JP2020143549A - 軽量でコンパクト収納化のハウスユニット工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の小規模なプレハブハウス、折り畳みハウス、物置、ユニットハウス等は、組立て作業や設置作業において、クレーン等での吊上げ下げ作業や人手を介しての持ち上げ保持作業にて、設置作業現場での多大な労力と手間とを要していた。【解決手段】本発明の軽量でコンパクト収納化のハウスユニットは、組立て作業現場でのクレーン作業が不要で工期面の短縮を図る課題の解決策として、コンパクトな筐体に、軽量化が図られたハウスユニット完成体を構成する部材の主要構造部材が折り畳まれて収納と展開が簡易になるように系統別にユニット化させて、機械補助や人手を介しての持ち上げ保持作業等の軽減となる課題解消の達成を図ることが出来る。【選択図】 図1

Description

本発明は、個室面積程度のミニハウスや物置、保管倉庫、現場事務所、災害用仮設ハウス等の屋外に設置される折り畳み収納式の多目的プレハブハウスに関する。
従来、工業的生産による比較的小規模型のプレハブハウスやユニットハウス、及び中型程度の物置等は、屋外での庭やオープンガレージスペース、また、小店舗開設場所や現場事務所、防災非難場所等に設置する組立て式、折り畳み式、製品完成品形態等で販売されており、クレーンでの吊上げ下げにて、現場搬入、及び設置されるが、運搬や設置、組立て時の課題点において、例えば、特開平9−4059号公報に掲載された折り畳み式ハウスにあっては、従来の折り畳み式ハウスの出願(例えば実公平3−19524)は組立て作業においてクレーンや人手を介しての持ち上げ保持作業が必要であるが、これに対して、多大な労力と手間とを要することのない折り畳み式ハウスとしての出願になっている。また、他の公知、及び開示されたものに、例えば特開2014−80843は、クレーンの吊上げ下げにて、簡易ハウスの折り畳んで格納・開いて設置に関するものがある。
特開平9−4059号公報 実公平3−19524号公報 特開2014−80843号公報
しかしながら、上記の先行技術文献によれば、工場内である程度完成品にされた比較的小規模なプレハブハウス、折り畳みハウス、物置、ユニットハウス等は、組立て作業や設置作業において、クレーン等での吊上げ下げ作業や人手を介しての持ち上げ保持作業にて、設置作業現場での多大な労力と手間とを要することのない改善を目的とする出願であるが、これらはクレーン作業での組立て作業比率が大きく工期面の短縮になっている。しかし、これらの出願では主要部材として構成される壁パネル、屋根パネル、床パネルの部材サイズや重量的な負荷要因によるクレーン作業の稼動割合負担も大きく、また、設置先場所への搬入、及び設置作業や組立て作業においての条件によっては、人手を介しての持ち上げ保持作業要員の増員対応などの負荷もあり、経費増しの面や工期短縮化改善面の課題点があった。
上述した課題を解決するために、本発明の軽量でコンパクト収納化のハウスユニットは、組立て作業現場でのクレーン作業が不要で工期面の短縮を図る課題の解決策として、コンパクトな筐体に、軽量化が図られたハウスユニット完成体を構成する部材の主要構造部材が折り畳まれて収納と展開が簡易になるように系統別にユニット化させて、機械補助や人手を介しての持ち上げ保持作業等の軽減となる課題解消の達成をするために、次のような手段で解決せんとするものである。
