JP2020146470A - 低侵襲性手術機器 - Google Patents

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Kosuke UJIHIRA
功祐 氏平
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Abstract

【解決課題】先端部及びシャフトに高い自由度を与えることを可能とする低侵襲性手術機器を提供する。【解決手段】体腔内でユーザが操作する操作ハンドル部と、体腔内に挿入され前記操作部によって操作される所定の手術器具を換装可能に保持する処置部と、操作ハンドル部と前記処置部との間に設けられ前記処置部が保持する手術器具を体腔内の所望の位置に所望の姿勢で配置するための連結部とを有し、前記連結部は、連結部の長軸方向に直列的に接続され、長軸回り若しくは長軸と直交する軸回りの回動を可能にする関節を構成する少なくとも2以上の接続部と、前記2以上の接続部を互いに近接若しくは離間する方向に移動させることで、前記関節の長軸回りの角度若しくは/及び長軸と直交する軸回りの角度を開放若しくは拘束し、それにより前記処置部を体腔内の所望の位置及び姿勢で配置する連結部制御機構とを有するものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、人体への侵襲を極力低くし体腔内の病変に対し処置を行う手術で用いられる手術機器に関するものである。
近年、腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術等に代表される低侵襲手術の利用が拡大している。
これらの低侵襲手術によれば、人体に対し大きく皮膚切開を行って直視下で外科的処置を行う従来の手術と比較して、皮膚切開が小さく且つ人体への負担が少ないという利点がある。低侵襲手術は、内視鏡や手術機器の性能向上や手術技術そのものの向上により、日々進歩している。
ここで、一般的な低侵襲手術で使用される手術機器は、体腔内に挿入される小径の挿入部と、これを手元で操作するハンドル部とからなる。この手術機器を使用する際には、まず患者の胸部や腹部等に皮膚小切開を設け、この切開部に手術機器挿入口(ポート)を挿入する。そして、このポートから、前記手術機器の挿入部を体腔内に挿入する。この体腔内挿入部の先端には外科的処置を行うための鑷子や鋏や電気メスのブレードなどが取り付けられており、これを上記ハンドル部でコントロールすることで、所望の手術を行う。
しかしながら、従来の低侵襲用手術機器では、以下のような場合には使用が困難であり、その場合は侵襲性の高い手術を選択する必要がある。
(1)極めて限られたワーキングスペースのため、両手で把持する機器同士、または機器と内視鏡などの機器同士の接触、または重要臓器との接触が避けられない場合。
(2)手元と目的部位との間に介在する重要臓器や癒着などの障害物がある場合、特に重要臓器の可動性が乏しい場合や、癒着が広範囲の場合。
(3)手元と対象物を同一平面上に置くことができない場合。例えば動かすことのできない重要臓器を中心に、手元と目標部位とが正反対に座する場合。
(4)対象物に対し行う処置のベクトルが手元と対象構造物との同一平面上にない場合。例えば二つの手術機器挿入口(ポート)を繋ぐ線と並行に走行する動脈に対し、手元側の動脈壁ではなく、動脈の中心線を軸とし時計方向に90度回転した動脈壁に対し切開を加える場合などが想定される。
以上の問題に対しては従来、ワーキングスペースを広げるため体表面への創を広げる、または別のポートを加える、または体腔内の可動性ある臓器を移動する、または開胸・開腹手術へ移行する、などの手段が検討されるが、それらの手段は一概に人体に対する侵襲性を高める処置である。
一方で、体腔内で極めて自由度の高い動作を可能とする手術用ロボットを導入することで上記の問題を解決するロボット手術の開発が行われている(例えば特許文献1参照)。
また一方で、上記の問題に従来の手術機器を発展させることで対応するために、先端部やシャフトに関節を設けることで、機器先端に備える外科的処置部の自由度を高めた手術機器の開発が行われている(例えば特許文献2参照)。
しかし、従来の特許文献1に記載の手術用ロボットは、極めて自由度の高い動作および精緻な動作を可能とする利点がある一方で、普及は進んでいるものの、一概に機構が極めて複雑で大きく高額であるということがある。このことから、設備面また財政面などから導入は容易ではない。また現在の技術ではロボットが備える外科的処置部からの触圧覚を中心としたバイオフィードバックを得ることが困難であり、また1回の手術に対し掛かる材料費が高いとされている。
