以下に、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、本発明のコンテンツ配信装置及びコンテンツ表示装置を含むコンテンツ配信システムを例に説明する。なお、本実施形態は、本発明を説明するための一例であり、実施形態の内容に限定されないことは勿論である。
[1.第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
第1実施形態は、コンテンツ配信装置において、コンテンツ表示装置に送信するコンテンツのリストを作成して、コンテンツを所定のコンテンツ表示装置に送信・配信する例である。
[1.1 全体構成]
まず、全体構成について図1及び図2を用いて説明する。
図1は、コンテンツ表示装置の概略を説明するための図である。
コンテンツ表示装置10は、例えば大型のディスプレイを設けて構成されている。
例えば、液晶ディスプレイを表示装置としたディスプレイ装置である。
このようなディスプレイは、インフォメーションディスプレイと呼ばれ、例えば店舗や、ションピングモール、公共施設、公共機関といった人の集まる場所に多く設置される。
コンテンツ表示装置10は、例えば外部IF(インタフェース)として、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを設けている。USBインタフェースには、各種周辺装置が接続可能であり、本実施形態では外部記憶装置を接続する。外部記憶装置としては、例えばUSBメモリ、外付けHDD、SSD、メモリカード等が利用可能である。図1では、USBメモリ15が装着可能に示されている。
なお、外部IFとしては、例えばSDカードであれば、カードスロットを設ければ良い。すなわち、接続される周辺装置に対応するインタフェースが提供されている。本実施形態におけるIFは、少なくとも外部記憶装置が接続可能なインタフェースである。
図2は、コンテンツ表示装置10、コンテンツ配信装置20を含むコンテンツ配信システム1の全体を示す図である。
コンテンツ表示装置10は、一又は複数の装置が含まれている。
例えば、図2では、コンテンツ表示装置10として、コンテンツ表示装置10a、10b、10cがネットワークNWを介してコンテンツ配信装置20に接続されている。
また、コンテンツ表示装置10には、USBメモリがそれぞれ装着されている。
例えば、コンテンツ表示装置10aにはUSBメモリ15aが、コンテンツ表示装置10bにはUSBメモリ15bが、コンテンツ表示装置10cにはUSBメモリ15cが接続されている。
コンテンツ配信装置20は、コンピュータ・サーバで構成されている。
このコンピュータ・サーバ上でコンテンツ配信プログラム(コンテンツ配信アプリケーション)が実行されることによって、実現される。このとき、コンテンツ配信プログラムが実行可能であれば、例えば、タブレット端末や、スマートフォン等で実現されてもよい。
[1.2 機能構成]
続いて、各装置の機能構成について図を用いて説明する。
[1.2.1 コンテンツ表示装置]
コンテンツ表示装置10の機能構成について図3を用いて説明する。図3に示すように、コンテンツ表示装置10は、制御部110と、表示部120と、通信部130と、記憶部140と、コンテンツ表示制御部150と、USB接続部160とを備えて構成されている。
制御部110は、コンテンツ表示装置10の全体を制御するための機能部である。制御部110は、記憶部140に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
表示部120は、コンテンツを表示する為の機能部である。例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成されている。なお、プロジェクタのような投影装置であったり、HDMI(登録商標)を利用して外部の表示装置に表示したりしてもよいことは勿論である。
通信部130は、コンテンツ表示装置10が、コンテンツ配信装置20と通信を行うための機能部である。例えば、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、3G/LTE回線に接続可能な通信モジュールにより実現されている。また、Bluetooth(登録商標)や、ZigBeeのような近距離無線通信を利用しても良い。
記憶部140は、コンテンツ表示装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部140は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
コンテンツ表示制御部150は、コンテンツを表示部120に表示する制御を行う機能部である。例えば、コンテンツを順次表示する制御を行う(例えば、静止画である画像データをスライドショー表示したり、動画データを連続再生したりする表示制御を行う)機能部である。
具体的には、コンテンツ表示制御部150は、メディアプレイヤーというプログラムが実行されることで、コンテンツが順次表示される。これは、USBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300の特定フォルダ(「AutoPlayフォルダ」)に、コンテンツファイルが記憶されているか判定する。
