JP2020153764A - 学習モデルの生成方法、学習モデル、検査装置、異常検出方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

学習モデルの生成方法、学習モデル、検査装置、異常検出方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】精度良く検査物の異常を検出することができる学習モデルの生成方法、学習モデル、検査装置、異常検出方法、及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】複数の検査物4に電磁波を照射し、各検査物4を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物4に対応する検査画像を取得し、前記検査画像と検査物4の異常の有無に関する異常有無情報とを含む教師データを取得し、前記教師データに基づいて、複数の検査物4に電磁波を照射し、各検査物4を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物4に対応する検査画像が入力された場合に、検査物4の異常有無情報を出力する学習モデル152を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、食品、部品等の検査物の異常を検出するための学習モデルの生成方法、学習モデル、検査装置、異常検出方法、及びコンピュータプログラムに関する。
食肉、豆類等の食品の検査、包装材に内容物が収納された包装体の検査、ネジ、ゴルフボール、及び電子部品等の工業製品の検査に、X線、テラヘルツ波、赤外線及び可視光等の検査波を使用した検査装置が使用されている。この検査装置においては、検査物に検査波が照射され、検査物を通過した検査波が検知されて被検査物の検査画像が取得される。
検査物が異物を有する場合、検査画像に閾値を超える濃い部分が存在する。従来、この濃い部分の面積及び形状等に基づいて、異物の有無の判定を行っていた。
検査物の形状の異常の有無は、検査画像のブロブ(塊)の面積及び周囲長に基づいて行っていた。ブロブを構成する画素をカウントすることにより、ブロブの面積が算出され、ブロブの周囲を形成する背景画素の配列に基づき、ブロブの周囲長が算出される(例えば特許文献1等)。
特開2005−31069号公報
従来の異常検出方法においては、閾値と比較することにより異常の有無を判定していたが、検査物及び異物の種類によっては、正常な部分と異物との画素値の差異が小さい場合があり、検出の精度が良くないという問題があった。
検査物の形状の異常を検出する場合においても、同様に、ブロブの画素と背景画素との画素値の差異が小さく、エッジが明瞭でなく、正確に検出できない場合があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、精度良く検査物の異常を検出することができる学習モデルの生成方法、学習モデル、検査装置、異常検出方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る学習モデルの生成方法は、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、前記検査画像と前記検査物の異常の有無に関する異常有無情報とを含む教師データを取得し、前記教師データに基づいて、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記検査物の異常有無情報を出力する学習モデルを生成する。
本発明の一態様に係る学習モデルは、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力される入力層と、前記検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する出力層と、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像及び検査物の異常有無情報に基づいてパラメータが学習された中間層とを備え、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記中間層による演算を経て前記検査物の異常有無情報を前記出力層から出力するようにコンピュータを機能させる。
本発明の一態様に係る検査装置は、複数の検査物に電磁波を照射する照射部と、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得する取得部と、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、前記取得部により取得した検査画像を入力して、前記異常有無情報を取得する学習検査部と、前記異常有無情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る異常検出方法は、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無に関する異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、検査物の検査画像において、正常部分と異常部分との画素値の差異が小さい場合においても、精度良く、正常部分と異常部分とを判別できる。
従って、形状の異常、異物の有無等の異常有無情報を精度良く検出できる。
実施の形態1に係る異常検出システムの構成を示す斜視図である。 異常検出システムの構成を示すブロック図である。 ブロブをバウンディングボックスにより包囲した状態を示す説明図である。 リサイズの処理の説明図である。 検査画像DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 異常検出モデルの生成処理に関する説明図である。 制御部による異常検出モデルの生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 制御部による異常検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 表示部における表示画面の一例を示す説明図である。 PCの制御部による上述の再学習処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る異常検出モデルの生成処理に関する説明図である。 表示部における表示画面の一例を示す説明図である。 制御部による異常の種類の切替処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 検査物の状態を示すボタンを表示する表示画面の一例を示す説明図である。 実施の形態3に係る異常検出システムの構成を示すブロック図である。 制御部による異常検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る異常検出システムの構成を示す斜視図である。 異常検出システムの構成を示すブロック図である。 異常検出処理に関する説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る異常検出システム10の構成を示す斜視図、図2は異常検出システム10の構成を示すブロック図である。
