JP2020150744A - パワーコントロールユニット - Google Patents

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雅春 永野
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Abstract

【課題】高電圧バッテリの充電用電力の平滑化で電荷が蓄積されたインバータユニットの、平滑コンデンサの充電終了後に開始する放電を、充電中のインバータ回路に過度の負担をかけずに短時間で行えるようにする。【解決手段】本来ならば、電動車両の走行時以外は車両統合コントローラ5から電源電圧VCCが供給されず作動しないパワーモジュール31が、高電圧バッテリHBの充電終了時に一定期間だけ、コントローラ27からの電源電圧VCCの供給を受けて作動する。充電終了時のパワーモジュール31は、モータコントローラ33の制御でドライブ回路35が出力するパルス信号により作動し、推進用モータMをゼロトルク駆動させる。そして、パワーモジュール31は、充電中に電荷が蓄積された平滑コンデンサ29の端子間電圧が一定電圧に低下するまで一定期間作動した後、コントローラ27からの電源電圧VCCの供給終了に伴い停止する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータを推進源に用いる車両のパワーコントロールユニットに関する。
高電圧バッテリを推進用モータの電源とする電動車両では、高電圧バッテリの充放電に関係する機能を集約したパワーコントロールユニットが搭載される。パワーコントロールユニットに搭載されるのは、主に、インバータユニット、充電ユニット、DCDCコンバータである。
インバータユニットは、電動車両を走行させるために高電圧バッテリの直流電力を交流に変換して推進用モータに供給するときに使用される。充電ユニットは、電動車両に充電用の電源を接続して高電圧バッテリを充電するときに使用される。DCDCコンバータは、高電圧バッテリの直流電力をインバータが交流に変換する際、あるいは、高電圧バッテリを充電する際に、充電用の高電圧の直流電力の一部を降圧させて補機用の低電圧バッテリを充電するときに使用される。
つまり、DCDCコンバータ以外のユニットは、同時に使用されることがない背反動作を行う。一方、DCDCコンバータは、どのユニットが使用されるときにも同時に使用される常時動作を行う。
ところで、DCDCコンバータは、半導体スイッチング素子のオンオフ動作により高電圧の直流電力を低電圧に降圧させる。このため、DCDCコンバータには、半導体スイッチング素子のスイッチングによるスイッチングノイズが発生する。このスイッチングノイズは、インバータユニットで交流に変換される高電圧の直流電力と、充電ユニットにより高電圧バッテリに充電される高電圧の直流電力とのどちらにも重畳される。
そこで、電動車両では、スイッチングノイズが重畳された高電圧の直流電力を、平滑コンデンサを使って平滑化している。また、平滑コンデンサに蓄積された電荷は、例えば、高電圧バッテリの充電が終わってDCDCコンバータが停止した後に、放電回路を使って放電している(例えば、特許文献1)。
特開2018−207269号公報
ところで、電動車両に対しては、イグニッションスイッチのオフから一定の時間内に、上述した平滑コンデンサの端子間電圧を一定の電圧まで下げることが求められている。
ここで、インバータユニットには、電動車両の走行中に高電圧バッテリから供給される直流電力を平滑化する平滑コンデンサが設けられている。高電圧バッテリからの供給電力の平滑化によってこの平滑コンデンサに蓄積された電荷は、平滑化された電力が通過するインバータ回路の半導体スイッチング素子がオンオフ動作するときのスイッチング損失で消費される。このため、イグニッションスイッチのオフの時点で平滑コンデンサに残留している電荷はそれほど多くなく、その後に放電回路による放電を開始しても、一定時間内に平滑コンデンサの端子間電圧を一定の電圧まで下げることが十分に可能である。
これに対し、高電圧バッテリの充電の際、高電圧バッテリの充電用電力の平滑化によってインバータユニットの平滑コンデンサに蓄積された電荷は、停止中のインバータ回路を通過しないので、インバータ回路のスイッチング損失によって消費されない。このため、充電中の平滑コンデンサには大量の電荷が蓄積される。よって、充電終了後に開始した放電回路による放電だけでは、一定時間内に平滑コンデンサの端子間電圧を一定の電圧まで下げることができない。そこで、現状では、高電圧バッテリの充電中にも、本来は必要のないインバータ回路を作動させて、平滑コンデンサの蓄積電荷をインバータ回路のスイッチング損失によって消費させている。
このため、本来はインバータ回路が作動しない高電圧バッテリの充電中にもインバータ回路を作動させることで、インバータ回路の耐久時間が必要以上に減ってしまい、また、インバータ回路の作動による電力消費が必要以上に増えてしまう。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、高電圧バッテリの充電用電力の平滑化で電荷が蓄積されたインバータユニットの、平滑コンデンサの充電終了後に開始する放電を、充電中のインバータ回路に過度の負担をかけずに短時間で行えるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明の1つの態様によるパワーコントロールユニットは、
高電圧バッテリの充放電電力を降圧させて、補機の電源である低電圧バッテリに供給するDCDCコンバータと、
前記高電圧バッテリの充放電電力を平滑化する平滑コンデンサと、
前記平滑コンデンサが平滑化した前記高電圧バッテリの放電電力を交流に変換して推進用モータに供給するインバータ回路と、
前記推進用モータの駆動時に前記インバータ回路を作動させる駆動部と、
前記高電圧バッテリに充電用電力を供給する充電電力供給部と、
前記充電電力供給部による前記充電用電力の前記高電圧バッテリに対する供給終了時に、前記駆動部により前記インバータ回路を一定期間作動させるコントローラと、
を備える。
本発明によれば、高電圧バッテリの充電用電力の平滑化で電荷が蓄積されたインバータユニットの、平滑コンデンサの充電終了後に開始する放電を、充電中のインバータ回路に過度の負担をかけずに短時間で行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電動車両のパワーコントロールユニットを示すブロック図である。 図1のコントローラがプログラムにしたがって実行するパワーモジュールを高電圧バッテリの充電時に限定的に作動させる制御の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の参考例に係る電動車両のパワーコントロールユニットを示すブロック図である。 図3のパワーモジュールの詳細な構成を示す回路図である。 図3のパワーコントロールユニットの要部の具体的な回路構成例を示す回路図である。 (a),(b)は図3のパワーコントロールユニットにおける平滑コンデンサの放電時に形成される放電回路部分を抽出して示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る電動車両のパワーコントロールユニットを示すブロック図である。図1に示す本実施形態のパワーコントロールユニット1は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)等の電動車両に搭載される。