そして、「AutoPlay」フォルダにコンテンツファイルが記憶されていると、自動的に読み出し、コンテンツを表示する処理を行う。このとき、ファイル番号順に読み出し、表示することとなる。
なお、当該フォルダは別の名称であっても良いし、特にフォルダを指定しなくても良い。例えば、USBメモリ300にコンテンツファイルが記憶されている場合は、自動表示するといった処理としても良い。
USB接続部160は、USB機器と接続するための機能部である。例えば、USB2.0/3.0/3.1のインタフェースで構成されている。
なお、本実施形態では、USB機器を例にとって説明するが、外部装置として接続可能なインタフェースであれば良い。例えば、RS−232C、IEEE1394、Lightning、Thunderbolt、SCSI等のバス規格であっても良い。
USB接続部160を介して、外部記憶装置としてUSBメモリ300が接続されている。ここでいうUSBメモリは、図1に示したUSBメモリ15が相当する。
本実施形態においては、外部記憶装置の一例としてUSBメモリを説明するが、外付けHDD、SSDといった各種記憶装置であってもよい。また、カードリーダを介してSDカード、CFカード等の記録媒体であっても良い。
USBメモリ300には、コンテンツファイル記憶領域310が確保されており、コンテンツファイルが記憶されている。ここで、本実施形態におけるコンテンツファイルは、表示部120に表示可能なコンテンツである。例えば、JPG、GIF、PNG等の画像ファイル(静止画データ)や、WMV、MPG、AVI等の動画ファイル(動画像データ)のことをいう。また、PDFやHTMLといった文章ファイルや、ドキュメントファイル等が利用出来ても良い。
[1.2.2 コンテンツ配信装置]
続いて、コンテンツ配信装置20の機能構成について図4を用いて説明する。
コンテンツ配信装置20は、制御部210と、表示部220と、通信部230と、記憶部240とを含んで構成されている。
制御部210は、コンテンツ配信装置20の全体を制御するための機能部である。制御部210は、記憶部240に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
表示部220は、コンテンツ配信機能により、各種操作画面コンテンツを表示する為の機能部である。例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成されている。なお、プロジェクタのような投影装置であったり、HDMI(登録商標)を利用して外部の表示装置に表示してもよいことは勿論である。
通信部230は、コンテンツ配信装置20が、コンテンツ表示装置10と通信を行うための機能部である。例えば、有線/無線LANで利用されるNICであったり、3G/LTE回線に接続可能な通信モジュールにより実現されている。また、Bluetoothや、ZigBeeのような近距離無線通信を利用しても良い。
記憶部240は、コンテンツ配信装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
また、記憶部240には、コンテンツファイル記憶領域242が確保されており、コンテンツ配信プログラム244を記憶している。
コンテンツファイル記憶領域242は、一又は複数のコンテンツファイルが記憶されている領域である。当該記憶されているコンテンツファイルの中から、利用者により選択されたコンテンツファイルがコンテンツ表示装置10に送信・配信される。
コンテンツ配信プログラム244は、制御部210に読み出されて実行することにより、コンテンツ配信機能が実現される。コンテンツ配信プログラム244は、コンテンツ配信装置20に限らず、一般のコンピュータや、タブレット端末等といった情報処理装置であれば実行することができる。
さらに、本実施形態では、コンテンツ配信プログラム244の特徴的な構成として、リスト生成機能(リスト生成手段)250と、ファイル名決定機能(ファイル名決定手段)260と、コンテンツ送信機能(コンテンツ送信手段)270と、一覧表示機能(一覧表示手段)280と、を備えている。
リスト生成機能250は、コンテンツ表示装置10に送信するコンテンツのリストを生成する。
ファイル名決定機能260は、リストに含まれるコンテンツのファイル名を、コンテンツ表示装置10がコンテンツを表示する順に連続となるように決定する。コンテンツ送信機能270は、ファイル名決定機能260により決定されたファイル名で、リストに含まれるコンテンツをコンテンツ表示装置10に送信する。一覧表示機能280は、リストに含まれるコンテンツを一覧表示する。
一覧表示機能280は、コンテンツ表示装置10の表示順と、ファイル名とをコンテンツと共に表示する。
ここで、コンテンツ表示装置10に送信するコンテンツリストの作成の一例を、図5(a),(b)を用いて説明する。
リスト生成機能250によるコンテンツリストの作成は、図5(a)に示すように、コンテンツ配信装置20の記憶部240に収容されているコンテンツファイルの中から、例えば、4個のコンテンツファイル、yasai.jpg,pc.jpg,sm.jpg,ykhm.jpgを選択する。