1帖から1帖半程度の床面積に相当する小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体は、軽量な材質での一体化接合されたフレーム構造体に、軽量なパネル部材の壁式構造体で被覆接合する混成構造体に構成されたコンパクトな筐体になっており、ハウスユニット完成体を構成する部材である主要構造部材の壁部パネルユニットと、妻側壁部パネルユニットと屋根部パネルユニットの軽量化を図る材質は、アルミニウム押出形材のフレーム枠体に、高い引張力、柔軟性、寸法安定性、耐候性、及び耐疲労性等の優れた特性を持ち、膜構造物の建築用テント繊維材料として適した素材を外装部材、及び内装部材で構成させて、連結した180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部を具備された複数パネルのユニット化の構成である。また、ベース部の床部パネルや補助部材も軽量化を図る材質と構造体で構成されて、それぞれの系統別に収納と展開が簡易に可能となる態様で折り畳まれて、ハウスユニット本体の筐体内に半完成品形態で収納されている構造体になっている。そして軽量化により、荷降ろし作業時や人手を介しての持ち上げ保持作業の軽減化が図れる為、クレーン作業が不要で、また、系統別に効率的に展開可能で、完成体の床面積の増加比が約4倍となり、かつ、切妻屋根態様で屋根裏空間の収納部を備えた大きな空間の確保が可能となっている。
建築用テント膜材には、一般的なポリエステル繊維や塩化ビニリデン繊維などの合成繊維などが主に使われている。また、ポリエステル繊維は、高い引張力、柔軟性、寸法安定性、耐候性及び耐疲労性などの優れた特性を持ち、膜構造物の建築用テント繊維材料として適した素材で、本発明での主要構造部材を軽量な屏風型構造で折り畳み構造が可能となる。また、関係法令等に適合した不燃材料の認定を受けたガラス繊維の建築用テントシート用素材は、不燃や防炎などにも有効で主要材料の構成部材となる。
なお、本明細書においてトラッククレーン、カーゴクレーン等の車両積載形クレーンを含めてクレーンとしての用語を使用する。
本発明は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
1帖から1帖半程度の床面積に相当する小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体は、軽量な材質での一体化接合されたフレーム構造体に、軽量なパネル部材の壁式構造体で被覆接合する混成構造体にして、耐震性や耐久性に有効な堅牢なコンパクトな筐体に、軽量化が図られたハウスユニット完成体を構成する部材である主要構造部材の壁部パネルユニットと妻側壁部ユニットと屋根部パネルユニットは、高い引張力、柔軟性、寸法安定性、耐候性、及び耐疲労性等の優れた特性を持った膜構造物の建築用テント繊維材料を主要構造部材の外装部材、及び内装部材で構成して連結される複数パネルのユニット化の構造体となっており、ベース部の床部パネルや補助部材も軽量化を図る材質と構造体で構成されている。また、それぞれの系統別に収納と展開が簡易に可能となる態様の屏風型構造で折り畳まれるヒンジ機能部は、繋ぎ目が無く防水性にも有効的な構成であり、前述のとおり、小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体内に半完成品形態で収納が可能となっている。本発明の軽量化とコンパクトに収納化される構成の利点により、小型車両での荷台搭載も可能なサイズで、設置場所への運搬や搬入、荷降ろし作業が容易になり、また、現場での設置、及び組立て作業では系統別に効率的な展開が可能であり、作業時の人手を介しての持ち上げ保持作業の軽減化が図れる効果が大きく、組立て作業でのクレーン作業が不要となり、多大な労力と手間とを要することなく設置工事での工期短縮の軽減となる。また、完成体の床面積の増加比も約4倍になり、かつ、切妻屋根態様で屋根裏空間の収納部も備えており、大きな収納空間や居住空間の確保が可能となるハウスユニット工法が提供される。
