JP2020159909A - ガス濃度検出器およびガス濃度計測装置 - Google Patents

ガス濃度検出器およびガス濃度計測装置 Download PDF

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JP2020159909A JP2019060473A JP2019060473A JP2020159909A JP 2020159909 A JP2020159909 A JP 2020159909A JP 2019060473 A JP2019060473 A JP 2019060473A JP 2019060473 A JP2019060473 A JP 2019060473A JP 2020159909 A JP2020159909 A JP 2020159909A
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Toyohiko Tanaka
豊彦 田中
文章 大寺
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文章 大寺
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Abstract

【課題】外部光配線の着脱による光学系の構成の変化を抑制することにより、ガス濃度検出器の検出精度を向上させる。【解決手段】光学素子121は、接続配線部130から導入された光を平行化または集光して測定空間Sに測定光Lを入射させる。接続配線部130は、第1光ファイバ133を含んでいる。第1光ファイバ133は、接続配線部130は、外部光配線10から入射した光をケース部120へ送る。第1光ファイバ133は、第1先端面134を有している。第1先端面134は、ケース部120側において軸方向に対して斜めに交差している。接続配線部130の一方端131がケース部120に固定されていることにより、光学素子121に対する第1先端面134の相対的位置関係が一定に保持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス濃度検出器およびガス濃度計測装置に関する。
ガス濃度検出器の構成を開示した先行文献として、特開2018−204966号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載のガス濃度検出器は、ガス濃度モニタ用プローブと、光源と、検出器とを備えている。ガス濃度モニタ用プローブは、測定対象となるガスを収容する測定空間を有し、測定空間内のガスの濃度をモニタするために用いられる。ガス濃度モニタ用プローブは、セル部と、プローブ部と、窓部材とを含む。セル部には、測定空間が形成されている。プローブ部は、測定空間内に入射させる測定光の光路を形成している。窓部材は、プローブ部からの測定光を透過させて測定空間内に入射させている。窓部材の外周面には、段差部が形成されている。当該段差部においては、窓部材が固定されている。光源は、プローブ部および窓部材を介して、セル部における記測定空間内に測定光を入射させる。検出器は、測定空間内を通過し、当該測定空間から出射した光を検出する。
特開2018−204966号公報
従来のガス濃度検出器においては、着脱可能な外部光配線がガス濃度検出器のケース部に接続される。外部光配線の光ファイバの先端面から出射される光が、ガス濃度検出器の光源として用いられる。このようなガス濃度検出器においては、外部光配線の着脱ごとに光学系の構成が変化して、ガス濃度の測定結果にばらつきが生じる場合がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、外部光配線の着脱による光学系の構成の変化を抑制することにより検出精度を向上できる、ガス濃度検出器を提供することを目的とする。
本発明に基づくガス濃度検出器は、プローブ部と、ケース部と、接続配線部とを備えている。プローブ部には、測定対象ガスが通過可能な測定空間が形成されている。ケース部は、プローブ部に接続されている。接続配線部は、一方端においてケース部と接続され、かつ、他方端において外部光配線と着脱可能に構成されている。ケース部は、光学素子と、光検出器とを収容している。光学素子は、接続配線部から導入された光を平行化または集光して測定空間に測定光を入射させる。光検出器は、測定空間にて反射した測定光を検出する。接続配線部は、第1光ファイバを含んでいる。第1光ファイバは、外部光配線から入射した光をケース部へ送る。第1光ファイバは、第1先端面を有している。第1先端面は、ケース部側において軸方向に対して斜めに交差している。接続配線部の一方端がケース部に固定されていることにより、光学素子に対する第1先端面の相対的位置関係が一定に保持されている。
