JP2020138700A - 推定装置、制御システム、学習モデル、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

推定装置、制御システム、学習モデル、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】推定装置、制御システム、学習モデル、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム、および、記憶媒体の提供。【解決手段】人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置を推定する。【選択図】図5

Description

本発明は、推定装置、制御システム、学習モデル、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム、および、記憶媒体に関する。
非特許文献1には、自転車の重心位置を算出する方法が開示されている。
自転車産業振興協会編、「自転車実用便覧」、第5版、自動車産業振興協会、1993年
非特許文献1では、ライダーが乗車していない状態における自転車の重心位置を算出しており、ライダーが乗車した状態における自転車の重心位置を推定することはできない。
本発明は、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる推定装置、制御システム、学習モデル、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム、および、記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1側面に従う推定装置は、人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置を推定する。
本発明の第1側面に従う推定装置によれば、人力駆動車の車体情報および荷重情報に基づき、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる。
本発明の第1側面に従う第2側面の推定装置は、前記車体情報および前記荷重情報の入力に応じて、前記人力駆動車の重心位置に関する推定結果を出力するように構成される学習モデルを用いて、前記重心位置を推定する。
本発明の第2側面に従う推定装置によれば、人力駆動車の車体情報および荷重情報を学習モデルに入力することによって、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる。
本発明の第1または第2側面に従う第3側面の推定装置において、前記車体情報は、前記人力駆動車の車体寸法、車体重量、および、傾斜角度に関する情報を含む。
本発明の第3発明に従う推定装置によれば、人力駆動車の車体寸法、車体重量、および、傾斜角度に関する情報に応じて、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる。
本発明の第1または第2側面に従う第4側面の推定装置において、前記人力駆動車は、前輪車軸、後輪車軸、サドル、ハンドルバー、クランク、および、ペダルを含み、前記荷重情報は、前記前輪車軸、前記後輪車軸、前記サドル、前記ハンドルバー、前記クランク、および、前記ペダルの少なくとも1つに作用する荷重に関する情報を含む。
本発明の第4側面に従う推定装置によれば、前輪車軸、後輪車軸、サドル、ハンドルバー、クランク、および、ペダルの少なくとも1つに作用する荷重に応じて、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる。
本発明の第4側面に従う第5側面の推定装置において、前記荷重情報は、前記ライダーの体重、身長、姿勢、および、性別の少なくとも1つを含む。
本発明の第5側面に従う推定装置によれば、ライダーの体重、身長、姿勢、および、性別に応じて、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる。
本発明の第6側面に従う制御システムは、本発明の第1から第5側面のいずれか1つに従う推定装置と、前記推定結果に基づいて、前記人力駆動車のコンポーネントを制御する制御装置とを備える。
本発明の第6側面に従う制御システムによれば、重心位置の推定結果に基づき、人力駆動車のコンポーネントを制御するので、例えば、人力駆動車のコンポーネントをライダーにとって快適に制御できる。
本発明の第6側面に従う第7側面の制御システムにおいて、前記コンポーネントは、報知装置を含む。
本発明の第7側面に従う制御システムによれば、制御対象のコンポーネントは報知装置を含むので、重心位置の推定結果をライダーに報知できる。
本発明の第7側面に従う第8側面の制御システムにおいて、前記制御装置は、前記推定結果を報知するように前記報知装置を制御する。
本発明の第8側面に従う制御システムによれば、重心位置の推定結果をライダーに報知できる。
本発明の第7側面に従う第9側面の制御システムにおいて、前記制御装置は、前記ライダーの推奨姿勢に関する情報を報知するように前記報知装置を制御する。
本発明の第9側面に従う制御システムによれば、重心位置が適切な位置となるようにライダーの推奨姿勢に関する情報を報知できる。
本発明の第6から第9側面のいずれか1つに従う第10側面の制御システムにおいて、前記コンポーネントは、照明装置、ブレーキ装置、変速装置、サスペンション装置、駆動補助装置、および、アジャスタブルシートポストの少なくとも1つを含む。
本発明の第10側面に従う制御システムによれば、重心位置の推定結果に応じて、照明装置、ブレーキ装置、変速装置、サスペンション装置、駆動補助装置、および、アジャスタブルシートポストの少なくとも1つを含む人力駆動車のコンポーネントを制御するので、例えば、人力駆動車のコンポーネントをライダーにとって快適に制御できる。
本発明の第11側面に従う学習モデルは、人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とが入力される入力層と、ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置に関する推定結果を出力する出力層と、前記車体情報、前記荷重情報、および、前記重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、前記入力層に入力される前記車体情報および前記荷重情報と、前記出力層から出力される推定結果と、の関係を学習した中間層と、を備え、前記入力層への前記車体情報および前記荷重情報の入力に応じて前記出力層から前記推定結果を出力するために、コンピュータが前記中間層において演算処理を実行するように構成される。
本発明の第11側面に従う学習モデルによれば、ライダーが乗車している状態における人力駆動車の重心位置を推定する実行環境を、コンピュータによって実現できる。
本発明の第12側面に従う学習モデルの生成方法は、人力駆動車の車体に関する車体情報、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報、および、前記人力駆動車の重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、前記車体情報および前記荷重情報の入力に応じて、前記重心位置に関する推定結果を出力する学習モデルを、コンピュータを用いて生成する。
