JP2020139831A - 検出装置 - Google Patents

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Shigeru Yokota
茂 横田
英樹 佐俣
Hideki Samata
英樹 佐俣
山本 雅弘
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
智之 能勢
Tomoyuki Nose
智之 能勢
小百合 友田
Sayuri Tomota
小百合 友田
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Abstract

【課題】駆動機構の駆動状態を安定して検知できる検出装置を提供する。【解決手段】回転機構2は、検体の測定に用いる液体を収容するカートリッジ200を保持して回転させる。検出部7は、カートリッジ200に注入された検体に含まれる被検出物質を検出する。ベース部材21は、回転機構2を支持する。駆動機構3は、ベース部材21に取り付けられ、回転機構2を駆動する。駆動機構3は、ベース部材21に取り付けられる。回転板29は、駆動機構3に連結され、センサ30,31は、回転板29の回転を検出する。カバー部材22は、センサ30,31が取り付けられるように構成され、センサ30,31が取り付けられた状態で回転板29を覆うようにベース部材21に取り付けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、検出装置に関する。
検体に含まれる被検出物質を処理するための液体が収容されたカートリッジを用いて、検体に含まれる被検出物質を検出する検出装置が知られている。
例えば特許文献1には、試薬を収容したカートリッジを回転させ、カートリッジの回転により生じる遠心力を利用して、試薬をカートリッジのチャンバに移送し、カートリッジに注入された検体と試薬をチャンバにて反応させて、検体に含まれる被検出物質を検出する検出装置が開示されている。
特開2018−9952号公報
図9に示すように、特許文献1に記載の検出装置は、カートリッジを回転させるための回転機構を支持するためのベース部材306と、回転軸を中心にカートリッジを回転させるための駆動機構(モータ300)と、モータ300の駆動軸300aに取り付けられた回転板301と、回転板301の回転を検出するセンサ302,303とを備える。モータ300は、ベース部材306に取り付けられる。センサ302,303は、モータ300の下面に台座部304を介して固定され、板金により構成されるカバー部材305が回転板301を覆うように台座部304を介してモータ300の下面に取り付けられる。
しかしながら、モータ300の下面の加工精度の影響で、図10Bに示すように、ベース部材306に取り付けられるモータ300の下面が水平方向に対して傾斜しているような場合には、図10Aに示すようにモータ300の下面が水平方向に対して平行になっている場合と異なり、モータ300の下面に取り付けられたセンサ302,303と、モータ300の駆動軸300aに取り付けられた回転板301との位置関係が所望の位置関係からずれてしまうことがある。そのため、モータ300の駆動状態を安定して検知できないおそれがある。
本発明は、駆動機構の駆動状態を安定して検知できる検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る検出装置は、検体の測定に用いる液体を収容するカートリッジを保持し、回転させる回転機構と、前記カートリッジに注入された前記検体に含まれる被検出物質を検出する検出部と、前記回転機構を支持するベース部材と、前記ベース部材に取り付けられ、前記回転機構を駆動する駆動機構とを備える。また、検出装置は、前記駆動機構に連結される回転板と、前記回転板の回転を検出するセンサと、前記センサが取り付けられるように構成され、前記センサが取り付けられた状態で前記回転板を覆うように前記ベース部材に取り付けられるカバー部材と、を備える。
本発明によれば、駆動機構の駆動状態を安定して検知できる。
本発明の実施形態に係る検出装置を示す模式的な構成図である。 本発明の実施形態に係る検出装置を示す模式的な斜視図である。 カートリッジの模式的な平面図である。 駆動機構及びカバー部材を下から見た場合の構成を示す斜視図である。 駆動機構及びカバー部材を下から見た場合の構成を示す分解斜視図である。 駆動機構及びカバー部材を側方から見た場合の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る検出装置を示す模式的な側面図である。 検知機構及びカバー部材の取付手順の一例を示すフローチャートである。 従来例に係る検知機構の取付構造を示す概略説明図である。 図9を模式的に示した側面図であって、モータの下面が水平方向に対して平行である状態を示す図である。 図9を模式的に示した側面図であって、モータの下面が水平方向に対して傾斜している状態を示す図である。