異常検出システム10は、検査装置としての情報処理装置1と、X線検査機2とを備える。本実施の形態においては、X線検査機2の搬送部(コンベア)6の搬送ベルト61上に分散した状態で検査物4を載置し、検査物4に対しX線を用いて撮像した画像に基づいて異常を検出する異常検出システム10について説明する。検査物4の一例として、種子、大豆等の食品が挙げられる。なお、検査物4は、食品には限定されず、ネジ、ゴルフボール等、画像により形状を検知できるものであればよい。検査物4は搬送ベルト61上に分散した状態で載置される場合に限定されず、包装材に収納されたものでもよく、トレイに載置されたものであってもよい。情報処理装置1とX線検査機2とは、一体化されていてもよい。
X線検査機2は、横長の直方体状をなす下側筐体23と、下側筐体23上に設けられ、下側筐体23より小さい上側筐体21とを備える。
下側筐体23内に搬送部6が設けられている。搬送部6は、下側筐体23の長手方向の一端部の外側に上流側ローラ63が設けられ、他端部の外側に下流側ローラ62が設けられている。上流側ローラ63と下流側ローラ62の間には、上流側ローラ63及び下流側ローラ62よりも下側に、2つの下段ローラ64,65が設けられており、これらのローラに搬送ベルト61が架け渡されている。上流側ローラ63と下流側ローラ62のいずれか一方に、搬送モータ(不図示)からの駆動力が与えられ、被検査物を検査するときに、搬送ベルト61が時計周りに一定の速度Vで周回する。
上側筐体21に、X線照射部(照射部)3が収納されている。X線照射部3はX線管31を有する。上側筐体21の正面には、ディスプレイ22が設けられている。ディスプレイ22は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
上流側ローラ63と下流側ローラ62との間を移動する搬送ベルト61の下側にX線検知部7が設けられている。X線検知部7は、TDI(Time Delay Integration)カメラまたはTDIセンサと呼ばれるものであり、X線の強度に応じて蛍光を発するシンチレータと、シンチレータで発せられた蛍光を検知する多数のフォトダイオードとを有している。
TDIカメラでは、フォトダイオードが、被検査物の移動方向であるY方向と直交するX方向に直線的に並んで1つの検知ライン71が構成され、この検知ラインが複数ライン設けられている。複数の検知ライン71は被検査物の移動方向であるY方向へ向けて平行に並んで配置されている。図1においては、個々の検知ライン71を独立したラインセンサ素子として図示しているが、実際には、1つのTDIカメラの筐体内に、複数のフォトダイオードがX方向とY方向に規則的に並んで配置され、X方向に並ぶフォトダイオードで1ラインの検知ライン71が構成されている。
情報処理装置1は、種々の情報処理、情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、サーバ装置等である。X線検査機2はLAN等のネットワークNを介して情報処理装置1に通信接続されている。情報処理装置1がサーバ装置である場合、ネットワークNはインターネットであってもよい。また、インターネット等のネットワークNを介して通信可能に接続されたクラウドコンピュータが、情報処理装置1の処理を実行することにしてもよい。
本実施の形態では情報処理装置1がパーソナルコンピュータであるものとし、以下の説明では簡潔のためPC1と読み替える。
PC1は、検査物4を撮像した画像を取得し、該画像に基づき検査物4の異常の有無を検出する処理を行う。本実施の形態でPC1は、機械学習により画像内から検査物4の異常を検出(識別)するよう学習済みの後述する異常検出モデル152を用いて異常の有無の検出を行う。異常検出モデル152は、人工知能ソフトウェアの一部であるプログラムモジュールとしての利用が想定される。
PC1は、X線検査機2を用いて検査物4を撮像した画像に基づく画像(検査画像)を異常検出モデル152に入力し、検査物4の異常の有無を示す識別結果を出力として取得する。PC1の制御部11が、異常検出モデル152からの指令に従って、入力層に入力された検査画像に対し演算を行い、識別結果を出力するように動作する。
以下、検査物4の異常の種類が形状の異常であり、PC1が異常検出モデル152に検査画像を入力し、ソフトマックス関数により正常の確率値及び異常の確率値を出力させ、異常の確率値を異常値として取得する場合につき説明する。
PC1は、取得した異常値に応じ、検査物4を廃棄するか否か等の選別を行う。
PC1は、制御部11、主記憶部12、通信部13、表示部14、及び補助記憶部15を備える。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有し、補助記憶部15に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、PC1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。図2の各機能部は、制御部11がプログラムPに基づいて動作することにより実行される。
制御部11は、機能部として、画像生成部(生成部)111、画像処理部(生成部)112、対象特定部(抽出部)113、切り出し部(包囲部)114、画像処理部115、学習検査部116、表示部(出力部)117、選別部(出力部)118、及び再学習部119を有する。
画像生成部111は、検査物4を透過し、X線検知部7により検知されたX線に基づき、X線画像を生成する。
画像処理部112は、X線画像に対し平滑化フィルタ、特徴抽出フィルタ等により画像処理を行い、処理画像を生成する。
対象特定部113は、処理画像に基づいて、検査物4のブロブ解析を行い、ブロブを特定する。
切り出し部114は、ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出し、切り出し画像を生成する。
画像処理部115は、切り出し画像に対し、正規化等の処理を行い、検査画像を生成する。
学習検査部116は、異常検出モデル152に検査画像を入力し、異常値を取得する。
表示部117は、異常値をディスプレイ22へ出力し、検査画像の異常の有無をディスプレイ22において表示する。
選別部118は、検査物4の異常値を閾値と比較し、廃棄するか否かの選別を行ったり、搬送部6を停止させたり、検査物4をマーキングしたりする。選別部118は、例えば検査物4の異常値が0.5以上である場合、異常品とみなし、廃棄すると選別する。異常値の閾値は0.5である場合に限定されない。
再学習部119は、検査画像と、作業者から入力された異常検出モデル152の判断の良否の判定とを対応付けた教師データを用いて、異常検出モデル152を再学習する。
主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の一時記憶領域であり、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部13は、通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、外部と情報の送受信を行う。
補助記憶部15は大容量メモリ、ハードディスク等であり、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP、その他のデータを記憶している。また、補助記憶部15は、検査画像DB151及び前記異常検出モデル152を記憶している。検査画像DB151は、異常検出対象である検査物4の情報を格納したデータベースである。
