JP2020160245A - 電力制御装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも小型の構成で負荷への電力制御を行う電力制御装置を提供する。【解決手段】電力制御装置は、商用電源から定着ヒータ210に供給される交流電力の電圧値を変換して電圧信号を生成する電圧検出部301と、交流電力の電流値を表す電流信号を生成する電流検出部302と、電圧信号及び電流信号をデジタル信号に変換するA/D変換部304と、A/D変換部304に電圧信号及び電流信号のいずれかを選択的に入力する切替部305と、電圧信号に基づいて電圧値の検出タイミングと電流値の検出タイミングとを決定し、決定した検出タイミングに基づいて切替部305の切替動作を制御する信号処理部303と、A/D変換部304からデジタル信号を取得して電流値を検出し、検出した当該電流値に基づいて定着ヒータ210への交流電力の供給を制御するCPU201と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真プロセス方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置に設けられる電力制御装置に関する。
電力制御装置は、商用電源から負荷への電力の供給制御を、商用電源から負荷に印加される交流電圧の電圧値や交流電流の電流値に基づいて行うことがある。電力制御装置は、交流電圧の電圧値や交流電流の電流値の検出を、電圧検出用のトランスや電流検出用のトランスを用いて行うことができる。この場合、交流電圧や交流電流は、電圧検出用のトランスや電流検出用のトランスにより電圧変換され且つ整流されて、別々のA/D(Analog/Digital)変換器でデジタル信号に変換される。デジタル信号により電圧値や電流値が検出される。商用電源から交流電圧を負荷に印加する構成では、交流電圧の極性が入れ替わるゼロクロスのタイミングに基づいて、負荷に対する電力制御が行われる。ゼロクロスの検出は、別の回路で行われる。
特許文献1は、交流電圧と定着ヒータに流される電流をそれぞれ検出し、これらの検出結果に基づいて定着ヒータの抵抗値の切替制御を行う技術を開示する。
従来の構成では、電圧検出用と電流検出用とで2つのA/D変換器が必要である。これは、A/D変換器を実装する基板サイズが大きくなる原因となる。そのために装置全体の小型化が阻害される。また、部品点数が多くなるために、コストが増大する。特に、ゼロクロスの検出を別の回路で行う構成では、この傾向が大きくなる。
本発明は、上記の問題に鑑み、従来よりも小型の構成で負荷への電力制御を行うことができる電力制御装置を提供することを主たる課題とする。
本発明の電力制御装置は、商用電源から所定の負荷に供給される交流電力の電圧値を変換して、アナログ信号である電圧信号を生成する電圧検出手段と、前記交流電力の電流値を表すアナログ信号である電流信号を生成する電流検出手段と、前記電圧信号及び前記電流信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段に前記電圧信号及び前記電流信号のいずれかを選択的に入力する切替手段と、前記電圧信号に基づいて決定される前記電圧値の検出タイミングと前記電流値の検出タイミングとに基づいて前記切替手段の切替動作を制御する信号処理手段と、前記A/D変換手段から前記デジタル信号を取得して前記電流値を検出し、検出した当該電流値に基づいて前記負荷への前記交流電力の供給を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも小型の構成で負荷への電力制御を行うことができる。
本発明の電力制御装置を用いた画像読取装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置)
図1は、本実施形態の電力制御装置を含む画像形成装置の構成説明図である。画像形成装置100は、記録材に画像を形成する電子写真方式のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、補給用の現像剤(以下、「トナー」という)を収容したトナー収容容器130Y〜130Mを備える。トナー収容容器130Y〜130Mは、画像形成装置100の本体に着脱可能である。画像形成装置100は、原稿から画像を読み取るための画像読取装置120及びユーザによる指示を受け付け且つユーザへ情報を提供するユーザインターフェース(UI)126を備えている。
図1は、本実施形態の電力制御装置を含む画像形成装置の構成説明図である。画像形成装置100は、記録材に画像を形成する電子写真方式のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、補給用の現像剤(以下、「トナー」という)を収容したトナー収容容器130Y〜130Mを備える。トナー収容容器130Y〜130Mは、画像形成装置100の本体に着脱可能である。画像形成装置100は、原稿から画像を読み取るための画像読取装置120及びユーザによる指示を受け付け且つユーザへ情報を提供するユーザインターフェース(UI)126を備えている。
