JP2020148691A - 濃度センサおよびその信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、静電容量型の濃度センサおよびその信号処理方法に関し、濃度センサの回路規模を小さくすることを目的とする。【解決手段】本開示における濃度センサ100は、静電容量素子1と、矩形波発生部2と、チャージアンプ3と、アナログ/デジタル変換器4と、リアクタンス演算部5と、変換タイミング生成部6とを備え、矩形波発生部2は、第1の周波数の矩形波信号と第2の周波数の矩形波信号を選択的に出力する周波数切り替え部2Aを有している。【選択図】図1

Description

本開示は、静電容量型の濃度センサおよびその信号処理方法に関する。
静電容量型の濃度センサは、一対の電極からなるコンデンサを検査液の中に配置し、検査液の誘電率の変化を静電容量の変化として検出する構造である。しかしながら、静電容量の測定においては、コンデンサで静電容量として検出されるリアクタンス成分と、検査液の導電性によるレジスタンス成分が含まれる。
このレジスタンス成分を信号処理において抑制する手法として、コンデンサによる検出信号に対して交流電源や検波回路を用いた同期検波を行うことが知られている。
なお、この出願の開示に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2018−100932号公報
しかしながら、同期検波を行うための交流電源回路や検波回路は、アナログ回路として回路規模が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本開示はこのような問題を解決し、濃度センサにおける回路規模を小さくすることを目的とする。
本開示の一態様における濃度センサは、検査液の誘電率を検出するための静電容量素子と、静電容量素子に矩形波信号を印加する矩形波発生部と、静電容量素子から出力される信号を増幅するチャージアンプと、チャージアンプから出力された信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、アナログ/デジタル変換器で変換された信号に基づいて検査液のリアクタンス量を演算して、リアクタンス量に応じた信号を出力するリアクタンス演算部と、アナログ/デジタル変換器の変換タイミングを決定する変換タイミング生成部とを備え、矩形波発生部は、第1の周波数の矩形波信号と第2の周波数の矩形波信号を選択的に出力する周波数切り替え部を有している。
本開示の一態様における濃度センサの信号処理方法は、静電容量素子と矩形波発生部とチャージアンプとアナログ/デジタル変換器とリアクタンス演算部と変換タイミング生成部とを備えた濃度センサにおいて、矩形波の立ち上がりのタイミングから立ち下がりのタイミングの間で応答遅延期間を除く期間を第1の期間とし、矩形波の立ち下がりのタイミングから立ち上がりのタイミングの間で応答遅延期間を除く期間を第2の期間として、アナログ/デジタル変換器は、第1の期間において、第1のデジタル値と第2のデジタル値を出力し、第2の期間において、第3のデジタル値と第4のデジタル値を出力し、リアクタンス演算部は、第1のデジタル値と第2のデジタル値に基づいて立ち上がりのタイミングにおける第5のデジタル値を算出し、第3のデジタル値と第4のデジタル値に基づいて立ち下がりのタイミングにおける第6のデジタル値を算出する。
この構成により、濃度センサの回路規模を小さくすることができる。
図1は、本開示の濃度センサの回路ブロック図である。 図2は、本開示の濃度センサ内での信号を示す波形図である。 図3は、変形例の濃度センサ内での信号を示す波形図である。
以下では、本開示の実施の形態に係る濃度センサについて、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される形状、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構造については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
図1は、濃度センサ100の回路ブロック図である。濃度センサ100は、基本構成として静電容量素子1と矩形波発生部2とチャージアンプ3とアナログ/デジタル変換器4(以下、A/D変換器と称する。)とリアクタンス演算部5と変換タイミング生成部6とを備えている。
