JP2020150045A - 基板処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省エネルギ化と電力の安定供給を同時に実現可能な構成を提供することにある。【解決手段】工場設備から電力が供給される第1電力供給ラインと、一側面に排熱部が接触するよう取り付けられ、反対側面に冷却装置が設置されるように構成されている補助発電システムで発生された電力が供給される第2電力供給ラインと、第1電力供給ラインと第2電力供給ラインを切り替える切替制御部と、を有する構成が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、基板処理装置および半導体装置の製造方法に関する。
近年、環境変動や気候変動等の問題により、半導体製造工場においても環境負荷の低減が求められており、省エネルギ対策が進められている。このため、例えば、特許文献1では、水素含有ガスと酸素含有ガスを燃焼させる燃料電池により電力を発電すると共に、燃料電池で生じた水および排熱(水蒸気)を利用してガスタービンや蒸気タービンにより発電を行い、省エネルギ化を図ることが考えられている。また、特許文献2では、反応容器からの排熱を利用して蒸気タービンにより発電を行い、省エネルギ化を図ることが考えられている。
特開2012−253314号公報 特開2014−55558号公報
半導体製造装置など加熱機構がある基板処理装置において、排熱を利用する補助発電システムを用いる場合、排熱が無い状態では電力を供給することができない。また、上記電力を蓄積するバッテリーがある場合においても、起動時や充電量が不十分な状態では安定的に電力を供給することができない。
本開示の課題は、省エネルギ化と電力の安定供給を同時に実現可能な構成を提供することにある。
本開示の一態様によれば、
工場設備から電力が供給される第1電力供給ラインと、
一側面に排熱部が接触するよう取り付けられ、反対側面に冷却装置が設置されるように構成されている補助発電システムで発生された電力が供給される第2電力供給ラインと、
前記第1電力供給ラインと前記第2電力供給ラインを切り替える切替制御部と、を有する構成が提供される。
本開示によれば、省エネルギ化と電力の安定供給を同時に実現することができる。
本開示の実施形態に係る基板処理装置の概略構成図である。 本開示の実施形態に係る熱電発電ユニット部の構成図である。 本開示の実施形態に係る電源切替制御部のブロック図である。 本開示の実施形態に係る電源切替制御のフローチャートである。 本開示の実施形態に係る冷却システムの概略構成図である。 本開示の実施形態に係る冷却システムのブロック図である。 本開示の実施形態に係る冷却システムのフローチャートである。 本開示の実施形態の変形例に係る冷却システムの概略構成図である。 本開示の実施形態に係る基板処理装置の処理炉の縦断面図である。
以下、本開示の実施形態および変形例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。
(基板処理装置)
本開示の実施形態に係る基板処理装置の構成について図1を用いて説明する。
図1に示すように、実施形態に係る基板処理装置100は、基板を加熱して処理する処理炉202と、処理炉202の廃熱を利用するための排熱部310と、供給される電力を切り替える切替制御部330と、交流電力を直流に変換して切替制御部330に直流電力を供給する電源ユニット340と、切替制御部330から直流電力が供給される電装品を格納する格納ボックス350と、を備える。基板処理装置100は、さらに、格納ボックス350を冷却する冷却ユニット360が設けられている。
排熱部310は、処理炉202に導入されるガスを加熱して熱を吸収する供給配管や処理炉202内の処理済みのガス等を排出する排気配管等で構成されている。排熱部310は処理炉202内に導入するガスを加熱する加熱部の熱を排出する高温部でもよいし、処理炉202内の処理済みのガス等を排出する排気配管を加熱する加熱部の熱を排出する高温部でもよい。排熱部310には補助発電システムである熱電発電ユニット320が接触するように設けられている。
熱電発電ユニット320で発生された直流電力(図ではDC電源の記載)は第2電力供給ライン382を介して切替制御部330に供給される。また、例えば、半導体製造工場の設備電源400から供給される交流電力(図ではAC電源の記載)は第1電力供給ライン371を介して切替制御部330に供給される。第1電力供給ライン381では基板処理装置100内の電源ユニット340でAC電源をDC電源に変換される。切替制御部330はDC電源を電装品351および冷却ユニット360に供給する。