以下、一実施形態の検出装置について説明する。
[検出装置の概要]
検出装置1の概要について説明する。
図1に示す検出装置1は、磁性粒子を複数のチャンバに順次移送することにより、磁性粒子に被検出物質と標識物質を担持させ、標識物質に基づいて被検出物質を検出する装置であり、抗原抗体反応を利用して検体中の被検出物質を検出する。図1に示すように、検出装置1は、回転機構2と、駆動機構3と、磁石4と、移動機構5と、制御部6と、検出部7と、押圧部8と、分析部9と、を備える。図1において、XYZ軸は互いに直交している。X軸正方向は検出装置1の水平方向の後方を示し、Y軸正方向は検出装置1に対する水平方向の左方を示し、Z軸正方向は検出装置1に対する鉛直下方向を示している。
回転機構2は、検体の測定に用いる液体を収容するカートリッジ200を保持し、回転させるためのものであり、回転テーブル11と、回転軸12と、を備える。回転テーブル11には、カートリッジ200が設置される。回転軸12は、Z軸方向に延びており、回転軸12の上端は、回転テーブル11に固定されている。駆動機構3は、モータ13を備える。駆動機構3のモータ13は、例えば、ステッピングモータにより構成される。モータ13の駆動軸14は、回転軸12の下端にカップリング15を介して接続されている。駆動機構3は、モータ13を駆動させて、回転テーブル11に設置されたカートリッジ200を、回転軸12を中心に回転させる。以下、回転軸12を中心とする円の径方向及び周方向を、以下、それぞれ単に「径方向D」及び「周方向R」と称し、図2に「径方向D」及び「周方向R」を矢印で示す。
図2に示すように、検出装置1は、本体部101と、蓋部102と、を備える。本体部101は、蓋部102を開閉可能に支持している。カートリッジ200の着脱の際には、蓋部102が図2に示すように開けられる。本体部101の上部には、カートリッジ200が設置される。また、蓋部102の内部に押圧部8が配置されている。
図3に示すカートリッジ200は、ディスクカートリッジとも称されるものであり、板状で且つ円盤形状の基板200aにより構成される。図3に示すように、基板200aは、孔201と、チャンバ211〜216と、チャネル220と、六つの液体収容部231と、液体収容部232と、開口241と、分離部242と、チャネル243と、を備える。孔201は、基板200aの中心において基板200aを貫通している。チャンバ211〜216及び液体収容部231,232は、基板200aの周方向Rに並んでいる。フィルム200bが、チャンバ211〜216及び液体収容部231,232等を構成する凹部と、基板200aにおけるチャンバ211〜216及び液体収容部231,232等が形成された領域の表面及び裏面とを覆うように貼り合わされる。基板200aと、基板200aに貼り合わされたフィルム200bとは、透光性を有する部材により構成される。基板200aは、カートリッジ200外部からの温度調節が容易となるような厚みを有する。基板200aの厚みは、例えば、数mmとされ、具体的には、1.2mmとされる。なお、カートリッジ200(基板200a)は、板状で且つ円盤形状のものに限定されず、例えば、直方体形状、楕円形状等の他の形状のものであってもよい。
図2に示すように、カートリッジ200は、孔201の中心が、回転軸12に一致するように本体部101の上部に設置される。
図3に示すように、チャネル220は、周方向Rに延びた円弧状の第一領域221と、径方向Dに延びた六つの第二領域222と、を備える。第一領域221は、六つの第二領域222と繋がっている。六つの第二領域222は、それぞれチャンバ211〜216に繋がっている。六つの液体収容部231のそれぞれは、流路231bを介して、チャネル220に繋がっている。液体収容部232は、流路232bを介して、チャネル220に繋がっている。
液体収容部231は、試薬を収容し、径方向Dにおいて、基板200aの中心に向かう方向(以下「IN方向」)及び基板200aの外周側に向かう方向(以下「OUT方向」)のそれぞれの上面に封止体231aを備える。すなわち、封止体231aは、一つの液体収容部231に対して二つ配設される。封止体231aは、押圧部8によって上から押圧されることにより開栓可能に構成される。液体収容部231に対してIN方向側の上面には、空気孔231cが設けられている。二つの封止体231aが開栓される前は、液体収容部231内の試薬はチャネル220に流れない。二つの封止体231aが開栓されると、IN方向の封止体231aを介して液体収容部231内が空気孔231cに連通し、OUT方向の封止体231aを介して液体収容部231内が流路231bに連通する。その状態で回転テーブル11が回転されると、カートリッジ200に作用する遠心力により、液体収容部231内の試薬がチャネル220に流れ出る。