そして、ファイル名決定機能260により決定するコンテンツのファイル名を、送信するときの送信ファイル名として、表示する順に、例えば、01.jpg,02.jpg,03.jpg,04.jpgと決定する。
コンテンツリストに含まれる4個のコンテンツファイル、yasai.jpg,pc.jpg,sm.jpg,ykhm.jpgは、送信ファイル、01.jpg,02.jpg,03.jpg,04.jpgとして、この順序でコンテンツ表示装置10に送信される。
なお、コンテンツ送信機能270は、コンテンツファイルを送信する際に、送信ファイル、01.jpg,02.jpg,03.jpg,04.jpgに対応するコンテンツのファイル名を、例えば、図5(b)に示すように、pc.jpg,yasai.jpg,sm.jpg,ykhm.jpgの順に変更すると、コンテンツ表示装置10に送信されるコンテンツは、変更された順に送信される。
このように、ファイル名決定機能260により決定された送信ファイルに対応するコンテンツのファイル名を変更することで、コンテンツ表示装置10に送信するコンテンツの送信順序を変更することができる。
[1.3 処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を参照して説明する。
[1.3.1 第1コンテンツ表示処理]
コンテンツ表示装置10において、コンテンツを表示する場合に実行される第1コンテンツ表示処理について、図6の動作フローを用いて説明する。
まず、電源がスタンバイモード(電源待機状態)になっているときに、電源をONにする操作が検出されると、電源の状態が「ON」に遷移する(ステップS102→ステップS104;Yes→ステップS106)。
ここで、コンテンツ表示装置10の電源の状態として3つの状態がある。まず、電源がONされる前の状態である「電源待機状態(スタンバイモード)」と、電源はONであるが、HDMIモードや、DVIモード等の外部信号に基づいて表示する場合に、外部から信号が入力されていなかたったり、USBモードにおいてUSBメモリ(外部記憶装置)が接続されていなかったりする場合の「信号待機状態」と、電源がONになっており、信号が入力されたり、外部記憶装置からコンテンツデータを読み出している状態である「ON(電源ON)状態」の3つが遷移可能である。
また、電源状態がONのときに、コンテンツ表示装置10は複数の表示モードがある。これは、外部入力に応じて切り替え可能であり、例えば、HDMI、DVI、D−SUB、コンポジット等の入力に応じてモードを切り替えることができる。また、USBメモリ(外部記憶装置)からコンテンツデータを読み出す「USBモード」が選択可能である。
「USBモード」が選択されている場合、USBメモリ等の外部記憶装置においてAutoPlayフォルダが存在するか否かを確認する。そして、AutoPlayフォルダが存在する場合には、AutoPlayフォルダに含まれているコンテンツファイルを連続して表示することとなる。
具体的にフローで説明すると、まずUSBモード以外の場合には、選択されているモードに応じた動作を実行する(ステップS108;No)。本実施形態では、他の動作モードのときの処理についての説明は省略する。
ここで、USBモードが選択されている場合に(ステップS108;Yes)、AutoPlayフォルダが存在するか否かを判定する(ステップS110)。
すなわち、USB接続部160に、USBメモリ300が接続されており、更にUSBメモリ300にAutoPlayフォルダが存在する場合には(ステップS110;Yes)、コンテンツ表示処理が実行される(ステップS112〜ステップS115)。
コンテンツ表示処理は、AutoPlayフォルダに記憶されているコンテンツファイルに基づいたコンテンツを、コンテンツ表示装置10に記憶されているメディアプレイヤーによって順次表示させる処理である。例えば、ファイル番号が連番(01、02、…)と記憶されている場合には、ファイル番号順に表示・再生させたりすることが可能となる。
メディアプレイヤーは、記憶されているコンテンツに基づいて、画像コンテンツ・ドキュメントコンテンツを表示したり、動画コンテンツを再生したりする機能を有している。
ここでは、ファイル番号が01(n=01)のコンテンツファイルが確認されると(ステップS111)、01.jpgのコンテンツが表示される(ステップS112)。
そして、利用者が設定した所定時間が経過した否かが判断されて(ステップS113)、所定時間が経過すると、次のファイル番号のコンテンツファイルが確認される(ステップS114)。
次のファイル番号のコンテンツファイルが存在する場合は、次のファイル番号のコンテンツが表示される(ステップS115;Yes→ステップS112)。
ファイルが存在する限りこのような処理が実行される。
一方、次のファイル番号のコンテンツファイルが存在しないと判断された場合は、他モードに切り替えるか否かが判断される(ステップS115;No→ステップS117)。