本発明の軽量でコンパクト化された製品の外観形態を示す斜視図である。 屋根部パネルユニットを一部傾斜開閉した状態と水平展開されたベースフレーム枠を示す斜視 図である。 連結された壁部パネルユニットのヒンジ機能部の部分断面図である。 屋根部パネルユニットが折り畳まれた状態の断面図である。 左右壁部パネルの展開状態とベースフレーム部材に固定された形態を示す斜視図である。 妻側の壁部パネルユニットを垂直展開された状態と床部パネルと連結された前面壁部パネルユ ニットが水平展開した斜視図である。 床部パネルユニットと連結された前面壁部パネルユニットが垂直展開された形態の斜視図であ る。 垂直展開された前面壁部パネルユニットの連結体が平側方向にスライドして左右の壁部パネル の端縁部と接合した形態を示す斜視図である。 垂直展開された左右の妻側壁パネルユニットが壁部パネル上端部に直線展開 される斜視図である。 ハウスユニット本体に具備された屋根裏床部材を水平展開して、左右の壁 部パネルに固定された斜視図である。 屋根部パネルを左右の妻側パネルの上部端縁部面に展開して切妻屋根形態に被覆した形態の 組立て完成した一実施形態の斜視図である。 一実施形態での床面積が可変した態様の一部破断の斜視図を示す。 一実施形態での屋根部が陸屋根の態様の斜視図を示す。 他の実施形態での主要構造部材の構成を変えた態様の斜視図を示す。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明の一実施形態を、図1に示す。1帖〜1帖半程度の床面積に相当する小型物置サイズのハウスユニット本体(1)に、ハウスユニット完成体を構成する部材の主要構造部材が軽量化されて、系統別に連結されたユニット化にて、コンパクトに折り畳まれた半完成品形態で収納されており、クレーン作業が不要での簡易的な組立て作業で屋根部パネルユニット(3)が切妻屋根態様(図11参照)や陸屋根態様(図13参照)のハウスユニット本体(1)の組立てが完成する。
ハウスユニット本体(1)は、1帖から1帖半程度の床面積に相当する小型物置サイズの筐体で、軽量な材質での一体化接合されたフレーム構造体に、軽量なパネル部材の壁式構造体で被覆接合する混成構造体で構成されており、ハウスユニット完成体を構成する部材である主要構造部材の壁部パネルユニット(2)、妻側壁部ユニット(21)と屋根部パネルユニット(3)を構成する複数枚のパネル部材は、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部(H)を備えて、軽量化が図られた材質のパネル構成にて、それぞれの系統別に構成されている。また、壁部パネルユニット(2)は、ハウスユニット本体(1)の平側開口縁(UG)に、左右対称で観音開き式の扉部(2T)の態様で構成されている。また、前記扉部(2T)の左右それぞれの側面と中央部位置にフレーム枠化されて、折り畳まれたベースフレーム枠(5)の端縁部の底部に免震部材効果の有効性が高い基礎脚部ユニット(7)が具備されており、該ベースフレーム枠(5)は、組立て完了時に、固定用基礎杭(8)となる部材で開閉防止金具を併用して固定(詳細図省略)されている。
また、屋根部パネルユニット(3)は、壁部パネルユニット(2)と同様な構成体で組立て完成時に切妻屋根態様や陸屋根態様となる連結された複数枚の軽量化が図られた材質のパネル構成で、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部(H)を備えて、ハウスユニット本体(1)天面部の平側開口縁(UG)の反対側上端縁(図4参照)の水平面に蝶番(C)を介して載置されている。
図2に示すように、左右対称で観音開き式の扉部(2T)の態様で構成されている壁部パネルユニット(2)の左右それぞれの側面と中央部にフレーム枠化されて、折り畳まれたベースフレーム枠(5)の端縁部の底部に具備した基礎脚部ユニット(7)の自在可動機能部(7a)を水平展開させて、接地面に敷設した固定用ブーツ(7b)に嵌め込んで水平固定される。屋根部パネルユニット(3)を平側開口縁(UG)側から持ち上げて、ガススプリング支持バー(GB)の反力作用にて傾斜空間部が形成された状態で固定されて、該空間部に妻側壁部三角パネル(21P)を上方向に蝶番(C)を介して垂直に180度回転させて嵌め合った状態で固定金具(図示省略)にて締結されている。
