JP2020149110A - 薬局支援システム及び薬局支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薬局の業務負担を軽減しつつ顧客の健康増進を図る。【解決手段】 本発明は薬局支援システムに関する。そして、本発明の薬局支援システムは、メッセージサービスで用いられる薬局アカウント顧客アカウントを管理するアカウント管理手段と、顧客に調剤した処方箋の内容を管理する処方箋管理手段と、処方箋ごとに、処方箋の内容に応じたタイミングで、薬局アカウントから顧客アカウントに対して、処方箋の内容に応じたシナリオに従ったメッセージサービスを介したメッセージの送信、及び、メッセージサービスを介して顧客アカウントから薬局アカウントに送信されたメッセージを受信するメッセージ処理手段と、メッセージ処理手段が送受信したメッセージを管理するメッセージ管理手段と、メッセージ管理手段が管理するメッセージを薬局に配置された薬局端末に供給する薬局端末処理手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、薬局支援システム及び薬局支援方法に関し、例えば、薬局と顧客(患者)との間の取引や薬剤指導に関する業務を支援するシステムに適用し得る。
従来、調剤薬局の業務を支援(補助)するための情報システムとして、例えば、特許文献1の記載技術が存在する。
特許文献1では、薬剤師による患者に対する服薬指導を支援するためのシステムについて記載されている。特許文献1に記載のシステムでは、顧客(患者)と薬剤師(薬局スタッフ)との間の信頼関係の構築を円滑にするために、顧客に提示する携帯端末に薬剤師の自己紹介や処方する薬剤の一覧を表示したり、顧客に提示した内容を顧客の薬歴として記憶する。
特開2018−60526号公報
ところで、現在薬局には、処方薬の調剤だけでなく、「かかりつけ薬局」や「健康サポート薬局」等顧客の健康を総合的にサポートする業務までが求められているところ、実際にはそれらの業務を行う薬剤師が不足する傾向にあるという問題がある。
例えば、かかりつけ薬局には、24時間顧客の問い合わせを受けられるようにしたり、顧客の自宅に訪問して処方薬の受け渡しをすること等の業務が求められるが、特許文献1のような従来の薬局支援を行うシステムだけでは、かかりつけ薬局(薬剤師)や健康サポート薬局としての業務負担を軽減し、顧客の健康増進に役立つ支援を行うことはできない。
以上のような問題に鑑みて、薬局の業務負担を軽減しつつ顧客(患者)の健康増進を図ることができる薬局支援システム及び薬局支援方法が望まれている。
第1の本発明は、薬局支援システムにおいて、(1)薬局に対応するメッセージサービスで用いられる薬局アカウントと、前記薬局の顧客に対応する前記メッセージサービスで用いられる顧客アカウントを管理するアカウント管理手段と、(2)前記顧客に調剤した処方箋の内容を管理する処方箋管理手段と、(3)前記処方箋ごとに、前記処方箋の内容に応じたタイミングで、前記薬局アカウントから前記顧客アカウントに対して、前記処方箋の内容に応じたシナリオに従った前記メッセージサービスを介したメッセージの送信、及び、前記メッセージサービスを介して前記顧客アカウントから前記薬局アカウントに送信されたメッセージを受信するメッセージ処理手段と、(4)前記メッセージ処理手段が送受信したメッセージを管理するメッセージ管理手段と、(5)前記メッセージ管理手段が管理するメッセージを前記薬局に配置された薬局端末に供給する薬局端末処理手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、薬局支援方法において、(1)アカウント管理手段、処方箋管理手段、メッセージ処理手段、メッセージ管理手段、及び薬局端末処理手段を有し、(2)前記アカウント管理手段は、薬局に対応するメッセージサービスで用いられる薬局アカウントと、前記薬局の顧客に対応する前記メッセージサービスで用いられる顧客アカウントを管理し、(3)前記処方箋管理手段は、前記顧客に調剤した処方箋の内容を管理し、(4)前記メッセージ処理手段は、前記処方箋ごとに、前記処方箋の内容に応じたタイミングで、前記薬局アカウントから前記顧客アカウントに対して、前記処方箋の内容に応じたシナリオに従った前記メッセージサービスを介したメッセージの送信、及び、前記メッセージサービスを介して前記顧客アカウントから前記薬局アカウントに送信されたメッセージを受信し、(5)前記メッセージ管理手段は、前記メッセージ処理手段が送受信したメッセージを管理し、(6)前記薬局端末処理手段は、前記メッセージ管理手段が管理するメッセージを前記薬局に配置された薬局端末に供給することを特徴とする。
本発明によれば、薬局の業務負担を軽減しつつ顧客の健康増進を図ることができる。
第1の実施形態に関連する各装置の接続構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るWebアプリケーションサーバの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係るデータベースサーバの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る薬局端末の機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る顧客端末の機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る薬局データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係る顧客データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係るMS顧客管理データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係るMS薬局管理データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係る処方箋予約データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係る処方箋データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係る処方箋薬データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係る健康相談会話データベースの構成例について示した図である。 第1の実施形態に係る薬局支援システムの動作の例(シナリオ)について示したフローチャートである。 第1の実施形態に係るポータル処理部が提示するWeb画面の例について示した図(その1)である。 第1の実施形態に係るポータル処理部が提示するWeb画面の例について示した図(その2)である。 第1の実施形態に係る健康相談処理部及びメッセージ処理部が送受信する自動対話処理のシナリオの例について示した図(その1)である。 第1の実施形態に係る健康相談処理部及びメッセージ処理部が送受信する自動対話処理のシナリオの例について示した図(その2)である。 第1の実施形態に係る処方薬情報シートの構成例について示した説明図である。 第1の実施形態に係る健康相談処理部及びメッセージ処理部が送受信する自動対話処理のシナリオの例について示した図(その3)である。 第1の実施形態に係る健康相談処理部及びメッセージ処理部が送受信する自動対話処理のシナリオの例について示した図(その4)である。 第2の実施形態に係るWebアプリケーションサーバの機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係るデータベースサーバの機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係るWebアプリケーションサーバで保持されるメッセージリンク情報の構成例について示したブロック図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による薬局支援システム及び薬局支援方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に関連する各装置の接続構成を示すブロック図である。
薬局支援システム1は、調剤薬局の業務を支援することで、薬局のスタッフ(薬剤師等)に対する業務負担を軽減すると共に、支援する薬局の顧客(患者)の健康増進を図るためのシステムである。
図1に示す薬局支援システム1には、Webアプリケーションサーバ10及びデータベースサーバ20を含む装置が配置されている。なお、図1において、括弧内の符号は、後述する第2の実施形態でのみ用いられる符号である。
