JP2020150009A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に対する基板処理の面内均一性を良好に保つこと。【解決手段】載置台は、基板処理の対象とされた基板が載置される載置面を分割した分割領域ごとに温度を調整可能な第1のヒータが設けられている。ピンは、載置面に形成された貫通穴から先端部分が突没可能とされ、先端部分に第2のヒータおよび温度を検出する検出部が設けられている。制御部は、検出部により検出される温度に応じて第1のヒータおよび第2のヒータの温度を含む基板処理の処理条件を制御する。【選択図】図5

Description

本開示は、基板処理装置および基板処理方法に関するものである。
特許文献1には、試料台に載置された材料を上方に持ち上げるリフターピンに熱電対を内蔵させた半導体製造装置を開示する。
特開2004−319723号公報
本開示は、基板に対する基板処理の面内均一性を良好に保つ技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、載置台と、ピンと、制御部とを有する。載置台は、基板処理の対象とされた基板が載置される載置面を分割した分割領域ごとに温度を調整可能な第1のヒータが設けられている。ピンは、載置面に形成された貫通穴から先端部分が突没可能とされ、先端部分に第2のヒータおよび温度を検出する検出部が設けられている。制御部は、検出部により検出される温度に応じて第1のヒータおよび第2のヒータの温度を含む基板処理の処理条件を制御する。
本開示によれば、基板に対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
図1は、第1実施形態に係る基板処理装置の概略構成の一例を示す断面図である。 図2は、第1実施形態に係る載置台の載置面のヒータの配置の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るピンの構造の一例を説明する図である。 図4は、第1実施形態に係る基板処理装置の載置台付近の詳細な構成を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る基板処理装置においてピンを処理空間に配置した状態を示す図である。 図6は、第2実施形態に係る基板処理装置の概略構成の一例を示す断面図である。 図7は、第2実施形態に係る基板処理装置においてピンを処理空間に配置した状態を示す図である。 図8Aは、他の実施形態に係る載置台を示す平面図である。 図8Bは、他の実施形態に係る載置台を示す平面図である。
以下に、開示される基板処理装置および基板処理方法の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示される基板処理装置および基板処理方法が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
ところで、基板処理装置では、基板に対する基板処理の面内均一性を良好に保つことが期待されている。
(第1実施形態)
[基板処理装置の構成]
次に、実施形態に係る基板処理装置の構成について説明する。以下では、基板を、半導体ウエハ(以下、ウエハとも称する。)とし、基板処理装置を、ウエハに対してプラズマにより成膜を行う成膜装置とした場合を例に説明する。
図1は、第1実施形態に係る基板処理装置の概略構成の一例を示す断面図である。基板処理装置100は、処理容器1と、載置台2と、上部電極3と、排気部4と、ガス供給機構5とを有する。
処理容器1は、アルミニウム等の金属により構成され、略円筒状の形状とされている。処理容器1の側壁には、ウエハWを搬入または搬出するための搬入出口11が形成されている。搬入出口11は、ゲートバルブ12により開閉される。処理容器1の本体の上には、断面が矩形状をなす円環状の排気ダクト13が設けられている。排気ダクト13には、内周面に沿ってスリット13aが形成されている。排気ダクト13の外壁には、排気口13bが形成されている。排気ダクト13の上面には、処理容器1の上部開口を塞ぐように上部電極3が設けられている。排気ダクト13と上部電極3の間はシール15で気密に封止されている。
載置台2は、ウエハWに対応した大きさの円板状に形成されており、上面がウエハWを載置する載置面2aとされている。載置台2は、処理容器1内でウエハWを水平に支持する。載置台2は、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックス材料や、アルミニウムやニッケル合金等の金属材料で形成されている。載置台2には、上面の外周領域および側面を覆うようにアルミナ等のセラミックスにより形成されたカバー部材22が設けられている。