格納ボックス350はステンレス等のパネルで構成した直方体形状であり、一面には扉が設けられ、後述する基板処理装置用コントローラ240(図5参照)を構成する電子部品やPLC(programmable logic controller)が格納されるコントローラボックス、後述する圧力センサを含む各種センサ等が格納されるガスボックスや排気ボックス等を含む。そして、それぞれの格納ボックス350内に設けられるPLC等の複数の電装品351を格納する。また、格納ボックス350は必要に応じて吸気口363および排気ファン366を有する冷却ユニット360により冷却される。
(熱電発電ユニット)
図2に示すように、熱電発電ユニット320は、その一側面を排熱部310の配管等の高温部に接触するように設けられ、複数接続される熱電発電モジュール321と、熱電発電モジュール321の反対側面に接触するように設けられる冷却装置322と、を備える。熱電発電モジュール321は物質の一端と他端に温度差を与えることで起電力が発生するゼーベック効果を利用した熱電発電素子で構成される。冷却装置322は、例えばラジエータ用冷却水を循環させるヒートシンク、熱電発電ユニット320で発電した電力を用いたファン、圧縮による液化・放熱、及び気化・吸熱を繰り返して冷却する冷媒である。このように、熱電発電ユニット320は、熱電発電モジュール321の両側面間の温度勾配を大きくし、熱電発電モジュール321の発電量を大きくすることが可能である。
(切替制御部)
切替制御部の構成および動作について図3、4を用いて説明する。
図3に示すように、切替制御部330は電源切替モジュール331と昇圧器332と制御部333とを備える。昇圧器332は熱電発電ユニット320の出力電圧を電装品351の使用電圧まで昇圧する。昇圧器332で昇圧されたDC電源(DC電源1)及び電源ユニット340で変換されたDC電源(DC電源2)は電源切替モジュール331に入力される。昇圧器332の前段に熱電発電ユニット320で発生された電力を充電するバッテリーを組み込んでもよい。ここで、電源切替モジュール331はMOSFETリレー等で構成され、DC電源1とDC電源2を選択的にDC電源3に導通させる。なおMOSFETの特性上、DC電源1やDC電源2の電位がDC電源3よりも高いときは、導通しうる。
制御部333は熱電発電ユニット320の出力電圧を監視し、図4に示すように、監視電圧に基づいて電装品351に供給する電源を切り替えるよう電源切替モジュール331を制御する。なお、制御部333は昇圧器332の出力電圧を監視してもよい。
具体的には、基板処理装置100が起動され(ステップS11)、電源ユニット340からDC電源が供給される(ステップS12)。制御部333は熱電発電ユニット320の出力電圧の監視を開始し(ステップS13)、監視電圧が閾値以上かどうかを判断する(ステップS14)。監視電圧が閾値以上の場合(Y)、電源切替モジュール331は熱電発電ユニット320からのDC電源を昇圧したDC電源1をDC電源3として出力する。監視電圧が閾値未満の場合(N)、電源切替モジュール331は電源ユニット340からのDC電源2をDC電源3として出力する。
このように本実施形態によれば、廃熱を基板処理装置100内で有効活用することができるだけでなく、廃熱が無いあるいは少ない状態でも各種電装品351に安定してDC電源3を供給することができる。
(冷却システム)
冷却システムの構成について図5、6を用いて説明する。
図5に示すように、基板処理装置完成後でも設置できるよう格納ボックス350の外部(図5では格納ボックス350の上)に冷却ユニット360が設けられる。冷却ユニット360はステンレス等のパネルで構成した直方体形状であり、パネル362側にダクト371,372の一端がそれぞれ接続される。格納ボックス350のパネル352側にダクト371,372の他端がそれぞれ接続される。冷却ユニット360、ダクト371,372および格納ボックス350により冷却システムが構成される。このように、冷却ユニット360を格納ボックス350本体と分離型とすることで、組み立て後に格納ボックス350内の温度が問題になった場合でも、あとから冷却ユニット360を取り付けて格納ボックス350内の温度を下げ、電装品351の寿命を延ばすことができる。
図6に示すように、格納ボックス350のパネル352には吸気口(給気口)353および排気口354が設けられ、吸気口353および排気口354にはそれぞれダクト371,372が接続される。格納ボックス350には格納ボックス内の温度を検知する温度センサ357が設けられている。
