JP2020146919A - 液体吐出装置、基板処理装置、および物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出部材に付着した液体の除去処理を効率よく行うために有利な技術を提供する。【解決手段】基板上に液体を吐出する液体吐出装置は、液体を吐出する複数の吐出口が設けられた第1面と、各吐出口からの液体の吐出で生じた残液を付着させるように、前記第1面の周囲に位置して前記第1面より撥液性の低い第2面とを有する吐出部材を含み、前記吐出部材は、前記吐出部材に付着した液体の除去処理において、前記第2面に付着している液体を前記第2面の外側に移動させるように気体を吹き出す吹出口を含む。【選択図】図2
Description
本発明は、液体吐出装置、基板処理装置、および物品の製造方法に関する。
モールドを用いて基板上のインプリント材にパターンを形成するインプリント装置が、半導体デバイスなどの量産用リソグラフィ装置の1つとして注目されている。インプリント装置では、基板上に供給されたインプリント材とモールドとを接触させた状態で当該インプリント材を硬化させ、硬化したインプリント材からモールドを剥離することにより、基板上にインプリント材のパターンを形成することができる。また、基板上へのインプリント材の供給は、例えばインクジェット方式によりインプリント材(液体)を基板に吐出する複数の吐出口が設けられたディスペンサ(液体吐出装置)を用いて、各吐出口からのインプリント材の吐出を制御することによって行われうる。
ディスペンサでは、各吐出口からのインプリント材の吐出で生じた残液等が吐出口に付着すると、吐出口が目詰まりを起こし、吐出位置の精度や安定性などの吐出性能が低下しうる。特許文献1には、撥水処理を施した中央撥水領域を複数の吐出口の周囲近傍に設け、中央撥水領域の両側に溝状の親水領域を設けたディスペンサ(インクジェットヘッド)の構成が提案されている。特許文献1に記載された構成では、ディスペンサに付着したインクを溝状の親水領域に捕獲し、吐出口に至らないようにすることができる。
インプリント装置では、ディスペンサに付着した液体(インプリント材)や異物を吸引して除去する除去処理(クリーニング処理)が行われうる。特許文献1に記載された構成では、溝状の親水領域が有する親水性に起因して、当該親水領域に捕獲された液体を除去処理によって除去することが不十分になりうる。この場合、除去処理によって除去しきれなかった液体が親水領域に堆積し、基板等の被吐出物や周辺の部材に付着して汚染するといった問題が生じうる。
そこで、本発明は、吐出部材に付着した液体の除去処理を効率よく行うために有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての液体吐出装置は、基板上に液体を吐出する液体吐出装置であって、液体を吐出する複数の吐出口が設けられた第1面と、各吐出口からの液体の吐出で生じた残液を付着させるように、前記第1面の周囲に位置して前記第1面より撥液性の低い第2面とを有する吐出部材を含み、前記吐出部材は、前記吐出部材に付着した液体の除去処理において、前記第2面に付着している液体を前記第2面の外側に移動させるように気体を吹き出す吹出口を含む、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、吐出部材に付着した液体の除去処理を効率よく行うために有利な技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本発明は、基板を処理する基板処理装置に適用される。基板処理装置としては、例えば、感光媒体を基板上に塗布する塗布装置、潜像パターンが形成された基板を現像する現像装置などが挙げられる。その他にも、基板処理装置として、基板上に膜を形成する成膜装置、平面形状を有するモールドを用いて基板上の組成物を平坦化する平坦化装置、および、モールドを用いて基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置などが挙げられる。以下の実施形態では、基板処理装置として、インプリント装置を例示して説明する。
<第1実施形態>
インプリント装置は、基板上に供給されたインプリント材と型とを接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。例えば、インプリント装置は、基板上にインプリント材を供給し、凹凸のパターンが形成されたモールド(型)を基板上のインプリント材に接触させた状態で当該インプリント材を硬化させる。そして、モールドと基板との間隔を広げて、硬化したインプリント材からモールドを剥離(離型)することで、基板上のインプリント材にモールドのパターンを転写することができる。このような一連の処理は「インプリント処理」と呼ばれ、基板における複数のショット領域の各々について行われる。
