JP2020160656A - 情報配信システム、ネットワークサーバー及びネットワークサーバーの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報取得に要する消費電力を低減可能な情報配信システムを提供する。【解決手段】情報配信システム100において、端末50が、時刻情報を要求する第1要求P1をネットワークサーバー1に送信し、ネットワークサーバー1が、第1要求P1に応じて、時刻情報を要求する第2要求P2をネットワーク70に接続された時刻サーバー71に送信し、ネットワークサーバー1が、時刻サーバー71から第2要求P2の応答として第1時刻情報Q1を受信し、第1要求P1の受信から所定時間T2が経過すると、ネットワークサーバー1が、第1時刻情報Q1に基づいて計時される第2時刻情報Q2を、端末50に送信する。【選択図】図4
Description
本発明は、情報配信システム、ネットワークサーバー及びネットワークサーバーの制御方法に関する。
特許文献1は、ブルートゥース(登録商標)によって他装置と通信する通信装置であって、時計部の時刻が第1の時刻になると告知信号を発信し、他装置からコネクション要求が受信されると時計部の時刻を第2の時刻に修正する通信装置を開示する。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ペアリングや定期的に相手の存在を確認する処理が必要なブルートゥース規格を用いるため、更なる消費電力の低減が難しい。
第1態様は、端末と、ネットワークを介して前記端末と通信するネットワークサーバーとを備える情報配信システムであって、前記端末が、時刻情報を要求する第1要求を前記ネットワークサーバーに送信し、前記ネットワークサーバーが、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記ネットワークサーバーが、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記ネットワークサーバーが、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを特徴とする情報配信システムである。
第2態様は、第1態様において、前記ネットワークサーバーが、前記端末までの伝送路における伝送遅延時間を加えられた前記第2時刻情報を前記端末に送信することである。
第3態様は、第1又は第2態様において、前記端末が、内部時刻を計時し、前記第2時刻情報の受信から確定までの内部遅延時間を前記第2時刻情報に加えた時刻情報に基づいて前記内部時刻を修正することである。
第4態様は、第1乃至第3態様の何れかにおいて、前記ネットワークサーバーが、時刻情報を要求する第3要求を周期的に前記時刻サーバーに送信することである。
第5態様は、第1乃至第4態様の何れかにおいて、前記ネットワークサーバーが、航法衛星から送信される衛星信号又は標準電波送信所から送信される標準電波から取得される時刻情報を、前記第1時刻情報として使用することである。
第6態様は、第1乃至第5態様の何れかにおいて、前記ネットワークサーバーが、時差情報、サマータイム情報及び閏秒情報の3種の情報のうち少なくとも1種の情報を、他のサーバーから取得し、前記第2時刻情報と共に前記端末に送信することである。
第7態様は、ネットワークを介して端末と通信するネットワークインターフェイスと、前記ネットワークインターフェイスを制御する制御装置とを備えるネットワークサーバーであって、前記制御装置が、時刻情報を要求する第1要求を前記端末から受信し、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを前記ネットワークインターフェイスに実行させることを特徴とするネットワークサーバーである。
第8態様は、ネットワークを介して端末と通信するネットワークサーバーの制御方法であって、時刻情報を要求する第1要求を前記端末から受信し、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを特徴とするネットワークサーバーの制御方法である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図面においては、同一又は類似の要素には同一又は類似の符号をそれぞれ付して、重複する説明を省略する。実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を以下に限定するものではない。本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
[情報配信システム]
図1に示すように、実施形態に係る情報配信システム100は、端末50と、ネットワーク60を介して端末50と通信するネットワークサーバー1と、端末50及びネットワークサーバー1の間の通信を中継する基地局40とを備える。端末50は、例えば、ユーザーの腕に装着される腕時計である。端末50は、時刻情報等の情報の要求を、基地局40を介してネットワークサーバー1に送信する。ネットワークサーバー1は、端末50の要求に応じて、基地局40を介して端末50に情報を送信する。端末50及び基地局40の間の通信リンクは無線である。基地局40及びネットワークサーバー1の間の通信リンクは、有線、無線を問わず、有線及び無線の組み合わせであってもよい。