また、薬局支援システム1は、ネットワークNWを介して、薬局端末30、顧客端末40、及びメッセージサービスシステム50と接続している。ネットワークNWは、例えばインターネット等のIP網が該当する。また、薬局支援システム1に接続する各装置の数は限定されないものである。薬局支援システム1を利用する薬局や顧客の数は限定されないものである。
メッセージサービスシステム50としては、例えば、LINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Skype(登録商標)等の種々のメッセージサービス(チャットサービス)のシステムを適用することができる。以下では、メッセージサービスシステム50としては、出願時点におけるバージョンのLINEのサービスを利用する例について説明する。
Webアプリケーションサーバ10は、薬局支援システム1において各端末にWebベースでアプリケーション(アプリケーションサービス)を提供する装置である。そして、データベースサーバ20は、Webアプリケーションサーバ10で、種々のデータを管理する手段として配置されている。なお、図1に示す薬局支援システム1では、データセンタにWebアプリケーションサーバ10及びデータベースサーバ20が配置されているものとする。
薬局端末30は、Webアプリケーションサーバ10によるサービス(業務支援)を受ける薬局に設置される端末である。薬局端末30としては、例えば、タブレットやPC等の端末を適用することができる。また、薬局端末30には、明細票等を印刷することができるプリンタ60が接続されているものとする。
顧客端末40は、顧客が所持する端末である。顧客端末としては、例えば、スマートホンやタブレット等の携帯端末を適用することができる。
次に、薬局支援システム1を構成する各装置の内部構成について説明する。
図2は、Webアプリケーションサーバ10の内部構成について示したブロック図である。
Webアプリケーションサーバ10の内部構成は、機能的には図2のように示すことができる。Webアプリケーションサーバ10としては、例えば、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータ(例えば、PCやワークステーション等)を用いて構築することができる。
Webアプリケーションサーバ10としては、例えば、種々のWebサーバ向けのミドルウェア(例えば、いわゆるApacheやnginx等)の環境上でプログラム(例えば、HTMLやPHP等を用いたプログラム)を実行することで実現することができる。
第1の実施形態では、Webアプリケーションサーバ10に組み込まれるプログラム(実施形態に係る薬局支援プログラム)には、図3に示すポータル処理部11、処方箋予約処理部12、店頭サービス処理部13、健康相談処理部14及びメッセージ処理部15のモジュールが含まれるものとする。なお、第1の実施形態の薬局支援プログラムに搭載するモジュールの組み合わせは上記の例に限定されないものである。Webアプリケーションサーバ10を構成する各モジュールの詳細については後述する。
図3は、データベースサーバ20の内部構成について示したブロック図である。
データベースサーバ20は、Webアプリケーションサーバ10の処理で必要となる種々のデータを提供する装置である。
データベースサーバ20は、データベース処理部21及びデータ記録部22を有している。
データベースサーバ20の内部構成は、機能的には図3のように示すことができる。データベースサーバ20としては、例えば、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータ(例えば、PCやワークステーション等)を用いて構築することができる。
図3に示す通り、データベースサーバ20は、データベース処理部21、及びデータ記録部22を有している。
データ記録部22は、データベースサーバ20内での各処理で利用される各種データを記録するデータ記録手段である。図3に示す通り、データ記録部22には、少なくとも、薬局データベース221、顧客データベース222、MS顧客管理データベース223、MS薬局管理データベース224、処方箋予約データベース225、処方箋データベース226、処方箋薬データベース227、及び健康相談会話データベース228が記録されているものとする。データ記録部22に記録する各データの詳細構成については後述する。
データベース処理部21は、データ記録部22に記録されたデータベースのデータ処理を行う。データベース処理部21は、例えば、種々のDBMS(Database Management System)を用いて構築することができる。したがって、データ記録部22に記録する各データベースは、データベース処理部21で対応するデータ構造で構成されている必要がある。データベース処理部21は、Webアプリケーションサーバ10の要求(命令)に応じて、データ記録部22に記録された各データベースのデータ処理(例えば、データの更新や読出しの処理)を行う。
次に、薬局端末30の内部構成について説明する。
図4は、薬局端末30の内部構成の例について示したブロック図である。
薬局端末30は、例えば、PC、タブレットPC等の種々の端末装置(コンピュータ;ハードウェア)を用いて構築することができる。図4では、薬局端末30のハードウェアとしてタブレットPCを適用した例について示している。
図4に示すように、薬局端末30は、機能的には、タッチパネルディスプレイ31及びWebブラウザ43を有している。
タッチパネルディスプレイ31は、薬局端末30を所持する薬局スタッフへの情報出力や、薬局スタッフからの入力(例えば、GUI画面を用いた入力)を受け付けるデバイス(ユーザインタフェースの機能を担うデバイス)である。第1の実施形態では、タブレットPCを用いて薬局端末30を構築する例について示しているが、薬局端末30においてユーザインタフェース(薬局スタッフからの入力手段及び薬局スタッフへの出力手段)を担うデバイスの種類は限定されないものである。
Webブラウザ43としては、種々のWebブラウザを適用することができる。薬局端末30のWebブラウザ43は、Webアプリケーションサーバ10にアクセスして薬局向けのWebアプリケーションプログラムの提供を受けて実行することができる。なお、薬局端末30では、薬局向けのアプリケーションプログラムがWebベースではなく専用のアプリケーションとしてインストールされる構成としてもよい。ここでは、Webブラウザ43には、メッセージサービスシステム50(メッセージサービス)にアクセスしてログイン可能なプログラム(プラグイン)もインストールされているものとする。そして、Webブラウザ43の当該プラグインには、当該顧客端末40を利用するユーザのMSアカウントID及びパスワードが設定されているものとする。
次に、顧客端末40の内部構成について説明する。
図5は、顧客端末40の内部構成の例について示した説明図である。
顧客端末40は、例えば、スマートホン、PC、タブレットPC等の種々の端末装置(コンピュータ;ハードウェア)を用いて構築することができる。図5では、顧客端末40のハードウェアとしてスマートホンを適用した例について示している。
図5に示すように、顧客端末40は、機能的には、タッチパネルディスプレイ41、カメラ42、Webブラウザ43、及びメッセージサービスAP44を有している。
タッチパネルディスプレイ41は、顧客端末40を所持する顧客への情報出力や、顧客からの入力(例えば、GUI画面を用いた入力)を受け付けるデバイス(ユーザインタフェースの機能を担うデバイス)である。第1の実施形態では、スマートホンを用いて顧客端末40を構築する例について示しているが、顧客端末40においてユーザインタフェース(顧客からの入力手段及び顧客への出力手段)を担うデバイスの種類は限定されないものである。
Webブラウザ43としては、種々のWebブラウザを適用することができる。顧客端末40のWebブラウザ43は、Webアプリケーションサーバ10にアクセスして顧客向けのWebアプリケーションプログラムの提供を受けて実行することができる。なお、顧客端末40では、顧客向けのアプリケーションプログラムがWebベースではなく専用のアプリケーションとしてインストールされる構成としてもよい。
カメラ42は、例えば、他のプログラム(Webブラウザ43やメッセージサービスAP44等)の呼出に応じて起動し、顧客の操作に応じて撮像(例えば、処方箋や二次元バーコードの撮像)を行って撮像した画像データを出力することができる。
メッセージサービスAP44は、メッセージサービスシステム50とメッセージの送受信を行うアプリケーションプログラムである。