補助記憶部15に記憶されるプログラムPは、プログラムPを読み取り可能に記録した記録媒体153により提供されてもよい。記録媒体153は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、マイクロSDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬型のメモリである。記録媒体153に記録されるプログラムPは、図に示していない読取装置を用いて記録媒体153から読み取られ、補助記憶部15にインストールされる。また、情報処理装置1が外部通信装置と通信可能な通信部を備える場合、補助記憶部15に記憶されるプログラムPは、通信部を介した通信により提供されてもよい。
なお、補助記憶部15はPC1に接続された外部記憶装置であってもよい。また、PC1は複数のコンピュータからなるマルチコンピュータであってもよく、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。
図3は、対象特定部113が特定したブロブを切り出し部114により切り出し、ブロブをバウンディングボックス41により包囲して切り出し画像(検査画像)40を生成した状態を示す説明図である。制御部11の対象特定部113は、パターンマッチング、エッジ検出、又はR−CNN(Regions with CNN features)等によりブロブの検出を行う。各検査画像40は、各検査物4が同じ大きさのバウンディングボックス41により包囲されている。
図4は、切り出し部114によるリサイズの処理の説明図である。
検査物4がバウンディングボックス41からはみ出ている場合は、制御部11の切り出し部114はリサイズを行い、検査物4がバウンディングボックス41内に収まるようにする。
図5は検査画像DB151のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。検査画像DB151は、検査画像ID列、座標情報列、異常値列を含む。検査画像ID列は、各検査画像を識別するための検査画像IDを記憶している。座標情報列は、検査画像IDと対応付けて、搬送ベルト61上のX線照射領域における、検査物4の載置位置を示す座標情報を記憶している。座標情報は、図1の上流側ローラ63及び下流側ローラ62間における、X方向及びY方向の中心を原点としたときのバウンディングボックス41の四隅におけるX座標、及びY座標である。異常値は上述したように、異常の確率値である。
図6は、異常検出モデル152の生成処理に関する説明図である。図6では、機械学習を行って異常検出モデル152を生成する処理を概念的に示している。
PC1は、異常検出モデル152として、検査物4の検査画像内における異常の画像特徴量を学習することで、検査画像40を入力とし、検査物4の異常の有無を示す情報を出力とするニューラルネットワークを構築(生成)する。例えばニューラルネットワークはCNN(Convolution Neural Network)であり、検査画像40の入力を受け付ける入力層と、異常の有無の識別結果を出力する出力層と、検査画像40の画像特徴量を抽出する中間層とを有する。
入力層は、検査画像40に含まれる各画素の画素値の入力を受け付ける複数のニューロンを有し、入力された画素を中間層に受け渡す。中間層は、検査画像の画像特徴量を抽出する複数のニューロンを有し、抽出した画像特徴量を出力層に受け渡す。図6において、中間層の層数は3とされているが、これに限定されない。例えば異常検出モデル152がCNNである場合、中間層は、入力層から入力された各画素の画素値を畳み込むコンボリューション層と、コンボリューション層で畳み込んだ画素値をマッピングするプーリング層とが交互に連結された構成を有し、検査画像40の画素情報を圧縮しながら最終的に画像の特徴量を抽出する。図6において、コンボリューション層、及びプーリング層の記載は省略している。出力層は、検査物4の異常を識別した識別結果を出力する二つのニューロンを有し、中間層から出力された画像特徴量に基づいて検査物4の異常の有無を識別する。一方のニューロンは検査物4の正常(異物なし)の確率値を出力し、他方のニューロンは検査物4の異常(異物あり)の確率値を出力する。
なお、本実施の形態では異常検出モデル152がCNNであるものとして説明するが、異常検出モデル152はCNNに限定されず、CNN以外のニューラルネットワーク、SVM(Support Vector Machine)、ベイジアンネットワーク、回帰木など、他の学習アルゴリズムで構築された学習済みモデルであってよい。
PC1は、複数の検査画像40と、各検査画像40における検査物4の異常を示す情報(異物を有するか、異物を有さず、正常であるか)とが対応付けられた教師データ(異常データ、正常データ)を用いて学習を行う。例えば図6に示すように、教師データは、検査物4の検査画像40に対し、検査画像40のIDと、異常の種類(形状の異常)、ランク(1:異常、0:正常)とがラベル付けされたデータである。
PC1は、教師データである検査画像40を入力層に入力し、中間層での演算処理を経て、出力層から検査物4の異常の有無を示す識別結果を取得する。なお、出力層から出力される識別結果は、ソフトマックス関数を用いた場合、連続的な確率値(例えば「0」から「1」までの範囲の値)である。識別結果は、異常の有無を離散的に示す値(例えば「0」又は「1」の値)であってもよい。
PC1は、出力層から出力された識別結果を、教師データにおいて検査画像40に対しラベル付けされた情報、すなわち正解値と比較し、出力層からの出力値が正解値に近づくように、中間層での演算処理に用いるパラメータを最適化する。該パラメータは、例えばニューロン間の重み(結合係数)、各ニューロンで用いられる活性化関数の係数などである。パラメータの最適化の方法は特に限定されないが、例えばPC1は誤差逆伝播法を用いて各種パラメータの最適化を行う。
PC1は、教師データに含まれる各検査画像40について上記の処理を行い、異常検出モデル152を生成する。PC1は検査物4の検査画像40を取得した場合、異常検出モデル152を用いて検査物4の異物の有無を検出する。
図7は、制御部11による異常検出モデル152の生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
制御部11は、複数の検査物4の検査画像40と、各検査画像40内における検査物4の前記異常を示す情報とを対応付けた教師データを取得する(S11)。
制御部11は教師データを用いて、検査物4の検査画像40を入力した場合に検査物4の異常有無情報を出力する異常検出モデル152(学習済みモデル)を生成する(ステップS12)。具体的には、制御部11は、教師データである検査画像40をニューラルネットワークの入力層に入力し、検査画像40内の形態の異常の有無を識別した識別結果を出力層から取得する。制御部11は、取得した識別結果を教師データの正解値(検査画像40に対してラベル付けられた情報)と比較し、出力層から出力される識別結果が正解値に近づくよう、中間層での演算処理に用いるパラメータ(重み等)を最適化する。制御部11は、生成した異常検出モデル152を補助記憶部15に格納し、一連の処理を終了する。
図8は、制御部11による異常検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
PC1の制御部11は、検査物4を透過し、X線検知部7により検知されたX線に基づき、X線画像を生成する(S21)。
制御部11は、X線画像に対し平滑化フィルタ、特徴抽出フィルタ等により画像処理を行い、処理画像を生成する(S22)。