載置台2は、支持部材23に支持されている。支持部材23は、円筒状に形成され、載置台2の下面の中央部分に上側の端部が固定されている。支持部材23は、中心軸に沿って内部が中空とされており、当該中空内に、後述する配線50、52、55などの各種の配線が配設される。支持部材23は、処理容器1の底壁に形成された孔部を貫通して処理容器1の下方に延び、下端が昇降機構24に接続されている。載置台2は、昇降機構24により、支持部材23を介して昇降する。昇降機構24は、図1の実線で示す処理位置と、その下方の二点鎖線で示すウエハWの搬送が可能な搬送位置の間で昇降機構24を昇降させ、ウエハWの搬入および搬出を可能にする。
支持部材23の処理容器1の下方には、支持プレート25が取り付けられており、処理容器1の底面と支持プレート25の間には、処理容器1内の雰囲気を外気と区画し、載置台2の昇降動作にともなって伸縮するベローズ26が設けられている。
載置台2は、ウエハWを加熱するためのヒータ27と静電吸着電極28と高周波電極29とが内部に埋め込まれている。静電吸着電極28および高周波電極29は、載置台2の載置面2aの全面に設けられている。ヒータ27は、載置台2の載置面2aを分割した分割領域ごとに設けられ、分割領域ごとに温度を調整可能とされている。
図2は、第1実施形態に係る載置台の載置面のヒータの配置の一例を示す図である。図2には、載置台2の載置面2aを上方から見た平面図が示されている。載置台2の載置面2aは、平面視において略円形の領域とされている。載置面2aは、複数の分割領域21に分割され、それぞれの分割領域21にヒータ27が設けられている。例えば、載置面2aは、図2に示すように、中央の円状の分割領域21a及び2つの環状の分割領域21b、21cに分割されている。分割領域21a〜21cには、ヒータ27がそれぞれ個別に設けられている。
図1に戻る。分割領域21a〜21cに設けられた各ヒータ27は、それぞれ配線50を介して、ヒータ電源51に個別に接続されている。なお、図1等では、各ヒータ27に接続された配線50を1本で簡略化して示している。ヒータ電源51は、制御部90から制御の元、各ヒータ27に個別に調整された電力を供給する。各ヒータ27は、ヒータ電源51から給電されて発熱する。これにより、各ヒータ27が発する熱が個別に制御され、載置面2aの各分割領域21の温度が個別に調整される。
静電吸着電極28には、配線52およびON/OFFスイッチ53を介して吸着電源54に接続され、吸着電源54から所定の直流電圧が印加される。静電吸着電極28は、直流電圧が印加されることによって生じるクーロン力によってウエハWを吸着する。
高周波電極29には、配線55および整合器56を介して第1高周波電源57が接続されている。整合器56は、可変コンデンサ、インピーダンス制御回路が設けられ、容量、インピーダンスの少なくとも一方の制御が可能とされている。整合器56は、第1高周波電源57の内部インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。第1高周波電源57は、プラズマのイオン引き込み用に所定周波数の電力を高周波電極29を介して載置台2に印加する。例えば、第1高周波電源57は、イオン引き込み用に、13.56MHzの高周波電力を高周波電極29を介して載置台2に印加する。このように、載置台2は、下部電極としても機能する。
載置台2には、貫通穴60が形成されている。貫通穴60は、図2に示すように、載置面2aの周辺部分に、周方向に均等な間隔で3つ設けられている。貫通穴60には、それぞれピン61が設けられている。ピン61は、先端部分にヒータおよび温度を検出する検出部が設けられている。
図3は、第1実施形態に係るピンの構造の一例を説明する図である。ピン61は、棒状の心材61aの周囲をセラミックシート61bで包み、焼結することで、形成されている。心材61aは、誘電体で形成され、内部に、温度を検出する検出部として、熱電対62が設けられている。誘電体の材料としては、例えば、アルミナ等のセラミックスや石英等のガラスなどが挙げられる。セラミックシート61bには、ヒータ63が設けられている。熱電対62には、温度に応じた電流が流れる配線64が接続されている。ヒータ63には、ヒータ63を発熱させる電力が給電される配線65が接続されている。
図4は、第1実施形態に係る基板処理装置の載置台付近の詳細な構成を示す図である。ピン61は、下端がピンアーム70に固定されている。ピンアーム70は、誘電体で形成された複数のパーツを組み合わせて構成されており、支持部材23の周囲を囲む筒状の円筒部70aと、円筒部70aの上部に載置台2の下面に沿ってピン61の下部の位置まで延びたアーム部70bと、が設けられている。