次に、Webアプリケーションサーバ10を構成する各モジュールの概要について説明する。
ポータル処理部11は、顧客端末40に対して、薬局に関する情報や検索サービス等のポータル機能を提供するモジュールである。ここでは、ポータル処理部11は、少なくとも、顧客が所持する処方箋に基づいた処方を受けるための薬局を検索するサービスを提供するものとする。ポータル処理部11は、顧客の操作(例えば、キーワードや現在位置)に応じた薬局の候補を顧客に提示する。その際、ポータル処理部11は、薬局の名称、連絡先だけでなく当該薬局のメッセージサービスシステム50上のアカウント(以下、「メッセージアカウント」または「MSアカウント」と呼ぶ)にアクセスするためのリンクボタンを提供する。
処方箋予約処理部12は、顧客(顧客端末40)から処方箋に基づく調剤の予約(以下、「処方箋予約」と呼ぶ)を受け付ける処理を行うモジュールである。処方箋予約処理部12は、顧客端末40からWeb接続を受けて処方箋予約を受け付け可能なWeb画面(GUI画面)を提供するようにしてもよいが、ここでは、処方箋予約処理部12は、メッセージサービスシステム50を介したユーザインタフェースで、処方箋予約を受け付ける処理も可能であるものとする。
店頭サービス処理部13は、薬局端末30(Webブラウザ43)に対して、薬局内の業務で必要となるWeb画面(GUI画面)を提供して種々の情報提供や処理受付を行うモジュールである。
健康相談処理部14は、メッセージサービスシステム50を介して、顧客(顧客端末40)から健康相談を受け付けたり、顧客(顧客端末40)との間で自動的に対話を行う処理に対応したモジュールである。
メッセージ処理部15は、メッセージサービスシステム50とのインタフェースの機能を担っている。メッセージ処理部15は、各薬局のMSアカウントIDを用いて顧客のMSアカウントIDとメッセージ送受信する処理を行う。メッセージ処理部15は、メッセージサービスシステム50に接続したメッセージ交換等を行うためのAPI(Application Programming Interface)機能を用いて構成するようにしてもよい。
次に、データ記録部22を構成する各データベース(データベース)の構成例について説明する。以下では、説明を簡易とするため、データ記録部22を構成する各データベース(データベース)をテーブル形式で図示するが、実際には種々のデータベースのデータ構造を用いることができる。
図6は、薬局データベース221の構成例について示した説明図である。
薬局データベース221は、各薬局に関するデータを管理するためのデータベースである。
図6に示す薬局データベース221では、薬局ごとに、薬局を識別管理するための「薬局ID」、「薬局名」、「住所」、「電話番号」を含む項目の情報が登録されている。
図7は、顧客データベース222の構成例について示した説明図である。
顧客データベース222は、各顧客(ユーザ)に関するデータを管理するためのデータベースである。
図7に示す顧客データベース222では、顧客ごとに、顧客を識別管理するための「顧客ID」、「氏名」、「生年月日」、「性別」、及び「電話番号」を含む項目の情報が登録されている。
図8は、MS顧客管理データベース223の構成例について示した説明図である。
MS顧客管理データベース223は、各顧客(ユーザ)のMSアカウントIDを管理するためのデータベースである。
図8に示すMS顧客管理データベース223では、顧客ごとに、「顧客ID」、及び「MSアカウントID」を含む項目の情報が登録されている。
図9は、MS薬局管理データベース224の構成例について示した説明図である。
MS薬局管理データベース224は、各薬局のMSアカウントIDを管理するためのデータベースである。
図9に示すMS薬局管理データベース224では、薬局ごとに、「薬局ID」、及び「MSアカウントID」を含む項目の情報が登録されている。
図10は、処方箋予約データベース225の構成例について示した説明図である。
処方箋予約データベース225は、処方箋予約処理部12の処理で顧客から受け付けた処方箋予約を管理するためのデータベースである。
図10に示す処方箋予約データベース225では、処方箋予約ごとに、処方箋予約を識別するための「処方箋予約ID」、処方箋予約の宛先となる「薬局ID」、当該処方箋予約を行った顧客の「氏名」、当該処方箋予約を行った顧客の「生年月日」、当該処方箋予約について受け付けた「予約時間」、当該処方箋の処方にあたってジェネリック薬での処方を希望するか否かを示す「ジェネリック」(1:ジェネリックを希望する、0:ジェネリックを希望しない)、及び当該処方箋予約の処方箋を撮像した画像(以下、「処方箋画像」と呼ぶ)のデータを示す「処方箋画像データ」の情報が登録されている。
処方箋データの項目には、処方箋画像データ自体又は処方箋画像データのファイルへアクセスするリンク情報を登録するようにしてもよい。また、第1の実施形態では、処方箋予約データベース225で処方箋画像データを直接管理する構成としているが、具体的なデータベース(テーブル)の構造は限定されないものであり、複数のデータベース(テーブル)を用いて管理するようにしてもよい。
図11は、処方箋データベース226の構成例について示した説明図である。
処方箋データベース226は、店頭サービス処理部13の処理で処方箋に基づいて処方を行った際の記録を管理するためのデータベースである。
図11に示す処方箋データベース226では、処方箋ごとに、処方箋を識別するための「処方箋ID」、当該処方箋に基づく調剤を行った薬局の「薬局ID」、当該処方箋に基づく調剤を行った先の「顧客ID」、及び当該処方箋に基づく調剤を行った日付を示す「調剤年月日」を含む項目の情報が登録されている。
図12は、処方箋薬データベース227の構成例について示した説明図である。
処方箋薬データベース227は、処方箋データベース226で管理される各処方箋で処方された各処方箋薬を管理するためのデータベースである。例えば、処方箋データベース226上で管理される任意の処方箋が、2つの処方薬を処方する内容であった場合、処方箋薬データベース227では、当該処方箋に対応する2つの処方箋薬のデータ(2つのレコードのデータ)がそれぞれ別個に登録されることになる。
図12に示す処方箋薬データベース227では、処方箋薬ごとに、処方箋薬を識別するための「処方箋薬ID」、当該処方箋薬に対応する処方箋を識別するための「処方箋ID」、「薬品コード」、「薬品名」、当該処方薬の一日当たりの処方量を示す「1日量」、当該処方薬の処方量(処方された合計量)を示す「調剤量」、当該処方箋薬の服用間隔(単位は時間)を示す「服用間隔」、当該処方箋薬の服用間隔をテキストベース(例えば、「朝食後」、「朝食後、夕食後」等の文字列)で示した「服用間隔テキスト」、当該処方箋薬の服用を開始すべき日を示す「服用開始日」、当該処方箋薬を服用する全期間の中間にあたる日を示す「服用中日」、当該処方箋薬を服用する最終日を示す「服用終了日」、当該処方箋薬の服用開始日のタイミングをメッセージサービスシステム50で顧客に通知するか否かを示す「服用開始時通知可否」、当該処方箋薬の服用中日のタイミングをメッセージシステムで顧客に通知するか否かを示す「服用中通知可否」、当該処方箋薬の服用最終日のタイミングをメッセージサービスシステム50で顧客に通知するか否かを示す「服用終了時通知可否」を含む項目の情報が登録されている。
図13は、健康相談会話データベース228の構成例について示した説明図である。
健康相談会話データベース228は、健康相談処理部14が行う薬局と顧客との間で健康相談に関して交換されるメッセージ(メッセージサービスシステム50上で交換されるメッセージ)の内容を管理するためのデータベースである。健康相談会話データベース228では、薬局から顧客へのメッセージ、及び顧客から薬局へのメッセージを区別して管理する。健康相談会話データベース228では、メッセージごと(「薬局から顧客への1つのメッセージ」又は「顧客から薬局への1つのメッセージ」ごと)のデータが記録される。
図13に示す健康相談会話データベース228では、健康相談のメッセージごとに、メッセージを識別するための「メッセージ識別ID」、メッセージの送信日時を示す「送信日時」、健康相談を受ける薬局を識別するための「薬局ID」、健康相談を求める顧客を識別するための「顧客ID」、当該メッセージの送信元(顧客又は薬局)を示す「会話タイプ」、及び当該メッセージの既読又は未読(薬局のスタッフによる未読又は既読)を示す「ステータス」を含む項目の情報が登録されている。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の薬局支援システム1の動作(実施形態に係る薬局支援方法)の例を説明する。