ここで、他モードにも切り替えられず、電源OFFの操作が行われない限りは、繰り返しコンテンツが表示されることとなる(ステップS117;No→ステップS119;No→ステップS108)。なお、電源OFFの操作がなされると、本実施形態では電源待機状態に遷移する。
他方、他モードに切り替えられたられた場合は、当該モードに対応するモードで動作したり(ステップS117;Yes)、電源OFF操作が行われた場合は、本処理を終了し、電源がOFFとなる(ステップS117;No→ステップS119;Yes)。
[1.3.2 コンテンツリスト編集処理]
コンテンツ配信装置20によるコンテンツリスト編集処理について、図7を用いて説明する。
まず、コンテンツ配信装置20は、記憶部240からコンテンツリストを読み出して、送信するコンテンツファイルのリストを作成する(ステップS122)。
そして、コンテンツリストにコンテンツファイルを追加する場合は、コンテンツリストの末尾にコンテンツファイルが追加される(ステップS124;Yes→ステップS126)。そして、コンテンツリストのコンテンツファイルをコンテンツ表示装置10に配信するか否かが確認される(ステップS128)。
コンテンツファイルを追加しない場合は、そのままコンテンツリストのコンテンツファイルをコンテンツ表示装置10に配信するか否かが確認される(ステップS124;No→ステップS128)。
コンテンツファイルをコンテンツ表示装置10に配信する場合は、コンテンツ表示装置10のコンテンツリストを更新して、コンテンツ配信装置20のコンテンツファイルを削除するか否かが確認される(ステップS128;Yes→ステップS130→ステップS132)。
一方、コンテンツファイルをコンテンツ表示装置10に配信しない場合は、コンテンツ表示装置10のコンテンツリストのコンテンツファイルは削除せずに終了する(ステップS128;No→ステップS132;No→ステップS136)
コンテンツリストからコンテンツファイルを削除する場合は、コンテンツ配信装置20のコンテンツリストからコンテンツファイルを削除して終了する(ステップS132;Yes→ステップS134→ステップS136)。
このようにして、コンテンツ配信装置20におけるコンテンツリストの編集処理が行われる。
[1.3.3 第1コンテンツ配信処理]
コンテンツ配信装置20が実行する第1コンテンツ配信処理について、図8を用いて説明する。
まず、コンテンツ配信装置20は、コンテンツ表示装置10にログインする(ステップS152)。一例として、コマンド送信のためにtelnetで接続し、コンテンツファイル送信のために、ftpで接続する。以下、コンテンツ表示装置10の状態を取得する場合には、telnet経由でコマンドを送信し取得するが、他のプロトコルを利用してもよいことは当然である。例えば、telnetの代わりにSSHを利用したり、ftpの代わりにsftp/scpを利用してもよい。
続いて、コンテンツ表示装置10の電源状態を取得する(ステップS154)。これは、現在コンテンツ表示装置10が、既にUSBメモリ300にアクセスしているときに、ファイルの記憶・更新といった処理を行わないために確認される処理である。
取得された電源状態が「電源待機状態」でなく、現在の入力モードがUSBモードの場合は、電源を電源待機状態(スタンバイ)に変更する(ステップS156;No→ステップS158→ステップS160;Yes→ステップS162)。これにより、書換え中の画面を利用者に対して表示させないという効果と、安全にファイルの書き込みを行うことができるという効果が期待できる。
なお、本実施形態では「電源待機状態」にすることで実現しているが、他の方法も考えられる。例えば、USBドライバの接続を解除し、画面を非表示にするといった処理を実行してもよい。
他方、現在の電源状態が「電源待機状態」の場合(ステップS156;Yes)又は入力モードがUSBモード以外の場合は(ステップS156;No→ステップS158→ステップS160;No)、電源をスタンバイ(電源待機状態)にするといった処理は行われない。
この場合、システムはUSBメモリ300にアクセスしていないために、電源待機状態にスタンバイにしないためである。また、他のモードで既にコンテンツが表示されている(例えば、HDMIモードで、外部入力のコンテンツが表示されている)場合に、そのまま表示するためである。
なお、このような場合であっても、電源待機状態にすることとしても良い。例えば、ファイルシステムの破損を防ぐといった安全性を優勢し、電源待機状態にすることとしても良い。
続いて、USBメモリ300にAutoPlayフォルダがない場合には、AutoPlayフォルダを作成する(ステップS164;No→ステップS166)。他方、既に存在する場合は、AutoPlayフォルダ内のファイルを削除する(ステップS164;Yes→ステップS168)。
なお、本実施形態では、AutoPlayフォルダ内のファイルを一度削除することとして説明しているが、現在のコンテンツファイルはそのまま残し、追記する追加モードを設けてもよい。追加モードが選択された場合は、ステップS168は実行されない。
また、一律に新しいフォルダを作成する(現在のフォルダは削除する)という処理としてもよい。