静電容量素子1は、一対の電極1A,1Bで構成されている。静電容量素子1は、検査液の中に配置されて、液中における静電容量を検出する。検査液は、例えばガソリンやアルコールなどである。なお、検査液中の静電容量は、検査液の誘電率に比例する。検査液の誘電率は、検査液の濃度と相関がある。つまり、検査液中における静電容量の検出は、検査液の濃度の検出と見做すことができる。矩形波発生部2は、周波数が異なる少なくとも2種類の矩形波信号を生成する。矩形波発生部2は、周波数切り替え部2Aを有する。周波数切り替え部2Aは、少なくとも2種類の矩形波信号から一つの矩形波信号を適宜選択する。矩形波発生部2は周波数切り替え部2Aで選択した矩形波信号を出力する。矩形波発生部2から出力された矩形波信号は、電極1Aに入力される。チャージアンプ3は、電極1Bに接続される。チャージアンプ3は電極1Bの電荷量に応じた信号を出力する。A/D変換器4は、チャージアンプ3から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。リアクタンス演算部5は、A/D変換器4から出力されたデジタル信号を用いて検査液の誘電率を演算する。検査液の誘電率は、検査液の濃度に比例する。つまり、リアクタンス演算部5は、検査液の濃度に応じた信号を出力する。変換タイミング生成部6は、A/D変換器4における変換タイミングを決定する。変換タイミング生成部6は、変換タイミングを指示するトリガー信号を生成し、A/D変換器4に入力する。
次に、濃度センサ100における信号処理方法について説明する。図2に濃度センサ100内における信号の波形図を示す。なお、図2における横軸は時間を示しており、縦軸は電圧を示している。波形Aは、矩形波発生部2から出力された信号の波形である。波形Bは、チャージアンプ3から出力された信号の波形である。
タイミングt1,t5,t9は、波形Aにおける立ち上がりのタイミングである。タイミングt3,t7は、波形Aにおける立ち下がりのタイミングである。波形Aは、タイミ
ングt1からタイミングt3の期間W2の電圧がhighである。タイミングt3からタイミングt5の期間W3の電圧がlowである。また、タイミングt5からタイミングt7の期間W5の電圧がhighである。タイミングt7からタイミングt9の期間W6の電圧がlowである。なお、波形Aにおけるタイミングt1からタイミングt5の期間W1の周波数と、タイミングt5からタイミングt9の期間W2の周波数は異なっている。また、波形Aは、期間W1の波形と期間W2の波形が繰り返えされる波形である。例えば、期間W1における波形Aの周波数は、期間W2における波形Aの周波数の3/2とすることができる。図中におけるVrefは、基準電圧である。基準電位Vrefは、波形Aの中間電位である。
波形Bで示すチャージアンプ3から出力された信号は、波形Aのhigh/lowの切り替わり動作において応答が遅延する。この応答が遅延する期間を応答遅延期間と称する。波形Bにおいて、タイミングt1からタイミングt2の期間W7は、矩形波信号のlowからhighの切り替わり動作における応答遅延期間である。タイミングt3からタイミングt4の期間W9は、矩形波信号のhighからlowの切り替わり動作における応答遅延期間である。タイミングt5からタイミングt6の期間W11は、矩形波信号のlowからhighの切り替わり動作における応答遅延期間である。タイミングt7からタイミングt8の期間W13は、矩形波信号のhighからlowの切り替わり動作における応答遅延期間である。
なお、期間W8において波形Bは、傾きが一定な直線となる。期間W10において波形Bは、傾きが一定な直線となる。期間W12において波形Bは、傾きが一定な直線となる。期間W14において波形Bは、傾きが一定な直線となる。なお、期間W8、期間W10、期間W12、期間W14における波形Bの傾きは、検査液に生じるレジスタンス成分により生じる傾きである。
A/D変換器4は、変換タイミング生成部6から出力されるトリガー信号に応じてデジタル値に変換する。図2においてD1〜D8は、波形Bのデジタル値を示している。デジタル値D1は、波形Bにおける変換タイミングs1の電圧の値である。デジタル値D2は、波形Bにおける変換タイミングs2の電圧の値である。デジタル値D3は、波形Bにおける変換タイミングs3の電圧の値である。デジタル値D4は、波形Bにおける変換タイミングs4の電圧の値である。デジタル値D5は、波形Bにおける変換タイミングs5の電圧の値である。デジタル値D6は、波形Bにおける変換タイミングs6の電圧の値である。デジタル値D7は、波形Bにおける変換タイミングs7の電圧の値である。デジタル値D8は、波形Bにおける変換タイミングs8の電圧の値である。
なお、期間W1においては、タイミングt1から変換タイミングs1までの時間とタイミングt3から変換タイミングs3までの時間が等しくなるように、変換タイミングs1と変換タイミングs3が設定されている。また、タイミングt1から変換タイミングs2までの時間とタイミングt3から変換タイミングs4までの時間が等しくなるように、変換タイミングs2と変換タイミングs4が設定されている。期間W2においては、タイミングt5から変換タイミングs5までの時間とタイミングt7から変換タイミングs7までの時間が等しくなるように、変換タイミングs5と変換タイミングs7が設定されている。また、タイミングt5から変換タイミングs6までの時間とタイミングt7から変換タイミングs8までの時間が等しくなるように、変換タイミングs5と変換タイミングs7が設定されている。
