JP2020140993A - トランス電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力電圧が大きく変動しても故障の原因となる出力負荷電流の急激な増加を防ぎ、高温や低温の環境下でも使用可能なLED照明用のトランス電源回路を提供する。【解決手段】本発明によるトランス電源回路1は、電流制御単巻トランス10とその制御回路20からなり、電流制御単巻トランス10は、単巻トランスの直列巻線部分を2つの磁気回路に分けた第1の磁気回路11及び第2の磁気回路12と、第1の磁気回路11及び第2の磁気回路12に共通に巻き付けられた直列巻線13と、第1の磁気回路11に巻き付けられた分路巻線14と、第2の磁気回路12に巻き付けられた2次出力巻線15を備え、制御回路20は、2次出力巻線15に接続された電流制御回路21を備えて構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、電源電圧の変動にも対応可能なLED照明用のトランス電源回路に関する。
従来、特に金属関係の工場のような高温の環境や、冷凍倉庫等のような低温の環境においては、LED照明装置の導入が難しく、現状の電源装置では寿命に問題がある。この点に関し、例えば特許文献1に開示されているようなトランス電源回路によれば、寿命に問題はないものの、入力電圧の変動に対して負荷電流が大きく変動してしまうという問題がある。
また、LED照明装置の電源として、スイッチング電源も多く使用されている。スイッチング電源は、その主たる回路に電解コンデンサ、スイッチング素子及び高周波トランスを備えている。また、制御回路、過電圧保護回路、過電流保護回路等を備えており、高温環境である金属関係の工場や低温環境である冷凍倉庫等においては導入が難しいのが現状である。この点に関し、前記のトランス電源回路は高温や低温の環境でも使用できるものの、入力電圧が高くなるとLED負荷に流れる電流が急激に増加するため、電流制御用抵抗やLEDの発熱量が大きくなり、装置の故障に繋がるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、入力電圧が大きく変動しても故障の原因となる出力負荷電流の急激な増加を抑え、高温や低温の環境下でも使用可能なLED照明用のトランス電源回路を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明のトランス電源回路は、電流制御単巻トランスとその制御回路からなるトランス電源回路であって、前記電流制御単巻トランスは、単巻トランスの直列巻線部分を2つの磁気回路に分けた第1の磁気回路及び第2の磁気回路と、前記第1の磁気回路及び前記第2の磁気回路に共通に巻き付けられた直列巻線と、前記第1の磁気回路に巻き付けられた分路巻線と、前記第2の磁気回路に巻き付けられた2次出力巻線を備え、前記制御回路は、前記2次出力巻線に接続された電流制御回路を備えて構成されていることを特徴とする。
また、本発明のトランス電源回路において、前記2次出力巻線に電流制限抵抗が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続される構成を採用することができる。
また、本発明のトランス電源回路において、前記2次出力巻線にブリッジ形整流回路が接続され、その出力端に電流制限抵抗と電流制限回路が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続される構成を採用することができる。
また、本発明のトランス電源回路において、前記2次出力巻線に電流制限抵抗が接続され、前記直列巻線の巻数比を調整する出力電圧調整用巻線が設けられ、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続される構成を採用することができる。
また、本発明のトランス電源回路において、前記2次出力巻線に電流制限抵抗が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路が接続され、その出力端に平滑コンデンサを介して負荷が接続される構成を採用することができる。