本実施形態のパワーコントロールユニット1は、電動車両に搭載された高電圧バッテリHBの充放電に関する要素と、同じく電動車両に搭載された低電圧バッテリLBの充電に関する要素とを集約したものである。
そして、パワーコントロールユニット1は、外部機器等の接続ポートとして、高電圧バッテリポートHBP、低電圧バッテリポートLBP、信号ポートSP、電源ポートPP、急速充電ポートQP及び商用電源ポートCPを有している。
高電圧バッテリポートHBPには、メインリレー(M/R)3を介して高電圧バッテリHBが接続される。したがって、高電圧バッテリポートHBPと高電圧バッテリHBとは、メインリレー3のオンオフによって接続、遮断される。メインリレー3がオンされると、高電圧バッテリHBは高電圧バッテリポートHBPに、高電圧の電力(例えば、直流400V)を供給する。高電圧バッテリHBが供給する高電圧の電力は、電動車両の推進用モータMの駆動に用いられる。
なお、高電圧バッテリHBは、端子電圧を測定する不図示のセンサを有している。センサが測定した高電圧バッテリHBの端子電圧は、後述する電動車両の車両統合コントローラ(VCM)5に入力される。
低電圧バッテリポートLBPには、低電圧バッテリLBが接続される。低電圧バッテリLBは、電動車両の補機(車載の計器、ランプ等の電装品類)ACCに、動作用の低電圧の電力(例えば、直流12V)を供給する。
電動車両の補機ACCは、上述した車両統合コントローラ5と、後述するパワーコントロールユニット1のコントローラ27とを含んでいる。このため、車両統合コントローラ5及びコントローラ27は、低電圧バッテリLBから供給される低電圧の直流電力で動作する。
車両統合コントローラ5は、例えば、電動車両に複数搭載されたECU(Electronic Control Unit 又はEngine Control Unit )のうちの1つで構成することができる。このため、車両統合コントローラ5は、例えば、ECU同士の通信に用いる電動車両のLANを利用して、高電圧バッテリHBのセンサが接続された他のECUから、センサが測定した高電圧バッテリHBの端子電圧を取得することができる。
そして、車両統合コントローラ5は、取得した高電圧バッテリHBの端子電圧により、高電圧バッテリHBの充電状態(例えば、SOC:State of Charge )を検出する。さらに、車両統合コントローラ5は、検出した高電圧バッテリHBの充電状態に応じて、急速充電時のメインリレー3のオンオフを制御することができる。
また、車両統合コントローラ5は、不図示のセンサが検出した電動車両のアクセル操作量を取得する。車両統合コントローラ5は、例えば、アクセル操作量を検出する不図示のセンサが接続された他のECUから、電動車両のLANを介してアクセル操作量を取得することができる。そして、車両統合コントローラ5は、取得したアクセル操作量に応じて、推進用モータMに対するトルク指令値を決定することができる。
信号ポートSPには、車両統合コントローラ5が接続されている。車両統合コントローラ5は、決定したトルク指令値を信号ポートSPに出力する。
電源ポートPPには、車両統合コントローラ5の外部電源出力ポート(図示せず)接続されている。車両統合コントローラ5は、低電圧バッテリLBから供給された低電圧の電力(例えば、直流12V)から生成した電源電圧VCCを、電源ポートPPに出力する。
急速充電ポートQPには、急速充電器QCの充電ケーブル7のコネクタ9が接続される。充電ケーブル7を急速充電ポートQPに接続すると、充電ケーブル7を介して急速充電器QCから急速充電ポートQPに、高電圧バッテリHBの急速充電用の直流電力(例えば、最大直流600V)が供給される。
また、充電ケーブル7を急速充電ポートQPに接続すると、急速充電器QCの通信線がパワーコントロールユニット1内のLANに接続される。このLANには、上述したように、コントローラ27が接続されている。したがって、充電ケーブル7を急速充電ポートQPに接続すると、急速充電器QCとコントローラ27とが通信可能に接続される。
商用電源ポートCPには、普通充電用の充電ケーブル11のコネクタ13が接続される。充電ケーブル11は、コネクタ13の反対側にプラグ15を有している。充電ケーブル11のプラグ15は、商用電源の普通充電用コンセント(図示せず)に接続される。商用電源に接続された充電ケーブル11を商用電源ポートCPに接続すると、商用電源の交流電力(例えば、単相交流200V)が、充電ケーブル11を介して商用電源ポートCPに供給される。
また、充電ケーブル11は、コントロールボックス17を有している。コントロールボックス17には、充電ケーブル11の通信線が接続されている。充電ケーブル11を商用電源ポートCPに接続すると、充電ケーブル11の通信線がパワーコントロールユニット1内のLANに接続される。したがって、充電ケーブル11を商用電源ポートCPに接続すると、コントローラ27がコントロールボックス17と通信可能に接続される。
上述した外部機器等が接続されたパワーコントロールユニット1は、ジャンクションボックス(J/B)19、プラグイン用充電器CHG、DCDCコンバータ21及び強電監視部22を内部に有している。また、パワーコントロールユニット1は、インバータユニット23、放電回路25及び上述したコントローラ27を内部に有している。なお、ジャンクションボックス19及びプラグイン用充電器CHGは、請求項中の充電電力供給部を構成している。
ジャンクションボックス19は、不図示のQCリレーを有している。QCリレーは、急速充電ポートQPと高電圧バッテリポートHBPとの接続をオンオフする。QCリレーのオンオフにより、急速充電ポートQPから入力される急速充電用の直流電力の、高電圧バッテリポートHBPから高電圧バッテリHBへの出力が、許容、禁止される。
プラグイン用充電器CHGは、コントローラ27から供給される電源電圧VCCによって動作する。プラグイン用充電器CHGは、商用電源ポートCPから入力される商用電源の交流電力を、高電圧バッテリHBの普通充電用の直流電力(例えば、最大直流400V)に変換する。そして、変換した直流電力を、ジャンクションボックス19と高電圧バッテリポートHBPとを結ぶ電力経路28を経て、高電圧バッテリポートHBPから高電圧バッテリHBに出力する。
プラグイン用充電器CHGには、例えば、商用電源の交流電力を直流に変換する整流回路(図示せず)と、整流した直流電力を昇圧するDCDCコンバータ(図示せず)とを用いることができる。整流回路は、例えば、ダイオードブリッジ回路で構成することができる。また、DCDCコンバータは、例えば、絶縁トランスとパワー半導体スイッチング素子とを有する絶縁型DCDCコンバータで構成することができる。
