JP2020151840A - ナットプライヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】ナットのサイズごとに合わせたスパナやレンチでは、其々のナットのサイズごとに選ぶ必要があり、扱うナットのサイズが複数ある作業では、サイズごとにスパナやレンチを用意しなければならないし、スパナやレンチの数が多いと、それなりの入れ物が必要だし、壁に掛ける場合は場所を取るし、数が多いと管理も面倒になり、経済的でない。モンキーレンチは、ナットのサイズごとにウォームの調整をしなければならないので、面倒である。【解決手段】アームと一体のハンドル二体を一つの支点軸で繋ぎ、二本のアームの端部に設けた二つの円筒部に、二股アゴを連結し、二体の二股アゴで、二方向から相対するナットの角を挟み、ナットを回せるようにし、ハンドルの開き加減で、大小のサイズのナットを挟めるようにした。【選択図】図7
Description
本発明は、ナットを回す工具に関する。
ナットを回す工具にナットのサイズに合わせたスパナやレンチがあり、複数のサイズに合わせられる物もある。
ナットのサイズごとに合わせたスパナやレンチでは、其々のナットのサイズごとに選ぶ必要があり、面倒である。
ナットのサイズが複数ある作業では、サイズごとのスパナやレンチを用意しなければならないし、サイズの違いが分かるような工夫をして、まとめておく必要がある。
スパナやレンチの数が多いと、それなりの入れ物が必要だし、壁に掛ける場合は場所を取るし、数が多いと管理も面倒になり、経済的でない。
モンキーレンチは、ナットのサイズごとにウォームの調整をしなければならないので、面倒である。
アームと一体の同形ハンドル二体を一つの支点軸で繋ぎ、二本のアームの端部に設けた二つの円筒部に、二股アゴのアゴ連結部を連結し、二体の二股アゴで、二方向から相対するナットの角を挟み、ナットを回せるようにした。
ハンドルの開き加減で、大小のサイズのナットを挟めるようにした。
二股アゴのアゴ連結部を取り付ける円筒部に、大小のサイズのナットを挟むために、二股アゴが回転軸を芯にして振れる形状の凹みを設けた。
二股アゴにナットの角に噛合う凹み角を形成し、ハンドルを絞めてナットを挟めるようにした。
二股アゴの両端のナットに当たる角を丸角にした。
円筒部の凹みの二股アゴが振れる巾を、余裕を持たせて形成した。
ナットプライヤのハンドルを締めて、二体の二股アゴがナットの相対する二つの角を挟めば、二つの回転軸から一直線上に力をナットに伝たえるので、ナットプライヤとナットが一体になり、サイズの違いに関係なく二股アゴがナットから外れにくくナットを容易に回すことができる。
二股アゴはナットの平面部に力を加えているわけではなく、ナットの角を左右から挟みながら力を加えているので、二股アゴの圧縮面がずれず、ナットの表面に傷をつけない。
ナットサイズが分からない場合でもナットフライヤはナット挟んで締めつけることが出来るので、ナットサイズに合わせる調整作業が必要ない。
ナットプライヤを構成するパーツが少ないし、しくみがシンプルなので、製造が容易になるし、組み立ても容易になり、製造コストが下がる。
ナットフライヤの円筒部に設ける凹みとアゴ連結部とが作る隙間が小さいので、二股アゴの振れる角度も広くなく、一方の二股アゴの凹み角とナットの角を噛合わせてから、もう一方の二股アゴの凹み角とナットの角が向き合うように移動させながらハンドルを締めれば、丸角に誘導されてナットの一面と二股アゴの一面が重なり、そのままハンドルを絞め続ければ、ハンドルも二股アゴに誘導されるように動き、二股アゴの凹み角とナットの角が噛合うようになる。慣れてくればこれらの動きを一連の動作で出来るようになるので、手間がかからなくなる。
以下、本発明の実施の形態として実施例を図1〜図9に基づいて説明する。
アーム2と一体に形成されたハンドル1二体を二股アゴが噛合うように表裏を変えてから重ねて、支点軸3で連結し、アーム2の円筒部7に設けた凹み8にアゴ連結部6を入れ、回転軸4で連結している。一対のハンドル1と同じく一対の二股アゴ5も表裏が別になる。連結されるハンドル1は同体で、二股アゴ5も同体であり、経済的に製造できる。