インプリント装置は、基板上に供給されたインプリント材と型とを接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。例えば、インプリント装置は、基板上にインプリント材を供給し、凹凸のパターンが形成されたモールド(型)を基板上のインプリント材に接触させた状態で当該インプリント材を硬化させる。そして、モールドと基板との間隔を広げて、硬化したインプリント材からモールドを剥離(離型)することで、基板上のインプリント材にモールドのパターンを転写することができる。このような一連の処理は「インプリント処理」と呼ばれ、基板における複数のショット領域の各々について行われる。
インプリント材を硬化する方法には、熱を用いる熱サイクル法と光を用いる光硬化法とがあり、本実施形態では、光硬化法を採用した例について説明する。光硬化法とは、インプリント材として未硬化の紫外線硬化樹脂を基板上に供給し、モールドとインプリント材とを接触させた状態でインプリント材に光(紫外線)を照射することにより当該インプリント材を硬化させる方法である。
インプリント材には、硬化用のエネルギが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギとしては、電磁波、熱等が用いられる。電磁波としては、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される、赤外線、可視光線、紫外線などの光である。
硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物である。このうち、光により硬化する光硬化性組成物は、重合成化合物と光重合開始材とを少なくとも含有し、必要に応じて非重合成化合物または溶剤を含有してもよい。非重合成化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマ成分などの群から選択される少なくとも一種である。
インプリント材は、液体噴射ヘッドにより、液滴状、あるいは複数の液滴が繋がってできた島状または膜状となって基板上に付与される。インプリント材の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下である。
次に、本発明に係る第1実施形態のインプリント装置100について説明する。図1は、第1実施形態のインプリント装置100の構成を示す概略図である。インプリント装置100は、例えば、モールドMを保持するインプリントヘッド10と、基板Wを保持して移動可能な基板ステージ20と、硬化部30と、吐出部40(ディスペンサ、液体吐出装置)と、制御部50とを含みうる。制御部50は、例えばCPUやメモリなどを有するコンピュータによって構成され、インプリント装置100の各部を制御してインプリント処理を制御する。
モールドMは、通常、石英など紫外線を透過させることが可能な材料で作製されており、基板側の面において基板側に突出した一部の領域(パターン領域)には、基板上のインプリント材Rに転写されるべき凹凸のパターンが形成されている。また、基板Wとしては、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられ、必要に応じて、その表面に基板とは別の材料からなる部材が形成されていてもよい。基板Wとしては、具体的に、シリコンウェハ、化合物半導体ウェハ、石英ガラスなどである。また、インプリント材の付与前に、必要に応じて、インプリント材と基板との密着性を向上させるために密着層を設けてもよい。
インプリントヘッド10は、例えば、真空吸着などによりモールドMを保持するモールドチャックと、モールドMと基板Wとの間隔を変更させるようにモールドMをZ方向に駆動するモールド駆動部とを含みうる。本実施形態のインプリントヘッド10は、Z方向にモールドMを駆動するように構成されているが、例えば、XY方向およびθ方向(Z軸周りの回転方向)にモールドMを駆動する機能などを有してもよい。
基板ステージ20は、例えば、真空吸着などにより基板Wを保持する基板チャックと、XY方向に基板Wを駆動する基板駆動部とを含みうる。本実施形態の基板ステージ20は、例えばリニアモータや平面モータなどによりXY方向に基板Wを駆動するように構成されているが、例えば、Z方向およびθ方向に基板Wを駆動する機能などを有してもよい。
硬化部30(照射部)は、モールドMと基板上のインプリント材Rとが接触している状態で、基板上のインプリント材RにモールドMを介して光(例えば紫外線)を照射することにより当該インプリント材Rを硬化させる。また、吐出部40は、インプリント材(液体)を吐出する複数の吐出口を有し、基板ステージ20によって下方に配置された基板Wに向けて各吐出口からインプリント材Rを吐出する(基板上にインプリント材Rを供給(塗布)する)。