画像形成装置100は、一定の間隔をおいて配置された4つの画像形成部103Y、103M、103C、103Kを備える。画像形成部103Y、103M、103C、103Kは、画像形成装置100の本体に着脱可能である。画像形成部103Y、103M、103C、103Kは、それぞれ異なる色の画像を形成する。画像形成装置100は、画像形成部103Y、103M、103C、103Kによる画像形成時に用いられるレーザ露光器108を備える。画像形成装置100は、画像形成部103Y、103M、103C、103Kのそれぞれから画像が転写される中間転写ベルト101を有する中間転写ベルトユニット115を備える。画像形成装置100は、中間転写ベルト101から記録材に画像を転写する転写部及び画像を記録材に定着させる定着器150を備える。
画像形成部103Y、103M、103C、103Kは、形成する画像の色が異なるのみであり、同じ構成を有し、同じ処理を行う。画像形成部103Yはイエロー(Y)の画像を形成する。画像形成部103Mはマゼンタ(M)の画像を形成する。画像形成部103Cはシアン(C)の画像を形成する。画像形成部103Kはブラック(K)の画像を形成する。ここでは、画像形成部103Yの構成及び処理について説明し、画像形成部103M、103C、103Kの構成及び処理の説明を省略する。
画像形成部103Yは、像担持体であるドラム型の感光体(以下、「感光ドラム」という)104Yを備える。感光ドラム104Yの周囲には、帯電器109Y、現像器105Y、及びドラムクリーナ112Yが配置されている。中間転写ベルト101を介して感光ドラム104Yに対向する位置には、一次転写ローラ114Yが配置されている。
感光ドラム104Yは、アルミニウム製のドラム基体上に負帯電のOPC感光体による光導電層を有しており、不図示の駆動モータによって所定のプロセススピードで回転駆動される。帯電器109Yは、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム104Yの表面を負極性の所定電位に均一に帯電させる。
レーザ露光器108は、形成する画像を表す時系列の電気デジタル画素信号(以下、「画像データ」という)に応じてレーザ光が発光制御される発光部を備える。レーザ露光器108は、帯電された感光ドラム104の表面をレーザ光により露光することで、画像データに応じた静電潜像を感光ドラム104の表面に形成する。ここでは、イエローの画像データに基づいてイエローの静電潜像が形成される。現像器105Yは、トナー(現像剤)を内蔵しており、感光ドラム104Y上に形成された静電潜像にトナー(ここではイエローのトナー)を付着させて、トナー像として現像(可視像化)する。一次転写ローラ114Yは、中間転写ベルト101を介して感光ドラム104Y側に付勢される。一次転写ローラ114Yは、感光ドラム104Yに形成されたイエローのトナー像を中間転写ベルト101に転写する。ドラムクリーナ112Yは、転写後に感光ドラム104Y上に残留した転写残トナーを感光ドラム104Yから除去する。そのためにドラムクリーナ112Yは、クリーニングブレード等を有している。
画像形成部103M、103C、103Kも同様にトナー像を形成して、それぞれが中間転写ベルト101上にトナー像を転写する。後述のとおり、中間転写ベルト101は回転する。各画像形成部103Y、103M、103C、103Kは、中間転写ベルト101の回転に応じたタイミングで、各色のトナー像を中間転写ベルト101に重畳するように転写する。これにより中間転写ベルト101にはフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニット115は、二次転写対向ローラを兼ねる駆動ローラ116と、不図示の駆動ローラ軸上のギアとを備える。中間転写ベルト101は、駆動ローラ116及び駆動ローラ軸上のギアと、同じく不図示の本体上の駆動ギアにより回転駆動される。駆動ローラ116は、中間転写ベルト101を介して、転写部を構成する二次転写ローラ117に対向するよう配置されている。転写部は、駆動ローラ116と二次転写ローラ117との間に記録材と中間転写ベルト101とを挟持して搬送することで、中間転写ベルト101から記録材へトナー像を転写させる。
定着器150は、記録材の搬送方向で二次転写ローラ117の下流側に設けられる。定着器150は、定着ローラ118と加圧ローラ119とを有する。定着ローラ118は、後述の定着ヒータにより加熱される。定着器150は、定着ローラ118と加圧ローラ119とによりトナー像が転写された記録材を加熱及び加圧することで、記録材に画像を定着させる。記録材は、給紙カセット121又は手差しトレイ122から給送されるシート上の記録媒体である。記録材が給送される搬送経路には、転写部に記録材を搬送するレジストローラ123と、画像が形成された記録材を排出トレイ125に排出する排出ローラ124とが設けられる。レジストローラ123は、記録材の斜行等を補正し、中間転写ベルト101に形成されたトナー像が転写部に搬送されるタイミングに応じて、記録材を転写部へ搬送する。
このような構成の画像形成装置100は、ユーザがUI126により画像形成を指示することで、以下のように画像形成処理を行う。ここでは、画像読取装置120で原稿から読み取った画像を記録材に形成する複写処理について説明する。なお、画像形成部103Y、103M、103C、103Kは、色を区別して説明する必要がないために、符号末尾のY、M,C、Kを省略する。感光ドラム104等も符号末尾のYを省略して説明する。
