JP2020148712A - 測距システム、測距装置及び配置方法 - Google Patents

測距システム、測距装置及び配置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020148712A
JP2020148712A JP2019048314A JP2019048314A JP2020148712A JP 2020148712 A JP2020148712 A JP 2020148712A JP 2019048314 A JP2019048314 A JP 2019048314A JP 2019048314 A JP2019048314 A JP 2019048314A JP 2020148712 A JP2020148712 A JP 2020148712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance measuring
information processing
processing device
distance
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019048314A
Other languages
English (en)
Inventor
秉哲 ▲裴▼
秉哲 ▲裴▼
Byung-Chull Bae
翔太 斎藤
Shota Saito
翔太 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2019048314A priority Critical patent/JP2020148712A/ja
Publication of JP2020148712A publication Critical patent/JP2020148712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】ARオブジェクトの配置のための測距を容易かつ高精度に行うこと。【解決手段】情報処理装置10のカメラ12は、空間内の第1の点を含む領域の画像を撮影する。また、留め具は、測距装置20を情報処理装置10に着脱可能に留める。測距センサ23は、レーザを用いてカメラ12から第1の点までの距離に関する情報を取得する。通信部21は、距離に関する情報を情報処理装置10に送信する。このように、測距装置20は情報処理装置10に対し着脱可能であり、また、測距装置20によって得られた情報は情報処理装置10に送信される。【選択図】図2

Description

本発明は、測距システム、測距装置及び配置方法に関する。
従来、現実空間の特定の場所に仮想的な3Dオブジェクト(以下、ARオブジェクト)を配置するAR(Augmented Reality)技術が知られている。特に、ビジョンベースのARによれば、あらゆる場所にARオブジェクトを配置することができる。また、ARオブジェクトを配置する場所にある所定の対象物までの距離を把握するための手法として、光の反射を利用した測距手法が知られている。
特開2017−090422号公報 特開2016−142562号公報 特開2012−021968号公報
しかしながら、従来の技術には、ARオブジェクトの配置のための測距を容易かつ高精度に行うことが困難な場合があるという問題がある。
ここで、現実空間にある対象物の表面にARオブジェクトを密着させて配置することを考える。この場合、ARオブジェクトを配置するためには、配置位置の周囲の画像を得るとともに、配置位置までの距離を把握する必要がある。
このとき、例えば、対象物及び周囲の画像から特徴点を抽出し、当該特徴点を用いて配置位置までの距離を推定する方法が考えられるが、この方法はあくまで推定によるものであるため、精度が低い場合がある。
また、例えばレーザ等を利用する高精度かつ有効距離の長い測距センサを利用して配置位置までの距離を測定することが考えられるが、精度が良く有効距離が長い測距センサは大型化するため、大掛かりな装置が必要になる場合がある。
実施形態の測距システムは、測距装置及び情報処理装置を有する。情報処理装置は、空間内の第1の点を含む領域の画像を撮影するカメラを有する。測距装置は、測距装置を情報処理装置に着脱可能に留める留め具と、レーザを用いてカメラから第1の点までの距離に関する情報を取得する測距センサと、情報を情報処理装置に送信する送信部と、を有する。
図1は、第1の実施形態に係る測距システムの概要について説明するための図である。 図2は、第1の実施形態に係る測距システムの構成の一例を示す図である。 図3は、測距装置の正面図の一例である。 図4は、測距装置の斜視図の一例である。 図5は、測距装置の背面図の一例である。 図6は、情報処理装置に装着された測距装置の正面図の一例である。 図7は、情報処理装置に装着された測距装置の斜視図の一例である。 図8は、情報処理装置に装着された測距装置の背面図の一例である。 図9は、その他の留め具の例を示す図である。 図10は、表示部によって表示される画像の一例である。 図11は、ARオブジェクトが配置された画像の一例である。 図12は、ARオブジェクトが配置された画像の一例である。 図13は、ARオブジェクトが配置された画像の一例である。 図14は、2つの点の間の距離について説明するための図である。 図15は、4つの点に囲まれる領域の体積について説明するための図である。 