同様に、液体収容部232も、試薬を収容し、IN方向及びOUT方向のそれぞれの上面に封止体232aを備える。すなわち、封止体232aも、一つの液体収容部232に対して二つ配設される。封止体232aは、押圧部8によって上から押圧されることにより開栓可能に構成される。液体収容部232に対してIN方向側の上面には、空気孔232cが設けられている。二つの封止体232aが開栓される前は、液体収容部232内の試薬はチャネル220に流れない。二つの封止体232aが開栓されると、IN方向の封止体232aを介して液体収容部232内が空気孔232cに連通し、OUT方向の封止体232aを介して液体収容部232内が流路232bに連通し、液体収容部232内の試薬がチャネル220に流れ出る。
封止体231a,232aは、基板200aに一体形成されているが、基板200aに形成された開口に貼り合わされたフィルムによって形成されてもよい。なお、封止体231a,232aの数、及び液体収容部231,232に対する配置(位置関係)は、本実施形態に限定されず、分析の内容に応じて適宜設定することが可能である。
なお、基板200aの各構成は、図3に示すように、基板200aの三分の一の領域にのみ形成され、基板200aの当該三分の一の領域の表面及び裏面にフィルム200bが貼り合わされている。しかしながら、これに限定されず、これら一群の構成が残りの三分の二の領域に形成され、基板200aに一群の構成が三つ設けられてもよい。
図3を参照して、被検者から採取された全血の血液検体は、開口241を介して分離部242に注入される。カートリッジ200の回転により生じる遠心力を利用して、分離部242は、注入された血液検体を血球と血漿に分離する。分離部242で分離された血漿は、チャネル243に移動する。チャネル243に対してIN方向の上面には、空気孔243aが設けられている。チャネル243内の領域243bに位置付けられた血漿は、カートリッジ200が回転されると遠心力によりチャンバ211に移動する。これにより、血漿がチャンバ211に移送される。なお、血液検体中の被出検物質は、例えば、抗原を含む。一例として、抗原は、B型肝炎表面抗原(HBsAg)である。被検出物質は、抗原、抗体、又は、タンパク質のうち、1又は複数であってもよい。
チャンバ211に移送された血漿は、図1に示す磁石4によって、チャンバ212〜216に順番に移送される。また、各チャンバ212〜216に繋がる液体収容部231の封止体231aが開放され、各液体収容部231,232から遠心力により、各チャンバ212〜216に試薬が導入される。各チャンバ212〜216では、導入された試薬による処理が行われる。被検出物質の検出は、チャンバ216において行われる。これらの過程では、磁性粒子に被検出物質と標識物質との複合体が担持され、複合体の標識物質から生じる光が検出される。
図1に戻り、制御部6は、回転機構2及び移動機構5を制御する。制御部6は、移動機構5を駆動して、磁石4を径方向Dに移動させ、且つ、磁石4をZ軸方向に移動させる。また、磁石4がIN方向へ移動されることにより、磁石4の上端がカートリッジ200のIN方向へ移動し、磁石4がOUT方向へ移動されることにより、磁石4の上端がカートリッジ200のOUT方向へ移動する。さらに、磁石4が上に移動されることにより、磁石4の上端がカートリッジ200に接近し、磁石4が下に移動されることにより、磁石4の上端がカートリッジ200から離隔する。なお、制御部6は、例えば、演算処理部と記憶部とを含む。演算処理部は、例えば、CPU、MPU等により構成される。記憶部は、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク等により構成される。制御部6は、検出装置1の各部から信号を受信し、検出装置1の各部を制御する。
検出部7は、図3に示すチャンバ211における反応過程で生じた光を検出する。分析部9は、検出部7により検出された光に基づいて、カートリッジ200に注入された検体に含まれる被検出物質を分析する。検出部7は、光電子増倍管により構成されるが、光電管、光ダイオード等により構成されてもよい。分析部9は、例えば、演算処理部と記憶部とを含む。分析部9の演算処理部は、例えば、CPU、MPU等により構成される。分析部9の記憶部は、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク等により構成される。
