JP2020155860A - 情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が画像データ内の特定の情報を把握し易くする。【解決手段】画像データを取得する取得手段と、画像データ内の特定の情報を強調するように定めた様式が予め用意されており、取得された画像データに含まれる情報が予め定められた条件を満たす場合に、様式に従って画像データ内の特定の情報を強調するように画像データを編集する編集手段とを備える情報処理システム。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、書画情報が表わす画像を2次元表示面に表示するにおいて、イメージデータは、それが表わす書画を文字/背景分離またはレイアウト解析処理により、文字領域とそれ以外の背景に分離し、さらに文字領域にはOCR処理または文字矩形解析処理を行なうことにより1文字のサイズを計測し、その文字サイズから表示倍率を自動計算し、前記イメージデータが表す画像の前記2次元表示面の2次元方向の少なくとも一方の方向を、前記表示倍率で変倍処理する、表示データの変倍方法が開示されている。
特開2006−238289号公報
例えば原稿に形成された画像を読み取る画像読取手段により得られた画像データなどの画像データを表示する場合がある。しかし、画像データをそのまま表示すると、例えば画像データ内の文字や画像が小さく表示されてしまい、操作者が画像データ内の特定の情報を把握するのが困難な場合があった。
本発明の目的は、画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が画像データ内の特定の情報を把握し易くすることにある。
請求項1に記載の発明は、画像データを取得する取得手段と、画像データ内の特定の情報を強調するように定めた様式が予め用意されており、取得された前記画像データに含まれる情報が予め定められた条件を満たす場合に、当該様式に従って当該画像データ内の当該特定の情報を強調するように当該画像データを編集する編集手段とを備える情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記予め定められた条件は、前記特定の情報として、特定の条件を満たす文字情報及び特定の条件を満たす画像情報の少なくとも何れか一方が存在するか否かに基づいて定められた条件であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記予め定められた条件は、前記特定の条件を満たす文字情報として、特定の文字列を含む文字情報が存在するという条件であり、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、当該画像データ内の前記特定の文字列を強調することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記予め定められた条件は、前記特定の条件を満たす画像情報として、特定の種類の画像情報が存在するという条件であり、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、当該画像データ内の前記特定の種類の画像情報を強調することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記予め定められた条件は複数存在し、当該予め定められた条件毎に前記様式が用意されており、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が複数の前記予め定められた条件を満たす場合に、予め定められた基準により、複数の当該予め定められた条件のうちの一の条件に対応する前記様式に従って、当該画像データを編集することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、複数の前記様式には、それぞれの優先順位が定められており、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が複数の前記予め定められた条件を満たす場合に、複数の当該予め定められた条件のそれぞれに対応する前記様式のうち最も優先順位の高い当該様式に従って、当該画像データを編集することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、画像データに含まれる情報の種類毎に、優先順位が定められており、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が複数の前記予め定められた条件を満たす場合に、最も優先順位の高い当該情報を強調するように定めた前記様式に従って、当該画像データを編集することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記優先順位は、前記編集手段による編集後の前記画像データを表示する表示手段が存在する場所に応じて定められることを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、前記様式に従って、前記特定の情報を強調する一方で、当該画像データ内の他の情報を削除することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記予め定められた条件は、前記画像データに含まれる情報について定めるとともに、前記編集手段による編集後の当該画像データを表示する表示手段の情報について定めており、前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報及び前記表示手段の情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、前記様式に従って当該画像データを編集することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記表示手段の情報は、当該表示手段の画面の大きさを示す情報であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記表示手段の情報は、当該表示手段の画面の形状を示す情報であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、編集後の前記画像データと編集前の当該画像データとを表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、前記表示手段は、編集後の前記画像データと編集前の当該画像データとを順番に表示することを特徴とする請求項13に記載の情報処理システムである。
請求項15に記載の発明は、コンピュータに、画像データを取得する機能と、画像データ内の特定の情報を強調するように定めた様式が予め用意されており、取得された前記画像データに含まれる情報が予め定められた条件を満たす場合に、当該様式に従って当該画像データ内の当該特定の情報を強調するように当該画像データを編集する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が画像データ内の特定の情報を把握し易くなる。
請求項2記載の発明によれば、画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が、画像データ内の特定の条件を満たす文字情報及び特定の条件を満たす画像情報の少なくとも何れか一方を把握し易くなる。
請求項3記載の発明によれば、画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が、画像データ内の特定の文字列を把握し易くなる。
請求項4記載の発明によれば、画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が、画像データ内の特定の種類の画像情報を把握し易くなる。
請求項5記載の発明によれば、画像データに含まれる情報が複数の予め定められた条件を満たす場合であっても、特定の情報を強調するように画像データを編集することができる。
請求項6記載の発明によれば、例えば複数の予め定められた条件のそれぞれに対応する様式から無作為に選択した様式に従って画像データを編集する構成と比較して、強調すべき情報を強調し易くなる。
請求項7記載の発明によれば、例えば複数の予め定められた条件のそれぞれに対応する様式から無作為に選択した様式に従って画像データを編集する構成と比較して、強調すべき情報を強調し易くなる。
請求項8記載の発明によれば、表示手段が存在する場所に応じて、強調すべき情報を強調することができる。
請求項9記載の発明によれば、強調しなくてもよい情報を削除することができる。
