JP2020159002A - 採土器 - Google Patents

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豊 川崎
Yutaka Kawasaki
豊 川崎
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
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Abstract

【課題】異物が存在する場合や土壌硬度が高い場合であっても筒状(管状)の部材を所定深度まで良好に押し込むことができ、所定深度の土壌を確実に採取することが可能な採土器を提供することを目的とする。【解決手段】本発明にかかる採土器100の構成は、円筒形の筒110と、筒110の下端に設けられた複数の刃112と、を備え、複数の刃112の間に平坦部114があることを特徴とする。また本発明にかかる採土器100の構成は、円筒形の筒110と、筒110の上端に設けられたハンドル取付穴116と、ハンドル取付穴116に着脱可能に取り付けられるハンドル120と、筒110の上端に取付可能なガイドピース130と、ガイドピース130の穴130aに挿入されるガイドロッド140と、ガイドロッド140に沿って上下動可能な円筒形の打ち込みウエイト150と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、土壌を採取する採土器に関する。
土壌の放射線汚染の程度を把握するためには、土壌を採取する必要がある。一般に、放射性物質は土壌表面から浸透し土壌深度が大きくなるにつれて濃度が低くなる傾向にある。これは、大気に拡散した放射性物質が降雨などにより土壌に落下し土壌表面部から土壌に吸着していったためと考えられる。このため放射能濃度測定用の土壌試料は深度ごとに、あるいは深度指定により採取されることが多い。
土壌は少なからず表面が凸凹していることから採取面積が大きいと採取範囲内で深度方向に少なからずバラツキが生じ深度精度を下げることになる。このため、採取土壌の深度精度を上げるべく、土壌を採取する器具の多くは開口面積の小さい管状となっている。
土壌を採取する機器としては、例えば特許文献1に土壌採取器が開示されている。特許文献1の土壌採取器は、円筒形状の一端に鋸刃形状の掘削刃を有する筒部と、筒部に回転力を伝達する伝動部とを備える。特許文献1の土壌採土器では、掘削刃を先頭に筒部を回転させながら土壌内へ押し込むと共に筒部の内部に土壌を収納している。
特開2002−286593号公報
特許文献1の土壌採取器のように、円筒形状の一端に鋸刃形状の掘削刃があるとはいえ、採取面と接する部分がほぼ全体的に環状平面となる。このため、土中に小石などの異物が存在している場合、異物を切断するような作用となる。しかしながら石を切断することは容易なことではなく、土壌採取器を所定深度まで到達させることが困難なことがある。また土壌硬度がそれほどまで高くない場合であっても、作業者が体重をかけてハンドルを回しながら管状の器具をねじ込むことは相当の重労働である。
加えて、土壌硬度が高い場合、ハンドルを回しながら押し込むことが困難であるため、ハンドルをハンマによって打撃しながら土壌採取器を土壌に叩き込むことがある。しかしながら、ハンマをふるってハンドルの頂点を叩く場合、ハンマの頭がハンドルから外れてしまいやすく、安定して打撃することが難しい。まっすぐ打てないことによってハンドルを曲げてしまうおそれもある。
本発明は、このような課題に鑑み、異物が存在する場合や土壌硬度が高い場合であっても筒状(管状)の部材を所定深度まで良好に押し込むことができ、所定深度の土壌を確実に採取することが可能な採土器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる採土器の代表的な構成は、円筒形の筒と、筒の下端に設けられた複数の刃と、を備え、複数の刃の間に平坦部があることを特徴とする。