本発明の第12側面に従う学習モデルの生成方法によれば、人力駆動車の車体情報および荷重情報、ならびに、人力駆動車の重心位置を示す重心情報を収集することによって、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定するための学習モデルを生成できる。
本発明の第13側面に従うコンピュータプログラムは、人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置を推定する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の第13側面に従うコンピュータプログラムによれば、ライダーが乗車している状態における人力駆動車の重心位置を推定する実行環境を、コンピュータによって実現できる。
本発明の第14側面に従う記憶媒体は、本発明の第13側面に従うコンピュータプログラムが記憶される。
本発明の第14側面に従う記憶媒体によれば、記憶媒体に記憶されているコンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることによって、ライダーが乗車している状態における人力駆動車の重心位置を推定する実行環境を、コンピュータによって実現できる。
本願によれば、ライダーが乗車した状態における人力駆動車の重心位置を推定できる。
第1実施形態の推定装置が適用される人力駆動車の側面図である。 第1実施形態に係る推定装置の内部構成を示すブロック図である。 学習モデルの実装例を示す模式図である。 座標系の設定例を示す模式図である。 重心位置の推定手順を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る制御システムを説明するブロック図である。 第2実施形態における制御手順を示すフローチャートである。 報知例の一例を示す模式図である。 報知例の他の例を示す模式図である。 サーバ装置の内部構成を示すブロック図である。 教師データの一例を示す概念図である。 サーバ装置による学習モデルの生成手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の推定装置100が適用される人力駆動車1の側面図である。人力駆動車1は、走行のための原動力に関して、少なくとも部分的に人力を用いる車両である。内燃機関または電動機のみを原動力に用いる車両は、本実施形態の人力駆動車1から除外される。人力駆動車1は、例えば、マウンテンバイク、ロードバイク、クロスバイク、シティサイクル等を含む自転車である。
人力駆動車1は、車両本体10、前輪12、後輪14、ハンドルバー16、サドル18、および、駆動機構20を備える。以下の説明において、前後、左右、および、上下の各方向を表す用語は、ライダーが人力駆動車1のサドル18に着座した状態における方向を基準として用いられる。
車両本体10は、フレーム10Aおよびフロントフォーク10Bを備える。前輪12は、前輪車軸12Aを介して、フロントフォーク10Bの端部に回転可能に支持される。後輪14は、後輪車軸14Aを介して、フレーム10Aのリアエンドに回転可能に支持される。ハンドルバー16は、前輪12の進行方向を変更できるように、フレーム10Aに支持される。
駆動機構20は、チェーンドライブ、ベルトドライブ、または、シャフトドライブによって人力駆動力を後輪14へ伝達する。図1では、チェーンドライブの駆動機構20を例示している。駆動機構20は、クランク22、フロントスプロケット24A、リアスプロケット24B、チェーン26、および、一対のペダル28,28を含む。駆動機構20は、更に、チェーン26を安定的に保持するためのチェーンデバイスあるいはチェーンテンショナを備えてもよい。
クランク22は、右クランク22A、左クランク22B、および、クランク軸22Cを含む。クランク軸22Cは、フレーム10Aに回転可能に支持される。右クランク22Aおよび左クランク22Bは、それぞれクランク軸22Cに連結される。一対のペダル28,28の一方は右クランク22Aに回転可能に支持され、他方は左クランク22Bに回転可能に支持される。
フロントスプロケット24Aは、クランク軸22Cに連結されており、クランク軸22Cと一体的に回転する。フロントスプロケット24Aは、一例では、外径が異なる複数のスプロケットから構成されるスプロケット組立体である。フロントスプロケット24Aが複数のスプロケットを備える場合、これらのスプロケットの外径は例えば車両本体10から外側へ遠ざかる程大きくなる。
リアスプロケット24Bは、後輪14のハブに回転可能に支持される。リアスプロケット24Bは、一例では、外径が異なる複数のスプロケットから構成されるスプロケット組立体である。リアスプロケット24Bが複数のスプロケットを備える場合、これらのスプロケットの外径は例えば車両本体10から外側へ遠ざかる程小さくなる。
チェーン26は、フロントスプロケット24Aおよびリアスプロケット24Bに巻き掛けられる。ペダル28,28に加えられる人力駆動力によってクランク22が前転すると、フロントスプロケット24Aがクランク22と共に前転する。フロントスプロケット24Aの回転は、チェーン26を介してリアスプロケット24Bに伝達し、後輪14を回転させる。
人力駆動車1は、報知装置30、照明装置32、ブレーキ装置34、変速装置36、サスペンション装置38、駆動補助装置40、および、アジャスタブルシートポスト42の少なくとも1つを含むコンポーネントを備える。人力駆動車1は、更に、コンポーネントの少なくとも1つの制御状態を切り替える操作装置44、および、コンポーネントに対して電力を供給するバッテリユニット46を備える。
報知装置30は、ライダーに対して各種の情報を報知する装置である。報知装置30は、例えばハンドルバー16に設けられる。報知装置30は、一例では、液晶表示パネル等を備える表示装置であり、外部から入力される制御信号に基づき、文字、図形、記号等の情報を表示する。報知装置30は、他の例では、スピーカ等を備える音声出力装置であり、外部から入力される制御信号に基づき音声を出力する。報知装置30は、音声に限らず、警告音などの音を出力する構成あるいは振動を発生させる構成であってもよい。報知装置30は、独立した装置である必要はなく、推定装置100に搭載される装置であってもよい。
照明装置32は、人力駆動車1の進行方向を照明する装置である。照明装置32は、例えばフロントフォーク10Bに設けられる。照明装置32は、外部から入力される制御信号に従って、点灯、点滅または消灯するように構成される。
ブレーキ装置34は、一例では、前輪12のホイールに制動力を付与する装置である。ブレーキ装置34は、電動駆動ユニット34A、キャリパ34B、ブレーキ操作装置34C等を備える。電動駆動ユニット34Aは、キャリパ34Bを作動させる電動モータと、この電動モータを駆動する駆動回路とを含む。キャリパ34Bは、前輪12のホイールに接触可能なブレーキパッドを含む。ブレーキ操作装置34Cは、例えばハンドルバー16に設けられ、ブレーキを掛けるライダーの操作を受付ける。ブレーキ装置34の電動駆動ユニット34Aは、ブレーキ操作装置34Cの操作に応じて電動モータを駆動し、キャリパ34Bを作動させることによってブレーキパッドを前輪12のホイールに接触させ、前輪12の回転力を減衰させる。ブレーキ装置34は、制動力が異なる複数の制御状態にて動作するように構成されてもよい。