また特許文献2に記載のような手術機器では、シャフトを屈曲や湾曲させることが可能で、シャフトから以遠全体のローリング動作により、外科的処置部を目標物へ到達させることを可能とするものである。しかしながら、この文献2の機構では、シャフトの3次元的な変形およびハンドル中心軸に対し90度以上の高度屈曲は困難である。これは従来の手術機器は片手で操作可能かつ小口径のシャフトであることを重視され、この条件下で3軸方向への自由なシャフトの変形や高度屈曲を行うことは、シャフトの剛性を維持できず、構造が極めて複雑化することが要因の一部と考えられる。
特開2012−143589 特開2017−189571
本願発明は、上述した問題点を考慮してなされたものであり、シャフトの剛性を維持し且つ構造を複雑化することなく多方向への屈曲と回転が可能であり、軽度屈曲から高度屈曲、または3次元的な複雑な形状を維持することで、外科的処置部を有する先端動作部に高い自由度を与えることを可能とする手術機器を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本願発明の第1の観点によれば、以下の発明が提供される。
(1) 低侵襲性手術機器であって、
体腔外でユーザが操作する操作ハンドル部と、体腔内に挿入され前記操作部によって操作される所定の手術器具を換装可能に保持する処置部と、操作ハンドル部と前記処置部との間に設けられ前記処置部が保持する手術器具を体腔内の所望の位置に所望の姿勢で配置するための連結部とを有し、
前記連結部は、
連結部の長軸方向に直列的に接続され、長軸回り若しくは長軸と直交する軸回りの回動を可能にする関節を構成する少なくとも2以上の接続部と、
前記2以上の接続部を互いに近接若しくは離間する方向に移動させることで、前記関節の長軸回りの角度若しくは/及び長軸と直交する軸回りの角度を開放若しくは拘束し、それにより前記処置部を体腔内の所望の位置及び姿勢で配置する連結部制御機構と
を有するものである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(2) 上記(1)の低侵襲性手術機器において、
前記連結部制御機構は、
前記操作ハンドル部に長手方向に沿ってスライド可能に設けられ所定の位置でその移動をロックできる連結部制御スライダと、
前記連結部内を、その全長に亘って挿通され、一端が処置部側に固定され、他端部が前記連結部操作スライダ側に固定されたフレキシブル軸部材と
を有し、
前記連結部制御スライダを前記操作ハンドル部長手方向に沿ってスライド移動させることで前記関節部間の前記角度を開放若しくは拘束するものである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(3) 上記(1)の低侵襲性手術機器において、
前記連結部は、前記長軸回りに回転を許容する第1の関節と、上記長軸と直交する軸周りの回動を許容する第2の関節のいずれか一方若しくは両方を有する
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(4) 上記(3)の低侵襲性手術機器において、
前記接続部は、互いに対向する部分に係合可能な凹部及び凸部を有し、前記角度制御部により解放時に凹部と凸部の係合が解除され、拘束時に凹部と凸部の係合されることで角度が固定されるものである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(5) 上記(3)の低侵襲性手術機器において、
前記接続部は、上記長軸と直交する軸回りの回動角度を規制するストッパ機構を有する
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(6) 上記(5)の低侵襲性手術機器において、
前記規制される回動角度は+−30度である
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(7) 上記(6)の低侵襲性手術機器において、
前記連結部は、複数の関節部により90度〜180度の湾曲形状を保つことが可能な個数の関節を有するものである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(8) 上記(1)の低侵襲性手術機器において、
前記連結部制御スライダは前記操作ハンドル部に設けられたスライドガイドに取り付けられている
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(9) 上記(8)の低侵襲性手術機器において、
前記軸部材は、張力伝達ロッドまたはワイヤであり、