図3に示すように、壁部パネルユニット(2)を構成する連結された複数枚の部材が、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部(H)の部分拡大で、図3‐aは直線展開したヒンジ機能部(H)の形態になっており、また、図‐3bは、折り畳まれた状態でのヒンジ機能部(H)が曲折された形態になっている。また、該ヒンジ機能部(H)と同期する蝶番(C)が蝶着されている一部の連結部位置関係とパッキンモール(P)の作用位置になっている。
次に壁部パネルユニットについて詳説する。
壁部パネルユニット(2)は、膜構造物の建築用テントシート材(20)を外装部材と内装部材の構成とするために、1枚でループまたは、2枚合わせの方法で、連結する複数パネル構成のヒンジ機能部となる部位を溶着加工や縫製にて筒状にした個別体の内部に、壁部パネルのフレーム支柱枠(20a)となる部材の軽量なアルミニウム押出形材の中空角材の両端にネジ部(N)を具備させて配し、軽くて断熱性の高い押出法ポリスチレンフォーム断熱材等の心材パネル(20b)を該フレーム支柱枠(20a)間に固着して密着封入されて、前述の中空角材間のフレーム支柱枠(20a)の天面と底部それぞれの外側辺縁部までアルミH型材(20c)の凹み部をキャップ状に嵌め込んでフレーム支柱枠(20a)と一体化させて、前記膜構造物の建築用テントシート材(20)の外装部材と内装部材をフレーム支柱枠(20a)に押えモールプレート(20d)で固定されている。また、複数パネル構成での個別体連結部の天面と底部に配したアルミH型材枠(20c)の境界面の側面に、180度まで回動自在となる蝶番(C)を蝶着し、前述の膜構造物の建築用テントシート材(20)を溶着加工や縫製にて複数のパネルに形成したヒンジ機能部(H)と同期して、屏風形態に折り畳まれる壁部パネルユニットとなる。
また、図4は、ハウスユニット本体(1)天面部の平側開口縁(UG)の反対側上端縁の水平面に蝶着(図4参照)された蝶番(C)を介して載置されている屋根部パネルユニット(3)が複数枚の連結された部材で、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれた状態になっており、該屋根部パネルユニットの中間の連結部に、該パネルの展開に同期して回動する棟カバー(3a)が枢着されており、また、屋根部パネルユニット(3)も壁部パネルユニット(3)と同様の複数パネル構成で、妻側と平側のそれぞれの両端面部にアルミH型材(20c)を嵌め込んで、一体化した部材構成となり、屋根構造体としての強度化が図られている。
さらに、図5は、ハウスユニット本体(1)の平側開口縁(UG)に左右対称で折り畳まれて観音開き式の扉部(図1、図2参照)で蝶着された態様の壁部パネルユニット(2)を左右それぞれの方向に90度、回動展開させて、水平展開したベースフレーム枠(5)に、右片側の壁部パネルユニット(2)が直線状に配置されている態様と左片側の壁部パネルユニット(2)が展開途中の態様になっている。また、ハウスユニット本体(1)の平側開口縁(図1参照)の左右に蝶着されている壁部パネルユニット(2)の第1壁部パネル(2a)の裏面の上端縁には、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部(H)を備え、連結されて複数のパネルを構成する妻側壁部パネルユニット(21)が180度回転可能に接続した蝶番(C)を介して蝶着されている。
また、床部パネルユニット(4)は、ハウスユニット本体(1)に収納可能となるサイズでの蝶番で2分割(図示省略)された形態で、アルミニウム押出形材のフレーム枠(4a)と補強桟(4b)で構成された空隙に断熱材の心材パネル(4c)配して、表層材(4d)はアルミ樹脂複合板等をフラッシュ構造にして構成されており、図6に示すように、同構造体に窓部(M)を配置した、前面壁部パネルユニット(2A)が蝶番(C)を介して連結体の立面形態でハウスユニット本体(1)に収納されている状態になっている。