画像形成の指示を受け付けた画像形成装置100は、画像読取装置120に原稿の画像を読み取らせる。画像読取装置120は、読み取った画像を表す画像データを生成して画像形成装置100へ送信する。画像データは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色毎に生成される。画像形成装置100は、この他に、パーソナルコンピュータ等の外部装置や可搬性メモリから画像データを取得することができる。
画像形成部103の感光ドラム104は、所定のプロセススピードで回転駆動され、表面が帯電器109によって一様に負極性に帯電される。レーザ露光器108は、画像データに応じて変調されたレーザ光を感光ドラム104に照射して、感光ドラム104上に静電潜像を形成する。現像器105は、感光ドラム104の帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加されることで、感光ドラム104上に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像として可視像化する。トナー像は、感光ドラム104と一次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された一次転写ローラ114により、回転駆動されている中間転写ベルト101に転写される。中間転写ベルト101には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像が順次重畳して転写される。感光ドラム104上に残留した転写残トナーは、各ドラムクリーナ112に設けられたクリーナブレード等により掻き落とされ、回収される。
中間転写ベルト101上のフルカラーのトナー像は、転写部に搬送される。トナー像の先端が転写部に搬送されるタイミングに合わせて、給紙カセット121又は手差しトレイ122から給送される記録材が、レジストローラ123により転写部に搬送される。転写部に搬送された記録材は、二次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された二次転写ローラ117により、中間転写ベルト101からフルカラーのトナー像が一括して転写される。転写後に中間転写ベルト101上に残留した残留トナーは、転写クリーナ107で掻き落とされ、廃トナーとして回収される。
フルカラーのトナー像が形成された記録材は、定着器150に搬送され、定着ローラ118と加圧ローラ119との間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像が加熱及び加圧される。これにより記録材の表面に画像が熱定着される。記録材は、排出ローラ124によって本体上面の排出トレイ125上に排出される。以上により、一連の画像形成処理が終了する。
フルカラーのトナー像が形成された記録材は、定着器150に搬送され、定着ローラ118と加圧ローラ119との間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像が加熱及び加圧される。これにより記録材の表面に画像が熱定着される。記録材は、排出ローラ124によって本体上面の排出トレイ125上に排出される。以上により、一連の画像形成処理が終了する。
(電力制御装置)
図2は、画像形成装置100内の電力制御装置の構成図である。ここでは、電力供給の対象となる負荷として、定着ローラ118を加熱する定着ヒータ210を例に説明する。電力制御装置は、定着ヒータ210への電力供給を制御する。図3は、図2の電力制御装置による交流電圧、交流電流の検出タイミングの説明図である。
図2は、画像形成装置100内の電力制御装置の構成図である。ここでは、電力供給の対象となる負荷として、定着ローラ118を加熱する定着ヒータ210を例に説明する。電力制御装置は、定着ヒータ210への電力供給を制御する。図3は、図2の電力制御装置による交流電圧、交流電流の検出タイミングの説明図である。
電力制御装置は、ACドライバ基板300及び制御基板200を有する。ACドライバ基板300は、電圧検出部301、電流検出部302、信号処理部303、及びヒータ駆動部306を備える。信号処理部303は、A/D変換器304及び切替部305を含む。制御基板200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)206、RAM(Random Access Memory)207を備える。ACドライバ基板300の入力側には商用電源が接続される。ACドライバ基板300の出力側には、低圧電源400及び定着ヒータ210が接続される。低圧電源400の出力は制御基板200等の電源として利用される。
商用電源からACドライバ基板300に供給される交流電力の供給経路は、低圧電源400への経路と、定着ヒータ210への経路とに分岐される。商用電源から供給される電圧は、図3に示すように0[V]を基準としたAC電圧波形である。AC電圧波形は、例えば商用電源の実効値が100[V]の地域ではピーク値が141[V]の電圧波形となる。低圧電源400は、供給される交流電力を画像形成装置100内の部品の駆動に用いる低電圧値の電圧に変換して、各部品に供給する。低圧電源400は、例えば各部品に応じて複数の電圧値の電圧を生成する。定着ヒータ210への経路では、交流電力が電圧検出部301、電流検出部302、及びヒータ駆動部306を介して定着ヒータ210に供給される。