上記構成によれば、筒の複数の刃の間に平坦部が設けられていることにより、隣接する2つの刃の間が広く開いた状態となる。これにより、小石等の異物が土壌中に存在している場合であっても、異物から外れた箇所に刃を食い込ませることができる。そして、その状態で筒を回転させることにより、刃によって異物を横から押し、筒の軌道上から異物を除去することができる。すなわち、異物を鋸刃で切断するのではなく、押しのけるのである。したがって、土壌中に異物が存在する場合であっても、筒を所定深度まで良好に押し込むことができ、所定深度の土壌を確実に採取することが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる採土器の他の構成は、円筒形の筒と、筒の上端に設けられたハンドル取付穴と、ハンドル取付穴に着脱可能に取り付けられるハンドルと、筒の上端に取付可能なガイドピースと、ガイドピースの穴に挿入されるガイドロッドと、ガイドロッドに沿って上下動可能な円筒形の打ち込みウエイトと、を備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、土壌硬度が高く、ハンドルの回転によって筒を土壌に押し込むことが困難になった際に、打ち込みウエイトによってガイドピースひいては筒を打撃することができる。これにより、土壌硬度が高い場合であっても筒を所定深度まで良好に押し込むことができ、所定深度の土壌を確実に採取することが可能となる。このとき、打ち込みウエイトは、ガイドロッドによって案内されながら上下動するため、ガイドピースひいては筒から外れることがなく、安定的に打撃することができる。
本発明によれば、異物が存在する場合や土壌硬度が高い場合であっても筒状(管状)の部材を所定深度まで良好に押し込むことができ、所定深度の土壌を確実に採取することが可能な採土器を提供することができる。
本実施形態にかかる採土器を説明する図である。 筒の詳細を説明する図である。 本実施形態の採土器の使用態様図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる採土器100を説明する図である。図1に示すように、本実施形態の採土器100は、円筒形の筒110を有し、かかる筒110の下端には複数の刃112が設けられている。
図2は、筒110の詳細を説明する図である。図2(a)は、筒110の下端の拡大図であり、図2(b)および(c)は、土壌中に配置された筒110を上方から観察した模式図である。
図1および図2(a)に示すように、本実施形態の採土器100では、筒110の下端に形成された複数の刃112の間に平坦部114が形成されている。本実施形態では、筒110が3つの刃112を備える構成を例示したが、本発明は刃112の枚数については限定するものではなく、2枚〜4枚程度が望ましい。刃と刃の間になるべく大きく隙間を空けるために、刃112は少なめが好ましい。また複数の刃112は、筒110の周上に等間隔に配置されていることが望ましい。筒110を回転させて掘削する際に均等に進行させるためである。
なお、本実施形態では、刃112が筒110の下端に形成される構成(筒110と刃112が一体となっている構成)を例示したが、これに限定するものではない。筒110と刃112を別体とし、筒110の下端に刃112を固定する構成とすることも可能である。
上記構成によれば、刃と刃の間に平坦部114があることによって、隣接する2つの刃112の間が広く開いた状態となる。これにより、図2(b)に示すように、小石等の異物10が土壌中に存在している場合であっても、異物10から外れた箇所に刃112を食い込ませることができる。
そして、図2(b)に示す状態から筒110を回転させると、図2(c)に示すように、刃112によって異物10が横から押し出され、異物10が筒110の軌道上から除去される。すなわち、異物を鋸刃で切断するのではなく、押しのけるのである。したがって、土壌中に異物10が存在する場合であっても、筒110を所定深度まで良好に押し込むことができ、所定深度の土壌を確実に採取することが可能となる。
特に本実施形態の採土器100のように複数の刃112の間に平坦部114を設けることにより、筒110を押し込む際の力は刃112に集約される。これにより、採取面と接する部分が環状平面となっている従来の採土器に比して、土壌への筒110の押し込みが容易となり、作業効率の向上を図ることが可能となる。
再度、図1を参照する。図1に示すように、本実施形態の採土器は、ハンドル120、ガイドピース130、ガイドロッド140および打ち込みウエイト150を更に有する。筒110の上端にはハンドル取付穴116が形成されていて、ハンドル120は、このハンドル取付穴116に着脱可能に取り付けられる。このように、採土器100がハンドル120を備えることにより、上述した筒110を回転させる作業を効率的に行うことが可能となる。
