外部装置からネットワークを介して送信されてもよい。
入出力インタフェース15は、周辺機器(キーボード、マウス、表示装置など)19とデータをやり取りする。入出力インタフェース15は、データを取得または出力する手段として機能する。バス16は、各構成要素を接続する。
なお、情報処理装置及びコンテンツ制御装置の実現方法には様々な変形例がある。例えば、情報処理装置及びコンテンツ制御装置は、専用の装置として実現することができる。また、情報処理装置を、コンテンツ制御装置とは異なる、コンテンツ制御装置と通信可能な専用の装置として実現できる。また、情報処理装置及びコンテンツ制御装置は、複数の装置の組み合わせにより実現することができる。
各実施形態の機能における各構成要素を実現するためのプログラムを記録媒体に記録させ、該記録媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記録媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記録媒体はもちろん、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。
該記録媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disc)−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記録媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
第1の実施形態
次に、デジタルサイネージを構成するコンテンツ制御システムの各構成要素の概要について説明する。
図2は、第1の実施形態にかかるコンテンツ制御システム1000の構成の一例を模式的に示す図である。図2に示すように、コンテンツ制御システム1000は、コンテンツ制御装置100と、撮像装置200と、出力装置300と、管理端末400とを備える。コンテンツ制御システム1000は、少なくともコンテンツ制御装置100の制御に基づいて、出力装置300にコンテンツを出力させるシステムである。
コンテンツ制御装置100は、撮像装置200と、出力装置300と、管理端末400と相互に通信可能に接続されている。ここで、コンテンツ制御装置100は、複数の撮像装置200及び複数の出力装置300と接続されてもよい。
図3は、図2に示したコンテンツ制御システム1000の機能構成の一例を示すブロック図である。図3が示すコンテンツ制御装置100内のそれぞれのブロックは、単一の装置内に実装されてよく、あるいは、複数の装置にわかれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
図3に示すように、コンテンツ制御装置100は、情報処理装置500を含む。また、コンテンツ制御装置100は、スケジュール生成部110と、取得部120と、コンテンツ選択部130と、分析部140とを備える。コンテンツ制御装置100は、撮像装置200及び管理端末400から取得した情報に基づいて、出力装置300に出力させるコンテンツを選択する機能を有する。また、コンテンツ制御装置100は、選択したコンテンツに関する視聴データに基づいて、当該コンテンツの宣伝効果を予測するための予測モデルを生成する機能を有する。以降、情報処理装置500が、コンテンツ制御装置100に含まれる例について説明するが、この例に限らない。例えば、情報処理装置500は、コンテンツ制御装置100と通信可能に接続された、独立した装置であってもよい。
撮像装置200は、所定の範囲を撮像する装置である。撮像装置200が撮像する範囲を「撮像範囲」と称する。図2において、出力装置300の前方側に位置する点線で示した範囲を撮像範囲とする。撮像範囲は、例えば、出力装置300の前方であって、出力装置300が設置された場所の中心点から半径5メートル以内の範囲でもよいし、出力装置300前方の5メートル四方の範囲等であってもよい。また、撮像範囲内に位置する人物は、出力装置300にて出力されたコンテンツを視聴可能であるとする。撮像装置200は、撮像範囲を撮像し、生成した撮像データをコンテンツ制御装置100に送信する。
出力装置300は、例えば、平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や文字などのコンテンツを表示するサイネージ端末である。図3に示すように、出力装置300は、コンテンツ記憶部310を備える。コンテンツ記憶部310は、少なくともコンテンツの実データを含む。出力装置300は、コンテンツ制御装置100によって選択されたコンテンツを、コンテンツ記憶部310から読み出し、当該読み出したコンテンツを平面ディスプレイ等に出力する。なお、本実施形態では、出力装置300への動画配信方式として、コンテンツをあらかじめ蓄積して再生する蓄積再生型を採用したが、コンテンツをストリーミング配信で受け、再生出力するストリーミング型を採用してもよい。
ここで、撮像装置200及び出力装置300が、それぞれ複数存在している場合、出力装置300それぞれの撮像範囲は、少なくとも1の撮像装置200によって撮像されている。
管理端末400は、コンテンツ制御システム1000を管理するための入出力手段を備えた装置である。管理端末400は、例えばパーソナルコンピュータであってよい。管理端末400は、予測モデル及び、コンテンツ制御装置100によって選択されるコンテンツの出力スケジュール(詳細は後述する)を生成するための情報を、コンテンツ制御装置100に送信する。
図2及び図3では、コンテンツ制御装置100、撮像装置200、出力装置300及び管理端末400は、それぞれ独立した装置として示されているが、これに限定されない。すなわち、例えば、コンテンツ制御装置100は、出力装置300に含まれてもよい。また、コンテンツ制御装置100は、撮像装置200、出力装置300及び管理端末400が一体となった装置に含まれてもよい。また、コンテンツ制御装置100は、オンプレミス環境で構築されてもよいし、クラウド環境で構築されてもよい。
次に、コンテンツ制御装置100の各構成要素の概要について説明する。
スケジュール生成部110は、取得パターン生成部111と、取得パターン記憶部112と、出力スケジュール制御部113と、出力スケジュール記憶部114とを備える。スケジュール生成部110は、管理端末400から取得した情報に基づいて出力スケジュールを生成する。