制御部11は、処理画像に基づいて、検査物4のブロブ解析を行い、ブロブを特定する(S23)。
制御部11は、ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出し、切り出し画像を生成する(S24)。
制御部11は、切り出し画像に対し、正規化等の処理を行い、検査画像を生成する(S25)。
制御部11は、異常検出モデル152に検査画像を入力し、正常の確率値及び異常の確率値を出力させ、異常値を取得する(S26)。
制御部11は、異常値をディスプレイ22へ出力し、各検査物4の検査画像40をディスプレイ22において表示する(S27)。制御部11は、ディスプレイ22において、異常値が閾値以上である、異常の検査物4をバウンディングボックス42により包囲した状態で表示する。
制御部11は、検査物4の異常値及び検査画像IDに基づいて、廃棄するか否かの選別を行い(S28)、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、検査物4の検査画像40において、正常部分と異常部分との画素値の差異が小さい場合においても、精度良く、正常部分と異常部分とを判別できる。
従って、形状の異常、異物の有無等の異常有無情報を精度良く検出できる。
作業者が目視による異常の検出を行う必要がなくなり、異常検出作業の効率化を図ることができる。
図9は、ディスプレイ22における表示画面5の一例を示す説明図である。
表示画面は、図9における左側の第1画面51と、右側の第2画面52とを有する。
制御部11は、第1画面51において、搬送ベルト61に分散して載置された複数の検査物4の位置(前記座標情報)に対応付けて、夫々青色のバウンディングボックス41により包囲された複数の検査画像40を表示する。制御部11は、第2画面52において、各検査画像40を前記検査画像ID順に並べて表示し、異常の検査画像40は赤色のバウンディングボックス42により包囲する。作業者は、検査画像40の行方向に順に移動するための「>」及び「<」からなる選択ボタン56により第2画面52のいずれかの検査画像40を選択できる。検査画像40はマウス等のポインティングデバイスにより選択してもよい。作業者が一の検査画像40を選択した場合、制御部11は、第1画面51において、対応する検査画像40を黄色のバウンディングボックスにより包囲した状態で表示する。
第2画面52は、他に、作業者により異常検出モデル152の推定結果(判断)が正しいと判定したときに押圧するOKボタン(操作ボタン)54、判断は正しくないと判定したときに押圧するNGボタン(操作ボタン)53、及び明度調整等の他の指示を入力するときのOtherボタン55を有する。
選択ボタン56により選択された検査画像40につき、作業者からOKボタン53又はNGボタン54による制御部11の判断の良否の入力を受け付け、所定数以上のデータが集まった場合、制御部11は、検査画像40と、作業者から入力された判断の良否とを教師データとして、異常検出モデル152の再学習を行うことができる。
図10は、PC1の制御部11による上述の再学習処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
制御部11は、選択された検査画像40につき、作業者による第2画面52のOKボタン53又はNGボタン54の押圧に基づき、制御部11の判断の良否の判定を受け付ける(S31)。制御部11は良否の判定を受け付けていないと判定した場合(S31:NO)、判定の処理を繰り返す。
制御部11は所定数の検査画像40に基づき、良否の判定を受け付けたと判定した場合(S31:YES)、異常を検出した検査物4の検査画像40と、作業者から入力された制御部11の判断の良否とを対応付けた教師データを取得する(S32)。
制御部11は教師データを用いて、検査物4の検査画像を入力した場合に検査物4の異常有無情報を出力する異常検出モデル152を生成する(S33)。
以上により、再学習される。これにより、異常検出処理を継続するほど異常検出モデル152がアップデートされ、より正確な異常検出を行うことができるようになる
(実施の形態2)
実施の形態2に係るPC1は、異常検出モデル152が、検査物4の形状の異常に加えて、異物の有無を検出すること以外は、実施の形態1に係るPCと同様の処理を行う。
図11は、異常検出モデル152の生成処理に関する説明図である。図6と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
PC1は、異常検出モデル152として、検査物4の検査画像40内における異常の画像特徴量を学習することで、検査画像40を入力とし、検査物4の形状の異常、及び異物の有無を示す情報を出力とするニューラルネットワークを生成する。ニューラルネットワークはCNNであり、検査画像40の入力を受け付ける入力層と、異常の有無の識別結果を出力する出力層と、検査画像40の画像特徴量を抽出する中間層とを有する。
入力層は、検査画像40に含まれる各画素の画素値の入力を受け付ける複数のニューロンを有し、入力された画素を中間層に受け渡す。中間層は、検査画像の画像特徴量を抽出する複数のニューロンを有し、抽出した画像特徴量を出力層に受け渡す。図11において、中間層の層数は3とされているが、これに限定されない。例えば異常検出モデル152がCNNである場合、中間層は、入力層から入力された各画素の画素値を畳み込むコンボリューション層と、コンボリューション層で畳み込んだ画素値をマッピングするプーリング層とが交互に連結された構成を有し、検査画像40の画素情報を圧縮しながら最終的に画像の特徴量を抽出する。図11において、コンボリューション層、及びプーリング層の記載は省略している。出力層は、検査物4の異常を識別した識別結果を出力する三つのニューロンを有し、中間層から出力された画像特徴量に基づいて検査物4の形状の異常の有無、異物の有無を識別する。第1のニューロンは検査物4の正常の確率値を出力し、第2のニューロンは検査物4の形状の異常の確率値を出力し、第3のニューロンは検査物4が異物を有する確率値を出力する。なお、異常の種類は3以上であってもよい。
PC1は、複数の検査画像40と、各検査画像40における検査物4の異常を示す情報(形状が異常であるか、異物を有するか、正常であるか)とが対応付けられた教師データを用いて学習を行う。例えば図11に示すように、教師データは、検査物4の検査画像40に対し、検査画像40のIDと、異常の種類(形状の異常)、ランク(1:異常、0:正常)とがラベル付けされたデータである。
PC1は、教師データである検査画像40を入力層に入力し、中間層での演算処理を経て、出力層から検査物4の異常の有無を示す識別結果を取得する。なお、出力層から出力される識別結果は、ソフトマックス関数を用いた場合、連続的な確率値(例えば「0」から「1」までの範囲の値)である。
PC1は、出力層から出力された識別結果を、教師データにおいて検査画像40に対しラベル付けされた情報、すなわち正解値と比較し、出力層からの出力値が正解値に近づくように、中間層での演算処理に用いるパラメータを最適化する。該パラメータは、例えばニューロン間の重み(結合係数)、各ニューロンで用いられる活性化関数の係数などである。パラメータの最適化の方法は特に限定されないが、例えばPC1は誤差逆伝播法を用いて各種パラメータの最適化を行う。
PC1は、教師データに含まれる各検査画像40について上記の処理を行い、異常検出モデル152を生成する。PC1は検査物4の検査画像40を取得した場合、異常検出モデル152を用いて検査物4の異常の有無を検出する。