また、本発明のトランス電源回路において、前記電流制御単巻トランスが三相接続され、前記分路巻線に三相整流回路が接続され、その出力端に負荷が接続される構成を採用することができる。
また、本発明のトランス電源回路において、前記2次出力巻線にブリッジ形整流回路が接続され、その出力端に2つの電流制限抵抗が接続され、一方の電流制限抵抗と並列にその両端をショートするON/OFF回路が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続される構成を採用することができる。
本発明のトランス電源回路によれば、入力電圧が大きく変動しても出力負荷電流が一定もしくは変動が少なくなるため、高温や低温の環境下でも故障せずに安全に使用可能なLED照明用電源を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明のトランス電源回路1は、例えば電圧変動が大きな機械の休止中、稼働中における電源電圧変動や、高温・低温、電界・磁界の強い場所において、LED照明装置用のトランス電源をより安全に使用するために開発された回路である。このトランス電源回路1は、電流制御単巻トランス10とその制御回路20を備えて構成されている。
(電流制御単巻トランスの構成)
図1に示すように、本実施形態の電流制御単巻トランス10は、トロイダル型トランスであって、リング状のコア(鉄芯)からなる第1の磁気回路11と、同じくリング状のコア(鉄芯)からなる第2の磁気回路12を備えて構成されている。第1の磁気回路11のコアと第2の磁気回路12のコアは、透磁率が高い同じ材料の磁性体で同一形状に形成されており、第1の磁気回路11のコア断面積S1 と第2の磁気回路12のコア断面積S2 が等しく設定されている(S1 =S2 )。したがって、第1の磁気回路11と第2の磁気回路12は、飽和磁束密度等、同一特性を有している。ただし、制御する量が小さい場合には、S1 >S2 (S1 ≠S2 )でも制御可能である。
図1に示すように、本実施形態の電流制御単巻トランス10は、トロイダル型トランスであって、リング状のコア(鉄芯)からなる第1の磁気回路11と、同じくリング状のコア(鉄芯)からなる第2の磁気回路12を備えて構成されている。第1の磁気回路11のコアと第2の磁気回路12のコアは、透磁率が高い同じ材料の磁性体で同一形状に形成されており、第1の磁気回路11のコア断面積S1 と第2の磁気回路12のコア断面積S2 が等しく設定されている(S1 =S2 )。したがって、第1の磁気回路11と第2の磁気回路12は、飽和磁束密度等、同一特性を有している。ただし、制御する量が小さい場合には、S1 >S2 (S1 ≠S2 )でも制御可能である。
図2に示すように、電流制御単巻トランス10は、単巻トランスの直列巻線部分を2つの磁気回路に分けた第1の磁気回路11と第2の磁気回路12からなる。第1の磁気回路11のコアと第2の磁気回路12のコアには共通して銅線を巻き付けた直列巻線13が設けられており、直列巻線13の一端は入力端子16に接続されている。第1の磁気回路11のコアには銅線を巻き付けた分路巻線14が設けられており、分路巻線14の一端は直列巻線13に接続され、他端は入力端子17に接続されている。分路巻線14の両端にはLED照明装置等の負荷30が接続される。また、第2の磁気回路12のコアには銅線を巻き付けた2次出力巻線15が設けられており、2次出力巻線15の両端には制御回路20を構成する電流制御回路21が接続されている。
(電流制御単巻トランスの原理)
次に、電流制御単巻トランスの原理を説明する。このトランスによる負荷電流の制御方法は、単巻トランスの巻線比を変えずに電圧比を変えるという考え方に基づいている。図3に示すように、一般的な単巻トランスにおいて出力電圧を変えるには、直列巻線と分路巻線の巻数比(N1 :N2 )を変えることになる。これは、入力側から見た直列巻線部分のインピーダンスZ1 と分路巻線部分のインピーダンスZ2 の比を変えることである。ここでコア内に発生する磁束を考えると、直列巻線部分により発生する磁束Φ1 と分路巻線部分により発生する磁束Φ2 の比と考えられる。そこで、磁束Φ1 だけを変えることができれば、直列巻線と分路巻線の巻数比(N1 :N2 )を変えることに等しくなる。