取得部120は、撮像データ取得部121と、属性抽出部122と、環境情報取得部123とを備える。取得部120は、撮像装置200から取得した撮像データを用いて、人物に関する情報、すなわち、人物に関する測定データを抽出する。また、取得部120は、通信可能に接続された図示しない外部の装置等から、環境情報を取得する。なお、取得部120は、撮像装置200が備えてもよいし、撮像装置200とコンテンツ制御装置100とに、通信可能に接続された図示しない外部の装置が備えてもよい。
コンテンツ選択部130は、データ取得部131と、条件判定部132と、コンテンツ通知部133とを備える。コンテンツ選択部130は、スケジュール生成部110から出力スケジュールを読み出し、読み出された出力スケジュールに従って、出力装置300に出力させるコンテンツを選択する。
分析部140は、予測モデル生成部141と、予測モデル記憶部142とを備える。分析部140は、コンテンツの宣伝効果を予測するための予測モデルを生成する。なお、分析部140は、コンテンツ制御装置100と通信可能に接続された図示しない外部の装置が備えてもよい。
情報処理装置500は、視聴データ生成部510と、判定部520と、スケジュール変更部530とを備える。情報処理装置500は、出力装置300が出力したコンテンツに関する視聴データを生成し、生成した視聴データに関する所定の判定を行い、判定の結果に基づいて、出力スケジュールを変更する。ここで、視聴データとは、取得部120からの人物に関する測定データに基づいて生成されるデータであって、コンテンツを視聴した人物に関する情報である。また、視聴データには、例えば、コンテンツが出力されている際、デジタルサイネージ端末の周辺に位置した人物に関する情報を含んでもよい。視聴データは、出力装置300で出力されるコンテンツごとに生成される(詳細は後述する)。
次に、スケジュール生成部110、取得部120、コンテンツ選択部130及び分析部140それぞれの、構成要素の詳細について説明する。
スケジュール生成部110の詳細
スケジュール生成部110の各構成要素の詳細について説明する。取得パターン生成部111は、管理端末400から、予測モデルを生成するための、目的変数及び説明変数に関する情報(以下、「予測モデルの設定情報」とも称する)を取得する。予測モデルの設定情報は、コンテンツ制御システム1000の管理者または利用者(以下、単に「管理者」とも称する)により指定される情報である。
目的変数は、例えば、コンテンツの宣伝効果を表す指標である。ここで、コンテンツの宣伝効果を表す指標とは、例えば、視聴量及び視聴率である。視聴量は、出力装置300がコンテンツを出力している間の、当該コンテンツを視聴した人数であってもよいし、当該コンテンツを視聴した人物の撮像範囲における滞在時間の合計であってもよい。視聴率は、出力装置300がコンテンツを出力している間の、撮像範囲に位置した人数のうち、当該コンテンツを視聴した人数の割合であってもよいし、撮像範囲に位置した人物の滞在時間の合計のうち、当該コンテンツを視聴した人物の滞在時間の合計であってもよい。
説明変数には、例えば、人物の属性や、環境情報が設定される。
図4は、予測モデルの設定情報の一例を示す図である。図4の例では、目的変数には、「視聴率」が設定され、説明変数には、「場所」、「時間」、「曜日」、「性別」、「年齢層」及び「コンテンツID(IDentification)」の各項目が設定されている。ここで、コンテンツIDは、コンテンツを識別する情報である。
取得パターン生成部111は、予測モデルの設定情報をもとに、取得パターンを生成する。取得パターンとは、管理者が取得したいデータのパターンであり、環境情報または人物に関する情報の属する値のうち、少なくとも1つの値によって指定された、1以上のパターンである。例えば、取得パターンは、説明変数に指定された項目の組み合わせをもとに生成されたデータセットでもよい。
図5は、取得パターンの一例を示す図である。取得パターンは、複数の項目に対するデータのセットで構成される。図5では、3つの取得パターン、すなわち取得パターン1、2及び3を示す。例えば、取得パターン1では、コンテンツIDに「0001」、曜日に「月曜日」、時間帯に「10:00−12:00」、場所に「場所1」、性別に「女性」、年齢層に「20代」の各値が設定されている。これは、曜日が「月曜日」、時間帯が「10:00−12:00」、場所が「場所1」である環境のとき、性別が「女性」、年齢層が「20代」である属性の人物が検出された場合、コンテンツIDが「0001」のコンテンツを出力し、測定データを取得することを意味する。このとき、測定データとは、コンテンツを出力している間に撮像範囲に位置する人物に関する情報である。すなわち、測定データを取得するとは、撮像装置200により取得される撮像データから、コンテンツを出力している間に撮像範囲に位置する人物に関する情報を取得することを示す。
また、図5に示すように、取得パターンごとに、「取得数」及び「ルール」が設定されている。「取得数」とは、取得パターンに対応するスケジュール(詳細は後述する)に従って出力されたコンテンツに関して生成される視聴データの数の目標値である(「第1の目標値」とも称する)。ここで、視聴データは、コンテンツが1回出力される度に1つ生成される。すなわち、生成される視聴データの数は、取得パターンごとのコンテンツの出力回数に対応する。「ルール」とは、各々の取得パターンにおける、測定データの取得に関するルールであり、例えば、取得する測定データの優先度が規定される。図5の例では、取得パターン3に、取得パターン3に対応する測定データの取得より、取得パターン1及び取得パターン2に対応する測定データの取得を優先させることが示されている。また、図5の例では、すべての取得パターンに対して同じ目標値が設定されているが、取得パターンごとに異なる目標値を設定してもよい。また、目標値が、取得パターンごとに設定されることが示されているが、すべての取得パターンに対して一つの目標値が設定されてもよい。
取得パターン生成部111は、管理端末400を介して管理者が入力した値を用いて取得パターンを生成してもよい。例えば、取得パターン生成部111は、環境情報及び人物の属性を構成する各項目、コンテンツID、目標値及びルールの具体的な値を入力するための入力画面を、管理端末400に表示してもよい。この例に限らず、取得パターン生成部111は、説明変数に指定された項目のランダムな値を用いて、取得パターンを生成してもよい。
取得パターン記憶部112は、取得パターン生成部111が取得した予測モデルの設定情報と、生成した取得パターンとを記憶する。