なお、分析部9は、検出装置1に必ずしも設ける必要はなく、例えば、検出装置1に接続されるコンピュータに設けてもよく、クラウドのようなネットワーク上のコンピュータに設けるようにしてもよい。
[検出装置の内部構成例]
次に、検出装置1の本体部101の内部構成例について説明する。
検出装置1の本体部101の内部には、図4に示すようなディスク機構23が収納されている。ディスク機構23は、上述した回転機構2、回転機構2が上部に設置されるベース部材21、ベース部材21に取り付けられる上述した駆動機構3、ベース部材21に取り付けられるカバー部材22、及び、駆動機構3のモータ13の回転を検知するための検知機構10からなる。
回転機構2の遮光カバーとなるベース部材21は、回転機構2の回転軸12が設置される設置部材24と、検出部7及び移動機構5を収容する収容体25と、を備える。設置部材24及び収容体25は、遮光性部材で形成されており、設置部材24及び収容体25の色は、遮光性を高めるために黒色に設定されている。設置部材24及び収容体25を形成する遮光部材は、例えば、黒アルマイト加工処理したアルミニウム、黒色の樹脂等である。
図5に示すように、設置部材24の外周下面と、収容体25の外周上面との間には、弾性部材26が設置される。弾性部材26は、例えば、遮光性のクロロプレンゴム及びポリウレタン樹脂により構成され、弾性部材26の色は、遮光性を高めるために黒色に設定される。
収容体25は、平面状の下面(外表面)25aを有し、下面25aには孔27が形成されている。モータ13は、その孔27を塞ぐように収容体25の下面25aに設置される。収容体25の下面25aに対向するモータ13の上面と収容体25の下面25aとの間に、孔27を囲むようにして、弾性部材28が配置される。モータ13の上面が弾性部材28に押し付けられるようにして、モータ13が収容体25の下面25aに装着される。これにより、孔27の下方が、弾性部材28とモータ13の上面とにより塞がれる。さらに、収容体25は収容部25b,25cを備えており、磁石4が収容部25b内に収容され、分析部9が収容部25c内に収容される。
図5に示すように、検知機構10は、モータ13の駆動軸14に連結される回転板29と、回転板29の回転を検出するセンサとしてのエンコーダセンサ30及びフォトインタラプタ31と、を備える。回転板29は、エンコーダホイールとも称されるものであり、カートリッジ200の回転位置の検出を行うための、回転テーブル11上の基準位置と対応する原点と、回転板29の周方向Rに一定の間隔をおいて配設される複数のスリット29aと、を有する。回転板29には、例えば、同一円周上に六つのスリット29aが60度間隔で形成される。エンコーダセンサ30は、回転板29のスリット29aからパルスをカウントしてカートリッジ200の回転角度を検出するためのものである。フォトインタラプタ31は、カートリッジ200の回転位置の検出を行うために回転テーブル11の原点を検出するためのセンサである。
回転板29を囲うためのカバー部材22が、ベース部材21(具体的には、収容体25の下面25a)にネジ22aを用いて固定される。カバー部材22は、図6に示す凹部32を有するカバー本体(底面部)33と、カバー本体33から起立する一対のカバー取付部(側壁部)34,34とを有し、図6に示すように、カバー取付部34の先端部34aがベース部材21に取り付けられる。図6に示すように、カバー部材22のカバー本体33とベース部材21との間に、駆動機構3及び検知機構10が配置されている。詳細には、検知機構10の回転板29及びセンサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)がカバー本体33の凹部32に収容され、カバー本体33とベース部材21との間に駆動機構3が配置されるようにカバー取付部34がベース部材21に取り付けられる。
カバー部材22の平面視における投影面積は、ベース部材21におけるカバー部材22が設置される部位(収容体25の下面25a)の平面視における投影面積以下の面積である。
図6に示すように、モータ13の一対の側面13a,13aに、カバー取付部34の内側面34bが対向し、モータ13の側面13aとカバー取付部34の内側面34bとの間には、微小な隙間35が形成されている。微小な隙間35は、例えば、0.5mm〜3.0mmとされ、さらに好ましくは、0.5mm又は1.0mmとされる。
