JP2020154975A - 振込データ入力支援装置、振込データ入力支援方法、及びプログラム - Google Patents

振込データ入力支援装置、振込データ入力支援方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】金融機関での為替処理における省力化を図り得る、入力支援装置、入力支援方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】振込データ入力支援装置10は、項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行って生成された、項目毎の文字列の集合において、項目毎に、文字列の一部をワイルドカードに変換する、ワイルドカード変換部11と、ワイルドカードに変換された文字列を用いて、項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、検索処理部12と、抽出された各振込データについて、当該振込データと光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、振込データ推定部13と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、光学的文字認識(OCR:Optical Character Recognition/Reader)を用いた振込データの入力において、入力処理を支援するための、振込データ入力支援装置、及び振込データ入力支援方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
従来から、金融機関においては、為替処理におけるオペレータの入力を支援するため、為替OCRシステムが導入されている(例えば、特許文献1参照)。
為替OCRシステムは、顧客が紙の振込依頼票に記入した情報に対して、OCRを行うことによって、紙の振込依頼票に記載された情報をデジタルデータに変換するシステムである。ここで、従来からの為替OCRシステムについて、図13を用いて説明する。図13は、従来からの為替OCRシステムの概略構成を示す図である。
図13に示すように、従来の為替OCRシステム200は、OCR装置201と、エントリ端末202と、エントリ端末203と、検証端末204とで構成されている。また、為替OCRシステム200は、銀行の集中センターに設置され、更に、銀行の各支店の端末211とネットワークを介して接続されている。図13において、205及び206は、それぞれエントリ端末を利用するオペレータを示している。207は、検証端末204を用いて検証を行う検証者である。
まず、銀行の各支店において、担当者210は、顧客が記入した振込依頼票213を受け取り、これをスキャナ212によって画像データに変換し、得られた画像データを、端末211を介して、集中センターにあるOCR装置201に送信する。
OCR装置201は、受信した画像データを対象にしてOCRを実行して、振込依頼票のデジタルデータ(以下「振込データ」と表記する)を生成し、これをエントリ端末202とエントリ端末203とに送る。振込データは、各項目に記入されている情報を示すテキストデータで構成されている。
ところで、OCRでは、イメージデータ上の情報を完全に認識することは難しく、認識が不十分な箇所が存在することがある。このため、エントリ端末202では、オペレータ205は、画面に表示された振込データと、送信されてきた画像データとを直接比較し、振込データ上の認識が不十分であった箇所をタイピングによって修正する。また、エントリ端末203でも、オペレータ206は、同様の処理を行って修正を行う。
また、この2つのエントリ端末のうち、いずれかには、突合プログラムが導入されている。図13の例では、エントリ端末203に、突合プログラム208が導入されている。このためエントリ端末203において、突合プログラム208は、エントリ端末202から、修正後の振込データを取得する。そして、突合プログラム208は、エントリ端末202上でオペレータ205によって修正された振込データと、エントリ端末203上でオペレータ206によって修正された振込データとを突き合わせ、両者が一致しているかどうかを判定する。
そして、判定の結果、両者が一致していない場合は、突合プログラム208は、両方の振込データを検証端末204に送信する。一方、判定の結果、両者が一致している場合は
、突合プログラム208は、振込額が規定額以上であるかどうかを判定する。そして、判定の結果、振込額が規定額以上である場合は、突合プログラム208は、両方の振込データを検証端末204に送信する。また、判定の結果、振込額が規定額未満である場合は、突合プログラム208は、振込データを、振込処理を実行する為替システムに送信する。
検証端末204は、突合プログラム208から2つの振込データが送られてくると、これらを画面上に表示する。そして、検証者207は、検証端末204を用いて、画面上の2つの振込データを見比べる。
見比べた結果、両者が一致し、且つ、誤りがない場合は、検証者207は、検証端末204によって、一方の振込データを為替システムに送信する。一方、見比べた結果、両者が一致しておらず、その原因が軽微な誤りにある場合は、検証者207は、検証端末204上で誤記を修正し、検証端末204から、修正後の振込データを為替システム300に送信する。また、見比べた結果、両者が一致しておらず、その原因が軽微な誤りにない場合は、検証者207は、各振込データを、エントリ端末202及び203それぞれに差し戻す。差し戻された場合は、エントリ端末202、エントリ端末203において、再度、上記の処理が行われる。
また、為替OCRシステム200は、通常、エントリ端末202及び203での入力を支援する機能も備えている。具体的には、為替OCRシステム200は、過去の取引で用いられた情報、例えば、依頼人情報、受取人情報等を蓄積し、振込データにおける認識率の高い情報及びタイピングされた情報をキーにして、蓄積された情報から、項目毎に、該当する可能性のある情報を検索し、これをオペレータに提示する。このような機能によれば、エントリ端末202及び203のオペレータにおけるタイピングミスが軽減される。
特開2003−6441号公報
ところで、近年においては、人材不足が叫ばれていることから、データ入力のような単純作業における人手を減らして、省力化を図ることが求められている。しかしながら、上述のような為替OCRシステムが導入されていても、オペレータの数を減らすことは困難であり、金融機関においては、為替処理における省力化が求められている。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、金融機関での為替処理における省力化を図り得る、入力支援装置、入力支援方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における振込データ入力支援装置は、