出力スケジュール制御部113は、取得パターン記憶部112から取得パターンを読み出し、読み出した取得パターンに基づいて出力スケジュールを生成する。具体的には、取得パターンに設定された各項目の値に基づいて、取得パターンごとに、コンテンツを出力する個別出力スケジュールを生成する。
個別出力スケジュールは、コンテンツごとの出力スケジュールであり、各コンテンツを出力するための条件と、当該出力するコンテンツに関する情報とを関連付けた情報とを含む。条件は、環境情報及び属性の、少なくとも1の項目の値を含む。出力するコンテンツに関する情報は、例えば、コンテンツID及びコンテンツの出力時間である。
ここで、生成された各個別出力スケジュールの総称を出力スケジュールと称する。また、以降、本明細書において、個別出力スケジュールを、単にスケジュールとも称する。コンテンツ制御装置は、個別出力スケジュールの条件に指定された項目の値と、取得部120が取得した環境情報及び属性の値とが合致した場合、当該条件に関連付けられたコンテンツを出力装置300が出力するよう制御する。
図6は出力スケジュールの一例を示す図である。図6には、3つの個別出力スケジュール、すなわち、スケジュール1、2及び3を示す。スケジュール1、2及び3は、それぞれ取得パターン1、2及び3に対応している。「出力」は、上述した、出力するコンテンツに関する情報を示す。例えば、スケジュール1は、「月曜日」の「10:00−12:00」の時間帯に「場所1」において、「20代」の「女性」が撮像範囲に位置していた場合、出力時間「5分」の、コンテンツID「0001」のコンテンツを出力することを示している。
また、出力スケジュールには、目標値及びルールが設定されている。これらは、取得パターンに設定された目標値及びルールのそれぞれに対応する。出力スケジュールに設定されたルールは、スケジュール間の優先度を示す。図6の例では、スケジュール3に、取得パターン3に設定されたルールに対応するルールが設定されている。ここでは、スケジュール1及び3の間の優先度と、スケジュール2及び3の間の優先度とが規定されている。例えば、スケジュール1及び3の環境情報及び属性の条件が満たされた場合、スケジュール1に指定されたコンテンツを優先的に出力することが示される。
出力スケジュール記憶部114は、出力スケジュール制御部113が生成した出力スケジュールを記憶する。
以上のように、スケジュール生成部110は、指定された視聴データの取得パターンに応じて、コンテンツの出力スケジュールを生成する。スケジュール生成部110は、スケジュール生成手段の一例である。
取得部120の詳細
取得部120の各構成要素について説明する。撮像データ取得部121は、撮像装置200から撮像データを取得する。属性抽出部122は、撮像データに含まれる人物に関する測定データを取得する。具体的には、属性抽出部122は、撮像データ取得部121が取得した撮像データに含まれる人物を検出すると共に、検出した人物の属性を抽出する。属性とは、例えば、人物の性別、年齢層、服装、身長、姿勢、人物が保持する荷物及び、人物がコンテンツを視聴したか否かを示す情報等の各項目を含む情報であるが、これに限らない。環境情報取得部123は、環境情報を取得する。環境情報とは、例えば、撮像範囲における、日付、曜日、時間、場所、天気及び気温等の各項目を含む情報であるが、これに限らない。環境情報取得部123は、環境情報を、図示しないセンサまたはGPS(Global Positioning System)を用いて取得してもよい。また、環境情報取得部123は、ネットワークを介して得られるオープンデータ、または各装置のシステム時間を環境情報として取得してもよい。
ここで、撮像装置200及び出力装置300がそれぞれ複数存在している場合、取得部120の各構成要素は、各々の出力装置300に対応する撮像範囲の撮像データごとに上記処理を行う。
コンテンツ選択部130の詳細
コンテンツ選択部130の各構成要素について説明する。コンテンツ選択部130は、出力スケジュールに従って、出力装置300に出力させるべきコンテンツを選択する。コンテンツ選択部130は、コンテンツ選択手段の一例である。
データ取得部131は、スケジュール生成部110から出力スケジュールを読み出す。また、データ取得部131は、取得部120から、人物の属性と、環境情報とを取得する。条件判定部132は、データ取得部131が読み出した出力スケジュールに基づいて、取得した人物の属性及び環境情報と、「条件」に指定された値とが合致するスケジュールが存在するか否かを判定する。このとき、条件判定部132は、「ルール」に規定された情報も考慮して判定を行う。コンテンツ通知部133は、取得した人物の属性及び環境情報と合致する「条件」の値が指定されたスケジュールが存在する場合、そのスケジュールの「出力」に設定されたコンテンツIDを、出力装置300及び情報処理装置500に通知する。
分析部140の詳細
分析部140の各構成要素について説明する。予測モデル生成部141は、スケジュール生成部110から取得した予測モデルの設定情報及び視聴データ生成部510から取得した視聴データに基づいて、予測モデルを生成する。予測モデル記憶部142は、予測モデル生成部141が生成した予測モデルを記憶する。
情報処理装置500の詳細
次に情報処理装置500の各構成要素について説明する。視聴データ生成部510は、出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する。視聴データ生成部510は、視聴データ生成手段の一例である。
図7は、視聴データ生成部510の機能構成の一例を示すブロック図である。視聴データ生成部510は、データ取得部511と、宣伝効果算出部512と、データ制御部513と、視聴データ記憶部514とを備える。視聴データ生成部510は、出力装置300が出力したコンテンツに関する視聴データを生成する。ここで、視聴データ生成部510は、例えば、コンテンツが出力されている際、デジタルサイネージ端末の周辺に位置した人物に関する情報と、得られた宣伝効果と、を測定し、測定した情報を、それぞれ関連付ける。この関連付けたデータが視聴データである。
データ取得部511は、上述したコンテンツ選択部130からコンテンツIDの通知を受け、その通知に応じて、出力装置300がコンテンツを出力している間に、撮像装置200の撮像範囲に位置する人物に関する測定データを取得部120から取得する。宣伝効果算出部512は、データ取得部511が取得した測定データに含まれる人物の属性に基づいて、コンテンツの宣伝効果の実測値を算出する。データ制御部513は、データ取得部511が取得した人物の属性と、宣伝効果算出部512が算出した宣伝効果の実測値とを関連付けた視聴データを生成する。以降、本明細書において、宣伝効果の実測値を、単に「実測値」とも称する。視聴データ記憶部514は、データ制御部513が生成した視聴データを記憶する。