次に、吐出部40の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態の吐出部40の構成を示す図である。図2(a)は、吐出部40の断面図を示し、図2(b)は、吐出部40を下方(−Z方向)から見た図を示している。吐出部40は、インプリント材Rを収容する収容器41と、収容器41に収容されたインプリント材Rを基板Wに向けて吐出する複数の吐出口43が設けられた吐出部材42とを含む。
収容器41は、配管を介して調整部44に連通している。調整部44は、例えば、吐出部材42に設けられた各吐出口43での液面がメニスカス形状を維持するように、収容器41の内部への流体(例えば気体)の供給を制御することによって収容器41の内部圧力を調整する。また、調整部44は、各吐出口43からインプリント材を吐出させるように、収容器41の内部圧力を調整することもできる。例えば、複数の吐出口43の各々に異物や気泡などが存在していると、吐出不良を起こして吐出性能が低下しうる。この場合において、調整部44は、収容器41の内部に流体を供給して各吐出口43からインプリント材を吐出させることで、各吐出口43に存在する異物や気泡などを強制排出させることができる。
吐出部材42は、複数の吐出口43が設けられた第1面S1を有する中央部分42aと、中央部分42の周囲に位置し、第2面S2および第3面S3を有する周囲部分42bとを含む。第1面S1、第2面S2および第3面S3はそれぞれ、基板Wに対向する面(基板側の面)である。また、本実施形態の場合、中央部分42aは、第1面S1の方が周囲部分42aの第2面S2より基板側に位置するように周囲部分42aより基板側に突出した凸形状を有しており、第1面S1と第2面S2とを結ぶ側面S4を有する。
ここで、吐出部材42には、各吐出口43からのインプリント材の吐出で生じたインプリント材の残液(液滴)が付着することがある。例えば、各吐出口43の液面をメニスカス形状に維持することができなかったり、各吐出口43に存在する異物等を強制排出するために各吐出口43からインプリント材を吐出させたりした場合に、インプリント材の残液が吐出部材42に付着しうる。また、各吐出口43からインプリント材を正常に吐出させた場合においても、その吐出により飛散したインプリント材の液滴(ミスト、サテライト)が残液として吐出部材42に付着しうる。このようなインプリント材の残液が各吐出口43に付着してしまうと、吐出口43が目詰まりを起こし、吐出位置の精度や安定性などの吐出性能が低下しうる。
そのため、吐出部材42は、周囲部分42bの第1面S1より中央部分42aの第2面S2の方が、使用する液体(本実施形態ではインプリント材)に対する撥液性が低くなるように構成される。本実施形態の場合、第1面S1より第2面S2の撥液性が低くなるように、第1面S1に形成される撥液膜と第2面S2に形成される撥液膜とで撥液膜の材料または撥液膜の表面構造を異ならせている。このような吐出部材42の構成により、各吐出口43からのインプリント材の吐出で生じたインプリント材の残液を中央部分42aの第1面S1から周囲部分42bの第2面S2に移動させ、第2面S2に付着(滞留)させることができる。つまり、インプリント材の残液が各吐出口43に付着することを低減することができる。なお、撥液性は、例えば、図3に示すように、インプリント材R(液滴)と面との接触角θによって定義されうる。即ち、吐出部材42は、図3(a)に示すインプリント材R(液滴)と第1面S1との接触角θ1より、図3(b)に示すインプリント材R(液滴)と第2面S2との接触角θ2の方が小さくなるように構成される。
ところで、インプリント装置100では、吐出部40に付着したインプリント材を除去するための除去処理(クリーニング処理)が行われる。例えば、インプリント装置100には、図2(a)に示すように、吐出部材42に付着したインプリント材を吸引する吸引部60(吸引ノズル)が設けられる。吸引部60は、Y方向に伸びるスリット状の吸引口を有し、吸引口から真空吸引を行うように構成される。そして、駆動機構(不図示)により吐出部40と吸引部60とを相対的にXY方向に移動させながら、吐出部40に付着したインプリント材を吸引部60で吸引することにより、当該除去処理が行われうる。