ブレーキ装置34は、ディスクブレーキであってもよい。ディスクブレーキでは、例えば、電動モータによって流体を制御してブレーキパッドを移動させ、ブレーキパッドをロータに押し当てることによって、前輪12または後輪14の回転力を減衰させる。ディスクブレーキは、電動モータによって直接的にブレーキパッドを移動させ、ブレーキパッドをロータに押し当てることによって、前輪12または後輪14の回転力を減衰させる構成であってもよい。
ブレーキ装置34は、後輪14に対して設けられてもよい。前後のブレーキ装置34において、ブレーキ操作装置34Cを共用してもよい。前後のブレーキ装置34において、ブレーキ操作装置34Cをそれぞれ設けてもよい。後輪14に対して設けられるブレーキ装置34の構成は、前輪12のブレーキ装置34と同様であるため、その説明を省略する。
変速装置36は、人力駆動車1の変速比を切り替える装置である。変速装置36は、操作装置44の操作に応じて出力される制御信号に基づき、その動作が制御される電動駆動ユニット36Aを備える。電動駆動ユニット36Aは、駆動回路および電動モータを含む。変速装置36は、電動駆動ユニット36Aが備える電動モータを駆動することによって、チェーン26が巻き掛けられるスプロケットを変更し、人力駆動車1の変速比を切り替える。
変速装置36の一例は外装変速機である。より詳細には、変速装置36は、リアディレーラである。この場合、リアスプロケット24Bは、外径が異なる複数のスプロケットを含む。電動駆動ユニット36Aの駆動回路は、シフトアップを指示する制御信号を操作装置44から受信した場合、例えば、チェーン26が巻き掛けられるスプロケットをトップ側からロー側へ変更するように電動モータを駆動する。電動駆動ユニット36Aの駆動回路は、シフトダウンを指示する制御信号を操作装置44から受信した場合、例えば、チェーン26が巻き掛けられるスプロケットをロー側からトップ側へ変更するように電動モータを駆動する。
変速装置36は、フロントディレーラであってもよい。この場合、フロントスプロケット24Aは、外径が異なる複数のスプロケットを含む。変速装置36として、フロントディレーラおよびリアディレーラの双方を設けてもよい。変速装置36は内装変速機であってもよい。変速装置36が内装変速機である場合、変速装置36は例えば後輪14のハブに設けられ、リアスプロケット24Bに入力された回転を変速して後輪14に伝達する。変速装置36は、外装変速機または内装変速機に限らず、無段変速機であってもよい。
サスペンション装置38は、一例では、フロントフォーク10Bに設けられ、前輪12に加えられた衝撃を減衰するフロントサスペンションである。他の例では、サスペンション装置38は、後輪14に加えられた衝撃を減衰するリアサスペンションである。サスペンション装置38は、操作装置44の操作に応じて出力される制御信号に基づき、その動作が制御される電動駆動ユニット38Aを備える。電動駆動ユニット38Aは、駆動回路および電動モータを含む。サスペンション装置38は、動作パラメータとして、減衰率、ストローク量、およびロックアウト状態を設定することによって制御される。サスペンション装置38は、緩衝性が異なる複数の制御状態にて動作するように構成されてもよい。
駆動補助装置40は、人力駆動を補助するための装置であり、駆動機構20に対して設けられる。駆動補助装置40は、外部から入力される制御信号に基づき、その動作が制御される電動駆動ユニット40Aを備える。電動駆動ユニット40Aは、駆動回路及び電動モータ等を含み、駆動回路が電動モータを駆動することによって人力駆動を補助する。電動駆動ユニット40Aは、操作装置44の操作に応じて出力される制御信号に基づき、その動作が制御されてもよい。駆動補助装置40は、人力駆動を補助する補助力が異なる複数の制御状態にて動作可能である。駆動補助装置40における制御状態はアシストレベルともいう。駆動補助装置40は、例えばクランク22に作用する人力駆動力に応じて、アシストレベルを変更する。アシストレベルは、たとえば4段階設けられる場合、強アシストレベル、中アシストレベル、弱アシストレベル、およびゼロアシストレベルを含む。ゼロアシストレベルでは、駆動補助装置40によるアシストは行われない。
アジャスタブルシートポスト42は、フレーム10Aに取り付けられる。アジャスタブルシートポスト42は、操作装置44の操作に応じて出力される制御信号に基づき、その動作が制御される電動駆動ユニット42Aを備える。電動駆動ユニット42Aは、サドル18をフレーム10Aに対して上昇および下降させる電動アクチュエータと、この電動アクチュエータを駆動する駆動回路とを含む。アジャスタブルシートポスト42は、フレーム10Aに対するサドル18の支持位置が設定されることによって制御される。
操作装置44は、例えばハンドルバー16に設けられる。操作装置44は、ライダーの指によって操作される操作スイッチ44A,44Bを備える。操作スイッチ44A,44Bは、報知装置30、照明装置32、ブレーキ装置34、変速装置36、サスペンション装置38、駆動補助装置40、および、アジャスタブルシートポスト42の少なくとも1つの制御状態を切り替えるためのスイッチである。
人力駆動車1に搭載される操作装置44の数は1つである必要はなく、複数であってもよい。図1に示した例では、操作装置44が2つの操作スイッチ44A,44Bを備える構成としたが、1つまたは3つ以上の操作スイッチを備える構成であってもよい。操作装置44は、スイッチを備える構成に限定されず、操作レバーまたは操作ダイヤル等を備える構成であってもよい。
操作装置44は、操作スイッチ44Aまたは操作スイッチ44Bの操作に応じた制御信号を制御対象のコンポーネントへ送信できるように、各コンポーネントに接続される。一例では、操作装置44は、通信線またはPLC(Power Line Communication)が可能な電線によって制御対象のコンポーネントに接続される。他の例では、操作装置44は、無線通信が可能な無線通信ユニットによって制御対象のコンポーネントに接続される。
人力駆動車1は、前述のコンポーネントの少なくとも1つに電力を供給するバッテリユニット46を備えてもよい。バッテリユニット46は、バッテリ46Aおよびバッテリホルダ46Bを含む。バッテリ46Aは、1または複数のバッテリセルを含む蓄電池である。バッテリホルダ46Bは、人力駆動車1のフレーム10Aに固定される。バッテリ46Aは、バッテリホルダ46Bに着脱可能である。バッテリ46Aは、報知装置30、照明装置32、変速装置36、ブレーキ装置34、サスペンション装置38、駆動補助装置40、アジャスタブルシートポスト42などにそれぞれ電気的に接続される。
人力駆動車1は、更に、傾斜センサS1、荷重センサS2、および、姿勢センサS3の少なくとも1つを備えてもよい。以下の説明において、傾斜センサS1、荷重センサS2、および、姿勢センサS3のそれぞれを個別に説明する必要がない場合、センサS1〜S3とも記載する。
傾斜センサS1は、人力駆動車1の傾斜角度に応じた信号を出力するセンサである。傾斜センサS1が検出する傾斜角度は、例えば、人力駆動車1の左右方向に沿うピッチ軸まわりの回転角度である。傾斜センサS1は、一例として、ピッチ角度の角速度を検出するセンサを含み、ピッチ軸まわりの角速度を積分した値をピッチ角度として算出する。傾斜センサS1は、人力駆動車1の前後方向に沿うロール軸まわりの回転角度、および、人力駆動車1の上下方向に沿うヨー軸まわりの回転速度を併せて計測する構成であってもよい。
荷重センサS2は、人力駆動車1に作用する荷重に応じた信号を出力するセンサである。荷重センサS2の一例は、歪みゲージ式のロードセルである。荷重センサS2は、前輪車軸12A、後輪車軸14A、ハンドルバー16、サドル18、および、ペダル28の少なくとも1つに設けられる。