図8は、判定部520の機能構成の一例を示すブロック図である。判定部520は、生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定する。判定部520は、判定手段の一例である。判定部520は、データ取得部521と、変更判定部522とを備える。判定部520は、取得パターンに基づいて生成された視聴データに関する所定の判定を行う。
具体的には、データ取得部521は、出力スケジュール記憶部114から、各取得パターンに関連付けられた目標値を読み出す。また、データ取得部521は、取得パターンごとに生成された視聴データの数をカウントし、カウント値を出力する。変更判定部522は、データ取得部521からの目標値と、視聴データの数(カウント値)に基づいて、出力スケジュールを変更するか否かを判定し、判定結果を出力する。
スケジュール変更部530は、判定部520からの判定の結果に基づいて、視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たすように、出力スケジュール記憶部114に格納される出力スケジュールを変更する。スケジュール変更部530は、スケジュール変更手段の一例である。
コンテンツ制御システム1000の動作
次に、コンテンツ制御システム1000の動作を説明する。本実施形態のコンテンツ制御システム1000は、予め出力スケジュールを生成し、出力スケジュールに基づいてコンテンツを出力する。そして、コンテンツ制御システム1000は、コンテンツを視聴した人物に関する視聴データを生成し、視聴データの数に基づいて出力スケジュールを変更し、視聴データに基づいて予測モデルを生成する。各々の処理を、フローチャートを用いて説明する。以下、本明細書において、フローチャートの各ステップを「S501」のように、それぞれのステップに付した番号を用いて表現する。
まず、出力スケジュールを生成する処理について説明する。
コンテンツ制御装置100は、出力装置300が出力するコンテンツを選択する前に、予め出力スケジュールを生成する。出力スケジュールは、コンテンツ制御装置100のスケジュール生成部110によって生成される。
図9は、スケジュール生成部110の動作を説明するフローチャートである。まず、取得パターン生成部111が、管理端末400から、予測モデルの設定情報を取得する(S501)。具体的には、例えば、取得パターン生成部111は、目的変数及び説明変数に指定する項目の入力を受け付ける入力画面を管理端末400に表示し、管理者による当該入力画面への入力を受け付けることによって、予測モデルの設定情報を取得してもよい。本実施形態では、図4に示す予測モデルの設定情報を取得したとする。取得パターン生成部111は、取得した予測モデルの設定情報に基づいて取得パターンを生成する(S502)。このとき、取得パターンの各項目に指定される値は、例えば、コンテンツID、曜日、時間帯、場所、性別、年齢層、取得数及びルールに指定する値の入力を受け付ける入力画面を介して管理者が入力した値である。そして、取得パターン生成部111は、図5に示す取得パターンを生成したとする。取得パターン生成部111は、取得した予測モデルの設定情報と、生成した取得パターンとを、取得パターン記憶部112に格納する。
出力スケジュール制御部113は、取得パターン記憶部112から取得パターンを読み出し、取得パターンの各々に対応するスケジュールを生成する(S503)。本実施形態では、出力スケジュール制御部113は、図6に示す出力スケジュールを生成したとする。出力スケジュール制御部113は、生成した出力スケジュールを出力スケジュール記憶部114に格納する。
次に、出力スケジュールに基づいてコンテンツを出力する処理について説明する。
撮像装置200及び出力装置300がそれぞれ複数存在している場合、出力スケジュールに基づいてコンテンツを出力する処理、及びコンテンツを視聴した人物に関する視聴データを生成する処理は、各々の出力装置300に対応する撮像範囲の撮像データごとに行われる。なお、以降の説明では、コンテンツ制御装置100が、特定の出力装置300に対応する撮像範囲を撮像する1の撮像装置200から撮像データを取得することを想定する。図10は、コンテンツ選択部130の動作を説明するフローチャートである。コンテンツ選択部130は、出力スケジュール記憶部114に出力スケジュールが格納されたタイミングまたは出力スケジュールが更新されたタイミングに応じて動作を開始するが、この例に限らない。例えば、コンテンツ選択部130は、予め設定された設定時刻に達したときに動作を開始してもよいし、管理端末400からの指示に応じて動作を開始してもよい。
データ取得部131は、出力スケジュール記憶部114から、出力スケジュールを読み出す(S601)。また、データ取得部131は、取得部120から、測定データ及び環境情報を取得する(S602)。条件判定部132は、データ取得部131が取得した測定データに含まれる人物の属性及び環境情報と、「条件」の各項目に指定された値が合致するスケジュールが、出力スケジュールにあるか否かを、判定する(S603)。条件判定部132は、判定の結果、合致するスケジュールがある場合(S603の「YES」)、コンテンツ通知部133に、その合致するスケジュールの情報を送信する。このとき、「条件」に合致するスケジュールが複数ある場合、条件判定部132は、スケジュールに設定される「ルール」に従って、コンテンツ通知部133に送信するスケジュールの情報を選択する。コンテンツ通知部133は、条件判定部132からスケジュールの情報を受け取ると、そのスケジュールの「出力」に設定されるコンテンツIDを、出力装置300と、情報処理装置500とに送信する(S604)。
例えば、環境情報が、「月曜日」、「10:00」、「場所1」であり、属性が、「女性」、「20代」である情報と、環境情報が同一で、属性が「女性」、「40代」である情報とを、データ取得部131が取得したとする。条件判定部132は、これらの取得した情報と、「条件」に指定された値とが合致するスケジュールを、図6に示す出力スケジュールから探す。すると、取得した情報は、スケジュール1及び3の条件と合致する。ここで、「ルール」には、スケジュール1が優先されることが設定されているため、条件判定部132は、コンテンツ通知部133に、スケジュール1が、条件に合致したことを知らせる。コンテンツ通知部133は、スケジュール1に設定されたコンテンツID「0001」を、出力装置300と、情報処理装置500とに送信する。