本実施形態の場合、上述したように、中央部分42aの第1面S1に付着したインプリント材が周囲部分42bの第2面S2に移動して滞留する。しかしながら、周囲部分42bの第2面S2は、中央部分42aの第1面S1より撥液性が低い(例えば親液性が高い)ため、第2面S2に滞留したインプリント材の除去処理を吸引部60によって十分に行うことができないことがある。具体的には、第2面S2に付着した半径数百μm以上の比較的大きなインプリント材の液滴については、吸引部60で吸引することができるが、半径数百μm未満の比較的小さなインプリント材の液滴については、吸引部60で吸引することが困難になりうる。このように吸引部60で吸引しきれなかったインプリント材が第2面S2に残留していくと、残留したインプリント材が基板上に垂れたり、インプリント装置内の他の部材に接触して付着したりといった汚染が生じうる。
そこで、本実施形態の吐出部材42には、吐出部材42に付着したインプリント材の除去処理において、周囲部分42bの第2面S2に付着(滞留)しているインプリント材を第2面S2の外側に移動させるように気体を吹き出す吹出口45が設けられる。本実施形態の場合、吐出口43は、図2(a)に示すように、凸形状に構成された中央部分42aの側面S4に設けられ、周囲部分42bの第2面S2に付着しているインプリント材を第3面S3に移動させるように気体を吹き出す。第3面S3は、周囲部分42bにおいて第2面S2の周囲に位置する面であり、第2面S2より撥液性が高くなるように撥液処理が施されている。このように、第3面S3は第2面S2より撥液性が高いため、除去処理の際に吹出口45から気体を吹き出して、第2面S2に付着しているインプリント材を第3面S3に移動させることにより、吸引部60による除去処理を効率よく行うことができる。ここで、吹出口45から気体を吹き出すことによって第3面S3に移動したインプリント材は、吹出口45からの気体の吹き出しを中断すると、第2面S2に移動する(再び戻る)可能性がある。したがって、除去処理の期間中では、吹出口45からの気体の吹き出しを中断しないように継続的に行うことが好ましい。
次に、本実施形態の吐出部材42の具体的な構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、吐出部材42の構成を示す概略断面図(図2(a)に示す吐出部材42の拡大図)である。吐出部材42は、例えば、収容器41の内部と複数の吐出口43とに連通された複数の流路43a(圧力室)と、各流路43aに設けられたエネルギ発生素子43bとを有する。エネルギ発生素子43bとしては、例えば圧電素子や発熱抵抗体が用いられうる。インプリント材として樹脂を含むものが用いられる場合、エネルギ発生素子43bとして圧電素子が用いられるとよい。制御部50によりエネルギ発生素子43bを制御することで、エネルギ発生素子43bと吐出口43との間の流路43a内のインプリント材が当該吐出口43から吐出される。
また、吐出部材42は、気体を吹き出す吹出口45に連通された流路45aを有する。流路45aは、流路45aに気体を供給する供給機構46aに連通されており、制御部50により供給機構46aを制御することで、吹出口45からの気体の吹き出しを制御することができる。気体としては、窒素ガスなどの不活性ガスが用いられることが好ましい。
吐出部材42は、1mm程度あるいはそれ以下の厚みで構成されることが好ましく、その厚みにおいて上述した流路43a、45aなどの微小な構造が内部に形成されるように、半導体の製造技術を利用して作製されるとよい。例えば、吐出部材42は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を利用して半導体ウェハからそれぞれ作製された複数の部材を張り合わせることによって構成されうる。図4に示す例では、第1部材47a、第2部材47b、第3部材47cおよび第4部材47dの4個の部材を張り合わせることにより吐出部材42が構成されうる。
図4に示す例において、第1部材47aおよび第2部材47bは、吐出部材42の中央部分42aの一部(収容器41側の一部)と周囲部分42bとを構成する部材である。第3部材47cおよび第4部材47dは、吐出部材42の中央部分42aの一部(基板側の一部)を構成する部材である。複数の吐出口43は、第4部材47dに形成され、吹出口45は、第3部材47cに形成される。そして、第1部材47a〜第4部材47dには、互いに張り合わせたときに流路43aおよび流路45aが形成される(繋がる)ように、流路43aおよび流路45aが部分ごとに形成される。また、エネルギ発生素子43bは、第1部材47aに形成される。ここで、吹出口45は、スリット状の細長い形状に形成されてもよいし、ドット状の開口が配列された形状に形成されてもよい。