冷却ユニット360のパネル361には吸気口363および排気口364が設置され、パネル362には開口365a,365bが設けられる。冷却ユニット360は、排気口364に設置される排気ファン366と、吸気口363から供給された空気を開口365aに導く冷却エリア部367と、冷却エリア部を冷却する冷却装置368と、冷却装置368および排気ファン366を制御する制御部369と、を備える。冷却エリア部367の開口365a側はダクト371に接続され、排気ファン366の開口365b側はダクト372に接続される。
排気ファン366は制御部369により制御され、ダクト372を介して強制的に格納ボックス350内の空気を格納ボックス350の外部に排出する。
冷却エリア部367は、例えば吸気口363とダクト371とに接続されるパイプであり、冷却装置368は冷却エリア部367の少なくとも一部を覆っている。冷却装置368は制御部369により制御され、例えばペルチェ素子を備え、格納ボックス350に導入する空気を冷却エリア部367であらかじめ冷却する。冷却装置368は冷却装置322と同様なものであってもよい。
なお、格納ボックス350の吸気口353側のダクト371は冷却ユニット360ではなく、格納ボックス350内部より温度の低い雰囲気部に設置し、温度の低い空気を導入できる構成でもよい。
格納ボックス350の吸気口353および排気口354の内側に風向調整板355,356を取り付けてもよい。例えば、風向調整板355,356を手動で動かすことにより、格納ボックス350の内部の気流を調整することが可能であり、熱の滞留を低減すること可能である。
なお、冷却ユニット360に設けるファンは排気ファンではなく給気ファンでもよいし、排気ファンおよび給気ファン両方を設けてもよい。給気ファンは冷却装置の代わりに設けてもよいし、冷却装置と共に設けてもよい。
冷却システムの動作について図7を用いて説明する。
格納ボックス350内に温度センサ357を設置し、格納ボックス350内の温度を監視し、図7に示すように監視温度によって排気ファン366及び冷却装置368を制御する。
具体的には、基板処理装置100が起動され(ステップS21)、制御部369は温度センサ357によって格納ボックス350内の温度の監視を開始する(ステップS22。制御部369は監視温度が第一閾値以上かどうかを判断し(ステップS23)、監視温度が第一閾値以上の場合(Y)、制御部369は排気ファン366の動作を開始して温度センサ357の検知結果に基づいて例えば排気ファン366の回転数を制御する(ステップS24)。ステップS23において、監視温度が第一閾値未満の場合(N)、制御部369は排気ファン366を停止状態にする(ステップS25)。
ステップS24の後、制御部369は監視温度が第二閾値以上かどうかを判断し(ステップS26)、監視温度が第二閾値以上の場合(Y)、制御部369は冷却装置368の動作を開始して温度センサ357の検知結果に基づいて例えばペルチェ素子に供給する電流量を制御する(ステップS27)。ステップS26において、監視温度が第二閾値未満の場合(N)、制御部369は冷却装置368を停止状態にする(ステップS25)。
また、格納ボックス350内温度を監視して排気ファン366、冷却装置368を制御することで、格納ボックス350内温度が低い状態では制御を停止させ、消費電力を抑えることができる。
次に、実施形態の変形例に係る冷却システムについて図8を用いて説明する。
図8に示すように、冷却ユニット360は、格納ボックス350のパネル352に直接設置するパネル一体型としてもよい。この場合、ダクト371,372は不要となる。
(処理炉の構成)
本実施形態にかかる処理炉202の構成について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、処理炉202は、反応管としてのプロセスチューブ203を備えている。プロセスチューブ203は、内部反応管としてのインナーチューブ204と、その外側に設けられた外部反応管としてのアウターチューブ205と、を備えている。インナーチューブ204は、例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。インナーチューブ204内の筒中空部には、基板としてのウエハ200を処理する処理室201が形成されている。処理室201はボート217を収容可能なように構成されている。アウターチューブ205は、インナーチューブ204と同心円状に設けられている。アウターチューブ205は、内径がインナーチューブ204の外径よりも大きく、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。アウターチューブ205は、例えば石英または炭化シリコン等の耐熱性材料からなる。