「条件」に指定された値と合致するスケジュールが無い場合(S603の「NO」)、コンテンツ選択部130は、取得部120から、人物の属性及び環境情報を取得する処理(S602)に戻る。
出力装置300は、S604の処理により、コンテンツIDを受け取ると、当該コンテンツIDに対応するコンテンツをコンテンツ記憶部310から読み出し、読み出したコンテンツを出力する。当該コンテンツの出力時間が終了し(S605の「YES」)、所定の終了指示が通知されない場合(S606の「NO」)、コンテンツ選択部130は、取得部120から、人物の属性及び環境情報を取得する処理(S602)に戻る。ここで、所定の終了指示の通知は、管理端末や、図示しない他の接続機器から行われてもよいし、コンテンツ制御装置100に、予め定められたタイミングで当該通知が行われるよう設定されてもよい。所定の終了指示が通知された場合、コンテンツ選択部130の処理を終了する(S606)。
次に、情報処理装置500において、コンテンツを視聴した人物に関する視聴データを生成する処理について説明する。
図11は、視聴データ生成部510の動作を説明するフローチャートである。データ取得部511は、コンテンツ通知部133からコンテンツIDを受信すると(S701の「YES」)、取得部120から環境情報を取得する(S702)。また、データ取得部511は、出力スケジュール記憶部114からスケジュールを読み出し、当該コンテンツの出力時間を取得する。例えば、データ取得部511が、コンテンツID「0001」を取得すると、コンテンツID「0001」のコンテンツを出力する出力装置300に関する環境情報と、コンテンツID「0001」のコンテンツの出力時間「5分」を取得する。なお、S702及びS703の処理を行う順番はこの例に限らず、S703の処理を行ってからS702の処理を行ってもよいし、それぞれ並列に処理を行ってもよい。
そして、データ取得部511は、受信したコンテンツIDのコンテンツが出力装置300から出力されると、取得部120から、測定データを取得する(S704)。データ取得部511は、当該コンテンツの出力が終了するまでS704の処理を続ける。例えば、データ取得部511は、条件判定部132が「条件」に合致すると判定したときから、コンテンツID「0001」のコンテンツが出力されている5分の間、取得部120から、測定データを取得する。図12は、データ取得部511が、取得部120から取得した、測定データの一例を示す図である。図12の例では、データ取得部511は、取得部120の属性抽出部122が検出した人物の、「性別」、「年齢層」及び「視聴」の情報を取得している。「視聴」とは、人物がコンテンツを視聴したか否かを示す情報である。ここで、属性抽出部122は、人物の顔または視線の方向を抽出して、人物がコンテンツを視聴したか否かを判定してもよい。例えば、人物の顔または視線の方向を抽出し、出力装置300に顔または視線が向けられた時間を計測する。そして、出力装置300に顔または視線が所定時間向けられた場合、属性抽出部122は、顔または視線を向けた人物がコンテンツを視聴したと判定してもよい。なお、人物がコンテンツを視聴したか否かを判定する方法は、この例に限らない。例えば、判定方法として、人物の歩行速度を検出し、歩行速度が所定の割合以上で低下した人物を、コンテンツを視聴したと判定する等、他の方法を用いてもよい。
S604で受け取ったコンテンツIDのコンテンツの出力が終了すると(S705の「YES」)、宣伝効果算出部512は、データ取得部511が取得した情報に基づいて、宣伝効果の実測値を算出する(S706)。例えば、宣伝効果算出部512は、性別及び年齢層ごとに、撮像された人数、コンテンツを視聴した人数、及び撮像された人数のうちコンテンツを視聴した人数の割合等を算出する。データ制御部513は、データ取得部511が取得した情報及び宣伝効果算出部512が算出した宣伝効果の実測値を関連付ける(S707)。図13は、視聴データの一例を示す図である。図13の例では、コンテンツID「0001」のコンテンツが、「月曜日」の「場所1」において「10:00−10:05」の時間に出力された際に、撮像範囲に位置した人物の属性と、各々の属性を持つ人物ごとの宣伝効果の実測値とが示されている。例えば、当該環境下において、属性が「女性」及び「20代」の総人数「5」のうち、コンテンツを視聴した人数は「3」であり、視聴率は「60」%である。データ制御部513は、関連付けたデータ、すなわち視聴データを、取得パターンごとに視聴データ記憶部514に格納する。
次に、生成された視聴データの数に基づいて、出力スケジュールを変更する処理について説明する。
図14は、判定部520及びスケジュール変更部530の動作の一例を示す図である。データ取得部521は、出力スケジュール記憶部114から各スケジュールに設定された目標値を読み出す(S801)。図6の例では、データ取得部521は、スケジュールのそれぞれに指定された目標値「100」を読み出す。データ取得部521は、所定のタイミングに達すると(S802の「YES」)、生成された視聴データの数を、取得パターンごとにカウントする(S803)。ここで、所定のタイミングとは、任意のタイミングでよい。例えば、所定のタイミングは、予め設定された時刻や、コンテンツ制御装置100の所定の処理の終了時点等であってもよいし、管理端末400や図示しない接続機器等から指示を受けた時点であってもよい。
変更判定部522は、目標値に基づき、視聴データ数に偏りがあるか否かを判定する(S804)。視聴データ数に偏りがあるとは、例えば、取得パターン1の視聴データ数は目標値に達しているのに対して、取得パターン3の視聴データ数は目標値に達していない状況であるが、これに限らない。例えば、変更判定部522は、取得パターン1及び取得パターン3の双方の視聴データ数が、目標値に達していない場合であって、双方の視聴データ数の差の絶対値が所定の閾値以上である状況を、視聴データの数に偏りがあると判定してもよい。変更判定部522は、視聴データの数に偏りがあるか否かを判定することによって、出力スケジュールを変更するか否かを判定する。