1は手で掴むハンドルで、2はハンドルと一体のアーム2でハンドル1に加えられた力を、円筒部7の凹み8を介してアゴ連結部6に伝え、ハンドル1の締めつけで移動する二股アゴ5の丸角9がナットに当たり、丸角とナットが接触しながら二股アゴが移動し、ナットの角に二股アゴの凹み角が噛合えば、ナットフライヤの締めつけが終わる。
円筒部7に設ける凹み8を二つの三日月ストッパー11で形成すると、製造が容易になる。
1 ハンドル
2 アーム
3 支点軸
4 回転軸
5 二股アゴ
6 アゴ連結部
7 円筒部
8 凹み
9 丸角
10 凹み角
11 三日月型ストッパー
12 回転軸用穴
a ナット
2 アーム
3 支点軸
4 回転軸
5 二股アゴ
6 アゴ連結部
7 円筒部
8 凹み
9 丸角
10 凹み角
11 三日月型ストッパー
12 回転軸用穴
a ナット
本発明は、ナットを回す工具に関する。
ナットを回す工具にナットのサイズに合わせたスパナやレンチがあり、複数のサイズに合わせられる物もある。
ナットのサイズごとに合わせて製造されたスパナやレンチでは、其々のナットのサイズごとに選ぶ必要があり、面倒である。
ナットのサイズが複数ある作業では、サイズごとのスパナやレンチを用意しなければならないし、サイズの違いが分かるような工夫をして、まとめておく必要がある。
スパナやレンチの数が多いと、それなりの入れ物が必要だし、壁に掛けると場所を取るし、数が多いと管理も面倒になり、経済的でない。
モンキーレンチは、ナットのサイズごとにウォームの調整をしなければならないので、面倒である。
アームと一体の同形ハンドル二体を一つの支点軸で連結し、二本のアームの端部に設けた二つの円筒部の其々の凹みに、二股アゴのアゴ連結部を回転軸で取り付け、二体の二股アゴで、二方向から相対するナットの角を挟み、ナットを回せるようにした。
ハンドルの開き加減で、大小のサイズのナットを挟めるようにした。
二股アゴのアゴ連結部を取り付ける円筒部の凹みを広げて、大小のサイズのナットを挟むために、二股アゴが回転軸を芯にして左右に振れる隙間ができるようにした。
二股アゴにナットの角に嵌る角度の凹み角を形成し、ハンドルを絞めてナットの角に噛合うようにした。
二股アゴの両端のナットに当たる角を丸角にした。
アームを左右対称にして、左右の円筒部の其々のアゴ連結部と凹みの隙間が一度に見えるようにした。
ハンドルを曲げて障害物を避け、曲げたハンドルでナットを挟めるようにした。
ナットプライヤのハンドルを締めて、二体の二股アゴでナットの相対する二つの角を噛合わせると、左右の回転軸からハンドルを締めつけた力が一直
り、サイズの違いに関係なく二股アゴがナットから外れにくくなるので、ナットを容易に回すことができる。
り、サイズの違いに関係なく二股アゴがナットから外れにくくなるので、ナットを容易に回すことができる。
二股アゴはナットの平面部に力を加えているわけではなく、ナットの角を左右から挟みながら力を加えているので、二股アゴの圧縮面がずれず、ナットの表面に傷をつけない。
ナットサイズが分からない場合でもナットフライヤはナットの角を挟んで締めつけることが出来るので、ナットサイズに合わせる調整作業が必要ない。
ナットプライヤを構成するパーツが少ないし、しくみがシンプルなので、製造が容易になるし、組み立ても容易になり、製造コストが下がる。
ナットフライヤの円筒部に設ける凹みとアゴ連結部とが作る隙間が小さいので、二股アゴの振れる角度も広くなく、一方の二股アゴの凹み角とナットの角を噛合わせてから、もう一方の二股アゴの凹み角とナットの角が向き合うように移動させながらハンドルを締めれば、丸角に誘導されてナットの一面と二股アゴの一面が重なり、ハンドルも二股アゴに誘導されるように動き、二股アゴの凹み角とナットの角が噛合うようになる。慣れてくればこれらの動きを一連の動作で出来るようになるので、手間がかからない。
アームを左右対称にしたことで、ナットを二股アゴで挟もうとするときに、左右の円筒部のアゴ連結部と凹みの間にある隙間が見えるので、二体のアゴ連結部の凹みの隙間を同じ巾になるようにハンドルを動かせば良いので、ハンドルを持っていく位置が分かる。一体のアゴ連結部の左右に隙間が出来るときも、その左右の隙間の巾が二体のアゴ連結部のどちらも同じになるようにハンドルを動かしながら締めつければよい。
左右の二股アゴに凹みがあるので、スパナやレンチと異なり、ナットを挟むのではなく、左右の二股アゴでナットを掴めるようになった。
曲げハンドルのナットプライヤは、障害物がある場合でも利用できる。