項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ワイルドカード変換部と、
一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、検索処理部と、
抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを
推定する、振込データ推定部と、
を備えている、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における振込データ入力支援方法は、(a)項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ステップと、
(b)一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、ステップと、
(c)抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、ステップと、
を有する、
ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ステップと、
(b)一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、ステップと、
(c)抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、金融機関での為替処理における省力化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態における振込データ入力支援装置を導入した為替OCRシステムの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施において用いられる振込依頼票の一例を示す図である。 図4は、図3に示す振込依頼票をOCRすることで得られた振込データの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置の具体的構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態において不読率算出部によって行われる処理の一例を説明する図である。 図7は、本発明の実施の形態においてワイルドカード変換部による変換処理の結果の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態において検索処理部による検索処理の結果の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態において振込データ推定部による第1の類似度の算出結果の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態において振込データ推定部による第2の類似度の算出結果の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置の動作を示すフロー図である。 図12は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。 図13は、従来からの為替OCRシステムの概略構成を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、振込データ入力支援装置、振込データ入力支援方法、及びプログラムについて、図1〜図12を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態における振込データ入力支援装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態における振込データ入力支援装置10は、OCRを用いた振込データの入力において、入力処理を支援する装置である。図1に示すように、振込データ入力支援装置10は、ワイルドカード変換部11と、検索処理部12と、振込データ推定部13とを備えている。
ワイルドカード変換部11は、項目毎に情報が記載された振込依頼票にOCRを行うことによって生成された、項目毎の文字列(以下「OCR文字列」と表記する。)の集合において、項目毎に、文字列の一部をワイルドカードに変換する。
検索処理部12は、一部がワイルドカードに変換された文字列を用いて、項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する。
振込データ推定部13は、抽出された複数の振込データそれぞれについて、各振込データとOCRの結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する。
このように、振込データ入力支援装置10では、OCR文字列をそのまま使うのでなく、一部がワイルドカードに変換された文字列を用いて検索が行われる。また、これにより、候補となる振込データが複数得られ、その中から、OCR文字列との第1の類似度に基づいて、振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データが推定される。
つまり、振込データ入力支援装置10によれば、OCRの結果から、実際の振込データが推定されるため、人手を減らすことができるので、金融機関での為替処理における省力化が図られることになる。
続いて、図2及び図3を用いて、本実施の形態における振込データ入力支援装置を用い
た為替OCRシステムについて説明する。図2は、本実施の形態における振込データ入力支援装置を導入した為替OCRシステムの構成を示す図である。図3は、本発明の実施において用いられる振込依頼票の一例を示す図である。図4は、図3に示す振込依頼票をOCRすることで得られた振込データの一例を示す図である。
図2に示すように、本実施の形態では、振込データ入力支援装置10は、為替OCRシステム100に組み込まれる。為替OCRシステム100は、振込データ入力支援装置10に加えて、OCR装置101と、エントリ端末102と、検証端末103とを備えている。
為替OCRシステム100は、図13に示した従来の為替OCRシステム200と同様の機能を備えており、銀行の集中センターに設置され、更に、銀行の各支店の端末211とネットワークを介して接続されている。
また、本実施の形態でも、銀行の各支店において、担当者210は、顧客が記入した振込依頼票213(図3参照)を受け取り、これをスキャナ212によって画像データに変換し、得られた画像データを、端末211を介して、集中センターにあるOCR装置101に送信する。
OCR装置101は、本実施の形態でも、図13に示した従来のOCR装置201と同様に、受信した画像データを対象にしてOCRを実行して、振込依頼票のデジタルデータ(振込データ)を生成する。図4に示すように、OCRによって生成された振込データは、項目毎の文字列の集合で構成されている。