電圧検出部301は、交流電力(交流電圧)の電圧値を所定の電圧値に変換したアナログ信号である電圧信号を切替部305へ送信する。例えば、A/D変換器304の入力レンジが3.3[V]である場合、電圧検出部301は、商用電源の交流電圧のピーク値である141[V]が3.3[V]以内に収まる割合で電圧変換を行い、電圧信号を生成する。
電流検出部302はヒータ駆動部306から定着ヒータ210に供給される交流電力(交流電流)の電流値を表すアナログ信号である電流信号を切替部305へ送信する。例えば、定着ヒータ210に流れるピーク電流が10[A]、且つA/D変換器304の入力レンジが3.3[V]である場合、電流検出部302は、電流が10[A]のときに3.3[V]以内の電圧値になるように変換を行って電流信号を生成する。
ヒータ駆動部306は、例えばトライアックを備える。ヒータ駆動部306は、所定のタイミングやモードでトライアックを駆動することで、定着ヒータ210への交流電力の供給を制御する。
電流検出部302はヒータ駆動部306から定着ヒータ210に供給される交流電力(交流電流)の電流値を表すアナログ信号である電流信号を切替部305へ送信する。例えば、定着ヒータ210に流れるピーク電流が10[A]、且つA/D変換器304の入力レンジが3.3[V]である場合、電流検出部302は、電流が10[A]のときに3.3[V]以内の電圧値になるように変換を行って電流信号を生成する。
ヒータ駆動部306は、例えばトライアックを備える。ヒータ駆動部306は、所定のタイミングやモードでトライアックを駆動することで、定着ヒータ210への交流電力の供給を制御する。
切替部305は、電圧検出部301から送信される電圧信号と、電流検出部302から送信される電流信号と、のいずれか1つをA/D変換器304に送信する。送信する信号の切替は、信号処理部303により所定のタイミングで行われる。A/D変換器304は、電圧信号や電流信号をデジタル信号に変換する。変換されたデジタル信号は、制御基板200のCPU201に送信される。このデジタル信号は、商用電源から供給される交流電力の電圧値又は電流値を表す。信号処理部303は、交流電圧及び交流電流の検出タイミングを決定するIC(Integrated Circuit)である。交流電圧及び交流電流の検出タイミングの詳細については、後述する。
制御基板200のCPU201は、画像形成装置100による画像形成処理の制御を行う。本実施形態では、CPU201による定着ヒータ210への電力供給制御について説明する。CPU201は、ACドライバ基板300のA/D変換器304からデジタル信号を取得する。CPU201は、デジタル信号に基づいて、定着ヒータ210への電力供給のタイミングを決定する。CPU201は、決定したタイミングに基づいてヒータ駆動部306に制御信号を送信し、ヒータ駆動部306内のトライアックを駆動制御することで、定着ヒータ210への電力供給を制御する。なお、図2に示した構成ではCPU201からヒータ駆動部306に制御信号を直接送信する構成であるが、CPU201から信号処理部303を介してヒータ駆動部306に制御信号を送信する構成でもよい。
信号処理部303による交流電圧及び交流電流の検出タイミングを、図3を用いて説明する。電流検出部302による電流検出は、ジョブの実行中に負荷に供給される交流電力に対して行われる。そのためにスタンバイ時や起動時等は、電流検出が行われない。なお、図3中のハッチング領域がサンプリングを行う検出期間を示している。下向きの矢印は複数設けられるサンプリングポイントの一部を示している。また、ジョブの実行中は、電圧検出の期間と電流検出の期間とが重ならない。
スタンバイ時や起動時には、切替部305は、電圧検出部301からの電圧信号を常に選択する状態に設定されている。信号処理部303は、電圧信号に基づいて、交流電力(交流電圧)の周波数、ゼロクロスタイミング、電圧値等の情報を検出する。信号処理部303は、検出した電圧値から交流電圧の実効値を算出する。これにより、画像形成装置100の設置場所における実際の電圧の実効値が得られる。信号処理部303は、交流電圧の実効値をCPU201へ送信する。
CPU201は、交流電圧の実効値に応じて定着ヒータ210の制御方法を選択する。定着ヒータ210の制御方法には、例えば位相制御と、波数制御と、位相制御及び波数制御の両方を用いた制御と、がある。CPU201は、商用電源から供給される交流電圧の実効値に基づいて、これらの制御方法を切り替える。これにより、例えば交流電圧の実効値が100[V]の地域と230[V]の地域との違いで、制御方法が切り替えられる。
ジョブの実行中における交流電圧及び交流電流の検出タイミングについて説明する。定着ヒータ210への電力供給のタイミングは、交流電圧のAC電圧波形のゼロクロスを基準に決定される。定着ヒータ210を位相制御する場合、CPU201は、例えばゼロクロスの立ち上がりの2ミリ秒後に定着ヒータ210に交流電力を供給するようにヒータ駆動部306を制御する。つまり定着ヒータ210への電力供給のタイミングの決定には、ゼロクロス付近の電圧値が必要となる。電圧値の検出タイミングは、ゼロクロスのタイミング付近となる。