次に、電流制御単巻トランスの原理を説明する。このトランスによる負荷電流の制御方法は、単巻トランスの巻線比を変えずに電圧比を変えるという考え方に基づいている。図3に示すように、一般的な単巻トランスにおいて出力電圧を変えるには、直列巻線と分路巻線の巻数比(N1 :N2 )を変えることになる。これは、入力側から見た直列巻線部分のインピーダンスZ1 と分路巻線部分のインピーダンスZ2 の比を変えることである。ここでコア内に発生する磁束を考えると、直列巻線部分により発生する磁束Φ1 と分路巻線部分により発生する磁束Φ2 の比と考えられる。そこで、磁束Φ1 だけを変えることができれば、直列巻線と分路巻線の巻数比(N1 :N2 )を変えることに等しくなる。
この原理を利用したものが図2、図4、図5の回路構成であり、直列巻線13を第1の磁気回路11と第2の磁気回路12に共通に巻き付けて2次出力電流を変えることにより、第1の磁気回路11の直列巻線13部分の磁束を変化させている。これをインピーダンス的に考えると、図2において電流制御回路21に流れる電流I3 を大きくすると、第2の磁気回路12のインピーダンスZ3 が小さくなり、V1 の電圧は低くなりV2 の電圧は高くなる。
一方、電流制御回路21に流れる電流を小さくすると、第2の磁気回路12のインピーダンスZ3 が大きくなり、V1 の電圧は高くなる。このときV2 の電圧は低くなるので、直列巻線13と分路巻線14の巻線比を変えずに第2の磁気回路12の2次出力電流を変化させることによって、負荷電圧V2 (VOUT )を変化させることができる。
このような原理によれば、図2に示す電流制御単巻トランス10において、入力端子16,17間に入力電圧VINを印加すると、第1の磁気回路11に磁束Φ1 、第2の磁気回路12に磁束Φ2 が発生し、励磁電流が流れる。また、第2の磁気回路12の2次出力巻線15の両端に電圧V3 が発生する。
ここで、電流制御回路21に流れる電流を大きくし、2次出力巻線15に流れる電流を大きくすると、第2の磁気回路12の磁束Φ2 と逆向きの磁束が発生して第2の磁気回路12中の磁束Φ2 が減少し、共通の直列巻線13に流れる電流I1 が増加する。I1 が増加すると負荷電流I2 も増加する。
一方、電流制御回路21に流れる電流を小さくし、2次出力巻線15に流れる電流を小さくすると、第2の磁気回路12の2次出力電流I3 が減少し、第2の磁気回路12中の磁束Φ2 は増加するので共通の直列巻線13を流れる電流I2 は減少する。I1 が減少すると負荷電流I2 も減少する。
以上のとおり、本発明のトランス電源回路1によれば、電流制御単巻トランス10の2次出力巻線15に流れる電流I3 を電流制御回路21で制御することにより、直列巻線13を流れる電流I1 を制御し、ひいては分路巻線14に接続された負荷30に流れる電流I2 を制御することができる。
(電流制御単巻トランスの実測値データ)
図6は実測値データを収集したトランス電源回路1の回路図であり、以下の条件で入力電流I1 とLED負荷電流I2 の電流値を測定した。
・第1の磁気回路のコア断面積S1 =第2の磁気回路のコア断面積S2
・直列巻線の巻数N1 =400T
・分路巻線の巻数N2 =1600T
・2次出力巻線の巻数N3 =400T
図6は実測値データを収集したトランス電源回路1の回路図であり、以下の条件で入力電流I1 とLED負荷電流I2 の電流値を測定した。
・第1の磁気回路のコア断面積S1 =第2の磁気回路のコア断面積S2
・直列巻線の巻数N1 =400T
・分路巻線の巻数N2 =1600T
・2次出力巻線の巻数N3 =400T
図7は電流制限回路21の電流制限抵抗R3 の抵抗値(Ω)を変化させたときの入力電流I1 とLED負荷電流I2 の変化を示したものであり、同図より、電流制限抵抗R3 の抵抗値を大きくする(2次出力電流I3 を小さくする)ことによりLED負荷電流I2 を小さくできる(制御できる)ことが判明した。
図8は入力電圧VINを上昇させたときのLED負荷電流I2 の増加比を示したものであり、同図より、本発明の電源は従来の電源に比べて入力電圧VINの上昇に対するLED負荷電流I2 の増加を抑えられることが判明した。