なお、プラグイン用充電器CHGのパワー半導体スイッチング素子には、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor 、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を用いることができる。また、プラグイン用充電器CHGには、整流回路の前段(商用電源ポートCP側)にDCリンク用コンデンサ(図示せず)を設けることができる。
DCDCコンバータ21は、ジャンクションボックス19と高電圧バッテリポートHBPとを結ぶ電力経路28上の高電圧の直流電力の一部を、低電圧バッテリLBの充電用の直流電力(例えば、直流12V)に変換する。
即ち、DCDCコンバータ21は、高電圧バッテリポートHBPから入力される高電圧バッテリHBの直流電力の一部を、低電圧バッテリLBの充電用の直流電力に変換し、低電圧バッテリポートLBPから低電圧バッテリLBに出力する。また、DCDCコンバータ21は、プラグイン用充電器CHGが出力する高電圧バッテリHBの普通充電用の直流電力の一部を、低電圧バッテリLBの充電用の直流電力に変換し、低電圧バッテリポートLBPから低電圧バッテリLBに出力する。
DCDCコンバータ21には、例えば、非対称ハーフブリッジ型のLLCコンバータを用いることができる。非対称ハーフブリッジ型のLLCコンバータは、絶縁トランスの一次側にLLC回路を有しており、二次側に整流回路を有している。
この非対称ハーフブリッジ型のLLCコンバータでは、一次側のLLC回路におけるパワー半導体スイッチング素子のオンオフ動作により、高電圧バッテリHB又はプラグイン用充電器CHGからの直流電力の一部が交流に変換される。そして、トランスにおいて一次側コイルと二次側コイルとの巻数比に応じて降圧された交流電力が、整流回路で低電圧バッテリLBの充電用の直流電力に変換される。
なお、DCDCコンバータ21のパワー半導体スイッチング素子にも、プラグイン用充電器CHGと同じく、例えば、IGBTを用いることができる。
強電監視部22は、インバータユニット23の接続箇所よりも高電圧バッテリポートHBP側の電力経路28に設けられている。強電監視部22は、電圧監視部22Aと電流センサ22Bとを有している。
電圧監視部22Aは、例えば、電力経路28の正極(P極)ライン28Pに接続した分圧抵抗の直列回路(図示せず)によって構成することができる。分圧抵抗の直列回路上の測定点(抵抗同士の接続点)の電位は、本実施形態では、後述するインバータユニット23のモータコントローラ33において検出する。
電流センサ22Bは、例えば、電力経路28が内側を貫通するコアのギャップにホール素子を配置したホール素子方式の電流センサ(図示せず)によって構成することができる。電流センサ22B(のホール素子)は、電力経路28の通過電流に応じた信号レベルの検出信号を出力する。本実施形態では、電流センサ22Bを、インバータユニット23のモータコントローラ33のアナログ入力ポート(図示せず)に接続している。
インバータユニット23は、ジャンクションボックス19と高電圧バッテリポートHBPとを結ぶ電力経路28に接続されている。インバータユニット23は、車両統合コントローラ5から電源ポートPPを介して供給される電源電圧VCCによって動作する。また、インバータユニット23は、コントローラ27から供給される電源電圧VCC(請求項中の電源用電力に相当)によっても動作することができる。
インバータユニット23は、平滑コンデンサ29、パワーモジュール(PM)31(請求項中のインバータ回路に相当)、モータコントローラ(MC)33及びドライブ回路(DR)35を有している。モータコントローラ33及びドライブ回路35は、請求項中の駆動部を構成している。
平滑コンデンサ29は、ジャンクションボックス19と高電圧バッテリポートHBPとを結ぶ電力経路28を流れる高電圧の直流電力の電流を平滑化する。
即ち、ジャンクションボックス19と高電圧バッテリポートHBPとを結ぶ電力経路28を流れる高電圧の直流電力には、スイッチングノイズが重畳される。このスイッチングノイズは、プラグイン用充電器CHG又はDCDCコンバータ21のパワー半導体スイッチング素子がオンオフ動作することで発生する。平滑コンデンサ29は、パワー半導体スイッチング素子のスイッチングノイズが重畳された高電圧の直流電力の電流を平滑化する。そして、平滑コンデンサ29は、平滑化した高電圧の直流電力を、DCDCコンバータ21に供給される一部を除いて、UVWの各相に分けてパワーモジュール31に出力する。
パワーモジュール31は、UVW各相の上アーム及び下アームにパワー半導体スイッチング素子(図示せず)をそれぞれ有する三相交流のインバータ回路である。パワーモジュール31では、各パワー半導体スイッチング素子のオンオフ動作により、平滑コンデンサ29で平滑化された高電圧バッテリHBの直流電力が三相交流電力に変換される。パワー半導体スイッチング素子には、例えば、IGBTを用いることができる。変換された三相交流電力は、推進用モータMのUVWの各相のコイルにそれぞれ供給される。
推進用モータMは、インバータユニット23のパワーモジュール31からUVWの各相のコイルに供給される交流電力によって回転する。推進用モータMが回転することで、電動車両が走行する。
パワーモジュール31の基板(図示せず)の接点には、電圧監視部22Aの測定点から引き回した配線が接続されている。この配線を接続した接点は、パワーモジュール31の基板の不図示の導電パターンを介して、モータコントローラ33のアナログ入力ポート(図示せず)に、電気的に接続される。
モータコントローラ33は、パワーコントロールユニット1内のLANを介して、信号ポートSP及びコントローラ27に接続されている。モータコントローラ33には、信号ポートSPに接続された車両統合コントローラ5からのトルク指令値が入力される。
また、モータコントローラ33の2つのアナログ入力ポートには、パワーモジュール31を介して電圧監視部22Aの測定点と、電流センサ22Bとが接続される。モータコントローラ33は、電圧監視部22Aの測定点の電位及び電流センサ22Bの検出信号をデジタル値に変換し、電力経路28の電圧及び通過電流を検出する。
モータコントローラ33は、検出した電力経路28の電圧(インバータのDC入力間電圧)に基づいて、車両統合コントローラ5から入力されたトルク指令値に応じたトルクを推進用モータMに発生させるためのパルス信号のデューティー比を決定する。そして、決定したデューティー比のパルス信号をドライブ回路35に出力する。
但し、モータコントローラ33が検出した電力経路28の通過電流がパワーモジュール31等の耐圧に対して過電流状態である場合は、パルス信号のデューティー比をトルク指令値に応じたデューティー比よりも下げる。パルス信号のデューティー比の下げ幅は、例えば、電力経路28の通過電流の過電流状態が解消する程度とすることができる。
また、モータコントローラ33は、車両統合コントローラ5からのトルク指令値の入力がない電動車両の非走行時において、コントローラ27からインバータユニット23に供給された電源電圧VCCにより起動された場合は、自身がトルク指令値を発生する。モータコントローラ33が発生するトルク指令値は、例えば、q軸(トルク成分)を含まずd軸(磁界成分)のみを含み推進用モータMをゼロトルク駆動させる内容のトルク指令値とすることができる。