図1に示すように、実施形態に係る情報配信システム100は、端末50と、ネットワーク60を介して端末50と通信するネットワークサーバー1と、端末50及びネットワークサーバー1の間の通信を中継する基地局40とを備える。端末50は、例えば、ユーザーの腕に装着される腕時計である。端末50は、時刻情報等の情報の要求を、基地局40を介してネットワークサーバー1に送信する。ネットワークサーバー1は、端末50の要求に応じて、基地局40を介して端末50に情報を送信する。端末50及び基地局40の間の通信リンクは無線である。基地局40及びネットワークサーバー1の間の通信リンクは、有線、無線を問わず、有線及び無線の組み合わせであってもよい。
情報配信システム100における通信規格として、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる通信規格群の何れかが採用され得る。即ち情報配信システム100の通信規格として、LoRaWAN、SIGFOX(登録商標)、Wi−Fi HaLow、ELTRES、ZETA等のうち何れかを採用可能である。この場合、端末50及び基地局40の間の無線通信に使用される周波数帯域は、例えば、800MHz〜950MHz程度のサブギガヘルツ帯の範囲内である。サブギガヘルツ帯の周波数帯域を使用することにより、他の周波数帯域の通信規格と比べて伝送可能距離が長くなる傾向がある。通信規格は、上記に限るものでなく、例えばNB−IoT等の他の種々の通信規格を採用され得る。即ち、端末50及び基地局40の間の無線通信に使用される周波数帯域もサブギガヘルツ帯に限るものでない。
端末50は、例えば、端末通信部51、操作部52、表示部53、端末制御装置54、充電用電源57及び二次電池58を備える。端末通信部51は、基地局40と無線で通信する送受信機である。端末通信部51は、電波を送受信するアンテナ、アンテナにより送受信される電波の信号を処理する通信回路等から構成される通信用のインターフェイス(I/F)である。端末通信部51は、例えば、基地局40から受信した信号を復調及び復号化して端末制御装置54に出力し、端末制御装置54から入力した信号を符号化及び変調して基地局40に送信する。端末通信部51は、端末制御装置54による制御に応じて、基地局40と無線で通信する。
操作部52は、ユーザーの操作を受け付け、ユーザーの操作に応じた信号を端末制御装置54に入力する操作部材である。操作部52は、端末50が腕時計である場合、例えばりゅうず、ボタン等からなる。操作部52は、例えば、ユーザーの操作に応じて、ネットワークサーバー1宛ての時刻情報の要求を端末制御装置54に送信させる。
表示部53は、端末制御装置54による制御に応じて時刻等の情報を表示する。表示部53は、アナログ式の時計を有する場合、例えば、ステッピングモーター等のアクチュエーター、輪列、指針、文字板等を備える。表示部53は、デジタル式の時計を有する場合、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の表示器、表示器を駆動する駆動回路等を備える。表示部53は、端末制御装置54の制御に応じて、画像、文字、音声等により、種々の情報をユーザーに提示する装置であればどのような構成であってもよい。
端末制御装置54は、端末計時部55及び端末記憶部56を有する。端末制御装置54は、例えば中央演算処理装置(CPU)やマイクロコントローラー等の論理演算回路、回路部品、半導体メモリー等の記憶装置を備える。端末制御装置54は、端末50の動作に必要な演算を処理するコンピューターシステムを構成する。端末制御装置54は、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、実施形態に記載された各機能を実現する。端末制御装置54は、端末通信部51、表示部53、充電用電源57等の動作を制御する。端末制御装置54は、一体のハードウェアから構成されてもよく、別個の複数のハードウェアから構成されてもよい。
端末計時部55は、例えば、比較的低パワーの32768Hzの水晶振動子により生成された発振信号を分周し、例えば1Hzの基準信号を生成する。端末計時部55は、基準信号に基づいて内部時刻を計時する。端末計時部55は、例えば集積回路(IC)から構成される。端末計時部55は、例えば、世界標準時である協定世界時(UTC)を計時する第1カウンターと、UTCに対する時差を記憶する不揮発性記憶装置である時差メモリーと、時差メモリーに記憶される時差を有するローカルな標準時を計時する第2カウンターとを有する。端末計時部55は、第1カウンターの世界標準時及び第2カウンターのローカルな標準時をそれぞれ内部時刻として計時する。
端末記憶部56は、例えば半導体メモリー等の記憶装置である。端末記憶部56は、例えば、端末制御装置54の動作に必要な一連の処理のプログラムや各種データを記憶する、コンピューターにより読み取り可能な記憶媒体である。端末記憶部56は、不揮発性の補助記憶装置に限るものでなく、CPUに内蔵されるレジスターやキャッシュメモリー等の主記憶装置を含み得る。端末記憶部56は、一体のハードウェアから構成されてもよく、別個の複数のハードウェアから構成されてもよい。