請求項10記載の発明によれば、表示手段の情報を考慮して、画像データを編集することができる。
請求項11記載の発明によれば、表示手段の画面の大きさを考慮して、画像データを編集することができる。
請求項12記載の発明によれば、表示手段の画面の形状を考慮して、画像データを編集することができる。
請求項13記載の発明によれば、編集前の画像データを表示しない構成と比較して、操作者が編集内容を把握し易くなる。
請求項14記載の発明によれば、編集前の画像データを表示しない構成と比較して、操作者が編集内容を把握し易くなる。
請求項15記載の発明によれば、画像データをそのまま表示する構成と比較して、操作者が画像データ内の特定の情報を把握し易くする機能を、コンピュータにより実現できる。
本実施の形態に係る画像表示システムの全体構成例を示した図である。 本実施の形態に係る表示制御装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態に係る表示制御装置の機能構成例を示したブロック図である。 画像データを編集する処理手順の一例を示したフローチャートである。 (A)〜(D)は、テンプレート記憶部に記憶されるテンプレートの一例を示す図である。 テンプレート記憶部に記憶されるテンプレートの一例を示す図である。 (A)〜(D)は、テンプレート記憶部に記憶されるテンプレートの一例を示す図である。 (A)〜(C)は、テンプレート記憶部に記憶されるテンプレートの一例を示す図である。 テンプレート記憶部に記憶される対応付け情報の一例を示す図である。 (A)〜(C)は、画像データを編集する処理の具体例を説明するための図である。 (A)〜(C)は、画像データを編集する処理の具体例を説明するための図である。 (A)〜(C)は、画像データを編集する処理の具体例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像表示システムの全体構成>
図1は、本実施の形態に係る画像表示システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、画像表示システム1は、基本システム10A〜10Cを備える。
基本システム10Aは、表示制御装置100A、表示装置200A、画像処理装置300Aを備える。同様に、基本システム10Bは、表示制御装置100B、表示装置200B、画像処理装置300Bを備える。基本システム10Cは、表示制御装置100C、表示装置200C、画像処理装置300Cを備える。
基本システム10A〜10Cはそれぞれ、ネットワーク400に接続される。図1に示す例では、表示制御装置100A〜100C、画像処理装置300A〜300Cがそれぞれ、ネットワーク400に接続される。また、表示装置200A〜200Cはそれぞれ、表示制御装置100A〜100Cに接続される。
なお、図1には、基本システム10A〜10Cを示したが、これらを区別する必要がない場合には基本システム10と称する場合がある。また、表示制御装置100A〜100Cを示したが、これらを区別する必要がない場合には表示制御装置100と称する場合がある。さらに、表示装置200A〜200Cを示したが、これらを区別する必要がない場合には表示装置200と称する場合がある。また、画像処理装置300A〜300Cを示したが、これらを区別する必要がない場合には画像処理装置300と称する場合がある。
また、図1に示す例では3つの基本システム10を示したが、基本システム10の数は3つに限定されない。さらに、基本システム10に1つの表示装置200を示したが、基本システム10に2つ以上の表示装置200を設けてもよい。
本実施の形態において、画像表示システム1、基本システム10、表示制御装置100は、情報処理システムの一例として用いられる。また、表示装置200は、表示手段の一例として用いられる。
表示制御装置100は、表示装置200が有するディスプレイ等の表示部の表示を制御するコンピュータ装置である。例えば、表示制御装置100Aは、基本システム10Aに設けられた表示装置200Aの表示を制御する。
詳細は後述するが、表示制御装置100は、表示装置200に画像データを表示するにあたり、画像データ内の特定の情報を強調するように画像データを編集する。そして、表示制御装置100は、編集後の画像データを表示装置200に表示するように制御する。
なお、表示制御装置100としては、例えば、PC(Personal Computer)等のデジタルサイネージのコントローラが例示される。
表示装置200は、ディスプレイ等の表示部を有し、表示制御装置100から受信した画像データを表示する。表示装置200は、例えば、人が集まる場所又は人を集めたい場所に設置される。より具体的には、表示装置200は、例えば、小売店などの店舗、図書館や役所などの公共施設、オフィスなどに設置される。画像データが表示装置200に表示されることにより、例えば、表示装置200の周囲にいる人に対して、画像データに含まれる情報が報知される。
画像処理装置300は、例えば、プリント機能、スキャン機能、コピー機能及びファクシミリ機能等の画像処理の機能を有し、画像処理を実行する装置である。ここで、画像処理装置300は、スキャン機能を実行するための画像読取手段(不図示)を有しており、画像読取手段により、原稿に形成された画像を読み取って画像データを生成する。
ネットワーク400は、表示制御装置100、画像処理装置300等の装置間での情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットや公衆回線、LAN(Local Area Network)である。
ここで、例えば、表示装置200Aに画像データを表示する場合、操作者は、画像処理装置300Aに原稿をセットしてスキャン機能を実行する。スキャン機能により、画像処理装置300Aの画像読取手段は、原稿に形成された画像を読み取って画像データを生成する。そして、画像処理装置300Aは、生成した画像データを表示制御装置100Aに送信する。表示制御装置100Aは、画像データを取得すると、取得した画像データを編集し、編集後の画像データを表示装置200Aに表示するように制御する。
なお、操作者は、複数の原稿をセットしてスキャン機能を実行してもよい。この場合、画像処理装置300Aは、表示制御装置100Aに対して、順次画像データを送信する。表示制御装置100Aは、画像処理装置300Aから送られてくる画像データを編集し、編集後の画像データを順番に表示装置200Aに表示するように制御する。
また、画像表示システム1では、基本システム10を相互に連携させて、同じ画像データの情報を複数の表示装置200に表示してもよい。例えば、操作者が画像処理装置300Aでスキャン機能を実行する際に、画像データの送信先として、表示制御装置100Aの他に、表示制御装置100B、表示制御装置100Cを指定する。この場合、画像処理装置300Aは、生成した画像データを、表示制御装置100A〜100Cに送信する。そして、表示制御装置100A〜100Cのそれぞれは、受信した画像データを編集し、編集後の画像データを表示装置200A〜200Cに表示するように制御する。ここで、画像処理装置300が複数の表示制御装置100に画像データを送信するのではなく、表示制御装置100が他の表示制御装置100に対して画像データを送信してもよい。
なお、本実施の形態において、表示制御装置100が表示装置200に表示する画像データは、画像処理装置300の画像読取手段によって得られた画像データに限定されない。表示装置200に表示する画像データはどのようなものでもよく、例えば、表示制御装置100は、自装置や他の装置で作成された文書ファイル等の画像データを、表示装置200に表示してもよい。
<表示制御装置のハードウェア構成>
図2は、本実施の形態に係る表示制御装置100のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、表示制御装置100は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)101と、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムを記憶する記憶領域であるROM(Read Only Memory)102と、プログラムの実行領域であるRAM(Random Access Memory)103とを備える。また、表示制御装置100は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種プログラム、各種プログラムに対する入力データ、各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)104を備える。そして、ROM102やHDD104等に記憶されたプログラムが、RAM103に読み込まれてCPU101に実行されることにより、表示制御装置100の機能が実現される。