なお、モータコントローラ33は、検出した電力経路28の電圧及び通過電流を、パワーコントロールユニット1内のLANを介してコントローラ27に転送する。
ドライブ回路35は、モータコントローラ33から入力されたパルス信号に基づいて制御信号(例えば、IGBTのゲート駆動信号)を生成する。そして、生成した制御信号を、パワーモジュール31の各パワー半導体スイッチング素子の制御端子(例えば、IGBTのゲート)に出力する。この制御信号によりドライブ回路35は、パワーモジュール31の各パワー半導体スイッチング素子をオンオフ動作させる。
ドライブ回路35から制御端子に入力される制御信号により、パワーモジュール31の各パワー半導体スイッチング素子は、車両統合コントローラ5からのトルク指令値に応じたトルクを推進用モータMに出力させるパターンでオンオフ動作する。
なお、インバータユニット23は、直流電力を三相以上の多相交流電力に変換するものであってもよい(その場合のインバータの構成の説明は省略する)。
放電回路25は、平滑コンデンサ29の残留電荷を放電させる回路で、例えば、放電抵抗37と不図示の放電スイッチとの直列回路を含む構成とすることができる。この直列回路は、ジャンクションボックス19と高電圧バッテリポートHBPとを結ぶ電力経路28上の、インバータユニット23とジャンクションボックス19との間に設けられる。
放電抵抗37と放電スイッチとの直列回路は、電力経路28の正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nとの間に跨がって接続されている。不図示の放電スイッチは、通常はオフ(開放)されている。平滑コンデンサ29の残留電荷を放電回路25で放電させるときには、不図示の放電スイッチが、コントローラ27の制御によってオン(閉成)される。放電スイッチがオンされると、電力経路28の正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nとが放電抵抗37により接続されて、平滑コンデンサ29の両端子を電力経路28及び放電抵抗37により接続する放電回路25が形成される。
コントローラ27は、低電圧バッテリLBから低電圧バッテリポートLBPを経て供給される低電圧の直流電力で動作する。コントローラ27は、信号ポートSP及びインバータユニット23のモータコントローラ33の他、DCDCコンバータ21及びプラグイン用充電器CHGにも、パワーコントロールユニット1内のLANを介して接続されている。
コントローラ27は、急速充電ポートQPに急速充電器QCの充電ケーブル7が接続されて急速充電器QCとの通信が確立すると、ジャンクションボックス19のQCリレーをオンさせる。これにより、急速充電ポートQPと高電圧バッテリポートHBPとが電力経路28を介して接続されて、高電圧バッテリHBの急速充電が可能な状態となる。
また、コントローラ27は、商用電源に接続された普通充電用の充電ケーブル11が商用電源ポートCPに接続されて、充電ケーブル11のコントロールボックス17から接続確認の信号を受信すると、ジャンクションボックス19のQCリレーをオフさせる。これにより、急速充電ポートQPが電力経路28から切り離されると共に、プラグイン用充電器CHGと高電圧バッテリポートHBPとが電力経路28を介して接続されて、高電圧バッテリHBの普通充電が可能な状態となる。
なお、高電圧バッテリHBの急速充電及び普通充電のどちらが可能な状態においても、高電圧バッテリHBの充電と並行して、DCDCコンバータ21により変換された低電圧の直流電力による低電圧バッテリLBの充電が可能となる。
また、インバータユニット23により三相交流電力に変換された高電圧バッテリHBの高電圧の直流電力で推進用モータMが駆動される電動車両の走行時には、コントローラ27は、ジャンクションボックス19のQCリレーをオフさせる。そして、コントローラ27は、インバータユニット23の駆動等を開始させる。
さらに、コントローラ27は、高電圧バッテリHBの端子電圧に応じて、普通充電時の充電電流の目標値を決定し、プラグイン用充電器CHGに通知することができる。高電圧バッテリHBの端子電圧は、例えば、高電圧バッテリHBに設けた電圧センサの測定値を、車両統合コントローラ5から取得することができる。あるいは、高電圧バッテリHBの急速充電及び推進用モータMの回転が行われていないときにモータコントローラ33が電圧監視部22Aの出力から検出した電力経路28の電圧を、高電圧バッテリHBの端子電圧として取得してもよい。
また、コントローラ27は、取得した高電圧バッテリHBの端子電圧により、インバータユニット23の平滑コンデンサ29の端子間電圧(インバータのDC入力間電圧)を監視する。そして、監視したDC入力間電圧の高さに応じて、プラグイン用充電器CHGの動作を制御する。さらに、コントローラ27は、放電回路25の不図示の放電スイッチのオンオフによる平滑コンデンサ29の蓄積電荷の放電動作を制御する。
さらに、コントローラ27は、急速充電用又は普通充電用の充電ケーブル7,11の急速充電ポートQP又は商用電源ポートCPに対する接続を検出すると、その旨を、信号ポートSPに接続された車両統合コントローラ5に通知することができる。
なお、パワーコントロールユニット1内のLANは、例えば、CAN(Controller Area Network )等の通信プロトコルを用いる車載ネットワークによって構成することができる。
以上のように構成された本実施形態のパワーコントロールユニット1では、車両統合コントローラ5によりメインリレー3がオンされると、高電圧バッテリHBの高電圧の直流電力がメインリレー3を介して高電圧バッテリポートHBPに入力される。高電圧バッテリポートHBPに入力された高電圧の直流電力の一部はDCDCコンバータ21に供給され、残りは全てインバータユニット23に供給される。
DCDCコンバータ21に供給された高電圧の直流電力は、低電圧の直流電力に変換され、低電圧バッテリLBの充電用電力として低電圧バッテリポートLBPに出力される。インバータユニット23に供給された高電圧の直流電力は、インバータユニット23により三相交流電力に変換され、推進用モータMのUVWの各相のコイルにそれぞれ供給される。三相交流電力が供給された推進用モータMは、車両統合コントローラ5がアクセルの操作量に応じて決定したトルク指令値に応じた速度で回転される。
また、パワーコントロールユニット1では、電動車両の駐車中に、急速充電用の充電ケーブル7の急速充電ポートQPに対する接続をコントローラ27が検出すると、ジャンクションボックス19のQCリレーがコントローラ27によってオンされる。また、コントローラ27から通知された車両統合コントローラ5によりメインリレー3がオンされる。
QCリレーがONされると、急速充電器QCからの高電圧の直流電力が急速充電ポートQPに入力される。急速充電ポートQPに入力された高電圧の直流電力の一部はDCDCコンバータ21に供給され、残りは全て高電圧バッテリポートHBPに供給される。
DCDCコンバータ21に供給された高電圧の直流電力は、低電圧の直流電力に変換され、低電圧バッテリLBの充電用電力として低電圧バッテリポートLBPに出力される。高電圧バッテリポートHBPに供給された高電圧の直流電力は、高電圧バッテリHBの急速充電用の電力として、メインリレー3を介して高電圧バッテリHBに出力される。