ここでは、薬局支援システム1のWebアプリケーションサーバ10が、図14のシナリオに沿って動作した場合の例について説明する。
まず、図14のシナリオの概要について説明する。
まず、Webアプリケーションサーバ10が、ポータル機能(ポータル処理部11の機能)を経由し、メッセージサービスシステム50を用いて、「山田 太郎」という名前で、MSアカウントIDが「taro_ms」である顧客(顧客端末40)から、AAA薬局(店舗IDが「1」の薬局)に対する処方箋予約を受け付けたものとする(S101)。
次に、当該顧客が当該薬局(AAA薬局)に来局し、当該顧客に対して処方箋予約された処方箋に基づく調剤(処方箋に基づく処方薬の引き渡し)が行われ、店頭サービス処理部13の機能により、当該顧客の顧客情報の登録及び当該処方箋の登録が行われたものとする(S102)。
次に、メッセージサービスシステム50上で、当該顧客のMSアカウントIDと、AAA薬局のMSアカウントIDとが関連付け(例えば、LINEサービスにおけるお友達登録)する処理が行われたものとする(S103)。これにより、AAA薬局側のMSアカウントIDから当該顧客のMSアカウントIDへのメッセージ送信(例えば、健康相談等に関するメッセージ送信)が可能となる。
その後、健康相談処理部14の機能により、当該処方箋の内容に基づいたタイミングで、当該顧客(顧客端末40)との間で、メッセージサービスシステム50を介したメッセージ交換が行われ(S104)、交換されたメッセージ(会話内容)が保存される(S105)。
その後、店頭サービス処理部13及び健康相談処理部14の機能により、薬局のスタッフに当該顧客と交換したメッセージの内容が提示される(S106)。なお、店頭サービス処理部13及び健康相談処理部14の機能により、薬局のスタッフは、各顧客に対して健康相談に応答するメッセージ等を送信する処理を行うこともできる。
以下では、上記のシナリオの各ステップのそれぞれについて具体例を説明する。
[S101:処方箋予約受付処理]
まず、上記のステップS101における処方箋予約受付処理の具体例について説明する。
まず、Webアプリケーションサーバ10において、ポータル機能(ポータル処理部11の機能)を経由し、メッセージサービスシステム50を用いて、当該顧客(顧客端末40)から処方箋予約を受け付ける処理について説明する。
ここでは、当該顧客の操作に応じて顧客端末40(Webブラウザ32)が、Webアプリケーションサーバ10のポータル処理部11に対応するURLにアクセスしたものとする。ここでは、ポータル処理部11は、顧客端末40(Webブラウザ32)に対して、例えば、図15に示すようなWeb画面を提供するものとする。
図15に示すポータルのWeb画面では、薬局を検索するためのキーワード入力を受け付けるフィールドF101と、フィールドF101に入力されたキーワードで薬局の検索を受け付けるためのボタンB101とが配置されている。
ここでは、ポータル処理部11は、図15に示すようなWeb画面を顧客端末40(Webブラウザ32)に提示して、薬局のキーワード検索を受け付け、当該キーワードに基づいて検索(例えば、薬局データベース221からキーワードに該当する薬局を検索)する。
そして、ポータル処理部11は、検出した薬局の一覧を表示したWeb画面を顧客端末40(Webブラウザ32)に提示する。ここでは、ポータル処理部11は、図16に示すようなWeb画面を提示したものとする。
図16に示すWeb画面では、AAA薬局(薬局ID1の薬局)とBBB薬局(薬局ID2の薬局)を含む薬局のリストが表示されている。
図16では、AAA薬局についてはフィールドF201に表示され、BBB薬局についてはフィールドF202に表示されている。そして、フィールドF201には、AAA薬局にメッセージサービスシステム50を介して処方箋予約を受け付けるためのボタンB201(リンク)が配置されている。また、フィールドF202にも、BBB薬局にメッセージサービスシステム50で処方箋予約を受け付けるためのボタンB202(リンク)が配置されている。
顧客の操作により、図16に示すWeb画面で、ボタンB201が押下されると、顧客端末40のWebブラウザ43では、メッセージサービスのプラグイン機能により、メッセージサービスシステム50へのログイン(予め設定されたMSアカウントID及びパスワードを用いたログイン)が実行されると共に、メッセージサービスAP33が起動される。これにより、顧客端末40(メッセージサービスAP33)では、ボタンB201に設定されたリンク情報(AAA薬局のMSアカウントID)に基づき、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)との間でメッセージ送受信可能な状態となる。
一方、Webアプリケーションサーバ10では、メッセージ処理部15により、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)を用いて、当該顧客のMSアカウントID(taro_ms)に対して自動的に対話する処理(以下、「自動対話処理」と呼ぶ)が行われる。また、メッセージ処理部15は、自動対話処理の過程で、必要に応じて他のモジュールと連携してメッセージ等の送受信処理を行う。メッセージ処理部15は、自動対話処理において、メッセージ送信や、顧客に対する入力選択肢の提示(入力可能な選択肢が記述されたボタンの提示)や、顧客からのメッセージ受付(提示した選択肢の選択操作により入力されたメッセージを含む)や、顧客からのデータ(例えば、処方箋画像データ)のアップロードの受付等を行うことができる。
図17、図18は、処方箋予約受付処理において、メッセージ処理部15が、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)を用いて、当該顧客のMSアカウントID(taro_ms)との間で行う自動対話処理の例について示している。図17、図18では、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)と顧客のMSアカウントID(taro_ms)との間で送受信される際に、顧客端末40のメッセージサービスAP44が表示する画面に表示される内容を図示している。図17、図18では、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)から送信されるメッセージを左からの吹き出しで囲い、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から送信されるメッセージ(すなわち顧客端末40のメッセージサービスAP44から送信されるメッセージ)を右からの吹き出しで囲って図示している。また、図17、図18では、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)から自動対話処理で提示される選択肢のボタンを点線で囲って図示している。これは、後述する図20、図21においても同様である。
メッセージ処理部15は、メッセージサービスシステム50を介して顧客のMSアカウントID(taro_ms)から、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)へアクセスを受けると、まず図17(a)に示すように、AAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)でメッセージを受け付けたことを示すメッセージと共に、「健康相談」又は「処方箋予約」のいずれかを選択するためのボタンを提示する。ここでは、顧客により「処方箋予約」のボタンが押下され、顧客端末40(メッセージサービスAP44)から「処方箋予約」というメッセージが送信されたものとする。
そして、メッセージ処理部15は、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から「処方箋予約」のメッセージを受信すると、処方箋予約処理部12に、顧客のMSアカウントID(taro_ms)からAAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)への処方箋予約の処理開始を依頼する。
以後は、処方箋予約処理部12が、メッセージ処理部15を介して、顧客のMSアカウントID(taro_ms)との間で処方箋予約の自動対話処理を行うことになる。