前記連結部制御スライダは、前記張力伝達ロッドの張力を調整するための張力スライダである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(10) 上記(9)の低侵襲性手術機器において、
前記連結部制御スライダをハンドル長軸方向に平行に動作させることで前記張力伝達ロッドまたはワイヤの張力を調整するものである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(11) 上記(1)の低侵襲性手術機器において、
さらに、
この外科的処置部に一端が接続され、他端側を前記接続部内を通して前記ハンドル部側に延出させる外科的処置部制御用フレキシブル軸部材と、
この外科的処置部制御用フレキシブル軸部材の他端に接続された状態でハンドル部に取り付けられた外科的処置部駆動スライダと
を有するものである
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
(12) 上記(11)の低侵襲性手術機器において、
前記外科的処置部駆動スライダは、前記連結部制御スライダに取り付けられており、この連結部制御スライダに対して移動可能に設けられている
ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
なお、上記以外の本発明の特徴については、以下で説明する本発明の実施形態の説明中で明らかにされる。
図1は、この発明の一実施形態に係る低侵襲性手術機器を示す概略構成図。
図2は、同じく、動作を示す概略構成図。
図3は、同じく、関節部材を示す概略構成図。
図4は、同じく、第1の関節部材を示す概略構成図。
図5は、同じく、第2の関節部材を示す概略構成図。
図6は、同じく、関節部材の操作を示す概略図。
図7は、同じく、第1、第2の関節部の動きを示す概略構成図。
図8は、同じく、スライドガイドを示す概略構成図。
図9は、同じく、スライダの構成を示す概略構成図。
図10は、同じく、操作ハンドル部を示す概略構成図。
図11は、同じく、スライドの操作ハンドル及びリングの操作を説明するための概略図。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1は、この実施形態の低侵襲性手術機器1を示す全体模式図である。
この手術機器1は、大きく分けて、体腔外でユーザがこの手術機器を操作するための操作ハンドル部2と、被施術者(図示せず)の体腔内に挿入され前記操作ハンドル部2によって操作される所定の手術器具5を保持する処置部3と、操作ハンドル部2と前記処置部3とを連結し、前記処置部3が保持する手術器具5を体腔内の所定の位置に配置する連結部4とを有する。
図1及び図2は、上記連結部4を変位させて、上記処置部3(手術器具5)の位置及び方向を3次元的、すなわち、XYZ方向及び軸回りθ方向に変位させた状態を示すものである。
(連結部の構成)
この発明の特徴は、このような上記手術器具5の三次元的変位・位置決めを実現する連結部4の構成にあるので、以下、詳しく説明する。
前記連結部4は、図1に示すように、連結部4の長軸方向に直列的に配置された2種類の関節部材7、8が、7、8、7、8、7、8のように複数、交互に連結され、その間に関節を構成しているものである。
図3は、上記2種類の関節部材(第1の関節部材7、第2の関節部材8)の連結関係を示す拡大図であり、図4(a)〜(d)は、第1の関節部材7を示す正面図、平面図、側面図、図5(a)〜(d)は、第2の関節部材8を示す正面図、平面図、側面図である。
まず、第1の関節部材7及び第2の関節部材8は、図3の連結関係に示すように、それぞれ、一方の関節部材内に挿入される内挿部7a、8aと、他方の内挿部7a、8aの挿入を受け入れる外挿部7b、8bとを有する。これら内挿部7a、8a及び外挿部7b、8bがそれぞれこの発明の接続部を構成し、接続されることで上記連結部4の関節を構成するものである。
第1の関節部材7の外挿部7bは、図4に示すように、円筒形状を有すると共に、第1の連結用ピン9を直径方向に保持するための保持孔7cを有する。一方、この第1の関節部材7の外挿部7b内に挿入される第2の関節部材8の内挿部8aは、図5に示すように、上記第1の関節部材7の外挿部7bの内径に適合する柱形状を有すると共に、上記第1の関節部材7の外挿部7bに装着される前記第1の連結用ピン9と係合する係合孔8cを有する。この係合孔8cは、周方向に30度間隔ずらして直径方向に1組ずつ設けられた凹部8dと、隣り合う凹部8d同士を連結する連結通路8eからなる。上記凹部8dは、上記第1、第2の関節部材7、8が互いに近接する方向(図3に矢印で示す方向)に駆動された時に上記第1の連結用ピン9と噛み合うように構成されている。また、連結通路8eは、上記第1、第2の関節部材7、8が互いに離間する方向(図3の矢印と逆方向)に駆動された際に上記第1の連結用ピン9と凹部8dの係合を解除して上記連結用ピン9が上記凹部8d間で移動するのを許容するように構成されている。