図9は入力電流I1 に対する負荷電流I2 と制御電流I3 の変化を示したものである。単巻トランスについて直列巻線の巻数をN1 、分路巻線の巻数をN2 とすると、I2 =N2 +N1 /N2 ×I1 の関係が成り立つから、図6の巻数の場合I2 =1600T +400T /1600T ×I1 =1.25I1 となり、図9より、電流制御単巻トランス10の特徴として、実測値データからI1 =I3 、I2 =1.25I1 の関係が成立することが判明した。
(トランス電源回路の実施形態)
以上が電流制御単巻トランス10の構成と原理であるが、これを利用した本発明のトランス電源回路の実施形態としては、例えば図10〜15に示す回路構成が考えられる。
以上が電流制御単巻トランス10の構成と原理であるが、これを利用した本発明のトランス電源回路の実施形態としては、例えば図10〜15に示す回路構成が考えられる。
図10は本発明の第1実施形態を示すものである。このトランス電源回路1−1は、前記構成からなる電流制御単巻トランス10において、2次出力巻線15に電流制限抵抗22が接続され、分路巻線14にブリッジ形整流回路31を介して複数個のLEDを直列接続した負荷のLEDランプ32が接続されている。電流制御単巻トランス10の特性上、前記のとおりI1 =I3 の関係が成立するので、LEDランプ32の電流特性はダイオードと同じ特性であるが、負荷を流れる負荷電流I2 は入力電流I1 、制御電流I3 の特性に近くなる。このため、入力電圧の変動に対してダイオード特性と抵抗特性の中間の特性となり、入力電圧の上昇に対して負荷電流の上昇がより小さくなる。また、シンプルな構造であるため、故障も少なくなる。
図11は本発明の第2実施形態を示すものである。このトランス電源回路1−2は、前記構成からなる電流制御単巻トランス10において、2次出力巻線15にブリッジ形整流回路23が接続され、その出力端に電流制限抵抗22と電流制限回路24が接続されている。また、分路巻線14にはブリッジ形整流回路31を介して負荷のLEDランプ32が接続されている。この構成によると、2次出力巻線15の出力を整流して電流制限回路24を設けることにより、LEDランプ32の負荷電流I2 の増加を小さく抑えることができる。また、万が一電流制限回路24がショートしても、電流制限抵抗22が設けられているため、制御電流I3 は急上昇せず、負荷電流I2 の最大値を制限することができる。
図12は本発明の第3実施形態を示すものである。このトランス電源回路1−3は、前記構成からなる電流制御単巻トランス10において、2次出力巻線15に電流制限抵抗22が接続され、共通の直列巻線13部分の巻数比を調整する出力電圧調整用巻線25が設けられている。この回路では、直列巻線13は共通巻線部分N1-1 と電圧調整部分N1-2 とから構成されている。また、分路巻線14にはブリッジ形整流回路31を介して負荷のLEDランプ32が接続されている。この構成によると、出力電圧調整用巻線25で巻数比を調整することによって、分路巻線14の出力電圧を負荷のLEDランプ32の規格に合わせて調整することができる。
図13は本発明の第4実施形態を示すものである。このトランス電源回路1−4は、前記構成からなる電流制御単巻トランス10において、2次出力巻線15に電流制限抵抗22が接続され、分路巻線14にブリッジ形整流回路31が接続され、その出力端に平滑コンデンサ33を介して負荷のLEDランプ32が接続されている。この構成によると、負荷出力側のブリッジ形整流回路(全波整流回路)31の出力に平滑コンデンサ33が並列に接続されているので、平滑コンデンサ33にチャージされる電流は入力電流I1 (制御電流I3 )により制限される。このため、平滑コンデンサ33のチャージ電流は急激に大きくならないので、電源の力率の低下を抑えることができる。
図14は本発明の第5実施形態を示すものである。このトランス電源回路1−5は、制御出力側において前記構成からなる電流制御単巻トランス10が三相接続され、負荷出力側において分路巻線14に三相整流回路34が接続され、その出力端に負荷のLEDランプ32が接続されている。この構成では、制御出力側において構造をシンプルにするため、また故障を少なくするために、各相(U相、V相、W相)ごとに制御用の電流制限抵抗22,22,22が接続された構成になっている。
