JP2020149183A - 機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置 - Google Patents

機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現地への作業員の派遣を必要とせず、未点検の所外設備の劣化状態を推定できる機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る機械学習器301は、コンピュータが所外設備の劣化を判断するための学習モデルM1を生成する機械学習器であって、前記所外設備の特徴および状態を示す設備データD1、及び前記所外設備に発生した劣化の有無を示す劣化データD2が入力される入力部11と、劣化状態にある前記所外設備の前記設備データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記設備データを訓練データとして教師あり学習を行い学習モデルM1を生成する分析部12と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、機械学習を用いて設備状態を推定する機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置に関する。
現在、電柱等の所外設備の劣化診断等の保守作業は、作業者が現地に行って目視による点検作業で行われている。MMS(Mobile Mapping System:以下、MMS)を用いて取得した3次元座標から、電柱やケーブル等の屋外構造物を3Dモデル化し、当該屋外構造物の現在の状態等をPC内で3次元に再現し、劣化推定を行うことも検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2015−78849号公報
特許文献1のような手法は、車両等で所外設備に近接し、センサを用いて計測する必要があり、作業者の現地派遣によるデータ収集が必要である。このため、従来の技術には、管理区域内にある全ての所外設備を点検するためには、時間やコストがかかるという課題があった。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、現地への作業員の派遣を必要とせず、未点検の所外設備の劣化状態を推定できる機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置は、調査済みの所外設備の設備データ(特定の説明変数)と劣化状況を訓練データとして機械学習して学習モデルを生成し、それを用いて他の未点検の所外設備の劣化状態を推定することとした。
具体的には、本発明に係る機械学習器は、コンピュータが所外設備の劣化を判断するための学習モデルを生成する機械学習器であって、
前記所外設備の特徴および状態を示す設備データ、及び前記所外設備に発生した劣化の有無を示す劣化データが入力される入力部と、
劣化状態にある前記所外設備の前記設備データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記設備データを訓練データとして教師あり学習を行い前記学習モデルを生成する分析部と、を備え、
前記設備データは、前記所外設備が設置されてからの経過年数、前記所外設備を支える支線数、隣あう前記所外設備の配置状態を表す分類、前記所外設備の長さ、及び前記所外設備が設置された地域情報のうち少なくともひとつであることを特徴とする。
また、本発明に係る劣化推定器は、コンピュータが学習モデルを使用して診断対象所外設備の劣化を診断する劣化推定器であって、
前記診断対象所外設備の特徴および状態を示す評価用設備データが入力される評価データ入力部と、
前記学習モデルを使用し、前記評価データ入力部に入力された前記評価用設備データから前記診断対象所外設備が劣化している確率を計算する評価部と、
を備え、
前記学習モデルは、劣化状態にある診断対象外の所外設備の設備データ、及び劣化状態ではない診断対象外の所外設備の設備データを訓練データとして教師あり学習で生成されており、
前記設備データは、前記所外設備が設置されてからの経過年数、前記所外設備を支える支線数、隣あう前記所外設備の配置状態を表す分類、前記所外設備の長さ、及び前記所外設備が設置された地域情報のうち少なくともひとつであることを特徴とする。
そして、本発明に係る劣化診断装置は、前記機械学習器と、前記機械学習器が生成した学習モデルを使用する前記劣化推定器と、を備える。