一方、この第2の関節部材8は、図5に示すように、外挿部8bとして、軸線方向に伸びる対向する一対のアーム8f、8fを有する。この一対のアーム8fの先端部は、上記第1の関節部材7の後述するガイド面7d及び段差部7eと係合する先鋭部8gと、上記ガイド面7dと摺動する摺動面8hとから構成される。また、このアーム8fにはこの第2の関節部材8の中心軸線に直行する方向に懸架される第2の連結用ピン10を保持する前記係合孔8cが設けられている。
そして、上記第1の関節部材7には、図4に示すように、上記第2の関節部材8のアーム8fと当接し、このアーム8fの摺動面8hと摺動してこのアーム8fを上記第2の連結用ピン10回り(矢印B方向)に案内するガイド面7dと、上記アーム8fの先端部8gと係合して回動角度を固定する第1、第2の段差部7e、7e’とが設けられている。
また、第1の関節部材7の内挿部7aには、上記第2の関節部材8の外挿部8bである一対のアーム8fの間に挿入されるセンターガイド部7fが設けられ、このセンターガイド部7fには、前記一対のアーム8f間に懸架された第2の連結用ピン10を保持する保持孔7gが設けられている。
前記保持孔部7gは、上記第2の関節部材8に取り付けられた第2の連結用ピン10を、上記先鋭部8gが第1の段差部7eと係合する位置と、第2の段差部7e’と係合する位置でそれぞれ保持する第1、第2の凹部7h、7h’を有する。
(連結部の動作)
図6(a)及び(b)は、この第1、第2の関節部材7、8同士の組み付け態様と、前後方向の変位動作を示す概略図である。
前述したように、上記第1、第2の関節部材7、8は、互いの中心軸線を揃えた状態で、一方の内挿部7a、8aを、他方の外挿部7b、8bに挿入するようにして互いに組み合わされ、上記第1、第2の連結用ピン9、10で互いに脱落不能に連結される。このことで、複数の関節を有する連結部4が構成される。
一方、前記操作ハンドル部2にはスライドガイド12及びこのスライドガイド12に沿って軸線方向にスライド位置決め可能なスライダ13が取り付けられている。このスライダ13には図に示す第1の駆動ワイヤ14の一端が固定されている。そして、この第1の駆動ワイヤ14の他端側は図に矢印で示すように上記互いに連結された第1、第2の関節部材7、8を通して上記処置部3の後端部に固定されている。
この実施形態では、上記スライドガイド12の先端部12aが、上記第2の関節部材8の外挿部8bと同形状に形成され、上記第2の連結用ピン10によって上記連結部4の後端部(第1の関節部材7の内挿部7a)に連結されている。
また、上記処置部3の後端部3aは上記第2の関節部材8の内挿部8aと同じ形状に形成されており、上記連結部4の先端部と第1の連結用ピン9によって連結されている。
上記第1の駆動ワイヤ14の上記スライダ13からの繰り出し長さは上記スライダ13と第1の駆動ワイヤ14との結合位置を調節することで行うようになっている。図6(a)はスライダ13をもっとも先端側に移動させた状態、図6(b)はスライダ13をもっとも後ろ側に移動させた状態を示すものである。
ここで、上記第1の駆動ワイヤ14の繰り出し長さは、図6(a)の状態では、上記第1、第2の関節部材7、8間(この発明の接続部間)には図に16、17で示す隙間が確保され、図6(b)の状態では上記第1、第2の関節部材7、8間にその隙間16、17がなくなるように調整されている。
すなわち、図3に示すように、上記第2の関節部材8には、上記内挿部8aと外挿部8bとの間に鍔部8iが形成されており、前記図6(a)に示す状態では、上記第2の関節部材8の鍔部8iと上記第1の関節部材7の外挿部7bの端面7iとが離間していて上記第1の隙間16を構成している。この状態で、上記第2の関節部材8は、図3、5にAで示すように中心軸線回りに回動可能となっている。
そして、上記スライダ13を後ろ方向に移動させて図6(b)の状態とすることで上記第2の関節部材8の鍔部8iに上記第1の関節部材7の外挿部7bの端面7iを当接させ、上記第1の隙間16をなくすことで、これ以上の上記関節部材7、8同士の軸方向の移動を規制すると共に、上記第1の連結用ピン9を上記第2の関節部材8の凹部8dと係合させることによって中心軸線回りの回動も規制するようになっている。
また、図6(a)に示す上記第2の隙間17は、第1の関節部材7に形成された段差部7eと前記第2の関節部材8の先鋭部8gとの間の隙間であり、この第2の隙間17がある状態では上記第1、第2の関節部材7、8は、互いに図3に示す矢印B方向の回動が可能になっている。