また、モータ13の表面のうち、回転板29が連結されている第一表面(下面)13bに、カバー本体33の第二表面(内側面)33aが対向している。凹部32は、カバー本体33の第二表面33a上に形成されている。凹部32は、回転板29が回転してもカバー本体33に接触しないようにするために、円錐台形状又は円柱状の空間部として形成される。凹部32は、例えば、径が異なる円柱状の空間部を複数段階に連ねて形成するようにしてもよい。凹部32の内部に、回転板29及びセンサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)が配置される。具体的には、凹部32の対向する側面に、エンコーダセンサ30及びフォトインタラプタ31がそれぞれネジ30a,31aを用いて固定される。詳細には、カバー本体33には、凹部32の内外を連通する貫通孔38,39が形成されている。エンコーダセンサ30が、貫通孔38を塞ぐように嵌め込まれた状態でカバー本体33に固定され、フォトインタラプタ31が、貫通孔39を塞ぐように嵌め込まれた状態でカバー本体33に固定される。このように、カバー部材22は、回転板29及びセンサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)に対する防塵カバーとして機能する。
モータ13の第一表面13bとカバー本体33の第二表面33aとの間に微小な隙間36が形成され、この隙間36に、第一表面13b及び第二表面33aの双方に接触する熱伝導部材37が配置されている。微小な隙間36は、例えば、0.5mm〜3.0mmとされ、さらに好ましくは、0.5mm又は1.0mmとされる。熱伝導部材37は、例えば、熱伝導ゲルにより構成される。
モータ13の第一表面13b及びカバー本体33の第二表面33aは、平面視において略四角形状に形成され、これらの第一表面13b及び第二表面33aの四隅に、熱伝導部材37がそれぞれ配置される。
図6に示すように、エンコーダセンサ30と貫通孔38との間に弾性部材40を、フォトインタラプタ31と貫通孔39との間に弾性部材41を、それぞれ設置してもよい。これらの弾性部材40,41は、遮光性を有するよう構成される。
図4に示すように、カバー本体33の外側面33b及びカバー取付部34の外側面34cには、モータ13が発生する熱を放熱するための放熱フィン42が形成されている。このため、カバー部材22は、防塵カバーとして機能するだけでなく、放熱フィン構造としても機能するようになっている。
カバー部材22は、例えば、アルミニウム合金又は銅等の金属で形成される。また、カバー部材22は、鋳造(ダイカスト)や射出成形等の公知の技術で作製されてもよく、切削加工(削り出し)及び3Dプリンタ等の他の公知の技術で作製されてもよい。
図7に示すように、本体部101の背面には、換気機構50が設置されている。換気機構50は、例えば、ファンにより構成される。換気機構50は、ベース部材21に取り付けられたモータ13により生じた熱を検出装置1の外部に放出させる。本体部101の底面は、足部101cにより設置面から離れている。足部101cは、例えば、ゴムにより構成されるものであってもよく、高さ調整又は水平調整が可能なアジャスタを有して構成されるものであってもよい。本体部101の前方の底面には、換気口101dが設けられている。換気機構50が駆動されることにより、白抜きの矢印で示すように、換気口101dから取り込まれた空気が、モータ13の付近を通り検出装置1の後方に排出される。すなわち、モータ13及びカバー部材22が、換気機構50によって生じる空気の流れに接する位置で、吸気口(換気口101d)から排気口(換気機構50)に至るまでの空気の流路の途中に配置されている。なお、白抜きの矢印とは逆の方向に、換気機構50の位置で外側から取り込まれた空気が、モータ13の付近を通り換気口101dから排出されてもよい。この場合、モータ13及びカバー部材22は、換気機構50によって生じる空気の流れに接する位置で、吸気口(換気機構50)から排気口(換気口101d)に至るまでの空気の流路の途中に配置される。
次に、検知機構10及びカバー部材22の取付手順の一例を説明する。
図8のステップS101において、駆動軸14に回転板29が予め装着されたモータ13を、ベース部材21(収容体25の下面25a)に固定する。次に、ステップS102において、カバー部材22を、回転板29を囲うようにして、ベース部材21(収容体25の下面25a)に固定する。そして、ステップS103において、エンコーダセンサ30を、カバー本体33の貫通孔38を塞ぐように嵌めこみ、カバー部材22(カバー本体33)に固定する。また、フォトインタラプタ31を、カバー本体33の貫通孔39を塞ぐように嵌め込み、カバー部材22(カバー本体33)に固定する。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