姿勢センサS3は、ライダーの姿勢に応じた信号を出力するセンサである。姿勢センサS3の一例は圧電センサであり、ライダーの体重が掛かる人力駆動車1の複数箇所に設けられる。例えば、姿勢センサS3は、ハンドルバー16が備えるグリップ、サドル18の表面、ペダル28等の1または複数箇所に設けられる。姿勢センサS3は、ライダーに装着されるウェアラブル端末が備えるモーションセンサであってもよい。姿勢センサS3は、荷重センサS2の少なくとも1つと共通化されてもよい。
推定装置100は、人力駆動車1の車体に関する車体情報と、人力駆動車1に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を推定する。推定装置100は、一例では、人力駆動車1に設けられるサイクルコンピュータなどの専用端末である。推定装置100は、他の例では、人力駆動車1のライダーが所持するスマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などの汎用端末である。
重心位置の推定に用いられる車体情報は、人力駆動車1の車体寸法、車体重量、および、傾斜角度に関する情報を含む。人力駆動車1の車体寸法および車体重量については、設計値もしくは事前に計測された計測値が推定装置100に予め記憶されていればよい。一方、人力駆動車1の傾斜角度は、傾斜センサS1の出力に基づき得られる情報である。
重心位置の推定に用いられる荷重情報は、前輪車軸12A、後輪車軸14A、ハンドルバー16、サドル18、クランク22、および、ペダル28の少なくとも1つに作用する荷重に関する情報を含む。これらの情報は、荷重センサS2の出力に基づき得られる情報である。
重心位置の推定に用いられる荷重情報は、ライダーの体重、身長、姿勢、および、性別の少なくとも1つを含んでもよい。ライダー体重、身長、および、性別については、例えば操作装置44を用いてライダーによって入力される情報である。これらの情報は、例えば、操作装置44を用いて入力され、推定装置100に記憶される。ライダーの姿勢は、姿勢センサS3の出力に基づき得られる情報である。
以下、推定装置100の構成について説明する。
図2は第1実施形態に係る推定装置100の内部構成を示すブロック図である。推定装置100は、入力部102、演算処理部104、記憶部106、および、出力部108を備える。
入力部102は、センサS1〜S3を接続するインタフェースを備える。入力部102が備えるインタフェースは、例えば有線のインタフェースであり、センサS1〜S3を通信ケーブルを介して接続する。入力部102を通じて入力される信号に基づく情報は記憶部106に一時的に記憶される。入力部102が備えるインタフェースは、無線インタフェースであってもよい。無線インタフェースとして、Bluetooth(登録商標) 、WiFi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、および、その他の無線LAN(Local Area Network)を含む通信規格に準じた通信インタフェースを用いることができる。
演算処理部104は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備える。演算処理部104が備えるROMには、推定装置100が備えるハードウェア各部の動作を制御するためのコンピュータプログラム等が記憶される。演算処理部104内のCPUは、ROMまたは記憶部106に記憶されるコンピュータプログラムを実行し、ハードウェア各部の動作を制御することによって、装置全体の動作を制御する。演算処理部104が備えるRAMには、演算の実行中に利用されるデータが一時的に記憶される。
演算処理部104は、CPU、ROMおよびRAMを備える構成としたが、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)、量子プロセッサ、揮発性または不揮発性のメモリ等を備える1または複数の演算回路であってもよい。
記憶部106は、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などのメモリを備える。記憶部106は、演算処理部104によって実行される推定処理プログラム110を含む各種コンピュータプログラム、後述する学習モデル120、人力駆動車1の重心位置を推定する際に用いられる各種データ等を記憶する。
推定処理プログラム110は、推定処理装置100に、人力駆動車1の車体に関する車体情報と、人力駆動車1に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を推定する処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。演算処理部104は、推定処理プログラム110を実行することによって、人力駆動車1の車体情報および荷重情報に基づき、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を学習モデル120を用いて推定する。
推定処理プログラム110を含む各種コンピュータプログラムは、一例では、コンピュータプログラムが記憶される記憶媒体Mによって提供されてもよい。記憶媒体Mは、例えば、CD−ROM、USBメモリ、SD(Secure Digital)カード、マイクロSDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)などの可搬型メモリである。本実施形態において、記憶媒体Mは、推定処理プログラム110を含む各種コンピュータプログラムを読み取り可能に記憶する非一時的な記憶媒体である。演算処理部104は、図に示していない読取装置を用いて記憶媒体Mから各種コンピュータプログラムを読み取り、読み取った各種コンピュータプログラムを記憶部106にインストールする。
記憶部106に記憶される学習モデル120は、その定義情報によって記述される。学習モデル120の定義情報は、学習モデル120の構造情報、学習モデル120で用いられるノード間の重みおよびバイアスなどの各種パラメータ等を含む。本実施形態では、人力駆動車1の車体情報および荷重情報、ならびに、人力駆動車1の重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、所定の学習モデルによって学習された学習モデル120が記憶部106に記憶される。学習アルゴリズムは、一例では、ニューラルネットワークを用いた教師ありの学習アルゴリズムを用いることができる。
出力部108は、演算処理部104による推定結果を出力する出力インタフェースを備える。推定結果の出力形式は任意である。一例では、出力部108は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを備える。この場合、出力部108は、重心位置の推定結果を文字情報または画像情報として表示デバイスに表示してもよい。他の例では、出力部108は、スピーカ等の音声出力デバイスを備える。この場合、出力部108は、重心位置の推定結果を音声出力デバイスから音声として出力してもよい。更に他の例では、出力部108は、通信インタフェースを備える。この場合、出力部108は、重心位置の推定結果を通信インタフェースに接続された外部機器へ出力してもよい。