続いて、送信用コンテンツのファイル名を変更するファイルリネーム処理が行われる(ステップS170)。ここで、ファイルリネーム処理が終わったら、メディアプレイヤーのリセット処理が実行される(ステップS172)。
ここで、メディアプレイヤーのリセット処理としては、例えばコンテンツ表示装置10の電源ON/OFFによって実行される。具体的には、一度コンテンツ表示装置10の電源がOFFとなってから再度ONとなる操作(リセット操作)がなされると、メディアプレイヤーがリセットされ、AutoPlayフォルダに入っているコンテンツデータを改めて表示する処理を実行する。
なお、コンテンツ配信装置20は、ステップS152で行われたログイン状態が解除されることから、再度ログイン処理を行っても良い。例えば、所定時間毎にログイン処理を実行し、ログインができた状態になれば、メディアプレイヤーのリセット処理が完了したと判定することができる。
そして、ログアウト処理後(ステップS174)、入力モードをUSBに切り替える制御を行うことにより(ステップS176)、ステップS170により送信されたコンテンツデータがメディアプレイヤーによって表示・再生されることとなる。
[1.4.1 コンテンツ配信動作例1]
続いて、具体的な動作例(画面例)を、図を参照して説明する。
図9は、コンテンツ配信装置20において、第1コンテンツ配信処理が実行されたときに表示部220に表示される表示画面W100の一例である。
表示画面W100に示すように、リストに含まれているコンテンツファイルが、コンテンツ配信装置20から、コンテンツ表示装置10にて送信されることとなる。
このコンテンツファイルのリストが領域R100に表示されている。
領域R100に表示されているように、リストの属性と、リスト名とが並んで表示されている。リストの属性(例えば、動画コンテンツのリスト、静止画コンテンツのリスト)が識別表示されることにより、利用者は直感的に当該リストがどのようなコンテンツが含まれているリストを識別することができる。
そして、現在選択されているリスト名が領域R102に表示され、一覧表示機能280によりリストに含まれているコンテンツ(ファイル)が領域R104に表示されている。
なお、選択されているリストは、利用者が識別できれば良く、例えば、領域R100に表示されているリスト一覧の中から、選択されているリストについて識別表示(例えば反転表示)がされていても良い。
また、領域R104に表示されているコンテンツは、複数のコンテンツがタイル状に表示されている。例えば、コンテンツC100が表示され、当該コンテンツのコンテンツファイル名C104が表示されている。
また、リストにおける順序C102が表示されており、利用者はコンテンツが表示・再生される順序を認識することが可能となる。コンテンツとしては、例えばタイル状ではない一覧表示であってもよい。
また、表示画面W100には、複数の操作ボタンが表示されている。例えば、実際にコンテンツ表示装置10に対して配信を行う配信ボタンB100や、コンテンツファイルをリストに追加するための追加ボタンB102、削除するための削除ボタンB104が表示されている。また、後述する予約配信ボタンB106も表示されている。
この画面において、配信ボタンB100が選択された場合の動作例(画面例)が、図10の表示画面W110である。表示画面W110では、配信先を指定するウィンドウW115が新たに表示されている。
そして、ウィンドウW115には、領域R110に配信されるリスト名が表示されており、配信先として、どのコンテンツ表示装置(パネル)を選択するかがR112に表示されている。
ここで、配信したいコンテンツ表示装置10を選択し、OKボタンを選択することにより、具体的にリストに含まれているコンテンツファイルが、選択されたコンテンツ表示装置10に送信されることとなる。
[1.4.2 コンテンツ配信動作例2]
続いて、コンテンツ表示装置10に配信するコンテンツファイルに対して、コンテンツファイルの名称を変更して配信するときの具体的な動作例(画面例)を、図を参照して説明する。
図11は、コンテンツ配信装置20において、コンテンツファイルの名称を変更(リネーム)してコンテンツ配信処理が実行されるときの状況を示す説明図であり、図12は、コンテンツファイルの名称を変更したときに表示部220に表示される表示画面W100の説明図である。
本実施形態では、コンテンツ配信装置20によりコンテンツ表示装置10に送信されるコンテンツファイルは、コンテンツ表示装置10において、送信された順に表示されるようになっている。
コンテンツ配信装置20において、図5(b)に示すように、コンテンツリストの送信ファイル01.jpgに対応するコンテンツファイルをpc.jpgに変更し、送信ファイル02.jpgに対応するコンテンツファイルをyasai.jpgに変更してコンテンツ配信処理が実行されると、図11から図12に示すように、yasai.jpgの画像が02.jpgの画像の位置に移動し、02.jpgの画像がyasai.jpgの画像の位置に移動して表示される。
このように、コンテンツ配信装置20によれば、コンテンツリストにおいて、コンテンツ表示装置10に配信するコンテンツファイルの名称を変更することで、コンテンツ表示装置10に送信されるコンテンツファイルの順番を変更することができる。