本発明によれば、外部光配線の着脱による光学系の構成の変化を抑制することにより、ガス濃度検出器の検出精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器およびガス濃度計測装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器における、接続配線部の一方端側の構成を示す、一部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器の第1光ファイバと、外部光配線の第2光ファイバとが互いに接続された状態を示す、一部拡大図である。 比較例に係るガス濃度検出器の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器およびガス濃度計測装置について図面を参照して説明する。以下の一実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器およびガス濃度計測装置の構成を示す図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係るガス濃度計測装置100は、ガス濃度検出器101と、信号処理部102とを備えている。
ガス濃度検出器101は、測定対象ガス1の濃度を検出する。本実施形態において、測定対象ガス1は、たとえば、酸素または二酸化炭素である。本実施形態において、測定対象ガス1は、自動車エンジンの吸気ガス中に含まれるガスであってもよい。
信号処理部102は、ガス濃度検出器101に接続され、ガス濃度検出器101から出力された信号を処理する。具体的には、信号処理部102は、この信号を変換することにより、測定対象ガス1の濃度を算出する。本実施形態に係るガス濃度計測装置100は、信号処理部102が、ガス濃度検出器101から一定時間毎に断続的に出力される信号を処理することにより、測定対象ガス1の濃度をリアルタイムに計測することができる。
信号処理部102には、図示しない情報処理部が接続されていてもよい。情報処理部は、たとえば、表示部と記録部とを有する。情報処理部は、信号処理部102において算出された測定対象ガス1の濃度を上記表示部に表示する。情報処理部は、測定対象ガス1の濃度を上記記録部に記録する。
図1に示すように、ガス濃度検出器101は、プローブ部110と、ケース部120と、接続配線部130とを備えている。
図1に示すように、本実施形態において、プローブ部110は、測定対象装置2の外側から、測定対象ガス1が充填された測定対象装置2の内部へ挿入される。プローブ部110は、筒状部111と、セル部112と、第1反射鏡113と、窓部材114とを含んでいる。
筒状部111は、略円筒状の外形を有している。筒状部111の一方端は、セル部112と接続されており、筒状部111の他方端は、ケース部120と接続されている。
セル部112は、筒状の外形を有しており、本実施形態において、セル部112は、略円筒状の外形を有している。セル部112は、筒状部111と同軸上に配置されている。セル部112は、筒状部111の一方端側の外周面を覆うようにして、筒状部111に接続されている。
セル部112のケース部120側とは反対側の部分において、セル部112の周面には複数の貫通孔115が形成されている。複数の貫通孔115の形状は特に限定されないが、本実施形態において、複数の貫通孔115の各々は、セル部112の軸方向を長手方向とする略矩形状の外形を有している。
複数の貫通孔115の各々は、セル部112の外部と内部とを互いに連通している。複数の貫通孔115は、セル部112の周面の周方向において等間隔に配列されている。本実施形態において、セル部112の周面には、4つの貫通孔115が形成されている。複数の貫通孔115の各々は、他の貫通孔115のうちの1つと対向するように配置されている。複数の貫通孔115は、セル部112の軸方向において、第1反射鏡113と窓部材114との間に配置されている。
第1反射鏡113は、セル部112の軸方向においてケース部120側とは反対側の端部に設けられている。第1反射鏡113は、セル部112の内周面に接合されている。第1反射鏡113は、セル部112の内部において、外表面116を有している。第1反射鏡113の外表面116は、セル部112の軸方向に対して垂直な平面形状を有している。