図3は学習モデル120の実装例を示す模式図である。学習モデル120は、例えば、深層学習を含む機械学習の学習モデルであり、ニューラルネットワークによって構成されている。学習モデル120は、入力層122、中間層124A,124B、および、出力層126を備える。図3の例では、2つの中間層124A,124Bを記載しているが、中間層の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
入力層122、中間層124A,124B、および、出力層126には、1つまたは複数のノードが存在し、各層のノードは、前後の層に存在するノードと一方向に所望の重みおよびバイアスで結合されている。入力層122のノードの数と同数の成分を有するベクトルデータが学習モデル120の入力データとして与えられる。例えば、入力層122の各ノードに与えられるデータは、人力駆動車1の車体情報および荷重情報である。車体情報は、人力駆動車1の車体寸法、車体重量、および、傾斜角度に関する情報を含む。車体寸法および車体重量については、推定装置100の記憶部106に記憶されている情報が用いられる。傾斜角度には、傾斜センサS1の出力信号に基づき得られる情報が用いられる。荷重情報は、前輪車軸12A、後輪車軸14A、ハンドルバー16、サドル18、クランク22、ペダル28の少なくとも1つに作用する荷重に関する情報を含む。これらの荷重情報には、荷重センサS2の出力信号に基づき得られる情報が用いられる。荷重情報は、更に、ライダーの体重、身長、姿勢、および、性別の少なくとも1つを含んでもよい。ライダーの体重、身長、性別については、推定装置100の記憶部106に記憶されている情報が用いられる。ライダーの姿勢に関する情報には、姿勢センサS3の出力信号に基づき得られる情報が用いられる。
入力層122の各ノードに与えられたデータは、最初の中間層124Aに与えられる。その中間層124Aにおいて重みおよびバイアスを含む活性化関数を用いて出力が算出され、算出された値が次の中間層124Bに与えられ、以下同様にして出力層126の出力が求められるまで次々と後の層に伝達される。ノード間を結合する重み、バイアス等の各種パラメータは、所定の学習アルゴリズムによって学習される。各種パラメータを学習する学習アルゴリズムには、例えば深層学習の学習アルゴリズムが用いられる。本実施形態では、人力駆動車1の車体情報および荷重情報、ならびに、人力駆動車1の重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、所定の学習アルゴリズムによって各種パラメータを学習することができる。学習方法については、後に詳述することとする。
出力層126は、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置に関する推定結果を出力する。出力層126による推定結果の出力形態は任意である。例えば、出力層126は、人力駆動車1を基準とした座標系を設定し、この座標系において設定される複数の位置のそれぞれについて重心位置である確率を出力してもよい。図4は座標系の設定例を示す模式図である。図4の例は人力駆動車1の前後方向をX軸方向、上下方向をZ軸方向にとった直交座標系を示している。この座標系において、X軸方向にm個、Z軸方向にn個の点をとった場合、各点の位置座標は、(X1,Z1),(X2,Z1),…,(Xi,Zj),…,(Xm,Zn)のように表現できる。ここで、iは1〜mの整数、jは1〜nの整数である。mおよびnは2以上の整数である。学習モデル120の出力層126は、これらの位置座標で示される各位置について、重心位置である確率を出力すればよい。この場合、出力層126にはm×n個のノードが設けられ、各ノードから各位置が重心位置である確率が出力される。
以上のように、学習モデル120は、入力層122への車体情報および荷重情報の入力に応じて出力層126から重心位置の推定結果を出力するために、推定装置100が、中間層124A,124Bにおいて演算処理を実行するように構成される。
図4の例では、簡略化のために、人力駆動車1の前後方向および上下方向を含む2次元の直交座標系において位置座標を設定する構成としたが、左右方向をY軸方向として含む3次元の直交座標系において位置座標を設定する構成としてもよいことは勿論のことである。
次に、重心位置の推定手順について説明する。
図5は重心位置の推定手順を説明するフローチャートである。ステップS101において、推定装置100の演算処理部104は、人力駆動車1の車体情報および荷重情報を取得する。演算処理部104は、記憶部106から車体寸法および車体重量を読み込むことによって車体情報を取得してもよく、傾斜センサS1の出力信号から得られる傾斜角度を車体情報として取得してもよい。演算処理部104は、荷重センサS2の出力信号に基づき荷重情報を取得してもよい、更に、演算処理部104は、記憶部106からライダーの体重、身長、および、性別を読み出すことによって荷重情報を取得してもよく、姿勢センサS3の出力信号に基づき荷重情報を取得してもよい。
ステップS102において、演算処理部104は、人力駆動車1の車体情報および荷重情報を学習モデル120へ入力する。このとき、演算処理部104は、ステップS101において取得した車体情報および荷重情報を学習モデル120の入力層122に与えてもよく、各ノードの入力形態に適合するように演算処理を施した車体情報および荷重情報を学習モデル120の入力層122に与えてもよい。
入力層122に車体情報および荷重情報を与えることによって、学習モデル120による演算が実行される。入力層122の各ノードに与えられた情報は、隣接する中間層124Aのノードへ出力される。中間層124Aではノード間の重みおよびバイアスを含む活性化関数を用いた演算が行われ、演算結果は後段の中間層124Bへ出力される。中間層124Bにおいて、さらに、ノード間の重みおよびバイアスを含む活性化関数を用いた演算が行われ、演算結果は出力層126の各ノードへ出力される。このようにして、学習モデル120は、人力駆動車1の重心位置に関する推定結果を出力する。換言すれば、学習モデル120は、入力層122への車体情報および荷重情報の入力に応じて出力層126から重心位置の推定結果を出力するために、推定装置100が中間層124A,124Bにおいて演算処理を実行するように構成される。
ステップS103において、演算処理部104は、学習モデル120による演算結果を出力層126から取得する。例えば、図4に示すような直交座標系において位置座標を設定した場合、演算処理部104は、位置座標(X1,Z1),(X2,Z1),…,(Xi,Zj),…,(Xm,Zn)によって示される各位置について、重心位置である確率を取得する。
ステップS104において、演算処理部104は、学習モデル120の出力層126から取得した演算結果に基づき、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を推定する。一例では、演算処理部104は、出力層126の各ノードから出力される確率の大小を比較し、最も確率が高い位置を重心位置として推定する。他の例では、演算処理部104は、各位置座標における確率を重みに用いた加重平均を計算し、その計算結果を重心位置として推定してもよい。
以上のように、第1実施形態における推定装置100は、人力駆動車1の車体情報および荷重情報を学習モデル120に入力することによって、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を推定できる。