さらに、表示制御装置100は、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)105と、ディスプレイ等の表示機構106と、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力デバイス107とを備える。
<表示制御装置の機能構成>
次に、本実施の形態に係る表示制御装置100の機能構成について説明する。図3は、本実施の形態に係る表示制御装置100の機能構成例を示したブロック図である。本実施の形態に係る表示制御装置100は、画像データ取得部111、ブロック抽出部112、ブロック分類部113、文字情報抽出部114、キーワード検索部115、表示装置情報取得部116、テンプレート記憶部117、テンプレート選択部118、画像データ編集部119、表示制御部120を備える。
取得手段の一例としての画像データ取得部111は、表示装置200に表示する対象となる画像データを取得する。例えば、画像データ取得部111は、画像処理装置300の画像読取手段によって得られた画像データを取得する。また、例えば、画像データ取得部111は、表示制御装置100や他の装置で作成された文書ファイルの画像データを取得する。
ブロック抽出部112は、画像データ取得部111が取得した画像データにおいて、1又は複数のブロックを抽出する。ブロックとは、画像データに含まれる情報の塊を示すものであり、例えば、矩形の領域がブロックとして抽出される。ただし、ブロックの形状は、三角形や円でもよく、矩形に限られない。また、ブロック抽出部112は、画像データから抽出可能なブロックが1つしかない場合には1つのブロックを抽出するが、複数のブロックが抽出可能であれば、複数のブロックを抽出する。
より具体的には、ブロック抽出部112は、例えば、画像解析、色解析、エッジ検出、OCR(Optical Character Recognition)、テキスト・イメージ分離などの従来の手法を用いて、画像データに含まれる情報の特徴を把握する。そして、把握された特徴を基に、ブロックを抽出する。抽出されるブロックは、例えば、文字が記述された領域である文字ブロック、画像が配置された領域である画像ブロックである。
なお、OCRとは、画像データ上にある文字を解析し、コンピュータで扱われる文字データに変換する技術である。
ブロック分類部113は、ブロック抽出部112により抽出された全てのブロックについて、分類を行う。そして、ブロック分類部113は、抽出された各ブロックに対して、分類される種類を対応付ける。
より具体的には、ブロック分類部113は、例えば、ブロックの抽出と同様の手法を用いて、各ブロックの特徴を収集する。そして、ブロック分類部113は、収集した特徴に応じて、ブロックの分類を行う。例えば、ブロック分類部113は、収集したブロックの特徴により、文字ブロックに分類したり、画像ブロックに分類したりする。また、画像ブロックは、例えば、地図の画像、風景の画像、人物の画像、写真などの種類に分類される。なお、地図の画像や風景の画像、人物の画像が写真である場合に、これらの画像を写真に分類してもよい。
さらに説明すると、ブロックは、予め定められた基準に従って分類される。例えば、ブロックに含まれる情報の色や輝度、輪郭、形状などの特徴量が一定の条件を満たす場合、文字ブロックに分類される。また、ブロックに含まれる情報の特徴量が一定の条件を満たさない場合(又は、別の条件を満たす場合)、画像ブロックに分類される。また、画像ブロックは、特徴量に基づいて、さらに、地図の画像、風景の画像、人物の画像、写真等に分類される。例えば、ブロック内に文字が1つでも含まれる場合、文字ブロックに分類される。また、例えば、ブロック内の文字数が閾値以上の場合に文字ブロックに分類し、ブロック内の文字数が閾値未満の場合に画像ブロックに分類してもよい。
文字情報抽出部114は、ブロック分類部113により文字ブロックに分類されたブロックについて、文字情報を抽出する。そして、文字情報抽出部114は、文字ブロックに対して、抽出された文字情報を対応付ける。より具体的には、例えば、文字情報抽出部114は、文字ブロックに対してOCRの処理を行って、文字ブロックに含まれる文字情報を抽出する。
キーワード検索部115は、文字ブロックについて、予め定められたキーワード(以下、単に「キーワード」と称する)を検索する。ここで、キーワード検索部115は、文字ブロック毎に、文字ブロック内の文字情報にキーワードが含まれるか否かを判定する。そして、キーワード検索部115は、キーワードが含まれる文字ブロックに対して、そのキーワードを対応付ける。
なお、キーワードは、例えば、会議、開催、案内、広告、セールなどの文字列であり、強調すべき文字情報として予め定められている。本実施の形態では、特定の文字列の一例として、キーワードが用いられる。
表示装置情報取得部116は、表示装置200から、表示装置200の情報を取得する。表示装置200の情報には、例えば、画面の大きさや画面の形状、最大解像度などの画面の情報のほか、表示装置200の処理速度などの画面以外の情報も含まれる。画面の大きさは、例えば、100インチ、1771mm×996mmである。画面の形状は、例えば、矩形、円形である。また、画面の形状が矩形の場合、例えば、縦の長さの方が横の長さよりも長い形状である「縦型」や、横の長さの方が縦の長さよりも長い形状である「横型」などの情報を取得してもよい。ここで、画像データを表示する表示装置200が複数存在する場合、表示装置情報取得部116は、複数の表示装置200の情報を取得する。
なお、表示装置200の情報については、表示装置200から取得する構成に限られない。例えば、表示装置200の情報を、表示制御装置100に予め記憶しておいてもよい。
テンプレート記憶部117は、画像データを編集するのに用いられるテンプレートを記憶する。このテンプレートは、画像データ内の特定の情報を強調するように定められたものである。例えば、特定の種類の画像ブロックを強調するように定められたテンプレートや、キーワードを含む文字ブロックを強調するように定められたテンプレートが、予め用意されている。
また、テンプレート記憶部117には、テンプレートとテンプレートを適用する条件(以下、「テンプレート適用条件」と称する)との対応付けを示す情報(以下、「対応付け情報」と称する)も記憶される。テンプレート適用条件は、画像データに含まれる情報や表示装置200の情報について定めた条件である。画像データに含まれる情報は、ブロック分類部113によって各ブロックに対応付けられた種類の情報や、キーワード検索部115によって各ブロックに対応付けられたキーワードの情報である。また、表示装置200の情報は、表示装置情報取得部116によって取得された情報である。
本実施の形態では、画像データ内の特定の情報を強調するように定めた様式の一例として、テンプレートが用いられる。また、予め定められた条件の一例として、テンプレート適用条件が用いられる。
テンプレート選択部118は、テンプレート記憶部117に記憶されているテンプレートから、画像データに適用するテンプレートを選択する。ここで、テンプレート選択部118は、テンプレート記憶部117に記憶されている対応付け情報を参照する。そして、ブロック分類部113によって各ブロックに対応付けられた種類の情報や、キーワード検索部115によって各ブロックに対応付けられたキーワードの情報、表示装置情報取得部116によって取得された表示装置200の情報などを基に、画像データに適用するテンプレートを選択する。
編集手段の一例としての画像データ編集部119は、テンプレート選択部118によって選択されたテンプレートを画像データに適用する。そして、画像データ編集部119は、テンプレートに従って、画像データ内の特定の情報を強調するように画像データを編集する。
表示制御部120は、編集後の画像データを表示装置200に出力して、表示装置200の表示を制御する。表示制御部120から編集後の画像データが送信されることにより、表示装置200は、編集後の画像データを表示する。
そして、表示制御装置100を構成する各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、例えば、表示制御装置100を図2に示したハードウェア構成にて実現した場合、ROM102やHDD104等に記憶された各種プログラムが、RAM103に読み込まれてCPU101に実行されることにより、図3に示す画像データ取得部111、ブロック抽出部112、ブロック分類部113、文字情報抽出部114、キーワード検索部115、表示装置情報取得部116、テンプレート選択部118、画像データ編集部119、表示制御部120等の機能部が実現される。また、テンプレート記憶部117は、例えば、HDD104により実現される。