本実施形態では、コンテンツ配信装置20において、領域R104に表示されているコンテンツは、複数のコンテンツがタイル状に表示されている。例えば、コンテンツC100が表示され、当該コンテンツのコンテンツファイル名C104が表示されている。また、リストにおける順序C102が表示されており、利用者はコンテンツが表示・再生される順序を認識することが可能となる。コンテンツとしては、例えばタイル状ではない一覧表示であってもよい。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置20において、リスト生成機能250と、ファイル名決定機能260と、コンテンツ送信機能270と、を備えることで、コンテンツリストを作成して送信するコンテンツの送信ファイル名を決定して、送信ファイル名に対応したコンテンツファイルを順番にコンテンツ表示装置10に送信することができる。このようにして、コンテンツリストを用いることで、コンテンツ配信装置20より配信するコンテンツの登録と管理を容易に行うことができる。
また、本実施形態のコンテンツ配信装置20によれば、コンテンツリストにおいて、送信ファイル名に対応するコンテンツファイル名を変更することで、送信ファイル名に対応したコンテンツファイルを順番に送信することができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、コンテンツ配信装置20から送信されたコンテンツファイルをコンテンツ表示装置10が受信した後に、コンテンツのファイル名を変更することができるようにしたものである。
[2.1 コンテンツ表示装置]
第2実施形態では、第1実施形態のコンテンツ表示装置10の構成に加えて、図14に示すように、コンテンツ表示制御部150の特徴的な構成として、コンテンツ受信機能(コンテンツ受信手段)152と、ファイル名決定機能(ファイル名決定手段)154と、ファイル名変更機能(ファイル名変更手段)156と、を備えている。
コンテンツ受信機能152は、コンテンツ配信装置からコンテンツを受信する。
ファイル名決定機能154は、受信されたコンテンツのファイル名を、受信順に連続となるようにファイル名を決定する。
ファイル名変更機能156は、受信したコンテンツのファイル名を、ファイル名決定機能により決定されたファイル名に変更する。
また、第2実施形態は、コンテンツ表示装置10の処理を、図6から図14に置き換えたものである。本実施形態では、当該処理を中心に説明する。
[2.2 第2コンテンツ表示処理]
コンテンツ表示装置10において、コンテンツを表示する場合に実行される第2コンテンツ表示処理について、図14の動作フローを用いて説明する。
まず、コンテンツ表示装置10において、準備信号を受信して、USBモードが選択されている場合は、スタンバイ状態に移行する(ステップS202;Yes→ステップS204;Yes→ステップS206)。一方、USBモードが選択されていない場合は、外部記憶装置においてAutoPlayフォルダが存在するか否かを確認する(ステップS204;No→ステップS208)。
そして、AutoPlayフォルダが存在する場合には、AutoPlayフォルダに含まれているコンテンツファイルを削除して、コンテンツ配信装置20から送信されたコンテンツファイルを受信する(ステップS208;Yes→ステップS210→ステップS212)。一方、AutoPlayフォルダが存在しない場合は、そのままコンテンツ配信装置20から送信されたコンテンツファイルを受信する(ステップS208;No→ステップS212)。
コンテンツファイルの受信は、ファイル番号が01(n=01)のコンテンツファイルが受信されると、受信したコンテンツファイルを「n.jpg」で記憶する(ステップS212→ステップS214→ステップS216)。
そして、コンテンツファイル受信の完了信号を受信しない場合は、次のファイル番号のコンテンツファイルを受信する(ステップS218→ステップS220;No→ステップS214)。ファイルが受信される限りこのような処理が実行される。
そして、コンテンツファイル受信の完了信号を受信した場合は、自動再生が実行されて、コンテンツ表示処理が実行される(ステップS220;Yes→ステップS222;Yes→ステップS224)。一方、自動再生が実行されない場合は(ステップS220;No)、そのまま終了する。
このようにして、コンテンツ表示装置10に受信されたコンテンツファイルは、例えば、図5(a)に示すように、ファイル名決定機能154により送信ファイル名に対応したコンテンツファイル名が設定されるようになっている。