第1実施形態における推定装置100は、学習モデル120を用いて重心位置を推定する構成としたが、学習モデル120を用いずに重心位置を推定する構成としてもよい。例えば、推定装置100は、人力駆動車1の車体情報および荷重情報の入力に応じて、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を出力する関数を用意しておき、この関数を用いて重心位置を推定する構成としてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、推定装置100による推定結果に基づき、人力駆動車1のコンポーネントを制御する制御システムについて説明する。
図6は第2実施形態に係る制御システムを説明するブロック図である。第2実施形態に係る制御システムは、推定装置100と、推定装置100による推定結果に基づき、人力駆動車1のコンポーネントを制御する制御装置200とを備える。制御装置200は、独立した装置として設けられてもよく、制御対象のコンポーネント内に設けられてもよい。図6に示した例では、推定装置100と制御装置200とを別体として記載したが、推定装置100と制御装置200とが一体となった構成であってもよい。
制御装置200は、制御部202、記憶部204、入力部206、および、出力部208を備える。制御部202は、例えば、CPU、ROM、RAMなどを備える。制御部202が備えるROMには、制御装置200が備えるハードウェア各部の動作を制御するための制御プログラム等が記憶される。制御部202内のCPUは、ROMに記憶された制御プログラム、および、記憶部204に記憶された各種プログラムを実行し、ハードウェア各部の動作を制御することによって、本願の制御装置を実現する。具体的には、制御部202は、入力部206を通じて入力される推定装置100からの推定結果に基づき、人力駆動車1のコンポーネントを制御する制御信号を生成し、生成した制御信号を出力部208から制御対象のコンポーネントへ出力する。
制御部202は上述の構成に限定されない。制御部202は、シングルコアCPU、マルチコアCPU、FPGA、揮発性または不揮発性のメモリ等を含む1または複数の制御回路であればよい。また、制御部202は、日時情報を出力するクロック、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部204は、EEPROM、SRAMなどのメモリを備える。記憶部204には、制御部202によって実行されるコンピュータプログラム、および、このコンピュータプログラムによって用いられるデータ等が記憶される。
入力部206は、ケーブルを介して推定装置100を接続するインタフェースを備える。入力部206には、推定装置100から出力される推定結果が入力される。入力部206に入力される推定結果は、ライダーが乗車している状態における人力駆動車1の重心位置を表す。入力部206は、入力された推定結果を制御部202へ出力する。本実施形態では、ケーブルを介して推定装置100を接続する構成としたが、無線通信のインタフェースを介して、推定装置100と制御装置200との間でデータを送受信できるように構成してもよい。無線通信では、Bluetooth 、WiFi、ZigBee、LTE、その他の無線LAN等の通信規格に準じた無線通信方式が利用できる。
出力部208は、ケーブルを介して制御対象のコンポーネントを接続するインタフェースを備える。制御装置200に接続されるコンポーネントは、報知装置30、照明装置32、ブレーキ装置34、変速装置36、サスペンション装置38、駆動補助装置40、および、アジャスタブルシートポスト42を含む。出力部208は、制御部202から出力される制御信号を制御対象のコンポーネントへ出力する。本実施形態では、ケーブルを介して人力駆動車1のコンポーネントを接続する構成としたが、無線通信のインタフェースを介して、制御装置200と人力駆動車1のコンポーネントとの間でデータを送受信できるように構成してもよい。無線通信では、上述した各種の通信規格に準拠した無線通信方式が利用できる。
以下、推定装置100の推定結果に基づき、制御装置200が人力駆動車1のコンポーネントを制御する制御手順について説明する。
図7は第2実施形態における制御手順を示すフローチャートである。ステップS201において、制御装置200の制御部202は、推定装置100から出力される推定結果を入力部206を通じて取得する。ステップS202において、制御部202は、推定装置100から取得した推定結果に基づき、制御対象のコンポーネントを制御する制御信号を生成する。
ステップS203において、制御部202は、ステップS202において生成した制御信号を出力部208から制御対象のコンポーネントへ出力し、制御対象のコンポーネントを制御する。
例えば、制御対象のコンポーネントが報知装置30である場合、制御部202は、推定結果を報知装置30から報知させるべく制御信号を生成し、出力部208を通じて、制御信号を報知装置30へ送信する。報知装置30は、制御装置200から出力される制御信号に基づき、推定装置100による推定結果を報知する。
図8は報知例の一例を示す模式図である。図8は推定装置100の推定結果を画像として表示した例を示している。この報知例では、推定結果の重心位置はハッチングを施した矩形領域によって示されている。
図9は報知例の他の例を示す模式図である。図9は推定結果の重心位置と、重心の推奨位置とを表示した例を示している。この報知例では、推定結果の重心位置はハッチングを施した領域によって示されており、重心の推奨位置はバツ印によって示されている。重心の推奨位置は、一例では、人力駆動車1の車体寸法、車体重量、傾斜角度、ライダーの体重、身長等に基づき、重心の推奨位置を導出する関数を用いて、制御装置200によって計算される。重心の推奨位置は、他の例では、人力駆動車1の車体寸法、車体重量、傾斜角度、ライダーの体重、身長等のデータと、重心の推奨位置との関係を示すテーブルを用いて、制御装置200によって読み出される。制御装置200は、重心の推奨位置を報知装置30から報知することによって、ライダーに推奨する姿勢を報知する。
以上のように、第2実施形態の制御装置200は、推定装置100の推定結果に基づいて、人力駆動車1のコンポーネントを制御するので、例えば、推定結果の重心位置を含む情報をライダーに報知できる。
第2実施形態では制御対象のコンポーネントを報知装置30としたが、制御対象のコンポーネントは、照明装置32、ブレーキ装置34、変速装置36、サスペンション装置38、駆動補助装置40、および、アジャスタブルシートポスト42の少なくとも1つを含んでもよい。
制御対象のコンポーネントが照明装置32である場合、制御部202は、推定装置100の推定結果に基づき、照明装置32の動作を制御する制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を出力部208から照明装置32へ出力する。例えば、制御部202は、推定装置100によって推定される重心位置が予め設定された領域に存在しない場合、照明装置32を点滅させる制御を行うことによってライダーに警告してもよい。
制御対象のコンポーネントがブレーキ装置34である場合、制御部202は、推定装置100の推定結果に基づき、ブレーキ装置34の動作を制御する制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を出力部208からブレーキ装置34へ出力する。例えば、制御部202は、推定装置100によって推定される重心の前後方向の位置に応じて、ブレーキ装置34の制動力を変更する制御を行う。