<画像データを編集する処理手順>
次に、画像データを編集する処理の手順について説明する。図4は、画像データを編集する処理手順の一例を示したフローチャートである。
以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する場合がある。
まず、例えば、操作者が画像処理装置300にてスキャン処理を実行する操作を行うことにより、画像処理装置300にてスキャン処理が実行される。そして、画像処理装置300の画像読取手段によって生成された画像データが、表示制御装置100に送信され、画像データ取得部111が画像データを取得する(S101)。次に、ブロック抽出部112は、取得された画像データにおいて、1又は複数のブロックを抽出する(S102)。次に、ブロック分類部113は、S102で抽出された全てのブロックについて、分類を行う(S103)。
次に、文字情報抽出部114は、S103で文字ブロックに分類されたブロックについて、文字情報を抽出する(S104)。次に、キーワード検索部115は、文字ブロックについて、キーワードを検索する(S105)。次に、表示装置情報取得部116は、S101で取得された画像データを表示する表示装置200の情報を取得する(S106)。ここで、表示装置情報取得部116は、例えば、表示装置200の画面の大きさ、画面の形状などの情報を取得する。
次に、テンプレート選択部118は、S101で取得された画像データに適用するテンプレートを選択する(S107)。ここで、テンプレート選択部118は、テンプレート記憶部117に記憶されている対応付け情報を参照し、S103で各ブロックに対応付けられた種類の情報、S105で文字ブロックに対応付けられたキーワードの情報、S106で取得された表示装置200の情報などを基に、画像データに適用するテンプレートを選択する。
次に、画像データ編集部119は、選択されたテンプレートに従って、S101で取得された画像データを編集する(S108)。次に、表示制御部120は、編集された画像データを表示装置200に送信する(S109)。編集された画像データが送信されることにより、編集後の画像データが表示装置200に表示される。そして、本処理フローは終了する。
<テンプレートの説明>
次に、テンプレート記憶部117に記憶されるテンプレートについて、具体例を挙げて説明する。図5〜図8は、テンプレート記憶部117に記憶されるテンプレートの一例を示す図である。
ここで、図5及び図6に示す例は、表示装置200の画面の大きさが「標準」で、画面が横型の場合に適用されるテンプレートの一例である。また、図7に示す例は、表示装置200の画面の大きさが「標準」で、画面が縦型の場合に適用されるテンプレートの一例である。さらに、図8に示す例は、表示装置200の画面の大きさが「小」で、画面が横型の場合に適用されるテンプレートの一例である。
図5(A)に示すテンプレート11は、画像データ内に1つの地図画像がある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されることにより、地図画像が強調される。具体的には、地図画像が拡大されるとともに画像データの右側に配置される。また、地図画像以外のブロックは、画像データの左側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート11では、地図画像以外のブロックが配置される領域として、領域11Aが定められている。また、地図画像が配置される領域として、領域11Bが定められている。これらの領域11A、11Bは、画像データにおいて、各ブロックが配置される位置及び大きさを示すものである。
例えば、領域11Aの大きさは、テンプレート11全体の4割である。領域11Bの大きさも、テンプレート11全体の4割である。よって、画像データにテンプレート11を適用すると、画像データの地図画像は、領域11Bに従って、画像データの4割の大きさになるように拡大されて、配置される。また、地図画像以外のブロック(即ち、地図画像以外の画像ブロックや文字ブロック)は、領域11Aに従って、画像データの4割の大きさに収まるように集められて、配置される。その際、画像ブロックや文字ブロックを拡大又は縮小してもよい。
図5(B)に示すテンプレート12は、画像データ内に、キーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されることにより、キーワードを含む文字ブロックが強調される。具体的には、キーワードを含む文字ブロックが拡大されるとともに画像データの右側に配置される。また、キーワードを含む文字ブロック以外のブロックは、画像データの左側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート12では、キーワードを含む文字ブロック以外のブロックが配置される領域として、領域12Aが定められている。また、キーワードを含む文字ブロックが配置される領域として、領域12Bが定められている。
図5(C)に示すテンプレート13は、画像データ内に複数の同じ種類の画像ブロックが存在する場合に適用されるものである。図5(C)に示す例では、複数の同じ種類の画像ブロックの一例として、3つの写真ブロックを示しているが、画像ブロックの種類は写真画像に限定されない。また、画像ブロックの数は3つに限定されない。このテンプレートが適用されると、複数の画像ブロックが横方向に並べて配置される。また、複数の画像ブロック以外のブロックは、複数の画像ブロックの下に配置される。
さらに説明すると、この例では、3つの写真画像が配置される領域として、領域13A〜13Cが定められている。また、3つの写真画像以外のブロックが配置される領域として、領域13Dが定められている。なお、3つの写真画像を配置する際に、領域13A〜13Cに従って、3つの写真画像は拡大又は縮小される。3つの写真画像を並べて配置したり、拡大したりすることにより、個々の写真画像が強調される。
図5(D)に示すテンプレート14は、画像データ内に、1つの写真画像と、キーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、キーワードを含む文字ブロックが強調される。具体的には、キーワードを含む文字ブロックが拡大されるとともに画像データの左側に配置される。また、1つの写真画像は画像データの右側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート14では、文字ブロックが配置される領域として、領域14Aが定められている。また、写真画像が配置される領域として、領域14Bが定められている。
図6に示すテンプレート22は、画像データ内に、1つの地図画像と、地図画像以外の画像ブロックが1つ又は複数ある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、地図画像が強調される。また、地図画像以外の画像ブロックは削除される。具体的には、地図画像が拡大されるとともに画像データの右側に配置される。また、地図画像以外の画像ブロックは削除されて、編集後の画像データに配置されない。さらに、残りのブロックとして、文字ブロックが画像データの左側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート22では、文字ブロックが配置される領域として、22Aが定められている。また、地図画像が配置される領域として、領域22Bが定められている。
このようにして、テンプレートとして、画像データに含まれる一部の情報を削除することを定めたテンプレートを用意してもよい。
次に、図7(A)に示すテンプレート15は、図5(A)と同様に、画像データ内に1つの地図画像がある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、地図画像が強調される。具体的には、地図画像が拡大されるとともに画像データの下側に配置される。また、地図画像以外のブロックは、画像データの上側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート15では、地図画像以外のブロックが配置される領域として、領域15Aが定められている。また、地図画像が配置される領域として、領域15Bが定められている。
