JP2020160565A - 自律走行作業車両 - Google Patents

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楫野 豊
Yutaka Kajino
楫野  豊
勝野 志郎
Shiro Katsuno
勝野  志郎
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Abstract

【課題】本発明は、障害物検知手段を設けた自律走行作業車両が圃場境界の畔に沿って支障なく農作業が行えるようにすることを課題とする。【解決手段】車体10の周囲を監視して障害物を検出する障害物検出手段620と障害物を避ける障害物回避手段を設けた自律走行作業車両において、車体10に装着する作業機11の幅に応じて車体10の側部を監視する障害物検出手段620R,620Lの検出範囲A2L,A2Rを作業機11が障害物を回避できる最短距離まで調整して障害物回避手段の回避動作を制御する自律走行作業車両とする。【選択図】図2

Description

本発明は、圃場内を自律走行しながら農作業を行う農業用トラクター等の自律走行作業車両に関する。
自律走行作業車両は、圃場内の障害物を避けるために機体の周囲を監視する障害物センサーを設け、障害物を検出すると警報を発したり走行を停止したりするようにしている。
例えば、特許文献1に記載の自律走行作業車両では、障害物検知手段の感度が設定作業エリア内は高く設定作業エリア外は低くなるように調整して、圃場内の設定作業エリアで障害物の検出を精度良く行うようにしている。
特許第6266407号公報
圃場内を走行して農作業を行う自律走行作業車両は、機体の周囲が広い圃場内だけでなく畔際を走行して代掻きなどの農作業を行うことがあるが、この時に障害物検知手段が畔を障害物として検出すると走行が停止して代掻き作業が継続できなくなる。
本発明は、障害物検知手段を設けた自律走行作業車両が圃場境界の畔に沿って支障なく農作業が行えるようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、車体10の周囲を監視して障害物を検出する障害物検出手段620と障害物を避ける障害物回避手段を設けた自律走行作業車両において、車体10に装着する作業機11の幅に応じて車体10の側部を監視する障害物検出手段620R,620Lの検出範囲A2L,A2Rを作業機11が障害物を回避できる最短距離まで調整して障害物回避手段の回避動作を制御することを特徴とする自律走行作業車両とする。
請求項2の発明は、車体10に装着する作業機11を認識する作業機認識手段12を設け、作業機認識手段12の作業機幅認識結果に応じて障害物検出手段620の検出範囲A2L,A2Rを変更することを特徴とする請求項1に記載の自律走行作業車両とする。
請求項3の発明は、障害物検出手段620で畔を認識して検出範囲A2L,A2Rを変更することを特徴とする請求項1に記載の自律走行作業車両とする。
請求項1の発明で、車体10の周囲が障害物検出手段610,620で障害物の存在を監視されて障害物が有ると障害物回避手段が作動して車体10が障害物に接触することを防ぎ安全であるが、車体10に作業機11を装着した場合には、車体10の側部を監視する障害物検出手段620R、620Lの検出範囲A2L,A2Rが作業機11の障害物を回避できる最短距離まで調整されるので、作業機11を圃場の境界である畝に接近させても障害物回避手段が作動せずに農作業を行える。
請求項2の発明で、作業機認識手段12で登録した作業機幅に応じた障害物検出手段610,620の検出範囲A2L,A2Rに自動的に変更するので、車体10に装着する作業機11の機体幅が変わっても圃場の境界である畝に作業機11を接近させても障害物回避手段が作動せずに農作業を行える。
請求項3の発明で、障害物検出手段620が畔を認識しない場合は、障害物検出手段620の検出範囲A2L,A2Rが変更されないで、車体10や作業機11周囲の障害物が監視され、障害物検出手段620が畔を認識すると障害物検出範囲A2L,A2Rが狭く変更されて、車体10と作業機11を畔に沿わせて農作業を行える。
農業用ロボットトラクターの右側面図 農業用ロボットトラクターの平面図 農業用ロボットトラクターの動力伝達系の説明図 農業用ロボットトラクターの模式的な上面図 農業用ロボットトラクターの制御系の説明図 農業用ロボットトラクターの走行経路の説明図(その一) 農業用ロボットトラクターの走行経路の説明図(その二) 変形例の実施の形態の農業用ロボットトラクターの上面図 農業用ロボットトラクターの車体の前側および旋回外側の検出範囲の説明図 農業用ロボットトラクターの旋回経路の旋回外側の検出範囲の説明図 農業用ロボットトラクターの旋回状態の説明図 農業用ロボットトラクターの直進状態の説明図