窓部材114は、セル部112の軸方向において、筒状部111と複数の貫通孔115の各々との間に設けられている。窓部材114は、セル部112の内周面に接触するように固定されている。窓部材114は、セル部112の軸方向において、筒状部111の端面と、セル部112の内面とで押さえつけられるようにして固定されている。窓部材114は、たとえば、ガラスからなる透明な板状の部材である。本実施形態において、プローブ部110が測定対象装置2の内部に挿入されたときに、セル部112のうち少なくとも窓部材114より先端側の部分が、測定対象装置2の内部に配置される。
このように、プローブ部110には、セル部112と、第1反射鏡113と、窓部材114とに囲まれた測定空間Sが形成されている。本実施形態において、測定対象ガス1は、貫通孔115を通って測定空間Sに入り、さらに、貫通孔115を通って測定空間Sから出ることができる。すなわち、測定空間Sは、測定対象ガス1が通過可能である。
なお、筒状部111の端面と、窓部材114との間には、ガスケット部117が配置されている。これにより、測定対象ガス1が、測定空間S側から、筒状部111の端面と窓部材114との間の隙間を通過して、筒状部111の内部に漏れ出ることを抑制することができる。
ケース部120は、プローブ部110に接続されている。ケース部120は、光学素子121と、光検出器122とを収容している。本実施形態において、ケース部120は、第2反射鏡123をさらに含んでいる。ケース部120の構成については、後述するガス濃度計測装置100の動作とともに説明する。
図1に示すように、接続配線部130は、一方端131においてケース部120と接続されている。接続配線部130の一方端131は、ケース部120に固定されている。
接続配線部130は、他方端132において後述するアダプタ部を介して外部光配線10と着脱可能に構成されている。すなわち、接続配線部130の他方端132側は、後述するアダプタ部と嵌合可能に構成されている。接続配線部130が外部光配線10と着脱可能に構成されていることにより、ガス濃度検出器101の取扱性が向上する。
接続配線部130は、第1光ファイバ133を含んでいる。第1光ファイバ133は、接続配線部130の一方端131から他方端132にかけて、接続配線部130の内部で延在している。第1光ファイバ133は、第1先端面134と、第2先端面135とを有している。
第1光ファイバ133は、接続配線部130の一方端131側であるケース部120側において、突出している。第1先端面134は、接続配線部130の一方端131側における、第1光ファイバ133の先端面である。第1先端面134は、接続配線部130の一方端131がケース部120に固定されることにより、ケース部120内に固定配置されている。
なお、第1先端面134は、第1先端面134から出射される光がケース部120内に導入されるように設けられていれば、ケース部120内に位置していなくてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器における、接続配線部の一方端側の構成を示す、一部拡大図である。図2においては、ケース部120は図示していない。
図1および図2に示すように、第1先端面134は、ケース部120側において第1光ファイバ133の軸方向に対して斜めに交差している。本実施形態において、第1先端面134は、第1光ファイバ133の先端をAPC(Angled Physical Contact)研磨することにより形成される。具体的には、第1先端面134は、斜め凸球面状に形成されている。これにより、第1光ファイバ133を通ってきた光が第1先端面134で反射して光源側に戻っていくことを抑制できる。光が光源側に戻ることを抑制することで、半導体レーザ(LD:Laser Diode)などで構成された光源の出力変動を抑制することができる。
なお、図2に示すように、第1光ファイバ133を通って第1先端面134から出射される光L0は、第1光ファイバ133の軸方向に対して斜めに交差するように出る。このため、第1先端面134と、当該光L0に係る光学系との相対的な位置関係が変化すると、光L0の光路は変化する。
図1に示すように、第1光ファイバ133は、接続配線部130の他方端132側である外部光配線10側において、突出している。第2先端面135は、接続配線部130の他方端132側における、第1光ファイバ133の先端面である。
図1に示すように、第2先端面135は、外部光配線10側において軸方向に対して斜めに交差している。本実施形態において、第2先端面135は、第1光ファイバ133の先端をAPC研磨することにより形成される。具体的には、第2先端面135は、斜め凸球面状に形成されている。これにより、第2先端面135は、先端がAPC研磨された他の光ファイバとPC(Physical Contact)接続することができるように構成されている。