本機械学習器は、設備の劣化に対して関連性の高い設備データで学習モデルを生成する。また、本劣化推定器は、生成した学習モデルを用い、未点検の所外設備の設備データから劣化が予想される所外設備を予測することができる。ここで劣化が予測される所外設備のみに作業員を派遣することで管理区域内にある全ての所外設備を点検するより時間やコストを大幅に低減できる。
従って、本発明は、現地への作業員の派遣を必要とせず、未点検の所外設備の劣化状態を推定できる機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置を提供することができる。
以下に記載するデータを追加することで、劣化予測の精度が向上する。
前記設備データが、前記所外設備のたわみも含んでいる。
さらに、前記入力部には、前記所外設備が設置された位置の気候データ及び地盤データの少なくともひとつが外部データとしてさらに入力され、前記分析部は、劣化状態にある前記所外設備の前記外部データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記外部データも前記訓練データとして教師あり学習を行うことを特徴とする。
この場合、本発明に係る劣化推定器も、前記設備データが、前記所外設備のたわみも含んでいる。さらに、前記評価データ入力部には、前記所外設備が設置された位置の気候データ及び地盤データの少なくともひとつが外部データとしてさらに入力され、前記学習モデルは、劣化状態にある前記所外設備の前記外部データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記外部データも前記訓練データとして教師あり学習で生成されたことを特徴とする。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、現地への作業員の派遣を必要とせず、未点検の所外設備の劣化状態を推定できる機械学習器、劣化推定器及び劣化診断装置を提供することができる。
パラメータの定義を説明する図である。 パラメータの定義を説明する図である。 パラメータの定義を説明する図である。 パラメータの定義を説明する図である。 パラメータの定義を説明する図である。 本発明に係る機械学習器を説明する図である。 本発明に係る機械学習器を説明する図である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る機械学習器が作成した学習モデルの評価結果である。 本発明に係る劣化推定部を説明する図である。 本発明に係る劣化推定部を説明する図である。 本発明に係る機械学習器を説明する図である。 本発明の効果を説明する図である。 設備データ、劣化データ及び評価用設備データを説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。特に、本実施形態では、所外設備を電柱として説明するが、所外設備は電柱に限らない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
[定義]
本明細書で説明する設備データのパラメータの定義を記載する。
「柱分類」:図1のように隣の電柱との角度に応じた分類である。引留柱、中間柱、曲柱がある。なお、図20の入力データ例では、“1”が引留柱、“2”が中間柱、“3”が曲柱である。
「支線数」:図2のように電柱を支えるワイヤの数である。
「支柱数」:図2ではワイヤで電柱を支えているが、ワイヤではなく柱で支える場合もある。電柱を支えるその柱の数である。
「地域情報」:電柱が設置された位置を表す情報である。例えば、電柱を管理する収容局の名前(収容区域コード)である。
「柱長」:図3のように電柱の地際からの高さである。
「経過年」:電柱が所外の現場で建てられた(使用開始された)年から現在までの年数である。
「設置土地種別」:電柱を設置している土地の種別(例えば宅地、国道、私道など)である。
「設計強度」:電柱の設計荷重(例えば200、500、700kgfなど)である。
「官民区分」:電柱を設置している土地が官地、民地、境界のいずれであるかを意味する。
「土質」:電柱を設置する場所の土質(例えば普通土、岩盤土、軟弱土など)である。
「製造メーカ」:電柱を製造したメーカ名である。
「たわみ」:図4に定義を示す。MMSで取得した電柱の点群の3次元座標を用い、高さ(Z)方向に所定間隔(例えば4cm)毎に電柱の外円を生成する(図4(B))。そして、それぞれの外円の中心点の座標を計算する。この中心点座標の近似曲線(例えば3次近似曲線)を電柱の中心軸とする(図4(C))。中心軸最下点から所定の高さt1(例えば地際から2mの高さ)までの中心点に対する近似直線を基準軸とする。前記所定の高さt1より高い高さt2(例えば地際から5mの高さ)での基準軸の点と中心軸との距離を「たわみ」と定義する。なお、鉛直軸と基準軸の角度を「傾き」と定義する。