充電用電源57は、二次電池58に電力を供給することにより二次電池58を充電する。充電用電源57は、例えばソーラーパネルを含む。充電用電源57は、端末50の運動を電磁誘導によって電流に変換することにより二次電池58に電力を供給する発電機であってもよい。二次電池58は、例えば充電式ボタン電池等の蓄電池である。二次電池58は、端末50内の各回路に電力を供給し、各回路を駆動する。端末50は、低い消費電力で時刻情報を取得することができるため、充電用電源57及び二次電池58等を備える場合、外部からの電力供給や電池交換等の定期的なメンテナンスを省略することができる。
基地局40は、基地局ネットワークI/F41と、基地局通信部42と、基地局制御装置43とを備える。基地局40は、端末50とネットワークサーバー1との間の通信を中継するゲートウェイ装置である。基地局40は、情報配信システム100の通信規格に準じたプロトコルにより端末50及びネットワークサーバー1と通信する。
基地局ネットワークI/F41は、基地局制御装置43の制御に応じて、公衆回線等の通信回線であるネットワーク60を介してネットワークサーバー1と通信する。基地局通信部42は、基地局制御装置43の制御に応じて、無線で端末50と通信する送受信機である。基地局制御装置43は、基地局ネットワークI/F41及び基地局通信部42の動作を制御する。基地局制御装置43は、例えばCPU等の処理回路からなる。
図2に示すように、例えばLoRaWANのクラスAにおいて、端末50は、時刻t00から時刻t01までの送信時間TXに信号Aを基地局40に送信する。図2において図示を省略するが、基地局40は、信号Aをカプセル化することによりIP(Internet Protocol)パケットに変換してネットワークサーバー1に送信する。ネットワークサーバー1は、カプセル化された信号Aを受信し、信号Aに対する肯定信号(ACK)として信号Bをカプセル化することによりIPパケットに変換して基地局40に送信する。
基地局40は、信号Aの受信が完了した時刻t01から受信遅延時間T11が経過した時刻t02から、時刻t03までの受信時間RX1に信号Bを端末50に送信する。或いは、基地局40は、信号Aの受信が完了した時刻t01から受信遅延時間T12が経過した時刻t04から、時刻t05までの受信時間RX2に信号Bを端末50に送信する。受信遅延時間T11,T12は、それぞれ1秒、2秒である。受信時間RX1,RX2は、端末50が信号Aに対する応答である信号Bの受信開始を待ち受ける時間である。基地局40は、例えば、信号Bを端末50に送信するタイミングが受信時間RX1に間に合わない場合、受信時間RX2に信号Bを送信する。
ネットワークサーバー1は、ネットワークI/F10、制御装置20及び記憶装置30を備える。ネットワークサーバー1は、ネットワーク70に接続された時刻サーバー71や他のサービスサーバー72により提供される情報を端末50に配信する。時刻サーバー71は、例えば閏秒に対応するネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サーバー等、ネットワークサーバー1の要求に応じて、標準時を示す時刻情報を提供するサーバーである。サービスサーバー72は、種々のアプリケーションによるサービスを端末50に提供するサーバーである。サービスサーバー72は、例えば、時差情報サーバー、サマータイム情報サーバー、基地局位置情報サーバー、メッセージングサーバー、ホームオートメーションサーバー等である。
時差情報サーバーは、各タイムゾーンにおけるUTCに対する時差を示す時差情報を提供する。サマータイム情報サーバーは、デイライトセービングタイム(DST)の実施の有無及び実施の場合のオフセット時間を示すサマータイム情報を提供する。基地局位置情報サーバーは、基地局40の位置を示す基地局位置情報を提供する。メッセージングサーバーは、例えばMQTT(Message Queuing Telemetry Transport)サーバー等、所定のトリガーに応じてメッセージを配信するサーバーである。ホームオートメーションサーバーは、種々のホームオートメーションに使用されるサーバーである。
ネットワークI/F10は、制御装置20による制御に応じて、ネットワーク60を介して、基地局40の基地局ネットワークI/F41と通信する。これにより、ネットワークI/F10は、ネットワーク60及び基地局40を介して、端末50と通信する。また、ネットワークI/Fは、制御装置20による制御に応じて、公衆回線等のネットワーク70を介して時刻サーバー71やサービスサーバー72と通信する。
制御装置20は、通信制御部21及び計時部22を有する。制御装置20は、例えばCPU、マイクロコントローラー等の論理演算回路、回路部品、半導体メモリー等を備える。制御装置20は、ネットワークサーバー1の動作に必要な演算を処理するコンピューターシステムを構成する。制御装置20は、例えば、記憶装置30に記憶されたプログラムを実行することにより、実施形態に記載された各機能を実現する。制御装置20は、一体のハードウェアから構成されてもよく、別個の複数のハードウェアから構成されてもよい。