図6は、図5に示すように、ハウスユニット本体(1)の平側開口縁(図1参照)の左右に蝶着されている壁部パネルユニット(2)の第1壁部パネル(2a)の裏面の上端縁に、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部(H)を備え、連結されて複数のパネルを構成する妻側壁部パネルユニット(21)が180度、垂直に回転展開して図2に示す、屏風形態で折り畳まれた屋根部パネルユニット(3)と傾斜して嵌め合った、妻側壁部三角パネル(21P)の垂直面端縁と接合(詳細図示省略)されている。また、連結体で折り畳まれた前面壁部パネルユニット(2A)と床部パネルユニット(4)がフレーム枠化されたベースフレーム枠(5)と床部ステー(5A)に90度、水平展開された態様である。また、窓部(M)を配置した前面壁部パネルユニット(2A)には、蝶番(図示省略)を介して、折り畳まれた垂れ壁(2Ak)が蝶着されている。
また、図7は、窓部(M)を配置した前面壁部パネルユニット(2A)を90度垂直に立ち上げた状態である。
図8は、図7に示すように、床部パネルユニット(図5参照)と連結された状態での90度垂直に立ち上げた前面壁部パネルユニッツト(2A)がフレーム枠化されたベースフレーム枠(5)の端縁部までスライドさせて、壁部パネルユニット(2)を構成する第3壁部パネル(2c)の端面縁部と接合(図示省略)されている。また前部壁部パネルユニット(2A)には、他の実施例での垂れ壁となる垂れ壁部材(2Ak)が蝶番(C)を介して、折り畳まれて蝶着されている。
図9は、妻側壁位置に垂直展開された妻側壁部パネルユニット(21)が屏風形態で折り畳まれた妻側第1壁部パネル(21a)と妻側第2壁部パネル(21b)と妻側第3壁部パネル(21c)が直線状に展開されて、右側の壁部パネルユニット(2)の天面部に展開された形態で締結金具(図示省略)で連結固定されている。また、直線状に平面展開された左側の壁部パネルユニット(2)の天面部に右側の妻側第2壁部パネルユニット(21b)、妻側第3壁部ユニット(21c)が途中展開される形態である。
図10は、左右の妻側壁部ユニット(21)が左右の壁部パネルユニット(2)の天面部に直線状に展開されて固定金具(図示省略)にて固定された状態である。また、ハウスユニット本体(1)の筐体の天面部に載置される屋根部パネルユニット(3)の下部に設けられた屋根裏床(6)に180度回転可能にした蝶番(図9参照)で蝶着して、屏風形態で折り畳まれた屋根裏床部材A(6a)と屋根裏床部材B(6b)を水平展開して、左右の壁部パネルユニット(2)の第1壁部パネル(2a)と第2壁部パネル(2b)に固定(図示省略)された態様であるが、前記屋根裏部材(6a)と屋根裏床部材(6b)は、必要に応じての配設が可能である。
図11は、図2に示すように、屋根部パネルユニット(3)を平側開口縁(GU)側から持ち上げて、ガススプリング支持バー(GB)の反力作用にて傾斜空間部が形成された状態で妻側壁部三角パネル(21P)を嵌め込まれた状態(図2参照)から、180度まで開閉自在に回動する屏風形態で折り畳まれるヒンジ機能部(H)を備えた屋根部パネルユニット(3)を直線展開された左右の妻側パネルユニットの上部端縁部面に切妻屋根形態に被覆した形態で、両端部には、雨水部材(10)が取り付らけれた状態を示す。また、連結された屋根部パネルユニット(3)の中央部のヒンジ機能部(H)に枢着(図4参照)された部材の棟カバー(3a)になっている。また、ハウスユニット本体(1)には、入口扉(9)が具備されている。