プロセスチューブ203の外側には、プロセスチューブ203の側壁面を囲うように、加熱機構としてのヒータ206が設けられている。ヒータ206は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース251に支持されることにより垂直に据え付けられている。
アウターチューブ205の下方には、アウターチューブ205と同心円状になるように、マニホールド209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス等からなり、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209は、インナーチューブ204の下端部とアウターチューブ205の下端部とにそれぞれ係合しており、これらを支持するように設けられている。なお、マニホールド209とアウターチューブ205との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベース251に支持されることにより、プロセスチューブ203は垂直に据え付けられた状態となっている。プロセスチューブ203とマニホールド209により反応容器が形成される。
シールキャップ219には、ガス導入部としてのノズル230が処理室201に連通するように接続されている。ノズル230の上流端には、ガス供給管232の下流端が接続されている。ガス供給管232の上流側(ノズル230との接続側と反対側)には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241を介して、図示しない処理ガス供給源や不活性ガス供給源等が接続されている。MFC241には、ガス流量制御部235が電気的に接続されている。ガス流量制御部235は、処理室201に供給するガスの流量が所望のタイミングにて所望の流量となるように、MFC241を制御するように構成されている。
マニホールド209には、処理室201の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231は、インナーチューブ204とアウターチューブ205との隙間によって形成される筒状空間250の下端部に配置されており、筒状空間250に連通している。排気管231の下流側(マニホールド209との接続側と反対側)には、圧力検出器としての圧力センサ245、例えばAPC(Auto Pressure Controller)として構成された圧力調整装置242、真空ポンプ等の真空排気装置246が上流側から順に接続されている。圧力調整装置242及び圧力センサ245には、圧力制御部236が電気的に接続されている。圧力制御部236は、圧力センサ245により検出された圧力値に基づいて、処理室201の圧力が所望のタイミングにて所望の圧力となるように、圧力調整装置242を制御するように構成されている。
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、マニホールド209の下端に垂直方向下側から当接されるようになっている。シールキャップ219は、例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。シールキャップ219の中心部付近であって処理室201の反対側には、ボートを回転させる回転機構254が設置されている。回転機構254の回転軸255は、シールキャップ219を貫通してボート217を下方から支持している。回転機構254は、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させることが可能なように構成されている。シールキャップ219は、プロセスチューブ203の外部に垂直に設備された昇降機構としてのボートエレベータ115によって、垂直方向に昇降されるように構成されている。シールキャップ219を昇降させることにより、ボート217を処理室201内外へ搬送することが可能なように構成されている。回転機構254及びボートエレベータ115には、メカ制御部238が電気的に接続されている。メカ制御部238は、回転機構254及びボートエレベータ115が所望のタイミングにて所望の動作をするように、これらを制御するように構成されている。