処方箋予約処理部12は、顧客のMSアカウントID(taro_ms)との処方箋予約処理の自動対話処理を開始すると、まず、図17(b)に示すように顧客の氏名入力(フリー入力)を要求するメッセージを送信する。そして、ここでは、処方箋予約処理部12は、顧客による顧客端末40(メッセージサービスAP44)への入力操作により、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から「山田 太郎」というメッセージを受信したものとする。
次に、処方箋予約処理部12は、図17(c)に示すように顧客の電話番号の入力(フリー入力)を要求するメッセージを送信し、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から「090-1234-5678」というメッセージを受信したものとする。
次に、処方箋予約処理部12は、図17(d)に示すように、来局予定の選択入力を要求するメッセージと共に、「本日」又は「処方箋有効期間内」のいずれかを選択するためのボタンを提示する処理を行う。ここでは、顧客により「本日」のボタンが押下され、顧客端末40(メッセージサービスAP44)から「本日」というメッセージが送信されたものとする。そして、処方箋予約処理部12は、図17(c)に示すように「本日」というメッセージに応じて、AAA薬局の本日の営業時間を通知するメッセージを送信する。
次に、処方箋予約処理部12は、図18(a)に示すように、ジェネリック医薬品を希望するか否かの選択入力を要求するメッセージと共に、「はい」又は「いいえ」のいずれかを選択するためのボタンを提示する処理を行う。ここでは、顧客により「はい」のボタンが押下され、顧客端末40(メッセージサービスAP44)から「はい」というメッセージが送信されたものとする。そして、処方箋予約処理部12は、図18(a)に示すように「はい」というメッセージに応じて、ジェネリック医薬品を用意する旨のメッセージを送信する。
次に、処方箋予約処理部12は、図18(b)に示すように、処方箋をカメラ撮影した処方箋画像データのアップロードを要求するメッセージを送信し、処方箋画像データのアップロードを受信するために待機する。そして、顧客による顧客端末40に対する操作によりカメラ42で処方箋が撮像され、撮像された処方箋画像データがメッセージサービスAP44でアップロードされたものとする。顧客端末40において画像を撮像してアップロードする処理については、種々のスマートホン等の種々の携帯端末と同様の処理を適用することができるため、ここでは詳しい説明を省略する。
次に、処方箋予約処理部12は、図18(c)に示すように、処方箋予約を受け付けた旨を通知するメッセージを送信して、一連の処方箋予約の自動対話処理を終了する。
以上のように、Webアプリケーションサーバ10では、メッセージ処理部15及び処方箋予約処理部12の自動対話処理により、メッセージサービスシステム50を介して顧客端末40から処方箋予約を受け付ける。なお、処方箋予約の自動対話処理で取得する情報の順序や情報の組み合わせについては上記の例に限定されないものである。
処方箋予約処理部12は、自動対話処理により、顧客(顧客端末40)から必要な情報を取得すると、自動対話処理で受け付けたメッセージの内容に基づき、当該処方箋予約に処方箋予約IDを割り振り、当該処方箋予約IDに対応する情報(処方箋予約の情報)を処方箋予約データベース225に登録する。ここでは、処方箋予約処理部12は、受け付けた処方箋予約の処方箋予約IDとして「1」を割り振ったものとする。また、処方箋予約処理部12は、図17、図18に示すような内容のメッセージにより自動対話処理を行った場合、処方箋予約データベース225に図10に示すような情報(「処方箋予約ID:1」の情報)を登録する。この場合、処方箋予約処理部12は、図10に示すように、処方箋予約データベース225に、「処方箋予約ID:1、薬局ID:1、名前:山田 太郎、電話番号:090-1234-5678、予約時間:2019年2月1日、ジェネリック:1、処方箋画像データ:画像データX1」という情報を追加する。
そして、店頭サービス処理部13は、AAA薬局に配置された薬局端末30(Webブラウザ32)からアクセスを受けると、AAA薬局の薬局ID(1)に対応する処方箋予約の情報(処方箋予約データベース225から薬局IDが「1」となっている処方箋予約を抽出した情報)を表示する画面を、薬局端末30(Webブラウザ32)に提示することができる。
これにより、AAA薬局のスタッフは、現在受けている処方箋予約の内容を確認し、必要な処方薬の用意等を行うことができる。
[S102:顧客情報及び処方箋登録]
その後、当該顧客が、AAA薬局を訪れ、AAA薬局において当該顧客に対して、当該処方箋に基づく処方薬の調剤が行われたものとする。
その時、店頭サービス処理部13の機能を用いて、AAA薬局のスタッフが、当該顧客の情報を顧客データベース222に登録すると共に、当該顧客に処方した内容を、処方箋データベース226(処方箋薬データベース227)に登録したものとする。このとき、店頭サービス処理部13は、当該顧客に対して空いている顧客IDを割当て、さらに当該処方箋に対して空いている処方箋IDを割当てる。さらに、店頭サービス処理部13は、当該処方箋に設定されたそれぞれの処方箋薬に対して空いている処方箋薬IDを割当てる。
ここでは、当該顧客(氏名:山田太郎)に対する顧客IDとして1が割り当てられ、さらに当該処方箋に対する処方箋IDとして1が割り当てられたものとする。また、ここでは、当該処方箋(処方箋ID:1)に2つの処方箋薬が設定されており、この2つの処方箋薬に対する処方箋薬IDとして、それぞれ1、2が割り当てられたものとする。
そして、ここでは、顧客データベース222に、図7に示すような内容が当該顧客(氏名:山田太郎、顧客ID:1)の顧客情報として登録されたものとする。
また、ここでは、処方箋データベース226及び処方箋薬データベース227に、図11、図12に示すような内容が、当該処方箋(処方箋ID:1)及び関連する処方箋薬(処方箋薬ID:1、2)の情報として登録されたものとする。
なお、店頭サービス処理部13は、処方箋薬データベース227の各項目について、全て薬剤師から入力を受け付けるようにしてもよいが、服用開始日、服用中日、服用終了日については他の項目の情報に基づいて自動的に入力するようにしてもよい。例えば、一日量と調剤量がわかれば服用期間(服用開始日から服用終了日までの期間)を把握できる(服用期間=調剤量/一日量)。したがって、店頭サービス処理部13では、例えば、服用開始日を調剤日又は調剤日の翌日とすれば、服用終了日と服用中日については自動的に入力することが可能となる。また、店頭サービス処理部13では、服用開始日のみ、薬剤師から入力(例えば、薬剤師が顧客から残薬の状況等を確認した上で服用開始日を入力)を受け付け、服用中日と服用終了日ついて自動的に入力するようにしてもよい。また、店頭サービス処理部13は、服用期間の日数が奇数である場合は服用期間の中間の日を服用中日に設定し、服用期間の日数が偶数である場合には、「服用期間前半の最終日」又は「服用期間後半の初日」を服用中日として設定するようにしてもよい。
[S103:MSアカウントIDの関連付け]
さらに、店頭サービス処理部13は、処方箋の登録を受け付けると、プリンタ60から当該処方箋に基づき調剤された処方薬に関する情報を印刷した書類(以下、「処方薬情報シート」と呼ぶ)を発行する。
図19は、処方薬情報シートの構成例について示した説明図である。
店頭サービス処理部13が発行する処方薬情報シートには、図19に示すように、メッセージサービスシステム50上で、当該顧客のMSアカウントIDと、AAA薬局のMSアカウントIDとを関連付け(例えば、LINE@のサービスを用いたお友達登録)する処理を実行するための二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))が印刷されている。当該二次元バーコードには、AAA薬局のMSアカウントIDと当該顧客のMSアカウントIDとを関連付ける命令と当該命令の付加情報(例えば、当該顧客を特定するための顧客ID等の個人情報)が含まれている。
そして、当該顧客により顧客端末40が操作され、メッセージサービスAP44からカメラ42が起動され当該二次元バーコードが読み込まれると、メッセージサービスAP44が、メッセージサービスシステム50に対して当該顧客のMSアカウントIDと、AAA薬局のMSアカウントIDの関連付けを要求すると共に、当該二次元バーコードに含まれる付加情報(顧客IDを含む情報)をAAA薬局のMSアカウントID(AAA_ms)に送信する。これにより、メッセージ処理部15では、当該顧客MSのアカウントID(メッセージサービスシステム50でAAA薬局のMSアカウントIDと関連付けられたもの)と、当該顧客の顧客IDとの対応関係を認識し、その内容を、MS顧客管理データベース223に登録することができる。ここでは、メッセージ処理部15は、MS顧客管理データベース223に対して、図8に示すように、当該顧客(顧客ID:1)のMSアカウントIDとして「taro_ms」を設定することができる。