通信制御部21は、ネットワークI/F10を制御することにより、基地局40を介した端末50との通信をネットワークI/F10に実行させる。また、通信制御部21は、時刻サーバー71、サービスサーバー72等との通信をネットワークI/F10に実行させる。通信制御部21は、情報配信システム100における通信規格において規定されているプロトコルにより、基地局40及び端末50と通信する。通信制御部21は、端末50から送信される、時刻情報を要求する第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を時刻サーバー71に送信する。通信制御部21は、時刻サーバー71から第2要求の応答として第1時刻情報を受信する。通信制御部21は、第1要求の受信から所定時間が経過すると、第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を端末50に送信する。
計時部22は、例えば、水晶振動子に電圧を印加することによって発振信号を生成する発振回路と、発振信号を分周して、所定の周波数を有する基準信号を生成する分周回路と、基準信号に基づいて時刻を計時する計時回路とを備える。計時部22は、例えば集積回路(IC)から構成される。計時部22は、基準信号に基づいて管理時刻を計時する。計時部22の計時回路は、通信制御部21が時刻サーバー71から第1時刻情報を取得した時点で、管理時刻を第1時刻情報に更新し、第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報として管理時刻を計時する。
計時部22は、系統電源により動作する発振器の例として原子発振器、温度補償発振器、恒温槽発振器等の高精度発振器を有してもよい。原子発振器は、原子に固有の周波数に基づいて基準信号を生成する。温度補償発振器は、温度による水晶振動子の周波数変動を電気的に補償する。恒温槽発振器は、ヒーターにより温度を一定に保つ恒温槽に水晶振動子を収容することにより周波数変動を抑制する。計時部22が高精度発振器を有することにより、管理時刻の計時の精度を向上することができる。
記憶装置30は、サービス情報31及び遅延時間情報32を記憶する。記憶装置30は、例えば半導体メモリーやディスクメディア等のコンピューターにより読み取り可能な記憶媒体である。記憶装置30は、ネットワークサーバー1の動作に必要な一連の処理を示すプログラムや各種データを記憶する。記憶装置30は、不揮発性の補助記憶装置に限るものでなく、CPU等の処理回路に内蔵されるレジスターや、キャッシュメモリー等の主記憶装置を含み得る。
サービス情報31は、サービスサーバー72から提供された種々の情報である。サービス情報31は、例えば、端末50の要求に応じてサービスサーバー72から取得され、所定のタイミングで記憶装置30から読み出されて端末50に送信される。サービス情報31は、端末50の要求の前に、定期スキャンあるいはプッシュ通知でサービスサーバー72から取得されていた情報であってもよい。サービス情報31は、例えば、時差情報、サマータイム情報、基地局位置情報、メッセージ情報、ホームオートメーション情報等である。
遅延時間情報32は、信号がネットワークサーバー1に送信されてから端末50に受信されるまでの、公衆回線等を含む伝送路における伝送遅延時間Dである。伝送遅延時間Dは、基地局の位置等に応じて異なる値を有するため、例えば計測等により基地局毎に決定される。
[情報配信方法]
以下、図3のフローチャートを用いて、情報配信システム100の動作の一例として、情報配信システム100の情報配信方法を説明する。図3のフローチャートは、ネットワークサーバー1の制御方法を主軸として説明されるため、適宜、図4のシーケンス図を参照して情報配信システム100全体の動作を説明する。
以下、図3のフローチャートを用いて、情報配信システム100の動作の一例として、情報配信システム100の情報配信方法を説明する。図3のフローチャートは、ネットワークサーバー1の制御方法を主軸として説明されるため、適宜、図4のシーケンス図を参照して情報配信システム100全体の動作を説明する。
先ず、図4の時刻t0において、端末50は、時刻情報を要求する信号である第1要求P1をネットワークサーバー1に宛てて基地局40に送信する。端末50は、操作部52に対するユーザーの操作に応じて第1要求P1を送信してもよく、例えば毎日午前2時等、予め定義されたタイミングに第1要求P1を送信してもよい。基地局40は、端末50から送信された第1要求P1を受信し、カプセル化することによりIPパケットに変換し、ネットワークサーバー1に転送する。時刻t1において、ネットワークサーバー1は、端末50から送信され、基地局40においてカプセル化された第1要求P1を受信する。
即ち、図3のステップS1において、ネットワークサーバー1のネットワークI/F10は、通信制御部21の制御に応じて、端末50から送信された第1要求P1を含むIPパケットを受信する。このように、ネットワークサーバー1の一連の処理は、端末50からの第1要求P1の送信をトリガーとして開始される。