さらに、パワーコントロールユニット1では、電動車両の駐車中に、商用電源に接続された普通充電用の充電ケーブル11の商用電源ポートCPに対する接続をコントローラ27が検出すると、商用電源の交流電力が商用電源ポートCPに入力される。商用電源ポートCPに入力された商用電源の交流電力は、プラグイン用充電器CHGで高電圧の直流電力に変換される。変換された高電圧の直流電力は高電圧バッテリポートHBPに供給される。高電圧バッテリポートHBPに供給された高電圧の直流電力は、高電圧バッテリHBの普通充電用の電力として、メインリレー3を介して高電圧バッテリHBに出力される。
ところで、急速充電器QCによる高電圧バッテリHBの急速充電や、プラグイン用充電器CHGによる高電圧バッテリHBの普通充電は、電動車両が駐車中のときに行われる。そして、電動車両の駐車中にコントローラ27がモータコントローラ33から取得する電力経路28の電圧及び通過電流は、高電圧バッテリHBの端子電圧及び充放電電流と見倣すことができる。即ち、電動車両の駐車中は推進用モータMが停止していて、推進用モータMが高電圧バッテリHBの電力を消費することはない。また、駐車中の電動車両は動かないことから、推進用モータMの回生電流が電力経路28を流れることもない。
そこで、コントローラ27は、電動車両の駐車中にモータコントローラ33から転送される電力経路28の電圧及び通過電流を、高電圧バッテリHBの端子電圧及び充放電電流として取得する。そして、コントローラ27は、取得した高電圧バッテリHBの端子電圧及び充放電電流を、急速充電や普通充電の充電条件の決定、充電中における高電圧バッテリHBの状態の把握等に利用することができる。
次に、コントローラ27が、高電圧バッテリHBの急速充電又は普通充電の際に、充電終了時からの一定期間に亘って停止中のインバータユニット23のパワーモジュール31を作動させて平滑コンデンサ29の蓄積電荷を放電させる場合について説明する。
図2は、コントローラ27がプログラムにしたがって実行するパワーモジュール31を高電圧バッテリHBの充電時に限定的に作動させる制御の手順の一例を示すフローチャートである。コントローラ27は、図2のフローチャートに示す手順を、周期的に繰り返し実行する。
まず、コントローラ27は、電動車両が駐車中であるか否かを確認する(ステップS1)。駐車中でない場合は(ステップS1でNO)、高電圧バッテリHBの充電が行われていないものとして、一連の処理を終了する。また、電動車両が駐車中である場合は(ステップS1でYES)、コントローラ27は、高電圧バッテリHBの充電(急速充電又は普通充電)が行われているか否かを確認する(ステップS3)。
充電が行われていない場合は(ステップS3でNO)、一連の処理を終了する。また、充電が行われている場合は(ステップS3でYES)、コントローラ27は、充電が終了したか否かを確認する(ステップS5)。充電が終了していない場合は(ステップS5でNO)、一連の処理を終了する。
一方、充電が終了した場合は(ステップS5でYES)、コントローラ27は、DCDCコンバータ21の動作を停止させる(ステップS7)。また、コントローラ27は、放電回路25の不図示の放電スイッチをオンさせて一定期間後にオフさせ、放電回路25を一定期間限定的に形成させる(ステップS9)。また、コントローラ27は、インバータユニット23に電源電圧VCCを供給し、一定期間後に供給を終了して、インバータユニット23のモータコントローラ33及びドライブ回路35によりパワーモジュール31を一定期間限定的に作動させる(ステップS11)。
放電回路25とパワーモジュール31とを限定的に形成又は作動させる一定期間は、例えば、高電圧バッテリHBの充電中に電荷が蓄積されたインバータユニット23の平滑コンデンサ29がこの期間中に放出できる電荷量に基づいて決定することができる。詳しくは、放電回路25での放電とパワーモジュール31のパワー半導体スイッチング素子のスイッチング損失とで、充電中の蓄積電荷を消費した平滑コンデンサ29の端子間電圧が一定の電圧まで下がるのに要する期間を、実測又は計算により求め、これを一定期間の目安にすることができる。
また、一定期間の長さは固定でなく可変であってもよい。その場合、一定期間を、例えば、平滑コンデンサ29の端子間電圧が実際に一定の値まで下がると終了する期間とすることができる。
平滑コンデンサ29の端子間電圧は、例えば、上述した強電監視部22の電圧監視部22Aの出力を用いて、モータコントローラ33で検出することができる。即ち、電動車両の駐車中には、パワーモジュール31が停止している。そして、高電圧バッテリHBの急速充電及び普通充電がいずれも行われていないときには、メインリレー3とジャンクションボックス19内のQCリレーとがいずれもオフされている。この状態で、放電抵抗37により電力経路28の正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nとが接続されると、両ライン28P,28Nの間に平滑コンデンサ29の端子間電圧の電位差が現れるはずである。
このため、放電回路25における平滑コンデンサ29の放電中に、モータコントローラ33から転送される電力経路28の電圧は、平滑コンデンサ29の端子間電圧と見倣すことができる。そこで、図2のフローチャートのステップS9及びステップS11の手順において、モータコントローラ33から転送される電力経路28の電圧が一定の値まで下がるまで、放電回路25の形成及びパワーモジュール31の作動を一定時間継続するようにしてもよい。
なお、ステップS9の放電回路25を一定期間形成させる手順と、ステップS11のインバータユニット23に電源電圧VCCを一定期間供給する手順とは、順番を入れ替えてもよく、同時に実行してもよい。また、ステップS7のDCDCコンバータ21の動作を停止させる手順は、ステップS9及びステップS11の手順と同時に行ってもよい。しかし、充電終了後に平滑コンデンサ29の蓄積電荷量をさらに増やしてしまわないように、ステップS9及びステップS11の手順の後にステップS7の手順を行うのは、少なくとも避けた方がよい。そして、ステップS11までの手順を終えたら、一連の処理を終了する。
このように本実施形態では、本来ならば、電動車両の走行時以外は車両統合コントローラ5から電源電圧VCCが供給されず作動しないパワーモジュール31が、高電圧バッテリHBの充電終了時に一定期間だけ、コントローラ27からの電源電圧VCCの供給を受けて作動する。充電終了時のパワーモジュール31は、モータコントローラ33の制御でドライブ回路35が出力するパルス信号により作動し、推進用モータMをゼロトルク駆動させる。
したがって、パワーモジュール31は、ゼロトルク駆動により推進用モータMを殆ど回転させることなく、各パワー半導体スイッチング素子のオンオフ動作で発生したスイッチング損失により、平滑コンデンサ29の蓄積電荷を消費する。
なお、高電圧バッテリHBの充電終了時には、電力経路28の正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nとを放電抵抗37で接続した放電回路25も一定期間形成される。したがって、高電圧バッテリHBの充電終了時から一定期間の間には、パワーモジュール31における平滑コンデンサ29の蓄積電荷の消費と併せて、放電回路25における平滑コンデンサ29の放電が行われる。