以上のような処理により、健康相談処理部14では、AAA薬局のMSアカウントIDから、当該顧客のMSアカウントID(taro_ms)にメッセージサービスシステム50を介し健康相談に関するメッセージ送信が可能となる。
[S104:健康相談に関するメッセージ交換(自動対話処理)]
次に、健康相談処理部14の機能により、処方箋(処方箋データベース226及び処方箋薬データベース227)の内容に基づいたタイミングで、当該顧客(顧客ID:1、氏名:山田太郎)のMSアカウントID(taro_ms)との間で健康相談に関する自動対話処理が行われる際の具体例について説明する。
健康相談処理部14は、処方箋データベース226に登録された処方箋IDごとに、処方箋薬データベース227に登録された健康相談に関するメッセージを送信する各タイミング(以下、「健康相談メッセージ送信タイミング」と呼ぶ)を把握し、把握した健康相談メッセージ送信タイミングが到来するごとに、その健康相談メッセージ送信タイミングに応じたメッセージ等を送信する。
図12に示すように、処方箋薬データベース227には、処方薬ごとに、健康相談メッセージ送信タイミングとして、服用開始日、服用中日、及び服用終了日が登録されているが、ここでは説明を簡易とするため、同じ処方箋IDに対応する処方箋薬のデータにおいて、健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)には共通するタイミング(日付)が設定されているものとして説明する。例えば、図12では、「処方箋ID:1」に対応する2つの「処方箋薬ID:1、2」に対応する服用開始日、服用中日、及び服用終了日は、いずれも共通する日付が設定されている。
また、健康相談処理部14は、処方箋薬データベース227において各処方箋薬IDの「服用開始時通知可否」、「服用中通知可否」、及び「服用終了時通知可否」を参照して、各健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)の送信要否を判断する。すなわち、「服用開始時通知可否」、「服用中通知可否」、及び「服用終了時通知可否」が、各健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)におけるメッセージ送信要否を決定するスイッチとして機能している。なお、ここでは、説明を簡易とするため、同じ処方箋IDに対応する処方箋薬のデータにおいて、これらのスイッチの項目(「服用開始時通知可否」、「服用中通知可否」、及び「服用終了時通知可否」)についても同じ値が設定されているものとして説明する。
ここで、処方箋薬データベース227の内容が図11のようになっており、処方箋薬データベース227の内容が図12のようになっていた場合、「処方箋ID:1」に対応する健康相談メッセージ送信タイミングは、「服用開始日=2019年2月1日、服用中日=2019年2月8日、服用終了日=2019年2月14日」となる。また、健康相談処理部14は、処方箋データベース226、顧客データベース222、MS顧客管理データベース223、及びMS薬局管理データベース224の内容を総合すると、処方箋IDごとに薬局のMSアカウントIDと、顧客のMSアカウントIDを認識することができる。
以上のように、健康相談処理部14は、処方箋IDごとに、健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)と、健康相談を行う薬局のMSアカウントIDと、健康相談を受ける顧客のMSアカウントIDを認識して、健康相談のメッセージ送受信する処理(自動対話処理)を行うことができる。
次に、図20、図21を用いて、「処方箋ID:1」の処方箋に基づいて健康相談処理部14が各健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)に行うメッセージ送受信の例について説明する。「処方箋ID:1」の処方箋では、調剤した薬局が「AAA薬局」で、処方された顧客は「顧客ID:1」の顧客(氏名:山田 太郎、MSアカウントID:taro_ms)であるものとする。
まず、健康相談処理部14は、「処方箋ID:1」の処方箋について服用開始日が到来すると、図20(a)に示すように、処方した処方箋薬の服用開始時期となった旨を通知するためのメッセージを、当該薬局のMSアカウントID(AAA_ms)から、当該顧客のMSアカウントID(taro_ms)に送信する。
次に、健康相談処理部14は、「処方箋ID:1」の処方箋について服用中日となると、図20(b)〜図20(d)、図21(a)〜図21(c)に示すように、処方した処方箋薬の服薬状況に関してヒアリングするためのメッセージ送受信を行う。服薬状況に関してヒアリングするためのシナリオ(以下、「健康相談シナリオ」と呼ぶ)は、図20、図21の例に限定されないものであり、種々のシナリオを適用することができる。
服用中日となると、健康相談処理部14は、まず、図20(b)に示すように顧客に服薬状況に関して選択入力を要求するメッセージと共に、「飲めている」又は「飲めていない」のいずれかを選択するためのボタンを提示する処理を行う。ここでは、顧客により「飲めていない」のボタンが押下され、顧客端末40(メッセージサービスAP44)から「飲めていない」というメッセージが送信されたものとする。
次に健康相談処理部14は、図20(c)に示すように顧客に服薬について困っている点についてフリー入力を要求するメッセージを提示する処理を行う。ここでは、顧客により「飲み忘れることが多い」というメッセージが入力され、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から当該メッセージが送信されたものとする。なお、健康相談処理部14は、図20(b)の質問で「飲めている」が選択された場合、図20(c)の質問をスキップする処理を行うようにしてもよい。このように、健康相談処理部14は、自動対話処理において、顧客から入力された内容に応じて、次の質問を変更したりスキップしたりするようにしてもよい。
次に、健康相談処理部14は、図20(d)に示すように顧客に副作用の問題の有無について選択入力を要求するメッセージと共に、「問題ない」又は「問題ある」のいずれかを選択するためのボタンを提示する処理を行う。ここでは、顧客により「問題ある」のボタンが押下され、顧客端末40(メッセージサービスAP44)から「問題ある」というメッセージが送信されたものとする。
次に健康相談処理部14は、図21(a)に示すように顧客に副作用についてどのような状況であるかについてフリー入力を要求するメッセージを送信する処理を行う。ここでは、顧客により「薬を服用すると、眠気が強い」というメッセージが入力され、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から当該メッセージが送信されたものとする。なお、健康相談処理部14は、図20(d)の質問で「問題ない」が選択された場合、図21(a)の質問をスキップする処理を行うようにしてもよい。
次に、健康相談処理部14は、図21(b)に示すように顧客に症状で困っていることの有無について選択入力を要求するメッセージと共に、「ない」又は「ある」のいずれかを選択するためのボタンを提示する処理を行う。ここでは、顧客により「ある」のボタンが押下され、顧客端末40(メッセージサービスAP44)から「ある」というメッセージが送信されたものとする。
次に、健康相談処理部14は、図21(c)に示すように顧客に症状について困っている点についてフリー入力を要求するメッセージを送信する処理を行う。ここでは、顧客により「微熱が続いている」というメッセージが入力され、顧客のMSアカウントID(taro_ms)から当該メッセージが送信されたものとする。なお、健康相談処理部14は、図21(b)の質問で「ない」が選択された場合、図21(c)の質問をスキップする処理を行うようにしてもよい。
その後、健康相談処理部14は、服用終了日(又は、服用終了日の数日前)となると、健康相談処理部14は、図21(d)に示すように、顧客に服薬期間が終了するため医療機関への受信を促すメッセージを送信する処理を行う。
以上のように、健康相談処理部14は、処方箋IDごとに、健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)ごとに所定の健康相談シナリオに従ってメッセージ送受信等(自動対話処理)を行う。