以下、本発明の実施の形態として実施例を図1〜図11に基づいて説明する。
アーム2と一体に形成されたハンドル1二体を、表裏を変えてから重ねて、支点軸3で連結し、其々のアーム2の円筒部7に設けた凹み8にアゴ連結部6を入れ、回転軸4で連結している。一対のハンドル1と同じく一対の二股アゴ5も表裏が別になる。連結される二つのハンドル1は同体で、二股アゴ5も同体である。
アーム2を左右対称にした場合も、連結して一体化する方法は同じだが、ハンドル1が同形二体の場合一方の円筒部7の凹み8とアゴ連結部6しか見えないものが、左右対称にすると左右のアゴ連結部6と円筒部7の凹み8の隙間13が見える。
ハンドル1に加えられた力をハンドル1と一体のアーム2が円筒部7の凹み8を介してアゴ連結部6に伝え、ハンドル1の締めつけで移動する二股アゴ5の丸角9がナットに当たり、丸角9とナットが接触しながら二股アゴ5が移動し、二カ所のナットの角に二体の二股アゴ5の凹み角が噛合えば、ナットフライヤのナットの噛み合わせが終わり、ナットを回せるようになる。
ナットプライヤを使用する場合、ハンドル1の締めつけで、二股アゴ5の丸角9とナットが触れているとハンドル1が左又は右のどちらかにずれるので、手首を固めずにハンドル1を持ち、ずれに導かれるようにハンドル1を動かす必要がある。
円筒部7に設ける凹み8を二つの三日月ストッパー11で形成すると、製造が容易になる。
曲げハンドル14はハンドルだけを曲げればよい。
1 ハンドル
2 アーム
3 支点軸
4 回転軸
5 二股アゴ
6 アゴ連結部
7 円筒部
8 凹み
9 丸角
10 凹み角
11 三日月型ストッパー
12 回転軸用穴
13 隙間
14 曲げハンドル
2 アーム
3 支点軸
4 回転軸
5 二股アゴ
6 アゴ連結部
7 円筒部
8 凹み
9 丸角
10 凹み角
11 三日月型ストッパー
12 回転軸用穴
13 隙間
14 曲げハンドル
Claims (3)
- アーム2と繋がるハンドル1の同形二体を支点軸3で連結し、二体の前記アームの円筒部7の其々の凹み8に、二股アゴ5のアゴ連結部6を回転軸4で取付けて形成した、ナットプライヤ。
- 前記アゴ連結部を取りつける前記円筒部に設けた前記凹みを、前記アゴ連結部が前記回転軸を芯にして左右に振れる形状にし、前記ハンドルの開き加減で、大小のサイズのナットを二体の前記二股アゴで挟めるようにした、請求項1に記載のナットプライヤ。
- 前記二股アゴの両端の角を丸角9にした、請求項1に記載のプライヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019074433A JP2020151840A (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | ナットプライヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019074433A JP2020151840A (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | ナットプライヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020151840A true JP2020151840A (ja) | 2020-09-24 |
Family
ID=72557171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019074433A Pending JP2020151840A (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | ナットプライヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020151840A (ja) |
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2019
- 2019-03-22 JP JP2019074433A patent/JP2020151840A/ja active Pending
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