そして、上記スライダ13を後ろ方向に移動させて図6(b)の状態とすることで、上記第1の関節部材7に形成された第2の段差部7eと前記第2の関節部材8の先鋭部8gとを当接させ、隙間がない状態とする。このことで、上記第1、第2の関節部材は互いにロックされ、互いの回動が規制するようになっている。
以下、このような上記第1、第2の関節部材7、8間の動きを図7を参照してさらに詳しく説明する。
この図7では、1つの第2の関節部材8の前後に第1の関節部材7、7が取り付けられている部分を取り出して説明する。
図7(a)、(b)は、前記スライダ13を先端側に位置させている状態(図6(a)に示す状態)を示すものであり、図7(c)はスライダ13を後端側に移動させた状態(図6(b)に示す状態)を示すものである。
図7(a)の状態では、上記第2の関節部材8の前側に取り付けられた第1の関節部材7を、中心軸線と直交する軸線回りに矢印Bで示すように回動可能である。また、上記第2の関節部材8の後ろ側に取り付けられた第1の関節部材7を、中心軸線回りに矢印Aで示すように回動可能である。
この状態で、上述したように単に上記スライダ13を後ろに移動させて隙間16、17を無くした状態が図6(b)である。
一方、図7(b)は、後側の第1の関節部材7を中心軸回りに30度回動させ、前側の第1の関節部材7を中心軸と直交する軸線回りに30度回動させた状態を示すものである。
すなわち、上記前側の第1の関節部材7は、上記第1、第2の段差部7e、7e’の位置に合わせて2つの角度(0度及び30度)(矢印Bで示す方向)に位置決め可能に回動できるようになっているものである。また、後ろ側の第1の関節部材7は、前記凹部8dの位置に合わせて、時計周りに0度、−30度、+30度(矢印Aで示す方向)に回動できるようになっているものである。
図7(c)は、図7(b)に示す状態から、上記スライダ13を後ろ側に移動させた状態を示すものである。この実施例の構成によれば、スライダ13を移動させるにしたがって、セルフアライメント的に上記第1、第2の関節部材7、8の姿勢が調整されて所定の角度で固定されるようになっている。すなわち、前側の第1の関節部材7と中央部の第2の関節部材8との間では、第2の関節部材8の記アーム8fの摺動面8hと第1の関節部材7のガイド面7dがスライドし、上記先鋭部8gが段差部7eに誘導されて係合し、位置決めされる。これにより、上記第1の関節部材7と第2の関節部材8との角度が当初30度もしくは0度(傾き無し)からずれている場合であっても、上記摺動面8hとガイド部7dによって案内され、上記第2の隙間17がなくなる状態においては、上記30度若しくは0度に位置決めされ固定される。
また、このとき、上記第1の関節部材7の上端縁部7jと、上記第2の関節部材8の上端縁部8jに当接するとともに、上記第2の連結用ピン10が上記保持孔7gの凹部7hに噛合するようになっている。これにより、結局上記第1の関節部材7と第2の関節部材8は3点で位置決め保持されることになり、傾いた状態でも姿勢が剛性度の高い状態で保持されることになる。
一方、後ろ側の第1の関節部材7と第2の関節部材8についても、上記スライダ13が後ろ側に移動させるに従って、上記第1の連結用ピン9が上記凹部8dのうちの1つに案内されて噛み合って位置決めされる。これにより、前記隙間16、17がなくなる状態においては、上記第1、第2の関節部材7、8は互いの回転方向の角度が30度、0度、−30度に固定されることになる。
このような構成によれば、図6(a)に示すようにスライダ13を前側に位置させている状態では、前記第1、第2の関節部材7、8は互いに中心軸線回りA及び中心軸線に直行する軸線回りBにそれぞれ回動可能になっており、これにより、図1、図2に示すように、連結部4を三次元XYZ方向及び中心軸線回りθ方向に自由変形させることができる。
すなわち、図6(a)に示す状態では上記第1、第2の関節部材7、8の姿勢は自由に変位させることができるが、上記第1、第2の連結用ピン9.10で互いに脱落しないようにかつ、変位の程度が規制されている。
そして、前記スライダ13を、図6(a)の状態から、図6(b)に示す状態になるように後ろ側に移動させると、上記第1、第2の関節部材7、8の隙間がなくなるに従って両者の姿勢がセルフアライメント的に所定の角度で固定され、上記自由変形させた連結部4の形状が固定されることになる。