[S105:健康相談に関して交換した目セージを記録]
健康相談処理部14は、健康相談についてメッセージを送信又は受信する度に、各メッセージにメッセージ識別IDを割り振り、健康相談会話データベース228に登録する。図20、図21のようなメッセージが送受信された場合健康相談会話データベース228の内容は、図13のような内容となる。
なお、健康相談処理部14は、顧客(顧客のMSアカウントID)から健康相談シナリオに沿って返答されるメッセージだけでなく、顧客が自発的に送信したメッセージについても受信して、健康相談会話データベース228に登録するようにしてもよい。
[S106:顧客と交換したメッセージ薬局スタッフに提示]
店頭サービス処理部13は、健康相談会話データベース228の各メッセージについて、「顧客ID」、「送信日時」、「ステータス」等のキーに基づいて抽出して表示(以下、この抽出したメッセージを表示する画面を「メッセージ表示画面」と呼ぶ)することができるものとする。また、店頭サービス処理部13は、メッセージ表示画面に表示されたメッセージに返答(当該メッセージの送信元の顧客のMSアカウントIDに返答)する処理の受付を行うようにしてもよい。これにより、店頭サービス処理部13は、メッセージ処理部15を介して、当該薬局(薬局ID)の各顧客(各顧客のMSアカウントID)に対してメッセージ送信を行うことが可能となる。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態の薬局支援システム1(Webアプリケーションサーバ10)では、薬局(薬剤師)と顧客(患者)とのコミュニケーションにメッセージサービスシステム50を利用する。これにより、第1の実施形態の薬局支援システム1では、従来のように電話等の手段でコミュニケーションをとる場合と比較して、顧客が応対する時刻が制限されないため、顧客にとって健康相談に関する返答や質問がしやすくなる等の効果を奏する。また、これにより、第1の実施形態の薬局支援システム1では、薬局(薬剤師)が顧客から健康相談を受けたり、健康上の情報提供を行う際の手間を、従来のように電話等の手段でコミュニケーションをとる場合と比較して、大幅に削減することができる。さらに、これにより、第1の実施形態の薬局支援システム1では、薬局(薬剤師)と顧客との間の会話の記録を確実に残すことができるため、顧客に対する情報提供の漏れを低減し、顧客の健康増進を図ることができる。
また、第1の実施形態の薬局支援システム1(Webアプリケーションサーバ10)では、処方箋薬データベース227(処方箋データベース226)に、健康相談メッセージ送信タイミング(服用開始日、服用中日、及び服用終了日)を設定し、各健康相談メッセージ送信タイミングに応じた健康相談シナリオで自動対話処理(健康相談シナリオに沿ってメッセージサービスシステム50を用いたメッセージ送受信)を行う。これにより、第1の実施形態の薬局支援システム1では、薬剤師の作業量を増加させずに、多数の顧客に対して、処方箋の内容に応じた好適なタイミングで、健康相談を受け付けることができる。また、これにより、第1の実施形態の薬局支援システム1を利用する顧客は、服薬期間内に処方薬に基づく問題が発生した場合でも、処方箋の内容に応じた好適なタイミングで、健康相談を受けて、健康増進を図ることができる。
以上のように、第1の実施形態の薬局支援システム1(Webアプリケーションサーバ10)では、薬局の業務負担を軽減しつつ顧客の健康増進を図ることができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による薬局支援システム及び薬局支援方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成及び動作
第2の実施形態の薬局支援システム1Aの全体構成についても、上述の図1を用いて示すことができる。図1において、括弧内の符号は、第2の実施形態でのみ用いられる符号である。
図1に示すように、薬局支援システム1Aでは、Webアプリケーションサーバ10とデータベースサーバ20が、Webアプリケーションサーバ10Aとデータベースサーバ20Aに置き換わっている点で第1の実施形態と異なっている。
図22は、第2の実施形態に係るWebアプリケーションサーバ10Aの機能的構成について示したブロック図である。
図22に示すように、Webアプリケーションサーバ10Aでは、メッセージ処理部15がメッセージ処理部15Aに置き換わっている点で第1の実施形態と異なっている。また、第2の実施形態のメッセージ処理部15Aでは、メッセージリンク情報151が保持される。
図23は、第2の実施形態に係るデータベースサーバ20Aの機能的構成について示したブロック図である。
図23に示すように、第2の実施形態のデータベースサーバ20Aでは、データ記録部22から、MS薬局管理データベース224が除外されている点で第1の実施形態と異なっている。
第1の実施形態では、各薬局にメッセージサービスシステム50上のMSアカウントIDが付与される構成について説明した。しかしながら、通常LINE等のメッセージサービスシステム50では、法人向けのアカウント(例えば、LINE公式アカウントやLINE@アカウント)は有料となるため、薬局ごとに法人向けのアカウントを取得すると、各薬局にそれらのコスト負担を求めることになる。薬局支援システム1に多数の薬局の加入を求めるためには、可能な限り運営に係るコストは少ないことが望ましい。
ところで、第1の実施形態では、各薬局に個別のMSアカウントIDを付与しているが、実際にメッセージサービスシステム50に直接接続して、顧客のMSアカウントID(顧客端末40)とメッセージ送受信するのは、Webアプリケーションサーバ10だけである。そこで、第2の実施形態の薬局支援システム1Aでは、各薬局で共通のMSアカウントID(法人向けのMSアカウントID)を取得して、Webアプリケーションサーバ10Aでメッセージ送受信する構成となっている。以下では、薬局支援システム1A(Webアプリケーションサーバ10A)に付与されるMSアカウントIDを「YS_MS」と表す。
具体的には、第2の実施形態では、Webアプリケーションサーバ10Aのメッセージ処理部15Aが、薬局支援システム1A側のMSアカウントID(YS_MS)を用いて、各顧客のMSアカウントID(顧客端末40)とメッセージ送受信を行う。
第2の実施形態では、データベースサーバ20AにMS顧客管理データベース223は保持されているので、メッセージ処理部15Aは、薬局支援システム1A(Webアプリケーションサーバ10A)から、各顧客のMSアカウントID(顧客端末40)へのメッセージ(以下、「下りメッセージ」と呼ぶ)については、第1の実施形態と同様の処理によりメッセージ送信処理を行う。
また、メッセージ処理部15Aは、各顧客のMSアカウントID(顧客端末40)ごとに、現在いずれの薬局(薬局ID)とメッセージを送受信しているかに関する情報として、メッセージリンク情報151を保持しているものとする。
図24は、メッセージリンク情報151の構成例について示した説明図である。
図24に示すように、メッセージリンク情報151では、薬局IDと顧客ID(もしくは顧客のMSアカウントID)の組み合わせ(以下、この組み合わせを単に「メッセージリンク」とも呼ぶ)と、当該メッセージリンクの顧客IDに対応するMSアカウントIDとしての「顧客MSアカウントID」と、当該メッセージリンクで最後にメッセージが送受信された時刻としての「最終メッセージ送受信時刻」が登録されている。
メッセージ処理部15Aは、例えば、メッセージリンク情報151に登録されていないメッセージリンクについて下りメッセージを送信する際、当該メッセージリンクに関する情報を、メッセージリンク情報151に追加登録する。また、そのとき、当該メッセージリンクの顧客MSアカウントIDにメッセージ処理部15Aは、当該下りメッセージの送信先(顧客のMSアカウントID)を設定し、さらに当該メッセージリンクの最終メッセージ送受信時刻に現在時刻を設定する。
また、メッセージ処理部15Aは、メッセージリンク情報151に登録されているメッセージリンクに対応する下りメッセージ又は上りメッセージが発生した場合、メッセージリンク情報151上で当該メッセージリンクに対応する最終メッセージ送受信時刻を現在時刻に更新する。