支持部材23は、下部にガイド部80が設けられている。ガイド部80は、スライド部材81、保持部材82を有する。スライド部材81は、支持部材23の周囲を覆う円筒部81aが設けられ、円筒部81aの上部に肉厚なフランジ部81bが形成されている。保持部材82は、スライド部材81の円筒部81aの周囲を覆う円筒部82aが設けられ、円筒部82aの下部にフランジ部82bが形成されている。スライド部材81は、円筒部81aが保持部材82の円筒部82aで覆われることにより、上下方向にスライド移動が可能とされている。
ピンアーム70は、円筒部70aの下部がガイド部80まで到達しており、スライド部材81に固定されている。スライド部材81の上下方向のスライド移動に伴い、ピンアーム70およびピン61は昇降する。
支持部材23は、下部の周面の一部に、開口23aが形成されている。フランジ部81bは、開口23aに対応する位置に、周面まで貫通する貫通穴81cが形成されている。ピンアーム70は、円筒部70aの下部に、円筒部70aから屈曲し、貫通穴81cを通過して支持部材23の中空内まで到達するロッド部70cが設けられている。支持部材23の中空内の下部には、昇降機構85が設けられている。昇降機構85は、伸縮するロッド85aを有し、ロッド85aがロッド部70cに接続されている。昇降機構85は、ロッド部70cを上下方向に昇降する。この昇降機構85によるロッド部70cの昇降に伴い、スライド部材81が上下方向にスライド移動し、ピンアーム70およびピン61が昇降する。
本実施形態では、支持部材23の中空内を外気の空間としており、支持部材23の中空内の外気が処理容器1内に漏れないように支持部材23を気密に封止している。例えば、貫通穴81cには、ロッド部70cとの間には、シール83を設けて気密に封止している。また、保持部材82と支持プレート25との間には、シール84を設けて、気密に封止している。また、支持部材23は、外周面の開口23aの上部に突出した突部23bを全周に設けている。そして、突部23bとフランジ部81bの上面の間、および、フランジ部81bの下面と保持部材82の間に、それぞれ伸縮するベローズ86a、86bを設けて気密に封止している。これにより、支持部材23は、スライド部材81が上下方向にスライド移動した場合でも、中空内の外気が処理容器1内に漏れないように封止される。
各ピン61の熱電対62に接続された配線64およびヒータ63に接続された配線65は、ピンアーム70内部に配設され、ロッド部70cの端部から支持部材23の中空内に導入される。配線65は、支持部材23の中空内を通過して、ヒータ電源51に接続される。配線64は支持部材23の中空内を通過して、後述する制御部90に接続される。本実施形態では、配線64、65を支持部材23の中空内に導入することで、大気側までの配線経路を短くできる。また、配線64、65をピンアーム70内部に配設することで、配線64、65を真空側で暴露せずに配設できるため、配線の保護などを省略できる。また、ヒータ63に接続された配線65を、ヒータ27に接続された配線50と同じ配線経路でヒータ電源51に接続できるため、配線65の管理及び供給電力の制御が容易となる。
図1に戻る。上部電極3は、載置台2の上部に、載置台2と対向するように配置されている。成膜処理を行う際、上部電極3には、所定周波数の高周波が印加される。例えば、上部電極3には、整合器45を介して、第2高周波電源46が接続されている。整合器45は、可変コンデンサ、インピーダンス制御回路が設けられ、容量、インピーダンスの少なくとも一方の制御が可能とされている。整合器45は、第2高周波電源46の内部インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。第2高周波電源46は、プラズマの生成用に所定周波数の電力を上部電極3に印加する。例えば、第2高周波電源46は、13.56MHzの高周波電力を上部電極3に印加する。
上部電極3には、ガス供給機構5が接続されている。ガス供給機構5は、成膜に用いる各種のガスのガス供給源に、それぞれ不図示のガス供給ラインを介して接続されている。各ガス供給ラインは、成膜のプロセスに対応して適宜分岐し、開閉バルブ、流量制御器が設けられている。ガス供給機構5は、各ガス供給ラインに設けられた開閉バルブや流量制御器を制御することにより、各種のガスの流量の制御が可能とされている。ガス供給機構5は、成膜に用いる各種のガスを上部電極3に供給する。上部電極3は、内部にガス流路が形成され、ガス供給機構5から供給された各種のガスを処理容器1内に供給する。