本実施形態では、コンテンツ表示装置10にコンテンツファイルが受信された後に、送信ファイル名に対応するコンテンツファイル名を変更(リネーム)することで、送信ファイル名に対応するコンテンツファイルを入れ替えて表示することを特徴としている。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、コンテンツ表示装置10において、コンテンツファイルが受信された後に、送信ファイル名に対応するコンテンツファイル名を変更可能にすることで、コンテンツ表示装置10に表示するコンテンツの順番を容易に変更することができる。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、コンテンツ配信装置20から送信されたコンテンツファイルを、コンテンツ表示装置10において、設定された時間で再生するようにしたものである。
第3実施形態は、第1実施形態の機能及び構成は同一であるが、コンテンツ表示装置10の処理を、図6から図15に置き換えたものである。本実施形態では、当該処理を中心に説明する。
[3.1 第3コンテンツ表示処理]
コンテンツ表示装置10において、コンテンツを表示する場合に実行される第3コンテンツ表示処理について、図15の動作フローを用いて説明する。
まず、電源がスタンバイモード(電源待機状態)になっているときに、電源をONにする操作が検出されると、電源の状態が「ON」に遷移する(ステップS302→ステップS304;Yes→ステップS306)。
USBモード以外の場合には、選択されているモードに応じた動作を実行する(ステップS308;No)。本実施形態では、他の動作モードのときの処理についての説明は省略する。
USBモードが選択されている場合に(ステップS308;Yes)、AutoPlayフォルダが存在するか否かを判定する(ステップS310)。
すなわち、USB接続部160に、USBメモリ300が接続されており、更にUSBメモリ300にAutoPlayフォルダが存在する場合には(ステップS310;Yes)、コンテンツ表示処理が実行される(ステップS314〜ステップS320)。
コンテンツ表示処理は、AutoPlayフォルダに記憶されているコンテンツファイルに基づいたコンテンツを、コンテンツ表示装置10に記憶されているメディアプレイヤーによって順次表示させる処理である。
ここでは、ファイル番号が01(n=01)のコンテンツファイルが確認されると(ステップS312)、n_X.jpgのコンテンツファイルが読み出されて表示される(ステップS314)。
そして、利用者が設定した所定時間(X秒)が経過した否かが判断されて(ステップS316)、所定時間が経過すると、次のファイル番号のコンテンツファイルが確認される(ステップS318)。
次のファイル番号のコンテンツファイルが存在する場合は、次のファイル番号のコンテンツファイルが読み出されて表示される(ステップS320;Yes→ステップS314)。
ファイルが存在する限りこのような処理が実行される。
一方、次のファイル番号のコンテンツファイルが存在しないと判断された場合は、他モードに切り替えるか否かが判断される(ステップS320;No→ステップS322)。
ここで、他モードにも切り替えられず、電源OFFの操作が行われない限りは、繰り返しコンテンツが表示されることとなる(ステップS322;No→ステップS324;No→ステップS308)。なお、電源OFFの操作がなされると、本実施形態では電源待機状態に遷移する。
他方、他モードに切り替えられたられた場合は、当該モードに対応するモードで動作したり(ステップS322;Yes)、電源OFF操作が行われた場合は、本処理を終了し、電源がOFFとなる(ステップS322;No→ステップS324;Yes)。
[3.2 コンテンツ配信動作例]
続いて、具体的な動作例(画面例)を、図を参照して説明する。
図16は、コンテンツ配信装置20において、第3コンテンツ配信処理が実行されたときに表示部220に表示される表示画面W100の一例である。
なお、第1実施形態のコンテンツ配信装置20の表示部220に表示される表示画面W100と同一の構成については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
第3実施形態のコンテンツ配信装置20では、第1実施形態のコンテンツ配信装置20の表示部220の表示画面W100に表示されるコンテンツの画像、リストにおける順序C102、コンテンツファイル名C104に加えて、さらに、再生時間C302を表示することを特徴としている。
このように構成することで、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置20の表示部220の表示画面W100上でコンテンツ表示装置10に表示されるコンテンツの再生時間を確認することができるので、コンテンツ表示装置10に表示されコンテンツの表示状態を感覚的に想像することができる。
なお、コンテンツの画像とともに表示される再生時間C302の表示態様は、これに限定されるものではなく、設定時間に近い間隔で点滅するようにしてもよい。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態は、コンテンツ表示装置10において、コンテンツ配信装置20から送信されたコンテンツから選択した特定のコンテンツに対して特殊表示を行うものである。
第4実施形態は、第1実施形態の機能及び構成は同一であるが、コンテンツ配信装置20の処理を、図6から図17に置き換えたものである。本実施形態では、当該処理を中心に説明する。