さらに、メッセージ処理部15Aは、メッセージサービスシステム50側から上りメッセージを受信した場合、当該上りメッセージの送信元のMSアカウントID(顧客のMSアカウントID)を取得し、取得したMSアカウントIDに基づき当該上りメッセージに対応するメッセージリンク(顧客MSアカウントIDと一致するメッセージリンク)を認識する。これにより、メッセージ処理部15Aは、メッセージサービスシステム50側から受信した上りメッセージのメッセージリンクを特定できるので、同時に当該上りメッセージの宛先となる薬局ID(薬局)を特定し、当該上りメッセージの情報を健康相談会話データベース228に記録することができる。
さらにまた、メッセージ処理部15Aは、メッセージリンク情報151上で、最終メッセージ送受信時刻が所定時間T1以上前の時間となっているメッセージリンク(T1以上の期間メッセージが送受信されていないメッセージリンク)があった場合、当該メッセージリンクの情報をメッセージリンク情報151から削除する。すなわち、メッセージ処理部15Aは、直近のT1の期間にメッセージ送受信のあったメッセージリンクのみをアクティブなメッセージリンクとして認識して保持し、直近のT1の期間にメッセージ送受信の無かったメッセージリンクのみを非アクティブなメッセージリンクとして認識して破棄する。時間T1としては、例えば、30分〜1時間程度の時間を適用することができる。通常、顧客が、同時に複数の薬局とメッセージ送受信することは考えにくいため、ある程度の期間メッセージ送受信の発生しなかったメッセージリンクについて非アクティブとしても大きな問題は発生しない。
なお、メッセージ処理部15Aは、新規にメッセージリンクを登録する際に、登録しようとするメッセージリンクの顧客IDについて、既にメッセージリンク情報151上でいずれかのメッセージリンクと重複する場合、メッセージリンク情報151に既に登録されているメッセージリンクの情報を削除して、新規のメッセージリンクの情報を登録するようにしてもよい。これにより、顧客が連続して複数の薬局とメッセージ送受信をしようとする場合でもメッセージ処理部15Aで正しく上りメッセージの受信を行うことができる。
さらに、メッセージ処理部15Aは、ポータル機能(ポータル処理部11)を経由して、顧客のMSアカウントID(顧客端末40)からいずれかの薬局(薬局ID)を指定してアクセスがあった場合、当該顧客のMSアカウントID(顧客端末40)に対応するメッセージリンクをメッセージリンク情報151に登録するようにしてもよい。その場合、メッセージ処理部15Aは、ポータル経由で、薬局支援システム1のMSアカウントIDに対して顧客のMSアカウントID(顧客端末40)からアクセス(例えば、上りメッセージの送信)を受けると、メッセージリンク情報151に、アクセスのあった顧客のMSアカウントID(顧客端末40)のメッセージリンクを登録するようにしてもよい。例えば、図16に示すようなポータルのWeb画面で、AAA薬局(薬局ID:1)にアクセスするためのボタンB201のリンク情報として、薬局支援システム1AのMSアカウントID(YS_MS)にAAA薬局の薬局ID(1)を含むメッセージを送信する指示が含まれているものとする。そうすると、顧客端末40(Webブラウザ32)で、図16に示すようなポータルのWeb画面が表示され、AAA薬局(薬局ID:1)にアクセスするためのボタンB201が押下されると、顧客端末40(顧客端末40及びメッセージサービスAP43)は、ボタンB201に設定されたリンク情報に従って、薬局支援システム1AのMSアカウントID(YS_MS)にAAA薬局の薬局ID(1)を含むメッセージを送信する。メッセージ処理部15Aが、当該メッセージを受信すると、メッセージに設定された薬局ID等に基づいて新たなメッセージリンクの情報を生成してメッセージリンク情報151に登録することができる。
なお、上記の例に限定されず、顧客端末40(顧客端末40及びメッセージサービスAP43)から、薬局IDを指定して薬局支援システム1AのMSアカウントID(YS_MS)にメッセージ送信するプロセスを発生させれば、メッセージ処理部15Aで新たなメッセージリンクの情報を生成してメッセージリンク情報151に登録することができる。
(B−2)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
上記の通り、第2の実施形態のWebアプリケーションサーバ10Aのメッセージ処理部15Aが、薬局支援システム1A側のMSアカウントID(YS_MS)を用いて、各顧客のMSアカウントID(顧客端末40)とメッセージ送受信を行うため、より低コストで薬局支援システム1Aの運用を行うことができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の実施形態の薬局支援システム1では、Webアプリケーションサーバ10とデータベースサーバ20とを別個のコンピュータを用いて構成しているが、1台のコンピュータで構成するようにしてもよい。また、Webアプリケーションサーバ10とデータベースサーバ20をさらに細分化したコンピュータで構成するようにしてもよい。すなわち、薬局支援システム1を構成するコンピュータの数は限定されないものである。
(C−2)上記の実施形態の薬局支援システム1は、Webベースで構成されているが、クライアントサーバの構成(薬局端末30及び顧客端末40に専用アプリケーションをインストールして実現する構成)としてもよい。すなわち、上記の実施形態においてWebアプリケーションとして薬局端末30及び顧客端末40に配布しているプログラムと同様の動作を行う専用のアプリケーションを、薬局端末30及び顧客端末40にインストールするようにしてもよい。
1…薬局支援システム、10…Webアプリケーションサーバ、11…ポータル処理部、12…処方箋予約処理部、13…店頭サービス処理部、14…健康相談処理部、15…メッセージ処理部、20…データベースサーバ、21…データベース処理部、22…データ記録部、221…薬局データベース、222…顧客データベース、223…MS顧客管理データベース、224…MS薬局管理データベース、225…処方箋予約データベース、226…処方箋データベース、227…処方箋薬データベース、228…健康相談会話データベース、30…薬局端末、31…タッチパネルディスプレイ、32…Webブラウザ、33…メッセージサービスAP、44…メッセージサービスAP、40…顧客端末、41…タッチパネルディスプレイ、42…カメラ、43…Webブラウザ、50…メッセージサービスシステム、60…プリンタ。

Claims (3)

  1. 薬局に対応するメッセージサービスで用いられる薬局アカウントと、前記薬局の顧客に対応する前記メッセージサービスで用いられる顧客アカウントを管理するアカウント管理手段と、
    前記顧客に調剤した処方箋の内容を管理する処方箋管理手段と、
    前記処方箋ごとに、前記処方箋の内容に応じたタイミングで、前記薬局アカウントから前記顧客アカウントに対して、前記処方箋の内容に応じたシナリオに従った前記メッセージサービスを介したメッセージの送信、及び、前記メッセージサービスを介して前記顧客アカウントから前記薬局アカウントに送信されたメッセージを受信するメッセージ処理手段と、
    前記メッセージ処理手段が送受信したメッセージを管理するメッセージ管理手段と、
    前記メッセージ管理手段が管理するメッセージを前記薬局に配置された薬局端末に供給する薬局端末処理手段と
    を有することを特徴とする薬局支援システム。
  2. 前記メッセージ処理手段は、前記薬局端末で入力された前記顧客アカウントを宛先とするメッセージを取得し、前記顧客アカウントを宛先として送信することを特徴とする請求項1に記載の薬局支援システム。
  3. 薬局支援方法において、
    アカウント管理手段、処方箋管理手段、メッセージ処理手段、メッセージ管理手段、及び薬局端末処理手段を有し、
    前記アカウント管理手段は、薬局に対応するメッセージサービスで用いられる薬局アカウントと、前記薬局の顧客に対応する前記メッセージサービスで用いられる顧客アカウントを管理し、
    前記処方箋管理手段は、前記顧客に調剤した処方箋の内容を管理し、
    前記メッセージ処理手段は、前記処方箋ごとに、前記処方箋の内容に応じたタイミングで、前記薬局アカウントから前記顧客アカウントに対して、前記処方箋の内容に応じたシナリオに従った前記メッセージサービスを介したメッセージの送信、及び、前記メッセージサービスを介して前記顧客アカウントから前記薬局アカウントに送信されたメッセージを受信し、
    前記メッセージ管理手段は、前記メッセージ処理手段が送受信したメッセージを管理し、
    前記薬局端末処理手段は、前記メッセージ管理手段が管理するメッセージを前記薬局に配置された薬局端末に供給する
    ことを特徴とする薬局支援方法。
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