また、図7(B)に示すテンプレート16は、図5(B)と同様に、画像データ内に、キーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、キーワードを含む文字ブロックが強調される。具体的には、キーワードを含む文字ブロックが拡大されるとともに画像データの下側に配置される。また、キーワードを含む文字ブロック以外のブロックは、画像データの上側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート16では、キーワードを含む文字ブロック以外のブロックが配置される領域として、領域16Aが定められている。また、キーワードを含む文字ブロックが配置される領域として、領域16Bが定められている。
図7(C)に示すテンプレート17は、図5(C)と同様に、画像データ内に複数の同じ種類の画像ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、複数の画像ブロックが横方向に並べて配置される。また、複数の画像ブロック以外のブロックは、複数の画像ブロックの下に配置される。なお、図7(C)に示す例では、複数の同じ種類の画像ブロックの一例として、3つの写真ブロックを示している。
さらに説明すると、テンプレート17では、3つの写真画像が配置される領域として、領域17A〜17Cが定められている。また、3つの写真画像以外のブロックが配置される領域として、領域17Dが定められている。
図7(D)に示すテンプレート18は、図5(D)と同様に、画像データ内に、1つの写真画像と、キーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、キーワードを含む文字ブロックが強調される。具体的には、キーワードを含む文字ブロックが拡大されるとともに画像データの上側に配置される。また、1つの写真画像は画像データの下側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート18では、文字ブロックが配置される領域として、領域18Aが定められている。また、写真画像が配置される領域として、領域18Bが定められている。
次に、図8(A)に示すテンプレート19は、図5(A)と同様に、画像データ内に1つの地図画像がある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、地図画像が強調される。具体的には、地図画像が拡大されるとともに画像データの右側に配置される。また、地図画像以外のブロックは、画像データの左側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート19では、地図画像以外のブロックが配置される領域として、領域19Aが定められている。また、地図画像が配置される領域として、領域19Bが定められている。
ただし、テンプレート19は、画面の大きさが「小」の場合に適用されるものである。そのため、画面の大きさが「標準」の場合と比較すると、表示される画像データの大きさが、全体的に小さい。そこで、例えば、画面の大きさが「標準」の場合に適用されるテンプレート11(図5(A)参照)と比較して、地図画像がより一層強調される。より具体的には、例えば、テンプレート11では、画面の4割が地図画像の領域であるが、テンプレート19では、画面の8割が地図画像の領域である。
図8(B)に示すテンプレート20は、図5(B)と同様に、画像データ内に、キーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、キーワードを含む文字ブロックが強調される。具体的には、キーワードを含む文字ブロックが拡大されるとともに画像データの右側に配置される。また、キーワードを含む文字ブロック以外のブロックは、画像データの左側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート20では、キーワードを含む文字ブロック以外のブロックが配置される領域として、領域20Aが定められている。また、キーワードを含む文字ブロックが配置される領域として、領域20Bが定められている。
ここで、テンプレート20は、画面の大きさが「小」の場合に適用されるものであり、例えば、画面の大きさが「標準」の場合に適用されるテンプレート12(図5(B)参照)と比較して、キーワードを含む文字ブロックがより一層強調される。より具体的には、例えば、テンプレート12では、画面の4割が、キーワードを含む文字ブロックの領域であるが、テンプレート20では、画面の8割が、キーワードを含む文字ブロックの領域である。
また、キーワードを含む文字ブロックを強調する他の手法として、例えば、キーワードを含む文字ブロックについて、文字の全てを拡大するのではなく、キーワードを含む周辺の領域を抽出して、抽出した領域のみを拡大してもよい。例えば、文字ブロックに1000文字が含まれており、キーワードを含む周辺の領域に200文字が含まれるとする。この場合、テンプレート20を適用すると、抽出した領域に含まれる200文字が拡大され、残りの800文字は拡大されないままとなる。なお、残りの800文字を、抽出された200文字よりも小さい拡大率で拡大したり、縮小したりしてもよい。また、残りの800文字を削除してもよい。
さらに、キーワードを含む文字ブロックを強調する他の手法として、例えば、キーワードを含む周辺の領域に含まれる200文字の色を変えたり、反転表示などのハイライト表示をしたりしてもよい。
図8(C)に示すテンプレート21は、図5(D)と同様に、画像データ内に、1つの写真画像と、キーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用されるものである。このテンプレートが適用されると、キーワードを含む文字ブロックが強調される。具体的には、キーワードを含む文字ブロックが拡大されるとともに画像データの左側に配置される。また、1つの写真画像は画像データの右側に配置される。
さらに説明すると、テンプレート21では、文字ブロックが配置される領域として、領域21Aが定められている。また、写真画像が配置される領域として、領域21Bが定められている。
ただし、テンプレート21は、画面の大きさが「小」の場合に適用されるものであり、例えば、画面の大きさが「標準」の場合に適用されるテンプレート14(図5(D)参照)と比較して、キーワードを含む文字ブロックがより一層強調される。キーワードを含む文字ブロックを強調する手法は、テンプレート20と同様の手法が用いられる。
なお、テンプレート12(図5(B)参照)のように、画面の大きさが「小」でない場合に適用されるテンプレートにおいても、キーワードを含む周辺の領域を拡大したり、ハイライト表示をしたりして、特定の情報を強調してもよい。
また、図5〜図8に示すテンプレートでは、画像ブロックとして、地図画像、写真画像しか定義していないが、このような構成に限られない。例えば、風景の画像、人物の画像などの画像ブロックを定義したテンプレートを用意して、これらの画像を強調してもよい。
さらに、図5〜図8に示すテンプレートでは、文字ブロックに含まれるキーワードの文字列を具体的に特定していないが、このような構成に限られない。例えば、会議、開催、案内などの具体的な文字列を含む文字ブロックを定義したテンプレートを用意して、これらの文字ブロックを強調してもよい。
また、テンプレート毎にキーワードを変えてもよい。例えば、図5(B)に示すテンプレート12について、画像データ内に、「開催」又は「セール」というキーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用する。また、図5(D)に示すテンプレート14について、画像データ内に、1つの写真画像と、「会議」というキーワードを含む1つの文字ブロックがある場合に適用する。
なお、本実施の形態では、特定の条件を満たす文字情報の一例として、キーワードを含む文字ブロックが用いられる。また、特定の条件を満たす画像情報の一例として、地図画像などの特定の種類の画像ブロックや、複数の同じ種類の画像ブロック等が用いられる。
<対応付け情報の説明>
次に、テンプレート記憶部117に記憶される対応付け情報について、具体例を挙げて説明する。図9は、テンプレート記憶部117に記憶される対応付け情報の一例を示す図である。
対応付け情報では、テンプレートとテンプレート適用条件とが対応付けられている。この例では、テンプレート適用条件が項番「1」〜「12」の12個存在し、テンプレート適用条件毎にテンプレートが用意されている。
より具体的には、テンプレート適用条件には、「画面の形状」、「画面の大きさ」、「ブロックの内容」の項目が設けられている。「画面の形状」、「画面の大きさ」は、表示装置200の情報について定めた条件である。また、「ブロックの内容」は、画像データに含まれる情報について定めた条件である。