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
自律走行作業車両として農業用ロボットトラクターで説明する。
まず説明するのは、本実施の形態の農業用ロボットトラクターの基本的な構成および動作で、コントローラー200に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
図1と図2の全体構成で、車体10の前部のボンネット31の内部には、エンジン30が設けられている。
エンジン30の回転動力は、運転ユニット20のフロア21の下方に設けられているトランスミッションケース内部のさまざまな動力伝動機構を介して伝達される。より具体的には、図3で、主変速装置120および副変速装置130で変速された回転動力は、左前輪40Lおよび右前輪40R、ならびに左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。
フロア21の左側には、ブレーキペダル連結解除ペダルおよびクラッチペダルが配置されている。
フロア21の右側には、図4の如く、左ブレーキペダル411Lおよび右ブレーキペダル411R、ならびにアクセルペダルが配置されている。
車体10の後部には、機体幅が車体10よりも広い耕耘装置等の作業機11が、3点リンク機構を利用して装着される。
エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130および後輪差動ギヤ312を介して、左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。4WD(4−Wheel Drive)駆動が行われる場合には、エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130、4WDクラッチ320および前輪差動ギヤ311を介して、左前輪40Lおよび右前輪40Rへも伝達される。
図4において、作業者が搭乗した場合は、左ブレーキ装置400Lは、左ブレーキペダル411Lの踏み込み操作で動作する左ブレーキシリンダー412Lの状態に応じて左後輪50Lの制動を行う装置で、右ブレーキ装置400Rは、右ブレーキペダル411Rの踏み込み操作で動作する右ブレーキシリンダー412Rの状態に応じて右後輪50Rの制動を行う装置である。
また、自律走行する場合は、左ブレーキシリンダー412Lおよび右ブレーキシリンダー412Rの状態は、コントローラー200(図5)の走行制御部からの指示により変化させられる。走行制御部からの指示は、片ブレーキ弁420、両ブレーキ弁431および両ブレーキソレノイド432、左ブレーキ弁441Lおよび左ブレーキソレノイド442L、右ブレーキ弁441Rおよび右ブレーキソレノイド442R、比例弁450、リリーフバルブ460、ならびにポンプ470を利用して行われる。
左前輪40Lおよび右前輪40Rのステアリングは、操舵シリンダー330の状態に応じて行われる。操舵シリンダー330の状態は、コントローラー200からの指示により変化させられる。
コントローラー200は、メモリーおよびタイマーなどと協働して動作する、耕耘作業機昇降制御部、エンジン制御部および走行制御部を有する。
ブレーキペダル踏込みセンサー、操舵角度センサー340、車速センサー350、前進センサー、後進センサー、主変速スイッチ、前進圧力センサーおよび後進圧力センサーの検出値は、コントローラー200の走行制御部へ入力される。そして、走行制御部は、前後進クラッチ110、主変速装置120、ならびに左ブレーキシリンダー412Lおよび右ブレーキシリンダー412Rの制御を、入力された検出値に基づいて行う。
次に、図1、2および図5から図7を主として参照しながら、農業用ロボットトラクターの制御および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図5は本発明における実施の形態の農業用ロボットトラクターの制御系の制御ブロック図であり、図6および7は本発明における実施の形態の農業用ロボットトラクターの走行経路Cの説明図(その一および二)である。
図6においては、隣接する二つの直進経路Csを接続する旋回経路Ctが示されている。図7においては、隣接しない二つの直進経路Csを接続する旋回経路Ctが示されている。
コントローラー200は、あらかじめ設定された走行経路Cに沿って車体10を走行させるための自動走行制御を、農業用ロボットトラクターおよび作業機11の設定、リモートコントローラー201からの指示、衛星測位システム、および障害物検出機構600の障害物検出結果などに基づいて行う。
本実施の形態においては、走行経路Cは、直進経路Cs、二つの直進経路Csを接続する旋回経路Ct、および圃場の内縁を周回する枕地経路Chを含む。
車体10は、畔道Fの近傍の旋回経路Ctにおいてのみならず、枕地経路Chにおいても旋回することがある。