尚、詳細の図示は省略されているが、壁部パネルユニット(2)、妻側壁部ユニット(21)と屋根パネルユニット(3)の固定は、前記パネルユニットのフレーム枠で構成される天面と底部のアルミH型材(20c)と嵌め合うパネルユニットの凹凸部にて嵌合して固定ネジで締結されており、床部パネルユニットや他の補助部材との接合も固定金具にて締結されている。
また、本発明の一実施形態での組立てが完了した態様で、ハウスユニット本体(1)の底部、及びベースフレーム枠(5)の端縁部の底部に免震部材効果の有効性が高い基礎脚部ユニット(7)の自在可動機能部(7a)を水平展開させて、接地面に敷設した固定用ブーツ(7b)に嵌め込んで一体化での形態で水平固定される。また、固定用基礎杭(8)に基礎杭ジャバラブーツ(8a)を嵌め込んであり、該、固定用基礎杭(8)は設置部の状況に合わせての固定手段(図示省略)が可能である。
図12は、本発明の組立てが完了した一実施形態で、床部パネルユニット(4)と連結された前面壁部パネルユニット(2A)がハウスユニット本体(1)の方向にスライドして、床面積が可変した態様になっている形態で、前面壁部パネルユニット(2A)に蝶番(C)を介して、折り畳まれて蝶着された垂れ壁(2Ak)が垂直に回転した態様である。また、補助床板(11)等が敷設する位置が図示(仮想線)されている。
図13は、一実施形態での、屋根部パネルユニット(3)が陸屋根(30)の態様になっている。
また、図14は、図1の他の構成(構造体)での実施形態で、主要構造部材を構成する系統別のパネルを本発明の床部パネルユニット(4)や前面壁部パネルユニット(2A)の構造体のアルミ押出し型材でフレーム化した間隙に断熱材を心材にして、表層材をアルミ樹脂複合材や軽量のサイディング(12)、及び混成した部材で形成して軽量化し、さらに壁部パネルユニット(2)や屋根部パネルユニット(3)、床部パネルユニット(4)の連結部が外観表面より支持部等の突起、露出部がなく開閉自在に回動して、180度回転可能に接続された屏風形態で折り畳まれる隠し蝶番(図示省略)を具備させた構造体である。また、屋根部パネルユニット(3)に太陽電池モジュールのパネルタイプや薄膜シリコン型タイプの組込みがされた屋根部ソーラーパネルユニット(3A)になっている。また、完成体の屋根部パネルユニット(3)の平側両端部には、規格品の雨水部材(10)が取り付けられた状態と切妻屋根形態に被覆した形態での棟部に棟カバー(3a)が図示されている。
以上、本発明の好適な実施形態についての記述であるが、本発明の実施形態に限定するものではなく、本発明の特許請求に記載された要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
次に実施形態における効果を述べる。
(請求項1によれば、)1帖から1帖半程度の床面積に相当する小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体は、軽量な材質での一体化接合されたフレーム構造体に、軽量なパネル部材の壁式構造体で被覆接合する混成構造体に構成されており、ハウスユニット完成体を構成する部材である主要構造部材の壁部パネルユニットと屋根部パネルユニットの軽量化を図る材質は、アルミニウム押出形材のフレーム枠体とその間隙に断熱材を配して、高い引張力、柔軟性、寸法安定性、耐候性、及び耐疲労性等の優れた特性を持ち、膜構造物の建築用テント繊維材料として適した素材を外装部材、及び内装部材での連結された複数パネルのユニット化で構成される筒状にして封入されている。これらの複数の筒状に仕切られた前記膜構造物の建築用テント繊維材料を重ね合わせた溶着部は、繋ぎ目が無いヒンジ機能部を形成し、折り畳みヒンジ機能部の防水性にも有効的である。また、ベース部の床部パネルユニットや補助部材も軽量化を図る材質と構造体で、それぞれの系統別に収納と展開が簡易に可能となる態様の屏風型構造で折り畳まれ、前記小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体内に半完成品形態で収納された軽量化により、組立て作業での人手を介しての持ち上げ保持作業の軽減化が図れる為、クレーン作業が不要で、また、系統別に効率的に展開可能となり、ハウスユニット完成体の床面積の増加比が約4倍の収納空間となる。かつ、切妻屋根態様で屋根裏空間の収納部も備えた大きな収納効果を得ることが出来る軽量でコンパクトに収納化されるハウスユニット工法である。