例えば、項番「1」では、テンプレート適用条件とテンプレート11(図5(A)参照)とが対応付けられている。ここで、テンプレート適用条件として、「画面の形状」が「横型」、「画面の大きさ」が「標準」、「ブロックの内容」が「1つの地図画像がある。」という条件が定められている。具体的には、表示装置200の画面の形状が横型であり、画面の大きさが「標準」であることが条件とされる。また、画像データ内に1つの地図画像があることが条件とされる。これらの条件を満たす場合、画像データに適用するテンプレートとして、テンプレート11が選択される。
なお、対応付け情報では、例えば、10インチ未満が「小」、10インチ以上50インチ未満が「標準」、50インチ以上が「大」等、画面の大きさの条件が予め定められている。
ただし、表示制御装置100が、画像表示システム1に存在する複数の表示装置200の画面の大きさを取得して、それぞれの画面の大きさを比較し、「小」、「標準」、「大」などの条件を決めてもよい。例えば、画像データを表示装置200A〜200Cに表示する場合に、表示装置200Aの画面が最も大きく、表示装置200Cの画面が最も小さい場合、表示装置200Aの画面を「大」、表示装置200Bの画面を「標準」、表示装置200Cの画面を「小」とする。
<画像データに適用する候補のテンプレートが複数ある場合の処理>
画像データに含まれる情報等が複数のテンプレート適用条件を満たす場合、画像データに適用する候補のテンプレートが複数存在することになる。この場合、テンプレート選択部118は、予め定められた基準に従って、複数の候補から何れか1つのテンプレートを選択する。
例えば、画像データに含まれる情報の種類毎に、予め優先順位を定めておく。より具体的には、ブロックの種類やブロックに含まれる情報に対して、優先順位を定めておく。この場合、テンプレート選択部118は、複数の候補から、優先順位の高い情報を強調するように定められたテンプレートを優先的に選択する。
例えば、優先順位の高いものから順番に、地図画像、写真画像、キーワード(会議)、キーワード(開催)、キーワード(広告)、その他のキーワード、その他の画像ブロック、と定められている。ここで、画像データ内に、地図画像、写真画像、キーワード(会議)を含む文字ブロックが存在するとする。この場合、図9の対応付け情報のテンプレート適用条件を参照すると、画像データに適用する候補のテンプレートとして、例えば、テンプレート11、12、14、22が選択される。そして、テンプレート選択部118は、最も優先順位の高い地図画像を強調するように定められたテンプレートを選択する。具体的には、テンプレート11、22が選択される。なお、テンプレート11、22の何れを選択してもよいが、例えば、テンプレート11を優先的に選択するように事前に定めておく。
また、テンプレート自体に、予め優先順位を定めておいてもよい。例えば、テンプレート選択部118は、画像データに適用する候補のテンプレートが複数ある場合、予め定められた優先順位に従って、複数の候補の中から最も優先順位の高いテンプレートを選択する。
なお、画像データに含まれる情報の種類毎に定められた優先順位や、テンプレート自体に定められた優先順位は、表示装置200が設置された場所(即ち、画像データが表示される場所)に応じて変えてもよい。
例えば、表示装置200の場所が小売店の場合、地図画像が最も優先されるように、画像データに含まれる情報の種類毎の優先順位が定められる。また、図9に示す対応付け情報において、例えば、テンプレート11が最も優先されるように、テンプレート自体の優先順位が定められる。
また、例えば、表示装置200の場所がオフィスの場合、キーワード(会議)を含む文字ブロックが最も優先されるように、画像データに含まれる情報の種類毎の優先順位が定められる。また、図9に示す対応付け情報において、例えば、テンプレート12が最も優先されるように、テンプレート自体の優先順位が定められる。
なお、テンプレート選択部118は、優先順位を基に、複数の候補からテンプレートを選択する構成に限られない。例えば、テンプレート選択部118は、優先順位によらずに、複数の候補の中から無作為に何れか1つのテンプレートを選択してもよい。
<強調する候補のブロックが複数ある場合の処理>
テンプレートに従って画像データを編集する場合、例えば、キーワードを含む文字ブロックが複数存在する場合のように、強調する候補のブロックが複数存在する場合がある。この場合、画像データ編集部119は、予め定められた基準に従って、特定の情報を強調するように画像データを編集する。
例えば、画像データに含まれる情報の種類毎に、予め優先順位を定めておく。より具体的には、ブロックの種類やブロックに含まれる情報に対して、優先順位を定めておく。この場合、画像データ編集部119は、優先順位の高いものを優先的に強調するように、画像データを編集する。
例えば、優先順位の高いものから順番に、地図画像、写真画像、キーワード(会議)、キーワード(開催)、キーワード(広告)、その他のキーワード、その他の画像ブロック、と定められている。ここで、画像データ内に、キーワード(会議)を含む文字ブロック、キーワード(開催)を含む文字ブロック、キーワード(広告)を含む文字ブロックが存在するとする。この場合、図9の対応付け情報のテンプレート適用条件を参照すると、画像データに適用する候補のテンプレートとして、例えば、テンプレート12が選択される。また、キーワードを含む3つの文字ブロックのうち、最も優先順位が高いのは、キーワード(会議)を含む文字ブロックである。そこで、画像データ編集部119は、3つの文字ブロックのうち、キーワード(会議)を含む文字ブロックを強調するように、画像データを編集する。より具体的には、キーワード(会議)を含む文字ブロックを領域12B(図5(B)参照)に配置して、残りの2つの文字ブロックを領域12A(図5(B)参照)に配置する。
なお、画像データ編集部119は、優先順位を基に、特定の情報を強調する構成に限られない。例えば、画像データ編集部119は、優先順位によらずに、複数の候補の中から無作為にブロックを選択して、選択したブロックを強調するように画像データを編集してもよい。
<画像データを編集する処理の具体例>
次に、画像データを編集する処理について、具体例を挙げて説明する。図10〜図12は、画像データを編集する処理の具体例を説明するための図である。
なお、以下に示すステップ(記号の「S」)は、図4の各ステップに対応する。
まず、画像データ取得部111は、表示装置200に表示する対象の画像データとして、図10(A)に示す画像データ31を取得する(S101)。次に、ブロック抽出部112は、画像データ31において、ブロックを抽出する(S102)。この例では、3つのブロックが抽出される。そして、ブロック分類部113は、各ブロックについて分類を行う(S103)。この例では、図10(B)に示すように、文字ブロック31A、文字ブロック31B、地図画像31Cに分類される。
次に、文字情報抽出部114は、文字ブロック31A、文字ブロック31Bについて文字情報を抽出する(S104)。また、キーワード検索部115は、文字ブロック31A、文字ブロック31Bについて、キーワードを検索する(S105)。この例では、文字ブロック31A、文字ブロック31Bの文字情報には、キーワードは含まれていない。
次に、表示装置情報取得部116は、画像データ31を表示する表示装置200の情報を取得する(S106)。この例では、表示装置200の情報として、画面の大きさが40インチ(この例では、画面の大きさは「標準」)、画面の形状が横型であることが取得される。
次に、テンプレート選択部118は、画像データ31に適用するテンプレートを選択する(S107)。ここで、テンプレート選択部118は、画像データ31内に1つの地図画像があること、表示装置200の画面の大きさが「標準」であり、画面の形状が横型であること等を基に、テンプレートを選択する。図9に示す対応付け情報を参照すると、項番「1」のテンプレート適用条件を満たすため、テンプレート11が選択される。
次に、画像データ編集部119は、テンプレート11に従って、画像データ31を編集する(S108)。図10(C)は、編集後の画像データ31を示す図である。テンプレート11を適用することにより、地図画像31Cが強調される。具体的には、地図画像31Cは、テンプレート11で定められた領域11B(図5(A)参照)に従って、拡大される。また、文字ブロック31A、文字ブロック31Bは、テンプレート11で定められた領域11A(図5(A)参照)に従って配置される。その際、縮小されたり拡大されたりする。