変更判定部522の判定の結果、視聴データ数に偏りがある、すなわち、出力スケジュールを変更すると判定された場合(S804の「YES」)、スケジュール変更部530は、出力スケジュールを変更する。スケジュール変更部530は、視聴データ数が目標値に達していない取得パターンに対応する視聴データの取得が優先されるようにスケジュールを変更してもよい。例えば、目標値「100」に対して、取得パターン1の視聴データ数は「100」であり、取得パターン3の視聴データ数は「50」であるとする。このとき、取得パターン3の視聴データの数が目標値に達していないので、取得パターン3に対応するスケジュール3に基づく出力を優先させるように、出力スケジュールを変更する。
図15及び図16は、それぞれ、変更された出力スケジュールの一例を示す図である。図15の例では、スケジュール1を削除し、スケジュール3の「ルール」を削除することによって、スケジュール3の出力を優先させることが示される。また、図16の例では、スケジュール3のルールを削除し、スケジュール1に、スケジュール3の条件が満たされない場合に出力することを指定する「ルール」が追加されたことが示される。このように、判定部520による判定の結果に基づいて、ルール、すなわち、スケジュール間の優先度を変更することにより、所望の視聴データの取得を優先することができる。
次に、視聴データに基づいて予測モデルを生成する処理について説明する。
図17は、分析部140の動作の一例を示す図である。予測モデル生成部141は、取得パターン記憶部112から、予測モデルの設定情報、すなわち目的変数及び説明変数を読み出す(S901)。また、予測モデル生成部141は、予測モデルの設定情報及び視聴データを用いて、予測モデルを生成する(S902)。図4に示す目的変数及び説明変数が読み出された場合、予測モデル生成部141は、「視聴率」を目的変数とし、「場所」、「時間帯」、「曜日」、「性別」、「年齢層」及び「コンテンツID」を説明変数とする予測モデルを生成する。予測モデルは、例えば以下の数1のように表される。数1のα(nは0からNの整数、Nは説明変数の数)は、目的変数と説明変数との関係を表すパラメータである。
[数1]
「視聴率」=α+α×「場所1」+α×「月曜日」+α×「10:00−12:00」+α×「女性」+α×「20代」+α×「0001」+・・・
次に、予測モデル生成部141は、視聴データ記憶部514から、視聴データを読み出す(S903)。そして、予測モデル生成部141は、読み出した視聴データを訓練データとして用いて、数1の予測モデルを学習し、パラメータの値を決定する(S904)。このとき、予測モデル生成部141は、性別が「女性」である視聴データを訓練データとして用いる場合、「女性」に「1」を代入し、「男性」に「0」を代入することによって、学習してもよい。また、予測モデル生成部141は、項目の値が数値を示す場合、その項目の数値を、その項目に対応する説明変数に代入し、学習してもよい。ここで用いられる学習方法は、例えば回帰分析であるが、これに限らず、パラメータの値を決定する種々の手法が考えられる。予測モデル生成部141は、パラメータの値を決定した予測モデルを予測モデル記憶部142に格納する。
以上のように、第1の実施形態にかかるコンテンツ制御装置100は、視聴データの取得パターンに応じて出力スケジュールを生成し、生成した出力スケジュールに従って出力したコンテンツの視聴データを生成する。そして、視聴データ数に偏りがある場合、コンテンツ制御装置100は、視聴データ数の少ない視聴データの取得パターンに対応するスケジュールを優先的に出力するよう、出力スケジュールを変更する。そして、変更した出力スケジュールに従ってコンテンツを出力することにより、視聴データ数の少ない視聴データを優先的に収集することできるので、視聴データの偏りを小さくすることができる。すなわち、第1の実施形態にかかるコンテンツ制御装置100は、適切なコンテンツの選択に用いられる所望のデータを収集することができる、という効果が得られる。
また、第1の実施形態にかかる情報処理装置500は、生成された視聴データのうち、生成された視聴データの数が第1の目標値を満たさないと判定された視聴データに対応する個別出力スケジュールを優先するように、出力スケジュールを変更する。これにより、情報処理装置500は、視聴データの数が第1の目標値を満たさないと判定された視聴データを優先的に収集することができる、すなわち、適切なコンテンツの選択に用いられる所望のデータを収集することができる、という効果が得られる。
また、第1の実施形態にかかる情報処理装置500は、コンテンツを出力する条件が満たされた個別出力スケジュールに対応する視聴データを生成する。これにより、条件に指定された、人物の属性及び環境情報を含む視聴データを生成することができるので、管理者の所望のデータを収集することができる。
また、第1の実施形態にかかる情報処理装置500は、コンテンツを出力するスケジュールの人手による変更を不要とすることができるので、適切なコンテンツの選択に用いられる所望のデータを、効率的に収集することができる。
また、第1の実施形態にかかる情報処理装置500は、各々の取得パターンに対応する視聴データを目標値まで効率的に収集できるので、視聴データを用いて生成される予測モデルの精度を効率的に高めることができる。
第2の実施形態
第2の実施形態では、コンテンツ制御システムが、予測モデルの精度に応じて、出力スケジュールを変更するか否かを判定する例について説明する。本実施形態にかかるコンテンツ制御システムの構成は、第1の実施形態において図3を参照して説明したコンテンツ制御システム1000の構成と、判定部を除き、同様である。以下、本実施形態におけるコンテンツ制御システムの構成及び動作が、第1の実施形態の説明と重複する内容については、説明を省略する。
図18は、本実施形態にかかる判定部600の構成の一例を示すブロック図である。このとき、判定部600は、図8に示す判定部520の構成に、さらに宣伝効果予測部523を備える。宣伝効果予測部523は、生成された視聴データと予測モデルとを用いて、宣伝効果の予測値を算出する。以降、本明細書において、宣伝効果の予測値を、単に「予測値」とも称する。
次に、本実施形態にかかる判定部600及びスケジュール変更部530の動作を説明する。
スケジュール変更部530は、予測モデルの精度に応じて出力スケジュールを変更するか否か判定する。
ここで、本実施形態では、出力スケジュールを生成する処理において、取得パターン生成部111は、管理端末400から、目的変数及び説明変数に指定される各項目とともに、予測モデルの精度に関する所定の目標値、ここでは、許容される誤差の入力を受け付ける。図19は、予測モデルの精度に関する目標値(「第2の目標値」とも称する)を含む予測モデルの設定情報の一例を示す図である。図19に示す「誤差」は、予測モデルの精度に関する目標値を示す。この例において「誤差」は、予測モデルを用いて得られる目的変数の予測値と、視聴データに含まれる目的変数の実測値との誤差として許容される割合を示す。図19の例では、目標値が「5%」に設定されている。