「再現率」:電柱の劣化を横ひびとした場合、現実に横ひびがある電柱の中で、劣化推定器が「横ひびあり電柱」と推定できた確率である(図5参照。)。
「適合率」:劣化推定器が「横ひびあり電柱」と推定した中で、現実に横ひびがあった電柱の確率である(図5参照。)。
「F値」:再現率と適合率の調和平均である(図5参照。)。
(実施形態1)
図6は、本実施形態の機械学習器301を説明する図である。機械学習器301は、コンピュータが所外設備の劣化を判断するための学習モデルM1を生成する機械学習器であって、
前記所外設備の特徴および状態を示す設備データD1、及び前記所外設備に発生した劣化の有無を示す劣化データD2が入力される入力部11と、
劣化状態にある前記所外設備の前記設備データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記設備データを訓練データとして教師あり学習を行い学習モデルM1を生成する分析部12と、を備える。
設備データD1は、所外設備に関する情報及びその周囲にある環境の情報である。所外設備が電柱である場合、設備データD1は、例えば、経過年、柱分類、支線数、地域情報、柱長、たわみ、設置土地種別、設計強度、支柱数、官民区分、土質、及び製造メーカのうち、少なくとも1つである。また、劣化データD2は、コンクリート製電柱の場合、ひびの有無であり、鋼管製電柱の場合、腐食の有無である。設備データD1は電柱設置時に取得することができ、劣化データD2は今までの点検に作業者によって取得されたものである。図20は、分析部12に入力される設備データD1と劣化データD2の一例である。
分析部12は、設備データD1と劣化データD2から次のようにF値を使って特徴抽出を行い、学習モデルM1を生成して出力部13から学習モデルM1を出力させる。
なお、図7は、特徴抽出を行うときの機械学習器301を説明する図である。図6の機械学習器301に、評価データ入力部14と評価部15がさらに備わる。評価用設備データD3は、設備データD1とは異なる電柱の設備データと劣化データである。評価用設備データD3は、例えば、経過年、柱分類、支線数、地域情報、柱長、たわみ、設置土地種別、設計強度、支柱数、官民区分、土質、及び製造メーカのうち、少なくとも2つである。
評価データ入力部14は、入力された評価用設備データD3を評価部15に出力する。評価部15は、任意の設備データで作成した学習モデルM1を用いて評価用設備データD3を評価し、評価結果R1を出力する。図8から図15は、評価部15が行った評価結果である。評価部15はF値を評価値としている。また、評価用設備データD3は10622件の電柱のデータである。評価用設備データD3は図20の劣化データが存在しないデータである。
図8は、設備データのうち6種類の説明変数(表の左欄に記載するたわみ、経過年1、柱分類、地域情報、柱長、及び支線数)で作成した学習モデルM1の評価結果である。この学習モデルM1の評価値(F値)は0.316であった。なお、図8の表の右欄は、各説明変数の特徴重要度であり、「機械学習が算出するひび発生の確率に影響する度合い」を意味する。つまり、「たわみ」がひび発生に最も影響することを意味している。なお、本評価において「たわみ」は、t1=2m、t2=5mとしている。
図9は、同じ設備データのうち、上記説明変数(6種類)から『柱分類』を除いた説明変数(5種類)で作成した学習モデルM1の評価結果である。この学習モデルM1の評価値(F値)は0.310であった。図9の評価で使用した学習モデルM1(説明変数5種類)は、図8の評価で使用した学習モデル(説明変数6種類)よりも評価値(F値)が低下した。これにより、説明変数『柱分類』は機械学習の学習モデルの精度向上に重要であることがわかる。
図10は、同じ設備データのうち、上記説明変数(5種類)から『支線数』を除いた説明変数(4種類)で作成した学習モデルM1の評価結果である。この学習モデルM1の評価値(F値)は0.277であった。図10の評価で使用した学習モデルM1(説明変数4種類)は、図9の評価で使用した学習モデル(説明変数5種類)よりも評価値(F値)が低下した。これにより、説明変数『支線数』は機械学習の学習モデルの精度向上に重要であることがわかる。