次に、図11(A)に示す画像データ32は、表示装置200に表示する対象の画像データであり、図10の手順と同様に処理される。ここで、画像データ32では、3つのブロックが抽出され、図11(B)に示すように、文字ブロック32A〜32Cに分類される。また、文字情報抽出部114により文字情報が抽出され、キーワード検索部115によりキーワードの検索が行われる。この例では、文字ブロック32Aに「会議」というキーワードが含まれており、文字ブロック32B、文字ブロック32Cにはキーワードは含まれていない。また、表示装置情報取得部116は、表示装置200の情報として、画面の大きさが40インチ(この例では、画面の大きさは「標準」)、画面の形状が縦型であることを取得する。
次に、テンプレート選択部118は、画像データ32内にキーワードを含む1つの文字ブロックがあること、表示装置200の画面の大きさが「標準」であり、画面の形状が縦型であること等を基に、テンプレートを選択する。図9に示す対応付け情報を参照すると、項番「7」のテンプレート適用条件を満たすため、テンプレート16が選択される。
次に、画像データ編集部119は、テンプレート16に従って、画像データ32を編集する。図11(C)は、編集後の画像データ32を示す図である。テンプレート16を適用することにより、画像データ32は、縦型の画面に合うように、縦型に編集される。また、文字ブロック32Aが強調される。具体的には、文字ブロック32Aは、テンプレート16で定められた領域16B(図7(B)参照)に従って、拡大される。また、文字ブロック32B、文字ブロック32Cは、テンプレート16で定められた領域16A(図7(B)参照)に従って配置される。その際、縮小されたり拡大されたりする。
次に、図12(A)に示す画像データ33は、表示装置200に表示する対象の画像データであり、図10の手順と同様に処理される。画像データ33では、2つのブロックが抽出され、図12(B)に示すように、文字ブロック33A、写真画像33Bに分類される。また、文字情報抽出部114により文字情報が抽出され、キーワード検索部115によりキーワードの検索が行われる。この例では、文字ブロック33Aに「開催」というキーワードが含まれている。また、表示装置情報取得部116は、表示装置200の情報として、画面の大きさが5インチ(この例では、画面の大きさは「小」)、画面の形状が横型であることを取得する。
次に、テンプレート選択部118は、画像データ33に適用するテンプレートを選択する。ここで、テンプレート選択部118は、画像データ33内に1つの写真画像と1つの文字ブロックがあること、表示装置200の画面の大きさが「小」であり、画面の形状が横型であること等を基に、テンプレートを選択する。図9に示す対応付け情報を参照すると、項番「12」のテンプレート適用条件を満たすため、テンプレート21が選択される。
次に、画像データ編集部119は、テンプレート21に従って、画像データ33を編集する。図12(C)は、編集後の画像データ33を示す図である。テンプレート21を適用することにより、文字ブロック33Aが強調される。具体的には、文字ブロック33Aは、テンプレート21で定められた領域21A(図8(C)参照)に従って、拡大される。その際、文字ブロック33A内の文字のうち、キーワード「開催」の周辺の領域の文字が拡大されて、残りの文字は拡大されない。また、写真画像33Bは、テンプレート21で定められた領域21B(図8(C)参照)に従って配置される。その際、縮小されたり拡大されたりする。
このようにして、本実施の形態において、画像データ編集部119は、画像データにテンプレートを適用して、画像データ内の特定の情報を強調するように画像データを編集する。また、テンプレート選択部118は、テンプレートを選択する際、表示装置200の情報を用いるため、例えば、表示装置200の画面を考慮した表示がなされるように、画像データが編集される。ここで、画像データを複数の表示装置200で表示する場合には、各表示装置200の画面を考慮した表示がなされるように、表示装置200毎に、画像データが編集される。
<変形例>
次に、本実施の形態の変形例について説明する。
(表示装置に表示する前に画像データを表示する例)
本実施の形態では、表示制御装置100が編集した画像データを、表示装置200に表示する前に、画像処理装置300の表示部(不図示)や表示制御装置100の表示機構106など、表示装置200以外の表示部に表示してもよい。
また、表示装置200以外の表示部に画像データを表示する場合に、画像データを編集する操作を受け付けてもよい。
例えば、画像データが画像処理装置300の表示部に表示される場合、画像処理装置300は、操作者から、画像データを編集する操作を受け付ける。画像データを編集する操作は、例えば、画像データに含まれる情報を拡大する操作や、画像データに含まれる情報の位置を変更する操作である。より具体的には、例えば、画像データ内のブロックを指定し、指定したブロックを拡大する操作や、指定したブロックの位置を変更する操作である。
また、画像処理装置300は、画像データに適用するテンプレートを変更する操作を受け付けてもよい。例えば、画像処理装置300は、表示制御装置100が編集した画像データを表示する場合に、テンプレートの一覧を表示する。そして、操作者がテンプレートを選択すると、画像処理装置300は、操作者に選択されたテンプレートを画像データに適用する。ここでは、表示制御装置100が編集する前の画像データに対してテンプレートが適用される。そして、画像処理装置300は、テンプレートを適用して編集した画像データを表示部に表示する。さらに、画像処理装置300は、続けて別のテンプレートの選択を受け付けてもよい。画像処理装置300は、テンプレートが選択される度に、選択されたテンプレートを適用して、編集した画像データを表示部に表示する。
なお、画像処理装置300は、テンプレートを選択する操作を受け付けるとともに、画像データを編集する別の操作(例えば、画像データに含まれる情報を拡大する操作や、画像データに含まれる情報の位置を変更する操作)を受け付けてもよい。
また、この例では、画像処理装置300が画像データを編集する操作を受け付けることとしたが、表示制御装置100等が画像データを編集する操作を受け付けてもよい。
(編集前の画像データを表示する例)
本実施の形態では、表示装置200に、編集後の画像データだけでなく、編集前の画像データを表示してもよい。例えば、表示制御装置100が画像データを編集すると、画像データ内の特定の情報が強調されるが、その一方で、画像データに含まれる情報が削除されたり、縮小されたりする場合がある。そこで、編集後の画像データに加えて、編集前の画像データも表示される。
この場合、表示制御装置100は、表示装置200に対して、編集後の画像データに加えて、編集前の画像データを送信する。そして、表示装置200は、編集前の画像データと編集後の画像データとを表示する。
例えば、表示装置200は、編集前の画像データと編集後の画像データとを順番に表示する。より具体的には、例えば、表示装置200は、編集後の画像データを表示した後に、編集前の画像データを表示する。また、例えば、表示装置200は、編集前の画像データと編集後の画像データとを一定時間毎に切り替えて交互に表示してもよい。
さらに、表示装置200は、例えば、編集前の画像データと編集後の画像データとを表示部に同時に表示してもよい。
(画像データを印刷する例)
本実施の形態では、画像処理装置300が、編集後の画像データを印刷してもよい。この場合、例えば、表示制御装置100は、画像データを編集すると、編集後の画像データを画像処理装置300に出力して、印刷を指示する。画像処理装置300は、印刷指示に従って、編集後の画像データを印刷する。ここで、表示制御装置100は、編集前の画像データの印刷を指示してもよい。そして、画像処理装置300は、印刷指示に従って、編集後の画像データに加えて、編集前の画像データを印刷してもよい。その際、画像処理装置300は、編集前の画像データと編集後の画像データとを異なる用紙に印刷してもよいし、同じ用紙に印刷してもよい。
(その他の変形例)
本実施の形態において、会議、開催、案内などの具体的な文字列を含む文字ブロックを定義したテンプレートを用意する場合に、表示装置200が設置された場所に応じて、テンプレートの文字列の内容を変えてもよい。例えば、表示装置200の場所が小売店の場合、図5(B)に示すテンプレート12のキーワードを、「開催」、「セール」とする。そして、画像データ内に、「開催」又は「セール」というキーワードを含む1つの文字ブロックがある場合、テンプレート12を適用する。また、表示装置200の場所がオフィスの場合、テンプレート12のキーワードを「会議」とする。そして、画像データ内に、「会議」というキーワードを含む1つの文字ブロックがある場合、テンプレート12を適用する。