そして、充電終了時に作動したパワーモジュール31は、充電中に電荷が蓄積された平滑コンデンサ29の端子間電圧が一定電圧に低下するまで一定期間作動した後、コントローラ27からの電源電圧VCCの供給終了に伴い停止する。
このため、充電中に平滑コンデンサ29に蓄積される電荷を、パワーモジュール31のスイッチング損失による消費も利用して、充電終了後から限られた時間が経過するまでの間に十分に放出させるために、インバータユニット23のパワーモジュール31を充電中から作動させておかなくても済むようになる。
つまり、パワーモジュール31を作動させて高電圧バッテリHBの直流電力を交流に変換する必要がある電動車両の走行時(推進用モータMの回転中)以外の、高電圧バッテリHBの急速充電又は普通充電中に、パワーモジュール31を作動させる必要がなくなる。よって、パワーモジュール31のパワー半導体スイッチング素子の耐久時間が、パワーモジュール31による電力変換を必要としない高電圧バッテリHBの充電中に必要以上に消費されて減ってしまうのを抑制することができる。また、パワーモジュール31による電力消費も、高電圧バッテリHBの充電中の作動によって必要以上に増えてしまうのを抑制できる。
ところで、以上に説明した実施形態では、電源ポートPPに接続された車両統合コントローラ5が、電動車両の走行中にインバータユニット23に電源電圧VCCを供給し、低電圧バッテリLBから電源電圧VCCの供給を受けたコントローラ27が、電動車両の充電中にインバータユニット23に電源電圧VCCを供給するものとした。つまり、電動車両の状態によって、車両統合コントローラ5とコントローラ27とのどちらかが、モータコントローラ33及びドライブ回路35に電源電圧VCCを供給してインバータユニット23のパワーモジュール31を作動させる構成とした。
このように、電動車両の状態によって異なる要素がパワーコントロールユニット1の1つの要素を動作させる構成は、他にも考えられる。その一例として、2つの要素が電動車両の状態によって平滑コンデンサ29の放電に関する要素を動作させる構成について説明する。
図3は本発明の参考例に係る電動車両のパワーコントロールユニットを示すブロック図である。図3に示す参考例のパワーコントロールユニット1Aでは、図1に示す先の実施形態のパワーコントロールユニット1における、高電圧バッテリHBの充電終了時から一定期間、コントローラ27からインバータユニット23に電源電圧VCCを供給する構成を、省略している。
また、図3のパワーコントロールユニット1Aは、ジャンクションボックス19のQCリレーのオンオフを、コントローラ27に加えてインバータユニット23のモータコントローラ33が行えるようにした点で、図1のパワーコントロールユニット1とは異なる構成を有している。
さらに、図3のパワーコントロールユニット1Aでは、放電回路25にもう一組の放電抵抗39と不図示の放電スイッチとの直列回路を追加した点で、図1のパワーコントロールユニット1とは異なる構成を有している。
なお、放電抵抗37と放電スイッチとの直列回路の一端は、ジャンクションボックス19(のQCリレー)を挟んだ高電圧バッテリポートHBP側で、電力経路28の正極(P極)ライン28Pと接続されている。また、他端は、ジャンクションボックス19(のQCリレー)を挟んだ急速充電ポートQP側で、電力経路28の負極(N極)ライン28Nと接続されている。
これに対し、放電抵抗39と放電スイッチとの直列回路の一端は、ジャンクションボックス19(のQCリレー)を挟んだ急速充電ポートQP側で、電力経路28の正極(P極)ライン28Pと接続されている。また、他端は、ジャンクションボックス19(のQCリレー)を挟んだ高電圧バッテリポートHBP側で、電力経路28の負極(N極)ライン28Nと接続されている。
図4は本参考例のパワーモジュール31の詳細な構成を示す回路図である。図4に示すように、インバータユニット23のパワーモジュール31は、推進用モータMの各相のコイル(図示せず)に対応する上アーム及び下アームのパワー半導体スイッチング素子を有している。本参考例のパワーモジュール31は、パワー半導体スイッチング素子として、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor 、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)Q1〜Q6を用いている。
各相の上アームのIGBTQ1〜Q3と下アームのIGBTQ4〜Q6とは、正極(P極)ライン31Pと負極(N極)ライン31Nとの間に推進用モータMへの出力線31U,31V,31Wを挟んで直列に接続されている。正極(P極)ライン31P及び負極(N極)ライン31Nには、メインリレー3、電力経路28の正極(P極)ライン28P及び負極(N極)ライン28N、平滑コンデンサ29を介して、高電圧バッテリHBからの高電圧の直流電力が供給される。
なお、図3のブロック図では、平滑コンデンサ29につながるパワーモジュール31の正極(P極)ライン31P及び負極(N極)ライン31Nを、UVWの3相に分けてそれぞれ記載している。しかし、図4の回路図では、UVWの各相の正極(P極)ライン31P及び負極(N極)ライン31Nを、模式的に1本の線でそれぞれ示している。
そして、図5では、図3のジャンクションボックス19内に設けられたQCリレー41が記載されている。QCリレー41は、急速充電ポートQPから入力される急速充電用の直流電力の平滑コンデンサ29に対する出力を許容、遮断する。QCリレー41は、電力経路28の正極(P極)ライン28P上のリレー43と、負極(N極)ライン28N上のリレー45とを有している。
図3に示す放電回路25は、図5に示すように、QCリレー41のリレー43,45を設けた電力経路28の正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nとの間を接続する2つの放電ライン47,49のうちどちらか一方で構成される。放電回路25を構成するのは、リレー43,45がオンされたどちらか一方の放電ライン47,49となる。各放電ライン47,49上にはそれぞれ放電抵抗37,39が設けられている。放電抵抗37,39の抵抗値は任意である。
なお、放電抵抗37が設けられた放電ライン47は、正極(P極)ライン28Pのリレー43よりも平滑コンデンサ29側と、負極(N極)ライン28Nのリレー45よりも急速充電ポートQP側とを接続する。
また、放電抵抗39が設けられた放電ライン49は、負極(N極)ライン28Nのリレー45よりも平滑コンデンサ29側と、正極(P極)ライン28Pのリレー43よりも急速充電ポートQP側とを接続する。
コントローラ27は、急速充電ポートQPに急速充電器QCの充電ケーブル7が接続されて、急速充電器QCとの通信が確立すると、メインリレー3とQCリレー41の各リレー43,45とをオンさせる。