同様に、図11は『柱長』を除いた説明変数(3種類)で作成した学習モデルM1の評価結果、図12は『たわみ』を除いた説明変数(3種類)で作成した学習モデルM1の評価結果、図13は『たわみ』と『柱長』除いた説明変数(2種類)で作成した学習モデルM1の評価結果である。図11〜図13は、いずれも評価値(F値)が図10より低下しているので、説明変数『たわみ』も『柱長』も機械学習の学習モデルの精度向上に重要であることがわかる。
一方、図14は、図9の評価で使用した学習モデルM1(説明変数5種類)に説明変数『設備識別』を加えた説明変数(6種類)で作成した学習モデルM1の評価結果である。この学習モデルM1の評価値(F値)は0.302であった。図14の評価で使用した学習モデルM1(説明変数6種類)は、図9の評価で使用した学習モデル(説明変数5種類)よりも評価値(F値)が低下した。これにより、説明変数『設備識別』は機械学習の学習モデルの精度向上に寄与しないことがわかる。
図15は、図9の評価で使用した学習モデルM1(説明変数5種類)に説明変数『柱形態』を加えた説明変数(6種類)で作成した学習モデルM1の評価結果である。この学習モデルM1の評価値(F値)は0.274であった。図15の評価で使用した学習モデルM1(説明変数6種類)は、図9の評価で使用した学習モデル(説明変数5種類)よりも評価値(F値)が低下した。これにより、説明変数『柱形態』も機械学習の学習モデルの精度向上に寄与しないことがわかる。
以上の評価より、前記設備データは、前記所外設備が設置されてからの経過年数、前記所外設備を支える支線数、隣あう前記所外設備の配置状態を表す分類、前記所外設備の長さ、前記所外設備が設置された地域情報、及びたわみのうち少なくともひとつであることが好ましい。
機械学習器301は、分析部12においてF値を用いて特徴抽出を行い、その結果得られた上記設備データの一つ以上を学習パラメータとし、ひび又は腐食を正解データとして学習して学習モデルM1を生成する。
(実施形態2)
図16は、本実施形態の劣化推定器302を説明する図である。劣化推定器302は、コンピュータが学習モデルM1を使用して診断対象所外設備の劣化を診断する劣化推定器であって、前記診断対象所外設備の特徴および状態を示す評価用設備データD3が入力される評価データ入力部14と、学習モデルM1を使用し、評価データ入力部14に入力された評価用設備データD3から前記診断対象所外設備が劣化している確率を計算する評価部15と、を備える。
劣化推定器302が使用する学習モデルM1は、実施形態1で説明した機械学習器301が生成した学習モデルであることが好ましい。すなわち、学習モデルM1は、劣化状態にある診断対象外の所外設備の設備データ、及び劣化状態ではない診断対象外の所外設備の設備データを訓練データとして教師あり学習で生成されており、前記設備データは、前記所外設備が設置されてからの経過年数、前記所外設備を支える支線数、隣あう前記所外設備の配置状態を表す分類、前記所外設備の長さ、前記所外設備が設置された地域情報、及びたわみのうち少なくともひとつであることを特徴とする。
劣化推定器302は、次のように動作する。評価部15は、データ入力部15aに入力された学習モデルM1を読み込む。また、評価部15は、評価データ入力部14に入力された評価する電柱の情報(評価用設備データ)を設備データ構造の通りに読み込む。評価部15は、学習モデルM1を使用して、評価する電柱のひびないし腐食を推定する。このとき、評価部15は、ナイーブベイズ、SVM、ディープラーニングその他の公知の機械学習技術を用いる。評価部15は、評価結果R1として出力部15bから推定した電柱の状態を確率(例:ひび確率35%)で出力する。なお、評価結果R1は、任意の閾値に基づき(例:ひび確率50%)、閾値以上の確率と評価された電柱を「劣化有り」、閾値未満を「劣化無し」と診断してもよい。
(実施形態3)
図17は、本実施形態の劣化推定器303を説明する図である。劣化推定器303は、実施形態2の劣化推定器302に評価用設備データD3の一部を変更する評価データ修正部16をさらに備えることを特徴とする。
例えば、評価データ修正部16は、評価用設備データD3の経過年に任意の年数nを加算する。評価データ修正部16が修正した評価用設備データD3を評価部15が評価することで、劣化推定器303はn年後の劣化状態を推定することができる。
(実施形態4)