学習検査部116は、検査画像40を異常検出モデル152に入力し、上述の三つの確率値を出力させ、形状の異常の確率値(異常値A)、及び異物を有する確率値(異常値B)を取得する。
図12は、実施の形態2に係るディスプレイ22における表示画面5の一例を示す説明図である。図9と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2においては、第2画面52に、Otherボタン55の代わりに、Changeボタン(第2の操作ボタン)57を有する。
作業者がChangeボタン57を押圧することにより、異常の種類が、「形状の異常」と「異物の有無」との間で切り替わる。異常の種類が「形状の異常」である場合、第1画面51及び第2画面52において、形状の異常を有する検査画像40は赤のバウンディングボックス42により包囲される。異常の種類が「異物の有無」に切り替わった場合、第1画面51及び第2画面52において、異物を有する検査画像40は、緑のバウンディングボックス42により包囲される。
図13は、制御部11による異常の種類の切替処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
制御部11は、異常の種類の切り替えを受け付けたか否かを判定する(S41)。始めに、異常の種類が「形状の異常」であり、形状の異常に基づく検査画像40がディスプレイ22に表示されており、異常の種類が「異物の有無」に切り替えられたとする。制御部11は異常の種類の切り替えを受け付けていないと判定した場合(S41:NO)、判定の処理を繰り返す。
制御部11は異常の種類の切り替えを受け付けたと判定した場合(S41:YES)、ディスプレイ22において、異物の有無を示す検査画像40に切り替えて表示する(S42)。制御部11は、ディスプレイ22の第2画面において、異物の有無に係る異常値Bが閾値以上、例えば0.5以上である、異常の検査物4を緑のバウンディングボックス42により包囲した状態で表示する。
制御部11は、異常の検査物4を異常値B及び検査画像IDに基づいて選別する(S43)。
以上のようにして、必要とする異常の種類に切り替えて、異常を検出できる。
異常の種類が「形状の異常」又は「異物の有無」から選択されている場合に、上記と同様にして作業者が選択した検査画像40につき、作業者による第2画面52のOKボタン53又はNGボタン54の押圧に基づき、制御部11の判断の良否の入力を受け付けることができる。
NGボタン54が押圧された場合、図14に示すように第1画面51に、夫々「正常」、「形状の異常」、及び「異物あり」を示すボタン58,59、60が表示される。作業者は検査画像40の実際の内容に対応するボタンを選択する。
PC1は、検査画像40と、作業者から入力された判断の良否とを教師データとして、異常検出モデル152の再学習を行うことができる。
(実施の形態3)
図15は実施の形態3に係る異常検出システム20の構成を示すブロック図である。
実施の形態3に係る異常検出システム20は、制御部11が機能部として異常判定部(第2の取得部)120を有すること以外は、実施の形態1に係る異常検出システム10と同様の構成を有する。異常判定部120は、画像処理部115により生成された検査画像40に基づき、検査物4の形状の異常値を算出する。
本実施の形態に係る異常検出システム20においては、異常判定部120により算出した異常値に応じ、異常検出モデル152を用いて異常を検出する。
図16は、制御部11による異常検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
PC1の制御部11は、検査物4を透過し、X線検知部7により検知されたX線に基づき、X線画像を生成する(S51)。
制御部11は、X線画像に対し平滑化フィルタ、特徴抽出フィルタ等により画像処理を行い、処理画像を生成する(S52)。
制御部11は、処理画像に基づいて、検査物4のブロブ解析を行い、ブロブを特定する(S53)。
制御部11は、ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出し、切り出し画像を生成する(S54)。
制御部11は、切り出し画像に対し、正規化等の処理を行い、検査画像を生成する(S55)。
制御部11は、異常検出モデル152を用いずに、画素値等に基づき、検査物4の形状についての異常値を算出する。異常値は、1に近い程、異常であり、0に近い程、正常であるとする(S56)。例えば、検査画像40のブロブ(塊)を構成する画素の画素値は基準値より大きく、ブロブの背景を構成する画素の画素値は基準値より小さいとする。ブロブを構成する画素をカウントすることにより、ブロブの面積が算出される。ブロブの周囲を形成する背景画素の配列に基づき、ブロブの周囲長が算出される。面積及び周囲長を閾値と比較し、完全に正常である場合を0、完全に異常である場合を1として、制御部11は形状の異常値を算出する。
制御部11は、算出した異常値が0又は1であるか否かを判定する(S57)。
制御部11は、算出した異常値が0又は1であると判定した場合(S57:YES)、異常値が0であるか否かを判定する(S58)。制御部11は異常値が0であると判定した場合、即ち異常なしと判断した場合(S58:YES)、学習検査をスキップして処理を終了する。
制御部11は異常値が0でないと判定した場合(S58:NO)、即ち異常値が1であり、異常を有すると判定した場合、学習検査をスキップしてS60へ処理を進める。
制御部11は、算出した異常値が0又は1でないと判定した場合(S57:NO)、異常検出モデル152を用いて、取得した検査画像40から検査物4の異常値を取得する(S59)。
制御部11は、異常の検査物4を異常値及び検査画像IDに基づいて選別する(S60)。
本実施の形態においては、画像処理後の検査画像40に対し画素値等に基づき、異常を検出し、得られた結果が不確実である場合、さらに異常検出モデル152を用いて異常を検出することで、より正確に異常を検出できる。
PC1は、複数の画像処理アルゴリズムに基づいて、画像処理部115において検査画像40を生成するように構成し、各画像処理アルゴリズムに対応して夫々異常検出モデル152を生成してもよい。そして、異常判定部120により夫々の処理を施された検査画像40に基づく異常値を検出し、画像処理アルゴリズムに対応する異常検出モデル152により、異常を検出してもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4に係るX線検査機2は、異常品であると判断された検査物4を廃棄する構造を備えること以外は、実施の形態2に係るX線検査機2と同様の構成を有する。
図17は実施の形態4に係る異常検出システム30の構成を示す斜視図、図18は異常検出システム30の構成を示すブロック図である。図17及び図18中、図1及び図2と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係るX線検査機2においては、下側筐体23の下流側端部に、搬送ベルト61に向かうようにX方向に複数個のエアバルブ91を有する廃棄部9が設けられている。エアバルブ91には、X方向の端部から順に番号が付されている。
制御部11は、エアバルブ91を開閉する開閉部121を有する。
選別部(第2の出力部)118は、形状の異常、又は異物を有する異常品を選別し、検査物4の座標情報として、検査物4の載置位置に対応するエアバルブ91の番号を開閉部121へ出力する。開閉部121は、対応する番号のエアバルブ91を開く。これにより、異常品と選別された検査物4に対し、対応するエアバルブ91から該検査物4に向けてエアが噴出され、検査物4が搬送部6から弾き飛ばされる。