また、上述した例では、テンプレートの文字ブロックとして、キーワードを含む文字ブロックしか定義していないが、このような構成に限られない。例えば、特定の色(例えば赤色)が付された文字列を含む文字ブロックや、下線が引かれた文字列を含む文字ブロック等を定義したテンプレートを用意して、これらの文字ブロックを強調してもよい。この場合、例えば、文字情報抽出部114は、文字情報を抽出する際に、その文字情報の特徴も収集する。そして、テンプレート選択部118は、収集された文字情報の特徴も考慮して、テンプレートを選択する。
ここで、特定の色が付された文字列を含む文字ブロックや、下線が引かれた文字列を含む文字ブロックは、特定の条件を満たす文字情報の一例として用いられる。
また、図9に示す例では、テンプレート適用条件として、「画面の形状」、「画面の大きさ」、「ブロックの内容」の項目を設けて、ブロックの種類、文字ブロック内のキーワード、表示装置200の情報等に対応する条件を定めたが、このような構成に限られない。
例えば、テンプレート適用条件として、「画面の形状」、「画面の大きさ」の項目を設けないこととしてもよい。即ち、テンプレート適用条件を、画像データに含まれる情報のみについて定めた条件としてもよい。言い換えると、テンプレート選択部118は、表示装置200の情報を考慮せずに、画像データに含まれる情報がテンプレート適用条件を満たす場合に、そのテンプレート適用条件に対応するテンプレートを選択してもよい。
また、例えば、テンプレート適用条件を、ブロックの種類のみについて定めた条件としたり、文字ブロック内のキーワードのみについて定めた条件としたりしてもよい。また、例えば、テンプレート適用条件として、「ブロックの内容」の項目を設けずに、表示装置200の情報のみについて定めた条件としてもよい。
また、本実施の形態では、特定の情報が一定以上の大きさの場合、テンプレートを適用すると、特定の情報が縮小されてしまうことも考えられる。このような場合には、テンプレートを適用してもよいし、テンプレートを適用しない(即ち、画像データを編集しない)こととしてもよい。
さらに、本実施の形態において、表示制御装置100で実行する処理の一部又は全部を、表示装置200や画像処理装置300で実行してもよい。例えば、ブロック抽出部112、ブロック分類部113、文字情報抽出部114、キーワード検索部115、表示装置情報取得部116、テンプレート選択部118等の処理を、画像処理装置300で実行してもよい。
また、本実施の形態において、画像データを表示装置200に表示するのではなく、画像処理装置300の表示部や表示制御装置100の表示機構106等に表示してもよい。
なお、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記憶媒体に記憶して提供することも可能である。
また、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
1…画像表示システム、10…基本システム、100…表示制御装置、111…画像データ取得部、112…ブロック抽出部、113…ブロック分類部、114…文字情報抽出部、115…キーワード検索部、116…表示装置情報取得部、117…テンプレート記憶部、118…テンプレート選択部、119…画像データ編集部、120…表示制御部、200…表示装置、300…画像処理装置

Claims (15)

  1. 画像データを取得する取得手段と、
    画像データ内の特定の情報を強調するように定めた様式が予め用意されており、取得された前記画像データに含まれる情報が予め定められた条件を満たす場合に、当該様式に従って当該画像データ内の当該特定の情報を強調するように当該画像データを編集する編集手段と
    を備える情報処理システム。
  2. 前記予め定められた条件は、前記特定の情報として、特定の条件を満たす文字情報及び特定の条件を満たす画像情報の少なくとも何れか一方が存在するか否かに基づいて定められた条件であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記予め定められた条件は、前記特定の条件を満たす文字情報として、特定の文字列を含む文字情報が存在するという条件であり、
    前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、当該画像データ内の前記特定の文字列を強調すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記予め定められた条件は、前記特定の条件を満たす画像情報として、特定の種類の画像情報が存在するという条件であり、
    前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、当該画像データ内の前記特定の種類の画像情報を強調すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記予め定められた条件は複数存在し、当該予め定められた条件毎に前記様式が用意されており、
    前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が複数の前記予め定められた条件を満たす場合に、予め定められた基準により、複数の当該予め定められた条件のうちの一の条件に対応する前記様式に従って、当該画像データを編集すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 複数の前記様式には、それぞれの優先順位が定められており、
    前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が複数の前記予め定められた条件を満たす場合に、複数の当該予め定められた条件のそれぞれに対応する前記様式のうち最も優先順位の高い当該様式に従って、当該画像データを編集すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 画像データに含まれる情報の種類毎に、優先順位が定められており、
    前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が複数の前記予め定められた条件を満たす場合に、最も優先順位の高い当該情報を強調するように定めた前記様式に従って、当該画像データを編集すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  8. 前記優先順位は、前記編集手段による編集後の前記画像データを表示する表示手段が存在する場所に応じて定められること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理システム。
  9. 前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、前記様式に従って、前記特定の情報を強調する一方で、当該画像データ内の他の情報を削除すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 前記予め定められた条件は、前記画像データに含まれる情報について定めるとともに、前記編集手段による編集後の当該画像データを表示する表示手段の情報について定めており、
    前記編集手段は、前記画像データに含まれる情報及び前記表示手段の情報が前記予め定められた条件を満たす場合に、前記様式に従って当該画像データを編集すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  11. 前記表示手段の情報は、当該表示手段の画面の大きさを示す情報であること
    を特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 前記表示手段の情報は、当該表示手段の画面の形状を示す情報であること
    を特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
  13. 編集後の前記画像データと編集前の当該画像データとを表示する表示手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  14. 前記表示手段は、編集後の前記画像データと編集前の当該画像データとを順番に表示すること
    を特徴とする請求項13に記載の情報処理システム。
  15. コンピュータに、
    画像データを取得する機能と、
    画像データ内の特定の情報を強調するように定めた様式が予め用意されており、取得された前記画像データに含まれる情報が予め定められた条件を満たす場合に、当該様式に従って当該画像データ内の当該特定の情報を強調するように当該画像データを編集する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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