車体位置測定機構500は、車体10の位置を測定する機構である。
本実施の形態においては、車体位置測定機構500は、衛星測位ユニットを有する。
変形例の実施の形態においては、車体位置測定機構500は、三角測量機構を有してもよい。
操舵角度センサー340は、操舵角度を検出するセンサーである。
本実施の形態においては、操舵角度センサー340は、左前輪40Lの側へ取付けられたセンサーである。
変形例の実施の形態においては、操舵角度センサー340は、右前輪40Rの側へ取付けられたセンサーであってもよいし、操舵シリンダー330の側へ取付けられたセンサーであってもよい。
本実施の形態においては、障害物検出機構600は、障害物検出手段として、二つの前側超音波センサー610、ならびに三つの左側超音波センサー620Lおよび三つの右側超音波センサー620Rを有する。
前側超音波センサー610は検出範囲A1が車体10の前側の範囲であるセンサーであり、左側超音波センサー620Lは検出範囲A2Lが車体10の左側の範囲であるセンサーであり、右側超音波センサー620Rは検出範囲A2Rが車体10の右側の範囲であるセンサーである。
障害物により反射された超音波の帰還時間に基づいて、前側超音波センサー610の検出範囲A1、ならびに左側超音波センサー620Lの検出範囲A2Lおよび右側超音波センサー620Rの検出範囲A2Rにおける障害物の存在が認識された場合には、障害物回避手段として警報が発せられて車体10の自動停止が行われる。
なお、作業機11を車体10に装着する際に、作業機11の作業機認識手段として作業機カプラ12が車体10側のコントローラー200に連結されて、作業機11の機体幅等の機体情報がコントローラー200に登録される。コントローラー200は、機体情報の機体幅に基づいて左側超音波センサー620Lの検出範囲A2Lを機体幅より僅かに広い調整検出範囲A2L‘に変更し、右側超音波センサー620Rの検出範囲A2Rを機体幅より僅かに広い調整検出範囲A2R‘に変更する。このことで、畔に作業機11を極接近するまで障害物として検出されず障害物回避手段が実行されないので、畔際での農作業が可能になる。
また、障害物検知手段620として、左側超音波センサー620Lと右側超音波センサー620Rに代えて、電子カメラとすることで、映像をコントローラー200で分析して畔を判断するようにすれば、作業機認識手段12が無くても検出範囲A2L,A2Rを狭く変更して畔際の農作業を可能に出来る。
変形例の実施の形態においては、図8に示されているように、障害物検出機構600は、一つの前側赤外線センサー630および一つの後側赤外線センサー640を有してもよい。ここで、図8は、本発明における変形例の実施の形態の農業用ロボットトラクターの上面図である。
前側赤外線センサー630は検出範囲A3が車体10の前側の範囲であるセンサーであり、後側赤外線センサー640は検出範囲A4が車体10の後側の範囲であるセンサーである。
障害物により反射された赤外線の帰還時間に基づいて、前側赤外線センサー630の検出範囲A3および後側赤外線センサー640の検出範囲A4における障害物の存在が認識された場合には、車体10の自動停止が行われる。
もちろん、変形例の実施の形態においては、障害物検出機構600は、車体ルーフへ取付けられた一つの全方向タイプ超音波センサーを有してもよい。
積層式表示灯601は、障害物検出機構600の動作状態などを外部に通知するための表示灯である。
本実施の形態においては、作業者が積層式表示灯601の点灯パターンに基づいて障害物検出機構600の動作状態を目視で確認することができるように、特殊な監視装置または検査装置なしに利用可能である、ユーザーフレンドリーな障害物検出機構600の動作状態チェックモードが設けられている。
たとえば、動作状態チェックモードにおいて、複数のセンサーの検出状態を個別に出力する積層式表示灯601の点灯パターンが車体10の周辺を歩き回る作業者の位置に応じて変化すれば、障害物検出機構600の動作状態は正常であると判断される。
エンジン30のキースイッチがオンされるたびに、動作状態チェックモードは自動走行制御が開始される前に必ず実行されなければならず、自動走行制御における安全性が向上される。
動作状態チェックモードが実行されない場合には、タブレット端末装置などを利用する視覚的なまたは聴覚的な警告メッセージ出力が行われるので、作業者は動作状態チェックモードの実行の必要性を疑いなく認識することができる。
もちろん、リモートコントロールによる手動走行制御における作業効率を向上するために、キーコンビネーション操作のようなリモートコントローラー201の特殊な操作を利用する障害物検出機構600の無効化モードが設けられると、鳥などのような小動物が障害物として検出されることがほとんどなくなるので、不必要な車体10の自動停止は抑制される。