図18は、本実施形態の機械学習器301を説明する図である。本実施形態の機械学習器301は、実施形態1の機械学習器301に対してデータ入力部11に設備データD1及び劣化データD2以外の外部データD4がさらに入力されることが異なる。外部データD4は、例えば、気候や地盤のデータである。つまり、本実施形態の機械学習器301は、入力部11には、前記所外設備が設置された位置の気候データ及び地盤データの少なくともひとつが外部データD4としてさらに入力され、分析部12は、劣化状態にある前記所外設備の外部データD4、及び劣化状態ではない前記所外設備の外部データD4も前記訓練データとして教師あり学習を行うことを特徴とする。
気候データは、気象庁からのデータであり、例えば、平均風速(m/s)、最深積雪(cm)、平均気温(℃)、最高気温−最低気温(℃)、日最低気温0℃未満日数(日/月)、降水量の合計(mm/月)、平均湿度(%)、及び日照時間(時間/月)である。
地盤データは、防災科学技術研究所からのデータであり、例えば、微地形分類コード、表層30mの平均S波速度、及び工学的基盤(Vs=400m/s)から地表に至る最大速度の増幅率である。
機械学習器301は、次のように動作する。分析部12は、データ入力部11を介して設備データD1の一つ以上を読み込む。分析部12は、データ入力部11を介して気候及び地盤等の外部データD4をさらに読み込む。分析部12は、電柱座標位置から、該当する気候データや地盤データを各電柱に紐付ける。なお、気候データは任意の年数(例:10年)もしくは、電柱建柱時から現在までの年数の平均を算出する。分析部12は、これらと、劣化データD2のひびもしくは腐食の有無を正解データとを訓練データとして学習(特徴抽出)する。分析部12は、学習の結果、生成した学習モデルM2を出力部13を介して出力する。
また、本実施形態の劣化推定器は、図16の劣化推定器302や図17の劣化推定器303を利用できるが、評価データ入力部14には、前記所外設備が設置された位置の気候データ及び地盤データの少なくともひとつが外部データとしてさらに入力されることが好ましい。
設備データD1以外に外部データD4も加えることで推定結果の精度を向上させることができる。
(実施例1)
本実施例では、本発明の効果を説明する。図19(A)は、従来の点検方法を説明する図である。従来の点検では、電柱が敷設されている現地に点検者31が行き、点検エリア32にある全ての電柱33についてひびの有無を診断する。例えば、点検者31が1年で診断できる電柱数を2千本と仮定すると、ある点検エリア32に1万本の電柱33が敷設されている場合、点検者31がすべての電柱33についてひび有無を現地診断するのに5年掛かる。なお、従来の点検では、どの電柱にひびがあるかわからないため、あらかじめ診断する電柱を決めることはできない。
図19(B)は、本発明の点検方法を説明する図である。本発明では、電柱33についてひび有り推定確率を出力することができる。例えば、本発明の劣化推定器が、点検エリアにあるひび有り推定確率が0.5〜1となる電柱35が2千本であると推定した場合、該当する電柱を優先的に点検することが可能となる。その結果、点検周期を5年とすると、最初の1年でひび有り推定確率が0.5〜1となる電柱35を点検し、残りの4年(2年目から5年目)でひび有り推定確率が0〜0.5となる電柱34を点検することにより、ひび有り電柱を早期に診断することが可能となり、点検業務を効率的に行うことができる。さらに、ひび有り推定確率が0.5〜1となる電柱35のみを診断するとすれば、残りの電柱34(ひび有り推定確率が0〜0.5)を診断無とし、点検コストを削減することができる。
(実施例2)
実施形態3で説明したように、劣化推定器が評価データ修正部16を備えると、将来ひびが発生する電柱を予測することができる。例えば、劣化推定器で10年後に横ひびが発生している電柱を予測すれば、点検者が点検する対象の電柱を絞り込むことができ、さらに点検コストを低減することができる。
(実施例3)
機械学習器301と劣化推定器(302、303)とを図7のように組み合わせて劣化診断装置としてもよい。当該劣化診断装置は、過去のデータから学習モデルM1を生成し、且つ新たに入力された評価用設備データ(診断対象の所外設備のデータ)から劣化診断を行うことができる。
[補足]
設備データD1や評価用設備データD3のなかには、数値でないデータ(質的データ)が含まれることがある。例えば、官民区分、柱分類、及び地域情報等が質的データである。分析部12及び評価部15の機械学習において、このような質的データは、量的な変数(ダミー変数)に変換される。例えば、官民区分のように官地、民地、境界がある場合、
電柱番号 官民区分
1 官地
2 民地
3 民地
4 官地
5 境界
のデータを下記のように変数単位で1(有り)、0(無し)に変換する。
電柱番号 官地 民地 境界
1 1 0 0