そして、期間W8における波形Bの電圧Vと時刻tの関係は、式1で表すことができる。
Figure 2020148691
期間W10における波形Bの電圧Vと時刻tの関係は、式2で表すことができる。
Figure 2020148691
期間W12における波形Bの電圧Vと時刻tの関係は、式3で表すことができる。
Figure 2020148691
期間W14における波形Bの電圧Vと時刻tの関係は、式4で表すことができる。
Figure 2020148691
そして、式1から式4を用いて応答遅延時間における波形を演算することができる。例えば、式1におけるt1の演算値C1は、式5で表される。
Figure 2020148691
式2におけるt5の演算値C2は、式6で表される。
Figure 2020148691
式3におけるt5の演算値C3は、式7で表される。
Figure 2020148691
式4におけるt9の演算値C4は、式8で表される。
Figure 2020148691
検査液の静電容量CLとチャージアンプ3の出力値との関係は、式9で表すことができる。
Figure 2020148691
なお、式9によって演算された静電容量には、検査液によるレジスタンス成分が含まれない。
以上のように濃度センサ100は、周波数が異なる2種類の矩形波信号を用いて検査液の静電容量を検出する構成としたことで、静電容量素子1からの出力信号に含まれるレジスタンス成分を排除できる。この結果、従来の濃度センサで行っていた同期検波が不要となり交流電源や検波回路といったアナログ回路の削減ができる。つまり、濃度センサ100を構成する矩形波発生部2に、周波数の異なる2種類の矩形波信号を選択的に出力する周波数切り替え部2Aを設けたことで、濃度センサ100の回路規模を小さくすることができるのである。
そして、矩形波発生部2から周波数が異なる2種類の矩形波信号を出力することで、前述したデジタル値D1からD8を抽出することができる。そして、デジタル値D1からD8から演算値C1からC4を算出することでレジスタンス成分を含まない静電容量を求めることができるのである。また、検査液の静電容量は、上述したように演算値C1からC4を用いた式9により求めることができる。
濃度センサ100は、さらにデューティー比演算部7を有してもよい。デューティー比演算部7は、期間W8と期間W10が等しくなるように、期間W1における期間W3と期間W4のデューティー比を決定する。かつ、デューティー比演算部7は、期間W12と期間W14が等しくなるように、期間W2における期間W5と期間W6のデューティー比を決定する。なお、デューティー比演算部7は、A/D変換器4の出力端と矩形波発生部2の間に接続されており、矩形波発生部2から出力される矩形波信号(図2における波形A)のデューティー比を調節する。
デューティー比演算部7による矩形波信号のデューティー比の調整について説明する。
期間W1におけるデューティー比の決定は、デジタル値D1とデジタル値D3が、基準電位Vrefに対して対称となるように期間W1における矩形波のデューティー比を決定することができる。または、デジタル値D2とデジタル値D4が、基準電位Vrefに対して対称となるように期間W1における矩形波信号のデューティー比を決定することができる。
期間W2におけるデューティー比の決定は、デジタル値D5とデジタル値D7が、基準電位Vrefに対して対称となるように期間W2における矩形波信号のデューティー比を決定することができる。または、デジタル値D6とデジタル値D8が、基準電位Vrefに対して対称となるように期間W2における矩形波信号のデューティー比を決定することができる。
なお、2つのデジタル値が基準電位Vrefに対して対称であるとは、各デジタル値と基準電位Vrefの差の絶対値が等しいことを意味する。例えば、デジタル値D1が5Vで基準電位Vrefが0Vであればデジタル値D3は−5Vとなる。
また、濃度センサ100は、可変電流注入部8を有してもよい。可変電流注入部8は、期間W8、期間W10、期間W12、期間W14における波形Bの傾きをなくすよう、電流を静電容量素子1とチャージアンプ3の間に注入する。可変電流注入部8は、電流演算部8Aと反転アンプ8Bと電流選択回路8Cを有している。電流選択回路8Cは、抵抗RとスイッチSWを直列に接続した複数の直列体を並列接続した構成である。電流選択回路8CのスイッチSWの側は、反転アンプ8Bを介して矩形波発生部2の出力経路に接続されている。電流選択回路8Cの抵抗Rの側は、静電容量素子1とチャージアンプ3の間に接続されている。
電流演算部8Aは、第3の期間W3において、波形Bの傾きが小さくなるような電流値を決定し、その電流値に合う直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。つまり、電流演算部8Aは、第3の期間W3においてデジタル値D1とデジタル値D2の差が小さくなるように電流値を決定し、その電流値にあった直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。