より具体的には、障害物検出機構600の無効化モードを実行するために、リモートコントローラー201の自動走行制御開始ボタンの押下げの継続が要求されてもよいし、同時に押下げることが要求される、二つの自動走行制御開始ボタンが設けられている場合には、二つの自動走行制御開始ボタンの一方または両方の長押しが要求されてもよい。このような仕様の採用は、操作性または安全性などを考慮して決定される。
さらにより具体的に説明する。
ここに、図9は、本発明における実施の形態の農業用ロボットトラクターの車体10の前側および旋回外側の検出範囲Aの説明図である。
前側超音波センサー610は、本発明における前側障害物検出センサーの一例である。
本実施の形態の農業用ロボットトラクターの動作について説明しながら、本発明に関連した発明の自動走行制御方法についても説明する。
コントローラー200は、走行経路Cに沿って車体10を走行させるための自動走行制御を、車体10の周辺に存在する障害物の検出を行う障害物検出機構600の障害物検出結果を利用することにより行う。
検出範囲Aにおける障害物の存在が認識された場合には、車体10の自動停止が行われる。
本実施の形態においては、コントローラー200は、車体10が旋回しようとするまたは旋回しているとき、車体10の前側および旋回外側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用を抑制する。
より具体的には、車体10が旋回しようとするまたは旋回しているとき、車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用は、前側超音波センサー610の検出範囲A1、ならびに左側超音波センサー620Lの検出範囲A2Lおよび右側超音波センサー620Rの検出範囲A2Rの内の車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲を無効化することにより、無効化されてもよい。
変形例の実施の形態においては、車体10が旋回しようとするまたは旋回しているとき、車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用は、前側赤外線センサー630の検出範囲A3および後側赤外線センサー640の検出範囲A4の内の車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲を無効化することにより、無効化されてもよい。
車体10が旋回しようとするまたは旋回しているとき、車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側に存在する畔道Fが障害物として検出されることがほとんどなくなるので、不必要な車体10の自動停止は抑制される。
車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲Aが一時的に無効化されるので、障害物検出センサー感度の変更処理なしに、旋回時の円滑な自動走行制御が廉価に実現される。
本実施の形態においては、コントローラー200は、車体位置測定機構500の車体位置測定結果を利用することにより、車体10が旋回経路Ctの開始点に接近していると判断するとき、車体10の前側および旋回外側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用を停止する。
なお、変形例の実施の形態においては、コントローラー200は、操舵角度センサー340の操舵角度検出結果を利用することにより、車体10が旋回経路Ctに沿って走行していると判断するとき、車体10の前側および旋回外側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用を停止してもよい。
前側超音波センサー610の検出範囲A1、ならびに左側超音波センサー620Lの検出範囲A2Lおよび右側超音波センサー620Rの検出範囲A2Rの内の車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲は、検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方を変化させることにより、小さくされてもよい。
変形例の実施の形態においては、前側赤外線センサー630の検出範囲A3および後側赤外線センサー640の検出範囲A4の内の車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲は、検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方を変化させることにより、小さくされてもよい。
このような検出範囲サイズおよび検出範囲形状の変化は、センサー動作の変化による現実的な検出範囲の変化を利用して行われてもよいし、センシングデータの処理による仮想的な検出範囲の変化を利用して行われてもよい。