図20は、本実施形態にかかる、予測モデルの精度に応じて出力スケジュールを変更するか否か判定するときの、判定部600及びスケジュール変更部530の動作の一例を示すである。なお、視聴データ記憶部514には、第1の実施形態において説明した図13に示すデータを一例とする視聴データが記憶されている。また、予測モデル記憶部142には、第1の実施形態において説明した数1に示す式を一例とする予測モデルが記憶されている。
データ取得部521は、取得パターン記憶部112から目標値を読み出す(S1001)。図19の例では、取得パターン記憶部112は、目標値「5%」を読み出す。データ取得部521は、所定のタイミングに達すると(S1002の「YES」)、視聴データ記憶部514から、視聴データを読み出す(S1003)。さらに、データ取得部521は、予測モデル記憶部142から、予測モデルを読み出す(S1004)。ここで、所定のタイミングとは、第1の実施形態のS802と同様に、任意のタイミングでよい。
次に、宣伝効果予測部523は、データ取得部521が読み出した予測モデルと視聴データとに基づいて、宣伝効果の予測値を算出する(S1005)。具体的には、宣伝効果予測部523は、各項目の値に対応する、予測モデルの説明変数に、所定の値を代入することによって、予測値を算出する。このとき、性別が「女性」である説明変数の組を保持する視聴データを用いて予測値を算出する場合、宣伝効果予測部523は、「女性」に「1」を代入し、「男性」に「0」を代入してもよい。また、項目の値が数値を示す場合、宣伝効果予測部523は、その項目の数値を、その項目に対応する説明変数に代入してもよい。
変更判定部522は、宣伝効果の予測値と、視聴データに含まれる宣伝効果の実測値とを比較する。例えば、変更判定部522は、宣伝効果予測部523が算出した予測値と、視聴データに含まれる実測値との差を算出する。そして変更判定部522は、算出した差の絶対値の予測値に対する割合を算出し、算出した割合が、目標値以内であるか否かを判定することによって、出力スケジュールを変更するか否か判定する。ここで、判定に用いる実測値は、予測値の算出に用いられた説明変数の組を保持する視聴データのいずれかに含まれる宣伝効果の値であってもよいが、これに限らない。例えば、判定に用いる実測値は、複数の視聴データのうち、予測値の算出に用いられた説明変数の組における宣伝効果の値の平均値、中央値または最頻値であってもよい。
S1006において、例えば、予測値が「50」であり、実測値が「60」である場合、差の絶対値は「10」となる。ここで、差の絶対値の予測値に対する割合は、「20%」である。これは目標値の「5%」を超えているため、変更判定部522は、条件を満たさないとして、出力スケジュールを変更すると判定する。
変更判定部522の判定の結果、出力スケジュールを変更すると判定された場合、すなわち、実測値及び予測値の差の絶対値の予測値に対する割合が目標値を超える場合(S1006の「NO」)、スケジュール変更部530は、視聴データ数を増やすように出力スケジュールを変更する。(S1007)。例えば、スケジュール変更部530は、図6に示す、視聴データの取得数のそれぞれの目標値を「100」から「200」に変更する。変更判定部522の判定の結果、出力スケジュールを変更すると判定された場合、すなわち、実測値及び予測値の差の絶対値の予測値に対する割合が目標値以内である場合(S1006の「YES」)、スケジュール変更部530の処理を終了する。
以上のように、第2の実施形態にかかる情報処理装置100は、予測モデルの精度が目標値を満たさないと判定された場合に、視聴データ数を増やすよう出力スケジュールを変更する。これにより、人手を要することなく、予測モデルの精度を高めるための視聴データ数の調整を行うことができる。すなわち、適切なコンテンツの選択に用いる所望のデータを効率的に収集することができる、という効果が得られる。
また、以上の動作は、第1の実施形態の動作とともに行ってもよい。これにより、第2の実施形態にかかるコンテンツ制御装置100は、予測モデルの精度を高めるための視聴データを、より効率的に収集することができる。
第3の実施形態
図21は、本発明の第3の実施形態にかかる情報処理装置700の最小構成を示すブロック図である。図21に示すように、情報処理装置700は、視聴データ生成部710と、判定部720と、スケジュール変更部730とを備える。視聴データ生成部710の構成は、第1の実施形態にかかる視聴データ生成部510の構成と同様である。判定部720の構成は、第1の実施形態にかかる判定部520と同様である。また、スケジュール変更部730は、第1の実施形態にかかるスケジュール変更部530と同様である。よって、その詳細な説明を省略する。
視聴データ生成部710は、出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する。
判定部720は、生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標を満たしていない視聴データに基づいて、出力スケジュールを変更するか否かを判定する。
スケジュール変更部730は、判定の結果に基づいて、視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たすように、出力スケジュールを変更する。
次に、情報処理装置700の動作を説明する。図22は、本実施形態にかかる情報処理装置700の動作を説明するフローチャートである。
視聴データ生成部710は、出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する(S1101)。
判定部720は、視聴データ生成部710が生成した視聴データに関する所定の値が、所定の目標を満たしていない視聴データに基づいて、出力スケジュールを変更するか否かを判定する。判定の結果、出力スケジュールを変更しないと判定された場合(S1102の「NO」)、情報処理装置700は、動作を終了する。
判定部720の判定の結果、出力スケジュールを変更する場合(S1102の「YES」)、スケジュール変更部730は、視聴データに関する所定の値が、所定の目標を満たすように、出力スケジュールを変更する。