電流演算部8Aは、第4の期間W4において、波形Bの傾きが小さくなるような電流値を決定し、その電流値に合う直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。つまり、電流演算部8Aは、第4の期間W4においてデジタル値D3とデジタル値D4の差が小さくなるように電流値を決定し、その電流値にあった直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。
電流演算部8Aは、第5の期間W5において、波形Bの傾きが小さくなるような電流値を決定し、その電流値に合う直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。つまり、電流演算部8Aは、第5の期間W5においてデジタル値D5とデジタル値D6の差が小さくなるように電流値を決定し、その電流値にあった直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。
電流演算部8Aは、第6の期間W6において、波形Bの傾きが小さくなるような電流値を決定し、その電流値に合う直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。つまり、電流演算部8Aは、第6の期間W6においてデジタル値D7とデジタル値D8の差が小さくなるように電流値を決定し、その電流値にあった直列体のスイッチSWをONにして電流を注入する。
なお、濃度センサ100におけるリアクタンス演算部5、変換タイミング生成部6、デ
ューティー比演算部7、電流演算部8Aは、何れもデジタル処理が実施されるものであり、ICやマイコン等の処理回路の一部として実現される。
(変形例)
図2で説明した信号処理方法の変形例について図3を用いて説明する。なお、図3における図2との相違点は、演算値C1からC4を演算値C5からC8に時刻を変更しただけである。他の波形A、波形B、タイミングt1からt9および変換タイミングs1からs8は、図2と同様であり説明を省略する。
演算値C5は、式1におけるt3の電圧値であり、式10で表される。
Figure 2020148691
演算値C6は、式2におけるt3の電圧値であり、式11で表される。
Figure 2020148691
演算値C7は、式3におけるt7の電圧値であり、式12で表される。
Figure 2020148691
演算値C8は、式4におけるt7の電圧値であり、式13で表される。
Figure 2020148691
検査液の静電容量CLとチャージアンプ3の出力値との関係は、式14で表すことができる。
Figure 2020148691
なお、式14によって演算された静電容量にも、検査液によるレジスタンス成分が含まれず、図2で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
本開示の濃度センサは、特に自動車などの内燃機関用途において有効となる。
1 静電容量素子
2 矩形波発生部
2A 周波数切り替え部
3 チャージアンプ
4 アナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
5 リアクタンス演算部
6 変換タイミング生成部
7 デューティー比演算部
8 可変電流注入部
100 濃度センサ
C1〜C8 演算値
D1〜D8 デジタル値
s1〜s8 変換タイミング
t1〜t9 タイミング
W1〜W14 期間
Vref 基準電位

Claims (6)

  1. 検査液の誘電率を検出するための静電容量素子と、
    前記静電容量素子に矩形波信号を印加する矩形波発生部と、
    前記静電容量素子から出力される信号を増幅するチャージアンプと、
    前記チャージアンプから出力された信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    前記アナログ/デジタル変換器で変換された信号に基づいて前記検査液のリアクタンス量を演算して、前記リアクタンス量に応じた信号を出力するリアクタンス演算部と、
    前記アナログ/デジタル変換器の変換タイミングを決定する変換タイミング生成部と、
    を備え、
    前記矩形波発生部は、第1の周波数の矩形波信号と第2の周波数の矩形波信号を選択的に出力する周波数切り替え部を有している、
    濃度センサ。
  2. 請求項1に記載の濃度センサの信号処理方法であって、
    前記矩形波発生部から前記第1の周波数の矩形波信号が1周期出力される期間を第1の期間とし、前記矩形波発生部から前記第2の周波数の矩形波信号が1周期出力される期間を第2の期間とし、
    前記第1の期間における前記矩形波信号の立ち上がりのタイミングから立ち下がりのタイミングの間の期間を第3の期間とし、かつ、前記矩形波信号の立ち下がりのタイミングから立ち上がりのタイミングの間の期間を第4の期間とし、