また、コントローラ27は、商用電源ポートCPに普通充電用の充電ケーブル11が接続されて、接続確認の信号を受信すると、QCリレー41の各リレー43,45をオフさせると共に、メインリレー3をオンさせて、プラグイン用充電器CHGを介した普通充電を許容する。
さらに、高電圧バッテリHBの高電圧の直流電力がインバータユニット23のパワーモジュール31で三相交流電力に変換され、それが供給された推進用モータMが駆動される電動車両の走行時には、コントローラ27は、QCリレー41の各リレー43,45をオフ状態にし、その後、メインリレー3をオンさせてから、パワーモジュール31等の駆動を開始させる。DCDCコンバータ21により低電圧に変換された高電圧バッテリHBの電力で低電圧バッテリLBが充電される際にも、コントローラ27は同様のことを行う。
また、コントローラ27は、電圧印加中に平滑コンデンサ29に蓄積された電荷を放出する放電時に、メインリレー3をオフさせた後、QCリレー41のリレー43,45のうちどちらか一方をオンさせ、他方をオフに維持する。
具体的には、例えばコントローラ27がリレー43をオンさせてリレー45をオフに維持した場合は、図6(a)の回路図に示すように、平滑コンデンサ29の正極から正極(P極)ライン28P、リレー43、放電ライン49、放電抵抗39及び負極(N極)ライン28Nを経て平滑コンデンサ29の負極に至る放電回路25が形成される。
一方、例えばコントローラ27がリレー45をオンさせてリレー43をオフに維持した場合は、図6(b)の回路図に示すように、平滑コンデンサ29の正極から正極(P極)ライン28P、放電ライン47、放電抵抗37、リレー45及び負極(N極)ライン28Nを経て平滑コンデンサ29の負極に至る放電回路25が形成される。
そして、平滑コンデンサ29の放電時に、いずれの放電ライン47,49を選択しても、QCリレー41の両方のリレー43,45がコントローラ27の制御により同時にオンにされることはない。このため、平滑コンデンサ29の放電時における急速充電ポートQPは、平滑コンデンサ29側と電気的に接続された活電状態にはならない。
なお、平滑コンデンサ29の放電時に急速充電ポートQPを活電状態にしない構成としているのは、次のような理由によるものである。
即ち、パワーモジュール31やDCDCコンバータ21の駆動終了後に、平滑コンデンサ29の放電を開始しようとしてメインリレー3をオフにしても、そのときの平滑コンデンサ29の電圧は、高電圧バッテリHBの電圧と実質的に等価となっている。
そこで、平滑コンデンサ29が高電圧バッテリHBと実質的に等価な電圧となっている状態で急速充電ポートQPが開蓋された場合の、作業時の安全性を確保するために、平滑コンデンサ29の放電時に急速充電ポートQPを活電状態にしない構成を採用している。
本参考例では、平滑コンデンサ29の放電時に、コントローラ27の制御によって、QCリレー41のリレー43,45のうちどちらか一方をオフ状態に維持しているため、急速充電ポートQPの露出可能な急速充電コンセントに平滑コンデンサ29の高電圧(高電圧バッテリHBの電圧と等価な電圧)が現れる状態となるのを確実に防ぐことができる。
その上で、平滑コンデンサ29の放電回路25を、新規のリレーを増設せずに既存のQCリレー41(のリレー43,45)を用いて構成することができる。また、平滑コンデンサ29が蓄積電荷の放電を行わない電動車両の走行状態(乗車状態)において、放電抵抗37,39を正極(P極)ライン28Pや負極(N極)ライン28Nから切り離して消費電力を抑えることができる。
なお、平滑コンデンサ29の蓄積電荷を放電する毎に、コントローラ27がQCリレー41のリレー43,45を交互にオンさせるようにしてもよい。そのようにすれば、片方のリレー43,45が偏ってオンオフされて一方の劣化だけが進むのを防ぐことができる。
また、放電ライン47及び放電ライン49のどちらか一方を省略して、放電ライン47を省略した場合はQCリレー41のリレー45だけを、放電ライン49を省略した場合はQCリレー41のリレー43だけを、平滑コンデンサ29の放電時に毎回オンさせる構成としてもよい。
ところで、が配置される正極(P極)ライン28Pや負極(N極)ライン28Nは、急速充電器QCから平滑コンデンサ29への高電圧の直流電力の供給経路である。このような正極(P極)ライン28Pや負極(N極)ライン28N上でオンオフされるQCリレー41の各リレー43,45は、オンオフを繰り返すうちにオン状態で固着してしまう可能性がある。
仮に、平滑コンデンサ29の放電時にコントローラ27がQCリレー41のリレー43をオンさせた場合に、コントローラ27が制御上オフさせているQCリレー41のもう一方のリレー45がオン状態で固着していると、正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nの両リレー43,45が同時にオン状態となる。
すると、急速充電ポートQPが平滑コンデンサ29と接続された活電状態となり、高電圧バッテリHBの電圧と等価な平滑コンデンサ29の高電圧が急速充電ポートQPに現れる状態となる。平滑コンデンサ29の放電時には、急速充電ポートQPに急速充電器QCの充電ケーブル7が接続されないので、急速充電ポートQPが開蓋された場合の作業時の安全性を確保する必要がある。
このため、QCリレー41のリレー43,45を利用して平滑コンデンサ29の放電回路25を形成する場合は、リレー43,45がオン状態で固着しているかどうかを診断できるようにすることが望ましい。
本参考例のパワーコントロールユニット1Aでは、QCリレー41のリレー43,45を利用して平滑コンデンサ29を放電させるのに当たって、リレー43,45がオン状態で固着しているかどうかを診断できるようにするための構成を実現することができる。以下、リレー43,45のオン固着を診断するのに必要な構成、手順等について説明する。
まず、リレー43,45のオン固着を診断できるようにするために、放電ライン47,49上の放電抵抗37,39の抵抗値を異ならせる必要がある。放電抵抗37,39の抵抗値が異なっていれば、正極(P極)ライン28Pのリレー43と負極(N極)ライン28Nのリレー45のうちどれがオン固着しているかによって、平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差が異なるパターンで変動するからである。
なお、以下の説明では、放電ライン47上の放電抵抗37の抵抗値よりも放電ライン49上の放電抵抗39の抵抗値を大きくしているものとする。
そして、電動車両の走行停止に伴いコントローラ27が正極(P極)ライン28Pと負極(N極)ライン28Nの両リレー43,45を制御上オフさせた際に、平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差に生じる変動パターンを取得する。このとき、電位差の変動パターンは、メインリレー3がオフされている状態で取得する。
平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差は、電動車両が上述した状態にあるときの、モータコントローラ33が検出した電力経路28の電圧から、取得することができる。この状態においてモータコントローラ33が電圧監視部22Aの出力から検出する電圧は、平滑コンデンサ29の端子間電圧と見倣すことができるからである。