排気部4は、処理容器1の内部を排気する。排気部4は、排気口13bに接続された排気配管41と、排気配管41に接続された真空ポンプや圧力制御バルブ等を有する排気機構42とを有する。処理に際しては、処理容器1内のガスがスリット13aを介して排気ダクト13に至り、排気ダクト13から排気配管41を通って排気機構42により排気される。
また、基板処理装置100は、制御部90と、ユーザインターフェース91と、記憶部92とを有する。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)を備え基板処理装置100の各部を制御する。例えば、制御部90は、ガス供給機構5からの各種のガスの供給動作、昇降機構24の昇降動作、排気機構42による処理容器1内の排気動作、第1高周波電源57および第2高周波電源46からの供給電力を制御する。また、制御部90は、昇降機構85の昇降動作、ヒータ電源51から各ヒータ27およびヒータ63への供給電力を制御する。また、制御部90は、配線64を流れる電流量から熱電対62の温度を検出する。
ユーザインターフェース91は、工程管理者が基板処理装置100を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、基板処理装置100の稼動状況を可視化して表示するディスプレイ等から構成されている。
記憶部92は、基板処理装置100を制御する制御プログラムや基板処理を実行するプログラムなど各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部92は、レシピなどの基板処理の処理条件を記憶する。また、記憶部92には、基板処理の処理条件の補正するための第1補正データ92aおよび第2補正データ92bを記憶する。なお、これらのプログラムや処理条件を示すレシピは、ハードディスクや半導体メモリに記憶されてもよい。また、レシピは、CD−ROM、DVD等の可搬性のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に収容された状態で所定位置にセットされ、読み出されるようにしてもよい。
制御部90は、記憶部92に格納されたプログラムや、基板処理の処理条件に基づいて動作し、装置全体の動作を制御する。
次に、制御部90の制御により基板処理装置100が実行する成膜処理の流れを簡単に説明する。
基板処理装置100は、排気機構42により、処理容器1内を真空雰囲気に減圧する。ウエハWを搬入および搬出する場合、基板処理装置100は、昇降機構24によって、載置台2を図1の二点鎖線で示すウエハWの搬送が可能な搬送位置に下降させ、ゲートバルブ12を開放する。ロボットアームなどのウエハ搬送機構により、ウエハWが、搬入出口11を介して処理容器1内に搬入される。基板処理装置100は、昇降機構85により、ピン61を上昇させてウエハ搬送機構からウエハWを受け取る。ウエハ搬送機構は、ウエハWを受け渡した後、搬入出口11から退出する。基板処理装置100は、ウエハ搬送機構の退出後、ゲートバルブ12を閉じ、昇降機構85により、ピン61を下降させてウエハWを載置台2に載置する。基板処理装置100は、昇降機構24によって、載置台2を図1の実線で示す処理位置に上昇させる。
基板処理装置100は、ヒータ電源51から電力を各ヒータ27に供給して各ヒータ27を所定の温度に制御し、載置台2に載置されたウエハWを加熱する。そして、基板処理装置100は、処理容器1内の圧力調整を行った後、上部電極3から処理容器1内に成膜に用いる各種のガスを供給しつつ上部電極3および載置台2に所定周波数の高周波を印加してプラズマを生成して成膜処理を実施する。
ところで、基板処理装置100は、載置台2にピン61を収容する貫通穴60を設けた場合、載置面2aの貫通穴60の部分がヒータ27の無い領域となり、周囲と比較して低温のクールスポットとなる。成膜処理などの基板処理は、ウエハWに対する処理状況が温度によって変化する場合があり、クールスポットの部分で均一性が低下する場合がある。
そこで、本実施形態に係る基板処理装置100は、ピン61の先端部分にヒータ63および熱電対62を設けている。制御部90は、熱電対62により検出される温度に基づき、ヒータ電源51からヒータ63へ供給する電力を制御して、ヒータ63の温度を制御する。例えば、制御部90は、周囲と同様の所定の温度となるようにヒータ63の温度を制御する。
これにより、基板処理装置100は、載置面2aの貫通穴60の部分がクールスポットとなることを防止できるため、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、本実施形態に係る基板処理装置100は、載置面2aにウエハWを載置していない状態で、昇降機構85により、ピン61を上昇させて載置面2aからピン61を突出させて先端部分を載置台2と上部電極3の間の処理空間38に配置できる。図5は、第1実施形態に係る基板処理装置においてピンを処理空間に配置した状態を示す図である。基板処理装置100は、ピン61の先端部分を処理空間38に配置した状態で、プラズマを生成すると、熱電対62によりプラズマの温度を検出できる。