図15は本発明の第6実施形態を示すものである。このトランス電源回路1−6は、前記構成からなる電流制御単巻トランス10において、2次出力巻線15にブリッジ形整流回路23が接続され、その出力端に制御用の2つの電流制限抵抗22,22が接続され、一方の電流制限抵抗22と並列にその両端をショートする回路として、入力電圧のピーク時に一定時間ONし、それ以外の時間はOFFするピーク電圧同期形のON/OFF回路26が接続されている。また、分路巻線14にはブリッジ形整流回路31を介して負荷のLEDランプ32が接続されている。この構成によると、入力電圧のピーク時には、ON/OFF回路26がONして制御電流I3 が大きくなると、入力電流I1 も大きくなり、負荷のLEDランプ32に大きな電流が流れて照明が明るくなる。ピーク時以外はON/OFF回路26がOFFして制御電流I3 が小さくなり、入力電流I1 も小さくなるので、負荷のLEDランプ32に流れる電流が小さいため照明は暗くなる。したがって、図15に示すように、パルス電流を負荷のLEDランプ32に出力することにより、LEDに流れる最大電流が大きくなるため、LED照明が明るく見えるようになる。
1:トランス電源回路
10:電流制御単巻トランス
11:第1の磁気回路
12:第2の磁気回路
13:直列巻線
14:分路巻線
15:2次出力巻線
16:入力端子
17:入力端子
20:制御回路
21:電流制御回路
22:電流制限抵抗
23:ブリッジ形整流回路
24:電流制限回路
25:出力電圧調整用巻線
26:ON/OFF回路
30:負荷
31:ブリッジ形整流回路
32:LEDランプ
33:平滑コンデンサ
34:三相整流回路
10:電流制御単巻トランス
11:第1の磁気回路
12:第2の磁気回路
13:直列巻線
14:分路巻線
15:2次出力巻線
16:入力端子
17:入力端子
20:制御回路
21:電流制御回路
22:電流制限抵抗
23:ブリッジ形整流回路
24:電流制限回路
25:出力電圧調整用巻線
26:ON/OFF回路
30:負荷
31:ブリッジ形整流回路
32:LEDランプ
33:平滑コンデンサ
34:三相整流回路
Claims (7)
- 電流制御単巻トランスとその制御回路からなるトランス電源回路であって、
前記電流制御単巻トランスは、
単巻トランスの直列巻線部分を2つの磁気回路に分けた第1の磁気回路及び第2の磁気回路と、
前記第1の磁気回路及び前記第2の磁気回路に共通に巻き付けられた直列巻線と、
前記第1の磁気回路に巻き付けられた分路巻線と、
前記第2の磁気回路に巻き付けられた2次出力巻線を備え、
前記制御回路は、
前記2次出力巻線に接続された電流制御回路を備えて構成されていることを特徴とするトランス電源回路。 - 前記2次出力巻線に電流制限抵抗が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続されることを特徴とする請求項1に記載のトランス電源回路。
- 前記2次出力巻線にブリッジ形整流回路が接続され、その出力端に電流制限抵抗と電流制限回路が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続されることを特徴とする請求項1に記載のトランス電源回路。
- 前記2次出力巻線に電流制限抵抗が接続され、前記直列巻線の巻数比を調整する出力電圧調整用巻線が設けられ、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続されることを特徴とする請求項1に記載のトランス電源回路。
- 前記2次出力巻線に電流制限抵抗が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路が接続され、その出力端に平滑コンデンサを介して負荷が接続されることを特徴とする請求項1に記載のトランス電源回路。
- 前記電流制御単巻トランスが三相接続され、前記分路巻線に三相整流回路が接続され、その出力端に負荷が接続されることを特徴とする請求項1に記載のトランス電源回路。
- 前記2次出力巻線にブリッジ形整流回路が接続され、その出力端に2つの電流制限抵抗が接続され、一方の電流制限抵抗と並列にその両端をショートするON/OFF回路が接続され、前記分路巻線にブリッジ形整流回路を介して負荷が接続されることを特徴とする請求項1に記載のトランス電源回路。
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