図19は、実施の形態4に係る異常検出処理に関する説明図である。図19では、検査画像から検査物4の形状の異常の有無を検出する場合を概念的に示している。
制御部11は、X線照射部3を用いて撮像された検査物4の画像に基づく検査画像40を取得し、異常検出モデル152に入力する。例えば制御部11は、検査画像40を取得するとともに、検査物4の座標情報として、検査物4の載置位置に対応するエアバルブ91の番号を取得する。
制御部11は、異常検出モデル152の中間層にて検査画像40の特徴量を抽出する演算処理を行い、抽出した特徴量を異常検出モデル152に入力して、検査物4の正常の確率値、形状の異常の確率値、異物の有無の確率値を出力させ、異常値A、及び異常値Bを取得する。
上記のように、制御部11は異常検出モデル152を用いて、検査物4の廃棄が必要になる異常を検出する。制御部11は、検査画像40を教師データにして学習を行い、検査物4の異常を学習した異常検出モデル152を用いて異常検出を行う。なお、PC1は異常の種類毎に別々の異常検出モデル152(ニューラルネットワーク)を構築しておいてもよく、単一の異常検出モデル152に全ての異常を学習させておいてもよい。
制御部11は、異常値A及び異常値Bをディスプレイ22へ出力する。PC1は、検査画像40から各種の異常を検出した場合、作業者に報知する、又は作業者が所持している所定の携帯端末に通知してもよい。
例えば制御部11は、通知する情報として、検出した検査物4の異常の種類、程度を示す検出結果のほかに、異常を検出した検査物4のエアバルブ91の番号を併せて送信する。
異常値A又は異常値Bは閾値と比較され、異常値A又は異常値Bが閾値以上であり、異常があると判断された検査物4は、図19の下側に示すように、対応するエアバルブ91からエアが噴出され、搬送ベルト61から排出される。
なお、座標情報としてエアバルブ91の番号を取得する代わりに、搬送ベルト61のX座標、Y座標を取得して、異常の検査物4を廃棄することにしてもよい。例えば画素に応じたX座標、Y座標を取得する場合、エアバルブ91の番号を取得する場合と比較して、廃棄する検査物4を絞り込むことができ、製品の歩留まりを上げることができる。
以上のように、本発明の一態様に係る学習モデルの生成方法は、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、前記検査画像と前記検査物の異常の有無に関する異常有無情報とを含む教師データを取得し、前記教師データに基づいて、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記検査物の異常有無情報を出力する学習モデルを生成する。
上記学習モデルを用いることにより、検査物の検査画像において、正常部分と異常部分との画素値の差異が小さい場合においても、精度良く、正常部分と異常部分とを判別できる。
従って、形状の異常、異物の有無等の異常有無情報を精度良く検出できる。
上述の学習モデルの生成方法は、前記電磁波はX線であり、該X線に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を生成し、生成した検査画像を含むバウンディングボックスを表示し、前記バウンディングボックスに含まれる検査物の異常有無情報を表示してもよい。
上記構成によれば、画像の特徴量の抽出がし易くなり、検査画像及び異常有無情報を表示することで、作業者による検出結果の正誤の情報を取得し易くなる。
上述の学習モデルの生成方法は、検査物を含む検査画像と前記検査物の異常有無情報とを取得し、前記検査画像及び前記異常有無情報に基づき、前記学習モデルを再学習してもよい。
上記構成によれば、学習モデルがアップデートされ、より正確な異常検出を行うことができるようになる。
本発明の一態様に係る学習モデルは、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力される入力層と、前記検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する出力層と、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像及び検査物の異常有無情報に基づいてパラメータが学習された中間層とを備え、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記中間層による演算を経て前記検査物の異常有無情報を前記出力層から出力するようにコンピュータを機能させる。
上記学習モデルを用いることにより、検査物の検査画像において、正常部分と異常部分との画素値の差異が小さい場合においても、精度良く、正常部分と異常部分とを判別できる。
従って、形状の異常、異物の有無等の異常有無情報を精度良く検出できる。
本発明の一態様に係る検査装置は、複数の検査物に電磁波を照射する照射部と、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得する取得部と、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、前記取得部により取得した検査画像を入力して、前記異常有無情報を取得する学習検査部と、前記異常有無情報を出力する出力部とを備える。
上記構成によれば、検査物の検査画像において、正常部分と異常部分との画素値の差異が小さい場合においても、精度良く、正常部分と異常部分とを判別できる。
従って、形状の異常、異物の有無等の異常有無情報を精度良く検出できる。
作業者が目視による異常の検出を行う必要がなくなり、異常検出作業の効率化を図ることができる。
上述の検査装置は、前記電磁波はX線であり、前記取得部は、前記X線に基づく画像を生成する生成部と、生成した画像から一の検査物に対応する領域を抽出する抽出部と、前記領域をバウンディングボックスにより包囲する包囲部とを備え、前記バウンディングボックスにより包囲された検査画像を取得してもよい。
上記構成によれば、画像の特徴量の抽出がし易くなる。
上述の検査装置は、ディスプレイを備え、前記出力部は、複数の検査物の位置に対応付けて、夫々バウンディングボックスにより包囲された複数の検査画像を表示し、異常の検査物を含む異常画像は前記バウンディングボックスとは異なる第2のバウンディングボックスによりさらに包囲されている第1画面と、各画像が並べて表示され、前記異常画像は前記第2のバウンディングボックスにより包囲されており、作業者による各検査物の異常有無情報の入力を受け付ける操作ボタンを有する第2画面とを並べて、前記ディスプレイに表示する表示部であってもよい。
上記構成によれば、検査画像及び異常有無情報を表示することで、作業者による検出結果の正誤の情報を取得することができる。
上述の検査装置は、検査画像、及び前記操作ボタンが受け付けた前記異常有無情報に基づき、前記学習モデルを再学習する再学習部を備えてもよい。
上記構成によれば、学習モデルがアップデートされ、より正確な異常検出を行うことができるようになる。
上述の検査装置は、前記第2画面は、前記検査物の異常の種類の入力を受け付ける第2の操作ボタンを備え、前記第2の操作ボタンが前記入力を受け付けた場合、前記表示部は前記種類に基づいて、異常画像を前記第2のバウンディングボックスにより包囲して表示してもよい。
上記構成によれば、異常の種類を切り替えて、異常の検出を行うことができる。