図16は、立体的な範囲の指定について説明するための図である。 図17は、断続的な距離の測定について説明するための図である。 図18は、第1の実施形態に係る測距システムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本願に係る測距装置、測距システム及び配置方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態により限定されるものではない。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、本実施形態の測距システムの概要について説明する。図1は、第1の実施形態に係る測距システムの概要について説明するための図である。図1に示すように、測距システム1は、情報処理装置10及び測距装置20を有する。情報処理装置10及び測距装置20は、有線又は無線により通信可能に接続されている。
例えば、情報処理装置10はスマートフォンである。また、測距装置20は、情報処理装置10に着脱可能な機構を備えたアタッチメントである。測距装置20は、所定の通信規格に対応する通信モジュールを備え、当該通信モジュールによって情報処理装置10との間で通信を行うものであってもよい。このとき、測距装置20は、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の広く普及している通信規格を利用することで、幅広いデバイスとの間でデータの通信を行うことができる。また、測距装置20は、有線ケーブルにより情報処理装置10から給電を受けるものであってもよい。
図1に示すように、測距装置20は壁面2までの距離を測定する。このとき、測距装置20は、レーザを用いた測距センサにより距離を測定する。ここで、レーザは指向性及び直進性が高く、例えば赤外線を用いたセンサと比べて、長距離の測距を行うことができる(例えば5mから50m)。例えば、測距装置20が用いるレーザの波長は、可視光の波長以上かつ赤外線の波長未満(例えば600nm程度)であってもよい。また、測距装置20は、情報処理装置10に備えられたカメラと同じ方向にある点までの距離を測定することができる。
情報処理装置10はAR機能を有する。例えば、情報処理装置10によれば、カメラで撮影した画像内の指定した場所にARオブジェクト3を配置することができる。ここで、情報処理装置10は壁面2までの正確な距離を得ることができるため、ARオブジェクト3を壁面2に密着させて配置することが可能になる。例えば、ARオブジェクト3は、厚さがないもしくは薄いシート状のオブジェクトであり、現実空間の所定の面に添付された付箋のように機能する。
図1に示すように、情報処理装置10は、カメラで撮影した画像にARオブジェクトを重畳させて表示することができる。その際、情報処理装置10は、さらに壁面2までの距離を数値で表示することができる。
(第1の実施形態の構成)
図2を用いて、測距システム1の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る測距システムの構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、通信部11、カメラ12、入力部13、表示部14、測位部15、記憶部16及び制御部17を有する。
通信部11は、ネットワークを介して、他の装置との間で有線又は無線によるデータ通信を行う。例えば、通信部11はNIC(Network Interface Card)である。カメラ12は、画像を撮像する。カメラ12は、空間内の所定の点を含む領域の画像を撮影する。カメラ12はカメラである。入力部13は、ユーザからのデータの入力を受け付ける。入力部13は、例えば、マウスやキーボード等の入力装置である。また、表示部14は、画面の表示を行うディスプレイ等の表示装置である。なお、入力部13及び表示部14は、タッチパネルディスプレイであってもよい。
ここで、表示部14は、測距装置20から送信された距離に関する情報に基づく距離を表示する。測距装置20は、測定した距離そのものを情報処理装置10に送信してもよいし、距離を計算するために必要な時間等の測定値を情報処理装置10に送信してもよい。
測位部15は、空間における情報処理装置10の位置を特定する。測位部15は、例えば、赤外線、無線LAN(Local Area Network)のビーコン信号であってもよいし、GPS(Global Positioning System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)等のGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用して位置の特定を行う。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)等の記憶装置である。記憶部16は、情報処理装置10で実行されるOS(Operating System)やプログラムを記憶する。さらに、記憶部16は、プログラムの実行で用いられる各種情報を記憶する。例えば、記憶部16は、AR情報161及びオブジェクト情報162を記憶する。
制御部17は、情報処理装置10を制御する。制御部17は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等である。例えば、制御部17は、特定部171、配置部172、画像処理部173及び計算部174として機能する。