ステップS2において、通信制御部21は、第1要求P1に応じて、時刻情報を要求する第2要求P2を時刻サーバー71に送信することをネットワークI/F10に実行させる。即ち、図4の時刻t2において、ネットワークサーバー1は、第2要求P2を時刻サーバー71に送信する。第2要求P2は、例えば、カプセル化された第1要求P1と同一情報を有するように変換される。第2要求P2は、第1要求P1と異なるプロトコルにより定義されてもよい。
ステップS3において、ネットワークI/F10は、時刻サーバー71から第2要求P2の応答として第1時刻情報Q1を受信する。即ち、図4の時刻t3において、ネットワークサーバー1は、第2要求P2の応答として時刻サーバー71から送信された静的な時刻情報である第1時刻情報Q1を受信する。第2要求P2及び第1時刻情報Q1は、例えばNTPにより送受信される。
ステップS4において、計時部22は、ステップS3でネットワークI/F10が受信した第1時刻情報Q1を取得し、管理時刻の起点として記憶する。次いで、ステップS5において、計時部22は、第1時刻情報Q1に基づいて管理時刻を計時することにより、時刻情報を更新する。ステップS6において、通信制御部21は、第1要求P1を受信した時刻t1から所定時間T2(図4参照)が経過したか否かを判定する。通信制御部21は、所定時間T2が経過しない場合、所定時間T2が経過するまでステップS5の処理を繰り返し、所定時間T2が経過した場合、ステップS7に処理を進める。
第1要求P1の受信から所定時間T2が経過すると、ステップS7において、ネットワークI/F10は、第1時刻情報Q1に基づいて計時され、遅延時間情報32に含まれる伝送遅延時間Dを加えられた第2時刻情報Q2を端末50に送信する。即ち、図4の時刻t4において、ネットワークサーバー1は、静的な時刻情報である第2時刻情報Q2を含むIPパケットを端末50に宛てて基地局40に送信する。時刻t4における管理時刻は、第1時刻情報Q1が示す時刻に、時刻t3から時刻t4まで計時部22により計時される計時時間Cを加えた時刻である。第2時刻情報Q2は、第1時刻情報Q1が示す時刻に、計時時間Cと、伝送遅延時間Dとを加えた時刻である。なお、計時時間Cはネットワークサーバー1が時刻サーバー71から第1時刻情報Q1を取得した時刻と、ネットワークサーバー1が基地局40へ第2時刻情報Q2を送信した時刻との差を表す時間であり、ゼロを含む時間である。
図4の時刻t5において、端末50は、ネットワークサーバー1から送信された第2時刻情報Q2を基地局40から受信する。図4において図示を省略するが、時刻t5は、図2の受信時間RX1又はRX2のように、端末50が第1要求P1を送信した時刻t0から受信遅延時間T1が経過した時点から開始される受信時間RXに含まれる。言い換えると、ネットワークサーバー1は、第2時刻情報Q2が受信時間RXにおいて端末50に受信されるように第2時刻情報Q2を端末50に送信する。即ち、所定時間T2は、受信遅延時間T1、伝送遅延時間D等を考慮して決定され得る。情報配信システム100の通信規格が例えばLoRaWANのクラスAである場合、受信遅延時間T1は、1秒又は2秒である。端末計時部55は、第2時刻情報Q2を端末通信部51から取得し、時刻t6において第2時刻情報Q2を確定する。
端末計時部55は、第2時刻情報Q2を確定した時点で、第2時刻情報Q2の受信から確定までの内部遅延時間E、即ち、時刻t5から時刻t6までの時間を、第2時刻情報Q2に加えた時刻情報に基づいて内部時刻を修正する。内部遅延時間Eは、端末50における処理のための遅延時間である。時刻t6において内部時刻として修正される時刻は、第1時刻情報Q1が示す時刻に、計時時間Cと、伝送遅延時間Dと内部遅延時間Eとを加えた時刻に相当する。
以上のように、情報配信システム100によれば、例えばブルートゥース規格のように、接続を維持するための処置が不要であり、端末50の要求に応じて所定のタイミングで時刻情報を端末に配信することができる。このため、情報配信システム100によれば、端末50は任意のタイミングで情報を要求することにより情報を取得することができ、情報取得のための端末50の消費電力を低減することができる。更に、通信規格として、LoRaWANを採用する場合、LoRaWANのプロトコルを変更することなく、本実施形態に係る情報配信方法を適用することができる。
ネットワークサーバー1は、端末50から時刻情報の第1要求P1を受けた場合、時刻サーバー71から第1時刻情報Q1を受信した時刻から端末50に応答する時刻まで、第1時刻情報Q1に基づいて計時された第2時刻情報Q2を端末50に送信する。このため、ネットワークサーバー1は、端末50に送信する第2時刻情報Q2を、時刻サーバー71により管理される標準時に整合させることができ、第2時刻情報Q2の精度を向上させることができる。更に、ネットワークサーバー1は、ネットワークサーバー1から基地局40までの伝送路における伝送遅延時間Dを加えられた第2時刻情報Q2を送信する。このため、第2時刻情報Q2の精度を更に向上させることができる。
端末50は、ネットワークサーバー1から第2時刻情報Q2を受信してから確定するまでの内部遅延時間Eを、第2時刻情報Q2に加えた時刻情報に基づいて端末計時部55の内部時刻を修正する。このため、端末50は、時刻サーバー71により管理される標準時に対する、内部時刻の精度を更に向上させることができる。