但し、本実施の形態では、OCR装置101は、OCRによって生成した振込データを、2台のエントリ端末202及び203ではなく、振込データ入力支援装置10に送る。振込データは、図4に示すように、振込依頼票の各項目に記入されている情報を示すテキストデータで構成されている。図4において「?」となっている箇所は、OCRによって認識されなかった箇所を示している。
そして、本実施の形態では、振込データ入力支援装置10は、OCRによって生成された振込データから、振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定し、推定した振込データを為替システム300に送信する。また、以降の説明では、OCR装置101が出力した振込データと、振込データ入力支援装置10が出力した振込データとを区別するため、前者については「OCR結果」とも表記する。
また、本実施の形態においても、為替OCRシステム100は、図2において破線で示すように、従来からの為替OCRシステムと同様に(図13参照)、エントリ端末202と、エントリ端末203と、検証端末204とを備えることもできる。
このような構成とすることで、振込データ入力支援装置10は、特定の状況下において、OCRによって生成された振込データを、エントリ端末202及びエントリ端末203に送ることができる。この場合、エントリ端末202、エントリ端末203、及び検証端末204は従来と同様の処理を行うことになる。
また、特定の状況としては、振込金額が、予め設定された上限を超えている場合、算出された全ての第1の類似度が閾値未満である場合、等が挙げられる。特定の状況は、特に限定されるものではない。
更に、為替OCRシステム100においては、上述した2つのエントリ端末のうち、エ
ントリ端末203のみが設置されていても良い。この場合は、突合プログラム208は、振込データ入力支援装置10から、それによって推定された振込データを取得する。そして、突合プログラム208は、エントリ端末203上でオペレータ206によって修正された振込データと、振込データ入力支援装置10によって推定された振込データとを突き合わせ、両者が一致しているかどうかを判定する。その後の突合プログラム208で行われる処理は、図13に示した処理と同様である。また、検証端末103で行われる処理、及び検証者106が行う行為も、図13に示した従来の為替OCRシステム200の場合と同じである。
続いて、図5〜図10を用いて、本実施の形態における振込データ入力支援装置10の構成及び機能についてより具体的に説明する。図5は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置の具体的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施の形態では、振込データ入力支援装置10は、ワイルドカード変換部11、検索処理部12、及び振込データ推定部13に加えて、不読率算出部14を備えている。また、振込データ入力支援装置10には、データベース20が接続されている。
データベース20には、過去の振込データが登録されている。なお、図5の例では、データベース20は、振込データ入力支援装置10の外に設けられているが、これは一例である。データベース20は、振込データ入力支援装置10の内部に設けられていても良い。
不読率算出部14は、OCRによって生成された文字列(OCR結果)について、項目毎に、不読率を算出する。この場合、ワイルドカード変換部11は、不読率が閾値未満となった項目毎に、文字列の一部をワイルドカードに変換する。
このように不読率が高い項目については処理対象から外されることにより、検索処理部12による検索の精度の低下が抑制され、結果、振込データ推定部13による推定の精度の低下も抑制される。図6は、本発明の実施の形態において不読率算出部によって行われる処理の一例を説明する図である。
図6の例では、項目毎のOCR結果が示されている。また、図6に示すように、項目毎に不読率の閾値が設定されているので、不読率算出部14は、項目毎に、対応する閾値と不読率とを比較して、不読率が閾値以上となる文字列を特定する。具体的には、不読率算出部14は、図6の例では、不読率が閾値以上である項目として「口座番号」を特定する。
ワイルドカード変換部11は、本実施の形態では、項目毎に、OCRによって生成された文字列の一部をワイルドカードに変換する。図7は、本発明の実施の形態においてワイルドカード変換部による変換処理の結果の一例を示す図である。
図7の例では、図6で示された項目「電話番号」と「依頼人名」とを対象にして、文字列の1つがワイルドカード「*」に変換されている。その結果、項目毎に、複数の文字列(以下「ワイルドカード文字列」と表記する。)が生成されている。
検索処理部12は、本実施の形態では、項目毎に、ワイルドカード変換部11で生成された各ワイルドカード文字列を用いて、データベース20を検索して、該当する振込データを複数抽出する。図8は、本発明の実施の形態において検索処理部による検索処理の結果の一例を示す図である。
図8の例では、上図は、項目「電話番号」のワイルドカード文字列をクエリとして検索した場合の検索結果を示し、下図は、項目「依頼人名」のワイルドカード文字列をクエリとして検索した場合の検索結果を示している。また、データベース20は、振込データ毎に、各項目のデータをひとまとまりにして管理しているため、検索結果には、振込データを構成する全ての項目のデータが含まれている。
振込データ推定部13は、本実施の形態では、検索処理部12で抽出された複数の振込データそれぞれについて、OCR結果との第1の類似度を算出する。この場合の第1の類似度としては、例えば、コサイン類似度が挙げられる。コサイン類似度の算出手法としては、既知の算出手法が挙げられる。図9は、本発明の実施の形態において振込データ推定部による第1の類似度の算出結果の一例を示す図である。
図9の例では、図8の上図及び下図に示した検索結果と図6に示したOCR結果とから算出されたコサイン類似度が示されている。なお、図8において、電話番号が「85242812」となっている文字列と、「85422812」となっている文字列とは、上図と下図とで重複している。このため、図9においては、重複しているうちの一方は削除されている。
更に、本実施の形態では、振込データ推定部13は、算出した第1の類似度(コサイン類似度)に基づいて、検索によって抽出された振込データそれぞれに対して優先度を設定する。具体的には、振込データ推定部13は、第1の類似度が最も高い振込データの優先度を最上位とする。そして、振込データ推定部13は、優先度が最上位の振込データを、振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データであるとする。また、振込データ推定部13は、第1の類似度(コサイン類似度)について、その値が規定値以上であるかどうかを判定し、規定値以上である場合にのみ、上述の推定を行っても良い。類似度が低い場合は、推定精度が低下する可能性が高いためである。