検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方は、車体10と畔道Fとの間の距離に応じて変化させられてもよい。
前側超音波センサー610の検出範囲A1、ならびに左側超音波センサー620Lの検出範囲A2Lおよび右側超音波センサー620Rの検出範囲A2Rの内の車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲は、車体10が旋回経路Ctの開始点に到達したタイミングで小さくされてもよいし、車体10と畔道Fとの間の距離が直進経路Csでの設定検出距離を下回ったタイミングで小さくされてもよい。
変形例の実施の形態においては、前側赤外線センサー630の検出範囲A3および後側赤外線センサー640の検出範囲A4の内の車体10の前側および旋回外側の内の少なくとも一方の側の検出範囲は、車体10が旋回経路Ctの開始点に到達したタイミングで小さくされてもよいし、車体10と畔道Fとの間の距離が直進経路Csでの設定検出距離を下回ったタイミングで小さくされてもよい。
車体位置測定機構500などを利用して判断されるこのようなタイミングでの車速は旋回にともなって小さくなっており、車体10の前側および旋回外側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用は停止されず、したがって無効化されないので、畔道Fへの接近にともなう不必要な車体10の自動停止が安全性を考慮して抑制される。
なお、変形例の実施の形態においては、図10に示されているように、コントローラー200は、旋回経路Ctの旋回外側の検出範囲Aにおける障害物検出結果の利用を抑制してもよい。
ここに、図10は、本発明における変形例の実施の形態の農業用ロボットトラクターの旋回経路Ctの旋回外側の検出範囲Aの説明図である。
畔道Fが障害物として検出されることがほとんどなくなるので、不必要な車体10の自動停止は抑制される。
したがって、検出範囲Aが小さくされるべきタイミングの判断が不要であるので、旋回時の円滑な自動走行制御がより廉価に実現される。
もちろん、障害物検出結果の利用は、作業効率を向上するために、車速を考慮して抑制されてもよい。より具体的には、直進経路Csでの設定検出距離は、車速に応じて変化させられてもよい。障害物検出結果の利用が抑制されても、小さい車速の場合には、車体10の自動停止は容易である。
本実施の形態においては、前側超音波センサー610の検出向きは、操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じて変化させられる。
より具体的には、図11に示されているように、車体10が旋回しようとするまたは旋回しているとき、前側超音波センサー610の検出向きは、操舵角度検出結果に応じる側である、旋回経路Ctの側へ変化させられる。
ここに、図11は、本発明における実施の形態の農業用ロボットトラクターの旋回状態の説明図である。
図11においては、前側超音波センサー610の検出向きが変化させられた状態が破線で示されている。
旋回時の進行向きにおける障害物が素早く正確に検出されるので、安全性が向上される。
前側超音波センサー610の検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方が、旋回時の進行向きにおける障害物が素早く正確に検出されるように、操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じて変化させられてもよい。
言うまでもなく、変形例の実施の形態においては、旋回時の進行向きにおける障害物が素早く正確に検出されるように、前側赤外線センサー630の検出向きが操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じて変化させられてもよいし、前側赤外線センサー630の検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方が操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じて変化させられてもよい。
変形例の実施の形態においては、前側超音波センサー610の検出向きは、操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じないで変化させられてもよいし、変化させられなくてもよい。
より具体的には、図12に示されているように、車体10が直進しているとき、前側超音波センサー610の検出向きは、操舵角度検出結果に応じない側である、直進経路Csの側へ変化させられる。
なお、作業機11に補助車輪を着脱する場合に、補助車輪着脱センサーを設け、補助車輪を取り付けた場合には、左側超音波センサー620Lと右側超音波センサー620Rの障害物検出を無効にする。