[第1変形例]
図5に示すように、ネットワークサーバー1は、時刻情報を要求する第3要求P3を周期的に時刻サーバー71に送信するようにしてもよい。例えば、ネットワークサーバー1は、所定の周期R3で第3要求P3を時刻サーバー71に送信する。第3要求P3は、例えば第1要求P1に応じて送信される第2要求P2と同一内容である。時刻サーバー71は、第3要求P3の受信に応じて、標準時を示す第3時刻情報Q3をネットワークサーバー1に周期的に送信する。ネットワークサーバー1は、計時部22の管理時刻を、受信毎に第3時刻情報Q3に更新し、管理時刻の計時を継続する。即ち、ネットワークサーバー1は、第3時刻情報Q3を第1時刻情報Q1として使用することができる。
図5に示すように、ネットワークサーバー1は、時刻情報を要求する第3要求P3を周期的に時刻サーバー71に送信するようにしてもよい。例えば、ネットワークサーバー1は、所定の周期R3で第3要求P3を時刻サーバー71に送信する。第3要求P3は、例えば第1要求P1に応じて送信される第2要求P2と同一内容である。時刻サーバー71は、第3要求P3の受信に応じて、標準時を示す第3時刻情報Q3をネットワークサーバー1に周期的に送信する。ネットワークサーバー1は、計時部22の管理時刻を、受信毎に第3時刻情報Q3に更新し、管理時刻の計時を継続する。即ち、ネットワークサーバー1は、第3時刻情報Q3を第1時刻情報Q1として使用することができる。
例えば、ネットワークサーバー1が、端末50から送信された第1要求P1を受信し、第2要求P2を時刻サーバー71に送信したものの、第1時刻情報Q1を時刻サーバー71から受信できない場合を仮定する。この場合であっても、ネットワークサーバー1は、第3要求P3の周期的な送信により、計時部22の管理時刻の精度が一定に確保されている。よって、ネットワークサーバー1は、第1要求P1に対する応答を送信する時刻t4において、計時部22の管理時刻に伝送遅延時間Dを加えた第2時刻情報Q2を端末50に宛てて基地局40に送信することにより、高い精度を有する時刻情報を端末50に配信することができる。
[第2変形例]
図6に示すように、第2変形例に係る情報配信システム100Aは、ネットワークサーバー1Aが、送信機7から送信される電波を受信する受信機15を備える点で上述の実施形態と異なる。以下において説明しない情報配信システム100Aの他の構成、作用及び効果は、上述の情報配信システム100と同様であるため、重複する説明を省略する。
図6に示すように、第2変形例に係る情報配信システム100Aは、ネットワークサーバー1Aが、送信機7から送信される電波を受信する受信機15を備える点で上述の実施形態と異なる。以下において説明しない情報配信システム100Aの他の構成、作用及び効果は、上述の情報配信システム100と同様であるため、重複する説明を省略する。
送信機7は、例えば、全地球測位システム(GPS)衛星等の航法衛星、標準電波を送信する標準電波送信所等の何れかである。よって、受信機15は、航法衛星から送信される衛星信号又は標準電波送信所から送信される標準電波を受信するアンテナ及び受信回路である。受信機15は、衛星信号を受信する受信機と、標準電波を受信する受信機とを備えてもよい。受信機15は、制御装置20が有する受信制御部23による制御に応じて、衛星信号又は標準電波の受信処理を実行する。
受信制御部23は、例えば、所定のタイミングで受信機15を制御することにより、航法衛星から送信される衛星信号又は標準電波送信所から送信される標準電波から、標準時を示す時刻情報を取得する。計時部22は、受信制御部23により取得された時刻情報を、第1時刻情報Q1として使用する。即ち、計時部22は、受信制御部23による時刻情報の取得毎に管理時刻を更新し、管理時刻の計時を継続する。このため、ネットワークサーバー1Aは、第1要求P1に対する応答を送信する時刻において、計時部22の管理時刻に伝送遅延時間Dを加えた第2時刻情報Q2を端末50に宛てて基地局40に送信することにより、高い精度を有する時刻情報を端末50に配信することができる。
[他の実施形態]
以上のように実施形態を説明したが、本発明はこれらの開示に限定されるものではない。各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成に置換されてよく、また、本発明の技術的範囲内において、各実施形態における任意の構成が省略されたり追加されたりしてもよい。このように、これらの開示から当業者には様々な代替の実施形態が明らかになる。
以上のように実施形態を説明したが、本発明はこれらの開示に限定されるものではない。各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成に置換されてよく、また、本発明の技術的範囲内において、各実施形態における任意の構成が省略されたり追加されたりしてもよい。このように、これらの開示から当業者には様々な代替の実施形態が明らかになる。
例えば、ネットワークサーバー1は、時差情報、サマータイム情報及び閏秒情報の3種の情報のうち、少なくとも1種の情報を、他のサービスサーバー72から取得し、第2時刻情報Q2と共に端末50に送信するようにしてもよい。閏秒情報は、閏秒が追加または削除される時刻を示す情報である。閏秒情報は、閏秒に対応するNTPサーバーである時刻サーバー71から取得されてもよい。