制御対象のコンポーネントが変速装置36である場合、制御部202は、推定装置100の推定結果に基づき、変速装置36の動作を制御する制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を出力部208から変速装置36へ出力する。例えば、制御部202は、推定装置100によって推定される重心の前後方向の位置に応じて、変速装置36の変速比を変更する制御を行う。
制御対象のコンポーネントがサスペンション装置38である場合、制御部202は、推定装置100の推定結果に基づき、サスペンション装置38の動作を制御する制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を出力部208からサスペンション装置38へ出力する。例えば、制御部202は、推定装置100によって推定される重心の上下方向の位置に応じて、サスペンション装置38による緩衝性を変更する制御を行う。
制御対象のコンポーネントが駆動補助装置40である場合、制御部202は、推定装置100の推定結果に基づき、駆動補助装置40の動作を制御する制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を出力部208から駆動補助装置40へ出力する。例えば、制御部202は、推定装置100によって推定される重心の前後方向の位置に応じて、駆動補助装置40によるアシスト力を変更する制御を行ってもよい。
制御対象のコンポーネントがアジャスタブルシートポスト42である場合、制御部202は、推定装置100の推定結果に基づき、アジャスタブルシートポスト42の動作を制御する制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を出力部208からアジャスタブルシートポスト42へ出力する。例えば、制御部202は、推定装置100によって推定される重心の上下方向の位置に応じて、サドル18の高さ位置を変更するアジャスタブルシートポスト42の動作を制御してもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、学習モデル120の生成方法について説明する。
人力駆動車1の推定装置100において用いられる学習モデル120は、例えばサーバ装置300において生成される。図10はサーバ装置300の内部構成を示すブロック図である。サーバ装置300は、制御部302、記憶部304、入力部306、および、通信部308を備える。
制御部302は、例えば、CPU、ROM、RAMなどを備える。制御部302が備えるROMには、サーバ装置300が備えるハードウェア各部の動作を制御するための制御プログラム等が記憶される。制御部302内のCPUは、ROMに記憶された制御プログラム、および、記憶部304に記憶された各種プログラムを実行し、ハードウェア各部の動作を制御する。
制御部302は上述の構成に限定されない。制御部302は、CPU、ROM、および、RAMを備えた構成に限定されない。制御部302は、例えば、GPU、FPGA、DSP、量子プロセッサ、揮発性または不揮発性のメモリ等を含む1または複数の制御回路または演算回路であってもよい。また、制御部302は、日時情報を出力するクロック、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部304は、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を備える。記憶部304には、制御部302によって実行される各種コンピュータプログラム、学習モデルの生成に用いられる教師データ、サーバ装置300によって生成される学習モデル等が記憶される。
入力部306は、各種データまたはプログラムを記憶した記憶媒体から、データおよびプログラムを取得するための入力インタフェースを備える。入力部306を通じて入力された各種データおよびプログラムは記憶部304に記憶される。
通信部308は通信インタフェースを備える。通信部308は、例えば、サーバ装置300を宛先として外部装置から送信される情報を受信すると共に、外部装置へ送信すべき情報を送信する。
なお、本実施の形態では、簡略化のために、サーバ装置300を1つの装置として記載したが、複数のサーバ装置により構成されてもよく、1又は複数の仮想マシンにより構成されるものであってもよい。
図11は教師データの一例を示す概念図である。教師データは、人力駆動車1の車体に関する車体情報、人力駆動車1に作用する荷重に関する荷重情報、および、人力駆動車1の重心位置を示す重心情報を含む。車体情報は、人力駆動車1の車体寸法、車体重量、および、傾斜角度に関する情報を含む。人力駆動車1の車体寸法および車体重量については、設計値もしくは事前に計測された計測値が用いられる。人力駆動車1の傾斜角度は、傾斜センサS1を用いて事前に計測された値が用いられる。
重心位置の推定に用いられる荷重情報は、前輪車軸12A、後輪車軸14A、ハンドルバー16、サドル18、クランク22、および、ペダル28の少なくとも1つに作用する荷重に関する情報を含む。これらの情報は、荷重センサS2を用いて事前に計測された値が用いられる。
重心位置の推定に用いられる荷重情報は、ライダーの体重、身長、姿勢、および、性別の少なくとも1つを含んでもよい。ライダーの体重、身長、および性別は管理者等によって設定された値が用いられる。ライダーの姿勢は、姿勢センサS3を用いて事前に計測された値が用いられる。
重心位置を示す重心情報については、事前に計測された値が用いられる。重心位置の計測には公知の手法が用いられる。一例として、画像解析により、ライダーが乗車した状態における人力駆動車1の重心位置を計測する手法について説明する。第1実施形態において説明したX軸方向およびZ軸方向における重心位置を計測する場合、Y軸方向から撮像した撮像画像が用いられる。撮像画像における各画素の位置座標をPijとし、位置座標Pijにおける微小部分の質量をmijとした場合、重心位置は、(mijij)/Mにより計算される。ここで、Mは、人力駆動車1の車体重量とライダーの体重との和である。位置座標Pijにおける微小部分の質量をmijは、テーブルによって与えられてもよく、その微小部分が人力駆動車1またはライダーのどの部分に属するかによって与えられてもよい。
本実施の形態では、人力駆動車1の車体情報および荷重情報を様々に変化させた場合における重心情報が計測される。サーバ装置300は、計測された重心情報、および重心情報を計測した際に用いた車体情報および荷重情報を取得し、これらを関連付けて記憶部304に記憶させ、教師データに用いる。
図12はサーバ装置300による学習モデルの生成手順を説明するフローチャートである。ステップS301において、サーバ装置300の制御部302は、記憶部304から学習モデルを学習するための教師データを取得する。学習モデルを生成する初期段階では、教師データは、例えばサーバ装置300の管理者等によって設定されてもよい。学習が進めば、学習モデルによる推定結果を用いて、教師データを設定する構成としてもよい。後者の場合、学習モデルへの入力と、推定結果として得られるラベルデータとを、教師データとして設定できる。
ステップS302において、制御部302は、人力駆動車1の車体情報および荷重情報を学習対象の学習モデルへ入力する。学習が開始される前の段階では、学習モデルを記述する定義情報には、初期設定値が与えられる。学習モデルは、第1実施形態において説明した学習モデル120と同様に、入力層、中間層、および、出力層を備える。学習モデルの入力層には車体情報および荷重情報が与えられる。入力層に与えられた情報は、隣接する中間層のノードへ出力される。中間層ではノード間の重みおよびバイアスを含む活性化関数を用いた演算が行われ、中間層による演算結果が出力層の各ノードへ出力される。