電流値の検出は、交流電流のピークで行われる。抵抗負荷に交流電力を供給する場合、交流電圧と交流電流との間に遅延が発生しないために、AC電圧波形のピーク付近が交流電流のピークとなる。定着ヒータ210が抵抗負荷であるために、商用電源から供給される交流電圧のピークと交流電流のピークとが同じになる。そのために電流値の検出タイミングは、AC電圧波形における位相90度及び270度のピーク付近となる。
具体的には、交流電圧(AC電圧波形)の周波数が50[Hz]の場合、1周期が20ミリ秒となる。ゼロクロスの立ち上がりを基準にすると、AC電圧波形の立ち上がりから5ミリ秒後が位相90度で、立ち上がりから15ミリ秒後が位相270度である。それぞれの位相において前後所定時間(ここでは2ミリ秒)ずつを検出時間とする場合、電圧値の検出タイミングは、ゼロクロスの立ち上がりを0として、8ミリ秒〜12ミリ秒、18ミリ秒〜22ミリ秒に設定される。電流値の検出タイミングは、ゼロクロスの立ち上がりを0として、3ミリ秒〜7ミリ秒、13ミリ秒〜17ミリ秒に設定される。図3に示した例では、ゼロクロスの立ち上がりを検出した時点で電圧値の検出をやめているために、立ち上がり時の電圧値の検出時間が若干短くなっている。
具体的には、交流電圧(AC電圧波形)の周波数が50[Hz]の場合、1周期が20ミリ秒となる。ゼロクロスの立ち上がりを基準にすると、AC電圧波形の立ち上がりから5ミリ秒後が位相90度で、立ち上がりから15ミリ秒後が位相270度である。それぞれの位相において前後所定時間(ここでは2ミリ秒)ずつを検出時間とする場合、電圧値の検出タイミングは、ゼロクロスの立ち上がりを0として、8ミリ秒〜12ミリ秒、18ミリ秒〜22ミリ秒に設定される。電流値の検出タイミングは、ゼロクロスの立ち上がりを0として、3ミリ秒〜7ミリ秒、13ミリ秒〜17ミリ秒に設定される。図3に示した例では、ゼロクロスの立ち上がりを検出した時点で電圧値の検出をやめているために、立ち上がり時の電圧値の検出時間が若干短くなっている。
検出タイミングの基準は、立ち上がりのゼロクロスだけでなく、立ち下がりのゼロクロスであってもよい。この場合、電流値の検出タイミングが立ち上がりのゼロクロスから3ミリ秒〜7ミリ秒になり、電圧値の検出タイミングが立ち上がりのゼロクロスから8ミリ秒〜12ミリ秒になる。電圧値の検出時に立ち下がりを検知した場合、そこから3ミリ秒〜7ミリ秒が電流値の検出タイミングになり、8ミリ秒〜12ミリ秒が電圧値の検出タイミングになる。この場合も所望のタイミングで電圧値及び電流値を検出することができる。信号処理部303は、電圧信号(AC電圧波形)に基づいて、このように電圧値の検出タイミングと電流値の検出タイミングとを設定することができる。
信号処理部303は、このように決定した電圧値の検出タイミング及び電流値の検出タイミングに基づいて、切替部305の切替動作を制御する。これによりCPU201は、電圧値の検出タイミングには電圧信号から変換されたデジタル信号を取得し、電流値の検出タイミングには電流信号から変換されたデジタル信号を取得する。
CPU201は、以上のように設定された検出タイミングで、ジョブの実行中に定着ヒータ210に流れる交流電流の電流値を監視する。CPU201は、監視結果に基づいて、定着ヒータ210に供給される電流や電力が所定の電流値(例えば15[A])や所定の電力値(例えば1500[W])を超えないように、ヒータ駆動部306を制御することができる。そのために、制限値までマージンを持つ必要がなく、可能な限り電力を供給可能となる、高い生産性が実現される。この場合、低圧電源400側の電流値は、リアルタイムで監視しているわけではなく、予め検討段階で得られたデータに基づいて予測される。CPU201は、低圧電源400での予測消費電流と定着ヒータ210で検出した電流値との合算値に応じて制御を行う。
図4は、画像形成装置100の起動時の電源制御装置の処理を表すフローチャートである。図3で説明したように、起動時には電圧検知が行われる。
画像形成装置100が起動されると、ACドライバ基板300には商用電源から交流電力が供給される。電圧検出部301は、供給される交流電力(交流電圧)から変換した電圧信号を切替部305に送信する。切替部305は、信号処理部303により電圧検出部301からの電圧信号を常に選択する状態に設定されている。信号処理部303は、切替部305により取得した電圧信号に基づいて電圧値の検出を開始する(S101)。
信号処理部303は、図3に例示する起動時におけるハッチングした検出期間に所定の間隔で設けられるサンプリングポイントで、電圧信号から電圧値を検出する(S102)。信号処理部303は、検出した電圧値の変化に基づいて交流電圧の周波数を算出する(S103)。信号処理部303は、検出した電圧値の変化に基づいて交流電圧の実効値を算出する(S104)。信号処理部303は、算出した周波数及び実効値を所定のメモリに格納する(S105)。例えば信号処理部303は、算出した周波数及び実効値をCPU201へ送信する。CPU201は、取得した周波数及び実効値をRAM207に格納する。以上により、起動時の電源制御装置の処理が終了する。
図5は、画像形成装置100のジョブ実行中の電源制御装置の処理を表すフローチャートである。ジョブは、ユーザがUI126により実行が指示される。ここでは、ジョブは画像形成処理であり、定着ヒータ210への電力供給制御処理を含む。