なお、本実施形態において、接続配線部130の他方端132としては、コスト低減の観点から、ねじ込み式のFCコネクタが用いられてもよい。
図1に示すように、外部光配線10は、接続配線部130へ光を送る第2光ファイバ11を含んでいる。なお、外部光配線10は、接続配線部130側とは反対側において、図示しない光源部に接続されている。当該光源部は、信号処理部102と一体的に構成されていてもよい。
第2光ファイバ11は、接続配線部130側において、突出している。第2光ファイバ11は、第3先端面12を有している。第3先端面12は、外部光配線10の接続配線部130側における、第2光ファイバ11の先端面である。
第3先端面12は、接続配線部130側において軸方向に対して斜めに交差している。本実施形態において、第3先端面12は、第2光ファイバ11の先端をAPC研磨することにより形成される。具体的には、第3先端面12は、斜め凸球面状に形成されている。これにより、第2光ファイバ11を通ってきた光が第3先端面12で反射して光源部に戻っていくことを抑制できる。光が光源部に戻ることを抑制することで、LDなどで構成された光源の出力変動を抑制することができる。
なお、本実施形態において、外部光配線10の接続配線部130側は、コスト低減の観点から、たとえばねじ込み式のFCコネクタで構成されている。
図1に示すように、本実施形態において、ガス濃度検出器101は、アダプタ部140をさらに備えている。アダプタ部140は、第1光ファイバ133と第2光ファイバ11とを互いに接続する。
図3は、本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器の第1光ファイバと、外部光配線の第2光ファイバとが互いに接続された状態を示す、一部拡大図である。
図3に示すように、接続配線部130は、第1光ファイバ133のうち他方端132側で突出している部分の周囲において、アダプタ部140が嵌合可能に構成されている。本実施形態において、アダプタ部140は、アダプタ部140に接続配線部130が嵌め合わされる際にアダプタ部140内において第2先端面135が位置決めされるように構成されている。
図3に示すように、外部光配線10は、第2光ファイバ11のうち接続配線部130側で突出している部分の周囲において、アダプタ部140が嵌合可能に構成されている。本実施形態において、アダプタ部140は、アダプタ部140に外部光配線10が嵌め合わされる際にアダプタ部140内において第3先端面12が位置決めされるように構成されている。
本実施形態において、アダプタ部140の内部において、第1光ファイバ133は、割スリーブ141に対して、割スリーブ141の一方端から挿入される。また、アダプタ部140の内部において、第2光ファイバ11は、割スリーブ141に対して、割スリーブ141の他方端から挿入される。割スリーブ141の、軸中心方向へ働く弾性力により、割スリーブ141内において、第2先端面135と第3先端面12とが互いに接触する。
このように、本実施形態においては、第2先端面135と第3先端面12とが互いに接触するように、第1光ファイバ133と第2光ファイバ11とが互いに接続される。なお、本実施形態において、アダプタ部140は、2つのFCアダプタ同士を互いに接続可能に構成されている。
以下、本実施形態に係るガス濃度検出器101およびガス濃度計測装置100の動作について説明する。本実施形態に係るガス濃度計測装置100において、測定対象ガス1の濃度は、吸光分析法によって測定される。
図1に示すように、本実施形態においては、波長走査により図示しない光源部から所定の範囲の波長を有するレーザ光が出力される。光源部から出力されたレーザ光は、外部光配線10の第2光ファイバ11を通り、第3先端面12まで伝達される。
図3に示すように、第3先端面12は、第1光ファイバ133の第2先端面135と接触しているため、第3先端面12まで伝達された光は、第2先端面135を介して、第1光ファイバ133に入射する。
図1に示すように、第1光ファイバ133に入射した光は、第1先端面134まで伝達される。第1先端面134まで伝達された光は、第1先端面134を介してケース部120の内部に入射される。このように、第1光ファイバ133は、外部光配線10から入射した光をケース部120へ送る。本実施形態において、当該光は、たとえば赤外線レーザである。