取得した平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差が変化しなければ、どちらのリレー43,45もオン固着していないと判断することができる。一方、平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差が変化したら、どちらかのリレー43,45又は両方のリレー43,45がオン固着していると判断することができる。そして、どのリレー43,45がオン固着しているかは、平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差変化の傾斜から、特定することができる。
なお、オン固着診断の詳細な内容は、本出願人らが過去に出願し先行文献として本明細書に記載した特開2018−207269号公報の記載を参照されたい。
上述したように、平滑コンデンサ29の放電回路25を形成する際にオンオフさせるQCリレー41のリレー43,45のオン固着診断は、平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差の変化を監視することで実行することができる。その際に、平滑コンデンサ29の端子間電圧と見倣すことができる、電圧監視部22Aの出力からモータコントローラ33が検出する電圧を利用するのであれば、モータコントローラ33がQCリレー41のリレー43,45をオンオフさせるのが、極めて合理的である。
そこで、本参考例では、図3に示すように、コントローラ27によってオンオフさせることができるジャンクションボックス19のQCリレー41(リレー43,45)を、インバータユニット23のモータコントローラ33からもオンオフさせることができるようにしている。
電圧監視部22Aの出力から平滑コンデンサ29の正負両極間の電位差(端子間電圧)を検出できるモータコントローラ33が、リレー43,45を自らオンオフさせることができれば、リレー43,45のオン固着診断処理を、これまでリレー43,45のオンオフを一手に行ってきたコントローラ27と連携して行う必要がなくなる。このため、診断処理がスムーズに行え、また、モータコントローラ33が検出した平滑コンデンサ29の端子間電圧をそのまま診断に反映させることができるので、オン固着診断を高い精度で行うことができる。
なお、QCリレー41(リレー43,45)のオンオフについてコントローラ27の制御とモータコントローラ33の制御とが衝突しないように、パワーコントロールユニット1内のLAN上で制御権を取得した方が制御権を有している間(有限期間)、QCリレー41(リレー43,45)をオンオフさせることができるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、パワーコントロールユニット1が、急速充電器QCから高電圧バッテリHBへの電力経路28上で急速充電用の電力の高電圧バッテリHBへの供給をオンオフする不図示のQCリレーを有するジャンクションボックス19と、普通充電用の電力を高電圧バッテリHBに供給するプラグイン用充電器CHGとを、充電電力供給部として有している場合について説明した。
しかし、パワーコントロールユニット1が有する高電圧バッテリHBの充電電力供給部は、急速充電と普通充電とのどちらか一方のユニットのみであってもよい。
本発明は、モータを推進源に用いる車両のパワーコントロールユニットにおいて利用することができる。
1,1A パワーコントロールユニット
3 メインリレー(M/R)
5 車両統合コントローラ
7 急速充電器の充電ケーブル
9 コネクタ
11 普通充電用の充電ケーブル
13 コネクタ
15 プラグ
17 コントロールボックス
19 ジャンクションボックス(J/B、充電電力供給部)
21 DCDCコンバータ
22 強電監視部
22A 電圧監視部
22B 電流センサ
23 インバータユニット
25 放電回路
27 コントローラ
28 電力経路(高電圧ライン)
28N 電力経路の負極(N極)ライン
28P 電力経路の正極(P極)ライン
29 平滑コンデンサ
31 パワーモジュール(インバータ回路)
31N パワーモジュールの負極(N極)ライン
31P パワーモジュールの正極(P極)ライン
31U,31V,31W パワーモジュールの出力線
33 モータコントローラ(駆動部)
35 ドライブ回路(駆動部)
37,39 放電抵抗
41 QCリレー
43,45 リレー
47,49 放電ライン
ACC 補機
CHG プラグイン用充電器(充電電力供給部)
CP 商用電源ポート
HB 高電圧バッテリ
HBP 高電圧バッテリポート
LB 低電圧バッテリ
LBP 低電圧バッテリポート
M 推進用モータ
PP 電源ポート
QC 急速充電器
QP 急速充電ポート
SP 信号ポート
VCC 電源電圧

Claims (4)

  1. 高電圧バッテリ(HB)の充放電電力を降圧させて、補機(ACC)の電源である低電圧バッテリ(LB)に供給するDCDCコンバータ(21)と、
    前記高電圧バッテリ(HB)の充放電電力を平滑化する平滑コンデンサ(29)と、
    前記平滑コンデンサ(29)が平滑化した前記高電圧バッテリ(HB)の放電電力を交流に変換して推進用モータ(M)に供給するインバータ回路(31)と、
    前記推進用モータ(M)の駆動時に前記インバータ回路(31)を作動させる駆動部(33,35)と、
    前記高電圧バッテリ(HB)に充電用電力を供給する充電電力供給部(19,CHG)と、
    前記充電電力供給部(19,CHG)による前記充電用電力の前記高電圧バッテリ(HB)に対する供給終了時に、前記駆動部(33,35)により前記インバータ回路(31)を一定期間作動させるコントローラ(27)と、
    を備えるパワーコントロールユニット(1)。
  2. 前記コントローラ(27)は、前記平滑コンデンサ(29)の蓄積電荷の放電期間の間、前記駆動部(33,35)により前記インバータ回路(31)を作動させる請求項1記載のパワーコントロールユニット(1)。
  3. 前記コントローラ(27)は、前記DCDCコンバータ(21)の停止中に前記駆動部(33,35)により前記インバータ回路(31)を前記一定期間作動させる請求項1又は2記載のパワーコントロールユニット(1)。
  4. 前記コントローラ(27)は、前記駆動部(33,35)に電源用電力(VCC)を前記一定期間供給することで、前記推進用モータ(M)の非駆動時に前記駆動部(33,35)により前記インバータ回路(31)を一定期間作動させる請求項1、2又は3記載のパワーコントロールユニット(1)。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10304676A (ja) * 1997-04-23 1998-11-13 Toyota Motor Corp インバータ内部コンデンサの放電装置
JP2018207269A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 カルソニックカンセイ株式会社 放電装置

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