また、図7に示すように、ネットワークサーバー1は、時刻t11において端末50から送信された第1要求P1に対する応答を送信する時刻までに、時刻サーバー71から第1時刻情報Q1を受信できない場合を仮定する。この場合、第1要求P1の受信から所定時間T2が経過した時点で、第1要求P1に対するACKである信号Kを端末50に宛てて送信するようにしてもよい。端末50は、例えば、時刻t11から受信遅延時間T1が経過した時刻t12において信号Kを受信することに応じて、再度第1要求P1を送信する時刻t13まで待機する。
ネットワークサーバー1は、時刻t11において送信された第1要求P1に応じて、第2要求P2を時刻サーバー71に送信し、時刻サーバー71から第1時刻情報Q1を受信する。時刻t12から所定の待機時間が経過した時刻t13において、端末50は、第1要求P1を再度ネットワークサーバー1に宛てて送信する。ネットワークサーバー1は、第1要求P1の受信から所定時間T2が経過した時点で、第1時刻情報Q1に基づいて計時され、伝送遅延時間D(図7において図示省略)を加えられた第2時刻情報Q2を、端末50に宛てて送信する。端末50は、時刻t13から受信遅延時間T1が経過した時刻t14において第2時刻情報Q2を受信する。これにより、端末50は、高い精度を有する時刻情報をネットワークサーバー1から取得することができる。なお、時刻t11において端末50から送信された第1要求P1をネットワークサーバー1が取得した時刻から、ネットワークサーバー1が端末50へ第2時刻情報Q2を送信した時刻までの期間は、第1実施形態における所定時間T2に相当する。ネットワークサーバー1は、第1時刻情報Q1を受信した時刻から経過時間を計時することで、時刻t13における端末50の再度の要求に応じて、所定のタイミングで第2時刻情報Q2を端末50に送信することができる。
その他、上述の各構成を相互に応用した構成等、本発明は以上に記載しない様々な実施形態を含むことは勿論である。本発明の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
以下に、上述した実施形態から導き出される内容を、各態様として記載する。
第1態様は、端末と、ネットワークを介して前記端末と通信するネットワークサーバーとを備える情報配信システムであって、前記端末が、時刻情報を要求する第1要求を前記ネットワークサーバーに送信し、前記ネットワークサーバーが、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記ネットワークサーバーが、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記ネットワークサーバーが、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを特徴とする情報配信システムである。
第1態様によれば、端末とネットワークサーバーとの間の接続を維持するための処理が不要であるため、時刻情報の取得に要する消費電力を低減することができる。
第2態様は、第1態様において、前記ネットワークサーバーが、前記端末までの伝送路における伝送遅延時間を加えられた前記第2時刻情報を前記端末に送信することである。
第2態様によれば、端末が高い精度を有する第2時刻情報を取得することができる。
第3態様は、第1又は第2態様において、前記端末が、内部時刻を計時し、前記第2時刻情報の受信から確定までの内部遅延時間を前記第2時刻情報に加えた時刻情報に基づいて前記内部時刻を修正することである。
第3態様によれば、端末が高い精度を有する時刻情報に基づいて内部時刻を修正することができる。
第4態様は、第1乃至第3態様の何れかにおいて、前記ネットワークサーバーが、時刻情報を要求する第3要求を周期的に前記時刻サーバーに送信することである。
第4態様によれば、ネットワークサーバーが、第1要求の受信から所定時間内に時刻サーバーから時刻情報を取得できない場合であっても、端末に時刻情報を送信することができる。
第5態様は、第1乃至第4態様の何れかにおいて、前記ネットワークサーバーが、航法衛星から送信される衛星信号又は標準電波送信所から送信される標準電波から取得される時刻情報を、前記第1時刻情報として使用することである。
第5態様によれば、ネットワークサーバーが時刻サーバー以外から時刻情報を取得することができる。
第6態様は、第1乃至第5態様の何れかにおいて、前記ネットワークサーバーが、時差情報、サマータイム情報及び閏秒情報の3種の情報のうち少なくとも1種の情報を、他のサーバーから取得し、前記第2時刻情報と共に前記端末に送信することである。
第6態様によれば、端末が時刻情報と、第三者の都合により変更される可能性のある時刻情報以外の情報を取得することができる。
第7態様は、ネットワークを介して端末と通信するネットワークインターフェイスと、前記ネットワークインターフェイスを制御する制御装置とを備えるネットワークサーバーであって、前記制御装置が、時刻情報を要求する第1要求を前記端末から受信し、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを前記ネットワークインターフェイスに実行させることを特徴とするネットワークサーバーである。