上述の検査装置は、前記学習検査部が取得した異常有無情報が閾値以上である検査物を廃棄する廃棄部と、前記学習検査部が取得した異常有無情報が閾値以上である検査物の検査画像に対応する座標情報を出力する第2の出力部とを備えてもよい。
上記構成によれば、異常がある検査物のみを良好に廃棄できる。
上述の検査装置は、前記コンベアの搬送方向に交叉する方向に並設された複数のバルブを有し、異常の検査物に対応するバルブからガスを噴出して前記検査物を吹き落とす廃棄部と、前記学習検査部が取得した異常有無情報が閾値以上である検査物に対応するバルブの情報を出力する第2の出力部と、前記検査物に対応するバルブを開閉する開閉部とを備えてもよい。
上記構成によれば、異常がある検査物のみを容易に廃棄できる。
上述の検査装置は、前記電磁波に応じて取得した画像に対し、画像処理アルゴリズムを適用して画像処理を施した検査画像に基づいて、前記検査物の異常の有無を示す情報を取得する第2の取得部を備え、前記学習検査部は、前記第2の取得部が取得した前記情報に応じ、前記検査画像を入力してもよい。
上記構成によれば、画像処理後の画像に対し画素値等に基づき、異常を検出した後、さらに学習モデルを用いて異常を検出するので、より正確に異常を検出できる。
本発明の一態様に係る異常検出方法は、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無に関する異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、検査物は食品に限定されず、包装体、工業製品等であってもよい。
また、廃棄部はエアバルブ66からなる場合には限定されない。
検査物4に照射する電磁波はX線に限定されず、テラヘルツ波、赤外線及び可視光等であってもよい。
1 PC(情報処理装置)
11 制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 表示部
15 補助記憶部
P プログラム
151 検査画像DB
152 異常検出モデル
2 X線検査機
22 ディスプレイ
3 X線照射部
4 検査物
40 検査画像
41、42 バウンディングボックス
5 表示画面
6 搬送部
61 搬送ベルト
66 エアバルブ
7 X線検知部
71 検知ライン
本発明の一態様に係る学習モデルの生成方法は、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、特定したブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、検査画像を取得し、前記検査画像と前記検査物の異常の有無に関する異常有無情報とを含む教師データを取得し、前記教師データに基づいて、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記検査物の異常有無情報を出力する学習モデルを生成する。
本発明の一態様に係る学習モデルは、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像が入力される入力層と、前記検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する出力層と、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像及び検査物の異常有無情報に基づいてパラメータが学習された中間層とを備え、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記中間層による演算を経て前記検査物の異常有無情報を前記出力層から出力するようにコンピュータを機能させる。
本発明の一態様に係る検査装置は、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射する照射部と、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を取得する取得部と、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、前記取得部により取得した検査画像を入力して、前記異常有無情報を取得する学習検査部と、前記異常有無情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る異常検出方法は、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
以上のように、本発明の一態様に係る学習モデルの生成方法は、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、特定したブロブが所定の大きさの矩形内に入るよう に切り出して、検査画像を取得し、前記検査画像と前記検査物の異常の有無に関する異常有無情報とを含む教師データを取得し、前記教師データに基づいて、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記検査物の異常有無情報を出力する学習モデルを生成する。
上述の学習モデルの生成方法は、前記電磁波はX線であり、該X線に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を生成し、生成した検査画像を含むバウンディングボックスを表示し、前記バウンディングボックスに含まれる検査物の異常有無情報を表示してもよい。
本発明の一態様に係る学習モデルは、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像が入力される入力層と、前記検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する出力層と、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像及び検査物の異常有無情報に基づいてパラメータが学習された中間層とを備え、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記中間層による演算を経て前記検査物の異常有無情報を前記出力層から出力するようにコンピュータを機能させる。
本発明の一態様に係る検査装置は、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射する照射部と、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を取得する取得部と、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、前記取得部により取得した検査画像を入力して、前記異常有無情報を取得する学習検査部と、前記異常有無情報を出力する出力部とを備える。
上述の検査装置は、前記電磁波はX線であり、前記取得部は、前記X線に基づく画像を生成する生成部と、生成した画像から前記ブロブを抽出する抽出部と、前記ブロブをバウンディングボックスにより包囲する包囲部とを備え、前記バウンディングボックスにより包囲された検査画像を取得してもよい。
上述の検査装置は、前記電磁波に応じて取得した画像に対し、画像処理アルゴリズムを適用して画像処理を施して前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、取得した、一の検査物に対応する検査画像に基づいて、前記検査物の異常の有無を示す情報を取得する第2の取得部を備え、前記学習検査部は、前記第2の取得部が取得した前記情報に応じ、前記検査画像を入力してもよい。