以上のように、本実施形態にかかる情報処理装置700によれば、視聴データに関する所定の値が所定の目標値を満たすよう、その視聴データに関するコンテンツの出力スケジュールを変更し、変更した出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成することができる。これにより、情報処理装置700は、所定の目標値を満たすように視聴データを生成することができるので、適切なコンテンツの選択に用いられる所望のデータを収集することが可能になるという効果が得られる。
以上、上述した実施形態を参照して本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、種々の上記開示要素の多様な組み合わせ乃至選択等、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
10 コンピュータ装置
11 プロセッサ
12 RAM
13 ROM
14 記憶装置
15 入出力インタフェース
16 バス
17 ドライブ装置
18 プログラム
19 周辺機器
20 記録媒体
100 コンテンツ制御装置
110 スケジュール生成部
111 取得パターン生成部
112 取得パターン記憶部
113 出力スケジュール制御部
114 出力スケジュール記憶部
120 取得部
121 撮像データ取得部
122 属性抽出部
123 環境情報取得部
130 コンテンツ選択部
131、511、521 データ取得部
132 条件判定部
133 コンテンツ通知部
140 分析部
141 予測モデル生成部
142 予測モデル記憶部
200 撮像装置
300 出力装置
310 コンテンツ記憶部
400 管理端末
500、700 情報処理装置
510、710 視聴データ生成部
512 宣伝効果算出部
513 データ制御部
514 視聴データ記憶部
520、720 判定部
522 変更判定部
530、730 スケジュール変更部
1000 コンテンツ制御システム

Claims (10)

  1. 出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する視聴データ生成手段と、
    前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更するスケジュール変更手段と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記出力スケジュールは、前記コンテンツごとに関連付けられた複数の個別出力スケジュールを含み、
    前記視聴データ生成手段は、前記複数の個別出力スケジュールのそれぞれに対応する前記視聴データを生成し、
    前記スケジュール変更手段は、前記視聴データ生成手段により生成される前記視聴データの数が変更されるように、前記出力スケジュールを変更する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記スケジュール変更手段は、前記生成された視聴データのうち、生成された数が第1の目標値を満たしていない前記視聴データに対応する前記個別出力スケジュールを、生成された数が前記第1の目標値を満たす視聴データに対応する前記個別出力スケジュールより優先するように前記出力スケジュールを変更する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記スケジュール変更手段は、前記生成された視聴データに基づいて生成される予測モデルの精度が、第2の目標値を満たしていない場合、前記視聴データ生成手段により生成される前記視聴データの数が増加するように、前記出力スケジュールを変更する、
    請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記予測モデルは、前記コンテンツの宣伝効果の予測値を算出するモデルであり、
    前記視聴データ生成手段は、前記コンテンツを視聴した人物に関する情報と、当該人物に関する情報に基づいて算出された前記コンテンツの宣伝効果の実測値とを関連付けた前記視聴データを生成し、
    前記判定手段は、前記予測値と前記実測値とに基づいて、前記予測モデルの精度が前記第2の目標値を満たしていない場合、前記出力スケジュールを変更すると判定する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記個別出力スケジュールは、前記関連付けられたコンテンツを出力する条件を含み、
    前記視聴データ生成手段は、前記条件が満たされた個別出力スケジュールに対応する前記視聴データを生成する
    請求項2乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記個別出力スケジュールは、それぞれの優先度を示す情報を含み、
    前記スケジュール変更手段は、前記判定の結果に基づいて、前記複数の個別出力スケジュール間の優先度を変更する、
    請求項2または3に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    指定された視聴データの取得パターンに応じて、コンテンツの出力スケジュールを生成するスケジュール生成手段と、
    前記出力スケジュールに従って、出力する前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、を備える
    コンテンツ制御装置。
  9. 出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成し、
    前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定し、
    前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更する
    情報処理方法。
  10. 出力スケジュールに従って出力されるコンテンツの視聴に関する視聴データを生成する処理と、
    前記生成された視聴データに関する所定の値が、所定の目標値を満たしていない前記視聴データに基づいて、前記出力スケジュールを変更するか否かを判定する処理と、
    前記判定の結果に基づいて、前記視聴データに関する所定の値が、前記所定の目標値を満たすように、前記出力スケジュールを変更する処理と、をコンピュータに実行させる
    プログラム。
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