基板処理装置100では、処理空間38に生成されるプラズマの密度に偏りが発生する場合がある。例えば、プラズマが処理空間38の中央付近に偏って生成される場合がある。成膜処理などの基板処理では、処理空間38に生成されるプラズマの密度に偏りがある場合、ウエハWに対する基板処理の面内均一性が低下する。例えば、成膜処理では、プラズマの密度が高い領域に比べて、プラズマの密度が低い領域の成膜レートが低くなる。
そこで、制御部90は、ピン61の先端部分を処理空間38に配置した状態で熱電対62により検出された温度に応じて、ウエハWに対する基板処理の面内均一性が向上するようにヒータ27およびヒータ63の温度を含む基板処理の処理条件を制御する。例えば、制御部90は、プラズマの密度を均一化するように第1高周波電源57および第2高周波電源46からの供給電力や、ガス供給機構5から供給する各ガスの流量を制御する。また、ウエハWの温度によってウエハWに対する基板処理の進行度合いが変化する場合、制御部90は、面内均一性が向上するようにヒータ27およびヒータ63の温度を制御する。例えば、成膜処理において、ウエハWの温度が高くなると成膜レートが高くなる場合、プラズマの密度が低い領域のウエハWの温度が高くなるようにヒータ27およびヒータ63の温度を制御する。
例えば、各ピン61の熱電対62により検出される温度の組み合わせごとに、基板処理の面内均一性を所定の許容範囲内となるように基板処理の処理条件を補正する補正データを求めて、第1補正データ92aとして記憶させる。第1補正データ92aは、例えば、基板処理装置100を用いた事前の実験、あるいはシミュレーションを行って生成する。
基板処理装置100は、ウエハWに対して基板処理を実施する前に、ウエハWに実施する基板処理と同様の処理を実施して処理空間38のプラズマの温度を測定する。例えば、制御部90は、載置面2aにウエハWを載置していない状態で、昇降機構85により、ピン61を上昇させて載置面2aからピン61を突出させて先端部分を載置台2と上部電極3の間の処理空間38に配置する。そして、制御部90は、ウエハWに実施する基板処理と同様の処理を実施して、各ピン61の先端部分に設けられた熱電対62によりプラズマの温度を検出する。制御部90は、各ピン61の熱電対62により検出された温度に対応する補正データを第1補正データ92aから読み出し、読み出した補正データで基板処理の処理条件を補正する。これにより、基板処理装置100は、処理空間38に生成されるプラズマの密度の偏りを抑制でき、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、本実施形態に係る基板処理装置100は、載置面2aにウエハWを載置した状態で、昇降機構85により、ピン61を若干上昇させて、ウエハWの裏面に各ピン61の先端を接触させることで、熱電対62によりウエハWの温度を検出できる。そして、基板処理装置100は、このようにウエハWの裏面に各ピン61の先端を接触させた状態で、成膜処理などの基板処理を実施してプラズマを生成すると、基板処理中のウエハWの温度を検出できる。
基板処理装置100では、処理空間38に生成されるプラズマからの入熱によりウエハWの温度が過剰に高くなる場合がある。例えば、プラズマが処理空間38に過剰に生成されてウエハWの温度が過剰に高くなる場合がある。成膜処理などの基板処理では、ウエハWの温度が過剰に高くなった場合、ウエハWに対する基板処理の面内均一性が低下する場合がある。
そこで、制御部90は、ウエハWの裏面に各ピン61の先端を接触させた状態で熱電対62により検出された温度に応じて、ウエハWに対する基板処理の面内均一性が向上するようにヒータ27およびヒータ63の温度を含む基板処理の処理条件を制御する。例えば、制御部90は、プラズマからの入熱が減るように第1高周波電源57および第2高周波電源46からの供給電力、ガス供給機構5から供給する各ガスの流量を制御する。また、制御部90は、ウエハWの温度が低下するように、ヒータ27およびヒータ63の温度を制御する。例えば、制御部90は、ヒータ27およびヒータ63の温度を低下させるようヒータ電源51から供給する電力を制御する。
例えば、各ピン61の熱電対62により検出される温度の組み合わせごとに、ウエハWの温度を所定の許容範囲内に補正する基板処理の処理条件の補正条件を求めて、第2補正データ92bとして記憶させる。第2補正データ92bは、例えば、基板処理装置100を用いた事前の実験、あるいはシミュレーションを行って生成する。