    前記第2の期間における前記矩形波信号の立ち上がりのタイミングから立ち下がりのタイミングの間の期間を第5の期間とし、かつ、前記矩形波信号の立ち下がりのタイミングから立ち上がりのタイミングの間の期間を第6の期間とし、
    前記第3の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第7の期間とし、前記第3の期間において前記第7の期間を除いた期間を第8の期間とし、
    前記第4の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第9の期間とし、前記第4の期間において前記第9の期間を除いた期間を第10の期間とし、
    前記第5の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第11の期間とし、前記第5の期間において前記第11の期間を除いた期間を第12の期間とし、
    前記第6の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第13の期間とし、前記第6の期間において前記第13の期間を除いた期間を第14の期間として、
    前記アナログ/デジタル変換器は、
    前記第8の期間において、第1の変換タイミングで第1のデジタル値を出力し、前記第1の変換タイミングより後の第2の変換タイミングで第2のデジタル値を出力し、
    前記第10の期間において、第3の変換タイミングで第3のデジタル値を出力し、前記第3の変換タイミングより後の第4の変換タイミングで第4のデジタル値を出力し、
    前記第12の期間において、第5の変換タイミングで第5のデジタル値を出力し、前記第5の変換タイミングより後の第6の変換タイミングで第6のデジタル値を出力し、
    前記第14の期間において、第7の変換タイミングで第7のデジタル値を出力し、前記第7の変換タイミングより後の第8の変換タイミングで第8のデジタル値を出力し、
    前記リアクタンス演算部は、
    前記第1の変換タイミングと前記第1のデジタル値と前記第2の変換タイミングと前記第2のデジタル値から、前記第7の期間の前記立ち上がりのタイミングにおける値を第1の演算値として算出し、
    前記第3の変換タイミングと前記第3のデジタル値と前記第4の変換タイミングと前記第4のデジタル値から、前記第10の期間の前記立ち上がりのタイミングにおける値を第2の演算値として算出し、
    前記第5の変換タイミングと前記第5のデジタル値と前記第6の変換タイミングと前記
    第6のデジタル値から、前記第11の期間の前記立ち上がりのタイミングにおける値を第3の演算値として算出し、
    前記第7の変換タイミングと前記第7のデジタル値と前記第8の変換タイミングと前記第8のデジタル値から、前記第14の期間の前記立ち上がりのタイミングにおける値を第4の演算値として算出し、
    前記第1から第4の演算値を用いて、前記誘電率に対応した出力信号を生成する、
    濃度センサの信号処理方法。
  3. 請求項1に記載の濃度センサの信号処理方法であって、
    前記矩形波発生部から前記第1の周波数の矩形波信号が1周期出力される期間を第1の期間とし、前記矩形波発生部から前記第2の周波数の矩形波信号が1周期出力される期間を第2の期間とし、
    前記第1の期間における前記矩形波信号の立ち上がりのタイミングから立ち下がりのタイミングの間の期間を第3の期間とし、かつ、前記矩形波信号の立ち下がりのタイミングから立ち上がりのタイミングの間の期間を第4の期間とし、
    前記第2の期間における前記矩形波信号の立ち上がりのタイミングから立ち下がりのタイミングの間の期間を第5の期間とし、かつ、前記矩形波信号の立ち下がりのタイミングから立ち上がりのタイミングの間の期間を第6の期間とし、
    前記第3の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第7の期間とし、前記第3の期間において前記第7の期間を除いた期間を第8の期間とし、
    前記第4の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第9の期間とし、前記第4の期間において前記第9の期間を除いた期間を第10の期間とし、
    前記第5の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第11の期間とし、前記第5の期間において前記第11の期間を除いた期間を第12の期間とし、
    前記第6の期間において前記チャージアンプの応答遅延に対応する期間を第13の期間とし、前記第6の期間において前記第13の期間を除いた期間を第14の期間として、
    前記アナログ/デジタル変換器は、
    前記第8の期間において、第1の変換タイミングで第1のデジタル値を出力し、前記第1の変換タイミングより後の第2の変換タイミングで第2のデジタル値を出力し、