ガイドピース130は、筒110の上端に取付可能な部材であり、中央にガイドロッド140を立てるための穴130aが形成されている。ガイドピース130は、ガイドスリーブ132およびガイドプレート134から構成される。なお、本実施形態では、ガイドスリーブ132およびガイドプレート134が一体となっている構成を例示したが、これに限定するものではなく、ガイドスリーブ132およびガイドプレート134を別体とし、それらを接続した構成とすることも可能である。
ガイドロッド140は、ガイドピース130の穴130aに挿入される部材である。ガイドロッド140は筒110と同軸になり、上下方向にまっすぐ立てられる。打ち込みウエイト150は、ガイドロッド140が挿通される穴150aを有する円筒形状の重りであり、かかるガイドロッド140に沿って上下動可能である。
ガイドピース130は、ガイドスリーブ132の外径が筒110の内径よりも小さく、ガイドプレート134の外径が筒110の外径よりも大きく、穴130aの径はガイドロッド140より大きい。ガイドロッド140は、外径が穴130aの径よりも小さく、長さは筒110よりも長い。打ち込みウエイト150は、外径がガイドプレート134の外径よりも小さく、穴150aの径はガイドロッド140の外径よりも大きい。
図3は、本実施形態の採土器100の使用態様図である。採土器100によって土壌12の採取を行う際には、先に述べたように筒110に取り付けたハンドル120を回転させながら筒110を土壌12に押し込む。そして、土壌硬度が高い等の状況により筒110を土壌12に更に押し込むことが困難となったら、打ち込みウエイト150による打撃を行う。
打ち込みウエイト150による打撃を行う際には、まず図3(a)に示すように、下端部が土壌12に押し込まれた筒110からハンドル120を外す。そして、筒110の上端にガイドピース130を取り付け、穴130a(図1参照)にガイドロッド140を挿入する。これにより、採土器100は図3(b)に示す状態となる。
次に、図3(c)に示すように、打ち込みウエイト150の穴150a(図1参照)にガイドロッド140を挿通する。そして、打ち込みウエイト150をガイドロッド140の上端近傍まで持ち上げて落下させる作業を繰り返す。これにより、打ち込みウエイト150によってガイドピース130ひいては筒110が打撃され、筒110は、図3(a)に示す状態から、図3(c)に示すように土壌12の内部に更に押し込まれる。
上記説明したように、本実施形態の採土器100では、打ち込みウエイト150によってガイドピース130ひいては筒110を打撃することにより、土壌硬度が高い場合であっても筒110を所定深度まで良好に押し込むことができる。したがって、所定深度の土壌を確実に採取することが可能となる。
このとき、本実施形態の採土器100では、ハンマー等によってハンドル120を打撃するのではなく、ガイドロッド140によって案内される打ち込みウエイト150によってガイドピース130ひいては筒110を打撃する。この構造なら打ち込みウエイト150がガイドピース130から外れることはなく、ハンドル120が損傷することもあり得ず、筒110を安定的に打撃することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、土壌を採取する採土器として利用することができる。
10…異物、12…土壌、100…採土器、110…筒、112…刃、114…平坦部、116…ハンドル取付穴、120…ハンドル、130…ガイドピース、130a…穴、132…ガイドスリーブ、134…ガイドプレート、140…ガイドロッド、150…打ち込みウエイト、150a…穴

Claims (2)

  1. 円筒形の筒と、
    前記筒の下端に設けられた複数の刃と、
    を備え、
    前記複数の刃の間に平坦部があることを特徴とする採土器。
  2. 円筒形の筒と、
    前記筒の上端に設けられたハンドル取付穴と、
    前記ハンドル取付穴に着脱可能に取り付けられるハンドルと、
    前記筒の上端に取付可能なガイドピースと、
    前記ガイドピースの穴に挿入されるガイドロッドと、
    前記ガイドロッドに沿って上下動可能な円筒形の打ち込みウエイトと、
    を備えたことを特徴とする採土器。
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