ジョブの開始が指示されると、電圧検出部301は、供給される交流電力(交流電圧)から変換した電圧信号を切替部305に送信する。電流検出部302は、供給される交流電力(交流電流)から変換した電流信号を切替部305に送信する。切替部305は、ジョブ開始の初期状態では、信号処理部303により電圧検出部301からの電圧信号を選択する状態に設定されている。信号処理部303は、切替部305により取得した電圧信号に基づいて電圧値を検出する(S201)。信号処理部303は、すべてのサンプリングポイントで、電圧信号から電圧値を検出する。
信号処理部303は、検出した電圧値の変化に基づいて交流電圧の実効値を算出する(S202)。信号処理部303は、算出した実効値をCPU201へ送信する。信号処理部303は、検出した電圧値の変化に基づいて交流電圧のゼロクロスのタイミングを検出する(S203)。信号処理部303は、検出したゼロクロスのタイミングに基づいて、交流電圧の電圧値の検出タイミング及び交流電流の電流値の検出タイミングを決定する(S204)。ここでは、図3に例示するようにゼロクロスのタイミングを位相0度として、交流電圧の電圧値の検出タイミングが0度と180度とに決定され、交流電流の電流値の検出タイミングが90度と270度とに決定される。
信号処理部303は、決定した検出タイミングで切替部305の切替制御を行う。これによりCPU201は、電圧値の検出タイミングには電圧信号から変換されたデジタル信号を取得し、電流値の検出タイミングには電流信号から変換されたデジタル信号を取得する。CPU201は、電圧値の検出タイミングで取得したデジタル信号に基づいて電圧値を検出し、電流値の検出タイミングで取得したデジタル信号に基づいて電流値を検出する(S205)。
CPU201は、検出した電流値に基づいて定着ヒータ210に供給する電力を決定する(S206)。CPU201は、検出した電流値と供給可能な上限となる電流値とを比較し、その比較結果に基づいて、供給する電力を決定する。例えば定着ヒータ210へ供給可能な電流が15[A]である場合、CPU201は、検出した電流値を15[A]と比較する。比較の結果、検出した電流値が15[A]に対して余裕があれば、CPU201は、定着ヒータ210により大きい電力(例えば950[W])を供給することを決定する。比較の結果、検出した電流値が15[A]に対して余裕がなければ、CPU201は、定着ヒータ210により小さい電力(例えば900[W])を供給することを決定する。ここで、S202の処理で算出された実効値が図4の処理で算出された実効値と異なる場合、CPUS203は、S202の処理で算出された実効値を用いて電力を算出する。これによりCPU201は、画像形成装置100の設置場所の電圧値が変動した場合でも、より正確な電圧実効値に基づいて電力を算出することができる。
CPU201は、決定した電力に基づいて定着ヒータ210の電力供給制御を行う(S207)。CPU201は、ジョブが終了すると定着ヒータ210の電力供給制御を終了する。CPU201は、供給する電力に応じて、ヒータ駆動部306への制御信号を生成する。例えばCPU201は、制御信号のデューティー比を決定する。ヒータ駆動部306は、デューティー比に応じて定着ヒータ210へ交流電力を供給することになる。制御信号のデューティー比は、位相制御であれば、900[W]の電力を供給する場合に半波の80%の期間がオンになり、950[W]の電力を供給する場合に半波の85%の期間がオンになる。制御信号のデューティー比は、波数制御であれば、900[W]の電力を供給する場合に20半波のうち18半波の期間がオンになり、950[W]の電力を供給する場合に20半波のうち19半波の期間がオンになる。
以上のように本実施形態の画像形成装置100は、電圧検出部301及び電流検出部302とA/D変換器304との間に切替部305を設け、切替部305により、A/D変換器304への電圧信号及び電流信号の入力を所定のタイミングで切り替える。これにより、電圧検知及び電流検知に用いるA/D変換器304を1つにすることができる。そのために必要な部品点数が削減でき、実装基板のサイズの低減やコストダウンが可能となる。
また、電力制御装置は、電圧値をサンプリングしてゼロクロスのタイミングを検出し、検出したゼロクロスのタイミングに基づいて電圧値や電流値の検出タイミングを決定する。そのためにゼロクロスを検出するための特別な構成が不要となり、実装基板のサイズの低減やコストダウンが可能となる。
また、電力制御装置は、電圧値をサンプリングしてゼロクロスのタイミングを検出し、検出したゼロクロスのタイミングに基づいて電圧値や電流値の検出タイミングを決定する。そのためにゼロクロスを検出するための特別な構成が不要となり、実装基板のサイズの低減やコストダウンが可能となる。
(変形例1)
図6は、ACドライバ基板の変形例示図である。ACドライバ基板310は、図2のACドライバ基板300とは異なり、低圧電源400への経路と定着ヒータ210への経路との分岐が、電流検出部302から定着ヒータ210への電力供給経路に設けられる。電圧検出部301から出力される電圧信号は、図2のACドライバ基板300の電圧検出部301から出力される電圧信号と同じである。また、電圧値及び電流値の検出タイミングも、図2の場合と同じである。