加えて、図9の例では、最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在している。この場合、本実施の形態では、振込データ推定部13は、上述の第1の類似度(コサイン類似度)の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された振込データそれぞれについて、OCR結果との第2の類似度を算出する。そして、振込データ推定部13は、算出した第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された振込データのうちの1つを、振込依頼票と一致した振込データと推定する。また、振込データ推定部13は、推定した振込データを、エントリ端末102に送信する。図10は、本発明の実施の形態において振込データ推定部による第2の類似度の算出結果の一例を示す図である。
図10の例では、図9において優先度が最上位であった2つの振込データに対して、第2の類似度が算出されている。第2の類似度としては、例えば、JARO Distanceが挙げられる。JARO Distanceの算出手法としては、既知の算出手法が挙げられる。なお、本実施の形態では、最初の第1の類似度として、JARO Distanceが算出され、第2の類似度として、コサイン類似度が算出されていても良い。また、本実施の形態では、これらの一方と別の類似度が算出されても良いし、これら以外の2種類の類似度が算出されても良い。
また、第1の類似度又は第2の類似度が第1の設定範囲内にあるとする(例えば、類似度が90以上)。この場合、振込データ推定部13は、第1の類似度又は第2の類似度が最も高い振込データを、振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定することができる。
更に、第1の類似度又は第2の類似度が第2の設定範囲内にあるとする(例えば、80≦類似度<90)。この場合は、振込データ推定部13は、第1の類似度又は第2の類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定することもできる。
このように、類似度に対して第1の設定範囲と第2の設定範囲とを設けるようにすれば、振込データ入力支援装置10は、信憑性の高い振込データを得られなかった場合に、信憑性はあるが可能性のある振込データを出力することができる。また、信憑性の高い振込データを得られなかった場合は、振込データ入力支援装置10は、上述したように、OCRによって生成された振込データを、エントリ端末202及びエントリ端末203に送ることができる。この場合は、エントリ端末202、エントリ端末203及び検証端末204を経て、振込データが作成される。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置10の動作について図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図10を参照する。また、本実施の形態では、振込データ入力支援装置10を動作させることによって、振込データ入力支援方法が実施される。よって、本実施の形態における振込データ入力支援方法の説明は、以下の振込データ入力支援装置10の動作説明に代える。
まず、前提として、OCR装置101から、振込データ入力支援装置10に対して、OCR結果が入力される。これにより、図11に示すように、最初に、不読率算出部14が、OCR結果を構成する項目の中から、1つの項目を選択する(ステップA1)。次に、不読率算出部14は、選択した項目について不読率を算出する(ステップA2)。続いて、不読率算出部14は、ステップA2で算出した不読率が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップA3)。
ステップA3の判定の結果、不読率が閾値以上である場合は、不読率算出部14は、ステップA1を再度実行する。
一方、ステップA3の判定の結果、不読率が閾値以上でない場合(閾値未満)は、ワイルドカード変換部11は、図7に示したように、選択した項目の文字列の一部をワイルドカードに変換して複数のワイルドカード文字列を生成する(ステップA4)。
次に、検索処理部12は、ステップA4で生成されたワイルドカード文字列を用いて、データベース20を検索して、図8に示したように、該当する文字列を含む振込データを抽出する(ステップA5)。また、ステップA5では、検索処理部12は、検索によって抽出した振込データを検索リストとして保持する。なお、検索処理部12は、検索によって振込データが抽出されなかった場合は、空の検索リストを保持する。
次に、検索処理部12は、全ての項目について検索を終了したかどうかを判定する(ステップA6)。そして、ステップA6の判定の結果、全ての項目について検索を終了していない場合は、検索処理部12は、不読率算出部14に対して、再度、ステップA1を実行するように指示する。これにより、新たに選択された項目に対して、再度ステップA1〜A5が実行される。
一方、全ての項目について検索を終了している場合は、検索処理部12は、ステップA5の検索によって振込データが抽出されているかどうかを判定する(ステップA7)。具体的には、検索処理部12は、検索リストに振込データが含まれているかどうかを判定す
る。そして、検索処理部12は、判定の結果を、振込データ推定部13に通知する。
ステップA7の判定の結果、検索によって振込データが抽出されていない場合は、振込データ推定部13は、OCR結果のみを、外部、例えば、エントリ端末202及び203に出力する(ステップA15)。
一方、ステップA7の判定の結果、検索によって振込データが抽出されている場合は、振込データ推定部13は、振込データそれぞれについて、OCR文字列との第1の類似度(コサイン類似度)を算出する(ステップA8)。
次に、振込データ推定部13は、ステップA8で算出した第1の類似度に基づいて、検索によって抽出された各振込データに優先度を設定する(ステップA9)。次に、振込データ推定部13は、最も高い優先度が設定された振込データ(最上位の振込データ)について、その類似度が規定値以上であるかどうかを判定する(ステップA10)。
ステップA10の判定の結果、最上位の振込データの類似度が規定値未満である場合は、振込データ推定部13は、ステップA15を実行し、OCR結果のみを、外部に出力する。一方、ステップA10の判定の結果、最上位の振込データの類似度が規定値以上である場合は、振込データ推定部13は、最上位の振込データが2以上存在しているかどうかを判定する(ステップA11)。
ステップA11の判定の結果、最上位の振込データが1つである場合は、振込データ推定部13は、最上位の振込データを、為替システム300に出力する(ステップA14)。
一方、ステップA11の判定の結果、最上位の振込データが2以上存在する場合は、振込データ推定部13は、図10に示したように、最上位の振込データそれぞれについて、OCR結果との第2の類似度(JARO Distance)を算出する(ステップA12)。