(請求項2によれば、)軽量でコンパクトにハウスユニット完成体を構成する主要構造部材や補助部材が収納されたハウスユニット本体の筐体底部と展開してベースフレーム枠となる底部に具備された基礎脚部ユニットは、設置常態での免震部材効果の有効性が高く、基礎脚部ユニットは自在可動機能部と固定用部材との構成になっており、該基礎脚部ユニットの自在可動機能部の作動は、免震ゴム作用に準拠したソリッドタイヤ態様での自在可動しての移動が可能で、また、小型車両の荷台に搭載可能なサイズと軽量化の構成での利点にて、設置後の敷地内での移設作業での移動や設置等でも作業軽減となる機能性の効果も付与される。また、固定用部材との一体化での常態では、ベースフレーム枠の折り畳み部を固定用基礎杭で締結固定した杭部にダンパー機能を有した基礎杭ブーツを嵌め込まれた相乗効果で、免震性能でのP波(横揺れ)等の地震波の軽減も期待できる。またハウスユニット本体が1帖から1帖半程度のサイズの軽量化でコンパクト収納化された筐体の態様で、前記基礎脚部ユニットの自在可動機能部の作動は、免震ゴム作用に準拠したソリッドタイヤ態様での自在可動しての移動が可能であり、例えば、けん引免許が不要で、ボートやキャンピング等のトレーラーをけん引する態様での、市販されているけん引するための車側に取り付ける装置等にて、本発明のコンパクトに収納化されたハウスユニット本体の運搬も可能である。
(請求項3によれば、)コンパクトに収納化されたハウスユニット本体の態様でも小型物置としての収納面積が確保されており、防災備品保管庫対応として、飲料水や保存食などの保存庫としての用途等に加えて、災害時などでは、移設や組立ても簡易に対応できる為、断熱性の高い避難ハウスとしての利用が可能となる。また、設置、及び組立て完成時では、従来の陸屋根タイプのプレハブハウスや物置などの床面積あたりの収納容量に比べて、本発明は、切妻屋根部の屋根裏収納スペースが確保できる構造を具備しており、さらに該構造体の部材は梁部材としての構造物補強部材効果も大きく、請求項2の地震震対策機能等に加えて、耐震性強度においても高い効果が期待できる。また、床部パネルユニットと連結した前面壁部パネルユニットを手動にて、スライド可動させて、床面積が可変する機構構造の具備により、庇部や袖壁部が形成(図12参照)される態様になり、街頭販売での小店舗としての用途利用にもなる。また、図13に示す屋根部が陸屋根態様での設置が可能であり、ラウンドスタイルや片流れスタイルの屋根付カーポートスペースにも設置が可能で、本発明のコンパクトに収納化されたハウスユニットは、多目的用途の利便性が図れる効果が大きい。
次に他の実施形態について述べる。
図1の実施形態では、主要構造部材を膜構造物の建築用テントシート材でのヒンジ機能を具備したパネル構成での軽量化とコンパクト化を図るものであるが、図14に示す他の実施形態では、主要構造部材を構成する構造体で、系統別のパネルをアルミ押出型材でフレーム一体化した間隙に断熱材を心材にして、表層材を軽量なサイディング(図示参照)やアルミ樹脂複合材で、また、これらの部材を表裏部材の混成にてパネル形成して軽量化される構造体である。さらに製造コスト性の効率化が図れる統一化規格サイズで主要構造部材の壁部パネルユニットや屋根部パネルユニット、床部パネルユニットの連結部が外観表面より支持部等の突起や露出部がなく開閉自在に180度回転可能に接続された屏風形態で折り畳まれる隠し丁番(図示省略)を具備させ、また、規格品の太陽光発電モジュールを統一規格パネルの屋根部パネルに組込みや薄膜シリコン型の太陽光発電モジュールを貼り込んだりした屋根部パネルユニットで構成させて、災害時の非難用ハウスとして、各家庭単位での備えも可能となる。