本実施形態において、第1光ファイバ133の第1先端面134から照射されたレーザ光は、ケース部120に収容された光学系のうち、光学素子121に最初に到達する。光学素子121は、このレーザ光を測定光Lに変換しつつ、測定光Lをプローブ部110に送る。具体的には、光学素子121は、上記レーザ光を平行化または集光する。プローブ部110に送られた測定光Lは、筒状部111の内部を通り、窓部材114を透過してセル部112の測定空間Sに入る。このように、光学素子121は、接続配線部130から導入された光を平行化または集光して測定空間Sに測定光Lを入射させる。本実施形態において、光学素子121はコリメータレンズであり、測定光Lは平行光である。なお、光学素子121は、反射型コリメータミラーでもよいし、集光光学系であってもよい。このように、測定光Lは、測定対象ガス1の濃度が測定可能となるように光検出器122に入射するものであれば、平行光に限定されない。
測定空間Sに入射された測定光Lは、測定対象ガス1の雰囲気中において、第1反射鏡113の外表面116で反射した後に窓部材114を透過して測定空間Sの外部に出る。測定空間Sにおいては、測定光Lに含まれる測定対象ガス1に対応する特定の波長の光が吸収される。
測定空間Sの内部から外部に出た測定光Lは、筒状部111の内部を通って再びケース部120の内部に入る。本実施形態において、この測定光Lは、ケース部120の内部において第2反射鏡123で反射した後、光検出器122に入射する。このようにして、光検出器122は、測定空間Sにて反射した測定光Lを検出する。
光検出器122は、検出した測定光を電気信号に変換する。光検出器122は、信号処理部102と接続されており、光検出器122は、当該電気信号を信号処理部102に出力する。
信号処理部102において、当該電気信号から吸光度が測定され、吸光度が濃度のデータに変換される。このようにして、測定対象ガス1の濃度が、吸光分析法によって測定される。
ここで、外部光配線が、直接ケース部に着脱可能に接続される、比較例に係るガス濃度検出器の構成について説明する。比較例に係るガス濃度検出器は、ケース部120の構成が、本発明の一実施形態に係るガス濃度検出器101と異なる。よって、本発明の一実施形態と同様である構成については説明を繰り返さない。
図4は、比較例に係るガス濃度検出器の構成を示す図である。図4に示すように、比較例に係るガス濃度検出器901においては、ケース部920に、外部端子924が設けられている。
外部端子924は、外部光配線10の光源部側とは反対側の端部と着脱可能に構成されている。具体的には、外部端子924は、外部光配線10と嵌め合い可能に構成されている。外部端子924は、外部端子924に外部光配線10が嵌め合わされる際に、ケース部920内において第3先端面12が位置決めされるように構成されている。第3先端面12から出た光L0は、光学素子121において測定光Lに変換される。
しかしながら、比較例に係るガス濃度検出器901においては、上記のように、ケース部920が、外部光配線10と着脱可能に構成されているため、外部光配線10の着脱ごとに、光学素子121に対する第3先端面12の相対的位置関係が変化する。この相対的位置関係が変化することにより、ガス濃度検出器901における光学系の構成が変化して、ガス濃度の測定結果にばらつきが生じる。
なお、比較例に係るガス濃度検出器901においては、第3先端面12が位置決めされるように外部端子924が構成されている。具体的には、外部光配線10側に接続キーが設けられ、外部端子924にキー溝が設けられており、これらが互いに嵌め合わされることにより、第3先端面12が位置決めされる。しかしながら、外部端子924における上記の位置決めに係る構成は、外部光配線10の着脱によるガス濃度の測定結果のばらつきを抑制できる程度に、第3先端面12の位置を保持するものではない。
一方、図1に示すように、本発明の一実施形態においては、接続配線部130が、一方端131においてケース部120と接続され、かつ、他方端132において外部光配線10と着脱可能に構成されている。接続配線部130の一方端131がケース部120に固定されていることにより、光学素子121に対する第1先端面134の相対的位置関係が一定に保持されている。