なお、作業機11として代掻き作業機を使用する場合には、旋回時に作業機11を最上位置まで上昇させず、圃場面から少し浮かせるだけで良い。
また、自律走行で代掻き作業を行う場合に、折り畳み式ハローを使用すると作業終了時にハローを折り畳み、畔際まで移動して停止するようにすると良い。
ここに、図12は、本発明における実施の形態の農業用ロボットトラクターの直進状態の説明図である。前側超音波センサー610の検出向きが変化させられた状態が破線で示されている。直進時の進行向きにおける障害物が素早く正確に検出されるので、安全性が向上される。
前側超音波センサー610の検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方が、直進時の進行向きにおける障害物が素早く正確に検出されるように、操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じないで変化させられてもよい。
言うまでもなく、変形例の実施の形態においては、直進時の進行向きにおける障害物が素早く正確に検出されるように、前側赤外線センサー630の検出向きが操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じないで変化させられてもよいし、前側赤外線センサー630の検出範囲サイズおよび検出範囲形状の内の少なくとも一方が操舵角度センサー340の操舵角度検出結果に応じないで変化させられてもよい。
なお、本発明に関連した発明のプログラムは、上述された本発明に関連した発明の自動走行制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明に関連した発明の記録媒体は、上述された本発明に関連した発明の自動走行制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の全部または一部の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、読取られたプログラムがコンピュータと協働して利用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
なお、上述された「一部のステップ(または工程、動作および作用など)」は、それらの複数のステップの内の一つまたはいくつかのステップを意味する。
また、上述された「ステップ(または工程、動作および作用など)の動作」は、上述されたステップの全部または一部の動作を意味する。
また、本発明に関連した発明のプログラムの一利用形態は、インターネット、光、電波または音波などのような伝送媒体の中を伝送され、コンピュータにより読取られ、コンピュータと協働して動作するという形態であってもよい。
また、記録媒体としては、ROM(Read Only Memory)などが含まれる。
また、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)などのような純然たるハードウェアに限らず、ファームウェア、OS(Operating System)、そしてさらに周辺機器を含んでもよい。
なお、上述されたように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現されてもよいし、ハードウェア的に実現されてもよい。
A2L,A2R 検出範囲
A2L,A2R 検出範囲
10 車体
11 作業機
12 作業機認識手段
600 障害物検出機構
620 障害物検出手段
620L 左側超音波センサー
620R 右側超音波センサー

Claims (3)

  1. 車体(10)の周囲を監視して障害物を検出する障害物検出手段(620)と障害物を避ける障害物回避手段を設けた自律走行作業車両において、前記車体(10)に装着する作業機(11)の幅に応じて前記車体(10)の側部を監視する前記障害物検出手段(620R,620L)の検出範囲(A2L,A2R)を作業機(11)が障害物を回避できる最短距離まで調整して前記障害物回避手段の回避動作を制御することを特徴とする自律走行作業車両。
  2. 前記車体(10)に装着する作業機(11)を認識する作業機認識手段(12)を設け、前記作業機認識手段(12)の作業機幅認識結果に応じて前記障害物検出手段(620)の検出範囲(A2L,A2R)を変更することを特徴とする請求項1に記載の自律走行作業車両。
  3. 前記障害物検出手段(620)で畔を認識して検出範囲(A2L,A2R)を変更することを特徴とする請求項1に記載の自律走行作業車両。
JP2019056644A 2019-03-25 2019-03-25 自律走行作業車両 Pending JP2020160565A (ja)

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