そして、振込データ推定部13は、第2の類似度が最も高い振込データのみを、為替システム300に出力する(ステップA13)。ステップA13、A14又はA15が実行されると、振込データ入力支援装置10における処理は終了する。また、ステップA13及びA14において、振込データ推定部13は、出力対象となる振込データと共に、算出された類似度、項目毎の不読率等も出力することができる。
[実施の形態における効果]
以上のように、本実施の形態では、ワイルドカード文字列を用いて、データベース20に対して検索が行われるので、候補となる振込データが複数抽出される。そして、抽出された振込データとOCR結果との類似度に基づいて、OCR結果が示す振込データが推定される。また、最初に計算された類似度の値が同一の振込データが存在する場合は、再度、別の算出式によって第2の類似度が計算され、この第2の類似度に基づいて、OCR結果が示す振込データが再度推定される。
このため、本実施の形態によれば、OCR結果から、最適な振込データが推定される。この結果、為替OCRシステム100では、従来と異なり、エントリ端末及びオペレータの数を減らすことができ、金融機関での為替処理における省力化が図られる。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図11に示すステップA1〜A
14を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における振込データ入力支援装置10と振込データ入力方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、ワイルドカード変換部11、検索処理部12、振込データ推定部13、及び不読率算出部14として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、ワイルドカード変換部11、検索処理部12、振込データ推定部13、及び不読率算出部14のいずれかとして機能しても良い。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、振込データ入力支援装置10を実現するコンピュータについて図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態における振込データ入力支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図12に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。また、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態における振込データ入力支援装置10は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、振込データ入力支援装置10は、一部がプログラムで実現され、残
りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ワイルドカード変換部と、
一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、検索処理部と、
抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、振込データ推定部と、
を備えている、
ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
(付記2)
付記1に記載の振込データ入力支援装置であって、
前記振込データ推定部が、
算出した前記第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データそれぞれに対して優先度を設定し、
最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在する場合に、前記第1の類似度の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された文字列それぞれについて、前記光学的文字認識の結果との第2の類似度を算出し、
算出した前記第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された文字列のうちの1つを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データとして推定する、
ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
(付記3)
付記1または2に記載の振込データ入力支援装置であって、
前記振込データ推定部が、
算出した前記類似度が第1の設定範囲内にあるときに、前記類似度が最も高い振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定し、
算出した前記類似度が第2の設定範囲内にあるときに、前記類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定する、
ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
(付記4)
付記1〜3のいずれかに記載の振込データ入力支援装置であって、
前記光学的文字認識によって生成された文字列について、前記項目毎に、不読率を算出し、算出した前記不読率が閾値以上となる項目が存在する場合に、該当する項目の文字列を削除する、不読率算出部を更に備え、
前記ワイルドカード変換部が、削除された項目以外の項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、
ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
(付記5)
(a)項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ステップと、
(b)一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、ステップと、
(c)抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、ステップと、
を有する、
ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
(付記6)
付記5に記載の振込データ入力支援方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
算出した前記第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データそれぞれに対して優先度を設定し、
最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在する場合に、前記第1の類似度の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された文字列それぞれについて、前記光学的文字認識の結果との第2の類似度を算出し、