基板処理装置100は、ウエハWに対して基板処理を実施し、基板処理中のウエハWの温度を測定する。例えば、制御部90は、昇降機構85により、ピン61を若干上昇させて、ウエハWの裏面に各ピン61の先端を接触させる。そして、制御部90は、ウエハWに対して基板処理を実施して、各ピン61の先端部分に設けられた熱電対62により基板処理中のウエハWの温度を測定する。制御部90は、各ピン61の熱電対62により検出された温度に対応する補正データを第2補正データ92bから読み出し、読み出した補正データで基板処理の処理条件を補正する。これにより、基板処理装置100は、ウエハWの温度が過剰に高くなることを抑制でき、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
なお、基板処理中のウエハWの温度が異常に高い場合、ウエハWに対して基板処理を正常に実施できていない場合がある。そこで、基板処理装置100は、検出される基板処理中のウエハWの温度が異常に高い場合、基板処理を中止してもよい。例えば、制御部90は、熱電対62により検出される基板処理中のウエハWの温度が所定の上限値を超えた場合、基板処理を中止し、異常の発生を通知する制御を行ってもよい。例えば、制御部90は、ユーザインターフェース91に異常が発生した旨のエラーを出力する。これにより、基板処理装置100は、ウエハWに対して異常な基板処理が実施された場合、基板処理を中止できる。また、基板処理装置100は、異常な基板処理が実施されたことを工程管理者に通知できる。
以上のように、本実施形態に係る基板処理装置100は、載置台2と、ピン61と、制御部90とを有する。載置台2は、ウエハWが載置される載置面2aを分割した分割領域21ごとに温度を調整可能なヒータ27が設けられている。ピン61は、載置面2aに形成された貫通穴60から先端部分が突没可能とされ、先端部分にヒータ63および温度を検出する熱電対62が設けられている。制御部90は、熱電対62により検出される温度に応じてヒータ27およびヒータ63の温度を含む基板処理の処理条件を制御する。これにより、基板処理装置100は、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、制御部90は、載置台2にウエハWを載置せずに貫通穴60からピン61を突出させて、ウエハWに実施する基板処理と同様の処理を実施した際に熱電対62により検出された温度に応じて処理条件を補正する。これにより、基板処理装置100は、基板処理中のプラズマの温度を熱電対62で検出でき、プラズマの温度に応じて処理条件を補正することで、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、制御部90は、載置台2にウエハWを載置してピン61をウエハWに接触させて基板処理を実施した際に熱電対62により検出された温度に応じて処理条件を補正する。これにより、基板処理装置100は、基板処理中のウエハWの温度を熱電対62で検出でき、ウエハWの温度に応じて処理条件を補正することで、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、ピン61は、載置面2aに、周方向に複数設けられた貫通穴60にそれぞれ突没可能に格納される。基板処理装置100は、各ピン61の熱電対62により検出される温度の組み合わせごとに、処理条件を補正する補正データ(第1補正データ92aおよび第2補正データ92b)を記憶する記憶部92をさらに有する。制御部90は、各ピン61の熱電対62により検出された温度の組み合わせに対応する補正データを記憶部92から読み出し、読み出した補正データで基板処理の処理条件を補正する。これにより、基板処理装置100は、処理空間38に生成されるプラズマの密度の偏りやウエハWの温度が過剰に高くなることを抑制でき、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、制御部90は、熱電対62により検出される温度に基づき、所定の温度となるようにヒータ63の温度を制御する。これにより、基板処理装置100は、載置面2aの貫通穴60の部分がクールスポットとなることを防止できるため、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
また、制御部90は、基板処理中に熱電対62により検出される温度が所定の上限値を超えた場合、基板処理を中止し、異常の発生を通知する制御を行う。これにより、基板処理装置100は、ウエハWに対して異常な基板処理が実施された場合、基板処理を中止できる。また、基板処理装置100は、異常な基板処理が実施されたことを工程管理者に通知できる。