図1に示すように、検出装置1は、検体の測定に用いる液体を収容するカートリッジ200を保持し、回転させる回転機構2と、カートリッジ200に注入された検体に含まれる被検出物質を検出する検出部7と、回転機構2を支持するベース部材21と、ベース部材21に取り付けられ、回転機構2を駆動する駆動機構3とを備える。また、図5に示すように、検出装置1は、駆動機構3のモータ13の駆動軸14に連結される回転板29と、回転板29の回転を検出するセンサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)と、を備える。検出装置1は、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)が取り付けられるように構成され、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)が取り付けられた状態で回転板29を覆うようにベース部材21に取り付けられるカバー部材22を備える。
このような構成を検出装置1に採用することにより、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)と、駆動機構3のモータ13の駆動軸14に取り付けられた回転板29との位置関係が所望の位置関係からずれることを抑制することができ、駆動機構3の駆動状態を安定して検知することが可能になる。
すなわち、駆動機構3のモータ13、及び、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)が取り付けられたカバー部材22の両方が、同じベース部材21の下面25aに取り付けられることにより、モータ13の駆動軸14に連結された回転板29と、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)との位置関係が、モータ13の下面の加工精度に影響を受けることがない。そのため、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)と回転板29との所望の位置関係を確保することが容易になる。
回転板29及びセンサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)がカバー部材22の凹部32に収容されることにより、カバー部材22による防塵性を確保することが可能になる。特に、ダイカスト製のカバー部材22を用いることにより、図9に示す、従来例に係る板金製のカバー部材305を用いた場合と比較して、回転板29が回転してもセンサ(30,31)に接触しない間隙を比較的容易に確保することが可能になる。ダイカスト製のカバー部材22が、一般的に、板金製のものと比較して高い加工精度を有するためである。
また、図6に示すように、カバー部材22には貫通孔38,39が形成され、センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)は、貫通孔38,39を塞ぐように嵌め込まれた状態でカバー部材22に固定される。
センサ(エンコーダセンサ30、フォトインタラプタ31)が貫通孔38,39を塞ぐように嵌め込まれた状態でカバー部材22に固定されることにより、カバー部材22において比較的高い防塵性を確保することが可能になる。特に、ダイカスト製のカバー部材22を用いることにより、図9に示す、従来例に係る板金製のカバー部材305を用いた場合と比較して、カバー部材22とセンサ(30,31)との間に比較的大きな隙間が生じるのを抑制することが可能になる。ダイカスト製のカバー部材22が、一般的に、板金製のものと比較して高い加工精度を有するためである。さらに、アルミニウム合金又は銅等のダイカスト製のカバー部材22を用いることにより、カバー部材22において比較的高い放熱性も確保することができ、カバー部材22の防塵性及び放熱性の両立を図ることが可能になる。
また、図7に示すように、検出装置1は、換気機構50をさらに備える。カバー部材22は、換気機構50によって生じる空気の流れに接する位置に配置される。
カバー部材22が換気機構50によって生じる空気の流れに接する位置に配置されることにより、カバー部材22において比較的高い放熱性を確保することが可能になる。
また、図6に示すように、駆動機構3とカバー部材22との間に隙間36が形成され、隙間36の少なくとも一部において、駆動機構3及びカバー部材22の双方に接触する熱伝導部材37が配置される。