特定部171は、ARマーカの位置を原点とした場合の情報処理装置10の相対的な位置を特定することができる。また、ARマーカは、AR情報161として記憶部16に記憶されているものとする。
配置部172は、カメラ12によって撮影された領域に含まれる第1の点を基準にARオブジェクトを配置する。また、第1の点は、測距装置20が距離の測定の対象とする点である。
画像処理部173は、表示部14に表示するための各種画像の生成を行う。例えば、画像処理部173は、カメラ12によって撮影された画像に、測距装置20によって測定された距離を表す数値を重畳させた画像を生成する。また、画像処理部173は、配置済みのARオブジェクトに関する情報をオブジェクト情報162から取得し、カメラ12によって撮影された画像に当該ARオブジェクトを重畳させた画像を生成する。
計算部174は、第1の点を基準に指定された2つの点の間の距離、3つ以上の点で囲まれる2次元の領域の面積、及び4つ以上の点で囲まれる3次元の領域の体積を計算する。
図2に示すように、測距装置20は、通信部21、制御部22及び測距センサ23を有する。例えば、通信部21は、情報処理装置10との間でデータの通信を行うための無線通信モジュールである。また、制御部22は、測距装置20の各部の制御を行う。例えば、制御部22は、測距センサ23が距離を測定するタイミングの制御を行う。
測距センサ23は、レーザを用いてカメラ12から第1の点までの距離に関する情報を取得する。測距センサ23は、投光部231及び受光部232を有する。測距センサ23は、レーザを利用して位相差検出方式やTOF(Time of Flight)方式等により距離を測定する。
ここで、測距装置20の構造について説明する。測距装置20は、測距装置20を情報処理装置10に着脱可能に留める留め具を有する。留め具の少なくとも一部は、長さ及び位置の調整が可能である。
図3は、測距装置の正面図の一例である。図3に示すように、測距装置20は、基部20aを有する。基部20aには、留め具として保持部20b、位置決め部20c、位置決め部20d及び保持部20eが備えられている。また、基部20aには、通信部21及び制御部22として機能する基板を収める基板部22aが備えられている。例えば、基板はマイコンである。また、投光部231及び受光部232は、投光素子又は受光素子とレンズを収めた鏡胴を有する。
また、保持部20b及び位置決め部20cは、基部20aに設けられた溝にネジ留めされており、ネジを緩めて溝をスライドさせることで、装着する情報処理装置10の大きさや形状に合わせて位置及び長さを調整することができる。
図4は、測距装置の斜視図の一例である。図4に示すように、保持部20bは、コの字の形状の部分で、情報処理装置10の端部を挟み込むように保持する。また、保持部20eは、保持部20bと同様の形状である。また、位置決め部20c及び位置決め部20dは、L字の形状であり、情報処理装置10が左右方向に動かないように固定する。
ここで、保持部20eから保持部20bへ向かう方向を上方向、保持部20bから保持部20eへ向かう方向を下方向、位置決め部20cから位置決め部20dへ向かう方向を右方向、位置決め部20dから位置決め部20cへ向かう方向を左方向とする。
図5は、測距装置の背面図の一例である。例えば、測距装置20をスマートフォンである情報処理装置10に装着した場合、各留め具に囲まれた領域にタッチパネルディスプレイが位置する。また、各留め具は、情報処理装置10のタッチパネルディスプレイや各端子及びボタン等に干渉しないように配置される。
図6は、情報処理装置に装着された測距装置の正面図の一例である。図6に示すように、測距装置20の各部は、情報処理装置10のカメラ12を塞がないように配置されている。
図7は、情報処理装置に装着された測距装置の斜視図の一例である。この場合、図7に示すように、投光部231及び受光部232の鏡胴の長さは、情報処理装置10の厚みの2倍以上である。このように、レーザを用いた測距の有効距離や精度を向上させるためには、鏡胴を含む測距センサ23全体を大型化する必要がある。また、大型化した測距センサ23を一般的に使用されるスマートフォン等に組み込むことは現実的に困難である。このため、本実施形態のように、スマートフォン等に着脱可能な測距装置20に大型の測距センサ23を備えることで、レーザを用いた測距を容易かつ高精度に行うことが可能になる。
図8は、情報処理装置に装着された測距装置の背面図の一例である。図8に示すように、測距装置20の保持部20b、位置決め部20c、位置決め部20d及び保持部20eは、タッチパネルディスプレイである表示部14に干渉しないため、操作や閲覧を阻害することがない。
留め具の形状や配置は、これまで説明したものに限られない。例えば、スマートフォンの機種によって、背面カメラの位置が異なる場合がある。例えば、図9のように、保持部20bの代わりに保持部20fを設けることで、背面カメラが中央付近にあるスマートフォンに測距装置20を装着することが可能になる。保持部20fは、保持部20bよりも細く、保持部20bよりも右端よりに設けられる。
(AR機能)
測距システム1によって実現されるARに関する機能について説明する。ユーザは、測距装置20を装着した情報処理装置10を手に持ち、カメラ12及び測距センサ23を第1の点に向けているものとする。