また、連結部4を構成する複数の第1、第2の関節部材7、8は第1の駆動ワイヤ14に沿って移動させることが可能であるから、上記スライダ13を移動させていく過程において、第1、第2の関節部材7、8の回動角度を固定し、他の第1、第2の関節部材7、8の回動角度を調整しながら所望の三次元形状が実現されるようにすることができる。したがって、スライダ13を移動させる前に大体の形を決めておいて、あとはスライド13を移動させながら最終的な姿勢を決定していくことができる。
(スライダの構成)
次に、上記スライダ13のさらに詳しい構成及び動作について説明する。
図8は前記スライドガイド12を示す概略構成図、図9(a)、(b)は前記スライドガイド12に取り付けられるスライダ13の構成を示す概略図である。
前記スライドガイド12は、中心軸に沿って設けられた貫通路12bと、この貫通路12bに設けられスライドガイド12の表面に開口するスリット12cと、このスリット12cに沿って軸方向に所定間隔で形成された複数の切り欠き部12dとを有する。
一方、前記スライダ13は、図9(a)に示すように、上記スライドガイド12(この図9(a)には図示せず)の貫通路12bに挿入されスライドガイド12に沿って移動できる本体13aと、スライドガイド12に外挿されて上記本体13aに固定される操作ハンドル部13bとを有する。
図9(b)は、前記本体13aのみを示すものである。この図に示すように、前記本体13aの前端部には、上述した連結部4の姿勢を制御するための第1の駆動ワイヤ14がねじ15によって固定されている。また、この本体13a内には上記手術器具5を制御するための別の第2の駆動ワイヤ18が挿通され、この第2の駆動ワイヤ18は、上記本体13aに前後スライド自在に取り付けられた手術器具制御用スライダ19に取り付けられている。また、前記本体13aの後端部に軸方向外側に突出した本体突起部20が設けられている。
上記スライダ13を組み立てる時には、まず、この本体13aを上記スライドガイド12の一端から貫通路12b内に挿入し、その後、上記操作ハンドル部13bをスライドガイド12に外挿して上記本体13aと組み合わせる。
図10は、この操作ハンドル部13bを示す斜視図である。組み立てる際にはスライダ前端21を外してスリット22の一端側を開放し、このスリット22に上記スライダ19が侵入するように上記本体13aと組み合わせる。上記操作ハンドル部13bの内側には円筒状の間隙23と軸方向内側に突出した突起部24が設けられている。このハンドル内側の間隙23内にスライダ本体13aの突起部20が収まり、操作ハンドル部13bがスライドガイド12の中心軸回りに回動することが可能となる。また操作ハンドル部13bの回動と共にハンドル内側突起部24も回動し、突起部24がスライドガイドの切り欠き部12dと係合することでこのハンドル部13が長軸方向に動かないよう固定する。
次いで、上記手術器具制御用スライダ19の両端部19a、19bに図9(a)に符号13cで示すリング形状の部材を取り付ける。このリング13cは、前記手術器具制御用スライダ19を操作するためのハンドルである。
このようにして本体13aと操作ハンドル部13b、リング13cとの組み合わせが終わったならば、スライダ前端21を固定して上記スリット22の一端を閉塞する。
なお、上記操作ハンドル部13bは上記ハンドル内側間隙23で上記本体突起部20と係合し、この操作ハンドル部13bを軸方向に移動させることで、上記本体13aを同方向に移動させることができる。一方で上記操作ハンドル13bは中心軸回りに回動が可能であるが、上記本体突起部20はスライドガイドのスリット12c内に留まるため上記本体13aの中心軸回りの回動は抑制される。
(スライダの操作)
次に、図11を参照してこのハンドルの操作方法を説明する。
図11(a)は、上述したように、スライダ13を前記スライドガイド12に沿って後ろ方向に引きながら、他の第1、第2の関節部材7、8の回動角度を調整しながら所望の三次元形状が実現されるよう連結部4の形状を決める工程を示すものである。
そして、一旦、上記連結部4の形状を所望のものにセットできたならば、図11(b)で上記スライダ13の操作ハンドル部13bを軸回りに所定角度回動させる。このことによって上記操作ハンドル内側の突起部24(図示せず)を上記切り欠き部12dと係合させてこのスライダ13を移動しないように固定することができる。
ついで、図11(c)、(d)は、上記リング13cを操作することで、このリング13cを上記スライダ13に対して相対的に移動させることで、上記手術器具5を操作する操作を示すものである。この実施形態では、手術器具5は「ハサミ」であり(図1に示す)、図11(c)を前方向に移動させることで、前記第2の駆動ワイヤ18を前方に駆動し、ハサミを開動作させることができる。また、図11(d)に示すように上記リング13cを後ろ方向に移動させることで前記第2の駆動ワイヤ18を介してハサミに閉動作させることができる。