算出した前記第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された文字列のうちの1つを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データとして推定する、
ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
(付記7)
付記5または6に記載の振込データ入力支援方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
算出した前記類似度が第1の設定範囲内にあるときに、前記類似度が最も高い振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定し、
算出した前記類似度が第2の設定範囲内にあるときに、前記類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定する、
ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
(付記8)
付記5〜7のいずれかに記載の振込データ入力支援方法であって、
(d)前記光学的文字認識によって生成された文字列について、前記項目毎に、不読率を算出し、算出した前記不読率が閾値以上となる項目が存在する場合に、該当する項目の文字列を削除する、ステップを更に有し、
前記(a)のステップにおいて、削除された項目以外の項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、
ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
(付記9)
コンピュータに、
(a)項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ステップと、
(b)一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、ステップと、
(c)抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記10)
付記9に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、
算出した前記第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データそれぞれに対して優先度を設定し、
最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在する場合に、前記第1の類似度の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された文字列それぞれについて、前記光学的文字認識の結果との第2の類似度を算出し、
算出した前記第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された文字列のうちの1つを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データとして推定する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記11)
付記9または10に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、
算出した前記類似度が第1の設定範囲内にあるときに、前記類似度が最も高い振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定し、
算出した前記類似度が第2の設定範囲内にあるときに、前記類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記12)
付記9〜11のいずれかに記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、
(d)前記光学的文字認識によって生成された文字列について、前記項目毎に、不読率を算出し、算出した前記不読率が閾値以上となる項目が存在する場合に、該当する項目の文字列を削除する、ステップを更に実行させ、
前記(a)のステップにおいて、削除された項目以外の項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、
ことを特徴とするプログラム。
以上のように、本発明によれば、金融機関での為替処理における省力化を図ることができる。本発明は、例えば、為替OCRシステムに有用である。
10 振込データ入力支援装置
11 ワイルドカード変換部
12 検索処理部
13 振込データ推定部
14 不読率算出部
100 為替OCRシステム
101 OCR装置
102 エントリ端末
103 検証端末
104 突合プログラム
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (12)

  1. 項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ワイルドカード変換部と、
    一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、検索処理部と、
    抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、振込データ推定部と、
    を備えている、
    ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
  2. 請求項1に記載の振込データ入力支援装置であって、
    前記振込データ推定部が、
    算出した前記第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データそれぞれに対して優先度を設定し、
    最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在する場合に、前記第1の類似度の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された文字列それぞれについて、前記光学的文字認識の結果との第2の類似度を算出し、
    算出した前記第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された文字列のうちの1つを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データとして推定する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