次に、吐出部材42の周囲部分42bにおいて、第2面S2より第3面S3の撥液性を高くする構成例について説明する。第2面S2および第3面S3には、例えばテフロン(登録商標)などの撥液膜が形成される。このような撥液膜は、吐出部材42(周囲部分42b)を衝撃から保護するための保護部材としての機能も有しうる。そして、第3面S3に形成された撥液膜に対し、超短波レーザによって周期的に配列された複数の溝を形成する。このように複数の溝を第3面S3の撥液膜に形成することで、インプリント材の液滴と第3面S3の撥液膜との間に空気の隙間が形成されるため、複数の溝が形成されていない第2面S2の撥液膜と比べて撥液性を高くすることができる。第3面S3に形成される複数の溝は、例えば、周期が1μm〜4μm、溝の深さが0.1μm〜20μmで形成されるとよい。
上述したように、本実施形態の吐出部材42には、吐出部材42に付着したインプリント材の除去処理において、周囲部分42bの第2面S2に付着しているインプリント材を第2面S2の外側に移動させるように気体を吹き出す吹出口45が設けられる。本実施形態の場合、吹出口45は、中央部分42aの側面S4に設けられ、第2面S2に付着しているインプリント材を第2面S2より撥液性の高い第3面S3に移動させるように気体を吹き出す。これにより、除去処理を効率よく行い、除去処理で除去しきれずに吐出部材42に残存するインプリント材を低減することができる。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、インプリント装置100の構成および吐出部40の構成など第1実施形態と同様のものについては、ここでの説明を省略する。
本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、インプリント装置100の構成および吐出部40の構成など第1実施形態と同様のものについては、ここでの説明を省略する。
図5は、本実施形態の吐出部材42の構成を示す概略断面図である。本実施形態の吐出部材42は、第1実施形態の構成に対し、吹出口45から吹き出された気体により第2面S2の外側に移動したインプリント材を回収(吸引)する回収口48(吸引口)が更に設けられている。回収口48は、真空ポンプなどの吸引機構46bに連通された流路48aに連通している。そして、制御部50により吸引機構46bを制御することで、吹出口45から吹き出された気体とともに、第2面S2の外側に移動したインプリント材を吸引(回収)することができる。
ここで、本実施形態の吐出部材42は、周囲部分42bに第2面S2と第3面S3とを有しており、吹出口45から吹き出された気体によって第2面S2から第3面S3に移動したインプリント材を回収口48によって回収するように構成されている。しかしながら、それに限られるものではなく、周囲部分42bに第3面S3が設けられていなくてもよい。この場合、吐出部材42は、吹出口45から吹き出された気体によって第2面S2の外側に移動したインプリント材を回収口48によって回収するように構成されうる。
上述したように、本実施形態の吐出部材42は、吹出口45に加えて、第2面S2の外側に移動したインプリント材を回収する回収口48が更に設けられる。これにより、除去処理を効率よく行い、除去処理で除去しきれずに吐出部材42に残存するインプリント材を低減することができる。また、本実施形態の吐出部材42の構成では、除去処理の際に吸引部60を用いなくてもよいため、インプリント装置100の構成を簡略化することができる。
<第3実施形態>
本発明に係る第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、インプリント装置100の構成および吐出部40の構成など第1実施形態と同様のものについては、ここでの説明を省略する。
本発明に係る第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、インプリント装置100の構成および吐出部40の構成など第1実施形態と同様のものについては、ここでの説明を省略する。
本実施形態では、第1実施形態で説明した吐出部材42の構成(図2〜図4に示す構成)において、気体を吹き出す吹出口45を、第2面S2に付着しているインプリント材を吸引する吸引口として機能させる。この場合、吸引口としての吹出口45に連通する流路45aには、真空ポンプなどの吸引機構46bに連通される。これにより、第2面S2に付着(滞留)しているインプリント材を、吸引口(吹出口45)から吸引して回収することができる。ここで、本実施形態の吐出部材42では、第2面S2に付着しているインプリント材を吸引(回収)するため、第2面S2より撥液性の高い第3面S3を周囲部分42bに設けなくてもよい。また、本実施形態の吐出部材42の構成では、除去処理の際に吸引部60を用いなくてもよいため、インプリント装置100の構成を簡略化することができる。
<第4実施形態>
本発明に係る第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、インプリント装置100の構成および吐出部40の構成など第1実施形態と同様のものについては、ここでの説明を省略する。