2 0 1 0
3 0 1 0
4 1 0 0
5 0 0 1
また、分析部12及び評価部15の機械学習において、数値データ(量的データ)の次元を合わせるために正規化という手法を用いる。元の説明変数(数値データ)の特徴(分散)を変えずに正規化する。なお、当該正規化の手法は分析部12及び評価部15が採用している機械学習アルゴリズムによって異なる。
11:データ入力部
12:分析部
13:出力部
14:評価データ入力部
15:評価部
15a:データ入力部
15b:出力部
16:評価データ修正部
301:機械学習器
302、303:劣化推定器

Claims (7)

  1. コンピュータが所外設備の劣化を判断するための学習モデルを生成する機械学習器であって、
    前記所外設備の特徴および状態を示す設備データ、及び前記所外設備に発生した劣化の有無を示す劣化データが入力される入力部と、
    劣化状態にある前記所外設備の前記設備データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記設備データを訓練データとして教師あり学習を行い前記学習モデルを生成する分析部と、を備え、
    前記設備データは、前記所外設備が設置されてからの経過年数、前記所外設備を支える支線数、隣あう前記所外設備の配置状態を表す分類、前記所外設備の長さ、及び前記所外設備が設置された地域情報のうち少なくともひとつであることを特徴とする機械学習器。
  2. 前記設備データが、前記所外設備のたわみも含んでおり、
    前記たわみは、前記所外設備の表面の3次元座標から取得した、地際からの各高さにおける前記所外設備の中心点を取得しておき、前記中心点を3次曲線近似した中心軸と、地際から所定の高さまでの前記中心点を直線近似した基準軸との、前記所定の高さより高い位置でのずれであることを特徴とする請求項1に記載の機械学習器。
  3. 前記入力部には、前記所外設備が設置された位置の気候データ及び地盤データの少なくともひとつが外部データとしてさらに入力され、
    前記分析部は、劣化状態にある前記所外設備の前記外部データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記外部データも前記訓練データとして教師あり学習を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の機械学習器。
  4. コンピュータが学習モデルを使用して診断対象所外設備の劣化を診断する劣化推定器であって、
    前記診断対象所外設備の特徴および状態を示す評価用設備データが入力される評価データ入力部と、
    前記学習モデルを使用し、前記評価データ入力部に入力された前記評価用設備データから前記診断対象所外設備が劣化している確率を計算する評価部と、
    を備え、
    前記学習モデルは、劣化状態にある診断対象外の所外設備の設備データ、及び劣化状態ではない診断対象外の所外設備の設備データを訓練データとして教師あり学習で生成されており、
    前記設備データは、前記所外設備が設置されてからの経過年数、前記所外設備を支える支線数、隣あう前記所外設備の配置状態を表す分類、前記所外設備の長さ、及び前記所外設備が設置された地域情報のうち少なくともひとつであることを特徴とする劣化推定器。
  5. 前記設備データが、前記所外設備のたわみも含んでおり、
    前記たわみは、前記所外設備の表面の3次元座標から取得した、地際からの各高さにおける前記所外設備の中心点を取得しておき、前記中心点を3次曲線近似した中心軸と、地際から所定の高さまでの前記中心点を直線近似した基準軸との、前記所定の高さより高い位置でのずれであることを特徴とする請求項4に記載の劣化推定器。
  6. 前記評価データ入力部には、前記所外設備が設置された位置の気候データ及び地盤データの少なくともひとつが外部データとしてさらに入力され、
    前記学習モデルは、劣化状態にある前記所外設備の前記外部データ、及び劣化状態ではない前記所外設備の前記外部データも前記訓練データとして教師あり学習で生成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の劣化推定器。
  7. 請求項1から3のいずれかに記載の機械学習器と、
    前記機械学習器が生成した前記学習モデルを使用する、請求項4から6のいずれかに記載の劣化推定器と、
    を備える劣化診断装置。
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