[4.1 第4コンテンツ表示処理]
コンテンツ表示装置10において、コンテンツを表示する場合に実行される第4コンテンツ表示処理について、図17の動作フローを用いて説明する。
まず、電源がスタンバイモード(電源待機状態)になっているときに、電源をONにする操作が検出されると、電源の状態が「ON」に遷移する(ステップS402→ステップS404;Yes→ステップS406)。
USBモード以外の場合には、選択されているモードに応じた動作を実行する(ステップS408;No)。本実施形態では、他の動作モードのときの処理についての説明は省略する。
USBモードが選択されている場合に(ステップS408;Yes)、AutoPlayフォルダが存在するか否かを判定する(ステップS410)。
すなわち、USB接続部160に、USBメモリ300が接続されており、更にUSBメモリ300にAutoPlayフォルダが存在する場合には(ステップS410;Yes)、コンテンツの特殊表示処理が実行される(ステップS414〜ステップS426)。
コンテンツ表示処理は、AutoPlayフォルダに記憶されているコンテンツファイルに基づいたコンテンツを、コンテンツ表示装置10に記憶されているメディアプレイヤーによって順次表示させる処理である。
ここでは、ファイル番号が01(n=01)のコンテンツファイルが確認されると(ステップS412)、n.jpgのコンテンツファイルが読み出されて表示される(ステップS414)。
そして、コンテンツファイルに特殊属性(表示制御の属性)が無い場合は、次のファイル番号のコンテンツファイルが確認され、所定時間経過したら、次のファイル番号のコンテンツファイルが確認され、n.jpgのコンテンツファイルの存在が確認される(ステップS416;No→ステップS420→ステップS424→ステップS426)。
一方、コンテンツファイルに特殊属性がある場合は、特殊表示処理が実行される(ステップS416;Yes→ステップS422)。そして、次のファイル番号のコンテンツファイルが確認され、n.jpgのコンテンツファイルの存在が確認される(ステップS424→ステップS426)。
次のファイル番号のコンテンツファイルが存在する場合は、次のファイル番号のコンテンツファイルが読み出されて表示される(ステップS426;Yes→ステップS414)。
ファイルが存在する限りこのような処理が実行される。
一方、次のファイル番号のコンテンツファイルが存在しないと判断された場合は、他モードに切り替えるか否かが判断される(ステップS426;No→ステップS428)。
ここで、他モードにも切り替えられず、電源OFFの操作が行われない限りは、繰り返しコンテンツが表示されることとなる(ステップS428;No→ステップS430;No→ステップS408)。なお、電源OFFの操作がなされると、本実施形態では電源待機状態に遷移する。
他方、他モードに切り替えられたられた場合は、当該モードに対応するモードで動作したり(ステップS428;Yes)、電源OFF操作が行われた場合は、本処理を終了し、電源がOFFとなる(ステップS428;No→ステップS430;Yes)。
[4.2 コンテンツ配信動作例]
続いて、具体的な動作例(画面例)を、図を参照して説明する。
図18は、コンテンツ配信装置20において、第4コンテンツ配信処理が実行されたときに表示部220に表示される表示画面W100の一例である。
なお、第1実施形態のコンテンツ配信装置20の表示部220に表示される表示画面W100と同一の構成については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
第4実施形態のコンテンツ配信装置20では、例えば、コンテンツファイルpc.jpgに表示制御の属性として(2枚毎に表示される)という特殊属性がある場合は、図18に示すように、表示部220の表示画面W100に特殊属性のあるコンテンツを表示するウィンドウW400が表示される。
ウィンドウW400には、コンテンツC400が表示されるとともに、リストにおける順序C402と、コンテンツファイル名C404と、(2枚毎に表示される)という旨のコメントC406が表示される。
これにより、コンテンツ配信装置20から送信されるコンテンツファイルpc.jpgが、コンテンツ表示装置10において(2枚毎に表示される)という特殊表示処理が実行されることが確認できる。
このように構成することで、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置20から送信されるコンテンツファイルが特殊属性を有する場合に、コンテンツ配信装置20の表示部220の表示画面W100に特殊属性のあるコンテンツを表示するウィンドウW400を表示することで、コンテンツ表示装置10において特殊属性のあるコンテンツが特殊表示を行うということを容易に確認することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明した以外にも、矛盾のない範囲において適宜組み合わせて実行しても良いことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。