上述したように、基板保持具としてのボート217は、複数枚のウエハ200を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持するように構成されている。ボート217は、例えば石英や炭化シリコン等の耐熱性材料からなる。ボート217の下部には、例えば石英や炭化シリコン等の耐熱性材料からなる円板形状をした断熱部材としての断熱板216が水平姿勢で多段に複数枚配置されており、ヒータ206からの熱がマニホールド209側に伝わりにくくなるように構成されている。
プロセスチューブ203内には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。ヒータ206と温度センサ263とには、電気的に温度制御部237が接続されている。温度制御部237は、温度センサ263により検出された温度情報に基づいて、処理室201の温度が所望のタイミングにて所望の温度分布となるように、ヒータ206への通電具合を調整するように構成されている。
ガス流量制御部235、圧力制御部236、メカ制御部238、温度制御部237は、基板処理装置全体を制御する主制御部としての表示装置制御部239に電気的に接続されている。これら、ガス流量制御部235、圧力制御部236、メカ制御部238、温度制御部237、及び主制御部としての表示装置制御部239は、基板処理装置用コントローラ240として構成されている。
(処理炉の動作)
続いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として、上記構成に係る処理炉202を用いてCVD法によりウエハ200上に薄膜を形成する方法について、図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、基板処理装置100を構成する各部の動作は基板処理装置用コントローラ240により制御される。
[基板搬入工程]
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、図5に示すように、複数枚のウエハ200を保持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201に搬入(ボートローディング)される。この状態で、シールキャップ219はOリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。
[圧力・温度調整工程]
処理室201が所望の圧力(真空度)となるように、真空排気装置246によって真空排気される。この際、圧力センサ245が測定した圧力値に基づき、圧力調整装置242(の弁の開度)がフィードバック制御される。また、処理室201が所望の温度となるように、ヒータ206によって加熱される。この際、温度センサ263が検出した温度値に基づき、ヒータ206への通電量がフィードバック制御される。続いて、回転機構254により、ボート217及びウエハ200が回転させられる。
[成膜工程]
次いで、処理ガス供給源から供給されてMFC241にて所望の流量となるように制御されたガスは、ガス供給管232内を流通してノズル230から処理室201に導入される。導入されたガスは処理室201を上昇し、インナーチューブ204の上端開口から筒状空間250内に流出して排気管231から排気される。ガスは、処理室201を通過する際にウエハ200の表面と接触し、この際に熱CVD反応によってウエハ200の表面上に薄膜が堆積(デポジション)される。
予め設定された処理時間が経過すると、不活性ガス供給源から不活性ガスが供給され、処理室201が不活性ガスに置換されるとともに、処理室201の圧力が常圧に復帰される。
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されてマニホールド209の下端が開口されるとともに、処理済のウエハ200を保持するボート217がマニホールド209の下端からプロセスチューブ203の外部へと搬出(ボートアンローディング)される。その後、処理済のウエハ200はボート217より取り出され、ポッド(不図示)内へ格納される(ウエハディスチャージ)。
本実施形態によれば、熱処理炉、導入ガス加熱部、排気ガス加熱部の排熱を利用して発電し、発電した電力を基板処理装置内部で再利用することが可能である。また、排熱が無いまたは少ない状態でも、電源の切替制御により、電装品に安定して電源を供給することが可能である。
本実施形態によれば、冷却ユニットを装置本体と分離型とすることで、装置完成後に装置内部の温度が想定より高いことが判明し問題になった場合であっても、後から冷却ユニットを設置することで、電装品を格納する格納ボックス内温度を下げることができ、電装品の寿命を延ばすことができる。また、格納ボックス内温度を監視して排気ファンや冷却装置を制御することで、格納ボックス内温度が低い状態では冷却ユニットの動作を停止させ、消費電力を抑えることができる。