熱伝導部材37により駆動機構3とカバー部材22とを接続することにより、駆動機構3が発生する熱をカバー部材22に効率的に伝導させることが可能になる。
また、図4に示すように、カバー部材22は、駆動機構3が発生する熱を放熱するための放熱フィン42を有する。
カバー部材22が放熱フィン42を有することにより、カバー部材22において十分な放熱を促すことが可能になる。
ところで、本発明の検出装置は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1 検出装置
2 回転機構
3 駆動機構
7 検出部
10 検知機構
13 モータ
13b 第一表面
21 ベース部材
22 カバー部材
29 回転板
30 エンコーダセンサ(センサ)
31 フォトインタラプタ(センサ)
32 凹部
33 カバー本体
33a 第二表面
36 隙間
37 熱伝導部材
38 貫通孔
39 貫通孔
42 放熱フィン
50 換気機構
200 カートリッジ

Claims (14)

  1. 検体の測定に用いる液体を収容するカートリッジを保持し、回転させる回転機構と、
    前記カートリッジに注入された前記検体に含まれる被検出物質を検出する検出部と、
    前記回転機構を支持するベース部材と、
    前記ベース部材に取り付けられ、前記回転機構を駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構に連結される回転板と、
    前記回転板の回転を検出するセンサと、
    前記センサが取り付けられるように構成され、前記センサが取り付けられた状態で前記回転板を覆うように前記ベース部材に取り付けられるカバー部材と、を備える、検出装置。
  2. 前記カバー部材には貫通孔が形成され、
    前記センサは、前記貫通孔を塞ぐように嵌め込まれた状態で前記カバー部材に固定される、請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記ベース部材は、前記駆動機構が取り付けられる平面状の外表面を有し、
    前記カバー部材は、前記外表面に取り付けられる、請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 前記ベース部材は、前記検出部を収容するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の検出装置。
  5. 前記カバー部材と前記ベース部材との間に、前記駆動機構が配置される、請求項1から4のいずれか一項に記載の検出装置。
  6. 前記カバー部材は、前記回転板を収容するための凹部が形成された底面部と、前記底面部から起立する側壁部とを有し、
    前記センサは、前記凹部に取り付けられ、
    前記側壁部が、前記ベース部材に取り付けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の検出装置。
  7. 前記回転板及び前記センサを収容した前記凹部と前記ベース部材との間に前記駆動機構が配置されるように前記側壁部が前記ベース部材に取り付けられる、請求項6に記載の検出装置。
  8. 換気機構を備え、
    前記カバー部材は、前記換気機構によって生じる空気の流れに接する位置に配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載の検出装置。
  9. 前記駆動機構と前記カバー部材との間に隙間が形成され、
    前記隙間の少なくとも一部において、前記駆動機構及び前記カバー部材の双方に接触する熱伝導部材が配置される、請求項5に記載の検出装置。
  10. 前記カバー部材は、前記駆動機構が発生する熱を放熱するための放熱フィンを有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の検出装置。
  11. 前記カバー部材の側壁部は、前記駆動機構が発生する熱を放熱するための放熱フィンを有する、請求項6又は7に記載の検出装置。
  12. 前記カバー部材は、金属製である、請求項1から11のいずれか一項に記載の検出装置。
  13. 前記カバー部材は、アルミニウムによりダイカストで作製されている、請求項12に記載の検出装置。
  14. 前記カバー部材の平面視における投影面積は、前記ベース部材における前記カバー部材が設置される部位の平面視における投影面積以下の面積である、請求項1から13のいずれか一項に記載の検出装置。
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