まず、表示部14は、カメラ12によって撮影された画像を表示する。このとき、測距の対象である第1の点は、垂直に交わる破線の交点として表される。また、測距装置20を情報処理装置10に装着した際に、測距の対象の点、すなわちレーザの軸中心位置と、カメラ12の光学主点が第1の点で一致するように、画像処理部173は、画像のトリミングや破線の位置の調整等を行う。
表示部14は、距離表示欄51に、測距装置20によって測定された情報に基づく距離を表示する。図10の例では、第1の点までの距離が2.54mであることが距離表示欄51に表示されている。
また、ARオブジェクト選択欄52には、選択中のARオブジェクト又は選択可能なARオブジェクトの一覧が表示される。なお、図10の例では、ARオブジェクトは未配置である。
配置部172は、ARオブジェクト選択欄52において選択されたARオブジェクトの配置を行う。このとき、配置部172は、第1の点を基準にARオブジェクトを配置することができる。このため、ユーザは、意図した位置に正確にARオブジェクトを配置することができる。
また、配置部172は、配置したARオブジェクトに、緯度、経度、三次元位置情報、配置した時刻、画像、動画、テキストメモ等を含めてオブジェクト情報162として記憶部16に格納することができる。また、オブジェクト情報162は、ネットワークを介した共有やエクスポートファイル等により、他のシステムやデバイスと共有することができる。
図11、図12及び図13は、ARオブジェクトが配置された画像の一例である。図11の例では、AR街路灯53及びARマーカ54aが配置されている。また、図12のように、ユーザが情報処理装置10の位置を変更した場合であっても、表示部14は、当該変更に合わせて配置済みの各ARオブジェクトを表示する。さらに、図12のように、画面がズームされた場合であっても、表示部14は、ズームに合わせて配置済みの各ARオブジェクトを拡大して表示する。
このように、測距システム1は、情報処理装置10の位置に応じて配置済みのARオブジェクトの表示態様を変化させることができる。このため、異なる位置にいる複数のユーザがそれぞれオブジェクト情報162を共有する情報処理装置10を有している場合、測距システム1は、1つのARオブジェクトを各ユーザに合わせて表示することができる。
図14は、2つの点の間の距離について説明するための図である。計算部174は、ARマーカ54aとARマーカ54bとの間の距離を計算することができる。また、表示部14は、計算部174によって計算された距離を表示する。図14の例では、表示部14は、ARマーカ54aとARマーカ54bとの間の距離が4.8mであることを表示している。
図15は、4つの点に囲まれる領域の体積について説明するための図である。図15に示すように、計算部174は、ARマーカ54a、ARマーカ54b、ARマーカ54c及びARマーカ54dで囲まれる三角錐の体積を計算することができる。図15の例では、表示部14は、ARマーカ54a、ARマーカ54b、ARマーカ54c及びARマーカ54dで囲まれる三角錐の体積が58.3mであることを表示している。なお、計算部174は、例えば、ARマーカ54a、ARマーカ54b及びARマーカ54cで囲まれる三角形の面積を計算することができる。
また、配置部172は、立体的な範囲を配置することができる。図16は、立体的な範囲の指定について説明するための図である。図16の例では、配置部172は、AR街路灯53の上端部を中心とした球53aを配置している。これにより、ARオブジェクトが配置されていない領域であっても、高電圧、高熱等による危険エリアであることを可視化したり、当該領域に近づいたユーザにアラートを発したりすることができる。さらに、指定された立体的な範囲は、2Dのマップに投影表示されてもよい。
また、測距センサ23は、複数の点までの距離に関する情報を断続的に取得する。このとき、配置部172は、断続的に取得された複数の点のうち、所定の条件を満たす点を基準にARオブジェクトを配置する。
レーザは指向性が高いため、細い棒状の物体上の点の測距を行うことが難しい場合がある。一方で、本実施形態では、そのような細い棒状の物体上の点であっても測距を行いARオブジェクトを配置することが可能になる。
ユーザは、レーザ及び第1の点の軌跡が、測距を行いたい棒状の物体と交差するように(棒状の物体をレーザで切るように)測距装置20を移動させる。そして、測距装置20が移動中に断続的に測距を行った結果、図17に示すように複数のARマーカを配置する点の候補(54e、54f、54g、54h、54i)が得られる。図17は、断続的な距離の測定について説明するための図である。配置部172は、候補の点のうち、例えば最も距離が短い点54gにARマーカを配置する。例えば、このとき、配置部172は、複数の点のうち、点54gを棒状の物体(図17の例では木の幹)上の点とみなし、ARオブジェクトを配置している。
(第1の実施形態の処理)
図18を用いて、情報処理装置10の処理について説明する。図18は、第1の実施形態に係る測距システムの処理の流れを示すフローチャートである。まず、情報処理装置10は、GPS等により現在の位置を測位する(ステップS101)。次に、情報処理装置10は、画像を撮影する(ステップS102)。