以上述べたような構成によれば、連結部4の3次元的な変形が可能であり、特に、前記操作ハンドル部2中心軸に対し90度以上の高度屈曲が可能な手術機器を得ることができる。
なお、この発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、上記一実施形態では、第1および第2関節部材7、8により構成される関節の個数は10個程度であったが、この個数は必要とする3次元方向の変形自由度及び変形量に応じて自由に設定できる。
また、特許請求の範囲でいう「2以上の接続部」は、「一方の関節部の内挿部」と「他方の関節部の外挿部」を指すものであり、1対の内挿部及び外挿部により相対的に回動する関節が1つ構成されるようになっている。例えば、前記図6(a)の例では、仮に関節部材7、8を除き、スライドガイド12の先端部12aが直接処置部3の後端部3aに連結されている場合であっても、スライドガイド12と処置部3は「2以上の連結部」により連結ピン周りに回動可能かつ位置決め可能に連結されて1つの関節を構成しているのである。関節が少なくとも1つあれば良いという意味では、上記実施形態のように関節部材7、8がない場合であってもこの発明は成立することとなる。
また、上記一実施形態では、各関節における長軸回りの回動角度及び長軸と直交する方向の軸回りの回動角度がそれぞれプラスマイナス30度であったが、これに限定されるものではなく、例えばプラスマイナス40度に設定することも可能である。
このように、関節部材や接合部の個数や回動可能角度を設定することで、関節可動域を施術者の好み、または手術内容により変更することが可能である。
例えば、接合部7bと8aが構成する関節の長軸回りの回動角度がプラスマイナス30度である場合、この関節を2つ用いると、可動範囲はプラスマイナス60度となり、6個用いることでプラスマイナス180度となる。なお、1つも用いない場合、すなわち、接合部7aと8bで構成される関節のみを用いる場合には長軸回りの回転は不能となるが、このように設定してももちろん構わない。
一方、接合部7aと8bで構成される関節の長軸と直交する軸回りの回動角度がプラスマイナス30度である場合、この関節を2つ用いると、可動範囲はプラスマイナス60度となり、6個用いることでプラスマイナス180度となる。なお、1つも用いない場合、すなわち、接合部7bと8aが構成する関節のみを用いる場合には長軸と直交する軸回りの回転は不能となるが、このように設定してももちろん構わない。
また、上記一実施形態では、手術器具としてハサミのように関節運動が可能な外科的処置部を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。例えば、この手術器具を関節運動が不要な処置部、例えばメスやヘラなどに換装することができる。この場合、処置部3に接続する第2の駆動ワイヤ18及びそれを駆動するためのハンドルは不要となる。この場合、このリング13cを外すか、もしくは元よりこれを備えない操作ハンドルに換装可能である。
1…低侵襲性手術機器
2…操作ハンドル部
3…処置部
3a…後端部
4…連結部
5…手術器具
7…第1の関節部材
7a…内挿部(この発明の接続部)
7b…外挿部(この発明の接続部)
7c…保持孔
7d…ガイド面
7e…第1の段差部
7e’…第2の段差部
7f…センターガイド部
7g…保持孔
7h…凹部
7i…端面
7j…上端縁部
8…第2の関節部材
8a…内挿部(この発明の接続部)
8b…外挿部(この発明の接続部)
8c…係合孔
8d…凹部
8e…連結通路
8f…アーム
8g…先鋭部
8h…摺動面
8i…鍔部
8j…上端縁部
9…第1の連結用ピン
10…第2の連結用ピン
12…スライドガイド
12a…先端部
12b…貫通路
12c…スリット
12d…切り欠き部
13…スライダ
13a…本体
13b…操作ハンドル部
13c…リング
14…第1の駆動ワイヤ
15…ねじ
16…第1の隙間
17…第2の隙間
18…第2の駆動ワイヤ
19…手術器具制御スライダ
19a…片端部
19b…片端部
20…本体突起部
21…スライダ前端
22…スリット
23…ハンドル内側間隙
24…ハンドル内側突起部

Claims (12)

  1. 低侵襲性手術機器であって、
    体腔外でユーザが操作する操作ハンドル部と、体腔内に挿入され前記操作部によって操作される所定の手術器具を換装可能に保持する処置部と、操作ハンドル部と前記処置部との間に設けられ前記処置部が保持する手術器具を体腔内の所望の位置に所望の姿勢で配置するための連結部とを有し、
    前記連結部は、