  3. 請求項1または2に記載の振込データ入力支援装置であって、
    前記振込データ推定部が、
    算出した前記類似度が第1の設定範囲内にあるときに、前記類似度が最も高い振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定し、
    算出した前記類似度が第2の設定範囲内にあるときに、前記類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の振込データ入力支援装置であって、
    前記光学的文字認識によって生成された文字列について、前記項目毎に、不読率を算出し、算出した前記不読率が閾値以上となる項目が存在する場合に、該当する項目の文字列を削除する、不読率算出部を更に備え、
    前記ワイルドカード変換部が、削除された項目以外の項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援装置。
  5. (a)項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ステップと、
    (b)一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、ステップと、
    (c)抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字
    認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
  6. 請求項5に記載の振込データ入力支援方法であって、
    前記(c)のステップにおいて、
    算出した前記第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データそれぞれに対して優先度を設定し、
    最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在する場合に、前記第1の類似度の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された文字列それぞれについて、前記光学的文字認識の結果との第2の類似度を算出し、
    算出した前記第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された文字列のうちの1つを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データとして推定する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
  7. 請求項5または6に記載の振込データ入力支援方法であって、
    前記(c)のステップにおいて、
    算出した前記類似度が第1の設定範囲内にあるときに、前記類似度が最も高い振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定し、
    算出した前記類似度が第2の設定範囲内にあるときに、前記類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の振込データ入力支援方法であって、
    (d)前記光学的文字認識によって生成された文字列について、前記項目毎に、不読率を算出し、算出した前記不読率が閾値以上となる項目が存在する場合に、該当する項目の文字列を削除する、ステップを更に有し、
    前記(a)のステップにおいて、削除された項目以外の項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、
    ことを特徴とする振込データ入力支援方法。
  9. コンピュータに、
    (a)項目毎に情報が記載された振込依頼票に光学的文字認識を行うことによって生成された、前記項目毎の文字列の集合において、前記項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、ステップと、
    (b)一部が前記ワイルドカードに変換された文字列を用いて、前記項目毎に過去の振込の内容を特定する振込データを登録したデータベースを検索して、該当する振込データを複数抽出する、ステップと、
    (c)抽出された複数の振込データそれぞれについて、当該振込データと前記光学的文字認識の結果との第1の類似度を算出し、算出した第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データの中から、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データを推定する、ステップと、
    を実行させる、プログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記(c)のステップにおいて、
    算出した前記第1の類似度に基づいて、抽出された複数の振込データそれぞれに対して優
    先度を設定し、
    最も高い優先度が設定された振込データが2以上存在する場合に、前記第1の類似度の算出に用いた式とは別の式を用いて、最も高い優先度が設定された文字列それぞれについて、前記光学的文字認識の結果との第2の類似度を算出し、
    算出した前記第2の類似度に基づいて、最も高い優先度が設定された文字列のうちの1つを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある振込データとして推定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9または10に記載のプログラムであって、
    前記(c)のステップにおいて、
    算出した前記類似度が第1の設定範囲内にあるときに、前記類似度が最も高い振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定し、
    算出した前記類似度が第2の設定範囲内にあるときに、前記類似度が高い順に所定数の振込データを選択し、選択した所定数の振込データを、前記振込依頼票の内容と一致している可能性のある、振込データと推定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項9〜11のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (d)前記光学的文字認識によって生成された文字列について、前記項目毎に、不読率を算出し、算出した前記不読率が閾値以上となる項目が存在する場合に、該当する項目の文字列を削除する、ステップを更に実行させ、
    前記(a)のステップにおいて、削除された項目以外の項目毎に、前記文字列の一部をワイルドカードに変換する、
    ことを特徴とするプログラム。
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