情報処理装置10は、画像中のARマーカを特定できた場合(ステップS103、Yes)、配置済みのARオブジェクトを画像中に表示する(ステップS104)。情報処理装置10は、画像中のARマーカを特定できなかった場合(ステップS103、No)、ARオブジェクトを配置せずに次の処理へ進む。なお、ステップS101の測位結果は、ARマーカの特定の際に補助的な情報として用いられる場合がある。
測距装置20は、距離を測定する(ステップS105)。そして、情報処理装置10は、測距装置20が測定した距離を画像中に表示する(ステップS106)。ここで、情報処理装置10は、ARオブジェクトを配置する操作を受け付けなかった場合は(ステップS107、No)、処理を終了する。
情報処理装置10は、ARオブジェクトを配置する操作を受け付けた場合(ステップS107、Yes)、測定した距離を基にARオブジェクトを配置した上で(ステップS108)、配置したARオブジェクトを画像中に表示する。
(第1の実施形態の効果)
情報処理装置10のカメラ12は、空間内の第1の点を含む領域の画像を撮影する。また、留め具は、測距装置20を情報処理装置10に着脱可能に留める。測距センサ23は、レーザを用いてカメラ12から第1の点までの距離に関する情報を取得する。通信部21は、距離に関する情報を情報処理装置10に送信する。このように、測距装置20は情報処理装置10に対し着脱可能であり、また、測距装置20によって得られた情報は情報処理装置10に送信される。このため、本実施形態によれば、ARオブジェクトの配置のための測距を容易かつ高精度に行うことが可能になる。
表示部14は、通信部21から送信された距離に関する情報に基づく距離を表示する。これにより、ユーザはARオブジェクトを配置する位置の距離を容易に把握することができる。
配置部172は、第1の点を基準にARオブジェクトを配置する。これにより、ユーザは、意図した位置により正確にARオブジェクトを配置することができる。
計算部174は、第1の点を基準に指定された2つの点の間の距離、3つ以上の点で囲まれる2次元の領域の面積、及び4つ以上の点で囲まれる3次元の領域の体積を計算する。このように、本実施形態では、ARマーカ等により各点を指定すれば、角度算出機能を持つ三脚等の特別な機器を用いることなく各計算値を得ることができる。
測距センサ23は、複数の点までの距離に関する情報を断続的に取得する。また、配置部172は、断続的に取得された複数の点のうち、所定の条件を満たす点を基準にARオブジェクトを配置する。これにより、通常距離の測定が困難な細い棒状の点等の距離を容易に測定することが可能になる。
例えば、測距センサ23は、レーザの軌跡が測距対象の棒状の物体と交差するように移動した際に複数の点までの距離に関する情報を断続的に取得する。また、配置部172は、複数の点のうち、所定の条件を満たす点を前記棒状の物体上の点とみなし、当該点にARオブジェクトを配置する。これにより、正確にレーザの位置を合わせることが困難な棒状の物体上の測距及びARオブジェクトの配置が可能になる。
なお、本実施形態の情報処理装置10及び測距装置20で実行されるプログラムは、ROM等にあらかじめ組み込まれて提供される。本実施形態の情報処理装置10及び測距装置20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の情報処理装置10及び測距装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の情報処理装置10及び測距装置20で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本実施形態の情報処理装置10及び測距装置20で実行されるプログラムは、上述した各部(特定部171、配置部172、画像処理部173及び計算部174)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、特定部171、配置部172、画像処理部173及び計算部174が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 測距システム
10 情報処理装置
11、21 通信部
12 カメラ
13 入力部
14 表示部
15 測位部
16 記憶部
17、22 制御部
20 測距装置
20a 基部
20b、20e、20f 保持部
20c、20d 位置決め部
22a 基板部
23 測距センサ
161 AR情報
162 オブジェクト情報
171 特定部
172 配置部
173 画像処理部
174 計算部
231 投光部
232 受光部

Claims (8)

  1. 測距装置及び情報処理装置を有する測距システムであって、
    前記情報処理装置は、
    空間内の第1の点を含む領域の画像を撮影するカメラを有し、
    前記測距装置は、
    前記測距装置を前記情報処理装置に着脱可能に留める留め具と、
    レーザを用いて前記カメラから前記第1の点までの距離に関する情報を取得する測距センサと、