図6は、ACドライバ基板の変形例示図である。ACドライバ基板310は、図2のACドライバ基板300とは異なり、低圧電源400への経路と定着ヒータ210への経路との分岐が、電流検出部302から定着ヒータ210への電力供給経路に設けられる。電圧検出部301から出力される電圧信号は、図2のACドライバ基板300の電圧検出部301から出力される電圧信号と同じである。また、電圧値及び電流値の検出タイミングも、図2の場合と同じである。
ACドライバ基板310では、電流検出部302により、低圧電源400及び定着ヒータ210の両方に供給される電流、すなわちACドライバ基板310から低圧電源400及び定着ヒータ210の両方に供給されるトータルの電流値を検出することができる。そのためにACドライバ基板310を有する電力制御装置は、低圧電源400による消費電流を予測して制御を行う図2の構成と比べて、電流値をより正確に検出して、電流値制御(電力制御)を高精度に行うことができる。
(変形例2)
図7は、ACドライバ基板の変形例示図である。ACドライバ基板320は、定着ヒータ210の抵抗値が既知である場合に適用可能である。ACドライバ基板320の電流検出部302は、商用電源ACと低圧電源400との間に配置されて、低圧電源400に供給される交流電流の電流値だけを検出する。定着ヒータ210に供給される交流電流の電流値は、電圧検出部301を用いて検出された電圧値と定着ヒータ210の抵抗値とから算出される。なお、電圧値及び電流値の検出タイミングは、図2の場合と同じである。
図7は、ACドライバ基板の変形例示図である。ACドライバ基板320は、定着ヒータ210の抵抗値が既知である場合に適用可能である。ACドライバ基板320の電流検出部302は、商用電源ACと低圧電源400との間に配置されて、低圧電源400に供給される交流電流の電流値だけを検出する。定着ヒータ210に供給される交流電流の電流値は、電圧検出部301を用いて検出された電圧値と定着ヒータ210の抵抗値とから算出される。なお、電圧値及び電流値の検出タイミングは、図2の場合と同じである。
電圧検出部301から出力される電圧信号と電流検出部302から出力される電流信号とは、切替部305及びA/D変換器304を介してCPU201に入力される。CPU201は、電圧信号から算出した電圧値と定着ヒータ210の抵抗値とから定着ヒータ210に供給される交流電流の電流値を算出する。CPU201は、算出した電流値と電流信号から算出した電流値とを合計することで、ACドライバ基板320から低圧電源400及び定着ヒータ210の両方に供給されるトータルな電流値を算出する。定着ヒータ210に流れる電流は、起動時の電圧値と定着ヒータ210を駆動する際の電圧位相に基づいて算出される。
(変形例3)
図8は、ACドライバ基板の変形例示図である。ACドライバ基板330は、図2のACドライバ基板300に、カード側NFC(Near Field Communication)アンテナ411、リーダ・ライタ側NFCアンテナ412、及びNFCリーダ・ライタ側制御部410を備えた構成である。NFCリーダ・ライタ側制御部410は、信号処理部303と制御基板200との間の通信制御を行うICである。ACドライバ基板330は、信号処理部303と制御基板200との通信経路に、NFCリーダ・ライタ側制御部410を用いたNFC通信を採用する。
図8は、ACドライバ基板の変形例示図である。ACドライバ基板330は、図2のACドライバ基板300に、カード側NFC(Near Field Communication)アンテナ411、リーダ・ライタ側NFCアンテナ412、及びNFCリーダ・ライタ側制御部410を備えた構成である。NFCリーダ・ライタ側制御部410は、信号処理部303と制御基板200との間の通信制御を行うICである。ACドライバ基板330は、信号処理部303と制御基板200との通信経路に、NFCリーダ・ライタ側制御部410を用いたNFC通信を採用する。
信号処理部303は、カード側NFCアンテナ411に接続されて、カード側NFCアンテナ411の動作を制御する。信号処理部303及びカード側NFCアンテナ411はカード側端末となる。カード側NFCアンテナ411に対向して、リーダ・ライタ側NFCアンテナ412が配置されている。カード側NFCアンテナ411とリーダ・ライタ側NFCアンテナ412とは、電気的に絶縁されており且つ近距離無線通信が行える距離に配置される。リーダ・ライタ側NFCアンテナ412は、NFCリーダ・ライタ側制御部410に接続されている。リーダ・ライタ側NFCアンテナ412及びNFCリーダ・ライタ側制御部410はリーダ・ライタ側端末となる。NFCリーダ・ライタ側制御部410は、制御基板200のCPU201に接続されている。NFCリーダ・ライタ側制御部410は、制御基板200のCPU201に接続されている。
NFCリーダ・ライタ側制御部410は低圧電源400で駆動されている。NFCによる近距離無線通信では、リーダ・ライタ側の端末は、カード側の端末に対して電力の伝送も常時行う。そのために、NFCリーダ・ライタ側制御部410は、商用電源から交流電力が供給され次第、信号処理部303に対して近距離無線通信による電力の送信を開始する。