これにより、外部光配線10の着脱による光学系の構成の変化が抑制され、ガス濃度検出器101の検出精度を向上させることができる。また、測定対象装置2の振動によって、ガス濃度検出器101が振動するような場合においては、上記相対的位置関係が一定に保持されていることにより、ガス濃度検出器101において、外乱による測定精度の低下を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態においては、第1光ファイバ133は、外部光配線10側において軸方向に対して斜めに交差する第2先端面135を有している。第2光ファイバ11は、接続配線部130側において軸方向に対して斜めに交差する第3先端面12を有している。第2先端面135と第3先端面12とが互いに接触するように、第1光ファイバ133と第2光ファイバ11とは互いに接続される。
これにより、外部光配線10を接続配線部130に接続する際において、第3先端面12に対する第2先端面135の相対的位置が変化した場合においては、測定光の光量が変化する。測定光の光量の変化が光学系の構成へ与える影響は比較的小さいため、ガス濃度検出器101の光学系の構成の変化が抑制され、ガス濃度検出器101の検出精度を向上させることができる。
[付記]
以上のように、本実施形態は以下のような開示を含む。
[構成1]
測定対象ガス(1)が通過可能な測定空間(S)が形成されているプローブ部(110)と、
上記プローブ部(110)に接続されたケース部(120)と、
一方端(131)において上記ケース部(120)と接続され、かつ、他方端(132)において外部光配線(10)と着脱可能に構成されている、接続配線部(130)とを備え、
上記ケース部(120)は、上記接続配線部(130)から導入された光を平行化または集光して上記測定空間(S)に測定光(L)を入射させる光学素子(121)と、上記測定空間(S)にて反射した上記測定光(L)を検出する光検出器(122)とを収容し、
上記接続配線部(130)は、上記外部光配線(10)から入射した光を上記ケース部(120)へ送る第1光ファイバ(133)を含み、
上記第1光ファイバ(133)は、上記ケース部(120)側において軸方向に対して斜めに交差する第1先端面(134)を有し、
上記接続配線部(130)の上記一方端(131)が上記ケース部(120)に固定されていることにより、上記光学素子(121)に対する上記第1先端面(134)の相対的位置関係が一定に保持されている、ガス濃度検出器(101)。
[構成2]
上記第1光ファイバ(133)は、外部光配線(10)側において軸方向に対して斜めに交差する第2先端面(135)をさらに有し、
上記外部光配線(10)は、上記接続配線部(130)へ光を送る第2光ファイバ(11)を含み、
上記第2光ファイバ(11)は、上記接続配線部(130)側において軸方向に対して斜めに交差する第3先端面(12)を有し、
上記第2先端面(135)と上記第3先端面(12)とが互いに接触するように、上記第1光ファイバ(133)と上記第2光ファイバ(11)とが互いに接続される、構成1に記載のガス濃度検出器(101)。
[構成3]
測定対象ガス(1)の濃度を検出するガス濃度検出器(101)と、
上記ガス濃度検出器(101)に接続され、上記ガス濃度検出器(101)から出力された信号を処理する信号処理部(102)とを備え、
上記ガス濃度検出器(101)は、
上記測定対象ガス(1)が通過可能な測定空間(S)が形成されているプローブ部(110)と、
上記プローブ部(110)に接続されたケース部(120)と、
一方端(131)において上記ケース部(120)と接続され、かつ、他方端(132)において外部光配線(10)と着脱可能に構成されている、接続配線部(130)とを含み、
上記ケース部(120)は、上記接続配線部(130)から導入された光を平行化または集光して上記測定空間(S)に測定光(L)を入射させる光学素子(121)と、上記測定空間(S)にて反射した上記測定光(L)を検出する光検出器(122)とを収容し、
上記光検出器(122)は、上記信号処理部(102)と接続され、かつ、検出した上記測定光Lを上記信号に変換して上記信号処理部(102)に出力し、
上記接続配線部(130)は、上記外部光配線(10)から入射した光を上記ケース部(120)へ送る第1光ファイバ(133)を有し、
上記第1光ファイバ(133)は、上記ケース部(120)側において軸方向に対して斜めに交差する第1先端面(134)を有し、
上記接続配線部(130)の上記一方端(131)が上記ケース部(120)に固定されていることにより、上記光学素子(121)に対する上記第1先端面(134)の相対的位置関係が一定に保持されている、ガス濃度計測装置(100)。
[構成4]
上記第1光ファイバ(133)は、外部光配線(10)側において軸方向に対して斜めに交差する第2先端面(135)をさらに有し、
上記外部光配線(10)は、上記接続配線部(130)へ光を送る第2光ファイバ(11)を含み、