上述の実施形態では、ウエハ上に膜を堆積させる例について説明した。しかしながら、本開示は、このような態様に限定されない。例えば、ウエハやウエハ上に形成された膜等に対して、酸化処理、拡散処理、アニール処理、エッチング処理等の処理を行う場合にも、好適に適用可能である。
本開示は、半導体製造装置だけでなくLCD装置のようなガラス基板を処理する装置でも適用できる。
以上、本件開示者らによってなされた開示を実施形態および変形例に基づき具体的に説明したが、本開示は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
<本開示の好ましい態様>
以下、本開示の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本開示の一態様によれば、
工場設備から電力が供給される第1電力供給ラインと、
一側面に排熱部(高温側)が接触するように取り付けられ、反対側面に冷却装置(ヒートシンク、冷媒等)が設置されるように構成されている補助発電システム(熱電発電ユニット)で発生された電力が供給される第2電力供給ラインと、
前記第1電力供給ラインと前記第2電力供給ラインを切り替える切替制御部と、を備え、
前記補助発電システム(熱電発電ユニット)の基板処理装置が提供される。
(付記2)
付記1の基板処理装置において、好ましくは、
更に、電装品を格納する格納ボックスの内部を冷却する冷却ユニットを備え、
前記冷却ユニットは、前記格納ボックス内の雰囲気を排気する排気口と、前記格納ボックス内に冷媒を供給する吸気口と、を有し、前記排気口にはファンが設けられる。
(付記3)
付記1の基板処理装置において、好ましくは、
更に、前記補助発電システムから得られた電圧を昇圧する回路を設け、
昇圧した電力を前記格納ボックス内の電装品に供給するよう構成されている。
(付記4)
付記1の基板処理装置において、好ましくは、
前記切替制御部は、前記補助発電システムから得られた電圧を監視し、電圧によって各種電装品に供給する電源を切り替えるよう構成されている。
(付記5)
付記1の基板処理装置において、好ましくは、
前記第1電力供給ラインは、交流電力を直流電力に変換する電源ユニットを有する。
(付記6)
付記2の基板処理装置において、好ましくは、
前記冷却ユニットには、ペルチェ素子を用いた冷却装置が設けられ、格納ボックスに導入される空気を冷却するように構成されている。
(付記7)
付記2の基板処理装置において、好ましくは、
更に、前記格納ボックスに温度センサが設けられ、前記格納ボックス内の温度を監視し、該温度によってファンの制御を行うように構成されている。
(付記8)
付記2の基板処理装置において、好ましくは、
更に、前記格納ボックスに温度センサが設けられ、前記格納ボックス内の温度を監視し、該温度によって前記ペルチェ素子の制御を行うように構成されている。
(付記9)
付記2の基板処理装置において、好ましくは、
更に、前記格納ボックスの前記排気口、及び前記吸気口のボックスの内側に風向調整板が設けられる。
100・・・基板処理装置
310・・・排熱部
320・・・熱電発電ユニット(補助発電システム)
322・・・冷却装置
330・・・切替制御部
381・・・第1電力供給ライン
382・・・第2電力供給ライン

Claims (3)

  1. 工場設備から電力が供給される第1電力供給ラインと、
    一側面に排熱部が接触するよう取り付けられ、反対側面に冷却装置が設置されるように構成されている補助発電システムで発生された電力が供給される第2電力供給ラインと、
    前記第1電力供給ラインと前記第2電力供給ラインを切り替える切替制御部と、を有する
    基板処理装置。
  2. 更に、電装品を格納する格納ボックスの内部を冷却する冷却ユニットを備え、
    前記冷却ユニットは、前記格納ボックス内の雰囲気を排気する排気口と、前記格納ボックス内に冷媒を供給する吸気口と、を有し、前記排気口にはファンが設けられる請求項1記載の基板処理装置。
  3. 工場設備から電力が供給される第1電力供給ラインと、一側面に排熱部が接触するよう取り付けられ、反対側面に冷却装置が設置されるように構成されている補助発電システムで発生された電力が供給される第2電力供給ラインと、前記第1電力供給ラインと前記第2電力供給ラインを切り替える切替制御部と、を有する基板処理装置の処理室にウエハを搬入する工程と、
    前記ウエハを処理する工程と、を含む半導体装置の製造方法。
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