    連結部の長軸方向に直列的に接続され、長軸回り若しくは長軸と直交する軸回りの回動を可能にする関節を構成する少なくとも2以上の接続部と、
    前記2以上の接続部を互いに近接若しくは離間する方向に移動させることで、前記関節の長軸回りの角度若しくは/及び長軸と直交する軸回りの角度を開放若しくは拘束し、それにより前記処置部を体腔内の所望の位置及び姿勢で配置する連結部制御機構と
    を有するものである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  2. 請求項1記載の低侵襲性手術機器において、
    前記連結部制御機構は、
    前記操作ハンドル部に長手方向に沿ってスライド可能に設けられ所定の位置でその移動をロックできる連結部制御スライダと、
    前記連結部内を、その全長に亘って挿通され、一端が処置部側に固定され、他端部が前記連結部操作スライダ側に固定されたフレキシブル軸部材と
    を有し、
    前記連結部制御スライダを前記操作ハンドル部長手方向に沿ってスライド移動させることで前記関節部間の前記角度を開放若しくは拘束するものである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  3. 請求項1記載の低侵襲性手術機器において、
    前記連結部は、前記長軸回りに回転を許容する第1の関節と、上記長軸と直交する軸周りの回動を許容する第2の関節のいずれか一方若しくは両方を有する
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  4. 請求項3記載の低侵襲性手術機器において、
    前記接続部は、互いに対向する部分に係合可能な凹部及び凸部を有し、前記角度制御部により解放時に凹部と凸部の係合が解除され、拘束時に凹部と凸部の係合されることで角度が固定されるものである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  5. 請求項3記載の低侵襲性手術機器において、
    前記接続部は、上記長軸と直交する軸回りの回動角度を規制するストッパ機構を有する
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  6. 請求項5記載の低侵襲性手術機器において、
    前記規制される回動角度は+−30度である
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  7. 請求項6記載の低侵襲性手術機器において、
    前記連結部は、複数の関節部により90度〜180度の湾曲形状を保つことが可能な個数の関節を有するものである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  8. 請求項1記載の低侵襲性手術機器において、
    前記連結部制御スライダは前記操作ハンドル部に設けられたスライドガイドに取り付けられている
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  9. 請求項8記載の低侵襲性手術機器において、
    前記軸部材は、張力伝達ロッドまたはワイヤであり、
    前記連結部制御スライダは、前記張力伝達ロッドの張力を調整するための張力スライダである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  10. 請求項9記載の低侵襲性手術機器において、
    前記連結部制御スライダをハンドル長軸方向に平行に動作させることで前記張力伝達ロッドまたはワイヤの張力を調整するものである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  11. 請求項1記載の低侵襲性手術機器において、
    さらに、
    この外科的処置部に一端が接続され、他端側を前記接続部内を通して前記ハンドル部側に延出させる外科的処置部制御用フレキシブル軸部材と、
    この外科的処置部制御用フレキシブル軸部材の他端に接続された状態でハンドル部に取り付けられた外科的処置部駆動スライダと
    を有するものである
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
  12. 請求項11記載の低侵襲性手術機器において、
    前記外科的処置部駆動スライダは、前記連結部制御スライダに取り付けられており、この連結部制御スライダに対して移動可能に設けられている
    ことを特徴とする低侵襲性手術機器。
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