    前記距離に関する情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を有することを特徴とする測距システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記送信部から送信された前記距離に関する情報に基づく距離を表示する表示部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の測距システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記第1の点を基準にARオブジェクトを配置する配置部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の測距システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    前記第1の点を基準に指定された2つの点の間の距離、3つ以上の点で囲まれる2次元の領域の面積、及び4つ以上の点で囲まれる3次元の領域の体積を計算する計算部をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の測距システム。
  5. 前記測距センサは、複数の点までの距離に関する情報を断続的に取得し、
    前記配置部は、断続的に取得された複数の点のうち、所定の条件を満たす点を基準にARオブジェクトを配置することを特徴とする請求項3に記載の測距システム。
  6. 前記留め具は、長さ及び位置を調整可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の測距システム。
  7. 自装置を情報処理装置に着脱可能に留める留め具と、
    レーザを用いて前記情報処理装置から所定の点までの距離に関する情報を取得する測距センサと、
    前記情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を有することを特徴とする測距装置。
  8. 空間内の第1の点を含む領域の画像を撮影するカメラと、前記第1の点を基準にARオブジェクトを配置する配置部と、を有する情報処理装置と、
    自装置を前記情報処理装置に着脱可能に留める留め具と、レーザを用いて前記カメラから前記第1の点までの距離に関する情報を取得する測距センサと、前記距離に関する情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、を有する測距装置と、
    を有する測距システムによって実行される配置方法であって、
    前記測距センサが、前記レーザの軌跡が測距対象の棒状の物体と交差するように移動した際に複数の点までの距離に関する情報を断続的に取得し、
    前記配置部が、前記複数の点のうち、所定の条件を満たす点を前記棒状の物体上の点とみなし、当該点にARオブジェクトを配置することを特徴とする配置方法。
JP2019048314A 2019-03-15 2019-03-15 測距システム、測距装置及び配置方法 Pending JP2020148712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019048314A JP2020148712A (ja) 2019-03-15 2019-03-15 測距システム、測距装置及び配置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019048314A JP2020148712A (ja) 2019-03-15 2019-03-15 測距システム、測距装置及び配置方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020148712A true JP2020148712A (ja) 2020-09-17

Family

ID=72431898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019048314A Pending JP2020148712A (ja) 2019-03-15 2019-03-15 測距システム、測距装置及び配置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020148712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022136838A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 東芝インフォメーションシステムズ株式会社 情報処理装置及び表示方法
FR3124280A1 (fr) * 2021-06-18 2022-12-23 Malik Bouteldja Module de calibration laser pour la réalité virtuelle et la réalité augmentée

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004205221A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Matsushita Electric Works Ltd 携帯型距離計測装置
JP2016020920A (ja) * 2010-12-15 2016-02-04 パックサイズ,エルエルシー 携帯型測定器を用いて個別対応式梱包を行う装置、システム、および方法