上記第2光ファイバ(11)は、上記接続配線部(130)側において軸方向に対して斜めに交差する第3先端面(12)を有し、
上記第2先端面(135)と上記第3先端面(12)とが互いに接触するように、上記第1光ファイバ(133)と上記第2光ファイバ(11)とが互いに接続される、構成3に記載のガス濃度計測装置(100)。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 測定対象ガス、2 測定対象装置、10 外部光配線、11 第2光ファイバ、12 第3先端面、100 ガス濃度計測装置、101,901 ガス濃度検出器、102 信号処理部、110 プローブ部、111 筒状部、112 セル部、113 第1反射鏡、114 窓部材、115 貫通孔、116 外表面、117 ガスケット部、120,920 ケース部、121 光学素子、122 光検出器、123 第2反射鏡、130 接続配線部、131 一方端、132 他方端、133 第1光ファイバ、134 第1先端面、135 第2先端面、140 アダプタ部、141 割スリーブ、924 外部端子、L 測定光、L0 光、S 測定空間。

Claims (4)

  1. 測定対象ガスが通過可能な測定空間が形成されているプローブ部と、
    前記プローブ部に接続されたケース部と、
    一方端において前記ケース部と接続され、かつ、他方端において外部光配線と着脱可能に構成されている、接続配線部とを備え、
    前記ケース部は、前記接続配線部から導入された光を平行化または集光して前記測定空間に測定光を入射させる光学素子と、前記測定空間にて反射した前記測定光を検出する光検出器とを収容し、
    前記接続配線部は、前記外部光配線から入射した光を前記ケース部へ送る第1光ファイバを含み、
    前記第1光ファイバは、前記ケース部側において軸方向に対して斜めに交差する第1先端面を有し、
    前記接続配線部の前記一方端が前記ケース部に固定されていることにより、前記光学素子に対する前記第1先端面の相対的位置関係が一定に保持されている、ガス濃度検出器。
  2. 前記第1光ファイバは、外部光配線側において軸方向に対して斜めに交差する第2先端面をさらに有し、
    前記外部光配線は、前記接続配線部へ光を送る第2光ファイバを含み、
    前記第2光ファイバは、前記接続配線部側において軸方向に対して斜めに交差する第3先端面を有し、
    前記第2先端面と前記第3先端面とが互いに接触するように、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとが互いに接続される、請求項1に記載のガス濃度検出器。
  3. 測定対象ガスの濃度を検出するガス濃度検出器と、
    前記ガス濃度検出器に接続され、前記ガス濃度検出器から出力された信号を処理する信号処理部とを備え、
    前記ガス濃度検出器は、
    前記測定対象ガスが通過可能な測定空間が形成されているプローブ部と、
    前記プローブ部に接続されたケース部と、
    一方端において前記ケース部と接続され、かつ、他方端において外部光配線と着脱可能に構成されている、接続配線部とを含み、
    前記ケース部は、前記接続配線部から導入された光を平行化または集光して前記測定空間に測定光を入射させる光学素子と、前記測定空間にて反射した前記測定光を検出する光検出器とを収容し、
    前記光検出器は、前記信号処理部と接続され、かつ、検出した前記測定光を前記信号に変換して前記信号処理部に出力し、
    前記接続配線部は、前記外部光配線から入射した光を前記ケース部へ送る第1光ファイバを有し、
    前記第1光ファイバは、前記ケース部側において軸方向に対して斜めに交差する第1先端面を有し、
    前記接続配線部の前記一方端が前記ケース部に固定されていることにより、前記光学素子に対する前記第1先端面の相対的位置関係が一定に保持されている、ガス濃度計測装置。
  4. 前記第1光ファイバは、外部光配線側において軸方向に対して斜めに交差する第2先端面をさらに有し、
    前記外部光配線は、前記接続配線部へ光を送る第2光ファイバを含み、
    前記第2光ファイバは、前記接続配線部側において軸方向に対して斜めに交差する第3先端面を有し、
    前記第2先端面と前記第3先端面とが互いに接触するように、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとが互いに接続される、請求項3に記載のガス濃度計測装置。
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