また、載置台2は、支持部材23により昇降可能に支持され、ヒータ27およびヒータ63に電力を供給する配線50、65が支持部材23内に配設されている。これにより、基板処理装置100は、基板処理装置100は、配線50、65を同じ配線経路で配置できるため、配線の管理及び供給電力の制御が容易となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る基板処理装置の概略構成の一例を示す断面図である。第2実施形態に係る基板処理装置100は、第1実施形態に係る基板処理装置100と一部同様の構成であるため、同一部分に同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について主に説明する。
第2実施形態に係る基板処理装置100では、支持部材23の上部にガイド部80が設けられている。
処理容器1の底面の近傍には、昇降板110が設けられている。昇降板110は、処理容器1の下方に設けられた昇降機構111により昇降可能とされている。基板処理装置100では、昇降機構111により昇降板110が上昇すると、昇降板110がピンアーム70に当接する。そして、基板処理装置100では、昇降機構111により昇降板110がさらに上昇すると、昇降板110によりピンアーム70が押し上げられ、載置面2aの貫通穴60からピン61を突出する。図7は、第2実施形態に係る基板処理装置においてピンを処理空間に配置した状態を示す図である。
また、昇降機構111により昇降板110が下降すると、ピンアーム70が下がり、図6に示すように、載置面2aの貫通穴60にピン61が収納される。
このように、第2実施形態に係る基板処理装置100は、載置面2aの貫通穴60からピン61の先端部分を突没可能とされている。ピン61は、第1実施形態と同様に、図3に示した構造とされ、先端部分に、ヒータ63および熱電対62を設けられている。制御部90は、第1実施形態と同様に、熱電対62により検出される温度に基づき、ヒータ電源51からヒータ63へ供給する電力を制御して、ヒータ63の温度を制御する。これにより、第2実施形態に係る基板処理装置100は、第1実施形態と同様に、載置面2aの貫通穴60の部分がクールスポットとなることを防止できるため、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
第2実施形態に係る基板処理装置100は、載置面2aにウエハWを載置していない状態で、昇降機構111により、ピン61を上昇させて載置面2aからピン61を突出させて先端部分を載置台2と上部電極3の間の処理空間38に配置できる。よって、第2実施形態に係る基板処理装置100は、ピン61の先端部分を処理空間38に配置した状態で、プラズマを生成すると、ピン61に設けた熱電対62によりプラズマの温度を検出できる。また、本実施形態に係る基板処理装置100は、載置面2aにウエハWを載置した状態で、昇降機構111により、ピン61を若干上昇させて、ウエハWの裏面に各ピン61の先端を接触させることで、熱電対62によりウエハWの温度を検出できる。制御部90は、第1実施形態と同様に、熱電対62により検出された温度に応じて、ウエハWに対する基板処理の面内均一性が向上するようにヒータ27およびヒータ63の温度を含む基板処理の処理条件を制御する。これにより、第2実施形態に係る基板処理装置100は、第1実施形態と同様に、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
このように、第2実施形態に係る基板処理装置100は、第1実施形態に係る基板処理装置100と同様に、ウエハWに対する基板処理の面内均一性を良好に保つことができる。
以上、実施形態について説明してきたが、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は、多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、実施形態では、基板処理の対象となる基板を半導体ウエハとした場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。基板処理の対象となる基板は、ガラス基板など、他の基板であってもよい。