    前記第10の期間において、第3の変換タイミングで第3のデジタル値を出力し、前記第3の変換タイミングより後の第4の変換タイミングで第4のデジタル値を出力し、
    前記第12の期間において、第5の変換タイミングで第5のデジタル値を出力し、前記第5の変換タイミングより後の第6の変換タイミングで第6のデジタル値を出力し、
    前記第14の期間において、第7の変換タイミングで第7のデジタル値を出力し、前記第7の変換タイミングより後の第8の変換タイミングで第8のデジタル値を出力し、
    前記リアクタンス演算部は、
    前記第1の変換タイミングと前記第1のデジタル値と前記第2の変換タイミングと前記第2のデジタル値から、前記第8の期間の前記立ち下がりのタイミングにおける値を第1の演算値として算出し、
    前記第3の変換タイミングと前記第3のデジタル値と前記第4の変換タイミングと前記第4のデジタル値から、前記第9の期間の前記立ち下がりのタイミングにおける値を第2の演算値として算出し、
    前記第5の変換タイミングと前記第5のデジタル値と前記第6の変換タイミングと前記第6のデジタル値から、前記第12の期間の前記立ち下がりのタイミングにおける値を第3の演算値として算出し、
    前記第7の変換タイミングと前記第7のデジタル値と前記第8の変換タイミングと前記第8のデジタル値から、前記第13の期間の前記立ち下がりのタイミングにおける値を第4の演算値として算出し、
    前記第1から第4の演算値を用いて、前記誘電率に対応した出力信号を生成する、
    濃度センサの信号処理方法。
  4. 前記第1の演算値をC1、前記第2の演算値をC2、前記第3の演算値をC3、前記第4の演算値をC4としたとき、前記誘電率に対応した出力信号は、(C3×C4−C2×C1)/(C4−C2)の演算式に基づいて生成される、請求項2または請求項3に記載の濃度センサの信号処理方法。
  5. 濃度センサは、さらに、前記第3の期間と前記第4の期間のデューティー比もしくは前記第5の期間と前記第6の期間のデューティー比の少なくとも一方を調節するデューティー比演算部を有し、
    前記変換タイミング生成部は、
    前記第1の期間において、
    前記第3の期間の立ち上がりのタイミングから前記第1のタイミングまでの時間と、前記第4の期間の立ち下がりのタイミングから前記第3のタイミングまでの時間を等しくなるように、前記第1のタイミングと前記第3のタイミングが設定されている、もしくは、前記第3の期間の立ち上がりのタイミングから前記第2のタイミングまでの時間と、前記第4の期間の立ち下がりのタイミングから前記第4のタイミングまでの時間が等しくなるように、前記第2のタイミングと前記第4のタイミングが設定されており、かつ、
    前記第2の期間において、
    前記第5の期間の立ち上がりのタイミングから前記第5のタイミングまでの時間と、前記第6の期間の立ち下がりのタイミングから前記第7のタイミングまでの時間を等しくなるように、前記第5のタイミングと前記第7のタイミングが設定されている、もしくは、前記第5の期間の立ち上がりのタイミングから前記第6のタイミングまでの時間と、前記第6の期間の立ち下がりのタイミングから前記第8のタイミングまでの時間が等しくなるように、前記第6のタイミングと前記第8のタイミングが設定されており、前記デューティー比演算部は、
    前記第1のデジタル値と前記第3のデジタル値が、前記チャージアンプの基準電位に対して対称な値となるか、前記第2のデジタル値と前記第4のデジタル値が、前記チャージアンプの基準電位に対して対称となるように、前記デューティー比を決定する、かつ、前記第5のデジタル値と前記第7のデジタル値が、前記チャージアンプの基準電位に対して対称な値となるか、前記第6のデジタル値と前記第8のデジタル値が、前記チャージアンプの基準電位に対して対称となるように、前記デューティー比を決定する、
    請求項4に記載の濃度センサの信号処理方法。
  6. 前記濃度センサは、出力が前記静電容量素子と前記チャージアンプとの間に接続された可変電流注入部をさらに有し、
    前記可変電流注入部は、
    前記第3の期間では、前記第1のデジタル値と前記第2のデジタル値の差が小さくなるように前記静電容量素子と前記チャージアンプの間に注入する電流値を決定し、
    前記第4の期間では、前記第3のデジタル値と前記第4のデジタル値の差が小さくなるように前記静電容量素子と前記チャージアンプの間に注入する電流値を決定し、
    前記第5の期間では、前記第5のデジタル値と前記第6のデジタル値の差が小さくなるように前記静電容量素子と前記チャージアンプの間に注入する電流値を決定し、
    前記第6の期間では、前記第7のデジタル値と前記第8のデジタル値の差が小さくなるように前記静電容量素子と前記チャージアンプの間に注入する電流値を決定する、
    請求項4に記載の濃度センサの信号処理方法。
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