本発明に係る第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、インプリント装置100の構成および吐出部40の構成など第1実施形態と同様のものについては、ここでの説明を省略する。
本実施形態の吐出部材42について、図6〜図7を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の吐出部40の構成を示す図である。図6(a)は、吐出部40の断面図を示し、図6(b)は、吐出部40を下方(−Z方向)から見た図を示している。また、図7は、本実施形態の吐出部材42の構成を示す概略断面図である。
本実施形態の吐出部材42では、図6に示すように、気体を吹き出す吹出口45が、第1面S1における複数の吐出口43の周辺に設けられている。これにより、第1実施形態では4個の部材47a〜47dを貼り合わせることで吐出部材42が作製される(図4参照)のに対し、本実施形態では、図7に示すように、3個の部材47e〜47gを張り合わせることで吐出部材42が作製されうる。例えば、部材47e〜47fは、図4に示す第1部材47a〜第2部材47bと同じ構成である。一方、部材47gは、複数の吐出口43と吹出口45とが第1面S1に配置されるように形成される。ここで、吹出口45は、図6(b)に示すように、ドット状の開口が配列された形状に形成されてもよいが、スリット状の細長い形状に形成されてもよい。
このように構成された吐出部材42を有する吐出部40では、除去処理の際、図7に示すように、第1面S1に対向するようにプレート61が配置され、吐出部材42の第1面S1に設けられた吹出口45から当該プレート61に向けて気体が吹き出される。このとき、吹出口45から吹き出された気体は、−Z方向への流れからXY方向への流れに変換され、吐出部材42とプレート61との隙間を通り、吐出部材42の第2面S2に付着(滞留)しているインプリント材を第2面S2の外側に移動させる。本実施形態の場合、第2面S2に付着しているインプリント材を、第2面S2の周囲に位置して第2面S2より撥液性の高い第3面S3に移動させることができる。このように、インプリント材を第2面S2から第3面S3に移動した状態で、吐出部材42と吸引部60とを相対的にXY方向に移動させることで、除去処理を効率よく行うことができる。
ここで、本実施形態の吐出部材42は、第1面S1、第2面S2および第3面S3を、同じ高さ(即ち、同一の面)となるように構成されうる。このように構成することで、吹出口45から吹き出された気体が第2面S2(第3面S3)とプレート61との隙間を通るときの流速を高め、第2面S2の外側にインプリント材を効率よく移動させることができる。また、本実施形態の吐出部材42は、第2実施形態で説明した回収口48を更に有してもよい。この場合、回収口48は、吹出口45から吹き出されて吐出部材42とプレート61との隙間を通る気体により第2面S2の外側に移動したインプリント材を回収(吸引)するように構成されうる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、上記の実施形態で説明した液体吐出装置を用いて基板上に液体(インプリント材)を吐出する工程と、かかる工程で液体が吐出された基板を処理する工程とを含む。基板を処理する工程は、例えば、インプリント装置や平坦化装置などの上記の基板処理装置を用いて行われうる。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、上記の実施形態で説明した液体吐出装置を用いて基板上に液体(インプリント材)を吐出する工程と、かかる工程で液体が吐出された基板を処理する工程とを含む。基板を処理する工程は、例えば、インプリント装置や平坦化装置などの上記の基板処理装置を用いて行われうる。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
インプリント装置を用いて成形した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。