第7態様によれば、端末とネットワークサーバーとの間の接続を維持するための処理が不要であるため、端末が時刻情報の取得に要する消費電力を低減することができる。
第8態様は、ネットワークを介して端末と通信するネットワークサーバーの制御方法であって、時刻情報を要求する第1要求を前記端末から受信し、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを特徴とするネットワークサーバーの制御方法である。
第8態様によれば、端末とネットワークサーバーとの間の接続を維持するための処理が不要であるため、端末が時刻情報の取得に要する消費電力を低減することができる。
1,1A…ネットワークサーバー、7…送信機、10…ネットワークI/F、15…受信機、20…制御装置、21…通信制御部、22…計時部、23…受信制御部、30…記憶装置、31…サービス情報、32…遅延時間情報、40…基地局、41…基地局ネットワークI/F、42…基地局通信部、43…基地局制御装置、50…端末、51…端末通信部、52…操作部、53…表示部、54…端末制御装置、55…端末計時部、56…端末記憶部、57…充電用電源、58…二次電池、60…ネットワーク、70…ネットワーク、71…時刻サーバー、72…サービスサーバー、100,100A…情報配信システム、P1…第1要求、P2…第2要求、P3…第3要求、Q1…第1時刻情報、Q2…第2時刻情報、Q3…第3時刻情報、R3…周期、RX1…受信時間、RX2…受信時間、T1,T11,T12…受信遅延時間、T2…所定時間。
Claims (8)
- 端末と、ネットワークを介して前記端末と通信するネットワークサーバーとを備える情報配信システムであって、
前記端末が、時刻情報を要求する第1要求を前記ネットワークサーバーに送信し、
前記ネットワークサーバーが、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、
前記ネットワークサーバーが、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、
前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記ネットワークサーバーが、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信する
ことを特徴とする情報配信システム。 - 前記ネットワークサーバーが、前記端末までの伝送路における伝送遅延時間を加えられた前記第2時刻情報を前記端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
- 前記端末が、内部時刻を計時し、前記第2時刻情報の受信から確定までの内部遅延時間を前記第2時刻情報に加えた時刻情報に基づいて前記内部時刻を修正することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信システム。
- 前記ネットワークサーバーが、時刻情報を要求する第3要求を周期的に前記時刻サーバーに送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報配信システム。
- 前記ネットワークサーバーが、航法衛星から送信される衛星信号又は標準電波送信所から送信される標準電波から取得される時刻情報を、前記第1時刻情報として使用することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報配信システム。
- 前記ネットワークサーバーが、時差情報、サマータイム情報及び閏秒情報の3種の情報のうち少なくとも1種の情報を、他のサーバーから取得し、前記第2時刻情報と共に前記端末に送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報配信システム。
- ネットワークを介して端末と通信するネットワークインターフェイスと、前記ネットワークインターフェイスを制御する制御装置とを備えるネットワークサーバーであって、
前記制御装置が、時刻情報を要求する第1要求を前記端末から受信し、前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信することを前記ネットワークインターフェイスに実行させることを特徴とするネットワークサーバー。 - ネットワークを介して端末と通信するネットワークサーバーの制御方法であって、
時刻情報を要求する第1要求を前記端末から受信し、
前記第1要求に応じて、時刻情報を要求する第2要求を前記ネットワークに接続された時刻サーバーに送信し、
前記時刻サーバーから前記第2要求の応答として第1時刻情報を受信し、
前記第1要求の受信から所定時間が経過すると、前記第1時刻情報に基づいて計時される第2時刻情報を、前記端末に送信する
ことを特徴とするネットワークサーバーの制御方法。
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