本発明の一態様に係る異常検出方法は、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンベアに分散して載置されて搬送される複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち、各画素の画素値に基づいて、一の検査物に対応するブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して、一の検査物に対応する検査画像を取得し、検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像のうち前記ブロブを特定し、該ブロブが所定の大きさの矩形内に入るように切り出して取得した、一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。

Claims (14)

  1. 複数の検査物に電磁波を照射し、
    各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、
    前記検査画像と前記検査物の異常の有無に関する異常有無情報とを含む教師データを取得し、
    前記教師データに基づいて、複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記検査物の異常有無情報を出力する学習モデルを生成する
    学習モデルの生成方法。
  2. 前記電磁波はX線であり、
    該X線に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を生成し、
    生成した検査画像を含むバウンディングボックスを表示し、
    前記バウンディングボックスに含まれる検査物の異常有無情報を表示する
    請求項1に記載の学習モデルの生成方法。
  3. 検査物を含む検査画像と前記検査物の異常有無情報とを取得し、
    前記検査画像及び前記異常有無情報に基づき、前記学習モデルを再学習する
    請求項1又は2に記載の学習モデルの生成方法。
  4. 複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力される入力層と、
    前記検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する出力層と、
    複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像及び検査物の異常有無情報に基づいてパラメータが学習された中間層と
    を備え、
    複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像が入力された場合に、前記中間層による演算を経て前記検査物の異常有無情報を前記出力層から出力するように
    コンピュータを機能させる学習モデル。
  5. 複数の検査物に電磁波を照射する照射部と、
    各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得する取得部と、
    検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、前記取得部により取得した検査画像を入力して、前記異常有無情報を取得する学習検査部と、
    前記異常有無情報を出力する出力部と
    を備える検査装置。
  6. 前記電磁波はX線であり、
    前記取得部は、
    前記X線に基づく画像を生成する生成部と、
    生成した画像から一の検査物に対応する領域を抽出する抽出部と、
    前記領域をバウンディングボックスにより包囲する包囲部と
    を備え、前記バウンディングボックスにより包囲された検査画像を取得する、請求項5に記載の検査装置。
  7. ディスプレイを備え、
    前記出力部は、
    複数の検査物の位置に対応付けて、夫々バウンディングボックスにより包囲された複数の検査画像を表示し、異常の検査物を含む異常画像は前記バウンディングボックスとは異なる第2のバウンディングボックスによりさらに包囲されている第1画面と、各画像が並べて表示され、前記異常画像は前記第2のバウンディングボックスにより包囲されており、作業者による各検査物の異常有無情報の入力を受け付ける操作ボタンを有する第2画面とを並べて、前記ディスプレイに表示する表示部である請求項6に記載の検査装置。
  8. 検査画像、及び前記操作ボタンが受け付けた前記異常有無情報に基づき、前記学習モデルを再学習する再学習部を備える、請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記第2画面は、前記検査物の異常の種類の入力を受け付ける第2の操作ボタンを備え、
    前記第2の操作ボタンが前記入力を受け付けた場合、前記表示部は前記種類に基づいて、異常画像を前記第2のバウンディングボックスにより包囲して表示する、請求項7又は8に記載の検査装置。
  10. 前記学習検査部が取得した異常有無情報が閾値以上である検査物を廃棄する廃棄部と、
    前記学習検査部が取得した異常有無情報が閾値以上である検査物の検査画像に対応する座標情報を出力する第2の出力部と
    を備える、請求項5から9までのいずれか1項に記載の検査装置。
  11. 検査物の搬送方向に交叉する方向に並設された複数のバルブを有し、異常の検査物に対応するバルブからガスを噴出して前記検査物を吹き落とす廃棄部と、
    前記学習検査部が取得した異常有無情報が閾値以上である検査物に対応するバルブの情報を出力する第2の出力部と、
    前記検査物に対応するバルブを開閉する開閉部と
    を備える、請求項5から9までのいずれか1項に記載の検査装置。
  12. 前記電磁波に応じて取得した画像に対し、画像処理アルゴリズムを適用して画像処理を施した検査画像に基づいて、前記検査物の異常の有無を示す情報を取得する第2の取得部を備え、
    前記学習検査部は、前記第2の取得部が取得した前記情報に応じ、前記検査画像を入力する、請求項5から11までのいずれか1項に記載の検査装置。
  13. 複数の検査物に電磁波を照射し、
    各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、
    検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無を示す異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する
    処理をコンピュータに実行させる、異常検出方法。
  14. 複数の検査物に電磁波を照射し、各検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を取得し、
    検査物を透過した電磁波に応じて取得した画像から抽出された一の検査物に対応する検査画像を入力した場合に検査物の異常の有無に関する異常有無情報を出力する学習モデルに、取得した前記検査画像を入力して、異常有無情報を出力する
    処理をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
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