1 ハウスユニット本体
2 壁部パネルユニット
2A 前面壁部パネルユニット
2Ak 垂れ壁
2T 扉部
2a 第1壁部パネル
2b 第2壁部パネル
2c 第3壁部パネル
20 建築用テントシート材
20a フレーム支柱枠
20b 心材パネル
20c アルミH型材
20d 押えモールプレート
21 妻側壁部パネルユニット
21P 妻側壁部三角パネル
21a 妻側第1壁部パネル
21b 妻側第2壁部パネル
21c 妻側第2壁部パネル
3 屋根部パネルユニット
3a 棟カバー
3A 屋根部ソーラーパネルユニット
30 陸屋根
UG 平側開口縁
H ヒンジ機能部
C 蝶番
M 窓部
P パッキンモール
4 床部パネルユニット
4a フレーム枠
4b 補強桟
4c 断熱材、
4d 表層材(アルミ樹脂複合板等)
5 ベースフレーム枠
5A 床部ステー
6 屋根裏床
6a 屋根裏床部材A
6b 屋根裏床部材B
7 基礎脚部ユニット
7a 自在可動機能部
7b 固定用ブーツ
8 固定用基礎杭
8a 基礎杭ジャバラブーツ
9 入口扉
10 雨水部材
11 補助床板
12 サイディング

Claims (3)

  1. 1帖から1帖半程度の床面積に相当する小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体は、軽量な材質での一体化接合されたフレーム構造体に、軽量なパネル部材の壁式構造体で被覆接合する混成構造体で構成されており、ハウスユニット完成体を構成する部材である主要構造部材の壁部パネルユニットと妻側壁部パネルユニットと屋根部パネルユニットの軽量化を図る材質は、アルミニウム押出形材のフレーム枠体に、高い引張力、柔軟性、寸法安定性、耐候性、及び耐疲労性等の優れた特性を持ち、膜構造物の建築用テント繊維材料として適した素材を外装部材、及び内装部材での連結された複数パネルのユニット化で構成され、また、ベース部の床部パネルユニットと連結された前面壁部パネルユニットや補助部材も軽量化を図る材質と構造体で構成されて、それぞれの系統別に収納と展開が簡易に可能となる態様の屏風型構造で折り畳まれて、前記小型物置サイズのハウスユニット本体の筐体内に半完成品形態で収納される本発明の構造体は、荷降ろし作業や設置作業時の人手を介しての持ち上げ保持作業の軽減化が可能になり、組立て作業でのクレーン作業が不要で、また、系統別に効率的な展開が可能な機能性により、完成体の床面積の増加比が約4倍となり、かつ、切妻屋根態様で屋根裏空間の収納部を備えた大きな空間の確保と軽量でコンパクトに収納化されたことを特徴とするハウスユニット工法。
  2. ハウスユニット本体の筐体底部と展開してベースフレーム枠となる底部に設置常態での免震部材効果となる基礎脚部ユニットが具備されており、該基礎脚部ユニットは自在可動機能部と固定用部材との構成での免震性の高い基礎脚部ユニットであり、また、小型車両の荷台に搭載可能なサイズと軽量化との構成による利点と該基礎脚部ユニットの自在可動機能部の作動にて、設置後の敷地内での移動、移設等でも作業軽減となる機能性が付与されることを特徴とする請求項1、に記載の軽量でコンパクトに収納化されたハウスユニット工法。
  3. ハウスユニット本体の組立て完了態様での主要構造部材の固定部材を変形させることなく、前面壁部パネルユニットと連結した床部パネルユニットが手動式スライド機能にて、床面積が簡易に可変する機構構造体を具備したことを特徴とする請求項1、および請求項2に記載の軽量コンパクトに収納化されたハウスユニット工法。
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