また、上記の実施形態では、図2に示すように、載置台2の載置面2aを径方向に略均等な間隔で3つの分割領域21に分割した場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、載置台2の載置面2aは、ウエハWの中心側で間隔を大きく、外周側で間隔を小さい分割領域21に分割してもよい。図8Aは、他の実施形態に係る載置台を示す平面図である。図8Aでは、載置台2の載置面2aは、中央の円状の分割領域21a及び3つの環状の分割領域21b〜21dに分割されている。また、ウエハWの中心側となる分割領域21aは幅が大きく分割されている。ウエハWの外周側となる分割領域21b〜21dは幅が小さく分割されている。分割領域21a〜21dには、ヒータ27がそれぞれ個別に設けられる。また、載置台2の載置面2aは、周方向に分割されてもよい。図8Bは、他の実施形態に係る載置台を示す平面図である。図8Bでは、載置面2aは、中央の円形の分割領域21と、当該円形の分割領域21を囲む同心状の複数の環状の分割領域に分割されている。また、環状の分割領域は、周方向に複数の分割領域21に分割されている。各分割領域21には、ヒータ27がそれぞれ個別に設けられる。
また、実施形態では、基板処理装置100が、基板処理として、プラズマを生成して成膜を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。基板処理装置100が、基板処理として、プラズマを生成してエッチングなど他のプラズマ処理やプラズマを用いない熱処理を行ってもよい。
1 処理容器
2 載置台
2a 載置面
21 分割領域
27 ヒータ
38 処理空間
50 配線
60 貫通穴
61 ピン
63 ヒータ
62 熱電対
65 配線
90 制御部
91 ユーザインターフェース
92 記憶部
92a 第1補正データ
92b 第2補正データ
100 基板処理装置
W ウエハ

Claims (8)

  1. 基板処理の対象とされた基板が載置される載置面を分割した分割領域ごとに温度を調整可能な第1のヒータが設けられた載置台と、
    前記載置面に形成された貫通穴から先端部分が突没可能とされ、前記先端部分に第2のヒータおよび温度を検出する検出部が設けられたピンと、
    前記検出部により検出される温度に応じて前記第1のヒータおよび前記第2のヒータの温度を含む基板処理の処理条件を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記制御部は、前記載置台に基板を載置せずに前記貫通穴から前記ピンを突出させて、前記基板に実施する基板処理と同様の処理を実施した際に前記検出部により検出された温度に応じて前記処理条件を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部は、前記載置台に基板を載置して前記ピンを前記基板に接触させて基板処理を実施した際に前記検出部により検出された温度に応じて前記処理条件を補正する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記ピンは、前記載置面に、周方向に複数設けられた貫通穴にそれぞれ突没可能に格納され、
    各ピンの前記検出部により検出される温度の組み合わせごとに、前記処理条件を補正する補正データを記憶する記憶部をさらに有し、
    前記制御部は、各ピンの前記検出部により検出された温度の組み合わせに対応する補正データを記憶部から読み出し、読み出した補正データで基板処理の処理条件を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部により検出される温度に基づき、所定の温度となるように第2のヒータの温度を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の基板処理装置。
  6. 前記制御部は、基板処理中に前記検出部により検出される温度が所定の上限値を超えた場合、基板処理を中止し、異常の発生を通知する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の基板処理装置。
  7. 前記載置台は、支持部材により昇降可能に支持され、前記第1のヒータおよび前記第2のヒータに電力を供給する配線が前記支持部材内に配設された
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の基板処理装置。
  8. 基板処理の対象とされた基板が載置される載置台の載置面に形成された貫通穴に先端部分が突没可能とされたピンの前記先端部分に設けられた温度を検出する検出部により温度を検出し、
    前記検出部により検出される温度に応じて、前記載置面を分割した分割領域ごとに設けられた第1のヒータおよび前記先端部分に設けられた第2のヒータの温度を含む基板処理の処理条件を制御する
    ことを特徴とする基板処理方法。
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