図8(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウェハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図8(b)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図8(c)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1zと型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを通して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図8(d)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凸部が硬化物の凹部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図8(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図8(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
40:吐出部、41:収容器、42:吐出部材、43:吐出口、45:吹出口、48:回収口、60:吸引部、100:インプリント装置
Claims (11)
- 基板上に液体を吐出する液体吐出装置であって、
液体を吐出する複数の吐出口が設けられた第1面と、各吐出口からの液体の吐出で生じた残液を付着させるように、前記第1面の周囲に位置して前記第1面より撥液性の低い第2面とを有する吐出部材を含み、
前記吐出部材は、前記吐出部材に付着した液体の除去処理において、前記第2面に付着している液体を前記第2面の外側に移動させるように気体を吹き出す吹出口を含む、ことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記吐出部材は、前記第1面を有する第1部分と、第2面を有する第2部分とを有し、
前記第1部分は、前記第1面の方が前記第2面より前記基板側に位置して前記第1面と前記第2面とを結ぶ側面を有するように前記第2部分より前記基板側に突出しており、
前記吹出口は、前記第1部分の前記側面に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記吹出口は、前記第1面における前記複数の吐出口の周辺に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記吹出口は、前記除去処理の際に前記第1面に対向して配置されるプレートに向けて気体を吹き出すように前記第1面に設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
- 前記吐出部材は、前記吹出口から吹き出された気体により前記第2面の外側に移動した液体を回収する回収口を含む、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記第1面および前記第2面はそれぞれ前記基板に対向する面である、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記吐出部材は、前記第2面の周囲に位置して前記第2面より撥液性の高い第3面を有し、
前記吹出口は、前記第2面に付着している液体を前記第3面に移動させるように気体を吹き出す、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記第3面には、前記第2面より撥液性が高くなるように周期的に配列された複数の溝が設けられている、ことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
- 基板上に液体を吐出する液体吐出装置であって、
液体を吐出する複数の吐出口が設けられた第1面と、各吐出口からの液体の吐出で生じた残液を付着させるように、前記第1面の周囲に位置して前記第1面より撥液性の低い第2面とを有する吐出部材を含み、
前記吐出部材は、前記第2面に付着している液体を吸引する吸引口を含む、ことを特徴とする液体吐出装置。 - 基板を処理する基板処理装置であって、
前記基板を保持して移動可能なステージと、
前記ステージにより保持された前記基板上に液体を吐出する請求項1乃至9のいずれか1項に記載の液体吐出装置と、
を含むことを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の液体吐出装置を用いて基板上に液体を吐出する工程と、
液体が吐出された基板を処理する工程と、を含み、
前記処理された基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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JP2019046380A JP2020146919A (ja) | 2019-03-13 | 2019-03-13 | 液体吐出装置、基板処理装置、および物品の製造方法 |
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