ステップS303において、制御部302は、学習モデルの演算結果を出力層の各ノードから取得する。
ステップS304において、制御部302は、学習モデルの出力層から取得した演算結果を評価する。ステップS305において、制御部302は、学習モデルの学習が完了したか否かを判断する。具体的には、制御部302は、ステップS303において得られる演算結果と教師データとに基づく誤差関数を用いて演算結果を評価することができる。誤差関数は、目的関数、損失関数、または、コスト関数とも呼ばれる。制御部302は、最急降下法などの勾配降下法により誤差関数を最適化する過程で、誤差関数が閾値以下または閾値以上となった場合、学習モデルの学習が完了したと判断する。制御部302は、過学習の問題を避けるために、交差検定、早期打ち切りなどの手法を取り入れ、適切なタイミングにて学習を終了させてもよい。
ステップS305において学習が完了していないと判断した場合、制御部302は、ステップS306において、中間層で用いられるノード間の重みおよびバイアスを更新し、処理をステップS301へ戻す。制御部302は、出力層から入力層に向かって、ノード間の重みおよびバイアスを順次更新する誤差逆伝搬法を用いて、各ノード間の重みおよびバイアスを更新することができる。
ステップS305において学習が完了したと判断した場合、制御部302は、ステップS307において、学習済みの学習モデルとして記憶部304に記憶させ、本フローチャートによる処理を終了する。
以上のように、第3実施形態では、人力駆動車1の車体情報および荷重情報、ならびに、人力駆動車1の重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、車体情報および荷重情報の入力に応じて、重心位置に関する推定結果を出力する学習モデルを、サーバ装置300を用いて生成できる。
サーバ装置300は、必要に応じて、学習済みの学習モデルを推定装置100に提供してもよい。例えば、推定装置100がサーバ装置300と通信する通信インタフェースを備える場合、サーバ装置300は、通信によって、学習済みの学習モデルを推定装置100に提供してもよい。サーバ装置300は、学習済みの学習モデルを図に示してない書込装置によって記憶媒体Mに書き込み、記憶媒体Mに書き込んだ学習モデルを推定装置100に提供してもよい。通信または記憶媒体Mによって提供される学習済みの学習モデルは、推定装置100の記憶部106に記憶される。推定装置100の記憶部106に記憶された学習モデルは、第1実施形態において説明した学習モデル120として機能し、人力駆動車1の車体情報および荷重情報の入力に応じて、人力駆動車1の重心位置に関する推定結果を出力するように構成される。
今回開示された実施形態は、全ての点において例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…人力駆動車、30…報知装置、32…照明装置、34…ブレーキ装置、36…変速装置、38…サスペンション装置、40…駆動補助装置、42…アジャスタブルシートポスト、100…推定装置、102…入力部、104…演算処理部、106…記憶部、108…出力部、110…推定処理プログラム、120…学習モデル、200…制御装置、202…制御部、204…記憶部、206…入力部、208…出力部、300…サーバ装置、302…制御部、304…記憶部、306…入力部、308…通信部、S1…傾斜センサ、S2…荷重センサ、S3…姿勢センサ

Claims (14)

  1. 人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置を推定する、推定装置。
  2. 前記車体情報および前記荷重情報の入力に応じて、前記人力駆動車の重心位置に関する推定結果を出力するように構成される学習モデルを用いて、前記重心位置を推定する、請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記車体情報は、前記人力駆動車の車体寸法、車体重量、および、傾斜角度に関する情報を含む、請求項1または2に記載の推定装置。
  4. 前記人力駆動車は、前輪車軸、後輪車軸、サドル、ハンドルバー、クランク、および、ペダルを含み、
    前記荷重情報は、前記前輪車軸、前記後輪車軸、前記サドル、前記ハンドルバー、前記クランク、および、前記ペダルの少なくとも1つに作用する荷重に関する情報を含む、請求項1または2に記載の推定装置。
  5. 前記荷重情報は、前記ライダーの体重、身長、姿勢、および、性別の少なくとも1つを含む、請求項4に記載の推定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の推定装置と、
    前記推定結果に基づいて、前記人力駆動車のコンポーネントを制御する制御装置と
    を備える制御システム。
  7. 前記コンポーネントは、報知装置を含む、請求項6に記載の制御システム。
  8. 前記制御装置は、前記推定結果を報知するように前記報知装置を制御する、請求項7に記載の制御システム。
  9. 前記制御装置は、前記ライダーの推奨姿勢に関する情報を報知するように前記報知装置を制御する、請求項7に記載の制御システム。
  10. 前記コンポーネントは、照明装置、ブレーキ装置、変速装置、サスペンション装置、駆動補助装置、および、アジャスタブルシートポストの少なくとも1つを含む、請求項6から9のいずれか一項に記載の制御システム。
  11. 人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とが入力される入力層と、
    ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置に関する推定結果を出力する出力層と、
    前記車体情報、前記荷重情報、および、前記重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、前記入力層に入力される前記車体情報および前記荷重情報と、前記出力層から出力される推定結果と、の関係を学習した中間層と、を備え、
    前記入力層への前記車体情報および前記荷重情報の入力に応じて前記出力層から前記推定結果を出力するために、コンピュータが前記中間層において演算処理を実行するように構成される、学習モデル。
  12. 人力駆動車の車体に関する車体情報、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報、および、前記人力駆動車の重心位置を示す重心情報を教師データに用いて、前記車体情報および前記荷重情報の入力に応じて、前記重心位置に関する推定結果を出力する学習モデルを、コンピュータを用いて生成する、学習モデルの生成方法。
  13. 人力駆動車の車体に関する車体情報と、前記人力駆動車に作用する荷重に関する荷重情報とに基づき、ライダーが乗車した状態における前記人力駆動車の重心位置を推定する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムが記憶される記憶媒体。
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