JP2016142562A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 智林企業股▲分▼有限公司Conary Enterprise Co.,Ltd. 携帯装置およびビーム投射装置を用いて距離または面積を測定する方法
JP2016534466A (ja) * 2013-08-30 2016-11-04 クアルコム,インコーポレイテッド 拡張現実環境内の平面の広がりを判定するためのシステムおよび方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004205221A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Matsushita Electric Works Ltd 携帯型距離計測装置
JP2016020920A (ja) * 2010-12-15 2016-02-04 パックサイズ,エルエルシー 携帯型測定器を用いて個別対応式梱包を行う装置、システム、および方法
JP2016534466A (ja) * 2013-08-30 2016-11-04 クアルコム,インコーポレイテッド 拡張現実環境内の平面の広がりを判定するためのシステムおよび方法
JP2016142562A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 智林企業股▲分▼有限公司Conary Enterprise Co.,Ltd. 携帯装置およびビーム投射装置を用いて距離または面積を測定する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022136838A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 東芝インフォメーションシステムズ株式会社 情報処理装置及び表示方法
FR3124280A1 (fr) * 2021-06-18 2022-12-23 Malik Bouteldja Module de calibration laser pour la réalité virtuelle et la réalité augmentée

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10509983B2 (en) Operating device, operating system, operating method, and program therefor
US10337865B2 (en) Geodetic surveying system
EP3246660B1 (en) System and method for referencing a displaying device relative to a surveying instrument
US10878633B2 (en) Augmented reality-based measuring system
JP5901006B2 (ja) 手持ち全地球位置決定システムデバイス
TWI485365B (zh) 用於估計一真實世界距離之方法及系統及電腦可讀媒體
EP3011269B1 (en) Use of overlap areas to optimize bundle adjustment
JPWO2018193574A1 (ja) 飛行経路生成方法、情報処理装置、飛行経路生成システム、プログラム及び記録媒体
US20180204387A1 (en) Image generation device, image generation system, and image generation method
WO2022077190A1 (zh) 数据处理方法、控制设备及存储介质
EP3967973A1 (en) Camera controller
US20220138157A1 (en) Distributed measurement system for scanning projects
JP4077385B2 (ja) 画像処理を用いたグローバル座標取得装置
JP2019039892A (ja) 光学情報処理装置、光学情報処理方法および光学情報処理用プログラム
JP2018146524A (ja) 測量システム
JP2020148712A (ja) 測距システム、測距装置及び配置方法
JP5886241B2 (ja) 携帯型撮影装置
WO2019061859A1 (zh) 移动平台、摄像路径生成方法、程序、以及记录介质
EP4246281A1 (en) Information display system, information display method, and carrier means
EP3392748B1 (en) System and method for position tracking in a virtual reality system
JP7178790B2 (ja) 距離測定装置
CN114046768B (zh) 激光测距方法、装置、激光测距设备及存储介质
CN105203073A (zh) 一种具有电子测距分划板的成像仪
CN113597603A (zh) 数据处理方法、装置、设备及存储介质
CN107703954B (zh) 用于无人机的目标位置勘测方法、装置及无人机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211124