ACドライバ基板330は、信号処理部303とNFCリーダ・ライタ側制御部410とにより電気的な絶縁を確保しつつ、ACドライバ基板300と同様な制御を行うことができる。
以上のように本実施形態の画像形成装置100に設けられる電力制御装置は、商用電源から供給される交流電力から変換される電圧信号及び電流信号を1つのA/D変換器304によりデジタル信号に変換する。A/D変換器304は切替部305を備え、電圧信号及び電流信号のいずれかが選択的にA/D変換器304に入力されるようになっている。A/D変換器304を備える信号処理部303は、電圧信号に基づいて交流電圧のゼロクロスのタイミングを検出するとともに、ゼロクロスのタイミングン基づいて電圧値の検出タイミングと電流値の検出タイミングとを決定する。このような構成により、電力制御装置は、A/D変換器304の数を削減し、部品削減による基板サイズの低減及びコストダウンを実現しつつ、従来と同様の電力供給制御を行うことができる。
Claims (12)
- 商用電源から所定の負荷に供給される交流電力の電圧値を変換して、アナログ信号である電圧信号を生成する電圧検出手段と、
前記交流電力の電流値を表すアナログ信号である電流信号を生成する電流検出手段と、
前記電圧信号及び前記電流信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段に前記電圧信号及び前記電流信号のいずれかを選択的に入力する切替手段と、
前記電圧信号に基づいて決定される前記電圧値の検出タイミングと前記電流値の検出タイミングとに基づいて前記切替手段の切替動作を制御する信号処理手段と、
前記A/D変換手段から前記デジタル信号を取得して前記電流値を検出し、検出した当該電流値に基づいて前記負荷への前記交流電力の供給を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする、
電力制御装置。 - 前記信号処理手段は、起動時に、前記切替手段により前記電圧信号を前記A/D変換手段に入力させ、ジョブの実行中に、前記検出タイミングに基づいて前記切替手段の切替動作を制御することを特徴とする、
請求項1記載の電力制御装置。 - 前記信号処理手段は、前記電圧信号に基づいて交流電圧のゼロクロスのタイミングを検出し、前記ゼロクロスのタイミングに基づいて前記電圧値の検出タイミングと前記電流値の検出タイミングとを決定し、
前記制御手段は、前記ゼロクロスのタイミングを基準にして前記負荷へ前記交流電力を供給するタイミングを決定することを特徴とする、
請求項1又は2記載の電力制御装置。 - 前記信号処理手段は、前記ゼロクロスのタイミングを基準にして、前記ゼロクロスのタイミングに前記電圧値の検出タイミングを決定し、交流電流のピークとなるタイミングに前記電流値の検出タイミングを決定することを特徴とする、
請求項3記載の電力制御装置。 - 前記信号処理手段は、前記ゼロクロスのタイミングを基準にして、前記ゼロクロスのタイミングの前後所定時間を前記電圧値の検出タイミングを決定し、交流電流のピークとなるタイミングの前後所定時間を前記電流値の検出タイミングを決定することを特徴とする、
請求項4記載の電力制御装置。 - 前記信号処理手段は、前記切替手段及び前記A/D変換手段と、前記変換手段に接続されて近距離無線通信を行う第1アンテナと、前記制御手段との間で通信を行う通信制御手段と、前記通信制御手段に接続されて前記第1アンテナとの間で近距離無線通信を行う第2アンテナと、を備え、前記第1アンテナ、前記第2アンテナ、及び前記通信制御手段を介して前記制御手段と通信を行うことを特徴とする、
請求項1〜5のいずれか1項記載の電力制御装置。 - 前記電圧検出手段は、前記A/D変換手段の入力レンジに応じたピーク値に収まるように前記交流電力の電圧値を変換して前記電圧信号を生成することを特徴とする、
請求項1〜6のいずれか1項記載の電力制御装置。 - 前記電流検出手段は、前記負荷にピーク電流が流れるときに前記A/D変換手段の入力レンジに応じたピーク値に収まる電圧値になるように前記電流信号を生成することを特徴とする、
請求項1〜7のいずれか1項記載の電力制御装置。 - 前記負荷へ前記交流電力を供給する経路と、所定の低圧電源に前記交流電力を供給する経路とを備え、
前記電流検出手段は、前記所定の低圧電源に前記交流電力を供給する経路に設けられることを特徴とする、
請求項1〜8のいずれか1項記載の電力制御装置。 - 前記負荷へ前記交流電力を供給する経路と、所定の低圧電源に前記交流電力を供給する経路とを備え、
前記交流電力を供給する経路と、前記所定の低圧電源に前記交流電力を供給する経路との分岐が、前記電流検出手段から前記負荷への経路に設けられることを特徴とする、
請求項1〜8のいずれか1項記載の電力制御装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項記載の電力制御装置と、
前記電力制御装置から交流電力が供給される負荷と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記負荷は、記録材に画像を定着する際に前記記録材を加熱するヒータであることを特徴とする、
請求項11記載の画像形成装置。
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